JP2002135662A - 高解像度動画像信号処理方法及びその装置 - Google Patents

高解像度動画像信号処理方法及びその装置

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JP2002135662A JP2000328606A JP2000328606A JP2002135662A JP 2002135662 A JP2002135662 A JP 2002135662A JP 2000328606 A JP2000328606 A JP 2000328606A JP 2000328606 A JP2000328606 A JP 2000328606A JP 2002135662 A JP2002135662 A JP 2002135662A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HDTV画像以上の画素数を有する撮像素子
を用いた固体撮像装置における駆動周波数の設定法を提
供する。 【解決手段】 光学的に連続した画像を撮像素子で撮像
し複数のアナログ電気信号に変換する撮像ステップ10
と、前記撮像ステップ出力の複数のアナログ信号を複数
の並列デジタル信号に変換するA/D変換ステップ15
と、前記ステップ15からの複数の並列デジタル信号を
同時に並列演算する複数のデジタル演算ステップ16
と、前記並列演算された信号を駆動周波数の異なる複数
の並列デジタル信号に変換する並列/並列変換ステップ
17と、前記ステップ17よりの複数の並列デジタル信
号を複数の直列デジタル信号に変換する複数の並列/直
列変換ステップ19とを設けて高解像度動画像信号の処
理を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置を使
用した高解像動画像信号処理方法(装置)に係り、特に
HDTV画像以上の画素数を有する撮像素子を用いた固
体撮像信号処理方法(装置)における駆動周波数の設定
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のHDTV画像の信号伝送方法(装
置)の一例を、図4と共に以下に説明する。図4に示さ
れる信号伝送方法のための信号処理系は、被写体111
を撮像する撮像部110(レンズ112、プリズム(三
色色分解部)113、撮像素子114)、各種補正器1
16、A/D変換器117、色差変換器118、並列/
直列変換器119、直列伝送路120、直列/並列変換
器121、色差変換器122、D/A変換器123、及
び画像表示装置124より構成されている。
【0003】まず、被写体光像111をレンズ112と
プリズム(三色色分解)113を介して撮像素子114
に結像させる。プリズム113では被写体光像111を
三色色分解してR,G,Bに分解し、それぞれの色用の
撮像素子114に送る。撮像素子114では、例えばH
DTV画像としての画素数1,920(H)×1,08
0(V)の素子が設定されている。
【0004】従って、撮像素子114は、テレビジョン
標準規格に従ったテレビジョン標準駆動周波数としてク
ロック周波数74.25MHz、水平周波数33.75KH
z、及び垂直周波数30Hzで駆動される。この撮像素
子114からは各駆動周波数に基づいたアナログ信号が
出力される。この撮像素子114から得られた信号に対
して、輝度、コントラスト、ガンマ、ホワイトバラン
ス、輪郭補正等の各種補正を各種補正装置116で行
う。
【0005】このとき、撮像素子114に特有な固定ノ
イズ等があれば、これも各種補正装置116で除去され
る。例えば撮像素子114としてCCDセンサーを用い
る場合は、固定パターンノイズ、暗電流のばらつきノイ
ズ等があり、目立たないようにこれを各種補正装置11
6で除去する。
【0006】つぎに、この各種補正装置116で補正さ
れたアナログ信号をA/D変換装置117によって、例
えば10bitの並列デジタル信号に変換する。更に、
つぎのRGB・YPbPr色差変換装置118でR,
G,Bの3色信号として扱ってきた撮像素子114から
の被写体映像信号をY,Pb,Prの色差信号に変換す
る。
【0007】伝送する場合は、まず、 Y:並列デジタル信号10bit,74.25MHz、 色差信号(Pb,Prの合成):並列デジタル信号10bi
t,74.25MHz の並列デジタル信号を1bit,1.5GHzの直列デジタル
