JP2002139336A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JP2002139336A
JP2002139336A JP2000333783A JP2000333783A JP2002139336A JP 2002139336 A JP2002139336 A JP 2002139336A JP 2000333783 A JP2000333783 A JP 2000333783A JP 2000333783 A JP2000333783 A JP 2000333783A JP 2002139336 A JP2002139336 A JP 2002139336A
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JP2000333783A
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Atsushi Yamashita
敦士 山下
Yoshiki Kamiyama
芳樹 上山
Kiyomi Sakamoto
清美 阪本
Takashi Yagyu
岳志 柳生
Hiroyuki Hamada
浩行 濱田
Teruaki Ata
輝明 阿多
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最初に探索された経路を外れる前に、別の経
路を複数本探索することが可能なナビゲーション装置A
navi1 を提供すること。 【解決手段】 ナビゲーション装置Anavi1 のCPU1
は、第1の最適経路に従ってユーザを案内している最中
に、入力装置5からの指示信号Sinst2 を受信すると、
ロケータ9から位置情報Icpを取得する。そして、CP
U1は、取得した位置情報Icpが示すユーザの現在位置
から目的地に至る複数の第2の経路が探索される。複数
の第2の経路は、互いに異なる経路であり、かつ第1の
最適経路とも異なる経路である。そして、CPU1は、
複数の第2の経路を構成する第2の経路データDroute2
1 およびDroute22 を作成する。CPU1は、第2の経
路データDroute21 およびDroute22 に基づいて告知デ
ータDwarn1 を作成し、これを出力部6を通じて出力し
て、複数の第2の経路をユーザに提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーション装
置に関し、より具体的には、地図データを使って、ユー
ザを目的地まで誘導するナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からナビゲーション装置には、リル
ート機能が組み込まれている場合がある。リルート機能
とは、ナビゲーション装置により一度探索された経路上
からユーザが外れた時に、その時点の位置(現在位置)
と目的地とを結ぶ1本の経路を新たに探索し、新たな経
路に従って、ユーザを現在位置から目的地まで誘導する
機能である。これによって、最初に探索された経路上で
交通事故や交通渋滞があったときに、ユーザに迂回経路
を提供することが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リルート機能は、ユーザが最初に探索された経路を外れ
なければ働かないので、当該経路から外れる前に、交通
事故や交通渋滞を簡単に迂回できるか否かの情報をユー
ザに与えることができないという問題点があった。上記
問題点により、最悪の場合、ユーザには、最初の経路を
外れた後に、非常に遠回りになる迂回経路が提供されて
しまう。
【0004】また、従来のリルート機能は、1本の迂回
経路しかユーザに提供できないので、ユーザの嗜好や現
場の状況に応じた迂回経路を選択することができないと
いう問題点があった。より具体的には、ユーザの中に
は、できるだけ主要幹線上を通りたいと思う者もいれ
ば、目的地までできるだけ早くう到着したいと思う者も
いるであろう。しかしながら、1本の迂回経路しか提供
できない従来のリルート機能では、かかるユーザの嗜好
に対応し切れない。
【0005】さらに、提供された迂回経路上でも交通渋
滞が起こっている場合がある。かかる場合、1本の迂回
経路しか提供できない従来のリルート機能では、ユーザ
が迂回経路を外れなければ、新しい迂回経路を知ること
ができない。以上から分かるように、従来のリルート機
能では、現場の状況に応じた迂回経路をユーザが得るこ
とができるとは限らない。
【0006】それ故に、本発明の目的は、最初に探索さ
れた経路を外れる前に、別の経路を複数本探索すること
が可能なナビゲーション装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、地図データを使って、ユーザを目的地まで誘導
するナビゲーション装置であって、地図データを格納す
る記憶部と、記憶部内の地図データを使って、出発地か
ら目的地へと至る第1の経路を探索する経路探索部と、
経路探索部で探索された第1の経路、および記憶部内の
地図データに基づいて、ユーザを目的地まで誘導するた
めの誘導データを作成する誘導データ作成部と、誘導情
報作成部で作成された誘導データを出力する出力部とを
備え、誘導データの出力中に、所定の開始条件を満たし
た時、経路探索部はさらに、ユーザの現在位置から目的
地へと至る複数の第2の経路を探索し、経路探索部で探
索された複数の第2の経路をユーザに告知するための告
知データを作成する告知データ作成部をさらに備え、出
力部はさらに、告知データ作成部で作成された告知デー
タを出力し、複数の第2の経路は、ユーザの現在位置
と、第1の経路と同一の目的地とを結び、それぞれが互
いに異なり、かつ当該第1の経路と重複しない経路であ
る。
【0008】第1の発明によれば、第1の経路に沿って
誘導中に、ユーザの現在位置から目的地へと至る複数の
第2の経路が探索され、当該ユーザに提供される。つま
り、ナビゲーション装置は、最初に探索された経路をユ
ーザが外れる前に、別の経路を複数本探索することが可
能となる。さらに、ユーザには複数の第2の経路が提供
されるので、自分の嗜好や現場の状況に応じた経路を選
択できるようになる。
【0009】第2の発明は第1の発明に従属しており、
告知データ作成部は、告知データとして、地図データが
表す地図上に、複数の第2の経路を合成表示可能な画像
データを作成する。
【0010】第2の発明によれば、ユーザは、複数の第
2の経路を実際の地図上で比較できるので、目的地まで
の道のりが分かり易くなる。これによって、ユーザは、
第2の経路を選択し易くなる。
【0011】第3の発明は第1の発明に従属しており、
複数の第2の経路が分かれる分岐交差点にユーザが接近
した場合、告知データ作成部はさらに、告知データとし
て、当該分岐交差点の拡大図を表す画像データを作成す
る。第3の発明によれば、複数の第2の経路が分かれる
交差点をユーザに分かり易く提供することができる。
【0012】第4の発明は第1の発明に従属しており、
告知データ作成部は、告知データとして、各第2の経路
毎に、それぞれを構成する複数の交差点名称を線で結ん
だ系統図を表す画像データを作成する。第4の発明によ
れば、相対的に簡素に表現された系統図により、第2の
経路をユーザに分かり易く提供できるようになる。
【0013】第5の発明は第4の発明に従属しており、
複数の第2の経路が分かれる分岐交差点にユーザが接近
した場合、告知データ作成部はさらに、告知データとし
て、当該分岐交差点の拡大図を表す画像データを作成す
る。第5の発明によれば、複数の第2の経路が分かれる
交差点をユーザに分かり易く提供することができる。
【0014】第6の発明は第1の発明に従属しており、
告知データ作成部は、第2の経路データとして、最適な
第2の経路と、その他の第2の経路とをユーザが視覚的
に判別可能な画像データを作成する。第6の発明によれ
ば、最適の第2の経路をユーザに分かり易く提供できる
ようになる。
【0015】第7の発明は第1の発明に従属しており、
告知データ作成部は、経路探索部で探索された複数の第
2の経路、および、当該複数の第2の経路毎に、ユーザ
が目的地に着くまでの所要時間をユーザに告知するため
の告知データを作成する。
【0016】第8の発明は第1の発明に従属しており、
告知データ作成部は、経路探索部で探索された複数の第
2の経路、および、当該複数の第2の経路毎に、目的地
までの距離をユーザに告知するための告知データを作成
する。
【0017】第9の発明は第1の発明に従属しており、
告知データ作成部は、経路探索部で探索された複数の第
2の経路、および、当該複数の第2の経路毎に、目的地
に着くまでに要する料金をユーザに告知するための告知
データを作成する。
【0018】第10の発明は第1の発明に従属してお
り、告知データ作成部は、経路探索部で探索された複数
の第2の経路、および、当該複数の第2の経路を構成す
る道路の属性をユーザに告知するための告知データを作
成する。
【0019】第7〜第10の発明によれば、複数の第2
の経路だけでなく、それぞれに関連する様々な情報がユ
ーザに提供されるので、ユーザは複数の第2の経路から
1本を選択しやすくなる。
【0020】第11の発明は第1の発明に従属してお
り、ユーザによる操作に応答して指示信号を生成し、経
路探索部に送信する、入力装置をさらに備え、経路探索
部は、指示信号の受信を開始条件として、複数の第2の
経路を探索する。第11の発明によれば、ユーザが望む
時に、第2の経路が探索されるので、よりユーザフレン
ドリなナビゲーション装置を提供できるようになる。
【0021】第12の発明は第1の発明に従属してお
り、ユーザの現在位置を検出するロケータと、経路探索
部で得られた第2の経路と、ロケータにより検出された
現在位置とを使って、ユーザが交差点に接近しているか
否かを判断する判断部とをさらに備え、経路探索部は、
