JP2002136360A - 可動式の棚 - Google Patents
可動式の棚Info
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- JP2002136360A JP2002136360A JP2000333760A JP2000333760A JP2002136360A JP 2002136360 A JP2002136360 A JP 2002136360A JP 2000333760 A JP2000333760 A JP 2000333760A JP 2000333760 A JP2000333760 A JP 2000333760A JP 2002136360 A JP2002136360 A JP 2002136360A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 可動式の棚において、その移動の規制/規制
解除を、少ないスペースで容易かつ短時間に実施可能と
する。 【解決手段】 本発明は、棚本体111と、棚本体11
1の下端に支持された、垂直な軸回りに回転可能な複数
のキャスタ12とを備え、これらキャスタ12が有する
車輪12aにより可動式とされた棚101において、キ
ャスタ12における車輪12aの向きを一定方向に規制
するロック機構を備えるとともに、棚本体111の一方
の側面に、上記ロック機構による上記複数のキャスタ1
2に対する規制/規制解除を同時に行う操作手段130
を備えることを特徴としている。
解除を、少ないスペースで容易かつ短時間に実施可能と
する。 【解決手段】 本発明は、棚本体111と、棚本体11
1の下端に支持された、垂直な軸回りに回転可能な複数
のキャスタ12とを備え、これらキャスタ12が有する
車輪12aにより可動式とされた棚101において、キ
ャスタ12における車輪12aの向きを一定方向に規制
するロック機構を備えるとともに、棚本体111の一方
の側面に、上記ロック機構による上記複数のキャスタ1
2に対する規制/規制解除を同時に行う操作手段130
を備えることを特徴としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、垂直な軸回りに回
転可能な複数のキャスタを備え、これらキャスタが有す
る車輪により可動式とされた棚に関する。
転可能な複数のキャスタを備え、これらキャスタが有す
る車輪により可動式とされた棚に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者らは、この種の棚として、先に
特願平9−182875号において、例えば図9ないし
図13に示す棚を提案した。この棚1は、棚本体11
と、棚本体11の下端に支持されたキャスタ12と、棚
本体11の上端に設けられたストッパ13とから概略構
成され、その上方に延設された一対のレール2a,2b
に下方から着脱自在に支持されることにより、レール2
a,2bの全長により規定される可動範囲Mを、レール
2a,2bに沿って移動可能とされている。また、符号
2aで示すレールの前方(図9中左前方)には、作業用
の通路3が設けられている。なお、以降の記載中、レー
ル2a側を前方、レール2b側を後方、レール2a,2
bの延設方向を左右とそれぞれ定義する。
特願平9−182875号において、例えば図9ないし
図13に示す棚を提案した。この棚1は、棚本体11
と、棚本体11の下端に支持されたキャスタ12と、棚
本体11の上端に設けられたストッパ13とから概略構
成され、その上方に延設された一対のレール2a,2b
に下方から着脱自在に支持されることにより、レール2
a,2bの全長により規定される可動範囲Mを、レール
2a,2bに沿って移動可能とされている。また、符号
2aで示すレールの前方(図9中左前方)には、作業用
の通路3が設けられている。なお、以降の記載中、レー
ル2a側を前方、レール2b側を後方、レール2a,2
bの延設方向を左右とそれぞれ定義する。
【0003】棚本体11は、上下に延設された円筒状を
なす4本の支柱14と、これら支柱14に上下に支持さ
れた複数の棚板15とから構成されている。棚板15
は、図10及び図12に示すように、矩形状をなす枠体
16の内側に、複数本のロッド17を、溶接等により水
平に固着して形成されている。また、枠体16は、棚板
15の厚さ方向(上下方向)に互いに離間して平行に配
置された矩形状をなす2本のロッド16a間に、波形に
屈曲したロッド16bを、溶接等により固着して形成さ
れ、枠体16の4隅には、支柱14に環装されて枠体1
6を支柱14に支持させる筒状体16cが、溶接等によ
り固着されている。
なす4本の支柱14と、これら支柱14に上下に支持さ
れた複数の棚板15とから構成されている。棚板15
は、図10及び図12に示すように、矩形状をなす枠体
16の内側に、複数本のロッド17を、溶接等により水
平に固着して形成されている。また、枠体16は、棚板
15の厚さ方向(上下方向)に互いに離間して平行に配
置された矩形状をなす2本のロッド16a間に、波形に
屈曲したロッド16bを、溶接等により固着して形成さ
れ、枠体16の4隅には、支柱14に環装されて枠体1
6を支柱14に支持させる筒状体16cが、溶接等によ
り固着されている。
【0004】キャスタ12は、支柱14の下端に、支柱
14と同軸をなす垂直な軸回りに回転可能に取り付けら
れ、棚本体11は、これらキャスタ12が有する車輪1
2aにより、任意の方向に走行可能となっている。ま
た、個々のキャスタ12は、車輪12aの向きを一定方
向(レール2a,2bの延設方向)に規制するロック機
構(図示せず。)を備えている。
14と同軸をなす垂直な軸回りに回転可能に取り付けら
れ、棚本体11は、これらキャスタ12が有する車輪1
2aにより、任意の方向に走行可能となっている。ま
た、個々のキャスタ12は、車輪12aの向きを一定方
向(レール2a,2bの延設方向)に規制するロック機
構(図示せず。)を備えている。
【0005】ストッパ13は、個々の支柱14に上方か
ら上下動可能に挿入された円筒状の可動部(ロッド)1
3aと、これら可動部13aのうち、左右に位置するも
の同士を連結するバー13bとから概略構成された、そ
れぞれH字状をなす前後一対の部材である。また、可動
部13aの上端部には、可動部13aより若干大径の環
状をなすスペーサ18が環装されている。このスペーサ
18は、後述する図11に示すように、可動部13aの
上端部を上記レール2a,2bのガイド溝21に挿入し
た際にガイド溝21の内面と接触し、ガイド溝21内に
おける可動部13aの不要な動きを防止する。
ら上下動可能に挿入された円筒状の可動部(ロッド)1
3aと、これら可動部13aのうち、左右に位置するも
の同士を連結するバー13bとから概略構成された、そ
れぞれH字状をなす前後一対の部材である。また、可動
部13aの上端部には、可動部13aより若干大径の環
状をなすスペーサ18が環装されている。このスペーサ
18は、後述する図11に示すように、可動部13aの
上端部を上記レール2a,2bのガイド溝21に挿入し
た際にガイド溝21の内面と接触し、ガイド溝21内に
おける可動部13aの不要な動きを防止する。
【0006】個々のバー13bの棚1の外側を向く側面
には、ヒンジ4がそれぞれ取り付けられ、ヒンジ4に
は、コ字状をなす高さ調整部品5が、ヒンジ4を支点と
して、棚1の外側にて上下に回動可能に取り付けられて
いる。高さ調整部品5は、ヒンジ4を介してバー13b
に取り付けられた角柱状をなす一対のアーム51と、こ
れらアーム51のヒンジ4と反対側の端部同士を連結す
るハンドル52とから構成されている。また、アーム5
1のバー13b側を向く側面には、2箇所の凹部53
a,53bが、アーム51の長手方向に沿って離間して
形成されている。凹部53a,53bは、高さ調整部品
5の下方への回動に伴い、棚本体11の最上段に位置す
る棚板15の枠体16に上方から係合するとともに、高
さ調整部品5の上方への回動に伴い、枠体16から離脱
する。
には、ヒンジ4がそれぞれ取り付けられ、ヒンジ4に
は、コ字状をなす高さ調整部品5が、ヒンジ4を支点と
して、棚1の外側にて上下に回動可能に取り付けられて
いる。高さ調整部品5は、ヒンジ4を介してバー13b
に取り付けられた角柱状をなす一対のアーム51と、こ
れらアーム51のヒンジ4と反対側の端部同士を連結す
るハンドル52とから構成されている。また、アーム5
1のバー13b側を向く側面には、2箇所の凹部53
a,53bが、アーム51の長手方向に沿って離間して
形成されている。凹部53a,53bは、高さ調整部品
