JP2002143319A - イントロデューシングカテーテルと薬物放出機能を持つ診断治療用カテーテルとの組立体 - Google Patents

イントロデューシングカテーテルと薬物放出機能を持つ診断治療用カテーテルとの組立体

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JP2002143319A
JP2002143319A JP2000347285A JP2000347285A JP2002143319A JP 2002143319 A JP2002143319 A JP 2002143319A JP 2000347285 A JP2000347285 A JP 2000347285A JP 2000347285 A JP2000347285 A JP 2000347285A JP 2002143319 A JP2002143319 A JP 2002143319A
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泰一郎 目黒
Yasuyuki Kawahara
康幸 川原
Ran Ko
瀾 江
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CI MEDEIKKU KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 カテーテルを用い、特に経橈骨動脈によって
虚血性心疾患を診断または治療する場合に、よりサイズ
の大きいカテーテルが使用できるようにする。 【解決手段】 イントロデューシングカテーテルAに診
断治療用カテーテルBを挿入し、直接に管状器官(橈骨
動脈や上腕動脈)に挿入することによって、シースの使
用を不要とする。診断治療用カテーテルBに同軸的に設
けた内管12と外管13とからなり、シャフト部11の
円周上に少なくとも一部が開放端部15となった中空部
14を備え、外管13に側孔9を設け、必要時に抗痙攣
剤などの薬剤を血管内に放出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シースを用いるこ
となく、人体の管状器官、特に手首などの細い血管系に
直接挿入できるイントロデューシングカテーテルと薬物
放出機能を持つ診断治療用カテーテルとの組立体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、カテーテルを用いて血管系や臓器
の診断治療を経皮経血管的に行う場合、予め血管にシー
スを挿入し、ついで診断治療用カテーテルをシースに通
し、血管に挿入する。
【0003】例えば、狭心症や心筋梗塞等の虚血性心疾
患を治療する場合、冠動脈パイパス手術よりも患者への
負担の小さい経皮経血管のPTCA(経皮冠動脈成形
術)が現在主流となっている。PTCAを行う場合、カ
テーテルを挿入する箇所によって、経大腿動脈へのアプ
ローチ(Trans−Femoral)、経上腕動脈へ
のアプローチ(Trans−Brachial)、経橈
骨動脈へのアプローチ(Trans−Radial)な
どに分かれる。
【0004】経大腿動脈へのアプローチでは、術後の排
尿を確保するため手術に先立って膀胱に尿管カテーテル
を挿入する必要があり、患者に与える苦痛が大きいこと
に加え、手術後の患者の止血が難しい。このため、患者
に長時間の安静が求められ、入院期間が長期に及ぶこと
が多くなり、患者への負担が大きい。最近では患者の生
活の質を向上させるため、患者への負担を比較的小さく
した低侵襲の治療が注目されている。
【0005】経大腿動脈へのアプローチに対して、経橈
骨動脈へのアプローチでは、尿管カテーテルの挿入が不
要で、手術直後から歩行できることから長時間の安静が
患者に求められることがない。このため、患者の受ける
負担と苦痛が大幅に軽減され、一日のみの入院で済むこ
とが可能となった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、経橈骨動脈
へのアプローチについては、従来の方法で行うと、橈骨
動脈が細いため、挿入できるシースはほとんど6Fr
(外径約2.67mm)であり、このため、最大6F
(外径約2.00mm)のカテーテルしか挿入できな
い。より径の大きい8Fr(外径約3.34mm)のシ
ースになると、橈骨動脈から挿入できる大きな血管の患
者は極めて限られている。
【0007】現在、PTCAの治療にあたっては、バル
ーン拡張、ステント留置、ローターブレーター(ダイヤ
モンドコーティングされたバーを190,000RPM
