JP2002140222A - 情報画像利用装置、並びに情報記録媒体 - Google Patents

情報画像利用装置、並びに情報記録媒体

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JP2002140222A
JP2002140222A JP2000333038A JP2000333038A JP2002140222A JP 2002140222 A JP2002140222 A JP 2002140222A JP 2000333038 A JP2000333038 A JP 2000333038A JP 2000333038 A JP2000333038 A JP 2000333038A JP 2002140222 A JP2002140222 A JP 2002140222A
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JP2000333038A
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English (en)
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Yosuke Igarashi
洋介 五十嵐
Masako Aizawa
雅子 相沢
Fumio Tsuyama
史生 津山
Ryuta Makiyama
龍太 牧山
Mariko Noda
麻理子 野田
Seiji Kanai
誠司 金井
Tomoaki Watanabe
智明 渡辺
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像情報と少なくとも固有の処理を規定する
関連情報とをひとつの取り扱い単位とした情報画像を用
い、新たな情報提供の手がかりを操作者に認識されるよ
うにしたシステムにおいて、ネットワークの特徴を生か
した効率的な情報の通達技法の実現を維持する一方、通
信量の永続的増大の制限を図ったものである。 【解決手段】 情報提供者による情報提供を受けてこれ
を表示するためにクライアントが記録したときにその記
録の履歴を記録する履歴記録部と、その履歴記録部の記
録する履歴に基づいて、該関連情報によって指示された
動作の許否を行う動作許否部とを具備し、履歴が古い情
報画像については、更新や関連動作を起こさないように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願において開示する発明
は、主としてパーソナルコンピュータなどの情報端末に
おいて、情報提供者がその操作者に対し視認させたい画
像情報を更新するシステム等に係る。
【0002】詳しくは、更新などの履歴に基づいて、情
報画像の更新処理等を限定することにより、ネットワー
ク通信量を減少させ、ネットワーク負荷の低減を図った
システム等に関するものである。
【0003】
【従来の技術】広告主が一般のユーザに対して情報を伝
達したい場合、一般の無線放送においては、ユーザが視
聴するチャネルは限られているので、数秒から数分に渡
り商品説明などをすることによってその宣伝効果が得ら
れていた。
【0004】これに対し、近時爆発的な発達をしている
インターネットの上では、ユーザがURLを端末機のキ
ーボードから指定したり、他のページの参照を簡単に実
現するリンク機能を使ったりすることにより、ユーザに
操作をさせなければ広告主が意図するような情報の伝達
をすることができない。
【0005】このため、インターネットの上での広告の
手法としては、インターネット・サービス・プロバイダ
が各ユーザに配布するインターネット接続のためのプロ
グラムに、特別のウインドウをユーザ端末機の表示部分
に表示させ、このウインドウを通じて広告映像を表示さ
せる機能を含ませるものや、ニュースなどの表示に広告
用バナーを混ぜ合わせたレイアウトを用いるものなどが
提案され、実現している。
【0006】ただし、これらは、従来街角などに設置さ
れる広告塔で実現されているものと類似のものであり、
ネットワークの特徴を十分生かしきっているものとは必
ずしもいえないものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これに対し、本願発明
者等は、たとえば、特願平2000−079182など
において、画像情報と少なくとも固有の処理を規定する
関連情報とをひとつの取り扱い単位とした情報画像を用
い、この関連情報にURLなどを含ませ、簡単な操作で
操作者に情報提供者が目的とする情報へのアクセスを可
能とし、かつ情報提供者が新たな情報画像を提供して、
この情報画像を更新し、常に新たな情報提供の手がかり
を操作者に認識されるようにしたシステムなどを提案し
ている。
【0008】しかし、このようなシステムを運営するに
あたっては、操作者のコンピュータ上に情報画像が残る
限り、更新も含めていつまでも関連情報に係る動作がで
きることになり、情報画像の寿命を管理しなければなら
ず、この具体的な管理手法が求められている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明は上記課題に記
載した背景において考えられたものであり、以下のよう
な手段を採ることによってネットワークの特徴を生かし
た効率的な情報の通達技法の実現を維持する一方、通信
量の永続的増大の制限を図ったものである。
【0010】なお、以下「情報画像」なる用語を用いる
が、これは画像情報と、少なくとも固有の処理を規定す
る関連情報とをひとつの取り扱い単位としたものであ
る。具体的な内容については発明の実施の形態において
詳しく説明するが、情報画像と画像情報とは明確に異な
る概念であることを注記する。
【0011】(1.請求項1に係る発明)本願請求項1
に記載の発明は、画像情報と少なくとも固有の処理を規
定する関連情報とをひとつの取り扱い単位とした情報画
像を記録し、該画像情報を表示するとともに、指定手段
により指定された情報画像に対応する関連情報に基づく
所定の動作を行う情報画像利用装置であって、該情報画
像の記録の履歴を記録する履歴記録部と、該履歴記録部
の記録する履歴に基づいて、該関連情報に基づく所定の
動作の許否を行う動作許否部と、を具備することを特徴
とする情報画像利用装置を提供することで、上記課題の
低減を図ることにある。
【0012】ここで情報画像は、画像情報と少なくとも
固有の処理を規定する関連情報とをひとつの取り扱い単
位とした情報単位であって、たとえばひとつのファイル
名で把握可能なものであり、ユーザ・インターフェース