判断部の判断結果を開始条件として、複数の第2の経路
を探索する。第12の発明によれば、交差点に近づく度
に第2の経路が探索されるので、ナビゲーション装置は
自動的に第2の経路をユーザに提供できるようになる。
【0022】第13の発明は第1の発明に従属してお
り、交通渋滞または交通事故の発生地点を特定する交通
情報を取得する取得部と、取得部が取得した交通情報に
基づいて、第1の経路上で交通渋滞または交通事故が発
生しているかを判断する判断部とをさらに備え、経路探
索部は、判断部の判断結果を開始条件として、複数の第
2の経路を探索する。
【0023】第13の発明によれば、第1の経路上の交
通状況が悪いときに、第2の経路が探索されるので、ナ
ビゲーション装置は、現場の状況に即した第2の経路を
提供できるようになる。
【0024】第14の発明は、予め格納されている地図
データを使って、ユーザを目的地まで誘導するナビゲー
ション方法であって、地図データを使って、出発地から
目的地へと至る第1の経路を探索する経路探索ステップ
と、経路探索ステップで探索された第1の経路、および
地図データに基づいて、ユーザを目的地まで誘導するた
めの誘導データを作成する誘導データ作成ステップと、
誘導情報作成ステップで作成された誘導データを出力す
る出力ステップとを備え、誘導データの出力中に、所定
の開始条件を満たした時、経路探索ステップは、ユーザ
の現在位置から目的地へと至る複数の第2の経路を探索
し、経路探索ステップで探索された複数の第2の経路を
ユーザに告知するための告知データを作成する告知デー
タ作成ステップをさらに備え、出力ステップはさらに、
告知データ作成ステップで作成された告知データを出力
し、複数の第2の経路は、ユーザの現在位置と、第1の
経路と同一の目的地とを結び、それぞれが互いに異な
り、かつ当該第1の経路と重複しない経路である。
【0025】第15の発明は第14の発明に従属してお
り、ユーザによる操作に応答して生成された指示信号の
受信ステップをさらに備え、経路探索ステップは、受信
ステップで指示信号が受信された場合を開始条件とし
て、複数の第2の経路を探索する。
【0026】第16の発明は第14の発明に従属してお
り、ユーザの現在位置を取得する取得ステップと、経路
探索ステップで得られた第2の経路と、取得ステップで
取得された現在位置とを使って、ユーザが交差点に接近
しているか否かを判断する判断ステップとをさらに備
え、経路探索ステップは、判断ステップの判断結果を開
始条件として、複数の第2の経路を探索する。
【0027】第17の発明は第14の発明に従属してお
り、交通渋滞または交通事故の発生地点を特定する交通
情報を取得する取得ステップと、取得ステップで受信し
た交通情報に基づいて、第1の経路上での交通状況を判
断する判断ステップとをさらに備え、経路探索ステップ
は、判断ステップの判断結果を開始条件として、複数の
第2の経路を探索する。
【0028】第18の発明は、予め格納されている地図
データを使って、ユーザを目的地まで誘導するナビゲー
ションを、コンピュータ装置上で実現するプログラムを
記録した記録媒体であって、地図データを使って、出発
地から目的地へと至る第1の経路を探索する経路探索ス
テップと、経路探索ステップで探索された第1の経路、
および地図データに基づいて、ユーザを目的地まで誘導
するための誘導データを作成する誘導データ作成ステッ
プと、誘導情報作成ステップで作成された誘導データを
出力する出力ステップとを備え、誘導データの出力中
に、所定の開始条件を満たした時、経路探索ステップ
は、ユーザの現在位置から目的地へと至る複数の第2の
経路を探索し、経路探索ステップで探索された複数の第
2の経路をユーザに告知するための告知データを作成す
る告知データ作成ステップをさらに備え、出力ステップ
はさらに、告知データ作成ステップで作成された告知デ
ータを出力し、複数の第2の経路は、ユーザの現在位置
と、第1の経路と同一の目的地とを結び、それぞれが互
いに異なり、かつ当該第1の経路と重複しない経路であ
る。
【0029】第19の発明は第18の発明に従属してお
り、ユーザによる操作に応答して生成された指示信号の
受信ステップをさらに備え、経路探索ステップは、受信
ステップで指示信号が受信された場合を開始条件とし
て、複数の第2の経路を探索する。
【0030】第20の発明は第18の発明に従属してお
り、ユーザの現在位置を取得する取得ステップと、経路
探索ステップで得られた第2の経路と、取得ステップで
取得された現在位置とを使って、ユーザが交差点に接近
しているか否かを判断する判断ステップとをさらに備
え、経路探索ステップは、判断ステップの判断結果を開
始条件として、複数の第2の経路を探索する。
【0031】第21の発明は第18の発明に従属してお
り、交通渋滞または交通事故の発生地点を特定する交通
情報を取得する取得ステップと、取得ステップで受信し
た交通情報に基づいて、第1の経路上での交通状況を判
断する判断ステップとをさらに備え、経路探索ステップ
は、判断ステップの判断結果を開始条件として、複数の
第2の経路を探索する。
【0032】
【課題を解決するための手段の他の態様】第1の態様
は、予め格納されている地図データを使って、ユーザを
目的地まで誘導するナビゲーションを、コンピュータ装
置上で実現するプログラムであって、地図データを使っ
て、出発地から目的地へと至る第1の経路を探索する経
路探索ステップと、経路探索ステップで探索された第1
の経路、および地図データに基づいて、ユーザを目的地
まで誘導するための誘導データを作成する誘導データ作
成ステップと、誘導情報作成ステップで作成された誘導
データを出力する出力ステップとを備え、誘導データの
出力中に、所定の開始条件を満たした時、経路探索ステ
ップは、ユーザの現在位置から目的地へと至る複数の第
2の経路を探索し、経路探索ステップで探索された複数
の第2の経路をユーザに告知するための告知データを作
成する告知データ作成ステップをさらに備え、出力ステ
ップはさらに、告知データ作成ステップで作成された告
知データを出力し、複数の第2の経路は、ユーザの現在
位置と、第1の経路と同一の目的地とを結び、それぞれ
が互いに異なり、かつ当該第1の経路と重複しない経路
である。
【0033】第2の態様は第1の態様に従属しており、
ユーザによる操作に応答して生成された指示信号の受信
ステップをさらに備え、経路探索ステップは、受信ステ
ップで指示信号が受信された場合を開始条件として、複
数の第2の経路を探索する。
【0034】第3の態様は第1の態様に従属しており、
ユーザの現在位置を取得する取得ステップと、経路探索
ステップで得られた第2の経路と、取得ステップで取得
された現在位置とを使って、ユーザが交差点に接近して
いるか否かを判断する判断ステップとをさらに備え、経
路探索ステップは、判断ステップの判断結果を開始条件
として、複数の第2の経路を探索する。
【0035】第4の態様は第1の態様に従属しており、
交通渋滞または交通事故の発生地点を特定する交通情報
を取得する取得ステップと、取得ステップで受信した交
通情報に基づいて、第1の経路上での交通状況を判断す
る判断ステップとをさらに備え、経路探索ステップは、
判断ステップの判断結果を開始条件として、複数の第2
の経路を探索する。
【0036】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1〜第3の実
施形態に係るナビゲーション装置Anavi1 〜Anavi3 の
ハードウェア構成を示している。なお、以下の説明にお
いて、単にナビゲーション装置Anaviと記述した場合に
は、ナビゲーション装置Anavi1 〜Anavi3 を意味す
る。ナビゲーション装置Anaviは、本実施形態では、車
両用に向けられており、CPU1と、ROM2と、RA
M3と、記憶装置4と、入力装置5と、出力部6と、ロ
ケータ9と、通信装置10とを備えている。
【0037】ROM2はプログラムメモリであって、そ
こには、ナビゲーション装置Anavi1 〜Anavi3 用のプ
ログラムPnavi1 〜Pnavi3 が予め記録されている。C
PU1は、ナビゲーション装置Anavi1 〜Anavi3 の電
源投入後、ROM2内のプログラムPnavi1 〜Pnavi3
を実行する。また、CPU1は、プログラムPnavi1〜
Pnavi3 の実行中、RAM3を作業領域として使用す
る。
【0038】記憶装置4は、典型的には、DVDドライ
ブ、CDドライブ、ハードディスクドライブまたはIC
メモリからなり、地図データベースDBcartを格納す
る。地図データベースDBcartは、周知のものでよく、
1つまたは複数のファイルに含まれる地図データDcart
の集合である。地図データDcartには、通常、表示装置
7で地図を表す画像として表示される表示用データ、お
よび、地図上の道路の接続関係を表す道路ネットワーク
データが含まれる。
【0039】ここで、地図とは、地表の状況を、予め定
められた縮尺により、文字および地図記号を用いて平面
に表した図を意味する。なお、地図の代表例としては、
鳥瞰図や平面図がある。鳥瞰図は、空中から地表を見下
ろしたときの三次元的な地形の広がりを平面に表した図
である。平面図は、地表上の各物体を平面に投影した図
である。平面図において、当該各物体は、それぞれを直
上から見下ろした形状になる。
【0040】道路ネットワークデータは周知であるた
め、その説明を簡素化するが、交差点を表すノード、お
よび道路を表すリンクから構成されており、これによっ
て、道路網の接続状況を表すデータである。地図データ
Dcartには、付加情報Iaddiが予め割り当てられてい
る。本実施形態において、付加情報Iaddiは、交差点名
情報またはコストを含む。交差点名情報は、道路網上の
主要交差点の名称を表しており、当該主要交差点を表す
ノードに割り当てられている。コストは、各リンクに割
り当てられる重み値であって、各リンクをユーザが通過
