JP2002199461A - 無線により通信装置と接続可能な情報処理端末、その制御方法及び記憶媒体 - Google Patents

無線により通信装置と接続可能な情報処理端末、その制御方法及び記憶媒体

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JP2002199461A
JP2002199461A JP2001256322A JP2001256322A JP2002199461A JP 2002199461 A JP2002199461 A JP 2002199461A JP 2001256322 A JP2001256322 A JP 2001256322A JP 2001256322 A JP2001256322 A JP 2001256322A JP 2002199461 A JP2002199461 A JP 2002199461A
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bluetooth
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control task
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JP2001256322A
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Koji Okamura
孝二 岡村
Tomoyuki Takeda
智之 武田
Naomi Nakamura
直巳 中村
Muneki Nakao
宗樹 中尾
Yoshiyuki Hirai
佳行 平井
Makoto Mikuni
誠 三国
Michihiro Izumi
通博 泉
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 無線チャネルを占有せず、画像処理装置の状
態をポーリングするコマンドおよびそのレスポンスの送
受による電力消費を低減させることを提供する。 【解決手段】 スタンバイ状態で、動作指示コマンドを
受信すると、ステップS4209で記憶されたファクシ
ミリ装置201の状態情報に基づいて、ファクシミリ装
置201が動作指示コマンドで指示される動作を実行可
能か否かが判断され、実行不可能のときにはファクシミ
リマネージャにNGレスポンスを送出する一方、実行可
能のときにはActive復帰要求をBluetoot
hコントローラに送出し、コマンドスルーモードへ移行
する。また、コマンドリターンモードの状態で、状態情
報取得コマンドを受信すると、前記状態情報に基づいて
レスポンスを作成し、ファクシミリマネージャに送出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線により通信装
置と接続可能な情報処理端末、その制御方法及び記憶媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像処理装置、たとえばファクシ
ミリ装置と情報処理端末(制御装置)をインタフェイス
を介して接続し、ファクシミリ装置の読取機能をスキャ
ナとして、記録機能をプリンタとして使用したり、ある
いは、通信機能を使用して情報処理端末内の画像データ
をファクシミリ送信したりするようにしたマルチファン
クションシステムは知られている。
【0003】このようなマルチファンクションシステム
においては、たとえば、特開平7−288625号公報
〜特開平7−288630号公報、特開平7−2886
37号公報〜特開平7−288645号公報、特開平7
−288671号公報、特開平8−307702号公報
に記載されているように、インタフェイスとして、RS
232Cなどのシリアルインタフェイス、セントロニク
スなどの双方向パラレルポート(IEEE1284準
拠)、あるいは、ユニバーサルシリアルバス(Univ
ersal Serial BUS(USB))など
の、有線で接続するためのインタフェイスが用いられて
いた。
【0004】そして、このようなマルチファンクション
システムにおいては、情報処理端末が主導権を握り、情
報処理端末が出力したコマンドにファクシミリ装置がレ
スポンスを返すという形態で制御やデータの授受が行わ
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のマ
ルチファンクションシステムでは、実現すべき機能によ
っては、情報処理端末は絶えずファクシミリ装置の状態
をポーリングしなければならず、ファクシミリ装置とそ
の状態をポーリングするコマンドおよびそのレスポンス
を定期的に授受する必要があった。このため、情報処理
端末とファクシミリ装置のインタフェイスを有線インタ
フェイスから無線インタフェイスに変更すると、情報処
理端末とファクシミリ装置の間で上記状態をポーリング
するコマンドおよびそのレスポンスを常時無線で授受す
ることになり、無線チャネルを占有するとともに、上記
コマンドおよびそのレスポンスの送受により電力を消費
してしまうという問題があった。
【0006】本発明は、この点に着目してなされたもの
であり、装置間で装置状態をポーリングするコマンド
と、そのレスポンスとを送受信する場合における電力消
費を排除することができ、また、無線チャネルの占有を
排除することができる情報処理端末、その制御方法及び
記憶媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、情報処理装置において、複数のモードを有
し、通信装置と無線接続するための無線接続手段と、前
記通信装置に対して所定の要求を送信する送信手段と、
前記送信手段からの要求に対する応答を記憶する記憶手
段と、前記送信手段からの要求を前記通信装置に送信
し、その応答を前記送信手段に通知する第1の通知処理
と、前記送信手段からの要求を前記通信装置に通知する
ことなく、前記記憶手段に記憶されている情報を前記要
求に対する応答として前記送信手段に通知する第2の通
知処理とを実行する通知手段と、前記通知手段が前記第
2の通知処理を実行している際に前記通信装置に所定の
動作を要求する場合は、前記記憶手段に記憶されている
情報に応じて前記無線接続手段のモードを変更するよう
に制御する制御手段とを有することを特徴とする情報処
理装置を提供する。
【0008】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、複数のモードを有し、通信装置と無線接続するため
の無線接続手段を有する情報処理装置の制御方法におい
て、前記通信装置に対して所定の要求を送信する送信タ
スクと、前記送信タスクからの要求に対する応答を記憶
する記憶タスクと、前記送信タスクからの要求を前記通
信装置に送信し、その応答を前記送信タスクに通知する
第1の通知処理と、前記送信タスクからの要求を前記通
信装置に通知することなく、前記記憶タスクにおいて記
憶された情報を前記要求に対する応答として前記送信タ
スクに通知する第2の通知処理とを実行する通知タスク
と、前記通知タスクが前記第2の通知処理を実行してい
る際に前記通信装置に所定の動作を要求する場合は、前
記記憶タスクにおいて記憶された情報に応じて前記無線
接続手段のモードを変更するように制御する制御タスク
とを有することを特徴とする情報処理装置の制御方法を
提供する。
【0009】さらに、本発明は、上記目的を達成するた
め、複数のモードを有し、通信装置と無線接続するため
の無線接続手段を有する情報処理装置を制御するための
プログラムを記憶する記憶媒体において、前記通信装置
に対して所定の要求を送信する送信タスクと、前記送信
タスクからの要求に対する応答を記憶する記憶タスク
と、前記送信タスクからの要求を前記通信装置に送信
し、その応答を前記送信タスクに通知する第1の通知処
理と、前記送信タスクからの要求を前記通信装置に通知
することなく、前記記憶タスクにおいて記憶された情報
を前記要求に対する応答として前記送信タスクに通知す
る第2の通知処理とを実行する通知タスクと、前記通知
タスクが前記第2の通知処理を実行している際に前記通
信装置に所定の動作を要求する場合は、前記記憶タスク
において記憶された情報に応じて前記無線接続手段のモ
ードを変更するように制御する制御タスクとを実行する
プログラムを記憶する記憶媒体を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
通信装置及び情報処理装置について図面を参照して詳細
に説明する。
【0011】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係るファクシミリ装置201を示すブ
ロック図である。
【0012】ファクシミリ装置201は、画像形成装置
(通信装置)の一例である。
【0013】ファクシミリ装置201において、CPU
101は、システム制御部であり、ファクシミリ装置2
01の全体を制御する。ROM102は、CPU101
の制御プログラムやオペレーティングシステム(OS)
プログラム等を格納するものである。RAM103は、
SRAM等で構成され、プログラム制御変数等を格納す
るものである。また、オペレータが登録した設定値や装
置の管理データ等や各種ワーク用バッファも、RAM1
03に格納される。画像メモリ104は、DRAM等で
構成され、画像データを蓄積するものである。
【0014】上記実施の形態では、ROM102に格納
されている各制御プログラムは、ROM102に格納さ
れているOS(オペレーティングシステム)の管理下
で、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフトウエ
ア制御が行われる。操作部108は、各種キー、LE
D、LCD(表示部)等で構成され、オペレータによる
各種入力操作や、画像形成装置の動作状況の表示等を行
うものである。
【0015】読取制御部106は、読取部107におい
てCSイメージセンサ(密着型イメージセンサ)で原稿
を光学的に読取り、電気的な画像データに変換した画像
信号を、画像処理制御部によって2値化処理、中間調処
理等の各種画像処理を施し、高精細な画像データを出力
