JP2002144426A - 管渠内面ライニング用部材及びその製造方法 - Google Patents

管渠内面ライニング用部材及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】螺旋状に巻回されることにより螺旋管に形成さ
れる帯状体に、螺旋状に巻回された際に隣合う帯状体同
士が接合される雌雄接合用部102,103と、螺旋状
に巻回された際に外表面側に突出するように屈曲させて
帯状体10を巾方向に伸縮可能とした伸縮部105を具
備させてなる管渠内面ライニング用部材において、土圧
等の垂直荷重に対する伸縮部の剛性を充分に保持させつ
つその伸縮性を向上させて、螺旋管の接合部を全体的に
良好に保護乃至は補強できるようにする。 【解決手段】伸縮部105に薄肉部分105a,105
bを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水道、上水道、
ガス管または農業用水管等の管渠内のライニングに使用
するライニング用部材とその製造方法に関し、特に、老
朽化したこれらの管渠の更生に有用なものである。
【0002】
【従来の技術】下水道、上水道、ガス管または農業用水
管等の管渠においては、ひび割れや腐食等による老朽管
渠を更生するために管渠内をライニングすることがあ
り、両縁端部に接合用部を有する長尺の帯状部材を連続
的に送り込んで螺旋状に巻回し、相接する接合用部間を
嵌合により接合させて形成する螺旋接合管状体で管渠内
をライニングしていくことが知られている(例えば、日
本SPR工法協会発行の「SPR工法技術資料」)。上
記螺旋接合管状体においては、螺旋接合が現場で製管機
により嵌合式で行なわれるから、ライニング施工作業中
や施工後に作用する荷重に対し、螺旋接合部が脱離する
ことのないように機械的な保護乃至は補強を施すことが
安全である。
【0003】通常、管渠には曲管部が存在し、上記のラ
イニング施工では、製管された螺旋接合管状体がこの曲
管部を通過する際に曲げられ、その曲管部の曲率が小さ
いときは、上記の接合部に大きな曲げモーメントが作用
して当該接合部が離脱される畏れがある。そこで、本出
願人においては、「螺旋状に巻回されることにより螺旋
管とされてライニングすべき既設管内に挿入される帯状
体であって、図7の(イ)に示すように、螺旋状に巻回
された際に隣接する帯状体同士が嵌合される接合部を有
する帯板状の基板10’と、螺旋状に巻回された際に外
表面側に突出するように該基板を屈曲させて、該基板が
巾方向へ伸縮し得るように形成された伸縮部105’と
を具備させた管渠内面ライニング用部材」を既に提案し
た(例えば、特開平11−34165号公報)。図7の
(ロ)は、このライニング用部材の螺旋接合管状体の接
合構造を示し、接合部J’に伸縮部105’が隣在され
ているために、曲管部通過時には伸縮部105’が伸縮
されて曲げ反力の発生が抑制される結果、曲げ反力によ
る接合部の離脱の防止を図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
伸縮部付きライニング用部材では、伸縮部の厚みを基板
部の他の部分の厚みと同厚にしており、曲管部の曲率が
かなり小さい場合は、曲げ反力が相当に大となり曲げ反
力による接合部の脱離が懸念される。そこで、伸縮部を
基板部の他の部分より薄くすることが提案されている。
しかしながら、伸縮部中、垂直な立上り部分は高さhが
高く、垂直荷重に対する断面二次モーメントI(I∝b
3)が大であって(bは巾)、土圧等の垂直荷重に対
し有効な補強体として作用するから、接合部を土圧荷重
等に対して補強する効果が期待されるところ、上記のよ
うに伸縮部付きライニング用部材の伸縮部の伸縮性を高
めるために伸縮部全体を薄くすると、土圧等の垂直荷重
に対する補強効果が減退される結果、接合部の全体的な
保護乃至は補強の有効な向上を図り難い。
【0005】本発明の目的は、螺旋状に巻回されること
