JP2002137802A - 塵芥収集車 - Google Patents

塵芥収集車

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JP2002137802A
JP2002137802A JP2000337570A JP2000337570A JP2002137802A JP 2002137802 A JP2002137802 A JP 2002137802A JP 2000337570 A JP2000337570 A JP 2000337570A JP 2000337570 A JP2000337570 A JP 2000337570A JP 2002137802 A JP2002137802 A JP 2002137802A
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tailgate
angle position
storage box
tilt angle
closing
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JP2000337570A
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English (en)
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Minoru Iwasaki
稔 岩崎
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より少ない検出手段を用いてテールゲートの傾
倒角度位置を確実に認識することができる塵芥収集車を
得ること。 【解決手段】塵芥収集車は、テールゲート105の塵芥
収容箱103に対する傾倒角度位置が最大傾倒角度位置
Goと閉塞角度位置Gcのいずれかに位置しているかを検出
する第1検出手段11と、テールゲート105の傾倒角
度位置が安全傾倒角度位置Gsにあるかを検出する第2検
出手段12と、これら第1検出手段11と第2検出手段
12の出力信号に基づいてテールゲート105の傾倒角
度位置が最大傾倒角度位置Go、安全傾倒角度下限位置G
s、降下完了位置Gfのいずれにあるかを判断する判断手
段10とを備え、降下完了位置Gfを閉塞角度位置Gc近傍
に設け、テールゲート105が閉塞角度位置Gcに到達後
に固縛手段109を作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塵芥収集車に関
し、特に塵芥収容箱を傾倒させて塵芥収容箱内の塵芥を
後部開口部から排出させる塵芥収集車に関する。
【0002】
【従来技術】図7は、従来の塵芥収集車を概略的に示す
図である。塵芥収集車100は、図7(a)に示すよう
に、シャシー102上に塵芥収容箱103が搭載され、
この塵芥収容箱103の上部後端にブラケット104を
介してテールゲート105の上端が揺動可能に支持され
ている。塵芥収容箱103の後端は、シャシー102の
後端にブラケット106を介して揺動可能に支持され、
シャシー102と収容箱103との間に架設された収容
箱傾倒シリンダ107の伸縮によってシャシー102の
後端を中心にして塵芥収容箱103がシャシー102に
対して傾倒するように構成されている。
【0003】テールゲート105は、自重降下によって
塵芥収容箱103の後部に当接して後部開口部103a
を閉塞するように塵芥収容箱103に支持されており、
塵芥収容箱103との間に架設されたリフトシリンダ1
08の伸縮によって塵芥収容箱103に対してブラケッ
ト104を揺動中心に塵芥収容箱103の後部に接離す
るように傾倒すると共に、テールゲート105の下端が
ロックシリンダによって作動する固縛手段109によっ
て塵芥収容箱103の下部後端に係止されるように構成
されている。このテールゲート105の内部には、テー
ルゲート105の後部投入口から投入された塵芥を塵芥
収容箱103内に積み込む塵芥積込装置(図示せず)が
収容されている。
【0004】上記構成を有する塵芥収集車は、塵芥収容
箱103内の塵芥を排出する場合、まず固縛手段109
によるテールゲート105下端の係止を解除し、かつテ
ールゲート105を塵芥収容箱103から離反する方向
に傾動させて上昇させて後部開口部103aを開放し、
しかる後に塵芥収容箱103をシャシー102に対して
傾動させ(図7(b)参照)、塵芥収容箱103内の塵
