JP2002139910A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JP2002139910A
JP2002139910A JP2000336042A JP2000336042A JP2002139910A JP 2002139910 A JP2002139910 A JP 2002139910A JP 2000336042 A JP2000336042 A JP 2000336042A JP 2000336042 A JP2000336042 A JP 2000336042A JP 2002139910 A JP2002139910 A JP 2002139910A
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humidity
unit
toner
magnetic permeability
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JP2000336042A
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Takashi Mukai
崇 向井
Yutaka Onda
裕 恩田
Hiroshi Ishii
洋 石井
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿度センサを用いない方法で、環境湿度が変
化しても、2成分現像剤のトナー濃度を常に所定の設定
値に制御する。 【解決手段】 静電画像を感光する感光体と、2成分現
像剤を収納し、静電画像が感光された感光体の表面にト
ナー像を現像する現像部と、現像部にトナーを補給する
トナー補給部と、感光体の表面に現像されたトナー像を
転写材に転写する導電性転写部と、トナー像の帯電極性
と逆極性の所定のバイアス電圧を導電性転写部に供給す
る電圧供給部と、現像部に収納された2成分現像剤の透
磁率を検出する透磁率センサと、導電性転写部の電気抵
抗値を測定し、かつその電気抵抗値から湿度を測定する
湿度測定部と、湿度に応じて変化する透磁率を測定され
た湿度に基づいて補正する透磁率補正部と、2成分現像
剤のトナー濃度が常に所定の設定値になるように補正さ
れた透磁率に基づいてトナー補給部を制御するトナー補
給制御部とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、静電プリンタなどの利用され、特に、2成分現像
剤により画像を形成する画像形成装置及び画像形成方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光導電性を有する感光体上に感光
された静電画像にトナー像を形成するための現像剤とし
て、粉体インクであるトナーとトナーと摩擦帯電するキ
ャリアをある一定の割合(以下トナー濃度)で混合した
2成分現像剤とキャリアを用いない1成分現像剤があ
る。2成分現像剤を用いた現像方法は、トナーとキャリ
アが摩擦帯電するので、1成分現像剤を用いた現像方法
に比較して感光体に対して逆極性トナーが発生しにくい
ため、背景かぶりなどの影響が少ない印字品質を得るこ
とができる。
【0003】しかしながら、この2成分現像剤を用いた
現像方法は、トナー濃度が低下すると印字濃度が低下
し、トナーの量が減ってキャリアが多くなるとキャリア
がトナー補給部からこぼれて、あとからトナーを加えて
も正規の量にならないという問題があり、逆に、トナー
補給部にトナーを入れ過ぎるとキャリアとの摩擦が低下
して背景かぶりの現象が起こりやすくなり、画質に影響
するためトナー濃度を正確に制御する必要がある。その
ため、透磁率センサを用いて、2成分現像剤の透磁率を
検出し、検出した透磁率からトナー濃度を算出し、設定
値以下のトナー濃度になれば、トナー補給部にトナーを
間欠的に補充することにより最適なトナー濃度に制御し
ている。
【0004】しかしながら、トナーとキャリアの摩擦帯
電量は、トナーとキャリアの表面抵抗に依存するため、
低湿度の場合は、表面抵抗増大化→摩擦帯電量上昇→透
磁率上昇という変化し、逆に高湿度の場合は、表面抵抗
減少化→摩擦帯電量低下→透磁率低下という変化をす
