JP2002138803A - 炭酸ガス回収型ガスタービン発電プラント及びその運転方法 - Google Patents

炭酸ガス回収型ガスタービン発電プラント及びその運転方法

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JP2002138803A JP2000336442A JP2000336442A JP2002138803A JP 2002138803 A JP2002138803 A JP 2002138803A JP 2000336442 A JP2000336442 A JP 2000336442A JP 2000336442 A JP2000336442 A JP 2000336442A JP 2002138803 A JP2002138803 A JP 2002138803A
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    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラント効率の高い炭酸ガス回収型ガスター
ビン発電プラントを提供することを目的とする。 【解決手段】 高圧高温蒸気で駆動される高圧蒸気ター
ビンをトッピングプラントとし、その排気と炭化水素系
燃料の酸素燃焼による燃焼ガスの混合ガスを駆動流体と
する中圧ガスタービンをミッドリングプラントとし、さ
らにその排気と排熱回収ボイラ入口側に装備された燃焼
器における炭化水素系燃料の酸素燃焼による燃焼ガスの
混合ガスが、排熱回収ボイラにおいて給水と熱交換し高
圧高温蒸気を発生せしめて降温した後に、この降温した
蒸気燃焼ガス混合流体によって駆動される低圧ガスター
ビンをボトミングプラントとし、低圧ガスタービンの下
流に非凝縮性ガス分離回収装置を備えた復水器、排水設
備、給水設備、給水配管を備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービン発電
プラントに係り、とりわけ燃料酸化剤として酸素を使用
して燃焼ガスを生成し、この燃焼ガスでガスタービンを
駆動し、このガスタービン排ガス中の炭酸ガスを分離回
収するようにした炭酸ガス回収型ガスタービン発電プラ
ント及びその運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来技術による炭酸ガス回収型ガ
スタービン発電プラントのシステム構成を示す。このシ
ステムは、公知のガスタービン複合発電プラントシステ
ムにおいて、排熱回収ボイラ1から排出される排ガスか
ら化学吸収法または物理吸着法等の方法により炭酸ガス
を分離回収する炭酸ガス分離回収装置35が付加された
ものである。図5に示される従来技術による炭酸ガス回
収型タービン発電プラントの構成の特徴及び問題点は次
のとおりである。
【0003】ガスタービン31によって駆動される圧縮
機32で所定圧力(通常3MPa以下)に加圧された空
気は、燃焼器33で同じく加圧されて供給される燃料と
混合し燃焼して、高温(通常1450℃以下)の燃焼ガ
スとなり、タービン34に導入されほぼ大気圧まで膨張
してガスタービン34および発電機10を駆動する。前
記タービン34の排気ガス(通常600℃以下)は、そ
の保有熱を回収し電力を発生するために、排熱回収ボイ
ラ1に送られ給水と熱交換して蒸気を発生する。排熱回
収ボイラ1を出て低温(通常100℃程度)となった排
ガスは、炭酸ガス分離回収装置35に導かれ、ここにお
いて炭酸ガスが分離回収される。残りの排ガス(主成分
は窒素ガスおよび水蒸気)は、煙突37より大気に放出
される。排熱回収ボイラ1で発生した蒸気は、配管38
を経由して蒸気タービン36に供給され、ここで復水器
11内圧力まで膨張して蒸気タービン36を駆動し発電
機10で電力を発生する。
【0004】図5は、ガスタービン31および蒸気ター
ビン36が同軸で接続されている構成の例を示す。蒸気
タービン36を駆動した蒸気は復水器11で凝縮して水
となり、低圧給水加熱器39、脱気器40を経て、給水
ポンプ15で所定圧まで昇圧され、高圧給水加熱器41
を経て、排熱回収ボイラ1へ供給されサイクル作動流体
として循環する。
【0005】図5に示される前述の発電プラントシステ