する際の所要時間または距離を示す。コストは経路探索
の時(図2のステップS203および図3のステップS
210)で使用される。
【0041】入力装置5は、典型的には、ユーザの手に
より操作されるリモートコントローラ、タッチセンサ、
キー、ボタンまたはマウス、もしくはユーザが音声を入
力するマイクロフォンで構成される。また、ナビゲーシ
ョン装置Anaviの設計仕様に応じて、リモートコントロ
ーラ、タッチセンサ、キー、ボタン、マウスまたはマイ
クロフォンの内の2つ以上から、入力装置5は構成され
てもよい。
【0042】出力部6は、典型的には、表示装置7およ
びスピーカ8から構成される。ロケータ9は、GPS(G
lobal Positioning System) の受信機、方位センサおよ
び車速センサから構成されており、ユーザの現在位置を
検出して、その座標を示す位置情報Icpを生成する。位
置情報IcpはCPU1に送信される。
【0043】通信装置10は、典型的には、VICS(V
ehicle Information and Communication System)の受信
機から構成されており、道路の近傍に配置されているビ
ーコンからの交通情報Itrafを受信する。本実施形態に
おいて、交通情報Itrafは、交通渋滞および交通事故の
発生地点を座標で特定する情報を意味する。他にも、ナ
ビゲーション装置Anaviにインターネット接続機能を付
加するために、携帯電話を通信装置10の一部として含
んでいてもよい。
【0044】次に、第1の実施形態に係るナビゲーショ
ン装置Anavi1 の動作について説明する。ナビゲーショ
ン装置Anavi1 の電源投入後、CPU1は、ROM2に
記録されたプログラムPnavi1 の実行を開始する。ここ
で、図2および図3は、プログラムPnavi1 に記述され
たCPU1の処理手順を示すフローチャートである。
【0045】まず、図2において、CPU1は、ユーザ
の現在位置を示す位置情報Icpを、ロケータ9から取得
する(ステップS201)。
【0046】次のステップS202において、CPU1
は、まず、所定範囲α1 の地図を表す地図データDcart
を地図データベースDBcartからRAM3に読み出す。
ここで、所定範囲α1 とは、受信位置情報Icpが示す現
在位置の周辺を意味する。さらに、CPU1は、RAM
3上の地図データDcartと、受信位置情報Icpとを使っ
てマップマッチングを行い、ユーザの現在位置を表す図
形が所定範囲α1 地図内の道路上に配置された表示デー
タDdis を作成する。CPU1は、作成した表示データ
Ddis を表示装置7に送信する。表示装置7は、受信表
示データDdisに基づいて表示処理を行って、自身の画
面上に、現在位置の図形が合成された周辺地図を表示す
る(ステップS202)。
【0047】次に、CPU1は、経路探索を行うか否か
を判断する(ステップS203)。ステップS203の
処理としては、下記が代表的である。つまり、入力装置
5の予め定められた部分には、第1の経路探索を開始さ
せるための機能が割り当てられている。この部分をユー
ザが操作すると、入力装置5は、経路探索の実行を指示
するための指示信号Sinst1 を生成して、CPU1に送
信する。
【0048】CPU1は、ステップS203の実行時に
指示信号Sinst1 を受信していない場合には、ステップ
S201に戻る。一方、ステップS203の実行時に指
示信号Sinst1 を受信済みである場合には、第1の経路
探索を行うと判断して、CPU1はステップS204に
進む。そして、CPU1は、第1の経路探索で探索すべ
き経路の出発地および目的地の双方の座標を取得する
(ステップS204)。ステップS204の処理として
は、下記が代表的である。つまり、ユーザは、入力装置
5を操作して出発地および目的地を入力する。入力装置
5は、ユーザ入力に応答して、出発地および目的地の座
標を特定するための座標情報Icdn を生成して、CPU
1に送信する。CPU1は、受信座標情報Icdn をデコ
ードして、出発地および目的地の座標を取得する。
【0049】ステップS204の他の具体例としては、
ユーザは入力装置5を操作して目的地を入力する。入力
装置5は、入力された目的地の座標を特定するための座
標情報Icdn を生成して、CPU1に送信する。CPU
1は、受信座標情報Icdn から目的地の座標を取得す
る。さらに、CPU1は、ロケータ9から位置情報Icp
を受け取って、ユーザの現在位置を示す座標を取得す
る。CPU1は、取得した現在位置の座標を、出発地の
座標として用いる。
【0050】ステップS204が終了すると、CPU1
は、ダイクストラ法に代表される周知のアルゴリズムに
従って、第1の経路探索を行う(ステップS205)。
ステップS205の詳細な処理を以下に説明する。ま
ず、CPU1は、所定範囲α2の道路網を表す道路ネッ
トワークデータを地図データベースDBcartからRAM
3に読み出す。ここで、所定範囲α2 とは、典型的に
は、出発地および目的地の双方を含む矩形状の領域であ
る。
【0051】CPU1は、RAM3上の道路ネットワー
クデータおよび付加情報Iaddiとしてのコストを使っ
て、出発地から目的地に至る第1の最適経路を探索す
る。ここで、第1の最適経路とは、通常、ユーザが目的
地に最短距離または最短時間で到達できる経路、つまり
出発地から目的地までの総コストCtotal1が最小の経路
を意味する。CPU1は、探索の終了後、第1の最適経
路を表す経路データDroute1をRAM3上で作成する。
経路データDroute1は、通常、第1の最適経路を構成す
るノード列からなる。さらに、CPU1は、必要に応じ
て、最小総コストCtotal1もRAM3の所定領域に書き
込んでおく。最小総コストCtotal1は、第1の最適経路
を構成するすべてのリンクのコストを足し合わせた値で
ある。
【0052】次のステップS206において、CPU1
は、ステップS205で得られた第1の最適経路を使っ
て、ユーザの誘導・案内を行う。ここで、図4は、ステ
ップS206の具体的な処理手順を示すフローチャート
である。図4において、まず、CPU1は、ユーザの現
在位置を示す位置情報Icpを、ロケータ9から取得する
(ステップS401)。
【0053】次のステップS402において、CPU1
は、まず、所定範囲α3 の地図を表す地図データDcart
を地図データベースDBcartからRAM3に読み出す。
ここで、所定範囲α3 とは、典型的には、受信位置情報
Icpが示す現在位置の周辺である。なお、ステップS4
02で必要な地図データDcartがステップS202でR
AM3に既に読み出されている場合には、処理の高速化
の観点から、CPU1は、RAM3上の地図データDca
rtを使用し、地図データベースDBcartからの読み出し
を行わない。
【0054】さらに、CPU1は、RAM3上の地図デ
ータDcartおよび経路データDroute1と、受信位置情報
Icpとを使って、ユーザの現在位置および最適経路を表
示装置7が地図内の道路上に合成表示可能な画像データ
を作成する。さらに、CPU1は、ユーザの現在位置が
交差点に接近している場合には、右左折する旨または直
進する旨を表す音声データを作成する。以上のようにし
て、CPU1は、ステップS402で作成された画像デ
ータのみ、または当該画像データおよび音声データから
なる誘導データDguidをRAM3上で作成する(ステッ
プS402)。
【0055】次に、CPU1は、誘導データDguidを出
力部6に送信する。出力部6は、誘導データDguidに基
づいて表示処理、または表示装置7および音声出力処理
を行う。より具体的には、表示装置7は、誘導データD
guidに含まれる画像データに基づいて表示処理を行っ
て、自身の画面上に図5(a)に示すような画像を表示
する。図5(a)において、表示装置7の画面には、地
図上に、現在位置、国適地および第1の最適経路が合成
表示される。また、スピーカ8は、誘導データDguidに
含まれる音声データに基づいて、音声をユーザに出力す
る(ステップS403)。これによって、CPU1は、
ユーザを目的地へと誘導および案内する。
【0056】以上のステップS403の終了後、CPU
1は、図2のステップS206から抜けて、ステップS
207に進む。そして、CPU1は、ユーザの現在位置
の座標と、ステップS204で取得した目的地の座標と
を比較して、ユーザが目的地に到着したか否かを判断す
る(ステップS207)。
【0057】現在位置および目的地の両座標が一致する
場合、CPU1は、ユーザが目的地に到着したとみなし
て、ステップS201に戻る。一方、両座標が不一致の
場合、CPU1は、ユーザの案内を続けるために、ステ
ップS208に進む。そして、CPU1は、第2の経路
探索の開始条件を満たすか否かを判断する(ステップS
208)。ステップS208の判断のために、本実施形
態では、入力装置5の予め定められた部分には、第2の
経路探索を開始させるための機能が割り当てられてい
る。この部分をユーザが操作すると、入力装置5は、第
2の経路探索の実行を指示するための指示信号Sinst2
を生成して、CPU1に送信する。
【0058】CPU1は、ステップS208の実行時に
指示信号Sinst2 を受信していない場合には、ステップ
S206に戻って、第1の最適経路を使って、ユーザの
案内を続ける。一方、受信済みの場合には、第2の経路
探索の開始タイミングが来たと判断して、CPU1はス
テップS209に進む。そして、CPU1は、第2の経
路探索で探索すべき経路の出発地(ユーザの現在位置)
の座標を取得する(ステップS209)。より具体的に
は、CPU1は、ロケータ9から位置情報Icpを受け取
って、ユーザの現在位置を示す座標を取得する。取得し
た現在位置を、CPU1は、第2の経路探索における出
発地として使用する。なお、第2の経路探索において
も、目的地の座標としては、ステップS204と同じも