る。このように、透磁率センサによって検出された透磁
率は、湿度変化に対して、変動するため正確なトナー濃
度を制御できないという問題があった。
【0005】この問題を改善する従来技術として、例え
ば、特開平10−20710号公報の記載によれば、湿
度を測定するための湿度センサを用いて、現像剤の透磁
率のを検出する透磁率センサの湿度変化を補正すること
により、湿度が変化しても最適なトナー濃度に制御して
印字品質の安定化を図ることができる電子写真装置の現
像装置及び現像方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−20710号公報に記載の電子写真装置の現像装
置では、湿度を検出するための湿度センサを別途追加す
るためコストアップし、画像形成装置から発生するオゾ
ン、シリコンオイルミスト、トナー/紙粉ダストなどの
滞積や結露により湿度センサの信頼性が低下するという
問題がある。また、これらの露結や付着物を除去する場
合、例えば、ヒータ加熱による除去方法は、トナー融着
が発生するため、このような除去方法を用いることがで
きないので特別な除去方法によるクリーニング機構が必
要なり、コストアップの要因になる。
【0007】本発明は以上の事情を考慮してなされたも
のであり、例えば、感光体に現像されたトナー像を用紙
に転写する導電性転写部の電気抵抗値から湿度を測定
し、透磁率センサにより検出され、湿度に応じて変化す
る2成分現像剤の透磁率を補正することにより、湿度セ
ンサを用いない方法で、湿度が変化しても2成分現像剤
のトナー濃度を常に所定の設定値になるようにトナーを
補給することができる画像形成装置及び画像形成方法を
提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、静電画像を感
光する感光体と、2成分現像剤を収納し、静電画像が感
光された感光体の表面にトナー像を現像する現像部と、
現像部にトナーを補給するトナー補給部と、感光体の表
面に現像されたトナー像を転写材に転写する導電性転写
部と、トナー像の帯電極性と逆極性の所定のバイアス電
圧を導電性転写部に供給する電圧供給部と、現像部に収
納された2成分現像剤の透磁率を検出する透磁率センサ
と、導電性転写部の電気抵抗値を測定し、かつその電気
抵抗値から湿度を測定する湿度測定部と、湿度に応じて
変化する透磁率を測定された湿度に基づいて補正する透
磁率補正部と、2成分現像剤のトナー濃度が常に所定の
設定値になるように補正された透磁率に基づいてトナー
補給部を制御するトナー補給制御部とを備えたことを特
徴とする画像形成装置である。
【0009】本発明によれば、感光体に現像されたトナ
ー像を用紙に転写する導電性転写部の電気抵抗値から湿
度を測定し、透磁率センサにより検出され、湿度に応じ
て変化する2成分現像剤の透磁率を補正することによ
り、湿度センサを用いない方法で、湿度が変化しても2
成分現像剤のトナー濃度を常に所定の設定値になるよう
にトナーを補給することができる。これにより、湿度が
変化しても常に印字品質の安定化を図ることができる。
【0010】前記導電性転写部が、イオン導電性転写ロ
ーラで構成されてもよい。この構成によれば、イオン導
電性転写ローラを用いた場合は、電子導電性転写ローラ
に比較して、抵抗ムラが少なく、高抵抗がつくりやす
い。また、湿度変化に対し抵抗値がほぼリニアに変化す
るので正確な湿度が測定できる。これにより、2成分現
像剤の透磁率を精度よく補正することができる。
【0011】前記湿度測定部は、前記導電性転写部に逆
バイアスの微小定電流を画像形成前に所定時間供給し、
導電性転写部にかかる逆バイアス電圧を測定することに
より導電性転写部の電気抵抗値を測定する構成にしても
よい。この構成によれば、電気抵抗値を測定する間に逆
バイアスの微小定電流を供給することにより、長時間、
導電性転写部に正極性のバイアス電圧(転写電圧)を供
給することにより内部イオンが移動してイオン導電性転
写ローラの電気抵抗値が経時変化することを防止するこ
とができる。さらに、イオン導電性転写ローラに付着し
たトナーが感光体に戻されクリーニングされるという効
果も得られるので、特別な付着物のクリーニング機構が
不要になる。