までの速度で回転させ、血管内の狭窄部を切削する装
置)、DCA(先端のハウジングアセンブリにウィンド
ウと円筒形カッターが設けられ、カッターの前後移動に
より、血管内の狭窄部のアテローム性物質を切除するカ
テーテル)、キッシングバルーン(2本以上のバルーン
カテーテルを同時に血管内の狭窄部に挿入、拡張し、治
療する方法)などを用いて行われている。8Fのカテー
テル(外径約2.67mm)を使用する場合、前記のP
TCAのほとんどの治療を十分に施すことができるが、
6Fのカテーテルを使用すると、ローターブレーターの
バー径が1.5mm以上のものや二つ以上のバルーンを
カテーテルに通すことが難しく、DCAによる治療が不
可能といった、患者に十分な治療を施すことができない
不都合がある。
【0008】特に、橈骨動脈へのアプローチでは、橈骨
動脈などへの穿刺とカテーテルの挿入などの手技中、血
管の痙攣が比較的多く発生し、無理にシースまたはカテ
ーテルを引き抜くと、患者に極めて大きな苦痛を与え、
血管内皮の損傷、解離あるい破裂により体内出血を起こ
す恐れがある。
【0009】本発明は、これらの事情を背景になされた
もので、その目的はシースを用いることなく、人体の血
管系に直接挿入でき,かつ側孔およびカテーテルの内管
と外管との間の中空部の先端から薬物放出が可能であ
り、橈骨動脈の痙攣を有効に解除できるイントロデュー
シングカテーテルと薬物放出機能を持つ診断治療用カテ
ーテルとの組立体を提供することにある。シースが不要
になることによって、より大きなサイズのカテーテルを
人体管状器官に挿入できる。例えば、従来不可能であっ
た8Fのカテーテルを殆どの患者の橈骨動脈に挿入でき
るようになり、十分な治療を施すことができる。さら
に、同サイズのカテーテルを挿入した場合、従来のシー
スを使用する方法と比べ、患者に与える苦痛や挿入部の
損傷を最小限にとどめる効果がある。また、手技中に橈
骨動脈に痙攣が発生した場合、前記組立体の側孔および
内管と外管との間の中空部の先端から抗痙攣剤を瞬時的
に放出することによって、即効的に痙攣を解除させるこ
とができる。
【0010】一方、通常使用されている長尺なロングシ
ースについては、先端が鋭く、かつ硬いので、心臓また
は他の臓器を損傷する恐れがある。ロングシースを人体
管状器官に挿入する場合、人体器官からのストレスがロ
ングシースの円形先端上の1点に集中し、シースの先端
を変形させ、破壊することによって、血管と組織を損傷
する恐れがある。また、ロングシースは、近位端部の止
血弁が設置されているため、治療用器材の挿入が困難で
ある。さらに、ロングシースは、操作性に劣るなどの欠
点があるため、カテーテルとして使用するのは困難であ
る。
【0011】また、特開平11−347131号公報に
は、シースチューブに側孔が開けられ、血管に痙攣が生
じた場合、シースチューブに抗痙攣剤を注入し、該側孔
から抗痙攣剤を放出することによって、血管の痙攣を解
除させる方法が開示されている。しかしながら、前記診
断治療用カテーテルに同様の側孔を設けると、造影剤を
診断治療用カテーテルに注入する時、側孔から造影剤が
漏れ出し、患者の血管内壁を刺激することによって、例
外なく激痛を誘発する。さらに、造影剤の漏れにより、
造影効果の低下と造影剤用量の増加につながる。造影剤
用量が増加することによって、患者の人体への負担が大
きくなり、最終的には血液透析を必要とする場合が生じ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1では、可撓性チ
ューブからなり、薬物放出機能を持つ診断治療用カテー
テルおよび該診断治療用カテーテルに先端部を突出させ
て挿通される管状の可撓性イントロデューシングカテー
テルからなる組立体において、前記イントロデューシン
グカテーテルの先端部を構成するテーパ終端部、直線部
または直線終端部の段差部のいずれかで実質的に該診断
治療用カテーテルの先端部とゼロクリアランスとなるよ
うに密着され、かつ該診断治療用カテーテルのシャフト
部と前記イントロデューシングカテーテルとの間に空間
部を備えたイントロデューシングカテーテルと薬物放出
機能を持つ診断治療用カテーテルとの組立体を提供す
る。
【0013】請求項2では、前記診断治療用カテーテル
のシャフト部の先端と近位端との間に、同軸的な外管と
内管とからなり、前記シャフト部の外表面の少なくとも
一部に開放端部を有する中空部を設け、該外管に薬物放
出可能に設けられた側孔を備えた診断治療用カテーテル
を提供する。
【0014】請求項3では、前記外管および前記内管は
