JP2002139762A - ぶれレベル表示機能付きカメラ - Google Patents

ぶれレベル表示機能付きカメラ

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JP2002139762A
JP2002139762A JP2000336166A JP2000336166A JP2002139762A JP 2002139762 A JP2002139762 A JP 2002139762A JP 2000336166 A JP2000336166 A JP 2000336166A JP 2000336166 A JP2000336166 A JP 2000336166A JP 2002139762 A JP2002139762 A JP 2002139762A
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JP2000336166A
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English (en)
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Tatsuya Sato
佐藤  達也
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置が大型化、コストアップしてしまうことな
く、ぶれの確認が容易で撮影者が使いやすいぶれレベル
表示機能付きカメラを提供することである。 【解決手段】撮影装置に加わるぶれ状態がぶれ検出部1
で検出され、その検出結果に応じて、像ぶれ量演算部2
で撮影画像のぶれ量が演算される。そして、ぶれレベル
告知制御部3では、上記像ぶれ量演算部2の演算結果に
応じて発生している像ぶれ情報の告知制御が行われる。
また、撮像装置4によって像が撮像され、上記撮像装置
4で撮像された画像を表示するための信号処理が画像信
号処理部5で行われる。更に、上記ぶれレベル告知制御
部3で決定された告知ぶれレベル情報と、上記画像信号
処理部5の出力とが外部表示装置6にて表示される。そ
して、外部表示装置6上に於いて、ぶれレベル告知制御
部3で決定された情報が、画像信号処理部5の出力の上
に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カメラに加わる
手ぶれ状態を検出し、その状態レベルを告知(表示)す
る機能を有するぶれレベル表示機能付き撮影装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ぶれ検出センサでカメラのぶれ状
態を検出した結果、撮影焦点距離情報、露光時間情報に
基いて現在の像ぶれ量を算出し、算出結果を複数の所定
値と比較して発生像ぶれ量ルベルを決定し、そのレベル
をファインダ内の表示手段を用いて告知(表示)を行う
ようにしたカメラが、種々開発されている。
【0003】このように、従来は、ファインダ内にLE
D/LCD等の表示部材を設けて、像ぶれ量の固定的な
段階表示を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うにファインダ内に像ぶれ量の段階表示を行うために
は、ファインダ光学系に表示用の部品を設ける必要があ
り、そのために撮影装置が大型化、コストアップしてし
まう。
【0005】また、撮影装置の製造時に、表示する部材
の位置、個数(セグメント数)等が決まってしまうた
め、表示形態に対する自由度がない。そのため、表示形
態をユーザが選択することができないものであった。
【0006】一方で、デジタルスチルカメラでは、光学
ファインダが存在せず、液晶表示部だけを有した製品も
ある。このような光学ファインダを持たないカメラで
は、新たにぶれレベル表示のための部材を設けるスペー
スが無駄となる。更に、液晶表示部による像の確認にな
るため、表示部材の応答性から、ぶれを確認し難いとい
うことがある。
【0007】更に、上述したような光学ファインダを持
たないデジタルスチルカメラでは、撮影者が撮影装置本
体を体から離して使用する場合が多く、ホールディング
が不安定になりやすい。加えて、最近のデジタルスチル
カメラでは、電子ズーム機能を備えるものが多く、ぶれ
に対する対応の必要性が高くなってきている。
【0008】したがって、この発明の目的は、装置が大
型化、コストアップしてしまうことなく、ぶれの確認が
容易で撮影者が使いやすいぶれレベル表示機能付きカメ
ラを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、撮
影装置に加わるぶれ状態を検出するぶれ検出部と、上記
ぶれ検出部の検出結果に応じ撮影画像のぶれ量を演算す
る像ぶれ量演算部と、上記像ぶれ量演算部の演算結果に
応じて発生している像ぶれ情報の告知制御を行うぶれレ
ベル告知制御部と、撮影装置で像を撮像するための撮像
装置(CCD)と、上記撮像装置で撮像した画像を表示
するための信号処理を行う画像信号処理部と、上記ぶれ
レベル告知制御部で決定された告知ぶれレベル情報と、
上記画像信号処理部の出力とを表示する外部表示装置と
を具備し、上記外部表示装置上に於いて、上記ぶれレベ
ル告知制御部で決定された情報は、上記画像信号処理部
の出力の上に表示されることを特徴とする。
【0010】この発明のぶれレベル表示機能付きカメラ
にあっては、撮影装置に加わるぶれ状態がぶれ検出部で
検出され、上記ぶれ検出部の検出結果に応じて、像ぶれ
量演算部で撮影画像のぶれ量が演算される。そして、レ
ベル告知制御部では、上記像ぶれ量演算部の演算結果に
応じて発生している像ぶれ情報の告知制御が行われる。
また、撮像装置(CCD)により、撮影装置で像が撮像
され、上記撮像装置で撮像された画像を表示するための
信号処理が画像信号処理部で行われる。更に、上記ぶれ
レベル告知制御部で決定された告知ぶれレベル情報と、
上記画像信号処理部の出力とが外部表示装置にて表示さ
れる。そして、上記外部表示装置上に於いて、上記ぶれ