のが使用される。
【0059】次に、CPU1は、ダイクストラ法等を応
用したアルゴリズムに従って、第2の経路探索を行っ
て、第2の経路を複数本探索する(ステップS21
0)。複数の第2の経路は、互いに異なる経路であっ
て、さらに第1の最適経路とも重複しない経路である。
しかし、注意を要するのは、複数の第2の経路におい
て、それぞれの出発地および目的地は同一であり、ステ
ップS209で取得されたものである。第2の経路の代
表例としては、目的地へと最短距離および準最短距離で
到達できる経路がある。他にも、目的地へと最短時間お
よび準最短時間で到達できる経路がある。ここで、以下
の説明においては、第2の最適経路とは、現在位置から
目的地へと最短距離または最短時間で到達できる経路を
意味する。また、第2の準最適経路とは、現在位置から
目的地へと準最短距離または準最短時間で到達できる経
路を意味する。
【0060】以下、第2の経路探索を、図6のフローチ
ャートを参照してより具体的に説明する。図6におい
て、CPU1は、まず、所定範囲α4 に含まれる道路網
を表す道路ネットワークデータを地図データベースDB
cartからRAM3に読み出す(ステップS601)。こ
こで、所定範囲α4 とは、典型的には、ステップS20
9で取得された現在位置および目的地の双方を含む矩形
状の領域である。
【0061】次に、CPU1は、RAM3上の道路ネッ
トワークデータおよび付加情報Iaddiとしてのコストを
使って、第2の最適経路を1本探索した後、当該第2の
最適経路を表す第2の経路データDroute21 をRAM3
上で作成する(ステップS602)。第2の経路データ
Droute21 は、典型的には、第2の最適経路を構成する
ノード列からなる。さらに、ステップS602では、第
2の最適経路の総コストCtotal21 がRAM3に書き込
まれる。総コストCtotal21 は、第2の最適経路を構成
するすべてのリンクに割り当てられたコストの足し合わ
せた値である。
【0062】このステップS602で注意を要する点が
ある。つまり、現在、ユーザは、第1の最適経路に沿っ
て案内されているので、当該第1の最適経路上に位置す
る。したがって、現在位置から目的地に至る最適経路
は、第1の最適経路と同じであるが、ステップS602
では、第1の最適経路と重複しない第2の最適経路が選
択される必要がある。そこで、本実施形態では、第2の
最適経路の探索するために、CPU1は、第1の最適経
路を構成する各リンクのコストを、ステップS205の
時よりも大きく設定して、経路探索を行う。これによっ
て、ステップS602において、第1の最適経路と重複
しない第2の最適経路の探索が可能となる。
【0063】次に、CPU1は、RAM3上の道路ネッ
トワークデータおよび付加情報Iaddiの一部であるコス
トを使って、第2の準最適経路を探索する(ステップS
603)。ここで、第2の準最適経路もまた、第1の最
適経路および第2の最適経路と重複してはならない。そ
のため、CPU1は、ステップS602で選ばれた第2
の最適経路を構成するリンクのコストを、ステップS6
02の時よりも大きく設定して、経路探索を行う。これ
によって、CPU1は、第1の最適経路および第2の最
適経路とは異なるものを、ステップS603において得
ることができる。さらに、ステップS603では、第2
の最適経路の総コストCtotal22 がRAM3上に書き込
まれる。総コストCtotal22 は、第2の準最適経路を構
成するすべてのリンクのコストを足し合わせた値であ
る。
【0064】ただし、場所によっては、第2の準最適経
路が、第2の最適経路と比較して、あまりにも遠回りに
なってしまい、実用に堪えない場合がある。かかる場合
を考慮して、CPU1は、ステップS603の次に、第
2の準最適経路の総コストCtotal21 と、第2の最適経
路の総コストCtotal22 との差が予め定められたしきい
値Vth1 を超えているか否かを判断する(ステップS6
04)。ここで、しきい値Vth1 は、ナビゲーション装
置Anavi1 の設計要件に応じて定められ、第2の準最適
経路が実用的な距離が否かを示す値である。
【0065】しきい値Vth1 を超えている場合、CPU
1は、第2の準最適経路が得られなかったとして、図2
のステップS210を抜けて、ステップS211に進
む。一方、しきい値Vth1 を超えていない場合、CPU
1は、ステップS603で得られた第2の準最適経路を
表す第2の経路データDroute22 をRAM3上で作成す
る(ステップS605)。第2の経路データDroute22
は、典型的には、第2の準最適経路を構成するノード列
からなる。
【0066】ステップS605の終了後、CPU1は、
図6のステップS210を抜けて、ステップS211に
進む。そして、CPU1は、ステップS210で複数の
第2の経路が得られたか否かを判断する(ステップS2
11)。ステップS211の判断は、RAM3上に、第
2の経路データDroute21およびDroute22の双方が格納
されているか、第2の経路データDroute21のみが格納
されているかに基づいて行われる。
【0067】ステップS211において、第2の最適経
路のみと判断した場合、CPU1は、ステップS215
に進む。そして、CPU1は、告知データDwarn1 を作
成して、出力部6に送信する。告知データDwarn1 は、
ステップS210において1本の第2の経路しか得るこ
とができなかったことをユーザに告知するメッセージを
表す画像データまたは音声データである。出力部6は、
受信告知データDwarn1 に基づいて、表示装置7におい
て表示処理、またはスピーカ8において音声出力処理を
行って、ユーザにメッセージを出力する(ステップS2
15)。
【0068】ステップS215の終了後、CPU1は、
図2のステップS206に進む(○で囲んだBを参
照)。そして、CPU1は、ユーザの誘導・案内を行う
(図4;ステップS206)。この時のステップS20
6の処理は上述と同様であるため、その説明を省略す
る。ただし、今回のステップS206では、ステップS
205で得られた第1の最適経路ではなく、ステップS
210で得られた第2の最適経路を基礎として行われる
点で相違する。
【0069】一方、ステップS211において複数の第
2の経路を取得していると判断した場合、CPU1は、
ステップS212に進む。そして、CPU1は、告知デ
ータDwarn2 の作成・表示処理を行う(ステップS21
1)。本実施形態では、ステップS211としては、以
下の第1〜第4の作成・表示処理のいずれかが行われ
る。
【0070】まず、第1の作成・表示処理を、図7のフ
ローチャートを参照してより具体的に説明する。図7の
処理手順では、ステップS601で読み出された地図デ
ータDcartの内、表示すべき部分が告知データDwarn21
の基礎として使用される。
【0071】図7において、CPU1は、まず、ロケー
タ9から、ユーザの現在位置を示す位置情報Icpを取得
する(ステップS701)。次に、CPU1は、提示す
べき地図データDcartと、受信位置情報Icpとを使って
マップマッチングを行い、現在位置を表す図形が地図内
の道路上に配置された中間画像データDim11をRAM3
上で作成する(ステップS702)。
【0072】次に、CPU1は、ステップS210で使
用した目的地の座標情報Icdn と、ステップS702の
中間画像データDim11とから、当該目的地を表す図形が
地図内上を配置された中間画像データDim12をRAM3
上で作成する(ステップS703)。
【0073】さらに、CPU1は、RAM3上の第2の
経路データDroute21 およびDroute22 と、ステップS
703の中間画像データDim12を基礎として、第2の最
適経路および第2の準最適経路を地図上で表示可能な告
知データDwarn21を作成する(ステップS704)。以
上の告知データDwarn21は、表示装置7が、現在位置、
目的地、第2の最適経路および第2の準最適経路を地図
上で合成表示可能なデータである。
【0074】ここで、ステップS704において、CP
U1は、第2の最適経路および第2の準最適経路を互い
に異なる色または線種で地図上に表示可能な告知データ
Dwarn21を作成することがより好ましい。これによっ
て、ステップS705で告知データDwarn21が表示され
た時に、ユーザは、第2の最適経路および第2の準最適
経路を明確に視認できる。
【0075】また、ステップS704において、第2の
最適経路の色または線種は、第2の準最適経路のそれぞ
れよりも目立つものであることがさらに好ましい。これ
によって、告知データDwarn21の表示時、ユーザは、よ
り目立つ第2の最適経路を直感的に認識できるようにな
る。なお、ステップS701〜S704の順番は、上記
に限られず、他の順番であってもよい点である。ただ
し、ステップS702はステップS701の後に実行さ
れなければならない。
【0076】ステップS704の終了後、CPU1は、
作成した告知データDwarn21を表示装置7に送信する。
表示装置7は、受信告知データDwarn21に基づいて表示
処理を行って、自身の画面上に、図5(b)に示すよう
に、少なくとも、第2の最適経路および第2の準最適経
路が合成された地図画像を表示する。これによって、C
PU1は、ユーザに対して、複数の第2の経路(第2の
最適経路および第2の準最適経路)を提示する(ステッ
プS705)。ステップS705の終了後、CPU1
は、ステップS213に進む。
【0077】次に、第2の作成・表示処理について、図
8を参照して説明する。図8の処理手順は、図7の処理
手順と比較すると、ステップS801〜S804をさら
に備える点で相違する。両処理手順には、それ以外に相
違点は無いので、図8において、図7のステップに相当
するものには同一のステップ番号を付け、その説明を省
略する。
【0078】図8において、CPU1は、位置情報Icp
