JP2002142596A - 犬等の糞処理用具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 犬等の散歩時、排便される糞に直接触れるこ
となく、簡単な使用方法で糞を処理できる用具。 【構成】 柄（１）の一端にリング（２）を取り付け、
そのリング（２）に袋（６）を被せリングに付けた爪
（３）に袋（６）の穴（７）を引っかけて袋（６）を保
持できるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、犬を散歩させる際に携
帯し、犬が糞をする時、手を汚さずに処理できる犬の糞
処理用具である。

【０００２】

【従来の技術】従来より、犬を散歩させる際、その犬が
排泄した糞をスコップや袋で処理していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】近年ペットの愛好者は
多く、特に犬が散歩時の排泄物の放置は、そこに住む人
達の大きな迷惑となり、現代社会の問題の一つでもあ
る。しかし、自分のペットとはいえ、糞の処理は臭気も
あり、袋やスコップでも余りにも生々しく、それ故に処
理をしない人さえある。腹具合の悪い犬の糞の処理は尚
更である。

【０００４】本発明は、このような住環境に及ぼす悪影
響を改善するために考案されたもので、携帯しやすく、
使用が簡単で、誰もが積極的に糞処理を行える用具を提
供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の用具は、直接糞に触れないため、柄（１）
の先端のリング（２）に袋（６）を装着し、犬が脱糞時
にその袋（６）で糞を直接キャッチする。その時、その
重さで袋（６）が落ちないようにリング（２）に付けた
爪（３）で保持する。糞を収納後に手を汚すことなく袋
（６）を容易に取り外せるようにした。

【０００６】

【作用】以下本発明の実施の形態を説明する。

【０００７】図４のように、柄（１）の一端にあるリン
グ（２）の中に袋（６）の底を下にして入れる。その時
予め加工してある袋（６）の穴（７）が爪（３）に、切
り込み部（８）が柄（１）の元部方向になるように入れ
る。

【０００８】袋（６）の穴（７）がリング（２）の上部
よりやや上の任意の所で袋（６）をリング（２）全体に
被せるように外側に折り曲げる。図５。

【０００９】その後袋（６）の穴（７）を図４のリング
（２）の爪（３）に引っかけ、袋（６）の底を指で抓み
下に少し引っぱる。これにより、袋（６）はリング
（２）に保持され図５の形態になる。

【００１０】上記のように準備した用具を犬等の散歩時
に携帯し、犬が便を催し、脱糞の体勢に入った時、静か
に袋（６）を柄（１）でコントロールしながら犬の尻下
に持って行き、糞を直接キャッチする。

【００１１】糞を収納した後、用具全体を地面に降し、
袋（６）を爪（３）から外し、袋（６）の穴（７）を柄
（１）下部にある鉤に引っかけ、釣り下げ既存のヘアー
クリップ等で袋（６）の任意の部分を挟む。図６。

【００１２】

【発明の効果】以上説明したように袋（６）上部がリン
グ（２）全体を被うので、糞がリング（２）に直接触れ
ることがなく、仮に袋（６）の上部を汚したとしても、
袋（６）をリング（２）より外した時は、その部分は袋
（６）の内側となり、手を汚すことはない。

【００１３】また、糞を直接キャッチするので、腹具合
が悪い時の柔らかい糞でも容易に収納できる。

【００１４】犬は一回の散歩時に必ずしも一回の用便と
は限らず二度することもある。その時のために袋（６）
を重ねてリング（２）に装着しておけば、初めの用便で
糞を収納した袋だけを取り外せば、続けて使用可能であ
る。

【００１５】犬二匹を同時に散歩させる時も上記の説明
のとおり糞の処理が簡単にできる。

【図面の簡単な説明】

【図1】本発明の用具全体図である。

【図２】図1を左正面から見た図である。

【図３】本発明の用具に装着し、糞を収納する袋であ
る。

【図４】袋をリングに入れ爪に袋の穴を引っかける前の
図である。

【図５】袋の上部を折り曲げリングの爪に袋の穴を引っ
かけた図である。

【図６】糞を収納後、袋を鉤に釣るし、ヘアークリップ
で袋を密閉した図である。

【符号の説明】

１ 柄 ２ リング ３ 爪 ４ 鉤 ５ ヘアークリップ ６ 袋 ７ 穴 ８ 切り込み

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 柄（１）の一端側にリング（２）を取り
   付け、そのリングに袋（６）を保持するための爪（３）
   をもった犬等の糞処理用具。
2. 【請求項２】 リング（２）に装着し保持するための穴
   （７）と切り込み（８）をもった袋（６）。