JP2002138914A - 多気筒内燃機関におけるインテークマニホールド - Google Patents

多気筒内燃機関におけるインテークマニホールド

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JP2002138914A
JP2002138914A JP2000339307A JP2000339307A JP2002138914A JP 2002138914 A JP2002138914 A JP 2002138914A JP 2000339307 A JP2000339307 A JP 2000339307A JP 2000339307 A JP2000339307 A JP 2000339307A JP 2002138914 A JP2002138914 A JP 2002138914A
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intake manifold
chamber
internal combustion
combustion engine
pipe
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Kenichi Nomura
野村健一
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Keihin Corp
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Keihin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成樹脂材料を用いて軽量化を維持しつつ、
製造コストの安価なインテークマニホールドを提供す
る。 【構成】 インテークマニホールドMは、密閉された筐
体よりなるチャンバー室1と、チャンバー室1の一側壁
1Aから一側に向かって突出して開口する吸込み管2
と、チャンバー室1の他側壁1Bから他側に向かって突
出して開口する複数の吐出管3と、により形成される。
前記インテークマニホールドをブロー成形によって一体
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絞り弁を備えるスロッ
トルボデーによって制御された空気を多気筒内燃機関を
構成する各気筒に向けて前記空気を分配して供給するイ
ンテークマニホールドに関する。
【0002】
【従来の技術】多気筒内燃機関(以下単に機関という)
に用いられるインテークマニホールドは、その中間に密
閉されたチャンバー室が形成され、チャンバー室の一側
に吸込み通路が形成され、チャンバー室の他側に吐出通
路が形成される。そして、前記吸込み通路は絞り弁を備
えるスロットルボデーに接続され、一方前記吐出通路は
機関の各気筒に接続される。そして、かかるインテーク
マニホールドは、アルミニウム等の金属材料を用いて鋳
物によって形成する方法と、合成樹脂材料を用いて成形
する方法が一般的に用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のインテー
クマニホールドにおいて、金属材料によって形成される
場合以下の課題を有する。(1)インテークマニホール
ドは中空体によって形成されるものの、全体としては大
型形状を成す。ここでインテークマニホールドがアルミ
ニウムによって形成された場合、アルミニウムは金属材
料の中で、比重は比較的に軽い方では有るが充分に軽量
化を達成できない。以上によれば機関全体の重量の軽減
が困難となるもので、例えば船外機の如く、機関を運搬
する必要のあるものにおいて好ましくない。(2)アル
ミニウムによる成形は一般的に鋳物によって行なわれる
もので、これによると成形の為の外型と中子が準備さ
れ、次いで砂込み等の成形前作業を経て成形が行なわれ
るもので高い生産性を得ることが困難である。又、成形
後にあっては、他部品との合わせ面、接続部分は全て加
工を必要とするもので、多くの加工時間が必要となり、
前記生産性の不具合と合わせ、製造コスト高を招来して
好ましいものでない。一方、合成樹脂材料を用いてイン
テークマニホールドを形成した際、重量の軽減効果は達
成されるものの以下の課題を有する。(3)インテーク
マニホールドを樹脂成形する際、中子と母型を準備して
射出成形されるものであり、このときインテークマニホ
ールドにはアンダーカット部分が必ず存在することか
ら、少なくとも2個の部分に分割されてそれぞれが成形
され、次いでそれら2個の部分を接合して一体のインテ
ークマニホールドに形成される。以上によると、金型が
複数用意されることから金型代が高価となり、又、2個
の部品を接合する為の接合機械を準備すること及び接合
作業を必要とすることから、その製造コストを充分に低
減できない。更に接合部分の接合強度の確認、接合部分
の洩れの確認が必要となり、このことも製造コストを低
減する上で好ましいものでない。一方、前記中子を溶融
金属によって形成し、射出成形後において溶融中子を溶
かしだして成形する溶融中子方式による成形によると、
インテークマニホールドを少なくとも2個の部品に分割
する必要は無くなり、これによる不具合は解消されるも
のの、溶融中子材料(例えはビスマス等の複合材料)が
高価なものであること、及びインテークマニホールドの