を通して表示されるときには、この画像情報に基づいて
表示がされ、また操作者がこの情報画像を特定して動作
をさせたいとした場合には、その関連情報に基づいてそ
の動作の内容を決定するように作用する。
【0013】履歴記録部は、直近に操作者がした記録操
作若しくは情報画像管理サーバがした本情報画像利用装
置に対してした更新の操作の履歴をその時刻情報ととも
に記録するように作用する。なお、ここで時刻とは他の
情報画像の記録若しくは更新との先後関係を把握できる
情報をいい、現実に日時分秒を規定するような値でなく
とも構わない。従って、時刻順に情報画像の特定情報が
記録されたリストなどもこの履歴記録部に含む趣旨であ
る。
【0014】動作許否部は、前記履歴記録部の情報に基
づいて、情報画像が包含する関連情報に基づく動作の許
否を決し、動作が許可と決された場合にはその関連情報
に基づいた動作を行い、拒否と決された場合には、動作
を行わないように決定するように作用する。
【0015】(2.請求項2に係る発明)本願請求項2
に記載の発明は、請求項1に記載された情報画像利用装
置であって、さらに動作許否部における許否の決定は、
前記履歴記録部において記録された直近のものから予め
決められた数内に入るものについては許可とし、それよ
り前に記録されたものについては拒否とするものであ
る。
【0016】なお、ここで予め決められた数とは、本情
報画像利用装置が予めプログラムの上で決められた数と
しても、操作者の設定行為によって決められた数として
も、また情報画像管理サーバによって決定した数として
もよく、いずれかの手法によって許否判断前に決められ
た数としても構わない趣旨である。
【0017】(3.請求項3に係る発明)請求項1乃至
2が関連情報による動作について制限を設けるようにし
たものに対し、本願請求項3に記載の発明は、情報画像
管理サーバを参照して該情報画像を更新するようになし
た情報画像利用装置を対象として、通信量の低減を図っ
たものである。すなわち、本発明は、画像情報と少なく
とも固有の処理を規定する関連情報とをひとつの取り扱
い単位とした情報画像を記録し、該画像情報を表示し、
指定手段により指定された情報画像に対応する関連情報
に基づく所定の動作を行うとともに、情報画像管理サー
バを参照して該情報画像を更新するようになした情報画
像利用装置であって、該情報画像の記録の履歴を記録す
る履歴記録部と、該履歴記録部の記録する履歴に基づい
て、該更新の動作の許否を行う動作許否部と、を具備す
ることを特徴とする情報画像利用装置を提供することで
前記課題の低減を図ったものである。
【0018】ここでも情報画像は、画像情報と少なくと
も固有の処理を規定する関連情報とをひとつの取り扱い
単位とした情報単位であって、たとえばひとつのファイ
ル名で把握可能なものであり、ユーザ・インターフェー
スを通して表示されるときには、この画像情報に基づい
て表示がされ、また操作者がこの情報画像を特定して動
作をさせたいとした場合には、その関連情報に基づいて
その動作の内容を決定するように作用する。
【0019】情報画像管理サーバは、クライアントを特
定し、特定されたクライアントが記録する情報画像を更
新し、若しくは新たな情報画像をクライアントに記録さ
せることができるように、特定されたクライアントに対
する通信を行うように作用する。
【0020】履歴記録部は、直近に操作者がした記録操
作若しくは情報画像管理サーバがした本情報画像利用装
置に対してした更新の操作の履歴をその時刻情報ととも
に記録するように作用する。ここでも時刻とは他の情報
画像の記録若しくは更新との先後関係を把握できる情報
をいうが、現実に日時分秒を規定するような値でなくと
も構わず、時刻順に情報画像の特定情報が記録されたリ
ストなどもこの履歴記録部に含む趣旨である。
【0021】動作許否部は、前記履歴記録部の情報に基
づいて、情報画像が情報画像管理サーバに対して更新の
要否を尋ねる動作を決し、動作が許可と決された場合に
はその更新処理を行い、拒否と決された場合には、更新
動作を行わないように決定するように作用する。
【0022】(4.請求項4に係る発明)請求項4に記
載の発明は、請求項3に記載された情報画像利用装置で
あって、その更新処理を、履歴記録部に記録された情報
に基づいて決するにあたり、直近に記録若しくは更新さ
れたものから予め決められた数のものについて行い、そ
れより古くに記録若しくは更新されたものについては更
新処理を行わないようにしたものとなっている。
【0023】(5.請求項5乃至8に係る発明)請求項
5乃至請求項8に記載された発明は、請求項1乃至4に
記載された情報画像利用装置をコンピュータをして動作
させるためはプログラムをコンピュータにロードして動
作させればよいが、このプログラムを記録した情報記録
媒体に係るものである。
【0024】
【発明の実施の形態】本願発明に係る実施の形態につい
て、図1乃至図12を用いて説明する。
【0025】(1.共通の概念)まず、本発明の実施の
形態並びにその変形例について共通する概念から説明す
る。
【0026】特に、本願発明に係る「情報画像」につい
て詳述する。
【0027】(1.1.関連情報について)まず、関連
情報について説明する。
【0028】関連情報とは、クライアントの操作者に画
像を視認させ、この画像を手がかりに特定の動作をさせ
る場合における、その動作の基礎となる情報である。す
なわち関連情報は、画像情報と関連づけられた情報であ
って、たとえば、クライアントの操作者に特定のサーバ
にある情報を参照させたい場合には、その情報を特定す
る情報(URLやIPアドレスなど)がこれにあたる。
また、特定のプログラムを動作させたい場合には、その
プログラム名やプログラムそのものとしても構わない。
たとえば、新たな画像情報をサーバから取得するなどの
指示情報とすることができる。
【0029】ここで、情報を特定する情報としては、情
報画像ファイルそのものを特定する情報であってもよい
し、情報画像取得の手がかりとなるページのURLであ
ってもよい。
【0030】(1.2.画像情報とともに関連情報を内
包する情報画像について)次に同じく本実施の形態にお
いて共通して用いる概念である、関連情報が内包された
情報画像について図7乃至図8を用いて説明する。ここ
で、内包させる情報としては、関連情報やその画像を特
定するための識別子とすることができる。
【0031】図7は関連情報を埋め込んだ情報画像のフ
ォーマットを例示した図である。
【0032】ここで、画像情報はGIFフォーマットの
画像を例にとっている。なお、フォーマットについては
GIF形式をとらずとも、JPG形式やPCX形式など