レベル告知制御部で決定された情報が、上記画像信号処
理部の出力の上に表示される。
【0011】この発明は、検出したぶれ状態を基に発生
像ぶれ量を演算してレベル化し、その時のぶれレベル告
知(表示)を行う撮影装置に於いて、撮影画像の上に重
なる形でぶれレベル表示を行っており、また、ぶれレベ
ル表示ルベル、ステップ数、表示位置、表示色のユーザ
設定が可能となっている。これにより、ぶれレベル表示
のための部品点数を増加させずに、且つユーザの使い勝
手のよいぶれレベル表示動作が可能となる。このぶれレ
ベル表示を目安にして、ぶれに対する注意、喚起を行う
ことで、ホールディングが安定し、更に第2レリーズス
イッチオン以降の露光タイミング制御によって、より、
ぶれによる影響の少ない画像撮影が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。
【0013】図1は、この発明の一実施の形態によるカ
メラの基本的な構成を示すブロック図である。
【0014】図1に於いて、このカメラは、カメラのぶ
れを検出するぶれ検出部1と、このぶれ検出部1の出力
に基き、撮影画面上に於ける像ぶれ量を演算する像ぶれ
量演算部2と、この像ぶれ量演算部2の演算結果に応じ
て発生している像ぶれ情報の告知制御を行うぶれレベル
告知制御部3と、撮影装置で像を撮像するための撮像装
置(CCD)4と、このCCD4で撮像した画像を表示
するための信号処理を行う画像信号処理部5と、上記ぶ
れレベル告知制御部3で決定された告知ぶれレベル情報
と、上記画像信号処理部5の出力とを表示する外部表示
装置6とから構成されている。
【0015】このような構成に於いて、カメラのブレが
ぶれ検出部1で検出されると、像ぶれ量演算部2にてそ
の時のぶれ状態、焦点距離、露光時間情報に基いて像ブ
レ量が演算される。そして、ぶれレベル告知制御部に
て、上記像ぶれ量演算部2の演算結果に応じて発生して
いる像ぶれ情報の告知制御が行われる。また、CCD4
により、撮影装置で像が撮像され、上記CCD4で撮像
された画像を表示するための信号処理が、画像信号処理
部5で行われる。
【0016】そして、外部表示装置6に於いて、上記ぶ
れレベル告知制御部3で決定された告知ぶれレベル情報
と、上記画像信号処理部5の出力とが表示される。ここ
で、外部表示装置6上に於いて、上記ぶれレベル告知制
御部3で決定された情報が、上記画像信号処理部5の出
力の上に重畳されて表示される。
【0017】図2は、本実施の形態に於けるカメラの具
体的な構成を示すブロック図である。
【0018】図2に於いて、撮影準備指示部(1R)1
1はカメラのファーストレリーズスイッチに対応し、撮
影準備指示部(2R)12はカメラのセカンドレリーズ
スイッチに対応するものである。これら撮影準備指示部
(1R)11及び(2R)12からの信号は、撮像制御
部13を介してCCD4へ供給される。
【0019】ぶれ検出部1は、画面の縦方向に対応して
カメラのX軸方向のぶれを検出するぶれ検出センサ15
と、画面の横方向に対応してカメラのY軸方向のぶれを
検出するためのぶれ検出センサ16とを有して構成され
る。上記ぶれ検出センサ15及び16は、公知の角速度
センサ(振動ジャイロ)が使用されるもので、撮影画面
の横軸(X)、縦軸(Y)に対応して、2個使用され
る。
【0020】上記ぶれ検出センサ15及び16の出力
は、像ぶれ量演算部2内の像ぶれ量演算部(X)17及
び像ぶれ量演算部(Y)18に供給される。該像ぶれ量
演算部(X)17及び像ぶれ量演算部(Y)18には、
上記ぶれ検出センサ15及び16からの信号と、焦点距
離情報検出部19及び露光時間情報検出部20からの出
力が供給される。尚、焦点距離情報検出部19は、撮影
レンズ10の位置情報を基に焦点距離を検出するもので
ある。
【0021】上記像ぶれ量演算部(X)17及び像ぶれ
量演算部(Y)18で演算された像ぶれ量は、像ぶれ量
合成部21で合成された後、ぶれレベル告知制御部3へ
出力される。
【0022】この像ぶれレベル告知制御部3は、像ぶれ
レベル決定部23と、ぶれレベル表示位置決定部24
と、ぶれレベル表示色決定部25とを有して成る。上記
像ぶれレベル決定部23は、上記像ぶれ量合成部の出力
に対して、ぶれ表示レベル数設定部26で設定されたぶ
れ表示のステップ数が決定される。また、ぶれレベル表
示位置決定部24では、上記像ぶれレベル決定部23の
出力に対して、ぶれレベル表示位置設定部27で設定さ
れた表示位置が決定される。更に、上記ぶれレベル表示
色決定部25では、上記ぶれレベル表示位置決定部の出
力に対して、ぶれレベル表示色設定部28で設定された
表示色と後述する画像色判断部33からの出力に基い
て、ぶれレベル表示色が決定される。
【0023】そして、ぶれレベル表示色決定部25の出
力が、画像信号処理装置5及び後述する画像信号記憶部
34と共に、表示画像合成部30を介して外部表示装置
6へ供給される。
【0024】上記CCD4には、撮影レンズ10を介し
て取り込まれた画像情報と、撮像制御部13の出力とが
供給される。そして、このCCD4からは、画像信号処
理装置5と、露光時間演算部31、所定領域画像情報抽
出部32に出力が供給される。
【0025】露光時間演算部31では、上記CCD4で
撮像された輝度に基いて露光時間が演算される。そし
て、この露光時間演算部31で求められた露光時間が、
露光時間情報検出部20に出力される。
【0026】上記所定領域画像情報抽出部32では、C
CD4で取り込まれた画像と、ぶれレベル表示位置設定
部27で設定されたぶれレベルの表示位置とから、上記
取り込まれた画像の所定領域の画像情報が抽出される。
そして、この抽出された部分の画像の平均的な表示色が
画像色判断部33で判断され、その結果がぶれレベル表
示色決定部25に出力される。
【0027】上記画像信号記憶部34は、上記画像信号
処理装置5で処理された画像信号情報を一時的に記憶す
るものである。例えば、セカンドレリーズスイッチが押
されるまでの画像が記憶される。また、メモリ部材35
は、カメラ本体に着脱可能な外部メモリで構成される。
