JP2002146181A - 化粧パフ製造用アニオン性水系ポリウレタン樹脂組成物及び化粧パフの製造方法 - Google Patents

化粧パフ製造用アニオン性水系ポリウレタン樹脂組成物及び化粧パフの製造方法

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JP2002146181A
JP2002146181A JP2001048606A JP2001048606A JP2002146181A JP 2002146181 A JP2002146181 A JP 2002146181A JP 2001048606 A JP2001048606 A JP 2001048606A JP 2001048606 A JP2001048606 A JP 2001048606A JP 2002146181 A JP2002146181 A JP 2002146181A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧パフを製造する際の成形性に優れるとと
もに、耐候性、耐油性及び耐水性に優れた化粧パフ製造
用アニオン性水系ポリウレタン樹脂組成物及び化粧パフ
の製造方法を提供すること。 【解決手段】 アニオン性基を有するアニオン性水系ポ
リウレタン樹脂及びアニオン性乳化剤を必須成分とする
化粧パフ製造用アニオン性水系ポリウレタン樹脂組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧パフ製造用ア
ニオン性水系ポリウレタン樹脂組成物及び化粧パフの製
造方法に関し、更に詳しくは、製造する際の成形性に優
れるとともに、耐候性、耐油性及び耐水性に優れた高物
性化粧パフ製造用アニオン性水系ポリウレタン樹脂組成
物及び化粧パフの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
化粧パフに用いられる原料ラテックスとしては、得られ
る発泡体の感触(ソフト感)が良いことから、主として
天然ゴムラテックスが使用されてきた。しかしながら、
天然ゴムラテックスから製造された化粧用パフには、以
下のような欠点があった。 (1)耐候性が悪く使用中にボロボロになる。 (2)ファンデーションに含まれているオイルに侵され
膨潤する。 (3)天然ゴムラテックスに含まれている蛋白質及び有
機物によりパフ使用中の微生物の繁殖があり「カビ」が
発生する。 これらの欠点を解消するために、NBR(ニトリル−ブ
タジエン−ゴム)等の合成ゴムラテックスを使用した化
粧パフが使用されているが、耐候性及び耐油性の改良効
果は全く不十分であった。
【0003】一方、ポリウレタン樹脂から発泡体を製造
することは周知であり、また、一般に、ポリウレタン樹
脂は耐候性及び耐油性に優れ、しかもその架橋度を調整
することによって柔軟性も調整できる特徴を有してお
り、さらに、ポリウレタン樹脂を水に分散させた水系ポ
リウレタン樹脂を用いて発泡体を製造することも知られ
ている。例えば、特開昭52−119697号公報に
は、ポリウレタンエマルジョンを機械的に起泡させて発
泡体を形成させる際に、水溶性又は水分散性のエポキシ
樹脂とその硬化剤を添加することが記載されている。し
かしながら、これらの方法では不均一な発泡体となり、
化粧パフとして使用することはできなかった。
【0004】また、ポリウレタン樹脂と合成ゴムを組み
合わせて化粧パフの原料として使用することも提案され
ており、例えば、特公平8−5988号公報には、NB
Rエマルジョン、水溶性ウレタンエマルジョン、架橋
剤、界面活性剤、ゲル化剤を含む組成物からパフ基材を
製造する方法が記載されている。しかし、全エマルジョ
ンに対してNBRエマルジョンの固形分が60重量%以
上であるため、感触は優れるものの、耐候性及び弾性に
おいては十分な性能が得られていなかった。また、実公
昭60−33863号公報、特開昭62−148608
号公報等には、発泡倍率を変えたフォームを組み合わせ
たり、ゴム発泡体とウレタン発泡体の組み合わせによる
化粧パフが記載されている。しかし、柔軟性やソフト
感、肌あたり感は優れているものの、耐候性に関しては
十分満足できるものではなかった。さらに、従来の化粧
パフは、水性ファンデーション等の水性化粧品と接触す
ることにより、耐水強度が低下する問題もある。
【0005】従って、本発明の目的は、ポリウレタン樹
脂を用いて、化粧パフを製造する際の成形性に優れると
ともに、耐候性、耐油性及び耐水性に優れた化粧パフ製
造用アニオン性水系ポリウレタン樹脂組成物及び化粧パ
フの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、水系ポリ