樹脂からなり、少なくとも内管には金属細線補強材を内
蔵した診断治療用カテーテルを提供する。
【0015】請求項4では、前記外管および前記内管に
おいて、少なくとも一部が金属パイプにより形成された
診断治療用カテーテルを提供する。
【0016】請求項5では、前記内管の外周面、前記外
管の内周面または双方に全周面にわたる凹状、螺旋状、
曲線あるいは直線状の条溝部が軸方向に形成されること
により、前記中空部が設けられた診断治療用カテーテル
を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】次に各図を参照して本発明の一実
施例を説明する。図1の(a)、(b)、(c)は、順
に本発明のイントロデューシングカテーテル1、薬物放
出機能を持つ(管状の)診断治療用カテーテル2および
イントロデューシングカテーテルと薬物放出機能を持つ
診断治療用カテーテルとの組立体3(以下カテーテル組
立体と称する)を示す。
【0018】このカテーテル組立体3は、図2に示すよ
うに中空のシャフト部5を有するイントロデューシング
カテーテルAと管状の診断治療用カテーテルBからなっ
ている。このイントロデューシングカテーテルAにおい
て、シャフト部5の先端部5aは、1〜60度の角度範
囲(好ましくは5〜30度の角度範囲)で先細り状のテ
ーパ部5eと略直線部5dと段差部Epからなってい
る。また、シャフト部5の直線部5bの外径は略直線部
5dより小さく、0.3〜3.3mmであり、1.0〜
2.4mmが好ましい。先端部5aの長さLは5〜40
mmが好ましく、先端部5aの先端内径dは0.2〜
1.5mmが好ましく、先端部5aの先端外径Dは0.
3〜2.0mmが好ましい。また、略直線部5dの長さ
Mは1〜30mmが好ましい。
【0019】このシャフト部5の直線部5bは、テーパ
終端部Enから所定の位置にある段差部Spから一定の
厚みで痩身化され、長さをNとする径小部5cを形成し
ている。
【0020】そして、イントロデューシングカテーテル
Aにおけるシャフト部5は、フッ素樹脂(PTFE、P
FE、PFA、ETFEなど)、ポリオレフィン樹脂
(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブテンな
ど)、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂(ナイロ
ン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12な
ど)、ポリエステル樹脂(PET、PBTなど)、ある
いはポリアクリレート樹脂などにより形成されている。
このシャフト部5は、前記材料と金属メッシュ、金属細
線編組、ガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維など
の補強材と組み合わせて構成してもよい。また、イント
ロデューシングカテーテルAの外表面には、滑り性をよ
くするため、シリコンコーティング又は親水性ポリマー
を被覆してもよい。
【0021】一方、診断治療用カテーテルBは、薄肉な
管状に形成されたもので、イントロデューシングカテー
テルAより短い寸法を有している。この診断治療用カテ
ーテルBの先端部7は、人体管状器官へ挿入する際、抵
抗と血管、臓器への損傷を最小限にするため、先細りの
円錐形状を有し、さらに最先端の部分は丸められてい
る。
【0022】この診断治療用カテーテルBは、図3に示
すように先端部7がシャフト部5のテーパ終端部En、
直線部5b又は段差部Epにゼロクリアランスで密接す
る状態でシャフト部5に同心的に外挿されている。そし
て、診断治療用カテーテルBとシャフト部5の径小部5
cとの間に生理食塩水などの薬液を注入する環状の空間
部8を形成している。この空間部8に、生理食塩水を注
入することにより、長尺の診断治療用カテーテルBへの
イントロデューシングカテーテルAの挿入を容易にす
る。さらに、該診断治療用カテーテルBが長尺のため、
内部に気泡が溜まり易い傾向がある。これに対しては、
空間部8に生理食塩水を注入することにより、診断治療
用カテーテルB内の空気の完全な排出を可能とする。
【0023】この薬物放出機能を持つ診断治療用カテー
テルBは、シャフト部の先端と近位端との間には、互い
に同軸的に配置された内管12と外管13とを有し、こ
れら内管12と外管13との間には、薬物流入用の中空
部14が設けられている。この中空部14の開放端部1
5は、全部または一部がシャフト部11の外表面に開放
されている。
【0024】内管12の手元端には、薬物としての造影