を採っても構わない。
【0033】開始部701は、本情報がGIF形式の画
像情報であることを識別するために設けられたフィール
ドであり、‘GIF’なる文字列ならびにそのバージョ
ンが割り当てられたものである。
【0034】配色表式画像データ703は、画素は、左
から右、上から下の順序で配列された画像データであ
る。ここで、GIFの場合、可変長符号のLZWアルゴ
リズムを使って符号化されている。
【0035】注釈拡張部705は、GIFデータ・スト
リーム中のグラフィック情報とはならない文章情報を含
んでいる。これは、グラフィックや製作関係者名や内容
説明に関する注釈、あるいは、その他、制御やグラフィ
ックのデータでない類のもの全てを含めることができる
ようになっている。そして一般の表示ではこの部分を無
視するようになっている。
【0036】終了部706は、このデータ・ストリーム
が終了したことを示し、他のパラメータ情報などがこの
後に続かないことを意味するようになっている。
【0037】開始部701と配色表式画像データ703
の間702と、配色表式画像データ703と注釈拡張部
705の間704には、これら以外の情報を含んでい
る。例として、画面幅、画面高さ、色解像度など、これ
から描画する画像に必要な表示装置の領域を定義するパ
ラメータを含んだ情報が割り当てられている。
【0038】関連情報707は、上記注釈拡張部705
にそのまま、若しくは暗号化などの処理を施した後に配
置され、ひとつの画像情報としてまとまることになる。
【0039】これにより、結果として、データ・ストリ
ームとしての画像情報は、その内部に関連情報や識別子
を含むことができるようになる。
【0040】これらの説明はすべてGIFフォーマット
で行ったが、他のフォーマット形式の画像形式であって
も、このように画像情報と分離された領域に記録されれ
ば構わない。
【0041】次に別の画像情報への埋め込み形式につい
て図8を用いて説明する。
【0042】図8は関連情報を埋め込んだ画像情報の別
のフォーマットを例示した図である。
【0043】ここでも、画像情報はGIFフォーマット
の画像を例にとっている。この例においても、フォーマ
ットについてはGIF形式をとらずとも、JPG形式や
PCX形式などを採っても構わない。
【0044】開始部801は、上記と同じく、本情報が
GIF形式の画像情報であることを識別するために設け
られたフィールドであり、‘GIF’なる文字列ならび
にそのバージョンが割り当てられたものである。
【0045】配色表式画像データ803は、画素は、左
から右、上から下の順序で配列された画像データを配置
するところであるが、ここでは画像情報807と関連情
報808をウォーターマークの形式で混在させることに
より、視覚上関連情報がそのまま視認できないようにす
るとともに、画像情報はそのまま視認できるようなもの
となるように混合809されるようになっている。ここ
で、このようにして混合809された情報は、可変長符
号のLZWアルゴリズムを使って符号化される。
【0046】注釈拡張部805は、GIFデータ・スト
リーム中のグラフィック情報とはならない文章情報を含
んでいる。本例では特に必要としないフィールドである
が、必要となれば、自由な定義で情報提供者が利用する
ことが可能である。
【0047】終了部806は、このデータ・ストリーム
が終了したことを示し、他のパラメータ情報などがこの
後に続かないことを意味するようになっている。
【0048】この画像例においてもすべてGIFフォー
マットで行ったが、他のフォーマット形式の画像形式で
あっても、このように画像情報と分離された領域に記録
されれば構わない。
【0049】(1.3.表示端末に表示されるグラフィ
ックイメージについて)本発明に係るクライアントに表
示されるグラフィックイメージの例について図3乃至図
6を用いて説明する。
【0050】(1.3.1.コンピュータに好適なグラ
フィックイメージ例)まず、表示・操作端末としてWi
ndows 9x, Windows NT, Win
dows 2000,Linuxなど、グラフィック表
示が可能なOSをサポートしたコンピュータを使用した
場合には、図3に示すようなルック・アンド・フィール
を採ることが好適なので、これを説明する。
【0051】表示画面301は、例えばブラウン管表示
面・TFT液晶画面・人体に装着する眼鏡に組み込んだ
表示装置における画面等であって、表示・操作装置から
の情報を人間が視覚的に把握できるように作用する。な
お、この図面上、表示画面301の境界部分がその表示
デバイスの最外枠となっているが、表示デバイスの中に
当該枠を表示しても構わない。
【0052】ワンタッチ・ウインドウ304は、少なく
とも画像(若しくは写真などの画像情報、以下同じ)3
05、306を表示するウインドウであって、本情報表
示装置の端末の操作者が図示しない操作手段によって、
画像305を指定したときには、少なくともひとつの関
連情報を表示し、その情報に基づく何らかの処理を起動
させ、また複数ある場合にはこれらを選択しその情報に
基づく何らかの処理を起動させることができるようにな
っている。すなわち、表示画面301上で、このワンタ
ッチ・ウインドウ304は、画像305,306を手掛
かりとして特定の動作をガイドさせるための特別の管理
領域(本明細書において第2管理領域として説明してい
るもののうち、表示部分にあたる)として作用してお
り、この領域内に表示されている画像を手掛かりにし
て、端末の操作者は新たな操作を実現できるようになっ
ている。ここで操作手段としてマウスが備わっている場
合には、マウスの右クリックをすることにより、ポップ
アップ・メニユーを出現させ、ここに関連情報を表示す
るとともに、関連情報が複数の情報からなっている場合
には、左クリックでこれら関連情報のうちのひとつを特
定させるなどするのが好ましい。
【0053】情報提供ウインドウ302は、少なくとも
画像303等を表示するフレームである。本情報表示装
置の端末の操作者が図示しない操作手段によって、この
フレーム内に表示される画像を特定したときには、この
操作に基づいて新たな画像がワンタッチ・ウインドウ3
04に追加・登録されるようになっている。
【0054】なお、このときワンタッチ・ウインドウ3
04に追加される画像は、特定され情報提供ウインドウ
302内に表示されていた画像をそのまま表示してもよ
く、また必要に応じて他の画像に換えても構わない。情
報提供ウインドウ302には、画像の他、文字情報30
7などを表示するようにしてもよい。
【0055】すなわち、表示画面301上で、この情報