ウレタン樹脂としてアニオン性基を導入したアニオン性
水系ポリウレタン樹脂及びアニオン性乳化剤を必須成分
とするアニオン性水系ポリウレタン樹脂組成物を用いる
こと、さらに必要に応じて上記アニオン性水系ポリウレ
タン樹脂のアニオン性基と反応しうる化合物を配合して
得られるアニオン性水系ポリウレタン樹脂組成物を用い
ることによって、上記目的を達成し得ることを知見し
た。
【0007】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
で、アニオン性基を有するアニオン性水系ポリウレタン
樹脂及びアニオン性乳化剤を必須成分とし、さらに必要
に応じて上記アニオン性水系ポリウレタン樹脂のアニオ
ン性基と反応しうる化合物を配合して得られる化粧パフ
製造用アニオン性水系ポリウレタン樹脂組成物を提供す
るものである。
【0008】また、本発明は、上記の本発明の化粧パフ
製造用アニオン性水系ポリウレタン樹脂組成物を発泡さ
せた後、所定の形状に硬化させることを特徴とする化粧
パフの製造方法を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の化粧パフ製造用ア
ニオン性水系ポリウレタン樹脂組成物及び化粧パフの製
造方法について説明をする。
【0010】本発明に係るアニオン性水系ポリウレタン
樹脂組成物は、分子中にアニオン性基を導入したアニオ
ン性ポリウレタンプレポリマーをアニオン性乳化剤を用
いて乳化する方法により得られるものである。さらに必
要に応じて上記で得られたアニオン性水系ポリウレタン
樹脂組成物中に、上記アニオン性基と反応しうる化合物
を配合する方法により得られるものである。
【0011】上記アニオン性水系ポリウレタン樹脂組成
物は、具体的には有機ポリイソシアネート(A)、ポリ
オール(B)、及び分子中にカルボキシル基又はスルホ
ン酸基を有するポリオール(C)を反応させてプレポリ
マーとし、次いでプレポリマーを中和剤、乳化剤の配合
された水の中に加えて水分散させ、鎖延長する方法等の
周知の方法によって製造される。
【0012】上記アニオン性水系ポリウレタン樹脂を製
造するために使用される上記有機ポリイソシアネート
(A)としては、脂肪族、脂環式及び芳香族ポリイソシ
アネートが挙げられ、具体的には、テトラメチレンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ドデ
カメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレ
ンジイソシアネート、リジンジイソシアネートエステ
ル、1,3−シクロへキシレンジイソシアネート、1,
4−シクロへキシレンジイソシアネート、4,4'−ジ
シクロヘキシルメタンジイソシアネート、2,4’−ジ
シクロヘキシルメタンジイソシアネート、2,2’−ジ
シクロヘキシルメタンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、
2,6−トリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメ
タンジイソシアネート、2,2’−ジフェニルメタンジ
イソシアネート、ポリフェニルポリメチレンポリイソシ
アネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェ
ニレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、3,
3' −ジメトキシ−4,4'−ビフェニレンジイソシア
ネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、1,5
−テトラヒドロナフタレンジイソシアネート等が挙げら
れる。
【0013】上記有機ポリイソシアネート(A)は、上
記のポリオール(B)、カルボキシル基又はスルホン酸
基を有するポリオール(C)及び鎖延長剤の活性水素の
合計に対し、好ましくは0.5〜5倍当量、より好まし
くは1〜3倍当量となるように使用される。該イソシア
ネートの使用量が0.5倍当量未満の場合には過剰のポ
リオール等が残存することとなり、また5倍当量より多
い場合には水を加えたときに尿素結合を多量に生成する
こととなり、いずれの場合もその特性を低下させるおそ
れがある。
【0014】上記アニオン性水系ポリウレタン樹脂を製
造するために使用される上記ポリオール(B)として
は、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリ
