JP2002144519A - 印刷用シリンダ及び荷物の自動認識装置及び格納設備における荷物の積み合わせ方法及び荷物の出庫方法 - Google Patents

印刷用シリンダ及び荷物の自動認識装置及び格納設備における荷物の積み合わせ方法及び荷物の出庫方法

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JP2002144519A
JP2002144519A JP2000349107A JP2000349107A JP2002144519A JP 2002144519 A JP2002144519 A JP 2002144519A JP 2000349107 A JP2000349107 A JP 2000349107A JP 2000349107 A JP2000349107 A JP 2000349107A JP 2002144519 A JP2002144519 A JP 2002144519A
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cylinder
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Takara Matsuda
宝 松田
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Kito KK
Kito Corp
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Kito KK
Kito Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚れやコスレが生じた状態でもそのまま容易
にそのユニーク番号を検出することができる印刷用シリ
ンダを提供すること。 【解決手段】 印刷用シリンダ10の所定部分に、信号
を発することでそのユニーク番号を非接触状態で読み取
ることができる非接触タグ15を埋め込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷用シリンダ及
び荷物の自動認識装置及び格納設備における荷物の積み
合わせ方法及び荷物の出庫方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、輪転式の高速グラビア印刷等にお
いては、外周面に凹版面を有する印刷用シリンダが利用
されている。この種のシリンダは、複数色刷を実現する
ために複数本を一セットとして1つの印刷物を多色印刷
する。また印刷物が変わると前記複数本のシリンダを別
の複数本のシリンダに取り替える必要がある。このため
グラビア印刷工場では、通常シリンダを用いて印刷を行
なう印刷機と、多数本のシリンダを格納しておく格納設
備と、使用済みのシリンダを洗浄、エッチングなどして
別の版に製作する製版設備とを設置している。
【0003】ところでシリンダは見た目には同じような
形状だが1本1本の識別管理が必要であり、このような
シリンダの管理を自動化するため、シリンダの一部にユ
ニーク番号を記入(刻印)したり、バーコードなどのシ
ールを貼付したりする等の方法が考えられていた。しか
しながら何れの方法でも汚れ(インキ、油等にまみれる
使用による)やコスレといった要因によりすぐに識別不
可能になってしまい、その度に人手によってユニーク番
号が識別できるように汚れを取ったり再びユニーク番号
を設けたりしなければならないという問題点があった。
【0004】一方前記シリンダの内の印刷や製版に用い
ていないものは格納設備に格納されることとなるが、そ
の際複数本のシリンダをパレットに収納した上で、これ
ら複数のパレットをそれぞれ格納設備内の所定の棚に格
納していた。
【0005】しかしながら前記シリンダは必要に応じて
印刷機や製版設備との間で入出庫が繰り返えし行なわれ
るため、1つのパレットに複数本(例えば16本)のシ
リンダを収納できるにもかかわらず少ない数(例えば1
本)のシリンダしか収納していないパレットが格納設備
に多数枚格納される場合が生じ、このため格納設備への
シリンダの効率的な格納が阻害されるという問題点があ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたものでありその目的は、汚れやコスレが生
じた状態でもそのまま容易にそのユニーク番号を検出す