提供ウインドウ302は、画像等を表示して端末の操作
者に興味を持たせるとともに、端末の操作者が画像を特
定する操作をすることで上記ワンタッチ・ウインドウ3
04への登録に導く管理領域(本明細書において、第1
管理領域として説明しているもののうち表示部分にあた
る)として作用している。
【0056】なお、表示・操作端末の操作者による特定
操作について、マウスなどのポインティングデバイスが
操作手段に備わっているときには、そのポインタで登録
したい画像を指定し、これをワンタッチ・フレーム30
2上に移動させてここに落とすという、所謂ドラッグ・
アンド・ドロップというユーザ・インターフェース技法
を使うことが望ましい(308)。このユーザ・インタ
ーフェースを使うと、たとえば情報提供ウインドウ30
2として、インターネット・エクスプローラやネットス
ケープナビゲータを使った場合、他のWindowsプ
ログラムと同様の操作フィールを得ることができるの
で、有利である。
【0057】(1.3.2.コンピュータに好適な別の
グラフィックイメージ例)また、別のインターフェース
例として図4乃至図5に示すようなウインドウを使うこ
とができる。
【0058】表示画面401、501は、例えばブラウ
ン管表示面・TFT液晶画面・人体に装着する眼鏡に組
み込んだ表示装置における画面等、表示装置からの情報
を人間が視覚的に把握できるように作用する。
【0059】情報表示・登録ウインドウ402は、操作
者に、情報提供者から得られる画像の表示並びに登録の
操作を行わせるインターフェースとして機能するように
なっている。
【0060】情報提供タブ403は、情報表示・登録ウ
インドウ402の領域内に設けられた管理領域を選択す
るインターフェース要素であって、これがアクティブに
なったときには情報提供者から送付されてきた画像を第
1管理領域405に表示できるようになっている。そし
て、本情報表示装置の端末の操作者が図示しない操作手
段によって、ここに表示される画像を特定したときに
は、この操作に基づいて新たな画像が、ワンタッチ・タ
ブ404がアクティブになったときに表示される第2管
理領域に追加されるようになっている。
【0061】ワンタッチ・タブ404は、情報表示・登
録ウインドウ402の領域内に設けられた管理領域を選
択するインターフェース要素であって、これをアクティ
ブにしたときに第2管理領域を表示させ、第1管理領域
405で登録を指示された画像について、これに係る新
たな画像をその第2管理領域505内に表示できるよう
になっている。そして、本情報表示装置の端末の操作者
が図示しない操作手段によって、ここに表示される画像
を特定したときには、この操作に基づいて少なくともひ
とつの関連情報を表示し、その情報に基づく何らかの処
理を起動させ、また複数ある場合にはこれらを選択しそ
の情報に基づく何らかの処理を起動させることができる
ようになっている。すなわち、情報表示・登録ウインド
ウ502上で、この第2管理領域505は、画像50
3、504を手掛かりとして特定の動作をガイドさせる
ための管理領域(第2管理領域)として作用しており、
この領域内に表示されている画像を手掛かりにして、端
末の操作者は新たな操作を実現できるようになってい
る。
【0062】このユーザ・インターフェースを使うと、
表示画面401、501の面積が小さかったり、画面の
解像度が低かったりする場合に、情報表示・登録操作を
少ない表示領域で完結させることができ、有利である。
【0063】(1.3.3.デジタルテレビやPDAに
好適な別のグラフィックイメージ例)次に、情報画像を
デジタルテレビやPDA(Personal Data
Assistance)などの携帯端末に対して利用
する場合には、図6に示すようなルック・アンド・フィ
ールを採ることが好適なので、これを説明する。
【0064】表示画面601は、例えばブラウン管表示
面・TFT液晶画面・人体に装着する眼鏡に組み込んだ
表示装置における画面等、表示装置からの情報を人間が
視覚的に把握できるように作用する。ここでも、この図
面上、表示画面601の境界部分がその表示デバイスの
最外枠となっているが、表示デバイスの中に当該枠を表
示して実施しても構わない。
【0065】ワンタッチ・フレーム602は、上記ワン
タッチ・ウインドウと同じく機能するものであり、少な
くとも画像608を表示するフレームであって、本情報
表示装置の端末の操作者が図示しない操作手段によっ
て、画像608を指定したときには、少なくともひとつ
の関連情報を表示し、その情報に基づく何らかの処理を
起動させ、また複数ある場合にはこれらを選択しその情
報に基づく何らかの処理を起動させることができるよう
になっている。すなわち、表示画面601上で、このワ
ンタッチ・フレーム602は、画像608を手掛かりと
して特定の動作をガイドさせるための特別の管理領域と
して作用しており、この領域内に表示されている画像を
手掛かりにして、端末の操作者は新たな操作を実現でき
るようになっている。
【0066】情報提供フレーム603は、上記情報提供
ウインドウと同じく機能するものであり、少なくとも画
像605、606等を表示するフレームであって、本情
報表示装置の端末の操作者が図示しない操作手段によっ
て、このフレーム内に表示される画像を特定したときに
は、この操作に基づいて新たな画像がワンタッチ・フレ
ーム602に追加されるようになっている。
【0067】なお、このとき追加される画像は、特定さ
れ情報提供フレーム603内に表示されていた画像をそ
のまま表示してもよく、また必要に応じて他の画像に換
えても構わない。情報提供フレーム603には、画像の
他、文字情報607などを表示するようにしてもよい。
【0068】すなわち、表示画面601上で、この情報
提供フレーム603は、画像等を表示して端末の操作者
に興味を持たせるとともに、端末の操作者が画像を特定
する操作をすることで上記ワンタッチ・フレーム602
への登録に導くという特別の管理領域(第1管理領域)
として作用している。
【0069】なお、表示・操作端末の操作者による特定
操作並びにワンタッチ・フレーム602への登録につい
て、マウスなどのポインティングデバイスが操作手段に
備わっているときには、ポインタを登録したい画像を指
定し、これをワンタッチ・フレーム602上に移動させ
て落とすという、所謂ドラッグ・アンド・ドロップとい
うユーザ・インターフェース技法を使っても構わない。
【0070】コンテンツ表示面604は、たとえば、デ
ジタル放送における映画など、コンテンツを表示するフ
レームであり、端末の操作者が得たい情報を表示するた
