JP2002139709A - メガネフレームのテンプル - Google Patents

メガネフレームのテンプル

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JP2002139709A
JP2002139709A JP2000335896A JP2000335896A JP2002139709A JP 2002139709 A JP2002139709 A JP 2002139709A JP 2000335896 A JP2000335896 A JP 2000335896A JP 2000335896 A JP2000335896 A JP 2000335896A JP 2002139709 A JP2002139709 A JP 2002139709A
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Yutaka Kasashima
豊 笠島
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SABAE KOGEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、利用者が運動等により汗を
かいた場合であっても、竹材が利用者の皮膚に接触して
汗の水分や油分を吸収することにより、テンプルの皮膚
と当接する部位に汗が付着した状態でベタツキ感が継続
するのを回避することができ、常に良好な装着状態を得
ることができるメガネフレームのテンプルを提供するこ
とにある。 【解決手段】 本発明のメガネフレームのテンプルは、
メガネフレームに用いるテンプルであって、少なくとも
皮膚と当接する部位が竹材からなることを特徴としてお
り、このテンプルを採用したメガネの利用者が運動等に
より汗をかいた場合であっても、竹材が利用者の皮膚に
接触して汗の水分や油分を吸収する。また、その吸収さ
れた水分は体温によって蒸発される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメガネフレームのテ
ンプルに関し、特に、利用者が運動等により汗をかいた
場合であっても、竹材が利用者の皮膚に接触して汗の水
分や油分を吸収することにより、テンプルの皮膚と当接
する部位に汗が付着した状態でベタツキ感が継続するの
を回避し、常に良好な装着状態を得ることができるメガ
ネフレームのテンプルに関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】度付きレンズを用いた視
力矯正用のメガネや、紫外線から目を保護するための色
彩を施したレンズを用いたサングラス等のメガネとして
は、例えば所定の間隔をおいて位置するレンズ保持用の
一対の環状枠、両枠の内端間に架設されるブリッジ、各
枠の外端に取り付けられる鎧、各鎧に回動可能に取り付
けられるテンプル等を具えるようにメガネフレームを構
成し、前記環状枠によって視力矯正用のレンズやサング
ラス用のレンズを保持するようにしたメガネが一般に知
られている。
【0003】しかしながら、このような従来のメガネに
おいては、メガネフレームのテンプルとしてシリコン樹
脂等の合成樹脂からなるものを用いているものが主流で
ある。このようなシリコン樹脂等の合成樹脂からなるテ
ンプルにあっては、利用者が運動等により汗をかいた場
合に、汗の水分や油分が吸収されることはなく、テンプ
ルの皮膚と当接する部位に汗が付着した状態でベタツキ
感が継続することになり、常に良好な装着状態を得るこ
とは困難であるという問題がある。
【0004】本発明は上記問題点に着目し、これを解決
しようとしたものであり、その目的は、利用者が運動等
により汗をかいた場合であっても、竹材が利用者の皮膚
に接触して汗の水分や油分を吸収することにより、テン
プルの皮膚と当接する部位に汗が付着した状態でベタツ
キ感が継続するのを回避し、常に良好な装着状態を得る
ことができるメガネフレームのテンプルを提供すること
にある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記の問題点を解決す
るために、本発明のメガネフレームのテンプルは、メガ
ネフレームに用いるテンプルであって、少なくとも皮膚
と当接する部位が竹材からなることを特徴とする。この
メガネフレームのテンプルにおいては、複数枚の板状の
竹材を積層状に接合している態様のもの等を採用しても
よい。
【0006】また、本発明のメガネフレームのテンプル
は、前述したメガネフレームのテンプルにおいて、模様