信号に並列/直列変換装置119で変換する。このよう
に1bit,1.5GHzの直列デジタル信号にすると一組の
伝送ケーブルで信号を送ることが出来、並列デジタル信
号10bit+10bit=20bitのように20組のケーブ
ルで送らなくてもよい。
【0008】このようにして1.5GHzの一組の伝送ケ
ーブルで構成される直列伝送路120を介して伝送され
た直列デジタル信号を受信側で受信し、直列/並列変換
装置121によって並列デジタル信号に戻し、つぎのY
PbPr・RGB色差変換装置122でYPbPr色差
信号からRGB信号に変換される。
【0009】変換されたRGB信号は、更にD/A変換
装置123でアナログ信号に変換されて画像表示装置1
24に表示される。並列/直列変換装置119及び色差
変換装置122については、既に標準化され、LSIも
出まわっており、1.5GHz、74MHzの各駆動周
波数については、問題ないのが現状である。
【0010】しかし、撮像素子114及び各種補正装置
116については、未だ撮像素子114が十分解明され
ていないこともあり、並列デジタル信号のままで高い駆
動周波数を使用して各種補正演算をすることは膨大な量
の演算回路が必要となり、標準化も未だ行われていため
に、LSI等も製作着手も困難で、A/D変換する前の
周波数の高いアナログ信号の状態のままで、個々の撮像
素子の出力に応じて補正しているのが現状である。
【0011】
【発明が解決しようとしている課題】ところでこのよう
に、輝度、コントラスト、ガンマ、ホワイトバランス、
輪郭補正等の各種補正を各種補正器116により、周波
数の高いアナログ信号のままで行う場合、微調整に長時
間を必要とし、部分、部分で夫々補正した場合にその全
体として均一の取れた性能を得ることは困難である。特
に図5に示されるように撮像素子114としてCCD撮
像素子(センサー)を用いる場合、まず素子自体の駆動
周波数を上げることは困難である。
【0012】すなわち、被写体光像を図5に示されるセ
ンサーに結像させた後センサー内で電荷に変換する。こ
のセンサーから被写体光像に比例した電荷をまず電荷転
送部に転送し、更につぎの電荷転送部に順次転送した後
で電気信号に変換する。このために電荷転送に時間が掛
かり過ぎて、高速化はまず困難であり、また転送数量を
多くすると転送効率が下がり、信号劣化を生ずる。
【0013】従って、扱う画像を高解像度化するため
に、例えば、HDTV画像の4倍の画素数(3,840
(H)×2,160(V)= )8,294,400個
を有する画像を扱う場合、駆動周波数をHDTV画像の
4倍にして扱うことは転送効率を非常に低減させ、映像
信号成分以外の雑音の混入も招き、性能の劣化を生じ
る。このため、図5に示されるように、画像を上下二つ
に分けて転送数量を少なくするような工夫が必要であ
り、それだけ撮像素子の構成も煩雑となってしまう。し
かし、それでも十分な性能を得ることは困難である。
【0014】また、高解像度画像を扱う場合、例えば図
4に示されるような周波数の高いアナログ信号のまま各
種補正を各種補正器116により行うことは、不安定要
素が多く調整困難であり、出来るだけ低い周波数で各種
補正を行うようにすることが課題となっていた。
【0015】そこで、本発明は上記課題を解決するた
め、撮像素子、A/D変換、各種補正は低い周波数で駆
動し、標準化されている機能はHDTV画像用の周波数
を用いることで、高解像度であっても、画像劣化のな
い、各種補正を十分行え良好な画質を得ることを目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、光学的に連続した画像を一組の
撮像素子でその撮像素子の水平方向をN(Nは分割数で
2以上の整数)分割して撮像し複数のアナログ電気信号
に変換する撮像ステップ10と、前記撮像ステップから
出力された複数のアナログ信号を複数のA/D変換素子
で複数の並列デジタル信号に変換するA/D変換ステッ
プ15と、前記A/D変換ステップから出力された複数
の並列デジタル信号を同時に並列演算する複数のデジタ
ル演算ステップ16と、前記並列演算された複数の並列
デジタル信号を駆動周波数の異なる複数の並列デジタル
信号に変換する並列/並列変換ステップ17と、前記並
列/並列変換ステップから出力された複数の並列デジタ
ル信号を複数の直列デジタル信号に変換する複数の並列