成形後に中子を溶かしだす作業が必要なこと、更には溶
かしだした金属を再び成形して溶融中子を製作する必要
があること、からその製造コストは大きく上昇して好ま
しいものでない。
【0004】本発明になるインテークマニホールドは前
記不具合に鑑み成されたもので、合成樹脂材料を用いて
軽量化を維持しつつ製造コストの低減を達成することに
ある。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明になる多気筒内燃機
関におけるインテークマニホールドは、前記目的達成の
為に、インテークマニホールドは、密閉された筐体より
なるチャンバー室と、チャンバー室の一側壁から一側に
向かって突出して開口する吸込み管と、チャンバー室の
他側壁から他側に向かって突出して開口する複数の吐出
管と、により形成され、前記インテークマニホールドを
ブロー成形によって一体形成したことを第1の特徴とす
る。
【0006】又、本発明は、前記第1の特徴に加え、前
記吸込み管を円筒形状とし、絞り弁を備えるスロットル
ボデーと前記吸込み管とをそれらを囲繞するゴムパイプ
を介して接続し、一方前記吐出管を円筒形状とし、内燃
機関に接続配置される金属製インテークマニホールドと
前記吐出管とをそれらを囲繞するゴムパイプを介して接
続したことを第2の特徴とする。
【0007】
【作用】前記第1の特徴によると、インテークマニホー
ルドがブロー成形によって形成されることによって、従
来の成形方法における外型のみが準備されればよく、し
かも2部品を接合する必要のないことから製造コストの
低減を達成できるとともに生産性を大きく向上できる。
【0008】又、第2の特徴によると、インテークマニ
ホールドの吸込み管とスロットルボデーとはそれらを囲
繞するゴムパイプによって接続され、吐出管と金属製イ
ンテークマニホールドとはそれらを囲繞するゴムパイプ
によって接続されるものでそれらの接続が極めて容易に
行なうことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明になる多気筒内燃機関に用いら
れるインテークマニホールドの一実施例につき図により
説明する。図1はインテークマニホールドの横断面図、
図2は図1のA−A線における縦断面図である。インテ
ークマニホールドMは以下によって形成される。1は密
閉された筐体よりなるチャンバー室であって内部に中空
の空間部が形成される。チャンバー室1の一側壁1Aに
は一側に向かって突出する円筒形状をなす単一の吸込み
管2が形成されるもので、この吸込み管2の右方は大気
に向かって開口し、左方はチャンバー室1の一側壁1A
を介してチャンバー室1内に開口する。又、チャンバー
室1の他側壁1Bには、他側に向かって突出する円筒形
状をなす複数の吐出管3が形成されるもので、この吐出
管3の左方は大気に向かって開口し、右方はチャンバー
室1の他側壁1Bを介してチャンバー室1内に開口す
る。前記吐出管は多気筒内燃機関を構成する気筒数に応
じて形成されるもので、例えば3気筒機関にあっては吐
出管3は3個形成され、5気筒機関にあっては5個用意
される。そして前記構成よりなるインテークマニホール
ドMは合成樹脂材料によって形成されるもので、本発明
におけるインテークマニホールドMはブロー成形によっ
て形成される。ブロー成形は、合せ金型内において、パ
リソン又はシートを空気圧を用いて膨らませ、金型に密
着させると同時に冷却して中空体を得る中空成形であ
る。具体的には、合せ金型は、インテークマニホールド
Mの外型形状に合わせて製作される。そして加熱溶融さ
れた熱可塑性合成樹脂材料を押出し又は射出方式によっ
て、チューブ状に予備成形したパリソン又は2枚合せの
シートを前記金型内に挿入し、加熱して軟化の成態にし
た後、それらの内部に空気を吹き込み、金型形状に相当
する前記インテークマニホールドMが形成される。
【0010】そして前記によって形成されたインテーク
マニホールドMは以下の如く機関に接続される。Eは多
気筒内燃機関であり、各気筒に連なる通路E1はシリン
ダーヘッドE2の端面に開口するとともにこの開口に金
属製インテークマニホールド10がボルト等によって機
械的に接続されて固定される。かかる金属製インテーク
マニホールド10は気筒数を同数設けられるもので、シ
リンダーヘッドE2との接合部と反対側の各々の金属製
インテークマニホールド10の形状は円筒形状をなし、
更に各々の金属製インテークマニホールド10には昇圧
されて制御された燃料を各インテークマニホールド10
内へ噴射供給する燃料噴射弁Jが取りつけられる。ここ
でシリンダーヘッドE1に金属製インテークマニホール
ド10を配置したことは、機関Eに生起する高熱を降下
させる上で効果的である、
【0011】そして本発明になるインテークマニホール
ドMのそれぞれの吐出管3が、前記金属製インテークマ
ニホールド10のそれぞれに臨んで配置され、かかる状
態においてそれらの外周を環状のゴムパイプGによって
接続し、更にゴムパイプGの外周をバンドBによって締
結するもので、これによって金属製インテークマニホー
ルド10と本発明になるインテークマニホールドMとが
接続される。
【0012】次にインテークマニホールドMの吸込み管
2に臨んでスロットルボデーTが配置される。スロット
ルボデーTは、内部を吸気路11が貫通して設けられる
とともに吸気路11の開口が運転者によって操作される
