JP2002142442A - 渦電流減速装置 - Google Patents
渦電流減速装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 制動胴の渦電流の流れを改善した渦電流減速
装置を提供する。 【解決手段】 強磁性体からなる不動の制動胴２の内部
に、回転軸２１に結合した磁性体からなる磁石支持筒１
８を同軸に配設する。磁石支持筒１８に制動胴２に対向
する多数の磁石１６を周方向等間隔に結合する。磁石１
６から制動胴２に及ぶ磁界に基づく渦電流により磁石支
持筒１８に制動力を発生させる。制動胴２の磁石１６に
対向する周壁２ａおよび／または端壁に、銅，銅合金な
どの良伝導体からなる環状体５を結合する。
装置を提供する。 【解決手段】 強磁性体からなる不動の制動胴２の内部
に、回転軸２１に結合した磁性体からなる磁石支持筒１
８を同軸に配設する。磁石支持筒１８に制動胴２に対向
する多数の磁石１６を周方向等間隔に結合する。磁石１
６から制動胴２に及ぶ磁界に基づく渦電流により磁石支
持筒１８に制動力を発生させる。制動胴２の磁石１６に
対向する周壁２ａおよび／または端壁に、銅，銅合金な
どの良伝導体からなる環状体５を結合する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁石および／また
は永久磁石を用いた渦電流減速装置、特に制動胴の渦電
流の流れを改善した渦電流減速装置に関するものであ
る。
は永久磁石を用いた渦電流減速装置、特に制動胴の渦電
流の流れを改善した渦電流減速装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の永久磁石または電磁石を用いた渦
電流減速装置は、永久磁石または電磁石が不動の磁石支
持筒に結合され、回転軸に結合した制動ドラム（または
制動円板）の内部に磁石支持筒が配設される。制動ドラ
ムには軟磁性体で比較的電気抵抗の小さい鋼鉄製のもの
が使用されており、磁石支持筒の磁石からの磁界が制動
ドラムに入り、制動ドラムと磁石支持筒との間に磁気回
路が形成される。この時、回転する制動ドラムに渦電流
に基づく制動力が発生する。制動能力を高めるために、
制動ドラムの端部や内周壁の一部または全面に、銅，銅
合金などの良伝導体からなる環状体を貼り付けられる。
しかし、制動ドラムの端部や内周壁の一部または全面
に、銅，銅合金などの良伝導体からなる環状体を貼り付
けると、環状体に渦電流が集中して高温になる。制動ド
ラムの環状体が鋼鉄よりも熱膨脹率が大きいので、環状
体の熱応力が大きくなる。制動ドラムの高速回転による
遠心力が大きくなる。などにより制動ドラムと環状体の
耐久性に問題があつた。
電流減速装置は、永久磁石または電磁石が不動の磁石支
持筒に結合され、回転軸に結合した制動ドラム（または
制動円板）の内部に磁石支持筒が配設される。制動ドラ
ムには軟磁性体で比較的電気抵抗の小さい鋼鉄製のもの
が使用されており、磁石支持筒の磁石からの磁界が制動
ドラムに入り、制動ドラムと磁石支持筒との間に磁気回
路が形成される。この時、回転する制動ドラムに渦電流
に基づく制動力が発生する。制動能力を高めるために、
制動ドラムの端部や内周壁の一部または全面に、銅，銅
合金などの良伝導体からなる環状体を貼り付けられる。
しかし、制動ドラムの端部や内周壁の一部または全面
に、銅，銅合金などの良伝導体からなる環状体を貼り付
けると、環状体に渦電流が集中して高温になる。制動ド
ラムの環状体が鋼鉄よりも熱膨脹率が大きいので、環状
体の熱応力が大きくなる。制動ドラムの高速回転による
遠心力が大きくなる。などにより制動ドラムと環状体の
耐久性に問題があつた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上述の
問題に鑑み、制動胴の渦電流の流れを改善した渦電流減
速装置を提供することにある。
問題に鑑み、制動胴の渦電流の流れを改善した渦電流減
速装置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の構成は強磁性体からなる不動の制動胴の内
部に、回転軸に結合した磁性体からなる磁石支持筒を同
軸に配設し、前記磁石支持筒に前記制動胴に対向する多
数の磁石を周方向に間隔を存して結合し、前記磁石から
前記制動胴に及ぶ磁界に基づく渦電流により前記磁石支
持筒に制動力を発生させる渦電流減速装置において、前
記制動胴の前記磁石に対向する周壁および／または端部
に、銅，銅合金などの良伝導体からなる環状体を結合し
たことを特徴とする。
に、本発明の構成は強磁性体からなる不動の制動胴の内
部に、回転軸に結合した磁性体からなる磁石支持筒を同
軸に配設し、前記磁石支持筒に前記制動胴に対向する多
数の磁石を周方向に間隔を存して結合し、前記磁石から