/直列変換ステップ19とを設けて、高解像度動画像信
号の処理を行い、前記撮像ステップ10から出力された
アナログ信号が前記A/D変換ステップ15によりデジ
タル信号に変換されて前記デジタル演算ステップ16に
供給されるようにしたことを特徴とした高解像度動画像
信号処理方法を提供し、請求項2の発明は、光学的に連
続した画像を少なくとも1以上の撮像素子をその各撮像
素子の水平方向をN(Nは分割数で2以上の整数)分割
して撮像し複数のアナログ電気信号に変換する撮像ステ
ップ10と、前記撮像ステップから出力された複数のア
ナログ信号を複数のA/D変換素子で複数の並列デジタ
ル信号に変換するA/D変換ステップ15と、前記A/
D変換ステップから出力された複数の並列デジタル信号
を同時に並列演算する複数のデジタル演算ステップ16
と、前記並列演算された複数の並列デジタル信号を駆動
周波数の異なる複数の並列デジタル信号に変換する並列
/並列変換ステップ17と、前記並列/並列変換ステッ
プから出力された複数の並列デジタル信号を複数の直列
デジタル信号に変換する複数の並列/直列変換ステップ
19とを設けて、高解像度動画像信号の処理を行う高解
像度動画像信号処理方法であって、前記撮像ステップ1
0、A/D変換ステップ15、及び複数のデジタル演算
ステップ16の駆動周波数を、前記並列/並列変換ステ
ップ17、及び複数の並列/直列変換ステップ19の駆
動周波数より低くしたことを特徴とする高解像度動画像
信号処理方法を提供し、請求項3の発明は、光学的に連
続した画像を少なくとも1以上の撮像素子をその各撮像
素子の水平方向をN(Nは分割数で2以上の整数)分割
して撮像し複数のアナログ電気信号に変換する撮像ステ
ップ10と、前記撮像ステップから出力された複数のア
ナログ信号を複数のA/D変換素子で複数の並列デジタ
ル信号に変換するA/D変換ステップ15と、前記A/
D変換ステップから出力された複数の並列デジタル信号
を同時に並列演算する複数のデジタル演算ステップ16
と、前記並列演算された複数の並列デジタル信号を駆動
周波数の異なる複数の並列デジタル信号に変換する並列
/並列変換ステップ17と、前記並列/並列変換ステッ
プから出力された複数の並列デジタル信号を複数の直列
デジタル信号に変換する複数の並列/直列変換ステップ
19とを設けて、高解像度動画像信号の処理を行う高解
像度動画像信号処理方法であって、テレビジョン標準駆
動周波数に対し、前記撮像ステップ10、及びA/D変
換ステップ15での駆動周波数は低く、垂直駆動周波数
は同等としたことを特徴とする高解像度動画像信号処理
方法を提供し、請求項4の発明は、請求項1乃至請求項
3の何れかに記載された高解像度動画像信号処理方法に
おいて、前記各撮像素子はHDTV画像の4倍の画素数
を有する撮像素子としてCMOS撮像素子をその水平方
向を8分割して使用して、前記高解像度動画像信号の処
理を行うようにしたことを特徴とする高解像度動画像信
号処理方法を提供し、請求項5の発明は、動画像を撮像
して高解像度信号処理を行う高解像度動画像信号処理装
置において、光学的に連続した画像を少なくとも1以上
の撮像素子をその各撮像素子の水平方向をN(Nは分割
数で2以上の整数)分割して撮像し複数のアナログ電気
信号に変換する撮像装置10と、前記撮像装置から出力
された複数のアナログ信号を複数のA/D変換素子で複
数の並列デジタル信号に変換するA/D変換装置15
と、前記A/D変換装置から出力された複数の並列デジ
タル信号を同時に並列演算する複数のデジタル演算装置
16と、前記並列演算された複数の並列デジタル信号を
駆動周波数の異なる複数の並列デジタル信号に変換する
並列/並列変換装置17と、前記並列/並列変換装置か
ら出力された複数の並列デジタル信号を複数の直列デジ
タル信号に変換する複数の並列/直列変換装置19とを
有して構成したことを特徴とする高解像度動画像信号処
理装置を提供し、請求項6の発明は、請求項5に記載さ
れた高解像度動画像信号処理装置において、前記各撮像
素子はHDTV画像の4倍の画素数を有するCMOS撮
像素子をその水平方向を8分割して使用して、前記高解
像度動画像信号の処理を行うようにしたことを特徴とす
る高解像度動画像信号処理装置を提供するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の高解像度動画像信号処理
