JP2002135474A - 画像通信システム及びその制御方法 - Google Patents

画像通信システム及びその制御方法

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JP2002135474A
JP2002135474A JP2000318880A JP2000318880A JP2002135474A JP 2002135474 A JP2002135474 A JP 2002135474A JP 2000318880 A JP2000318880 A JP 2000318880A JP 2000318880 A JP2000318880 A JP 2000318880A JP 2002135474 A JP2002135474 A JP 2002135474A
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JP2000318880A
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Yoshiyuki Hirai
佳行 平井
Makoto Mikuni
誠 三国
Michihiro Izumi
通博 泉
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線を通じて画像通信を行う画像通信装置
と、上記画像通信装置に着脱可能な携帯型スキャナとを
具備する画像通信システムにおいて、携帯型スキャナが
ファクシミリ装置本体と物理的に接続されていないとき
に、コピーやファクシミリ送信を実行することができる
ようにする画像通信システムを提供することを目的とす
るものである。 【解決手段】 原稿を検出する手段と、携帯型スキャナ
が物理的に接続されているか否かを検出する手段とを設
け、原稿を検出していても、携帯型スキャナが接続され
ていないときには、携帯型スキャナを本体に接続するこ
とを促すものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像通信装置と携
帯型スキャナとを具備する画像通信システムに関し、特
に、画像通信装置と携帯型スキャナが無線回線で接続さ
れているシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ装置が家庭に普及
し、特に脱着可能な携帯型スキャナで読み取った画像デ
ータを、通信回線に送信したり、コピーしたりする提案
がなされている。
【0003】また、ファクシミリ装置本体と携帯型スキ
ャナとの間を無線回線で接続する方法についても提案さ
れてきている。
【0004】たとえば、特開平05−083431号公
報には、携帯型スキャナで読み取った画像データを、フ
ァクシミリ装置に格納し、ファクシミリ装置で操作する
ことによって、格納されたデータを印刷したり、通信回
線に送信したりする発明が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
おいては、携帯型スキャナがファクシミリ装置本体と物
理的に接続されていないときに、本体側でシートを読み
取りできないので、コピーやファクシミリ送信を実行す
ることができないという問題がある。
【0006】また、携帯型スキャナに格納されている画
像データを消去しようとする場合、従来は、携帯型スキ
ャナを操作することによって消去している。したがっ
て、シートコピー等を行うために、本体側に携帯型スキ
ャナを装着していると、画像データを消去することが困
難であるという問題がある。
【0007】本発明は、回線を通じて画像通信を行う画
像通信装置と、上記画像通信装置に着脱可能な携帯型ス
キャナとを具備する画像通信システムにおいて、携帯型
スキャナがファクシミリ装置本体と物理的に接続されて
いないときに、コピーやファクシミリ送信を実行するこ
とができるようにする画像通信システム及びその制御方
法を提供することを目的とするものである。
【0008】また、本発明は、回線を通じて画像通信を
行う画像通信装置と、上記画像通信装置に着脱可能な携
帯型スキャナとを具備する画像通信システムにおいて、
本体側に携帯型スキャナを装着しているときに、画像デ
ータを消去することが容易である画像通信システム及び
その制御方法を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿を検出す
る手段と、携帯型スキャナが物理的に接続されているか
否かを検出する手段とを設け、原稿を検出していても、
携帯型スキャナが接続されていないときには、携帯型ス
キャナを本体に接続することを促すものである。
【0010】
【発明の実施の形態および実施例】<装置全体の構成>
図1は、本発明の一実施例であるファクシミリ装置FS
1を示すブロック図である。
【0011】図2は、ファクシミリ装置FS1を示す斜
視図である。
【0012】ファクシミリ装置FS1は、コードレスハ
ンドスキャナ207と、本体部Bとによって構成され、
ITU−T勧告G3規格を満足する機能を有し、カラー
読取りとカラー記録とが可能であり、カラーコピー機能
やカラー画像の送受信機能を有する。
【0013】コードレスハンドスキャナ207は、本体
部Bから完全に分離して読取りが可能なコードレスハン
ドスキャナである。
【0014】ファクシミリ装置FS1において、図2に
示すように、用紙ガイド201は、記録紙の幅に合わせ
てセットするガイド機構を有する。用紙入り口202か
ら記録紙が差し込まれ、原稿ガイド203は、原稿の幅
に合わせてセットされ、原稿ガイド203には、位置セ
ンサが付加され、原稿のセット位置に応じて、原稿サイ
ズを検出する。
【0015】原稿入り口204から原稿が差し込まれ、
搬送されて装置内に滞留した原稿・記録紙を取り出すと
きや、プリンタ部のカートリッジを交換するときに、上
カバー205を上方に開けることができる。上カバー部
には、本体操作パネルとハンドセット台とが含まれる。
【0016】ハンドセット206は、通話時に使用され
る。コードレスハンドスキャナ207における密着型カ
ラーイメージセンサCIS(ContactImage
Sensor)103は、線順次でRGB各色を出力す
る読取り幅B4、主走査方向読取り解像度8pel/m
mの密着型カラーイメージセンサであり、上カバーを開
けると、本体部Bから取り出すことができる。
【0017】原稿排出口209は、本体部Bでシート読
みされた原稿を排出する。用紙排出口210は、プリン
タ部124で印刷された記録紙を排出する。
【0018】図3は、本実施例における本体操作パネル
208を示す平面図である。
【0019】本体操作パネル208において、機能ボタ
ン301は、設定や登録を始めるときに用いるボタンで
あり、録音ボタン302は、音声メモを録音するときに
用いるボタンであり、再生ボタン303は、留守録、音
声メモを聞くときに用いるボタンである。消去ボタン3
04は、留守録や音声メモ、ファックスをメモリから消
すときに用いるボタンであり、電話帳/セットボタン3
05は、電話帳でダイヤルする場合、設定を確定すると
きに用いるボタンである。
【0020】左/右ボタン306は、機能項目を選択す
る場合、文字を入れるときに用いるボタンであり、上/
下ボタン307は、電話帳を検索する場合、機能項目を
表示するときや、音量を調整するときに用いるボタンで
あり、スピーカホンボタン309は、受話器を取らずに
話すときに用いるボタンであり、マイク310は、受話
器を取らずに話すときに用いるボタンである。
【0021】ストップボタン311は、ファックス送受
信、コピー、再生、設定等の動作を止めるときや、操作
を途中で止めるときに用いるボタンであり、コピーボタ
ン312は、コピーを実行するときに用いるボタンであ
り、画質ボタン313は、小さい文字や写真を送信する
ときに用いるボタンである。受信/プリントボタン31
4は、ファックスを受信したり、プリントするときに用
いるボタンであり、送信ボタン315は、ファックスを
送信するときに用いるボタンであり、カラー/白黒ボタ
ン316は、コピーやファックスのカラーモードを切り
替えるときに用いるボタンである。
【0022】カラーランプ317は、カラーモードを選
んだときに点灯する。ディスプレイ318は、装置の現
在の状態や、登録メニュー等が表示され、通常は日付、
時刻、留守録の件数が表示される。
【0023】図4は、ファクシミリ装置FS1の本体部
Bから、取り出した状態におけるコードレスハンドスキ
ャナ207の上面図である。
【0024】なお、図4に示す面は、コードレスハンド
スキャナ207の使用時には、上面になり、本体部B装
着時には、下面になる。
【0025】コードレスハンドスキャナ207は、スキ
ャナ操作パネル107を有する。スキャナ操作パネル1
07において、「液晶LCD」401は、ハンドスキャ
ナ207の様々な情報を表示するものである。なお、ハ
ンドスキャナ207の様々な情報として、メモリ残量、
読取幅、Bluetoothリンク状態、読取速度、画
像カラー情報等が考えられる。
【0026】「スタート/決定」ボタン402は、読取
りを開始、または停止(確定終了)するときに使用する
ボタンであり、また、機能メニューで選択し、決定時に
使用する。
【0027】「ストップ/キャンセル」ボタン403
は、読取を中止、また、機能メニューでの選択をキャン
セルするときに使用するボタンである。「機能」ボタン
404は、待ち受け状態から、画像の消去やFAX送
信、コピー等を実行する機能メニューへ移行するときに
使用するボタンである。「上下左右カーソル」ボタン4
05は、機能メニュー中の選択操作時に使用するボタン
である。
【0028】図5は、ファクシミリ装置FS1の本体部
Bから取り出されたコードレスハンドスキャナ207を
示す下面図である。
【0029】なお、図5に示す面は、使用時に、下面に
なり、本体部B装着時に、上面になる。
【0030】コードレスハンドスキャナ207におい
て、図5に示す面が原稿上を滑ってゆくと、ローラ50
1が回転し、図示しないロータリエンコーダ部が、回転
情報を検出する機構になっている。コンタクトセンサガ
ラス面502が原稿に密着し、ガラス面502の裏に配
置されているイメージセンサによって、画像情報を光学
的に読み取る。
【0031】次に、ファクシミリ装置FS1におけるコ
