JP2002143801A - 廃棄物処分場 - Google Patents

廃棄物処分場

Info

Publication number
JP2002143801A
JP2002143801A JP2000346847A JP2000346847A JP2002143801A JP 2002143801 A JP2002143801 A JP 2002143801A JP 2000346847 A JP2000346847 A JP 2000346847A JP 2000346847 A JP2000346847 A JP 2000346847A JP 2002143801 A JP2002143801 A JP 2002143801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disposal site
waste
landfill
pit
waste disposal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000346847A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Kotani
克己 小谷
Toshiaki Kita
利明 喜多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP2000346847A priority Critical patent/JP2002143801A/ja
Publication of JP2002143801A publication Critical patent/JP2002143801A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 間仕切りを介して仕切られた隣合う埋立区画
間の地下水集水ピット及び滲出水集排水ピットの共用化
を図る。 【解決手段】 外周壁12により囲われた処分場敷地内
を掘削するとともに、間仕切り壁14を介して複数に区
画し、各区画毎に順次廃棄物を埋立てるようにした廃棄
物処分場10において、前記間仕切り壁14が十字形に
交叉する位置及び/または間仕切り壁14と外周壁12
とのT字形交叉位置に滲出水または地下水を集排水する
ためのピット16,18を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物処分場に関
し、特に間仕切り壁を介して複数に区画された内部に廃
棄物を埋立てる方式の処分場に関する。
【0002】
【従来の技術】廃棄物処分場の一種として、本出願人
は、処分場敷地内を連続地中壁で囲って掘削し、敷地内
をさらに複数の間仕切り壁で仕切り、その仕切られた内
部を完全な遮水構造とした後、廃棄物を埋立てていく方
式の処分場を開発している。
【0003】この方式の処分場にあっては、敷地全体を
一つの処分場として構築する場合に比べ、次の利点があ
る。 分別埋立ができる。 処分場構築工事が大がかりで工期が長い一方で、廃棄
物の埋立は急務を要するものであるため、工事が途中で
あって、処分場敷地内が完全に仕切られなくても、完成
した間仕切り内から順に廃棄物を埋立てることができ、
構築工事と併行して埋立て処理が行える。 間仕切りで仕切られる敷地は比較的小面積であるた
め、現在埋立が行われている区画に屋根掛けすること
で、雨水による滲出水の増加を防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、間仕切り内
を完全遮水構造とした場合には、間仕切り内部に滲出水
集排水ピット、地下水集水ピットが必要となるが、間仕
切り毎にピットを独立して設けたのでは、構築コスト及
び設備コストの面で高価なものとなる。
【0005】本発明は、以上の課題を解決するものであ
って、その目的は、間仕切り壁を介して仕切られた隣合
う埋立区画間の地下水集水ピット及び滲出水集排水ピッ
トの共用化を図ることにより、構築コスト及び設備コス
トとも安価にできるようにした廃棄物処分場を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、外周壁により囲われた処分場敷地内を掘
削するとともに、間仕切り壁を介して複数に区画し、各
区画毎に順次廃棄物を埋立てるようにした廃棄物処分場
において、前記間仕切り壁が十字形に交叉する位置及び
/または間仕切り壁と外周壁とのT字形交叉位置に滲出
水または地下水を集排水するためのピットを設けたこと
を特徴とする。従って、本発明によれば、隣合う区画同
士で集排水用ピットを共用できるため、構築コスト、設
備コストとも安価となる。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、廃棄物埋