前記制動胴に及ぶ磁界に基づく渦電流により前記磁石支
持筒に制動力を発生させる渦電流減速装置において、前
記制動胴の前記磁石に対向する周壁および／または端部
に、銅，銅合金などの良伝導体からなる環状体を結合し
たことを特徴とする。
【０００５】また、本発明の構成は回転軸に結合した磁
性体からなる磁石支持筒の内部に、強磁性体からなる不
動の制動胴を同軸に配設し、前記磁石支持筒に前記制動
胴に対向する多数の磁石を周方向に間隔を存して結合
し、前記磁石から前記制動胴に及ぶ磁界に基づく渦電流
により前記磁石支持筒に制動力を発生させる渦電流減速
装置において、前記制動胴の周壁および／または端部
に、銅，銅合金などの良伝導体からなる環状体を結合し
たことを特徴とする。
性体からなる磁石支持筒の内部に、強磁性体からなる不
動の制動胴を同軸に配設し、前記磁石支持筒に前記制動
胴に対向する多数の磁石を周方向に間隔を存して結合
し、前記磁石から前記制動胴に及ぶ磁界に基づく渦電流
により前記磁石支持筒に制動力を発生させる渦電流減速
装置において、前記制動胴の周壁および／または端部
に、銅，銅合金などの良伝導体からなる環状体を結合し
たことを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明では軟磁性体で比較的電気
抵抗が小さい鋼鉄製の制動胴が固定され、回転軸に結合
した磁石支持筒に電磁石および／または永久磁石が支持
される。不動の制動胴の内部に磁石支持筒が同軸に配設
され、磁石支持筒の磁石からの磁界により制動胴に渦電
流が発生し、回転する磁石支持筒に制動力が発生する。
抵抗が小さい鋼鉄製の制動胴が固定され、回転軸に結合
した磁石支持筒に電磁石および／または永久磁石が支持
される。不動の制動胴の内部に磁石支持筒が同軸に配設
され、磁石支持筒の磁石からの磁界により制動胴に渦電
流が発生し、回転する磁石支持筒に制動力が発生する。
【０００７】渦電流により高温になる制動胴に設けた空
洞ないし内空部に機関からの冷却液が貫流され、制動胴
が冷却されるので、制動胴の端部と周壁に貼り付けた
銅，銅合金などの良伝導体からなる環状体の耐久性が確
保される。制動胴に結合される銅，銅合金などの良伝導
体からなる環状体は、制動胴の端部と周壁に、ニツケル
層（またはニツケル合金層）と銅層（または銅合金層）
とを交互にメツキするか、ニツケルろうづけ、溶接肉盛
り、粉体肉盛り、プラズマ溶射などの手段により結合す
る。環状体を貼り付けられた鋼鉄製の制動胴の外周側ま
たは内周側に、電磁石および／または永久磁石を支持す
る磁石支持筒が回転不能に配設される。
洞ないし内空部に機関からの冷却液が貫流され、制動胴
が冷却されるので、制動胴の端部と周壁に貼り付けた
銅，銅合金などの良伝導体からなる環状体の耐久性が確
保される。制動胴に結合される銅，銅合金などの良伝導
体からなる環状体は、制動胴の端部と周壁に、ニツケル
層（またはニツケル合金層）と銅層（または銅合金層）
とを交互にメツキするか、ニツケルろうづけ、溶接肉盛
り、粉体肉盛り、プラズマ溶射などの手段により結合す
る。環状体を貼り付けられた鋼鉄製の制動胴の外周側ま
たは内周側に、電磁石および／または永久磁石を支持す
る磁石支持筒が回転不能に配設される。
【０００８】本発明では制動胴の冷却性を高め、かつ制
動胴への渦電流の流れを軸方向に広めることにより制動
能力を高める。不動の制動胴の内部に断面長方形の液室
を形成し、液室へ水または冷却液を貫流させる。回転軸
に結合した磁石支持筒を制動胴の内部に配設する。磁石
支持筒には外周面から制動胴の内周面へ突出する鉄心の
内部に、好ましくは永久磁石および／または強磁性体を
埋め込んだうえ、鉄心に電磁コイルを巻装し、鉄心の制
動胴に対向する部分に、周方向に延長された磁極片を設
ける。永久磁石は電磁コイルの消磁時、鉄心の内部に短
絡的磁気回路を形成し、制動胴へ磁界を及ぼさない。電
磁コイルを励磁すると、鉄心と永久磁石とから同じ方向
の磁界が制動胴に及んで制動胴に渦電流が発生する。回
転する磁石支持筒に渦電流に基づく制動トルクが発生す
る。
動胴への渦電流の流れを軸方向に広めることにより制動
能力を高める。不動の制動胴の内部に断面長方形の液室
を形成し、液室へ水または冷却液を貫流させる。回転軸
に結合した磁石支持筒を制動胴の内部に配設する。磁石
支持筒には外周面から制動胴の内周面へ突出する鉄心の
内部に、好ましくは永久磁石および／または強磁性体を
埋め込んだうえ、鉄心に電磁コイルを巻装し、鉄心の制
動胴に対向する部分に、周方向に延長された磁極片を設
ける。永久磁石は電磁コイルの消磁時、鉄心の内部に短
絡的磁気回路を形成し、制動胴へ磁界を及ぼさない。電
磁コイルを励磁すると、鉄心と永久磁石とから同じ方向
の磁界が制動胴に及んで制動胴に渦電流が発生する。回
