JP2002143251A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP2002143251A
JP2002143251A JP2000338084A JP2000338084A JP2002143251A JP 2002143251 A JP2002143251 A JP 2002143251A JP 2000338084 A JP2000338084 A JP 2000338084A JP 2000338084 A JP2000338084 A JP 2000338084A JP 2002143251 A JP2002143251 A JP 2002143251A
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JP
Japan
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respiratory
massage machine
treatment element
user
breathing
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Withdrawn
Application number
JP2000338084A
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English (en)
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Yasuyuki Nishio
恭幸 西尾
Yoko Moroki
陽子 諸木
Yoshihiro Nakatsuji
善博 中辻
Kazuyuki Morita
和行 森田
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、利用者に無理なく、自発的な
呼吸を行わせることができるマッサージ機を提供する。 【解決手段】 伸ばし動作時には、設定された腹式呼吸
時の呼吸動作パターンに従い呼気期間には施療子を背筋
に沿って上昇させ、呼気期間には下降させる。押し動作
時には、吸気期間には施療子を突出させ、呼気期間には
後退させる。吸気期間に上行音階、呼気期間には下行音
階をスピーカから発生させるようにしてもよい。利用者
は、施療子又は音階の動きに合わせて自発的に呼吸を行
うことにより腹式呼吸を習得することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マッサージ機に関
し、特に、そのリラクゼーション機能に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マッサージ機としては、特開平1
0−286292号に記載されているように、人体の呼
吸リズムに相当するリズムで刺激を与えることにより、
呼吸を直接的に誘導するものがあった(第1の従来技
術)。また、特開平8−117300号に記載されてい
るように、人体に対して刺激を周期的に与えるととも
に、施療子にかかる負荷を検出する押圧力情報から呼吸
周期を検出して、検出した呼吸周期に応じて刺激を制御
するマッサージ機があった(第2の従来技術)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た第1の従来技術に係るマッサージ機にあっては、施療
子の動きとマッサージ機利用者の呼吸リズムが合わない
場合には、利用者に不快感が生じ、呼吸の誘導自体が困
難となる可能性がある。また、施療子を呼吸周期に合わ
せて動かすための呼吸検出を、動作中の施療子によって
行うには精度の高い検出手段が必要となる。
【0004】本発明は、かかる従来技術の課題を解決す
るためになされたものであって、その目的とするところ
は、簡単な構成で、利用者に無理なく、自発的な呼吸を
行わせることができるマッサージ機を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、利用者に対して施療を行う施療子を有す
るマッサージ機であって、利用者が自発的に呼吸を行う
際に、該呼吸動作を誘導して同期させるべき指標として
前記施療子の駆動、及び外的刺激信号の提示の少なくと
もいずれか一方を行う呼吸誘導指標提供手段を備え、前
記呼吸誘導指標提供手段は、誘導しようとする呼吸動作
に対応して前記施療子の駆動状態及び前記外的刺激信号
を制御する呼吸誘導指標制御手段を含む。
【0006】このようにすれば、利用者は呼吸誘導指標