を取得した後(ステップS701)、ステップS801
に進む。ところで、図5(b)から分かるように、第2
の最適経路と第2の準最適経路とは、同じ出発地および
目的地をつなぐ経路であるから、現在位置から両経路上
のある交差点で別々の方向に分かれる。この意味で、以
下の説明では、第2の最適経路および第2の準最適経路
が分かれる交差点を、分岐交差点と称する。
【0079】ステップS701の終了後、CPU1は、
まず、第2の経路データDroute21を構成するノード列
と、第2の経路データDroute22 を構成する2つのノー
ド列を比較して、分岐交差点を示すノードの座標を特定
する(ステップS801)。そして、CPU1は、受信
位置情報Icpが示す座標と、分岐交差点を表すノードの
座標とに基づいて、ユーザが分岐交差点に接近している
か否かを判断する(ステップS801)。ステップS8
01の判断は、より具体的には、双方の座標から、現在
位置と分岐交差点との間の距離を算出して、算出した距
離が予め定められたしきい値Vth2 よりも小さいか否か
に基づいて行われる。ここで、しきい値Vth2 は、ナビ
ゲーション装置Anavi1 の設計要件に基づいて定めら
れ、ユーザの現在位置が交差点に接近したか否かを示す
値である。
【0080】ステップS801において、ユーザが分岐
交差点に接近していないとCPU1が判断すると、ステ
ップS702〜S705が行われ、その結果、ユーザに
は告知データDwarn21に基づく画像が出力される。
【0081】一方、ステップS801において、ユーザ
が分岐交差点に接近していると判断した場合、CPU1
はステップS802に進む。そして、CPU1は、今回
表示すべき部分を表す地図データDcartと、受信位置情
報Icpとを使ってマップマッチングを行い、現在位置を
表す図形が地図内の道路上に配置された中間画像データ
Dim21をRAM3上で(ステップS802)。ただし、
ステップS802で使用される地図データDcartは、分
岐交差点周辺を拡大した地図を表す。この点で、ステッ
プS802は、ステップS702と相違する。
【0082】次に、CPU1は、ステップS210で得
られた第2の経路データDroute21およびDroute22
と、ステップS802の中間画像データDim21を基礎と
して、第2の最適経路および第2の準最適経路における
分岐交差点周辺の経路が地図上に配置された告知データ
Dwarn22を生成する(ステップS803)。告知データ
Dwarn22は、表示装置7が、現在位置、第2の最適経路
および第2の準最適経路を、分岐交差点周辺を拡大した
地図上で合成表示可能な画像データである。
【0083】ここで、ステップS803において、第2
の最適経路および第2の準最適経路の色または線種は互
いに異なることが好ましい。また、ステップS803に
おいて、第2の最適経路の色または線種は、第2の準最
適経路のそれぞれよりも目立つものであることがさらに
好ましい。また、ステップS803およびS804の順
番は入れ替わってもよい。
【0084】ステップS803の終了後、CPU1は、
作成した告知データDwarn22を表示装置7に送信する。
表示装置7は、受信告知データDwarn22に基づいて表示
処理を行って、自身の画面上に、図9(a)に示すよう
に、少なくとも、分岐交差点周辺を拡大した地図上に第
2の最適経路および第2の準最適経路を合成した画像を
表示する。これによって、CPU1は、複数の第2の経
路(第2の最適経路および第2の準最適経路)が分かれ
る地点を、ユーザに対して分かりやすく提示する(ステ
ップS804)。表示終了後、CPU1はステップS2
13に進む。
【0085】次に、第3の作成・表示処理を、図10の
フローチャートを参照して説明する。図10において、
CPU1は、まず、ロケータ9から、ユーザの現在位置
を示す位置情報Icpを取得する(ステップS100
1)。次に、CPU1は、背景画像データDbgi と、受
信位置情報Icpとを使って、中間画像データDim31を生
成する(ステップS1002)。ここで、背景画像デー
タDbgi は、予め準備されており、ステップS1006
で表示される画像の背景を表す画像データである。ま
た、中間画像データDim31は、受信位置情報Icpが示す
位置(ユーザの現在位置)を表す図形が、背景画像デー
タDbgi が表す背景画像上に配置された画像データを意
味する。
【0086】次に、CPU1は、ステップS210で使
用した目的地の座標情報Icdn と、ステップS1002
の中間画像データDim31とに基づいて、当該目的地を表
す図形が背景画像上を配置された中間画像データDim32
を生成する(ステップS1003)。
【0087】次に、CPU1は、道路ネットワークデー
タの付加情報Iaddiの中から交差点名情報を取得する
(ステップS1004)。ステップS1004で取得さ
れるのは、第2の経路データDroute21 およびDroute2
2 、つまり第2の最適経路および第2の準最適経路を構
成する主要交差点のものである。
【0088】次に、CPU1は、ステップS1004で
取得した交差点名情報と、ステップS1003の中間画
像データDim32とを基礎として、当該各主要交差点の名
称を背景画像上に配置し、さらに、第2の最適経路およ
び第2の準最適経路を表すように、各主要交差点名を線
で結んで告知データDwarn23をRAM3上で作成する
(ステップS1005)。告知データDwarn23は、複数
の第2の経路に含まれる複数の主要交差点のつながりを
線で表した系統図を表示装置7が表示可能な画像データ
である。
【0089】ここで、ステップS1005においても、
ステップS703の場合と同様に、第2の最適経路の色
または線種は、第2の準最適経路の色または線種と異な
る方が好ましい。さらに、第2の最適経路の色または線
種は、第2の準最適経路のそれぞれよりも目立つもので
あることがさらに好ましい。
【0090】ここで、注意を要するのは、ステップS1
001〜S1005の順番は、上記に限られず、他の順
番であってもよい点である。ただし、ステップS100
2はステップS1001の後で行われなければならな
い。
【0091】ステップS1005が終了すると、CPU
1は、作成した告知データDwarn23を表示装置7に送信
する。表示装置7は、受信告知データDwarn23に基づい
て表示処理を行って、自身の画面上に、図9(b)に示
すように、上記系統図を表示する。これによって、CP
U1は、ユーザに対して、複数の第2の経路(第2の最
適経路および第2の準最適経路)を提示することができ
る(ステップS1006)。ステップS1006の終了
後、CPU1はステップS213に進む。
【0092】次に、第4の作成・表示処理について、図
11を参照して説明する。図11の処理手順は、図10
の処理手順と比較すると、ステップS801〜S804
をさらに備える点で相違する。両処理手順には、それ以
外に相違点は無いので、図11において、図10のステ
ップに相当するものには同一のステップ番号を付け、そ
の説明を省略する。さらに、ステップS801〜S80
4の処理は、第2の作成・表示処理で説明しているの
で、その詳細な説明を省略する。
【0093】以上の第4の作成・表示処理においても、
CPU1は、複数の第2の経路(第2の最適経路および
第2の準最適経路)が分かれる地点を、ユーザに対して
分かりやすく提示することができる。ステップS804
の終了後、CPU1はステップS213に進む。
【0094】さて、以上のステップS212により複数
の第2の経路が提示されると、ユーザは、いずれかを選
択することが可能となる。本実施形態では、好ましい例
として、ユーザが入力装置5を特に操作することなく、
CPU1がユーザ(つまり車両)の実際の移動状況から
いずれかの第2の経路を選択することが可能である。以
下、1本の第2の経路の選択手法について説明する。
【0095】CPU1は、ユーザの現在位置が複数の第
2の経路のいずれか一方の上に位置するか否かを判断す
る(ステップS213)。より具体的には、CPU1
は、ロケータ9から得られる位置情報Icpと、現在RA
M3上にある地図データDcartとに基づいて、マップマ
ッチングを行う。マップマッチングは、周知のように、
ユーザの現在位置を地図上の道路上に位置させる処理で
あるから、その結果として、CPU1は、ユーザが第2
の最適経路および第2の準最適経路のいずれに沿って移
動しているかを判断することが可能となる。
【0096】ユーザの現在位置が第2の経路の両方の上
に位置すると判断した場合には、CPU1は、ステップ
S212に戻って、複数の第2の経路をユーザに提示す
る。一方、ステップS213において、ユーザが一方の
第2の経路上に位置すると判断した場合には、現在ユー
ザが位置する方(第2の最適経路または第2の準最適経
路)を選択する(ステップS214)。その後、CPU
1は、図2のステップS206に進む(○で囲んだBを
参照)。
【0097】なお、実際には、ユーザがすべての第2の
経路を外れてしまう場合も想定することができるが、か
かる場合については本実施形態には無関係であるため、
その説明を省略する。
【0098】ステップS214の次に、CPU1は、ユ
ーザの誘導・案内を行う(図4;ステップS206)。
この時のステップS206の処理は上述と同様である
が、ステップS205で得られた第1の最適経路ではな
く、ステップS214で選択された第2の最適経路およ
び第2の準最適経路の一方に沿ってユーザが誘導される
点で相違する。
【0099】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ナビゲーション装置Anavi1 が開始条件(ステップ
S208)に従って、ユーザを第1の最適経路に沿って
案内中に、第2の経路の探索に移行することが可能とな
る。これによって、ナビゲーション装置Anavi1 は、ユ