絞り弁12によって制御されるもので、吸気路11内を
空気は右方から左方に向かって流れる。そして吸込み管
2の外周及びスロットルボデーTの外周に環状のゴムパ
イプGが配置されて接続されるとともに更にそのゴムパ
イプGの外周をバンドBによって締結するもので、これ
によってインテークマニホールドMとスロットルボデー
Tとが接続される。
【0013】以上によると、運転者が絞り弁12を操作
することによって、それに応じた空気がスロットルボデ
ーTの吸気路11から吸込み管2を介してチャンバー室
1内に流入し、チャンバー室1内の空気は各吐出管3、
金属製インテークマニホールド10を介して機関の各気
筒内に向けて供給され、一方燃料噴射弁Jより前記空気
量等に適合する燃料が燃料噴射弁Jを介して機関の各気
筒内に向けて噴射供給される。
【0014】ここで本発明になるインテークマニホール
ドMによると、チャンバー室1と吸込み管2と吐出管3
とにより構成されるインテークマニホールドMをブロー
成形によって形成したことにより以下の効果を達成でき
る。インテークマニホールドMは単一の部品によって形
成することができ、これによると金型は一組の合せ金型
が用意されればよく高価な金型代を低減できる。又2部
材を接合する必要が無くなったもので、これによると接
合の為の機械の設置、接合作業、接合部の確認作業等が
不要となるもので、前記とあわせてその製造コストを大
きく低減でき、更に品質の安定化を達成できる。更に
又、合成樹脂材料が本来有する軽量化及び材料量の低
減、効果を依然として維持できる。又、吸込み管2及び
吐出管3を円筒形状とし、それらを金属製インテークマ
ニホールド10及びスロットルボデーTに対してゴムパ
イプGを介して接続したことによりその接続の為の部品
コストを低減できるとともに接続作業が簡略化され、こ
のことも製造コストの低減の上で効果的である。又、ゴ
ムパイプGによる接続によると、接続部分のズレが吸収
でき組付け性を向上できる。
【0015】
【発明の効果】以上の如く、本発明になる多気筒内燃機
関におけるインテークマニホールドによると、インテー
クマニホールドは、密閉された筐体よりなるチャンバー
室と、チャンバー室の一側壁から一側に向かって突出し
て開口する吸込み管と、チャンバー室の他側壁から他側
に向かって突出して開口する複数の吐出管とにより形成
され、前記インテークマニホールドをブロー成形によっ
て一体形成したことによって、金型費用の低減と接合作
業の廃止、接合部の確認作業の廃止を達成でき、軽量で
且つ安価な合成樹脂製のインテークマニホールドを提供
できる。又、吸込み管を円筒形状とし、絞り弁を備える
スロットルボデーと前記吸込み管とをそれらを囲繞する
ゴムパイプを介して接続し、一方前記吐出管を円筒形状
とし、内燃機関に接続配置される金属製インテークマニ
ホールドと前記吐出管とをそれらを囲繞するゴムパイプ
を介して接続したことによると、インテークマニホール
ドと金属製インテークマニホールド及びスロットルボデ
ーとの接続を極めて簡単に且つ確実に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるインテークマニホールドの一実施
例を示す横断面図。
【図2】図1のA−A線における縦断面図。
【図3】本発明になるインテークマニホールドが機関に
装着された状態を示す要部縦断面図。
【符号の説明】
M インテークマニホールド 1 チャンバー室 2 吸込み管 3 吐出管 10 金属製インテークマニホールド 12 絞り弁 T スロットルボデー G ゴムパイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インテークマニホールドMは、密閉され
    た筐体よりなるチャンバー室1と、チャンバー室1の一
    側壁1Aから一側に向かって突出して開口する吸込み管
    2と、チャンバー室1の他側壁1Bから他側に向かって
    突出して開口する複数の吐出管3と、により形成され、
    前記インテークマニホールドをブロー成形によって一体
    形成したことを特徴とする多気筒内燃機関におけるイン
    テークマニホールド。
  2. 【請求項2】 前記吸込み管を円筒形状とし、絞り弁1
    2を備えるスロットルボデーTと前記吸込み管2とをそ
    れらを囲繞するゴムパイプGを介して接続し、一方前記
    吐出管3を円筒形状とし、内燃機関に接続配置される金
    属製インテークマニホールド10と前記吐出管3とをそ
    れらを囲繞するゴムパイプGを介して接続したことを特
    徴とする請求項1記載の多気筒内燃機関におけるインテ
    ークマニホールド。
JP2000339307A 2000-11-07 2000-11-07 多気筒内燃機関におけるインテークマニホールド Withdrawn JP2002138914A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010038201A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Aisan Ind Co Ltd 中空流体通路部品及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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