5の下方への回動に伴い、棚本体11の最上段に位置す
る棚板15の枠体16に上方から係合するとともに、高
さ調整部品5の上方への回動に伴い、枠体16から離脱
する。
【0007】レール2a,2bは、その両端にそれぞれ
立設された固定棚6間に水平に延設されるとともに、レ
ール2a,2bの下面には、その長手方向に沿って、上
記可動部13a挿入用のガイド溝21が開口している。
また、レール2a,2bの間隔は、上記前後一対のスト
ッパ13の間隔(より正確には可動部13aの間隔)と
一致している。
立設された固定棚6間に水平に延設されるとともに、レ
ール2a,2bの下面には、その長手方向に沿って、上
記可動部13a挿入用のガイド溝21が開口している。
また、レール2a,2bの間隔は、上記前後一対のスト
ッパ13の間隔(より正確には可動部13aの間隔)と
一致している。
【0008】次いで、この棚1の動作を説明する。図1
0に示すように、棚1をレール2a,2bの下方に収納
し、高さ調整部品5のハンドル52側に位置する凹部5
3bを、棚本体11の最上段に位置する棚板15の枠体
16に係合させた状態では、ストッパ13の下方への移
動が凹部53bと枠体16との係合により規制され、図
11に示すように、可動部13aがガイド溝21に挿入
される。従って、この状態では、図9に示すように、棚
1は、レール2a,2bに支持されて固定棚6間に設け
られた可動範囲M内のみを移動し、可動範囲Mから外れ
ることはない。
0に示すように、棚1をレール2a,2bの下方に収納
し、高さ調整部品5のハンドル52側に位置する凹部5
3bを、棚本体11の最上段に位置する棚板15の枠体
16に係合させた状態では、ストッパ13の下方への移
動が凹部53bと枠体16との係合により規制され、図
11に示すように、可動部13aがガイド溝21に挿入
される。従って、この状態では、図9に示すように、棚
1は、レール2a,2bに支持されて固定棚6間に設け
られた可動範囲M内のみを移動し、可動範囲Mから外れ
ることはない。
【0009】また、上記前後一対の高さ調整部品5をそ
れぞれ操作して凹部53bと枠体16との係合を解除
し、ヒンジ4側に位置する凹部53aを枠体16に係合
させると、図12に示すように、ストッパ13が図10
よりも低い位置で支持され、可動部13aがガイド溝2
1から下方に抜ける。その結果、図13に示すように、
棚1をレール2a,2bから外して、可動範囲M外にて
自由に走行させることが可能となる。
れぞれ操作して凹部53bと枠体16との係合を解除
し、ヒンジ4側に位置する凹部53aを枠体16に係合
させると、図12に示すように、ストッパ13が図10
よりも低い位置で支持され、可動部13aがガイド溝2
1から下方に抜ける。その結果、図13に示すように、
棚1をレール2a,2bから外して、可動範囲M外にて
自由に走行させることが可能となる。
【0010】一方、物品を棚1に積載し、移動範囲M内
の所定場所に収納するには、積載場所にて棚1に収納す
べき物品を積載した後、棚1を走行させてレール2a,
2b下に搬入する。次いで、高さ調整部品5を操作して
可動部13aをガイド溝21に挿入し、高さ調整部品5
の凹部53bを棚本体11の最上段に位置する棚板15
の枠体16に係合させると、図10に示した状態が維持
され、棚1がレール2a,2bに支持される。
の所定場所に収納するには、積載場所にて棚1に収納す
べき物品を積載した後、棚1を走行させてレール2a,
2b下に搬入する。次いで、高さ調整部品5を操作して
可動部13aをガイド溝21に挿入し、高さ調整部品5
の凹部53bを棚本体11の最上段に位置する棚板15
の枠体16に係合させると、図10に示した状態が維持
され、棚1がレール2a,2bに支持される。
【0011】すなわち、この棚1では、棚1が可動範囲
M内における物品の保管に使用されるのみならず、車輪
12aにより自由に走行可能なため、棚1を搬送台車と
しても使用できる。従って、途中で積み替え作業を行う
ことなく、保管場所と搬送先との間で、物品を棚1を用
いて直接搬送可能となり、物品の搬送作業性が向上す
る。
M内における物品の保管に使用されるのみならず、車輪
12aにより自由に走行可能なため、棚1を搬送台車と
しても使用できる。従って、途中で積み替え作業を行う
ことなく、保管場所と搬送先との間で、物品を棚1を用
いて直接搬送可能となり、物品の搬送作業性が向上す
る。
【0012】また、上記操作に際しては、高さ調整部品
5のハンドル52を操作して、棚本体11の最上段に位
置する棚板15の枠体16に係合する凹部53a,53
bを変更するだけで、ストッパ13が上下動し、レール
2a,2bに対する棚1の着脱が切り換えられる。従っ
て、棚1の搬出及び収納時の作業性が向上する。
5のハンドル52を操作して、棚本体11の最上段に位
置する棚板15の枠体16に係合する凹部53a,53
bを変更するだけで、ストッパ13が上下動し、レール
2a,2bに対する棚1の着脱が切り換えられる。従っ
て、棚1の搬出及び収納時の作業性が向上する。
【0013】更に、高さ調整部品5が通路3側に露出し
ているため、高さ調整部品5を通路3側から回動可能と
なり、作業性が向上する。また、可動範囲M内に複数の
棚1を隙間なく収納した場合でも、目的の棚1を通路3
側に搬出することが可能となり、可動範囲M内に棚1の
搬出及び収納作業用のスペースを確保する必要がない。
従って、可動範囲M全体を物品の収納に利用でき、物品
の収納量が増大する。しかも、高さ調整部品5が棚1の
外側で回動するため、回動する高さ調整部品5が棚1に
積載した物品と干渉しない。従って、棚本体11の全収
納スペースに物品が積載可能となり、積載量が増加す
る。
ているため、高さ調整部品5を通路3側から回動可能と
なり、作業性が向上する。また、可動範囲M内に複数の
棚1を隙間なく収納した場合でも、目的の棚1を通路3
側に搬出することが可能となり、可動範囲M内に棚1の
搬出及び収納作業用のスペースを確保する必要がない。
従って、可動範囲M全体を物品の収納に利用でき、物品
の収納量が増大する。しかも、高さ調整部品5が棚1の
外側で回動するため、回動する高さ調整部品5が棚1に
積載した物品と干渉しない。従って、棚本体11の全収
納スペースに物品が積載可能となり、積載量が増加す
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
棚1では、ストッパ13を上下動させる高さ調整部品5
が棚1の前後に設けられているため、レール2a,2b
に対する棚1の着脱の切り換えに際しては、棚1の前後
からそれぞれ高さ調整部品5を操作する必要があった。
また、棚1の後方に位置する高さ調整部品5を操作する
ための通路3aが必要なため、物品の収納スペースが、
この通路3aの形成分だけ減少するという問題もあっ
た。更に、高さ調整部品5が棚1の上端部近傍に位置す
るため、作業者の身長等によっては、高さ調整部品5が
操作しにくいという問題もあった。
棚1では、ストッパ13を上下動させる高さ調整部品5
が棚1の前後に設けられているため、レール2a,2b
に対する棚1の着脱の切り換えに際しては、棚1の前後
からそれぞれ高さ調整部品5を操作する必要があった。
また、棚1の後方に位置する高さ調整部品5を操作する
ための通路3aが必要なため、物品の収納スペースが、
この通路3aの形成分だけ減少するという問題もあっ
た。更に、高さ調整部品5が棚1の上端部近傍に位置す
るため、作業者の身長等によっては、高さ調整部品5が
操作しにくいという問題もあった。
【0015】また、レール2a,2bに支持された棚1
を可動範囲M内で移動させる場合には、キャスタ12の
ロック機構を操作し、車輪12aの向きをレール2a,
2bの延設方向と平行にする必要がある。一方、棚1を
レール2a,2bから外して自由に走行させる場合に
は、上記ロック機構を解除する必要がある。しかしなが
ら、上記の棚1では、ロック機構による規制/規制解除
を、棚1の全てのキャスタ12にてそれぞれ行うとい
う、煩雑な作業が必要となっていた。
を可動範囲M内で移動させる場合には、キャスタ12の
ロック機構を操作し、車輪12aの向きをレール2a,
2bの延設方向と平行にする必要がある。一方、棚1を
レール2a,2bから外して自由に走行させる場合に
は、上記ロック機構を解除する必要がある。しかしなが
ら、上記の棚1では、ロック機構による規制/規制解除
を、棚1の全てのキャスタ12にてそれぞれ行うとい
う、煩雑な作業が必要となっていた。
【0016】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、ストッパ13の上下動や上記ロック機構による規制