めに利用する領域である。なお、このコンテンツは動画
などに限らず、静止画、文字放送の情報など、人間の視
覚を刺激して伝達する一切の情報を含むものである。
【0071】(1.4.第1管理領域・第2管理領域間
の通信)第1管理領域と第2管理領域との間では関連情
報等の通信を行うことになるが、これを実現するには、
プロセス間もしくはスレッド間の通信によることにな
る。一般にプロセス間・スレッド間の通信について、そ
の実現手法はさまざまなものを選択することができる。
たとえば、2つの領域を制御する制御部が共通のメモリ
空間・ファイルを利用して通信をすることができる。ま
た、新たな別のプロセスを作成し、このプロセスとの間
でCOM技術に基づいて通信を確立することで、第1管
理領域と第2管理領域との間のデータ通信を行うことも
可能である。
【0072】(2.本願に係る発明の実施の形態につい
て) (2.1.第1の発明の実施の形態に係るシステムの構
成について)次に本発明における第1の実施の形態に関
し、図1を用いてシステム全体構成を説明する。
【0073】本システムは、情報画像提供サーバ10
1、情報画像管理サーバ102、並びにクライアント1
03により構成され、それぞれがネットワーク106に
接続されるようにして動作するようになっている。
【0074】(2.1.1.ネットワーク106)ネッ
トワーク106は、有線・無線を問わず、これに接続さ
れている装置が、それぞれ目的とする装置に対しセッシ
ョンを確立したときにその間で情報の送受ができるよう
に作用する。このため、図1中、ネットワーク106は
一本の基幹線によって接続されるように表示してある
が、これはインターネットのように、ゲートウエイを介
して複数のネットワークが組み合わされて実現しても構
わない。また、その接続についてもいわゆるバックボー
ンといわれる基幹線に直接接続せずとも、PPP接続な
どによって一時的に接続してあっても、セッションを確
立したときにその間で情報の送受ができるようになって
いれば構わない。
【0075】(2.1.2.情報画像提供サーバ10
1)情報画像提供サーバ101は、ネットワーク106
に接続され、ネットワークを介して情報提供要求があっ
たときには、その要求に応答して、記録してある情報を
要求元に対し送出するようになっている。また、特に内
部には情報画像が記録されていて、ネットワークを介し
てこの情報画像についての提供要求があったときにはこ
の情報画像が要求元に対して提供されるようになってい
る。
【0076】なお、本明細書では、特に情報画像を提供
するという意味が明確になるべく、この機能を具現化す
る部位を既定情報画像提供部として説明している。
【0077】本実施の形態における動作の項目で詳述す
るが、以下の説明では、特にこのサーバ101から提供
される情報画像はあらかじめキャンペーンなどで特定し
た情報画像であることとする。
【0078】(2.1.3.情報画像管理サーバ10
2)情報画像管理サーバ102は、ネットワーク106
に接続され、その内部に登録クライアント状況記録部1
13と基準情報画像更新部114とを有している。
【0079】ここでクライアント状況記録部113の構
成について、図10を用いて説明する。
【0080】クライアント状況記録部113は、本サー
バと通信可能に直接または間接的に接続されたクライア
ントとの間で通信を行う。ここで、直接または間接とし
たのは、ネットワーク106に対し有線・無線を問わず
直接接続するものであっても、バッファなどを介して接
続するものであっても、また、ネットワークとしてゲー
トウエイなどを挟んでいても、相互に通信が可能な状況
になっていればよいという意味である。すなわち、少な
くともクライアントの第1管理領域にあった情報画像が
第2管理領域に登録されたときには第2管理領域からの
通知がされるが、このときにはクライアント状況記録部
113はこの通知に基づいて、少なくともクライアント
を個別に識別することができるID(以下、クライアン
トIDという)1001と、登録された情報画像を特定
する情報(たとえば、情報画像のファイル名など)であ
る登録情報画像特定情報(すなわち情報画像ID)10
02とを確定し、これをひとつのレコードとして記録す
るようになっている。このため、データベースとして機
能するクライアント状況記録部113は、クライアント
のIDを用いて問い合わせを行えば、そのクライアント
がどのような情報画像を第2管理領域に登録したかを把
握することができる。また、情報画像特定情報を用いて
問い合わせを行えば、どのクライアントがその情報画像
を第2管理領域に登録したのかを把握することができる
ことになる。なお、本実施の形態においては、このうち
情報画像特定情報を用いた問い合わせを行うことができ
ればよい。
【0081】このほか、この登録があった日時を示す登
録日時1003、その他の情報1004が併せて同一の
レコードに記録されていると、様々な統計を取るなどの
際に有利である。
【0082】次に基準情報画像更新部114について説
明する。基準情報画像更新部114は、特定のクライア
ントが有している特定の情報画像について、これを別の
情報画像に更新することができるようになっている。こ
のため、クライアント状況記録部113が記録するクラ
イアントが本情報画像管理サーバ102に対してセッシ
ョンを確立したときに、このセッションを張ったクライ
アントのIDを確認、そのクライアントIDに対応する
クライアントが第2管理領域に記録している情報画像を
クライアント状況記録部113に問い合わせることによ
り検出、これら情報画像の中に更新すべきものが含まれ
ていたときには、これを上記セッションのソケットを用
いて更新情報画像を送出するようになっている。なお、
OSにWindowsを用いている場合のセッションの
作成については、マイクロソフト社のMSDNサイト
中、特に http://www.asia.microsoft.com/japan/developer/libr
ary/vcsample/_sample_mfc_chatsrvr.htm 並びに http://www.asia.microsoft.com/japan/developer/libr
ary/vcsample/_sample_mfc_chatter.htm において詳しい。
【0083】なお、本実施の形態における動作の説明に
おいて詳述するが、本実施の形態を用いることが好適な
キャンペーン・イベントを実施するときには、イベント
主催者がクライアントの操作者に対し、特に集めさせた
いとする複数の情報画像のうち、特にひとつの情報画像
に対して更新をかけることが有利である。このため、こ