ムの温度(T)−エントロピー(S)線図(T−S線
図)を図6に示す。ガスタービン31の排ガス保有熱の
有効利用(図中「蒸気タービンサイクル」と記載)を図
るコンバインド(複合)サイクルでは、ガスタービンだ
けのシンプルサイクルの場合より高い発電効率が得られ
る。最新のガスタービンコンバインドサイクル発電プラ
ントの発電効率はおおよそ51%である。図6において
「ガスタービンサイクル」および「蒸気タービンサイク
ル」と記入した白抜き部が有効仕事量を、斜線部が熱損
失を、示す。ここで炭酸ガス分離回収装置35は炭酸ガ
スの分離にエネルギー(動力および熱)を消費するの
で、発電プラントとしての入熱量は増加し、実際に有効
な電力(送電端出力)は減少する。よって、送電端基準
のプラント効率を向上するためには炭酸ガス分離回収装
置35において炭酸ガスの分離のために消費されるエネ
ルギー(動力および熱)を低減することが必要である。
【0006】ガスタービンの空気比(理論空気量に対す
る実際の空気量の比)は高温ガスタービンにおいても通
常2以上であるが、燃焼ガスには炭酸ガスの他に燃焼空
気中の窒素ガスや水蒸気も含まれる。燃焼ガスが膨張し
ガスタービンを駆動し排熱回収ボイラで熱交換した後の
温度は通常約100℃であり、常温に比し体積流量が大
きい。よって、炭酸ガス分離回収プロセスにおいては、
このような膨張後の体積流量の大きな大量の燃焼ガスを
処理することが必要となる。
【0007】このようにガスタービンを駆動した後の膨
張した燃焼ガスから炭酸ガスを分離するには、体積流量
の大きな大量の燃焼ガスを処理しなければならないの
で、処理設備が大型化するとともに、炭酸ガス分離回収
に要するエネルギー消費量(動力および熱の消費量)も
大きく、そのため送電端基準プラント効率上は不利とな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
に鑑みてなされたものであり、ガスタービン発電プラン
トとしてシステムがシンプルであり、炭酸ガス分離に要
するエネルギー消費量が少なく、送電端基準プラント効
率の高い炭酸ガス回収型ガスタービン発電プラントを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、前記
課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の各
請求項に記載の炭酸ガス回収型ガスタービン発電プラン
ト及びその運転方法を提供する。
【0010】請求項1記載の発明は、高圧蒸気タービン
と、系外から供給される燃料と酸素を燃焼させる第一の
燃焼器と、前記高圧蒸気タービン排気と前記第一の燃焼
器で発生した燃焼ガスを混合して生成される蒸気燃焼ガ
ス混合流体により駆動される第一のガスタービンと、前
記第一のガスタービン排気に系外から燃料と酸素を補給
して燃焼させる第二の燃焼器と、前記第二の燃焼器で生
成される蒸気燃焼ガス混合流体を高温熱源として、前記
高圧蒸気タービンを駆動する蒸気を発生する排熱回収ボ
イラと、前記排熱回収ボイラで熱交換した後排気される
前記蒸気燃焼ガス混合流体により駆動される第二のガス
タービンと、前記第二のガスタービンの排気に含まれる
非凝縮性ガスを分離回収し系外へ排出する非凝縮性ガス
分離回収装置を備えた復水器と、前記復水器で凝縮され
回収された水の余剰分を系外へ排出する排水設備と、前
記の余剰分の水を系外に排出した後に残された水を排熱
回収ボイラへ供給する給水設備と、を備えた炭酸ガス回
収型ガスタービン発電プラントである。
【0011】本発明の炭酸ガス回収型ガスタービン発電
プラントにおいては、第二の燃焼器で補給される燃料と
酸素で助燃され加熱された蒸気燃焼ガス混合流体が排熱
回収ボイラに導入されこれと給水との熱交換によって発
生する高圧高温蒸気が高圧配管に導かれて高圧蒸気ター
ビンに導入されタービンを駆動し、その排気と系外から
第一の燃焼器に供給される燃料及び酸素が燃焼して生成
された燃焼ガスが混合した高温の蒸気燃焼ガス混合流体
が第一のガスタービンを駆動する。排熱回収ボイラ給水
を高圧化し、第一の燃焼器、第二の燃焼器の性能を高め
ることにより、前記各々のタービン駆動流体をタービン
入口温度許容限界まで高温化することが可能となる。排
