JP2002142876A - 家具の天板昇降装置 - Google Patents

家具の天板昇降装置

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JP2002142876A
JP2002142876A JP2000340777A JP2000340777A JP2002142876A JP 2002142876 A JP2002142876 A JP 2002142876A JP 2000340777 A JP2000340777 A JP 2000340777A JP 2000340777 A JP2000340777 A JP 2000340777A JP 2002142876 A JP2002142876 A JP 2002142876A
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Takashi Sawada
孝 沢田
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SEIWA BOEKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天板の周囲に空間を要することなく上下移動
を可能にする。 【解決手段】 補助机本体10は、対向配置された一対
の側板12を備えている。昇降機構30は、天板26の
両側に設けられ、上板14とほぼ平行に天板26を上下
移動させ、複数の位置で停止させる。昇降機構30には
ロック機構32が隣接設置されている。ロック機構32
は、天板26が上または下方向に移動するのを阻止する
ロック状態と、天板26が上または下方向に移動するの
を許容するアンロック状態との切換え操作が可能であっ
て、アンロック状態に切換えられたときだけに天板26
の上または下方向移動が可能になるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家具の天板昇降
装置に関し、特に、天板を持ってもって、不用意に、家
具を移動させようとした場合の不都合を回避する技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、家庭内において使用されている学
習机は、教授者とともに勉学する際などの利便性を考慮
して、袖箱が側部に設けられていないデスク本体に、天
板の上下移動が可能な補助机をセットしたものが販売さ
れている。
【0003】この種の補助机は、デスク本体内に収納で
きるように、天板の位置が可変になっていて、その一例
が、特許第2949099号に提案されている。この特
許公報に開示されている補助机の天板昇降装置は、補助
机の天板を昇降自在に支持する昇降機構と、ロック状態
とロック解除状態とが切換え操作可能なロック機構とを
備えている。
【0004】昇降機構は、回動を伴う起伏構成により、
補助机の天板を、デスク本体内に収納可能な位置と、デ
スク本体と同じ高さ位置とに変更するものであり、ロッ
ク機構は、ロック状態で天板が下降するのを阻止し、ロ
ック解除状態で天板が下降するのを許容する。
【0005】ロック機構は、天板が上方に移動する際に
は、自由に移動させることができ、上方への移動後に
は、下方移動を規制するロック状態に自動的に切り替
る。しかしながら、このような従来の天板昇降装置に
は、以下に説明する技術的な課題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上記特許公
報の昇降装置では、昇降機構が回動を伴う起伏構成なの
で、天板の周囲に回動できる空間が必要になる。
【0007】また、上記特許公報の昇降装置では、デス
ク本体内に収納可能な位置と、デスク本体と同じ高さ位
置との2つ形態での位置変更であり、例えば、デスク本
体と切り離して使用する際や、デスク本体の高さを変え
た場合になどに、位置変更の自由度がないので、使い勝
手が悪くなるという問題があった。
【0008】さらに、上記特許公報の昇降装置では、ロ
ック機構は、天板が上方に移動する際には、自由に移動
させることができるので、例えば、天板を持って、不用
意に補助机を移動させようとすると、天板が上方に移動
して、驚いて天板を離して、載置物が落下するなどの不
都合が発生することがあった。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、天
板の周囲に空間を要することなく上下移動できるととも