【0028】更に、上記表示画像合成部30は、画像信
号処理装置5、画像信号記憶部34及びぶれレベル表示
色決定部25からの出力に基いて、外部表示装置6に表
示すべく画像を合成するためのものである。
【0029】図3は、本実施の形態に於けるカメラの背
面方向から見た外観斜視図である。
【0030】図3に於いて、カメラ本体40の前面部に
は、撮影レンズ10が設けられている。そして、カメラ
本体40の上面部には、ファーストレリーズスイッチ及
びセカンドレリーズスイッチに対応したレリーズ釦41
と、操作釦42等が設けられている。
【0031】また、図3に於いてカメラ本体40の背面
部の右側部には、撮影者が該カメラ本体40を把持する
ためのグリップ部43が設けられている。そして、この
グリップ部43の近傍には、ズーム釦44と、操作釦4
5及び46が設けられている。カメラ本体40の背面部
には、また、上述した撮像した画像及びぶれ表示を行う
ための外部表示装置6、及びスピーカ47が設けられて
いる。
【0032】尚、同図に於いて、外部表示装置6内のぶ
れ表示は、黒色が点灯、白色が消灯を表しているものと
する。このぶれ表示は、複数の表示エレメント52を点
灯或いは消灯させることにより行われる。
【0033】更に、カメラ本体40の側面部、この場合
左側部には、カメラ本体40の外部、例えば図示されな
いパーソナルコンピュータ等に接続するための外部端子
48や、上述したメモリ部材35を装着するためのメモ
リ部材挿入部49が形成されている。
【0034】図4は、本実施の形態に於けるカメラの外
部表示装置6の表示例を示した図である。尚、図4
(a)〜(c)はカメラ本体40を図3に示されるよう
な横位置に構えた場合の外部表示装置6の表示例であ
り、図4(d)及び(e)はカメラ本体40を縦位置に
構えた場合の外部表示装置6の表示例を示した図であ
る。
【0035】図4(a)は、外部表示装置6の画面内
で、画面の下方に横方向にぶれ表示を行っている状態を
示している。この場合、上記画面51内にぶれレベル表
示を行う表示エレメント52aは、7個で構成されてい
る。
【0036】また、図4(b)は、外部表示装置6の画
面内で、画面の下方に横方向にぶれ表示を行っている他
の状態を示している。この場合、上記画面51内にぶれ
レベル表示を表示エレメント52bは、3個で構成され
ている。
【0037】更に、図4(c)は、外部表示装置6の画
面内で、画面左側の縦方向にぶれ表示を行っている状態
を示している。この場合、上記画面51内にぶれレベル
表示を行う表示エレメント52cは、5個で構成されて
いる。
【0038】図4(d)は、カメラ本体40を縦位置に
構えた場合の外部表示装置6の画面内で、画面の下方に
横方向にぶれ表示を行っている状態を示している。この
場合、上記画面51内にぶれレベル表示を行う表示エレ
メント52dは、3個で構成されている。
【0039】更に、図4(e)は、カメラ本体40を縦
位置に構えた場合の外部表示装置6の画面内で、画面左
側の縦方向にぶれ表示を行っている状態を示している。
この場合、上記画面51内にぶれレベル表示を行う表示
エレメント52eは、7個で構成されている。
【0040】図5は、画面内の被写体像と上記ぶれレベ
ル表示が重なる例を説明する図である。
【0041】図5(a)に於いて、画面51内には背景
の木53と主要被写体54とが表示されている。この画
面51に、表示エレメント52によるぶれレベル表示が
行われると、図5(b)に示されるようになる。すなわ
ち、この場合、ぶれレベル表示を表す5個の表示エレメ
ント52が、木53及び主要被写体54と重なって表示
されるようになっている。
【0042】そして、上述した表示エレメントの点灯し
ている数により、カメラのぶれレベルが認識できるよう
になっている。つまり、設けられている表示エレメント
全体の個数のうち何個が点灯しているかにより、ぶれの
程度の大小がわかるようになっている。
【0043】次に、図6乃至図10のフローチャートを
参照して、本実施の形態に於けるカメラの動作について
説明する。
【0044】図6乃至図8は、本実施の形態に於けるカ
メラの主要動作を説明するフローチャートである。
【0045】先ず、ステップS1にて、カメラ全体の初
期化が行われる。ここでは、ぶれの軽減モードであるか
を判断するフラグF_MODEが“1”、すなわちぶれ
表示モードがオフに設定される。このとき、外部表示装
置6に表示されるぶれレベル表示に関する変数が設定さ
れる。例えば、表示される表示エレメントの個数B_D
ISPSTEP、表示エレメントの表示位置B_DIS
PPOSI、そして表示エレメントの表示色B_DIS
PCOLOの変数が、初期値に設定される。
【0046】次いで、ステップS2にて、ぶれ軽減モー
ドの設定の有無が判断される。ここで、ぶれ軽減モード
設定有りの場合はステップS3へ移行し、設定無しの場
合はステップS5へ移行する。
【0047】ステップS3では、上記フラグF_MOD
Eが“0”に設定される。そして、続くステップS4に
て、モード告知オンとするべく、ぶれ検出系であるぶれ
検出部1、像ぶれ量演算部2等が起動される。
【0048】一方、ステップS5では、上記フラグF_
MODEが“1”に設定される。そして、続くステップ
S6にて、モード告知オフとするべく、ぶれ検出系であ
るぶれ検出部1、像ぶれ量演算部2等が停止される。
【0049】次に、ステップS7に於いて、ぶれ軽減モ
ードのフラグF_MODEが判断される。ここで、F_
MODE=1、すなわち、ぶれ軽減モードでない場合は
ステップS14へ移行する。これに対し、F_MODE
=0、すなわちぶれ軽減モードである場合は、続くステ
ップS8に於いて、告知モードの設定の有無が判断され
る。そして、告知モード設定が無ければステップS14
へ移行し、設定が有ればステップS9へ移行する。
【0050】ステップS9〜S13では、外部表示装置
6に表示される、表示エレメントによるぶれレベル表示
の各種設定が行われる。
【0051】すなわち、ステップS9にて、表示ステッ
プ数が変更される場合は、ステップS10に移行して表