するものである。なお、上記実施の形態における読取制
御部106は、原稿を搬送しながら読取を行うシート読
取制御と、原稿台に載せた原稿をスキャンするブック読
取制御との両方式に対応している。
【0016】記録制御部113では、レーザビームプリ
ンタやインクジェットプリンタ等のカラープリンタ11
4において記録する画像データに対し、画像処理制御部
によって、スムージング処理や記録濃度補正処理、色補
正等の各種画像処理を施し、高精細な画像データに変換
し、カラープリンタに出力する。
【0017】通信制御部109は、MODEM(変復調
装置)、NCU(網制御装置)等によって構成されてい
る。上記実施の形態における通信制御部109は、アナ
ログの通信回線(PSTN)203に接続され、T30
プロトコルでの通信制御、通信回線に対する発呼と着呼
等の回線制御を行うものである。また、留守録制御部1
10は、音声ICや音声録音再生制御部等によって構成
され、留守番電話機能を提供するものである。
【0018】符号復号化処理部112は、画像形成装置
で扱う画像データの符号復号化処理や拡大縮小処理を行
うものである。また、解像度変換処理部111は、画像
データのミリ−インチ解像度変換等の解像度変換制御を
行うものである。なお、解像度変換部111において
も、画像データの拡大縮小処理が可能である。さらに、
データ変換部105は、ぺージ記述言語(PDL)等の
解析、キャラクタデータのCG展開等、画像データの変
換を行うものである。
【0019】Bluetooth制御部115は、Bl
uetoothの通信制御を行ない、Bluetoot
hの規格に沿ってプロトコル制御を行い、CPU101
のBluetooth制御タスクからのコマンドをパケ
ットにし、Bluetoothべースバンド処理部11
6に送ったり、逆にBluetoothべースバンド処
理部116からパケットをコマンドとしてCPU101
に送ったりする。
【0020】Bluetoothベースバンド処理部1
16は、Bluetoothの周波数ホッピング処理
や、フレームの組立・分解処理を行う。また、情報処理
端末202と電波を送受信するための2.4GHz高周
波部117が設けられている。
【0021】拡張スロット118は、画像形成装置とし
てのファクシミリ装置201にオプションボードを挿入
するスロットであり、拡張画像メモリやSCSIインタ
フェイスボード、ビデオインタフェイスボード等の各種
オプションボードを取り付けることが可能である。
【0022】図2は、図1のシステム構成を示す図であ
る。
【0023】このシステムでは、ファクシミリ装置20
1と、PC(パーソナルコンピュータ)等の情報処理端
末202と、PSTN等の通信回線203と、相手側端
末204とが設けられている。
【0024】ファクシミリ装置201は、通信回線20
3に接続され、ファクシミリ通信(FAX通信)を行う
ことができ、また、無線で情報処理端末202と接続す
ることができる。上記実施の形態では、無線部分はBl
uetoothとしているので、情報処理端末202
に、Bluetooth通信用のユニットが内蔵されて
いるか、または、Bluetooth通信用のユニット
が情報処理端末202に接続されていれば、情報処理端
末202との間で、画像の送受や、データやプログラム
のやりとりもできる。
【0025】さらに、上記実施の形態では、ファクシミ
リ装置201の代わりに、たとえばスキャナ、プリンタ
機能を有するマルチファンクション装置等の画像形成装
置を設けるようにしてもよく、または、スキャナやプリ
ント機能のついたE−Mail端末等、他の画像形成装
置を設けるようにしてもよい。
【0026】図3は、図2のファクシミリ装置201に
おけるソフトウエア階層を示す図である。
【0027】Scanner制御タスク301、Pri
nter制御タスク302、Fax制御タスク303、
MMI(マン・マシン・インタフェイス)制御タスク3
04、Phone制御タスク305は、ファクシミリ装
置201の最上位レイヤの制御タスクであり、ファクシ
ミリのデバイス制御やユーザ操作部分の制御を行ってい
る。
【0028】ジョブコントロールタスク306は、下位
レイヤであるイベントコントロールタスク307からの
ジョブを解析して振り分け、上記最上位レイヤの制御タ
スクにキューイングする。
【0029】イベントコントロールタスク307は、下
位のBluetooth制御タスク308から受け取っ
たイベントを解析し、上記最上位レイヤのうちで、対応
する制御タスクに対してのコマンドをキューイングす
る。
【0030】Bluetooth制御タスク308で
は、上位のイベントコントロールタスク307から情報
処理端末202へ送信しようとする情報を受け取ると、
下位のBluetoothコントローラ309ヘ、その
情報を引き渡す。
【0031】また、下位のBluetoothコントロ
ーラ309から上位レイヤ宛ての情報を受け取ると、上
位のイベントコントロールタスク307へ情報を引き渡
す。このように、Bluetooth制御タスク308
が、上位のイベントコントロールタスク307からの情
報を受け取るとその情報を下位のBluetoothコ
ントローラ309に渡し、下位のBluetoothコ
ントローラ309からの情報を受け取るとその情報を上
位のイベントコントロールタスク307に渡す動作モー
ドを、以下、コマンドスルーモードとする。
【0032】また、Bluetooth制御タスク30
8では、上位のイベントコントロールタスク307から
情報処理端末202へ送信しようとする情報を受け取っ
た場合でも、本タスク自身の判断で、上位レイヤヘ直ち
にレスポンスを返すことができると判断した場合は、下
位レイヤヘ情報を渡すことなく、上位レイヤヘレスポン
スを返すことができる。この動作モードを以下、コマン
ドリターンモードとする。
【0033】Bluetoothコントローラ309と
Bluetoothドライバ310とに関し、Blue
toothコントローラ309の上位レイヤから受け取
った情報を、Bluetoothの"Generic Access Pr
ofile"とその下位概念である"Serial Port Profile"と
に従い、無線情報としてエアーインタフェイスを形成す
る。
【0034】OS311は、ファクシミリ装置201の
機器組み込み型のオペレーティングシステムであり、本
実施の形態で使用する上記ソフトウエア階層のタスクス
イッチングやイベント管理、メモリ管理を行う。
【0035】図4は、図3の情報処理端末202におけ
るソフトウエア階層を示す図である。
【0036】インタフェイスモジュール408、Blu
etooth制御タスク409、Bluetoothコ
ントローラ410、Bluetoothドライバ411
を経由し、情報処理端末202とファクシミリ装置20
1との間の動作構造を示している。
【0037】情報処理端末202とファクシミリ装置2
01との間の制御情報は、最上位レイヤにあるファクシ
ミリマネージャ401、プリンタアプリケーション40
4、スキャナアプリケーション406等の情報を、イン
ボックス402、アウトボックス403、プリンタドラ
イバ405、スキャナドライバ407を経由し、情報処
理端末202とファクシミリ装置201との間における
情報のやりとりを、インタフェイスモジュール408が
制御する。
【0038】制御が、ファクシミリマネージャ410に
よって行われているのか、ドライバの1つによって行わ
れているのかに関わらず、送信するファクシミリ画像や
スキャンする画像等のファイルの転送、ファクシミリ受
信画像の読み込み、プリントする画像の転送を、インタ
フェイスモジュール408が管理する。
【0039】Bluetooth制御タスク409で
は、上位のインタフェイスモジュール408からファク
シミリ装置201へ送信しようとする情報を受け取る
と、下位のBluetoothコントローラ410ヘ、
その情報を引き渡す。また、下位のBluetooth
コントローラ410からインタフェイスモジュール40
8宛ての情報を受け取ると上位のインタフェイスモジュ
ール408にその情報を引き渡す。以下、この動作モー
ドをコマンドスルーモードとする。
【0040】また、Bluetooth制御タスク40
9では、上位のインタフェイスモジュールからファクシ
ミリ装置201へ送信しようとする情報を受け取った場
合でも、上位レイヤに直ちにレスポンスを返すことがで
きることを、本タスク自身が判断した場合は、下位レイ
ヤヘ情報を渡すことなく、上位レイヤヘレスポンスを返
すことができ、この動作モードを以下、コマンドリター
ンモードとする。
【0041】Bluetoothコントローラ410と
Bluetoothドライバ411とに関し、Blue
toothコントローラ410の上位レイヤから受け取
った情報を、Bluetoothの"Generic Access Pr
ofile"とその下位概念である"Serial Port Profile"と
に従い、無線情報として、エアーインタフェイスを形成
する。
【0042】OS412は、情報処理端末202のオペ
レーティングシステムであり、上記実施の形態で使用す
る上記ソフトウエア階層MMIやアプリケーションの制
御サービスにおける基盤部分において、情報処理端末2
02上でのMMIやアプリケーションの制御のサービス
を受ける。
【0043】図5は、図3のファクシミリ装置201と
情報処理端末202の立ち上げ時の処理を示す図であ
り、情報処理端末202の電源を立ち上げたときにおい
て、ファクシミリ装置201との初期化処理と、待機状
態に移行するまでの処理とを示す図である。
【0044】このときに、ファクシミリ装置201は、
既に電源が立ち上げられているものとする。
【0045】情報処理端末202の電源が立ち上がる
と、Bluetooth対応のファクシミリマネージャ
401が起動し、ファクシミリ装置201と接続する処
理を行う。
【0046】接続先のファクシミリ装置201が通信で
きる状態にあることを確認するために、Bluetoo
th制御タスク409は、Inquiry送出要求を、
Bluetoothコントローラ410に送信する。こ
のときに、Inquiryコマンド内の"Class of Devi
