JP2002144280A - ゴム成形体の切断装置 - Google Patents

ゴム成形体の切断装置

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JP2002144280A
JP2002144280A JP2001163560A JP2001163560A JP2002144280A JP 2002144280 A JP2002144280 A JP 2002144280A JP 2001163560 A JP2001163560 A JP 2001163560A JP 2001163560 A JP2001163560 A JP 2001163560A JP 2002144280 A JP2002144280 A JP 2002144280A
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cog
cutting
rubber molded
molded body
cutter
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JP2001163560A
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Osamu Miyajima
修 宮島
Koichi Nakai
孝一 中井
Ryo Takahashi
涼 高橋
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Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コグパッドの両端のコグ山部をカットして無端
化する切断装置に係わり、とりわけ突き合わせ接合した
接合山が非カット山と同等仕上がり、つまり所定の断面
で且つパッド巾方向に均一な接合山が確実に簡便に得ら
れるゴム成形体の切断装置を提供すること。 【解決手段】ゴム成形体Cのコグ山部Aを下側にして、
基板3a上に滑動自在に設置し、基台5上の分離した一
対の保持台5a,5bにはコグ山部Aとコグ谷部Bの反
転形状を設けて、ゴム成形体Cのコグ山部Aとコグ谷部
Bを嵌め合わせて上方から押え部材6で押す事で、確実
にゴム成形体Cを挟持し、カッター25を保持台5a,
5bの間隙nと押え部材6のスリット溝sとで案内して
幅方向に均一に切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はゴム成形体の切断
装置に係り、詳しくはローエッジコグベルトを製造する
際に成形部材として使用する未加硫ゴム成形体の、即ち
一定もしくは不規則なピッチでコグ山部とコグ谷部を有
するゴム成形体のコグ山部を正確にしかも早く自動的に
大した習熟不要で切断出来るゴム成形体の切断装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】今日、ローエッジコグベルトの製造とし
て、プリフオーム製法やスパンコグ製法がその代表的な
ものである。このプリフオーム製法は、予め下布と未加
硫ゴムシートとを、歯部と溝部とを交互に有する金型に
設置し、加圧することによってコグ形状に型付けしたゴ
ム成形体(コグパッドという)を形成し、成型時に該コ
グパッドを成形ドラム上に装着した円筒状母型に嵌め込
み、コグパッドの両端部を突き合わせてジョイントし、
ベルトの無端化が行われている。
【0003】上記コグパッドは下布と未加硫ゴムシート
との積層体であって、長さ方向に所定ピッチでコグ山部
とコグ谷部を交互に有している。従来、このコグパッド
の切断は熟練作業者の手作業によって行われていた。即
ち、作業者は予めベルト周長に合わせてコグ山数を数え
て、切断するコグ山部にチョークで印をつけた後、一方
のコグ山部(コグ部の頂部)をカッターによって切断
し、また他方のコグ山部を同様に切断していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この切断作業で重要な
ことは、コグ山部の頂部を幅方向に真っ直ぐにしかも厚
さ方向に所定の角度を付けてバイアス状に切断して、切
