JP2002145367A - 芳香袋 - Google Patents

芳香袋

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JP2002145367A
JP2002145367A JP2000344064A JP2000344064A JP2002145367A JP 2002145367 A JP2002145367 A JP 2002145367A JP 2000344064 A JP2000344064 A JP 2000344064A JP 2000344064 A JP2000344064 A JP 2000344064A JP 2002145367 A JP2002145367 A JP 2002145367A
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JP
Japan
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carrier
fragrance
edge
bag
tear
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JP2000344064A
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English (en)
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Katsumi Saegusa
克己 三枝
Hozumi Hirahara
穂積 平原
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開封後に香料を含浸した担体が露出したり飛
び出したりするのを防止できると共に、開封時にゴミを
生じることのない芳香袋を提供する。 【解決手段】 表裏一対のシート部材11,11の周縁
部12をシール接合してなる扁平な形状を有し、封入部
13に香料を含浸した担体14が封入され、周縁部12
に設けられたV字形のノッチ15を介して周縁部12を
担体14に向けて引裂くことにより封入部13を開封し
て使用する芳香袋10であって、封入部13に至った引
裂き線17を、当該裂き線17と交差するように配設さ
れた担体14の縁部16によって停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表裏一対のシート
部材の周縁部をシール接合してなる扁平な形状を有し、
封入部に香料を含浸した担体が封入された芳香袋に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】本願出
願人の出願に係る特開2000−229012には、揮
発性の高い液体香料を含浸した担体を封入してなる芳香
具が記載されており、この芳香具は、封入部を開封する
ことによって用いられ、数時間〜1週間程度の短期間の
使用に適する。このような芳香具としては、例えば表裏
一対のシート部材の周縁部をシール接合してなる扁平な
形状を有し、周縁部により囲まれる封入部に担体が封入
された芳香袋を挙げることができる。かかる芳香袋は、
周縁部から封入部に向けてシート部材を引裂くことによ
り開封される。
【0003】上記芳香袋は、これをバック等に入れて使
用することもできるように、香料を含浸した担体が開封
後に露出したり飛び出したりするのを防止して、これと
接触するものを汚さないようにすると共に担体自体を損
傷させないようにすることが望まれる。また、シート部
材を引裂いた際に、引裂き片がゴミとして周囲に散らか
らないようにする必要がある。
【0004】本発明は、開封後に香料を含浸した担体が
露出したり飛び出したりするのを防止できると共に、開
封時にゴミを生じることのない芳香袋の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、表裏一対のシ
ート部材の周縁部をシール接合してなる扁平な形状を有
し、封入部に香料を含浸した担体が封入され、前記周縁
部に設けられた易開封手段を介して前記周縁部を前記担
体に向けて引裂くことにより前記封入部を開封して使用
する芳香袋であって、前記封入部に至った引裂き線を前
記担体の縁部又はこれの手前で停止させる引裂き停止手
段が設けられている芳香袋を提供することにより、上記
目的を達成したものである。
【0006】上記記載における易開封手段は、シール接
合された周縁部に脆弱点が生じるように、切出し部処
理、引裂性改良処理等の加工処理を施して、はさみやカ
ッターナイフを用いることなく、手指で容易に開封で
き、かつ袋の包装機能である保護性の犠牲がないように
芳香袋を開封させる手段であって、例えばシール接合さ
れた周縁部に形成されたV字形やI字形のノッチ、ギザ
刃カット、粗面加工等を挙げることができる。
【0007】また、本発明の引裂き停止手段は、封入部
における担体の縁部とシール接合された周縁部との間に
介在して設けられ、例えば、表裏一対のシート部材の引
裂き強度よりも大きな引裂き強度を有する部材を配設す
ることにより構成され、前記封入部に至った引裂き線を
停止させる。別部材を配設する以外に、シート部材を加
工して封入部における強度を部分的に高めて引裂き停止
手段としても良い。表裏一対のシート部材よりも大きな
引裂き強度を有する部材としては、例えば担体自体であ
