JP2002141337A - プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

Info

Publication number
JP2002141337A
JP2002141337A JP2000335694A JP2000335694A JP2002141337A JP 2002141337 A JP2002141337 A JP 2002141337A JP 2000335694 A JP2000335694 A JP 2000335694A JP 2000335694 A JP2000335694 A JP 2000335694A JP 2002141337 A JP2002141337 A JP 2002141337A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
clamp ring
heat insulating
plasma processing
insulating member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000335694A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002141337A5 (ja
Inventor
Yoichiro Yashiro
陽一郎 矢代
Tomohiro Okumura
智洋 奥村
Ichiro Nakayama
一郎 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000335694A priority Critical patent/JP2002141337A/ja
Publication of JP2002141337A publication Critical patent/JP2002141337A/ja
Publication of JP2002141337A5 publication Critical patent/JP2002141337A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマ照射下においても、基板の温度上昇
が僅かであるようなプラズマ処理装置及びプラズマ処理
方法を提供する。 【解決手段】 真空室内にガスを供給しつつ上記真空室
内を排気し、上記真空室内を所定の圧力に制御しながら
上記真空室内にプラズマを発生させ、基板電極に載置さ
れた基板を処理してエッチング、堆積、表面改質等のプ
ラズマ処理を行うときクランプリング8の上部を被うク
ランプリング断熱部材13によりクランプリング8への
直接的なプラズマ照射を遮り、直接的なプラズマ照射に
よるクランプリング8の温度上昇を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体等の電子デ
バイスやマイクロマシンの製造を行うためのプラズマ処
理装置及びプラズマ処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプラズマ処理装置の一例を図7及
び図8に示す。図7において、真空室1内にガス供給装
置2から所定のガスを導入しつつ排気装置としてのポン
プ3により排気を行い、真空室1内を所定の圧力に保ち
ながら、上部電極用高周波電源4により高周波電力を、
真空室1の上壁部5上に配置された上部電極6に供給す
る。その結果、真空室1内にプラズマが発生し、昇降部
材7に接続されたクランプリング8により基板電極9上
に固定された基板10に対してエッチング、堆積、又
は、表面改質等のプラズマ処理を行うことができる。こ
のとき、図7に示すように、基板電極9に、整合回路1
1を介して基板電極用高周波電源12により高周波電力
を供給することで、基板10に到達するイオンエネルギ
ーを制御することができる。なお、この方式のプラズマ
処理装置は、特開平8−83696号公報及び特開平9
−82692号公報に詳しく述べられている。
【0003】図8に、昇降部材7、クランプリング8、
基板電極9及び基板10の詳細図を示す。昇降部材7と
クランプリング8はねじなどで固定され、昇降部材7は
ステッピングモータなどで制御される下部の可動部と接
続されている。ステッピングモータなどの駆動により、
可動部を通じ昇降部材7を上下に移動させることによっ
てクランプリング8が上下に移動し、クランプリング8
が下降するとき基板10を基板電極9に押え付けること
により、基板10は基板電極9に固定される。基板10
の固定を行うことにより処理中の基板10の移動が防止
されるとともに、基板10と基板電極9の熱伝導性が高
まるため、外部に接続された循環液体などを用いて基板
電極9の温度制御を行うことにより、基板10の温度が
プラズマにより上昇することを低減することができる。
また、固定した状態で基板10と基板電極9の間にヘリ
ウムガスを数百Pa溜めることで、基板10と基板電極
9の間の熱伝達効果をさらに高めることができ、基板1
0の温度制御をより正確に行うことも可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7と
図8に示した従来の方式では、基板10の温度上昇を抑
制できないという問題点があった。以下で、このことに
ついて図7と図8を参照し詳しく説明する。
【0005】従来の方式においては、基板電極9の外部
から内部に循環液体を流通させて外部で循環液体の温度
を制御し、かつ、真空では熱伝導が起こらないため、基
板10と基板電極9間の熱伝導効果を高めるためにヘリ
ウムガス等を流通させるという対策が用いられるが、こ
こでこれら2つの対策を施すためには基板10と基板電
極9を確実に固定する必要がある。
【0006】しかしながら、図7、図8に示した従来の
基板保持機構では、基板10を固定するためのクランプ
リング8が直接プラズマ照射を受け続けるため、クラン
プリング8の温度が上昇してしまい、基板10の温度を
上昇させることになる。クランプリング8は、基板10
を基板電極9に固定する目的のため基板10に密接して