ce"情報を、シリアル通信端末として送信する。Inq
uiry送出要求を受けると、Bluetoothコン
トローラ410は、Bluetooth接続手順に従
い、Inquiry手順を行い、その結果("Inquiry R
esult")をBluetooth制御タスク409に通知
する。
【0047】Bluetooth制御タスク409
は、"Inquiry Result"を受けると、その内容から、ファ
クシミリ装置201と接続可能か否かを判断し、接続可
能であるときには、ファクシミリ装置201のアドレス
を指定し、Bluetoothコントローラ410に対
して接続要求を行う。"Inquiry Result"の内容から、接
続が失敗、または、接続先のファクシミリ装置が見つか
らなければ、その旨を示すメッセージを、情報処理端末
202の表示部に表示する。
【0048】Bluetoothコントローラ410
は、接続要求を受けると、ファクシミリ装置201のB
luetoothコントローラ309とBluetoo
thの規格とに基づき、"Serial Port Profile"を使用
するコネクションを確立し、ピコネット(Picone
t)を形成する。
【0049】コネクションが確立したら、その結果を、
Bluetooth制御タスク409に通知する。Bl
uetooth制御タスク409は、接続結果から、フ
ァクシミリ装置201とのコネクションが確立できた旨
を検知すると、"Ready"信号をファクシミリマネー
ジャ401に通知し、ファクシミリマネージャ401か
らのコマンドをBluetoothコントローラ410
にそのまま渡すコマンドスルーモードに、状態を移行す
る。
【0050】また、Bluetooth制御タスク40
9は、接続結果から、コネクションの確立に失敗した旨
のメッセージを受け取ると、それを情報処理端末202
の表示部に表示する。
【0051】ファクシミリ装置201のBluetoo
thコントローラ309は、情報処理端末202とのコ
ネクション確立手順の結果を、Bluetooth制御
タスク308に通知する。Bluetooth制御タス
ク308は、コネクション確立手順の結果から、コネク
ションが確立したことを確認すると、情報処理端末20
2からのコマンドを、そのままイベントコントロールタ
スク307に渡すために、コマンドスルーモードに入
り、情報処理端末202からのコマンドを待つ。コネク
ションに失敗したときには、Bluetooth制御タ
スク308は、コネクションが確立するまで待ち状態と
なる。
【0052】ファクシミリマネージャ401は、Blu
etooth制御タスク409から"Ready"信号を
受信すると、情報処理端末202の日付やファクシミリ
マネージャ401に登録されている名称等のデータを、
ファクシミリ装置201に転送するコマンドを、Blu
etooth制御タスク409に送る。
【0053】Bluetooth制御タスク409は、
受けたコマンドをそのままBluetoohコントロー
ラ410に転送し、Bluetoohコントローラ41
0は、"Serial Port Profile"を使い、ファクシミリ装
置201に転送する。
【0054】ファクシミリ装置201のBluetoo
thコントローラ309は、情報処理端末202から送
られたコマンドを、Bluetooth制御タスク30
8に送り、Bluetooth制御タスク308は、コ
マンドをそのままイベントコントロールタスク307に
渡す。イベントコントロールタスク307は、受けたコ
マンドを解析し、その結果をBluetooth制御タ
スク308に送る。
【0055】初期化処理が終了すると、ファクシミリマ
ネージャ401は、ファクシミリ装置201に受信画像
があるか否かをチェックするために、受信情報取得コマ
ンドを発行する。受信情報取得コマンドを受けたイベン
トコントロールタスク307は、RAM103に記憶さ
れている画像管理レコードに対して受信した画像がある
か否かを検索する。
【0056】受信した画像があれば、Bluetoot
h制御タスク308が発行する受信情報取得コマンドに
対し、「画像有り」のレスポンスを返し、受信した画像
が無いときには、「画像無し」のレスポンスを返す。
【0057】ファクシミリマネージャ401は、受信情
報取得コマンドのレスポンスで、画像があることを判断
すると、図6の処理に従い、受信画像転送処理を行う。
【0058】受信画像が無い場合、ファクシミリマネー
ジャ401は、ファクシミリ装置201の状態を記憶し
ておくために、状態情報取得コマンドを発行する。状態
情報取得コマンドを受けたイベントコントロールタスク
307は、プリンタの状態、スキャナの状態、メモリの
状態等のファクシミリ装置201に関する状態をチェッ
クし、その旨のレスポンスを返す。
【0059】ファクシミリマネージャ401は、状態情
報取得コマンドのレスポンスから、エラー状態であると
判断した場合、そのエラー状態を示すメッセージを、情
報処理端末202の表示部に表示し、エラーが直るまで
受信情報取得コマンドと状態情報取得コマンドとを、周
期的に、イベントコントロールタスク307に発行す
る。
【0060】受信画像が無く、ファクシミリ装置201
の状態が正常である場合、ファクシミリ装置201に受
信があるまでは、情報処理端末202とファクシミリ装
置201との間の通信を接続しておく必要が無いので、
ファクシミリ装置201は、Parkモードに移行す
る。Parkモードは、Bluetooth規格に基づ
く低消費電力モードであるParkモードであり、Bl
uetooth規格に基づくマスタである情報処理端末
202のスレーブ端末であるファクシミリ装置201が
一定間隔ごとだけマスタからの信号を受け取り、ピコネ
ット内同期の維持を行うモードである。また、Park
モードに移行しているときは、マスタ(Master)とスレ
ーブ(Slave)間のデータ通信はできず、データ通信を
行う場合は、Parkモードを解除してActiveモ
ードに移行する必要がある。
【0061】次に、ファクシミリ装置201がPark
モード(低消費電力モード)に移行する動作について説
明する。この動作を、図5の後半部分(下半分)に示し
てある。
【0062】まず、ファクシミリ装置201のBlue
tooth制御タスク308が、Bluetoothコ
ントローラ309に、Parkモード移行要求を行う。
Parkモード移行要求を受けたBluetoothコ
ントローラ309は、Bluetoothの規格に従
い、Bluetoothコントローラ410とともに、
Parkモード移行手順を行う。
【0063】Parkモード移行手順が終了すると、B
luetoothコントローラ309、410は、ファ
クシミリ装置201がParkモードに移行(モード変
更)した旨を、それぞれ、Bluetooth制御タス
ク308、409に通知する。
【0064】Parkモードに移行したこと(モード変
更通知)を受けると、Bluetooth制御タスク3
08、409は、それぞれコマンドリターンモードとな
る。
【0065】コマンドリターンモードになった情報処理
端末202のBluetooth制御タスク409は、
RS232C等のシリアルインタフェイスや、セントロ
ニクス(IEEE1284等に既定の標準インタフェイ
ス)等のパラレルインタフェイスといった有線で接続さ
れたファクシミリ装置201のイベントコントロールタ
スク307における処理と同様の処理を行う。Blue
tooth制御タスク409は、ファクシミリマネージ
ャ401から周期的に発行される情報取得コマンドと受
信情報取得コマンドとに対し、情報処理端末202のR
AM103に記憶しているファクシミリステータス情報
に基づいて、「画像有り/無し」や「正常/異常状態」
等のレスポンスを返す。
【0066】ファクシミリ装置201のBluetoo
th制御タスク308は、上記有線で接続されたときの
情報処理端末202におけるファクシミリマネージャ4
01における動作と同様の動作を行う。ファクシミリ装
置201のBluetooth制御タスク308は、フ
ァクシミリ装置201の状態変化や、他のファクシミリ
装置から、通信回線203を通じて画像を受信したか否
かを常に監視するために、イベントコントロールタスク
307に受信情報取得コマンド、状態情報取得コマンド
を周期的に発行する。イベントコントロールタスク30
7は、Bluetooth制御タスク308から受信情
報取得コマンド、状態情報取得コマンドを受け取ると、
受信情報(例えば、画像無し)や状態情報(例えば、正
常状態)をレスポンスとして返す。
【0067】初期化処理時、または、情報処理端末20
2で登録データを変更し、ファクシミリ装置201に登
録データを転送したときに、受信画像を情報処理端末2
02に転送しないことが設定されている場合、ファクシ
ミリマネージャ401とファクシミリ装置201のBl
uetooth制御タスク308とは、受信情報取得コ
マンドと状態情報取得コマンドとを発行しない。
【0068】図6は、ファクシミリ装置201が通信回
線203を通して相手端末204(他のファクシミリ装
置)から画像を受信し、その画像データを情報処理端末
202に転送する、図5のファクシミリ装置201から
情報処理端末202への受信画像データ転送処理時の通
信動作を示す図である。
【0069】ファクシミリ装置201のBluetoo
th制御タスク308は、待機時、すなわちParkモ
ード時には、コマンドリターンモードになっており、フ
ァクシミリ装置201の状態を監視するために、状態情
報所得コマンドと受信情報取得コマンドとを、周期的に
イベントコントロールタスク307に発行している。イ
ベントコントロールタスク307は、RAM103に記
憶されている画像管理レコードに対して受信した画像が
あるか否かを検索する。受信した画像があるときには、
Bluetooth制御タスク308が発行する受信情
報取得コマンドに対し、「画像有り」のレスポンスを返
す。
【0070】「画像有り」のレスポンスを受けると、B
luetooth制御タスク308は、情報処理端末2
02に、受信した画像データを転送するために、Par
kモードを解除してピコネットを再度形成し、ファクシ
