JP2002137032A - 金属容器のねじ部成形装置 - Google Patents

金属容器のねじ部成形装置

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JP2002137032A JP2001206896A JP2001206896A JP2002137032A JP 2002137032 A JP2002137032 A JP 2002137032A JP 2001206896 A JP2001206896 A JP 2001206896A JP 2001206896 A JP2001206896 A JP 2001206896A JP 2002137032 A JP2002137032 A JP 2002137032A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじ成形装置の小型化、簡素化を図り、金属
容器の口頸部に成形するねじ部の成形精度を向上する。 【解決手段】 金属容器K1の口頸部8をプレス成形し
て、口頸部8にねじ部を成形するねじ部成形装置におい
て、口頸部8の内部に配置されるインナーツール2と、
口頸部8の外部に配置されるアウターツール3とを有
し、インナーツール2は、金属容器K1を保持した状態
で、インナーツール2の軸線を中心として自転し、か
つ、軸線と平行な公転軸を中心として公転する構成であ
り、インナーツール2には、軸線を中心とする凹部およ
び凸部が螺旋方向に設けられており、アウターツール3
は、インナーツール2の公転方向には移動不可能であ
り、アウターツール3には、公転軌道E1の外周側に位
置し、かつ、インナーツール2の凹部および凸部に対応
する凹部13および凸部14が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属容器の口頸
部に蓋を取り付けて、その口頸部を密封できるようにす
るため、金属容器の口頸部をプレス加工してねじ部を成
形する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、アルミニウムなどの金属材料によ
り構成されたボトル型の容器が、軽量であるという利点
と、PETボトルと同様に、容器の開口部を、蓋により
任意に開閉できるという利点とがあることから、急速に
需要が高まってきている。
【0003】このような金属容器に、蓋を取り付けるた
めのねじ部を成形するための装置の一例が、特開平5−
229545号公報、特開平2−44610号公報に記
載されている。まず、特開平5−229545号公報に
記載された金属容器の製造方法では、ワニス加工工程、
引き抜き加工工程、ねじ山加工工程、トリミング加工工
程がおこなわれ、ねじ山加工をおこなうために、スクリ
ューピッチゲージおよびねじ山ロールが設けられてい
る。スクリューピッチゲージおよびねじ山ロールは円筒
形状に構成されているとともに、スクリューピッチゲー
ジの外周およびねじ山ロールの外周には、ねじ山がそれ
ぞれ形成されている。
【0004】そして、金属容器のネック部内にスクリュ
ーピッチゲージが挿入されるとともに、ねじ山用ロール
がネック部の外側に位置決めされる。その後、スクリュ
ーピッチゲージおよびねじ山用ロールが金属容器の内面
および外面に接触させられるとともに、スクリューピッ
チゲージおよびねじ山用ロールが、自転しつつ公転する
ことにより、金属容器のネック部に、内外周に凹凸とな
るねじ山が成形される。
【0005】一方、特開平2−44610号公報には、
第1のねじ切り装置および第2のねじ切り装置が記載さ
れている。第1のねじ切り装置は、互いに対向し合う上
下の回転ローラを備えており、この第1のねじ切り装置
においては、缶胴の内部に一方の回転ローラを挿入し、
上下の回転ローラにより缶胴を挟み付けるとともに、上
下の回転ローラを共に回転させることにより、缶胴にネ
ジ部が成形される。
【0006】これに対して、第2のねじ切り装置は、缶
胴を保持する保持部と、缶胴のネッキング部の内部に挿
入される中型と、缶胴のネッキング部の外部に配置され
る外型とを備えている。中型は、円周方向に沿って複数
個に分割されており、各中型は、半径方向にスライド自
在に構成されている。また外型は、各中型に対応して円
周方向に複数個に分割されており、各外型は、半径方向
にスライド自在に構成されている。そして、各中型を缶
胴のネッキング部の内部に挿入するとともに、各中型を
外周側にスライドさせ、かつ、各外型を内周側に向けて
スライドさせることにより、缶胴のネッキング部が各中
型および各外型により挟み付けられて、缶胴のねじ切り
がおこなわれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記各公報に記載され
ているねじ成形装置においては、金属容器の内面および
外面に接触する一対の加工工具が共に動作する構成にな
っている。このため、一対の加工工具を動作させるため
のアクチュエータや動力伝達機構を設けなければなら
ず、装置が大型化および複雑化する問題があった。ま
た、一対の加工工具を共に動作させる構成になっている
ために、一対の加工工具の相対位置の調整が困難であ