/規制解除を容易かつ短時間に実施可能で、しかも、ス
トッパ13の上下動やロック機構による規制/規制解除
のためのスペースが最小で済むような棚の提供を目的と
している。
で、ストッパ13の上下動や上記ロック機構による規制
/規制解除を容易かつ短時間に実施可能で、しかも、ス
トッパ13の上下動やロック機構による規制/規制解除
のためのスペースが最小で済むような棚の提供を目的と
している。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、棚本体と、こ
の棚本体の下端に支持された、垂直な軸回りに回転可能
な複数のキャスタとを備え、これらキャスタが有する車
輪により可動式とされた棚において、上記キャスタにお
ける上記車輪の向きを一定方向に規制するロック機構を
備えるとともに、上記棚本体の一方の側面に、上記ロッ
ク機構による上記複数のキャスタに対する規制/規制解
除を同時に行う操作手段を備えることを特徴としてい
る。
の棚本体の下端に支持された、垂直な軸回りに回転可能
な複数のキャスタとを備え、これらキャスタが有する車
輪により可動式とされた棚において、上記キャスタにお
ける上記車輪の向きを一定方向に規制するロック機構を
備えるとともに、上記棚本体の一方の側面に、上記ロッ
ク機構による上記複数のキャスタに対する規制/規制解
除を同時に行う操作手段を備えることを特徴としてい
る。
【0018】この場合、上記操作手段が、上記一方の側
面に上下動可能に設けられた操作部を備え、この操作部
の上下動により、上記ロック機構による規制/記載解除
を行うことが望ましい。
面に上下動可能に設けられた操作部を備え、この操作部
の上下動により、上記ロック機構による規制/記載解除
を行うことが望ましい。
【0019】また、上記棚本体の上端に上下動可能なロ
ッドを備え、このロッドを上方に移動させ、上記ロッド
を上記棚の上方に水平に延設されたレールに係合させる
ことにより、上記棚が、上記レールに、その延設方向に
沿って移動可能に支持されるとともに、上記操作手段
が、上記ロック機構による規制/規制解除と同時に、上
記ロッドの上下動による上記ロッドと上記レールとの係
合/係合解除を行う構成としてもよい。
ッドを備え、このロッドを上方に移動させ、上記ロッド
を上記棚の上方に水平に延設されたレールに係合させる
ことにより、上記棚が、上記レールに、その延設方向に
沿って移動可能に支持されるとともに、上記操作手段
が、上記ロック機構による規制/規制解除と同時に、上
記ロッドの上下動による上記ロッドと上記レールとの係
合/係合解除を行う構成としてもよい。
【0020】特に、上記ロッドが上記棚本体の一方側及
び他方側にそれぞれ設けられている場合には、上記操作
手段により、これらロッドと上記レールとの係合/係合
解除を同時に行う構成とする。
び他方側にそれぞれ設けられている場合には、上記操作
手段により、これらロッドと上記レールとの係合/係合
解除を同時に行う構成とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施形態について説明する。なお、以下の記載中、上記図
9ないし図13に示す部材と同様の構成を有する部材及
びその作用については、上記図9ないし図13に示す部
材と同一の符号を付し、更には上記図9ないし図13を
援用する等して、その説明を省略する。
施形態について説明する。なお、以下の記載中、上記図
9ないし図13に示す部材と同様の構成を有する部材及
びその作用については、上記図9ないし図13に示す部
材と同一の符号を付し、更には上記図9ないし図13を
援用する等して、その説明を省略する。
【0022】本発明に係る棚の第一の実施形態を図1な
いし図4に示す。この棚101は、棚本体111と、棚
本体111の下端に支持されたキャスタ12と、棚本体
111の上端に設けられたストッパ13とから概略構成
されている。ここで、棚本体111は、最下段の棚板を
構成する矩形状をなす底板112と、底板112の四隅
に立設された4本の支柱14と、これら支柱14に上下
に支持された棚板15とから構成されている。また、ス
トッパ13は、可動部13aが内蔵する図示しないバネ
等の付勢手段により、弾性的に上方に付勢されている。
なお、以下の図では、個々の棚板15の細部構造が省略
されているが、実際の棚板15は、例えば上記図10及
び図12に示すような構造を有している。
いし図4に示す。この棚101は、棚本体111と、棚
本体111の下端に支持されたキャスタ12と、棚本体
111の上端に設けられたストッパ13とから概略構成
されている。ここで、棚本体111は、最下段の棚板を
構成する矩形状をなす底板112と、底板112の四隅
に立設された4本の支柱14と、これら支柱14に上下
に支持された棚板15とから構成されている。また、ス
トッパ13は、可動部13aが内蔵する図示しないバネ
等の付勢手段により、弾性的に上方に付勢されている。
なお、以下の図では、個々の棚板15の細部構造が省略
されているが、実際の棚板15は、例えば上記図10及
び図12に示すような構造を有している。
【0023】棚本体111の中段の、前方に位置する支
柱14には、左右一対の筒状体120がそれぞれ着脱自
在に環装され、これら筒状体120は、上記支柱14間
に立設された支持板121の両端にそれぞれ固定されて
いる。また、支持板121の前方を向く側面には、ヒン
ジ122がそれぞれ取り付けられ、ヒンジ122には、
コ字状をなす操作手段130が、ヒンジ122を支点と
して、棚101の外側にて上下に回動可能に取り付けら
れている。操作手段130は、ヒンジ122を介して支
持板121に取り付けられた一対のアーム131と、こ
れらアーム131のヒンジ122と反対側の端部同士を
連結するハンドル(操作部)132とから構成されてい
る。
柱14には、左右一対の筒状体120がそれぞれ着脱自
在に環装され、これら筒状体120は、上記支柱14間
に立設された支持板121の両端にそれぞれ固定されて
いる。また、支持板121の前方を向く側面には、ヒン
ジ122がそれぞれ取り付けられ、ヒンジ122には、
コ字状をなす操作手段130が、ヒンジ122を支点と
して、棚101の外側にて上下に回動可能に取り付けら
れている。操作手段130は、ヒンジ122を介して支
持板121に取り付けられた一対のアーム131と、こ
れらアーム131のヒンジ122と反対側の端部同士を
連結するハンドル(操作部)132とから構成されてい
る。
【0024】また、支持板121からは、ヒンジ122
の下方にて、左右一対の溝部123がそれぞれ下方に延
設されるとともに、これら溝部123間には、水平なバ
ー124が掛け渡されている。バー124は、その両端
にて、溝部123に沿って上下動可能に支持されるとと
もに、バー124の両端からは、アーム125が、それ
ぞれアーム131に向けて延設され、アーム125の先
端は、ヒンジ126により、アーム131に下方からそ
れぞれ連結されている。
の下方にて、左右一対の溝部123がそれぞれ下方に延
設されるとともに、これら溝部123間には、水平なバ
ー124が掛け渡されている。バー124は、その両端
にて、溝部123に沿って上下動可能に支持されるとと
もに、バー124の両端からは、アーム125が、それ
ぞれアーム131に向けて延設され、アーム125の先
端は、ヒンジ126により、アーム131に下方からそ
れぞれ連結されている。
【0025】バー124の中央部からは、角柱状をなす
連結棒133が下方に延設され、連結棒133の先端
は、底板112に形成された開口112aを通過して底
板112の下方に到達している。また、バー124の両
端部からは、各一対のワイヤ134a,134bが、連
結棒133を挟んで対称となるよう下方に延設されてい
る。これらワイヤ134a,134bは、底板112の
左右にそれぞれ形成された開口112bを通過して底板
112の下方に延設されている。
連結棒133が下方に延設され、連結棒133の先端
は、底板112に形成された開口112aを通過して底
板112の下方に到達している。また、バー124の両
端部からは、各一対のワイヤ134a,134bが、連
結棒133を挟んで対称となるよう下方に延設されてい
る。これらワイヤ134a,134bは、底板112の
左右にそれぞれ形成された開口112bを通過して底板
112の下方に延設されている。
【0026】このうち、符号134aで示すワイヤは、
開口112bの下方にて底板112にそれぞれ支持され
た滑車135に前方から巻き掛けられ、滑車135を支
点として、上方に180度屈曲されている。このワイヤ
134aは、再び開口112bを通過して上方に延設さ
