JP2002142264A - 情報配信装置、携帯電話機、および情報配信システム - Google Patents

情報配信装置、携帯電話機、および情報配信システム

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JP2002142264A JP2000335716A JP2000335716A JP2002142264A JP 2002142264 A JP2002142264 A JP 2002142264A JP 2000335716 A JP2000335716 A JP 2000335716A JP 2000335716 A JP2000335716 A JP 2000335716A JP 2002142264 A JP2002142264 A JP 2002142264A
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Toshiaki Nakao
寿朗 中尾
Junichi Nakamura
淳一 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】利用者から要求のあった配信情報を該利用者に
配信することができる情報配信システムを提供する。 【解決手段】情報配信装置10と携帯電話機6との間に
おける無線通信は、微弱電波を使用するブルー・ツース
で行われる。また、情報配信装置10は、インタネット
3に接続されたセンタ装置21に接続されている。情報
配信装置10は配信が要求された配信情報を記憶してい
ない場合、インタネット3に接続されているセンタ装置
21にアクセスして要求された配信情報を獲得し、携帯
電話機6に送信する。したがって、携帯電話機6の使用
自粛が呼びかけられている場所であっても、利用者5は
必要な配信情報を制限されることなく得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、利用者が要求し
た配信情報を、該利用者に配信する情報配信装置、該情
報配信装置から配信された配信情報を受信する携帯電話
機、および上記情報配信装置と携帯電話機とを有する情
報配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビやラジオ等の放送や、雑
誌、新聞、看板、ポスタ等の印字物を利用して、企業や
店舗等の広告、天気予報、ニュース等、種々の情報を利
用者に配信していた。上記情報の配信方法は、不特定多
数の利用者に対して情報を配信する方法である。
【0003】最近では、インタネットの利用が広がって
おり、必要な情報をインタネットから得る利用者が増加
している。また、インタネットに接続できる携帯電話
機、例えばi−mode(登録商標)、が実用化されて
おり、外出時でも必要な情報をインタネットから得られ
る。さらに、携帯電話機能を内蔵または外的に付加でき
るきる構成のPDA(Personal Digita
l Assistants)、ノート型パーソナルコン
ピュータ(ノートPC)、等の携帯型情報端末も実用化
されている。これらの携帯型情報端末も内蔵または外的
に付加した携帯電話機能を用いてインタネットに接続で
きる。
【0004】このように、インタネットの普及にともな
い、いつでも必要な情報が得られるようになってきてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、携帯電
話機から出力される比較的高レベルの電波が、他の電子
機器を誤動作させることがある。このため、利用者に携
帯電話機の使用を自粛するように呼びかけている場所
(以下、使用自粛場所と言う。)がある。使用自粛場所
としては、例えば公共交通機関である列車やバスの車両
内、病院内がある。また、飛行機の機内のように携帯電
話機の使用が禁止されている禁止場所もある。
【0006】携帯電話機の多数の利用者は、上記使用自
粛場所での携帯電話機の使用を自粛している。使用自粛
場所にいるときに情報が必要になった利用者は、その場
で携帯電話機を使用してインタネットから情報を得るの
ではなく、使用自粛場所を離れてから携帯電話機を使用
してインタネットから情報を得ている。例えば、列車に
乗車しているとき、車内の吊り広告を見て詳細な情報が
知りたくなると、該吊り広告に記載されているURLや
電子メールアドレス等の連絡先を手帳に控え、列車を降
りてから先に控えた連絡先にアクセスして知りたくなっ
た情報、すなわち必要な情報、を得ていた。
【0007】このように、多くの利用者はインタネット
に接続できる携帯電話機を携帯していても、上記使用自
粛場所にいる間、必要な情報をその場で得ることができ
なかった。なお、上述の飛行機の機内等の禁止場所にい
るときも同様である。
【0008】また、特開2000−142408号に、
車両内に設けた微弱電波や赤外線による通信で次駅の情
報等を送信する基地局と、該基地局から送信された情報
を受信し表示する携帯端末装置とで構成したシステムが
開示されている。このシステムは、情報の配信を微弱電
波や赤外線で行うことで、他の電子機器、特に乗客が装
着しているペースメーカ、に与える影響を抑え、車両内
(上記使用自粛場所)にいる利用者に情報の配信が行え
るようにしている。
【0009】しかし、上記システムは、利用者が得られ
る情報に制限があった。具体的には、利用者は車両内に
設けられた基地局が予め記憶している限られた情報しか
得られなかった。すなわち、利用者は上記基地局が記憶
していない情報を得ることができなかった。
【0010】この発明の目的は、本体に記憶していない
