JP2005098240A - 発電システム - Google Patents

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達郎 山岡
Shuichi Umezawa
修一 梅沢
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Abstract

【課題】運転の効率化を図った発電システムを提供する。
【解決手段】蒸気発生器での水蒸気の発生に用いられた燃焼ガスから熱を回収して加熱器での燃料の加熱に用いることで、燃焼ガスでの排熱を低減し、発電システムの効率的な運転が図られる。復水器から熱を回収して気化器での液化燃料の気化に用いることで、復水器からの排熱をより低減し、発電システムのより効率的な運転が図られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液化燃料、例えば、LNGを用いて発電を行う発電システムに関する。
液化天然ガス(LNG)をエネルギー源として発電を行う発電システムがある。このような発電システムには、LNGの燃焼ガスでガスタービンを回転するガスタービン発電システム、LNGを燃焼した熱で水蒸気を発生させて蒸気タービンを回転させる蒸気タービン発電システム、さらにはこれらを組み合わせたコンバインド発電システムがある。
いずれのシステムでもLNGを燃焼することで発生した熱エネルギーがタービン等により電気エネルギーに変換される。なお、LNGの気化は海水等を用いて行える(特許文献1参照)
特開平11−101130
しかしながら、LNGを燃焼することで発生した熱エネルギーが電気エネルギーに変換される際に、その一部を廃熱として捨てている。
例えば、ガスタービンの回転や蒸気の発生に用いられた燃焼ガスを排ガスとして捨てていることから、廃熱が発生する。また、水蒸気を復水するときに暖められた冷却水からも廃熱が発生する。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、運転の効率化を図った発電システムを提供することを目的としている。
A.上記目的を達成するために本発明に係る発電システムは、液化燃料を気化する気化器と、前記気化器で気化された燃料を加熱する加熱器と、前記加熱器で加熱された燃料を燃焼した燃焼ガスにより、水を蒸発させて水蒸気を発生する蒸気発生器と、を具備し、前記蒸気発生器での水蒸気の発生に用いられた燃焼ガスから熱を回収して前記加熱器での燃料の加熱に用いる、ことを特徴とする。
蒸気発生器での水蒸気の発生に用いられた燃焼ガスから熱を回収して前記加熱器での燃料の加熱に用いることで、燃焼ガスでの排熱を低減し、発電システムの効率的な運転が図られる。
ここで、発電システムが、前記蒸気発生器で発生した水蒸気により駆動される蒸気タービンと、前記蒸気タービンを駆動した水蒸気を復水する復水器と、をさらに具備し、前記復水器から熱を回収して前記気化器での液化燃料の気化に用いてもよい。
復水器から熱を回収して気化器での液化燃料の気化に用いることで、復水器からの排熱を低減できる。
B.上記目的を達成するために本発明に係る発電システムは、液化燃料を気化する気化器と、前記気化器で気化された燃料を燃焼した燃焼ガスにより駆動されるガスタービンと、前記ガスタービンを駆動した燃焼ガスにより、水を蒸発させて水蒸気を発生する蒸気発生器と、を具備し、前記蒸気発生器での水蒸気の発生に用いられた燃焼ガスから熱を回収して前記気化器での液化燃料の気化、加熱に用いる、ことを特徴とする。
蒸気発生器での水蒸気の発生に用いられた燃焼ガスから熱を回収して気化器での液化燃料の気化、加熱に用いることで、燃焼ガスでの排熱を低減することができる。
1.ここで、前記燃焼ガスからの熱の回収、および液化燃料の気化が、水を熱媒体として行われてもよい。
水により熱を伝達することで、燃焼ガスの排熱を液化燃料の気化に利用することができる。
2.前記燃焼ガスからの熱の回収、および液化燃料の気化が、空気を熱媒体として行われてもよい。
空気により熱を伝達することで、燃焼ガスの排熱を液化燃料の気化に利用することができる。
3.発電システムが、前記蒸気発生器で発生した水蒸気により駆動される蒸気タービンと、前記蒸気タービンを駆動した水蒸気を復水する復水器と、をさらに具備し、前記復水器から熱を回収して前記気化器での液化燃料の気化に用いてもよい。
(1)前記燃焼ガスおよび前記復水器からの熱の回収、および液化燃料の気化が、水を熱媒体として行われてもよい。
水により熱を伝達することで、復水器および燃焼ガスの排熱を液化燃料の気化に利用することができる。