れ、その上端は、図1に示すように、前方に位置するス
トッパ13のバー13bに、下方から連結されている。
開口112bの下方にて底板112にそれぞれ支持され
た滑車135に前方から巻き掛けられ、滑車135を支
点として、上方に180度屈曲されている。このワイヤ
134aは、再び開口112bを通過して上方に延設さ
れ、その上端は、図1に示すように、前方に位置するス
トッパ13のバー13bに、下方から連結されている。
【0027】また、符号134bで示すワイヤは、ワイ
ヤ134aと同様前方から滑車135に巻き掛けられ、
滑車135を支点として後方に90度屈曲された後、底
板112の下を通って後方に延設されて底板112の後
端部に到達し、更に、底板112に支持された左右一対
の滑車136に下方から巻き掛けられ、滑車136を支
点として上方に90度屈曲されている。これらワイヤ1
34bは、底板112の後端部に形成された左右一対の
孔112cを通過して上方に延設され、その上端は、図
1に示すように、後方に位置するストッパ13のバー1
3bに、下方から連結されている。なお、これらワイヤ
134a,134bは、ストッパ13の備える付勢手段
により、ストッパ13を持ち上げる方向に、常時付勢さ
れている。
ヤ134aと同様前方から滑車135に巻き掛けられ、
滑車135を支点として後方に90度屈曲された後、底
板112の下を通って後方に延設されて底板112の後
端部に到達し、更に、底板112に支持された左右一対
の滑車136に下方から巻き掛けられ、滑車136を支
点として上方に90度屈曲されている。これらワイヤ1
34bは、底板112の後端部に形成された左右一対の
孔112cを通過して上方に延設され、その上端は、図
1に示すように、後方に位置するストッパ13のバー1
3bに、下方から連結されている。なお、これらワイヤ
134a,134bは、ストッパ13の備える付勢手段
により、ストッパ13を持ち上げる方向に、常時付勢さ
れている。
【0028】一方、開口112aを通過した連結棒13
3の先端には、底板112の下方にて、下方に向かうに
従い漸次後方に屈曲する屈曲部133aが形成され、屈
曲部133aには、その屈曲方向に沿って、長穴状をな
す案内孔137が、屈曲部133aを左右に貫通して形
成されている。また、底板112の下方には、矩形状を
なす連結板140が、底板112の左右方向中央部にて
底板112を前後に横断するよう延設されている。連結
板140の両端部には、前後方向に延びる長穴140a
がそれぞれ形成され、連結板140は、これら長穴14
0aを介して底板112に下方から取り付けられた、長
穴140aより大径の頭部を有するネジ141により、
底板112に、前後に移動可能に支持されている。
3の先端には、底板112の下方にて、下方に向かうに
従い漸次後方に屈曲する屈曲部133aが形成され、屈
曲部133aには、その屈曲方向に沿って、長穴状をな
す案内孔137が、屈曲部133aを左右に貫通して形
成されている。また、底板112の下方には、矩形状を
なす連結板140が、底板112の左右方向中央部にて
底板112を前後に横断するよう延設されている。連結
板140の両端部には、前後方向に延びる長穴140a
がそれぞれ形成され、連結板140は、これら長穴14
0aを介して底板112に下方から取り付けられた、長
穴140aより大径の頭部を有するネジ141により、
底板112に、前後に移動可能に支持されている。
【0029】連結板140の前端部は屈曲部133aを
左右から挟むU字状をなし、このU字状部には、案内孔
137に挿通された、丸棒状をなすロッド142の両端
部が支持され、その結果、連結棒133と連結板140
とが、ロッド142を介して連結されている。ここで、
案内孔137の長さ及び位置は、後述する図3に示すよ
うに、ハンドル132を操作して連接棒133を上げた
際にロッド142が案内孔137の最後端(下端)に位
置し、連接棒133を下げた際にロッド142が案内孔
137の最前端(上端)に位置するよう設定されてい
る。
左右から挟むU字状をなし、このU字状部には、案内孔
137に挿通された、丸棒状をなすロッド142の両端
部が支持され、その結果、連結棒133と連結板140
とが、ロッド142を介して連結されている。ここで、
案内孔137の長さ及び位置は、後述する図3に示すよ
うに、ハンドル132を操作して連接棒133を上げた
際にロッド142が案内孔137の最後端(下端)に位
置し、連接棒133を下げた際にロッド142が案内孔
137の最前端(上端)に位置するよう設定されてい
る。
【0030】また、連結板140の前後両端部(左右の
キャスタ12に挟まれる位置)からは、矩形状をなすプ
レート150が左右に突出し、これらプレート150に
は、長穴状をなす案内孔150aが、後方に向かうに従
い漸次連結板140から離間するよう、プレート150
を斜めに横断して形成されている。更に、プレート15
0のキャスタ12側には、左右に延びる丸棒状をなすロ
ッド160が、底板112の下面に固定されたホルダ1
61に、自らの長手方向に沿って移動可能にそれぞれ支
持されている。
キャスタ12に挟まれる位置)からは、矩形状をなすプ
レート150が左右に突出し、これらプレート150に
は、長穴状をなす案内孔150aが、後方に向かうに従
い漸次連結板140から離間するよう、プレート150
を斜めに横断して形成されている。更に、プレート15
0のキャスタ12側には、左右に延びる丸棒状をなすロ
ッド160が、底板112の下面に固定されたホルダ1
61に、自らの長手方向に沿って移動可能にそれぞれ支
持されている。
【0031】ロッド160の一端(プレート150側の
端部)には、下方に突出する突起160aが形成され、
この突起160aを上方から案内孔150aに係合させ
ることにより、連結板140とロッド160とが、プレ
ート150を介して連結されている。ここで、案内孔1
50a及び突起160aの位置は、後述する図4に示す
ように、連接棒133を上げて連結板140を最も後退
させた際に突起160aが案内孔150aの最前端に位
置し、連接棒133を下げて連結板140を最も前進さ
せた際に突起160aが案内孔150aの最後端に位置
するよう設定されている。
端部)には、下方に突出する突起160aが形成され、
この突起160aを上方から案内孔150aに係合させ
ることにより、連結板140とロッド160とが、プレ
ート150を介して連結されている。ここで、案内孔1
50a及び突起160aの位置は、後述する図4に示す
ように、連接棒133を上げて連結板140を最も後退
させた際に突起160aが案内孔150aの最前端に位
置し、連接棒133を下げて連結板140を最も前進さ
せた際に突起160aが案内孔150aの最後端に位置
するよう設定されている。
【0032】一方、キャスタ12の最外周部のうち、車
輪12aの径方向外方に当たる位置には、凹部12bが
形成され、ロッド160の長さは、後述する図4に示す
ように、突起160aを案内孔150aの最後端に位置
させた際に、ロッド160の他端(キャスタ12側の端
部)が、プレート150側から凹部12bに挿入される
よう設定されている。また、ロッド160は、図示しな
いバネ等の付勢手段により、キャスタ12側に弾性的に
付勢されている。そして、上記連結棒133から凹部1
2bに至る部材により、キャスタ12における車輪12
aの向きを一定方向に規制するロック機構が形成されて
いる。
輪12aの径方向外方に当たる位置には、凹部12bが
形成され、ロッド160の長さは、後述する図4に示す
ように、突起160aを案内孔150aの最後端に位置
させた際に、ロッド160の他端(キャスタ12側の端
部)が、プレート150側から凹部12bに挿入される
よう設定されている。また、ロッド160は、図示しな
いバネ等の付勢手段により、キャスタ12側に弾性的に
付勢されている。そして、上記連結棒133から凹部1
2bに至る部材により、キャスタ12における車輪12
aの向きを一定方向に規制するロック機構が形成されて
いる。
【0033】次いで、この棚101の動作を説明する。
棚101をレール2a,2bの下方に収納する際には、
棚101を走行させてレール2a、2bの下方に搬入し
た後、ハンドル132を下方に下げる。すると、ハンド
ル132と連動するアーム131,125によりバー1
24が下方に押され、バー124が案内溝123に沿っ
て下方に移動し、バー124に支持されたワイヤ134
a,134bが下方に繰り出される。下方に繰り出され
たワイヤ134a,134bは、その連結先であるスト
ッパ13の備える付勢手段の作用によりストッパ13側
に引っ張られ、滑車135,136を介してストッパ1