ードレスハンドスキャナ207について説明する。
【0032】コードレスハンドスキャナ207は、本体
部Bとともに、ファクシミリ装置FS1を構成する。
【0033】コードレスハンドスキャナ207は、図1
に示すように、ミドルウェアによってデジタル画像デー
タをJPEG圧縮/伸長する機能を有する第1CPU1
00と、第1CPU100の各種プログラムや固定デー
タを格納している第1ROM101と、第1CPU10
0の各種プログラムのワークメモリや、コードレスハン
ドスキャナ207における画像データ等の蓄積メモリと
して使用される第1RAM102と、ライン単位にイメ
ージデータを読み取る密着型カラーイメージセンサCI
S(ContactImageSensor)103と
を有する。
【0034】密着型カラーイメージセンサCIS103
は、赤(R)、緑(G)、青(B)のLEDアレイを内
蔵し、読み取りタイミング信号が入力されると、タイミ
ング信号に同期してビデオ信号が出力される。
【0035】画像処理部104は、CIS103へ読み
取りタイミング信号を出力したり、CIS103が出力
するビデオ信号をA/D変換した上で、シェーディング
補正、輝度/濃度のガンマ変換を行ない、デジタル多値
/2値データに変換したり、画像の拡大縮小や解像度変
換を行う画像処理部である。デジタルデータに変換され
た画像データは、第1RAM102に格納され、その
後、必要に応じて、無線回線を介して、本体部Bに送信
される。
【0036】本体インタフェイス105は、本体部Bと
接続するコネクタによって構成され、バッテリ108の
充電は、このコネクタを通じて行われる。
【0037】検出出力部106は、コードレスハンドス
キャナ207の読取りローラの回転状態を監視するロー
タリエンコーダの検出出力部であり、読取り時に、第1
CPU100は、上記検出出力からコードレスハンドス
キャナ207の移動距離データ(ロータリエンコーダの
回転数情報)を算出し、画像処理部104によって画像
読取を実行する。
【0038】液晶表示107は、コードレスハンドスキ
ャナ207の状態や各種データを表示する液晶表示部で
あり、読取りモードの選択や、メモリの画像の消去等の
各種設定を行うためのキー入力部等によって構成されて
いる。
【0039】バッテリー108は、コードレスハンドス
キャナ207が本体部Bから取り出されて単独で使用さ
れるときに、コードレスハンドスキャナ207の全シス
テムを駆動する蓄電池であり、コードレスハンドスキャ
ナ207が本体部Bに装着された状態では、絶えず本体
部Bから電力の供給を受けて充電されている。
【0040】無線インタフェイス部は、Bluetoo
thベースバンド処理部109、129と、2.4GH
z帯の高周波部110、130とによって構成され、コ
ードレスハンドスキャナ207と本体部Bとの無線イン
タフェイス部であり、本体部Bとコードレスハンドスキ
ャナ207との間でパケットの送受信を行うものであ
り、また、動作モードの指定や状態情報のやり取りを行
うコマンド/レスポンスインタフェイスと、画像データ
を双方向でやり取りする画像データインタフェイスとに
よって構成され、本体部Bがマスターになり、コードレ
スハンドスキャナ207がスレーブになる。
【0041】Bluetoothベースバンド処理部1
09、129は、Bluetoothの周波数ホッピン
グ処理やフレームの組立・分解処理を行うBlueto
othベースバンド処理部である。また、2.4GHz
帯の高周波部110、130は、電波を送受信する。
【0042】次に、本実施例における本体部Bについて
説明する。
【0043】本体部Bは、その制御部である第2CPU
111と、第2CPU111の各種プログラムや固定デ
ータを格納する第2ROM112と、システムに必要な
登録データ(各種ソフトスイッチ、通信宛先データ、装
置の電話番号や略称等のID情報)を登録記録するSR
AM113とを有する。SRAM113は、主電源断に
よって該データが失われないように、一次電池125で
バックアップされている。
【0044】多値画像データを2値画像に変換する2値
化処理や画像の拡大縮小等、本体部B側で必要となる画
像処理を行うとともに、画像データの解像度を、プリン
タ124の解像度360dpiに変換する解像度変換を
行ない、 印刷データをカラープリンタに転送するプリ
ンタ画像処理部114と、第2CPU111の各種プロ
グラムのワークメモリや本体部B側における音声データ
や画像データ等を蓄積する蓄積メモリとして使用される
第2RAM115とが設けられている。第2RAM11
5は、ここでは、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ
を想定している。
【0045】モデム116は、公知のG3モード等でフ
ァクシミリ通信を行うためのモデムであり、本実施例で
は、V.29、V.21、V.27terの他に、DT
MF信号認識機能と、第2RAMへの音声録音と第2R
AMからの音声再生とのための音声コーデック機能とを
具備している。
【0046】ファクシミリ通信時には、最大9600b
psの電送速度で、ITU−T勧告G3規格に則り、モ
ノクロ画像とカラー画像とを通信する。カラー画像通信
については、G3規格(以下「ITU−Tカラーモー
ド」という)の他に、本装置同士が持つ「独自モード」
でカラー画像通信することが可能である。
【0047】ここでの「独自モード」とは、たとえば、
後述のようなBFTを用いるカラー通信である。G3規
格でのカラー通信では、画像規格として伝送路上で、主
副200dpiの解像度と、Lab色空間でのJPEG
符号化とが求められる。また、上記独自モードでのカラ
ー通信では、画像について、主副90dpiの解像度
と、RGB色空間でのDPCM符号化との機能を有して
いる。
【0048】本体操作パネル208は、ダイヤル操作や
各種の動作指示を行ったり、各種設定を行ったりするキ
ー入力部と、装置の状態や各種データを表示する液晶表
示部と、LEDとによって構成されている本体操作パネ
ルである。スピーカ119は、各種アラーム音や呼び出
し音、回線上の音声信号を出力させるスピーカである。
NCU121は、アナログ電話回線と装置とのインタフ
ェイスをとるための公知のNCUであり、ハンドセット
206は、本装置を使用して通話を行うためのハンドセ
ットであり、アナログ信号用接続スイッチ(クロスポイ
ントスイッチ)123は、第2CPU111からの設定
によって、ハンドセット、スピーカ、NCU、モデムの
間のアナログ信号の接続を自在に切り替える公知の回路
である。
【0049】カラープリンタ124は、本装置のプリン
タ部であるインク吐出方式の公知のカラープリンタであ
り、インクタンクとインク吐出部とが一体になっている
カートリッジを記録紙の主走査方向に移動させながら、
360dpiの記録解像度で記録紙に2値データを記録
するものである。
【0050】CMYK各色のインクタンクとインク吐出
部とを組み合わせたカラーカートリッジと、モノクロイ
ンクのみのインクタンクとインク吐出部とを組み合わせ
たモノクロカートリッジとがあり、カラーカートリッジ
とモノクロカートリッジとのいずれが装着されているか
は、上記カートリッジの電気的接点の構成によって、第
2CPU111が判別できるようになっている。
【0051】モノクロ記録時の記録幅は、最大B4まで
であり、カラーカートリッジ装着時のカラー記録時に
は、最大記録幅はA4になる。
【0052】一次電池125は、SRAM113の登録
データや時計用IC126の動作をバッテリバックアッ
プする一次電池である。RTC126は、1秒単位で計
時可能であり、主電源断のときでも動作可能な時計用I
Cであり、スキャナインタフェイスコネクタ127は、
本体部Bからコードレスハンドスキャナ207への電源
供給路になるとともに、ハンドスキャナ207の装着/
未装着を検出するスキャナインタフェイスコネクタであ
る。
【0053】<コードレスハンドスキャナ207の初期
化動作>次に、本実施例におけるコードレスハンドスキ
ャナ207の初期化動作について説明する。
【0054】図6は、コードレスハンドスキャナ207
の電源がオンされた時の初期化動作を示すフローチャー
トである。
【0055】まず、図1に示す第1RAM102内のワ
ークエリアを初期化し(S601)、次に、周辺のハー
ドウェアを初期化する(S602)。その後、OSが制
御する各タスクを初期化し(S603)、さらに、第1
RAM102内の画像メモリを初期化し(S604)、
続いて、Bluetooth制御タスクを初期化し(S
605)、Bluetoothのリンク確立待ちの状態
になる(S606)。
【0056】この状態で、本体部BからInquiry
コマンドを受信すると、コマンド内の本体部BのID番
号(Bluetoothデバイスアドレス)と、予め記
憶してある接続可能な本体部BのID番号(Bluet
oothデバイスアドレス)とを比較する(S60
7)。この比較結果が一致すると、ハンドスキャナのI
nquiryアクセスコードを入れたInquiry
Responseを本体部Bに送信する(S608)。
【0057】次に、本体部Bから、ハンドスキャナ20
7のデバイス・アクセスコードが入ったPagingメ
ッセージ(無線接続要求信号)を受信すると(S60
9)、無線接続応答信号を、本体部Bに送信し(S61
0)、無線リンクが確立する。なお、本実施例で使用す
るリンクタイプは、非同期コネクションレス型リンク
(ACL)である。無線リンクが確立してから一定時間
の間に本体部Bから有効なコマンドが受信されなけれ
ば、Bluetoothベースバンド処理部109、
2.4GHz高周波部110はParkモードに入る
(S611)。
【0058】なお、「Parkモード」は、Bluet
oothのコネクションを確立したままの状態である低
消費電力待機状態である。
【0059】図7は、上記説明において、ハンドスキャ
ナ207のParkモード移行動作を説明するフローチ
ャートである。
【0060】図6で説明したように、ハンドスキャナ2
07と本体部Bの間で無線リンクが確立した後、ハンド
スキャナ207は本体部Bから有効なコマンドを30秒
受信しなければ(S701、S702)、Parkモー
ドに移行するために本体部Bへ、Park_reqメッ
セージを送信する(S703)。本体部Bから移行不許