ミリ装置201と情報処理端末202との通信を復帰さ
せる。
【0071】通信を復帰させるために、Bluetoo
thコントローラ309に、Active復帰要求を送
る。Active復帰要求を受けたBluetooth
コントローラ309は、Bluetoothの通信復帰
手順に従い、情報端末処理202のBluetooth
コントローラ410と通信を行う。通信が復帰すると、
Bluetoothコントローラ309は、Bluet
ooth制御タスク308にモード変更通知を行う。モ
ード変更通知を受けたBluetooth制御タスク3
08は、その内容から、通信が復帰したと判断すると、
コマンドリターンモードからコマンドスルーモードに移
行する。通信が復帰できないと判断すると、そのままコ
マンドリターンモードの状態を維持する。
【0072】上記と同様に、情報処理端末202のBl
uetoothコントローラ410は、Bluetoo
th制御タスク409にモード変更通知を行う。モード
変更通知を受けたBluetooth制御タスク409
は、その内容から、通信が復帰したと判断すると、コマ
ンドリターンモードからコマンドスルーモードに移行す
る。通信が復帰できないと判断すると、そのままコマン
ドリターンモードの状態を維持し、情報処理端末202
の表示部に、その旨のメッセージを表示する。
【0073】通信が復帰し、それぞれのBluetoo
th制御タスク308、409がコマンドスルーモード
になると、Bluetooth規格に基づきファクシミ
リ装置201、情報処理端末202間の通信が行われ受
信画像データの転送処理が行われる。尚、この時のコマ
ンドインタフェイスとしては、RS232C等のシリア
ルインタフェイスや、セントロニクス(IEEE128
4等に既定の標準インタフェイス)等のパラレルインタ
フェイスといった有線で接続されたときにおけるコマン
ドインタフェイスと同じコマンドインタフェイスで、受
信画像データ転送処理を行う。
【0074】受信画像データ転送処理が終了すると、フ
ァクシミリマネージャ401は、受信画像が有るか否か
をチェックするために、受信情報取得コマンドをファク
シミリ装置201に発行する。受信情報取得コマンドを
受けたイベントコントロールタスク307は、RAM1
03に記憶されている画像管理レコードに対して受信し
た画像が有るか否かを検索する。受信した画像が有る
と、画像有りのレスポンスを返し、受信した画像が無い
と、画像無しのレスポンスを返す。
【0075】ファクシミリマネージャ401は、受信情
報取得コマンドのレスポンスで画像ありと判断すると、
受信画像転送処理を、再度、実行する。
【0076】受信画像が無い場合、ファクシミリマネー
ジャ401は、ファクシミリ装置201の状態を記憶し
ておくために、状態情報取得コマンドを発行する。状態
情報取得コマンドを受けたイベントコントロールタスク
307は、プリンタの状態、スキャナの状態、メモリの
状態等のファクシミリ装置201に関する状態をチェッ
クし、その旨のレスポンスを返す。
【0077】ファクシミリマネージャ401は、状態情
報取得コマンドのレスポンスに基づいて、エラー状態で
あると判断した場合、そのエラー状態を示すメッセージ
を、情報処理端末202の表示部に表示し、エラーが直
るまで、受信情報取得コマンドと状態情報取得コマンド
とを、周期的に、イベントコントロールタスク307に
発行する。ファクシミリ装置201の状態が正常である
と判断すると、再び、低消費電力モードであるPark
モードに移行するまで、状態情報取得コマンドと受信情
報取得コマンドとを、周期的に発行する。
【0078】ファクシミリ装置201は、状態が正常で
ある「正常状態」と判断すると、再び、低消費電力モー
ドであるParkモードに移行する。
【0079】ファクシミリ装置201のBluetoo
th制御タスク308が、Bluetoothコントロ
ーラ309に、上記Parkモード移行要求を行う。P
arkモード移行要求を受けたBluetoothコン
トローラ309は、Bluetoothの仕様に従い、
Bluetoothコントローラ410との間で、Pa
rkモード移行手順を実行する。
【0080】Parkモード移行手順が終了すると、各
Bluetoothコントローラ309、410は、B
luetooth制御タスク308、409に、Par
kモードに移行した旨をそれぞれ通知する。
【0081】Parkモードに移行したこと(モード変
更通知)を受けると、Bluetooth制御タスク3
08、409は、それぞれコマンドリターンモードとな
る。
【0082】再び、情報処理端末202で、ユーザがフ
ァクシミリ送信、スキャン、または、プリント等のサー
ビスを開始するか、ファクシミリ装置201に受信があ
るまで、コマンドリターンモードを維持する。
【0083】図7は、図6の受信画像データ転送処理に
おいて、情報処理端末202とファクシミリ装置201
との間で、コマンドとデータとを転送制御する概略動作
を示す図である。
【0084】受信画像データ転送サービスの動作では、
最初に、ファイルID取得コマンドを情報処理端末20
2から送信する。ファイルID取得コマンドを受信する
と、ファクシミリ装置201は、RAM103を調べ、
RAM103に蓄積されている管理情報から、受信画像
データに関する受け付け番号をファイルIDとしてパラ
メータに設定し、情報処理端末202に「OK」の返答
と共に送る。
【0085】ファイルID取得コマンドの返答パラメー
タでファイルIDが設定されていると、情報処理端末2
02は、転送するファイルIDを設定し、ファイル情報
取得コマンドを送る。ファイル情報取得コマンドを受信
すると、ファクシミリ装置201は、指定されたファイ
ルIDのファイル属性と、ページ数とをパラメータに設
定し、「OK」の返答と共に、上記パラメータを情報処
理端末202に送る。指定されたファイルIDが無い場
合には、「NG」の返答を返す。
【0086】次に、ファクシミリ装置201は、ファイ
ルIDとページ番号が指定されたページ情報取得コマン
ドとを受信すると、RAM103の管理情報から指定さ
れたページの主/副走査解像度等の情報をパラメータに
設定し、「OK」の返答を送る。指定されたファイルI
D、ページが無い場合には、「NG」の返答を送る。
【0087】ページ情報取得コマンドで「OK」の返答
を受け取ると、情報処理端末202は、ページ転送要求
コマンドを送り、続いて、転送対象となるファイルI
D、ページ番号を設定したパラメータを送る。指定され
たファイルIDのページが、画像メモリ104に蓄積さ
れていれば、ファクシミリ装置201は、「OK」の返
答を送り、画像メモリ104に無ければ、「NG」の返
答を送る。
【0088】情報処理端末202は、ページ転送要求コ
マンドに対して「OK」の返答を受け取ると、要求ぺー
ジ指定コマンドを送り、続いて、ページ情報取得コマン
ドで取得した主/副走査解像度やデータ形式を設定した
パラメータを、ファクシミリ装置201に送る。ファク
シミリ装置201は、受信したパラメータとRAM10
3の管理情報の内容とが一致しているか否かを調査し、
内容が一致していれば、「OK」の返答をおくり、一致
していなければ、「NG」の返答を送る。
【0089】その後、情報処理端末202は、画像デー
タ転送要求を発行する。ファクシミリ装置201は、画
像メモリ104から情報処理端末202に、所定サイズ
の画像データを転送し、これとともに、「OK」の返答
も送る。
【0090】1ページ分の転送が終了した後に、情報処
理端末202は、転送した受信画像データをインボック
ス402におき、受信画像を転送終了した旨と、受信画
像の内容とがわかるように画像表示を行う。
【0091】そして、ページ消去コマンドを発行する。
ページ消去コマンドを受け取ったファクシミリ装置20
1は、指定されたページの画像データを、画像メモリ1
04から消去し、RAM103の管理情報を修正し、
「OK」の返答を送る。
【0092】上記操作を、全ページ分の受信画像データ
が転送するまで繰り返し、全ページ分の受信画像データ
を転送すると、ファイル消去指示コマンドを受け、指定
されたファイルの管理情報を消去し、当該処理を終了す
る。
【0093】図8は、本発明の実施の形態に係るファク
シミリ装置201の電源をONにした後の処理のフロー
チャートである。
【0094】図8において、ファクシミリ装置201の
電源をONにすると、ステップS701において、Bl
uetooth制御タスク308の初期化処理を行う。
ここで、動作モードを「コマンドスルーモード」にす
る。また、Bluetooth制御タスク308が管理
する受信画像有り/無しを記憶する変数を、「画像無
し」にする。
【0095】上記「コマンドスルーモード」は、Blu
etooth制御タスク409が、ファクシミリマネー
ジャ401からコマンドを受け取ったときに、このコマ
ンドをBluetoothコントローラ410へ送出
し、Bluetoothコントローラ410からレスポ
ンスを受け取ったときに、ファクシミリマネージャ40
1に送出する動作モードである。
【0096】以上の処理を行い、情報処理端末202の
立ち上がりを待つ待機状態として終了する。
【0097】図9は、本発明の実施の形態における情報
処理端末202側Bluetooth制御タスク409
が実行する電源ON後処理を示すフローチャートであ
る。
【0098】情報処理端末202の電源をONにする
と、ファクシミリマネージャ401が起動され、ステッ
プS801で、Bluetooth制御タスク409
は、Bluetoothコントローラ410を介して、
ファクシミリ装置201にInquiryを送出する。
【0099】ステップS802では、送出したInqu
iryにファクシミリ装置201(FAX)が応答した
か否かを判断し、正常に応答した場合は、ステップS8
04へ進み、正常に応答しなかった場合は、ステップS
803に進む。
【0100】ステップS803では、接続可能なファク
シミリ装置(FAX)が無い旨を、情報処理端末202
の表示装置(表示器)に表示することによって、通知
し、処理を終了する。
【0101】ステップS804では、Bluetoot
hコントローラ410に接続要求を出し、ステップS8
05に進む。