【0012】前記導電性転写部の電気抵抗値を湿度に変
換する抵抗湿度変換式を予め複数記憶した抵抗湿度変換
式記憶部と、抵抗湿度変換式記憶部から導電性転写部の
電気抵抗値の湿度変化特性に応じた抵抗湿度変換式を設
定する設定部とをさらに備え、前記湿度測定部は、設定
された抵抗湿度変換式に基づいて導電性転写部の電気抵
抗値を湿度に変換する構成にしてもよい。この構成によ
れば、装置のばらつきにより導電性転写部の電気抵抗値
が同じ湿度に対してばらついても、導電性転写部の電気
抵抗値の湿度変化特性に応じた抵抗湿度変換式を設定す
ることにより正確な湿度を測定することができる。
【0013】所定のトナー濃度に対する透磁率の湿度変
化特性を予め記憶した透磁率湿度変化特性記憶部をさら
に備え、前記湿度測定部は、透磁率湿度変化特性記憶部
を参照し、前記湿度測定部により測定された湿度に基づ
いて透磁率センサにより検出された2成分現像剤の透磁
率を補正する構成にしてもよい。この構成によれば、装
置のばらつきにより導電性転写部の電気抵抗値が同じ湿
度に対してばらついても、正確に測定された湿度に基づ
いて2成分現像剤の透磁率を補正することができる。
【0014】前記透磁率補正部は、前記湿度測定部によ
り画像形成前に測定された湿度に基づいて透磁率を補正
し、トナー補給制御部は、画像形成中、画像形成前に補
正された透磁率に基づいて2成分現像剤のトナー濃度が
常に所定の設定値になるようにトナー補給部を制御する
構成にしてもよい。この構成によれば、画像形成前に測
定された湿度に基づいて透磁率を補正するので、印刷速
度を低下することなくトナー濃度を所定の設定値に制御
することができる。
【0015】本発明の別の観点によれば、静電画像を感
光する感光体と、2成分現像剤を収納し、静電画像が感
光された感光体の表面にトナー像を現像する現像部と、
現像部にトナーを補給するトナー補給部と、感光体の表
面に現像されたトナー像を転写材に転写する導電性転写
部と、トナー像の帯電極性と逆極性の所定のバイアス電
圧を導電性転写部に供給する電圧供給部と、現像部に収
納された2成分現像剤の透磁率を検出する透磁率センサ
と、導電性転写部の電気抵抗値を測定し、かつその電気
抵抗値から湿度を測定する湿度測定部と、湿度に応じて
変化する透磁率を測定された湿度に基づいて補正する透
磁率補正部と、2成分現像剤のトナー濃度が常に所定の
設定値になるように補正された透磁率に基づいてトナー
補給部を制御するトナー補給制御部とを備えた画像形成
装置を用いて画像を形成する画像形成方法が提供され
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施例に基づいて
本発明を詳述する。なお、本発明はこれによって限定さ
れるものではない。
【0017】図1は本発明の一実施例である画像形成装
置の構成を示す図である。図1に示すように、本実施例
の画像形成装置は、感光体1、帯電部2、露光部3、ト
ナー補給部4、現像部5、導電性転写部6、電圧供給部
7、クリーニング部8、除電部9、定着部10、透磁率
センサ11及びコントローラ12から構成されている。
【0018】感光体1は、例えば、表面にOPC層やア
モルファスシリコンのような感光層を塗布した円筒状の
アルミニウム管で構成され、静電画像を感光する。帯電
部2は、例えば、コロナチャージャーで構成され、感光
体1の表面を一様に帯電させる。露光部3は、例えば、
レーザ発生器、LEDラインヘッドなどで構成され、帯
電器2により帯電された感光体1の表面にレーザ光やL
ED光で静電画像を書き込みする。
【0019】トナー補給部4は、例えば、トナーを収納
するトナーホッパー、所定量のトナーを取り出すマイラ
ーシートを固定したパドルローラ、トナーを現像部5に
徐々に補給するスポンジの補給ローラ、パドルローラに
より取り出されたトナーの塊を平均して補給ローラに補
給する補給プレート、各ローラを回転駆動するモータ、
モータ駆動回路などから構成され、コントローラ12の
制御により、トナーを収納したトナーホッパーから現像
部5に収納された2成分現像剤のキャリアにトナーを間
欠的に補給して所定のトナー濃度に制御する(図2、図
3参照)。
【0020】現像部5は、例えば、トナー補給部4と接