提供手段によって提供される指標に同期させて自発的に
呼吸を行うことができるので、利用者に無理なく、自発
的な呼吸を行わせることができる。また、施療子等の運
動によって利用者に強制的に呼吸動作を行わせるもので
はないので、利用者の呼吸検出を行う必要もなく、簡単
な構成で実現することができる。ここで、外的刺激信号
とは利用者が認識することができ、指標として利用可能
なものであればよく、例えば、音信号(聴覚信号)、光
信号等の視覚信号があるが、これらに限られない。ま
た、呼吸動作として腹式呼吸を誘導すれば、リラクゼー
ション効果を与えることができる。
【0007】また、前記呼吸誘導指標提供手段は、前記
誘導しようとする呼吸動作の周期を調整する呼吸周期調
整手段を含むことが好適である。
【0008】呼吸周期は、個々人によって異なるので、
このように呼吸周期調整手段を設ければ、利用者に適し
た呼吸動作を誘導することができる。また、呼吸周期
は、予め設定された初期値を基準として調整するように
してもよいし、基準値自体を利用者が設定できるように
し、その基準値に対する微調整を行うようにしてもよ
い。
【0009】また、前記呼吸誘導指標提供手段は、前記
誘導しようとする呼吸動作の深さを調整する呼吸深さ調
整手段を含むことが好適である。
【0010】呼吸の深さは、個々人によって異なり、利
用者の自発的な呼吸を腹式呼吸に誘導しようとする場合
には、呼吸の深さも誘導できることが好ましく。このよ
うに呼吸深さ調整手段を設ければ、より利用者に適した
呼吸動作を誘導することができる。また、呼吸深さは、
予め設定された初期値を基準として調整するようにして
もよいし、基準値自体を利用者が設定できるようにし、
その基準値に対する微調整を行うようにしてもよい。
【0011】また、前記呼吸周期調整手段は、前記呼吸
動作を誘導して同期させるべき指標の提供中に、前記呼
吸動作の周期を調整する機能を有するようにしてもよ
い。
【0012】呼吸周期の調整は、呼吸動作を誘導する指
標を提供する前に行えるようにしてもよいが、実際に指
標に従って自発的に呼吸動作を行いながら、調整できれ
ば、より的確な調整が可能となる。
【0013】また、前記呼吸深さ調整手段は、前記呼吸
動作を誘導して同期させるべき指標の提供中に、前記呼
吸動作の深さを調整する機能を有するようにしてもよ
い。
【0014】呼吸深さの調整は、呼吸動作を誘導する指
標を提供する前に行えるようにしてもよいが、実際に指
標に従って自発的に呼吸動作を行いながら、調整できれ
ば、より的確な調整が可能となる。
【0015】また、前記呼吸周期調整手段をマッサージ
機本体とは別体に設けられた操作部に備えるようにして
もよい。
【0016】マッサージ機がマッサージチェアやベッド
タイプのように利用者が身体をあずけて利用する場合に
は、このように呼吸周期調整手段をマッサージ機本体と
別体に設けられた操作部に配置すれば、利用者の姿勢に
合わせて適当な位置で操作することができ、調整のため
に利用者が姿勢を変化させる等の動作を行う必要がなく
操作性が向上する。
【0017】また、前記呼吸深さ調整手段をマッサージ
機本体とは別体に設けられた操作部に備えるようにして
もよい。
【0018】マッサージ機がマッサージチェアやベッド
タイプのように利用者が身体をあずけて利用する場合に
は、このように呼吸深さ調整手段をマッサージ機本体と
別体に設けられた操作部に配置すれば、利用者の姿勢に
合わせて適当な位置で操作することができ、調整のため
に利用者が姿勢を変化させる等の動作を行う必要がなく
操作性が向上する。
【0019】また、前記呼吸誘導指標制御手段は、誘導
しようとする呼吸動作に対応させて施療子を背筋方向に
移動させる制御を行い、前記誘導しようとする呼吸動作
の呼気相の時間長さ分だけ施療子を背筋方向の上方又は
下方のいずれか一方に移動させ、前記呼吸動作の吸気相
の時間長さ分だけ施療子を背筋方向の上方又は下方の他
方に移動させる機能を有することが好適である。
【0020】また、前記呼吸誘導指標制御手段は、誘導
しようとする呼吸動作に対応させて施療子を利用者の背
面に略直交する方向に移動させる制御を行い、前記誘導
しようとする呼吸動作の呼気相の時間長さ分だけ施療子
を前記背面に略直交する方向の利用者側又は利用者と反
対側のいずれか一方に移動させ、前記呼吸動作の呼気相
の時間長さ分だけ施療子を前記背面に略直交する方向の
利用者側又は利用者と反対側の他方に移動させる機能を
有することが好適である。
【0021】また、前記呼吸誘導指標制御手段は、誘導