【0102】ステップS805では、接続要求に対する
応答を待ち、Bluetoothコントローラ410を
介して、ファクシミリ装置201から接続完了失敗が通
知されると、ステップS806へ進み、接続完了が通知
されると、ステップS807へ進む。
【0103】ステップS806では、ファクシミリ装置
201との接続に失敗した旨を、情報処理端末202の
表示装置で通知し、処理を終了する。
【0104】ステップS807では、ファクシミリ装置
との接続が確立できたことを知らせる"Ready"を、
Bluetooth制御タスク409が、ファクシミリ
マネージャ401に通知し、ステップS808では、コ
マンドスルーモードヘ移行する。
【0105】コマンドスルーモードは、上記のように、
Bluetooth制御タスク409が、ファクシミリ
マネージャ401からコマンドを受け取ったときに、こ
のコマンドをBluetoothコントローラ410へ
送出し、Bluetoothコントローラ410からレ
スポンスを受け取ったときに、ファクシミリマネージャ
401に送出する動作モードである。
【0106】ファクシミリマネージャ401は、上記"
Ready"信号を受けると、ステップ"Serial Port Pr
ofile"を使用して、ファクシミリマネージャ401とフ
ァクシミリ装置201のイベントコントロールタスク3
07との間の初期化処理を行う。
【0107】初期化処理が終了すると、ファクシミリマ
ネージャ401は、定期的に受信情報取得コマンドを、
Bluetooth制御タスク409、Bluetoo
thコントローラ410を介してファクシミリ装置20
1へ送出し、ファクシミリ装置201に受信画像がある
か否かを監視する。ステップS809では、この受信情
報取得コマンドに対するレスポンスを受信したか否かを
判定し、Bluetooth制御タスク409、Blu
etoothコントローラ410を介して、ファクシミ
リ装置201からレスポンスを受信したときには、ステ
ップS810で、その中にある受信画像有り/無しの情
報を、Bluetooth制御タスク409内部に記憶
する。
【0108】ステップS811では、図5の後半で説明
したように、ファクシミリ装置201主導でParkモ
ードに移行した通知を、Bluetoothコントロー
ラ410から受信したか否かを判定し、通知を受信して
いない場合は、ステップS809へ進み、コマンドスル
ーモードを継続し、通知を受信した場合は、ステップS
812へ進み、コマンドリターンモードに移行し、電源
ON後処理を終了する。
【0109】次に、Bluetooth制御タスク40
9のコマンドリターンモードについて説明する。
【0110】図10は、本発明の実施の形態におけるフ
ァクシミリ装置201側Bluetooth制御タスク
308の受信画像アップロード処理を示すフローチャー
トである。
【0111】Bluetooth制御タスク308は、
受信画像が無い状態では、コマンドリターンモードにな
っている。
【0112】コマンドリターンモードのステップS90
1では、受信情報取得コマンドをイベントコントロール
タスク307へ送出し、ステップS902で、イベント
コントロールタスク307からのレスポンスを受信す
る。レスポンスを受信すると、ステップS903で、レ
スポンスに格納された受信情報(画像有り/無し)を、
Bluetooth制御タスク308内部に記憶する。
【0113】ステップS904では、受信情報が画像あ
りであるか否かを判断し、画像ありの場合は、ステップ
S906へ進み、コマンドリターンモードからコマンド
スルーモードヘ移行する。画像なしの場合は、ステップ
S905で、受信情報取得コマンドを定期的(コマンド
送出間隔)に送出するためにウェイトし、ステップS9
01へ戻る。
【0114】ステップS906では、Active復帰
要求をBluetoothコントローラ309へ送出
し、ステップS907では、コマンドを受信したか否か
を判定する。このコマンドは、図7で説明したようなフ
ァクシミリマネージャ401からイベントコントロール
タスク307への動作指示コマンドである。コマンドを
受信した場合は、ステップS908へ進んでイベントコ
ントロールタスク307ヘ受信したコマンドを送出し、
受信していない場合は、ステップS911へ進む。
【0115】ステップS911では、レスポンスを受信
したか否かを判定する。このレスポンスは、図7で説明
したようなイベントコントロールタスク307からファ
クシミリマネージャ401への応答(レスポンス)であ
る。受信していない場合は、ステップS907へ進み、
受信した場合は、ステップS912で、受信したレスポ
ンスが受信情報取得コマンドに対するレスポンスか否か
を判定し、受信情報取得コマンドのレスポンスであった
場合には、ステップS913で受信情報(「画像有り/
無し」)を、Bluetooth制御タスク308内部
に記憶する。一方、ステップS912で、受信情報取得
コマンドのレスポンスでなかった場合には、ステップS
914に進む。
【0116】ステップS914では、受信したレスポン
スをBluetoothコントローラ309へ送出し、
ステップS915で、Bluetooth制御タスク3
08が記憶している受信情報が画像無しか否かを判定
し、「画像無し」の場合は、ステップS916へ進み、
「画像有り」の場合は、ステップS917へ進む。
【0117】ステップS916では、Parkモード移
行要求を、Bluetoothコントローラ309に送
出し、コマンドリターンモードに移行しステップS90
1に進む。
【0118】ステップS917では、情報処理端末20
2側からのParkモード移行通知(モード変更通知)
を受信した場合にはステップS901に戻りコマンドリ
ターンモードに移行し、受信しなかった場合にはステッ
プS907に戻りコマンドスルーモードを継続する。
【0119】図11は、本発明の実施の形態における情
報処理端末202側Bluetooth制御タスク40
9の受信画像アップロード処理を示すフローチャートで
ある。
【0120】Bluetooth制御タスク409は、
受信画像が無い状態では、コマンドリターンモードにな
っている。
【0121】コマンドリターンモードのステップS10
01では、ファクシミリマネージャ401から受信情報
取得コマンドを受信したか否かを判定し、受信した場合
は、ステップS1002へ進み、受信していない場合
は、ステップS1003へ進む。
【0122】ステップS1002では、Bluetoo
th制御タスク409に記憶している受信情報(「画像
有り/無し」)を、レスポンスし、ファクシミリマネー
ジャ401に送出する。
【0123】ステップS1003では、ファクシミリ装
置201主導によるActive復帰手順(図6に示す
Active復帰手順)が実行され、Bluetoot
hコントローラ410からのActiveモード移行通
知(モード変更通知)をBluetooth制御タスク
409が受信したか否かを判定し、受信していない場合
は、ステップS1001へ戻り、受信した場合は、コマ
ンドスルーモードに移行し、ステップS1013でタイ
ムアウトでないと判別した後、ステップS1004へ進
む。
【0124】ステップS1004では、ファクシミリ装
置201主導によるParkモード移行が実行され、B
luetooth410からのParkモード移行通知
(モード変更通知)をBluetooth制御タスク4
09が受信したか否かを判定し、受信していない場合
は、ステップS1005へ進み、受信した場合は、ステ
ップS1001へ進み、コマンドリターンモードに移行
する。
【0125】ステップS1005では、コマンドを受信
したか否かを判定する。このコマンドは、図7で説明し
たようなファクシミリマネージャ401からイベントコ
ントロールタスク307への動作指示コマンドである。
受信していれば、ステップS1006に進み、Blue
toothコントローラ410ヘ受信したコマンドを送
出しステップS1013に進み、受信していなければ、
ステップS1009へ進む。ステップS1009で、レ
スポンスを受信したか否かを判定し、レスポンスを受信
した場合は、ステップS1010へ進み、レスポンスを
受信していない場合は、ステップS1013へ進む。こ
のレスポンスは、図7で説明したようなイベントコント
ロールタスク307からファクシミリマネージャ401
への応答(レスポンス)である。
【0126】ステップS1010では、上記レスポンス
が、受信情報取得コマンドのレスポンスであるか否かを
判定し、受信情報取得コマンドのレスポンスである場合
は、ステップS1011へ進み、そうでないときは、ス
テップS1012へ進む。ステップS1011では、レ
スポンスに含まれる受信情報(「画像有り/無し」)
を、Bluetooth制御タスク409内部に記憶
し、ステップS1012で、レスポンスをファクシミリ
マネージャ401に送出する。
【0127】ステップS1013では、コマンドスルー
モードで所定時間内に有効なデータがない場合にタイム
アウトとなり、ステップS1014でParkモード移
行要求をファクシミリ装置201へ送信し、ステップS
1003に進む。
【0128】図12は、本発明の実施の形態における送
信画像の転送処理時の動作手順を示すシーケンス図であ
って、本シーケンス図は、情報処理端末202に記憶さ
れている画像データをファクシミリ装置201に転送
し、該ファクシミリ装置201が、指定された相手端末
204にファクシミリ送信する場合を示している。
【0129】すなわち、情報処理端末202のBlue
tooth制御タスク409は、Parkモードである
待機時はコマンドリターンモードJになっており、図示
は省略するが、ファクシミリマネージャ401から定期
的に送られてくる受信情報取得コマンド及び状態情報所
得コマンドに対する返答を行っている。
【0130】同様に、ファクシミリ装置201のBlu
etooth制御タスク308も、Parkモードであ
る待機時は、コマンドリターンモードHになっており、
受信情報取得コマンド及びファクシミリ装置201の状
態を監視するために状態情報所得コマンドを定期的にイ
ベントコントロールタスク307に発行している。
【0131】そして、ユーザが、情報処理端末202の