が施されている態様のものを採用する。ここで、模様と
しては、線図、彩り、暈し、もしくは立体的形状、また
はこれらの任意の組合せ等からなる態様のものが掲げら
れる。前述した線図、彩り、暈し等からなる模様を施す
にあたってはプリント(転写)等の手段といった任意の
適当な手段を採用し、また立体的形状からなる模様を施
すにあたってはレーザー加工機等による刻設等の手段と
いった任意の適当な手段を採用する。このメガネフレー
ムのテンプルにおいては、立体的形状を含む模様の一ま
たは複数の凹部に樹脂が埋設されている態様のものや、
前記凹部に埋設される樹脂が同色および/または異色の
有色樹脂である態様のもの等を採用する。
【0007】
【作用】本発明のメガネフレームのテンプルは、少なく
とも皮膚と当接する部位が竹材からなることを特徴とし
ており、このテンプルを採用したメガネの利用者が運動
等により汗をかいた場合であっても、竹材が利用者の皮
膚に接触して汗の水分や油分を吸収する。また、その吸
収された水分は体温によって蒸発される。
【0008】また、本発明のメガネフレームのテンプル
は、前述したメガネフレームのテンプルにおいて、プリ
ント(転写)等の手段により線図、彩り、暈し等からな
る模様が施されている態様のものや、レーザー加工機等
による刻設等の手段により立体的形状からなる模様が施
されている態様のものを採用しており、線図、彩り、暈
し、もしくは立体的形状、またはこれらの任意の組合せ
等からなる模様によって装飾機能が発揮されることにな
る。
【0009】このメガネフレームのテンプルにおいて
は、立体的形状を含む模様の一または複数の凹部に樹脂
が埋設されている態様のものや、前記凹部に埋設される
樹脂が同色および/または異色の有色樹脂である態様の
もの等を採用しており、立体的形状により施された模様
の一または複数の凹部に埋設されている樹脂が竹材内の
繊維間の微細な空隙に浸潤するとともに硬化し、テンプ
ルの強度がさらに強化されることになり、前記凹部に埋
設される樹脂として同色および/または異色の有色樹脂
を用いることによって装飾機能が発揮されることにな
る。
【0010】一般に竹材は、外側の皮および内側の繊維
が堅いのに対し、その他の内側の肉部が比較的柔らか
い。したがって、レーザー加工機等により竹材の刻設さ
れた部分において、外側の皮および内側の繊維は浅く、
肉部は深く彫られ、刻設された凹部表面全体に微細な凹
凸形状が形成されることになる。このようにして刻設さ
れて施されたレーザー加工機等による模様の凹部に樹脂
を埋設した場合には、硬化した樹脂と凹部との定着性が
凹部表面全体に形成された凹凸形状により向上すること
になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。ここで、図1において(a)お
よび(b)は本発明の実施形態を示す斜視図であり、図
2は図1におけるテンプルの他の例を示す斜視図であ
り、図3は図1におけるテンプルの他の例を示す斜視図
である。また、図4において(a)は図2のA−A線に
沿う断面図であり、(b)は図4(a)の他の例を示す
断面図である。さらに、図5において(a)は図2のA
−A線に沿う他の例の断面図であり、(b)は図5
(a)の他の例を示す断面図である。さらにまた、図6
において(a)は図5(a)の一部を拡大して示す断面
図であり、(b)は図5(b)の一部を拡大して示す断
面図である。
【0012】図1において(a)および(b)にはメガ
ネフレーム1の端部である鎧1aに本発明にかかる実施
形態のテンプル10を取り付けた状態が示されており、
テンプル10として少なくとも皮膚と当接する部位が竹
材からなるものを用いているものである。なお、図1
(a)は一端を下方に湾曲して曲折した状態でテンプル
を切り出して形成し、竹材の筋が同一方向に出現されて
いる態様のものであり、図1(b)は略直線状にテンプ
ルを切り出し、この一端を下方に湾曲するように曲折し
て形成し、竹材の筋が全体にわたって連続するように出
現されている態様のものである。
【0013】このテンプル10を取り付けるメガネフレ
ーム1は、所定の間隔をおいて位置するレンズ保持用の
一対の環状枠と、両枠の内端間に架設されるブリッジ
と、前記各環状枠の外端に設けられる鎧1a等とを具
え、各鎧1aにテンプル10が回動可能に蝶番を介して
取り付けられるものである。
【0014】このメガネフレーム1における環状枠やブ
リッジや鎧1a等の材質としては、金属製のもの、樹脂
製のもの、あるいは木製のもの、竹製のもの等任意のも
のを採用することができ、特に限定されない。また、こ
のテンプル10を取り付けるメガネフレーム1として