転する磁石支持筒に渦電流に基づく制動トルクが発生す
る。
【０００９】
【実施例】図１〜４に示すように、本発明による渦電流
減速装置は断面長方形の内空部つまり液室４を有する不
動の制動胴２と、制動胴２の内部に配設されかつ回転軸
２１に結合された磁石支持筒１８とを備えており、磁石
支持筒１８には多数の電磁石組立体１２が周方向等間隔
または周方向不等間隔に結合される。制動胴２は一般的
な鋼材（鉄，鋳鋼，鍛造品），アルミニウムなどからな
る断面溝型の本体、または鋼管の両端に環状の端壁を溶
接により結合した本体３に、純鉄に近い低炭素鋼からな
る筒状の周壁（内周壁）２ａをボルト６により結合し
て、断面長方形の液室４を形成される。液室４には入口
２５から冷却液が供給され、出口２６から外部へ排出さ
れる。
減速装置は断面長方形の内空部つまり液室４を有する不
動の制動胴２と、制動胴２の内部に配設されかつ回転軸
２１に結合された磁石支持筒１８とを備えており、磁石
支持筒１８には多数の電磁石組立体１２が周方向等間隔
または周方向不等間隔に結合される。制動胴２は一般的
な鋼材（鉄，鋳鋼，鍛造品），アルミニウムなどからな
る断面溝型の本体、または鋼管の両端に環状の端壁を溶
接により結合した本体３に、純鉄に近い低炭素鋼からな
る筒状の周壁（内周壁）２ａをボルト６により結合し
て、断面長方形の液室４を形成される。液室４には入口
２５から冷却液が供給され、出口２６から外部へ排出さ
れる。
【００１０】図３に示すように、磁石支持筒１８と鉄心
１７とは電磁鋼板から積層プレスにより一体的に打ち抜
き、多数の電磁鋼板を重ね合せたうえ、回転軸２１へ外
嵌され、回止めキーにより固定される。回転軸２１の端
部に結合した歯車６８は、例えば変速機の出力回転軸に
結合した歯車と噛み合される。鉄心１７に係合した長方
形の巻枠１４に、電磁コイル１３が巻装される。なお、
巻枠１４は絶縁体を塗布したものでもよい。また、電磁
鋼板を積層して使用する場合は、磁石支持筒１８、鉄心
１７および磁極片１５を一体に形成してもよい。
１７とは電磁鋼板から積層プレスにより一体的に打ち抜
き、多数の電磁鋼板を重ね合せたうえ、回転軸２１へ外
嵌され、回止めキーにより固定される。回転軸２１の端
部に結合した歯車６８は、例えば変速機の出力回転軸に
結合した歯車と噛み合される。鉄心１７に係合した長方
形の巻枠１４に、電磁コイル１３が巻装される。なお、
巻枠１４は絶縁体を塗布したものでもよい。また、電磁
鋼板を積層して使用する場合は、磁石支持筒１８、鉄心
１７および磁極片１５を一体に形成してもよい。
【００１１】鉄心１７の内部にはブロツク状の永久磁石
１６が埋め込まれる。永久磁石１６の極性は径内方の端
部と磁極片１５に接する径外方の端部とが、磁極をなす
ように構成される。周方向に隣接する電磁石組立体１２
の永久磁石１６の磁極片１５に対向する極性は、周方向
に交互に異なるように配設される。したがつて、周方向
に隣接する電磁石組立体１２の電磁コイル１３も互いに
反対方向へ通電され、永久磁石１６と同方向の磁界を発
生するように構成される。
１６が埋め込まれる。永久磁石１６の極性は径内方の端
部と磁極片１５に接する径外方の端部とが、磁極をなす
ように構成される。周方向に隣接する電磁石組立体１２
の永久磁石１６の磁極片１５に対向する極性は、周方向
に交互に異なるように配設される。したがつて、周方向
に隣接する電磁石組立体１２の電磁コイル１３も互いに
反対方向へ通電され、永久磁石１６と同方向の磁界を発
生するように構成される。
【００１２】本発明では制動胴２の磁極片１５と対向す
る周壁（内周壁）２ａを流れる渦電流が軸方向に広がる
ように、周壁２ａの両端部と内周面とに断面Ｌ字形の
銅，銅合金などの良伝導体からなる環状体５が結合され
る。
る周壁（内周壁）２ａを流れる渦電流が軸方向に広がる
ように、周壁２ａの両端部と内周面とに断面Ｌ字形の
銅，銅合金などの良伝導体からなる環状体５が結合され
る。
【００１３】上述した渦電流減速装置は非制動時、電磁
コイル１３には通電されず、図２に示すように、鉄心１
７の内部に埋め込まれた永久磁石１６は、磁極片１５お
よび鉄心１７との間に短絡的磁気回路ｗを形成し、制動
胴２には磁界を及ぼさない。したがつて、制動胴２は制
動トルクを受けない。
コイル１３には通電されず、図２に示すように、鉄心１
７の内部に埋め込まれた永久磁石１６は、磁極片１５お
よび鉄心１７との間に短絡的磁気回路ｗを形成し、制動
胴２には磁界を及ぼさない。したがつて、制動胴２は制
動トルクを受けない。
【００１４】電磁コイル１３に通電すると、電磁石組立
体１２からの磁界と永久磁石１６からの磁界が同方向に
制動胴２へ磁界を及ぼす。すなわち、回転する制動胴２
が電磁石組立体１２と永久磁石１６からの磁界を横切る
時、制動胴２の内部に渦電流に基づく制動トルクが発生