に、高さ位置の選択自由度が広く、また、不用意に、天
板を持って移動させても、載置物の落下などの不都合が
回避できる家具の天板昇降装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、対向配置された一対の側板と、前記側板
の上端側に渡設された上板とを有する机本体と、前記上
板の上方に配置された天板とを備えた家具の天板昇降装
置において、前記天板の両側に設けられ、前記上板とほ
ぼ平行に前記天板を上下移動させ、複数の位置で停止さ
せる一対の昇降機構と、前記昇降機構に隣接設置された
一対のロック機構とを備え、前記ロック機構は、前記天
板が上または下方向に移動するのを阻止するロック状態
と、前記天板が上または下方向に移動するのを許容する
アンロック状態との切換え操作が可能であって、前記ア
ンロック状態に切換えられたときだけに前記天板の上ま
たは下方向移動が可能になるようにした。このように構
成した家具の天板上昇装置によれば、天板の両側に設け
られ、上板とほぼ平行に天板を上下移動させ、複数の位
置で停止させる一対の昇降機構と、昇降機構に隣接設置
された一対のロック機構とを備え、ロック機構がアンロ
ック状態に切換えられたときだけに天板の上または下方
向移動が可能になるようにしたので、天板の周囲に空間
を要することなく上下移動できるとともに、高さ位置の
選択自由度が広く、また、不用意に、天板を持って移動
させても、天板が上方にしないので、載置物の落下など
の不都合が回避できる。前記昇降機構と前記ロック機構
は、前記机本体の前記側板の厚み内に収納することがで
きる。この構成によれば、机本体の側板の外方への突出
部分がなくなるので、外観をスッキリとしたものにする
ことができる。前記昇降機構は、前記天板の上下移動方
向に沿って凹溝が設けられたラックプレートと、前記ラ
ックプレートの凹溝に歯合するギアと、前記ギアが前記
凹溝と歯合した位置で、前記ギアの他の歯間に嵌合し
て、前記ギアの回転を規制するストッパと、前記ストッ
パを前記歯間に押圧する押圧バネとを備え、前記天板を
間欠的に上下移動させることができる。この構成によれ
ば、ギアとラックプレートの凹溝との歯合により、天板
の上下移動位置を、間欠的に正確に位置決めすることが
できる。前記ラックプレートは、前記天板の下面側に垂
設され、前記側板の上端面に設けられた挿通孔を介し
て、当該側板内に挿入される昇降プレートの側面に設け
られ、前記ギアは、前記ラックプレートの凹溝と歯合可
能な側方位置にあって、かつ、前記側板の厚み内に回転
自在に支持することができる。この構成によれば、昇降
機構を構成するラックプレートおよびギアを、側板の厚
みの範囲内に設置することができる。前記ギアは、対向
配置された一対の前記側板の上下左右方向で対応する位
置にそれぞれ回転自在に支持され、かつ、各ギアの回転
中心をロッド部材で連結して、同期状態で連動回転させ
ることができる。この構成によれば、各ギアの回転中心
をロッド部材で連結して、連動回転させるので、天板を
上または下方向に移動させる際に、天板の側方に設けら
れた一対の昇降機構間での移動量を同じにすることが可
能になり、この結果、天板を水平に保った状態で移動さ
せることができる。前記ギアは、前記側板の後部側に回
転自在に支持された一対の従動ギアとチェーンなどの回
転力伝達部材でそれぞれ連結され、前記従動ギアの回転
中心をロッド部材で連結して、前記ギアおよび従動ギア
を連動回転させることができる。この構成によれば、一
対のギアを連動回転させる従動ギアおよびロットド部材
が、側板の後部側に設けられるので、机本体の後部側に
存在する空間を有効に利用しつつ、机本体に装着される
引出しの移動に障害を及ぼすことなく、連動回転させる
ことができる。前記ロック機構は、先端に係止突起が突
設されたプレート状のストッパ片と、前記係止突起が嵌
合する凹部を有するストッパプレートと、前記ストッパ
片とリンク結合されて、上下移動させることで前記スト
ッパ片の前記係止突起を出没させる操作プレートと、前
記操作プレートを常時下方に付勢する付勢バネとを備
え、前記係止突起と前記凹部とを嵌合させると、前記ロ
ック状態になり、前記操作プレートを前記付勢バネの付
勢力に抗して上方移動させることで、前記ストッパ片を
没入させて、前記係止突起と前記凹部との嵌合を解除す
ることで前記アンロック状態となるように構成すること
ができる。この構成によれば、ロック機構を構成する部
材が、プレート状になっているので、机本体の側板の厚