芥Jを後部開口部103aから外部に排出する。
【0005】そして、塵芥排出後、塵芥収容箱103の
傾倒を水平状態に戻し、テールゲート105を降下させ
て後部開口部103aを閉塞し、固縛手段109により
テールゲート105下端を塵芥収容箱103に係止する
ことで塵芥の積み込み準備完了の状態とする。
【0006】図8(a)、(b)及び図9は、テールゲ
ート105の塵芥収容箱103に対する傾倒角度位置を
それぞれ検出するスイッチセンサを説明する図である。
尚、図中で矢印Frは、車両前方を示す。テールゲート
105には、塵芥収容箱103に対するテールゲート1
05の傾倒状態を検出する上限センサ111、安全位置
検出センサ112、閉塞確認スイッチ113の3つのセ
ンサが設けられている。
【0007】上限センサ111は、図8(a)に示すよ
うに、テールゲート105の右側軸着部110aの周辺
位置に固設されており、塵芥収容箱103に固設された
上限検出プレート115との相対位置によってテールゲ
ート105の塵芥収容箱103に対する傾倒角度位置が
最大傾倒角度位置Goにあるか否かを検出する。テールゲ
ート105が最大傾斜角度位置Goにある場合は、塵芥収
容箱103を傾動させ、塵芥収容箱103内の塵芥Jを
後部開口部103aから排出させることができる。
【0008】また、安全位置検出センサ112は、図8
(b)に示すように、テールゲート105の左側軸着部
110bの周辺位置に固設されており、塵芥収容箱10
3に固設された安全位置検出プレート116との相対位
置によってテールゲート105の塵芥収容箱103に対
する傾倒角度位置が安全傾倒角度位置Gsにあるか否かを
検出する。テールゲート105の傾倒角度位置が安全傾
倒角度位置Gs以外の位置にある場合は、塵芥収容箱10
3の傾倒が禁止され、テールゲート105の下端と地面
との当接が回避される。
【0009】一方、閉塞確認スイッチ113は、図9に
示すように、テールゲート105の軸着部110から離
間した下端寄り位置に設けられており、テールゲート1
05が後部開口部103aを閉塞している場合に、テー
ルゲート105の後面105aと当接して閉塞角度位置
Gcを検出する。上述の上限センサ111や安全位置検出
センサ112と異なり、軸着部110から離間した下端
寄り位置に設け、後面105aと直接当接させて検出す
る構成としたことによって、例えば、長年の使用により
テールゲート105の軸着部110に摩耗や変形が生
じ、テールゲート105下端の固縛部分に大きな距離の
誤差が生じた場合でも、テールゲート105の閉塞角度
位置Gcを正確に検出し、固縛手段109による固縛がで
きない、或いは塵芥積込装置を作動できない等の事態の
発生を未然に防止することができる。
【0010】従って、閉塞確認スイッチ113によりテ
ールゲート105の閉塞が確認された場合、固縛手段1
09を作動させてテールゲート105を塵芥収容箱10
3に固縛することができ、塵芥積込装置を作動可能な状
態としてテールゲート105に投入された塵芥を塵芥収
容箱103内に積み込み可能な状態にすることができ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成を有する塵芥収集車の場合、3つのセンサを必要とす
ることから部品数が多く、取り付け調整工程も多くな
り、製造コストの増大を招き、かつメンテナンスも煩雑
である。
【0012】また、閉塞確認スイッチ113は、正確な
検出を行うべく、テールゲート105の軸着部110か
らテールゲート105の下端側に離間した位置に設置さ
れるので、塵芥や汚水に接しやすく、不具合の発生が懸
念される。従って、この対策として塵芥や汚水に耐え得
る性能を有したものを設ける必要があり、部品コストが
高騰していた。
【0013】従って、かかる点に鑑みなされる本発明の
目的は、より少ないセンサでテールゲートの傾倒角度位
置を確実に認識することができる塵芥収集車を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の発明による塵芥収集車は、塵芥収容箱の後
部開口部を開閉するテールゲートを塵芥収容箱の後部上
端を中心として傾倒させて上昇させて後部開口部を開放
し、かつ塵芥収容箱を傾倒させて該塵芥収容箱内の塵芥
を後部開口部から排出させる塵芥収集車において、テー
ルゲートの塵芥収容箱に対する傾倒角度位置が、後部開
口部を開放する最大傾倒角度位置と後部開口部を閉塞す