示ステップ情報(B_DISPSTEP)の変数が設定
される。また、上記ステップS9にて表示ステップ数の
変更が無い場合は、ステップS11に移行して表示位置
の変更の有無が判断される。表示位置が変更される場合
は、ステップS12に移行して表示位置情報(B_DI
SPPOSI)の変数が変更される。一方、表示位置が
変更されない場合は、ステップS13に移行して表示色
情報(B_DISPCOLO)の変数が変更される。
【0052】次に、ステップS14では、ぶれのレベル
表示をするために、露光時間情報が記憶される。同様
に、ステップS15では、焦点距離情報が記憶される。
そして、ステップS16にて、CCD4による撮像が行
われ、続くステップS17にて外部表示装置6にその取
り込まれた画像が表示される。
【0053】ここで、ステップS18に於いて、ファー
ストレリーズ(1R)スイッチがオンされたか否かが判
断される。ファーストレリーズスイッチがオンされてい
なければ、上記ステップS2へ移行して、上述したステ
ップS2〜S17の動作が繰り返される。一方、ファー
ストレリーズスイッチがオンされていれば、ステップS
19へ移行する。
【0054】ステップS19では、AE、露光時間の演
算が行われる。更に、ステップS20ではAFの処理が
なされる。そして、ステップS21に於いて、再度、ぶ
れ軽減モードのフラグF_MODEが判断される。ここ
で、F_MODE=1、すなわち、ぶれ軽減モードでな
い場合はステップS28へ移行する。これに対し、F_
MODE=0、すなわちぶれ軽減モードである場合は、
ステップS22に移行する。
【0055】ステップS22では、図示されない表示更
新周期タイマが開始される。ここで、ぶれレベル表示は
リアルタイムで行われるが、表示の変化が早すぎると表
示のちらつきが気になるため、所定時間、例えば100
msec毎に更新が行われる。この所定時間が、表示更
新周期とされる。
【0056】次いで、ステップS24では、サンプリン
グタイマが開始される。このサンプリングタイマは、ぶ
れの検出時に一定時間毎に検出を行うために必要なもの
である。更に、ステップS24にてぶれ検出が行われ、
続くステップS25にて信号処理が行われる。そして、
ステップS26に於いて、上記ステップS22で開始さ
れた表示更新周期タイマが所定の表示更新周期を経過し
たか否かが判断される。ここで、経過していればステッ
プS27へ移行し、経過していなければステップS28
へ移行する。
【0057】ステップS27では、サブルーチン「レベ
ル告知処理」が実行される。
【0058】図9及び図10は、このサブルーチン「レ
ベル告知処理」の動作を説明するフローチャートであ
る。
【0059】「レベル告知処理」のサブルーチンに入る
と、先ずステップS61にて焦点距離情報が読出され、
更にステップS62にて露光時間情報が読出される。そ
して、ステップS63では、像ぶれ量演算部17及び1
8に於いて、X軸方向及びY軸方向について、下記式の
ようにして、センサの角速度に相当する出力(ぶれ速
度)情報(ωY 、ωX )、焦点距離情報(f)、露光時
間情報(SS)より像ぶれ量(X、Y)が演算される。 X=ωY ・f・SS Y=ωX ・f・SS また、こうして求められた像ぶれ量より、下記式の如く
ベクトル演算が行われる。 ΔXY=(X2 、+Y2 1/2 次に、ステップS64及びS65に於いて、ファースト
レリーズスイッチがオンされる前に設定された表示ステ
ップ数の変数が検出される。この表示ステップ数は、外
部表示装置6にぶれ表示として表示可能な表示エレメン
ト52の個数であり、ぶれレベル数設定部26によって
設定される。
【0060】そして、表示ステップ情報(B_DISP
STEP)の変数が“3”である場合は、例えば図4
(b)や(d)に示されるように、3個の表示エレメン
トによりぶれ表示が行われる。同様に、表示ステップ情
報(B_DISPSTEP)の変数が“5”である場合
は5個の表示エレメントによりぶれ表示が行われ、同変
数が“7”である場合は7個の表示エレメントによりぶ
れ表示が行われる。
【0061】したがって、上記ステップS64及びS6
5に於いて、表示ステップ情報(B_DISPSTE
P)の変数が“3”である場合はステップS66へ、同
変数が“5”である場合はステップS71へ、そして同
変数が“7”である場合はステップS80へ、それぞれ
移行する。
【0062】上記表示ステップ情報(B_DISPST
EP)の変数が“3”である場合、ステップS66に
て、上述した演算によりベクトルで表される像ぶれ量Δ
XYと上記変数が3の場合の所定のスレッショルドレベ
ルとが比較される。すなわち、スレッショルドレベルが
50以下であれば、ステップS67に移行して、ぶれ表
示用の表示エレメントの表示パターン情報(B_DIS
PPAT)の変数が“01”に設定される。これは、ぶ
れ表示用の3個の表示エレメントのうち1個が点灯され
ることを表している。
【0063】また、上記ステップS66にて、スレッシ
ョルドレベルが50を越える場合は、ステップS68に
於いて上記スレッショルドレベルが100以下であるか
否かが判断される。ここで、上記スレッショルドレベル
が100以下であれば、ステップS69に移行して、B
_DISPPAT=02、すなわち、ぶれ表示用の3個
の表示エレメントのうち2個が点灯される。更に、上記
スレッショルドレベルが100を越えれば、ステップS
70にて、B_DISPPAT=03、すなわち、ぶれ
表示用の3個全てが点灯される。
【0064】つまり、上記ステップS66及びS68に
於ける像ぶれ量とスレッショルドレベルとの比較結果に
応じて、3個で構成されるぶれ表示用の表示エレメント
52の点灯個数が1個の場合はぶれが小、表示エレメン
ト52の点灯個数が2個の場合はぶれが中、そして表示
エレメント52が全て点灯の場合はぶれが大、であるこ
とを表している。
【0065】上記表示ステップ情報(B_DISPST
EP)の変数が“5”である場合、上記像ぶれ量ΔXY
と上記変数が“5”の場合の所定のスレッショルドレベ
ルとが比較される。すなわち、先ずステップS71に於