こでは、単に情報画像更新部とせず、「基準」情報画像
更新部と名付けた。
【0084】(2.1.4.クライアント103)クラ
イアント103は、ネットワーク106に接続されたパ
ーソナルコンピュータ、デジタルテレビ、PDA(情報
端末)など、情報処理装置であって、その接続の態様
は、直接的に有線で接続されていていも、無線などによ
って接続されていても構わない。クライアントは前述し
たとおり、その内部に第1管理領域・第2管理領域それ
ぞれの機能が生じるようになっている。一般にこれらの
機能はプログラムによって実現する。
【0085】(2.1.4.1.クライアントの構成
例)ここで、図2を用いてクライアント103の詳細を
説明する。
【0086】画像表示部201は、たとえばマイクロソ
フト社製インターネット・エクスプローラまたはネット
スケープ社製ネットスケープ・ナビゲータであって、操
作者より特定サーバの情報のダウンロード指示があった
ときには、その指示に基づいて情報画像提供サーバ21
0にネットワークを介して論理接続し、その情報を取得
し、第1管理領域で表示するようになっている。
【0087】また、第2管理領域は、たとえば、更新等
情報画像取得部204、情報画像記録部205、関連情
報取得部206、画像表示構成部207、画像特定部2
08、動作決定部209、更新履歴記録部212、動作
許否部213を構成して実施することができる。
【0088】通信COM202は、OSの機能であるコ
ンポーネント・オブジェクト・モデル(Compone
nt Object Model)を利用したプロセス
(もしくはスレッド、以下同じ)間の通信実現手段であ
って、たとえばドラッグ・アンド・ドロップなどのユー
ザ・インターフェース操作があった場合に、ドラッグさ
れたプロセスからドロップされたプロセスへの情報の伝
送を実現するようになっている。
【0089】更新等情報画像取得部204は、ネットワ
ークに接続され、情報画像管理サーバ211から情報画
像を受け取り、次段の情報画像記録部205に転送する
ようになっている。
【0090】ここで、情報画像の受け取りについては2
つの手法がある。
【0091】第1の手法は、次に説明する情報画像記録
部205に記録された情報画像について情報更新があっ
たかをポーリングによって情報画像管理サーバ211に
問い合わせ、更新があった場合にはその情報を取得する
ようにするものである。
【0092】第2の手法は、情報画像管理サーバ211
を構成しているクライアント状況記録部に記録された情
報に基づいて、情報画像管理サーバ内で管理する情報画
像のクライアントに対して情報画像を送出し、これを受
け取るようにする手法である。
【0093】本発明において情報画像の更新動作に係る
通信量の低下が著しく起こるのは、特にこのうち第1の
手法を採った場合になる。
【0094】情報画像記録部205は、通信COM20
2もしくは更新等情報画像取得部204から通知されて
きたものであって、画像情報と関連情報がひとつの取り
扱い単位としてまとめられている情報画像を記録するよ
うになっている。なおここで、情報画像として記録する
のでなく、画像情報と関連情報とをそれぞれ関連を持た
せたまま別のメモリに記録させるなどしても構わない。
情報画像記録部205はまた、第1管理領域から第2管
理領域へのドラッグ・アンド・ドロップ操作などにより
情報画像の登録動作があったときには、関連情報取得部
206を介して、特定のサーバに情報画像が第2管理領
域へ登録された旨の通知をするようになっている。
【0095】関連情報取得部206は、情報画像記録部
205に接続され、情報画像記録部205に記録された
情報画像から、関連情報の部分のみを取得するようにな
っている。
【0096】画像表示構成部207は、情報画像記録部
205に接続され、第2管理領域からの表示として、情
報画像記録部205に記録されている情報画像をすべて
もしくは選択して表示するようになっている。即ち、前
記ワンタッチ・フレーム(ワンタッチ・ウインドウ)を
通して操作者が情報画像に係る画像を知覚できるように
する。
【0097】画像特定部208は、OSインターフェー
ス203の機能により、第2管理領域において表示され
ている画像を操作者が特定した場合、その画像に対応す
る情報画像が特定されるようになっている。
【0098】動作決定部209は、画像特定部208と
関連情報取得部206に接続され、操作者による特定を
受けた情報画像の中の関連情報に基づいて動作を実行す
るようになっている。
【0099】なお、ここで情報画像提供サーバ210、
情報画像管理サーバ211は、それぞれ、情報画像提供
サーバ101、情報画像管理サーバ102に同じであ
る。
【0100】更新履歴記録部212は、情報画像記録部
205に接続され、情報画像記録部205に記録されて
いる情報画像が更新がされたとき若しくは新たに情報画
像が記録されたときに更新・記録があった旨の通知をう
け、この情報画像を特定する情報を、その更新・記録が
あった時刻情報を伴って記録するようになっている。な
お、時刻情報としては、更新記録の先後が把握できれば
よく、このため、リングバッファ状のリストとして記録
しておけば足りる。
【0101】より具体的には、図9に示すようなリスト
構造を取ると簡単である。図9は、新たに情報画像Nが
更新・記録されたときのリストの変化状況を示した図で
ある。
【0102】更新履歴記録部901には、情報画像記録
部205が、即ちこのクライアントが記録した若しくは
更新した情報画像のIDが記録されている。なお、図で
は下に記述されている情報画像のID903が、直近に
情報画像記録部205に記録された情報画像を特定する
情報(情報画像A)となっている。即ち、この図では、
情報画像D<C<F<B<Aの順に記録・更新されてい
ったことが示されている。
【0103】ここで、最新の記録・更新をした情報画像
のIDは最も下の部分に記録されるようにポインタが示
しているので、ここで更新履歴記録部212に新たな情
報画像Nが記録されると、リストの順位が変更させら
れ、情報画像Nが最新の情報画像904として登録さ
れ、情報画像C<F<B<A<Nの順に記録・更新され
ていったことになるように記録される(902)。ここ
で、本更新情報記録部212が記録していた最も古い情
報画像DのIDについては、この記録部から廃棄させれ
ば足りる。
【0104】また、更新履歴記録部212は、特定の情
報画像が直近から幾つ目に記録されたものであるかを把
握することができるので、この機能により、特定の情報
画像が直近の記録・更新から幾つ目にあたるのかを把握
することができるとともに、直近から所定数内にあるか