り、ねじ部の成形精度が低下する問題があるとともに、
ねじ部の成形速度を高速化することが困難であり、生産
性の向上を阻害する要因となっていた。
【0008】この発明は、上記のような事情を背景とし
てなされたものであり、装置を小型化および簡素化でき
るとともに、ねじ部の成形精度を向上させ、かつ、ねじ
部の成形速度を高速化することのできる金属容器のねじ
成形装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記目的
を達成するために請求項1の発明は、金属容器の口頸部
をプレス成形して、その半径方向に凹凸となるねじ部を
成形する金属容器のねじ部成形装置において、前記口頸
部の内部に配置されるインナーツールと、前記口頸部の
外部に固定されたアウターツールとを有し、前記インナ
ーツールは、前記金属容器に接触した状態で軸線を中心
として自転し、かつ、前記軸線と平行な公転軸を中心と
して公転して前記金属容器を移送するように構成されて
いるとともに、このインナーツールにおける前記口頸部
と対面する領域には、前記軸線を中心とする凹部および
凸部が螺旋方向に設けられており、前記アウターツール
に、前記インナーツールの公転軌道の外周側に位置し、
かつ、前記インナーツールの凹部および凸部に対応する
凹部および凸部が、前記公転軌道の所定長さに相当する
領域に、円弧形状に展開された状態で設けられているこ
とを特徴とするものである。請求項1の発明において、
所定長さとは、金属容器の外周長以上の長さを意味して
いる。
【0010】請求項1の発明によれば、インナーツール
を金属容器の口頸部に挿入することにより、金属容器に
インナーツールを接触させた状態で、インナーツールが
自転しつつ公転する。すると、金属容器が自転し、か
つ、インナーツールの公転軌道に沿って公転しながら移
送される。そして、金属容器の公転にともない、インナ
ーツールの凹部および凸部とアウターツールの凹部およ
び凸部とにより、金属容器の口頸部が挟み付けられてプ
レス加工され、口頸部にねじ部が成形される。このよう
に、アウターツールを、インナーツールの公転方向に動
作させることなく、金属容器にねじ部が成形される。ま
た、インナーツールとアウターツールとの相対位置の調
整が容易であるために、ねじ部の成形速度を高速化させ
ることができる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の構成に加え
て、前記金属容器の移送方向の下流側に進むにともな
い、前記アウターツールの凹部および凸部の高さ方向の
基準位置と、前記インナーツールの公転軌道との距離が
狭められていることを特徴とするものである。
【0012】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
と同様の作用が生じる他に、金属容器が下流側に移送さ
れることにともない、徐々にねじ部の高さが高められ
る。言い換えれば、徐々にねじ部の深さが深められる。
このため、金属容器を構成する材料の変形もしくは流動
が円滑におこなわれる。
【0013】請求項3の発明は、請求項2の構成に加え
て、前記金属容器の移送方向の下流側の所定領域では、
前記アウターツールの凹部および凸部の高さ方向の基準
位置と、前記インナーツールの公転軌道との距離が一定
に設定されていることを特徴とするものである。
【0014】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
と同様の作用が生じる他に、口頸部の円周方向における
ねじ部の高さがほぼ一定に成形される。
【0015】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかの構成に加えて、前記口頸部であって、前記ねじ
部が形成される領域よりも、この口頸部の先端側には、
前記ねじ部が成形される前の工程で、前記口頸部の先端
側に向かうにともない縮径する方向に傾斜した環状の傾
斜部が形成されているとともに、前記インナーツールに
は、前記凸部に連続し、かつ、前記金属容器の傾斜部の
内面に接触する環状の接触面が形成されているととも
に、前記接触面が、前記インナーツールの端部側に向か
うにともない縮径する方向に傾斜していることを特徴と
する。
【0016】請求項4の発明によれば、請求項1ないし
3のいずれかの発明と同様の作用が生じる他に、インナ
ーツールの凸部に連続する接触面が形成される。したが
って、インナーツールの凹部および凸部とアウターツー
ルの凹部および凸部とにより、金属容器の口頸部が挟み
付けられる場合に、前記接触面と金属容器の傾斜部の内
面とが面接触することになる。このため、金属容器の傾
斜部とインナーツールとが、所定方向に相対移動するこ
とが抑制されるとともに、インナーツールから金属容器
の傾斜部に作用する荷重が分散され易くなり、単位面積
あたりの荷重の上昇が抑制される。
【0017】請求項5の発明は、請求項4の構成に加え
て、前記インナーツールの自転中心となる軸線と、前記
金属容器の軸線とを異ならせて、前記金属容器の口頸部
をプレス成形するものであることを特徴とするものであ
る。