っても良く、当該胆体の縁部を引裂き停止手段として用
いることもできる。当該担体の縁部の肉厚を大きくして
引裂き強度を向上させておいても良い。また、引裂き線
と交差するように配設しつつ封入部に張設した、糸部材
やティアテープ等の線状体を引裂き停止手段とすること
もできる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1(a)及び(b)に示す本発
明の好ましい第1実施形態に係る芳香袋10は、表裏一
対の矩形形状のシート部材11,11の周縁部12をシ
ール接合して形成される、掌に納まる大きさの扁平な形
状のコンパクトな封入袋であって、シール接合された周
縁部12の内側に位置する封入部13には、香料を含浸
した担体14が封入されている。また本第1実施形態の
芳香袋10は、周縁部12に設けられた易開封手段とし
てのV字形のノッチ15を介して、封入部13に封入さ
れた担体14に向けて芳香袋10を引裂くことにより封
入部13を開封して、担体14に含浸された香料を揮散
させ、1週間〜1ヶ月程度の使用に供される。そして本
第1実施形態の芳香袋10は、担体14の縁部16を引
裂き停止手段として、周縁部12から封入部13に至っ
た引裂き線17を、担体14の縁部16で停止させるよ
うになっている。
【0009】表裏一対のシート部材11,11は、各
々、最内層のシーラント層を構成するフィルムと、揮発
遮断層を構成するアルミフィルム或いはアルミ蒸着フィ
ルムと、最外層を構成する強延伸ポリエチレンテレフタ
レートフィルムとからなる積層構造を備える。また、強
延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは、ノッチ1
5の切り込み方向である図1の上下方向に延伸され、こ
の方向に引裂き易いようになっている。各シート部材1
1,11は、縦10〜50mm,横10〜50mmの大
きさの矩形形状となっていて、これらを重ね合わせてそ
の周縁部12をヒートシール等によって1〜10mmの
幅で接合することにより、内部に担体14を収容する封
入部13を備えた芳香袋10が得られる。
【0010】封入部13に封入される担体14は、例え
ば縦20mm、横30mm、厚さ2mm程度の大きさ
の、1kgf以上の引裂強度を有する矩形形状のろ紙か
らなり、かかる大きさの担体14を封入することによ
り、香料袋10は、1〜5mm程度の厚さの扁平な形状
を備えることになる。担体14には、液体香料として、
例えば蒸気圧が4PA以上の香料を重量比で50〜10
0%含む揮散性に優れた香料が含浸されている。このよ
うな香料を使用することで、1週間〜1ヶ月の間一定の
香りを持続させることができる。使用前の担体14の重
量を1〜10g程度の軽量とすることができる。
【0011】本第1実施形態の芳香袋10によれば、未
使用時においては、担体14に含浸された香料は、特に
揮発遮断層により揮散が遮断された状態で芳香袋10の
内部に密封される。芳香袋10を開封して使用する際に
は、図1における上下の長辺部分に設けられた複数のノ
ッチ15から任意のノッチ15を選択して、当該ノッチ
15を介して芳香袋10を強延伸ポリエチレンテレフタ
レートフィルムの延伸方向である図1の上下方向に引裂
いて行く。なお、引裂く長さが短い為、必ずしも延伸フ
ィルムを用いてシート部材11を構成する必要はない。
【0012】ここで、各ノッチ15は、上下方向に向け
て切り込まれており、またシート部材11,11は、上
下方向に引裂き易いようになっていることから、各ノッ
チ15からの引裂き線17は、図1の上下方向にスムー
スに延長しつつ形成される。一方、担体14の長辺部分
の縁部16は、各ノッチ15を開始部とする引裂き線1
7の延長方向と略直角に交差して図1の左右方向に配設
されるので、各ノッチ15から生じた引裂き線17は、
封入部13に至った後に必ず担体14の縁部16に突き
当たることになる。また、担体14は、表裏一対のシー
ト部材11,11の100gf程度の引裂き強度に対し
て十倍以上の引裂き強度を有するので、当該担体14の
縁部16は引裂き停止手段として機能し、上下方向に延
長する引裂き線17を当該縁部16において確実に停止
させる。担体14の縁部16の肉厚を大きくして引裂き
強度を向上させておけば、さらに確実に引裂き線17を
停止させることができる。
【0013】したがって、本実施形態によれば、芳香袋
10の使用時に周縁部12から芳香袋10を引裂いて開
封する際に、ノッチ15から生じた引裂き線17は封入
部に至った後、担体14を露出させることなく担体14
の縁部16で停止して当該縁部16と周縁部12との間
のみを開封させ、この開封部から担体14に含浸された
香料を揮散させるので、開封後に香料を含浸した担体1
4が露出したり飛び出したりするのを防止でき、バック
等に入れて使用できると共に、開封時に引裂き片による
ゴミを生じることがない。
【0014】また、本実施形態の芳香袋10によれば、
周縁部12に合計7カ所設けられたノッチ15のうち、
任意の1又は2以上のノッチ15を選択して引裂くこと
により芳香袋10を開封できると共に、ノッチ15を介
して引裂く数を調整して香りの強度をコントロールする
ことも可能になる。
【0015】なお、縁部16を引裂き停止手段とする担
体14の引裂き強度は、表裏一対のシート部材11,1
1の引裂き強度に対して10倍以上とすることが好まし