おり、また、プラズマ処理が完了すると交換される基板
10と異なり、常に真空室1内で何度もプラズマ照射さ
れるために基板10よりも高温になり、基板10の温度
上昇を誘起することになる。このため、基板10の温度
上昇を抑制できないという問題があった。
【0007】従って、本発明の目的は、上記問題を解決
することにあって、プラズマ照射下においても、基板の
温度上昇が僅かにして基板のプラズマ処理を行うことが
できるプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は以下のように構成する。
【0009】本発明の第1態様によれば、真空室と、上
記真空室内にガスを供給するガス供給装置と、排気装置
と、上記真空室内を所定の圧力に制御する圧力制御部
と、基板を載置する基板電極と、高周波電力を印加して
プラズマを発生させるプラズマ発生機構とを備えたプラ
ズマ処理装置であって、昇降可能でかつ下降時に上記基
板を上記基板電極に押し付けて固定するクランプリング
と、その上部を被うクランプリング断熱部材とを備える
ことを特徴とする装置を提供する。
【0010】本発明の第2態様によれば、上記クランプ
リング断熱部材は、クランプリング側の表面に少なくと
も1つの突起部を有する、第1の態様に記載のプラズマ
処理装置を提供する。
【0011】本発明の第3態様によれば、上記クランプ
リング断熱部材は、クランプリング側の表面にmm又は
cmオーダーの凹凸を有する、第1又は2の態様に記載
のプラズマ処理装置を提供する。
【0012】本発明の第4態様によれば、上記クランプ
リング断熱部材は、高熱容量材からなる、第1〜3のい
ずれか1つの態様に記載のプラズマ処理装置を提供す
る。
【0013】本発明の第5態様によれば、上記クランプ
リング断熱部材の厚みが3〜150mmである、第1〜
4のいずれか1つの態様に記載のプラズマ処理装置を提
供する。
【0014】本発明の第6態様によれば、上記クランプ
リング断熱部材は絶縁体で構成されている、第1〜5の
いずれか1つの態様に記載のプラズマ処理装置を提供す
る。
【0015】本発明の第7態様によれば、真空室内にガ
スを供給しつつ上記真空室内を排気し、上記真空室内を
所定の圧力に制御しながら上記真空室内にプラズマを発
生させ、基板電極に載置された基板を処理するプラズマ
処理方法であって、昇降可能なクランプリングの下降時
に上記基板を上記基板電極に押し付けて固定するととも
に上記クランプリングの上部をクランプリング断熱部材
で被いながら、上記基板を処理することを特徴とするプ
ラズマ処理方法を提供する。
【0016】本発明の第8態様によれば、クランプリン
グ側表面に少なくとも1つの突起部を有するクランプリ
ング断熱部材を用いて上記基板を処理する、第7の態様
に記載のプラズマ処理方法を提供する。
【0017】本発明の第9態様によれば、クランプリン
グ側表面にmm又はcmオーダーの凹凸を有するクラン
プリング断熱部材を用いて上記基板を処理する、第7又
は8の態様に記載のプラズマ処理方法を提供する。
【0018】本発明の第10態様によれば、高熱容量材
からなるクランプリング断熱部材を用いて上記基板を処
理する、第7〜9のいずれか1つの態様に記載のプラズ
マ処理方法を提供する。
【0019】本発明の第11態様によれば、厚みが3〜
150mmである断熱部材を用いて上記基板を処理す
る、第7〜10のいずれか1つの態様に記載のプラズマ
処理方法を提供する。
【0020】本発明の第12態様によれば、絶縁体で構
成されているクランプリング断熱部材を用いて上記基板
を処理する、第7〜11のいずれか1つの態様に記載の
プラズマ処理方法を提供する。
【0021】本発明の第13態様によれば、真空室と、
上記真空室内にガスを供給するガス供給装置と、排気装
置と、上記真空室内を所定の圧力に制御する圧力制御部
と、基板を載置する基板電極と、高周波電力を印加して
プラズマを発生させるプラズマ発生機構とを備えたプラ
ズマ処理装置であって、昇降可能でかつ下降時に上記基
板を上記基板電極に押し付けて固定するクランプリング
と、上記クランプリングの基板側に配置されかつ上記基
板と直接接触する基板断熱部材とを備えることを特徴と
するプラズマ処理装置を提供する。
【0022】本発明の第14態様によれば、上記基板断
熱部材は、上部クランプリング側表面に少なくとも1つ
の突起部を有する、第13の態様に記載のプラズマ処理
装置を提供する。
【0023】本発明の第15態様によれば、上記基板断
熱部材は、上部クランプリング側表面にmm又はcmオ
ーダーの凹凸を有する、第13又は14の態様に記載の
プラズマ処理装置を提供する。
【0024】本発明の第16態様によれば、上記基板断
熱部材は高熱容量材からなる、第13〜15のいずれか
1つの態様に記載のプラズマ処理装置を提供する。
【0025】本発明の第17態様によれば、上記基板断
熱部材の厚みが3〜150mmである、第13〜16の
いずれか1つの態様に記載のプラズマ処理装置を提供す
る。
【0026】本発明の第18態様によれば、上記基板断
熱部材は絶縁体で構成されている、第13〜17のいず
れか1つの態様に記載のプラズマ処理装置を提供する。
【0027】本発明の第19態様によれば、真空室内に
ガスを供給しつつ上記真空室内を排気し、上記真空室内
を所定の圧力に制御しながら上記真空室内にプラズマを
発生させ、基板電極に載置された基板を処理するプラズ
マ処理方法であって、昇降可能なクランプリングの基板
側に配置された基板断熱部材を上記基板と直接接触させ
て、上記クランプリングの下降時に上記基板断熱部材で
上記基板を上記基板電極に押し付けて固定しながら、上
記基板を処理することを特徴とするプラズマ処理方法を
提供する。
【0028】本発明の第20態様によれば、クランプリ
ング側表面に少なくとも1つの突起部を有する基板断熱
部材を用いて上記基板を処理する、第19の態様に記載
のプラズマ処理方法を提供する。
【0029】本発明の第21態様によれば、クランプリ
ング側表面にmm又はcmオーダーの凹凸を有する基板