み内に、これらを容易に収納することができる。前記操
作プレートの上端に操作ハンドルを設け、前記天板を上
下方向に移動させる際に、前記天板の把持位置に対応さ
せて前記操作ハンドルを配置することができる。この構
成によれば、天板を把持した状態でロック機構の操作ハ
ンドルを容易に操作することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1か
ら図11は、本発明にかかる家具の天板昇降装置の一実
施例を示している。
【0012】同図に示した天板昇降装置は、本発明を学
習机にセットされる補助机に適用した場合を例示してい
る。補助机本体10は、図1,2に示すように、対向配
置された一対の側板12と、側板12の上端側に渡設固
定された上板14と、側板12の下端側に渡設固定され
た底板16と、側板12の後端側に固設された背面板1
8とを備え、本体10の前面側が開口されている。
【0013】この本体10の前面開口には、側板12の
内面側に固設されたガイドレール20に案内されて前後
方向に移動する3段状の引出し22が装着されている。
また、底板16の下面側には、本体10を移動させるた
めのキャスタ24が複数設置されている。
【0014】机本体10の上板14上には、上板14と
ほぼ同じ大きさの平板状の天板26が配置され、天板2
6の幅方向の両側中央部には、一対の昇降プレート28
が固設されている。
【0015】なお、この昇降プレート28は、図2〜3
には、片方の側面しか図示していないガ、もう一方の側
面にも同一個所に同一構成の昇降プレート28や、後述
する昇降機構30およびロック機構32が設けられてい
る。
【0016】各昇降プレート28は、天板26の両側に
配置され、下方に垂設されていて、その垂設部は、側板
12の上端面から、その内部の下方側延設された挿通孔
(図示省略)内に挿入されている。
【0017】なお、図3,4に示した符号29の部材
は、昇降プレート28を上下移動自在に案内し、側板1
2の挿通孔の周縁に固定する支持部材である。
【0018】この昇降プレート28は、上板14とほぼ
平行に天板26を上または下方向に移動させ、かつ、選
択可能な複数の位置で停止させる一対の昇降機構30に
より支持されるとともに、各昇降機構30には、ロック
機構32が隣接設置されている。
【0019】本実施例の場合、各昇降プレート28に付
設された昇降機構30とロック機構32とは、側板12
の厚みの範囲内に収容されていて、図1および図2に示
すように、側板12の面外に突出する部分が存在してい
ない。
【0020】このため、補助机本体10の外観がスッキ
リとした簡潔な形状になっている。なお、図1,2に
は、側板12の外側しか図示していないが、側板12の
内面側にも、面外に突出する部分は、存在していない。
【0021】図3は、昇降機構30を介して、天板26
を最も高い位置に上方移動させた状態の側面説明図であ
り、図4は、昇降機構30を介して、天板26が上板1
4の上面に当接する最も低い位置に下方移動させた状態
の側面説明図である。
【0022】なお、昇降機構30およびロック機構32
は、各昇降プレート28にそれぞれ1つずつ配設されて
いるが、本実施例の場合には、これらは、同一構成とな
っているので、以下の説明では、一方を代表して説明す
る。
【0023】昇降機構30は、図3〜図5に示すよう
に、ラックプレート30aと、ギア30bと、ストッパ
30cと、押圧バネ30dとを備えている。ラックプレ
ート30aは、昇降プレート28の表面側に固設され、
その両側縁に天板26の上下移動方向に沿って複数の凹
溝30eが所定のピッチp1で設けられている。
【0024】ギア30bは、凹溝30eと嵌合可能な複
数の歯が、外周に所定の間隔を隔てて設けられており、
ラックプレート30aの凹溝30eと嵌合可能な位置に
あって、その側方に配置され、側板12の内面に固設さ
れたベースプレート30に回転自在に支持されている。
【0025】このギア30bは、回転することにより、
外周に設けられた各歯がラックプレート30aの凹溝3
0e順次歯合し、この嵌合により、ラックプレート30
aが、ギア30bの回転方向に応じて、上または下方向
に移動する。
【0026】ストッパ30cは、ギア30bの歯間に嵌
合可能な球体から構成されていて、側板12の内面側に
配設されるストッパプレート32bに設けられた、長孔
33内に挿入されている。
【0027】ストッパ30cは、ギア30bがラックプ
レート30aの凹溝30eと嵌合した状態で、ギア30