しようとする呼吸動作の深さに対応して前記施療子の利
用者側への突出量を設定する機能を有するようにしても
よい。
【0022】また、前記呼吸誘導指標提供手段が提示す
る外的刺激信号は音信号であり、前記呼吸誘導指標制御
手段は、誘導しようとする呼吸動作の呼気相の時間長さ
分だけ音程が上昇及び下降のいずれか一方の変化をする
音信号を提示し、前記呼吸動作の吸気相の時間長さ分だ
け音程が上昇及び下降の他方の変化をする音信号を提示
するとともに、誘導しようとする呼吸動作の深さに対応
して前記音信号の強弱を設定する機能を有するようにし
てもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態に係るマ
ッサージ機10の概略構成を示す全体側面図である。図
1では、背もたれ部のカバーシート及びクッションを省
略している。
【0024】マッサージ機10はリクライニング自在な
椅子100の背もたれ部100aに施療ユニット110
を組み込んだものである。椅子100は、主として、支
持脚100b上に支持された座部100c及び座部10
0cに対する角度調節可能に軸支された背もたれ部10
0a並びに同様に座部100cに対する角度調節可能に
軸支されたフットレスト部100dからなる。施療ユニ
ット110から背もたれ部100aのカバーシートで覆
われた表面側に向かって突設された施療子201によっ
て人体に対してマッサージを行う。
【0025】施療ユニット110は、背もたれ部100
aに沿って設けられた一対のガイドレール101(図上
手前側のガイドレールは不図示)に支持されている。施
療ユニット110は、両側に設けられた昇降ピニオン
(不図示)がガイドレール101の内側に設けられたラ
ックと噛合し、昇降ピニオンを回転駆動することによ
り、ガイドレール101に沿って上下に移動する。
【0026】施療子201が背もたれ部100aに沿っ
た上下方向への移動あるいは背もたれ部100aに対し
て突出する方向又は後退する方向への移動を行うことに
より、また、左右の施療子が互いに接近又は離間する方
向への移動を行うことにより、さらには、施療ユニット
110自体が背もたれ部100aに沿って移動すること
により、もみ,たたき,背筋伸ばし又は指圧等のマッサ
ージ施療動作を行うことができる。
【0027】図2は、マッサージ機10の斜視図であ
る。マッサージ機10の背もたれ部100aの上端付近
の両側には、一対のスピーカ120a,120bが配置
されている。
【0028】マッサージ機10には、腹式呼吸を誘導
し、腹式呼吸法の習得を可能とする腹式呼吸モードが設
けられている。
【0029】腹式呼吸法は、リラクゼーションやストレ
スマネージメントに有効な呼吸法である。これを習得す
るために呼気・吸気を一定の間隔で繰り返す訓練法があ
る。呼気と吸気との時間は訓練者によって異なるが、1
回の呼吸が10秒程度である。
【0030】マッサージ機10では、本体に付属するリ
モコン(リモートコントローラ)で腹式呼吸モードを選
択すると、1分間に6回(1回の呼吸を10秒)の呼吸
となるように、施療子により利用者の背面に対して「伸
ばし」動作又は「押し」動作を行う。この際に、10秒
間の一周期は利用者が無理なく呼吸ができるように、リ
モコンの速度調整キーにより微調整することができる。
例えば、肺活量が低下している高齢者のように、一般的
な腹式呼吸モードでの呼吸が難しい場合には、呼吸周期
を微調整する機能は特に有効である。リモコンは、ケー
ブル等の接続手段によってマッサージ機本体に接続され
ていてもよいし、マッサージ機本体との双方に無線通信
手段を設け、赤外線や電波等により通信するようにして
もよい。
【0031】図3は腹式呼吸時の呼吸動作の時間間隔を
模式的に示す図である。図3(a)は4秒間息を吸い、
6秒間息を吐く、上述の基本的な腹式呼吸パターンを示
す。これに対して図3(b)は、1回の呼吸が9秒とな
るように微調整された腹式呼吸パターンを示しており、
吸気相・呼気相ともに均等に時間が短縮されている。
【0032】施療子も上述のパターンと同様に動作させ
る。すなわち、基本パターンにおいて、施療子は、「伸
ばし」動作では、首と腰の中点付近から腰にかけての部
位において(図1参照)、吸気4秒と呼気6秒の割合で
吸気期間に上昇し呼気期間に下降するように動く。ま
た、「押し」動作では、施療子は、首と腰の中点付近か
ら腰にかけての所定部位において、吸気4秒と呼気6秒
の割合で吸気期間にせり出し、呼気期間に引き込むよう
に動く。
【0033】図4は施療子201a,201bを正面か