情報であっても利用者に配信することができる情報配信
装置を提供することにあり、特に携帯電話機の使用自粛
が呼びかけられている場所においても利用者に対する情
報配信が可能な情報配信装置を提供することにある。
【0011】また、この発明は上記情報配信装置から配
信されてきた配信情報を受信する携帯電話機を提供する
ことを目的とする。
【0012】さらに、この発明は上記情報配信装置およ
び携帯電話機で構成される情報配信システムを提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の情報配信装置
は、上記課題を解決するために以下の構成を備えてい
る。
【0014】(1)微弱電波で無線通信を行う第1の通
信手段と、インタネットに接続されたセンタと通信を行
う第2の通信手段と、複数の配信情報を記憶する配信情
報記憶手段と、上記第1の通信手段による無線通信にお
いて外部機器から配信情報の配信要求があったとき、上
記配信情報記憶手段に記憶している配信情報を検索し、
上記配信要求に対して該当する配信情報を配信する配信
手段と、を備え、上記配信手段は、上記配信要求に該当
する配信情報を上記配信情報記憶手段に記憶していなか
ったとき、上記第2の通信手段により上記センタと通信
を行って上記配信要求に該当する配信情報を獲得する配
信情報獲得手段を含んでいる。
【0015】上記構成では、第1の通信手段において外
部機器との無線通信を微弱電波で行う。この第1の通信
手段の通信エリアは数10m以下である。ここで言う微
弱電波は、通信エリアが数10m以下になる大きさの電
波である。
【0016】公知のブルー・ツースやPHSのトランシ
ーバモードが微弱電波で無線通信を行う第1の通信手段
として適用できる。ブルー・ツースは通信エリアが10
数mで、通信速度が1Mbpsであり、高速のデータ通
信が行え、また無線通信を微弱電波で行うので周辺の電
子機器に殆ど影響を及ぼさない。
【0017】なお、第1の通信手段を外部機器との無線
通信を赤外線で行う構成に置き換えることも可能であ
る。
【0018】情報配信手段は、上記第1の通信手段にお
いて外部機器から配信情報の配信要求があると、記憶手
段に記憶している配信情報を検索し、該当する配信情報
を配信する。ここで、該当する配信情報を記憶手段に記
憶していないと、第2の通信手段を利用して、インタネ
ットに接続されているセンタにアクセスし、上記配信要
求に該当する配信情報を獲得する。
【0019】ここで言う配信情報とは、企業や店舗等の
広告主からの広告、天気予報、ニュース等の情報であ
る。
【0020】このように、情報配信装置は記憶手段に記
憶している配信情報だけでなく、インタネット上に存在
する配信情報についても配信できる。したがって、この
外部機器の利用者に対して該利用者が要求している配信
情報を確実に配信することができる。
【0021】情報配信装置と外部機器との無線通信は、
上述のように微弱電波で行われるので、周辺の電子機器
を誤動作させることはない。したがって、携帯電話機の
使用自粛が呼びかけられている場所(以下、使用自粛場
所と言う。)であっても、情報配信装置と外部機器との
無線通信については特に問題なく行える。このため、上
記使用自粛場所であっても上記情報配信装置を設置すれ
ば、上記外部機器を携帯している利用者(使用自粛場所
にいる利用者)に対して配信情報の配信が行える。
【0022】また、現在携帯電話機の使用が禁止されて
いる禁止場所であっても、微弱電波による無線通信であ
れば許される場所については、利用者に対して配信情報
の配信が行える。
【0023】上述の説明から明らかなように、上記外部
機器は利用者が携帯できる携帯型のものが好ましく、第
1の通信手段を設けたPDAや携帯型のパソコン等が考
えられる。上記外部機器のさらに好ましいものとして携
帯電話機があげれらる。その理由は、利用者が2つの機
器(携帯電話機と外部機器)を携帯しなくてもよいから
である。また、利用者が携帯電話機とは別に第1の通信
手段を備えた外部機器を用意しなくてもよいので、利用
者の金銭的な負担も抑えられるからである。
【0024】また、情報配信装置は配信情報記憶手段に
記憶している配信情報を所定のタイミングで更新する。
ここで、情報配信装置本体が列車、飛行機等の移動体に
設置されていれば、配信情報記憶手段に記憶している配
信情報、特に地域的な限定のある配信情報、を該移動体
の位置や行き先に応じて更新すればよい。
【0025】また、配信情報記憶手段に記憶している配
信情報、特に時間的な制限のある配信情報、を現在時刻
に応じて更新すればよい。
【0026】このように、装置本体の位置や現在時刻に
応じて配信情報記憶手段に記憶する配信情報を更新する
ことで、利用者から配信が要求された配信情報が記憶手
段に記憶している配信情報である確率を向上させること
ができる。したがって、利用者からの配信要求があった
ときに、センタにアクセスする頻度を抑えることがで
き、利用者に対する配信情報の配信が効率的に行える。
【0027】また、情報配信装置に表示部を設けたの
で、外部機器を携帯していない人であっても、装置本体
からの配信情報の提供が受けられる。
【0028】さらに、配信情報毎に配信回数をカウント
し、配信回数に応じて、すなわち広告の度合いに応じ
て、広告料を決定するようにしてもよい。
【0029】また、曜日や時間帯別に上記配信回数のカ
ウントを行ってもよい。このようにすれば、曜日や時間
帯に応じて配信情報記憶手段に記憶する配信情報を決め
ることができるので、利用者に対する配信情報の配信が
一層効率的に行える。
【0030】また、この発明にかかる携帯電話機は、上