剤を供給するルアコネクター16が液密に接続されてい
る。また、外管13の手元端には、ルアコネクター16
とは別に抗痙攣剤(ニトロール、ワソランなど)を供給
するルアコネクター17が溶着あるいは接着により液密
に接続されている。18は、その溶着部あるいは接着部
を示す。外管13には、これの表面壁部を貫通するよう
に、少なくとも1つ以上の側孔9が設けられており、こ
の側孔9は例えば円形に形成され、その径寸法はφ10
μm〜φ3mmに設定されている。この径寸法はφ30
μm〜φ50μmが好ましい。その形成範囲は、外管1
3の近位端部Pの略30cm前方の位置から略20cm
にかけての区間になっている。
【0025】また、側孔9の配置は、図6に示すよう
に、外管13の先端部から後端部にかけて次第に径小と
なるようにしてもよい。この側孔9の配置は、図7に示
すように、碁盤状に縦横に整列して外管13の先端部か
ら後端部にかけて次第に径小となるようにしてもよい。
また、側孔9の形状としては、円形の他に楕円形、三
角、四角形、多角形あるいはスリット形などにしてもよ
く、その配列は直線状、螺旋状あるいはジグザグ状など
にしてもよい。
【0026】また、内管12と外管13との中空部14
に代わって、図9に示すように、外管13の内周面、内
管12の外周面または双方に、断面略四角形の薬物流入
用の条溝部10を単一条あるいは複数条に形成すること
ができる。この条溝部は、断面略四角形の他に三角形、
五角形、多角形、円形、楕円形、半円形、星形などにし
てもよく、条溝部の指向形状は、曲線や直線状、螺旋
状、ジグザグ状などにすることができる。この場合、条
溝部10の外層の外管13を貫通する状態に側孔9が形
成されている。
【0027】このような診断治療用カテーテルBの内管
12、外管13またはシャフト部11は、代表例として
ポリオレフィン樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリイソブテンなど)、ポリアミド樹脂(ナイロン6、
ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12など)、ポ
リエステル樹脂(PET、PBTなど)、あるいはポリ
アクリレート樹脂、エチレンープロピレン共重合体、ポ
リ塩化ビニール、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、
ポリ酢酸ビニール、熱可塑性アクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレン−ブタジエン共重合体、あるいはアクリ
ルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体などにより
形成されている。さらに、この診断治療用カテーテルB
のシャフト部11、内管12および外管13は、金属メ
ッシュ、金属細線編組、ガラス繊維、カーボン繊維、ア
ラミド繊維などの補強材により補強されてもよい。
【0028】さらに、診断治療用カテーテルBの近位端
部に、薬液流入用の中空部14を設けることにより、カ
テーテルの剛性、強度とトルク特性などの性能が低下す
る現象を防止するため、少なくとも内管12に金属細線
補強材を内蔵することができ、外管13または内管12
の一部はステンレススチール(SUS304、SUS3
16、SUS316Lなど)、超弾性金属など(例え
ば、Ti−Ni合金、Cu−Zn合金、Ni−Al合金
など)の金属パイプにより形成することができる。
【0029】この診断治療用カテーテルBの先端部7
は、心臓などの臓器への損傷を防ぐため胴体部より軟ら
かい軟質材料を使用することが業界公知であるが、直接
に人体管状器官に挿入する際、抵抗を最小限にするた
め、前記軟質材料は、D25〜D63のショア硬度を有
するか、あるいはこれに相当する硬度に設定されてい
る。この場合、ショア硬度が特にD35〜D55である
ことが好ましい。ショア硬度がD25より小さい場合、
カテーテルの最先端が柔らかすぎて、血管に挿入できな
い可能性がある。一方、ショア硬度がD63より大きい
場合、カテーテルの最先端が硬すぎて、心臓などの臓器
を損傷する危険性が大きくなる。
【0030】この軟質材料としては、ポリウレタンエラ
ストマー、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラ
ストマー、ポリスチン系エラストマー、スチレンブロッ
クエラストマー、ポリブタジエン系エラストマー、親水
性ポリエーテルウレタンエラストマー、親水性ポリビニ