方法の実施形態につき、好ましい一実施例により、以下
に図と共に説明する。図1に本発明の高解像度動画像信
号処理方法の一実施例を、図2に本発明の高解像度動画
像信号処理方法に利用される高解像度カメラ(高解像度
動画像信号処理装置)の一実施例のブロック構成を、図
3に本発明の高解像度動画像信号処理方法に用いられる
撮像素子としてのCMOS撮像素子(センサー)の信号
転送の一実施例をそれぞれ示す。
【0018】図1に示される本発明の高解像度動画像信
号処理方法の一実施例について、以下に説明する。撮像
装置10はレンズ12、プリズム(三色色分解部)1
3、及び8分割撮像素子14を有して構成されている。
撮像装置10を構成するレンズ12で被写体11を撮像
してプリズム13でRGBの3色に分解した後、被写体
11の各色光像を、例えばHDTVの4倍の解像度の8
分割撮像素子14に結像させる。
【0019】このHDTVの4倍の解像度を有する8分
割撮像素子14で被写体11の光学像を電気信号に変換
する。この8分割撮像素子14を動作させる駆動信号
は、動画信号として用いる場合には30Hzの垂直駆動
信号が必要である。8分割撮像素子14の画素数をHD
TV画像の4倍とすると、各画素の駆動周波数は垂直駆
動信号を30Hzに固定すると、やはり4倍必要であ
る。
【0020】しかしながら、テレビジョン標準規格に従
ったテレビジョン標準駆動周波数としての例えばHDT
V画像の通常の駆動周波数は74.25MHzと高速であ
り、このテレビジョン標準駆動周波数74.25MHz の
4倍の297MHzの高速周波数でCCD撮像素子を駆動さ
せることは困難である。しかし、30Hzの垂直駆動周波
数は動画の場合に最小限必要な周波数であり、これ以下
にするとフリッカーが目立ち、動画の動きもぎこちなく
なる。
【0021】そこで撮像素子14をCMOS撮像素子
(センサー)とし、その水平方向を8分割して設定する
ことにより、各画素の駆動周波数をテレビジョン標準規
格の1/2倍の37.125(=74.25/2)MHz
に減少させることが出来ることを見い出した。この時の
水平駆動周波数は33.75KHzの時の2倍の67.5K
Hzになるが、垂直駆動周波数が30Hzに保持されるた
め、動画の場合でも特に問題とはならない。
【0022】このように各画素の駆動周波数を従来の半
分(37.125MHz=74.25MHz/2)にすれば、
撮像素子14の撮像、A/D変換装置15によるA/D
変換、及びデジタル演算(各種補正)も夫々容易とな
り、従ってA/D変換装置15の出力が供給される8並
列各種補正装置16での各種補正も、デジタル信号で扱
え、均一な補正が出来るため、8分割しても各分割部分
の補正は不均一とはならないことが判明した。
【0023】従って、撮像素子14、A/D変換装置1
5でのA/D変換、各種補正装置16での各種補正等
の、標準化が確立されていない部分の駆動周波数を低減
させることにより、駆動周波数が確実なより低い駆動周
波数で動作させて用いることが出来る。
【0024】つぎに、各種補正装置16の出力信号の8
並列信号を、8並列/4並列変換装置17により4つの
HDTV画像とした4並列信号に変換し、各画素の駆動
周波数をHDTV標準の74.25MHzに戻し、ついで
RGBから色差信号のYPbPrの4並列色差信号に4
並列色差変換装置18で変換する。
【0025】この色差信号を4並列/4直列変換装置1
9で、デジタル並列信号からデジタル直列信号に変換す
る。この時の各画像の駆動周波数は約1.5GHzとな
る。このデジタル直列信号を伝送路20に伝送して用い
れば、伝送ケーブルが少なくて済み、取り扱いが容易に
なる。
【0026】ついで4直列伝送路20で伝送されたデジ
タル直列信号を、4直列/4並列変換装置21により再
び74.25MHz並列信号に戻す。
【0027】つぎの4並列色差変換装置22で、前記4
直列/4並列変換装置21で戻された並列信号であるY
PbPr色差信号をRGB原色信号に戻す。
【0028】前記4並列色差変換装置22によりYPb
Pr色差信号から戻されたRGB原色信号を、つぎの4
並列D/A変換装置23によりD/A変換する。前記4
並列D/A変換装置23で変換されたアナログ信号を、
4並列表示装置24に加え表示する。
【0029】本発明の高解像度カメラ(高解像度動画像
信号処理装置)の一実施例のブロック構成について、以
下に図2と共に説明する。撮像装置10において被写体