ることができる印刷用シリンダ及び印刷用シリンダ等の
荷物の自動認識装置を提供することにある。
【0007】また本発明の目的は、シリンダ等の荷物の
格納設備への効率的な格納や出庫が図れる格納設備にお
ける荷物の積み合わせ方法及び荷物の出庫方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明にかかる印刷用シリンダは、印刷用シリンダの
一部に、信号を発することでそのユニーク番号を非接触
状態で読み取ることができる非接触タグを埋め込んだこ
とを特徴とする。
【0009】また本発明にかかる荷物の自動認識装置
は、パレット上に載置されると共にユニーク番号に関す
る信号を発する非接触タグをその一端部近傍に埋め込ん
だ複数の荷物の前記非接触タグに書きこまれたユニーク
番号を非接触状態で読み取るユニーク番号読み取り手段
と、パレット内での荷物の収納位置を検出する収納位置
検出手段とを具備してなることを特徴とする。
【0010】また本発明は、パレット上に載置されると
共にユニーク番号に関する信号を発する非接触タグをそ
の上端部近傍に埋め込んだ複数の荷物の前記非接触タグ
のユニーク番号を自動認識する荷物の自動認識装置であ
って、前記荷物の自動認識装置は、前記荷物の前記非接
触タグを埋め込んだ上端部を覆う覆い部材と、覆い部材
に取り付けられて前記非接触タグに書きこまれたユニー
ク番号を非接触状態で読み取るセンサ部と、前記覆い部
材を前記荷物の上端部を覆う位置に移動する駆動機構と
を具備して構成されていることを特徴とする。
【0011】ここで前記荷物の自動認識装置には、前記
パレット内での荷物の収納位置を検出する収納位置検出
手段が設けられていることを特徴とする。
【0012】また本発明にかかる格納設備における荷物
の積み合わせ方法は、複数の荷物を収納できるパレット
に所定数の荷物を収納した状態で格納設備に格納する際
に各荷物のユニーク番号を読み取り且つ各荷物のパレッ
ト内での収納位置を検出する工程と、格納された複数の
パレット内の各荷物の数とユニーク番号から2つのパレ
ット間での積み合わせを実施するか否かを判断し積み合
わせが必要と判断した場合には前記2つのパレットを積
み合わせ場所に移送する工程と、前記積み合わせ場所に
おいて一方のパレットの荷物を他方のパレットに積み合
わせ両パレットの何れの場所に何れのユニーク番号の荷
物が載置されているかのデータを登録・更新した上で両
パレットをそれぞれ格納設備の所定位置に格納する工程
と、を具備することを特徴とする。
【0013】また本発明にかかる格納設備における荷物
の出庫方法は、複数の荷物を収納できるパレットに所定
数の荷物を収納した状態で格納設備に格納する際に各荷
物のユニーク番号を読み取り且つ各荷物のパレット内で
の収納位置を検出する工程と、所定の荷物の出庫要求が
あった場合には出庫要求のあった荷物が載置されたパレ
ットと空のパレットとを格納設備から積み替え場所に移
送する工程と、前記積み替え場所において出庫要求のあ
った荷物を空のパレット側に積み替え両パレットの何れ
の場所に何れのユニーク番号の荷物が載置されているか
のデータを登録・更新する工程と、出庫要求のあった荷
物がなくなったパレットを格納設備に再入庫する工程
と、出庫要求のあった荷物を積み替えて収納したパレッ
トを出庫又は格納設備に一時保管した後に出庫する工程
と、を具備することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態
にかかる印刷用シリンダ10を示す図であり、同図
(a)は斜視図、同図(b)は上部断面図である。同図
に示すようにこのシリンダ10は金属を円筒状に形成し
て構成されており、その一方の端面11には非接触タグ
15が埋め込まれている。具体的にはシリンダ10の一
端面11に設けた凹部13内に円柱状の非接触タグ15
を収納し、その周囲に接着・封印用の絶縁性の樹脂材1
7を充填して構成されている。非接触タグ15は内部に
アンテナコイルを具備するチップであり、外部からの磁
気によって前記アンテナコイルで生じた誘導電流を用い
てチップ内の回路を駆動し、チップ内に予め記憶させて
おいたユニーク番号を電気的信号として発振すること
で、別途設置したセンサによってそのユニーク番号を非
接触タグ15に非接触の状態で読み取ることができる構
造のものである。シリンダ10は高速回転し、めっき処