ールアルコール混合物、ポリオレフィン樹脂(ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリイソブテンなど)、ポリア
ミド樹脂(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11、
ナイロン12など)、ポリエステル樹脂(PET、PB
Tなど)、あるいはポリアリレート樹脂、エチレンープ
ロピレン共重合体、ポリ塩化ビニール、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニール、熱可塑性アク
リロニトリル−ブタジエン−スチレン−ブタジエン共重
合体、あるいはアクリルニトリル−ブタジエン−スチレ
ン共重合体などが列挙できる。
【0031】また、診断治療用カテーテルBの外表面
は、橈骨動脈または上腕動脈の痙攣時に、カテーテルを
容易に抜き出すため、親水性ポリマーにより均一に被覆
されている。この場合、親水性ポリマーの被覆範囲は、
手技を行うときの便利な取扱上、先端部略5cmから近
位端部略15cmを除く領域が好ましい。
【0032】この親水性ポリマーとして、原則的に鎖状
で架橋のない−OH、−CONH2、−COOH、−N
2 、−COO- 、−SO3 2- などの親水性基を有し、
診断治療用カテーテルBの表面に共有結合またはイオン
結合などにより固定される高分子物質で、具体的にはカ
ルボキシルメチルデンプンなどのデンプン系、カルボキ
シルメチルセルロースなどのセルロース系、アルギン
酸、ヘパリン、キチン、キトサン、ヒアルロン酸などの
多糖類、ゼラチンなどの天然水溶性高分子物質やポリビ
ニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリアクリ
ル酸塩、メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合
体、メチルビニルエーテル無水マレイン酸塩、メチルビ
ニルエーテル無水マレイン酸アンモニウム塩、無水マレ
イン酸エチルエステル共重合体、ポリヒドキシエチルフ
タル酸エステル共重合体、ポリジメチロールプロピオン
酸エステル、ポリアクリルアミド、ポリアクリルアミド
四級化物、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンイミ
ン、ポリエチレンスルホネート、水溶性ナイロンなどの
合成水溶性高分子物質などのポリマーが列挙できる。
【0033】図10ないし図12は本発明の他の実施例
を示す。この実施例では、診断治療用カテーテルBにお
けるシャフト部11の先端部11aには、湾曲部Wが形
成されており、この湾曲部Wの内側の先端エッジ部11
mは図10および図11に示すように、エッジの互いに
垂直の両側に切線で円滑に1/4円以下の形状に丸めて
いる。このため、診断治療用カテーテルBの先端の冠動
脈血管壁に接触する部分に比較的大きな面(図11参
照)が形成される。これにより、診断治療用カテーテル
Bの先端と冠動脈の血管壁との接触は、図12の(b)
に示すように面接触となっており、血管壁への損傷を有
効に防止することができる。特に、診断治療用カテーテ
ルBの最先端部に比較的硬い材料が使用される時、血管
壁への損傷を有効に防止できる。この場合、湾曲部Wの
内側の先端エッジ部11mを、エッジの互いに垂直の両
側に円滑に丸め、1/4円よりも大きな形状(例えば1
/3円、1/2円)にすると、診断治療用カテーテルB
の先端の形状が鋭くなり、心臓などの臓器への損傷を起
こし易くなる。
【0034】また、カテーテルやシースの先端が円形の
場合、人体管状器官へ挿入すると、人体からのストレス
がその円形上の1点に集中し、カテーテル(Ka)の先
端を変形させ、破壊する可能性がある。先端エッジ部1
1mを1/4円以下の形状にすることによって、このス
トレスの1点への集中(図13参照)を回避することが
でき、カテーテル先端の破壊による血管と人体組織への
損傷を避けることができる。
【0035】このように、本発明の実施例では、イント
ロデューシングカテーテルAの外周側面に薬物放出機能
を持つ診断治療用カテーテルBを外挿するようにした。
【0036】なお、本発明の実施例では、循環器系の疾
患の治療を目的として、心臓の冠動脈や大動脈に適用し
たが、これに限らず他の動脈にも適用できる。
【0037】また、側孔9の配置は、上記実施例とは逆
に外管13の後端部から先端部にかけて次第に径小とな
るようにしてもよい。また、本発明の具体的な実施にあ
たっては、尿管カテーテルなど体内を経路とするものに