可を示すNot_acceptedメッセージを受信し
たら(S704)、コマンド待機状態へ戻る(S70
1)。また、移行許可を示すParkメッセージを、本
体部Bから受信したら(S705)、Parkモードヘ
移行する(S706)。
【0061】<本体部Bの初期化動作>次に、本実施例
における本体部Bの初期化動作について説明する。
【0062】図8は、本体部Bの初期化動作を示すフロ
ーチャートである。
【0063】本体部Bの電源を立ち上げると、以下の手
順で電源立ち上げ動作を行う。
【0064】主電源をオン(S801)すると、ワーク
RAMを初期化し(S802)、周辺ハードを初期化す
る(S803)。これによって、本体操作パネル208
の表示が初期化される。
【0065】次に、SRAM113内のバックアップデ
ータや、第2RAM内の画像メモリ、音声メモリのチェ
ックを行う(S804)。続いて、Bluetooth
制御タスクを初期化し(S805)、コードレスハンド
スキャナ207との間でBluetoothのリンクを
確立するために、本体部BのInquiryアクセスコ
ードを入れたInquiryコマンドを送信する(S8
06)。
【0066】ここで、コードレスハンドスキャナ207
が、Bluetoothのリンク確立待ちの状態であれ
ば、コードレスハンドスキャナ207のInquiry
アクセスコードの入ったInquiry Respon
seが送信される。所定時間内にInquiry Re
sponseが受信されると(S807〜S808)、
本体部Bは、予め記憶している接続可能なハンドスキャ
ナのInquiryアクセスコードと、受信したID番
号とを比較し(S809)、比較結果が一致している
と、Pagingモードに移行する。
【0067】つまり、コードレスハンドスキャナ207
のデバイス・アクセスコードを指定し、Bluetoo
th接続仕様に基づいて、Serial Port P
rofileを使用する無線接続要求を行う(S81
0)。
【0068】コードレスハンドスキャナ207から無線
接続要求への応答信号を受信すると(S811)、本体
部Bとハンドスキャナ207間でBluetoothの
リンク(Piconet)が確立されたので、図11に
示す後述のスキャナインタフェイス初期化手順を実行す
る(S812)。スキャナインタフェイス初期化手順を
実行した後に、Bluetoothのコネクションを確
立したままで、スレーブであるコードレスハンドスキャ
ナ207を低消費電力の待機状態(Parkモード)に
させるために、Parkメッセージを送信し、初期化動
作を終了する(S813)。
【0069】なお、所定の時間が経過しても、コードレ
スハンドスキャナ207から接続要求への応答を受信し
ない場合には、無線リンクを確立できないことを、表示
部に表示する。
【0070】また、Inquiryコマンドを送信した
後に、所定時間Inquiry Responseを受
信できない場合(S808においてNOの場合)と、接
続不能な相手からInquiry Responseを
受信した場合(S809においてNOの場合)とには、
S806に戻りInquiryコマンドを再送信する。
【0071】<本体部B部とハンドスキャナ部との間に
おけるインタフェイスの動作>まず、コードレスハンド
スキャナ207と本体部Bとの間でやりとりされるパケ
ットの構造を説明する。
【0072】図9は、本実施例において、コードレスハ
ンドスキャナ207と本体部Bとの間でやりとりされる
パケットの構造を示す図である。
【0073】Bluetoothの規格によって、1つ
のパケットは、アクセスコード部、ヘッダ部、ペイロー
ド部に分かれるが、アクセスコード部とヘッダ部とは、
Bluetooth通信に使用され、ペイロード部は、
本体部B部とハンドスキャナ部との間のインタフェイス
コマンド/レスポンスに使用される。ペイロード部は、
さらに、MAIL_ID部、MAIL部、DATA_S
lZE部、DATA部によって構成されている。
【0074】MAIL_ID部は、後で説明するインタ
フェイスコマンド/レスポンスのMAIL名やバージョ
ン情報等、インタフェイスコマンド/レスポンスの整合
性を管理するために使用される。MAIL部は、本体部
B部とハンドスキャナ部との間で、所定のインタフェイ
スコマンド/レスポンスに必要とされる情報(画像番号
や色彩、コマンド/レスポンスの有効待ち時間等)や、
コマンド/レスポンスの詳細な指示(何を、どうする等
の指示)が格納される。
【0075】DATA_SIZE部は、後で説明するD
ATA部の大きさを管理するために使用される。たとえ
ば、DATAがないときには、DATA_SIZE部
に、NULL(ゼロ)が格納される。DATA部には、
MAIL部には含まれないデータ(たとえば画像デー
タ)を格納するために使用される。
【0076】図10は、本実施例におけるパケット例を
示す図である。
【0077】図10において、本体部Bの操作部によっ
てコードレスハンドスキャナ207のメモリ画像を消去
する際に生じる画像データを含まないインタフェイス
で、Versionは、インタフェイスコマンド/レス
ポンスの管理バージョン、Pix_clearは、画像
消去用のMAIL_IDであり、Total_size
は、ペイロード部の合計サイズであり、Command
は、要求コマンド(要求とレスポンスが対)であること
を示す。Mail_sizeは、MAILに含まれる情
報サイズであり、No1、No2、No3は、本体部B
側操作から指定された消去すべき画像の管理番号であ
り、NULLは、ゼロである。図10に示すパケット
は、画像データ等を含まないので、DATA部がゼロで
ある。
【0078】図11は、本実施例におけるパケット例を
示す図である。
【0079】ハンドスキャナ部から読み取った画像ライ
ンデータを本体部B側に転送する際に生じる画像データ
を含んだインタフェイスで、Versionは、インタ
フェイスコマンド/レスポンスの管理バージョンであ
り、Line_upは、画像データアップロード用のM
AIL_IDであり、Total_sizeは、ペイロ
ード部の合計サイズであり、Responseは、要求
コマンドを受けて発行されるレスポンスであることを示
す。また、Re_commandは、ハンドスキャナ部
で何らかの操作指示やエラーがある際に、本体部B側に
指示する命令であり、たとえば、STOP(停止)、C
ANCEL(中止)、REPLAY(やり直し)、PA
USE(中断)、NULL(特になし)…等の命令であ
る。
【0080】Mail_sizeは、MAILに含まれ
る情報サイズを示し、画像番号・画像サイズ・解像度・
色・圧縮方式は、転送される画像の情報を示し、1_L
ine_sizeは、読取画像1ライン分のデータサイ
ズ、1_line_dataは読取画像1ライン分のデ
ータを示す。
【0081】図12は、本実施例におけるスキャナイン
タフェイス初期化手順を示すチャートであり、コードレ
スハンドスキャナ207の処理、本体部Bの処理等の関
係を示す図である。
【0082】(12−1)と(12−2)とは、本体部
B部からハンドスキャナ部へインタフェイスコマンド/
レスポンスのやりとりができることを確認する。たとえ
ば、インタフェイスコマンド/レスポンスのバージョン
情報等をやりとりすることによって、お互いの整合性を
管理する。
【0083】図13は、図12に示すチャートの動作を
説明するフローチャートである。
【0084】S1301では、本体部Bから、接続要求
コマンド(12−1)がコードレスハンドスキャナ20
7に送られ、接続確認レスポンス(12−2)をコード
レスハンドスキャナ207から受信すると(S130
2)、本体部Bは、コードレスハンドスキャナ207が
正常に接続されたことを確認する。ここで、スキャナイ
ンタフェイスコネクタ127から入力される信号のレベ
ルによって、コードレスハンドスキャナ207が本体部
Bに装着されているか否かを判断し(S1303)、コ
ードレスハンドスキャナ207が本体部Bに装着されて
いれば、プリスキャン要求コマンド(12−3)が、コ
ードレスハンドスキャナ207に送られる(S130
4)。
【0085】コードレスハンドスキャナ207は、プリ
スキャン要求コマンドを受信すると、プリスキャン動作
が実行される。具体的には、光源の点灯時間を決定する
ために調光を行い、決定した光源の点灯時間とシェーデ
ィングデータとを、第1RAM102に記憶する(S1
305)。プリスキャンの実行結果は、プリスキャン確
認レスポンス(12−4)として本体部Bに返される
(S1306)。このレスポンスは、コマンドの中で、
正常にプリスキャンが行えたらOK、失敗したらNG
を、MAILに記す。
【0086】本体部Bが、OKのプリスキャン確認レス
ポンス(12−4)を受信すると(S1307)、ハン
ドスキャナ初期化手順が終了する。NGの場合には、再
実行し、3回連続NGでエラー処理を行うものとする
(S1308)。
【0087】上記処理が実行されると、コードレスハン
ドスキャナ207内部と、本体部B内部と、コードレス
ハンドスキャナ207と本体部Bとの間のスキャナイン
タフェイスとが初期化されるので、ユーザの指示によっ
て、各種動作が可能な状態になる。
【0088】また、S1303では、コードレスハンド
スキャナ207が本体部Bに装着されていなければ、S
1309において、本体部Bからプリスキャン確認コマ
ンドが、コードレスハンドスキャナ207に送られる。
コードレスハンドスキャナ207がプリスキャン確認コ
マンドを受信すると、第1RAM102の内容を確認
し、正常なプリスキャンを実行済みで、そのデータがコ
ードレスハンドスキャナ207に正しく保持されていれ
ば、OKを記したMAILをもつプリスキャン確認レス
ポンス(12−4)を本体部Bに返し、一方、プリスキ
ャンが未実施または、データが正しく保持できていない
場合には、NGを記したMAILをもつプリスキャン確
認レスポンス(12−4)を本体部Bに返す(S131
0)。
【0089】本体部Bは、OKを受信したら、そのまま
終了し(S1311)、NGを受信した場合には、プリ
スキャンを行うために、コードレスハンドスキャナ20
7を本体部Bへ装着することをユーザへ促すために、ス
キャナ未装着警告動作を行う(S1312)。
【0090】次に、具体的な動作を図14を用いて説明
する。
【0091】図14は、本実施例におけるスキャン未装