ーザが第1の最適経路を外れる前であっても、第2の経
路を探索することができる。さらに、ステップS210
においては、複数本の第2の経路が探索されるので、ナ
ビゲーション装置Anavi1 は、ユーザに対して多くの選
択肢を与えることができるようになる。これによって、
ユーザは、自分の嗜好や現場の状況に応じた迂回経路を
選択することができる。
【0100】また、上述の実施形態では、表示装置7が
告知データDwarn21〜Dwarn23に従って表示処理を行う
ことにより、ユーザに対して第2の最適経路および第2
の準最適経路を提示していた。しかし、これに限らず、
CPU1は、第2の最適経路および第2の準最適経路を
音声によりユーザに提示するため告知データDwarn2vを
生成し、スピーカ8に送信する。そして、スピーカ8
は、CPU1からの受信告知データDwarn2vに従って音
声出力処理をすることにより、ユーザに対して第2の最
適経路および第2の準最適経路を提示してもよい。つま
り、第2の経路に基づいて作成された告知データDwarn
2 は、画像または音声という表現形態で出力部6から出
力されればよい。
【0101】また、上述の実施形態では、告知データD
warn21〜Dwarn23は、少なくとも第2の最適経路および
第2の準最適経路を表示可能な画像データであった。し
かし、これに限らず、CPU1は、以下に説明する付加
データIaddiを使って、図12〜図14に示すような画
像を表示可能な告知データDwarn21’〜Dwarn26’を生
成してもよい。
【0102】ここで、告知データDwarn21’〜Dwarn2
6’に必要な付加情報Iaddiは予め準備され、既に説明
した交差点名情報およびコストだけでなく、各リンクに
より表される道路の属性情報がある。ここで、属性情報
としては、各道路の種別を表す種別情報、当該道路に付
けられた名称(国道x号線、○○高速道路等)を表す道
路名情報が代表的である。さらに、地図データDcartに
は、各有料道路の料金を算出するために必要となる料金
情報も付加されている。
【0103】まず、告知データDwarn21’は、図12
(a)に示すように、第2の最適経路をユーザが選んだ
際の所要時間および第2の準最適経路の所要時間を、地
図上に表示装置7が合成表示可能な画像データである。
ここで、両方の所要時間を示す画像要素は、総コストC
total21 およびCtotal22 から作成可能である。なお、
所要時間は系統図または拡大図上に合成表示可能であっ
てもよい。
【0104】また、告知データDwarn22’は、図12
(b)に示すように、第2の最適経路をユーザが通った
際の走行距離および第2の準最適経路の走行距離を、系
統図上で表示装置7が合成表示可能な画像データであ
る。ここで、走行距離を表示するための画像要素は、総
コストCtotal21 およびCtotal22 から作成可能であ
る。なお、走行距離は地図または拡大図上に合成表示可
能であってもよい。
【0105】また、告知データDwarn23’は、図13
(a)に示すように、第2の最適経路をユーザが通った
際に必要となる料金および第2の準最適経路の料金を、
拡大図上で表示装置7が合成表示可能な画像データであ
る。ここで、料金を表示するための画像要素は、付加情
報Iaddiの一部を構成する料金情報から作成することが
可能である。なお、料金は地図または系統図上に合成表
示可能であってもよい。
【0106】また、告知データDwarn24’は、図13
(b)に示すように、第2の最適経路を構成する道路の
種別、名称または番号等の属性、および第2の準最適経
路を構成する道路の属性を、地図上で表示装置7が合成
表示可能な画像データである。ここで、道路の属性を表
示するための画像要素は、付加情報Iaddiの一部を構成
する属性情報から作成することができる。
【0107】なお、図示は省略するが、第2の最適経路
の属性および第2の準最適経路の属性を、系統図ならび
に拡大図上で4表示装置7が合成表示可能な告知データ
Dwarn25’ならびにDwarn26’が作成されても良い。
【0108】また、以上の実施形態では、CPU1は、
第2の経路として、第2の最適経路および第2の準最適
経路の2本を探索したが、3本以上の第2の経路を探索
するようにしてもよい。また、以上の実施形態では、各
経路データDroute は、ノード列であるとして説明した
が、リンク列であってもよい。
【0109】なお、以上の実施形態では、第2の経路探
索は、ステップS208においてCPU1が指示信号S
inst2 を受信しているか否か基づいて実行されていた。
しかし、これに限らず、以下の第2および第3の実施形
態で説明する第2および第3の開始条件を満足する場合
にも、CPU1は、第2の経路探索を開始してもよい。
【0110】まず、本発明の第2の実施形態に係るナビ
ゲーション装置Anavi2 について説明する。ナビゲーシ
ョン装置Anavi2 の基本的なハードウェア構成は、ナビ
ゲーション装置Anavi1 と同様であるため、以下の説明
では図1を援用する。
【0111】ただし、ナビゲーション装置Anavi2 は、
以下の点において、ナビゲーション装置Anavi1 と相違
する。まず、第1の相違点は、RAM3の一部の記憶領
域は、設定フラグFset の格納用に予約されている点で
ある。設定フラグFset とは、第2の経路探索を行うか
否かを示す2値情報である。本実施形態では、設定フラ
グFset が「1」の場合、第2の経路探索を行うことを
意味し、設定フラグFset が「0」の場合、第2の経路
探索を行わないことを意味する。
【0112】次に、本ナビゲーション装置Anavi2 の動
作について説明する。ナビゲーション装置Anavi2 の電
源が投入されると、CPU1は、プログラムPnavi2 の
実行を開始する。ここで、図14は、ナビゲーション装
置Anavi2 のCPU1の処理手順を示すメインフローチ
ャートの前半部分である。なお、後半部分については、
図3と同一であるため、その説明を省略する。
【0113】図14は、図2と比較すると、ステップS
1401が追加されている点と、ステップ208がステ
ップS1402およびS1403に代わる点で相違す
る。それ以外は同様であるため、図14において、図2
のステップに相当するものには同じステップ番号を付け
て、その説明を省略する。
【0114】図14において、CPU1は、電源投入直
後、設定フラグFset の書き込み処理を行う(ステップ
S1401)。ここで、図15は、ステップS1401
の詳細な処理手順を示すフローチャートである。図15
において、CPU1は、まず、メッセージデータDmess
1 を生成して、出力部6に送信する。メッセージデータ
Dmess1 とは、ユーザが車両を運転している最中に第2
の経路探索を行うか否かをユーザに対して問い合わせる
画像データまたは音声データである。
【0115】出力部6は、メッセージデータDmess1 に
基づいて表示処理または音声出力処理を行う。より具体
的には、表示装置7は、画像データであるメッセージデ
ータDmess2 に基づいて、自身の画面上に図16(a)
に示すような画像を表示する。また、スピーカ8は、音
声データであるメッセージデータDmess1 に基づいて、
図16(b)に示すような音声をユーザに出力する。こ
れによって、CPU1は、第2の経路探索を行うか否か
をユーザに問い合わせて(ステップS1501)、その
回答を促す。
【0116】ユーザは、CPU1からの問い合わせに応
答して、入力装置5を使って回答を入力する。ここで、
ユーザは、入力装置5を構成するキーおよびマウス等を
手で操作して、回答を入力する場合もあれば、入力装置
5を構成するマイクロフォンに向かって声で回答を入力
する場合もある。ユーザ入力に応答して、入力装置5
は、第2の経路探索を行うか否かを示す回答情報Irep
を生成してCPU1に送信する。
【0117】CPU1は、受信回答情報Irep をデコー
ドして、第2の経路探索を行うか否かを判断する(ステ
ップS1502)。第2の経路探索を行うと判断した場
合、CPU1は、設定フラグFset の値として「1」を
RAM3の予約領域に書き込み(ステップS150
3)、それを行わないと判断した場合には、設定フラグ
Fset の値として「0」をRAM3の予約領域に書き込
む(ステップS1504)。
【0118】以上のステップS1503たはS1504
が終了すると、CPU1は図14のステップS1401
を抜けて、ステップS209に進む。以上のステップS
1401が電源投入直後に行われるのは、安全上の観点
からである。より具体的には、電源投入直後には、ユー
ザがまだ車両を発進させていない、つまり車両が走行し
ていないとみなせ、ユーザが入力装置5を操作しても危
険ではないと想定できるからである。
【0119】ステップS1401が終了すると、CPU
1は、既に説明したステップS201〜S207を行
う。ここで、ステップS207において、CPU1は、
ユーザが目的地に着いていないと判断した場合、ステッ
プS1402に進む。そして、CPU1は、設定フラグ
Fset の値が「1」か否かを判断する(ステップS14
02)。設定フラグFset の値が「0」の場合、ユーザ
が第2の経路探索を希望していないことから、CPU1
は、ステップS206に戻って、第1の最適経路に従っ
てユーザを案内する。
【0120】一方、ステップS1402において設定フ
ラグFset の値が「1」であると判断した場合、CPU
1は、ロケータ9から位置情報Icpを取得する(ステッ
プS1403)。
【0121】次に、CPU1は、第2の開始条件を満た
すか、つまりユーザの現在位置が第1の経路上に存在す
る交差点に接近しているか否かを判断する(ステップS
1404)。ステップS1403の判断は、より具体的
には、以下のようにして行われる。つまり、CPU1
は、取得した位置情報Icpが示す座標と、第1の経路デ
