JP2002138916A - 可搬形又は車載形発電装置 - Google Patents

可搬形又は車載形発電装置

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JP2002138916A
JP2002138916A JP2000378178A JP2000378178A JP2002138916A JP 2002138916 A JP2002138916 A JP 2002138916A JP 2000378178 A JP2000378178 A JP 2000378178A JP 2000378178 A JP2000378178 A JP 2000378178A JP 2002138916 A JP2002138916 A JP 2002138916A
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diesel engine
portable
cooling means
power generator
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Keishiyu Kubo
敬修 久保
Tokuyuki Ishibashi
徳幸 石橋
Tsuguyuki Shimizu
貢之 清水
Yukio Noda
幸男 野田
Katsumi Igawa
克美 井川
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Asahi Electronics Co Ltd
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ASAHI DENKI KK
Asahi Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本体3がカバー1cで覆われたディーゼルエン
ジンにより、発電機2を駆動させて発電する可搬形又は
車載形の発電装置Aにおいて、その燃料ポンプ5の温度
の上昇を防ぎ、その結果、燃料ポンプ5の寿命を延ばす
手段を提供すること。 【解決手段】ディーゼルエンジンの本体3から燃料タン
ク4に燃料を戻す戻り配管4bの途中に、燃料冷却手段
9を設ける。その燃料冷却手段9は燃料の熱を空気中に
放熱するものとしたり、放熱管を羊腸状又は螺旋状に折
曲形成したものとしたりすることがその製作が容易で好
ましい。また、この燃料冷却手段9は、冷却水冷却用フ
ァン7aのファン気流領域内に設けるとその効果が大き
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可搬形又は車載形の発
電装置に関するものである。より詳しくは、本体がカバ
ーで覆われたディーゼルエンジンにより発電機を駆動さ
せて発電する可搬形又は車載形の発電装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】可搬形発電装置とは、工事用などの仮設
電源として、ケーブルで建設機械などの仮設電気設備に
接続して使用し、随時容易に移動して使用できる発電設
備で、運転に必要な付属設備とともに共通台床上に備え
たもののことである。この可搬形発電装置は、その駆動
機関の本体周りをカバーで覆い、その騒音の低減を図っ
ているが、通常は発電機及び付属設備も同一のカバー内
に設置し、また、カバー内側にグラスウール等の吸音材
を貼り付けて、カバーの遮音性能を向上させている。
【0003】車載形発電装置とは、移動電源車とも呼ば
れ、本体を荷物室にのせた発電装置により電気を車外に
供給する手段を有する車両のことである。荷物室は、ト
ラックのシャーシ上に設けたもの、トラクタートレーラ
ー形式のトラックのトレーラー部分に設けたもの、ワン
ボックスカーの運転室より後ろ側に設けたものなどがあ
る。この荷物室も可搬形発電装置と同様にカバーで覆う
など、上述の可搬形発電装置と同様に、その騒音の低減
を図っている。
【0004】この車載形発電装置は、テレビ、ラジオの
放送中継用電源や、屋外で行われる各種イベントやコン
サートの電源、及び屋内で行われる催しの常設電源に対
する補強用電源、また、携帯電話、PHSの中継基地の
非常時緊急電源、特殊な用途として地上での航空機のエ
ンジン停止時における電源供給手段などの目的で、20
年ほど前から短期使用型の電源装置として用いられてき
ている。
【0005】このような可搬形、車載形の発電装置駆動
用の内燃機関としては、以下の理由からディーゼルエン