着警告動作を示すフローチャートである。
【0092】コードレスハンドスキャナ207を本体部
Bへ装着するようにユーザへ促す警告表示を、本体操作
パネル208で行うとともに、クロスポイントスイッチ
123を設定し、スピーカ119から警報音を鳴動させ
る(S1401)。その後に、スキャナインタフェイス
コネクタ127に入力される信号のレベルを監視し、コ
ードレスハンドスキャナ207が本体部Bに装着された
ら(S1402)、警報音の鳴動と警告表示とを中止し
(S1403)、動作を終了する。
【0093】図13に戻り、スキャナ未装着警告動作が
終了すると(S1312)、上記S1304の動作のよ
うに、プリスキャン要求コマンド(12−3)をコード
レスハンドスキャナ207に送信する。以降の動作は、
上記通りである。
【0094】なお、図7で説明したように、ハンドスキ
ャナ部Bは、有効なコマンドを30秒受信しなければ、
Parkモード(Bluetoothのコネクションを
確立したままの低消費電力待機状態)に移行する。
【0095】<シートコピー時の動作>図15は、本実
施例において、シートコピー時のインタフェイスチャー
トであり、コードレスハンドスキャナ207の処理、本
体部Bの処理等の関係を示す図である。
【0096】図16は、本実施例におけるシートコピー
時の動作を示すフローチャートである。
【0097】本体操作パネル208からコピー指示があ
ると(S1601)、原稿入り口204に存在する図示
しないセンサが、原稿の有無を検出し(S1602)、
原稿が存在すれば、シートコピーモードとみなす。スキ
ャナインタフェイスコネクタ127から入力された信号
のレベルに基づいて、コードレスハンドスキャナ207
が、本体部Bに装着されているか否かを判断し(S16
03)、コードレスハンドスキャナ207が本体部Bに
装着されていれば、無線リンクを確立するために、コー
ドレスハンドスキャナ207を、Parkモード(低消
費電力待機状態)からActiveモードヘ移行させる
ために、Activeモード移行手順を実行する(S1
604)。
【0098】図17は、本実施例において、コードレス
ハンドスキャナ207を、Parkモード(低消費電力
待機状態)からActiveモードへ移行する手順を示
すフローチャートである。
【0099】S1701では、Activeモード移行
要求であるUnPark_reqコマンドを、本体部B
がコードレスハンドスキャナ207に送信する。所定時
間、Activeモード移行完了通知であるAccep
tedレスポンスを、コードレスハンドスキャナ207
から待ち、Acceptedレスポンスを受信すると
(S1702)、コードレスハンドスキャナ207がA
ctiveモードヘ移行したことを、確認し(S170
4)、終了する。なお、所定時間、Acceptedレ
スポンスを受信できないと(S1703)、S1701
に戻り、UnPark_reqコマンドを再送信する。
【0100】図16に戻り、Activeモード移行手
順が完了すると(S1604)、接続要求コマンド(1
5−1)が、コードレスハンドスキャナ207に送られ
る(S1605)。コードレスハンドスキャナ207か
らの接続確認レスポンス(15−2)を受信すると(S
1606)、ライン読取準備要求コマンド(15−3)
が、本体部Bからコードレスハンドスキャナ207に送
られる(S1607)。
【0101】S1608では、MAILに、OK/NG
を記したライン読取準備確認レスポンス(15−4)
を、コードレスハンドスキャナ207から受信すると
(S1608)、プリンタの準備を行う(S160
9)。
【0102】プリンタの準備が終了すると、S1610
において、読取開始コマンド(15−5)を、コードレ
スハンドスキャナ207に送る。そして、原稿の搬送が
開始され、コードレスハンドスキャナ207から画像デ
ータが、本体部Bへ転送され、必要な画像処理が施され
た記録データを、順次プリンタ124が記録する(S1
611)。画像データは、DATA部に格納され、1イ
ンタフェイスコマンド/レスポンスごとの画像データサ
イズが、DATA_SIZEに格納される。また、動作
の指示は、毎回ごとにMAIL部に格納されるので、た
とえば本体部B側でストップキーが押下されると、その
指示がMAIL部に格納され、ハンドスキャナ側に送ら
れる。
【0103】全ての原稿の搬送が終了すると、S161
2において、ライン読取終了要求コマンド(15−6)
が、コードレスハンドスキャナ207に送られる。ただ
し、最後の記録データが送られるインタフェイスコマン
ド/レスポンスのMAIL部に、上記ライン読取終了コ
マンドを格納するようにしてもよい。
【0104】S1613では、ライン読取終了確認レス
ポンス(15−7)を、コードレスハンドスキャナ20
7から受信すると、シートコピーの動作が終了する。
【0105】なお、S1603では、コードレスハンド
スキャナ207が本体部Bに装着されていなければ、コ
ードレスハンドスキャナ207を本体部Bへ装着するこ
とをユーザへ促す(S1614)ことになるが、この動
作については、図14の説明で記載した通りである。
【0106】また、S1602では、原稿がなければ、
ハンドスキャナメモリコピーの動作であるが、この動作
については、後で詳しく説明する。
【0107】<シート送信時の動作>図18は、本体部
Bの操作によってシート原稿をファクシミリ送信する動
作を説明するフローチャートである。
【0108】本動作時のインタフェイスチャートは、シ
ートコピーの動作説明で使用した図15と同一である。
【0109】本体操作パネル208のキーを用い、SR
AM113に記憶された電話帳の中から相手先を選択
し、FAX送信指示があると(S1801)、原稿入り
口204に設けられている図示しないセンサが、原稿の
有無を検出し(S1802)、原稿があれば、シート送
信モードとみなす。スキャナインタフェイスコネクタ1
27から入力された信号のレベルに基づいて、コードレ
スハンドスキャナ207が本体部Bに装着されているか
否かを判断し(S1803)、コードレスハンドスキャ
ナ207が本体部Bに装着されていれば、無線リンクを
確立するために、Parkモード(低消費電力待機状
態)のコードレスハンドスキャナ207を、Activ
eモードヘ移行させるために、Activeモード移行
手順を行う(S1804)。具体的な手順は、シートコ
ピーの項で、図17を用いて行なった説明と同じであ
る。
【0110】Activeモード移行手順が完了する
と、接続要求コマンド(15−1)がコードレスハンド
スキャナ207に送られる(S1805)。コードレス
ハンドスキャナ207から接続確認レスポンス(15−
2)を受信すると(S1806)、ライン読取準備要求
コマンド(15−3)が、本体部Bからコードレスハン
ドスキャナ207に送られる(S1807)。
【0111】S1808では、MAILにOK/NGを
記したライン読取準備確認レスポンス(15−4)をコ
ードレスハンドスキャナ207から受信すると(S18
08)、通信回線へ接続するために発信操作を行う(S
1809)。通信回線に接続され、FAX送信先の相手
から応答があると、S1810において、読取開始コマ
ンド(15−5)を、コードレスハンドスキャナ207
に送る。そして、原稿の搬送が開始され、画像データ
が、コードレスハンドスキャナ207から本体部Bへ転
送され、転送された画像データを、ファクシミリモデム
116で変調した上で通信回線に送信する(S181
1)。画像データの転送方法は、シートコピーの項で述
べた通りである。
【0112】全ての原稿の搬送が終了すると、S181
2では、ライン読取終了要求コマンド(15−6)が、
コードレスハンドスキャナ207に送られる。ただし、
最後の記録データが送られるインタフェイスコマンド/
レスポンスのMAIL部に、上記ライン読取終了コマン
ドを格納するようにしてもよい。
【0113】S1813では、ライン読取終了確認レス
ポンス(15−7)を、コードレスハンドスキャナ20
7から受信すると、通信回線を切断し(S1815)、
シート原稿のファクシミリ送信の動作が終了する。
【0114】なお、S1803では、コードレスハンド
スキャナ207が本体部Bに装着されていなければ、コ
ードレスハンドスキャナ207を本体部Bへ装着するこ
とをユーザへ促す(S1815)ことになるが、この動
作については、図14で行なった説明と同じである。
【0115】また、S1802において、原稿がなけれ
ば、ハンドスキャナメモリ送信の動作となるが、この動
作については、後で詳しく説明する。
【0116】<本体部B操作によるハンドスキャナコピ
ー時の動作>図19は、本実施例において、ハンドスキ
ャナで読み取った画像を、本体部Bの操作によってコピ
ーするときにおけるインタフェイスチャートを示す図で
あり、コードレスハンドスキャナ207の処理、本体部
Bの処理等の関係を示す図である。
【0117】図20は、上記動作を説明するフローチャ
ートである。
【0118】ハンドスキャナ操作パネル107におい
て、読み取り開始指示があると(S2001)、スキャ
ナの移動に従って読み取った画像データを、JPEG形
式に圧縮変換し、メモリに格納する(S2002)。こ
の動作は、ハンドスキャナ操作パネルにおいて、読み取
り停止指示がなされるまで継続される。
【0119】次に、本体操作パネル208からコピー指
示があると(S2003)、原稿入り口204に存在し
ている図示しないセンサが原稿の有無を検出し(S20
04)、原稿があれば、既に説明したシートコピーモー
ドとみなされる。原稿がない場合には、ハンドスキャナ
に格納された画像データを印刷するものとみなし、画像
データを本体部Bへ転送するための無線リンクを確立す
るために、図17を用いて説明したように、Parkモ
ードのコードレスハンドスキャナ207をActive
モードヘ移行させるために、Activeモード移行手
順を実行する(S2005)。
【0120】Activeモード移行手順が完了する
と、接続要求コマンド(19−1)が、コードレスハン
ドスキャナ207に送られる(S2006)。コードレ
スハンドスキャナ207からの接続確認レスポンス(1
9−2)を受信すると(S2007)、ハンドスキャナ
内の画像情報(モノクロ/カラー等)を受け取るため
に、ハンドスキャナ状態要求コマンド(19−3)を、