熱回収ボイラで給水との熱交換を行った蒸気燃焼ガス混
合流体は、全量、第二のガスタービンを駆動した後、復
水器内に導かれる。復水器には炭酸ガスを含む非凝縮性
ガスを分離回収し系外へ排出する非凝縮性ガス排出装置
が装備されている。第二のガスタービン排気は、復水器
で冷却され潜熱を放出し、水蒸気成分は直ちに凝縮して
水にって回収され、同時に、気相中には炭酸ガスを含む
非凝縮性ガスが受動的に残って分離され回収される。こ
のように回収された水のうち、燃料の燃焼によって生成
した水量相当分の余剰の水は、排水設備により系外に排
出され、残りの復水は、給水設備によって配管を経て排
熱回収ボイラへ供給されシステムを循環する。このよう
なシンプルなタービンプラント構成によって、炭酸ガス
を確実に分離回収しつつ効率よく発電をおこなうことが
可能となる。
【0012】請求項2記載の本発明は、高圧蒸気タービ
ンと、系外から供給される燃料と酸素を燃焼させる第一
の燃焼器と、前記高圧蒸気タービン排気と前記第一の燃
焼器で発生した燃焼ガスを混合して生成される蒸気燃焼
ガス混合流体により駆動される第一のガスタービンと、
系外から供給される燃料と酸素を燃焼させる第二の燃焼
器と、前記第一のガスタービン排気と前記第二の燃焼器
で発生した燃焼ガスを混合して生成される蒸気燃焼ガス
混合流体により駆動される第二のガスタービンと、前記
第二のガスタービンの排気に系外から燃料と酸素を補給
して燃焼させる第三の燃焼器と、前記第三の燃焼器で生
成される蒸気燃焼ガス混合流体を高温熱源として、前記
高圧蒸気タービンを駆動する高温高圧蒸気を発生する排
熱回収ボイラと、前記排熱回収ボイラで熱交換した後排
気される前記蒸気燃焼ガス混合流体により駆動される第
三のガスタービンと、前記第三のガスタービン排気に含
まれる非凝縮性ガスを分離回収し系外へ排出する非凝縮
性ガス分離回収装置を備えた復水器と、前記復水器で凝
縮され回収された水の余剰分を系外へ排出する排水設備
と、前記の余剰分の水を系外に排出した後に残された水
を排熱回収ボイラへ供給する給水設備と、を備えた炭酸
ガス回収型ガスタービン発電プラントである。
【0013】本発明を構成する炭酸ガス回収型ガスター
ビン発電プラントは、前述の請求項1の発明による炭酸
ガス回収型ガスタービン発電プラントにおける第一のガ
スタービンの後に更に第二のガスタービンを追設した構
成となっている。排熱回収ボイラ給水の高圧化と第一乃
至第三の燃焼器を最大限機能させることにより、タービ
ン駆動流体をそれぞれのタービンの入口温度許容限界ま
で高温化することが可能である。このようにシンプルな
タービンプラント構成により、炭酸ガスを確実に分離回
収しつつ効率よくプラント出力の増加を図ることが可能
となる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1に記載の
炭酸ガス回収型ガスタービン発電プラントにおいて、前
記高圧蒸気タービンの排気から抽気され前記第一のガス
タービンを冷却した後に前記第一の燃焼器に投入される
ガスタービン冷却ラインを有することを特徴とするもの
である。これにより、タービン駆動流体に吹き出す冷却
方式に比べ、駆動流体の仕事量の割合が増えプラント効
率が向上する。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項2に記載の
炭酸ガス回収型ガスタービン発電プラントにおいて、前
記高圧蒸気タービンの排気から抽出され一方で前記第一
のガスタービンを冷却した後に前記第一の燃焼器に投入
されるとともにまた一方で前記第二のガスタービンを冷
却した後に前記第二の燃焼器に投入されるガスタービン
冷却ラインを有することを特徴とするものである。前述
同様、これにより、タービン駆動流体に吹き出す冷却方
式に比べ、駆動流体の仕事量の割合が増えプラント効率
が向上する。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4のいずれかに記載の炭酸ガス回収型ガスタービン発
電プラントにおけるプラント運転方法において、燃焼器
における燃焼を、燃料として炭化水素系燃料、酸化剤と
して酸素を系外より供給し、かつ燃焼により生成される