コール、1,3−プロピレングリコール、1,2−ブチ
レングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4
−ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,
6−ヘキサンジオール、ヘキサメチレングリコール、3
−メチルペンタンジオール、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、ヘキサントリオール、グリセリ
ン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、水添ビスフ
ェノールA、ビスフェノールAのエチレンオキシド及び
/又はプロピレンオキシド付加物等の低分子量ポリオー
ル;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリエチレン及び/又はプロピレングリコール、ポ
リテトラメチレンエーテルグリコール等のポリエーテル
ポリオール;上記低分子量ポリオール又はアンモニア及
びメチルアミン、エチルアミン、アニリン、フェニレン
ジアミン、イソホロンジアミン等の活性水素を2個以上
有する低分子量アミン化合物のエチレンオキサイド及び
/又はプロピレンオキシド重付加物;上記低分子量ポリ
オールとコハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバチン
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒ
ドロフタル酸、エンドメチレンテトラヒドロフタル酸、
ヘキサヒドロフタル酸等の多塩基酸あるいは炭酸との縮
合物であるポリエステルポリオール;ポリカーボネート
ポリオール;ポリシリコーンポリオール及びポリカプロ
ラクトン等が挙げられる。
【0015】また、上記アニオン性水系ポリウレタン樹
脂を製造するために使用される上記カルボキシル基又は
スルホン酸基を有するポリオール(C)としては、例え
ば、2,2−ジメチロールプロピオン酸、2,2−ジメ
チロール酪酸、2,2−ジメチロール吉草酸、1,4−
ブタンジオール−2−スルホン酸等が挙げられる。これ
らのカルボキシル基又はスルホン酸基を有するポリオー
ル(C)の使用量は、用いるポリオール及びポリイソシ
アネートの種類にもよるが、通常は、水系ポリウレタン
樹脂を構成する全ての反応成分中、好ましくは0.5〜
50重量%、更に好ましくは1〜30重量%が用いられ
る。ポリオール(C)の使用量が0.5重量%未満では
保存安定性が劣り、また、50重量%を超えて使用する
と特性に悪影響を及ぼすことがある。
【0016】また、上記プレポリマーを中和する中和剤
としては、アンモニア、トリメチルアミン、トリエチル
アミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、N−
メチルジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の
有機アミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アン
モニア等の無機塩基が挙げられ、これらはカルボキシ基
又はスルホン酸基を中和するのに十分な量が用いられ
る。
【0017】また、本発明に係る水系ポリウレタン樹脂
組成物はアニオン性乳化剤を配合して、乳化分散させて
得られる。該乳化剤としては、アニオン性界面活性剤を
使用することが出来る。
【0018】上記アニオン性界面活性剤としては、例え
ば、ナトリウムドデシルサルフェート、カリウムドデシ
ルサルフェート、アンモニウムドデシルサルフェート等
のアルキルサルフェート;ナトリウムドデシルポリグリ
コールエーテルサルフェート;ナトリウムスルホリシノ
ート;スルホン化パラフィンのアルカリ金属塩、スルホ
ン化パラフィンのアンモニウム塩等のアルキルスルホネ
ート;ナトリウムラウレート、トリエタノールアミンオ
レート、トリエタノールアミンアビエテート、ラウリン
酸ナトリウム、ラウリン酸カリウム、ヤシ油せっけん、
ミリスチン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、パ
ルミチン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、オレイ
ン酸カリウム等の脂肪酸塩;ナトリウムベンゼンスルホ
ネート、アルカリフェノールヒドロキシエチレンのアル
カリ金属サルフェート等のアルキルアリールスルホネー
ト;高アルキルナフタレンスルホン酸塩;ナフタレンス