ジンが主に用いられている。 (1) ガソリンエンジンや、タービンエンジンに比
べて丈夫であり寿命が長い。 (2) 2000rpm以下の低回転数におけるトル
クが高く、4極以上の発電機と直結して使用することが
できる。 (3) 熱効率がよい等の理由から、他のエンジンに
比べて燃費がよい。 (4) 通常燃料として使用される軽油又はA重油が
安価で、その取り扱いが比較的容易である。
【0006】このようなディーゼルエンジンにおいて
は、そのディーゼルエンジンを運転するために、燃料を
燃料タンクからディーゼルエンジンの本体に移送する燃
料ポンプが付設されている。その中でも、一台の燃料ポ
ンプで燃料噴射タイミングのずれた複数の噴射ノズルに
同時に燃料を送るため、燃料をディーゼルエンジンの本
体などに、その燃料ポンプにより大目に送り、余った燃
料を燃料タンクに戻す形式のディーゼルエンジンがあ
る。
【0007】この形式のディーゼルエンジンにおいて
は、そのディーゼルエンジンの本体に、燃料タンクから
燃料を送るための送り配管と前記エンジンの本体から燃
料タンク内に燃料を戻すための戻り配管とを有する。ま
た、このような可搬形又は車載形発電装置は、ほとんど
の場合その本体がカバーで覆われており、どうしてもエ
ンジンの熱がこもるため、カバー内の温度が上昇する傾
向にある。
【0008】これに対し、ディーゼルエンジンは、その
冷却水冷却用ファンによりエンジン本体回りに気流を生
じるようになっている。その気流や冷却水の効果により
エンジン本体の温度もある程度下がるが、それでも、こ
のような、本体がカバーで覆われた可搬形又は車載形の
発電装置のエンジン温度は高くなる傾向がある。その結
果、以下のような問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、エンジンの
本体から燃料タンク内に燃料を戻すための戻り配管を有
する可搬形又は車載形発電装置のディーゼルエンジンに
おいては、その燃料を燃料タンクからディーゼルエンジ
ン本体に移送する燃料ポンプの寿命が短く、その修理の
頻度が多いという問題があった。その中でも特に、燃料
ポンプの燃料送り量調整に使用するベアリングが焼きつ
いて、回りにくくなっていることが多く、このベアリン
グを頻繁に交換していた。
【0010】発明者らは、前述のエンジンの温度上昇
が、ベアリング焼きつき等の燃料ポンプ故障の遠因であ
ると想定し、種々の実験を実施して本発明に到達した。
従って、本発明は、本体がカバーで覆われたディーゼル
エンジンにより発電機を駆動させて発電し、そのディー
ゼルエンジンは、該ディーゼルエンジンの本体から燃料
タンクに燃料を戻す戻り配管を有するものである可搬形
又は車載形発電装置において、その燃料ポンプの温度上
昇を防ぎ、また、その故障の発生を防ぐ手段を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決する手段】上記課題を解決するために、請
求項1にかかる発明は、戻り配管の途中に燃料冷却手段
を設けたことを特徴とする。
【0012】請求項2にかかる発明は、請求項1にかか
る発明の燃料冷却手段を、燃料の熱を空気中に放熱する
ものとすることである。
【0013】請求項3にかかる発明は、請求項2にかか
る発明の燃料冷却手段を、ディーゼルエンジンの冷却水
冷却用ファンのファン気流領域内に設けることである。
【0014】請求項4にかかる発明は、請求項2又は請
求項3にかかる発明の燃料冷却手段を、羊腸状又は螺旋
状に折曲形成した放熱管とすることである。
【0015】請求項5にかかる発明は、戻り配管が、前
記ディーゼルエンジン本体内の燃料噴射ノズルから燃料
タンクに燃料を戻す配管である場合に請求項1〜請求項
4にかかる発明を適用することである。
【0016】請求項6にかかる発明は、前記燃料ポンプ
も前記カバー内に設けられている場合に請求項1〜請求
項5の発明を適用することである。
【0017】上述のように、ディーゼルエンジンの本体
が、カバーで覆われた可搬形又は車載形発電装置は、そ
のエンジン本体の冷却が十分でなく、その結果そのディ
ーゼルエンジンの本体から燃料タンクに燃料を戻す戻り
配管を有する場合には、エンジン本体からの戻り燃料の
温度も上昇している。一方、可搬形又は車載形発電装置
に積載している燃料タンクは、通常50〜400リッタ
ー程度と小さく特別仕様の大きいものでも1400リッ
ター程度が限界であるため、戻り燃料の影響を受けやす
く、燃料タンクの温度も短時間で上昇してしまう。
【0018】その結果、燃料タンクの温度が上昇する
と、燃料ポンプにも、暖められた燃料が送られるように