断したコグパッドの両端部を直線状に突き合わせてジョ
イントできることにある。しかし、コグ部をコグ山部か
ら外れた状態で切断する場合が多く、コグパッドの両端
部の傾斜端面を平板状に重ね突き合わせてジョイントす
ることが出来ず、しかも突き合わせ部に間隙が生じる箇
所が発生してボリューム割れやボリューム増しが起こり
やすく、ジョイント部の接合に欠陥が発生した。
【0005】その結果、得られたベルトは、図6に示す
ようにジョイント部Jを有するコグ山部Aの容積が他の
コグ山部Fに比べて小さくなるボリューム割れが起り、
また逆に図7に示すようにジョイント部Jを有するコグ
山部Aの容積が他のコグ山部Fに比べて大きくなるボリ
ューム増しが起ることがあった。容積の相違するコグ山
部をもつベルトを走行させた場合、走行時の負荷変動や
発熱現象によってジョイント部から亀裂が発生する恐れ
があった。
【0006】また、コグパッドの切断作業においても、
従来はコグ山部を上面にして切断作業をしたことから、
接着ゴム層が下面側に位置して作業台上と粘着しやすく
滑動し難く、カット後の剥離が裏面側であり厄介で作業
性が悪かった。
【0007】本発明はこのような問題点に着目し、熟練
作業者や特定の専任者に頼らずにコグパッドのようなゴ
ム成形体のコグ山部を真っ直ぐに、しかも早く、正確に
切断できるゴム成形体の切断装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本願請求項1記載
のゴム成形体の切断装置では、コグ山部とコグ谷部を交
互に有するゴム成形体を形成して、これに設けたコグ山
部を切断するゴム成形体の切断装置において、前記ゴム
成形体のコグ山部を裏側に向くように配設しゴム成形体
を滑動自在に受ける基板と、前記ゴム成形体のコグ山部
とコグ谷部がカッターを案内する間隙をもつ一対の保持
台に嵌着され、その背面から押圧し前記ゴム成形体を狭
持してカッターを案内するスリット溝を有した押え部材
から成る前記ゴム成形体の固定手段と、前記保持台の間
隙と前記押え部材のスリット溝との両方でカッターを摺
動可能に支持してコグ山部を切断面として幅方向へ移動
するカッターを具備した切断手段とを備えた装置にあ
る。
【0009】 この装置では、ゴム成形体のコグ山部と
コグ谷部を保持型に嵌合させ、つまり保持型の上面では
ゴム成形体のコグ山部とコグ谷部の形状を反転させた凹
凸形状を有して、ゴム成形体の下面が密着嵌合した支持
状態であり、押え部材をゴム成形体の背面に押圧するこ
とによってゴム成形体を変形せず安定して固定でき、そ
の上、カッターを分離した1対の保持型の間隙と押え部
材のスリット溝で上下で完全に案内収容し、ゴム成形体
の上下両面で挟持出来るからカッターの逃げ場がなく、
ゴム成形体の切断方向へ直線状に摺動案内され移動して
コグ山部を切断するために、カッターの走査時のガタツ
キがなくなってコグ山部の切断精度が向上する。更に、
ゴム成形体のコグ山部が下側になり、接着ゴム層が上面
になって基板上に載置することで、ゴム成形体の基板面
への粘着を阻止できる。
【0010】 本願請求項2記載の発明では、基板は切
断手段を挟んでこの両側にそれぞれ配設され、片方の長
さを短くしたゴム成形体の切断装置にあり、ゴム成形体
のコグ山部とコグ谷部を保持型に嵌合させる作業を、こ
の短い基板側から全幅にわたり手が届き容易に早く行え
る。
【0011】 本願請求項3記載の発明では、基板上の
ゴム成形体を予熱するヒーターを基板に配設し、更に基
板内部にも保温空間を有するゴム成形体の切断装置にあ
り、冬季のゴム成形体の硬さをやわらげて、カット品質
を確保する。
【0012】 本願請求項4記載の発明では、基板は空
転体を点在させ且つ垂れ受け板を配設したゴム成形体の
切断装置にあり、空転体により滑りを良くして、垂れ受
け板は点在する空転体間で支持の無い基板上で、ゴム成
形体の自重による垂れ下がりによる凹凸変形を最小に
し、ほぼ平面を保って楽に横移動させることが出来る。
【0013】 本願請求項5記載の発明では、前記固定
手段で、前記カッターを案内する間隙をもつ一対の保持
台には、切断コグ山を挟み嵌着できる凸状のコグ台を少