bの他の歯間に嵌合して、ギア30bの回転を規制す
る。押圧バネ30dは、長孔33の奥端とストッパ30
cとの間に介装され、球状ストッパ30cを、ギア30
bの歯間に常時押圧するように付勢している。
【0028】以上のように構成された昇降機構30によ
れば、昇降プレート28を上または下方向に移動させる
と、ラックプレート30aが昇降プレート28とともに
上または下方向に移動する。
【0029】このとき、ラックプレート30a凹溝30
eには、ギア30bの歯が歯合し、かつ、ギア30bの
他の歯間には、ストッパ30cが嵌合して、これが押圧
バネ30dにより付勢されている。
【0030】従って、ラックプレート30aが押圧バネ
30dの付勢力に抗して、移動すると、ギア30bが回
転し、回転方向に沿った次の歯間にストッパ30cが嵌
合することになる。
【0031】つまり、本実施例の昇降機構30では、ギ
ア30bが間欠的に回転し、その結果、天板26は、上
下方向に間欠的に平行移動させられることになり、ギア
30bとラックプレート30aの凹溝30eとの間の歯
合により、天板26の上下移動位置を、ピッチp1に対
応して、間欠的に正確に位置決めすることができる。
【0032】各昇降機構30に設けられたギア30b
は、対向配置された一対の側板12の上下左右方向で対
応する位置にそれぞれ回転自在に支持され、かつ、各ギ
ア30bの回転中心を角形断面のロッド部材35で連結
して、ギア30b同士が、同期した状態で連動回転する
ようになっている。
【0033】このような連動回転構成を採用すると、天
板26を上または下方向に移動させる際に、天板26の
側方に設けられた一対の昇降機構30間での移動量を同
じにすることが可能になり、この結果、天板26を水平
に保った状態で、安定させつつ移動させることができ
る。
【0034】なお、本実施例では、昇降機構30のギア
30bは、ラックプレート30aの一方の凹溝30eに
歯合する場合を例示したが、このギア30bは、ラック
プレート30aの両方の凹溝30eに歯合するように一
対設けてもよい。
【0035】ロック機構32は、図7〜図9にそのしよ
う際を示すように、プレート状の一対のストッパ片32
aと、ストッパプレート32bと、操作プレート32c
と、付勢バネ32dと、一対のリンクプレート32eと
を備えている。
【0036】ストッパ片32aは、昇降プレート28の
幅方向に凹設された横ガイド溝28a内に嵌合され、昇
降プレート28の幅方向に沿って移動自在になってい
て、各ストッパ片32aの端面には、外方に突出する係
止突起32fが設けられている。
【0037】ストッパプレート32bは、中央部分に昇
降プレート28の挿通可能な空間を設けて、ベーイプレ
ート30の上面に固設されている。この空間の内面に
は、係止突起32fの嵌合可能な凹部32gが、昇降プ
レート28の長手方向に沿って複数設けられている。
【0038】この凹部32gのピッチp2は、ラックプ
レート30aの凹溝30eのピッチp1と同じ大きさに
なっている。操作プレート32cは、昇降プレート28
の長手軸方向に沿って延設された凹状の縦ガイド溝28
bに嵌合されていて、上下方向に移動自在になってい
る。
【0039】付勢バネ32dは、操作プレーと32cを
常時下方に付勢するように介装されている。一対のリン
クプレート32eは、操作プレート32cの先端側とス
トッパ片32aとの間にピン連結されており、各リンク
プレート32eのピン間を結ぶ線は、ストッパ片32a
側よりも操作プレート32c側が若干上方になるように
偏心している。
【0040】このように構成されたロック機構32で
は、図10(A)に示すように、ストッパ片32aを昇
降プレート28の側縁に近接させた操作プレート32c
の定常状態では、係止突起32fが昇降プレート28の
側縁から外方に突出して、係止突起32fと凹部32g
とが嵌合する。
【0041】係止突起32fと凹部32gとを嵌合させ
ると、昇降プレート28の上または下方向への移動が規
制されるロック状態になる。一方、このロック状態か
ら、操作プレート32cを付勢バネ32dの付勢力に抗
して上方移動させると、図10(B)に示すように、リ
ンクプレート32eがこれに伴って、除除に上方に移動
し、その結果、ストッパ片32aが相互に近接する方向
に移動し、最終的には、図10(C)に示すように、係
止突起32fが昇降プレート28の幅内に没入する。
【0042】係止突起32fがこのような没入状態にな
ると、係止突起32fと凹部32gとの嵌合が解除さ