記情報配信装置と第1の通信手段で無線通信が行えるも
のである。したがって、利用者はこの携帯電話機を携帯
するだけで、上記情報配信装置から配信情報を得ること
ができる。
【0031】なお、携帯電話機は、周知のように電話通
信機能に対する電源供給が行われていると、定期的に基
地局との間で無線通信を行う。したがって、携帯電話機
は電話通信機能を停止させても、すなわち電話通信機能
に対する電源供給を停止させても、第1の通信手段に対
する電源供給が行えるように構成することが望ましい。
すなわち、携帯電話機は電話機能を停止させても、情報
配信装置から配信される配信情報の受信が行える構成が
望ましい。
【0032】さらに、この発明の情報配信システムは、
上記情報配信装置と携帯電話機とから構成されるシステ
ムである。
【0033】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態であ
る情報配信システムの構成を示す図である。1は、公共
交通機関の列車の車両である。車両1には情報配信装置
10が設置されている。また、5は車両1に乗車してい
る利用者であり、6は該利用者5が携帯している携帯電
話機である。
【0034】2は、センタ装置21が設置された情報配
信センタである。3は、周知のインタネットである。セ
ンタ装置21には利用者5に配信する広告、天気予報、
ニュース等の配信情報が記憶されている。センタ装置2
1とインタネット3とは、公衆回線または専用回線を介
して接続されている。
【0035】図2は、この実施形態にかかる情報配信装
置の構成を示すブロック図である。情報配信装置10
は、本体の動作を制御する制御部11と、装置本体に対
する入力操作を行う入力部12と、本体の動作状態に応
じて画面を表示する表示部13と、企業や店舗等の広告
主からの広告、天気予報、ニュース等の配信情報を記憶
する記憶部14と、携帯電話機6との間で無線通信を行
う第1の通信部15と、センタ2に設置されたセンタ装
置21との間で通信する第2の通信部16と、装置本体
の現在位置を検出する位置検出部17と、現在時刻を計
時するタイマ18とを備えている。
【0036】入力部12は表示部13における表示画面
上に設けられたタッチパネルで構成されている。なお、
入力部12はキーボードやマウスで構成してもよいし、
音声入力等その他の構成であってもよい。表示部13の
画面は、後述するように3分割されている。記憶部14
には、情報配信センタ2のセンタ装置21から獲得した
広告、天気予報、ニュース等の配信情報が記憶されてい
る。記憶部14に記憶されている配信情報はセンタ装置
21が保有する配信情報の一部である。
【0037】第1の通信部15は利用者5が携帯する携
帯電話機6との無線通信を行う。この第1の通信部15
は、具体的には公知のブルー・ツースによる無線通信を
行う構成である。ブルー・ツースは、公知のように通信
エリアが数十mであり、微弱電波を使用した無線通信で
ある。ブルー・ツースで使用される前記微弱電波は周囲
の電子機器に殆ど影響を与えない。また、ブルー・ツー
スの通信速度は最大1Mkbpsである。
【0038】なお、上記第1の通信部15はPHSのト
ランシーバモードで無線通信を行う構成であってもよ
い。
【0039】第2の通信部16は、情報配信センタ2に
設置されているセンタ装置21と無線通信を行う。この
第2の通信部16で使用される電波は微弱ではないが、
アンテナ16aを車両1の屋根に配置しており(図1参
照)、車両1内に存在する電子機器に殆ど影響を与えな
い。
【0040】位置検出部17は、周知GPS(Glob
al Positioning System)により
位置を検出する構成であり、タイマ18は上述のように
現在時刻を計時する構成である。なお、無線通信でセン
タ装置21から現在時刻を得る構成とすれば、上記タイ
マ18については特に設けなくてもよい。
【0041】携帯電話機6は、インタネット3に接続で
きる、例えばi−modeの携帯電話機である(i−m
odeは登録商標)。図3は携帯電話機の構成を示すブ
ロック図である。携帯電話機6は、本体の動作を制御す
る制御部31と、ブルー・ツースによる無線通信を行う
第1の通信部32と、公衆回線に接続された基地局(不
図示)と無線通信を行う第3の通信部33と、本体に対
して入力操作を行うダイヤルキーやインタネット3に接
続するときに操作するi−modeボタン等が配置され
た入力部34と、画面を表示する表示部35とを備えて
いる。
【0042】この携帯電話機6は、上述のようにi−m
odeの携帯電話機に、情報配信装置10との無線通信
を行うための構成である第1の通信部32を設けたもの
である。また、携帯電話機6は第1の無線通信部32と
第2の無線通信部33とに対する動作電源の供給を個別
に停止することができる。例えば、電話機能を停止させ
た状態で(第2の無線通信部33への動作電源の供給を
停止した状態で)第1の無線通信部32を機能させるこ
ともできるし、この逆も行える。また、第1の無線通信
部32と第2の無線通信部33とをともに停止させるこ
ともできるし、ともに動作させることもできる。
【0043】以下、この発明の実施形態である情報配信
システムの動作について説明する。この実施形態では、
東京から新大阪まで運行され、途中の停車駅が名古屋お
よび京都である新幹線の車両1に情報配信装置10が設
置されている場合を例にしながら説明する。
【0044】図4は、情報配信装置の動作を示すフロー
チャートである。情報配信装置1は、第1の通信部15
において配信情報の配信要求を受信すると、該配信要求
に基づく配信処理を実行する(s1、s2)。また、入