断熱部材を用いて上記基板を処理する、第19又は20
の態様に記載のプラズマ処理方法を提供する。
【0030】本発明の第22態様によれば、高熱容量材
からなる基板断熱部材を用いて上記基板を処理する、第
19〜21のいずれか1つの態様に記載のプラズマ処理
方法を提供する。
【0031】本発明の第23態様によれば、厚みが3〜
150mmである基板断熱部材を用いて上記基板を処理
する、第19〜22のいずれか1つの態様に記載のプラ
ズマ処理方法を提供する。
【0032】本発明の第24態様によれば、絶縁体で構
成されている基板断熱部材を用いて上記基板を処理す
る、第19〜23のいずれか1つの態様に記載のプラズ
マ処理方法を提供する。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる実施の形
態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0034】(第1実施形態)以下、本発明の第1実施
形態にかかるプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法に
ついて、図1と図2を参照して説明する。
【0035】図1において、真空室1内にガス供給装置
2から所定のガスを導入しつつ排気装置としての真空ポ
ンプ3により真空室1内の排気を行い、真空ポンプ3を
駆動制御して真空室1内を所定の圧力に制御する圧力制
御部50により真空室1内を所定の圧力に保ちながら、
上部電極用高周波電源4により高周波電力を、真空室1
の上壁部5上に配置された上部電極6に供給する。この
結果、真空室1内にプラズマが発生し、一例としてモー
タ51などの駆動により昇降される昇降部材7に接続さ
れたクランプリング8により基板10を基板電極9上に
固定した状態で、高周波電力を印加してプラズマを発生
するためのプラズマ発生機構として、上部電極用高周波
電源4により高周波電力を、真空室1の上壁部5上に配
置された上部電極6に供給する。その結果、真空室1内
にプラズマが発生し、昇降部材7に接続されたクランプ
リング8により基板電極9上に固定された基板10に対
してエッチング、堆積、又は、表面改質等のプラズマ処
理を行うことができる。このとき、基板電極9に、整合
回路11を介して基板電極用高周波電源12により高周
波電力を供給することで、基板10に到達するイオンエ
ネルギーを制御する。なお、圧力制御部50はガス供給
装置2とは独立に動作するようにしている。また、クラ
ンプリング8としては、石英、アルミナ、シリコン窒化
物などを使用することができる。
【0036】さらに、本プラズマ処理装置は、クランプ
リング8を被うクランプリング断熱部材13をクランプ
リング8の上部の全面に備えており、このクランプリン
グ断熱部材13がクランプリング8への直接的なプラズ
マ照射を遮り、従来のプラズマ処理装置での直接的なプ
ラズマ照射によるクランプリング8の温度上昇を抑制す
る。クランプリング断熱部材13がプラズマ照射により
温度上昇を起こしても、クランプリング8とクランプリ
ング断熱部材13と間の熱の移動はその接触面積と温度
差により制限されるため、クランプリング8から基板1
0への熱の移動は減少する。
【0037】図2には、真空室1内に所定流量のアルゴ
ンガスを導入しながら、真空ポンプ3で排気して圧力制
御部50で圧力を一定に保ちながら上部電極6に上部電
極用高周波電源4より高周波電力を印加してプラズマ放
電を継続した際の、基板電極9に載置された基板10の
温度変化を示す。Aは従来のプラズマ処理装置のような
クランプリング8のみのプラズマ処理装置で処理した場
合、Bは図1のようなクランプリング8の上にクランプ
リング断熱部材13を備えたプラズマ処理装置で処理し
た場合である。図2のA、Bより、クランプリング断熱
部材13を用いると、基板10の温度上昇が、クランプ
リング断熱部材13を用いない場合に比べ非常に少ない
ことがわかる。
【0038】このクランプリング断熱部材13は、クラ
ンプリング8のプラズマ照射にさらされる部分を減少さ
せるのが目的であるから、クランプリング8と同一の形
状であればよいが、クランプリング8よりも大きくても
よく、またクランプリング8の上面全面だけでなく側面
の一部又は全面をも被うような形状でもよい。
【0039】上記第1実施形態によれば、真空室1と、
真空室1内にガスを供給するガス供給装置2と、排気装
置3と、真空室1内を所定の圧力に制御する圧力制御部
50と、基板10を載置する基板電極9と、高周波電力
を印加してプラズマを発生するためのプラズマ発生機構
4を備えたプラズマ処理装置であって、基板10を基板
電極9に押し付ける為の昇降部材7に接続されたクラン
プリング8とその上部を被うクランプリング断熱部材1
3を備えるようにしたので、クランプリング8への直接
的なプラズマ照射を遮る部材としてクランプリング断熱
部材13を備えるため、クランプリング8の温度上昇を
低減させ、基板10の温度をほとんど上昇させることな
くプラズマ処理を行うことができる。
【0040】(第2実施形態)さらに、本発明の第2実
施形態にかかるプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
について、図3と図2を参照して説明する。
【0041】図3は第1実施形態の図1とほぼ同一の構
造であるが、クランプリング断熱部材13としてクラン
プリング側の表面に1つ以上の突起部13a,…,13
a(図9参照)を有するものを備えた装置である。
【0042】図2のCは図3のプラズマ処理装置を用い
て処理を行った場合の基板10の温度変化を示したもの
であるが、図2から分かるように、A、Bに比べさらに
温度上昇が少ないことが分かる。これは第1実施形態に
比べさらに、クランプリング断熱部材13とクランプリ
ング8との接触面積が少なくなるため、クランプリング
8へのクランプリング断熱部材13からの熱の移動は遅
くなり、クランプリング8から基板10への熱移動はさ
らに減少する。
【0043】このクランプリング断熱部材13の形状に