(2)前記燃焼ガスおよび前記復水器からの熱の回収、および液化燃料の気化が、空気を熱媒体として行われてもよい。
空気によって熱を伝達することで、復水器および燃焼ガスの排熱を液化燃料の気化に利用することができる。
以上説明したように、本発明によれば運転の効率化を図った発電システムを提供できる。
本発明の実施形態では、ガスタービンの駆動や蒸気の発生に用いられた燃焼ガス(排ガス)、復水器での蒸気の復水に用いられた冷媒(水冷のときの温排水、空冷のときの温風)をLNGの気化や加熱に利用することで、排ガス、冷媒からの廃熱の有効利用を図っている。即ち、LNGからの冷熱と、排ガス、冷媒からの廃熱とを相殺することで、冷熱、排熱双方の有効利用を図る。
このために、必要に応じて、LNG、排ガス、冷媒から冷熱、排熱の回収が図られる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る発電システム10の構成を示す模式図である。
発電システム10は、LNGタンク11,気化器12,熱交換器13,ボイラー14,熱交換器15,煙突16,発電機21,蒸気タービン22,復水器23,ポンプ24,25を有する汽力発電システムである。
LNGタンク11は,LNG(Liquefied Natural Gas:液化天然ガス)を蓄積するタンクである。LNGタンク11内のLNGはタンク内のポンプ(図示せず)によって気化器12に送られる。
気化器12は,LNGを気化して気体状の天然ガスを発生するための装置である。本実施形態では紙面上方から温水をシャワー状にして流すことで気化器12中を通過するLNGを気化する。後述のように、この温水に復水器23の冷却水として使用された温排水を用いることで、発電システム10での排熱の低減が図られる。
熱交換器13は,気化されたLNGを熱交換器15から送られてきた熱によって加熱するための加熱器である。後述のように、この加熱には、ボイラー14からの排ガスが用いられることから、発電システム10での排熱の低減が図られる。
ボイラー14は,LNGを燃焼させ、この燃焼の際に発生する熱により水を蒸発させて水蒸気を発生する蒸気発生器である。
熱交換器15は,ボイラー14で燃焼され、水の気化に用いられたLNGの排ガスから熱を回収する熱回収装置である。熱交換器15で回収された排熱は熱交換器13に送られて気化器12でのLNGの気化に用いられる。この結果、発電システム10での排熱の低減および運転の効率化が図られる。
煙突16は,ボイラー14で利用された排ガスを大気中に放出する。
発電機21は,蒸気タービン22により駆動されることで、発電を行う(電力の発生)。
蒸気タービン22は,ボイラー14で発生された蒸気により回転され、発電機21を駆動する。
復水器23は,蒸気タービン22の回転に用いられた蒸気を冷却して水に戻し再利用する。蒸気の冷却に取水口31から採取された冷却水(例えば、海水や、河川水等の陸水)が用いられる。冷却水は取水口31からポンプ24により復水器23に送られ、蒸気を冷却して温排水となった後に、ポンプ25によって気化器12に送られ、LNGの気化に用いられる。この結果、復水器23からの排熱がLNGの気化に利用され、発電システム10での排熱の低減および運転の効率化が図られる。
ポンプ24,25はそれぞれ、取水口31から復水器23へ、復水器23から気化器12へと冷却水を搬送する。
取水口31は、海洋、河川等に接続され、海水、または陸水を取り入れることができる。取水口31から採取された冷却水は、地点P1で2つに区分され、その一部がポンプ24を通じて復水器23に送られる他に、その他は復水器23を迂回する。これは、復水器23、気化器12それぞれで必要とする冷却水の流量が必ずしも一致しないことから、両者間で流量を調節するためである。
復水器23を通過した、または迂回した冷却水はその後に地点P2で合流し、ポンプ25により気化器12に送られ、気化器12でLNGの気化に用いられた後に、ポンプ24により復水器23に戻る。このように冷却水は繰り返し利用することが可能である。
放水口32,33は、取水口31から採取された冷却水を弁の開閉により適宜に放出する放出口である。
(発電システム10の動作)
続いて、図を参照してこの第1実施形態の発電システム10の動作について説明する。
LNGタンク11内のLNGは気化器12で気化され、熱交換器13で加熱された後に、ボイラー14で燃焼されて水蒸気の発生に用いられる。その後、燃焼ガスは熱交換器15を経由して煙突16から大気中に排ガスとして排出される。