適用でき、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更で
きる。
【0038】
【本発明の作用および効果】本発明では、ガイドワイヤ
ーに沿ってカテーテル組立体を人体管状器官に挿入し、
ガイドワイヤーおよびイントロデューシングカテーテル
Aとを引き抜いてから造影剤などの薬剤を診断治療用カ
テーテルB内に注入する。または、診断治療用カテーテ
ルBの中に、治療用拡張具などの器具を挿入する。手技
中に、橈骨動脈の痙攣が発生した場合、前記カテーテル
組立体の側孔9および中空部14の開放先端から抗痙攣
剤を瞬時に放出することによって、即効的に痙攣を解除
することができる。
【0039】このように、イントロデューシングカテー
テルAの外周側面に診断治療用カテーテルBを外挿した
構成を採用しているので、診断治療用カテーテルBを直
接に人体管状器官に挿入することができ、シースが不要
になる。このため、よりサイズの大きいカテーテルを人
体管状器官に挿入でき、患者に十分な治療を与えること
ができる。例えば、従来橈骨動脈への挿入が困難であっ
た8F(2.67mm)のカテーテルを殆どの患者の橈
骨動脈に挿入できるようになり、十分な治療を施すこと
ができる。さらに、従来と同じサイズのカテーテルを使
用する場合、患者に与える苦痛や体組織に与える損傷が
少なくなる。表1は同様のサイズのカテーテルを血管に
挿入する場合における従来のシースを使用する方法と、
シースが不要になった本発明との比較を示す。
【0040】
【表1】
【0041】また、シース、シース用ガイドワイヤー、
シース用ダイレーターおよび尿管カテーテル(PTCA
の場合)などを使用しないため、操作が比較的簡単にな
り、患者への治療が短時間で済むとともに、医療コスト
の削減および医療廃棄物の減少化が図られる。
【0042】さらに、イントロデューシングカテーテル
Aと診断治療用カテーテルBとを同時に血管に挿入する
ので、診断治療用カテーテルBに対する耐キンク性とカ
テーテルの操作性が向上する。
【0043】ところで、診断治療用カテーテルBの使用
時における挿入過程で、血管に痙攣が生じた場合には、
ルアコネクター17から抗痙攣剤を注入する。抗痙攣剤
は瞬時に内管12と外管13との間の中空部14または
条溝部10を通って、側孔9および中空部14の開放端
部15から橈骨動脈または上腕動脈などの血管内皮に直
接放出する。これにより、血管の痙攣を瞬時に解除す
る。特に、側孔9より遠位端の血管の痙攣が起きた場
合、開放端部15から抗痙攣剤を放出し、血管の痙攣を
遠位端方向に徐々に解消することが可能となる。また、
診断治療用カテーテルBのシャフト部11の先端が冠状
動脈の入口に至った際には、造影剤をルアコネクター1
7から注入する。すると、造影剤は内管12を通って冠
状動脈の入口に放出される。
【0044】このように、抗痙攣剤は内管12と外管1
3の間を通り、造影剤は内管12を通っているので、抗
痙攣剤の通過経路と造影剤の通過経路とが別々に完全に
分離されている。このため、造影剤の注入時に造影剤が
外管13の側孔9と中空部14の開放端部15を介して
大動脈に漏出することがなく、所望のX線撮影が支障な
く行えるとともに、造影剤の漏出により患者に苦痛を与
えることがない。
【0045】また、内管12を金属細線編組を内蔵した
熱可塑性樹脂パイプ、金属パイプあるいは超弾性金属パ
イプにより形成しているので、全体の可撓性および耐キ
ンク性を維持しながら外管を補強し、屈曲した血管など
に対する良好な追随性および操作が得られる。
【0046】また、側孔9の配置を外管13の先端部か
ら後端部にかけて次第に径小とすることなどにより、橈
骨動脈Vでの側孔9からの薬物放出量を調節できる。
【0047】また、条溝部10は、直線状、螺旋状、ジ
グザグ状などの種々の幾何学形状にでき、その断面は、
三角形、四角形、円形、楕円形、半円形、星形など所望
の形状にできるので、薬物の放出量や迅速性を考慮する
場合などに好都合である。さらに、条溝部10の存在す
るシャフト部の断面積は中空タイプのカテーテルよりも
大きいため、カテーテルのシャフト部の剛性が中空タイ
プのカテーテルよりも高い。
【0048】従来、カテーテルKaと冠動脈の血管壁と
の接触は、点接触であり{図12の(a)}、接触部分
の血管壁の損傷・解離をもたらす可能性が高い。本発明
の診断治療用カテーテルBにあっては、遠位先端湾曲部
の内側の先端エッジ部11mを1/4円以下の形状(図
10参照)とすることにより、診断治療用カテーテルB
の先端の冠動脈血管壁に接触する部分に比較的大きな面
(図11参照)が形成される。従って、診断治療用カテ