ついては、第1実施形態の場合と同様多くのバリエーシ
ョンが考えられるが、クランプリング8側の突起部13
a,…,13aについては、クランプリング断熱部材1
3のクランプリング8との接触面積を少なくすることが
目的であるため、図11に示すように数箇所が凸(例え
ば、mm又はcmオーダーの凹凸13bを有するよう)
になっているようなものでも、表面積をさらに増すよう
に表面処理、例えば、クランプリング断熱部材13とし
て石英を用いた場合、石英にフッ酸処理を施して石英表
面をエッチングすることにより、微視的にムラが生じる
結果として、μm又は10μmオーダーの微細な凹凸を
形成して表面積を大きくするようなものでもよいのは言
うまでもない。さらに、クランプリング断熱部材13
は、薄すぎると断熱効果が薄れるため、3mm以上ある
ことが望ましいが、厚みがありすぎると温度差による熱
膨張で割れなどを生ずるため、150mm以下にするこ
とが望ましい。
【0044】また、このクランプリング断熱部材13
は、断熱材の役目を担うものであるから、金属のような
低熱容量材よりも、高熱容量材例えば絶縁体であること
が望ましいのは言うまでもない。
【0045】上記第2実施形態によれば、上記クランプ
リング断熱部材13のクランプリング8側の表面に少な
くとも1つの突起部13aを有するようにしたので、ク
ランプリング断熱部材13とクランプリング8との接触
面積が少なくなり、クランプリング8へのクランプリン
グ断熱部材13からの熱の移動は遅くなり、クランプリ
ング8から基板10への熱移動は第1実施形態の場合よ
りもさらに減少する。
【0046】また、上記クランプリング断熱部材13
は、図11に示すように、クランプリング8側の表面に
mm又はcmオーダーの凹凸13bを有するようにすれ
ば、表面積が大きくなる結果として、断熱材からクラン
プリング8への熱量の移動がさらに抑制することができ
る。
【0047】また、上記クランプリング断熱部材13が
高熱容量材から構成すれば、断熱材の役目を確実に発揮
させることができる。
【0048】また、上記クランプリング断熱部材13の
厚みが3〜150mmとすれば、薄すぎることなく、断
熱効果が有効に発揮でき、かつ、温度差による熱膨張で
割れなどを生じることがない。
【0049】また、上記クランプリング断熱部材13を
絶縁体でから構成すれば、断熱材の役目を確実に発揮さ
せることができる。
【0050】(第3実施形態)また、本発明の第3実施
形態にかかるプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法に
ついて、図4と図5を参照して説明する。
【0051】図4において、真空室1内にガス供給装置
2から所定のガスを導入しつつ排気装置としての真空ポ
ンプ3により排気を行い、真空ポンプ3を駆動制御して
真空室1内を所定の圧力に制御する圧力制御部50によ
り真空室1内を所定の圧力に保ちながら、上部電極用高
周波電源4により高周波電力を、真空室1の上壁部5上
に配置された上部電極6に供給する。この結果、真空室
1内にプラズマが発生し、一例としてモータ51などの
駆動により昇降される昇降部材7に接続されたクランプ
リング8により基板電極9上に基板10を固定した状態
で、高周波電力を印加してプラズマを発生するためのプ
ラズマ発生機構として、上部電極用高周波電源4により
高周波電力を、真空室1の上壁部5上に配置された上部
電極6に供給する。その結果、真空室1内にプラズマが
発生し、昇降部材7に接続されたクランプリング8によ
り基板電極9上に固定された基板10に対してエッチン
グ、堆積、又は、表面改質等のプラズマ処理を行うこと
ができる。このとき、基板電極9に、整合回路11を介
して基板電極用高周波電源12により高周波電力を供給
することで、基板10に到達するイオンエネルギーを制
御する。なお、圧力制御部50はガス供給装置2とは独
立に動作するようにしている。また、クランプリング8
としては、石英、アルミナ、シリコン窒化物などを使用
することができる。
【0052】さらに、本プラズマ処理装置は、下部の基
板10と直接接触する環状の基板断熱部材14をクラン
プリング8の下部に備えて、クランプリング8が直接基
板10に接触しないようにしている。環状の基板断熱部
材14は、途切れの無い環状としてもよいが、一部欠け
た環状としてもよい。
【0053】クランプリング8と基板10との間に上記
基板断熱部材14が介在することにより、クランプリン
グ8から基板10への熱伝導を低減することができて、
従来のプラズマ処理装置での直接的なクランプリング8
の基板10への接触による基板10の温度上昇を抑制す
ることができる。よって、クランプリング8がプラズマ
照射により温度上昇を起こしても、クランプリング8と
基板断熱部材14との間の熱の移動はその接触面積と温
度差により制限されるため、基板断熱部材14から基板
10への熱の移動も減少する。
【0054】図5には、真空室1内に所定流量のアルゴ
ンガスを導入しながら、真空ポンプ3で排気して圧力制
御部50で圧力を一定に保ちながら上部電極6に上部電
極用高周波電源4より高周波電力を印加してプラズマ放
電を継続した際の、基板電極9に載置された基板10の
温度変化を示す。Aは従来のプラズマ処理装置のような
クランプリング8のみのプラズマ処理装置で処理した場
合、Bは図4のようなクランプリング8の上に基板断熱
部材14を備えたプラズマ処理装置で処理した場合であ
る。図5のA、Bより、基板断熱部材14を用いると、
基板10の温度上昇が、基板断熱部材14を用いない場
合に比べ非常に少ないことがわかる。
【0055】この基板断熱部材14は、クランプリング
8からの基板10への熱移動を減少させるのが目的であ
るから、クランプリング8と同一の形状であればよい
が、プラズマ照射にさらされなければ、クランプリング
8よりも小さくてもよい。
【0056】上記第3実施形態によれば、基板10を基
板電極9に押し付ける為の昇降部材7に接続されたクラ
ンプリング8と、その上部を被うクランプリング断熱部
材14を用いて基板10を処理するようにしたので、ク