【0018】請求項5の発明によれば、インナーツール
の自転中心となる軸線と、金属容器の軸線とが異なる位
置に設定された状態で、金属容器の口頸部がプレス成形
されるため、金属容器とインナーツールとがその軸線に
直交する方向に相対移動する可能性があるが、請求項4
の発明と同様の作用により、金属容器の傾斜部とインナ
ーツールとの相対移動が抑制される。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、この発明の一実施例を図面
に基づいて説明する。図1は、ねじ部成形装置1の略示
的な正面図である。ねじ部成形装置1は、インナーツー
ル2およびアウターツール3を有している。このインナ
ーツール2は、ターレット(図示せず)の外周側に、円
周方向に沿って複数取り付けられている。インナーツー
ル2は、マンドレル2Aの先端にねじ部材2Bにより固
定されている。また、ターレットは図2の公転軸D1を
中心として回転可能に構成されており、このターレット
を回転させる電動機(図示せず)および動力伝達機構
(図示せず)と、各マンドレル2Aを自転させる電動機
(図示せず)および動力伝達機構(図示せず)とが設け
られている。
【0020】このため、ターレットが回転すると、各イ
ンナーツール2は、公転軸D1を中心とする真円の軌道
E1上を、図1および図2に示すように時計方向に公転
でき、各インナーツール2は軌道E1上で、図1に示す
ように反時計方向に自転できる。
【0021】図3は、ねじ部成形装置1の側面図であ
る。ボトル型の金属容器K1は、口頸部8に連続する肩
部9と、肩部9に連続する円筒形状の胴部9A(図1に
示す)とを有しており、この胴部9Aにおける口頸部8
とは反対側の端部は開口されている。また、口頸部8の
開口端には、金属材料を円形状に、かつ、外側に向けて
折り曲げたカール部11が形成されている。そして、口
頸部8には、ねじ部(後述)を成形するためのねじ部成
形予定領域8Aが設けられている。また、口頸部8であ
って、ねじ部成形予定領域8Aとカール部11との間
に、傾斜部10が形成されている。この傾斜部10は、
金属容器K1の軸線F1を中心として環状に構成されて
いる。また、傾斜部10には、カール部11側に近づく
ことにともない縮径する方向のテーパが付与されてい
る。さらに、接触面7の最小外径と、カール部11の内
径とがほぼ同じに設定されている。
【0022】前記インナーツール2は、胴部9Aを経由
して口頸部8側に挿入されるように構成されている。各
インナーツール2は、図1および図3に示すように、水
平な軸線F1を中心として自転する。インナーツール2
の軸部4の外周には、軸線F1を中心として螺旋方向に
傾斜した凹部(おう部、言い換えればねじ溝)5および
凸部(突部、言い換えればねじ山)6が形成されてい
る。上記凹部5および凸部6によりねじ部51が構成さ
れている。また、軸部4には、凸部6に連続する接触面
(言い換えれば保持面)7が形成されている。この接触
面7は軸線F1を中心として環状に設けられているとと
もに、接触面7には、先端に向かうにともない縮径する
方向のテーパが付与されている。ここで、軸線F1と平
行な線分F2と接触面7とのなす角度α1は、線分F2
と傾斜部10の内面とのなす角度とほぼ同じに設定され
ている。さらに、前記ターレットの外周には保持装置
(図示せず)が設けられており、この保持装置により、
金属容器K1の胴部9Aを保持するように構成されてい
る。
【0023】一方、前記アウターツール3は、軌道E1
の外側に設けられている。このアウターツール3には、
図1の上下方向、言い換えれば、軌道E1の半径方向に
延ばされ長孔12が形成されており、この長孔12に挿
入されたボルト(図示せず)の締め付けにより、保持台
(図示せず)にアウターツール3が取り付けられてい
る。アウターツール3は金属板などにより構成されてお
り、図1においてアウターツール3の下面側、つまり、
軌道E1に臨む領域には、複数の凹部(言い換えればね
じ溝)13および凸部(言い換えればねじ山)14が交
互に形成されている。図4および図5は、アウターツー
ル3をその長さ方向に分割して示す展開図(底面図)で
あり、凹部13および凸部14は、軸線F1に対して螺
旋方向に傾斜している。なお、軸線F1方向において、
アウターツール3の凸部14の幅方向の中心線(図示せ
ず)同士の距離と、インナーツール2の凸部6の幅方向
の中心線(図示せず)同士の距離とが同一に設定されて
いる。
【0024】また、図1および図2に示すように、アウ
ターツール3の凹部13および凸部14の高さ方向の基
準線G1と、インナーツール2の軌道E1との距離は、
金属容器K1の移送方向の下流側に向かうにともない狭
められている。基準線G1は、この実施形態において
は、凹部13および凸部14により構成されるねじ部5
0の高さ方向の中心線になっている。図2には軌道E1
を含む平面内において、金属容器K1の移送方向の上流
側から下流側に向けて、基準線G1上に点A3、点A
2、点A1、点AB、点B1を順次設定した場合が示さ
れている。
【0025】なお、曲率中心H1を中心として、点A3
と点A2とのなす角度、曲率中心H1を中心として、点