操作部を操作して送信サービスを選択すると、ファクシ
ミリマネージャ401は、送信指示コマンド及び相手端
末204のファクシミリ番号が指定されたパラメータを
Bluetooth制御タスク409に送信する。
【0132】次いで、送信指示コマンド及びパラメータ
(ファクシミリ番号)を受信したBluetooth制
御タスク409は、送信サービスを行うためにファクシ
ミリ装置201と情報処理端末202との間をデータ通
信可能なActiveモード(通常動作モード)に復帰
させる。
【0133】すなわち、情報処理端末202のBlue
tooth制御タスク409は、Bluetoothコ
ントローラ410にActive復帰要求コマンドを送
出し、Active復帰要求コマンドを受信したBlu
etoothコントローラ410は、Bluetoot
hコントローラ309との間でBluetooth規格
に準拠したActive復帰手順を実行し、Activ
eモードに復帰させる。そしてこの後、Bluetoo
thコントローラ309、410はBluetooth
制御タスク308、409に対し、夫々モード変更(A
ctiveモード移行)通知を行い、動作モードをコマ
ンドリターンモードH、Jからコマンドスルーモード
I、Kに移行させる。
【0134】尚、通信が復帰できなかった場合は、Bl
uetoothコントローラ309、410はBlue
tooth制御タスク308、409に対し、復帰でき
なかったことを通知する。この時、Bluetooth
制御タスク308、409はコマンドリターンモード
H、Jの状態を維持する。また、Bluetooth制
御タスク409は、ファクシミリマネージャ401に
「NG」の返答を送信し、ファクシミリマネージャ40
1は「NG」の返答を受信すると、送信サービスができ
ない旨のメッセージを表示する。
【0135】また、通信が復帰できた場合は、情報処理
端末202のBluetooth制御タスク409は、
ファクシミリマネージャ401から受信した送信指示コ
マンド及びパラメータ(ファクシミリ番号)をそのまま
ファクシミリ装置201のイベントコントロールタスク
307に送信する。
【0136】そして、送信指示コマンド及びパラメータ
を受信したイベントコントロールタスク307は、現
在、ファクシミリ装置201が通信中でなく、送信予約
が満杯ではないことを確認すると「OK」のレスポンス
を情報処理端末202のファクシミリマネージャ401
に送信する。尚、ファクシミリ装置201が通信中又は
送信予約が満杯のときは「NG」のレスポンスをファク
シミリマネージャ401に送信する。
【0137】次いで、ファクシミリマネージャ401
は、イベントコントロールタスク307から「OK」の
レスポンスを受信すると、有線I/Fと同様のコマンド
インタフェイスで送信画像データ転送処理Gを行う。
【0138】そして、送信画像データ転送処理Gが終了
すると、ファクシミリマネージャ401は送信結果を知
るために、ファクシミリ装置201に送信結果取得コマ
ンドと受付番号が指定されたパラメータを発行する。次
いで、送信結果取得コマンドを受信したイベントコント
ロールタスク307は、RAM103に記憶されている
管理情報を検索し、指示された受付番号の送信結果をチ
ェックする。その後、イベントコントロールタスク30
7は、送信結果と共に送信終了した旨のレスポンスをフ
ァクシミリマネージャ401に送出する。
【0139】尚、ファクシミリマネージャ401は、送
信結果取得コマンドに対するレスポンスから送信終了と
わかるまで、送信結果取得コマンドをファクシミリ装置
201に発行する。
【0140】そして、情報処理端末202のBluet
ooth制御タスク409は、送信が終了したと判断す
ると、無線通信回線は再びParkモードとなる。
【0141】すなわち、Bluetooth制御タスク
409がBluetoothコントローラ410にPa
rkモード移行要求コマンドを送出する。Parkモー
ド移行要求コマンドを受けたBluetoothコント
ローラ410は、Bluetoothコントローラ30
9との間でParkモード移行手順を実行し、該移行手
順が終了するとBluetoothコントローラ30
9、410は、Bluetooth制御タスク308、
409に夫々Parkモードへの移行通知(モード変更
通知)を行う。
【0142】そして、Bluetooth制御タスク3
08、409がParkモードへの移行通知(モード変
更通知)を受信すると動作モードは再びコマンドリター
ンモードH、Jとなる。すなわち、情報処理端末202
でユーザがファクシミリ送信、画像読取処理、或いは、
印刷処理等のサービスを開始するか、ファクシミリ装置
201が画像データを受信するまでコマンドリターンモ
ードH、Jを継続することとなる。そして、このコマン
ドリターンモードH、Jではファクシミリマネージャ4
01及びBluetooth制御タスク409間、及び
Bluetooth制御タスク308及びイベントコン
トロールタスク307間でのみコマンドとレスポンスの
やりとりが行われ、情報処理端末202とファクシミリ
装置201との間ではコマンドとレスポンスのやりとり
は行われない。
【0143】図13は、図12の送信画像の転送後リダ
イヤル処理時の動作手順を示したシーケンス図であっ
て、本シーケンスは、送信サービスのリダイヤル処理時
の動作を示している。
【0144】すなわち、図12と同様、動作モードがコ
マンドリターンモードH、Jから夫々コマンドスルーモ
ードI、Kに移行することにより、受信画像データ転送
処理Gが行われる。
【0145】そして、送信画像データ転送処理Gが終了
すると、ファクシミリマネージャ401は送信結果を知
るために、ファクシミリ装置201に送信結果取得コマ
ンド及び受付番号を指定したパラメータを発行する。送
信結果取得コマンド及び前記パラメータを受信したイベ
ントコントロールタスク307は、RAM103に記憶
されている管理情報を検索し、指示された受付番号の送
信未完の結果を取得してリダイヤルのレスポンスを送出
する。このレスポンスは情報処理端末202のファクシ
ミリマネージャ401に通知される。ファクシミリマネ
ージャ401は、レスポンスからリダイヤル待機状態で
あると判断すると、その旨をユーザに通知するために表
示する。
【0146】また、Bluetooth制御タスク30
8は、ファクシミリマネージャ401に送ったイベント
コントロールタスク307からのレスポンスにより、リ
ダイヤル待機状態であると判断すると、Bluetoo
thコントローラ309に対しParkモードへの移行
要求コマンドを送出する。次いで、Parkモードへの
移行要求コマンドを受けたBluetoothコントロ
ーラ309は、Bluetoothコントローラ410
との間でParkモード移行手順を実行し、該移行手順
が終了するとBluetoothコントローラ309、
410はBluetooth制御タスク308、409
に夫々Parkモードへの移行通知(モード変更通知)
を行い、該Parkモードの移行した後、動作モードは
コマンドリターンモードH、Jに移行する。
【0147】その後、ファクシミリマネージャ401は
Bluetooth制御タスク409に対し、定期的に
送信結果取得コマンド及びパラメータを送出し、Blu
etooth制御タスク409はファクシミリマネージ
ャ401に対し、リダイヤル待機中を示すレスポンスを
送る。
【0148】また、Bluetooth制御タスク30
8は、イベントコントロールタスク307に送信結果取
得コマンド及びパラメータを定期的に送出し、送信結果
を記憶してゆく。そして、イベントコントロールタスク
307は、リダイヤル待機中を示すレスポンスをBlu
etooth制御タスク308に送る。
【0149】そしてこの後、リダイヤル待機中であった
送信画像が正常に相手に送られると、イベントコントロ
ールタスク307はBluetooth制御タスク30
8からの送信結果取得コマンド及びパラメータに対する
レスポンスレスポンスとして送信終了を返す。Blue
tooth制御タスク308はイベントコントロールタ
スク307からのレスポンスにより送信処理が正常に終
了したと判断すると、情報処理端末202との間をAc
tiveモードに復帰させ、ファクシミリマネージャ4
01からの送信結果取得コマンド及びパラメータが受信
されるのを待つ。
【0150】この時、Bluetooth制御タスク3
08、Bluetooth制御タスク409は、Act
iveモードに復帰したことを認識し、コマンドスルー
モードI、Kに移行する。Bluetooth制御タス
ク308は、ファクシミリマネージャ401からの送信
結果取得コマンド及びパラメータを受信すると、その送
信結果取得コマンド及びパラメータをイベントコントロ
ールタスク307に送信する。イベントコントロールタ
スク307は、送信結果取得コマンド及びパラメータを
受信し、送信結果取得コマンドに上記リダイヤル待機中
であった送信処理の送信結果を示すパラメータがある
と、送信処理が正常に終了したことを示すレスポンスを
返す。
【0151】ファクシミリマネージャ401は、イベン
トコントロールタスク307からのレスポンスによりリ
ダイヤル待機中であった送信処理が正常に終了したこと
を認識すると、その旨を表示してユーザに通知する。
【0152】また、Bluetooth制御タスク30
8は、イベントコントロールタスク307から送られた
レスポンスに内容によりリダイヤル待機中であった送信
処理が正常に終了したことを認識すると、情報処理端末
202との間を再びParkモードに移行させる。そし
て、Bluetooth制御タスク308、Bluet
ooth制御タスク409は、コマンドリターンモード
H、Jに移行する。
【0153】尚、上記図13の送信画像の転送後リダイ
ヤル処理時の動作として、転送処理後はファクシミリ装
置201から情報処理端末202に対してParkモー
ドへの移行の要求を行っていたが、図30のように情報
処理端末202からファクシミリ装置201に対してP
arkモードへの移行の要求を行うようにしてもよい。
【0154】図30は、図13の処理の変形例を示す図
である。
【0155】以下、図30を用いて送信画像データ転送