理など過酷な使用環境で使用されるため、樹脂材17は
耐薬品性の高い樹脂(コーキング材)であることが好ま
しく、また非接触タグ15自体も耐薬品性樹脂又はガラ
ス等でモールドされたものが好適である。
【0015】ここで図2は非接触タグ15からユニーク
番号を検出する自動認識装置20を示す図であり、同図
(a)は平面図、同図(b)は自動認識装置20の覆い
部材25の部分を示す要部拡大斜視図、同図(c)は同
図(b)のA−A断面図である。同図に示すように自動
認識装置20は、下記するシリンダ10を収納したパレ
ット40を移送するコンベアCの上部に設置され、セン
サ部27を取り付けた覆い部材25を面方向(矢印E,
F方向)と紙面手前奥方向に移動自在に駆動機構30に
よって支持して構成されている。
【0016】ここで覆い部材25は、前記シリンダ10
の非接触タグ15を埋め込んだ一端部を覆うように断面
略「コ」字状に形成した金属材料によって構成されてい
る。またセンサ部(ユニーク番号読み取り手段)27
は、覆い部材25に取り付けられ、前記非接触タグ15
のアンテナコイルを励磁する磁気発振部と、非接触タグ
15との間で信号の送受信を行なってそのユニーク番号
を書き込んだり読み取ったり等する送受信部とを具備し
ている。さらに覆い部材25の所定位置には、その真下
にシリンダ10があるか否かを検出する光センサからな
るシリンダ検出センサ(収納位置検出手段)29が取り
付けられている。駆動機構30は、複数のアーム部材3
1,33,35によって構成されており、アーム部材3
1に対して覆い部材25が矢印E方向と紙面手前奥方向
とに移動自在に構成され、アーム部材31がアーム部材
33,35に対して矢印F方向に平行移動自在に構成さ
れることで、覆い部材25の下面を真下に向けた状態の
ままで覆い部材25を面方向(矢印E,F方向)と紙面
手前奥方向に移動自在となるように構成されている。
【0017】次にこの自動認識装置20の動作方法を説
明する。ここで図3は複数本のシリンダ10をパレット
40に収納した状態を示す斜視図である。同図に示すよ
うにパレット40は、複数のシリンダ収納区画41を設
けるように略矩形状の箱型に形成されており、シリンダ
10は非接触タグ15を取り付けた側の端面11を上向
きにして収納されている。
【0018】そしてこのパレット40が図2(a)に示
すコンベアC上を矢印D方向に移動してきて、自動認識
装置20の真下に位置したときにパレット40の移動を
一時停止し、パレット40の各区画41に対向する位置
に覆い部材25を順次移動して行き、真下の区画41内
にシリンダ10がないことを前記シリンダ検出センサ2
9が検出した場合はそのことを下記する主制御装置70
に記憶して次の区画41に移動し、区画41内にシリン
ダ10があることを前記シリンダ検出センサ29が検出
した場合は図4に示すように覆い部材25を下降してシ
リンダ10の端面11をシリンダ10に接触しないよう
に覆い、センサ部27から非接触タグ15のアンテナコ
イルを励磁して非接触タグ15内の回路を駆動し、非接
触タグ15内に予め記憶させておいたユニーク番号を電
気的信号として発振させることで、そのユニーク番号を
センサ部27で非接触の状態で読み取る。このとき図4
に示すように覆い部材25は金属製であって且つシリン
ダ10に取り付けた非接触タグ15の上部と側部を覆っ
てシールドしているので、センサ部27によって周囲の
他の非接触タグ15が励磁されることはなく、また例え
励磁されても発振された信号がセンサ部27に入射する
こともなく、確実に覆い部材25が覆った非接触タグ1
5のみからユニーク番号を検出できる。
【0019】以上のようにしてパレット40の各区画4
1内にシリンダ10があるか否かと、各区画41内のシ
リンダ10のユニーク番号とを検出し、これらデータを
下記する主制御装置70の記憶手段に記憶していく。
【0020】図5(a),(b)はそれぞれ他の実施形
態にかかる自動認識装置20を示す平面図である。同図
(a)に示す自動認識装置20の場合、アーム部材31
に4個の覆い部材25を取り付け、これら各覆い部材2
5が紙面手前奥方向に移動自在であり且つアーム部材3
1をアーム部材33,35に対して矢印F方向に平行移
動自在に構成することで、パレット40の4つの区画4
1を同時に検査できるように構成されている。また同図
(b)に示す自動認識装置20の場合、アーム部材31