立中の区画上部に屋根を設けるとともに、当該区画の埋
立処分終了後に前記屋根を次の埋立区画上部に移設でき
るようにしたことを特徴とする。従って、本発明では、
埋立区画移動毎に一つの屋根を転用可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1〜
図3は本発明に係る廃棄物処分場を示すものである。同
図における廃棄物処分場10は、処分場敷地内を不透水
層まで到達する深度の連続地中壁12で矩形状に仕切
り、その内側の処分場敷地内の地盤を所定深度まで掘削
し、次いでRC造の間仕切り壁14を構築することによ
り、敷地内を、平面的に、例えば幅方向均等に3分割、
奥行方向均等に2分割して長方形の6つの埋立区画を構
築するものである。
【0009】なお、本実施形態において、実際に完成し
ている埋立区画は、図の向って左側の奥行方向二カ所の
みであり、この部分が間仕切り壁14で区画され、残り
4カ所は地盤掘削状態であり、掘削後、間仕切り壁14
を構築している途中経過が示されている。但し、このよ
うに構築途中であっても既に間仕切り壁14が配置さ
れ、これにより仕切られた二つの区画に対しては、廃棄
物の埋立が可能な区画32,34として完成しており、
構築工事と平行して埋立が可能となっている。
【0010】完成した間仕切り壁14の十字形交叉部に
は前後左右の4カ所で隣合う埋立区画に共通の地下水集
水ピット16が設けられている。また間仕切り壁14と
連続地中壁12とのT字形交叉部には左右または前後の
二カ所の隣合う埋立区画で共通の滲出水集排水ピット1
8が設けられている。
【0011】各区画の止水性確保のための構造は、図4
の一部に拡大して示すように、底面部において地盤上に
敷き詰められた地下水排水層としての砕石基礎20の上
面に敷設された水密性アスファルト22と、遮水シート
24及び透水性アスファルト26からなる合計三層構造
となっており、この構造を採用することで、廃棄物土圧
や、埋立作業用重機の重量などに十分抗することのでき
る耐久性がもたらされている。このうち、遮水シート2
4は、前後左右の壁面(間仕切り壁14及び外周部の地
中壁12)まで折曲げられて延長される。
【0012】雨水集水ピット16の下部は、前記砕石基
礎20に連通する連通孔28が形成され、地下水位の上
昇に応じてこの内部に集水した地下水をポンプPにより
排水している。
【0013】さらに、滲出水集排水ピット18に近接位
置する遮水構造部分は上部に砕石を配置した溝が形成さ
れ、この溝部分とピット18とを連通孔30により連通
させており、区画内部に埋立てられた廃棄物36からの
滲出水は、溝から連通孔30を経由して滲出水集排水ピ
ット18内に入り、図示しない排水ポンプ、水処理設備
などを通じて、河川などに放流されるようになってい
る。
【0014】前述のごとく工事途中でも間仕切り壁によ
って仕切られた二つの区画は埋立区画32,34として
使用可能であり、特に図3に示すように、構築工事と併
行して一方の埋立区画32は既に廃棄物36による埋立
てを完了し、廃棄物36の上面をキャッピングシート3
8で覆うことにより、雨水の浸透を防止している。
【0015】また、他方の区画34は現在埋立進行中で
あり、その上部を屋根40で覆うことにより、全天候型
の作業を可能としている。屋根40は、特に、図4に示
すように、軽量鉄骨トラス組からなる屋根骨組上に屋根
膜を張った軽量構造屋根であり、ボルトなどを介して壁
面上に仮固定されるものであって、移設可能であり、既
埋立区画32を覆った後、現在埋立中の区画34上に移
設される。このようにして順次埋立区画の移動毎に屋根
40を該当区画に転用できる。また、各区画が分別して
埋立てられる場合には、屋根40をその分別埋立区画毎
に配置することも可能である。
【0016】以上のようにして埋立てと同期して他の区
画の構築をおこなうことで、時系列的に処分場敷地の有
効活用を図ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明による廃棄物処分場にあっては、敷地全体を一つの処
分場として構築する場合に比べた利点を享有しつつ、間
仕切りを介して仕切られた隣合う埋立区画間の地下水集
水ピット及び滲出水集排水ピットの共用化を図ることが
できるため、構築コスト及び設備コストとも安価にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る廃棄物処分場の平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図2のC部拡大図である。
【符号の説明】
10 廃棄物処分場 12 連続地中壁(外周壁) 14 間仕切り壁 16 地下水集水ピット 18 滲出水集排水ピット 32 既埋立区画 34 埋立区画 36 廃棄物 40 屋根