いて、スレッショルドレベルが25以下であるか否かが
判断される。そして、上記スレッショルドレベルが25
以下であれば、ステップS72に移行して、ぶれ表示用
の表示エレメントの表示パターン情報(B_DISPP
AT)の変数が“11”に設定される。これは、ぶれ表
示用の5個の表示エレメントのうち1個が点灯されるこ
とを表している。
【0066】また、上記ステップS71にて、スレッシ
ョルドレベルが25を越える場合は、ステップS73に
移行して、スレッショルドレベルが50以下であるか否
かが判断される。ここで、上記スレッショルドレベルが
50以下であれば、ステップS74に移行して、上記表
示パターン情報(B_DISPPAT)の変数が“1
2”に設定される。これは、ぶれ表示用の5個の表示エ
レメントのうち2個が点灯されることを表している。
【0067】同様に、上記ステップS73にて、スレッ
ショルドレベルが50を越える場合は、ステップS75
に移行して、スレッショルドレベルが75以下であるか
否かが判断される。そして、上記スレッショルドレベル
が75以下であれば、ステップS76に移行して、上記
表示パターン情報(B_DISPPAT)の変数が“1
3”に設定される。これは、ぶれ表示用の5個の表示エ
レメントのうち3個が点灯されることを表している。
【0068】また、上記ステップS75にて、スレッシ
ョルドレベルが75を越える場合は、ステップS77に
移行して、スレッショルドレベルが100以下であるか
否かが判断される。そして、上記スレッショルドレベル
が100以下であれば、ステップS78に移行して、上
記表示パターン情報(B_DISPPAT)の変数が
“14”に設定される。これは、ぶれ表示用の5個の表
示エレメントのうち4個が点灯されることを表してい
る。
【0069】一方、上記ステップS77にて、スレッシ
ョルドレベルが100を越えれば、ステップS79に
て、上記表示パターン情報(B_DISPPAT)の変
数が“15”に設定される。これは、ぶれ表示用の5個
全ての表示エレメントが点灯されることを表している。
【0070】つまり、上記ステップS71〜S79に於
いて、5個で構成されるぶれ表示用の表示エレメント5
2の点灯個数に応じて、5段階のぶれ表示が行われるよ
うになっている。
【0071】更に、上記表示ステップ情報(B_DIS
PSTEP)の変数が“7”である場合、上記像ぶれ量
ΔXYと上記変数が“7”の場合の所定のスレッショル
ドレベルとが比較される。すなわち、先ずステップS8
0に於いて、スレッショルドレベルが25以下であるか
否かが判断される。そして、上記スレッショルドレベル
が25以下であれば、ステップS81に移行して、ぶれ
表示用の表示エレメントの表示パターン情報(B_DI
SPPAT)の変数が“21”に設定される。これは、
ぶれ表示用の7個の表示エレメントのうち1個が点灯さ
れることを表している。
【0072】また、上記ステップS80にて、スレッシ
ョルドレベルが25を越える場合は、ステップS82に
移行して、スレッショルドレベルが50以下であるか否
かが判断される。ここで、上記スレッショルドレベルが
50以下であれば、ステップS83に移行して、上記表
示パターン情報(B_DISPPAT)の変数が“2
2”に設定される。これは、ぶれ表示用の7個の表示エ
レメントのうち2個が点灯されることを表している。
【0073】同様に、上記ステップS82にて、スレッ
ショルドレベルが50を越える場合は、ステップS84
に移行して、スレッショルドレベルが75以下であるか
否かが判断される。そして、上記スレッショルドレベル
が75以下であれば、ステップS85に移行して、上記
表示パターン情報(B_DISPPAT)の変数が“2
3”に設定される。これは、ぶれ表示用の7個の表示エ
レメントのうち3個が点灯されることを表している。
【0074】また、上記ステップS84にて、スレッシ
ョルドレベルが75を越える場合は、ステップS86に
移行して、スレッショルドレベルが100以下であるか
否かが判断される。そして、上記スレッショルドレベル
が100以下であれば、ステップS87に移行して、上
記表示パターン情報(B_DISPPAT)の変数が
“24”に設定される。これは、ぶれ表示用の7個の表
示エレメントのうち4個が点灯されることを表してい
る。
【0075】更に、上記ステップS86にて、スレッシ
ョルドレベルが100を越える場合は、ステップS88
に移行して、スレッショルドレベルが150以下である
か否かが判断される。そして、上記スレッショルドレベ
ルが150以下であれば、ステップS89に移行して、
上記表示パターン情報(B_DISPPAT)の変数が
“25”に設定される。これは、ぶれ表示用の7個の表
示エレメントのうち5個が点灯されることを表してい
る。
【0076】また、上記ステップS88にて、スレッシ
ョルドレベルが150を越える場合は、ステップS90
に移行して、スレッショルドレベルが200以下である
か否かが判断される。そして、上記スレッショルドレベ
ルが200以下であれば、ステップS91に移行して、
上記表示パターン情報(B_DISPPAT)の変数が
“26”に設定される。これは、ぶれ表示用の7個の表
示エレメントのうち6個が点灯されることを表してい
る。
【0077】一方、上記ステップS90にて、スレッシ
ョルドレベルが200を越えれば、ステップS92に移
行して、上記表示パターン情報(B_DISPPAT)
の変数が“27”に設定される。これは、ぶれ表示用の
7個全ての表示エレメントが点灯されることを表してい
る。
【0078】つまり、上記ステップS80〜S92に於
いて、7個で構成されるぶれ表示用の表示エレメント5
2の点灯個数に応じて、7段階のぶれ表示が行われるよ
うになっている。
【0079】このようにして、上記表示パターン情報
(B_DISPPAT)の変数が像ぶれレベル決定部2
3で決定されたならば、次に、ファーストレリーズスイ
ッチがオンされる前に設定された、外部表示装置6に於
けるぶれ表示の表示位置が設定される。この表示位置
は、ぶれレベル表示位置設定部27によって設定され