3側に移動する。その結果、棚101の前後に位置する
ストッパ13がそれぞれ上方に移動し、図11に示すよ
うに、可動部13aがガイド溝21に挿入され、棚10
1がレール2a,2bに支持される。
棚101をレール2a,2bの下方に収納する際には、
棚101を走行させてレール2a、2bの下方に搬入し
た後、ハンドル132を下方に下げる。すると、ハンド
ル132と連動するアーム131,125によりバー1
24が下方に押され、バー124が案内溝123に沿っ
て下方に移動し、バー124に支持されたワイヤ134
a,134bが下方に繰り出される。下方に繰り出され
たワイヤ134a,134bは、その連結先であるスト
ッパ13の備える付勢手段の作用によりストッパ13側
に引っ張られ、滑車135,136を介してストッパ1
3側に移動する。その結果、棚101の前後に位置する
ストッパ13がそれぞれ上方に移動し、図11に示すよ
うに、可動部13aがガイド溝21に挿入され、棚10
1がレール2a,2bに支持される。
【0034】また、ハンドル132を下方に下げると、
バー124に支持された連結棒133も下方に移動す
る。すると、図3に実線で示すように、連結棒133の
屈曲部133aに形成された案内孔137に挿通された
ロッド142が、案内孔137に案内されて、案内孔1
37の最前端(上端)に移動し、ロッド142を支持す
る連結板140が、ロッド142に引っ張られて前方
(図3中左方)に移動する。
バー124に支持された連結棒133も下方に移動す
る。すると、図3に実線で示すように、連結棒133の
屈曲部133aに形成された案内孔137に挿通された
ロッド142が、案内孔137に案内されて、案内孔1
37の最前端(上端)に移動し、ロッド142を支持す
る連結板140が、ロッド142に引っ張られて前方
(図3中左方)に移動する。
【0035】連結板140が前方に移動すると、連結板
140から突出するプレート150も前方に移動する。
すると、図4に実線で示すように、プレート150に形
成された案内孔150aに係合された突起160aが、
案内孔150aに案内されて案内孔150aの最後端
(キャスタ12側)に移動し、ロッド160が、キャス
タ12側に移動する。キャスタ12側に移動したロッド
160の他端は、付勢手段の作用によりキャスタ12の
最外周部に弾性的に当接されるが、この状態で棚101
をレール2a、2bに沿って若干移動させると、床との
抵抗によるキャスタ12の回転に伴い凹部12bとロッ
ド160の他端とが対向した時点で、ロッド160の他
端が凹部12b内に挿入され、キャスタ12の更なる回
転が阻止される。その結果、キャスタ12が、その車輪
12aの向きをレール2a,2bの延設方向と平行とし
た状態でロックされ、棚101を、可動範囲M内にて、
レール2a,2bに沿って移動させることが可能とな
る。
140から突出するプレート150も前方に移動する。
すると、図4に実線で示すように、プレート150に形
成された案内孔150aに係合された突起160aが、
案内孔150aに案内されて案内孔150aの最後端
(キャスタ12側)に移動し、ロッド160が、キャス
タ12側に移動する。キャスタ12側に移動したロッド
160の他端は、付勢手段の作用によりキャスタ12の
最外周部に弾性的に当接されるが、この状態で棚101
をレール2a、2bに沿って若干移動させると、床との
抵抗によるキャスタ12の回転に伴い凹部12bとロッ
ド160の他端とが対向した時点で、ロッド160の他
端が凹部12b内に挿入され、キャスタ12の更なる回
転が阻止される。その結果、キャスタ12が、その車輪
12aの向きをレール2a,2bの延設方向と平行とし
た状態でロックされ、棚101を、可動範囲M内にて、
レール2a,2bに沿って移動させることが可能とな
る。
【0036】レール2a,2bの下方に収納された棚1
01をレール2a,2bから外す際には、下方に下がっ
たハンドル132を持ち上げる。すると、ハンドル13
2と連動するアーム131,125によりバー124が
上方に引き上げられ、バー124が案内溝123に沿っ
て上方に移動し、バー124に支持されたワイヤ134
a,134bが上方に引き上げられる。上方に引き上げ
られたワイヤ134a,134bは、滑車136,13
5を介してストッパ13を下方に引っ張り、その結果、
棚101の前後に位置するストッパ13が付勢手段の作
用に抗して下方に移動し、可動部13aがガイド溝21
から抜ける。
01をレール2a,2bから外す際には、下方に下がっ
たハンドル132を持ち上げる。すると、ハンドル13
2と連動するアーム131,125によりバー124が
上方に引き上げられ、バー124が案内溝123に沿っ
て上方に移動し、バー124に支持されたワイヤ134
a,134bが上方に引き上げられる。上方に引き上げ
られたワイヤ134a,134bは、滑車136,13
5を介してストッパ13を下方に引っ張り、その結果、
棚101の前後に位置するストッパ13が付勢手段の作
用に抗して下方に移動し、可動部13aがガイド溝21
から抜ける。
【0037】また、ハンドル132を持ち上げると、バ
ー124に支持された連結棒133も上方に移動する。
すると、図3に二点鎖線で示すように、連結棒133の
屈曲部133aに形成された案内孔137に挿通された
ロッド142が、案内孔137に案内されて、案内孔1
37の最後端(下端)に移動し、ロッド142を支持す
る連結板140が、ロッド142に押されて後方(図3
中右方)に移動する。
ー124に支持された連結棒133も上方に移動する。
すると、図3に二点鎖線で示すように、連結棒133の
屈曲部133aに形成された案内孔137に挿通された
ロッド142が、案内孔137に案内されて、案内孔1
37の最後端(下端)に移動し、ロッド142を支持す
る連結板140が、ロッド142に押されて後方(図3
中右方)に移動する。
【0038】連結板140が後方に移動すると、連結板
140から突出するプレート150も後方に移動する。
すると、図4に二点鎖線で示すように、プレート150
に形成された案内孔150aに係合された突起160a
が、案内孔150aに案内されて案内孔150aの最前
端(連結板140側)に移動し、ロッド160が、連結
板140側に移動する。その結果、ロッド160の他端
が凹部12bから抜けてロック機構による規制が解除さ
れ、キャスタ12が軸回りに回転可能となり、棚101
をレール2a,2bから外して、可動範囲M外にて自由
に走行させることが可能となる。
140から突出するプレート150も後方に移動する。
すると、図4に二点鎖線で示すように、プレート150
に形成された案内孔150aに係合された突起160a
が、案内孔150aに案内されて案内孔150aの最前
端(連結板140側)に移動し、ロッド160が、連結
板140側に移動する。その結果、ロッド160の他端
が凹部12bから抜けてロック機構による規制が解除さ
れ、キャスタ12が軸回りに回転可能となり、棚101
をレール2a,2bから外して、可動範囲M外にて自由
に走行させることが可能となる。
【0039】すなわち、この棚101の場合、ストッパ
13の上下動による棚101のレール2a,2bからの
着脱と、ロック機構による車輪12aの向きの規制/規
制解除とを、棚101の前面に設けられた操作手段13
0のハンドル132を上下動させるだけで実施可能であ
る。従って、この棚101によれば、上記従来の棚1が
有する各種の効果に加え、棚1の前後からそれぞれ高さ
調整部品5を操作し、かつロック機構による規制/規制
解除を、棚1の全てのキャスタ12に対してそれぞれ行
っていた従来の棚1に比して、レール2a,2bに対す
る棚101の着脱の切り換えと、ロック機構による車輪
12aの向きの規制/規制解除とを、遥かに容易な操作
で、短時間に実施可能となるという効果が得られる。ま
た、棚1の後方に通路3aを設ける必要がないため、物
品の収納スペースも増加する。
13の上下動による棚101のレール2a,2bからの
着脱と、ロック機構による車輪12aの向きの規制/規
制解除とを、棚101の前面に設けられた操作手段13
0のハンドル132を上下動させるだけで実施可能であ
る。従って、この棚101によれば、上記従来の棚1が
有する各種の効果に加え、棚1の前後からそれぞれ高さ
調整部品5を操作し、かつロック機構による規制/規制
解除を、棚1の全てのキャスタ12に対してそれぞれ行
っていた従来の棚1に比して、レール2a,2bに対す
る棚101の着脱の切り換えと、ロック機構による車輪
12aの向きの規制/規制解除とを、遥かに容易な操作
で、短時間に実施可能となるという効果が得られる。ま