ータDroute1 を構成する各ノードの座標とから、現在
位置と各交差点との間の距離を算出して、算出した各距
離が、前述のしきい値Vth2 よりも小さいか否かに基づ
いて行われる。
【0122】ステップS1404において、ユーザの現
在位置が交差点に接近していないと判断した場合、CP
U1は、ステップS206に戻って、第1の最適経路に
従ってユーザを案内する。
【0123】一方、ユーザの現在位置が交差点に接近し
ていると判断した場合には、CPU1は、図3のステッ
プS209に進む(図16の○で囲んだAを参照)。こ
れ以降の処理については、第1の実施形態において既に
説明しているので、その説明を省略する。
【0124】以上のように、本実施形態においては、ナ
ビゲーション装置Anavi2 がステップS1404を第2
の開始条件として、第1の最適経路に沿ってユーザを案
内中に、第2の経路の探索に移行することが可能とな
る。これによって、ナビゲーション装置Anavi2 は、ユ
ーザが第1の最適経路を外れる前であっても、第2の経
路を探索することができる。さらに、ステップS210
においては、複数本の第2の経路が探索されるので、ナ
ビゲーション装置Anavi2 は、ユーザに対して多くの選
択肢を与えることができるようになる。これによって、
ユーザは、自分の嗜好や現場の状況に応じた迂回経路を
選択することができる。
【0125】また、本実施形態では、ステップS140
1を実行しないと仮定した場合、ナビゲーション装置A
navi2 は、ユーザが第1の経路上の各交差点に接近する
度に、第2の経路を探索してしまう。これでは、ユーザ
は、ナビゲーション装置Anavi2 のことを煩わしく感じ
るかも知れない。かかる問題点を解消するために、ナビ
ゲーション装置Anavi2 は、ステップS1401を実行
して、ユーザが車両のドライブを開始する前に、第2の
経路探索を行うか否かをユーザに問い合わせている。
【0126】次に、本ナビゲーション装置Anavi3 の動
作について説明する。ナビゲーション装置Anavi3 の電
源が投入されると、CPU1は、プログラムPnavi3 の
実行を開始する。ここで、図17は、ナビゲーション装
置Anavi3 のCPU1の処理手順を示すメインフローチ
ャートの前半部分である。なお、後半部分については、
図3と同一であるため、その説明を省略する。
【0127】図17は、図2と比較すると、ステップ2
08がステップS1701およびS1702に代わる点
で相違する。それ以外は同様であるため、図17におい
て、図2のステップに相当するものには同じステップ番
号を付けて、その説明を省略する。
【0128】図18において、CPU1は、電源投入直
後、既に説明したステップS201〜S207を実行す
る。ステップS207において、CPU1は、ユーザが
目的地に着いていないと判断した場合、ステップS17
01に進む。そして、CPU1は、通信装置10を通じ
て、道路の近傍に配置されたビーコンからの交通情報I
trafを取得する(ステップS1701)。交通情報Itr
afは、前述した通り、交通渋滞および交通事故の発生地
点の座標を表す情報である。
【0129】ステップS1701の次に、CPU1は、
交通情報Itrafと第1の経路データDroute1 とに基づ
いて、第1の最適経路上で交通渋滞や交通事故が発生し
ているか否かを判断する(ステップS1702)。より
具体的には、CPU1は、交通情報Itrafが示す座標
が、第1の経路データDroute1を構成するノード列のい
ずれかの座標とが一致するか否かを判定する。
【0130】判定の結果、交通情報Itrafおよび第1の
経路データDroute1を構成するいずれのノードの座標と
も一致しなければ、CPU1は、第1の経路上で交通渋
滞または交通事故が起こっていないと判断して、ステッ
プS206に戻って、第1の最適経路に従ってユーザを
案内する。
【0131】一方、交通情報Itrafおよび第1の経路デ
ータDroute1を構成するいずれかのノードの座標とも一
致しなければ、CPU1は、第1の経路上で交通渋滞ま
たは交通事故が起こっていないと判断して、図3のステ
ップS209に進む(図16の○で囲んだAを参照)。
これ以降の処理については、第1の実施形態において既
に説明しているので、その説明を省略する。ただし、ス
テップS210で探索される第2の最適経路および第2
の準最適経路は、交通渋滞または交通事故を迂回できる
経路でなければならない。
【0132】以上のように、本実施形態においては、ナ
ビゲーション装置Anavi3 は、ステップS1702の第
3の開始条件に従って、ユーザを第1の最適経路に沿っ
て案内中に、第2の経路の探索に移行することが可能と
なる。これによって、ナビゲーション装置Anavi3 は、
ユーザが第1の最適経路を外れる前であっても、第2の
経路を探索することができる。さらに、ステップS21
0においては、複数本の第2の経路が探索されるので、
ナビゲーション装置Anavi3 は、ユーザに対して多くの
選択肢を与えることができるようになる。これによっ
て、ユーザは、自分の嗜好や現場の状況に応じた迂回経
路を選択することができる。
【0133】なお、以上の各実施形態では、ナビゲーシ
ョン装置Anaviは、車速センサ等のセンサ類やVICS
受信機を有することから車両用に向けられていた。しか
し、本ナビゲーション装置Anaviは携帯用にも簡単に応
用できる。さらに、ナビゲーション装置Anaviは、携帯
電話、PDA(情報携帯端末)、パーソナルコンピュー
タ等のコンピュータ機器に容易に実装することができ
る。
【0134】また、以上の各実施形態で説明したプログ
ラムPnavi1 〜Pnavi3 は、CD、DVD(Digital Ver
satile Disk) 、MO(Magnetic-Optical)ディスク、半
導体メモリに代表される記録媒体に記述して配布されて
もよい。さらに、コンピュータ機器がネットワーク上の
サーバからにダウンロードできるように、プログラムP
navi1 〜Pnavi3 は当該サーバの記憶装置上に格納され
ていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ナビゲーション装置Anaviのハードウェア構成
を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態に係るCPU1の処理手順を示
すメインフローチャートの前半部分である。
【図3】第1〜第3の実施形態に係るCPU1の処理手
順を示すメインフローチャートの後半部分である。
【図4】図2の誘導・案内の詳細な処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図5】図2の誘導・案内における表示装置7の表示例
を示す図である。
【図6】第2の経路探索の詳細な処理手順を示すフロー
チャートである。
【図7】第1の告知データの作成・表示処理の手順を示
すフローチャートである。
【図8】第2の告知データの作成・表示処理の手順を示
すフローチャートである。
【図9】第2および第3の告知データの作成・表示処理
における表示装置7の表示例を示す図である。
【図10】第3の告知データの作成・表示処理の手順を
示すフローチャートである。
【図11】第4の告知データの作成・表示処理の手順を
示すフローチャートである。
【図12】告知データDwarn21’およびDwarn22’に基
づく表示結果を示す図である。
【図13】告知データDwarn23’およびDwarn24’に基
づく表示結果を示す図である。
【図14】第2の実施形態に係るCPU1の処理手順を
示すメインフローチャートの前半部分である。
【図15】設定フラグFset の書き込み処理の手順を示
すフローチャートである。
【図16】メッセージデータDmess1 に基づく出力結果
を示す図である。
【図17】第3の実施形態に係るCPU1の処理手順を
示すメインフローチャートの前半部分である。
【符号の説明】
1…CPU 2…ROM 3…RAM 4…記憶装置 5…入力装置 6…出力部 7…表示装置 8…スピーカ 9…ロケータ 10…通信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪本 清美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 柳生 岳志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 濱田 浩行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 阿多 輝明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C032 HC08 HD21 2F029 AA02 AB07 AB13 AC02 AC14 AC18 5H180 AA01 BB02 BB04 FF05 FF12 FF13 FF22 FF25 FF27 FF32

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図データを使って、ユーザを目的地ま
    で誘導するナビゲーション装置であって、 前記地図データを格納する記憶部と、 前記記憶部内の地図データを使って、出発地から目的地
    へと至る第1の経路を探索する経路探索部と、 前記経路探索部で探索された第1の経路、および前記記
    憶部内の地図データに基づいて、ユーザを目的地まで誘
    導するための誘導データを作成する誘導データ作成部
    と、 前記誘導情報作成部で作成された誘導データを出力する
    出力部とを備え、 前記誘導データの出力中に、所定の開始条件を満たした
    時、前記経路探索部はさらに、ユーザの現在位置から目
    的地へと至る複数の第2の経路を探索し、 前記経路探索部で探索された複数の第2の経路をユーザ