コードレスハンドスキャナ207に送る(S200
8)。
【0121】ハンドスキャナ状態確認レスポンス(19
−4)を受信すると(S2009)、画像転送準備要求
コマンド(19−5)が、本体部Bからコードレスハン
ドスキャナ207に送られる(S2010)。MAIL
に、OK/NGを記した画像転送準備確認レスポンス
(19−6)を、コードレスハンドスキャナ207から
受信すると(S2011)、プリンタの準備を行う(S
2012)。
【0122】プリンタの準備が終了すると、画像転送開
始要求コマンド(19−7)を、コードレスハンドスキ
ャナ207に送る(S2013)。コードレスハンドス
キャナ207のメモリに記憶されていた画像データは、
インタフェイスコマンドのDATA部に格納される。さ
らに、コマンドデータを、Bluetoothベースバ
ンド処理部へ転送し、2.4GHz高周波部を経由し、
本体部Bに送信する(S2014)。画像データを受信
した本体部Bでは、受信した画像データを360dpi
のプリントデータに変換し、カラー印刷を行う(S20
15)。
【0123】コードレスハンドスキャナ207から、画
像転送終了確認コマンドを受信し、全てのデータの印刷
が終了すると、コピー動作が終了する。
【0124】動作が終了してから一定時間が経過する
と、コードレスハンドスキャナ207は、Park_r
eqメッセージを本体部Bへ送信し、Parkモードに
移行する。
【0125】<本体部B操作によるハンドスキャナ・フ
ァクシミリ送信時の動作>図21は、本実施例におい
て、ハンドスキャナで読み取った画像を、本体部Bの操
作によって、ファクシミリ送信する動作を示すフローチ
ャートである。
【0126】本動作時のインタフェイスチャートは、図
19と同様である。
【0127】ハンドスキャナ操作パネル107におい
て、読み取り開始指示があると(S2101)、スキャ
ナの移動に従って読み取った画像データを、JPEG形
式に圧縮変換し、メモリに格納する(S2102)。こ
の動作は、ハンドスキャナ操作パネルにおいて、読み取
り停止指示がなされるまで継続される。
【0128】次に、本体操作パネルより208上の電話
帳ボタンを使って、ファクシミリ送信操作があると(S
2103)、原稿入り口204に存在する図示しないセ
ンサによって原稿の有無を検出し(S2104)、原稿
があれば、既に説明したシート送信モードとみなされ
る。原稿がない場合には、ハンドスキャナに格納された
画像データをファクシミリ送信するものとみなし、画像
データを本体部Bへ転送するための無線リンクを確立す
るために、図17を用いて説明したように、Parkモ
ードのコードレスハンドスキャナ207をActive
モードヘ移行させるために、Activeモード移行手
順を行う(S2105)。
【0129】Activeモード移行手順が完了する
と、接続要求コマンド(19−1)がコードレスハンド
スキャナ207に送られる(S2106)。コードレス
ハンドスキャナ207からの接続確認レスポンス(19
−2)を受信すると(S2107)、ハンドスキャナ内
の画像情報(モノクロ/カラー等)を受け取るために、
ハンドスキャナ状態要求コマンド(19−3)を、コー
ドレスハンドスキャナ207に送る(S2108)。
【0130】ハンドスキャナ状態確認レスポンス(19
−4)を受信すると(S2109)、画像転送準備要求
コマンド(19−5)が、本体部Bからコードレスハン
ドスキャナ207に送られる(S2110)。MAIL
にOK/NGを記した画像転送準備確認レスポンス(1
9−6)を、コードレスハンドスキャナ207から受信
すると(S2111)、画像転送開始要求コマンド(1
9−7)を送信する(S2112)。
【0131】画像転送開始要求コマンドを受信したハン
ドスキャナは、メモリに格納した画像データを、本体部
Bへ送信する動作を開始する(S2113)。画像デー
タは、インタフェイスコマンド/ステータスのDATA
部に格納される。具体的には、メモリに格納したJPE
G圧縮画像データを、Bluetoothベースバンド
処理部へ転送し、2.4GHz高周波部を経由し、本体
部Bに送信する。
【0132】画像データを受信した本体部Bでは、受信
した画像データをメモリに格納する。ハンドスキャナか
ら画像転送終了確認レスポンス(19−9)を受信する
と(S2114)、電話帳で設定された相手先への発信
動作を行う(S2115)。送信相手から応答を受信す
ると、メモリに格納されている画像データを、ファクシ
ミリモデムで変調し、通信回線に送信する(S211
6)。全ての画像データを送信すると、通信回線を開放
して動作を終了する。
【0133】動作が終了してから一定時間が経過する
と、コードレスハンドスキャナ207は、本体部BへP
ark_reqメッセージを送信し、Parkモードに
移行する。
【0134】<ハンドスキャナ207操作によるハンド
スキャナ・コピー時の動作>図22は、本実施例におい
て、ハンドスキャナ207で読み取った画像を、ハンド
スキャナ207の操作によってコピーする場合における
インタフェイスチャートを示す図であり、コードレスハ
ンドスキャナ207の処理、本体部Bの処理等の関係を
示す図である。
【0135】図23は、上記動作を説明するフローチャ
ートである。
【0136】図24は、上記動作のオペレーションと、
ハンドスキャナ207のディスプレイとを示す図であ
る。
【0137】ハンドスキャナ207の操作パネル107
において、読み取り開始指示があると(S2301)、
スキャナ207の移動に従って読み取った画像データ
を、JPEG形式に圧縮変換し、メモリに格納する(S
2302)。この動作は、ハンドスキャナ207の操作
パネル107において、読み取り停止指示がなされるま
で継続される(S2303)。
【0138】次に、ハンドスキャナ207の操作パネル
107からコピー指示があると(S2304)、格納さ
れている画像データを本体部Bへ転送するための無線リ
ンクを確立するために、Activeモード移行を要求
するアクセス要求メッセージを、本体部Bに送信する
(S2305)。Activeモード移行通知応答コマ
ンド(UnParkメッセージ)を受信すると、無線リ
ンクが確立したことが確認される。
【0139】続いて、接続要求コマンド(22−1)
が、本体部Bからコードレスハンドスキャナ207に送
られる(S2307)。コードレスハンドスキャナ20
7からの接続確認レスポンス(22−2)を受信すると
(S2308)、ハンドスキャナ207内の画像情報
(モノクロ/カラー等)を受け取るために、ハンドスキ
ャナ状態要求コマンド(22−3)をコードレスハンド
スキャナ207に送る(S2309)。ハンドスキャナ
状態確認レスポンス(22−4)を受信すると(S23
10)、本体部Bより画像転送準備要求コマンド(22
−5)が、コードレスハンドスキャナ207に送られる
(S2311)。
【0140】MAILにOK/NGを記した画像転送準
備確認レスポンス(22−6)をコードレスハンドスキ
ャナ207から受信すると(S2312)、プリンタの
準備を行い(S2313)、ハンドスキャナ207は、
メモリに格納した画像データを本体部Bへ送信する動作
を開始する(S2314)。画像データは、インタフェ
イスコマンド/ステータスのDATA部に格納される。
具体的には、メモリに格納したJPEG圧縮画像データ
を、Bluetoothベースバンド処理部109へ転
送し、2.4GHz高周波部を経由し、本体部Bに送信
する。画像データを受信した本体部Bは、受信した画像
データを360dpiのプリントデータに変換し、カラ
ー印刷を行う(S2315)。画像データの転送が終わ
ると、コードレスハンドスキャナ207から転送終了要
求コマンド(22−8)が送られる(S2316)。こ
れを受信し(S2317)、全てのデータの印刷が終了
すると、コピー動作が終了する。
【0141】動作が終了してから一定時間が経過する
と、コードレスハンドスキャナ207は、本体部BへP
ark_reqメッセージを送信し、Parkモードに
移行する。ここまでの一連のオペレーションは、たとえ
ば図24に示した動作と同様である。
【0142】以上の動作において、ハンドスキャナ20
7で画像を読み取った後で、コピー指示操作が行われる
場合を想定している。しかし、画像読み取りに先立っ
て、コピー指示操作を行うようにしてもよい。特に、こ
の場合には、画像読み取りをしながら、読み取った画像
データを本体部Bに転送し、印刷することも可能であ
る。具体的には、ハンドスキャナ207でコピー指示操
作がされると、Activeモード移行を要求するアク
セス要求メッセージを本体部Bに対して送信する。Ac
tiveモード移行通知応答コマンド(UnParkメ
ッセージ)を受信すると、Activeモードに移行し
たことを確認することができる。続いて、画像データ送
信要求コマンドが、本体部Bから送信される。
【0143】ハンドスキャナ207は、画像データ送信
許可コマンドを本体部Bから受信すると、画像読み取り
開始を許可する表示(「読み取りを開始してくださ
い。」等の表示)を行う。読み取り許可表示によって、
読み取りが開始されると、読み取られた画像データが、
JPEG圧縮され、メモリに格納される。
【0144】メモリに格納された画像データが一定量以
上になると、画像データをBluetoothベースバ
ンド処理部109へ転送し、2.4GHz高周波部11
0を経由し、本体部Bに送信する。画像データを受信し
た本体部Bでは、受信した画像データの解像度を変換
し、印刷を開始することができる。
【0145】ハンドスキャナ207での読み取りが終了
し、読み取り終了指示がされると、ハンドスキャナ20
7は、本体部Bに画像データ送信終了通知コマンドを送
信する。本体部Bでは、画像データ送信終了通知コマン
ドを受信するまでに受け取った画像データを、プリンタ
部に転送して印刷を行う。全データの印刷が終了する
と、ハンドスキャナ207に印刷終了通知コマンドを送
信する。印刷終了通知コマンドを受信したハンドスキャ
ナ207は、表示部に「コピーが終わりました。」を表
示し、ハンドスキャナ207におけるコピー動作が終了
する。
【0146】動作が終了してから一定時間が経過する
と、コードレスハンドスキャナ207は、本体部BへP
ark_reqメッセージを送信し、Parkモードに
移行する。
【0147】なお、送信が終了した画像データを格納し