ルホン酸ホルマリン縮合物;ジアルキルスルホコハク酸
塩;ポリオキシエチレンアルキルサルフェート塩;ポリ
オキシエチレンアルキルアリールサルフェート塩等が挙
げられる。
【0019】上記アニオン性界面活性剤の含有量は、界
面活性剤の種類やポリマーの疎水性の程度により異なる
が、本発明に係る水系ポリウレタン樹脂組成物(エマル
ジョン)中、好ましくは0.05〜10重量%、更に好
ましくは0.1〜5重量%含有する。
【0020】また、本発明に係る水系ポリウレタン樹脂
組成物を製造するために鎖延長剤を用いることが出来
る。該鎖延長剤としては、通常用いられる鎖延長剤が用
いられ、例えば、平均分子量200未満の低分子量ポリ
オール化合物及び低分子ポリアミン化合物が挙げられ
る。
【0021】上記鎖延長剤としては、例えばエチレング
リコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プ
ロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3
−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,2−
ジメチル−1,3−プロパンジオール、3−メチルペン
タンジオール、ジメチロールプロピオン酸、トリメチロ
ールプロパン、ペンタエリスリトール等のポリオール
類、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメ
チレンジアミン、トリレンジアミン、キシリレンジアミ
ン、ジアミノジフェニルアミン、ジアミノシクロヘキシ
ルメタン、ピペラジン、2−メチルピペラジン、イソホ
ロンジアミン、メラミン、コハク酸ジヒドラジド、アジ
ピン酸ジヒドラジド、フタル酸ジヒドラジド等のアミン
類及び水等が挙げられる。これらの鎖延長剤は単独で又
は数種を組み合わせて使用することができ、またその使
用量は、目的とするポリウレタン樹脂の分子量にもよる
が、通常は、プレポリマーに対して0.5〜10重量%
が用いられる。
【0022】また、必要に応じて上記プレポリマーを製
造するために溶媒が使用される。使用される溶媒は、反
応に不活性で水との親和性の大きい溶媒が好ましく、例
えば、アセトン、メチルエチルケトン、ジオキサン、テ
トラヒドロフラン、N−メチル−2−ピロリドン等を挙
げることができる。これらの溶媒は、通常、プレポリマ
ーを製造するために用いられる上記原料の合計量に対し
て、好ましくは3〜100重量%が用いられる。これら
溶媒のなかで、沸点100℃以下の溶媒はプレポリマー
合成後、減圧留去することが好ましい。
【0023】上述のように、これらの原料からアニオン
性水系ポリウレタン樹脂を製造することは周知であり、
これらの原料の仕込み順序を適宜変更したり、あるいは
分割して仕込むことも可能である。
【0024】また、本発明に係るアニオン性水系ポリウ
レタン樹脂組成物にはさらに耐水性を向上させる目的
で、上記アニオン性水系ポリウレタン樹脂のアニオン性
基(具体的にはカルボキシル基又はスルホン酸基)と反
応しうる化合物を配合することが好ましい。該アニオン
性基と反応しうる化合物(以下封鎖剤と称する)として
は、具体的には、オキサゾリン系化合物、エポキシ系化
合物、カルボジイミド系化合物、アジリジン系化合物、
メラミン系化合物及び亜鉛錯体等が挙げられる。これら
の中でも特にアニオン性基と反応しやすい、オキサゾリ
ン系化合物、エポキシ系化合物、カルボジイミド系化合
物が好ましく使用される。
【0025】上記オキサゾリン系化合物としては、例え
ば2−オキサゾリン、2,2’−p−フェニレンビス
(2−オキサゾリン)、2,2’−(1,3−フェニレ
ン)ビス(2−オキサゾリン)、4−メチル−2−オキ
サゾリン、2,2’−ビス(2−オキサゾリン)、2−
ビニル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−2−
オキサゾリン、並びにスチレン又はアクリル系化合物等
のポリマーにオキサゾリル基をグラウトして得られる多
官能オキサゾリンポリマー、日本触媒(株)製のエポク
ロスK−1010E、エポクロスK−1020E、エポ
クロスK−1030E、エポクロスK−1050E、エ
ポクロスK−2010E等を挙げることが出来る。
【0026】上記エポキシ系化合物としては、エポキシ
基を1個有するモノエポキシタイプとエポキシ基を2個
以上有するポリエポキシタイプが挙げられる。モノエポ
キシタイプのエポキシ系化合物としては、エチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、