は、例えばフルリムタイプや、ハーフリムタイプ(ナイ
ロール型)や、リムレスタイプ(ツーポイント式)等種
々のタイプのものが掲げられ、特定のタイプのものに限
定されない。
【0015】なお、この実施形態においては環状枠と一
体に形成した鎧1aに対してテンプル10を取り付ける
態様を示しているが、本発明にかかるテンプル10は環
状枠と別体に形成した鎧1aを環状枠の外端に取り付け
ておき、この別体の鎧1aに対してテンプル10を取り
付けるようにしてもよい。
【0016】図1の(a)および(b)に示されるよう
に、テンプル10は、当該テンプル10が取り付けられ
ているメガネフレーム1を利用者が装着した際に、少な
くとも皮膚と当接する部位が竹材からなっており、一端
における鎧1aとの鎧連結部11の幅が広く、他端の耳
掛け部12に向かうにしたがって徐々に幅が狭くなるよ
うに、板状に形成されている板部13を具えているもの
であり、他端における耳掛け部12を下方に湾曲した状
態で曲折して一体に形成している。ここでは、テンプル
10の全体が竹材からなっている。なお、テンプル10
には、必要に応じてサンドペーパー等により露出表面を
滑らかにする表面処理や、サンドブラストにより露出表
面を滑らかにする研磨処理を施してもよい。
【0017】鎧連結部11は、その内側が鎧1aに設け
られている蝶番(図示せず)に連結され、テンプル10
を回動可能に鎧1aに取り付けているものである。この
鎧連結部11の鎧1aへの連結の構造としては、テンプ
ル10を鎧1aに回動可能に取り付けることができるも
のであれば、この態様に限定されず、他の手段を採用し
てもよい。
【0018】耳掛け部12は、下方に湾曲した状態で曲
折しており、利用者がこのテンプル10を装着した際に
耳に掛けられ、その装着状態を維持する。ここでは、前
述したようにテンプル10の全体が竹材からなってお
り、テンプル10の一部として一体に形成されている当
該耳掛け部12も当然竹材からなっている。したがっ
て、利用者がテンプル10を装着すると耳掛け部12の
竹材が利用者の皮膚に当接して接触することになる。
【0019】また、このテンプル10は、図2に示され
るように板部13の少なくともその最外側(表面)の竹
材に模様を施してもよく、図3に示されるようにさらに
複数枚の板状の竹材(テンプル表面板10a,テンプル
裏面板10b)を積層状に接合させた構造のものとして
もよい。なお、積層構造とする場合においては、皮膚と
当接しない部位についてその材質は特に限定されない。
【0020】前述したように板状に形成されているテン
プル10の板部13には、図2や図3に示されるように
任意の模様を施し、装飾機能が発揮されるように形成し
てもよい。この模様としては、線図、彩り、暈し、もし
くは立体的形状、またはこれらの任意の組合せ等が掲げ
られる。ここで、線図、彩り、暈し等からなる模様はプ
リント(転写)等の手段により施すことが可能であり、
また立体的形状からなる模様は例えばレーザー加工機等
による刻設等の手段により施すことが可能であり、さら
にそれらの任意の組合せ等からなる模様は前述したプリ
ント(転写)手段やレーザー加工機等による刻設手段と
いった複数の手段の併用により施すことが可能である。
また、テンプル10の皮膚と当接しない部位には、別体
の装飾物を添装するようにしてもよい。
【0021】前記テンプル10の板部13においては、
レーザー加工機等による刻設等の手段により施された立
体的形状を含む模様の場合には、図4の(a)や(b)
に示されるような凹部13aが出現し、その模様の一ま
たは複数の凹部13aに図5の(a)や(b)に示され
るように樹脂14を埋設するようにしてもよい。このよ
うに立体的形状を含む模様の凹部13aに樹脂14を埋
設すれば、樹脂14が竹材内の繊維間の微細な空隙に浸
潤して硬化し、テンプル10が補強されることになり、
テンプル10について強度を著しく向上させることがで
きる。しかも、このように竹材からなるテンプル10に
おいては、樹脂14が竹材内の繊維間の微細な空隙に浸
潤して硬化することにより、前述した樹脂14そのもの
の良好な定着性が得られ、装飾機能を発揮する構成要素
としても最適である。この凹部13aは、少なくとも最
外側(表面)に出現しているものであれば、最内側(裏
面)に貫通しているものであるか否かは問わない。な
お、図4(a)および図5(a)に示される態様は凹部
13aが表面から裏面に貫通していないものであり、図
4(b)および図5(b)に示される態様は凹部13a
が表面から裏面に貫通しているものである。
【0022】一般に竹材は、外側の皮および内側の繊維