により螺旋管に形成される帯状体に、螺旋状に巻回され
た際に隣合う帯状体同士が接合される接合用部と、螺旋
状に巻回された際に外表面側に突出するように屈曲させ
て帯状体を巾方向に伸縮可能とした伸縮部を具備させて
なる管渠内面ライニング用部材において、土圧等の垂直
荷重に対する伸縮部の剛性を充分に保持させつつその伸
縮性を向上させて、螺旋管の接合部を全体的に良好に保
護乃至は補強できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る管渠内面ラ
イニング用部材は、螺旋状に巻回されることにより螺旋
接合管状体に形成される帯状体に、螺旋状に巻回された
際に隣合う帯状体同士が接合される接合用部と、螺旋状
に巻回された際に外表面側に突出するように屈曲させて
帯状体を巾方向に伸縮可能とした伸縮部を具備させてな
るライニング用部材において、伸縮部に薄肉部分を設け
たことを特徴とする構成である。
【0007】本発明に係る管渠内面ライニング用部材の
製造方法は、上記の管渠内面ライニング用部材を押出し
成形により製造する方法であり、伸縮部を一様厚さとす
るように押出金型で押出したのち、押出金型出口の断面
積と同一断面積のサイジング金型で伸縮部に薄肉部分を
形成することを特徴とする構成である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。図1は、本発明に係るラ
イニング用部材の一例を示す横断面図である。図1にお
いて、101,101は帯状体10の表面に長手方向に
形成したリブ、102は帯状体の一縁端側に長手方向に
形成した雄型接合用部としての凸条、103は帯状体の
他縁端側に長手方向に形成した雌型接合用部としての溝
型凹条であり、頂部にリブ104を備えている。上記凸
条102とリブ101との間隔、リブ101,101間
の間隔、リブ101と凹条103との間隔は実質的に等
しくしてある。105は溝型凹条103とリブ101と
の間において帯状体10を巾方向に伸縮可能に表面外側
に向け屈曲させて形成した伸縮部であり、屈曲頂上部1
05a及び屈曲根元部105b,105bを屈曲両側立
上り部105c,105cよりも薄くし、屈曲両側立上
り部105c,150cの厚みを帯状体10の屈曲部1
05以外の部分の厚みに等しいか、やや厚くしてある。
106は帯状体の他縁端部であり、斜め上方に曲げてあ
る。107は雄型凸条102とリブ101との間の帯状
体表面に接着した帯条パッキングである。
【0009】図2に示すように、ライニング用部材が螺
旋状に巻回された際に隣合う当該部材同士が上記の雌雄
接合用部102と103との嵌合により接合されると共
に斜め上向き他縁端部106が雄型凸条102の隣のリ
ブ101のコーナに係止されて螺旋接合管状体が保持さ
れ、パッキング107の圧縮により螺旋接合管状体の管
壁が水密化される。このようにして保形された螺旋接合
管状体においては、接合部Jに曲げが作用すると、屈曲
伸縮部105の薄肉部105a,105bの適度の曲げ
応力集中作用により容易に曲げ変形される結果、曲げ反
力を軽減でき、雌雄嵌合式の接合部Jの曲げによる脱離
をよく防止できる。また、接合部Jに作用する土圧等の
垂直荷重に対し、接合部Jに隣在している屈曲伸縮部1
05の両側立上り部105c,105cがその厚肉のた
めに高い挫屈剛性を呈し、土圧等に対しても雌雄嵌合式
の接合部Jの脱離をよく防止できる。
【0010】上記に対し、屈曲伸縮部全体を薄くする場
合は、曲げ反力を軽減できても、垂直荷重に対する挫屈
剛性の低下が余儀なくされ、また、屈曲伸縮部全体を厚
くする場合は、垂直荷重に対する挫屈剛性を増すことが
できても、曲げ反力の増加が余儀なくされる。而るに、
本発明に係るライニング用部材では、調和した曲げ反力
の軽減と垂直荷重に対する挫屈剛性の増加とを達成で
き、螺旋接合管状体の嵌合接合部をライニング施工中の
曲げやライニング施工後での土圧から良好に保護でき