ボイラー14で発生した水蒸気は蒸気タービン22の回転に用いられた後に、復水器23で復水されて、ボイラー14に再送され、水蒸気の発生に再利用される。
冷却水は取水口31から取り入れられ、地点P1で分岐して、ポンプ24を経由して復水器23を通過、または復水器を迂回して、地点P2で合流する。その後、冷却水は、ポンプ25を経由して気化器12に送られLNGの気化に用いられた後に、復水器23に戻って再利用される。
発電システム10では、以下のように排熱の回収、有効利用が図られる。
復水器23での復水に用いられた冷却水(温排水)が気化器12でのLNGの気化に用いられる。
また、熱交換器15によりボイラー14からの排ガスの熱が回収され、熱交換器13での気化されたLNGの加熱に用いられる。
以上のような発電システム10での排熱の低減、およびそれによる効率の向上を定量的に考える。
ここでは、話を判りやすくするために、排ガスによる燃料の加熱のみについて考える。即ち、気化器12でのLNGの気化は取水口31から採取された冷却水(例えば海水)をそのまま用い、復水器23からの排熱の利用は行わないこととする。また、排ガスとして煙突中での排ガスを考えることとする。
発電システムとして1000MW出力の汽力発電プラントを考えるとそのスペックは典型的には以下のようになる。
発電出力P: 1000MW
LNG入熱Ql:2469MW
発電効率η:40.5%(=P/Ql*100=1000/2469*100)
LNG流量Gl:45.5kg/s
LNG液体(気化前)温度T0:−150℃
LNG気体(気化後)温度T1: 20℃
煙突排ガス熱量Qg:368MW
煙突排ガス流量Gg:829kg/s
煙突排ガス温度Tg:105℃
以上から、煙突排ガスを用いた場合でも気化されたLNGを20℃から70℃程度まで加熱することが可能であることが判る。
既述のようにLNGの気化は海水(−150℃から20℃まで昇温)によって、気化されたLNGの加熱は煙突排ガス(20℃から70℃まで昇温)によって行われることとしている。煙突排ガスのみを用いてLNGの気化、加熱の双方を行うことも可能であり、その方が排熱の低減および運転の効率化を図ることができる。しかしながら、ここでは煙突排ガスの温度が低下して排煙排出基準への適合性が変化する可能性を考慮して、煙突排ガスの温度の低下を押さえた条件で試算を行う。
このとき、煙突排ガスからのLNGの単位時間当たりの受熱量ΔQは、次の式(1)で表される。
ΔQ=(h(T1)−h(T0))・Gl ……式(1)
ここで、
h(T0):気化前(温度T0)のLNGのエンタルピ
h(T1):気化後(温度T1)のLNGのエンタルピ
である。
このときの発電効率η1は次の式(2)で表される。
η1=P/(Ql−ΔQ)・100 ……式(2)
式(1)、(2)に上述の1000MW出力の汽力発電プラントのスペックを当てはめると次の式(3)のように表される。
ΔQ=5MW
η1=1000MW/(2469MW−5MW)・100
=40.6% ……式(3)
式(3)から、LNGの加熱を行わない場合のη=40.5%と比較すると発電効率が0.1%向上したことが判る。これは、LNGを年間で1000t以上節約可能なことを意味する。
(第2実施形態)
図2は本発明の第2実施形態に係る発電システム110の構成を示す模式図である。
発電システム110は、LNGタンク111,熱交換器112,燃焼室113,ガスタービン114,排熱回収ボイラー115,煙突116,熱回収装置117,発電機121,蒸気タービン122,復水器123,冷却塔124,ポンプ125,126を有するコンバインドサイクル発電システムである。
LNGタンク111は,LNGを蓄積するタンクである。LNGタンク111内のLNGはタンク内のポンプ(図示せず)によって気化器112に送られる。
熱交換器112は,LNGを気化して気体状の天然ガスを発生する気化器および加熱器として機能する。熱交換器112は、復水器123での冷却に用いられた温排水を排ガス(排熱回収ボイラー115から煙突116への排出ガス)によって加熱した温水によってLNGを気化、加熱する。復水器123からの温排水、および排熱回収ボイラー115からの排ガスの熱を用いてLNGを気化、加熱することで、発電システム110での排熱の低減が図られる。
燃焼室113は、ガスタービン114内に設置され、気化されたLNGを燃焼して燃焼ガスを発生する。
ガスタービン114は,燃焼室113で発生された燃焼ガスにより回転され、発電機121を駆動する。
排熱回収ボイラー115は,ガスタービン114の回転に用いられた排ガスの熱により水を蒸発させて水蒸気を発生する蒸気発生器である。