する。この時、図１に示すように、周方向に隣接する磁
極片１５の磁極は互いに逆に配設されているので、制動
胴２と電磁石組立体１２との間には磁気回路ｚが生じ
る。制動胴２の周壁２ａの両端部と内周面とに、断面Ｌ
字形の銅，銅合金などの良伝導体からなる環状体５が結
合されているので、磁極片１５と対向する周壁２ａを流
れる渦電流が軸方向に広がり、制動能力が高められる。
体１２からの磁界と永久磁石１６からの磁界が同方向に
制動胴２へ磁界を及ぼす。すなわち、回転する制動胴２
が電磁石組立体１２と永久磁石１６からの磁界を横切る
時、制動胴２の内部に渦電流に基づく制動トルクが発生
する。この時、図１に示すように、周方向に隣接する磁
極片１５の磁極は互いに逆に配設されているので、制動
胴２と電磁石組立体１２との間には磁気回路ｚが生じ
る。制動胴２の周壁２ａの両端部と内周面とに、断面Ｌ
字形の銅，銅合金などの良伝導体からなる環状体５が結
合されているので、磁極片１５と対向する周壁２ａを流
れる渦電流が軸方向に広がり、制動能力が高められる。
【００１５】図４に示す実施例では、制動胴２の両端壁
と周壁（内周壁）２ａの両端との間に、銅，銅合金など
の良伝導体からなる板状の環状体５が挟まれかつボルト
により結合される。材質が異なる制動胴２の両端壁と周
壁（内周壁）２ａとの密着性を高めるために、環状体５
の内周面で、制動胴２の両端壁と周壁（内周壁）２ａと
は溶着されるのが好ましい。
と周壁（内周壁）２ａの両端との間に、銅，銅合金など
の良伝導体からなる板状の環状体５が挟まれかつボルト
により結合される。材質が異なる制動胴２の両端壁と周
壁（内周壁）２ａとの密着性を高めるために、環状体５
の内周面で、制動胴２の両端壁と周壁（内周壁）２ａと
は溶着されるのが好ましい。
【００１６】図５に示す実施例では、磁極片１５よりも
軸方向外側に環状体５が結合されるが、図６に示すよう
に、環状体５は鉄心１７の軸方向端部よりも内側へ延長
してもよい。また、図７に示すように、磁極片１５に設
けた傾斜片に対向するように結合してもよい。図８に示
す実施例では、周壁２ａの内周面に鉄心１７の軸方向端
部よりも外側に筒状の環状体５を結合したものである。
図９に示すように、周壁２ａの内周面全面に、銅，銅合
金などの良伝導体からなる筒状の環状体５ａを結合して
もよい。図１０に示す実施例では、銅，銅合金などの良
伝導体からなる環状体５を、周壁２ａの端面から周壁２
ａの鉄心１７に対向する部分まで延びる、細長い筒状の
環状体５を周壁２ａに結合したものである。図１１に示
すように、周壁２ａの軸方向中央部の肉厚を厚くし、周
壁２ａの両端部に薄肉部２ｃを形成し、周壁２ａの端面
と薄肉部２ｃの内周面とに、断面Ｌ字形の環状体５を結
合したものである。図１１に示す実施例では、周壁２ａ
の厚肉部の電気抵抗が小さくなるので、周壁２ａの厚肉
部の渦電流が薄肉部２ｃまで軸方向に広がりやすくな
る。
軸方向外側に環状体５が結合されるが、図６に示すよう
に、環状体５は鉄心１７の軸方向端部よりも内側へ延長
してもよい。また、図７に示すように、磁極片１５に設
けた傾斜片に対向するように結合してもよい。図８に示
す実施例では、周壁２ａの内周面に鉄心１７の軸方向端
部よりも外側に筒状の環状体５を結合したものである。
図９に示すように、周壁２ａの内周面全面に、銅，銅合
金などの良伝導体からなる筒状の環状体５ａを結合して
もよい。図１０に示す実施例では、銅，銅合金などの良
伝導体からなる環状体５を、周壁２ａの端面から周壁２
ａの鉄心１７に対向する部分まで延びる、細長い筒状の
環状体５を周壁２ａに結合したものである。図１１に示
すように、周壁２ａの軸方向中央部の肉厚を厚くし、周
壁２ａの両端部に薄肉部２ｃを形成し、周壁２ａの端面
と薄肉部２ｃの内周面とに、断面Ｌ字形の環状体５を結
合したものである。図１１に示す実施例では、周壁２ａ
の厚肉部の電気抵抗が小さくなるので、周壁２ａの厚肉
部の渦電流が薄肉部２ｃまで軸方向に広がりやすくな
る。
【００１７】図１２に示す実施例では、歯車６８を結合
する回転軸２１の端部に、取付円板７０が外嵌されかつ
ナツト６３により締結される。取付円板７０には強磁性
体からなる磁石支持筒１８ａの左端がボルトにより結合
され、磁石支持筒１８ａの内周面に多数の電磁石組立体
１２が周方向等間隔または周方向不等間隔に結合され
る。磁石組立体１２は内部に永久磁石１６を埋め込んだ
鉄心１７に、巻枠１４を介して電磁コイル１３が巻き付
けられ、かつ鉄心１７の径内方端部に周方向に延長され
た磁極片１５が結合される。一方、回転軸２１には１対
の軸受６７により不動の制動胴２が支持される。制動胴
２は図示してない取付片により、例えば変速機の壁部に
固定される。制動胴２は鉄、アルミニウムなどからなる
断面溝型の本体に、低炭素鋼などからなる周壁（外周