る閉塞角度位置のいずれかに位置しているか否かを検出
する第1検出手段と、テールゲートの塵芥収容箱に対す
る傾倒角度位置が、塵芥収容箱を傾倒させた際にテール
ゲートと地面との当接を回避できる安全傾倒角度位置に
あるか否かを検出する第2検出手段と、判断手段とを備
える。
【0015】そして、この判断手段は、第1検出手段で
テールゲートが最大傾倒角度位置又は閉塞角度位置のい
ずれかの位置にありかつ第2検出手段でテールゲートが
安全傾倒角度位置以外の位置にあると検出されたときは
テールゲートは閉塞角度位置にあると判断し、第1検出
手段でテールゲートが最大傾倒角度位置又は閉塞角度位
置以外の位置にありかつ第2検出手段でテールゲートが
安全傾倒角度位置にあると検出されたときはテールゲー
トは安全傾倒角度位置にあると判断し、第1検出手段で
テールゲートが最大傾倒角度位置と閉塞角度位置のいず
れかの位置にありかつ第2検出手段でテールゲートが安
全傾倒角度位置にあると検出されたときはテールゲート
は最大傾倒角度位置にあると判断することを特徴とす
る。
【0016】請求項1の発明は、第1検出手段と第2検
出手段の検出に基づいてテールゲートの傾倒角度位置が
最大傾倒角度位置にあるか、安全傾倒角度位置にある
か、閉塞角度位置にあるかを判断する。すなわち、第1
検出手段でテールゲートが最大傾倒角度位置又は閉塞角
度位置のいずれかの位置にありかつ第2検出手段でテー
ルゲートが安全傾倒角度位置以外の位置にあると検出さ
れたときはテールゲートは閉塞角度位置にあると判断す
る。そして、第1検出手段でテールゲートが最大傾倒角
度位置又は閉塞角度位置以外の位置にありかつ第2検出
手段でテールゲートが安全傾倒角度位置にあると検出さ
れたときはテールゲートは安全傾倒角度位置にあると判
断する。また、第1検出手段でテールゲートが最大傾倒
角度位置と閉塞角度位置のいずれかの位置にありかつ第
2検出手段でテールゲートが安全傾倒角度位置にあると
検出されたときはテールゲートは最大傾倒角度位置にあ
ると判断する。従って、テールゲートの傾倒角度位置を
2つの検出手段で判断することができ、従来よりも部品
点数及び取り付け調整工程を削減でき、製造コストの低
減及びメンテナンスの簡素化を図ることができる。
【0017】請求項2に記載の発明による塵芥収集車
は、閉塞角度位置にあるテールゲートの下端を塵芥収容
箱に係止して固縛する固縛手段を備え、第1検出手段
が、閉塞角度位置の代わりに、後部開口部を開放してい
るテールゲートの降下により後部開口部を閉塞する際に
最大傾倒角度位置と閉塞角度位置との間の位置でかつ閉
塞角度位置近傍位置に設定された降下完了位置を検出
し、判断手段が、第1検出手段でテールゲートが最大傾
倒角度位置と降下完了位置のいずれかの位置にありかつ
第2検出手段でテールゲートが安全傾倒角度位置以外の
位置にあると検出されたときはテールゲートは降下完了
位置にあると判断し、固縛手段が、テールゲートが降下
完了位置を通過してから閉塞角度位置に到達するまでの
所要時間よりも長い時間が経過した後に固縛動作を行う
ことを特徴とする。
【0018】請求項2の発明によれば、第1検出手段が
閉塞角度位置の代わりに降下完了位置を検出し、判断手
段がテールゲートの降下完了位置を判断するので、テー
ルゲートを降下させた際に後部開口部を閉塞する手前の
降下完了位置でテールゲートを検出することができる。
そして、固縛手段は、テールゲートが降下完了位置を通
過してから閉塞角度位置に到達するまでの所要時間より
も長い時間経過した後に固縛動作を行うので、閉塞角度
位置に到達し後部開口部を閉塞したテールゲートを塵芥
収容箱に固縛できる。従って、長期間の使用による摩耗
や変形によってテールゲートの軸着部に誤差が生じた場
合でも、固縛手段を確実に作動させることができ、テー
ルゲートを塵芥収容箱に確実に固縛することができる。
【0019】請求項3に記載の発明による塵芥収集車
は、塵芥収容箱の後部開口部を開閉するテールゲートを
塵芥収容箱の後部上端を中心に傾倒させて上昇させて後
部開口部を開放し、かつ塵芥収容箱を傾倒させて該塵芥
収容箱内の塵芥を後部開口部から排出させる塵芥収集車
において、後部開口部を開放しているテールゲートの降
下により後部開口部を閉塞する際に、後部開口部を閉塞
する閉塞角度位置の手前に設定された降下完了位置を検
出する検出手段と、降下完了位置の検出から所定時間経
過後にテールゲートを塵芥収容箱に固縛する固縛手段と