力部12において入力操作があると、該入力操作にとも
なう入力に基づく入力処理を実行する(s3、s4)。
さらに、情報配信装置10は予め設定されている更新タ
イミングであれば、記憶部14に記憶している配信情報
を更新する配信情報更新処理を行う(s5、s6)。
【0045】図4に示すように情報配信装置1は、上記
s1〜s6の処理を繰り返し実行する。なお、上記s
1、s2にかかる処理、上記s3、s4にかかる処理、
および上記s5、s6にかかる処理をマルチタスクで行
うようにしてもよい。
【0046】次に、上記s2にかかる配信処理について
詳細に説明する。図5は、この配信処理を示すフローチ
ャートである。情報配信装置10は第1の通信部15で
受信した配信要求で要求されている配信情報を記憶部1
4に記憶しているかどうかを判定する(s11)。
【0047】記憶部14に記憶している配信情報には、
上述した企業や店舗等の広告主からの広告、天気予報、
ニュースに加えて、車内におけるポスタ広告(以下、車
内広告と言う。)に関する情報、最終的に特定の配信情
報の配信要求が行える階層構造の選択メニュー画面(後
述する初期画面を含む)がある。
【0048】情報配信装置1は、上記s1で第1の通信
部15で受信した配信要求が接続要求であれば、該配信
要求を送信してきた携帯電話機6に対して図9(A)に
示す初期画面を配信する。上述のように選択メニュー画
面は階層構造になっており、最終的に特定の配信情報の
配信要求が行える。図9に示す画面の詳細な説明につい
ては後述する。
【0049】なお、情報配信装置1は複数の携帯電話機
6からの配信要求を略同時に受け付けることができる。
【0050】情報配信装置1は、s1で受信した配信要
求に該当する配信情報が記憶部14にあれば、この配信
情報を該当する携帯電話機6(s1で受信した配信要求
を送信した携帯電話機6)へ配信する(s14)。
【0051】なお、携帯電話機6は上記配信要求に自機
(携帯電話機6)の識別番号を付けている。また、情報
配信装置10がs14で配信する配信情報には、配信先
の携帯電話機6の識別番号が付されている。したがっ
て、複数の利用者5が情報配信装置10に対して配信要
求を行っても、各利用者5の携帯電話機6では配信要求
を行った配信情報のみ受信できる。
【0052】一方、情報配信装置10はs1で受信した
配信要求に該当する配信情報が記憶部14になければ、
第2の通信部16を利用してセンタ装置21に該当する
配信情報の送信を要求する(s12)。情報配信装置1
0は、センタ装置21から該当する配信情報が送信され
てくるのを待って(s13)、s14でセンタ装置21
から送信されてきた配信情報を携帯電話機6へ配信す
る。
【0053】このように、情報配信装置10は、携帯電
話機6からの配信要求を受信すると、該配信要求に該当
する配信情報を該携帯電話機6へ配信する。また、上記
説明から明らかなように、情報配信装置10は任意の配
信情報をセンタ装置21から獲得する機能を備えている
ので、配信要求に該当する配信情報を記憶部14に記憶
していなくても、携帯電話機6へ配信できる。
【0054】また、センタ装置21は情報配信装置10
から送信が要求された配信情報を本体で管理していない
場合、インタネット3にアクセスして該当する配信情報
を獲得し、この配信情報を情報配信装置10に送信す
る。したがって、情報配信装置10はセンタ装置21で
管理されていない配信情報であっても、インタネット3
上に存在する配信情報であれば、携帯電話機6へ配信で
きる。
【0055】次に、上記s4にかかる入力処理について
詳細に説明する。図6は、この入力処理を示すフローチ
ャートである。情報配信装置10は入力部12において
入力操作が行われると、該入力操作で要求された配信情
報を記憶部14に記憶しているかどうかを判定する(s
21)。
【0056】情報配信装置10は、s3にかかる入力操
作にともなう配信要求に該当する配信情報が記憶部14
にあれば、表示部13の画面表示を、この配信情報を表
示した画面表示に更新する(s24)。一方、情報配信
装置10はs3にかかる入力操作にともなう配信要求に
該当する配信情報が記憶部14になければ、第2の通信
部16を利用してセンタ装置21に該当する配信情報の
送信を要求する(s22)。情報配信装置10は、セン
タ装置21から該当する配信情報が送信されてくるのを
待って(s23)、s24で表示部13の画面表示を、
センタ装置21から送信されてきた配信情報を表示した
画面表示に更新する(s24)。
【0057】このように、この情報配信装置10には、
入力部12および表示部13が設けられているので、携
帯電話機6を携帯していない利用者であっても、装置本
体の入力部12を操作することで、表示部13に配信情
報が表示されるので、必要な配信情報を車両1内で得る
ことができる。
【0058】次に、上記s6にかかる更新処理について
詳細に説明する。図7は、更新処理を示すフローチャー
トである。情報配信装置10は、予め設定されている更
新タイミングになると以下に示す配信情報更新処理を実
行する。この更新タイミングは、予め設定されている。
この実施形態では、 列車1である新幹線が東京駅を発車したとき、 列車1である新幹線が名古屋駅を発車したとき、 列車1である新幹線が京都駅を発車したとき、の3つ
のタイミングを更新タイミングとして予め設定してい
る。
【0059】情報配信装置10は、位置検出部17で検
出している現在位置から、上記タイミングを検出するこ
とができる。したがって、新幹線に遅れが生じ運行ダイ
ヤ通りに運行されなくても、上記、、のタイミン