ランプリング8と基板10との間に上記基板断熱部材1
4が介在することにより、クランプリング8から基板1
0への熱伝導を低減することができて、たとえクランプ
リング8がプラズマ照射により温度上昇を起こしても、
クランプリング8と基板断熱部材14との間の熱の移動
はその接触面積と温度差により制限され、基板断熱部材
14から基板10への熱の移動を減少させることがで
き、基板10の温度をほとんど上昇させることなく基板
10のプラズマ処理を行うことができる。
【0057】(第4実施形態)さらに、本発明の第4実
施形態にかかるプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
について、図6と図5を参照して説明する。
【0058】図6は第3実施形態の図1とほぼ同一の構
造であるが、基板断熱部材14としてクランプリング側
表面が突起部14a,…,14a(図10参照)を有す
るものを備えた装置である。
【0059】図5のCは図6のプラズマ処理装置を用い
て処理を行った場合の基板10の温度変化を示したもの
であるが、図5から分かるように、A、Bに比べさらに
温度上昇が少ないことが分かる。これは第3実施形態に
比べさらに接触面積が少なくなるため、基板断熱部材1
4へのクランプリング8からの熱の移動は遅くなり、基
板断熱部材14から基板10への熱移動はさらに減少す
る。
【0060】この基板断熱部材14の形状については、
多くのバリエーションが考えられるが、クランプリング
8側の突起部14aについては、基板断熱部材14のク
ランプリング8との接触面積を少なくすることが目的で
あるため、図12に示すように数箇所が凸(言いかえれ
ばmm又はcmオーダーの凹凸14bを有するよう)に
なっているようなものでも、表面積をさらに増すように
表面処理、例えば、基板断熱部材14として石英を用い
た場合、石英にフッ酸処理を施して石英表面をエッチン
グすることにより、微視的にムラが生じる結果として、
μm又は10μmオーダーの微細な凹凸を形成して表面
積を大きくするようなものでもよいのは言うまでもな
い。さらに、基板断熱部材14は、薄すぎると断熱効果
が薄れるため、3mm以上あることが望ましいが、厚み
がありすぎると温度差による熱膨張で割れなどを生ずる
ため、150mm以下にすることが望ましい。
【0061】また、この基板断熱部材14は、断熱材の
役目を担うものであるから、金属のような低熱容量材よ
りも高熱容量材例えば絶縁体であることが望ましいのは
言うまでもない。
【0062】上記第4実施形態によれば、上記基板断熱
部材14のクランプリング8側の表面に少なくとも1つ
の突起部14a,…,14aを有するようにしたので、
基板断熱部材14とクランプリング8との接触面積が少
なくなり、クランプリング8への基板断熱部材14から
の熱の移動は遅くなり、クランプリング8から基板10
への熱移動は第3実施形態の場合よりもさらに減少す
る。
【0063】また、上記基板断熱部材14は、図12に
示すように、クランプリング8側の表面にmm又はcm
オーダーの凹凸14bを有するようにすれば、表面積が
大きくなる結果として、断熱材から基板断熱部材14へ
の熱量の移動がさらに抑制することができる。
【0064】また、上記基板断熱部材14が高熱容量材
から構成すれば、断熱材の役目を確実に発揮させること
ができる。
【0065】また、上記基板断熱部材14の厚みが3〜
150mmとすれば、薄すぎることなく、断熱効果が有
効に発揮でき、かつ、温度差による熱膨張で割れなどを
生じることがない。
【0066】また、上記基板断熱部材14を絶縁体でか
ら構成すれば、断熱材の役目を確実に発揮させることが
できる。
【0067】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、その他種々の態様で実施できる。例え
ば、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜
組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏す
るようにすることができる。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のプラズマ処理装置において、真空室と、上記真空室内
にガスを供給するガス供給装置と、排気装置と、上記真
空室内を所定の圧力に制御する圧力制御部と、基板を載
置する基板電極と、高周波電力を印加してプラズマを発
生させるプラズマ発生機構とを備えたプラズマ処理装置
であって、昇降可能でかつ下降時に上記基板を上記基板
電極に押し付けて固定するクランプリングと、その上部
を被うクランプリング断熱部材とを備える場合には、、
クランプリング断熱部材によりクランプリングへの直接
的なプラズマ照射を遮ることができるため、クランプリ
ングの温度上昇を低減させ、基板の温度をほとんど上昇
させることなくプラズマ処理を行うことができる。
【0069】また、本発明のプラズマ処理方法におい
て、真空室内にガスを供給しつつ上記真空室内を排気
し、上記真空室内を所定の圧力に制御しながら上記真空
室内にプラズマを発生させ、基板電極に載置された基板
を処理するプラズマ処理方法であって、昇降可能なクラ
ンプリングの下降時に上記基板を上記基板電極に押し付
けて固定するとともに上記クランプリングの上部をクラ
ンプリング断熱部材で被いながら、上記基板を処理する
場合には、クランプリングへの直接的なプラズマ照射を
クランプリング断熱部材で遮ることができるため、クラ
ンプリングの温度上昇を低減させ、基板の温度をほとん
ど上昇させることなくプラズマ処理を行うことができ
る。
【0070】また、本発明のプラズマ処理装置におい
て、真空室と、上記真空室内にガスを供給するガス供給
装置と、排気装置と、上記真空室内を所定の圧力に制御
する圧力制御部と、基板を載置する基板電極と、高周波
電力を印加してプラズマを発生させるプラズマ発生機構
とを備えたプラズマ処理装置であって、昇降可能でかつ
下降時に上記基板を上記基板電極に押し付けて固定する