を備え、降下完了位置を検出してからテールゲートが閉
塞角度位置に至るまでの時間よりも所定時間の方が長く
設定されていることを特徴とする。
【0020】請求項3の発明によれば、固縛手段が降下
完了位置の検出からテールゲートを塵芥収容箱に固縛す
るまでの所定時間の方が、降下完了位置の検出からテー
ルゲートが後部開口部を閉塞する閉塞角度位置に至るま
での時間よりも長く設定されているので、固縛手段によ
るテールゲートの固縛は、常にテールゲートが後部開口
部を閉塞してから行われる。従って、固縛手段によるテ
ールゲートの固縛を確実なものとすることができ、特に
長期間の使用による摩耗や変形によってテールゲートの
軸着部に誤差が生じた場合でもテールゲート105を正
確に固縛することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図に基づいて説明する。
【0022】図1は、本実施の形態における塵芥収集車
を概略的に示す図であり、図2は、制御ブロック図であ
る。尚、従来例と同様の構成要素には同一の符号を付す
ることでその詳細な説明を省略する。制御手段10は、
塵芥収容箱103を傾倒させて塵芥収容箱103内の塵
芥を後部開口部103aから車体後方に排出する制御を
行うものであり、手動操作されるメインスイッチ15、
テールゲート上下スイッチ16、収容箱傾倒スイッチ1
7及び固縛スイッチ18が接続されている。
【0023】制御手段10は、メインスイッチ15の積
込側から排出側への切換操作により収容箱傾倒シリンダ
107やリフトシリンダ108に油圧供給可能な状態と
し、テールゲート上下スイッチ16の上昇ボタン操作に
よりテールゲート105を上昇させ、降下ボタン操作に
より降下させる制御を行う。また、収容箱傾倒スイッチ
17の傾倒ボタン操作により水平状態にある塵芥収容箱
103を傾倒させ、復帰ボタン操作により元の水平状態
に復帰させる制御を行う。
【0024】また、制御手段10には、テールゲート1
05の塵芥収容箱103に対する傾倒角度位置を検出す
る第1検出手段11と第2検出手段12が接続されてい
る。第1検出手段11と第2検出手段12は、いわゆる
近接スイッチにより構成されており、テールゲート10
5の左右の軸着部周辺位置にそれぞれ設けられている。
尚、検出手段にはマイクロスイッチや光電管スイッチ等
の他の検出スイッチを用いても良い。
【0025】図3は、各検出手段の取り付け状態を示す
説明図である。第1検出手段11は、図3(a)に示す
ように、テールゲート105の右側軸着部周辺位置に固
設されており、塵芥収容箱103に固設された第1検出
プレート13との協働によって、テールゲート105が
塵芥収容箱103に対して最大傾倒角度位置Goよりも上
方に位置している場合、又は降下完了位置Gfよりも後部
開口部103a側に位置している場合にONを出力し、
最大傾斜角度位置Goと降下完了位置Gfの間に位置してい
る場合にOFFを出力する。
【0026】この最大傾倒角度位置Goは、塵芥収容箱1
03内の塵芥を排出する際に後部開口部103aを開放
するテールゲート105の傾倒角度位置であり、本実施
の形態では90゜に設定されている。また、降下完了位
置Gfは、テールゲート105を降下させて後部開口部1
03aを閉塞する際に、後部開口部103aを完全に閉
塞する閉塞角度位置Gcよりも手前位置、換言すれば最大
傾倒角度位置Goと閉塞角度位置Gcとの間の位置でかつ閉
塞角度位置Gcの近傍位置に設定されている。
【0027】第2検出手段12は、図3(b)に示すよ
うに、テールゲート105の左側軸着部110bの周辺
位置に固設されており、塵芥収容箱103に固設された
第2検出プレート14と協働して、テールゲート105
の塵芥収容箱103に対する傾倒角度位置が安全傾倒角
度下限位置Gsよりも上方に位置している場合にONを出
力し、安全傾倒角度下限位置Gsよりも下方に位置してい
る場合にOFFを出力する。
【0028】この安全傾倒角度下限位置Gsは、テールゲ
ート105を予め上昇させ、塵芥収容箱103を傾倒さ
せたときにテールゲート105の下端が地面と当接する
のを防止するために必要なテールゲート105の傾倒角
度位置の下限限界位置であり、本実施の形態では、閉塞
角度位置Gcからの傾倒角度が45゜に設定されている。
【0029】図4は、第1検出手段11と第2検出手段
12の出力信号の一覧表である。テールゲート105の
傾倒角度位置が、閉塞角度位置Gcと降下完了位置Gfとの