処理G終了後に情報処理端末202からファクシミリ装
置201に対してParkモードへの移行の要求を行う
場合について説明する。
【0156】図30において、図12及び図13と同
様、動作モードがコマンドリターンモードH、Jからコ
マンドスルーモードI、Kに移行することにより、受信
画像データ転送処理Gが行われる。
【0157】そして、送信画像データ転送処理Gが終了
すると、ファクシミリマネージャ401は送信結果を知
るために、ファクシミリ装置201に送信結果取得コマ
ンド及び受付番号を指定したパラメータを発行する。送
信結果取得コマンド及び前記パラメータを受信したイベ
ントコントロールタスク307は、RAM103に記憶
されている管理情報を検索し、指示された受付番号の送
信結果を取得してレスポンスを送出する。
【0158】そして、Bluetooth制御タスク4
09は、イベントコントロールタスク307からのレス
ポンスにより、リダイヤル待機状態であると判断する
と、Bluetoothコントローラ410に対しPa
rkモードへの移行要求コマンドを送出する。次いで、
Parkモードへの移行要求コマンドを受けたBlue
toothコントローラ410は、Bluetooth
コントローラ309との間でParkモード移行手順を
実行し、該移行手順が終了するとBluetoothコ
ントローラ309、410はBluetooth制御タ
スク308、409に夫々Parkモードへの移行通知
を行い、該Parkモードの移行した後、動作モードは
コマンドリターンモードH、Jに移行する。
【0159】その後、ファクシミリマネージャ401は
Bluetooth制御タスク409に対し、定期的に
送信結果取得コマンド及びパラメータを送出し、Blu
etooth制御タスク409はファクシミリマネージ
ャ401に対し、リダイヤル待機中を示すレスポンスを
送信する。
【0160】また、Bluetooth制御タスク30
8は、イベントコントロールタスク307に送信結果取
得コマンド及びパラメータを定期的に送出し、送信結果
をRAM103に記憶してゆく。そして、イベントコン
トロールタスク307は、リダイヤル待機中を示すレス
ポンスをBluetooth制御タスク308に送信す
る。
【0161】尚、リダイヤル待機中であった送信画像が
正常に送信できた場合は、上述した図13の処理と同様
である。
【0162】図14は、図12、図13、及び図30の
送信画像データ転送処理Gの処理手順を示す図である。
【0163】まず、情報処理端末202は、受付番号取
得コマンドをファクシミリ装置201に送信する(ステ
ップS1401)。ファクシミリ装置201は、受付番
号取得コマンドを受信すると、RAM103に記憶され
ている受付番号を「OK」の返答と共に情報処理端末2
02に送出する(ステップS1402)。
【0164】次に、情報処理端末202は、ページ情報
指示コマンドをファクシミリ装置201に送信し、更に
送信する画像データの主/副走査解像度や画像サイズ情
報を設定したパラメータをファクシミリ装置201に送
信する(ステップS1403)。ファクシミリ装置20
1は、受信したパラメータに基づき送信可能か否かを判
断し、送信可能ならばRAM103の管理情報に各パラ
メータを設定し、「OK」の返答を情報処理端末202
に送る(ステップS1404)。一方、送信不可の時は
「NG」の返答を情報処理端末202に送る。
【0165】そして、情報処理端末202は、ページ情
報指示コマンドに対し「OK」の返答を受信すると、画
像データ転送指示コマンド及び画像データ、画像データ
サイズをファクシミリ装置201に送る(ステップS1
405)。
【0166】次いで、ファクシミリ装置201は、画像
データ転送指示コマンドにより画像データを受信し、画
像メモリ104に蓄積し、「OK」の返答を情報処理端
末202に送信する(ステップS1406)。尚、この
場合、画像メモリ104に空容量がない場合は「NG」
の返答を送って処理を終了する。
【0167】次に、情報処理端末202は、画像データ
転送指示コマンドに対し「OK」の返答を受け取ってい
る間中、1ページ分の画像データをファクシミリ装置2
01に送信する。また、画像データ転送指示コマンドに
対し「OK」の返答を受け取り終わると、画像データの
送信を中止し、異常終了を表示部に表示する。
【0168】そして、画像メモリ104に所定量の送信
画像データが蓄積されるとファクシミリ装置201は、
送信指示コマンドで受信した宛先ファクシミリ番号(受
付番号)に発呼し、ファクシミリ送信を行う。尚、ファ
クシミリ送信の1ページ終了毎に、画像メモリ104の
該当する領域を消去する。
【0169】次いで、ファクシミリ送信の1ページの画
像データ送信が終了したか否かを判断し(ステップS1
407)、終了した場合は、全ページの画像データ送信
が終了したか否かを判断し(ステップS1408)、そ
の答が否定(NO)の場合は、ステップS1403に戻
って上述の処理を繰り返し、その答が肯定(YES)と
なると処理を終了する。
【0170】図15は、図12の送信画像の転送処理時
の動作手順の他の実施の形態を示すシーケンス図であっ
て、本実施の形態では、送信画像データ転送処理Gが終
了すると、情報処理端末202のBluetooth制
御タスク409は、送信結果をファクシミリ装置201
に問い合わせることなく、受付番号と送信中という送信
結果を記憶した後、直ちにParkモードに移行する。
【0171】すなわち、図12と同様、動作モードをコ
マンドリターンモードH、Jからコマンドスルーモード
I、Kに移行した後、図14と同様の送信画像データ転
送処理Gを実行する。
【0172】そして、送信画像データ転送処理Gが終了
すると、図30で示したようにBluetooth制御
タスク409がBluetoothコントローラ410
にParkモード移行要求コマンドを送出し、該Par
kモード移行要求コマンドを受信したBluetoot
hコントローラ410は、Bluetoothコントロ
ーラ309との間でParkモード移行手順を実行し、
該移行手順が終了するとBluetoothコントロー
ラ309、410はBluetooth制御タスク30
8、409に対し、Parkモードに移行(モード変
更)した旨を夫々通知し、動作モードはコマンドリター
ンモードH、Jとなる。
【0173】そして、コマンドリターンモードH、Jに
なるとBluetooth制御タスク409は、情報処
理端末202のRAM(不図示)に記憶されている送信
情報(送信結果取得コマンド、受付番号等)を読み出
し、ファクシミリマネージャ401にレスポンスを送出
する。
【0174】また、ファクシミリ装置201のBlue
tooth制御タスク308は、定期的に送信結果取得
コマンド及び取得したい送信結果の受付番号を指定した
パラメータをイベントコントロールタスク307に送
る。そして、イベントコントロールタスク307は、R
AM103に記憶されている管理情報から該当する受付
番号の送信結果を検索しレスポンスとして返す。Blu
etooth制御タスク308は、この処理は画像デー
タの送信処理が正常終了と判定されるまで続ける。
【0175】そして、Bluetooth制御タスク3
08は、イベントコントロールタスク307から画像デ
ータの送信処理の終了を示す送信終了レスポンスを受信
すると、Bluetooth制御タスク308は、情報
処理端末202との通信を復帰させるために、Blue
toothコントローラ309にActive復帰要求
コマンドを送出する。
【0176】Active復帰要求を受けたBluet
oothコントローラ309は、Bluetoothコ
ントローラ410との間でActive復帰手順を実行
し、Active通信が復帰するとBluetooth
コントローラ309、410はBluetooth制御
タスク308、409に夫々モード変更(Active
モード移行)通知を行い、コマンドスルーモードI、K
に移行する。
【0177】このようにしてコマンドスルーモードI、
Kに移行すると、Bluetooth制御タスク409
はファクシミリマネージャ401からの送信結果取得コ
マンドと取得したい送信結果の受付番号を指定したパラ
メータをそのままBluetoothコントローラ41
0に送出し、Bluetoothコントローラ410を
介してBluetoothコントローラ309に送信さ
れ、Bluetooth制御タスク308を介してイベ
ントコントロールタスク307に送信される。また、イ
ベントコントロールタスク307では指定された受付番
号の送信結果(送信正常終了)をレスポンスとしてファ
クシミリマネージャ401に送信し、処理を終了してい
る。
【0178】次に、上記送信画像転送時の処理手順を転
送元である情報処理端末202及び転送先であるファク
シミリ装置201に分けて説明する。
【0179】図16は、本発明の実施の形態における転
送元である情報処理端末202の転送時処理を示すフロ
ーチャートであって、本プログラムはBluetoot
h制御タスク409で実行される。
【0180】Bluetooth制御タスク409は受
信画像がない場合、又はファクシミリマネージャ401
からの送信指示コマンドを受信していない状態では、コ
マンドリターンモードJになっている。
【0181】そして、ステップS1601でファクシミ
リマネージャ401からのコマンドを受信すると、続く
ステップS1602では受信したコマンドが送信指示コ
マンドか否かを判断し、その答が否定(NO)の場合は
ステップS1603に進み、受信したコマンドに従い、
RAMに記憶されている情報から必要なレスポンスをフ
ァクシミリマネージャ401に送出し、ステップS16
01に戻ってファクシミリマネージャ401からのコマ
ンドを待つ。
【0182】一方、ファクシミリマネージャ401から
のコマンドが送信指示コマンドの場合はステップS16
02の答が肯定(YES)となってステップS1604
に進み、ファクシミリマネージャ401から受信した送
信指示コマンド及びパラメータをRAMに記憶した後、
Active復帰要求コマンドをBluetoothコ
ントローラ410に送出する。そして、続くステップS
1615ではモード変更(Active復帰)通知を受