1,4−ブチレンオキサイド等のα−オレフィンオキサ
イド;シクロヘキセンオキサイド;エピクロルヒドリ
ン;グリシドール;アリルグリシジルエーテル、メチル
グリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル等の1
価の脂肪族アルコールのグリシジルエーテル化合物;フ
ェノール、4−メチルフェノール、4−第三ブチルフェ
ノール、2,4−ジ第三ブチルフェノール等の1価のフ
ェノール化合物のグリシジルエーテル化合物;脂肪族カ
ルボン酸又は芳香族のカルボン酸のグリシジルエステル
化合物等が挙げられ、例えば、アデカグリシドールED
−501、ED−502,ED−509、ED−51
8、ED−529(旭電化工業(株)製商品名)さらに
エピオールA,エピオールB、エピオールOH、エピオ
ールP,エピオールM、エピオールEH、ブレンマーG
(日本油脂(株)製商品名)等の市販品も用いることが
できる。
【0027】ポリエポキシタイプのエポキシ系化合物と
しては、例えば、ハイドロキノン、レゾルシン、ピロカ
テコール、フロログルクシノール等の単核多価フェノー
ル化合物のポリグリシジルエーテル化合物;ジヒドロキ
シナフタレン、ビフェノール、メチレンビスフェノール
(ビスフェノールF)、メチレンビス(オルトクレゾー
ル)、エチリデンビスフェノール、イソプロピリデンビ
スフェノール(ビスフェノールA)、イソプロピリデン
ビス(オルトクレゾール)、テトラブロモビスフェノー
ルA、1,3−ビス(4−ヒドロキシクミルベンゼ
ン)、1,4−ビス(4−ヒドロキシクミルベンゼ
ン)、1,1,3−トリス(4−ヒドロキシフェニル)
ブタン、1,1,2,2−テトラ(4−ヒドロキシフェ
ニル)エタン、チオビスフェノール、スルホビスフェノ
ール、オキシビスフェノール、フェノールノボラック、
オルソクレゾールノボラック、エチルフェノールノボラ
ック、ブチルフェノールノボラック、オクチルフェノー
ルノボラック、レゾルシンノボラック、テルペンジフェ
ノール等の多核多価フェノール化合物のポリグリジルエ
ーテル化合物;エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ポリグ
リコール、チオジグリコール、グリセリン、トリメチロ
ールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、
ビスフェノールA−エチレンオキシド付加物等の多価ア
ルコール類のポリグリシジルエーテル;マレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸、コハク酸、グルタル酸、スベリン
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ダイマー
酸、トリマー酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸、
テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、エンド
メチレンテトラヒドロフタル酸等の脂肪族、芳香族又は
脂環族多塩基酸のグリシジルエステル類及びグリシジル
メタクリレートの単独重合体又は共重合体;N,N−ジ
グリシジルアニリン、ビス(4−(N−メチル−N−グ
リシジルアミノ)フェニル)メタン等のグリシジルアミ
ノ基を有するエポキシ化合物、ビニルシクロヘキセンジ
オキサイド等が挙げられ、例えば、アデカグリシロール
ED−503、ED−506、ED−513、ED−5
23、ED−612、ED−505、ED−507、ア
デカレジンEP−4000、EP−4005、EP−4
085、EP−4000S、EP−4080S、EP−
4085S(旭電化工業(株)製商品名)等の市販品も
用いることができる。
【0028】また、上記カルボジイミド系化合物とは、
R’−N=C=N−R”で表される化合物であり、有機
ジイソシアネートを、ホスホレン化合物、金属カルボニ
ル錯体化合物、及びリン酸エステル等のように、カルボ
ジイミド化を促進する触媒の存在下に、反応させること
により得られたものが好適に用いられる。具体的には、
ジプロピルカルボジイミド、ジヘキシルカルボジイミ
ド、ジシクロヘキシルカルボジイミド、ジ−p−トリオ
イルカルボジイミド及びトリイソプロピルベンゼンポリ
カルボジイミド等が挙げられ、例えば日清紡績(株)製
のカルボジライトE−01、カルボジライトE−02等
の市販品も用いることができる。
【0029】上記アジリジン系化合物としては、ジフェ
ニルメタン−ビス−4−4’−N−N’−ジエチレンウ
レア、2,4,6−トリス(1’−アジリジニル)−