クランプリングと、上記クランプリングの基板側に配置
されかつ上記基板と直接接触する基板断熱部材とを備え
る場合には、基板への熱の移動を減少させることができ
るため、基板の温度をほとんど上昇させることなくプラ
ズマ処理を行うことができる。
【0071】また、本発明のプラズマ処理方法におい
て、真空室内にガスを供給しつつ上記真空室内を排気
し、上記真空室内を所定の圧力に制御しながら上記真空
室内にプラズマを発生させ、基板電極に載置された基板
を処理するプラズマ処理方法であって、昇降可能なクラ
ンプリングの基板側に配置された基板断熱部材を上記基
板と直接接触させて、上記クランプリングの下降時に上
記基板断熱部材で上記基板を上記基板電極に押し付けて
固定しながら、上記基板を処理するよう場合には、基板
断熱部材により基板への熱の移動を減少させることがで
きるため、基板の温度をほとんど上昇させることなくプ
ラズマ処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態にかかるプラズマ処理
方法を実施するプラズマ処理装置の構成を示す断面図で
ある。
【図2】 本発明の第1及び第2実施形態で用いたプラ
ズマ処理装置及びプラズマ処理方法で処理した基板の処
理時間による温度変化を示すグラフである。
【図3】 本発明の第2実施形態にかかるプラズマ処理
方法を実施するプラズマ処理装置の構成を示す断面図で
ある。
【図4】 本発明の第3実施形態にかかるプラズマ処理
方法を実施するプラズマ処理装置の構成を示す断面図で
ある。
【図5】 本発明の第3及び第4実施形態で用いたプラ
ズマ処理装置及びプラズマ処理方法で処理した基板の処
理時間による温度変化を示す図である。
【図6】 本発明の第4実施形態にかかるプラズマ処理
方法を実施するプラズマ処理装置の構成を示す断面図で
ある。
【図7】 従来例で用いたプラズマ処理装置の構成を示
す断面図である。
【図8】 従来例で用いたプラズマ処理装置の構成の詳
細を示す断面図である。
【図9】 上記第2実施形態にかかるプラズマ処理方法
を実施するプラズマ処理装置の構成の一部を示す拡大断
面図である。
【図10】 上記第4実施形態にかかるプラズマ処理方
法を実施するプラズマ処理装置の構成の一部を示す拡大
断面図である。
【図11】 クランプリング断熱部材の変形例の拡大断
面図である。
【図12】 基板断熱部材の変形例の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1…真空室、2…ガス供給装置、3…真空ポンプ、4…
高周波電源、5…真空室上壁部、6…上部電極、7…昇
降部材、8…クランプリング、9…基板電極、10…基
板、11…整合回路、12…基板電極用高周波電源、1
3…クランプリング断熱部材、13a…突起部、13b
…凹凸、14…基板断熱部材、14a…突起部、14b
…凹凸、50…圧力制御部、51…モータ。
フロントページの続き (72)発明者 中山 一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4K057 DA20 DD01 DM05 DM35 DN01 5F004 BA20 BB21 BB25 BC04 5F045 AA08 DQ10 EH11 EH20 EJ03 EJ09 EJ10 EM03

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空室と、上記真空室内にガスを供給す
    るガス供給装置と、排気装置と、上記真空室内を所定の
    圧力に制御する圧力制御部と、基板を載置する基板電極
    と、高周波電力を印加してプラズマを発生させるプラズ
    マ発生機構とを備えたプラズマ処理装置であって、 昇降可能でかつ下降時に上記基板を上記基板電極に押し
    付けて固定するクランプリングと、その上部を被うクラ
    ンプリング断熱部材とを備えることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 上記クランプリング断熱部材は、クラン
    プリング側の表面に少なくとも1つの突起部を有する、
    請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 上記クランプリング断熱部材は、クラン
    プリング側の表面にmm又はcmオーダーの凹凸を有す
    る、請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 上記クランプリング断熱部材は、高熱容
    量材からなる、請求項1〜3のいずれか1つに記載のプ
    ラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 上記クランプリング断熱部材の厚みが3
    〜150mmである、請求項1〜4のいずれか1つに記
    載のプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 上記クランプリング断熱部材は絶縁体で
    構成されている、請求項1〜5のいずれか1つに記載の
    プラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 真空室内にガスを供給しつつ上記真空室
    内を排気し、上記真空室内を所定の圧力に制御しながら
    上記真空室内にプラズマを発生させ、基板電極に載置さ
    れた基板を処理するプラズマ処理方法であって、 昇降可能なクランプリングの下降時に上記基板を上記基
    板電極に押し付けて固定するとともに上記クランプリン
    グの上部をクランプリング断熱部材で被いながら、上記
    基板を処理することを特徴とするプラズマ処理方法。
  8. 【請求項8】 クランプリング側表面に少なくとも1つ
    の突起部を有するクランプリング断熱部材を用いて上記
    基板を処理する、請求項7に記載のプラズマ処理方法。
  9. 【請求項9】 クランプリング側表面にmm又はcmオ