グでこの配信情報更新処理を実行する。
【0060】情報配信装置10は、上記更新タイミング
であると判定すると、センタ装置21に対して配信情報
の更新要求を送信する(s31)。この更新要求には、
列車の次の停車駅や、情報配信装置10の現在位置、す
なわち車両1の現在位置、も含まれている。
【0061】センタ装置21は、情報配信装置10から
配信情報の更新要求があると、次の停車駅、該情報配信
装置10の現在位置、および現在の時刻に基づいて、管
理している配信情報の中から該情報配信装置10の記憶
部14に記憶させる配信情報を選択する。例えば、東京
駅を発車したタイミング(上記のタイミング)であれ
ば、該列車1に乗車している乗客(利用者5)にとっ
て、東京近郊地域に限定される配信情報、例えば東京近
郊で開催されるイベントに関する情報や、東京近郊の店
舗の広告等、についてはあまり必要ではない。したがっ
て、利用者5がこれらの配信情報の配信を要求する可能
性が低い。
【0062】一方、利用者5にとって必要な情報は次の
停車駅である名古屋駅周辺地域の情報、例えば名古屋駅
近辺のホテルの空室情報や周辺地域の天気予報、であ
る。このことから、利用者5は情報配信装置10に対し
て名古屋駅周辺地域にかかる配信情報について配信を要
求する可能性が高い。また、時間帯が早朝であれば、利
用者5がニュースを要求する可能性が高い。
【0063】センタ装置21は、名古屋駅周辺地域の配
信情報をメインとし、また列車が名古屋駅に到着する到
着時刻等も考慮して、情報配信装置10の記憶部14に
記憶させる配信情報を選択する。センタ装置21は、こ
こで選択した配信情報を更新データとして情報配信装置
10に送信する。
【0064】なお、センタ装置21は上記の更新タイ
ミングであれば京都駅周辺地域の情報を選択し、上記
の更新タイミングであれば新大阪駅周辺地域の情報を選
択して、上記更新データを作成する。
【0065】情報配信装置10は、センタ装置21から
上記更新データが送信されてくるのを待ち(s32)、
送信されてきた上記更新データに基づいて記憶部14に
記憶している配信情報を更新する(s33)。
【0066】上記更新処理を行うことで、記憶部14に
利用者5が配信を要求する可能性が高い配信情報を記憶
し、逆に利用者5が配信を要求する可能性が低い配信情
報を記憶しないようにした。したがって、記憶部14の
記憶容量を抑えることができ、情報配信装置10本体の
コストが安価になる。
【0067】また、上述のように記憶部14には利用者
5が配信を要求する可能性が高い配信情報が記憶されて
いるので、上述した配信処理(図5に示す処理)や入力
処理(図6に示す処理)において、センタ装置21に対
して配信情報の送信を要求する事態の発生頻度も抑えら
れる。したがって、利用者5に対する配信情報の配信が
効率的に行える。
【0068】なお、記憶部14の記憶容量を大きくすれ
ば、センタ装置21で管理している配信情報を全て情報
配信装置10に記憶させることができるので、この配信
情報の更新処理については不要にできる。但し、時間の
経過にともなって新たに発生した配信情報を追加するた
めの更新は必要である。また、時間の経過にともなって
不用になった配信情報については記憶部14から削除し
てもよい。
【0069】次に、記憶部14に記憶している配信情報
の更新にともなう、表示部13の画面表示について説明
する。図8は、情報配信装置に設けられた表示部の画面
表示を示す図である。図8(A)は東京駅を発車する前
の画面表示であり、図8(B)は東京駅を発車してから
名古屋駅を発車するまでの画面表示であり、図8(C)
は京都駅発車後の画面表示である。なお、ここでは名古
屋駅を発車してから京都駅を発車するまでの画面表示に
ついては示していない。図8に示す表示画面は初期画面
である。この初期画面が表示されている状態で、利用者
5が入力部12を操作することで、必要な配信情報を表
示部13に表示させることができる。
【0070】図8に示すように表示部13の表示画面は
情報表示画面41、メニュー表示画面42、文字情報表
示画面43の3つに分割されている。
【0071】利用者5による入力操作が無い初期画面で
は、情報配信装置10が記憶部14に記憶している配信
情報の中から配信回数が多い広告(配信情報)を選択し
て情報表示画面41に表示する。情報配信装置10は、
情報表示画面41に表示する広告を所定時間毎に更新し
ている。
【0072】上述したように、記憶部14に記憶されて
いる配信情報は列車1の移動にともなって更新している
ので、時間的且つ地域的に即した配信情報である。この
ため、情報表示画面41に表示されている広告、ニュー
ス、天気予報等の配信情報は新幹線の乗客である利用者
5にとって適したものである。
【0073】メニュー表示画面42には選択メニュー画
面が表示される。図では初期メニューが表示されてい
る。選択メニュー画面は上述のように階層構造であり、
利用者5がメニュー選択を1回または複数回行うこと
で、最終的に選択された広告、天気予報、ニュース等の
配信情報が上記情報表示画面41に表示される。
【0074】具体的には、図8に示す初期メニューで
『新製品』を選択すると、メニュー表示画面42の画面
表示が新製品の種別、例えば『スポーツ』、『音楽』等
の種別を選択する選択メニュー画面に変化し、さらにこ
の選択メニュー画面で例えば『スポーツ』を選択する
と、スポーツの種別、例えば『野球』、『サッカー』等
を選択する選択メニュー画面に変化する。さらに、この
選択メニュー画面で例えば『野球』を選択すると、野球
に関する新製品、例えば『aaaグローブ』、『bbb