に縦横16個の覆い部材25を取り付け、これら覆い部
材25が紙面手前奥方向に移動自在に構成することで、
パレット40の16個の区画41全てを同時に検査でき
るように構成されている。このように構成すれば、さら
に迅速にパレット40の検査が行なえる。
【0021】図6は上記本発明にかかる自動認識装置2
0を備えたシリンダ10の格納設備50を示す全体概略
図である。同図に示す格納設備50は、6つの格納棚5
1と、格納棚51の間を走行する3台のスタッカクレー
ン53と、格納設備50の側部に設置されるシリンダ入
出庫用ステーションS1と、格納設備50の両端部にそ
れぞれ設置されるシリンダ入出庫用ステーションS2,
S3とを具備して構成されている。また図7はこの格納
設備50を含む設備全体の制御ブロック構成図である。
図7に示すようにこの設備においては、主制御装置70
が格納設備制御装置71と印刷機制御装置73と製版設
備制御装置75とを制御し、格納設備制御装置71がス
タッカクレーン53やコンベアCや積み合わせ及び積み
替え用のロボット60などの格納設備50内の各機器を
制御するように構成されている。また自動認識装置20
によってパレット40内の何れの位置に何れのユニーク
番号のシリンダ10があるかを検出した検出データは主
制御装置70に入力され、主制御装置70は必要に応じ
て必要なシリンダ10を格納設備50と印刷機及び製版
設備間で搬送するように制御する。さらに主制御装置7
0との間で入出力を行なう登録装置80は、非接触タグ
15のハンディー読み取り機を備えたコンピュータ(パ
ソコンやワークステーション等)であり、ハンディー読
み取り機で各シリンダ10の非接触タグ15を読み取っ
て、そのシリンダ10の寸法データなどを入力し、マス
ターデータを作成・記録しておくのに用いるものであ
る。
【0022】ここで図6に示す格納設備50の各構成部
分について説明する。各格納棚51は、上下方向と水平
方向に複数の棚を設けて構成されている。各棚には図3
に示すようにシリンダ10を収納したパレット40が収
納される。スタッカクレーン53は、格納棚51に沿っ
てレール531上を移動することで、各棚にパレット4
0を収納したり、各棚からパレット40を取り出して前
記シリンダ入出庫用ステーションS1,S2,S3に搬
送したりするように動作する。各格納棚51の端部には
それぞれコンベアC1が設置されることで、格納棚51
とシリンダ入出庫用ステーションS2,S3間でのパレ
ット40の移動を可能にしている。
【0023】シリンダ入出庫用ステーションS1は複数
のコンベアC2〜C6と、コンベアC4上に設置される
一台の自動認識装置20及び荷姿検出器28と、一台の
自動積み合わせ(及び自動積み替え)用のロボット60
とを具備して構成されている。荷姿検出器28はパレッ
ト40の大きさを検出して格納設備50内に入庫できる
寸法か否かを検出するものである。またこの荷姿検出器
28にはパレット40の種類(例えば区画41の数が1
6区画のものや、9区画のものなどがある)を判別する
検出手段を設けておいても良い。
【0024】シリンダ入出庫用ステーションS2はコン
ベアC1と接続されるトラバーサT/R(レールRa上
を走行する)と、3本のコンベアC5〜C7と、一台の
自動積み合わせ(及び自動積み替え)用のロボット60
と、コンベアC7上に設置される一台の自動認識装置2
0とを具備して構成されている。
【0025】この実施形態ではシリンダ入出庫用ステー
ションS1を製版設備からのシリンダ10の入出庫に利
用し、シリンダ入出庫用ステーションS2,S3を印刷
機へのシリンダ10の入出庫に利用することとした。
【0026】そして例えば製版設備で製版されたシリン
ダ10を収納したパレット40は、コンベアC3,C4
とスタッカクレーン53によって格納棚51の所定の棚
に収納されるが、パレット40がコンベアC4上を移動
して自動認識装置20の真下に位置した際は一旦コンベ
アC4を停止し、前記自動認識装置20によってパレッ
ト40の何れの区画41にシリンダ10があるか否かの
データと、そのシリンダ10のユニーク番号とを検出
し、その後再びコンベアC4を駆動してパレット40を
格納棚51に入庫していく。一方使用後のシリンダ10
を製版設備に出庫する場合は、スタッカクレーン53と
コンベアC2,C3を用いる。
【0027】一方印刷機への入出庫は、シリンダ入出庫