壁）２ｂを結合して内部に液室４を区画される。周壁２
ｂが磁極片１５に対向され、周壁２ｂの両端部に断面Ｌ
字形をなす銅，銅合金などの良伝導体からなる環状体５
が結合される。図１３に示すように、周壁２ｂの環状体
５は磁極片１５よりも軸方向外側にのみ配設するのが好
ましい。
する回転軸２１の端部に、取付円板７０が外嵌されかつ
ナツト６３により締結される。取付円板７０には強磁性
体からなる磁石支持筒１８ａの左端がボルトにより結合
され、磁石支持筒１８ａの内周面に多数の電磁石組立体
１２が周方向等間隔または周方向不等間隔に結合され
る。磁石組立体１２は内部に永久磁石１６を埋め込んだ
鉄心１７に、巻枠１４を介して電磁コイル１３が巻き付
けられ、かつ鉄心１７の径内方端部に周方向に延長され
た磁極片１５が結合される。一方、回転軸２１には１対
の軸受６７により不動の制動胴２が支持される。制動胴
２は図示してない取付片により、例えば変速機の壁部に
固定される。制動胴２は鉄、アルミニウムなどからなる
断面溝型の本体に、低炭素鋼などからなる周壁（外周
壁）２ｂを結合して内部に液室４を区画される。周壁２
ｂが磁極片１５に対向され、周壁２ｂの両端部に断面Ｌ
字形をなす銅，銅合金などの良伝導体からなる環状体５
が結合される。図１３に示すように、周壁２ｂの環状体
５は磁極片１５よりも軸方向外側にのみ配設するのが好
ましい。
【００１８】しかし、図１４に示すように、周壁２ｂの
外周面に磁極片１５と対向するように筒状の環状体５が
結合されてもよい。図１５に示す実施例では、周壁２ｂ
の外周面全面に磁極片１５と対向するように筒状の環状
体５が結合される。図１６に示す実施例では、周壁２ｂ
の外周面の両端側に、環状体５の一部が永久磁石１６に
対向するよう結合される。さらに、図１７に示す実施例
では、周壁２ｂの中央部の肉厚を厚くする一方、両端側
に薄肉部２ｃを形成し、薄肉部２ｃの外周面に環状体５
が結合される。
外周面に磁極片１５と対向するように筒状の環状体５が
結合されてもよい。図１５に示す実施例では、周壁２ｂ
の外周面全面に磁極片１５と対向するように筒状の環状
体５が結合される。図１６に示す実施例では、周壁２ｂ
の外周面の両端側に、環状体５の一部が永久磁石１６に
対向するよう結合される。さらに、図１７に示す実施例
では、周壁２ｂの中央部の肉厚を厚くする一方、両端側
に薄肉部２ｃを形成し、薄肉部２ｃの外周面に環状体５
が結合される。
【００１９】図１８に示す実施例は、渦電流減速装置の
左端部に発電機７８を結合し、発電機７８から得られた
電力を渦電流減速装置の電磁石組立体１２へ供給するよ
うにしたものである。鉄、アルミニウムなどからなる不
動の制動胴２の左端に、支持筒７２が一体に形成され、
支持筒７２と制動胴２の接続部７３は薄肉に形成され
る。支持筒７２に発電機７８を構成する界磁コイル７４
が周方向等間隔に結合される。一方、磁石支持筒１８の
左端に支持筒７６が結合され、支持筒７６に各界磁コイ
ル７４に対向する電機子コイル７５が支持される。制動
胴２は断面長方形の液室４を形成されるとともに、周壁
（内周壁）２ａの両端部に銅，銅合金などの良伝導体か
らなる環状体５が結合される。回転軸２１に結合された
磁石支持筒１８には、永久磁石１６を埋め込んだ鉄心１
７が支持され、鉄心１７に巻枠１４を介して電磁コイル
１３が巻装される。また、鉄心１７の端部に制動胴２の
周壁２ａに対向する磁極片１５が結合される。
左端部に発電機７８を結合し、発電機７８から得られた
電力を渦電流減速装置の電磁石組立体１２へ供給するよ
うにしたものである。鉄、アルミニウムなどからなる不
動の制動胴２の左端に、支持筒７２が一体に形成され、
支持筒７２と制動胴２の接続部７３は薄肉に形成され
る。支持筒７２に発電機７８を構成する界磁コイル７４
が周方向等間隔に結合される。一方、磁石支持筒１８の
左端に支持筒７６が結合され、支持筒７６に各界磁コイ
ル７４に対向する電機子コイル７５が支持される。制動
胴２は断面長方形の液室４を形成されるとともに、周壁
（内周壁）２ａの両端部に銅，銅合金などの良伝導体か
らなる環状体５が結合される。回転軸２１に結合された
磁石支持筒１８には、永久磁石１６を埋め込んだ鉄心１
７が支持され、鉄心１７に巻枠１４を介して電磁コイル
１３が巻装される。また、鉄心１７の端部に制動胴２の
周壁２ａに対向する磁極片１５が結合される。
【００２０】不動の界磁コイル７４に通電され、回転軸
２１とともに電機子が回転すると、電機子コイル７５の
端子に電力が発生する。電機子コイル７５の端子の電力
は、整流後に電流値および電圧値を制御しながら、界磁
コイル７４と電磁コイル１３へ供給される。したがつ
て、渦電流減速装置では発電機７８の負荷と、電磁石組
立体１２と制動胴２との間に発生する渦電流に基づく制
動トルクとが回転軸２１へ加えられる。