る。
【0011】本発明に係るライニング用部材において、
屈曲伸縮部の薄肉部分を薄くし過ぎると、過度の応力集
中による切断が懸念され、薄肉部分の厚みは厚肉部分の
厚みの1/2以上とすることが好ましい。本発明に係る
ライニング用部材は、押出により成形され、急峻な肉厚
変動は樹脂流動抵抗を不均一化して成形不良を招来する
から、上記屈曲伸縮部における薄肉部と厚肉部との間を
なだらかに変化させることが好ましい。本発明に係るラ
イニング用部材は、押出金型から押出した軟化状態の樹
脂体をサイジング金型に通して最終の断面形状に冷却賦
形することにより製造できる。
【0012】本発明に係るライニング用部材の製造方法
では、伸縮部を一様厚さとするように押出金型で押出し
たのち、押出金型出口の断面積と同一断面積のサイジン
グ金型で伸縮部に薄肉部分を形成しており、サイジング
金型において、樹脂押出体を長手方向に変形させること
なく断面形状を変化させるだけであるから、絞られた樹
脂の滞溜なくスムーズにサイジング金型に通過させて外
観良好なライニング用部材を製造できる。また、屈曲伸
縮部の肉厚が一様な従来のライニング用部材の製造に使
用されている押出金型をそのまま使用でき、サイジング
金型のみを変更すればよいから、設備コスト的にも有利
である。
【0013】図3は本発明に係るライニング用部材の製
造方法で好適に製造できるライニング用部材の一例を示
す横断面図であり、屈曲伸縮部105の頂部中央個所、
頂部両脇個所及び両根元個所を絞って薄肉化し、その薄
肉化分だけ屈曲伸縮部の他部分の肉を厚肉化してあり、
他の構成は図に示した実施例と実質的に同じであって、
薄肉個所の厚みも厚肉部分の厚みの1/2以上とするこ
とが好ましい。図3に示す実施例においても、屈曲伸縮
部105の薄肉個所における適度の曲げ集中のために曲
げ反力を軽減でき、厚肉の両側立ち上り部105c,1
05cのために垂直荷重に対する挫屈剛性を高めること
ができるから、図1に示す実施例と同様に曲げ反力の軽
減と垂直荷重に対する挫屈剛性の増加とを調和して達成
でき、螺旋接合管状体の嵌合式接合部をライニング施工
中の曲げやライニング施工後での土圧から良好に保護で
きる。
【0014】本発明に係るライニング用部材において、
屈曲伸縮部を軟質の樹脂製とすること、例えば、屈曲伸
縮部を軟質塩化ビニル樹脂製とし、他の部分を硬質塩化
ビニル樹脂製とすることも可能であるが、金型の複雑
化、押出機本体の二機使用、異種樹脂間の界面剥離、特
に軟質塩化ビニル樹脂の場合は、可塑剤のブルーム等を
勘案すれば、全体を単一樹脂で成形することが妥当であ
る。この樹脂には、例えば、硬質塩化ビニル樹脂、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエ
ステル、これら樹脂をマドリックスとする繊維強化樹脂
等を使用できる。
【0015】本発明に係るライニング用部材により管渠
内面をライニング施工するには、例えば、図4の(イ)
(側面図)及(ロ)(正面図)に示すライニング施工装
置を使用することができる。図4において、1は円形リ
ング状のフレームであり、前方フレーム11と後方フレ
ーム12とにより構成してある。2は接合機構部であ
り、ライニング用部材外面のリブを受容する溝やライニ
ング用部材の接合部を受容するための溝を備えた外面ロ
ーラ21と内面ローラ22とを有し、これらのローラを
ギャボックス23を介して油圧モータ25に連結した構
成(24は回転自在継手)であり、図示のものでは、角
度120°の3フレーム片の一のフレーム片に2組設け
てある。3は螺旋接合管状体に対するガイドローラであ
り、外部ガイドローラ31と内部ガイドローラ32の対
ローラを前記の前後フレーム11,12間に回転自在に
軸支してあり、図示のものでは、上記の各接合機構部2
の下流側(ライニング用部材の送り込み方向を基準とし
て)に3対づつ設けてある。前記外部ガイドローラ3
1,…の少なくとも一部に、前記の外面ローラ21と同