る。
【0080】すなわち、先ず、ステップS93に於い
て、表示位置情報(B_DISPPOSI)の変数が
“1”であるか否かが判断される。ここで、上記表示位
置情報(B_DISPPOSI)の変数が“1”であれ
ば、ステップS94に移行して、外部表示装置6に表示
される画面に於いて、例えば図4(a)に示されるよう
に、ぶれレベル表示が下方に配置される。
【0081】上記ステップS93に於いて、上記表示位
置情報(B_DISPPOSI)の変数が“1”でな
い、すなわちぶれ表示が画面の下方でない場合は、ステ
ップS95に移行して、表示位置情報(B_DISPP
OSI)の変数が“2”であるか否かが判断される。こ
こで、上記表示位置情報(B_DISPPOSI)の変
数が“2”であれば、ステップS96に移行し、上記画
面に於いて、ぶれレベル表示が上方に配置される。
【0082】また、上記ステップS95に於いて、上記
表示位置情報(B_DISPPOSI)の変数が“2”
でない、すなわちぶれ表示が画面の上方でない場合は、
ステップS97に移行して、表示位置情報(B_DIS
PPOSI)の変数が“3”であるか否かが判断され
る。ここで、上記表示位置情報(B_DISPPOS
I)の変数が“3”であれば、ステップS98に移行
し、例えば図4(c)に示されるように、上記画面に於
いて、ぶれレベル表示が左方に配置される。
【0083】一方、上記ステップS97に於いて、上記
表示位置情報(B_DISPPOSI)の変数が“3”
でない、すなわちぶれ表示が画面の左方でない場合は、
ステップS99に移行して、表示位置情報(B_DIS
PPOSI)の変数が“4”、すなわち、上記画面に於
いて、ぶれレベル表示が右方に配置される。
【0084】このようにして、ぶれレベル表示の位置が
ぶれレベル表示位置決定部24によって決定されると、
次にぶれレベルの表示色が設定される。これは、ぶれレ
ベル表示色設定部28にて、表示色情報(B_DISP
COLO)の変数が変更されることで設定される。
【0085】すなわち、ステップS100に於いて、表
示色情報(B_DISPCOLO)の変数が“1”であ
るか否かが判断される。ここで、上記表示色情報(B_
DISPCOLO)の変数が“1”であれば、ステップ
S101に移行して、ぶれレベル表示の表示色が赤色に
決定される。
【0086】上記ステップS100に於いて、上記表示
色情報(B_DISPCOLO)の変数が“1”でな
い、すなわちぶれレベル表示の表示色が赤色でない場合
は、ステップS102に移行して、表示色情報(B_D
ISPCOLO)の変数が“2”であるか否かが判断さ
れる。ここで、上記表示色情報(B_DISPCOL
O)の変数が“2”であれば、ステップS103に移行
して、ぶれレベル表示の表示色が緑色に決定される。
【0087】また、上記ステップS102に於いて、上
記表示色情報(B_DISPCOLO)の変数が“2”
でない、すなわちぶれレベル表示の表示色が緑色でない
場合は、ステップS104に移行して、表示色情報(B
_DISPCOLO)の変数が“3”であるか否かが判
断される。ここで、上記表示色情報(B_DISPCO
LO)の変数が“3”であれば、ステップS105に移
行して、ぶれレベル表示の表示色が青色に決定される。
【0088】更に、上記ステップS104に於いて、上
記表示色情報(B_DISPCOLO)の変数が“3”
でない、すなわちぶれレベル表示の表示色が青色でない
場合は、ステップS106に移行して、表示色が自動的
に決定される。
【0089】すなわち、ステップS106では、上述し
た表示位置情報(B_DISPPOSI)に基いて、外
部表示装置6の画面に於けるレベル表示位置部分の背景
の平均的な画像の色情報が取得される。次いで、ステッ
プS107にて、取得された画像情報からぶれレベル表
示の色情報が判断される。
【0090】そして、ステップS108にて、ぶれレベ
ル表示用に背景画像の補色が選択される。次いで、ステ
ップS109にて、ぶれレベルの表示色が決定される。
【0091】このようにして、ぶれレベル表示色決定部
25により表示色が決定されると、ステップS110に
移行して、ぶれレベル表示の告知が外部表示装置6で行
われる。
【0092】その後、本ルーチンを抜けると、図7のフ
ローチャートに於けるステップS28へ移行する。
【0093】ステップS28ではCCD4による撮像が
行われ、続くステップS29にて撮像された画像が外部
表示装置6に表示される。そして、ステップS30に於
いて、セカンドレリーズスイッチの状態が判断される。
【0094】ここで、セカンドレリーズスイッチがオン
されていればステップS36へ移行する。これに対し、
セカンドレリーズスイッチがオンされていなければ、ス
テップS31へ移行してファーストレリーズスイッチの
状態が判断される。
【0095】このステップS31にて、ファーストレリ
ーズスイッチがオフで有れば、ステップS32に移行し
て、ぶれ軽減モードを表すフラグF_MODEの状態が
判断される。ここで、F_MODE=0でなければ上記
ステップS2へ移行する。一方、F_MODE=0であ
れば、ステップS33へ移行して、ぶれレベル告知がオ
フにされる。その後、上記ステップS2へ移行する。
【0096】また、上記ステップS31にてファースト
レリーズスイッチがオンで有れば、ステップS34に移
行して、上記フラグF_MODEの状態が判断される。
ここで、F_MODE=0でなければ上記ステップS2
8へ移行する。一方、F_MODE=0であれば、ステ
ップS35へ移行して、上記ステップS23で開始され
たサンプリングタイマが所定時間経過したか否かが判断
される。そして、所定時間が経過したならば、上記ステ
ップS23へ移行する。
【0097】上記ステップS30にて、セカンドレリー
ズスイッチがオンされていれば、ステップS36に移行
して、再度、ぶれ軽減モードのフラグF_MODEの状
態が判断される。そして、ぶれ軽減モードでなければ、
ステップS48へ移行する。
【0098】上記ステップS36にて、ぶれ軽減モード
であると判断された場合は、ステップS37に移行し