用ステーションS2又はシリンダ入出庫用ステーション
S3から行なうが、図示する階のシリンダ入出庫用ステ
ーションS2にはロボット60等が設置されているので
入出庫は行なわず、このシリンダ入出庫用ステーション
S2の上下に設置した別の階のシリンダ入出庫用ステー
ションS2から入出庫を行なう。
【0028】図示する階のシリンダ入出庫用ステーショ
ンS2では、格納棚51から2つのパレット40を引き
出して一方のパレット40の所定のシリンダ10を他方
のパレット40に積み合わせる操作(又は積み替える操
作)と、自動認識装置20によってパレット40内のシ
リンダ10の収納状態を検出する操作とを行なう。積み
合わせ操作(又は積み替え操作)は、格納棚51から所
定の2つのパレット40を引き出してトラバーサT/R
を介して2つのコンベアC5,C6の先端近傍(即ちロ
ボット60近傍)に移動し、ロボット60によって一方
のパレット40の所定区画41内に収納されている所定
のシリンダ10を他方のパレット40の所定区画41内
に収納する。そして両パレット40を再び格納棚51に
戻したり、一方のパレット40を格納棚51に戻して他
方のパレット40を例えばシリンダ入出庫用ステーショ
ンS2又はS3から印刷機に直接出庫する。上記積み合
わせ操作(又は積み替え操作)は、シリンダ入出庫用ス
テーションS1のロボット60とコンベアC5,C6に
よって行なっても良い。なお何れか一方のロボット60
とコンベアC5,C6は省略しても良い。
【0029】一方自動認識装置20は格納棚51内のパ
レット40又は製版設備や印刷機から入庫してきたパレ
ット40であってコンベアC7によってその真下に搬送
されてきたパレット40内のシリンダ10の収納状態を
検出するものである。なお自動認識装置20はシリンダ
入出庫用ステーションS1にもあるので、何れか一方を
省略しても良い。
【0030】次にこの格納設備50の動作例を説明する
と、まず製版設備又は印刷機から格納設備50に入庫し
てきたパレット40に収納した各シリンダ10のユニー
ク番号を何れか一方の自動認識装置20によって非接触
で読み取り、同時にパレット40上の積込位置(区画4
1の位置)の自動検出を行なう。読み取ったユニーク番
号とパレット上積込位置データは、主制御装置70に自
動登録される。これによって主制御装置70は格納設備
50内に収納したパレット40上のシリンダ10の自動
ピッキング(抜き取り)が行なえるようになる。
【0031】一方格納設備50においては、実運用に影
響のない時間帯を使って何れか一方のロボット60によ
ってシリンダ10の積み合わせを行ない、これによって
多数本のシリンダ10を格納設備50内に格納できるよ
うにする。即ち例えば2つのパレット40,40にそれ
ぞれ8本ずつのシリンダ10が収納されていたとする
と、これらパレット40,40を格納設備50から出庫
して前記2つのコンベアC5,C6に搬送しロボット6
0によって一方のパレット40に他方のパレット40上
の全てのシリンダ10を積み合わせ、他方のパレット4
0を空にする。そして両パレット40,40の何れの場
所に何れのユニーク番号のシリンダ10が載置されてい
るかのデータを制御装置70に登録・更新する。次に両
パレット40,40を再び格納設備50内の所定位置に
格納する。これによってパレット40に無駄なくシリン
ダ10が収納でき、より多数本のシリンダ10が格納設
備50に収納できるようになる。主制御装置70にはシ
リンダ10がどのパレット40のどの位置に積み込まれ
ているかのデータが登録済みのため、そのデータに基づ
き、ロボット60はパレット40上の該当位置の必要シ
リンダ10を自動抜き取り動作できる。
【0032】一方この格納設備50から印刷機や製版設
備にシリンダ10を出庫する場合は、出庫用とする空の
パレット40と出庫しようとするシリンダ10の収納さ
れたパレット40とを格納設備50から前記2つのコン
ベアC5,C6に搬送してロボット60によって出庫用
の空のパレット40に出庫しようとするシリンダ10を
積み替える。複数のパレット40から出庫用のパレット
40にシリンダ10を積み替える場合は、出庫用ではな
い側のパレット40のみを取り替えて再びロボット60
によって出庫用のパレット40に積み替えていく。そし
て両パレット40,40の何れの場所に何れのユニーク
番号のシリンダ10が載置されているかのデータを主制