非凝縮性ガスの量が最小となるように供給する炭化水素
系燃料と酸素の供給割合を理論当モル比に制御すること
を特徴とするものである。このように、燃焼器における
酸素及び燃料の供給割合を理論当モル比とすることによ
り、酸素及び燃料の消費量が最小、燃量消費効率が最大
となるとともに、復水器における非凝縮性ガス量が最小
となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の炭酸
ガス回収型ガスタービン発電プラントを図を用いて詳細
に説明する。ただし、この実施の形態に記載される構成
部品、寸法、配置、固定方法などは特定的な記載がない
限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではな
く単なる例示に過ぎない。図1は、本発明の第一の実施
の形態の炭酸ガス回収型ガスタービン発電プラントを示
す。
【0018】図1に示される本発明の第一の実施の形態
の炭酸ガス回収型ガスタービン発電プラントにおいて、
1は排熱回収ボイラ、2は高圧配管、3は高圧蒸気ター
ビン、4は第一の燃焼器たる中圧ガスタービン用燃焼
器、5は第一のガスタービンたる中圧ガスタービン、6
はガスタービン冷却ライン、7は第二の燃焼器たる排熱
回収ボイラ入口燃焼器、8は低圧配管、9は第二のガス
タービンたる低圧ガスタービン、10は発電機、11は
復水器であり、前記復水器11は非凝縮性ガスを分離回
収し系外へ排出する非凝縮性ガス分離回収装置12を備
えており、13は排水設備、14は給水設備、15は給
水配管である。また、18は燃料供給装置、19は酸素
製造装置、20は燃料および酸素供給制御装置、21は
燃料供給制御弁、22は酸素供給制御弁である。
【0019】排熱回収ボイラ1で発生した高圧高温蒸気
(例;35MPa×650℃)は、高圧配管2を経て高
圧蒸気タービン3に供給され、膨張して前記高圧蒸気タ
ービン3を駆動し動力を発生する。
【0020】中圧ガスタービン用燃焼器4において、燃
料(例えば、メタンCH4等の炭化水素系燃料)と、酸
化剤として酸素O2が、系外より供給され、酸素燃焼が
行われる。前記高圧蒸気タービン3の排気はこの燃焼ガ
スと混合され高温の蒸気燃焼ガス混合流体が生成され、
中圧ガスタービン5を駆動する。前記高圧蒸気タービン
3の排気の一部は抽気されガスタービン冷却ライン6を
通り前記中圧ガスタービン5を冷却し自らを加熱した後
に前記中圧ガスタービン用燃焼器4に投入される。
【0021】前記中圧ガスタービン用燃焼器4において
外部から供給される酸素供給量と燃料供給量の割合は理
論当モル比になるように制御され、また酸素供給量と燃
料供給量の全体量は、前記高圧蒸気タービン3の排気と
燃焼ガスの混合ガス(蒸気燃焼ガス混合流体)の温度が
前記中圧ガスタービン5の許容最高温度より決められる
温度(例;1450℃)になるように制御される。中圧
ガスタービン5の駆動流体である前記の混合ガスは、水
蒸気H2O及び炭酸ガスCO2を主成分とし、これらに加
えて微少量の、窒素ガスN2、アルゴンガスAr、酸素
ガスO2、メタンガスCH4を含む混合流体である。
【0022】中圧ガスタービン5で膨張し(膨張後圧力
は、例えば、0.5MPa)、仕事をした蒸気燃焼ガス
混合流体は、排熱回収ボイラ入口燃焼器7における補助
燃焼(以下単に「助燃」という)により高圧蒸気タービ
ン3の入口蒸気条件(例えば、35MPa×650℃)
を確保しまたは維持するのに必要な温度まで昇温され
る。排熱回収ボイラ入口燃焼器7における助燃は、外部
より補給される炭化水素系燃料と酸素による酸素燃焼に
よって行われる。燃料供給量と酸素供給量の割合は理論
当モル比になるように制御され、また燃料供給量と酸素
供給量の全体量は、前述の高圧蒸気タービン3の入口蒸
気条件(例えば、35MPa×650℃)を確保しまた
は維持するのに必要な混合ガス温度となるように制御さ
れる。
【0023】中圧ガスタービン5の排気と排熱回収ボイ
ラ入口燃焼器7における助燃によって生成された燃焼ガ
スが混合された蒸気燃焼ガス混合流体は、排熱回収ボイ
ラ1に導入され、給水側との熱交換をして降温した後、
低圧配管8を経て低圧ガスタービン9に供給され、低圧
ガスタービン9で復水器内圧力(例えば、0.005M