て、ぶれレベル告知がオフにされる。次いで、ステップ
S38にて、露光を開始するための所定時間タイマ(図
示せず)がスタートされ、更にステップS39ではサン
プリングタイマが開始される。
【0099】そして、ステップS40にてぶれ検出が行
われ、続くステップS41にて信号処理が行われる。更
に、ステップS42ではぶれ予測演算が行われ、ステッ
プS43では露光開始判定が行われる。この露光開始判
定についての詳細は、例えば特開平5−204012号
公報、特開平10−48681号公報等に記載されてい
る。
【0100】そして、ステップS44に於いて、上記ス
テップS43にて判定された結果、ぶれが小さくなって
露光開始が許可されるか否かが判定される。ここで、ぶ
れが小さくなった(露光開始許可)場合はステップS4
7へ移行するが、ぶれが小さくならない場合は、露光を
開始すべきでないとして、ステップS45に移行し、上
記ステップS38でスタートされた所定時間タイマによ
る経過時間が、所定時間を経過したか否かが判断され
る。
【0101】これは、ぶれが小さくならないと露光開始
が許可されないが、ぶれが小さくならない場合はいつま
で経っても露光が開始されず、ユーザはカメラの故障と
勘違いしてしまうことがあるため、所定時間、例えば3
00msec経過したら露光が開始されるようにしてい
るからである。尚、この技術は、例えば特開平9−13
8433号に記載されている。
【0102】したがって、上記ステップS45にて、所
定時間が経過していなければステップS46に移行する
が、経過していればステップS47に移行する。
【0103】上記ステップS46では、上記ステップS
39で開始されたサンプリングタイマが、所定時間経過
したか否かが判断される。ここで、所定時間が経過した
ならば、上記ステップS40へ移行する。
【0104】上記ステップS44にてぶれが小さくなっ
た(露光開始が許可)された場合、及びステップS45
で所定時間が経過した場合は、ステップS47にて、上
記所定時間タイマによる計時が停止され、露光が開始さ
れる。
【0105】次いで、ステップS49にてCCD4によ
る撮像が行われると、ステップS50にて撮像された画
像情報が画像信号記憶部34に記憶される。そして、ス
テップS51に於いて、所定の適正露光時間が経過した
か否かが判断される。ここで、該適正露光時間が経過し
ていなければ上記ステップS49へ移行し、経過したな
らばステップS52に移行して露光が終了する。
【0106】露光が終了すると、続くステップS53に
て上記撮像された画像が外部表示装置6に表示される。
更に、ステップS54では、画像信号記憶部34に記憶
された画像信号が、メモリ部材35に記憶される。
【0107】その後、ステップS55及びS56に於い
て、ファーストレリーズスイッチ及びセカンドレリーズ
スイッチの状態が検出される。ここで、両方のレリーズ
スイッチがオフになるまでチェックが繰り返され、両方
のレリーズスイッチがオフになったならば上記ステップ
S2へ移行する。
【0108】このように、本実施の形態によれば、外部
表示装置の画面上で、ぶれレベル表示の表示位置を撮影
者が選択的に設定できる。また、外部表示装置の画面上
で、ぶれレベル表示の表示色を撮影者が選択的に設定で
きる。したがって、ぶれレベル表示が背景や被写体と重
なって見難い場合は、ぶれレベル表示の位置や表示色を
変更すれば、容易にぶれ表示を認識することができる。
【0109】また、上述した実施の形態に於いては、表
示エレメントによるレベル告知を、3段階、5段階及び
7段階で表示するようにしているので、例えば、大まか
にぶれを判断する際は3段階表示、細かくぶれを判断す
る際は7段階表示というように、用途に応じてぶれ表示
のステップ数を切換えるようにすることも可能である。
【0110】尚、上述した実施の形態に於いては、表示
エレメントによるレベル告知を、3段階、5段階及び7
段階で表示するようにしているが、これらの数に限られ
るものではない。
【0111】更に、表示エレメントによる表示は表示す
る個数を変えて段階的に行っているが、複数のうち1つ
の表示エレメントのみ点灯させて表示位置を変えて段階
的に行うようにしてもよい。
【0112】或いは、複数の表示エレメントの色を段階
的に変えて表示するようにしてもよい。加えて、1つの
表示エレメントの色を段階的に変化させて表示を行うよ
うにすることも可能である。
【0113】更に、複数の表示エレメントの形状をそれ
ぞれ換えることによって段階的に表示がわかるようにし
てもよい。
【0114】また、表示エレメント等による表示は点灯
としているが、点滅による表示でもよい。この場合、点
滅の周期を換えることによって段階表示をすることも可
能である。
【0115】尚、この発明の上記実施の形態によれば、
以下の如き構成を得ることができる。
【0116】(1) 撮影装置に加わるぶれ状態を検出
するぶれ検出部と、上記ぶれ検出部の検出結果に応じ撮
影画像のぶれ量を演算する像ぶれ量演算部と、上記像ぶ
れ量演算部の演算結果に応じて発生している像ぶれ情報
の告知制御を行うぶれレベル告知制御部と、撮影装置で
像を撮像するための撮像装置(CCD)と、上記撮像装
置で撮像した画像を表示するための信号処理を行う画像
信号処理部と、上記ぶれレベル告知制御部で決定された
告知ぶれレベル情報と、上記画像信号処理部の出力とを
表示する外部表示装置と、を具備することを特徴とする
ぶれレベル表示機能付き撮影装置。
【0117】(2) 上記ぶれレベル告知制御部に接続
され、上記外部表示装置でぶれレベル表示する際のレベ
ルステップ数を設定するためのぶれ表示レベル数設定部
を更に具備することを特徴とする上記(1)に記載のぶ
れレベル表示機能付き撮影装置。
【0118】(3) 上記ぶれレベル告知制御部に接続
され、上記外部表示装置でぶれレベル表示する際の表示
位置を設定するためのぶれレベル表示位置設定部を更に
具備することを特徴とする上記(1)に記載のぶれレベ
ル表示機能付き撮影装置。
【0119】(4) 上記ぶれレベル告知制御部に接続