A2と点A1とのなす角度、曲率中心H1を中心とし
て、点A1と点ABとのなす角度、曲率中心D1を中心
として、点ABと点B1とのなす角度は、全てほぼ10
度に設定されている。基準線G1上における各点同士の
間の長さは、それぞれ金属容器K1の周長とほぼ一致し
ている。さらに、点A3と点ABとの間の領域では、基
準線G1が曲率中心H1を中心とする半径r1に設定さ
れている。これに対して、点ABと点B1との間の領域
では、基準線G1が曲率中心D2を中心とする半径r2
に設定されている。この曲率中心D2は、前記公転軸D
1上に設定されている。
【0026】また、半径r2は半径r1よりも小さく設
定されている。さらに、点A1と曲率中心H1とを結ぶ
線分をJ1とし、前記軌道E1を含む平面内において、
線分J1と直交する線分をK2とした場合、線分K2上
において、曲率中心H1に対して距離L1分位置ずれし
た位置に、曲率中心D2が設定されている。曲率中心H
1に対する曲率中心D2の位置ずれ方向は、金属容器K
1の位相方向の下流側である。
【0027】このように、点A3と点ABとの間の領域
では、基準線G1と軌道E1との距離が、金属容器K1
の移送方向の下流側に向けて狭められている。また、点
ABと点B1との間の領域においては、基準線G1と軌
道E1との距離が一定になっている。
【0028】上記構成のねじ部成形装置1は、金属容器
K1の製造工程に配置される。この製造工程には、ねじ
部成形工程の他に、例えば、トリミング工程、カール工
程、ビード成形工程などが含まれている。まず、トリミ
ング工程においては、円筒形状の金属材料の両端部の不
要部分が除去される。このトリミング工程の後でおこな
われるカール工程においては、円筒部材の一方の開口端
がカールされ、カール部11が製造される。またねじ部
が成形される前の前工程で、傾斜部10が成形される。
そして、カール工程の後工程であるねじ成形工程におい
て、胴部9Aを経由して口頸部8の内部に、インナーツ
ール2を挿入する。そして、図3に示すように、接触面
7と傾斜部10の内面10Aとを面接触させ、かつ、保
持装置(図示せず)により金属容器K1の胴部9Aを保
持した状態で、インナーツール2を図1に示すように反
時計方向に自転させながら時計方向に公転させる。
【0029】すると、金属容器K1も反時計方向に自転
し、かつ、軌道E1に沿って移送されるとともに、アウ
ターツール3に接近する。図1のように、アウターツー
ル3の下方、つまり、金属容器K1の移送方向の最上流
側に対応する位置に、金属容器K1が移送された時点で
は、図3に示すように、金属容器K1とアウターツール
3とが非接触の状態にある。
【0030】そして、前述したように、アウターツール
3の基準線G1と、インナーツール2の軌道E1との距
離が、金属容器K1の移送方向の下流側に向けて狭めら
れている。このため、金属容器K1が下流側に移送され
るにともない、金属容器K1の口頸部8の外表面が、ア
ウターツール3に接触するとともに、金属容器K1の口
頸部8がアウターツール13に沿って転動する。する
と、図6および図7に示すように、アウターツール3の
凹部13および凸部14と、インナーツール2の凸部6
および凹部5とにより、金属容器K1の口頸部8が、そ
の半径方向に挟み付けられてプレス加工される。
【0031】このようにして、金属容器K1が、点A3
に対応する位置から点A2に対応する位置に移送される
際、金属容器K1が1回転自転して、図7に示すよう
に、金属容器K1の口頸部8がプレス加工され、インナ
ーツール2の凹部5および凸部6と、アウターツール3
の凸部14および凹部13とに対応して、凹部15およ
び凸部16を有するねじ部17が、口頸部8に形成され
る。さらに、点A2に対応する位置から点A1に対応す
る位置に移送される際に、金属容器K1が1回転自転し
て、口頸部8の半径方向における変形量が増加する。つ
まり、ねじ部17の高さ(言い換えれば深さ)が増加す
る。
【0032】さらにまた、点A1に対応する位置から点
ABに対応する位置に移送される際に、金属容器K1が
1回転自転して、ねじ部17の高さが増加する。言い換
えればねじ部17の深さが深くなる。さらにまた、点A
Bに対応する位置から点B1に対応する位置に移送され
る間は、軌道E1と基準線G1との距離が一定であるた
め、金属容器K1が自転する際に、ねじ部17の仕上げ
加工がおこなわれ、図8に示すようなねじ部17が完成
する。
【0033】その後、金属容器K1の公転にともない、
金属容器K1とアウターツール3とが離れるとともに、
インナーツール2が金属容器K1から抜き取られる。ね
じ部17が成形された金属容器K1はビード成形工程に
移送され、口頸部8におけるねじ部17と肩部9との間
が全周に亘って折り曲げられてビード(図示せず)が成
形される。このビードは、口頸部8に取り付けるキャッ
プのタンパーエビデンスの下端部(図示せず)を係止す
るためのものである。
【0034】上記のように、この実施例では、金属容器
K1の軸線F1と、インナーツール2の軸線F1とが一
致した状態(同心状となった状態)で、金属容器K1の
ねじ部17の成形がおこなわれる。つまり、インナーツ