なる。そのため、燃料ポンプの温度が上昇し、ベアリン
グの寿命が短くなるなどの不具合が発生しやすくなると
考えられる。そこで発明者らは、ディーゼルエンジンか
らの戻り燃料の冷却装置を試作して実験をすることによ
り、上記一連の発明に到達したのである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態につい
て、図1から図3を用いて説明する。図1は車載形の発
電装置の概略説明図である。この発電装置Aは、主とし
てトラックB、そのシャーシ1a上に載せられた荷物室
1のカバー1cに覆われて設置された発電機2及びその
発電機2を駆動するディーゼルエンジンの本体3並びに
それらの周辺装置とからなる。
【0020】周辺装置のうち、燃料ポンプ5,冷却水ラ
ジエター7,冷却水冷却用ファン7aなどはこのディー
ゼルエンジンの本体3の動力を利用するため、その本体
3に隣接して設けられ、燃料タンク4やマフラー6は、
安全等のため、ディーゼルエンジンの本体3と距離をお
いて設けられている。このようなディーゼルエンジンの
本体3に、燃料タンク4から燃料を送るための送り配管
4aと前記エンジンの本体3から燃料タンク4内に燃料
を戻すための戻り配管4bが接続されている。
【0021】また、燃料送り配管4aの途中には、燃料
の固形分を取り除くフィルター4cと、エンジンの本体
3に燃料を移送するための燃料ポンプ5が接続されてい
る。これらのフィルター4cや燃料ポンプ5も、通常は
荷物室1のカバー1c内に収められている。エンジンの
本体3からは、荷物室1の別室1bにエンジンの本体3
からの排出ガスを送る排気管6aの一端が連結され、他
端は別室1b内に設置されたマフラー6に繋がってい
る。
【0022】さらに、マフラー6によって消音された排
出ガスは、煙突6bより別室1bの上方から排出される
ようになっている。なお、エンジンの本体3の内側には
冷却水が循環しており、その冷却水は、エンジンの本体
3前方に設置された、冷却水ラジエター7によって冷却
される。ラジエター7のエンジン本体3側には、冷却水
冷却用ファン7aが取り付けられており、この冷却水冷
却用ファン7aは、エンジンの出力の一部を取り出して
駆動する構造となっている。
【0023】一方、エンジンの出力のほとんどは、その
本体3に直結された発電機2を駆動させることに使用さ
れる。また、発電機2と端子板2bとの間には、出力線
2aが連結されており、その端子板2bに各種負荷をつ
ないで発電機2を駆動することにより発生した電力を使
用する。
【0024】図2は、発電装置Aのエンジンの本体3と
燃料タンク4との間における、燃料の循環フロー図であ
り、燃料は図2の太矢印の方向に流れる。なお、ディー
ゼルエンジンの本体3とは、この図に示すシリンダー3
a,クランクシャフト3b,ピストン3e、燃料噴射ノ
ズル8、シリンダヘッド、及びロッカアーム3fを覆う
カバーなどを含み一体化された部分である。最初にフィ
ルター4cで固形分を排除された燃料は、燃料ポンプ5
により、燃料タンク4からエンジンの本体3に送り配管
4aを通って送り込まれる。エンジンの本体3中のシリ
ンダー3a上部には燃料噴射ノズル8が存在し、この燃
料噴射ノズル8からシリンダー3a内に燃料が噴射され
る。また、通常は、この燃料噴射ノズル8自体がそのノ
ズルから燃料噴射を噴射するポンプの機能を兼ねている
(ユニットインジェクターなど)か、または、燃料噴射
ノズル8から燃料を噴出させるための燃燃料噴射ポンプ
が併設されている。
【0025】この燃料噴射ノズル8はノズル先端に通ず
る穴の孔面積をタイミングによって変更する機構となっ
ており、その孔からオーバーフローした燃料は、戻り配
管4bに戻る仕組みになっている。その燃料噴射ノズル
8の前記穴の穴面積変更は、エンジンのクランクシャフ
ト3bの回転数に対し一定の減速比をもって回転するカ
ム3c、それに追従するカムロッド3d及びロッカアー
ム3fによって行う。
【0026】また、燃料ポンプ5も前記クランクシャフ
ト3bの回転をギアやベルトにより減速させてポンプギ
アを回すことにより作動させる。この燃料ポンプ5にも
ボールバルブと同様の原理により燃料の流量を制御する
弁(図示なし)が設けられているが、従来は、この弁を
回転させるときの支持機構となるベアリングが焼きつく
ため、寿命が短かった。
【0027】本発明においては、このような車載形の発
電装置Aにおけるディーゼルエンジンの本体3から燃料
タンク4に燃料を戻す戻り配管4bの途中に、燃料冷却
手段9を設けた。この燃料冷却手段9は図3に示すよう