    に告知するための告知データを作成する告知データ作成
    部をさらに備え、 前記出力部はさらに、前記告知データ作成部で作成され
    た告知データを出力し、 前記複数の第2の経路は、ユーザの現在位置と、前記第
    1の経路と同一の目的地とを結び、それぞれが互いに異
    なり、かつ当該第1の経路と重複しない経路である、ナ
    ビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 前記告知データ作成部は、前記告知デー
    タとして、前記地図データが表す地図上に、前記複数の
    第2の経路を合成表示可能な画像データを作成する、請
    求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の第2の経路が分かれる分岐交
    差点にユーザが接近した場合、前記告知データ作成部は
    さらに、前記告知データとして、当該分岐交差点の拡大
    図を表す画像データを作成する、請求項2に記載のナビ
    ゲーション装置。
  4. 【請求項4】 前記告知データ作成部は、前記告知デー
    タとして、各前記第2の経路毎に、それぞれを構成する
    複数の交差点名称を線で結んだ系統図を表す画像データ
    を作成する、請求項1に記載のナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の第2の経路が分かれる分岐交
    差点にユーザが接近した場合、前記告知データ作成部は
    さらに、前記告知データとして、当該分岐交差点の拡大
    図を表す画像データを作成する、請求項4に記載のナビ
    ゲーション装置。
  6. 【請求項6】 前記告知データ作成部は、前記第2の経
    路データとして、最適な第2の経路と、その他の第2の
    経路とをユーザが視覚的に判別可能な画像データを作成
    する、請求項1に記載のナビゲーション装置。
  7. 【請求項7】 前記告知データ作成部は、前記経路探索
    部で探索された複数の第2の経路、および、当該複数の
    第2の経路毎に、ユーザが前記目的地に着くまでの所要
    時間をユーザに告知するための告知データを作成する、
    請求項1に記載のナビゲーション装置。
  8. 【請求項8】 前記告知データ作成部は、前記経路探索
    部で探索された複数の第2の経路、および、当該複数の
    第2の経路毎に、前記目的地までの距離をユーザに告知
    するための告知データを作成する、請求項1に記載のナ
    ビゲーション装置。
  9. 【請求項9】 前記告知データ作成部は、前記経路探索
    部で探索された複数の第2の経路、および、当該複数の
    第2の経路毎に、前記目的地に着くまでに要する料金を
    ユーザに告知するための告知データを作成する、請求項
    1に記載のナビゲーション装置。
  10. 【請求項10】 前記告知データ作成部は、前記経路探
    索部で探索された複数の第2の経路、および、当該複数
    の第2の経路を構成する道路の属性をユーザに告知する
    ための告知データを作成する、請求項1に記載のナビゲ
    ーション装置。
  11. 【請求項11】 ユーザによる操作に応答して指示信号
    を生成し、前記経路探索部に送信する、入力装置をさら
    に備え、 前記経路探索部は、前記指示信号の受信を前記開始条件
    として、前記複数の第2の経路を探索する、請求項1に
    記載のナビゲーション装置。
  12. 【請求項12】 ユーザの現在位置を検出するロケータ
    と、 前記経路探索部で得られた第2の経路と、前記ロケータ
    により検出された現在位置とを使って、ユーザが交差点
    に接近しているか否かを判断する判断部とをさらに備
    え、 前記経路探索部は、前記判断部の判断結果を前記開始条
    件として、前記複数の第2の経路を探索する、請求項1
    に記載のナビゲーション装置。
  13. 【請求項13】 交通渋滞または交通事故の発生地点を
    特定する交通情報を取得する取得部と、 前記取得部が取得した交通情報に基づいて、前記第1の
    経路上で交通渋滞または交通事故が発生しているかを判
    断する判断部とをさらに備え、 前記経路探索部は、前記判断部の判断結果を前記開始条
    件として、前記複数の第2の経路を探索する、請求項1
    に記載のナビゲーション装置。
  14. 【請求項14】 予め格納されている地図データを使っ
    て、ユーザを目的地まで誘導するナビゲーション方法で
    あって、 前記地図データを使って、出発地から目的地へと至る第
    1の経路を探索する経路探索ステップと、 前記経路探索ステップで探索された第1の経路、および
    前記地図データに基づいて、ユーザを目的地まで誘導す
    るための誘導データを作成する誘導データ作成ステップ
    と、 前記誘導情報作成ステップで作成された誘導データを出
    力する出力ステップとを備え、 前記誘導データの出力中に、所定の開始条件を満たした
    時、前記経路探索ステップは、ユーザの現在位置から目
    的地へと至る複数の第2の経路を探索し、 前記経路探索ステップで探索された複数の第2の経路を
    ユーザに告知するための告知データを作成する告知デー
    タ作成ステップをさらに備え、 前記出力ステップはさらに、前記告知データ作成ステッ
    プで作成された告知データを出力し、 前記複数の第2の経路は、ユーザの現在位置と、前記第
    1の経路と同一の目的地とを結び、それぞれが互いに異
    なり、かつ当該第1の経路と重複しない経路である、ナ
    ビゲーション方法。
  15. 【請求項15】 ユーザによる操作に応答して生成され
    た指示信号の受信ステップをさらに備え、 前記経路探索ステップは、前記受信ステップで前記指示
    信号が受信された場合を前記開始条件として、前記複数
    の第2の経路を探索する、請求項14に記載のナビゲー
    ション方法。
  16. 【請求項16】 ユーザの現在位置を取得する取得ステ
    ップと、 前記経路探索ステップで得られた第2の経路と、前記取
    得ステップで取得された現在位置とを使って、ユーザが
    交差点に接近しているか否かを判断する判断ステップと
    をさらに備え、 前記経路探索ステップは、前記判断ステップの判断結果
    を前記開始条件として、前記複数の第2の経路を探索す
    る、請求項14に記載のナビゲーション方法。
  17. 【請求項17】 交通渋滞または交通事故の発生地点を
    特定する交通情報を取得する取得ステップと、 前記取得ステップで受信した交通情報に基づいて、前記
    第1の経路上での交通状況を判断する判断ステップとを
    さらに備え、 前記経路探索ステップは、前記判断ステップの判断結果
    を前記開始条件として、前記複数の第2の経路を探索す
    る、請求項14に記載のナビゲーション方法。
  18. 【請求項18】 予め格納されている地図データを使っ
    て、ユーザを目的地まで誘導するナビゲーションを、コ
    ンピュータ装置上で実現するプログラムを記録した記録
    媒体であって、 前記地図データを使って、出発地から目的地へと至る第
    1の経路を探索する経路探索ステップと、 前記経路探索ステップで探索された第1の経路、および
    前記地図データに基づいて、ユーザを目的地まで誘導す
    るための誘導データを作成する誘導データ作成ステップ
    と、 前記誘導情報作成ステップで作成された誘導データを出
    力する出力ステップとを備え、 前記誘導データの出力中に、所定の開始条件を満たした
    時、前記経路探索ステップは、ユーザの現在位置から目
    的地へと至る複数の第2の経路を探索し、 前記経路探索ステップで探索された複数の第2の経路を
    ユーザに告知するための告知データを作成する告知デー
    タ作成ステップをさらに備え、 前記出力ステップはさらに、前記告知データ作成ステッ
    プで作成された告知データを出力し、 前記複数の第2の経路は、ユーザの現在位置と、前記第
    1の経路と同一の目的地とを結び、それぞれが互いに異
    なり、かつ当該第1の経路と重複しない経路である、プ
    ログラムが記録された記録媒体。
  19. 【請求項19】 ユーザによる操作に応答して生成され
    た指示信号の受信ステップをさらに備え、 前記経路探索ステップは、前記受信ステップで前記指示
    信号が受信された場合を前記開始条件として、前記複数
    の第2の経路を探索する、請求項18に記載のプログラ
    ムを記録した記録媒体。
  20. 【請求項20】 ユーザの現在位置を取得する取得ステ
    ップと、 前記経路探索ステップで得られた第2の経路と、前記取
    得ステップで取得された現在位置とを使って、ユーザが
    交差点に接近しているか否かを判断する判断ステップと
    をさらに備え、 前記経路探索ステップは、前記判断ステップの判断結果
    を前記開始条件として、前記複数の第2の経路を探索す
    る、請求項18に記載のプログラムを記録した記録媒
    体。
  21. 【請求項21】 交通渋滞または交通事故の発生地点を
    特定する交通情報を取得する取得ステップと、 前記取得ステップで受信した交通情報に基づいて、前記
    第1の経路上での交通状況を判断する判断ステップとを
    さらに備え、 前記経路探索ステップは、前記判断ステップの判断結果
    を前記開始条件として、前記複数の第2の経路を探索す
    る、請求項18に記載のプログラムを記録した記録媒
    体。
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