JP2002139191A - 電気融着継手の電熱線巻線方法及び電気融着継手 - Google Patents

電気融着継手の電熱線巻線方法及び電気融着継手

Info

Publication number
JP2002139191A
JP2002139191A JP2000334618A JP2000334618A JP2002139191A JP 2002139191 A JP2002139191 A JP 2002139191A JP 2000334618 A JP2000334618 A JP 2000334618A JP 2000334618 A JP2000334618 A JP 2000334618A JP 2002139191 A JP2002139191 A JP 2002139191A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating wire
joint
electric fusion
connector pin
fusion joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000334618A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yoshida
晃 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2000334618A priority Critical patent/JP2002139191A/ja
Publication of JP2002139191A publication Critical patent/JP2002139191A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電熱線の良好な巻線のための所定張力を作用
させても、コネクターピンが抜けたり、許容範囲を超え
て大きく傾くことがない電気融着継手の電熱線巻線方法
及び電気融着継手を提供する。 【解決手段】 電気融着継手の電熱線巻線方法におい
て、コネクターピンの一端部を継手本体に装着し、中央
部に電熱線を接合し、他端部を支持手段で支持して電熱
線の巻線を開始することを特徴とし、また電熱線を装着
する溝を有する電気融着継手において、溝の少なくとも
電熱線巻始め側に、溝を横断する薄肉の堰部を1又は複
数箇所形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気融着継手の電
熱線巻線方法及び電気融着継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気融着継手(以下継手と略す)に、電
熱線をゆるみなく配設するためには、一般には張力をか
けて巻線される。従来、量産規模で生産される継手は、
呼び100A以下の小中口径品がほとんどで、成形後の
樹脂製の継手本体にコネクターピンを装入し、巻線をす
るという工程をとっている。しかし、成形後のまだ温度
の高い継手本体は、縦弾性率が小さくてコネクターピン
装着部の剛性が低く、張力によりコネクターピンが傾い
たり、抜ける恐れがあった。これを解決するための方法
が、特開平10−325495号公報に開示されてい
る。これは、インナを成形後、送風機や冷媒などを用い
て冷却を行ってコネクターピン装着部の縦弾性率の向上
を図ったり、装着部にリブを設けたり、コネクターピン
にかえりを設け、コネクターピンの傾斜と抜け出しを抑
制しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】継手口径に合せて使用
する電熱線は大きくなるが、その直径の違いは、剛性に
係わる自重には2乗で、断面2次モーメントには4乗で
影響するため、コイル巻き癖を修正して真直に伸ばして
巻線するためには、電熱線がわずかに太くなっても、大
きな張力をかける必要がある。例えば呼び150Aの継
手では、電熱線の直径は1.5mmであり、200N
(ニュートン)以上の張力をかけることが望ましい。継
手は、口径の大きさで継手本体の製造方法が違い、継手
口径が大きいものは、常温の継手本体に対して巻線する
ことが多い。しかし、常温であっても、コネクターピン
装着部を、コネクターピンが望ましい所定の張力を支持
できるような十分な剛性を有する寸法形状とすることは
製品設計上難しい場合が多い。このような継手に対し所
定の張力をかけると、コネクターピンが大きく傾いた
り、装着部から抜け出てしまい巻線が行えないという問
題が生じるため、張力を低下させて対処せざるを得ず、
良好な巻線には問題であった。従って、本発明は、電熱
線の良好な巻線のための所定張力を作用させても、コネ
クターピンが抜けたり、許容範囲を超えて大きく傾くこ
とがない電気融着継手の電熱線巻線方法及び電気融着継
手を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の電気融着継手の
電熱線巻線方法は、電気融着継手に電熱線を巻付ける方
法において、コネクターピンの一端部を継手本体に装着
し、中央部に電熱線を接合し、他端部を支持手段で支持
して電熱線の巻線を開始することを特徴としている。ま
た、本発明の電気融着継手は、電熱線を装着する溝を有
する電気融着継手において、溝の少なくとも電熱線巻始
め側に、溝を横断する薄肉の堰部を1又は複数箇所形成
したことを特徴としている。なお、この電気融着継手
は、前記電熱線巻線方法で巻線する時に用いるのが好ま
しい。
【0005】
【発明の実施の形態】図1をもとに、電熱線巻線方法に
ついて説明する。回転台9は中心軸まわりに回転でき、
継手本体1が軸心を一致して回転方向所定位置に固定さ
れる取付け具(図示せず)と、コネクターピン支持部1
0が取付けられている。コネクターピン支持部10は、
シャフト5と、シャフト5を嵌装しガイドと荷重保持を
行う軸受部6と、シャフト5を移動させるシリンダ8
と、シャフト5とシリンダ8を連結するジョイント7と
を有している。継手本体1は、回転台9に取付けられる
前又は後に、その側面に形成された2箇所のコネクター
ピン装着座2(2a、2b)に2本のコネクターピン4
(4a、4b)が装入されるが、コネクターピン支持部
10の軸受部6は、シリンダ8が前進した時、シャフト
5がコネクターピン4の側面に当接し、電熱線3の張力
支持部として作用するような位置に回転台9に取付けら
れている。
【0006】回転台9が所定位置にある時、水平に突き
出た一方のコネクターピン4a側面の上部に、電熱線3
の一端を溶接、かしめ、接着などにより接合する。シャ
フト5は、コネクターピン4aと、電熱線3との接合部
より先端で電熱線3の供給側の側面に当接させる。次い