い。担体14の引裂き強度を10倍以上とすることによ
り、引裂き線17を停止させる際に担体14の紙破れを
生じることがない。
【0016】図2は、本発明の第2実施形態に係る芳香
袋20を示すものである。この実施形態の芳香袋20
は、上記実施形態の芳香袋10と略同様の構成を有する
一方で、引裂き停止手段として糸やティアテープ等から
なる線状体21が用いられている点が相違している。
【0017】本第2実施形態の芳香袋20によれば、表
裏一対のシート部材11,11の周縁部12をヒートシ
ール等によって接合する際に、線状体21の両端部を矩
形形状の芳香袋20の左右の短辺部に位置する周縁部1
2に挟み込むことにより接合して、当該線状体21が封
入部13における担体14の縁部16と周縁部12との
間の隙間を横断した状態で張設されている。
【0018】線状体21は、表裏一対のシート部材1
1,11を引裂く際の引裂き力をせん断方向に受けても
容易に破断しない程度の強度を備えている。したがっ
て、芳香袋20の開封時に、各ノッチ15から生じた引
裂き線17は、封入部13に至った後に必ず線状体21
は突き当たることになると共に、突き当たった引裂き線
17を当該線状体21によって確実に停止させることが
可能になる。なお、線状体21を構成する糸としては、
木綿糸、ナイロン糸等を用いることができる。また線状
体21を構成するティアテープとしては、開封テープと
して用いられるナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等からなる種々のティアテープを用いることができ
る。
【0019】そして、本第2実施形態の芳香袋20によ
っても、封入部13に至った引裂き線17を線状体21
によって担体14の縁部16の手前で確実に停止させる
ことができ、開封後に香料を含浸した担体が露出したり
飛び出したりするのを防止できると共に、開封時に引裂
き片によるゴミを生じることがない。
【0020】本発明は上記各実施形態に限定されること
なく種々の変更が可能である。例えば、芳香袋や担体は
矩形形状のものである必要は必ずしもなく、その他の任
意の形状に形成することもできる。また、表裏一対のシ
ート部材のいずれか一方に粘着両面テープ等を取り付
け、所望の場所に張り付けて本発明の芳香袋を使用する
こともできる。
【0021】
【発明の効果】本発明の香料袋によれば、開封後に香料
を含浸した担体が露出したり飛び出したりするのを防止
できると共に、開封時にゴミを生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1実施形態に係る香料袋
の開封前の平面図、(b)は開封後の平面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る香料袋の開封後の
平面図である。
【符号の説明】
10,20 香料袋 11 シート部材 12 周縁部 13 封入部 14 担体 15 ノッチ(易開封手段) 16 担体の縁部(引裂き停止手段) 17 引裂き線 21 線状体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA12 AB97 BA12A BB12A BB14A BB25A BC04A CA04 EA09 EB03 EB07 FA01 FC01 3E068 AA22 AB05 AC07 BB01 CC22 CD01 CE01 CE03 CE08 DD03 DD40 DE14 EE32 EE34

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏一対のシート部材の周縁部をシール
    接合してなる扁平な形状を有し、封入部に香料を含浸し
    た担体が封入され、前記周縁部に設けられた易開封手段
    を介して前記周縁部を前記担体に向けて引裂くことによ
    り前記封入部を開封して使用する芳香袋であって、 前記封入部に至った引裂き線を前記担体の縁部又はこれ
    の手前で停止させる引裂き停止手段が設けられている芳
    香袋。
  2. 【請求項2】 前記引裂き停止手段は、前記引裂き線と
    交差するように配設された前記担体の縁部である請求項
    1記載の芳香袋。
  3. 【請求項3】 前記引裂き停止手段は、前記封入部にお
    ける前記担体の縁部と前記周縁部との間の隙間を横断し
    て張設された線状体である請求項1記載の芳香袋。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7976235B2 (en) 2005-01-28 2011-07-12 S.C. Johnson & Son, Inc. Cleaning kit including duster and spray
JP2012157499A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Pola Chemical Industries Inc 香水収納袋
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JP2014223129A (ja) * 2013-05-15 2014-12-04 ユニ・チャーム株式会社 包装体

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