ーテルBの先端と冠動脈の血管壁に対して、面接触{図
12の(b)}となり、血管壁への損傷を有効に防止す
ることができる。さらに、診断治療用カテーテルBの先
端エッジ部11mを1/4円以下の形状にすることによ
って、カテーテルを人体管状器官に挿入する際、ストレ
スの円形上への1点集中を避けることができ、従来のカ
テーテルKaと異なり、カテーテル先端の破壊(図13
に記号Haで示す)による血管と人体組織への損傷を避
けることができる。
【0049】また、診断治療用カテーテルBの先端部を
先細り状の円錐形状に形成し、最先端部を丸めることに
よって、血管挿入時の抵抗を最小限にとどめることがで
き、冠動脈血管壁との接触も同様な面接触となること
で、血管壁への損傷を有効に防止できる。
【0050】また、診断治療用カテーテルBの外層に親
水性ポリマーを被覆したので、血管に対して挿抜し易く
なる。特に、橈骨動脈または上腕動脈の痙攣時にカテー
テルを容易に抜き出すことができる。
【0051】さて、循環系の疾患を治療すべく、本発明
によるカテーテル組立体3を使用するには、いずれも図
示はしないが、穿刺針と外套管を橈骨動脈Vに穿刺し、
外套管を残して穿刺針を抜き取る。ついで、ガイドワイ
ヤーを外套管に通して橈骨動脈Vに挿入してから外套管
を抜き取る。
【0052】この後に、図4に示すようにカテーテル組
立体3をセットし、ガイドワイヤー(図示せず)に沿っ
て橈骨動脈Vに通す。この過程で、橈骨動脈Vに痙攣が
生じた場合には、ルアコネクター17から抗痙攣剤を注
入する。すると、抗痙攣剤は内管12と外管13との間
の中空部14を通って側孔9および開放端部15から橈
骨動脈Vまたは上腕動脈などの血管内皮に直接放出され
る。このため、血管の痙攣を即時に解除することができ
る。さらに、診断治療用カテーテルBの外表面に親水性
ポリマーを被覆したので、カテーテル組立体3または診
断治療用カテーテルBを一層容易に抜き出すことができ
る。
【0053】そして、シャフト部11の先端部11aが
橈骨動脈Vおよび所定の位置に到達すると、図5に示す
ように診断治療用カテーテルBを残してイントロデュー
シングカテーテルAだけを徐々に抜き取る。ついで、診
断治療用カテーテルBを操作し、造影剤などの薬液を診
断治療用カテーテルBに注入する。または、診断治療用
カテーテルB中に更に治療用拡張具などの器具を挿入す
る。
【0054】このように、本発明によれば、従来の手技
に必須であったシースの使用が不必要となるばかりでな
く、手技中に発生した血管の痙攣を即時に解除すること
ができ、患者に対して一層低侵襲となる診断治療用具を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係るイントロデューシングカ
テーテルの正面図、(b)は薬物放出機能を持つ診断治
療用カテーテルの正面図、(c)はカテーテル組立体を
示す正面図である。
【図2】(a)はイントロデューシングカテーテルの先
端部の縦断面図、(b)は診断治療用カテーテルの縦断
面図である。
【図3】イントロデューシングカテーテルに診断治療用
カテーテルを外挿した状態を示す拡大断面図である。
【図4】カテーテル組立体を橈骨動脈に位置決めした状
態を示す全体的な断面図である。
【図5】図4において、カテーテル組立体からイントロ
デューシングカテーテルを抜き取った状態を示す断面図
である。
【図6】同サイズの側孔の配置関係を示す展開図であ
る。
【図7】異なるサイズの側孔の配置関係を示す展開図で
ある。
【図8】縦横に整列する側孔の配置関係を示す展開図で
ある。
【図9】内管に条溝部を形成した薬物放出用カテーテル
の横断面図である。
【図10】1/4円以下でエッジ先端を形成した先端部
の概略図である。
【図11】1/4円以下でエッジ先端を形成した先端部
の斜視図である。
【図12】(a)は冠動脈の入口における従来のカテー
テルとの点接触を示す概略図、(b)は本発明の面接触
の態様を示す概略図である。
【図13】円形のカテーテルの先端における円周上の1
点ストレス集中による先端の破壊を示す概略図である。
【符号の説明】
1 イントロデューシングカテーテル 2 薬物放出機能を持つ診断治療用カテーテル 3 カテーテル組立体 5 イントロデューシングカテーテルのシャフト部 5a イントロデューシングカテーテルの先端部 5b イントロデューシングカテーテルの直線部 5c イントロデューシングカテーテルの径小部 5d イントロデューシングカテーテルの略直線部 5e イントロデューシングカテーテルのテーパ部 A イントロデューシングカテーテル B 薬物放出機能を持つ診断治療用カテーテル(可撓性