され、上記外部表示装置でぶれレベル表示する際の表示
色を設定するためのぶれレベル表示色設定部を更に具備
することを特徴とする上記(1)に記載のぶれレベル表
示機能付き撮影装置。
【0120】(5) 上記ぶれレベル表示位置設定部で
設定された表示位置の画像情報を抽出する所定領域画像
情報抽出部と、上記所定領域画像情報抽出部で抽出され
た画像色を判断する画像色判断部と、を具備し、上記ぶ
れレベル告知制御部は、上記画像色判断部の判断結果に
応じて、上記外部表示装置に於けるぶれレベル表示色を
決定することを特徴とする上記(3)に記載のぶれレベ
ル表示機能付き撮影装置。
【0121】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、装置が
大型化、コストアップしてしまうことなく、ぶれの確認
が容易で撮影者が使いやすいぶれレベル表示機能付きカ
メラを提供するとができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態によるカメラの基本的
な構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施の形態に於けるカメラの具体
的な構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の一実施の形態に於けるカメラの背面
方向から見た外観斜視図である。
【図4】この発明の一実施の形態に於けるカメラの外部
表示装置6の表示例を示したもので、(a)は外部表示
装置6の画面内で、画面の下方に横方向にぶれ表示を行
っている状態を示した図、(b)は外部表示装置6の画
面内で、画面の下方に横方向にぶれ表示を行っている他
の状態を示した図、(c)は外部表示装置6の画面内
で、画面左側の縦方向にぶれ表示を行っている状態を示
した図、(d)はカメラ本体40を縦位置に構えた場合
の外部表示装置6の画面内で、画面の下方に横方向にぶ
れ表示を行っている状態を示した図、(e)はカメラ本
体40を縦位置に構えた場合の外部表示装置6の画面内
で、画面左側の縦方向にぶれ表示を行っている状態を示
した図である。
【図5】画面内の被写体像と上記ぶれレベル表示が重な
る例を説明するもので、(a)は画面51内に背景の木
53と主要被写体54とが表示されて状態を示した図、
(b)は(a)の画面51に表示エレメント52による
ぶれレベル表示が行われるた例を示した図である。
【図6】この発明の一実施の形態に於けるカメラの主要
動作を説明するフローチャートである。
【図7】この発明の一実施の形態に於けるカメラの主要
動作を説明するフローチャートである。
【図8】この発明の一実施の形態に於けるカメラの主要
動作を説明するフローチャートである。
【図9】図7のフローチャートに於けるステップS27
のサブルーチン「レベル告知処理」の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図10】図7のフローチャートに於けるステップS2
7のサブルーチン「レベル告知処理」の動作を説明する
フローチャートである。
【符号の説明】
1 ぶれ検出部、 2 像ぶれ量演算部、 3 ぶれレベル告知制御部、 4 撮像装置(CCD)、 5 画像信号処理部、 6 外部表示装置、 11 撮影準備指示部(1R)、 12 撮影準備指示部(2R)、 13 撮像制御部、 15 ぶれ検出センサ(X)、 16 ぶれ検出センサ(Y)、 17 像ぶれ量演算部(X)、 18 像ぶれ量演算部(Y)、 19 焦点距離情報検出部、 20 露光時間情報検出部、 21 像ぶれ量合成部、 23 像ぶれレベル決定部、 24 ぶれレベル表示位置決定部、 25 ぶれレベル表示色決定部、 26 ぶれ表示レベル数設定部、 27 ぶれレベル表示位置設定部、 28 ぶれレベル表示色設定部、 30 表示画像合成部、 31 露光時間演算部、 32 所定領域画像情報抽出部、 33 画像色判断部、 34 画像信号記憶部、 35 メモリ部材、 40 カメラ本体、 51 画面、 52 表示エレメント。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影装置に加わるぶれ状態を検出するぶ
    れ検出部と、 上記ぶれ検出部の検出結果に応じ撮影画像のぶれ量を演
    算する像ぶれ量演算部と、 上記像ぶれ量演算部の演算結果に応じて発生している像
    ぶれ情報の告知制御を行うぶれレベル告知制御部と、 撮影装置で像を撮像するための撮像装置(CCD)と、 上記撮像装置で撮像した画像を表示するための信号処理
    を行う画像信号処理部と、 上記ぶれレベル告知制御部で決定された告知ぶれレベル
    情報と、上記画像信号処理部の出力とを表示する外部表
    示装置とを具備し、 上記外部表示装置上に於いて、上記ぶれレベル告知制御
    部で決定された情報は、上記画像信号処理部の出力の上
    に表示されることを特徴とするぶれレベル表示機能付き
    撮影装置。
  2. 【請求項2】 上記ぶれレベル告知制御部に接続され、
    上記外部表示装置でぶれレベル表示する際のレベルステ
    ップ数を設定するためのぶれ表示レベル数設定部を更に
    具備することを特徴とする請求項1に記載のぶれレベル
    表示機能付き撮影装置。
  3. 【請求項3】 上記ぶれレベル告知制御部に接続され、
    上記外部表示装置でぶれレベル表示する際の表示位置を
    設定するためのぶれレベル表示位置設定部を更に具備す
    ることを特徴とする請求項1に記載のぶれレベル表示機
    能付き撮影装置。
  4. 【請求項4】 上記ぶれレベル告知制御部に接続され、
    上記外部表示装置でぶれレベル表示する際の表示色を設
    定するためのぶれレベル表示色設定部を更に具備するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のぶれレベル表示機能付
    き撮影装置。
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