煙突116は,排熱回収ボイラー115で利用された排ガスを大気中に放出する。煙突116には、排ガスから熱を回収する熱回収装置117(熱交換器)が設置される。熱回収装置117で回収された排熱は熱交換器112に送られてLNGの気化に用いられる。
発電機121は,ガスタービン114および蒸気タービン122により駆動されることで、発電を行う(電力の発生)。
蒸気タービン122は,排熱回収ボイラー115で発生された蒸気により回転され、発電機121を駆動する。
復水器123は,蒸気タービン122の回転に用いられた蒸気を冷却して水に戻し再利用する。
冷却塔124は、熱交換器112でのLNGの気化に用いられた水を冷却する。水を大気の流れに接触させてその一部を蒸発させることで、水を冷却し、復水器123の冷却水として再利用できるようにする。なお、熱交換器112と冷却塔124を気化器に変更してもよい。
ポンプ125,126はそれぞれ、冷却水を冷却塔124から復水器123へ、蒸気発生用の水を復水器123から排熱回収ボイラー115へと搬送する。
(発電システム110の動作)
続いて、図を参照してこの第2実施形態の発電システム110の動作について説明する。
LNGタンク111内のLNGは熱交換器112で気化、加熱された後に、燃焼室113で燃焼されて、燃焼ガスとなり、ガスタービン114の回転に用いられる。その後、燃焼ガスは排熱回収ボイラー115での水蒸気の発生に用いられた後に、煙突116から大気中に排ガスとして排出される。
排熱回収ボイラー115で発生した水蒸気は蒸気タービン122の回転に用いられた後に、復水器123で復水されて、ポンプ126により排熱回収ボイラー115に再送され、水蒸気の発生に再利用される。
さらに、冷却水は冷却塔124からポンプ125を経由して復水器123に送られ、復水に用いられた後、熱回収装置117による排ガスからの熱回収に用いられる。その後、熱交換器112に送られLNGの気化、加熱に用いられた後に、冷却塔124に戻って再利用のために冷却される。
発電システム110では、以下のように排熱の回収、有効利用が図られる。
復水器123での復水に用いられた冷却水(温排水)が熱交換器112でのLNGの気化に用いられる。
また、熱回収装置117により排ガスの熱が回収され、熱交換器112でのLNGの気化に用いられる。
(第3実施形態)
図3は本発明の第3実施形態に係る発電システム210の構成を示す模式図である。
発電システム210は、LNGタンク211,熱交換器212,燃焼室213,ガスタービン214,排熱回収ボイラー215,煙突216,熱回収装置217,発電機221,蒸気タービン222,復水器223,熱交換器224,送風機225,ポンプ226を有するコンバインドサイクル発電システムである。
LNGタンク211は,LNGを蓄積するタンクである。LNGタンク211内のLNGはタンク内のポンプ(図示せず)によって気化器212に送られる。
熱交換器212は,LNGを気化して気体状の天然ガスを発生する気化器および加熱器として機能する。熱交換器212は、復水器223での冷却に用いられた温風を排ガス(排熱回収ボイラー215から煙突216への排出ガス)によって加熱した温風によってLNGを気化、加熱する。復水器223からの温風、および熱回収装置217で回収された排ガスの熱を用いてLNGを気化、加熱することで、発電システム210での排熱の低減および運転の効率化が図られる。
燃焼室213は、ガスタービン214内に設置され、気化されたLNGを燃焼して燃焼ガスを発生する。
ガスタービン214は,燃焼室213で発生された燃焼ガスにより回転され、発電機221を駆動する。
排熱回収ボイラー215は,ガスタービン214の回転に用いられた排ガスの熱により水を蒸発させて水蒸気を発生する蒸気発生器である。
煙突216は,排熱回収ボイラー215で利用された排ガスを大気中に放出する。煙突216には、排ガスから熱を回収する熱回収装置217(熱交換器)が設置される。熱回収装置217で回収された排熱は熱交換器224に送られて空気の加熱に用いられる。
発電機221は,ガスタービン214および蒸気タービン222により駆動されることで、発電を行う。
蒸気タービン222は,排熱回収ボイラー215で発生された蒸気により回転され、発電機221を駆動する。
復水器223は,蒸気タービン222の回転に用いられた蒸気を冷却して水に戻し再利用する。復水器223は空冷であり、送風機225によって大気を取り入れて蒸気を復水し、加熱された温風を熱交換器224に送る。