    ーダーの凹凸を有するクランプリング断熱部材を用いて
    上記基板を処理する、請求項7又は8に記載のプラズマ
    処理方法。
  10. 【請求項10】 高熱容量材からなるクランプリング断
    熱部材を用いて上記基板を処理する、請求項7〜9のい
    ずれか1つに記載のプラズマ処理方法。
  11. 【請求項11】 厚みが3〜150mmである断熱部材
    を用いて上記基板を処理する、請求項7〜10のいずれ
    か1つに記載のプラズマ処理方法。
  12. 【請求項12】 絶縁体で構成されているクランプリン
    グ断熱部材を用いて上記基板を処理する、請求項7〜1
    1のいずれか1つに記載のプラズマ処理方法。
  13. 【請求項13】 真空室と、上記真空室内にガスを供給
    するガス供給装置と、排気装置と、上記真空室内を所定
    の圧力に制御する圧力制御部と、基板を載置する基板電
    極と、高周波電力を印加してプラズマを発生させるプラ
    ズマ発生機構とを備えたプラズマ処理装置であって、 昇降可能でかつ下降時に上記基板を上記基板電極に押し
    付けて固定するクランプリングと、上記クランプリング
    の基板側に配置されかつ上記基板と直接接触する基板断
    熱部材とを備えることを特徴とするプラズマ処理装置。
  14. 【請求項14】 上記基板断熱部材は、上部クランプリ
    ング側表面に少なくとも1つの突起部を有する、請求項
    13に記載のプラズマ処理装置。
  15. 【請求項15】 上記基板断熱部材は、上部クランプリ
    ング側表面にmm又はcmオーダーの凹凸を有する、請
    求項13又は14に記載のプラズマ処理装置。
  16. 【請求項16】 上記基板断熱部材は高熱容量材からな
    る、請求項13〜15のいずれか1つに記載のプラズマ
    処理装置。
  17. 【請求項17】 上記基板断熱部材の厚みが3〜150
    mmである、請求項13〜16のいずれか1つに記載の
    プラズマ処理装置。
  18. 【請求項18】 上記基板断熱部材は絶縁体で構成され
    ている、請求項13〜17のいずれか1つに記載のプラ
    ズマ処理装置。
  19. 【請求項19】 真空室内にガスを供給しつつ上記真空
    室内を排気し、上記真空室内を所定の圧力に制御しなが
    ら上記真空室内にプラズマを発生させ、基板電極に載置
    された基板を処理するプラズマ処理方法であって、 昇降可能なクランプリングの基板側に配置された基板断
    熱部材を上記基板と直接接触させて、上記クランプリン
    グの下降時に上記基板断熱部材で上記基板を上記基板電
    極に押し付けて固定しながら、上記基板を処理すること
    を特徴とするプラズマ処理方法。
  20. 【請求項20】 クランプリング側表面に少なくとも1
    つの突起部を有する基板断熱部材を用いて上記基板を処
    理する、請求項19に記載のプラズマ処理方法。
  21. 【請求項21】 クランプリング側表面にmm又はcm
    オーダーの凹凸を有する基板断熱部材を用いて上記基板
    を処理する、請求項19又は20に記載のプラズマ処理
    方法。
  22. 【請求項22】 高熱容量材からなる基板断熱部材を用
    いて上記基板を処理する、請求項19〜21のいずれか
    1つに記載のプラズマ処理方法。
  23. 【請求項23】 厚みが3〜150mmである基板断熱
    部材を用いて上記基板を処理する、請求項19〜22の
    いずれか1つに記載のプラズマ処理方法。
  24. 【請求項24】 絶縁体で構成されている基板断熱部材
    を用いて上記基板を処理する、請求項19〜23のいず
    れか1つに記載のプラズマ処理方法。
JP2000335694A 2000-11-02 2000-11-02 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 Pending JP2002141337A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000335694A JP2002141337A (ja) 2000-11-02 2000-11-02 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000335694A JP2002141337A (ja) 2000-11-02 2000-11-02 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002141337A true JP2002141337A (ja) 2002-05-17
JP2002141337A5 JP2002141337A5 (ja) 2005-11-04

Family

ID=18811392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000335694A Pending JP2002141337A (ja) 2000-11-02 2000-11-02 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002141337A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010098010A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Ulvac Japan Ltd エッチング装置及びエッチング方法
JP2010098012A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Ulvac Japan Ltd エッチング装置及びエッチング方法
JP2010103431A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Dainippon Printing Co Ltd 半導体素子の製造方法、半導体基板の加工方法及びドライエッチング装置