ール2の接触面7と、傾斜部10の内周面とが全周に亘
って接触した状態で、ねじ部17の成形がおこなわれ
る。
【0035】そして、この実施例においては、アウター
ツール3を、インナーツール2の公転方向に動作させる
ことなく、金属容器K1の口頸部8にねじ部17を成形
することができる。つまり、金属容器K1の口頸部8に
ねじ部17を成形するための一対の工具のうち、一方だ
けを動作させるだけで済むために、工具を動作させるた
めのアクチュエータや、動力伝達機構を簡素化すること
ができ、装置の小型化、軽量化、低コスト化を図ること
ができる。また、金属容器K1の口頸部8にねじ部17
を成形するための一対の工具のうち、一方だけを動作さ
せるだけで済むために、一対の工具同士の相対位置の調
整が容易となり、ねじ部17の加工精度が向上し、金属
容器K1の製品品質が向上する。さらに、一対の工具同
士の相対位置の調整が容易であるために、ねじ部17の
成形速度を高速化させることができ、金属容器K1の生
産性が向上する。
【0036】さらに、インナーツール2が公転する軌道
E1と、アウターツール3の基準線G1との距離が、金
属容器K1の移送方向の下流側に進むにともない狭めら
れている。このため、インナーツール2およびアウター
ツール3により、ねじ部17の高さが徐々に高められ
る。言い換えれば、ねじ部17の深さが徐々に深められ
る。したがって、金属容器K1を構成する材料の変形も
しくは流動が円滑におこなわれ、歪みや亀裂などの発生
を抑制でき、金属容器K1の製品品質を向上させること
ができる。
【0037】さらに、基準線G1上で点ABから点B1
に至る領域では、基準線G1と軌道E1との距離が一定
に設定されているため、金属容器K1の口頸部8が、点
ABから点B1に至る領域で、インナーツール2および
アウターツール3により、仕上げ加工されて、口頸部8
の円周方向におけるねじ部17の高さ(または深さ)が
ほぼ一定に成形される。したがって、ねじ部17の加工
精度が向上し、金属容器K1の製品品質が向上する。
【0038】さらに、長孔12に差し込まれているボル
トを緩めて、アウターツール3の高さを調整し、再びボ
ルトを締め付けることにより、インナーツール2の公転
軌道E1と、アウターツール3の基準線G1との距離を
調整することができる。したがって、アウターツール3
の高さを調整するだけの簡単な作業で、ねじ部17の高
さ(言い換えれば深さ)を調整することができる。
【0039】上記のようにして、金属容器K1に対する
ねじ部17の成形がおこなわれるが、金属容器K1を保
持した所定のインナーツール2が、保持している金属容
器K1に対してねじ成形をおこない、ねじ成形を終了し
た金属容器K1を離した後に、前工程から移送されてく
る次の金属容器K1を保持してアウターツール3に接近
させる動作をおこなうにあたり、インナーツール2の公
転数と自転数との比率が、正数比、例えば、インナーツ
ール2が公転軸D1を中心として1回公転する間に、イ
ンナーツール2が36回自転する比率に設定されてい
る。したがって、順次送られてくる各金属容器K1に対
して、口頸部8における円周方向の同一位相にねじ部1
7を成形することができ、製品品質が向上する。
【0040】さらにまた、アウターツール3が円周方向
の所定長さに構成され、1個のアウターツール3を保持
台(図示せず)に固定するだけで済むために、ねじ成形
装置1の構成をシンプルに、かつ、小型化することがで
きる。さらにまた、インナーツール2とアウターツール
3とにより、金属容器K1の口頸部8を挟み付ける場合
に、接触面7と傾斜部10の内面10Aとが面接触する
ことになる。
【0041】このため、金属容器K1の傾斜部10とイ
ンナーツール2とが、傾斜部10に沿って相対移動する
ことが抑制される。したがって、ねじ部17の寸法精
度、もしくは成形精度が高められて、金属容器K1の製
品品質が向上する。さらに、接触面7と傾斜部10の内
面10Aとが面接触するため、インナーツール2から傾
斜部10に作用する荷重が分散され易くなり、単位面積
あたりの荷重の上昇が抑制される。したがって、局所的
な応力集中が抑制され、金属容器K1に対して軸線方向
の荷重が作用した場合に、口頸部8の座屈強度の低下を
抑制することができる。
【0042】つぎに、図1ないし図8に示したインナー
ツール2の他の構成例を、図9に基づいて説明する。図
9の実施例において、図1ないし図8の実施例と同様の
構成部分については、図1ないし図8と同じ符号を付し
て、その説明を省略する。図9に示すインナーツールに
おいては、角度α1がほぼ45度に設定されている。ま
た、インナーツール2の接触面7の最小径が、カール部
11の内径よりも小さく設定されている。また、インナ
ーツール2の端部に、位置決めピン60が取り付けられ
ている。位置決めピン60には接触面61が形成されて
いる。接触面61は軸線F1を中心として環状に構成さ
れているとともに、接触面61には、インナーツール2
から離れることにともない、縮径する方向のテーパが付
与されている。
【0043】また、インナーツール2および位置決めピ
ン60に対して、軸線方向に相対移動可能なチャック6
2が配置されている。このチャック62であって、ピン