ら見た図である。左右の施療子201a,201b間の
間隔は利用者が適宜設定することができ、施療子201
a,201bは、上下及び前後方向に動く。「伸ばし」
動作では、吸気時には施療子201a,201bは腰か
ら上に向かって動き、呼気時には逆に上から腰に向かっ
て動く。つまり、吸気時には腹部が突き出されるように
なり、呼気時には突き出した腹部を引き込むようにな
る。これにより、利用者は無理なく自然に腹式呼吸を行
うことができる。
【0034】施療子201a,201bは規則的な動作
を繰り返すが、聴覚的にもその周期に合わせた音刺激を
同時に負荷する。例えば、聴覚刺激としては音階を呈示
する。吸気で上行音階、呼気で下行音階を聴かせること
で、人間の感覚に合った自然な呼吸を誘導できる。目を
閉じた状態でマッサージ機を使用する場合でも、聴覚に
対する呈示ができるので、腹式呼吸の誘導が可能とな
る。
【0035】図5はマッサージ機10の主要部の概略構
成を示すブロック図である。リモコン(操作部)130
には、腹式呼吸モードボタン131,時間設定ボタン1
32,マッサージ刺激選択ボタン133,聴覚刺激選択
ボタン134,速度調整キー135及び強弱設定キー1
36等が設けられている。リモコン130からの入力に
基づいて、CPU制御回路(呼吸誘導指標制御手段)1
37が後述のように施療子駆動機構138及びスピーカ
駆動部139を制御する。施療子駆動機構138はモー
タとプーリ及びギア等の駆動力伝達手段を含み、CPU
制御回路137からの信号に従って施療子201を駆動
する。スピーカ駆動部139は、CPU制御回路137
からの信号に基づいて音声信号を生成し、スピーカ12
0を駆動する。上述したボタン等はマッサージ機本体に
設けられていてもよい。ここで、操作部130,CPU
制御回路137,施療子駆動機構138,スピーカ駆動
部139,施療子201及びスピーカ120によって呼
吸誘導指標提供手段が構成される。
【0036】図6は腹式呼吸モードにおけるマッサージ
機10の動作の概略を示すフローチャートである。
【0037】腹式呼吸モードボタン131によって腹式
呼吸モードが選択されると(ステップ1)、利用者は時
間設定キー132によって腹式呼吸モードでの動作時間
を設定する(ステップ2)。次に、マッサージ刺激選択
ボタン133によってマッサージ動作を行うか否かを選
択する(ステップ3)。このとき、マッサージ動作を行
う場合には、「伸ばし」動作か、「押し」動作のいずれ
かを選択する。マッサージ動作を行う場合には、聴覚刺
激選択ボタン134によって聴覚刺激を負荷するか否か
を選択する(ステップ4)。ステップ4で聴覚刺激を負
荷する場合には、マッサージ刺激と聴覚刺激を開始する
(ステップ5)。ステップ4で聴覚刺激を負荷しない場
合には、マッサージ刺激を開始する(ステップ6)。ま
た、ステップ3でマッサージ動作を行わない場合には、
聴覚刺激を開始する(ステップ7)。ステップ5,6,
7において、各動作を開始した後に、速度調整キーによ
って周期の微調整を行う(ステップ8)。マッサージ機
10は、調整された周期に従って腹式呼吸誘導動作を行
う(ステップ9)。腹式呼吸誘導動作の途中で呼吸周期
の速度調整キー135が操作された場合には(ステップ
10)、ステップ8に戻り、操作されない場合には、設
定時間の経過後に(ステップ11)、腹式呼吸誘導動作
を終了する。
【0038】ここで、上述の一連の動作のうちの周期の
微調整と、腹式呼吸誘導動作について図7を参照して詳
しく説明する。
【0039】まず、呼吸周期としてa秒が予め設定され
ており(ステップ21)、リモコン130の速度調整キ
ー(呼吸周期調整手段)135が操作されることによっ
て周期が延長又は短縮される(ステップ22)。ここ
で、速度調整キー操作の1ステップごとに周期は5%変
化する。微調整が行われた結果、吸気相の期間は0.4
ae秒、呼気相の期間は0.6ae秒に設定される(ス
テップ23)。ここで、eは、速度調整キーの操作に対
応して周期に掛け合わされる係数であり、e=1±
(0.05*ステップ数)である。また、本実施形態で
は、呼吸周期の初期値としてa=10秒に設定されてい
るが、呼吸周期自体も設定可能とすることもできる。
【0040】このようにして、吸気相及び呼気相の期間
が決定されると、これに基づいてマッサージ刺激及び聴
覚刺激の期間も決定される。マッサージ刺激として「押
し」動作が選択されている場合には(ステップ24)、
施療子201の突出量の設定が変更できるので、強弱設
定キー(呼吸深さ調整手段)136が操作されたか否か