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周壁により囲われた処分場敷地内を掘
    削するとともに、間仕切り壁を介して複数に区画し、各
    区画毎に順次廃棄物を埋立てるようにした廃棄物処分場
    において、 前記間仕切り壁が十字形に交叉する位置及び/または間
    仕切り壁と外周壁とのT字形交叉位置に滲出水または地
    下水を集排水するためのピットを設けたことを特徴とす
    る廃棄物処分場。
  2. 【請求項2】 廃棄物埋立中の区画上部に屋根を設ける
    とともに、当該区画の埋立処分終了後に前記屋根を次の
    埋立区画上部に移設できるようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載の廃棄物処分場。
JP2000346847A 2000-11-14 2000-11-14 廃棄物処分場 Pending JP2002143801A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000346847A JP2002143801A (ja) 2000-11-14 2000-11-14 廃棄物処分場

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000346847A JP2002143801A (ja) 2000-11-14 2000-11-14 廃棄物処分場

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002143801A true JP2002143801A (ja) 2002-05-21

Family

ID=18820659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000346847A Pending JP2002143801A (ja) 2000-11-14 2000-11-14 廃棄物処分場

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002143801A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5666741B1 (ja) * 2014-10-21 2015-02-12 株式会社フジコーポレーション 廃棄物処分方法
JP5666740B1 (ja) * 2014-10-21 2015-02-12 株式会社フジコーポレーション 最終処分場
JP5666742B1 (ja) * 2014-10-21 2015-02-12 株式会社フジコーポレーション 最終処分場
WO2015151356A1 (ja) * 2014-10-21 2015-10-08 株式会社フジコーポレーション 最終処分場
JP2017042715A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 清水建設株式会社 廃棄物処分場の構築方法
CN113006157A (zh) * 2021-04-26 2021-06-22 北京高能时代环境技术股份有限公司 一种危险废物刚性填埋单元的封场系统

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5666741B1 (ja) * 2014-10-21 2015-02-12 株式会社フジコーポレーション 廃棄物処分方法
JP5666740B1 (ja) * 2014-10-21 2015-02-12 株式会社フジコーポレーション 最終処分場
JP5666742B1 (ja) * 2014-10-21 2015-02-12 株式会社フジコーポレーション 最終処分場
WO2015151356A1 (ja) * 2014-10-21 2015-10-08 株式会社フジコーポレーション 最終処分場
EP2992974A1 (en) * 2014-10-21 2016-03-09 Fuji Corporation Co., Ltd. Final disposal plant
EP2992974A4 (en) * 2014-10-21 2017-03-29 Fuji Corporation Co., Ltd. Final disposal plant
JP2017042715A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 清水建設株式会社 廃棄物処分場の構築方法
CN113006157A (zh) * 2021-04-26 2021-06-22 北京高能时代环境技术股份有限公司 一种危险废物刚性填埋单元的封场系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109183848B (zh) 一种隧道设计和建设方法
JP2002143801A (ja) 廃棄物処分場
CN110080234A (zh) 一种在软土地基深基坑二次中心岛开挖的方法
CN110158541A (zh) 双层土工膜防渗排水结构、施工方法及库盆防渗排水结构
JP4000780B2 (ja) 廃棄物の埋立方法
CN210561998U (zh) 双层土工膜防渗排水结构及库盆防渗排水结构
JP4126897B2 (ja) 廃棄物処分場の埋立て方法
JPH0379074B2 (ja)
JP2006328894A (ja) 地下構造体の施工方法
CN203654332U (zh) 一种新型地下室防水疏水施工结构
KR100645324B1 (ko) 대심도용 케이슨 지지구조
JPH07156992A (ja) 地下貯留施設
KR100218546B1 (ko) 침출수 재순환과 가스취출을 겸한 쓰레기 매립조성방법
JP2004204524A (ja) 圧密促進埋立工法および圧密促進埋立構造
CN221001020U (zh) 一种坑中坑防水结构
JP3243726B2 (ja) 簡易クローズドタイプ管理型廃棄物処分場およびその造成方法
CN217537080U (zh) 一种岩溶排土场地基处理结构
JP3248437B2 (ja) 廃棄物処分場およびその構築工法
JP2842173B2 (ja) 深型廃棄物処分場
JP2003285018A (ja) 廃棄物の埋立て方法
JPH0515847B2 (ja)
JPH06296946A (ja) 廃棄物処分場
JPH1157645A (ja) 廃棄物処分場の埋立工法
CN115637622A (zh) 一种雨水花园式中央分隔带排水结构及施工方法
JPH03191111A (ja) 地盤改良方法及びドレーンパネル

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040924