60側に臨む位置には接触面63が形成されている。こ
の接触面63は軸線F1を中心として環状に構成されて
いるとともに、接触面63には、ピン60から離れるに
ともない、縮径する方向のテーパが付与されている。さ
らにチャック62の外周には環状のストッパ64が取り
付けられている。また、チャック62とストッパ64と
の軸線方向における相対位置を調整する位置決め機構6
5が設けられている。位置決め機構65は、チャック6
2に形成された雄ねじ部66と、ストッパ64に形成さ
れた雌ねじ部67と、ストッパ64を半径方向に貫通す
る雌ねじ部68と、雌ねじ部68にねじ込まれたアジャ
ストネジ69とを有している。また、ストッパ64であ
って、インナーツール2側には、環状の接触面70が形
成されている。接触面70は軸線F1と直交する端面で
ある。さらに、ストッパ64の最低内径は、位置決めピ
ン60の最大外径よりも大きく設定されている。
【0044】つぎに、図1ないし図8に示すアウターツ
ール3と、図9に示すインナーツール2とを用いて、金
属容器K1にねじ部を成形する工程を説明する。図9の
実施例においても、口頸部8の内部にインナーツール2
を挿入するとともに、インナーツール2の接触面7と、
金属容器K1の傾斜部10の内面10Aとを接触させ
る。具体的には、環状の接触面7のうち、円周方向の一
部と、環状の傾斜部10の内面10Aの一部とが接触す
る。ここで、接触面7と、傾斜部10の内面10Aと
が、傾斜部10の内面10Aと平行な方向に沿って、所
定の長さで面接触している。図9の実施例では、傾斜部
10の内面10Aと平行な方向において、接触面7の全
部が内面10Aに接触している。また、位置決めピン6
0の接触面61と、チャック62の接触面63とが環状
に接触して、インナーツールとチャック62とが軸線F
1に直交する方向に位置決めされる。さらに、カール部
11がストッパ64の接触面64に接触する。
【0045】このようにして、インナーツール2により
金属容器K1を保持した状態において、図9の実施例で
は、インナーツール2の回転中心となる軸線F1と、金
属容器K1の軸線F3とが異なる位置に設定される。言
い換えれば、インナーツール2と金属容器K1とが、非
同心状に配置される。そして、図9の実施例において
も、インナーツール2は軸線F1と平行な公転軸を中心
として公転するとともに、インナーツール2とアウター
ツール3とにより、口頸部8のねじ部成形予定領域8A
を挟み付けることにより、ねじ部をプレス成形する。
【0046】なお、インナーツール2が自転する場合
に、位置決めピン60の接触面61と、チャック62の
接触面63とが摺動するとともに、インナーツール2お
よびチャック62とが一体的に公転軸を中心として公転
することは勿論である。このように、図9に示すインナ
ーツール2を用いた場合は、インナーツール2の公転軌
道と、金属容器K1の公転軌道とが異なるが、図9のイ
ンナーツール2を用いた場合のねじ部成形作用は、図1
ないし図8の実施例と同様である。したがって、図1な
いし図8に示したインナーツール2およびインナーツー
ル3を使用した場合と同様の効果を得られる。
【0047】ところで、図9のインナーツール2は、接
触面7の最小径が、金属容器K1のカール部11の内径
よりも小さく設定されており、インナーツール2の環状
の接触面7のうち、円周方向の一部と、傾斜部10の内
面10Aの円周方向の一部とが接触した状態で、インナ
ーツール2が自転および公転し、かつ、金属容器K1が
自転および公転して金属容器K1にねじ部が形成され
る。つまり、金属容器K1にねじ部を形成する過程で、
インナーツール2の接触面7と金属容器K1の内面10
Aとの間に隙間が発生している。このため、インナーツ
ール2と金属容器K1とが、所定方向、例えば、軸線方
向、軸線F1,F3に直交する方向、傾斜部10に沿っ
た方向等、各種の方向において相対移動する可能性があ
る。
【0048】しかしながら、図9に示すインナーツール
2においては、ねじ山である凸部6の片側のフランクに
より接触面7が構成されている。フランクとは凸部6の
頂と、凹部5の底とを連続する面を意味している。そし
て、この実施例においては、接触面7が、傾斜部10の
内面10Aと平行に直線状に形成されている。つまり、
インナーツール2とアウターツール3とにより、金属容
器K1の口頸部8が挟み付けられる場合に、接触面7と
傾斜部10の内面10Aとが面接触することになる。こ
のため、金属容器K1の傾斜部10とインナーツール2
とが、前記した各種の方向に相対移動することが抑制さ
れる。
【0049】したがって、ねじ部17の寸法精度、もし
くは成形精度が高められて、金属容器K1の製品品質が
向上する。さらに、接触面7と傾斜部10の内面10A
とが面接触するため、インナーツール2から傾斜部10
に作用する荷重が分散され易くなり、単位面積あたりの
荷重の上昇が抑制される。したがって、局所的な応力集
中が抑制され、金属容器K1に対して軸線方向の荷重が
作用した場合に、口頸部8の座屈強度の低下を抑制する
ことができる。なお、図9の実施例においては、チャッ
ク62とストッパ64との軸線方向の相対位置を調整す