続され、トナーとキャリアからなる2成分現像剤を収納
する収納箱、2成分現像剤を穂立ちして担持する複数の
N極及びS極を交互に磁化したマグネットローラ(現像
ローラ)、トナーとキャリアを摩擦帯電させるブレー
ド、2成分現像剤を現像ローラに搬送するスクリュウ型
の供給ローラ、各ローラを回転駆動するモータ、モータ
駆動回路などで構成され、現像ローラ上に2成分現像剤
を穂立ちして、静電画像が感光された感光体1の表面に
トナー像を現像する(図3参照)。例えば、2成分現像
剤として、キャリアは、50〜60ミクロンの粒径のフ
ェライトで構成され、トナーは、8ミクロンのカーボン
樹脂で構成されている。
【0021】導電性転写部6は、例えば、4塩化アンモ
ニュームなどを含まれるイオン導電性転写ローラで構成
され、感光体1の下部に配置され、感光体1に現像され
たトナー像を転写材(用紙)Pに転写する。イオン導電
性転写ローラ6は、電子導電性転写ローラに比較して、
抵抗ムラが少なく、高抵抗がつくりやすい、湿度変化に
対し抵抗値がほぼリニアに変化するので正確な湿度が測
定できる。これにより、2成分現像剤の透磁率を精度よ
く補正することができる。
【0022】電圧供給部7は、例えば、数kV以下の直
流定電圧(バイアス電圧Vb)を発生する電源、電圧供
給回路で構成され、感光体1に現像されたトナー像の帯
電極性と逆極性の所定のバイアス電圧(転写電圧)を導
電性転写部6に供給する。このバイアス電圧Vbが導電
性転写部6に供給されることにより、感光体1に現像さ
れたトナー像が転写材Pに転写される。さらに、電圧供
給部7は、湿度測定部12dが導電性転写部6の電気抵
抗値を測定する際、導電性転写部6に逆バイアスの微小
定電流It(例えば、2μA)を供給できるように構成
されている。
【0023】クリーニング部8は、例えば、ブレードや
弾性ローラなどで構成され、転写後の感光体1の表面か
ら残留トナーを除去する。除電部9は、例えば、電磁コ
イルなどで構成され、クリーニングされた感光体1に帯
電している電荷を除電する。定着部10は、例えば、ヒ
ートローラ、加圧ローラなどで構成され、転写材Pに転
写されたトナー像を熱定着する。
【0024】透磁率センサ11は、例えば、フェライト
とコイルで構成され、現像部5の下部に配置し、キャリ
アの磁性体から発生するインダクタンスの変化を検出す
ることにより現像部5に収納された2成分現像剤の透磁
率を検出する。
【0025】コントローラ12は、例えば、コンピュー
タのCPU、装置の各部を制御するための制御プログラ
ム及び制御データを記憶したプログラムメモリ、制御結
果や測定した各種データを記憶するバッファメモリ、設
定キーなどで構成される。プログラムメモリは、また、
抵抗湿度変換式記憶部12a、透磁率湿度変化特性記憶
部12bとして機能する記憶領域を備えている。コント
ローラ12のCPUは、各制御プログラムを実行するこ
とにより設定部12c、湿度測定部12d、透磁率補正
部12e、トナー補給制御部12fとして機能する。
【0026】抵抗湿度変換式記憶部12aは、導電性転
写部6の電気抵抗値を湿度に変換するための抵抗湿度変
換式を予め複数記憶している。透磁率湿度変化特性記憶
部12bは、所定のトナー濃度に対する透磁率の湿度変
化特性を予め記憶している。
【0027】設定部12cは、抵抗湿度変換式記憶部1
2dから導電性転写部6の電気抵抗値の湿度変化特性に
応じた抵抗湿度変換式を読み出して設定するよう構成さ
れている。
【0028】湿度測定部12dは、導電性転写部6の電
気抵抗値を測定し、かつその電気抵抗値から湿度を測定
するよう構成されている。また、湿度測定部12dは、
電圧供給部7から導電性転写部6に逆バイアスの微小定
電流を画像形成前に所定時間供給し、導電性転写部6に
かかる逆バイアス電圧Vtを測定することにより導電性
転写部6の電気抵抗値を測定するよう構成されている。
また、湿度測定部12dは、設定部12eより設定され
た抵抗湿度変換式に基づいて導電性転写部6の電気抵抗
値を湿度に変換するよう構成されている。
【0029】透磁率補正部12eは、湿度に応じて変化
する透磁率を湿度測定部12aにより画像形成前に測定
された湿度に基づいて補正するよう構成されている。ト
ナー補給制御部12fは、画像形成中、2成分現像剤の