11の光像を撮像して、8分割画像のアナログ信号に変
換する。
【0030】この8分割画像信号はA/D変換装置15
に加えられてデジタル並列信号に変換される。変換され
たデジタル並列信号はつぎの補正装置16において、8
組の演算装置により各種補正が行われる。
【0031】前記補正装置16において各種補正された
8組のデジタル並列信号は、8並列/4並列変換装置1
7により、HDTV駆動周波数に等しい4分割画像に変
換される。
【0032】つぎの色差変換装置18により、RGB信
号からYPbPr信号に変換される。このYPbPr色差
信号は、4並列/4直列変換装置19により4直列信号
に変換される。
【0033】この変換された信号を4直列伝送路20を
介して伝送した後、4直列/4並列変換装置21により
並列デジタル信号に変換した後、色差変換装置22でY
PbPr信号からRGB信号に戻し、更に4並列D/A
変換装置23により、アナログ信号に変換される。この
4並列D/A変換装置23によりアナログ信号に変換さ
れた信号をつぎの表示装置24に加え表示する。
【0034】図3に本発明の高解像度動画像信号処理方
法(装置)に用いられる撮像素子としてのCMOS撮像
素子(センサー)の信号転送の一実施例を示す。図3に
示されるCMOS撮像素子の一実施例では水平垂直両方
各センサー出力は電子回路による水平垂直スイッチで行
われる。
【0035】このために非常に高速なスイッチの切替え
が可能で、8分割画像時の37.125MHzの駆動同
周波数でも、S/Nの良好な信号が得られる。Rocw
ell社のModell-1855(1,280×1,
024画素、12bitA/D)のCMOS撮像素子で
は、100MHzで動作することが確認されている。
【0036】これに対して、図5はよく知られているC
CD撮像素子の一例で、センサーの電荷を一度に垂直電
荷転送部に転送してから順次水平電荷転送部に転送し、
水平電荷転送部から更に順次信号として電荷を取り出し
ている。このため、8分割画像時の駆動周波数37.2
5MHzではS/Nの良好な信号は得られず、撮像素子
列を上下2つに分けて別々に転送することで更に半分の
駆動周波数としなければならなかった。このため撮像素
子の構成が煩雑で、実用化は困難である。
【0037】一般的に、CCD撮像素子では、駆動周波
数が20MHzまでは比較的S/Nは良好であるがそれ
を越えると転送効率が下がり、信号が劣化することが知
られている。これに対して、本発明で使用されるCMO
S撮像素子は50MHzまではほとんど変化がない。C
CD撮像素子とCMOS撮像素子の性能分岐点の駆動周
波数は25MHzである。これをまとめて性能を比較し
て、下記の表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】よって、撮像素子に新たにCMOS撮像素
子を用い、水平方向に8分割することにより、垂直駆動
周波数は下げずに画像駆動周波数を下げて、並列デジタ
ル演算が容易に行えるような構成とすればよい。
【0040】このような低い駆動周波数での動作が出来
る構成とすれば、デジタル状態での演算が可能となるた
め、8分割しても均一な演算が行えるから、固定パター
ンノイズ、暗電流、ガンマ、輝度、コントラスト、ホワ
イトバランス等の各種補正が簡単に均一に行える。
【0041】なお、撮像素子の水平分割はこれまで説明
してきた分割数N=8の分割に限定されるものではな
く、プログレッシブ撮像を行う場合には、分割数N=1
6として16分割して行うと都合がよく、その他に分割
数Nは2以上の整数に設定して利用出来る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び請求
項5に記載された発明によれば、各種補正(ステップ)
器による動画像を撮像した撮像素子の補正は、撮像(ス
テップ)装置から出力されたアナログ信号をA/D変換
(ステップ)装置によりA/D変換したデジタル信号を
供給して行われるので、微調整に時間も掛からず、分割
した各部分で夫々補正を行った場合にも、その全体とし
て均一の取れた性能を得ることが出来る。
【0043】また、請求項2に記載された発明によれ
ば、記撮像ステップ、A/D変換ステップ、及び複数の
デジタル演算ステップの駆動周波数を並列/並列変換ス
テップ及び複数の並列/直列変換ステップの駆動周波数