ることにより、カール部11の外径の変更に対応するこ
とができる。
【0050】図10は、インナーツール2のさらに他の
構成例を示す図である。図10においては、接触面7と
線分F2とのなす角度α1の方が、傾斜部10の内面1
0Aと線分F2とのなす角度α2よりも大きく設定され
ている。具体的には、図10に示すインナーツール2の
凸部6のねじ山の角度β1は、図9に示すインナーツー
ル2の凸部6のねじ山の角度β2よりも小さく設定され
ている。ねじ山の角度とは、凸部6の両側のフランクに
より設定される角度を意味している。なお、角度α1
は、例えば50度に設定することができる。図10のそ
の他の構成は、図9の構成と同様であるため、図9と同
じ符号を付してその説明を省略する。
【0051】また、図10のインナーツール2を用いた
場合のねじ部成形作用は、図9の実施例と同じである。
したがって、図10においても図9の実施例と同様の効
果を得られる。また、図10の実施例においては、凸部
6の根元側において、接触面7と傾斜部10の内面10
Aとの間に所定の隙間が設定される。したがって、図1
0のインナーツール2を用いれば、ねじ部の成形工程後
に、口頸部8にスプリングバックが発生した場合でも、
口頸部8の各種の寸法が所期の寸法となるように、成形
荷重を加えることができる。
【0052】ところで、インナーツール2の自転速度お
よび公転速度が所定速度以上まで上昇すると、金属容器
K1の挙動が不安定になる。このため、インナーツール
2とアウターツール3とにより、口頸部8のねじ部成形
予定領域8Aを挟み付けて、ねじ部をプレス成形する際
に、金属容器K1をストッパ64側に向けて軸線方向に
押し付ける荷重が、金属容器K1を位置決めするために
必要な程度の荷重を越える可能性がある。その結果、カ
ール部11のカール形状が、所期の形状とは異なる形状
に塑性変形してしまう可能性がある。このように、ねじ
部の成形工程で、カール部11が不用意に変形される現
象もしくは作用を、“カール部の再成形”と呼ぶ。
【0053】そこで、図9および図10の実施例におい
ては、角度α1およびα2を70度以下に設定して、軸
線F3に直交する投影面(図示せず)において、インナ
ーツール2の接触面7と、傾斜部10の内面10Aとの
接触面積を可及的に狭めることにより、ねじ部の成形過
程で、インナーツール2から金属容器K1に作用する軸
線方向の押し付け荷重の増加を抑制することができる。
つまり、図9および図10の実施例においては、角度α
1およびα2を70度以下に設定すれば、“カール部の
再成形”を抑制することができる。
【0054】なお、図9および図10の実施例において
は、凸部6の根元側において、接触面7と傾斜部10の
内面10Aとの間に所定の隙間を設定し、かつ、角度α
1および角度α2を70度以下に設定すれば、ねじ部成
形加工後に、口頸部8にスプリングバックが発生した場
合でも、口頸部8の各種の寸法が所期の寸法となるよう
に、成形荷重を加えることができる上に、“カール部の
再成形”を抑制することができる。
【0055】ここで、実施例の構成と、この発明の構成
との対応関係を説明すれば、基準線G1がこの発明の基
準位置に相当する。なお、この発明において、金属容器
には、ボトル型の金属容器の他に、底のある2ピース
缶、3ピース缶の胴部などが含まれる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、ボトル型の金属容器の口頸部にねじ部を成形するた
めの一対の工具のうち、一方だけを動作させるだけで済
む。したがって、工具を動作させるためのアクチュエー
タや、動力伝達機構を簡素化することができ、装置の小
型化、軽量化、低コスト化を図ることができる。また、
一対の工具同士の相対位置の調整が容易となり、ねじ部
の加工精度が向上し、金属容器の製品品質が向上すると
ともに、ねじ部の成形速度を高速化することができ、金
属容器の生産性向上させることができる。
【0057】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
と同様の効果を得られる他に、インナーツールが公転す
る軌道と、アウターツールの高さ方向の基準位置との距
離が、金属容器の移送方向の下流側に進むにともない狭
められている。このため、インナーツールおよびアウタ
ーツールにより、ねじ部の高さが徐々に高められる。言
い換えれば、ねじ部の深さが徐々に深められる。したが
って、金属容器を構成する材料の変形もしくは流動が円
滑におこなわれ、歪みや亀裂などの発生を抑制でき、金
属容器の製品品質を向上させることができる。
【0058】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
と同様の効果を得られる他に、ねじ部の成形工程におけ
る金属容器の移送方向の下流側では、アウターツールの
高さ方向の基準位置と、インナーツールの軌道との距離
が一定に設定されている。このため、ねじ部の成形工程
における金属容器の移送方向の下流側では、金属容器の
口頸部の高さが一定に仕上げ加工される。したがって、
ねじ部の加工精度が向上し、金属容器の製品品質が向上
する。