で、回転台9を矢印Aに示すように電熱線3の供給方向
とは逆向きに回転させる。回転台9が回転すると継手本
体1も回転し、電熱線3は継手本体1の外周に形成され
た溝20内に巻線されていく。電熱線3が接合されたコ
ネクターピン4aは、一端が継手本体1のコネクターピ
ン装着座2aで支持され、他端がシャフト5で支持され
た両端支持状態で、電熱線3の張力を受けることにな
る。
【0007】このように、コネクターピン4aは電熱線
接合部を挟んだ2点で支持されるので、各支点には単な
る張力に対する反力だけが作用することになる。従っ
て、従来コネクターピン4aを片持ち状態で保持してい
たのに比べ、コネクターピン装着座2aの肉厚が同じで
あっても、従来より大きな張力をコネクターピン4aが
傾いたり、抜けることなく支持することができる。まし
てや同じ張力に対しては、コネクターピン4aの不具合
が発生する恐れがはるかに少なくなることは言うまでも
ない。従って、電熱線3には、供給前の電熱線3が巻付
けられていた時に形成されたコイルの巻き癖を直し、継
手本体1の溝20の底に密着するように押付けることが
できるような所定の張力を付与するようにすることがで
きる。シャフト5の大きさ、コネクターピン4aとの当
接位置や、軸受部6の剛性などコネクターピン支持部1
0の仕様は、電熱線3に作用させる張力に合せて設定す
ればよい。
【0008】シャフト5は、巻線完了するまでコネクタ
ーピン4aを支持し続けることはできるが、電熱線3が
溝20にある程度以上巻かれたらシリンダ8を後退させ
て離脱してもよい。これは、電熱線3が溝20に1巻程
度巻かれると、電熱線3を引張る張力は、ほとんど溝2
0との摩擦力で支持され、コネクターピン4aには作用
しなくなるからである。また、コネクターピン4aから
溝20に至るまでの電熱線は、長さは短く、特に太さが
大きい場合は、張力による弾性変形はほとんどないた
め、コネクターピン4aを傾けるほどの圧縮力はほとん
ど有してしないからである。同様に、巻線終了に際し、
電熱線3の他端を他方のコネクターピン4bに接続固定
した後切断しても、巻線された電熱線3からコネクター
ピン4bを傾けるほどの力は作用しないので、必ずしも
他方のコネクターピン4bは支持しなくてもよい。
【0009】前述したように、電熱線3が溝20に巻付
けられると摩擦抵抗が発生し、巻付け後の電熱線3から
はコネクターピン4を引張る力はほとんど作用しない
が、溝の構造に特徴を有する本発明の継手を用いればこ
の作用はさらに確実になる。本発明の継手は、電熱線3
を溝20に装着する電気融着継手であって、溝20の少
なくとも電熱線巻始め側に、図2に示すような溝20を
横断する薄肉の堰部21を1箇所又は複数箇所形成した
ものである。堰部21の上面は、電熱線が溝20外に出
ないよう周囲表面より1〜2mm程度低くするとよい。
堰部21の厚さは、電熱線3が張力により押付けられた
時、つぶれたり裂けたりして電熱線3が埋め込まれてし
まうような厚さとし、例えば0.5〜1.0mm程度と
する。従って、巻線されてきた電熱線3が堰部21にか
かると、堰部21に押し入ってしまい、押し広げられた
堰部21からの圧縮反力や機械的凹凸などが加味された
大きな摩擦力で保持される。これは電熱線3と溝20の
単なる接触による摩擦力より大きい。なお、堰部21の
位置、形状、及び個数は継手に合せて適宜決めるとよ
く、溝20の巻終わり側或いは全長にわたって設けても
よい。
【0010】上記した本発明の継手は、前述した本発明
の電熱線巻線方法とともに用いることが好ましいが、コ
ネクターピン支持具10を用いない従来の巻線方法にも
用いることができる。この場合は、少なくとも電熱線巻
始め側の堰部21の厚さは、コネクターピン4aを傾か
せない程度の張力がかかった電熱線3が押し入ることが
できるような厚さとする。従って、巻線に当たっては、
電熱線3を一方のコネクターピン4aに接続した後、コ
ネクターピン4aを傾かせない程度の張力で巻線を開始
し、電熱線3が前記堰部21で保持された後、所定の張
力に上げて巻線を行うようにする。なお、前記継手は、
コネクター装着座2には剛性を向上させるためのリブを
設けたり、用いるコネクターピン4には、コネクター装
着座への装入側先端にかえりを設けておくと、一層傾い
たり、抜け難くなり好ましい。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、特に巻線開始時、電熱
線を巻付け底面に密接するに必要な張力で引張っても、
コネクターピンが傾いたり、抜け出したりすることがな
い。また本発明によれば、電熱線に巻付け低面に密接す
るに十分な張力を付与して巻付けても、コネクターピン
に作用する張力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コネクターピン保持機構を示す斜視図
【図2】電熱線緩み止めリブを示す一部断面図
【符号の説明】
1…継手本体、 2…コネクターピン装着座、 3…電
熱線、4…コネクターピン、 5…シャフト、 6…軸
受部、 7…ジョイント、8…シリンダ、 9…回転
台、 10…コネクターピン支持部、21…溝、 22
…堰部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気融着継手に電熱線を巻付ける方法に
    おいて、コネクターピンの一端部を継手本体に装着し、
    中央部に電熱線を接合し、他端部を支持手段で支持して
    電熱線の巻線を開始することを特徴とする電気融着継手
    の電熱線巻線方法。
  2. 【請求項2】 電熱線を装着する溝を有する電気融着継
    手において、溝の少なくとも電熱線巻始め側に、溝を横
    断する薄肉の堰部を1又は複数箇所形成したことを特徴
    とする電気融着継手。
JP2000334618A 2000-11-01 2000-11-01 電気融着継手の電熱線巻線方法及び電気融着継手 Pending JP2002139191A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000334618A JP2002139191A (ja) 2000-11-01 2000-11-01 電気融着継手の電熱線巻線方法及び電気融着継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000334618A JP2002139191A (ja) 2000-11-01 2000-11-01 電気融着継手の電熱線巻線方法及び電気融着継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002139191A true JP2002139191A (ja) 2002-05-17