バット』、『cccスパイク』、を選択する選択メニュ
ー画面に変化する。この選択メニュー画面で特定の新製
品、例えば『aaaグローブ』、を選択すると、選択さ
れた新製品、例えば『aaaグローブ』、の広告が情報
表示画面41に表示される。
【0075】このように、利用者5はメニュー表示画面
42に表示された選択メニュー画面において項目を選択
すると、最終的に情報表示画面41に広告等の配信情報
を表示させることができる。したがって、利用者5は携
帯電話機6を携帯していなくても、情報配信装置10か
ら必要な配信情報の提供が受けられる。
【0076】また、図8に示すように新幹線の運行にと
もなって、メニュー表示画面42に表示されている初期
メニュー画面も変化している。これは、記憶部14に記
憶している配信情報の更新にともなう変化である。具体
的には、メニュー表示画面42における観光案内の場所
(東京近郊→名古屋近郊→京都近郊(不図示)→大阪近
郊)と変化している。これは、上述した記憶部14に記
憶している情報の更新にともなうものである。
【0077】さらに、初期メニューでは配信情報の種別
として車内広告の選択も行える。具体的には、車内に貼
られていたポスター等で気になるものがあったとき、初
期メニューで車内広告を選択することで、上記気になっ
たポスタにかかる詳細の情報が得られる。
【0078】文字情報表示画面42では、天気予報、ニ
ュース、イベント情報等のヘッドライン情報がスクロー
ル表示されている。この文字情報表示画面42に表示さ
れている情報も、新幹線の位置に応じて変化する。例え
ば、天気予報の場合、新幹線の位置に応じて、関東地域
の天気予報(図8(A))→中部地域の天気予報(図8
(B))→関西地域の天気予報(図8(C))と変化す
る。これも、上述した記憶部14に記憶している情報の
更新にともなうものである。
【0079】次に、情報配信装置10から配信情報を得
るのに使用されている携帯電話機6の表示部35の表示
画面の変化について説明する。図9は、携帯電話機の表
示部の表示画面を示す図である。
【0080】携帯電話機6は、入力部34に設けられて
いる所定のキーを操作することで情報配信装置10に対
して接続要求が行える。この接続要求を行った携帯電話
機6には、情報配信装置10から初期メニューが配信さ
れる。携帯電話機6の表示部35には図9(A)に示す
初期メニューが表示される。なお、ここでは新幹線が東
京駅を発車する前である。
【0081】ここで、初期メニューにおいて、利用者5
が携帯電話機6の入力部34において音楽情報を選択す
る入力操作を行うと、携帯電話機6が情報配信装置10
に対して第1の通信部32から音楽情報の配信要求を送
信する。情報配信装置10は、この配信要求に応答し、
配信情報として音楽情報選択メニューを携帯電話機6へ
配信する。携帯電話機6の表示部35には音楽情報選択
メニューが表示される(図9(B))。この音楽情報選
択メニューでは、有料情報と無料情報との区別もなされ
ている。
【0082】有料情報としては、上述の音楽情報の他に
ゲームソフト等がある。
【0083】利用者5が携帯電話機6の入力部34にお
いて新着情報を選択する入力操作を行うと、携帯電話機
6が情報配信装置10に対して第1の通信部32から新
着情報についての詳細選択メニューの配信要求を送信す
る。情報配信装置10は、この配信要求に応答し、配信
情報として新着情報についての詳細選択メニューを配信
する。携帯電話機6の表示部35にはこの詳細選択メニ
ューが表示される(図9(C))。この詳細選択メニュ
ーは曲名を選択するメニューである。
【0084】さらに、利用者5が携帯電話機6の入力部
34において曲名ABCDを選択する入力操作を行う
と、携帯電話機6が情報配信装置10に対して第1の通
信部32から曲名ABCDの配信要求を送信する。情報
配信装置10は、この配信要求に応答し、配信情報とし
て曲名ABCDの詳細情報(例えばアーティスト名、作
詩家の名前、作曲家の名前)を送信する。携帯電話機6
の表示部35には上記詳細情報が表示される(図9
(D))。また、情報配信装置10は曲名ABCDの音
楽データも携帯電話機6に配信するので、携帯電話機6
で配信を要求した曲(曲名ABCD)の試聴も行える。
【0085】また、上記システムでは、乗車券、指定
券、特急券等の予約、ディジタルチケットの入手等も行
える。
【0086】このように、携帯電話機6を携帯している
利用者5は、座席に座ったままで情報配信装置10から
必要な配信情報を得ることができる。また、上述したよ
うに、携帯電話機6と情報配信装置10との間における
無線通信は、ブルー・ツースで行われるので、第1の通
信部32への動作電源の供給については停止させず、第
3の通信部33への動作電源の供給を停止させておけ
ば、車両1内にペースメーカを装着した乗客がいても、
この乗客のペースメーカを誤動作させることもない。ま
た、車両内に存在する他の電子機器を誤動作させること
もない。
【0087】また、図9(A)に示した初期メニューで
天気予報が選択された場合、新幹線の位置により携帯電
話機6に配信される配信情報が異なる。これは、情報配
信装置10の記憶部14に記憶している配信情報を、上
述のように新幹線の位置に応じて更新しているからであ
る。
【0088】具体的には、東京駅の発車前に天気予報が
選択されたときには、情報配信装置10が携帯電話機6
に東京の天気予報を配信するので、携帯電話機6の表示
部35には東京の天気予報が表示される(図10(A)
参照)。また、東京駅を発車してから名古屋駅を発車す
るまでの間に、天気予報が選択されたときには、情報配