なくとも1山以上づつ有したゴム成形体の切断装置にあ
り、これによれば、ゴム成形体のコグ山部とコグ谷部の
形状を反転して写した形状の受け台で、切断コグ山を真
ん中にして隣接するコグ谷部を左右に少なくともそれぞ
れ1箇所以上全面密着受けをして、押圧してカット時の
未加硫ゴム成形体の変形を防いで確実に位置決め出来
る。
【0014】 本願請求項6記載の発明では、前記固定
手段で、前記押え部材の挟圧面が、少なくとも切断コグ
の1山分の底面巾以上で且つ平滑面であるゴム成形体の
切断装置にあり、少なくとも切断コグ山を挟み嵌着でき
る凸状のコグ台を1山以上づつ有した前述の保持台上に
導入したゴム成形体に嵌合させ密着出来る。前述の保持
台上に嵌着しやすい切断巾の小さい、またコグ高さの小
さいゴム成形体には、平滑面が大きく挟圧面が広い方が
位置決め精度を確保できる。
【0015】 本願請求項7記載の発明では、前記固定
手段で、前記押え部材の挟圧面が、その中央部の切断コ
グ山の底面を凸面とし外方へ漸次逃がし面を両側に設け
ているゴム成形体の切断装置にあり、これによれば切断
巾が大きく、大きな馴染みの悪いコグ山を凸状のコグ台
を1山以上づつ有した前述の保持台上で切断コグ山のみ
を集中的に嵌着させて、位置決め作業を優先し簡便に行
える。
【0016】 本願請求項8記載の発明では、前記押え
部材の挟圧面に離型処理が施してあり、ゴム成形体の粘
着しやすい接着層を圧接することから離型処理を行う事
により、ゴム成形体の粘着を最小にして、扱いにくいゴ
ム成形体に代わって押え部材を機械的に簡単に剥離出来
る。
【0017】 本願請求項9記載の発明では、切断手段
は往復走行に加え上下動を行うゴム成形体の切断装置に
あり、これによれば、カッターの無支持長さを短く出来
てカット時のカッターの変形が防げる。またカッターを
基台面以下に収納できることから、基台上の作業の安全
が確保できる。
【0018】 本願請求項10記載の発明では、カッタ
ーは加熱したカッターを用いるゴム成形体の切断装置に
あり、これによれば、ゴム成形体の切断が容易になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のゴム成形体の切断
装置について説明する。本発明に係わるゴム成形体Cに
ついては、図5に示す様に補強布Dと未加硫ゴムシート
Eとを凸条部と凹条部を交互に有した平坦なコグ付き型
に積層して、プレス板で型付けして作製して、コグ山部
Aとコグ谷部Bを有し、コグ山のない上面側には未加硫
ゴムシートEに積層された接着ゴム層が露出している
(図示せず)。本切断装置はコグ山部の中央で予め所要
シート長さに従ってマークされた図5のS1−S1、S
2−S2で矢視する幅方向に切断するものである。
【0020】さて本発明の切断装置1について、図1は
ゴム成形体の切断装置の上面図,図2は図1の側面図、
図3はゴム成形体を狭持し固定して切断するカッター部
の詳細図であり、これらを用いて説明する。本装置はゴ
ム成形体Cを設置する基板3a,3bと、ゴム成形体C
を保持台5a,5bと押え部材6の間に狭持して位置決
めする固定手段2と、保持台の間隙nと押え部材のスリ
ット溝sにカッター25を収容してコグ山部の中心線上
S1,S2を切断し幅方向へ移動する切断手段4とから
構成してある。
【0021】上記基板3a,3bは、ゴム成形体Cのコ
グ山部を下向けて載置するテーブルで、固定手段2を中
に挟んで一方3a及び他方3bに配置してあり、このテ
ーブル上をゴム成形体Cが縦横に自在に滑動できる。一
方の基板3aは未切断のゴム成形体Cを載置し、この前
端のコグ山部の中心線上S1−S1を切断し、他方の基
板3bに横移動して、後端のコグ山部の中心線上S2−
S2を切断し両端面を平滑に切断した所定長のゴム成形
体Cを作製する載置作業テーブルである。
【0022】ここで、前述の他方の基板3bは、図2に
示す様に機体長を短くしてあり、ゴム成形体Cのコグ山
を固定手段2の保持台5a,5b上の反転コグ山へ位置
決めする際に、固定手段2の近辺に手を伸ばして嵌合の
微調整作業を容易に行うことが出来る。更に後端部S2