間の位置にある場合、第1検出手段11はONを出力
し、第2検出手段12はOFFを出力し、降下完了位置
Gfと安全傾倒角度下限位置Gsとの間の位置にある場合、
第1検出手段11と第2検出手段12は、共にOFFを
出力する。また、安全傾倒角度下限位置Gsよりも上方の
安全傾倒角度位置で最大傾倒角度位置Goよりも下方に位
置している場合、第1検出手段はOFFを出力し、第2
検出手段はONを出力し、更に最大傾倒角度位置Goより
も上方に位置している場合、第1検出手段11と第2検
出手段12は共にONを出力する。
【0030】従って、制御手段10は、第1検出手段1
1と第2検出手段12の出力信号に基づいてテールゲー
ト105の傾倒角度位置が、降下完了位置Gfと閉塞角度
位置Gcとの間の位置、降下完了位置Gfと安全傾倒角度下
限位置Gsとの間の位置、安全傾倒角度下限位置Gsと最大
傾倒角度位置Goとの間の位置、最大傾倒角度位置Goより
も上昇した位置のいずれにあるかを判断することができ
る。
【0031】次に、上記構成を有する塵芥収集車の塵芥
排出動作について説明する。まずテールゲート上下スイ
ッチの上昇ボタン操作により、テールゲート105が上
昇され、後部開口部103aが開放される。ここで、テ
ールゲート105が降下完了位置Gfよりも最大傾倒角度
位置Go側に移動されると、第1検出手段11の出力信号
はONからOFFに切り替わる(図3(a)参照)。従
って、第1検出手段11と第2検出手段12は、共にO
FFを出力し、制御手段10は、これらの出力信号に基
づいてテールゲート105の傾倒角度位置が降下完了位
置Gfと安全傾倒角度下限位置Gsとの間に位置していると
判断する。
【0032】そして、テールゲート105が更に傾倒さ
れて安全傾倒角度下限位置Gsよりも上昇されると、第2
検出手段12の出力信号はOFFからONに切り替わる
(図3(b)参照)。従って、第1検出手段11はOF
F、第2検出手段12はONを出力し、制御手段10
は、これらの出力信号に基づいてテールゲート105の
傾倒角度位置が安全傾倒角度下限位置Gsと最大傾倒角度
位置Goとの間に位置していると判断する。
【0033】そして更に、テールゲート105が傾倒さ
れて最大傾倒角度位置Goよりも上昇されると、第1検出
手段11の出力信号はOFFからONに切り替わる(図
3(a)参照)。従って、第1検出手段11と第2検出
手段12は共にONを出力し、制御手段10は、これら
の出力信号に基づいてテールゲート105の傾倒角度位
置が最大傾倒角度位置Goよりも上方に傾倒されていると
判断する。
【0034】制御手段10は、第1検出手段11と第2
検出手段12の出力信号に基づいてテールゲート105
が安全傾倒角度下限位置Gsよりも上方に傾倒されている
と判断した場合、収容箱傾倒スイッチ17の操作を有効
とし、傾倒ボタン操作により塵芥収容箱103を傾倒さ
せる制御を行う。これにより、塵芥収容箱103内の塵
芥は後部開口部103aから車体後方に排出される。そ
して、制御手段10は、塵芥排出後、復帰ボタン操作に
より塵芥収容箱108を元の水平状態に復帰させる制御
を行う。
【0035】次に、後部開口部103aを開放している
テールゲート105の傾倒を元に戻して塵芥収容箱10
8に固縛する動作について説明する。図5は、そのテー
ルゲート降下時における各スイッチのタイミングチャー
トである。まず、テールゲート上下スイッチの降下ボタ
ン操作により、テールゲート105の降下が開始され
る。
【0036】これにより、テールゲート105が最大傾
倒角度位置Goよりも降下すると、第1検出手段11の出
力信号はONからOFFに切り替わる(図3(a)参
照)。従って、第1検出手段11はOFF、第2検出手
段12はONを出力し、制御手段10は、これらの検出
信号に基づいてテールゲート105の傾倒角度位置が最
大傾倒角度位置Goと安全傾倒角度下限位置Gsとの間に位
置していると判断する。
【0037】そして、テールゲート105が安全傾倒角
度下限位置Gsよりも降下すると、第2検出手段12の出
力信号もOFFに切り替わる(図3(b)参照)。従っ
て、第1検出手段11と第2検出手段12の出力信号は
共にOFFを出力し、制御手段10は、これらの検出信
号に基づいてテールゲート105の傾倒角度位置が安全
傾倒角度下限位置Gsと降下完了位置Gfとの間に位置して
いると判断する。
【0038】更に、テールゲート105が降下完了位置