熱交換器224は、復水器223から送られた温風を熱回収装置217で回収された熱によりさらに加熱して、熱交換器212へと送る。
ポンプ226は、蒸気発生用の水を復水器223から排熱回収ボイラー215へと搬送する。
(発電システム210の動作)
続いて、図を参照してこの第3実施形態の発電システム210の動作について説明する。
LNGタンク211内のLNGは熱交換器212で気化、加熱された後に、燃焼室213で燃焼されて、燃焼ガスとなり、ガスタービン214の回転に用いられる。その後、燃焼ガスは排熱回収ボイラー215での水蒸気の発生に用いられた後に、煙突216から大気中に排ガスとして排出される。
排熱回収ボイラー215で発生した水蒸気は蒸気タービン222の回転に用いられた後に、復水器223で復水されて、排熱回収ボイラー215に再送され、水蒸気の発生に再利用される。
さらに、冷却用の空気は復水器223で取り入れられ、復水に用いられた後、熱回収装置217により排ガスから回収された熱により加熱され、熱交換器212に送られLNGの気化、加熱に用いられる。
発電システム210では、以下のように排熱の回収、有効利用が図られる。
復水器223での復水に用いられた冷却用空気(温風)が熱交換器212でのLNGの気化、加熱に用いられる。
また、熱回収装置217により排ガスの熱が回収され、熱交換器212でのLNGの気化、加熱に用いられる。
本発明に係る第1実施形態に係る発電システムの構成を表すブロック図である。 本発明に係る第2実施形態に係る発電システムの構成を表すブロック図である。 本発明に係る第3実施形態に係る発電システムの構成を表すブロック図である。
符号の説明
10 発電システム
11 LNGタンク
12 気化器
13 熱交換器
14 ボイラー
15 熱交換器
16 煙突
21 発電機
22 蒸気タービン
23 復水器
110 発電システム
111 LNGタンク
112 熱交換器
113 燃焼室
114 ガスタービン
115 廃熱回収ボイラー
116 煙突
121 発電機
122 蒸気タービン
123 復水器
210 発電システム
211 LNGタンク
212 熱交換器
213 燃焼室
214 ガスタービン
215 廃熱回収ボイラー
216 煙突
221 発電機
222 蒸気タービン
223 復水器

Claims (8)

  1. 液化燃料を気化する気化器と、
    前記気化器で気化された燃料を加熱する加熱器と、
    前記加熱器で加熱された燃料を燃焼した燃焼ガスにより、水を蒸発させて水蒸気を発生する蒸気発生器と、を具備し、
    前記蒸気発生器での水蒸気の発生に用いられた燃焼ガスから熱を回収して前記加熱器での燃料の加熱に用いる、
    ことを特徴とする発電システム。
  2. 前記蒸気発生器で発生した水蒸気により駆動される蒸気タービンと、
    前記蒸気タービンを駆動した水蒸気を復水する復水器と、をさらに具備し、
    前記復水器から熱を回収して前記気化器での液化燃料の気化に用いる、
    ことを特徴とする請求項1記載の発電システム。
  3. 液化燃料を気化する気化器と、
    前記気化器で気化された燃料を燃焼した燃焼ガスにより駆動されるガスタービンと、
    前記ガスタービンを駆動した燃焼ガスにより、水を蒸発させて水蒸気を発生する蒸気発生器と、を具備し、
    前記蒸気発生器での水蒸気の発生に用いられた燃焼ガスから熱を回収して前記気化器での液化燃料の気化に用いる、
    ことを特徴とする発電システム。
  4. 前記燃焼ガスからの熱の回収、および液化燃料の気化が、水を熱媒体として行われる
    ことを特徴とする請求項3記載の発電システム。
  5. 前記燃焼ガスからの熱の回収、および液化燃料の気化が、空気を熱媒体として行われる
    ことを特徴とする請求項3記載の発電システム。
  6. 前記蒸気発生器で発生した水蒸気により駆動される蒸気タービンと、
    前記蒸気タービンを駆動した水蒸気を復水する復水器と、をさらに具備し、
    前記復水器から熱を回収して前記気化器での液化燃料の気化に用いる、
    ことを特徴とする請求項3記載の発電システム。
  7. 前記燃焼ガスおよび前記復水器からの熱の回収、および液化燃料の気化が、水を熱媒体として行われる
    ことを特徴とする請求項6記載の発電システム。
  8. 前記燃焼ガスおよび前記復水器からの熱の回収、および液化燃料の気化が、空気を熱媒体として行われる
    ことを特徴とする請求項6記載の発電システム。
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