た、棚1の後方に通路3aを設ける必要がないため、物
品の収納スペースも増加する。
【0040】本発明に係る棚の第二の実施形態を図5な
いし図8に示す。この棚201は、第一の実施形態の棚
101と同様、棚本体211と、棚本体211の下端に
支持されたキャスタ12と、棚本体211の上端に設け
られた、付勢手段を備えるストッパ13とから概略構成
されている。棚本体211の構造は、最下段の棚板を構
成する底板212の構造(開口の有無及び孔の数と位
置)が若干異なる他は、第一の実施形態の棚本体111
と同様である。
いし図8に示す。この棚201は、第一の実施形態の棚
101と同様、棚本体211と、棚本体211の下端に
支持されたキャスタ12と、棚本体211の上端に設け
られた、付勢手段を備えるストッパ13とから概略構成
されている。棚本体211の構造は、最下段の棚板を構
成する底板212の構造(開口の有無及び孔の数と位
置)が若干異なる他は、第一の実施形態の棚本体111
と同様である。
【0041】一方、本実施形態では、第一の実施形態の
操作手段130とは異なり、操作手段230は底板21
2の下方に設けられ、そのペダル(操作部)231のみ
が、底板212から前方に突出している。また、ペダル
231からは、左右一対のアーム232が、底板212
の下後方に延設されている。これらアーム232は、底
板212の前端中央部にて底板212から下方に突出す
るホルダ233を左右から挟持し、ホルダ233の下端
部に形成された、左右に延びる軸233aを支点とし
て、ホルダ233に回転可能に支持されている。更に、
ホルダ233には、軸233aの前方にて、滑車233
bが、軸233aと平行な軸回りに回転可能に支持され
ている。
操作手段130とは異なり、操作手段230は底板21
2の下方に設けられ、そのペダル(操作部)231のみ
が、底板212から前方に突出している。また、ペダル
231からは、左右一対のアーム232が、底板212
の下後方に延設されている。これらアーム232は、底
板212の前端中央部にて底板212から下方に突出す
るホルダ233を左右から挟持し、ホルダ233の下端
部に形成された、左右に延びる軸233aを支点とし
て、ホルダ233に回転可能に支持されている。更に、
ホルダ233には、軸233aの前方にて、滑車233
bが、軸233aと平行な軸回りに回転可能に支持され
ている。
【0042】アーム232のうち、軸233aの後方に
位置する部分は、後方に向かうに従い漸下方に屈曲する
屈曲部232aとされ、屈曲部232aの後端には、後
述するワイヤ支持用の支持部234が挟持されている。
また、支持部234の前方には、底板212から下方に
突出するホルダ235が、屈曲部232aに左右から挟
まれた状態で、屈曲部232aと接触することなく配設
され、ホルダ235の下端部及び上端部には、滑車23
5a,235bが、軸233aと平行な軸回りに回転可
能にそれぞれ支持されている。ここで、屈曲部232a
の長さ、屈曲角度、並びにホルダ235の長さ及び位置
は、図7に示すようにペダル231を持ち上げた際に、
屈曲部232aの後端がホルダ235の下端に後方から
隣在するよう設定されている。
位置する部分は、後方に向かうに従い漸下方に屈曲する
屈曲部232aとされ、屈曲部232aの後端には、後
述するワイヤ支持用の支持部234が挟持されている。
また、支持部234の前方には、底板212から下方に
突出するホルダ235が、屈曲部232aに左右から挟
まれた状態で、屈曲部232aと接触することなく配設
され、ホルダ235の下端部及び上端部には、滑車23
5a,235bが、軸233aと平行な軸回りに回転可
能にそれぞれ支持されている。ここで、屈曲部232a
の長さ、屈曲角度、並びにホルダ235の長さ及び位置
は、図7に示すようにペダル231を持ち上げた際に、
屈曲部232aの後端がホルダ235の下端に後方から
隣在するよう設定されている。
【0043】底板112の下方には、第一の実施形態に
示したものと同様の、矩形状をなす連結板140が、底
板112の左右方向中央部にて底板112を前後に横断
するよう延設されている。この連結板140は、第一の
実施形態と同様、長穴140a及びネジ141により、
底板112に、前後に移動可能に支持されている。ま
た、連結板140の前端部は屈曲部232aを左右から
挟むU字状をなし、その前後両端部(左右のキャスタ1
2に挟まれる位置)からは、第一の実施形態に示したも
のと同様のプレート150が左右に突出している。
示したものと同様の、矩形状をなす連結板140が、底
板112の左右方向中央部にて底板112を前後に横断
するよう延設されている。この連結板140は、第一の
実施形態と同様、長穴140a及びネジ141により、
底板112に、前後に移動可能に支持されている。ま
た、連結板140の前端部は屈曲部232aを左右から
挟むU字状をなし、その前後両端部(左右のキャスタ1
2に挟まれる位置)からは、第一の実施形態に示したも
のと同様のプレート150が左右に突出している。
【0044】更に、屈曲部232aと連結板140と
は、左右一対のアーム236(図では一方のみ示されて
いる。)と、その両端部に設けられたヒンジ236a,
236bとからなるリンク機構により連結されている。
ここで、アーム236の長さ及びヒンジ236a,23
6bの取り付け位置は、図7に示すようにペダル231
を持ち上げた際に、アーム236を介して屈曲部232
aに引っ張られた連結板140が最前端に位置し、図8
に示すようにペダル231を下げた際に、アーム236
を介して屈曲部232aに押された連結板140が最後
端に位置するよう設定されている。
は、左右一対のアーム236(図では一方のみ示されて
いる。)と、その両端部に設けられたヒンジ236a,
236bとからなるリンク機構により連結されている。
ここで、アーム236の長さ及びヒンジ236a,23
6bの取り付け位置は、図7に示すようにペダル231
を持ち上げた際に、アーム236を介して屈曲部232
aに引っ張られた連結板140が最前端に位置し、図8
に示すようにペダル231を下げた際に、アーム236
を介して屈曲部232aに押された連結板140が最後
端に位置するよう設定されている。
【0045】一方、支持部234からは、2本のワイヤ
241a,241bが、前方に延設され、これらワイヤ
241a,241bは、ホルダ235の下端部に支持さ
れた滑車235aに下方から巻き掛けられている。この
うち、符号241aで示すワイヤは、図7及び図8に示
すように、滑車235aを支点として斜め前方に屈曲さ
れた後、ホルダ233の前端部に支持された滑車233
bに下方から巻き掛けられ、滑車233bを支点として
上方に屈曲されている。このワイヤ241aは、底板2
12の前端中央部に形成された孔212aを通過して上
方に延設され、その上端は、図5に示すように、前方に
位置するストッパ13のバー13bに、下方から連結さ
れている。
241a,241bが、前方に延設され、これらワイヤ
241a,241bは、ホルダ235の下端部に支持さ
れた滑車235aに下方から巻き掛けられている。この
うち、符号241aで示すワイヤは、図7及び図8に示
すように、滑車235aを支点として斜め前方に屈曲さ
れた後、ホルダ233の前端部に支持された滑車233
bに下方から巻き掛けられ、滑車233bを支点として
上方に屈曲されている。このワイヤ241aは、底板2
12の前端中央部に形成された孔212aを通過して上
方に延設され、その上端は、図5に示すように、前方に
位置するストッパ13のバー13bに、下方から連結さ
れている。
【0046】また、符号241bで示すワイヤは、図7
及び図8に示すように、滑車235aを支点として上方
に屈曲された後、ホルダ235の上端部に支持された滑
車235bに前方から巻き掛けられ、滑車235bを支
点として後方に屈曲されている。このワイヤ241b
は、図6に示すように、底板212の下を通って後方に
延設され、底板212の後端部に到達した後、底板21
2に支持された滑車242に下方から巻き掛けられ、滑
車242を支点として上方に90度屈曲されている。こ
のワイヤ241bは更に、底板212の後端中央部に形
成された孔212bを通過して上方に延設され、その上
端は、図5に示すように、後方に位置するストッパ13
のバー13bに、下方から連結されている。なお、これ
らワイヤ241a,241bは、第一の実施形態と同
様、ストッパ13の備える付勢手段により、ストッパ1
3を持ち上げる方向に、常時付勢されている。その他の
構成は、第一の実施形態と同様である。
及び図8に示すように、滑車235aを支点として上方