２１とともに電機子が回転すると、電機子コイル７５の
端子に電力が発生する。電機子コイル７５の端子の電力
は、整流後に電流値および電圧値を制御しながら、界磁
コイル７４と電磁コイル１３へ供給される。したがつ
て、渦電流減速装置では発電機７８の負荷と、電磁石組
立体１２と制動胴２との間に発生する渦電流に基づく制
動トルクとが回転軸２１へ加えられる。
【００２１】図１８に示す実施例でも、制動胴２の磁極
片１５に対向する周壁２ａの両端部と周壁２ａの内周面
とに、銅，銅合金などの良伝導体からなる断面Ｌ字形の
環状体５が結合される。制動胴２の周壁２ａに発生する
渦電流は、環状体５により軸方向への広がりを促され、
制動能力が高められる。
片１５に対向する周壁２ａの両端部と周壁２ａの内周面
とに、銅，銅合金などの良伝導体からなる断面Ｌ字形の
環状体５が結合される。制動胴２の周壁２ａに発生する
渦電流は、環状体５により軸方向への広がりを促され、
制動能力が高められる。
【００２２】図１９に示す実施例では、制動胴２の軸方
向寸法が長い場合に、周壁２ａの中央部の肉厚を厚く
し、両端部の肉厚を薄くし、薄肉部２ｃの内周面に環状
体５が結合される。
向寸法が長い場合に、周壁２ａの中央部の肉厚を厚く
し、両端部の肉厚を薄くし、薄肉部２ｃの内周面に環状
体５が結合される。
【００２３】以上の実施例において、電磁石組立体１２
の鉄心１７は磁極片１５と磁石支持筒１８とを一体に備
えた電磁鋼板の積層体から構成し、鉄心１７に予め設け
た開口の内部に永久磁石１６を埋め込み、鉄心１７に巻
枠１４を介して電磁コイル１３を巻装されるのが好まし
い。しかし、鉄心１７を磁極片１５と磁石支持筒１８と
は別に形成し、鉄心１７に予め設けた開口の内部に、永
久磁石１６を埋め込んだ後に、鉄心１７の径外方端部に
磁極片１５を結合し、鉄心１７の径内方端部を磁石支持
筒１８に結合してもよい。
の鉄心１７は磁極片１５と磁石支持筒１８とを一体に備
えた電磁鋼板の積層体から構成し、鉄心１７に予め設け
た開口の内部に永久磁石１６を埋め込み、鉄心１７に巻
枠１４を介して電磁コイル１３を巻装されるのが好まし
い。しかし、鉄心１７を磁極片１５と磁石支持筒１８と
は別に形成し、鉄心１７に予め設けた開口の内部に、永
久磁石１６を埋め込んだ後に、鉄心１７の径外方端部に
磁極片１５を結合し、鉄心１７の径内方端部を磁石支持
筒１８に結合してもよい。
【００２４】図２０に示す実施例では、各電磁石組立体
１２の永久磁石１６と強磁性体１７ｂとは、予め非磁性
体からなる枠１７ａの内部に嵌合された後、鉄心１７の
開口ないし内空部へ埋め込まれる。永久磁石１６の端部
に磁極片１５が結合され、強磁性体１７ｂの端部が磁石
支持筒１８に結合される。
１２の永久磁石１６と強磁性体１７ｂとは、予め非磁性
体からなる枠１７ａの内部に嵌合された後、鉄心１７の
開口ないし内空部へ埋め込まれる。永久磁石１６の端部
に磁極片１５が結合され、強磁性体１７ｂの端部が磁石
支持筒１８に結合される。
【００２５】図２１に示す実施例では、１つの電磁石組
立体１２の鉄心１７に設けた複数の内空部に、予め非磁
性体からなる枠１７ａの内部に永久磁石１６と強磁性体
１７ｂとを径方向に並べて嵌合したものがそれぞれ埋め
込まれ、永久磁石１６の端部に単一の磁極片１５が結合
され、強磁性体１７ｂの端部が磁石支持筒１８に結合さ
れる。
立体１２の鉄心１７に設けた複数の内空部に、予め非磁
性体からなる枠１７ａの内部に永久磁石１６と強磁性体
１７ｂとを径方向に並べて嵌合したものがそれぞれ埋め
込まれ、永久磁石１６の端部に単一の磁極片１５が結合
され、強磁性体１７ｂの端部が磁石支持筒１８に結合さ
れる。
【００２６】図２２に示すように、鉄心１７の内空部に
永久磁石１６だけを直接埋め込むようにしてもよく、ま
た、図２３，２４に示すように、予め非磁性体からなる
枠１７ａの内部に永久磁石１６を嵌合したものを、鉄心
１７の内空部に埋め込むようにしてもよい。
永久磁石１６だけを直接埋め込むようにしてもよく、ま
た、図２３，２４に示すように、予め非磁性体からなる
枠１７ａの内部に永久磁石１６を嵌合したものを、鉄心
１７の内空部に埋め込むようにしてもよい。
【００２７】
【発明の効果】要するに、本発明は渦電流減速装置とし
て、電気導体からなる制動胴と、制動胴の周壁に対向す
る磁極片を有する多数の電磁石を周方向等間隔または周
方向不等間隔に結合する磁石支持筒を回転軸に結合し、
磁極片と対向する制動胴の周壁の周面および／または両
端部に、銅，銅合金などの良伝導体からなる環状体を結
合したものであるから、制動時、制動胴に発生する渦電
流の流れが軸方向に広がり、制動能力が向上される。
て、電気導体からなる制動胴と、制動胴の周壁に対向す
る磁極片を有する多数の電磁石を周方向等間隔または周
方向不等間隔に結合する磁石支持筒を回転軸に結合し、