トナー濃度が常に所定の設定値になるように画像形成前
に補正された透磁率に基づいてトナー補給部4を制御す
るよう構成されている。
【0030】図2は本実施例のトナー補給部の構成を示
す図である。図2に示すように、トナー補給部4は、ト
ナーを収納するトナーホッパー4a、所定量のトナーを
取り出すマイラーシートを固定したパドルローラ4b、
トナーを現像部5に徐々に補給するスポンジの補給ロー
ラ4c、パドルローラ4bにより取り出されたトナーの
塊を平均して補給ローラ4cに補給する補給プレート4
d、各ローラ4b及び4cを回転駆動させるモータ(図
示しない)、モータ駆動回路(図示しない)などから構
成され、トナー補給制御部12fの制御により、トナー
を収納したトナーホッパー4aから現像部5に収納され
た2成分現像剤のキャリアにトナーが間欠的に補給され
所定のトナー濃度に制御される。本実施例では、トナー
補給制御部12fは、7±0.1重量パーセントのトナ
ー濃度に制御している。
【0031】図3は本実施例のトナー補給部を接続した
現像部の構成を示す図である。図3に示すように、現像
部5は、トナー補給部4と接続され、トナーとキャリア
からなる2成分現像剤を収納する収納箱5a、2成分現
像剤を穂立ちして担持する複数のN極及びS極を交互に
磁化した現像ローラ(マグネットローラ)5b、トナー
とキャリアを摩擦帯電させるブレード5c、2成分現像
剤を現像ローラ5bに搬送するスクリュウ型の二つの供
給ローラ5d、5e、各ローラ5b、5d、5eを回転
駆動するモータ(図示しない)、モータ駆動回路(図示
しない)などで構成され、現像ローラ5b上に2成分現
像剤を穂立ちして、静電画像が感光された感光体1の表
面にトナー像を現像する。
【0032】実際には、現像ローラ5bは固定され、外
周面に形成されたアルミスリーブが回転している。ま
た、現像部5の下部には透磁率センサ11が配置されて
いる。なお、トナー補給部4の構成について、図2と同
じ符号を記し、ここでは、説明を省略する。
【0033】図4は本実施例のイオン導電性転写ローラ
の電気抵抗値の湿度変化を示す図である。図4(a)は
イオン導電性転写ローラの抵抗値の湿度変化に対する測
定結果の一例を示す図である。また、図4(b)は図4
(a)の測定結果を一次直線グラフで表した図である。
図4において、例えば、E+08は、10の8乗を示
す。
【0034】図4(b)に示すように、湿度の上昇に比
例してイオン導電性転写ローラ6(導電性転写部)の抵
抗値は低くなる。例えば、抵抗式は、R=−aH+bで
表すことができる。ここで、Rは抵抗変数、Hは湿度変
数、a、bは測定結果から設定される正の定数を示す。
【0035】このイオン導電性転写ローラ6の抵抗値を
測定し、湿度変化とイオン導電性転写ローラの抵抗値の
関係を示す抵抗式に代入することにより、湿度を算出す
ることができるが、実際には、供給電圧部7から微小定
電流Itをイオン導電性転写ローラ6に供給したとき、
イオン導電性転写ローラ6にかかる逆バイアス電圧Vt
を測定し、湿度変化とイオン導電性転写ローラ6の逆バ
イアス電圧Vtの関係を示す湿度式に逆バイアス電圧Vt
を代入することにより湿度を算出することができる。例
えば、逆バイアス電圧式は、Vt=(−aH+b)・It
の一次式で表すことができる。ここで、Vtは逆バイア
ス電圧変数、Hは湿度変数、Itは微小定電流値を示
す。
【0036】図5は本実施例の透磁率センサの出力値の
湿度変化を示す図である。図5(a)は所定トナー濃度
の現像剤に対する透磁センサの出力値の湿度変化の一例
を示す図である。ここでは、トナー濃度は2成分現像剤
の透磁率に比例して求めることができるので、透磁率セ
ンサの出力値=トナー濃度とする。図5(b)は図5
(a)の透磁センサの出力値の湿度変化を一次直線グラ
フで表した図である。図5において、ここでは、w%は
トナー濃度の重量パーセント=透磁率センサの出力値を
示す。
【0037】図5(b)に示すように、湿度Hの上昇に
比例して透磁率センサの出力値は低くなる。出力変化式
は、O=−cH+dの一次式で表すことができる。ここ
で、Oは透磁率センサの出力変数、Hは湿度変数、c、
dは測定結果から設定された正の定数を示す。