1,3,5−トリアジン、2,2−ビスハイドロキシメ
チルブタノールトリス〔3−(1−アジリジニル)プロ
ピオネート等が挙げられる。
【0030】上記の封鎖剤は、アニオン性水系ポリウレ
タン樹脂組成物中の固形分100重量部に対して、封鎖
剤の固形分として0.001〜10重量部使用される。
また、アニオン性水系ポリウレタン樹脂のアニオン性基
に対する封鎖剤の当量比は好ましくは0.1〜1.2で
あり、更に好ましくは0.5〜1.0である。封鎖剤の
当量比が0.1未満では封鎖剤を配合した効果が得られ
ず、1.2を超えると、過剰な封鎖剤が残存して、得ら
れる化粧パフの物性をかえって低下させてしまうため好
ましくない。
【0031】また、本発明に係るアニオン性水系ポリウ
レタン樹脂組成物には必要に応じてフェノール系抗酸化
剤、有機リン系酸化防止剤、チオエーテル系抗酸化剤、
紫外線吸収剤あるいはヒンダードアミン化合物等の光安
定剤、フッ素系又はシロキサン系等の帯電防止剤、コロ
イダルシリカ又はコロイダルアルミナ等の無機質コロイ
ドゾル、シランカップリング剤、着色剤、顔料、ワック
ス剤、防腐剤、消泡剤、可塑剤、溶剤、造膜助剤、分散
剤、増粘剤、香料等の慣用の添加剤を加えることもでき
る。上記添加剤は水系ポリウレタン樹脂の製造時に配合
しても、下記に記載する発泡体の製造時に配合しても構
わない。
【0032】本発明に係るアニオン性水系ポリウレタン
樹脂組成物中のアニオン性水系ポリウレタン樹脂固形分
は、好ましくは50重量%以上、更に好ましくは50〜
80重量%、特に好ましくは55〜70重量%である。
上記樹脂固形分が50重量%未満では、得られる発泡体
の発泡が不均一となり、乾燥時間が長時間化し、十分な
機械的強度も得られず、80重量%を超えると、樹脂の
粘度が高くなり、均一な発泡体が得られない。
【0033】次に、本発明の化粧パフ製造用アニオン性
水系ポリウレタン樹脂組成物による化粧パフの製造方法
について説明する。
【0034】上記化粧パフは、上述したように、本発明
に係るアニオン性水系ポリウレタン樹脂組成物を下記に
示すように発泡させた後、所定の形状に硬化させること
により得ることができる。
【0035】すなわち、本発明に係るアニオン性水系ポ
リウレタン樹脂組成物に、必要に応じて発泡剤、発泡助
剤、泡安定剤、架橋剤等を混合した後、空気等の気体を
混入して十分泡立てる。発泡倍率は、発泡剤、発泡助剤
の量等で2〜20倍の範囲で適宜調整される。泡立てる
際の撹拌速度は特に制限されず、本発明に係るアニオン
性水系ポリウレタン樹脂組成物(エマルジョン組成物)
中に混入した気体の分散が良好であれば良く、撹拌時間
も適宜調整される。
【0036】上記アニオン性水系ポリウレタン樹脂組成
物を発泡させた後、好ましくは硬化促進剤を混合し更に
混合する。その後、型に流し込み加熱硬化させる。硬化
後、型から取り出し余分の界面活性剤を洗い流し乾燥し
て化粧パフを得る。
【0037】上記硬化促進剤は、エマルジョンブレーカ
ー又はゲル化剤とも呼ばれ、具体的にはケイ弗化ナトリ
ウム、ケイ弗化カリウムが挙げられる。硬化促進剤の添
加量は、本発明に係るアニオン性水系ポリウレタン樹脂
組成物中におけるアニオン性水系ポリウレタン樹脂に対
して、好ましくは0.1〜20重量%、更に好ましくは
0.5〜10重量%である。硬化促進剤を配合すること
により、発泡体の気泡が微細になり硬化の際も硬化時間
が短くなる。
【0038】また、上記発泡助剤としては、上記の乳化
剤として例示したアニオン性界面活性剤のほか高級アル
コール硫酸エステルナトリウム、サポニン、ゼラチン、
カゼイン等が挙げられる。上記発泡助剤の添加量は、本
発明に係るアニオン性水系ポリウレタン樹脂組成物(エ
マルジョン)に対して、好ましくは0.05〜20重量
%であり、更に好ましくは0.1〜5重量%である。
【0039】上記泡安定剤としては、ラウリルジメチル
アミンオキサイド等のアルキルアミンオキサイド;ラウ
リン酸モノエタノールアミド、ラウリン酸モノイソプロ
パノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ
油脂肪酸ジエタノールアミド等の脂肪酸アルカノールア
ミド等が挙げられる。上記泡安定剤の添加量は、本発明
に係るアニオン性水系ポリウレタン樹脂組成物(エマル
ジョン)に対して、好ましくは0.05〜20重量%で
あり、更に好ましくは0.1〜5重量%である。
【0040】本発明に係る化粧パフは、ラテックス成分
として、上記アニオン性水系ポリウレタン樹脂組成物が
主成分として用いられるが、上記アニオン性水系ポリウ
レタン樹脂組成物に、必要に応じてその他の水系ウレタ