様に溝を設けることもできる。また、ガイドローラ3,
…の少なくとも一部を外部ガイドローラ31または内部
ガイドローラ32のみで構成することも可能である。4
は製管機Bを管渠A内に支持するための支持ローラであ
り、前方フレーム11にローラ軸支持板41を取付け、
そのローラ軸支持板41に支持ローラ40を片持軸支
し、ローラ軸支持板41から突出させたロ−ラ軸端部に
圧縮バネ42を装着し、螺合式バネ押え43の螺合調節
でこの圧縮バネ圧を調整しローラ40とローラ軸支持板
41との接触摩擦力を調整することによって、製管機B
の回転に対し所定の制動力を作用させるようにしてあ
る。この支持ローラ4はフレーム1に周方向に等間隔で
取付けてあり(図示の実施例では、フレーム角120°
に対し支持ローラを2箇あて)、ローラ軸支持板41を
前方フレーム11に回動可能にピン支し、前方フレーム
11とローラ軸支持板41との間にクッシヨンバネ44
を介在させて管渠内面の段差に対応できるようにしてあ
る。上記圧縮バネ42及び螺合式バネ押え43等からな
る制動力調整手段は少なくとも一本の支持ローラに付設
すればよい。
【0016】上記のライニング施工装置を用いて本発明
に係るライニング用部材で管渠内をライニングするに
は、図5に示すように製管機Bを管渠A内に納め、到達
側マンホール上の油圧ポンプpにより油圧ホースp’を
介して製管機Bの接合機構部2の外面ローラ21及び内
面ローラ22を駆動し、出発側マンホール上のドラムか
ら供給されてくるライニング用部材Dを接合機構部2の
外面ローラ21及び内面ローラ22で螺旋状に送ると共
に最初の接合機構部の外面ローラと内面ローラとで既に
形成されたライニング用部材の螺旋接合管状体の縁端の
雌型溝形凹条に最初の接合機構部に送り込まれてくるラ
イニング用部材の一方の縁端の雄型凸条に嵌合接合し、
ライニング用部材の螺旋方向送り力で製管機Bを回転前
進させ、製管機Bで製管された螺旋接合管状体Eを製管
機Bの回転前進に伴い管渠内面にライニングさせてい
く。このライニング途中に曲管部が存在し、螺旋接合管
状体の接合部が曲管部通過の際に曲げられても、ライニ
ング用部材の屈曲伸縮部の前記した曲げ反力軽減作用に
より接合部を脱離なく安定に保持できる。
【0017】上記ライニングにおいて、接合機構部2の
外面ローラ21と内面ローラ22による螺旋方向送り力
をw、その送り角(管状体の周方向線となす角)をθ、
製管機内の螺旋接合管状体の半径をrとすれば、前記油
圧モ−タ25による製管機Bの駆動トルクmは、
【数1】m=rwcosθ (1) で与えられる。上記支持ローラ4による圧縮バネ42の
圧縮力調整に基づく回転制動力をm’とすると、上記製
管機Bが回転する条件として
【数2】m>m’ (2) が成立する。
【0018】図5において、管渠A内面にライニングさ
れた螺旋接合管状体Eは、前記製管機の回転駆動トルク
に対し固定であり(ライニングされたライニング用部材
螺旋接合管状体が長くなれば、管渠との摩擦で固定され
る。ライニング用部材螺旋接合管状体が短い初期段階で
は、ライニング用部材螺旋接合管状体を治具で固定して
もよい)、ライニング中の螺旋接合管状体に式(3)で
示す管軸方向圧縮力F
【数3】F=wsinθ (3) が作用する。この軸方向圧縮力が大きくなると、上記ラ
イニング用部材の屈曲伸縮部が圧潰される畏れがあるの
で、ライニング施工条件の如何によっては、図6に示す
ように、ライニング用部材の雄型凸条102側の縁端部
を延長し、その縁端10aを屈曲伸縮部105の根元1
05bの内側面105b’に当接させて、上記の管軸方
向圧縮力Fによる屈曲伸縮部105の圧潰変形の防止を
図ることが好ましく、内側面105b’は段面とするこ
とが望ましい。
【0019】図5において、製管機Bとライニングされ
た螺旋接合管状体Eとの間の管状体部分eに前記の回転
制動力m’が作用し、管状体部分eのライニング用部材
の接合界面に発生する剪断力τは、テーパ管状体部分e