を判定する(ステップ25)。強弱設定キー136が操
作されている場合には、施療子201の突出量を強弱設
定キー136入力に応じて設定変更し(ステップ2
6)、施療子201の突出期間が0.4ae秒間、施療
子201の後退期間が0.6ae秒間となるように施療
子201が駆動制御される(ステップ27,28)。強
弱設定キー136が操作されていない場合には、施療子
201の突出量は初期値のままで、ステップ27に進
む。一方、マッサージ刺激として「伸ばし」動作が選択
されていれば(ステップ24)、施療子201の上昇の
期間が0.4ae秒、下降の期間が0.6ae秒と設定
され、この時間間隔に従って施療子201が駆動される
(ステップ29,30)。また、聴覚刺激が選択されて
いれば(ステップ31)、CDEF(ドレミファ)とG
(ソ)の頭までの上行音階が吸気相として0.4ae秒
の期間に鳴らされ、GFEDとCの頭までの下行音階が
呼気相として0.6ae秒の期間に鳴らされる(ステッ
プ32,33)。このように、速度調整キー135の操
作に応じて、設定された呼吸周期を増減して、吸気相と
呼気相の期間を決定し、その期間に応じて施療子201
を駆動し、あるいは、スピーカを駆動することにより、
利用者に適合した腹式呼吸を誘導することができる。
【0041】また、腹式呼吸モードにおいて、マッサー
ジ刺激が無い場合に、聴覚刺激のみを付与するモードを
設けているのは、マッサージは通常一回15分以内、一
日30分までが適当とされており、過度に使用すること
は好ましくないため、聴覚刺激によって腹式呼吸法の習
得のみを行うことができるようにするためである。
【0042】また、背もたれ部100aに設けられたス
ピーカ120a,120bによって腹式呼吸モード選択
時以外には音楽等を聴きながらマッサージを受けること
もできる。
【0043】また、本実施形態では、マッサージ刺激以
外に聴覚刺激を付与しているが、視覚刺激を付与して腹
式呼吸を誘導することもできる。例えば、図8に示すよ
うにリモコン130に複数のLED140を一列に配置
しておき、左から右へと順に点灯するようにする。LE
D140の点灯が吸気相を示し、消灯が呼気相を示すと
すれば、呼吸周期を利用者に分かりやすく呈示すること
ができる。また、初期状態で、吸気時に中央位置のLE
Dまで点灯し、呼吸の深さを変更した場合には、吸気時
により右方向のLEDまで点灯するようにすれば、呼吸
の深さも分かりやすく呈示することができる。
【0044】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、簡単な構成で、利用者に無理なく、自発的な呼吸を
行わせることができるマッサージ機を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施形態に係るマッサージ機の
概略構造を示す一部破断側面図である。
【図2】図2は本発明の実施形態に係るマッサージ機の
外観斜視図である。
【図3】図3(a)は本発明の実施形態に係るマッサー
ジ機によって誘導される腹式呼吸時の呼吸動作の時間間
隔を模式的に示す図である。図3(b)は微調整された
場合の腹式呼吸時の呼吸動作の時間間隔を模式的に示す
図である。
【図4】図4は施療子の動作を示す図である。
【図5】図5は本発明の実施形態に係るマッサージ機の
主要部の概略構成を示すブロック図である。
【図6】図6は腹式呼吸モードにおけるマッサージ機の
動作の概略を示すフローチャートである。
【図7】図7は腹式呼吸モードにおける呼吸周期の微調
整手順を示すフローチャートである。
【図8】図8は本発明のマッサージ機のリモコンの外観
を示す図である。
【符号の説明】
10 マッサージ機 100 椅子 100a 背もたれ部 110 施療ユニット 120 スピーカ 130 リモコン 131 腹式呼吸モードボタン 133 マッサージ刺激選択ボタン 134 聴覚刺激選択ボタン 135 速度調整キー 136 強弱設定キー 137 CPU制御回路 138 施療子駆動回路 139 スピーカ駆動部 201 施療子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諸木 陽子 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 株式会社オムロンライフ サイエンス研究所内 (72)発明者 中辻 善博 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 株式会社オムロンライフ サイエンス研究所内 (72)発明者 森田 和行 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 株式会社オムロンライフ サイエンス研究所内 Fターム(参考) 4C100 AD11 BA03 BA04 BA06 BB03 BC04 CA06 DA04 DA05 DA06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者に対して施療を行う施療子を有す