【0038】ここでは、7%のトナー濃度に対する出力
変化式は、O=−0.0093H+7.4792で表され
る。算出された湿度を、透磁率センサの出力値の湿度変
化を示す出力変化式に代入することにより、湿度に対す
る透磁率センサの出力変化を算出することができる。こ
の出力変化式を、所定のトナー濃度に対する透磁率セン
サの出力値の補正に用いることがきる。
【0039】図6は本実施例によるトナー濃度の制御手
順を示すフローチャートである。図6において、コント
ローラ12のCPUによってトナー濃度が所定の設定値
(7%)に制御される。 ステップS1:用紙Pが搬送される前にイオン導電性転
写ローラ6を所定時間空回転させる。 ステップS2:電圧供給部7からイオン導電性転写ロー
ラ6に2μA(マイクロアンペア)の定電流を供給す
る。 ステップS3:イオン導電性転写ローラ6にかかる逆バ
イアス電圧Vtを測定し、バッファメモリに記憶する。
【0040】ステップS4:逆バイアス電圧Vtが20
0V(ボルト)未満であるか否かを判定する。 ステップS5:逆バイアス電圧Vtが200V(ボル
ト)未満であれば、例えば、Vt=(−aH+b)・It
の式から変形され、定数が決定された、 H=−0.223Vt+91の式に逆バイアス電圧Vtを
代入することにより湿度を算出する。
【0041】ステップS6:逆バイアス電圧Vtが20
0V(ボルト)以上であれば、例えば、Vt=(−aH
+b)・Itの式から変形され、定数が決定された、H
=−0.0115Vt+47の式に逆バイアス電圧Vtを
代入することにより湿度を算出する。イオン導電性転写
ローラ6に逆バイアスの2μA(マイクロアンペア)の
定電流を供給してイオン導電性転写ローラにかかる逆バ
イアス電圧Vtから湿度を求める場合、実際には、逆バ
イアス電圧Vtが200V(ボルト)未満であるか否か
により、図4(b)に示す一次式定数a,bが異なるの
二つの式を使い分ける。
【0042】ステップS7:7%のトナー濃度における
透磁率センサの湿度に対する出力変化式(O=−0.0
093H+7.4792)を、トナー濃度7%に対する
透磁率センサの出力値の補正係数α=7/(−0.00
93H+7.4792)として用いる。 ステップS8:透磁率センサ11の出力値Tを測定し、
バッファメモリに記憶する。 ステップS9:現像部5のトナー濃度Dは、D=α・T
として表されるので、トナー補給制御部12fは、現像
部5のトナー濃度Dが、トナー濃度を7%になるように
制御する。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、感光体に現像されたト
ナー像を用紙に転写する導電性転写部の電気抵抗値から
湿度を測定し、透磁率センサにより検出され、湿度に応
じて変化する2成分現像剤の透磁率を補正することによ
り、湿度センサを用いない方法で、湿度が変化しても2
成分現像剤のトナー濃度を常に所定の設定値になるよう
にトナーを補給することができる。これにより、湿度が
変化しても常に印字品質の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である画像形成装置の構成を
示す図である。
【図2】本実施例のトナー補給部の構成を示す図であ
る。
【図3】本実施例のトナー補給部を接続した現像部の構
成を示す図である。
【図4】本実施例のイオン導電性転写ローラの電気抵抗
値の湿度変化を示す図である。
【図5】本実施例の透磁率センサの出力値の湿度変化を
示す図である。
【図6】本実施例によるトナー濃度の制御手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電部 3 露光部 4 トナー補給部 5 現像部 6 導電性転写部 7 電圧供給部 8 クリーニング部 9 除電部 10 定着部 11 透磁率センサ 12 コントローラ 12a 抵抗湿度変換式記憶部 12b 透磁率湿度変化特性記憶部 12c 設定部 12d 湿度測定部 12e 透磁率補正部 12f トナー補給制御部 P 転写材(用紙)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 洋 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA01 