の半径をr’、巻回角をβとすると、
【数4】τ≒m’cosβ/r’ (4) で与えられる。而るに、ライニング用部材の螺旋接合を
遊嵌状態で行なえばその接合界面を相互にすべらせ得る
剪断力fを極めて小さくでき、かくして式(5)
【数5】τ>f (5) を成立させれば、製管機直後の螺旋接合管状体eをライ
ニング用部材の螺旋接合界面の相互すべりを逃がす方向
に変形させつつライニングさせていくことができ、その
すべりを逃がす螺旋接合管状体eの変形が拡径変形に他
ならないから、回転前進中の製管機Bから螺旋接合管状
体を拡径させつつ管渠内面によく接触させてライニング
させていくことができる。従って、充分な流路断面積を
確保できる。この場合、螺旋接合管状体の接合部が遊嵌
状態となり接合力が弱くなるが、本発明に係るライニン
グ用部材を使用すれば、接合部における曲げ反力の軽減
と垂直荷重に対する挫屈剛性の増加とを調和して達成で
き、接合部の強度が多少低くなっても、接合部をライニ
ング施工中の曲げやライニング施工後での土圧から良好
に保護でき、接合部の脱離をよく防止できる。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る管渠内面ライニング用部材
においては、螺旋状に巻回して形成した螺旋接合管状体
の接合部を、ライニング中の曲管部通過時に受ける曲げ
及びライニング施工後での土圧等の垂直荷重から共に良
好に保護でき、一方のみの偏った保護を排除して調和し
た保護を図り得る。
【0021】また、本発明に係る管渠内面ライニング用
部材の製造方法によれば、サイジング金型のみを変更し
押出金型をもとのままで使用できるから、本発明に係る
管渠内面ライニング用部材を低設備コストで経済的に製
造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管渠内面ライニング用部材の一実施例
を示す図面である。
【図2】図1に示すライニング用部材の螺旋接合管状体
を示す図面である。
【図3】本発明の管渠内面ライニング用部材の上記とは
別の実施例を示す図面である。
【図4】本発明に係るライニング用部材のライニング施
工に使用するライニング施工装置の一例を示す図面であ
る。
【図5】本発明に係るライニング用部材のライニング施
工の説明に使用した図面である。
【図6】本発明の管渠内面ライニング用部材の上記とは
別の実施例を示す図面である。
【図7】従来の管渠内面ライニング用部材を示す図面で
ある。
【符号の説明】
10 帯状体 102 雄型接合用部 103 雌型接合用部 105 屈曲伸縮部 105a 薄肉部 105b 薄肉部 105c 厚肉部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16L 9/00 B29L 7:00 // B29L 7:00 F16L 9/00 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】螺旋状に巻回されることにより螺旋接合管
    状体に形成される帯状体に、螺旋状に巻回された際に隣
    合う帯状体同士が接合される接合用部と、螺旋状に巻回
    された際に外表面側に突出するように屈曲させて帯状体
    を巾方向に伸縮可能とした伸縮部を具備させてなるライ
    ニング用部材において、伸縮部に薄肉部分を設けたこと
    を特徴とする管渠内面ライニング用部材。
  2. 【請求項2】請求項1記載の管渠内面ライニング用部材
    を押出し成形により製造する方法であり、伸縮部を一様
    厚さとするように押出金型で押出したのち、押出金型出
    口の断面積と同一断面積のサイジング金型で伸縮部に薄
    肉部分を形成することを特徴とする管渠内面ライニング
    用部材の製造方法。
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