信装置10が携帯電話機6に名古屋の天気予報を配信す
るので、携帯電話機6の表示部35には名古屋の天気予
報が表示される(図10(B)参照)。また、名古屋駅
を発車してから京都駅を発車するまでの間に、天気予報
が選択されたときには、情報配信装置10が携帯電話機
6に京都の天気予報を配信するので、携帯電話機6の表
示部35には京都の天気予報が表示される(図10
(C)参照)。さらに、京都駅の発車後に、天気予報が
選択されたときには、情報配信装置10が携帯電話機6
に大阪の天気予報を配信するので、携帯電話機6の表示
部35には大阪の天気予報が表示される(図10(D)
参照)。
【0089】なお、利用者5は携帯電話機6において、
情報配信装置10に対する明日の天気予報や、他の場所
の天気予報の配信要求も行える。
【0090】以上のように、この実施形態の情報配信シ
ステムでは携帯電話機6の使用自粛が呼びかけられてい
る列車の車両1内で利用者5が車両1に設置された情報
配信装置10に記憶されている配信情報に制限されず、
インタネット3上に存在する全ての配信情報を得ること
ができる。
【0091】また、情報配信装置10を設置した移動体
(新幹線の車両)の位置に応じて、記憶部14に記憶す
る配信情報を更新するようにしたので、記憶部14の記
憶容量を抑えることができ、装置本体が安価に構成でき
る。
【0092】また、上記配信情報の更新により、利用者
5から配信が要求された配信情報が記憶部14に記憶し
ている確率を向上させ、センタ装置21へのアクセスの
発生頻度を抑えたので、利用者5に対する配信情報の配
信が効率的に行える。
【0093】また、情報配信装置10に入力部12およ
び表示部13を設けたので、携帯電話機6を携帯してい
ない利用者5であっても、装置本体で配信情報を得るこ
とができる。
【0094】また、上記実施形態の情報配信システムを
以下に示す構成としてもよい。
【0095】まず、情報配信装置10に配信情報毎に配
信回数をカウントする構成を設けてもよい。この構成を
設ければ、広告主に対して配信回数に応じた金額を広告
料として請求することができる。したがって、広告主は
広告料の無駄が抑えられる。また、曜日や時間帯別に配
信回数をカウントすれば、曜日や時間帯別に利用者5が
要求する頻度が高い配信情報の種別等の分析も行えるよ
うになり、一層効率的な情報配信が行える。
【0096】また、上記実施形態では情報配信装置10
が新幹線の車両に設置されているとしたが、飛行機、船
舶、バス等の他の移動体に設置してもよい。なお、飛行
機の場合、飛行中に記憶部14に記憶している配信情報
の更新、すなわちセンタ装置21との通信、が困難であ
るので、記憶部14の記憶容量を大きくして、離陸前に
行き先にかかる配信情報を記憶するよう構成すればよ
い。
【0097】また、情報配信装置10は列車、飛行機、
船舶、バス等の移動体に設置するのではなく、駅構内、
空港ロビー、高速道路のサービスエリア(SA)、パー
キングエリア(PA)、銀行等の金融機関、コンビニエ
ンスストア等に設置してもよい。この場合、情報配信装
置10とセンタ装置21との通信については、無線では
なく有線で行うようにしてもよい。また、第1の通信部
15、32における無線通信については、通信エリアが
1m以下であってもよい。例えば、ISO/IEC15
693で規格化されている、通信エリア70cm、通信
速度26kbpsである近傍型の無線通信を行う構成と
してもよい。
【0098】また、携帯電話機6に情報配信装置10か
ら配信された情報を内蔵されているメモリや、本体に装
着できる磁気カードやICカード等の記憶媒体に記憶す
る機能を設けてもよい。このようにすれば、列車内等で
情報配信装置10から得た配信情報に詳細情報のアクセ
ス先、例えば電話番号やURLアドレス、e−mail
アドレス等、が含まれていた場合、上記アクセス先をメ
モしなくてもよい。降車後に携帯電話機6に記憶した配
信情報を読み出せばよい。また、携帯電話機6に、アク
セス先の入力が表示部35に表示された電話番号、UR
Lアドレス、E−mailアドレスの指定で行える機能
を設ければ、入力操作も簡単になる。
【0099】なお、上記第1の通信部32を備えた他の
種類の携帯型端末装置、例えば、PDA、携帯無線端
末、ノート型パーソナルコンピュータで配信情報を受信
することもできる。また、携帯端末装置は第3の通信部
33を備えていなくてもよい。また、第1の通信部1
5、32を赤外線を利用して通信する構成に置き換えて
もよい。
【0100】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、情報
配信装置と外部機器との無線通信を微弱な電波で行うよ
うにしたので、携帯電話機の使用自粛が呼びかけられて
いる場所でも、インタネット上に存在する全ての配信情
報を得ることができる。
【0101】また、現在携帯電話機の使用が禁止されて
いる場所であっても、微弱電波による無線通信であれば
許される場所については、利用者に対して配信情報の配
信が行える。
【0102】また、情報配信装置を設置した移動体の位
置や現在の時刻に応じて、本体に記憶する配信情報を更
新するようにしたので、配信情報を記憶するための記憶
容量を抑えることができ、装置本体が安価に構成でき
る。
【0103】さらに、上記配信情報の更新により外部機
器から配信が要求された配信情報を装置本体に記憶して
いる確率が向上し、配信情報の配信が効率的に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である情報配信システムを
示す図である。
【図2】この発明の実施形態である情報配信装置の構成