に、燃料の熱を空気中に放熱する空冷式のものであり、
軟銅管からなる放熱管9aを羊腸状、すなわち九十九折
状に折曲して形成した。
【0028】放熱管9aは、荷物室1床上に立設された
フレーム9bに支持されて2本取り付けられている。こ
の燃料冷却手段9において、燃料噴射ノズル8より戻っ
てきて上方の入口9cから入ってきた戻り燃料が、一本
目の放熱管内を上から下まで流れ冷却された後、もう一
度上へ登ってゆき、二本目の放熱管内を上から下まで流
れ冷却されて、出口9dに達し燃料タンク4へ戻る構造
となっている。
【0029】また、この燃料冷却手段9は、冷却水冷却
用ファン7aの直前に立設しているため、このファン7
aにより荷物室1から別室1bに流れるファン気流によ
り放熱管9aの熱が次々と奪われてゆき、燃料を冷却す
る効果が高い。この効果は、燃料冷却手段9を、ディー
ゼルエンジンの冷却水冷却用ファン7aのファン気流領
域内に設ければ、同様に得られる。
【0030】ファン気流領域とは、冷却水冷却用ファン
7aに起因する気流の存在する領域のことである。本実
施形態においては、管の材質として普通鋼管より熱伝導
率の高いものを使用したり、管を紅余曲折させて管の入
口9cと出口9dとの間のルートをその間の距離より大
きくとったりすることにより、燃料冷却手段9とした。
その他、管の外側にフィンを設けるなど、管を燃料冷却
手段9として使用するためには、燃料を冷却するための
工夫をする必要がある。
【0031】その中でも放熱管9aを羊腸状又は螺旋状
に折曲形成して燃料冷却手段9とすることは、製作が容
易でしかも燃料冷却効果が高く好ましい形態である。以
上、本発明の一実施形態を詳細に説明したが、本発明
は、その技術的思想を変更しない範囲で、種々の形態に
して実施することができる。たとえば、図4に示す形態
は、燃料冷却手段9の別の実施形態であり、軟銅管から
なる放熱管9aを螺旋状に折曲形成して空冷式の燃料冷
却手段9としたものである。
【0032】また、図5は、本発明を可搬形の発電装置
に適用した例である。本実施形態の発電装置Aにおいて
も、発電機2及びディーゼルエンジンの本体3がカバー
1cで覆われている。燃料タンク4は、マフラー6が配
置されている別室1bの下側に取り付けられている。そ
のディーゼルエンジンの本体3から燃料タンク4に戻す
燃料戻り配管4bの途中に燃料冷却手段9を設けた。こ
のような可搬形発電装置においても、車載形発電装置の
上記構成に準じて本発明の各形態を構成することができ
る。
【0033】さらに、本発明は、燃料ポンプ5に直接風
を送る手段など、燃料ポンプ5を冷却するための別の手
段と併用すれば、よりいっそう良好な効果が得られる。
なお、本発明において、燃料冷却手段9は、ディーゼル
エンジンの本体3から燃料タンク4に燃料を戻す戻り配
管4bの途中に設ければ良く、燃料冷却手段9を燃料タ
ンク4直前に設けて本発明の一形態を構成してもよい。
【0034】
【実施例】本体から燃料タンクに燃料を戻す戻り配管
に、直径10mm程度の軟銅管からなる放熱管を羊腸状
に折曲して形成した燃料冷却手段を設けたディーゼルエ
ンジン駆動の車載形発電装置(前者)と、燃料冷却装置
を設けない車載形発電装置(後者)を250kWの負荷
をかけて運転し、運転中、燃料ポンプの温度上昇が止ま
り飽和した時点での、その燃料ポンプの温度を調べた。
【0035】両者共発電機を駆動するディーゼルエンジ
ンの排気量は14リッターとし、燃料タンクの大きさは
350リッターとした。前者は、41℃であり、後者は
53℃であった。このときの外気温度は25℃であっ
た。前者と後者の温度の違いは12℃ある。このよう
に、戻し配管の途中に燃料冷却手段を設けることによ
り、燃料ポンプの温度を大幅に下げることができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1にかかる発明によると、ディー
ゼルエンジンの本体から燃料タンクに燃料を戻す戻り配
管の途中に、燃料冷却手段を設けたので、ディーゼルエ
ンジンの本体で熱せられた燃料が冷却され、燃料タンク
の温度も上がらなくなる。従って、燃料ポンプによっ
て、燃料タンクから吸引される燃料の温度も低いため、
燃料ポンプがその燃料によって冷やされる。
【0037】その結果、燃料ポンプの温度が上がらず、
その燃料ポンプの寿命を伸ばすことができる。さらに、
ディーゼルエンジンの本体や燃料タンクなどの温度も下
げることができるため、これらの寿命を延ばすことにも
なる。
【0038】請求項2にかかる発明によると、請求項1