Pa)まで膨張し仕事をする。
【0024】復水器11の内圧は、冷却水温度プラスα
の温度に対応する湿り蒸気飽和圧力に維持される。また
復水器11には炭酸ガスを主成分とする非凝縮性ガスを
分離回収し系外へ排出する非凝縮ガス分離回収装置12
が装備されている。低圧ガスタービン11出口よりの排
気は、若干の湿り度を有する蒸気燃焼ガス混合流体であ
り、復水器11内に入ると、前記排気中の水蒸気は、冷
却水によって冷却され潜熱を放出して直ちに凝縮し、復
水になる一方、炭酸ガスを含む非凝縮性ガスは、凝縮せ
ず受動的に気相中にそのまま残るので、復水器11内の
下流気相側に吸い込みファンや真空ポンプ等を配置して
構成される非凝縮ガス分離回収装置12により容易に分
離回収され系外に排出される。
【0025】復水器11で凝縮し生成する復水のうち、
前記の中圧ガスタービン用燃焼器及び排熱回収ボイラ入
口燃焼器における燃料の酸素燃焼により発生した水量に
相当する水は、排水装置13に装備された排水ポンプ1
3−1より系外に排出され、残りは給水設備14に装備
された給水ポンプ14−1により給水処理装置14−
2、給水加熱器14−3を経て給水配管15に導かれて
排熱回収ボイラへ供給され、システム内を循環する。
【0026】このように、本発明の第一の実施の形態の
炭酸ガス回収型ガスタービン発電プラントは、高圧高温
蒸気で駆動されるの高圧蒸気タービン3をトッピングプ
ラントとし、その排気と中圧ガスタービン3入口側に装
備された中圧ガスタービン入口燃焼器4における酸素燃
焼により生成される蒸気燃焼ガス混合流体で駆動される
中圧ガスタービンをミッドリングプラントとし、さらに
その排気と排熱回収ボイラ1入口側に装備された排熱回
収ボイラ入口燃焼器7における酸素燃焼により生成され
る高温燃焼ガスの混合による蒸気燃焼ガス混合流体が、
排熱回収ボイラ1において前記給水と熱交換し高圧高温
蒸気を発生せしめて降温した後に、この降温した蒸気燃
焼ガス混合流体によって駆動される低圧ガスタービンを
ボトミングプラントとするシンプルな構成となってい
る。
【0027】上述のようなプラント構成を選択すること
により、従来に比して次のような優れた効果が奏され
る。 ・(第1の効果)より高いプラント発電効率が得られ
る。 ・(第2の効果)プラントシステムがよりシンプルとな
り、より信頼性が高くより経済的な発電プラントを提供
できる。 ・(第3の効果)炭酸ガス分離のためのエネルギー(動
力および熱)が不要である。
【0028】前記第1の効果が得られる理由は、次のよ
うに説明される。
【0029】図2は、本発明第一の実施形態に対応する
温度−エントロピー線図(T−S線図)である。排熱回
収ボイラ1で発生した高圧高温蒸気は高圧蒸気タービン
3で膨張し仕事をした後、中圧ガスタービン用燃焼器4
において生成される燃焼ガスとの直接混合により中圧ガ
スタービン5が許容する高温中圧蒸気燃焼ガス混合流体
となり中圧ガスタービン5へ導入され圧力比に応じ膨張
し仕事をする。中圧ガスタービン5で仕事をした蒸気燃
焼ガス混合流体は、排熱回収ボイラ1にて高圧蒸気ター
ビンが許容する最高温度の高温高圧蒸気が得られるよう
に、排熱回収ボイラ入口燃焼器7において助燃が行われ
た後に排熱回収ボイラ1に導入されるので、図中「助
燃」と記載される斜線部分相当のエネルギーによって、
給水の昇圧と高温化が図られ、このようにして生成され
た高圧高温蒸気が高圧蒸気タービン3を駆動するので、
タービン効率は最高となる。前記のとおり高圧蒸気ター
ビン3の排気は中圧ガスタービン用燃焼器4において炭
化水素系燃料と酸素による酸素燃焼によって生成される
高温の燃焼ガスが混合され、中圧ガスタービン3が許容
する最高温の蒸気燃焼ガス混合流体となるので、中圧ガ
スタービン5の入口圧力を上げ圧力比を大きくとること
により最高効率が得られる。低圧低温になって排熱回収
ボイラ1から排気された蒸気燃焼ガス混合流体はさらに
低圧ガスタービン9で復水器11の内圧まで膨張し仕事
をする。外部より供給される燃料及び酸素の量と割合を
制御することで、中圧ガスタービン用燃焼器4、排熱回
収ボイラ入口燃焼器7における酸素燃焼によるエネルギ
ー投入量を容易に制御することができ、効率よく蒸気燃
焼ガス混合流体の低圧ガスタービン9の入口温度を高め