より低くしたので、撮像素子よりの信号の輝度、コント
ラスト、ガンマ、ホワイトバランス、輪郭補正等の各種
補正を低速度のデジタル演算で行うことが出来る。従っ
て、HDTV以上の高解像度画像として画素数が増加し
ても、十分実用性のある動画像信号が得られる。
【0044】また、請求項3に記載された発明によれ
ば、テレビジョン標準規格に従ったテレビジョン標準駆
動周波数(例えば、HDTVでは74.25MHz)に対
し、前記撮像ステップ及びA/D変換ステップでの駆動
周波数(37.125MHz)は半分と低く、垂直駆動周
波数は同等(30Hz)とした(垂直駆動周波数を下げ
ずに画像駆動周波数を下げた)ので、撮像素子よりの信
号の輝度、コントラスト、ガンマ、ホワイトバランス、
輪郭補正等の各種補正を低速度のデジタル演算で行うこ
とが出来、さらに静止画像のみならず動画像を撮像する
場合にも問題なく対応することが出来る。
【0045】また、請求項4及びに請求項6に記載され
た発明によれば、各撮像素子としてHDTV画像の4倍
の画素数を有するCMOS撮像素子(センサー)をその
水平方向を8分割して用いることにより、HDTV画像
を超えた超高精細画像情報を撮像することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高解像度動画像信号(HDTV画像の
4倍の画素数を有する撮像素子の信号)処理方法の一実
施例を示した図である。
【図2】本発明の高解像度動画像信号処理に利用される
高解像度カメラ(高解像度動画像信号処理装置)の一実
施例のブロック構成を示した図である。
【図3】本発明の高解像度動画像信号処理方法(装置)
に用いられる撮像素子としてのCMOS撮像素子(セン
サー)の信号転送の一実施例を示した図である。
【図4】従来のHDTV画像の信号伝送方法の一例を示
した図である。
【図5】従来のCCDセンサーの信号の転送の一例を示
した図である。
【符号の説明】
10 撮像装置(ステップ) 11 被写体 12 レンズ(撮像装置(ステップ)) 13 プリズム(三色色分解部、撮像装置(三色色分解
ステップ)) 14 8分割撮像素子(CMOS撮像素子、撮像装置
(ステップ)) 15 A/D変換装置(ステップ) 16 各種補正装置(ステップ) 17 8並列/4並列変換装置(ステップ) 18 4並列色差変換装置(ステップ) 19 4並列/4直列変換装置(ステップ) 20 4直列伝送路(伝送) 21 4直列/4並列変換装置(ステップ) 22 4並列色差変換装置(ステップ) 23 D/A変換装置(ステップ) 24 4並列画像表示装置(ステップ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C024 CX37 CX39 DX02 EX42 EX47 GY31 GZ42 GZ49 HX02 HX23 HX26 5C065 AA01 BB02 BB12 CC07 DD15 EE01 EE12 GG11 GG18 GG19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学的に連続した画像を少なくとも1以上
    の撮像素子をその各撮像素子の水平方向をN(Nは分割
    数で2以上の整数)分割して撮像し複数のアナログ電気
    信号に変換する撮像ステップと、 前記撮像ステップから出力された複数のアナログ信号を
    複数のA/D変換素子で複数の並列デジタル信号に変換
    するA/D変換ステップと、 前記A/D変換ステップから出力された複数の並列デジ
    タル信号を同時に並列演算する複数のデジタル演算ステ
    ップと、 前記並列演算された複数の並列デジタル信号を駆動周波
    数の異なる複数の並列デジタル信号に変換する並列/並
    列変換ステップと、 前記並列/並列変換ステップから出力された複数の並列
    デジタル信号を複数の直列デジタル信号に変換する複数
    の並列/直列変換ステップとを設けて、高解像度動画像
    信号の処理を行い、前記撮像ステップから出力されたア
    ナログ信号が前記A/D変換ステップによりデジタル信
    号に変換されて前記デジタル演算ステップに供給される
    ようにしたことを特徴とした高解像度動画像信号処理方
    法。
  2. 【請求項2】光学的に連続した画像を少なくとも1以上
    の撮像素子をその各撮像素子の水平方向をN(Nは分割