が堅いのに対し、その他の内側の肉部が比較的柔らか
い。したがって、レーザー加工機等により竹材の刻設さ
れた部分において、外側の皮および内側の繊維は浅く、
内側の肉部は深く彫られ、図6(a)および(b)に示
されるように凹部13aの表面全体に微細な凹凸形状が
形成されることになる。このようにして刻設されて施さ
れたレーザー加工機による模様の凹部13aに樹脂14
を埋設する場合には、硬化した樹脂14と凹部13aと
の定着性が凹部13aの表面全体に形成された凹凸形状
により向上することになる。
【0023】また、前述した樹脂14として同色または
異色の有色樹脂を採用すれば、あらゆる色彩の組合せを
選択して配色することが可能であり、装飾機能が発揮さ
れることになるので、テンプル10についてその強度を
著しく向上させつつ、特異な美的外観を得ることができ
る。このテンプル10の模様には、無色透明または有色
透明の保護膜をコーティングするようにしてもよい。な
お、同色の有色樹脂には同色で色調が若干異なるものを
含む。何れの有色樹脂についても透明であるか不透明で
あるかについては問わず必要に応じた色彩のものを採用
してよい。
【0024】本発明にかかるテンプル10を製造するに
あたっては、図示されるように耳掛け部12が既に湾曲
した形状にあるものを竹材から直接切り出す方法、ある
いは耳掛け部12が湾曲していない直線形状にあるもの
を切り出した後これを図示されるように耳掛け部12が
湾曲した形状に曲げ加工する方法等が必須の工程として
採られる。また必要に応じて、線図、彩り、暈し等から
なる前述したような模様をプリント(転写)する等して
施す工程や、立体的形状からなる模様をレーザー加工機
等により刻設する等して施す工程や、サンドペーパー等
により表面を滑らかにする表面処理および/またはサン
ドブラストにより表面を滑らかにする研磨処理を行う工
程や、立体的形状を含む模様の凹部13aに樹脂14を
埋設して硬化させる工程等を、同時工程としてあるいは
順次工程として行う。このように一連の製造工程を経て
本発明にかかるテンプル10が得られることになる。
【0025】本発明にかかる前述した実施形態のテンプ
ル10は、利用者が装着した際に少なくとも皮膚と当接
する部位が竹材からなり、利用者が運動等により汗をか
いた場合であっても、竹材が利用者の皮膚に接触して汗
の水分や油分を吸収し、その吸収された水分が体温によ
って蒸発されるので、テンプル10の皮膚と当接する部
位に汗が付着した状態でベタツキ感が継続するといった
事態を回避することができ、常に良好な装着状態を得る
ことができる。しかも、このテンプル10は、洗浄する
と竹材に付着した皮膚の汚れや汗等の油分を簡単に取り
除くことが可能であり、新品同様に繰り返して使用する
ことができ、再利用時に利用者の皮膚に接触して再び汗
の水分や油分等を吸収することができる。
【0026】特に、何れの実施形態においても、利用者
が装着した際にテンプル10の少なくとも皮膚と当接す
る部位の素材となる竹材として、外側の皮の部分ではな
く内側の繊維や肉部の部分を採用すれば、汗等の水分や
油分について良好な吸収性が得られる。また、テンプル
10の内側面にレーザー加工機等により一または複数の
切目を任意の線形(直線、曲線、またはこれらの組合せ
等の線形)で刻設したり、立体的形状を含む任意の模様
を刻設したりすれば、テンプル10においてはより大き
な弾発性が得られ、テンプル10は自己にかかる負荷に
応じて撓曲することが可能になり、負荷のかかり具合に
応じて原状に復帰することができるといった有利な効果
を奏する。
【0027】また、本発明にかかるテンプル10は、全
体が竹材からなる態様に限定されず、皮膚と当接する部
位のみが竹材からなる態様のものであってもよい。例え
ば、樹脂製のテンプル10において当該テンプル10の
内側等といった皮膚と当接する部位に竹材を採用するよ
うな態様のものも本発明にかかるテンプル10に含まれ
る。要するに、本発明にかかるテンプルは、少なくとも
皮膚と当接する部位が竹材からなるものであればよい。
また、前述したテンプル10の形状としては、必要に応
じた任意の形状のものを採用してよい。
【0028】
【発明の効果】本発明のメガネフレームのテンプルは、
少なくとも皮膚と当接する部位が竹材からなることを特
徴としており、このテンプルを採用したメガネの利用者
が運動等により汗をかいた場合であっても、竹材が利用
者の皮膚に接触して汗の水分や油分を吸収し、その吸収
された水分が体温によって蒸発される。したがって、テ
ンプルの皮膚と当接する部位に汗が付着した状態でベタ