ることができる。低圧ガスタービン9の入口における蒸
気燃焼ガス混合流体の温度ができるだけ高くなるように
して低圧ガスタービン9の排気が復水器11内で凝縮す
る圧力に相応するように排熱回収ボイラ給水圧力を調整
することにより、より高い低圧ガスタービンプラント効
率が得られることになる。燃料の酸素燃焼で生成された
蒸気燃焼ガス混合流体の熱エネルギーは、最後に復水器
へ至るまで系内に閉じ込められた状態が維持され排熱回
収ボイラにおける給水との熱交換で系内を循環させるこ
とによって、エネルギー損失を極小化するとともにそれ
ぞれのタービンプラントにおいて最高のプラント効率を
達成可能とするシステムを実現している。
【0030】このように本発明第一の実施の形態による
炭酸ガス回収型ガスタービン発電プラントでは、高圧蒸
気タービン3および中圧ガスタービン5の入口温度をそ
れぞれの許容最高温度にまで昇温することによりそれぞ
れのタービンプラントの最高効率を達成すること、また
排熱回収ボイラ1における熱交換に伴う熱損失発生を最
小に抑えること、そしてさらに低圧ガスタービン9の入
口温度と排気圧力を調整することにより低圧ガスタービ
ン出力を最大にすること、が可能であり、これらのこと
によりプラントの高効率達成が可能となるわけである。
【0031】前記の第2の効果が得られる理由は、次の
とおりである。炭酸ガスを混合して含む混合ガスから炭
酸ガスを分離する方法としては、化学吸収法や物理吸着
法が知られている。しかし、化学吸収法においては、吸
収剤による吸収プロセスと加熱による分離プロセスが必
要であり、大規模な設備が必要であり、また物理吸着法
においては、炭酸ガス吸着剤の冷却加圧プロセスと加温
減圧プロセスを繰り返すものであり、吸着剤が必要であ
るのに加えて、加圧冷却装置、減圧加熱装置等の大掛か
りな設備が必要である。これに対して、本発明第一の実
施の形態による炭酸ガス回収型ガスタービン発電プラン
トにおいては、タービンを駆動する蒸気燃焼ガス混合流
体は、冷却によって容易に凝縮する性質を持つ水蒸気
と、容易に凝縮せず気相のままの状態であり続ける非凝
縮性ガスである炭酸ガスや窒素ガスなどの混合ガスであ
り、炭酸ガスを含む物理吸着法は、復水器11における
水蒸気の凝縮に伴い受動的に容易に分離される。このた
めに特別な炭酸ガス分離装置を設けることは不要であ
り、前述のとおり、復水器11内の下流気相側に吸い込
みファンや真空ポンプ等を配置して構成される非凝縮ガ
ス分離回収装置12により容易に分離回収され系外に排
出することができる。従って、炭酸ガスの分離回収のた
めに、化学吸収法や物理吸着法で必要となるような大掛
かりな設備は不要である。また、本発明第一の実施の形
態による発電プラントにおいては、系外から供給する酸
素を製造する場合でも、例えば既に実用に供されている
深冷分離装置を利用することが可能であり、信頼性が高
く設備も相対的にコンパクトである。そして、炭化水素
系燃料を供給する設備については、既存設備で十分であ
り、決して大掛かりかつ複雑な設備を要しない。このよ
うに、本発明の第一の実施の形態の炭酸ガス回収型ガス
タービン発電プラントは、プラントシステムがシンプル
であり、機器の種類が少なくて済み、高い信頼性と経済
性を実現可能な優れた発電設備であると言うことができ
る。
【0032】前記の第3の効果が得られる理由は、次の
とおりである。本発明第一の実施の形態による発電プラ
ントにおいては、タービンを駆動する蒸気燃焼ガス混合
流体中に含まれる炭酸ガスは、復水器11における水蒸
気の凝縮に伴い受動的に分離されるので、特別な炭酸ガ
ス分離装置を設けることは不要である。よって炭酸ガス
分離回収に要する消費動力は、復水器11における非凝
縮性ガスの抽出に要するポンプ動力のみであり、発電電
力量の高々2%程度である。この他に空気分離器におけ
る動力消費が発生するが、大型の空気分離器の場合で
も、消費動力は、0.3kWh/Nm3−O2以下であ
り、発電電力量の10%程度である。よって消費動力
は、おおよそ12%程度となる。一方、化学吸収法にお
いては、吸収剤による吸収と加熱による分離のプロセス
が必要であり、設備が大掛かりになると共に吸収および
分離に必要なエネルギー量は発電電力量相当で15%程