    るマッサージ機であって、 利用者が自発的に呼吸を行う際に、該呼吸動作を誘導し
    て同期させるべき指標として前記施療子の駆動、及び外
    的刺激信号の提示の少なくともいずれか一方を行う呼吸
    誘導指標提供手段を備え、 前記呼吸誘導指標提供手段は、誘導しようとする呼吸動
    作に対応して前記施療子の駆動状態及び前記外的刺激信
    号を制御する呼吸誘導指標制御手段を含むマッサージ
    機。
  2. 【請求項2】 前記呼吸誘導指標提供手段は、前記誘導
    しようとする呼吸動作の周期を調整する呼吸周期調整手
    段を含む請求項1記載のマッサージ機。
  3. 【請求項3】 前記呼吸誘導指標提供手段は、前記誘導
    しようとする呼吸動作の深さを調整する呼吸深さ調整手
    段を含む請求項1又は2記載のマッサージ機。
  4. 【請求項4】 前記呼吸周期調整手段は、前記呼吸動作
    を誘導して同期させるべき指標の提供中に、前記呼吸動
    作の周期を調整する機能を有する請求項2記載のマッサ
    ージ機。
  5. 【請求項5】 前記呼吸深さ調整手段は、前記呼吸動作
    を誘導して同期させるべき指標の提供中に、前記呼吸動
    作の深さを調整する機能を有する請求項3記載のマッサ
    ージ機。
  6. 【請求項6】 前記呼吸周期調整手段をマッサージ機本
    体とは別体に設けられた操作部に備えた請求項2又は4
    記載のマッサージ機。
  7. 【請求項7】 前記呼吸深さ調整手段をマッサージ機本
    体とは別体に設けられた操作部に備えた請求項3又は5
    記載のマッサージ機。
  8. 【請求項8】 前記呼吸誘導指標制御手段は、誘導しよ
    うとする呼吸動作に対応させて施療子を背筋方向に移動
    させる制御を行い、前記誘導しようとする呼吸動作の呼
    気相の時間長さ分だけ施療子を背筋方向の上方又は下方
    のいずれか一方に移動させ、前記呼吸動作の吸気相の時
    間長さ分だけ施療子を背筋方向の上方又は下方の他方に
    移動させる機能を有する請求項1乃至7のいずれかに記
    載のマッサージ機。
  9. 【請求項9】 前記呼吸誘導指標制御手段は、誘導しよ
    うとする呼吸動作に対応させて施療子を利用者の背面に
    略直交する方向に移動させる制御を行い、前記誘導しよ
    うとする呼吸動作の呼気相の時間長さ分だけ施療子を前
    記背面に略直交する方向の利用者側又は利用者と反対側
    のいずれか一方に移動させ、前記呼吸動作の呼気相の時
    間長さ分だけ施療子を前記背面に略直交する方向の利用
    者側又は利用者と反対側の他方に移動させる機能を有す
    る請求項1乃至7のいずれかに記載のマッサージ機。
  10. 【請求項10】 前記呼吸誘導指標制御手段は、誘導し
    ようとする呼吸動作の深さに対応して前記施療子の利用
    者側への突出量を設定する機能を有する請求項9記載の
    マッサージ機。
  11. 【請求項11】 前記呼吸誘導指標提供手段が提示する
    外的刺激信号は音信号であり、 前記呼吸誘導指標制御手段は、誘導しようとする呼吸動
    作の呼気相の時間長さ分だけ音程が上昇及び下降のいず
    れか一方の変化をする音信号を提示し、前記呼吸動作の
    吸気相の時間長さ分だけ音程が上昇及び下降の他方の変
    化をする音信号を提示するとともに、誘導しようとする
    呼吸動作の深さに対応して前記音信号の強弱を設定する
    機能を有する請求項1乃至10のいずれかに記載のマッ
    サージ機。
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WO2016056335A1 (ja) * 2014-10-07 2016-04-14 ファミリーイナダ株式会社 施療装置及び椅子
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