DA14 DD07 DE04 DE07 EA06 EC06 ED10 ED24 EE08 EF06 EF09 2H032 AA05 BA05 CA02 CA12 CA13 CA14 2H077 AA15 AA20 AB02 AB03 AB13 AB14 AB18 AB23 AC02 AC03 AD02 AD06 AE03 AE06 BA02 BA03 DA10 DA18 DA42 DA52 DB02 DB14 EA01 GA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電画像を感光する感光体と、2成分現
    像剤を収納し、静電画像が感光された感光体の表面にト
    ナー像を現像する現像部と、現像部にトナーを補給する
    トナー補給部と、感光体の表面に現像されたトナー像を
    転写材に転写する導電性転写部と、トナー像の帯電極性
    と逆極性の所定のバイアス電圧を導電性転写部に供給す
    る電圧供給部と、現像部に収納された2成分現像剤の透
    磁率を検出する透磁率センサと、導電性転写部の電気抵
    抗値を測定し、かつその電気抵抗値から湿度を測定する
    湿度測定部と、湿度に応じて変化する透磁率を測定され
    た湿度に基づいて補正する透磁率補正部と、2成分現像
    剤のトナー濃度が常に所定の設定値になるように補正さ
    れた透磁率に基づいてトナー補給部を制御するトナー補
    給制御部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記導電性転写部が、イオン導電性転写
    ローラで構成されたことを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記湿度測定部は、前記導電性転写部に
    逆バイアスの微小定電流を画像形成前に所定時間供給
    し、導電性転写部にかかる逆バイアス電圧を測定するこ
    とにより導電性転写部の電気抵抗値を測定することを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記導電性転写部の電気抵抗値を湿度に
    変換する抵抗湿度変換式を予め複数記憶した抵抗湿度変
    換式記憶部と、抵抗湿度変換式記憶部から導電性転写部
    の電気抵抗値の湿度変化特性に応じた抵抗湿度変換式を
    設定する設定部とをさらに備え、前記湿度測定部は、設
    定された抵抗湿度変換式に基づいて導電性転写部の電気
    抵抗値を湿度に変換することを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 所定のトナー濃度に対する透磁率の湿度
    変化特性を予め記憶した透磁率湿度変化特性記憶部をさ
    らに備え、前記湿度測定部は、透磁率湿度変化特性記憶
    部を参照し、前記湿度測定部により測定された湿度に基
    づいて透磁率センサにより検出された2成分現像剤の透
    磁率を補正することを特徴とする請求項4記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記透磁率補正部は、前記湿度測定部に
    より画像形成前に測定された湿度に基づいて透磁率を補
    正し、トナー補給制御部は、画像形成中、画像形成前に
    補正された透磁率に基づいて2成分現像剤のトナー濃度
    が常に所定の設定値になるようにトナー補給部を制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一つに記載の画
    像形成装置を用いて画像を形成する画像形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20110008065A1 (en) * 2009-07-07 2011-01-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-Forming Device
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