どうかを判定することができる。
【0105】説明をクライアントの構成の戻す。
【0106】動作許否部213は、更新履歴記録部21
2に接続され、更新情報記録部212の情報を参照し、
さらに出力に接続された前記動作決定部209の動作の
許否を決し、動作が許可と決された場合にはその関連情
報に基づいた動作を行い、拒否と決された場合には、動
作を行わないように決定するようになっている。
【0107】ここで、動作の許否を判定は、更新履歴記
録部212において、直近の少なくとも所定数以内に記
録・更新されたものであるかどうかを判定することがで
きるので、この機能によって、直近から所定数内の記録
・更新になっている場合には動作許可、それより古くに
記録・更新されている場合には動作拒否と判断すること
になる。
【0108】なお、動作許否部213による判断結果を
更新等情報画像取得部204に通知することにより、動
作拒否した情報画像については更新が行われないように
することが望ましい。
【0109】(2.1.4.2.クライアントの動作
例)次に、クライアントを図2のように構成した場合の
動作について説明する。
【0110】クライアントの操作者は、情報画像提供サ
ーバ210から情報画像を含むページ情報を取得し画像
表示部201に表示させる。この時、画像表示部にイン
ターネット・エクスプローラを使っている場合には、H
TTPプロトコルによってサーバのWEBページを表示
するという動作を行うことになるが、他のブラウザや異
なったプロトコルを利用したものであっても、情報画像
をサーバから取得でき表示できるものであれば構わな
い。
【0111】そして、クライアントの操作を行う者が、
表示された画像を見て、第2管理領域に記録したいとす
る画像を決めると、この画像をドラッグ・アンド・ドロ
ップなどによって第2管理領域に移す操作を行う。この
時、ドラッグ・アンド・ドロップされる画像は情報画像
であるので、通信COM202を通じて情報画像記録部
205に記録されることになる。この時併せて、関連情
報取得部206の作用により、動作決定部209を通じ
て、情報画像管理サーバ211にその情報画像を第2管
理領域に登録した旨を通知することになる。なお、情報
画像管理サーバ211がこのときどのような動作を行う
のかは別途記述する。
【0112】一方、第2管理領域に係る情報画像記録部
205において記録された情報画像は、画像表示構成部
207の作用によって、OSインターフェース203を
介してクライアントの操作者にその表示がされることに
なる。そして、クライアントの操作者は、その表示され
た情報画像に記録された関連情報に基づいて、操作を行
うと、画像特定部208ならびに動作決定部209の作
用によって、この関連情報に関する動作を行うことにな
る。たとえば、関連情報として他の情報画像提供サーバ
のURLなどが含まれているのであれば、このURLに
係るページ名をポップアップ・ウィンドウなどを用いて
表示し、他の情報画像の取り込みを促すようになる。た
だし、このとき、更新履歴記録部に記録されていて直近
から所定数以内のものであるならば、この動作を行うこ
とになるが、それ以外の情報画像が操作された場合に
は、既に操作可能数外のものとなっているので、なんら
の処理も行わないことになる。このとき、ポップアップ
・ウィンドウ上への表示も行わないようにしておくのが
望ましい。
【0113】一方、情報画像管理サーバ211から、第
2管理領域において表示すべき情報画像の更新の指示が
あった場合には、その更新すべき情報画像を伴って更新
等情報画像取得部204に通知があるので、この動作に
より情報画像記録部205に記録されている情報画像が
追加もしくは更新されることになる。
【0114】このとき、動作許否部213の決定結果が
更新等情報画像取得部204に通知され、これによって
更新等情報画像取得部204の動作を規制するようにし
ている場合には、動作拒否をされたものについては情報
画像管理サーバによる更新動作が行われず、一方、動作
許可されたものについては情報画像管理サーバによる更
新動作が行われるようになる。
【0115】(3.その他) (3.1. クライアントの更新履歴記録部での所定
数)上記クライアントにおける更新情報記録部について
の説明において、更新若しくは動作の許否を決定するに
あたり直近から所定数以内のものがその対象となる旨の
説明をおこなったが、この所定数とは、手段の説明にお
いてもしたとおり、本情報画像利用装置が予めプログラ
ムの上で決められた数としても、操作者の設定行為によ
って決められた数としても、また情報画像管理サーバに
よって決定した数としてもよく、いずれかの手法によっ
て許否判断前に決められた数としても構わない。
【0116】ここで、操作者の設定行為によってこの値
を決定する場合に好適なユーザインターフェースについ
て、図11を用いて説明する。図11は、情報画像の動
作を許可する履歴の深さを決めるインターフェース例図
である。
【0117】ここで、ウインドウ・フレーム1101
は、第2管理領域を構築するユーザインターフェースで
ある。
【0118】メニュー・バー1102は、この第2管理
領域の設定などの処理を操作者が支持するときに利用す
るメニューが表示されるようになっている。
【0119】設定項目部1103は、メニュー・バー1
102内に設けられた項目であって、マウスなどのポイ
ンティング・デバイスによって、ポップアップ・ウイン
ドウ1104を表示させるとともに、ポップアップ・ウ
インドウの中に記載されている項目についての操作をで
きるようにするようになっている。
【0120】ポップアップメニューウインドウ1104
は、内側にシステムなどについての設定を行う項目が表
示されており、操作者がこの項目をポインティング・デ
バイスなどによって指定した場合に、該当する設定がで
きるようになっている。
【0121】履歴設定ダイアログボックス1106は、
ポップアップ・ウインドウ1104における履歴設定項
目が操作者によって指定されたときに表示されるダイア
ログボックスであって、更新履歴記録部212において
直近のものかそうでないかを切り分ける深さ値を設定で
きるようになっている。このため、履歴設定ダイアログ
ボックス1106の中には、深さ指定部1107と、こ
の深さ値を上下させるスピンボタン1108、ならびに
その値の設定をするかキャンセルをするかを指定する設
定ボタン1109とキャンセルボタン1110が表示さ
れるようになっている。
【0122】操作者は、履歴の深度を設定するにあた
り、まず第2管理領域における設定項目部をマウスなど
でクリック、ポップアップウインドウを表示させ、この