ツキ感が継続するといった事態を回避することができ、
常に良好な装着状態を得ることができる。しかも、この
テンプルは、洗浄すると竹材に付着した皮膚の汚れや汗
等の油分を簡単に取り除くことが可能であり、新品同様
に繰り返して使用することができ、再利用時に利用者の
皮膚に接触して再び汗の水分や油分を吸収することがで
きるので、メガネフレームのテンプルとして最適であ
り、きわめて有利な効果が得られる。特に、テンプルの
少なくとも皮膚と当接する部位の材質として竹材を採用
しており、この竹材が比較的軽量であり、かつ皮膚にや
さしく、自然環境にも悪影響を及ぼす心配もない。
【0029】また、本発明のメガネフレームのテンプル
は、前述したメガネフレームのテンプルにおいて、プリ
ント(転写)する等した線図、彩り、暈し等、もしくは
刻設する等した立体的形状、またはこれらの任意の組合
せ等からなる模様が施されている態様のものを採用して
おり、テンプルに施されているテンプルの模様によって
装飾機能が発揮されることになる。したがって、テンプ
ルについて美的外観を得ることができる。
【0030】このメガネフレームのテンプルにおいて
は、立体的形状を含む模様の一または複数の凹部に樹脂
が埋設されている態様のものや、前記凹部に埋設される
樹脂が同色および/または異色の有色樹脂である態様の
もの等を採用しており、立体的形状により施された模様
の凹部に埋設される樹脂が竹材内の繊維間の微細な空隙
に浸潤して硬化することにより、テンプルが補強される
ことになり、前記凹部に埋設される樹脂として同色およ
び/または異色の有色樹脂を用いることによって装飾機
能が発揮されることになる。このように、立体的形状を
含む模様の凹部に埋設される樹脂が竹材内の繊維間の微
細な空隙に浸潤して硬化することにより、テンプルが補
強されることになるので、テンプルの強度を著しく向上
させることができる。しかも、このように竹材からなる
テンプルにおいては、樹脂が竹材内の繊維間の微細な空
隙に浸潤して硬化することにより、前述した樹脂そのも
のの良好な定着性が得られ、装飾機能を発揮する構成要
素としても最適である。また、前記凹部に埋設される樹
脂として同色および/または異色の有色樹脂を用いるこ
とによって装飾機能が発揮されることになるので、テン
プルについてその強度を著しく向上させつつ、特異な美
的外観を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は本発明の実施形態を示す
斜視図である。
【図2】図1の(a)および(b)におけるテンプルの
他の例を示す斜視図である。
【図3】図1の(a)および(b)におけるテンプルの
他の例を示す斜視図である。
【図4】(a)は図2のA−A線に沿う断面図であり、
(b)は図4(a)の他の例を示す断面図である。
【図5】(a)は図2のA−A線に沿う他の例の断面図
であり、(b)は図5(a)の他の例を示す断面図であ
る。
【図6】(a)は図5(a)の一部を拡大して示す断面
図であり、(b)は図5(b)の一部を拡大して示す断
面図である。
【符号の説明】
1……メガネフレーム 1a……鎧 10……テンプル 10a……テンプル表面板 10b……テンプル裏面板 11……鎧連結部 12……耳掛け部 13……板部 13a……凹部 14……樹脂

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メガネフレームに用いるテンプルであっ
    て、少なくとも皮膚と当接する部位が竹材からなること
    を特徴とするメガネフレームのテンプル。
  2. 【請求項2】 模様が施されている請求項1に記載のメ
    ガネフレームのテンプル。
  3. 【請求項3】 前記模様が立体的形状を含み、該立体的
    形状の一または複数の凹部に樹脂が埋設されている請求
    項2に記載のメガネフレームのテンプル。
  4. 【請求項4】 前記凹部に埋設される樹脂が同色および
    /または異色の有色樹脂である請求項3に記載のメガネ
    フレームのテンプル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011253100A (ja) * 2010-06-03 2011-12-15 Kowa Company Ltd ドライアイ用眼鏡
CN105527724A (zh) * 2016-02-16 2016-04-27 侯绪华 一种竹制轻型眼镜及其制造方法

Cited By (2)

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