Gfよりも後部開口部103aに接近する側に移動する
と、第1検出手段11の出力信号は再びONに切り替わ
る(図3(a)参照)。従って、第1検出手段11はO
N、第2検出手段12はOFFを出力し、制御手段10
は、これらの検出信号に基づいてテールゲート105が
降下完了位置Gfを通過してその傾倒角度位置が後部開口
部103a側に位置していると判断する。
【0039】そして、制御手段10は、テールゲート1
05が降下完了位置Gfを通過してから所定時間経過後
に、固縛手段109が作動する。この所定時間は、テー
ルゲート105が降下完了位置を通過してから塵芥収容
箱108の後部に当接して後部開口部103aを閉塞す
るまでの時間よりも長い時間が設定されている。従っ
て、テールゲート105が後部開口部103aを閉塞し
てから固縛手段109が作動され、テールゲート105
を塵芥収容箱108に確実に固縛できる。
【0040】従って、上述の塵芥収集車によれば、第1
検出手段11と第2検出手段12の2つの出力信号を用
いてテールゲート105の開閉状態を判断することがで
きるので、従来よりも部品点数及び取り付け調整工程を
削減でき、製造コストの低減及びメンテナンスの簡素化
を図ることができる。また、長期間の使用による摩耗や
変形などによってテールゲート105の軸着部に誤差が
発生した場合でも、固縛手段109を確実に作動させる
ことができ、テールゲート105を塵芥収容箱103に
確実に固縛することができる。
【0041】尚、本発明は、上述の実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々の変更が可能である。例えば、図6は、上述の図2に
対応した他の実施例を示す図であり、第1検出手段11
は、第1検出プレート13′との協働によりテールゲー
ト105が塵芥収容箱103に対して最大傾倒角度位置
Goよりも上方に位置している場合にONを出力し、最大
傾斜角度位置Goよりも後部開口部103a側に位置して
いる場合にOFFを出力し、第2検出手段12は、第2
検出プレート14′との協働によりテールゲート105
の塵芥収容箱103に対する傾倒角度位置が安全傾倒角
度下限位置Gsよりも上方に位置している場合、又は降下
完了位置Gfよりも後部開口部103a側に位置している
場合にONを出力し、安全傾倒角度下限位置Gsと降下完
了位置Gfの間の位置している場合にOFFを出力する構
成とされている。かかる構成を有する2つの検出手段を
用いてテールゲート105の傾倒角度位置を判断するこ
とができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る塵芥
収集車によれば、2つの検出手段でテールゲートの最大
傾倒角度位置、安全傾倒角度位置、降下完了位置をそれ
ぞれ検出することができる。従って、従来よりも部品点
数及び取り付け調整工程を削減でき、製造コストの低減
及びメンテナンスの簡素化を図ることができる。
【0043】また、テールゲートによって後部開口部を
閉塞する際に、テールゲートが後部開口部を完全に閉塞
する閉塞角度位置の手前でテールゲートを検出し、テー
ルゲートがその手前位置を通過してから閉塞角度位置に
到達するまでの時間よりも長い時間が経過した後に固縛
手段を作動させるので、テールゲートを塵芥収容箱に確
実に固縛することができ、更に、長期間の使用による摩
耗や変形によってテールゲートの軸着部に誤差が生じた
場合でも、固縛手段を確実に作動させることができ、テ
ールゲートを塵芥収容箱に確実に固縛することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】塵芥収集車を概略的に示す図である。
【図2】制御ブロック図である。
【図3】検出手段の取り付け状態を示す説明図である。
【図4】第1検出手段と第2検出手段の出力信号の一覧
表である。
【図5】テールゲート降下時における各スイッチのタイ
ミングチャートである。
【図6】他の実施例を示す図である。
【図7】従来の塵芥収集車を概略的に示す図である。
【図8】従来のスイッチセンサを説明する図である。
【図9】従来のスイッチセンサを説明する図である。
【符号の説明】
10 制御手段(判断手段) 11 第1検出手段 12 第2検出手段 100 塵芥収集車 103 塵芥収容箱 103a 後部開口部 105 テールゲート 109 固縛手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65F 3/26 B65F 3/26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塵芥収容箱の後部開口部を開閉するテー