のカットは、ゴム成形体の長さが長過ぎる際には、一方
の基板3a上で前端と後端を180度引き回し差し替え
てカットが出来る広さを備えている。
【0023】更に、基板3a,3b上の空転体21はボ
ールをベアリング受けした一体構造部品で自由方向に回
転して、載置したゴム成形体Cをボール球面で受けてス
ムースに移動させる。同時に平鋼を用いた垂れ受け板2
2が図1,2のように配設してあり、空転体21から外
れて自重で垂れ下がる変形を阻止してスムースな移動を
させる。
【0024】また、この基板3aには、ゴム成形体Cを
予熱する蒸気ヒーター11を基板の下方に配設して、基
板3aの下方空間にも棚状に滑りの良いローラーコンベ
ヤー12を設置してゴム成形体Cを予熱する場所を備え
ている。
【0025】次に、前記保持台5a,5bと押え部材6
の間に狭持して位置決めする固定手段2について図3を
用いて説明する。先ず保持台5a,5bはその上面には
それぞれゴム成形体Cのコグ形状を反転して写した姿の
コグ山を2山づつ有して、ゴム成形体Cの切断コグを挟
んで1部間隙を除き、受け面に嵌合させて密着して嵌着
してあり、ゴム成形体Cのコグ山の中央断面で切断可能
にカッターが摺動する間隙を挟んで左右対照の1対で構
成してある。又、保持台5a,5bの裏面は基台5の合
わせ溝に嵌め合わせ、位置決めピン37で位置決めする
構成で、異なるコグ形状に対して交換自在に固持してあ
る。
【0026】押え部材6は、図3に示す様に角材と押し
圧力に耐えるように補強リブ45を持ち、下面にはその
中心にカッターを収容し案内するスリット溝sが加工し
てある。更に下面にはシリコンを焼き付けた離型処理を
してゴム成形体Cの接着を防いである。図4の様に、こ
の押え部材6は、両端を基台5フレームに貫通したガイ
ドブッシュ41で案内されるロッド40で支持されて、
ロッド40の下方に接続されたシリンダー42で左右同
調させて上昇下降自在に構成されて、充分な押圧力を与
えている。シリンダー42の下端は基台5フレームにブ
ラケット43で支持される。
【0027】切断手段4は、図3,4,5を用いて説明
する。切断位置は図5のS1−S1,S2−S2でコグ
山中心を直角に全幅にわたってゴム成形体Cを切断す
る。ベルトの周長により予めマークされたコグ山を切断
する。カッター部8の詳細を図3に示す。前述の固定手
段2で変形型くずれしがちなゴム成形体Cを確実に保持
固定して、コグ山中央を切断する。
【0028】カッター25は固定手段2の下方に設置し
てあり、カッターホルダー27から突き出した刃先はそ
の上端をスリット溝sに、下端を保持台の間隙nに収容
して、刃の中央をゴム成形体Cの切断に用いる。刃厚み
に対して0.3〜1.0ミリの隙間を持って摺動案内し
正確に切断する。更に刃先はカッターホルダー27に装
着した電熱ヒーター26で60〜80℃に加熱制御して
切断速度を高め、刃の寿命を延命してある。
【0029】カッター部8は、図3に示すが上昇下降動
作を行い、上昇時はゴム成形体Cに接近して、カッター
ホルダー27からカッターの突き出す無支持長さを最小
に短くしてある。下降時はカッター25の上端を基台5
の下方に収容して、保持台5a,5bの交換並びにゴム
成形体Cの嵌め合わせ作業の安全性を確保してある。カ
ッター25は両シノギのカミソリ刃を用い、カッターホ
ルダー27の縦溝に挿入してセット基準面に蝶ねじ28
で固定し、上方の基台5の開口部から交換出来る。この
上昇下降はカッターベース32にリニアーボール軸受け
31して案内し、シリンダー33でブラケット30を駆
動する。カッターホルダー27は断熱板29を介してこ
のブラケット30に固持され連動する。
【0030】更に図4の様に、基台5の両端フレームに
ロッドレスシリンダー35上に前述のカッターベース3
2が着装してありこのシリンダーにより、ゴム成形体C
の全幅をカットする。カット後の戻り作動ではカッター
部8は下降して基台面以下に収容される。
【0031】続いて、本発明のゴム成形体の切断装置の
動作について説明する。先ず、押え部材6は上昇し、カ
ッター部8は下降した初期位置にある。1)ゴム成形体
Cを基板3a上に載置して予熱する。2)固定手段2へ