中の履歴設定項目部をクリック、そして履歴設定ダイア
ログボックスを表示させることによって、その深さを表
示させる。そして、この値をスピンボタンによりもしく
は直接書き込むことによって数値を指定し、設定ボタン
を押すことによって深さを決定させることができるよう
になる。この値は、更新履歴記録部212に与えられ、
更新もしくは関連情報に係る動作を行うか否かの判断基
準として機能するようになる。
【0123】
【発明の効果】以上、本発明によれば、ネットワークの
特徴を生かした効率的な情報の通達技法の実現を維持す
る一方、通信量の永続的増大の制限をすることができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明に係る発明の実施の形態におけるシ
ステム全体図である。
【図2】 本願発明に係る発明の実施の形態におけるク
ライアントの構成図である。
【図3】 本願発明で前提となっているクライアントで
実現される第1管理領域から第2管理領域への情報画像
登録のために行うドラッグ&ドロップ操作図である。
【図4】 本願発明で前提となっているクライアントで
実現される第1管理領域から第2管理領域への情報画像
登録のために行う、別の情報画像登録操作図である。
【図5】 本願発明で前提となっているクライアントで
実現される第1管理領域から第2管理領域への情報画像
登録のために行う、別の情報画像登録操作図である。
【図6】 本願発明で前提となっているクライアントと
してPDAなどの表示領域が比較的小さい端末で実現さ
れる第1管理領域から第2管理領域のレイアウト図であ
る。
【図7】 情報画像の構成例である。
【図8】 情報画像の別の構成例である。
【図9】 本願発明に係る発明の実施の形態におけるク
ライアントの更新履歴記録部の変更状況説明図である。
【図10】 本願発明に係る発明の実施の形態における
情報画像管理サーバのクライアント状況記録部の構成例
図である。
【図11】 本願発明に係る発明の実施の形態における
情報画像利用装置での設定フォーム表示例図である。
【符号の説明】
101・・・情報画像提供サーバ、102・・・情報画像管理
サーバ、103・・・クライアント・コンピュータ、10
6・・・ネットワーク、204更新等情報画像取得部、2
09・・・動作決定部、212・・・更新履歴記録部、213
・・・動作許否部、302・・・第1管理領域、304・・・第
2管理領域、403・・・第1管理領域選択用タブ、40
4・・・第2管理領域選択用タブ、405・・・第1管理領
域、1601・・・第1管理領域、1602・・・第2管理領
域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津山 史生 東京都品川区北品川四丁目7番35号 サイ バージーンドットコム株式会社内 (72)発明者 牧山 龍太 東京都品川区北品川四丁目7番35号 サイ バージーンドットコム株式会社内 (72)発明者 野田 麻理子 東京都品川区北品川四丁目7番35号 サイ バージーンドットコム株式会社内 (72)発明者 金井 誠司 東京都品川区北品川四丁目7番35号 サイ バージーンドットコム株式会社内 (72)発明者 渡辺 智明 東京都品川区北品川四丁目7番35号 サイ バージーンドットコム株式会社内 Fターム(参考) 5B082 FA11 GA14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報と少なくとも固有の処理を規定
    する関連情報とをひとつの取り扱い単位とした情報画像
    を記録し、該画像情報を表示するとともに、指定手段に
    より指定された情報画像に対応する関連情報に基づく所
    定の動作を行う情報画像利用装置であって、 該情報画像の記録の履歴を記録する履歴記録部と、 該履歴記録部の記録する履歴に基づいて、該関連情報に
    基づく所定の動作の許否を行う動作許否部と、 を具備することを特徴とする情報画像利用装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報画像利用装置であ
    って、 前記動作許否部は、前記履歴記録部の記録する履歴に含
    まれた情報画像のうち、直近に記録された予め決められ
    た数内の情報画像について動作許可を決してこれを実行
    し、他の情報画像については動作拒否を決して動作を行
    わないことを特徴とする情報画像利用装置。
  3. 【請求項3】 画像情報と少なくとも固有の処理を規定
    する関連情報とをひとつの取り扱い単位とした情報画像
    を記録し、該画像情報を表示し、指定手段により指定さ
    れた情報画像に対応する関連情報に基づく所定の動作を
    行うとともに、情報画像管理サーバを参照して該情報画
    像を更新するようになした情報画像利用装置であって、 該情報画像の記録の履歴を記録する履歴記録部と、 該履歴記録部の記録する履歴に基づいて、該更新の動作
    の許否を行う動作許否部と、 を具備することを特徴とする情報画像利用装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の情報画像利用装置であ
    って、 前記動作許否部は、前記履歴記録部の記録する履歴に含
    まれた情報画像のうち、直近に記録された予め決められ
    た数内の情報画像について動作許可を決してこれを実行
    し、他の情報画像については動作拒否を決して動作を行
    わないことを特徴とする情報画像利用装置。
  5. 【請求項5】 コンピュータをして請求項1に記載の情
    報画像利用装置として機能させるプログラムを記録した
    ことを特徴とする情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 コンピュータをして請求項2に記載の情
    報画像利用装置として機能させるプログラムを記録した
    ことを特徴とする情報記録媒体。
  7. 【請求項7】 コンピュータをして請求項3に記載の情
    報画像利用装置として機能させるプログラムを記録した
    ことを特徴とする情報記録媒体。
  8. 【請求項8】 コンピュータをして請求項4に記載の情
    報画像利用装置として機能させるプログラムを記録した
    ことを特徴とする情報記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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