磁極片と対向する制動胴の周壁の周面および／または両
端部に、銅，銅合金などの良伝導体からなる環状体を結
合したものであるから、制動時、制動胴に発生する渦電
流の流れが軸方向に広がり、制動能力が向上される。
【００２８】制動胴の内部に冷却液が貫流する液室を形
成することにより、渦電流による制動胴の温度上昇が抑
制される。
成することにより、渦電流による制動胴の温度上昇が抑
制される。
【００２９】電磁石の鉄心には永久磁石を埋め込むこと
により、電磁コイルの巻数を減じ、消費電力を減じるこ
とができる。
により、電磁コイルの巻数を減じ、消費電力を減じるこ
とができる。
【図１】本発明に係る渦電流減速装置の制動時の正面断
面図である。
面図である。
【図２】同渦電流減速装置の非制動時の正面断面図であ
る。
る。
【図３】同渦電流減速装置の側面断面図である。
【図４】同渦電流減速装置の要部を拡大して示す側面断
面図である。
面図である。
【図５】同渦電流減速装置の要部を拡大して示す側面断
面図である。
面図である。
【図６】同渦電流減速装置の要部を拡大して示す側面断
面図である。
面図である。
【図７】同渦電流減速装置の要部を拡大して示す側面断
面図である。
面図である。
【図８】同渦電流減速装置の要部を拡大して示す側面断
面図である。
面図である。
【図９】同渦電流減速装置の要部を拡大して示す側面断
面図である。
面図である。
【図１０】同渦電流減速装置の要部を拡大して示す側面
断面図である。
断面図である。
【図１１】同渦電流減速装置の要部を拡大して示す側面
断面図である。
断面図である。
【図１２】本発明の第２実施例に係る渦電流減速装置の
側面断面図である。
側面断面図である。
【図１３】同渦電流減速装置の側面断面図である。
【図１４】同渦電流減速装置の側面断面図である。
【図１５】同渦電流減速装置の側面断面図である。
【図１６】同渦電流減速装置の側面断面図である。
【図１７】同渦電流減速装置の側面断面図である。
【図１８】本発明の第３実施例に係る渦電流減速装置の
側面断面図である。
側面断面図である。
【図１９】同渦電流減速装置の側面断面図である。
【図２０】同渦電流減速装置の電磁石組立体の変更実施
例に係る側面断面図である。
例に係る側面断面図である。
【図２１】同渦電流減速装置の電磁石組立体の変更実施
例に係る側面断面図である。
例に係る側面断面図である。
【図２２】同渦電流減速装置の電磁石組立体の変更実施
例に係る正面断面図である。
例に係る正面断面図である。
【図２３】同渦電流減速装置の電磁石組立体の他の変更
実施例に係る正面断面図である。
実施例に係る正面断面図である。
【図２４】同電磁石組立体の平面断面図である。
２：制動胴 ２ａ：周壁 ２ｂ：周壁 ２ｃ：薄肉部
３：本体 ４：液室 ５：環状体 ５ａ：環状体 ６：
ボルト １２：電磁石組立体 １３：電磁コイル １４：巻枠 １５：磁極片 １６：永久磁石 １７：鉄
心 １７ａ：非磁性体の枠 １７ｂ：強磁性体 １８：
磁石支持筒 １８ａ：磁石支持筒 ２１：回転軸 ６
７：軸受 ６８：歯車 ７０：取付円板 ７２：支持筒
７３：接続部 ７４：界磁コイル ７５：電機子コイル ７６：支持筒
７７： ７８：発電機
３：本体 ４：液室 ５：環状体 ５ａ：環状体 ６：
ボルト １２：電磁石組立体 １３：電磁コイル １４：巻枠 １５：磁極片 １６：永久磁石 １７：鉄
心 １７ａ：非磁性体の枠 １７ｂ：強磁性体 １８：
磁石支持筒 １８ａ：磁石支持筒 ２１：回転軸 ６
７：軸受 ６８：歯車 ７０：取付円板 ７２：支持筒
７３：接続部 ７４：界磁コイル ７５：電機子コイル ７６：支持筒
７７： ７８：発電機
Claims (5)
- 【請求項１】強磁性体からなる不動の制動胴の内部に、
回転軸に結合した磁性体からなる磁石支持筒を同軸に配
設し、前記磁石支持筒に前記制動胴に対向する多数の磁
石を周方向に間隔を存して結合し、前記磁石から前記制
動胴に及ぶ磁界に基づく渦電流により前記磁石支持筒に
制動力を発生させる渦電流減速装置において、前記制動
胴の前記磁石に対向する周壁および／または端部に、
銅，銅合金などの良伝導体からなる環状体を結合したこ
とを特徴とする渦電流減速装置。 - 【請求項２】回転軸に結合した磁性体からなる磁石支持
筒の内部に、強磁性体からなる不動の制動胴を同軸に配
設し、前記磁石支持筒に前記制動胴に対向する多数の磁
石を周方向に間隔を存して結合し、前記磁石から前記制
動胴に及ぶ磁界に基づく渦電流により前記磁石支持筒に
制動力を発生させる渦電流減速装置において、前記制動
胴の周壁および／または端部に、銅，銅合金などの良伝
導体からなる環状体を結合したことを特徴とする渦電流
減速装置。 - 【請求項３】前記制動胴の内周壁の前記環状体を結合す
る部分の肉厚を、他の部分よりも薄くした、請求項１，