れ、このような状態になると、昇降プレート28の上下
移動が許容されるアンロック状態となる。
【0043】即ち、本実施例のロック機構32は、天板
26が上または下方向に移動するのを阻止するロック状
態と、天板26が上または下方向に移動するのを許容す
るアンロック状態との切換え操作が可能であって、しか
も、アンロック状態に切換えられたときだけに天板26
の上または下方向移動が可能になっている。
【0044】このようなロック機構32の構成によれ
ば、ロック機構32を構成する部材が、プレート状にな
っているので、机本体10の側板12の厚み内に、これ
らを容易に収納することができる。
【0045】また、本実施例の場合には、その詳細を図
11に示すように、ロック機構32の操作プレート32
cの上端に操作ハンドル34を昇降プレート28と一体
になるように設けている。
【0046】この操作ハンドル34は、手指で上方に移
動させる構造になっていて、天板26を上下方向に移動
させる際に、天板26の把持位置に対応させて配置して
いる。
【0047】このように構成の操作ハンドル34を用い
ると、天板26を把持した状態でロック機構32の操作
ハンドル34を容易に操作することができ、天板26を
上または下方向に移動させる際の操作性が非常に良くな
る。
【0048】さて、以上のように構成した補助机の天板
昇降装置によれば、天板26の両側に設けられ、上板1
4とほぼ平行に天板26を上下移動させ、複数の位置で
停止させる一対の昇降機構30と、昇降機構30に隣接
設置された一対のロック機構32とを備え、ロック機構
32がアンロック状態に切換えられたときだけに天板2
6の上または下方向移動が可能になるようにしたので、
天板26の周囲に空間を要することなく上下移動できる
とともに、高さ位置の選択自由度が広く、また、不用意
に、天板26を持って移動させても、載置物の落下など
の不都合が回避できる。
【0049】図12は、本発明にかかる家具の天板昇降
装置の第2実施例を示しており、上記実施例と同一もし
くは相当する部分には、同一符号を付してその説明を省
略刷るとともに、以下にその特徴点についてのみ説明す
る。
【0050】同図に示した天板昇降装置は、上記実施例
と同様に天板26を上下移動自在に支持する昇降機構3
0を備えている。昇降機構30は、上記実施例と同様に
ラックプレート30aやギア30bを備えている。
【0051】一対のギア30aは、上記実施例のよう
に、連動回転するようにロッド部材35で直接連結され
ておらず、側板12の後部側に回転自在に支持された一
対の従動ギア40とチェーン42で連結されている。
【0052】そして、この従動ギア40がロッド部材3
5を介して連結されていて、ギア30bおよび従動ギア
40が、同期した状態で連動回転するようになってい
る。この構成によれば、一対のギア30bを連動回転さ
せる従動ギア40およびロッド部材32が、側板12の
後部側に設けられるので、机本体10に装着される引出
し22の移動に障害を及ぼすことなく、これらを同期し
た状態で連動回転させることができる。
【0053】なお、本実施例のチェーン42は、例え
ば、タイミングベルトやギア列などの回転力伝達部材に
代替することができる。また、上記実施例では、本発明
を学習机にセットされる補助机に適用した場合を例示し
たが、本発明の実施は、これに限定されることはなく、
例えば、ワゴン,テーブル,レンジ台などの他の家具の
昇降装置として用いることができる。
【0054】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かかる家具の天板昇降装置によれば、天板の周囲に空間
を要することなく上下移動できるとともに、高さ位置の
選択自由度が広く、また、不用意に、天板を持って移動
させても、載置物の落下などの不都合が回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる家具の天板昇降装置を補助机に
適用した実施例の正面図と側面図および上面図である。
【図2】図1に示した補助机の天板を上に移動させた状
態の側面図である。
【図3】図1の側面図の拡大説明図である。
【図4】図2の拡大説明図である。
【図5】図4の要部拡大図である。
【図6】図5の要部断面図である。
【図7】図5の要部抽出図である。
【図8】図7の要部縦断面図である。
【図9】図7の要部横断面図である。
【図10】図7に示したロック機構の作動説明図であ
る。
【図11】図1の要部拡大図である。