度とされる。また、吸着剤を用いる物理吸着法において
も、低温加圧による吸着と加温低圧による脱着に要する
エネルギー量は化学吸収法とほぼ同等といわれている。
以上のように、炭酸ガス分離方式に要する動力に関して
も、本発明の方が他よりも有利である。
【0033】図2は、本発明の第二の実施の形態の炭酸
ガス回収型ガスタービン発電プラントを示す。
【0034】図3に示されるように、本第二の実施の形
態においては、本発明の第一の実施の形態と相違する点
は、高圧蒸気タービン3の駆動流体圧力をより高くし
て、高中圧ガスタービン用燃焼器16及び高中圧ガスタ
ービン17を設置し、高中圧ガスタービン17の排気を
中圧ガスタービン5の駆動流体とする再燃タービン方式
としたことである。この場合、本発明の第1の実施の形
態と比較し、より大きな動力とより高いプラント効率を
得ることできる。その理由は次のとおりである。
【0035】本発明第二の実施の形態に対する温度−エ
ントロピー線図(T−S線図)を図4に示す。高圧蒸気
タービン3の駆動流体圧力の高圧化により高中圧ガスタ
ービン17が有効に仕事をするための圧力差が十分に確
保され、高中圧ガスタービン17入口燃焼量に見合うエ
ネルギーのほとんが動力および中圧ガスタービン5を駆
動する蒸気燃焼ガス混合流体に回収されることにより、
より大きな動力とより高いプラント効率を得ることがで
きる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、ガスタービン発電プラ
ントとしてシステムがシンプルであり、炭酸ガス分離回
収に要するエネルギー消費量が少なく、プラント効率の
高い炭酸ガス回収型ガスタービン発電プラントを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の炭酸ガス回収型ガ
スタービン発電プラントを示す概略系統図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態の炭酸ガス回収型ガ
スタービン発電プラントに係る温度−エントピー線図
(T−S線図)である。
【図3】本発明の第二の実施の形態の炭酸ガス回収型ガ
スタービン発電プラントを示す概略系統図である。
【図4】本発明の第二の実施の形態の炭酸ガス回収型ガ
スタービン発電プラントに係る温度−エントピー線図
(T−S線図)である。
【図5】従来の炭酸ガス回収型ガスタービン発電プラン
トを示す概略系統図である。
【図6】従来の炭酸ガス回収型ガスタービン発電プラン
トに係る温度−エントピー線図(T−S線図)である。
【符号の説明】
1…排熱回収ボイラ 2…高圧配管 3…高圧蒸気タービン 4…中圧ガスタービン用燃焼器 5…中圧ガスタービン 6…ガスタービン冷却ライン 7…排熱回収ボイラ入口燃焼器 8…低圧配管 9…低圧ガスタービン 10…発電機 11…復水器 12…非凝縮性ガス分離回収装置 12−1…非凝縮性ガス排気真空ポンプ(吸い込みファ
ン) 13…排水設備 13−1…排水ポンプ 14…給水設備 14−1…給水ポンプ 14−2…給水処理装置 14−3…給水加熱器 15…給水配管 16…高中圧ガスタービン用燃焼器 17…高中圧ガスタービン 18…燃料供給装置 19…酸素製造装置 20…燃料および酸素供給制御装置 21…燃料供給制御弁 22…酸素供給制御弁 31…ガスタービン 32…圧縮機 33…燃焼器 34…タービン 35…炭酸ガスガス分離回収装置 36…蒸気タービン 37…煙突 38…配管 39…低圧給水加熱器 40…脱気器 41…高圧給水加熱器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02C 6/18 F02C 6/18 A 7/18 7/18 A // F22B 1/18 F22B 1/18 D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧蒸気タービンと、 系外から供給される燃料と酸素を燃焼させる第一の燃焼
    器と、 前記高圧蒸気タービン排気と前記第一の燃焼器で発生し
    た燃焼ガスを混合して生成される蒸気燃焼ガス混合流体
    により駆動される第一のガスタービンと、 前記第一のガスタービン排気に系外から燃料と酸素を補