ンエマルジョン、アクリル系エマルジョン、エポキシ系
エマルジョン、ゴム系エマルジョン、その他の水系樹脂
等をブレンドをすることが出来る。
【0041】本発明に係る化粧用パフは、アニオン性水
系ポリウレタン樹脂組成物を主成分とし、任意に上記他
の配合成分を含有するものであるが、化粧パフの全樹脂
固形分に対してアニオン性水系ポリウレタン樹脂固形分
を好ましくは、50重量%以上、更に好ましくは80重
量%以上含有する。上記アニオン性水系ポリウレタン樹
脂の含有量が50重量%未満の場合は、発泡セルの形状
が不均一となったり、耐候性及び耐油性が低下するおそ
れがある。尚、本発明に係る化粧パフとは、最終製品と
して成形した化粧パフに限らず、成形前の化粧パフ用基
材も意味するものである。
【0042】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例によって限定されるもの
ではない。
【0043】<プレポリマーの合成>〔表1〕に記載の
配合により、窒素気流下でポリオール、ポリイソシアネ
ート、アニオン性基有するポリオールを100℃で3時
間反応させ、プレポリマー(PP)を得た。
【0044】
【表1】 ポリエステルポリオール1:3−メチルペンタンジオー
ルとアジピン酸のエステル(分子量2000) ポリエステルポリオール2:1,6−ヘキサンジオール
とアジピン酸、イソフタル酸(モル比1/1)とのエス
テル (分子量2000) PTMG−2000:分子量2000のポリテトラメチ
レンエーテルグリコール H−MDI:4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアネート IPDI:イソフォロンジイソシアネート DMPA:ジメチロールプロピオン酸
【0045】<ポリウレタンエマルジョン(アニオン性
水系ポリウレタン樹脂組成物)の調製>下記〔表2〕、
〔表3〕に示す配合の中和剤、乳化剤、鎖延長剤を溶解
した脱イオン水を40℃に加熱し、この温度を保ちなが
ら、上記表1の配合で得られたプレポリマーを滴下、続
いて鎖延長剤を添加して、高分子量化することによって
水系ポリウレタンエマルジョン(アニオン性水系ポリウ
レタン樹脂組成物)を得た。但し、〔表2〕中のアニオ
ン性乳化剤の配合量は、上段に水分を含む乳化剤の重量
部、下段括弧内に乳化剤の有効成分の重量部を記載し
た。また、「ポリウレタン樹脂固形分」とは、乳化剤を
除いた固形分を示す。
【0046】
【表2】 TEA:トリエチルアミン EDA:エチレンジアミン ADH:アジピックジヒドラジド 乳化剤A:旭電化工業(株)製 商品名 アデカホープ
YES−25(ヤシ油アルコールポリオキシエチレン硫
酸ナトリウム 濃度25重量%) 乳化剤B:旭電化工業(株)製 商品名 アデカホープ
NES−60N(ポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル硫酸アンモニウム 濃度30重量%) 乳化剤C:ヒマシ油脂肪酸カリウム(濃度33重量%)
【0047】
【表3】 ノニオン性乳化剤D:ノニルフェノールエトキシレート
(分子量800濃度100重量%)
【0048】〔実施例1〕 <発泡体(化粧パフ)の製造>上記で得られたポリウレ
タンエマルジョン、NBRエマルジョン(日本ゼオン株
式会社製 商品名 NBR531B;アクリロニトリル
ブタジエンゴムの高アクリロニトリル品 樹脂固形分6
5重量%)を〔表4〕に示す割合で配合し、フェノール
系抗酸化剤としてテトラキス(3,5−ジ第三ブチル−
4−ヒドロキシフェニルプロピオニルオキシメチル)メ
タンを0.5重量部、発泡助剤としてオレイン酸カリウ
ムを0.25重量部を配合し、空気を混合して十分に泡
立てる。硬化促進剤としてケイ弗化ナトリウムを4重量
部混合し、更に撹拌する。その後型に流し込み110℃
で7分間加熱し硬化後脱水して型から取り出し、余分な
界面活性剤等を取り除く。さらに乾燥して製品を得る。
得られた化粧パフの成形性、耐候性、耐油性を下記に基
づいて測定した。
【0049】(成形性) ○:成形性良好 ×:気泡荒れ生じ、成形不良 (耐候性)サンシャインウェザーメーター(雨なし)に
よるブラックパネル63℃、100時間紫外線照射後の
引張強さをJIS K 6301に準じて測定して初期
引張強さとの変化率(%)を算出した。 (耐油性)鉱油に発泡体を室温で100時間浸漬した
後、引張強さを測定して初期引張強さとの変化率(%)
を算出した。
【0050】発泡体の配合及び物性評価結果を〔表4〕
に示す。但し、〔表4〕における「化粧パフ基材全樹脂
固形分」とは、ポリウレタンエマルジョン中のポリウレ
タン樹脂固形分、NBRエマルジョン中の樹脂固形分の