に屈曲された後、ホルダ235の上端部に支持された滑
車235bに前方から巻き掛けられ、滑車235bを支
点として後方に屈曲されている。このワイヤ241b
は、図6に示すように、底板212の下を通って後方に
延設され、底板212の後端部に到達した後、底板21
2に支持された滑車242に下方から巻き掛けられ、滑
車242を支点として上方に90度屈曲されている。こ
のワイヤ241bは更に、底板212の後端中央部に形
成された孔212bを通過して上方に延設され、その上
端は、図5に示すように、後方に位置するストッパ13
のバー13bに、下方から連結されている。なお、これ
らワイヤ241a,241bは、第一の実施形態と同
様、ストッパ13の備える付勢手段により、ストッパ1
3を持ち上げる方向に、常時付勢されている。その他の
構成は、第一の実施形態と同様である。
【0047】次いで、この棚201の動作を説明する。
棚201をレール2a,2bの下方に収納する際には、
棚201を走行させてレール2a,2b下に搬入した
後、図7に示すようにペダル231を持ち上げる。する
と、屈曲部232aが軸233a回りに下方に移動し
て、屈曲部232aの後端がホルダ235の下端に支持
された滑車235aに後方から接近し、支持部234に
支持されたワイヤ241a,241bが前方に繰り出さ
れる。前方に繰り出されたワイヤ241a,241b
は、その連結先であるストッパ13の備える付勢手段の
作用によりストッパ13側に引っ張られ、滑車235
a,233b,235b,242を介してストッパ13
側に移動する。その結果、棚101の前後に位置するス
トッパ13がそれぞれ上方に移動し、図11に示すよう
に、可動部13aがガイド溝21に挿入され、棚201
がレール2a,2bに支持される。
棚201をレール2a,2bの下方に収納する際には、
棚201を走行させてレール2a,2b下に搬入した
後、図7に示すようにペダル231を持ち上げる。する
と、屈曲部232aが軸233a回りに下方に移動し
て、屈曲部232aの後端がホルダ235の下端に支持
された滑車235aに後方から接近し、支持部234に
支持されたワイヤ241a,241bが前方に繰り出さ
れる。前方に繰り出されたワイヤ241a,241b
は、その連結先であるストッパ13の備える付勢手段の
作用によりストッパ13側に引っ張られ、滑車235
a,233b,235b,242を介してストッパ13
側に移動する。その結果、棚101の前後に位置するス
トッパ13がそれぞれ上方に移動し、図11に示すよう
に、可動部13aがガイド溝21に挿入され、棚201
がレール2a,2bに支持される。
【0048】また、ペダル231を持ち上げると、屈曲
部232aへの下方への移動に伴い、ヒンジ236aに
て屈曲部232aに連結されたアーム236の前端部が
下方に移動する。すると、ヒンジ236bにて連結板1
40に連結されたアーム236の後端部が前方(図7中
左方)に移動し、連結板140が、アーム236に引っ
張られて前方に移動する。
部232aへの下方への移動に伴い、ヒンジ236aに
て屈曲部232aに連結されたアーム236の前端部が
下方に移動する。すると、ヒンジ236bにて連結板1
40に連結されたアーム236の後端部が前方(図7中
左方)に移動し、連結板140が、アーム236に引っ
張られて前方に移動する。
【0049】連結板140が前方に移動すると、連結板
140から突出するプレート150が前方に移動し、プ
レート150の案内孔150aに係合された突起160
aが、案内孔150aに案内されて案内孔150aの最
後端に移動し、ロッド160が、キャスタ12側に移動
する。そして、この状態で棚201をレール2a,2b
に沿って若干移動させると、床との抵抗によるキャスタ
12の回転に伴い凹部12bとロッド160の他端とが
対向した時点で、ロッド160の他端が凹部12b内に
挿入され、キャスタ12の更なる回転が阻止される。そ
の結果、キャスタ12が、その車輪12aの向きをレー
ル2a,2bの延設方向と平行とした状態でロックさ
れ、棚201を、可動範囲M内にて、レール2a,2b
に沿って移動させることが可能となる。
140から突出するプレート150が前方に移動し、プ
レート150の案内孔150aに係合された突起160
aが、案内孔150aに案内されて案内孔150aの最
後端に移動し、ロッド160が、キャスタ12側に移動
する。そして、この状態で棚201をレール2a,2b
に沿って若干移動させると、床との抵抗によるキャスタ
12の回転に伴い凹部12bとロッド160の他端とが
対向した時点で、ロッド160の他端が凹部12b内に
挿入され、キャスタ12の更なる回転が阻止される。そ
の結果、キャスタ12が、その車輪12aの向きをレー
ル2a,2bの延設方向と平行とした状態でロックさ
れ、棚201を、可動範囲M内にて、レール2a,2b
に沿って移動させることが可能となる。
【0050】レール2a,2bの下方に収納された棚2
01をレール2a,2bから外す際には、図8に示すよ
うに、持ち上げられたペダル231を下げる。すると、
屈曲部232aが軸233a回りに上方に移動して、屈
曲部232aの後端が上方に移動して滑車235aから
離間し、支持部234に支持されたワイヤ241a,2
41bが上方に引き上げられる。上方に引き上げられた
ワイヤ241a,241bは、滑車235a,233
b,235b,242を介してストッパ13を下方に引
っ張り、その結果、棚201の前後に位置するストッパ
13が付勢手段の作用に抗して下方に移動し、可動部1
3aがガイド溝21から抜ける。
01をレール2a,2bから外す際には、図8に示すよ
うに、持ち上げられたペダル231を下げる。すると、
屈曲部232aが軸233a回りに上方に移動して、屈
曲部232aの後端が上方に移動して滑車235aから
離間し、支持部234に支持されたワイヤ241a,2
41bが上方に引き上げられる。上方に引き上げられた
ワイヤ241a,241bは、滑車235a,233
b,235b,242を介してストッパ13を下方に引
っ張り、その結果、棚201の前後に位置するストッパ
13が付勢手段の作用に抗して下方に移動し、可動部1
3aがガイド溝21から抜ける。
【0051】また、ペダル231を下げると、屈曲部2
32aに連結されたアーム236の前端部が上方に移動
する。すると、連結板140に連結されたアーム236
の後端部が後方(図8中右方)に移動し、連結板140
が、アーム236に押されて後方に移動する。連結板1
40が後方に移動すると、連結板140から突出するプ
レート150が後方に移動し、プレート150の案内孔
150aに係合された突起160aが、案内孔150a
に案内されて案内孔150aの最前端に移動し、ロッド
160が、連結板140側に移動する。その結果、ロッ
ド160の他端が凹部12bから抜けてロック機構によ
る規制が解除され、キャスタ12が軸回りに回転可能と
なり、棚201をレール2a,2bから外して、可動範
囲M外にて自由に走行させることが可能となる。
32aに連結されたアーム236の前端部が上方に移動
する。すると、連結板140に連結されたアーム236
の後端部が後方(図8中右方)に移動し、連結板140
が、アーム236に押されて後方に移動する。連結板1
40が後方に移動すると、連結板140から突出するプ
レート150が後方に移動し、プレート150の案内孔
150aに係合された突起160aが、案内孔150a
に案内されて案内孔150aの最前端に移動し、ロッド
160が、連結板140側に移動する。その結果、ロッ
ド160の他端が凹部12bから抜けてロック機構によ
る規制が解除され、キャスタ12が軸回りに回転可能と
なり、棚201をレール2a,2bから外して、可動範
囲M外にて自由に走行させることが可能となる。
【0052】本実施形態の棚201によれば、ストッパ
13の上下動による棚201のレール2a,2bからの
着脱と、ロック機構による車輪12aの向きの規制/規
制解除とを、棚201の前面に設けられた操作手段23
0のペダル231を上下動させるだけで実施可能であ
る。更に、ペダル231は足で操作可能なため、特に操
作が容易である。また、ペダル231を除く操作手段2
30が底板212の下方に隠れており、ペダル231
も、その上端が底板212から前方に僅かに露出するだ
けであるため、操作手段230が邪魔とならないという
効果もある。他の効果は、第一の実施形態の場合と同様
である。
13の上下動による棚201のレール2a,2bからの
着脱と、ロック機構による車輪12aの向きの規制/規
制解除とを、棚201の前面に設けられた操作手段23