横移動する。カットマークに合わせコグ山を保持台5
a,5bのコグ山型に嵌合させる。3)カット押しボタ
ンを操作する。4)押え部材6が下降して、ゴム成形体
Cを押圧しながら挟持して位置決めする。5)カッター
部8が上昇して、シリンダー35が横移動してゴム成形
体Cを切断する。6)カッター部8が下降して初期位置
に帰る。7)押え部材6が上昇して位置決めを開放し切
断が終る。8)切れ端を取り除き、カット端を保持台か
ら浮かして、ゴム成形体Cを他方の基板3bに引き出
す。9)ゴム成形体Cの後端部を前述の2)から8)を
繰り返して同様に切断する。この際に、シート所要長が
長過ぎて、他方の基板3b面が不足する場合は、一方の
基板3a上で180度旋回して差し替えて後端部を切断
する。
【0032】〔別実施形態〕 (1)ゴム成形体Cの切断時のその位置決めについて、
前述の説明では、図3を用いて、切断コグ山に隣接する
それぞれ1.5山を反転形状に写したそれぞれ2山から
なる一対の保持台に嵌合させる構成と、嵌合させたゴム
成形体Cを押し面が平滑である押え部材で挟持する固定
手段を示しているが、ゴム成形体Cの切断巾が更に大き
くなり或いはコグ山が大きい厚い、硬くて嵌合作業性が
悪いゴム成形体Cについては、以下のように実施すれば
よい。
【0033】図8に示す様に、保持台5a,5b上の反
転形状に写したそれぞれのコグ山数を減じて1山とする
ことで嵌着する面積が少なくなり、嵌合作業性が良くな
る。
【0034】更にこの変形実施例として、保持台5a,
5b上の反転形状に写したそれぞれのコブ山数につい
て、ゴム成形体Cが短い基板3bからはみ出して浮き上
がりがでる場合は短い基板3b側を1山で他の基板3a
側は山数を減じ無い構成にして嵌合作業性を上げて位置
決め精度が確保出来る。
【0035】以上の様に、保持台5a,5b上に嵌合さ
せて、押さえ部材6側についても図8に示す様に、押し
面を凸状にしてある。この凸状面は、切断コグの1個分
の背面巾をその中央部に有して、外方に向かって緩やか
な傾斜で逃がし角を設けてある。切断コグを集中的に押
し圧して、隣接コグはその位置決めに漸次寄与させてあ
る。
【0036】この様にして、切断コグの背面を集中して
挟持する構成で切断コグの挟持効果を高めて、前述の保
持台5a,5b上のコブ山数を減じた構成と共に嵌合作
業性を上げて位置決め精度が確保出来る。
【0037】尚、実施の形態は上述に限定されるもので
なく、例えば次の様に変更してもよい。(1)他方基板
3bは、人手が届く基板長に短縮してあるがこれで不足
する際は折り畳み方式や伸縮方式の基板へ代える事が出
来る。
【0038】(2)基板3a,3b上の空転体21はボ
ール状から、ロール状の回動体やそれに首振りを加えた
構成も可能である。
【0039】
【発明の効果】以上の様に、本願請求項1から10記載
のゴム成形体の切断装置では、ゴム成形体Cの切断位置
S1,S2の位置決め固定に当たって、交換自在の分離
した一対の保持型5a,5bにおいて、切断コグ山と隣
接するコグ山を反転した形状で嵌着狭持したことにより
ボリューム変形を防いで、切断位置にくるいがない。
【0040】更にゴム成形体Cの切断に当たって、薄い
長手のカッター25の上部下部の両端をそれぞれ押え部
材のスリット溝sと分離した一対の保持型の間隙nに収
納していることから、カッターの変形を阻止し切断面の
平滑度と切断精度が向上出来て、無端の製品ベルト品質
向上に有効である。
【0041】またカット部の上下動を加えたことと一方
の基板長を縮寸した構成により、ゴム成形体Cを保持台
に容易に位置決め出来且つ作業の安全確保が出来る。更
に、重くて、冬場は冷えて硬くなり、夏場は接着層があ
り粘着し扱いにくいゴム成形体Cの切断附帯作業に対し
て予熱空間を備え、切断位置に嵌着し易く基板を片側を
短く施して作業性を向上させるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴム成形体の切断装置の上面図であ
る。
【図2】図1の側面図である。
【図3】ゴム成形体を狭持して切断するカッター部の詳
細図である。