合計である。
【0051】
【表4】
【0052】〔実施例2〕〔表2〕、〔表3〕で得られ
たポリウレタンエマルジョンに〔表5〕で示す割合で封
鎖剤を配合し、他は全て実施例1と同様の方法で発泡体
(化粧パフ)を製造した。得られた化粧パフの耐候性、
耐油性を実施例1と同様にして測定し、また耐水性を下
記に基づいて測定した。ただし、ポリウレタンエマルジ
ョン100重量部に対し、発泡助剤(オレイン酸カリウ
ム)は0.25重量部、硬化促進剤(ケイ弗化ナトリウ
ム)は4.0重量部、フェノール系抗酸化剤(テトラキ
ス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルプ
ロピオニルオキシメチル)メタン)は0.5重量部配合
した。また、化粧パフ基材全樹脂固形分に対するポリウ
レタン樹脂固形分の割合(%)は、全て100%であ
る。 (耐水性)40℃の水中に1時間浸漬した後の引張強さ
を測定し、初期引張り強さとの変化率(%)を算出し
た。
【0053】
【表5】 *1オキサゾリン系化合物:エポクロスK−2010E
(日本触媒(株)製商品名) *2エポキシ系化合物:BPA型エポキシ樹脂エマルジ
ョン(固形分65%) *3エポキシ系化合物:ブチルグリシジルエーテル *4カルボジイミド系化合物:カルボジライトE−02
(日清紡績(株)製商品名)
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明の化粧パフ製造用
アニオン性水系ポリウレタン樹脂組成物を用いることに
より、製造する際の成形性に優れるとともに、耐候性、
耐油性及び耐水性に優れた高品質な化粧パフを製造でき
る。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 CD003 CH052 CK021 EG016 EL027 EN106 ER007 ET017 EU217 EV186 EV236 FD203 FD207 FD312 FD316 4J034 BA08 CA04 CA05 CD03 CD09 DA01 DF01 DF02 DF12 DG01 DG02 DG03 DG04 DG06 DG23 DM01 HA01 HC01 HC03 HC11 HC12 HC13 HC22 HC64 HC71 HC73 JA03 JA13 JA41 KB04 LA01 LA07 LA16 LA33 LA36 MA15 NA09 QB12 QB15 QC01 QD03 RA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アニオン性基を有するアニオン性水系ポ
    リウレタン樹脂及びアニオン性乳化剤を必須成分とする
    化粧パフ製造用アニオン性水系ポリウレタン樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 上記アニオン性水系ポリウレタン樹脂組
    成物中のアニオン性水系ポリウレタン樹脂固形分が50
    重量%以上であることを特徴とする請求項1記載の化粧
    パフ製造用アニオン性水系ポリウレタン樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 上記アニオン性水系ポリウレタン樹脂の
    アニオン性基と反応しうる化合物をさらに配合すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の化粧パフ製造用アニ
    オン性水系ポリウレタン樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 上記のアニオン性基と反応しうる化合物
    がオキサゾリン系化合物、エポキシ系化合物又はカルボ
    ジイミド系化合物の中から選ばれる一種以上の化合物で
    ある請求項3記載の化粧パフ製造用アニオン性水系ポリ
    ウレタン樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載のアニオン
    性水系ポリウレタン樹脂組成物を発泡させた後、所定の
    形状に硬化させることを特徴とする化粧パフの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 上記化粧パフ中のアニオン性水系ポリウ
    レタン樹脂固形分が、上記化粧パフの全樹脂固形分に対
    して50重量%以上であることを特徴とする請求項5記
    載の化粧パフの製造方法。
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