２に記載の渦電流減速装置。 - 【請求項４】前記磁石は鉄心の内部に永久磁石を埋め込
んだ電磁石である、請求項１〜３に記載の渦電流減速装
置。 - 【請求項５】前記制動胴の内部に冷却液を循環させる液
室を設けた、請求項１〜４に記載の渦電流減速装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000331160A JP2002142442A (ja) | 2000-10-30 | 2000-10-30 | 渦電流減速装置 |
| EP01121679A EP1193724B1 (en) | 2000-09-18 | 2001-09-14 | Eddy current retarder comprising a magnet consisting of an electromagnet and a permanent magnet |
| DE60141315T DE60141315D1 (de) | 2000-09-18 | 2001-09-14 | Wirbelstrombremse mit einem Magnet bestehend aus einem Elektromagnet und einem Dauermagnet |
| US09/953,928 US6756870B2 (en) | 2000-09-18 | 2001-09-18 | Composite magnet of electromagnet and permanent magnet, and eddy current retarder |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000331160A JP2002142442A (ja) | 2000-10-30 | 2000-10-30 | 渦電流減速装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002142442A true JP2002142442A (ja) | 2002-05-17 |
Family
ID=18807552
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000331160A Pending JP2002142442A (ja) | 2000-09-18 | 2000-10-30 | 渦電流減速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002142442A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2916032A1 (en) * | 2014-03-05 | 2015-09-09 | Goodrich Actuation Systems SAS | Disengageable damping assemblies for moving aerodynamic surfaces |
-
2000
- 2000-10-30 JP JP2000331160A patent/JP2002142442A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2916032A1 (en) * | 2014-03-05 | 2015-09-09 | Goodrich Actuation Systems SAS | Disengageable damping assemblies for moving aerodynamic surfaces |
| JP2015171319A (ja) * | 2014-03-05 | 2015-09-28 | グッドリッチ アクチュエーション システムズ エスアーエス | 空気力学的移動面を有する装置に用いるためのダンピングアッセンブリ |
| US10132381B2 (en) | 2014-03-05 | 2018-11-20 | Goodrich Actuation Systems Sas | Disengageable damping assemblies for moving aerodynamic surfaces |
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|---|---|---|---|
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|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060124 |
|
| A02 | Decision of refusal |
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