ていたハンドスキャナ207内のメモリ102に、新た
に読み取った画像データを格納することができる。この
ように、画像データの読み取りと送信とを同時に行うこ
とによって、メモリ量を削減することができるととも
に、コピー時間を短縮することができる。
【0148】<ハンドスキャナ207操作によるハンド
スキャナ・ファクシミリ送信時の動作>図25は、本実
施例において、ハンドスキャナ207で読み取った画像
を、ハンドスキャナ207の操作によって、ファクシミ
リ送信する動作を示すフローチャートである。
【0149】本動作時のインタフェイスチャートは、図
22と同様である。
【0150】図26、図27は上記動作のオペレーショ
ンとディスプレイ表示とを示す図である。
【0151】ハンドスキャナ207の操作パネル107
において、読み取り開始指示があると(S2501)、
スキャナの移動に従って読み取った画像データを、JP
EG形式に圧縮変換し、メモリに格納する(S250
2)。この動作は、ハンドスキャナ207の操作パネル
107において、読み取り停止指示がなされるまで継続
される(S2503)。
【0152】この後に、ハンドスキャナ207の操作だ
けでFAX送信を行うには、相手先の電話番号を本体部
B側に通知指定する必要がある。電話番号データは、イ
ンタフェイスコマンド/ステータスのDATA部に格納
すれば、本体部B側に送ることができるが、ハンドスキ
ャナ207でその番号自体を指定するオペレーションが
生じる。
【0153】次に、ハンドスキャナ207の操作部を用
いて、送信先FAX番号を指定する操作について、図2
6を使用して説明する。
【0154】まず、機能メニューからFAX送信が選択
され、送信すべき画像をユーザが任意に指定する。その
後に、図27に示すように、送信先である相手先のFA
X番号を指定する。ここでは、カーソルキーを使用して
直接FAX番号を入力する。画像選択と相手先FAX番
号とを決定すると、ハンドスキャナ207からFAXを
送信する準備が整う。
【0155】次に、ハンドスキャナ207の操作パネル
107上の電話帳ボタンを使って、ファクシミリ送信操
作があると(S2504)、Activeモード移行を
要求するアクセス要求メッセージを本体部Bに対して送
信する(S2505)。Activeモード移行通知応
答コマンド(UnParkメッセージ)を受信すると、
無線リンクが確立したことが確認される(S250
6)。Activeモード移行手順が完了すると、接続
要求コマンド(22−1)が、コードレスハンドスキャ
ナ207に送られる(S2507)。コードレスハンド
スキャナ207からの接続確認レスポンス(22−2)
を受信すると(S2508)、ハンドスキャナ207内
の画像情報(モノクロ/カラー等)を受け取るために、
ハンドスキャナ状態要求コマンド(22−3)をハンド
スキャナ207に送る(S2509)。
【0156】ハンドスキャナ状態確認レスポンス(22
−4)を受信すると(S2510)、本体部Bから画像
転送準備要求コマンド(22−5)が、コードレスハン
ドスキャナ207に送られる(S2511)。
【0157】MAILにOK/NGを記した画像転送準
備確認レスポンス(22−6)を、コードレスハンドス
キャナ207から受信すると(S2512)、画像転送
開始要求コマンド(22−7)を送信する(S251
3)。
【0158】画像転送開始要求コマンドを受信したハン
ドスキャナ207は、メモリに格納した画像データの本
体部Bへ送信する動作を開始する(S2514)。画像
データは、インタフェイスコマンド/ステータスのDA
TA部に格納される。具体的には、メモリに格納したJ
PEG圧縮画像データを、Bluetoothベースバ
ンド処理部109へ転送し、2.4GHz高周波部11
0を経由し、本体部Bに送信する。
【0159】画像データを受信した本体部Bでは、受信
した画像データをメモリに格納する。ハンドスキャナ2
07から画像転送終了確認レスポンス(22−9)を受
信すると(S2515)、電話帳で設定された相手先へ
発信する動作を行う(S2516)。送信相手から応答
を受信すると、メモリに格納された画像データをファク
シミリモデムで変調し、通信回線に送信する(S251
7)。全ての画像データを送信すると、通信回線を開放
し、動作を終了する。
【0160】動作が終了してから一定時間が経過する
と、コードレスハンドスキャナ207は、本体部BへP
ark_reqメッセージを送信し、Parkモードに
移行する。
【0161】以上の動作において、ハンドスキャナ20
7での画像データ読み取りが終了してから、ハンドスキ
ャナ207の操作パネル107での送信指示によって、
画像データ送信を開始するものである。しかし、ハンド
スキャナ207での読み取り開始前に、ハンドスキャナ
207の操作パネル107で送信指示を行うようにして
もよい。特に、この場合には、画像読み取りをしなが
ら、読み取った画像データを相手端末に送信することも
可能になる。
【0162】具体的には、ハンドスキャナ207でファ
クシミリ送信指示操作がされると、Activeモード
移行を要求するアクセス要求メッセージを、本体部Bに
送信する。Activeモード移行通知応答コマンド
(UnParkメッセージ)を受信すると、Activ
eモードに移行したことが確認される。続いて、画像デ
ータ送信要求コマンドが、本体部Bからコードレスハン
ドスキャナ207へ送信される。ハンドスキャナ207
は、画像データ送信許可コマンドを本体部Bから受信す
ると、画像読み取り開始を許可する表示(「読み取りを
開始してください。」等の表示)を行う。読み取り許可
表示によって読み取りが開始されると、読み取られた画
像データは、JPEG圧縮され、メモリに格納される。
【0163】メモリに格納された画像データが一定量以
上になると、画像データをBluetoothベースバ
ンド処理部109へ転送し、2.4GHz高周波部11
0を経由し、本体部Bに送信する。
【0164】一定量以上の画像データを受信した本体部
Bは、画像データをメモリに格納し、先の画像データ送
信コマンド内で受け取っていた送信先番号に発信を行
う。送信先からの応答があると、メモリに格納した画像
データをファクシミリモデムで変調し、通信回線に送信
する。
【0165】ハンドスキャナ207での読み取りが終了
し、読み取り終了指示がされると、ハンドスキャナ20
7は、画像データ送信終了通知コマンドを、本体部Bに
送信する。本体部Bでは、画像データ送信終了通知コマ
ンドを受信するまでに受け取った画像データを、通信回
線に送信し、全データの送信が終了すると、ハンドスキ
ャナ207に送信終了通知コマンドを送信する。送信終
了通知コマンドを受信したハンドスキャナ207は、表
示部に「通信が終わりました。」と表示し、ファクシミ
リ送信動作が終了する。
【0166】動作が終了してから一定時間が経過する
と、コードレスハンドスキャナ207は、Park_r
eqメッセージを本体部Bへ送信し、Parkモードに
移行する。
【0167】なお、ハンドスキャナ207から本体部B
へ送信が終了した画像データを格納していたメモリに
は、新たに読み取った画像データを格納することができ
る。このように、画像データの読み取りと通信回線送信
とを同時に行うことによって、メモリ量を削減できると
ともに、コピー時間の短縮を図ることができる。
【0168】<本体部B操作によるハンドスキャナ画像
の消去動作>図28は、本実施例において、ハンドスキ
ャナ207内のメモリ画像を、本体部Bの操作によって
消去する動作を示すフローチャートである。
【0169】図29は、上記動作のコードレスハンドス
キャナ207の処理、本体部Bの処理等の関係を示すイ
ンタフェイスチャートである。
【0170】図30は、上記動作のオペレーションとハ
ンドスキャナ207のディスプレイの表示とを示す図で
ある。
【0171】本体部B側の操作で、画像消去指示がある
と(S2801)、ハンドスキャナ207内の画像デー
タを消去するための無線リンクを確立するために、図1
7を用いて説明したように、Parkモードのコードレ
スハンドスキャナ207をActiveモードヘ移行さ
せるために、Activeモード移行手順を実行する
(S2802)。
【0172】Activeモード移行手順が完了する
と、接続要求コマンド(29−1)が、コードレスハン
ドスキャナ207に送られる(S2803)。コードレ
スハンドスキャナ207からの接続確認レスポンス(2
9−2)を受信すると(S2804)、ハンドスキャナ
207内の画像情報(モノクロ/カラー等)を受け取る
ために、ハンドスキャナ状態要求コマンド(29−3)
を、コードレスハンドスキャナ207に送る(S280
5)。
【0173】ハンドスキャナ状態確認レスポンス(29
−4)を受信すると(S2806)、本体部Bからコー
ドレスハンドスキャナ207に、画像消去要求コマンド
(29−5)が送られる(S2807)。MAILにO
K/NGを記した画像消去確認レスポンス(29−6)
をコードレスハンドスキャナ207から受信すると(S
2808)、消去した結果を確認するために、ハンドス
キャナ207内の画像情報(モノクロ/カラー等)を受
け取るためのハンドスキャナ状態要求コマンド(29−
3)を、コードレスハンドスキャナ207に送る(S2
809)。
【0174】ハンドスキャナ状態確認レスポンス(29
−4)を受信すると(S2810)、画像消去動作が終
了する。
【0175】動作が終了してから一定時間が経過する
と、コードレスハンドスキャナ207は、Park_r
eqメッセージを本体部Bへ送信し、Parkモードに
移行する。
【0176】<ハンドスキャナ207におけるバッテリ
電圧低下時の動作>図31は、本実施例において、ハン
ドスキャナ207のバッテリ電圧検出動作を示すフロー
チャートである。
【0177】上記のように、コードレスハンドスキャナ
207は、本体部Bによって充電されるバッテリ108
で駆動される。したがって、バッテリ108の電圧が低
下した場合には、コードレスハンドスキャナ207を本
体部Bに装着し、充電する必要がある。この充電のため
に、コードレスハンドスキャナ207は、5msec毎
に起動されるタスクによって、図示しないバッテリ電圧
検出回路がバッテリ108の電圧を読み出し(S310
1)、予め設定した警告開始電圧(この実施例では1.