【図12】本発明にかかる昇降装置の他の実施例を示す
要部側面説明図である。
【符号の説明】
10 補助机本体 12 側板 14 上板 26 天板 28 昇降プレート 30 昇降機構 32 ロック機構

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置された一対の側板と、前記側板
    の上端側に渡設された上板とを有する机本体と、前記上
    板の上方に配置された天板とを備えた家具の天板昇降装
    置において、 前記天板の両側に設けられ、前記上板とほぼ平行に前記
    天板を上下移動させ、複数の位置で停止させる一対の昇
    降機構と、 前記昇降機構に隣接設置された一対のロック機構とを備
    え、 前記ロック機構は、前記天板が上または下方向に移動す
    るのを阻止するロック状態と、前記天板が上または下方
    向に移動するのを許容するアンロック状態との切換え操
    作が可能であって、 前記アンロック状態に切換えられたときだけに前記天板
    の上または下方向移動が可能になることを特徴とする家
    具の天板昇降装置。
  2. 【請求項2】 前記昇降機構と前記ロック機構は、前記
    机本体の前記側板の厚み内に収納されることを特徴とす
    る請求項1記載の家具の天板昇降装置。
  3. 【請求項3】 前記昇降機構は、前記天板の上下移動方
    向に沿って凹溝が設けられたラックプレートと、 前記ラックプレートの凹溝に歯合するギアと、 前記ギアが前記凹溝と歯合した位置で、前記ギアの他の
    歯間に嵌合して、前記ギアの回転を規制するストッパ
    と、 前記ストッパを前記歯間に押圧する押圧バネとを備え、 前記天板を間欠的に上下移動させることを特徴とする請
    求項1または2記載の家具の天板昇降装置。
  4. 【請求項4】 前記ラックプレートは、前記天板の下面
    側に垂設され、前記側板の上端面に設けられた挿通孔を
    介して、当該側板内に挿入される昇降プレートの側面に
    設けられ、 前記ギアは、前記ラックプレートの凹溝と歯合可能な側
    方位置にあって、かつ、前記側板の厚み内に回転自在に
    支持されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1項記載の家具の天板昇降装置。
  5. 【請求項5】 前記ギアは、対向配置された一対の前記
    側板の上下左右方向で対応する位置にそれぞれ回転自在
    に支持され、かつ、各ギアの回転中心をロッド部材で連
    結して、同期状態で連動回転するようにしたことを特徴
    とする請求項4記載の家具の天板昇降装置。
  6. 【請求項6】 前記ギアは、前記側板の後部側に回転自
    在に支持された一対の従動ギアとチェーンなどの回転力
    伝達部材でそれぞれ連結され、前記従動ギアの回転中心
    をロッド部材で連結して、前記ギアおよび従動ギアが連
    動回転するようにしたことを特徴とする請求項5記載の
    家具の天板昇降装置。
  7. 【請求項7】 前記ロック機構は、先端に係止突起が突
    設されたプレート状のストッパ片と、前記係止突起が嵌
    合する凹部を有するストッパプレートと、前記ストッパ
    片とリンク結合されて、上下移動させることで前記スト
    ッパ片の前記係止突起を出没させる操作プレートと、前
    記操作プレートを常時下方に付勢する付勢バネとを備
    え、 前記係止突起と前記凹部とを嵌合させると、前記ロック
    状態になり、 前記操作プレートを前記付勢バネの付勢力に抗して上方
    移動させることで、前記ストッパ片を没入させて、前記
    係止突起と前記凹部との嵌合を解除することで前記アン
    ロック状態となることを特徴とする請求項記載の家具の
    天板昇降装置。
  8. 【請求項8】 前記操作プレートの上端に操作ハンドル
    を設け、前記天板を上下方向に移動させる際に、前記天
    板の把持位置に対応させて前記操作ハンドルを配置した
    ことを特徴とする請求項7記載の家具の天板昇降装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108891329A (zh) * 2018-06-27 2018-11-27 宁波帅特龙集团有限公司 一种升降式杯托
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