Family

ID=18810499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000334618A Pending JP2002139191A (ja) 2000-11-01 2000-11-01 電気融着継手の電熱線巻線方法及び電気融着継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002139191A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002139191A (ja) 電気融着継手の電熱線巻線方法及び電気融着継手
TW200809102A (en) Fastener retention device and method
JP2607753B2 (ja) 開閉装置及びその製作方法
JP4569880B2 (ja) 電気溶着式プラスチック管継手の製造方法
JP4727691B2 (ja) 摩擦圧接方法
JP4232124B2 (ja) 電気溶着式プラスチック管継手
JP2010259624A (ja) ガイドワイヤおよびその製造方法
JP2001124122A (ja) コイルアクチュエータ及び首振構造体
JPH09237537A (ja) ポリマーlp碍子およびその製造方法
JPS6157419A (ja) 車両用スタビライザ
JPH11319711A (ja) 振動発生装置および前記振動発生装置への分銅の取付方法
JP2000229360A (ja) 振動溶着の部材構造
JPH11351974A (ja) 温度検出センサの構造
JP3089156B2 (ja) セラミックヒータのリード端子接続装置
JP2811283B2 (ja) 涙道再建用挿管器具
JP3166271B2 (ja) 内視鏡のアングル操作装置
JP4126767B2 (ja) ケーブルの固定方法
JP3082162U (ja) 熱かしめ用ボス及び熱かしめ用溶融ヘッド
JP2002189011A (ja) ガスセンサ及びその製造方法
WO2007060967A1 (ja) 電極かしめ装置
JPH11329188A (ja) サーマルプロテクタ
JP2003194282A (ja) 電熱マット
JPH0737596Y2 (ja) 便座装置
JPH0888116A (ja) 端子ホルダ付ボビン
JP2018099781A (ja) 熱かしめ構造体、熱かしめ装置及び熱かしめ方法