9V)以上であれば、正常とみなし(S3102)、警
告フラグをクリアし、スキャナ操作部107上のLCD
401の警告表示をクリアし(S3103)、動作を終
了する。
【0178】S3102において、バッテリ108の電
圧が警告開始電圧以下であれば、バッテリ警告フラグを
セットし(S3104)、ハンドスキャナ207が動作
中(S3105)であれば、そのまま一旦動作を終了す
る。S3105において、ハンドスキャナ207が動作
中でなければ、スキャナ操作部107上のLCD401
に警告表示を行う(S3106)。この際、表示を点滅
させたり、反転表示をさせる等して強調する。そして、
本体部Bとの無線インタフェースがActive状態で
なければ(S3107)、Activeモードに移行す
るために、アクセス要求メッセージを送信し(S310
8)、所定時間内に本体部BからのUnparkメッセ
ージを受信すると(S3109)、応答パケットのペイ
ロード部に充電要求メッセージを入力し、送信する(S
3111)。充電要求メッセージを受信した本体部B
は、図14で説明したスキャナ未装着警告動作を行う
(S3112)。これによって、本体部Bのスピーカ1
19からも警報が鳴動するので、ユーザへの報知効果が
増大する。
【0179】なお、所定時間内に、本体部BからのUn
parkメッセージを受信できないと(S3110)、
S3108へ戻り、再度アクセス要求メッセージを送信
する。また、S3107において本体部Bとの無線イン
タフェイスがActive状態であれば、ただちに充電
要求メッセージを送信する(S3111)。
【0180】コードレスハンドスキャナ207が、充電
のために本体部Bに装着された場合、スキャナ操作部1
07上のLCD401に表示された警告をクリアしても
差し支えない。
【0181】なお、本実施例におけるファクシミリ装置
は受信動作も行うが、この動作については公知の手法に
よるので、その説明を省略する。
【0182】(第2の実施例)第1の実施例では、初期
時にInquiryコマンドをやり取りすることによっ
て、本体部Bとハンドスキャナ207との無線接続を行
なう。つまり、Inquiryコマンドをやり取りする
ことによって、Bluetoothデバイス間で、ID
番号のやり取りを行うことができる。しかし、通常のフ
ァクシミリ装置においては、本体部Bとハンドスキャナ
207とは、セットで製造・販売されるものである。
【0183】したがって、本発明の第2の実施例は、コ
ードレスハンドスキャナ207のID番号を、本体部B
の不揮発性メモリに予め記憶し、逆に、本体部BのID
番号を、コードレスハンドスキャナ207の不揮発性メ
モリに予め記憶する実施例であり、これによって、In
quiryコマンドでのやり取りを省略することが可能
である。
【0184】この場合、本体部Bは、コードレスハンド
スキャナ207のID番号を指定し、Bluetoot
h接続仕様に基づいて、Serial Port Pr
ofileを使用する無線接続要求を行う。コードレス
ハンドスキャナ207は、自分のID番号が入っている
ことを確認すると、無線接続応答信号を送出し、無線リ
ンク(Piconet)が確立する。
【0185】なお、初期設定動作時のホッピングシーケ
ンスを、不揮発性メモリに予め記憶しておくことによっ
て、高速な無線リンクの確立を行うことができる。
【0186】その後は、第1の実施例における手順と同
様の手順によって動作する。
【0187】(第3の実施例)第1の実施例では、動作
を開始するときには、Activeモードに移行し、動
作が終了すると、Parkモードに移行するものであ
る。
【0188】ところで、Parkモードにおいても、定
期的な電波の送出があるので、電力を消費する。
【0189】そこで、本発明の第3の実施例は、無線で
のデータ通信を、長時間に渡って行わない場合には、電
波の送出を完全に停止する実施例であり、これによっ
て、消費電力を削減することが可能になる。
【0190】図32は、本実施例において、Idleモ
ード移行動作を説明するフローチャートである。
【0191】具体的には、図32に示すように、コピー
やファクシミリ送信動作が終了した後(S3201)、
第1CPU100または第2CPU111に内蔵されて
いるタイマーが起動され(S3202)、5分以上経過
しても、無線データ通信を必要とする操作を行わないと
(S3203〜3204)、Detachメッセージを
送信し(S3205)Piconetを開放し、電波送
出を停止し、アイドルモードに移行するような処理を実
行する。これが、第3の実施例である。この場合、コピ
ーやファクシミリ送信等の操作を検出したときに、図6
のS605以降、または図8のS805以降に示すよう
に、Piconetの確立を改めて行う。
【0192】なお、図32においては、動作終了後にア
イドルモードに直接移行させているが、第1の実施例で
説明したように、Parkモードへ一旦移行し、さらに
所定時間後にアイドルモードに移行させるようにしても
よい。
【0193】また、夜間等のように予め設定された時間
帯である間は、電波の送出を停止し、朝になると、Pi
conetの再確立を行うようにすれば、消費電力を削
減することができる。
【0194】また、上記実施例では、省電力待機状態と
してParkモードを説明したが、Holdモードまた
はSniffモードでも同様に消費電力削減が可能であ
る。
【0195】(第4の実施例)上記実施例では、ハンド
スキャナ207で読み取った画像を通信回線に伝送する
場合、ファクシミリ送信のみを想定している。
【0196】本発明の第4の実施例は、ハンドスキャナ
207で読み取った画像を通信回線に伝送する場合、ハ
ンドスキャナ207で読み取った画像を、電子メール形
式に変換し、電子メールとして送信する実施例であり、
この場合も、Bluetoothの制御タイミング等の
処理については、上記各実施例における処理と全く同様
である。
【0197】すなわち、上記実施例によれば、原稿を検
出し、しかも、携帯型スキャナが物理的に接続されてい
ないことを検出すると、画像通信装置、携帯型スキャナ
のうちの少なくとも一方に、携帯型スキャナと画像通信
装置との接続を促す表示を行うので、携帯型スキャナと
画像通信装置とが接続されやすい。
【0198】また、上記実施例によれば、コピー操作ま
たはファクシミリ送信操作を検出し、しかも、原稿を検
出しないときには、携帯型スキャナ単体で画像読み取り
動作をするものと判断するので、ハンドコピー/ハンド
ファクシミリ送信時には警告が出ない。
【0199】さらに、上記実施例によれば、携帯型スキ
ャナ単体で画像読み取り動作をするものと判断した場合
には、画像通信装置が携帯型スキャナに、ID番号を含
むコマンドデータを無線送信するので、ハンドスキャナ
やハンドファクシミリ送信時に、画像通信装置がマスタ
ー局となってPiconetの確立を行うことができ
る。
【0200】また、上記実施例によれば、携帯型スキャ
ナ単体で画像読み取り動作をするものと判断した場合に
は、画像通信装置が携帯型スキャナに、待機モードを解
除するコマンドを無線送信するので、ハンドスキャナや
ハンドファクシミリ送信時には、携帯型スキャナをPa
rkモードから解除することができる。
【0201】さらに、上記実施例によれば、消去する指
示が入力されたときに、ID番号の入ったコマンド、ま
たは待機モードを解除するコマンドを、携帯型スキャナ
に無線送信するので、本体からの指示によってハンドス
キャナ内の画像データを消去することができる。
【0202】
【発明の効果】本発明によれば、原稿を検出したとき
に、ID番号の入ったコマンド、または待機モード解除
のコマンドを、画像通信装置が携帯型スキャナに送信す
るので、シートコピー等を行うときに携帯型スキャナと
画像通信装置との間で無線通信することができるという
効果を奏する。
【0203】また、コピー等の操作がされたときに、原
稿を検出しながらも携帯型スキャナが接続されていない
場合には、携帯型スキャナを本体に接続することを促す
ので、シートコピー/ファクシミリ送信を速やかに実行
することができるという効果を奏する。
【0204】また、消去する指示が入力されたときに、
携帯型スキャナに対してID番号の入ったコマンドの送
信または待機モードを解除するコマンドを無線送信する
ので、シートコピー等で携帯型スキャナを本体に装着し
た状態でも、携帯型スキャナのメモリに格納されている
画像データを簡単に消去することができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるファクシミリ装置FS
1を示すブロック図である。
【図2】ファクシミリ装置FS1を示す斜視図である。
【図3】実施例における本体操作パネル208を示す平
面図である。
【図4】ファクシミリ装置FS1の本体部Bから、取り
出した状態におけるコードレスハンドスキャナ207の
上面図である。
【図5】ファクシミリ装置FS1の本体部Bから取り出
されたコードレスハンドスキャナ207を示す下面図で
ある。
【図6】コードレスハンドスキャナ207の電源オン時
における初期化動作を示すフローチャートである。
【図7】実施例において、Parkモード移行動作を説
明するフローチャートである。
【図8】本体部Bの初期化動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】実施例において、コードレスハンドスキャナ2
07と本体部Bとの間でやりとりされるパケットの構造
を示す図である。
【図10】実施例におけるパケット例を示す図である。
【図11】実施例におけるパケット例を示す図である。
【図12】実施例におけるスキャナインタフェイス初期
化手順を示すチャートであり、コードレスハンドスキャ
ナ207の処理、本体部Bの処理等の関係を示す図であ
る。
【図13】図12に示すチャートの動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図14】実施例におけるスキャン未装着警告動作を示
すフローチャートである。
【図15】実施例において、シートコピー時のインタフ
ェイスチャートであり、コードレスハンドスキャナ20
7の処理、本体部Bの処理等の関係を示す図である。
【図16】実施例におけるシートコピー時の動作を示す
フローチャートである。
【図17】実施例において、コードレスハンドスキャナ
207を、Parkモード(低消費電力待機状態)から