    ルゲートを前記塵芥収容箱の後部上端を中心として傾倒
    させて上昇させ前記後部開口部を開放し、かつ前記塵芥
    収容箱を傾倒させて該塵芥収容箱内の塵芥を前記後部開
    口部から排出させる塵芥収集車において、 前記テールゲートの前記塵芥収容箱に対する傾倒角度位
    置が、前記後部開口部を開放する最大傾倒角度位置と前
    記後部開口部を閉塞する閉塞角度位置のいずれかに位置
    しているか否かを検出する第1検出手段と、 前記テールゲートの前記塵芥収容箱に対する傾倒角度位
    置が、前記塵芥収容箱を傾倒させた際に前記テールゲー
    トと地面との当接を回避できる安全傾倒角度位置にある
    か否かを検出する第2検出手段と、 判断手段とを備え、 該判断手段は、 前記第1検出手段で前記テールゲートが前記最大傾倒角
    度位置又は前記閉塞角度位置のいずれかの位置にありか
    つ前記第2検出手段で前記テールゲートが前記安全傾倒
    角度位置以外の位置にあると検出されたときは前記テー
    ルゲートは前記閉塞角度位置にあると判断し、 前記第1検出手段で前記テールゲートが前記最大傾倒角
    度位置又は前記閉塞角度位置以外の位置にありかつ前記
    第2検出手段で前記テールゲートが前記安全傾倒角度位
    置にあると検出されたときは前記テールゲートは前記安
    全傾倒角度位置にあると判断し、 前記第1検出手段で前記テールゲートが前記最大傾倒角
    度位置と前記閉塞角度位置のいずれかの位置にありかつ
    前記第2検出手段で前記テールゲートが前記安全傾倒角
    度位置にあると検出されたときは前記テールゲートは前
    記最大傾倒角度位置にあると判断することを特徴とする
    塵芥収集車。
  2. 【請求項2】 前記閉塞角度位置にある前記テールゲー
    トの下端を前記塵芥収容箱に係止して固縛する固縛手段
    を備え、 前記第1検出手段は、前記閉塞角度位置の代わりに、前
    記後部開口部を開放している前記テールゲートの降下に
    より前記後部開口部を閉塞する際に前記最大傾倒角度位
    置と前記閉塞角度位置との間の位置でかつ前記閉塞角度
    位置近傍位置に設定された降下完了位置を検出し、 前記判断手段は、前記第1検出手段で前記テールゲート
    が前記最大傾倒角度位置と前記降下完了位置のいずれか
    の位置にありかつ前記第2検出手段で前記テールゲート
    が前記安全傾倒角度位置以外の位置にあると検出された
    ときは前記テールゲートは前記降下完了位置にあると判
    断し、 前記固縛手段は、前記テールゲートが降下完了位置を通
    過してから前記閉塞角度位置に到達するまでの所要時間
    よりも長い時間が経過した後に固縛動作を行うことを特
    徴とする請求項1に記載の塵芥収集車。
  3. 【請求項3】 塵芥収容箱の後部開口部を開閉するテー
    ルゲートを前記塵芥収容箱の後部上端を中心に傾倒させ
    て上昇させて前記後部開口部を開放し、かつ前記塵芥収
    容箱を傾倒させて該塵芥収容箱内の塵芥を前記後部開口
    部から排出させる塵芥収集車において、 前記後部開口部を開放している前記テールゲートの降下
    により前記後部開口部を閉塞する際に前記後部開口部を
    閉塞する閉塞角度位置の手前に設定された降下完了位置
    を検出する検出手段と、 前記降下完了位置の検出から所定時間経過後に前記テー
    ルゲートを前記塵芥収容箱に固縛する固縛手段とを備
    え、 前記降下完了位置を検出してから前記テールゲートが閉
    塞角度位置に至までの時間よりも前記所定時間の方が長
    く設定されていることを特徴とする塵芥収集車。
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JP2011148614A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Shinmaywa Industries Ltd 塵芥投入箱およびこれを備えた塵芥収集車

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