御装置70に登録・更新する。出庫要求のあったシリン
ダ10がなくなったパレット40は格納設備50に再入
庫し、一方出庫用のパレット40は何れかのシリンダ入
出庫用ステーションS1又はS2又はS3から出庫す
る。また出庫用のパレット40を一旦格納設備50に一
時保管した後、実際に出庫が必要になったときに出庫す
るようにしてもよい。
【0033】以上本発明の実施形態を説明したが、本発
明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求
の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範
囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書
及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であって
も、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技
術的思想の範囲内である。例えば上記実施形態では本発
明を印刷用のシリンダ10に用いた例を示したが、パレ
ット40に収納できる荷物であれば、他の各種荷物にも
適用できる。
【0034】また上記実施形態ではロボット60をシリ
ンダ入出庫用ステーションS1,S2に設置すること
で、格納しているシリンダ10の積み合わせや出庫時の
積み替えを行っているが、ロボット60はシリンダ入出
庫用ステーションS3に設置してもよい。また所定の複
数箇所に設置してもよい。要は格納設備50近傍であっ
て格納しているシリンダの積み合わせや出庫時の積み替
えを行える場所に設置するのであれば、どの場所にあっ
てもよい。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば以下のような優れた効果を有する。 印刷用シリンダに非接触タグを埋め込んだので、シリ
ンダに汚れやコスレが生じた状態でもそのまま容易にそ
のユニーク番号が識別できる。
【0036】ユニーク番号読み取り手段(センサ部2
7)と、パレット内での荷物の収納位置を検出する収納
位置検出手段とを設けたので、シリンダのユニーク番号
ばかりでなくシリンダのパレット内での収納位置も同時
に検出でき、パレット間でのシリンダの移動作業の自動
化が図れる。
【0037】さらに荷物の自動認識装置は、覆い部材
によって荷物の非接触タグを埋め込んだ上端部を覆うよ
うにしたのでそのシールドが確実に行え、センサ部と非
接触タグ間でのデータの送受信が確実に行える。
【0038】各荷物のユニーク番号と各荷物のパレッ
ト内での収納位置を求めてパレットを格納設備に格納し
た上で、パレット間の荷物の積み合わせを行うので、荷
物の格納設備への効率的な格納が図れる。
【0039】各荷物のユニーク番号と各荷物のパレッ
ト内での収納位置を求めてパレットを格納設備に格納し
た上で、所定の荷物の出庫要求があった場合に、出庫要
求のある荷物が載置されたパレット(複数の場合もあ
る)から空のパレットに荷物を積み替えて、積み替えた
パレットを出庫するように構成したので、1又は少数の
パレットだけの出庫で済み、荷物の出庫が効率的に行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる印刷用シリンダ1
0を示す図であり、同図(a)は斜視図、同図(b)は
上部断面図である。
【図2】非接触タグ15からユニーク番号を検出する自
動認識装置20を示す図であり、同図(a)は平面図、
同図(b)は自動認識装置20の覆い部材25の部分を
示す要部拡大斜視図、同図(c)は同図(b)のA−A
断面図である。
【図3】複数本のシリンダ10をパレット40に収納し
た状態を示す斜視図である。
【図4】自動認識装置20によってシリンダ10のユニ
ーク番号を検出する方法を示す図である。
【図5】図5(a),(b)はそれぞれ他の実施形態に
かかる自動認識装置20を示す平面図である。
【図6】本発明にかかる自動認識装置20を備えた格納
設備50を示す全体概略図である。
【図7】格納設備50を含む設備全体の制御ブロック構
成図である。
【符号の説明】