KR20170054251A (ko) * 2015-10-22 2017-05-17 에스피티에스 테크놀러지스 리미티드 플라즈마 다이싱 장치
JP2018117128A (ja) * 2018-02-07 2018-07-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
KR101887159B1 (ko) 2014-02-28 2018-08-09 베이징 나우라 마이크로일렉트로닉스 이큅먼트 씨오., 엘티디. 기계식 척과 플라즈마 가공 장치

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010098010A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Ulvac Japan Ltd エッチング装置及びエッチング方法
JP2010098012A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Ulvac Japan Ltd エッチング装置及びエッチング方法
JP2010103431A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Dainippon Printing Co Ltd 半導体素子の製造方法、半導体基板の加工方法及びドライエッチング装置
KR101887159B1 (ko) 2014-02-28 2018-08-09 베이징 나우라 마이크로일렉트로닉스 이큅먼트 씨오., 엘티디. 기계식 척과 플라즈마 가공 장치
KR20170054251A (ko) * 2015-10-22 2017-05-17 에스피티에스 테크놀러지스 리미티드 플라즈마 다이싱 장치
JP2017085097A (ja) * 2015-10-22 2017-05-18 エスピーティーエス テクノロジーズ リミティド プラズマダイシングのための装置
CN106952797A (zh) * 2015-10-22 2017-07-14 Spts科技有限公司 等离子切割的设备和方法
US10283381B2 (en) 2015-10-22 2019-05-07 Spts Technologies Limited Apparatus for plasma dicing
KR102052242B1 (ko) * 2015-10-22 2019-12-04 에스피티에스 테크놀러지스 리미티드 플라즈마 다이싱 장치
CN106952797B (zh) * 2015-10-22 2020-08-07 Spts科技有限公司 等离子切割的设备和方法
US11769675B2 (en) 2015-10-22 2023-09-26 Spts Technologies Limited Apparatus for plasma dicing
JP2018117128A (ja) * 2018-02-07 2018-07-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910002451B1 (ko) 온도제어가능 진공처리장치
KR101384589B1 (ko) 반도체 장치의 제조 방법
JP5223377B2 (ja) プラズマ処理装置用の電極、プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
KR102434559B1 (ko) 탑재대 및 플라즈마 처리 장치
TW552637B (en) Plasma treating apparatus
KR101677239B1 (ko) 플라즈마 처리 장치 및 플라즈마 처리 방법
JP4255747B2 (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP7018801B2 (ja) プラズマ処理装置、及び被処理体の搬送方法
JPH0831449B2 (ja) 閉込められたプラズマエッチングを使用する材料除去装置
JP2018186179A (ja) 基板処理装置及び基板取り外し方法
JP5160112B2 (ja) 処理装置内構造体、プラズマ処理装置内構造体及びプラズマ処理装置
JP3695184B2 (ja) プラズマエッチング装置およびプラズマエッチング方法
KR101898079B1 (ko) 플라즈마 처리 장치
JP2002043404A (ja) 真空処理装置用トレー及び真空処理装置
JP2010045170A (ja) 試料載置電極
JP2002141337A (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
US11094550B2 (en) Etching method and etching apparatus
JP2002198356A (ja) プラズマ処理装置
JPH10326772A (ja) ドライエッチング装置
JP6085106B2 (ja) プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
JP3736264B2 (ja) プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
JPWO2005055298A1 (ja) プラズマ処理装置及びマルチチャンバシステム
KR100697665B1 (ko) 상부 전극부 및 이를 이용한 플라즈마 처리 장치
JP4615290B2 (ja) プラズマエッチング方法
JPS63131519A (ja) ドライエツチング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050818

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060412

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060606