0のペダル231を上下動させるだけで実施可能であ
る。更に、ペダル231は足で操作可能なため、特に操
作が容易である。また、ペダル231を除く操作手段2
30が底板212の下方に隠れており、ペダル231
も、その上端が底板212から前方に僅かに露出するだ
けであるため、操作手段230が邪魔とならないという
効果もある。他の効果は、第一の実施形態の場合と同様
である。
【0053】なお、本発明を構成する各部材の具体的な
形状や連動機構等は上記実施形態に開示のものに限られ
ず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の応用や改
良等が可能である。例えば、上記操作手段130,23
0及びロック機構を棚本体111,211から着脱自在
としたり、あるいは、第二の実施形態において、下がっ
たペダル231を持ち上げる際に、下がったペダル23
1再度踏み込むとペダル231が自動的に持ち上がる構
成を採用してもよい。
形状や連動機構等は上記実施形態に開示のものに限られ
ず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の応用や改
良等が可能である。例えば、上記操作手段130,23
0及びロック機構を棚本体111,211から着脱自在
としたり、あるいは、第二の実施形態において、下がっ
たペダル231を持ち上げる際に、下がったペダル23
1再度踏み込むとペダル231が自動的に持ち上がる構
成を採用してもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る可動式
の棚では、棚本体の一方の側面に、ロック機構による複
数のキャスタに対する規制/規制解除を同時に行う操作
手段を備えたため、ロック機構による車輪の向きの規制
/規制解除を、この操作手段により、極めて容易かつ短
時間に行うことができる。また、棚の後方に通路を設け
る必要がないため、物品の収納スペースも増加する。
の棚では、棚本体の一方の側面に、ロック機構による複
数のキャスタに対する規制/規制解除を同時に行う操作
手段を備えたため、ロック機構による車輪の向きの規制
/規制解除を、この操作手段により、極めて容易かつ短
時間に行うことができる。また、棚の後方に通路を設け
る必要がないため、物品の収納スペースも増加する。
【0055】更に、操作手段が、ロック機構による規制
/規制解除と同時に、ストッパの上下動によるストッパ
とレールとの係合/係合解除を行う構成とすることによ
り、これら二つの操作を別個に行っていた従来の棚に比
して、棚の操作性が一層向上する。
/規制解除と同時に、ストッパの上下動によるストッパ
とレールとの係合/係合解除を行う構成とすることによ
り、これら二つの操作を別個に行っていた従来の棚に比
して、棚の操作性が一層向上する。
【図1】 本発明に係る可動式の棚の第一の実施形態を
示す可動式の棚の上方斜視図である。
示す可動式の棚の上方斜視図である。
【図2】 図1に示す可動式の棚の構造を示す可動式の
棚の一部下方斜視図である。
棚の一部下方斜視図である。
【図3】 図1に示す可動式の棚の構造を示す屈曲部近
傍の側面図である。
傍の側面図である。
【図4】 図1に示す可動式の棚の構造を示すプレート
近傍の下面図である。
近傍の下面図である。
【図5】 本発明に係る可動式の棚の第二の実施形態を
示す可動式の棚の上方斜視図である。
示す可動式の棚の上方斜視図である。
【図6】 図5に示す可動式の棚の構造を示す可動式の
棚の一部下方斜視図である。
棚の一部下方斜視図である。
【図7】 図5に示す可動式の棚の構造を示すペダル近
傍の側面図である。
傍の側面図である。
【図8】 図5に示す可動式の棚の構造を示すペダル近
傍の側面図である。
傍の側面図である。
【図9】 従来の可動式の棚の例を示す上方斜視図であ
る。
る。
【図10】 図9に示す可動式の棚の構造を示すストッ
パ近傍の上方斜視図である。
パ近傍の上方斜視図である。
【図11】 図9に示す可動式の棚における溝部への可
動部の挿入状況を示す断面図である。
動部の挿入状況を示す断面図である。
【図12】 図9に示す可動式の棚の構造を示すストッ
パ近傍の上方斜視図である。
パ近傍の上方斜視図である。
【図13】 図9に示す可動式の棚の運用状況の例を示
す上面図である。
す上面図である。
2a,2b レール 12 キャスタ 12a 車輪 13a 可動部(ロッド) 101,201 棚 111,211 棚本体 130,230 操作手段 132 レバー(操作部) 231 ペダル(操作部)
Claims (4)
- 【請求項1】 棚本体と、この棚本体の下端に支持され
た、垂直な軸回りに回転可能な複数のキャスタとを備
え、これらキャスタが有する車輪により可動式とされた
棚において、 上記キャスタにおける上記車輪の向きを一定方向に規制
するロック機構を備えるとともに、上記棚本体の一方の
側面に、上記ロック機構による上記複数のキャスタに対
する規制/規制解除を同時に行う操作手段を備えること
を特徴とする可動式の棚。 - 【請求項2】 上記操作手段が、上記一方の側面に上下
動可能に設けられた操作部を備え、この操作部の上下動
により、上記ロック機構による規制/記載解除を行うこ
とを特徴とする請求項1に記載の可動式の棚。 - 【請求項3】 上記棚本体の上端に上下動可能なロッド
を備え、このロッドを上方に移動させ、上記ロッドを上
記棚の上方に水平に延設されたレールに係合させること
により、上記棚が、上記レールに、その延設方向に沿っ
て移動可能に支持されるとともに、上記操作手段が、上
記ロック機構による規制/規制解除と同時に、上記ロッ
ドの上下動による上記ロッドと上記レールとの係合/係
合解除を行うことを特徴とする請求項1または2に記載
の可動式の棚。 - 【請求項4】 上記ロッドが上記棚本体の一方側及び他
方側にそれぞれ設けられ、上記操作手段が、これらロッ
ドと上記レールとの係合/係合解除を同時に行うことを
特徴とする請求項3に記載の可動式の棚。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000333760A JP2002136360A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | 可動式の棚 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000333760A JP2002136360A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | 可動式の棚 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002136360A true JP2002136360A (ja) | 2002-05-14 |
Family
ID=18809789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000333760A Withdrawn JP2002136360A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | 可動式の棚 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002136360A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008062725A (ja) * | 2006-09-06 | 2008-03-21 | Daifuku Co Ltd | 折り畳み自在搬送用台車の荷支持台係止装置 |
JP2009241669A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Daifuku Co Ltd | 作業用台車 |
-
2000
- 2000-10-31 JP JP2000333760A patent/JP2002136360A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008062725A (ja) * | 2006-09-06 | 2008-03-21 | Daifuku Co Ltd | 折り畳み自在搬送用台車の荷支持台係止装置 |
JP2009241669A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Daifuku Co Ltd | 作業用台車 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080108 |