【0059】請求項4の発明によれば、請求項1ないし
3のいずれかの発明と同様の効果を得られる他に、凸部
に連続する接触面と、金属容器の傾斜部の内面とが面接
触する。したがって、金属容器の傾斜部とインナーツー
ルとが、所定方向に相対移動することが抑制されて、ね
じ部の成形精度が向上する。また、インナーツールから
金属容器の傾斜部に作用する荷重が分散され易くなり、
単位面積あたりの荷重の上昇が抑制される。したがっ
て、成形後におけるねじ部の座屈強度の低下を抑制でき
る。
【0060】請求項5の発明によれば、インナーツール
の自転中心となる軸線と、金属容器の軸線とが異なる位
置に設定された状態で、金属容器の口頸部がプレス成形
されるため、金属容器とインナーツールとがその軸線に
直交する方向に相対移動する可能性があるが、請求項4
の発明と同様にして、金属容器の傾斜部とインナーツー
ルとの相対移動が抑制される。したがって、ねじ部の成
形精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のねじ成形装置の一実施例を示す略
示的な正面図である。
【図2】 図1に示すインナーツールの公転軌道と、ア
ウターツールの基準線との関係を示す概念図である。
【図3】 図1のねじ成形装置であり、一部を破断した
側面図である。
【図4】 図1に示すアウターツールの展開図である。
【図5】 図1に示すアウターツールの展開図である。
【図6】 図1のねじ成形装置であり、一部を破断した
側面図である。
【図7】 図1のねじ成形装置によりねじ部を成形する
工程の拡大側面図である。
【図8】 図1のねじ成形装置によりねじ部を成形した
金属容器の断面図である。
【図9】 この発明におけるインナーツールの他の構成
例を示す断面図である。
【図10】 この発明におけるインナーツールの他の構
成例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ねじ部成形装置、 2…インナーツール、 3…ア
ウターツール、 5,13…凹部、 6,14…凸部、
7…接触面、 8…口頸部、 9A…胴部、10…傾
斜部、 10A…内面、 17…ねじ部、 F1,F3
…軸線、 D1…公転軸、 E1…軌道、 G1…基準
線、 K1…金属容器。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属容器の口頸部をプレス成形して、そ
    の半径方向に凹凸となるねじ部を成形する金属容器のね
    じ部成形装置において、 前記口頸部の内部に配置されるインナーツールと、前記
    口頸部の外部に固定されたアウターツールとを有し、 前記インナーツールは、前記金属容器に接触した状態で
    軸線を中心として自転し、かつ、前記軸線と平行な公転
    軸を中心として公転して前記金属容器を移送するように
    構成されているとともに、このインナーツールにおける
    前記口頸部と対面する領域には、前記軸線を中心とする
    凹部および凸部が螺旋方向に設けられており、 前記アウターツールに、前記インナーツールの公転軌道
    の外周側に位置し、かつ、前記インナーツールの凹部お
    よび凸部に対応する凹部および凸部が、前記公転軌道の
    所定長さに相当する領域に、円弧形状に展開された状態
    で設けられていることを特徴とする金属容器のねじ部成
    形装置。
  2. 【請求項2】 前記金属容器の移送方向の下流側に進む
    にともない、前記アウターツールの凹部および凸部の高
    さ方向の基準位置と、前記インナーツールの公転軌道と
    の距離が狭められていることを特徴とする請求項1に記
    載の金属容器のねじ部成形装置。
  3. 【請求項3】 前記金属容器の移送方向の下流側の所定
    領域では、前記アウターツールの凹部および凸部の高さ
    方向の基準位置と、前記インナーツールの公転軌道との
    距離が一定に設定されていることを特徴とする請求項2
    に記載の金属容器のねじ部成形装置。
  4. 【請求項4】 前記口頸部であって、前記ねじ部が形成
    される領域よりも、この口頸部の先端側には、前記ねじ
    部が成形される前の工程で、前記口頸部の先端側に向か
    うにともない縮径する方向に傾斜した環状の傾斜部が形
    成されているとともに、前記インナーツールには、前記
    凸部に連続し、かつ、前記金属容器の傾斜部の内面に接
    触する環状の接触面が形成されているとともに、前記接
    触面が、前記インナーツールの端部側に向かうにともな
    い縮径する方向に傾斜していることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載の金属容器のねじ部成形装
    置。
  5. 【請求項5】 前記インナーツールの自転中心となる軸
    線と、前記金属容器の軸線とを異ならせて、前記金属容
    器の口頸部をプレス成形するものであることを特徴とす
    る請求項4に記載の金属容器のねじ部成形装置。
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