10 シリンダ(荷物) 11 一端面 13 凹部 15 非接触タグ 17 樹脂材 20 自動認識装置 25 覆い部材 27 センサ部(ユニーク番号読み取り手段) C(C1〜C7) コンベア 28 荷姿検出器 29 シリンダ検出センサ(収納位置検出手段) 30 駆動機構 31,33,35 アーム部材 40 パレット 41 区画 50 格納設備 51 格納棚 53 スタッカクレーン S1 シリンダ入出庫用ステーション S2 シリンダ入出庫用ステーション(積み合わせ場所
及び積み替え場所) S3 シリンダ入出庫用ステーション 60 ロボット 70 主制御装置 71 格納設備制御装置 73 印刷機制御装置 75 製版設備制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/00 G06K 19/00 Q

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷用シリンダの一部に、信号を発する
    ことでそのユニーク番号を非接触状態で読み取ることが
    できる非接触タグを埋め込んだことを特徴とする印刷用
    シリンダ。
  2. 【請求項2】 パレット上に載置されると共にユニーク
    番号に関する信号を発する非接触タグをその一端部近傍
    に埋め込んだ複数の荷物の前記非接触タグに書きこまれ
    たユニーク番号を非接触状態で読み取るユニーク番号読
    み取り手段と、パレット内での荷物の収納位置を検出す
    る収納位置検出手段とを具備してなることを特徴とする
    荷物の自動認識装置。
  3. 【請求項3】 パレット上に載置されると共にユニーク
    番号に関する信号を発する非接触タグをその上端部近傍
    に埋め込んだ複数の荷物の前記非接触タグのユニーク番
    号を自動認識する荷物の自動認識装置であって、 前記荷物の自動認識装置は、前記荷物の前記非接触タグ
    を埋め込んだ上端部を覆う覆い部材と、覆い部材に取り
    付けられて前記非接触タグに書きこまれたユニーク番号
    を非接触状態で読み取るセンサ部と、前記覆い部材を前
    記荷物の上端部を覆う位置に移動する駆動機構とを具備
    して構成されていることを特徴とする荷物の自動認識装
    置。
  4. 【請求項4】 前記荷物の自動認識装置には、前記パレ
    ット内での荷物の収納位置を検出する収納位置検出手段
    が設けられていることを特徴とする請求項3記載の荷物
    の自動認識装置。
  5. 【請求項5】 複数の荷物を収納できるパレットに、所
    定数の荷物を収納した状態で格納設備に格納する際に、
    各荷物のユニーク番号を読み取り、且つ各荷物のパレッ
    ト内での収納位置を検出する工程と、 格納された複数のパレット内の各荷物の数とユニーク番
    号から2つのパレット間での積み合わせを実施するか否
    かを判断し、積み合わせが必要と判断した場合には、前
    記2つのパレットを積み合わせ場所に移送する工程と、 前記積み合わせ場所において一方のパレットの荷物を他
    方のパレットに積み合わせ、両パレットの何れの場所に
    何れのユニーク番号の荷物が載置されているかのデータ
    を登録・更新した上で、両パレットをそれぞれ格納設備
    の所定位置に格納する工程と、を具備することを特徴と
    する格納設備における荷物の積み合わせ方法。
  6. 【請求項6】 複数の荷物を収納できるパレットに、所
    定数の荷物を収納した状態で格納設備に格納する際に、
    各荷物のユニーク番号を読み取り、且つ各荷物のパレッ
    ト内での収納位置を検出する工程と、 所定の荷物の出庫要求があった場合には、出庫要求のあ
    った荷物が載置されたパレットと空のパレットとを格納
    設備から積み替え場所に移送する工程と、 前記積み替え場所において出庫要求のあった荷物を空の
    パレット側に積み替え、両パレットの何れの場所に何れ
    のユニーク番号の荷物が載置されているかのデータを登
    録・更新する工程と、 出庫要求のあった荷物がなくなったパレットを格納設備
    に再入庫する工程と、 出庫要求のあった荷物を積み替えて収納したパレットを
    出庫又は格納設備に一時保管した後に出庫する工程と、
    を具備することを特徴とする格納設備における荷物の出
    庫方法。
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