にかかる発明の燃料冷却手段を、燃料の熱を空気中に放
熱するものとしたので、その構造が簡単なものとなる。
そのため、請求項1にかかる発明の効果に加えて、製作
が容易で燃料冷却手段の故障も少なく、その取り扱いも
容易であるという効果を生じる。
【0039】請求項3にかかる発明によると、請求項2
にかかる発明の燃料冷却手段を、ディーゼルエンジンの
冷却水冷却用ファンのファン気流領域内に設けたので、
燃料冷却手段によって暖められた空気がファンに吸い込
まれる。そして、燃料冷却手段回りには、次々と新しく
冷たい空気が送り込まれるので、請求項2にかかる発明
の効果に加えて、燃料の冷却効果がより高くなるという
効果を生じる。
【0040】請求項4にかかる発明によると、請求項2
又は請求項3にかかる発明の燃料冷却手段を、羊腸状又
は螺旋状に折曲形成した放熱管としたので、請求項2又
は請求項3にかかる発明の効果に加えて、燃料冷却手段
を容易に製作することができるという効果を生じる。し
かも、放熱管を羊腸状又は螺旋状に折曲形成したので、
同じ燃料冷却手段の大きさで、燃料の冷却長さを大きく
取ることができるという効果を生じる。
【0041】請求項5にかかる発明によると、戻り配管
が、前記ディーゼルエンジン本体内の燃料噴射ノズルか
ら燃料タンクに燃料を戻す配管であるため、戻り配管内
の燃料の温度が極めて高く、請求項1〜請求項4にかか
る発明の効果をより顕著に発揮することができる。
【0042】請求項6にかかる発明によると、燃料ポン
プがカバー内に設けられているため、カバー内の空気熱
の影響も受け、更に燃料ポンプの温度が上昇する。その
ため、請求項1〜請求項5にかかる発明の効果をさらに
顕著に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車載形発電装置の概略説明図。
【図2】燃料の循環フロー図。
【図3】本発明にかかる燃料冷却手段。
【図4】本発明にかかる別の燃料冷却手段。
【図5】可搬形発電装置の概略説明図。
【符号の説明】
A 発電装置 B トラック 1 荷物室 1c カバー 2 発電機 3 ディーゼルエンジンの本体 4 燃料タンク 4a 送り配管 4b 戻り配管 5 燃料ポンプ 6 マフラー 7 冷却水ラジエター 7a 冷却水冷却用ファン 8 燃料噴射ノズル 9 燃料冷却手段 9a 放熱管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 31/20 F02M 31/20 F 53/00 53/00 C 55/00 55/00 B (72)発明者 野田 幸男 大阪府東大阪市渋川町4丁目4番37号 朝 日電機株式会社内 (72)発明者 井川 克美 大阪府東大阪市渋川町4丁目4番37号 朝 日電機株式会社内 Fターム(参考) 3G066 AA07 AA15 AB02 AD12 BA29 BA46 CB16 CD23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体がカバーで覆われたディーゼルエンジ
    ンにより発電機を駆動させて発電し、そのディーゼルエ
    ンジンは、該ディーゼルエンジンの本体から燃料タンク
    に燃料を戻す戻り配管を有するものである可搬形又は車
    載形発電装置において、 前記戻り配管の途中に燃料冷却手段を設けたことを特徴
    とする可搬形又は車載形発電装置。
  2. 【請求項2】前記燃料冷却手段は燃料の熱を空気中に放
    熱するものである請求項1記載の可搬形又は車載形発電
    装置。
  3. 【請求項3】前記燃料冷却手段はディーゼルエンジンの
    冷却水冷却用ファンのファン気流領域内に設けたもので
    ある請求項2記載の可搬形又は車載形発電装置。
  4. 【請求項4】前記燃料冷却手段は羊腸状又は螺旋状に折
    曲形成した放熱管である請求項2又は3記載の可搬形又
    は車載形発電装置。
  5. 【請求項5】前記戻り配管は、前記ディーゼルエンジン
    本体内の燃料噴射ノズルから燃料タンクに燃料を戻す配
    管である請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の可搬
    形又は車載形発電装置。
  6. 【請求項6】前記燃料ポンプも前記カバー内に設けられ
    ているものである請求項1〜請求項5のいずれか1項記
    載の可搬形又は車載形発電装置。
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