    数で2以上の整数)分割して撮像し複数のアナログ電気
    信号に変換する撮像ステップと、 前記撮像ステップから出力された複数のアナログ信号を
    複数のA/D変換素子で複数の並列デジタル信号に変換
    するA/D変換ステップと、 前記A/D変換ステップから出力された複数の並列デジ
    タル信号を同時に並列演算する複数のデジタル演算ステ
    ップと、 前記並列演算された複数の並列デジタル信号を駆動周波
    数の異なる複数の並列デジタル信号に変換する並列/並
    列変換ステップと、 前記並列/並列変換ステップから出力された複数の並列
    デジタル信号を複数の直列デジタル信号に変換する複数
    の並列/直列変換ステップとを設けて、高解像度動画像
    信号の処理を行う高解像度動画像信号処理方法であっ
    て、 前記撮像ステップ、A/D変換ステップ、及び複数のデ
    ジタル演算ステップの駆動周波数を、前記並列/並列変
    換ステップ、及び複数の並列/直列変換ステップの駆動
    周波数より低くしたことを特徴とする高解像度動画像信
    号処理方法。
  3. 【請求項3】光学的に連続した画像を少なくとも1以上
    の撮像素子をその各撮像素子の水平方向をN(Nは分割
    数で2以上の整数)分割して撮像し複数のアナログ電気
    信号に変換する撮像ステップと、 前記撮像ステップから出力された複数のアナログ信号を
    複数のA/D変換素子で複数の並列デジタル信号に変換
    するA/D変換ステップと、 前記A/D変換ステップから出力された複数の並列デジ
    タル信号を同時に並列演算する複数のデジタル演算ステ
    ップと、 前記並列演算された複数の並列デジタル信号を駆動周波
    数の異なる複数の並列デジタル信号に変換する並列/並
    列変換ステップと、 前記並列/並列変換ステップから出力された複数の並列
    デジタル信号を複数の直列デジタル信号に変換する複数
    の並列/直列変換ステップとを設けて、高解像度動画像
    信号の処理を行う高解像度動画像信号処理方法であっ
    て、 テレビジョン標準駆動周波数に対し、前記撮像ステップ
    及びA/D変換ステップでの駆動周波数は低く、垂直駆
    動周波数は同等としたことを特徴とする高解像度動画像
    信号処理方法。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3の何れかに記載され
    た高解像度動画像信号処理方法において、 前記各撮像素子はHDTV画像の4倍の画素数を有する
    CMOS撮像素子をその水平方向を8分割して使用し
    て、前記高解像度動画像信号の処理を行うようにしたこ
    とを特徴とする高解像度動画像信号処理方法。
  5. 【請求項5】動画像を撮像して高解像度信号処理を行う
    高解像度動画像信号処理装置において、 光学的に連続した画像を少なくとも1以上の撮像素子を
    その各撮像素子の水平方向をN(Nは分割数で2以上の
    整数)分割して撮像し複数のアナログ電気信号に変換す
    る撮像装置と、 前記撮像装置から出力された複数のアナログ信号を複数
    のA/D変換素子で複数の並列デジタル信号に変換する
    A/D変換装置と、 前記A/D変換装置から出力された複数の並列デジタル
    信号を同時に並列演算する複数のデジタル演算装置と、 前記並列演算された複数の並列デジタル信号を駆動周波
    数の異なる複数の並列デジタル信号に変換する並列/並
    列変換装置と、 前記並列/並列変換装置から出力された複数の並列デジ
    タル信号を複数の直列デジタル信号に変換する複数の並
    列/直列変換装置とを有して構成したことを特徴とする
    高解像度動画像信号処理装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載された高解像度動画像信号
    処理装置において、 前記各撮像素子はHDTV画像の4倍の画素数を有する
    CMOS撮像素子をその水平方向を8分割して使用し
    て、前記高解像度動画像信号の処理を行うようにしたこ
    とを特徴とする高解像度動画像信号処理装置。
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