    給して燃焼させる第二の燃焼器と、 前記第二の燃焼器で生成される蒸気燃焼ガス混合流体を
    高温熱源として、前記高圧蒸気タービンを駆動する蒸気
    を発生する排熱回収ボイラと、 前記排熱回収ボイラで熱交換した後排気される前記蒸気
    燃焼ガス混合流体により駆動される第二のガスタービン
    と、 前記第二のガスタービンの排気に含まれる非凝縮性ガス
    を分離回収し系外へ排出する非凝縮性ガス分離回収装置
    を備えた復水器と、 前記復水器で凝縮され回収された水の余剰分を系外へ排
    出する排水設備と、 前記の余剰分の水を系外に排出した後に残された水を排
    熱回収ボイラへ供給する給水設備と、 を備えた炭酸ガス回収型ガスタービン発電プラント。
  2. 【請求項2】 高圧蒸気タービンと、 系外から供給される燃料と酸素を燃焼させる第一の燃焼
    器と、 前記高圧蒸気タービン排気と前記第一の燃焼器で発生し
    た燃焼ガスを混合して生成される蒸気燃焼ガス混合流体
    により駆動される第一のガスタービンと、 系外から供給される燃料と酸素を燃焼させる第二の燃焼
    器と、 前記第一のガスタービン排気と前記第二の燃焼器で発生
    した燃焼ガスを混合して生成される蒸気燃焼ガス混合流
    体により駆動される第二のガスタービンと、 前記第二のガスタービンの排気に系外から燃料と酸素を
    補給して燃焼させる第三の燃焼器と、 前記第三の燃焼器で生成される蒸気燃焼ガス混合流体を
    高温熱源として、前記高圧蒸気タービンを駆動する高温
    高圧蒸気を発生する排熱回収ボイラと、 前記排熱回収ボイラで熱交換した後排気される前記蒸気
    燃焼ガス混合流体により駆動される第三のガスタービン
    と、 前記第三のガスタービン排気に含まれる非凝縮性ガスを
    分離回収し系外へ排出する非凝縮性ガス分離回収装置を
    備えた復水器と、 前記復水器で凝縮され回収された水の余剰分を系外へ排
    出する排水設備と、 前記の余剰分の水を系外に排出した後に残された水を排
    熱回収ボイラへ供給する給水設備と、 を備えた炭酸ガス回収型ガスタービン発電プラント。
  3. 【請求項3】 前記高圧蒸気タービンの排気から抽気さ
    れ前記第一のガスタービンを冷却した後に前記第一の燃
    焼器に投入されるガスタービン冷却ラインを有すること
    を特徴とする請求項1に記載の炭酸ガス回収型ガスター
    ビン発電プラント。
  4. 【請求項4】 前記高圧蒸気タービンの排気から抽出さ
    れ一方で前記第一のガスタービンを冷却した後に前記第
    一の燃焼器に投入されるとともにまた一方で前記第二の
    ガスタービンを冷却した後に前記第二の燃焼器に投入さ
    れるガスタービン冷却ラインを有することを特徴とする
    請求項2に記載の炭酸ガス回収型ガスタービン発電プラ
    ント。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
    記載の炭酸ガス回収型ガスタービン発電プラントにおけ
    るプラント運転方法において、 燃焼器における燃焼を、燃料として炭化水素系燃料、酸
    化剤として酸素を系外より供給し、かつ燃焼により生成
    される非凝縮性ガスの量が最小となるように供給する炭
    化水素系燃料と酸素の供給割合を理論当モル比に制御す
    ることを特徴とする炭酸ガス回収型ガスタービン発電プ
    ラントの運転方法。
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JP2011058403A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Masatoshi Kudome 動力発生設備
JP2022531531A (ja) * 2019-12-05 2022-07-07 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 交換可能なインターフェースプレートを有する再構成可能なメインフレーム

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