を示す図である。
【図3】この発明の実施形態である携帯電話機の構成を
示す図である。
【図4】この発明の実施形態である情報配信装置の動作
を示すフローチャートである。
【図5】この発明の実施形態である情報配信装置におけ
る配信処理を示すフローチャートである。
【図6】この発明の実施形態である情報配信装置におけ
る入力処理を示すフローチャートである。
【図7】この発明の実施形態である情報配信装置におけ
る更新処理を示すフローチャートである。
【図8】この発明の実施形態である情報配信装置の表示
部における表示画面例を示す図である。
【図9】この発明の実施形態である携帯電話機の表示部
における表示画面例を示す図である。
【図10】この発明の実施形態である携帯電話機の表示
部における表示画面例を示す図である。
【符号の説明】
1−列車 2−センタ 3−インタネット 5−利用者 6−携帯電話機 10−情報配信装置 21−センタ装置 13−表示部 14−記憶部 15−第1の通信部 16−第2の通信部 17−位置検出部 18−タイマ 32−第1の通信部 33−第1の通信部 35−表示部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/493 H04B 7/26 M 11/00 302 H04L 11/00 310B (72)発明者 中村 淳一 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 Fターム(参考) 5K015 AF00 5K024 AA76 CC11 DD01 5K067 AA21 BB04 BB21 EE02 EE12 EE35 FF02 GG01 GG11 HH11 HH22 KK17 5K101 KK16 LL12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微弱電波で無線通信を行う第1の通信手
    段と、 インタネットに接続されたセンタと通信を行う第2の通
    信手段と、 複数の配信情報を記憶する配信情報記憶手段と、 上記第1の通信手段による無線通信において外部機器か
    ら配信情報の配信要求があったとき、上記配信情報記憶
    手段に記憶している配信情報を検索し、上記配信要求に
    対して該当する配信情報を配信する配信手段と、を備
    え、 上記配信手段は、上記配信要求に該当する配信情報を上
    記配信情報記憶手段に記憶していなかったとき、上記第
    2の通信手段により上記センタと通信を行って上記配信
    要求に該当する配信情報を獲得する配信情報獲得手段を
    含む、情報配信装置。
  2. 【請求項2】 所定のタイミングで上記センタと通信を
    行い、上記配信情報記憶手段に記憶する複数の配信情報
    を更新する更新手段を備えた請求項1に記載の情報配信
    装置。
  3. 【請求項3】 装置本体は、移動体に設置されており、 上記移動体の位置を取得する位置取得手段を備えるとと
    もに、 上記更新手段は、少なくとも上記位置取得手段で取得し
    た上記移動体の位置に応じて上記配信情報記憶手段に記
    憶する配信情報を選択し、記憶する手段である請求項2
    に記載の情報配信装置。
  4. 【請求項4】 上記更新手段の所定のタイミングは、上
    記移動体が予め設定されている位置を通過したタイミン
    グである請求項3に記載の情報配信装置。
  5. 【請求項5】 現在時刻を計時するタイマを備え、 上記更新手段は、少なくとも現在時刻に応じて上記配信
    情報記憶手段に記憶する配信情報を選択し、記憶する手
    段である請求項2〜4のいずれかに記載の情報配信装
    置。
  6. 【請求項6】 上記配信情報記憶手段に記憶している情
    報を表示する表示部を備えた請求項1〜5のいずれかに
    記載の情報配信装置。
  7. 【請求項7】 上記配信手段による配信回数を上記配信
    情報毎にカウントする配信回数カウント手段を備えた請
    求項1〜6のいずれかに記載の情報配信装置。
  8. 【請求項8】 公衆回線を介して回線が接続された相手
    局との通信を行う第3の通信手段を備えた携帯電話機に
    おいて、 上記請求項1〜7のいずれかに記載の情報配信装置との
    無線通信を行う上記第1の通信手段を備えた携帯電話
    機。
  9. 【請求項9】 上記情報配信装置から配信されてきた配
    信情報を記憶する記憶手段を備えた請求項8に記載の携
    帯電話機。
  10. 【請求項10】 微弱電波で無線通信を行う第1の通信
    手段を備えた情報配信装置および携帯電話機を有する情
    報配信システムであって、 上記情報配信装置は、インタネットに接続されたセンタ
    と通信を行う第2の通信手段と、 複数の配信情報を記憶する配信情報記憶手段と、 上記第1の通信手段による無線通信において外部機器か
    ら配信情報の配信要求があったとき、上記配信情報記憶
    手段に記憶している配信情報を検索し、上記配信要求に
    対して該当する配信情報を配信する配信手段と、を備え
    るとともに、 上記配信手段は、上記配信要求に該当する配信情報を上
    記配信情報記憶手段に記憶していなかったとき、上記第
    2の通信手段により上記センタと通信を行って上記配信
    要求に該当する配信情報を獲得する配信情報獲得手段を
    含む、情報配信システム。
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