【図4】固定手段と切断手段の全体図である。
【図5】コグパッド部材構成と切断位置斜視図である。
【図6】コグ山部がボリューム割れを起こしている動力
伝動ベルトの部分正面図である。
【図7】コグ山部がボリューム増しを起こしている動力
伝動ベルトの部分正面図である。
【図8】固定手段と切断手段の別実施形態の説明図であ
る。
【符号の説明】
A コグ山部 B コグ谷部 C ゴム成形体(コグパッドという) m 基台開口部 n 分離した一対の保持型の間隙 s 押え部材のスリット溝 1 切断装置 2 固定手段 3 基板 3a 一方の基板 3b 他方の基板 4 切断手段 5 基台 5a 保持台 5b 保持台 6 押え部材 6a 平滑面 6b 逃し面 8 カッター部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コグ山部とコグ谷部を交互に有するゴム
    成形体を形成して、これに設けたコグ山部を切断するゴ
    ム成形体の切断装置において、 前記ゴム成形体のコグ山部を裏側に向くように配設しゴ
    ム成形体を滑動自在に受ける基板と、前記ゴム成形体の
    コグ山部とコグ谷部がカッターを案内する間隙をもつ一
    対の保持台に嵌着され、その背面から押圧し前記ゴム成
    形体を狭持してカッターを案内するスリット溝を有した
    押え部材から成る前記ゴム成形体の固定手段と、前記保
    持台の間隙と前記押え部材のスリット溝との両方でカッ
    ターを摺動可能に支持してコグ山部を切断面として幅方
    向へ移動するカッターを具備した切断手段とを備えてな
    ることを特徴とするゴム成形体の切断装置
  2. 【請求項2】 前記基板は、前記切断手段を挟んでこの
    両側にそれぞれ配設され、片方の長さを短くした請求項
    1に記載のゴム成形体の切断装置
  3. 【請求項3】 前記基板は、その基板上のゴム成形体を
    予熱するヒーターを配設し、更に基板内部にも予熱空間
    を有する請求項1又は2のいずれかに記載のゴム成形体
    の切断装置
  4. 【請求項4】 前記基板は、空転体を点在させ且つ垂れ
    受け板を配設した請求項1又は2のいずれかに記載のゴ
    ム成形体の切断装置
  5. 【請求項5】 前記固定手段で、前記カッターを案内す
    る間隙をもつ一対の保持台には、切断コグ山を挟み嵌着
    できる凸状のコグ台を少なくとも1山以上づつ有した請
    求項1に記載のゴム成形体の切断装置
  6. 【請求項6】前記固定手段で、前記押え部材の挟圧面
    が、少なくとも切断コグの1山の底面巾以上で且つ平滑
    面である請求項1に記載のゴム成形体の切断装置
  7. 【請求項7】前記固定手段で、前記押え部材の挟圧面が
    その中央部の切断コグ山の底面を凸面とし外方へ漸次逃
    がし面を両側に設けている請求項1に記載のゴム成形体
    の切断装置
  8. 【請求項8】 前記押え部材の挟圧面に離型処理が施し
    てある請求項1又は6,7の何れかに記載のゴム成形体
    の切断装置
  9. 【請求項9】 前記切断手段は、往復走行に加え上下動
    を行う請求項1に記載のゴム成形体の切断装置
  10. 【請求項10】 前記カッターは、加熱したカッターを
    用いる請求項1又は9のいずれかに記載のゴム成形体の
    切断装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006181687A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Howa Mach Ltd シート切断装置の切断刃断熱構造
CN101642911A (zh) * 2009-09-04 2010-02-10 常州市科慧制冷设备有限公司 Pvc淋水片切边机及其加工方法
CN107570788A (zh) * 2017-10-16 2018-01-12 浙江奥真电子科技有限公司 一种合金板材切条设备

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