チューブ) d イントロデューシングカテーテルの先端部5aの先
端内径 D イントロデューシングカテーテルの先端部5aの先
端外径 L イントロデューシングカテーテルの先端部5aの長
さ M イントロデューシングカテーテルの略直線部5dの
長さ En イントロデューシングカテーテルのテーパ終端部 Ep イントロデューシングカテーテルの先端部の段差
部 V 橈骨動脈 W 診断治療用カテーテルの遠位端湾曲部 7 診断治療用カテーテルの先端部 8 カテーテル組立体の空間部 9 診断治療用カテーテルの側孔 10 外管または内管の条溝部 11 診断治療用カテーテルのシャフト部 11a 診断治療用カテーテルのシャフト部の先端部 11m 診断治療用カテーテルの先端エッジ部 12 内管 13 外管 14 中空部 15 中空部の開放端部 16 造影剤注入用のルアコネクター 17 抗痙攣剤注入用のルアコネクター 18 外管とルアコネクターとの溶着部あるいは接着部
フロントページの続き (72)発明者 川原 康幸 名古屋市守山区脇田町1703番地 朝日イン テック株式会社内 (72)発明者 江 瀾 名古屋市守山区脇田町1703番地 朝日イン テック株式会社内 Fターム(参考) 4C066 AA01 BB01 CC01 FF01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性チューブからなり、薬物放出機能
    を持つ診断治療用カテーテルおよび該診断治療用カテー
    テルに先端部を突出させて挿通される管状の可撓性イン
    トロデューシングカテーテルからなる組立体において、
    前記イントロデューシングカテーテルの先端部を構成す
    るテーパ終端部、直線部または直線終端部の段差部のい
    ずれかで実質的に該診断治療用カテーテルの先端部とゼ
    ロクリアランスとなるように密着され、かつ該診断治療
    用カテーテルのシャフト部と前記イントロデューシング
    カテーテルとの間に空間部を備えたことを特徴とするイ
    ントロデューシングカテーテルと薬物放出機能を持つ診
    断治療用カテーテルとの組立体。
  2. 【請求項2】 前記診断治療用カテーテルのシャフト部
    の先端と近位端との間に、同軸的な外管と内管とからな
    り、前記シャフト部の外表面の少なくとも一部に開放端
    部を有する中空部を設け、該外管に薬物放出可能に設け
    られた側孔を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    診断治療用カテーテル。
  3. 【請求項3】 前記外管および前記内管は樹脂からな
    り、少なくとも内管には金属細線補強材を内蔵したこと
    を特徴とする請求項2に記載の診断治療用カテーテル。
  4. 【請求項4】 前記外管および前記内管において、少な
    くとも一部が金属パイプにより形成されたことを特徴と
    する請求項2および請求項3に記載の診断治療用カテー
    テル。
  5. 【請求項5】 前記内管の外周面、前記外管の内周面ま
    たは双方に全周面にわたる凹状、螺旋状、曲線あるいは
    直線状の条溝部が軸方向に形成されることにより、前記
    中空部が設けられていることを特徴とする請求項2〜請
    求項4のいずれか1項に記載の診断治療用カテーテル。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007503272A (ja) * 2003-05-19 2007-02-22 ミックスパック システムズ アーゲー 分与カートリッジ及びミキサー付き2成分用分与組み立て体
JP2009537227A (ja) * 2006-05-18 2009-10-29 カンヌフロウ インコーポレイテッド 体液溢出防止用手術開口プラグ
EP2444115A1 (en) 2010-10-19 2012-04-25 Asahi Intecc Co., Ltd. Catheter assembly
EP2446916A1 (en) 2010-10-29 2012-05-02 Asahi Intecc Co., Ltd. Auxiliary dilator and catheter assembly having the same
JP7467350B2 (ja) 2018-09-12 2024-04-15 テルモ株式会社 カテーテル組立体

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