Activeモードへ移行する手順を示すフローチャー
トである。
【図18】本体部Bの操作によってシート原稿をファク
シミリ送信する動作を説明するフローチャートである。
【図19】実施例において、ハンドスキャナで読み取っ
た画像を、本体部Bの操作によってコピーするときにお
けるインタフェイスチャートを示す図であり、コードレ
スハンドスキャナ207の処理、本体部Bの処理等の関
係を示す図である。
【図20】上記動作を説明するフローチャートである。
【図21】実施例において、ハンドスキャナで読み取っ
た画像を、本体部Bの操作によって、ファクシミリ送信
する動作を示すフローチャートである。
【図22】実施例において、ハンドスキャナ207で読
み取った画像を、ハンドスキャナ207の操作によって
コピーする場合におけるインタフェイスチャートを示す
図であり、コードレスハンドスキャナ207の処理、本
体部Bの処理等の関係を示す図である。
【図23】上記動作を説明するフローチャートである。
【図24】上記動作のオペレーションと、ハンドスキャ
ナ207のディスプレイとを示す図である。
【図25】実施例において、ハンドスキャナ207で読
み取った画像を、ハンドスキャナ207の操作によっ
て、ファクシミリ送信する動作を示すフローチャートで
ある。
【図26】上記動作のオペレーションとディスプレイ表
示とを示す図である。
【図27】上記動作のオペレーションとディスプレイ表
示とを示す図である。
【図28】実施例において、ハンドスキャナ207内の
メモリ画像を、本体部Bの操作によって消去する動作を
示すフローチャートである。
【図29】上記動作のコードレスハンドスキャナ207
の処理、本体部Bの処理等の関係を示すインタフェイス
チャートである。
【図30】上記動作のオペレーションとハンドスキャナ
207のディスプレイの表示とを示す図である。
【図31】実施例において、ハンドスキャナ207のバ
ッテリ電圧検出動作を示すフローチャートである。
【図32】実施例において、Idleモード移行動作を
説明するフローチャートである。
【符号の説明】
FS1…ファクシミリ装置、 B…本体部、 107…スキャナ操作パネル、 109、129…Bluetoothベースバンド処理
部、 110、130…2.4GHz高周波部、 124…プリンタ部、 206…ハンドセット、 207…コードレスハンドスキャナ、 208…本体操作パネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 泉 通博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B047 AA01 BA03 BC20 BC21 CB30 5C062 AA02 AA37 AB17 AB27 AC48 AC58 AC66 AE15 5C072 AA01 BA05 PA02 PA08 RA02 RA20 XA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線を通じて画像通信を行う画像通信装
    置と、上記画像通信装置に着脱可能な携帯型スキャナと
    を具備する画像通信システムにおいて、 原稿を検出する原稿検出手段と;上記原稿検出手段が原
    稿を検出したときに、ID番号の入ったコマンド、また
    は待機モード解除のコマンドを、上記携帯型スキャナに
    無線送信する送信手段と;を、上記画像通信装置が有す
    ることを特徴とする画像通信システム。
  2. 【請求項2】 画像通信装置において、 原稿を検出する原稿検出手段と;上記原稿検出手段が原
    稿を検出したときに、着脱可能な携帯型スキャナに対し
    て、ID番号の入ったコマンド、または待機モード解除
    のコマンドを無線送信する送信手段と;を有することを
    特徴とする画像通信装置。
  3. 【請求項3】 回線を通じて画像通信を行う画像通信装
    置と、上記画像通信装置に着脱可能な携帯型スキャナと
    を具備する画像通信システムにおいて、 上記画像通信装置と携帯型スキャナとの間を、無線回線
    を介して、通信する無線通信手段と;コピー操作を検出
    するコピー操作検出手段と;原稿を検出する原稿検出手
    段であって、上記画像通信装置に設けられている原稿検
    出手段と;携帯型スキャナが物理的に接続されているこ
    とを検出する携帯型スキャナ接続検出手段と;コピー操
    作と原稿とを検出し、しかも、上記携帯型スキャナが物
    理的に接続されていないことを検出したときに、画像通
    信装置、携帯型スキャナの少なくとも一方に、携帯型ス
    キャナと画像通信装置との接続を促す接続催促手段と;
    を有することを特徴とする画像通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 ファクシミリ送信操作を検出するファクシミリ送信操作
    検出手段と;ファクシミリ送信操作と原稿とを検出し、
    しかも、上記携帯型スキャナが物理的に接続されていな
    いことを検出したときに、画像通信装置、携帯型スキャ
    ナの少なくとも一方に、携帯型スキャナと画像通信装置
    との接続を促す接続催促手段と;を有することを特徴と
    する画像通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 コピー操作またはファクシミリ送信操作を検出し、しか
    も、原稿を検出しないときに、上記携帯型スキャナ単体
    で画像読み取り動作をするものと判断する手段を有する
    ことを特徴とする画像通信システム
  6. 【請求項6】 請求項5において、 上記携帯型スキャナ単体で画像読み取り動作をすること
    を判断した場合に、上記携帯型スキャナに対して、ID
    番号を含むコマンドデータを無線送信する手段を、上記
    画像通信装置が有することを特徴とする画像通信システ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項5において、 上記携帯型スキャナ単体で画像読み取り動作をすること
    を判断した場合に、上記携帯型スキャナに対して待機モ
    ードを解除するコマシドを無線送信する手段を、上記画
    像通信装置が有することを特徴とする画像通信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 回線を通じて画像通信を行う画像通信装
    置と、上記画像通信装置に着脱可能な携帯型スキャナと
    を具備する画像通信システムにおいて、 読み取った画像を記憶する記憶手段であって、上記携帯
    型スキャナに設けられている記憶手段と;上記携帯型ス
    キャナ内の画像を消去する指示を入力する消去指示入力
    手段であって、上記画像通信装置に設けられている消去
    指示入力手段と;上記消去する指示が入力されたとき
    に、上記携帯型スキャナに対してID番号の入ったコマ
    ンド、または待機モードを解除するコマンドを無線送信
    する無線送信手段であって、上記画像通信装置に設けら
    れている無線送信手段と;を有することを特徴とする画
    像通信システム。
  9. 【請求項9】 回線を通じて画像通信を行う画像通信装
    置と、上記画像通信装置に着脱可能な携帯型スキャナと
    を具備する画像通信システムの制御方法において、 原稿を検出する原稿検出工程と;上記原稿検出工程にお
    いて原稿が検出されたときに、ID番号の入ったコマン
    ド、または待機モード解除のコマンドを、上記携帯型ス
    キャナに無線送信する送信工程と;を、上記画像通信装
    置が有することを特徴とする画像通信システムの制御方
    法。
  10. 【請求項10】 画像通信装置において、 原稿を検出する原稿検出工程と;上記原稿検出工程にお
    いて原稿が検出されたときに、着脱可能な携帯型スキャ
    ナに対して、ID番号の入ったコマンド、または待機モ
    ード解除のコマンドを無線送信する送信工程と;を有す
    ることを特徴とする画像通信装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 回線を通じて画像通信を行う画像通信
    装置と、上記画像通信装置に着脱可能な携帯型スキャナ
    とを具備する画像通信システムの制御方法において、 上記画像通信装置と携帯型スキャナとの間を、無線回線
    を介して、通信する無線通信工程と;コピー操作を検出
    するコピー操作検出工程と;上記画像通信装置における
    原稿を検出する原稿検出工程と;携帯型スキャナが物理
    的に接続されていることを検出する携帯型スキャナ接続
    検出工程と;コピー操作と原稿とを検出し、しかも、上
    記携帯型スキャナが物理的に接続されていないことを検
    出したときに、画像通信装置、携帯型スキャナの少なく
    とも一方に、携帯型スキャナと画像通信装置との接続を
    促す接続催促工程と;を有することを特徴とする画像通
    信システムの制御方法。
  12. 【請求項12】 回線を通じて画像通信を行う画像通信
    装置と、上記画像通信装置に着脱可能な携帯型スキャナ
    とを具備する画像通信システムの制御方法において、 読み取った画像を上記携帯型スキャナに記憶する記憶工
    程と;画像通信装から上記携帯型スキャナ内の画像を消
    去する指示を入力する消去指示入力工程と;上記消去指
    示が入力されたときに、上記画像通信装置から上記携帯
    型スキャナに対してID番号の入ったコマンド、または
    待機モードを解除するコマンドを無線送信する無線送信
    工程と;を有することを特徴とする画像通信システムの
    制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7739373B2 (en) 2002-12-13 2010-06-15 Canon Kabushiki Kaisha Detecting whether a connection between apparatuses includes a predetermined transmission medium

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