信してActive復帰できたか否かを判断し、その答
が否定(NO)の場合はファクシミリマネージャ401
に「NG」のレスポンスを送出しステップS1601に
戻って上述のコマンドリターンモードJを実行する。
【0183】また、ステップS1615の答が肯定(Y
ES)のとき、すなわわち、Active復帰でき、モ
ード変更通知を受信した場合には、動作モードはコマン
ドスルーモードKに移行し、ステップS1605に進
む。
【0184】次に、ステップS1605では、RAMに
記憶されているファクシミリマネージャ401からの送
信指示コマンド及びパラメータをBluetoothコ
ントローラ410に送出し、ステップS1606に進
む。
【0185】ステップS1606ではコマンドを受信し
たか否かを判断し、コマンドを受信した場合はステップ
S1607に進んでBluetoothコントローラ4
10にコマンドを送出した後、ステップS1606に戻
って上述の処理を繰り返す。一方、コマンド受信がなか
った場合はステップS1610に進み、Bluetoo
thコントローラ410からレスポンスを受信したか否
かを判断する。そして、その答が否定(NO)のときは
ステップS1606に戻って上述の処理を繰り返す一
方、その答が肯定(YES)のときは、ステップS16
11に進み、受信したレスポンスをファクシミリマネー
ジャ401に送出し、続くステップS1612では、前
記レスポンスが送信結果取得コマンドに対するレスポン
スか否かを判断する。そして、その答が否定(NO)の
場合はステップS1606に戻って上述の処理を繰り返
す一方、その答が肯定(YES)のときは当該レスポン
スをRAMに記憶してステップS1613に進む。
【0186】そして、ステップS1613では、RAM
に記憶されている送信結果から、送信状態がリダイヤル
待機中又は送信終了か否かを判断し、その答が否定(N
O)の場合はステップS1606に戻ってコマンドスル
ーモードIを継続する一方、その答が肯定(YES)の
場合は、ステップS1614に進んでParkモード移
行要求コマンドをBluetoothコントローラ41
0に送出し、その後ステップS1601に戻ってコマン
ドリターンモードJに移行する。
【0187】図17は、本発明の実施の形態における転
送先であるファクシミリ装置201の転送時処理を示す
フローチャートであって、本プログラムはBlueto
oth制御タスク308で実行される。
【0188】Bluetooth制御タスク308は受
信画像がなく、情報処理端末202からの送信指示要求
もない状態では、コマンドリターンモードHになってい
る。
【0189】すなわち、ステップS1701では送信結
果が既に情報処理端末202に通知されているか否かを
判断し、その答が肯定(YES)の場合はステップS1
705に進む一方、その答が否定(NO)の場合はステ
ップS1702に進み、送信情報取得コマンドをイベン
トコントロールタスク307に送り、続くステップS1
703でイベントコントロールタスク307からの送信
情報取得コマンドに対するレスポンスをRAM103に
記憶し、レスポンスの内容を解析して送信状態が送信終
了に変化したか否かを判断する。そして、送信状態が変
化していない場合はステップS1705に進んで、情報
処理端末202主導によるActiveモードへの移行
が実行され、斯かるモード移行の通知がなされたか否か
を判断する。そして、ステップS1705の答が否定
(NO)の場合は送信情報取得コマンドや受信情報取得
コマンド等のコマンドをイベントコントロールタスク3
07に定期的に送出するために所定時間待機し、その後
ステップS1701に戻ってコマンドリターンモードH
を継続する。一方、ステップS1705の答が肯定(Y
ES)の場合はステップS1707に進みコマンドスル
ーモードIに移行する。
【0190】また、ステップS1703の答が肯定(Y
ES)となって送信状態が変化した場合は、ステップS
1704に進みBluetoothコントローラ309
にActive復帰要求コマンドを送出し、情報処理端
末202との接続を復帰させてステップS1707に進
みコマンドリターンモードKに移行する。
【0191】すなわち、ステップS1707では情報処
理端末202主導によるParkモードへの移行通知が
なされたか否かを判断し、その答が否定(NO)の場合
はステップS1708に進んでコマンド受信したか否か
を判断し、コマンド受信した場合はステップS1709
に進んでイベントコントロールタスク307にコマンド
を送出した後、ステップS1707に戻って上述の処理
を繰り返す。一方、コマンド受信がなかった場合はステ
ップS1710に進み、イベントコントロールタスク3
07からのレスポンスを受信したか否かを判断する。そ
して、ステップS1710の答が否定(NO)のときは
ステップS1707に戻って上述の処理を繰り返す一
方、その答が肯定(YES)のときは、続くステップS
1711に進む。ステップS1711では、受信したレ
スポンスをRAM103に記憶すると共にBlueto
othコントローラ309に送出し、ステップS171
2に進む。
【0192】ステップS1712では、RAM103に
記憶されている送信結果状態を見て、送信がリダイヤル
待機状態が否かを判断し、リダイヤル待機状態でないと
きはステップS1707に戻って上述の処理を繰り返
す。この場合、例えば送信終了のときは情報処理端末2
02主導によるParkモードへの移行手順が実行され
てBluetooth制御タスク308にはBluet
oothコントローラ309からParkモードへの移
行通知がなされ、したがってステップS1707の答は
肯定(YES)となってステップS1701に戻り、動
作モードはコマンドリターンモードHに移行する。
【0193】また、ステップS1712の答が肯定(Y
ES)、すなわちリダイヤル待機状態と判断された場合
は、ステップS1713に進み、ファクシミリ装置20
1主導によりParkモードへの移行を実行するために
Bluetoothコントローラ309にParkモー
ド移行要求コマンドを送信し、Parkモードに移行し
たことが確認されるとステップS1701に戻り、動作
モードはコマンドリターンモードHに移行する。
【0194】上記図17では、ファクシミリ装置201
の送信結果情報を取得する場合について説明したが、以
下図31を用いて図17の処理の変形例について説明す
る。
【0195】図31は、情報処理端末202からファク
シミリ装置201に送信画像を転送する際の処理を示し
たフローチャートであって、本プログラムはBluet
ooth制御タスク308で実行される。
【0196】Bluetooth制御タスク308は受
信画像がなく、情報処理端末202からの送信指示要求
もない状態では、コマンドリターンモードHになってい
る。
【0197】すなわち、ステップS3101では受信情
報取得コマンドをイベントコントロールタスク307に
送出し、ステップS3102でイベントコントロールタ
スク307からのレスポンスを受信すると、続くステッ
プS3103ではレスポンス内の受信画像情報(「画像
有り/無し」)をRAM103に記憶し、ステップS3
104に進む。
【0198】ステップS3104では情報処理端末20
2主導によるActiveモードへの移行が実行され、
斯かるモード移行の通知がなされたか否かを判断する。
そして、その答が否定(NO)の場合は、ステップS3
105に進み、送信情報取得コマンドや受信情報取得コ
マンド等のコマンドをイベントコントロールタスク30
7に定期的に送出するために所定時間待機した後、ステ
ップS3101に戻ってコマンドリターンモードHを継
続する。一方、ステップS3104の答が肯定(YE
S)の場合はステップS3106に進みコマンドスルー
モードIに移行する。
【0199】すなわち、ステップS3106では情報処
理端末202主導によるParkモードへの移行通知が
なされたか否かを判断し、その答が否定(NO)の場合
はステップS3107に進んでコマンド受信したか否か
を判断し、コマンド受信した場合はステップS3108
に進んでイベントコントロールタスク307にコマンド
を送出した後、ステップS3106に戻って上述の処理
を繰り返す。一方、コマンド受信がなかった場合はステ
ップS3109に進み、イベントコントロールタスク3
07からのレスポンスを受信したか否かを判断する。そ
して、その答が否定(NO)のときはステップS310
6に戻って上述の処理を繰り返す一方、その答が肯定
(YES)のときは、続くステップS3110で受信し
たレスポンスをRAM103に記憶すると共にBlue
toothコントローラ309に送出し、ステップS3
106に戻る。
【0200】そしてこの後、送信画像が無い場合等の理
由により、情報処理端末202主導でParkモードへ
の移行手順が実行され、その結果Bluetoothコ
ントローラ309からParkモードへの移行通知がな
されるとステップS3106の答は肯定(YES)とな
ってステップS3101に戻り、動作モードはコマンド
リターンモードHに移行する。
【0201】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、上記コマンドリターンモードH時の無
線状態をParkモードでは無く、無線リンク(Pic
onet)を開放したスタンバイ状態(Standby
モード)やBluetooth規格におけるSniff
モードやHoldモード等の他の低消費電力モードであ
っても良い。
【0202】また、ファクシミリ装置に代わりに画像通
信機能を有するパーソナルコンピュータ等の他の画像形
成装置を上記実施の形態を適用するようにしてもよい。
【0203】また、例えば、画像処理装置が、上記諸機
能に加えて電子メール送受信機能を備えたものであって
もよい。
【0204】上記実施の形態によれば、ファクシミリ装
置等の画像形成装置が動作を行っていない時には、その
状態をポーリングするコマンドとそのレスポンスの送受
によって電力を消費することがなくなり、しかも、無線
チャネルを占有することがなくなる。
【0205】また、サービスを行っていない状態では自
動的に低消費電力の状態になるので、低消費電力状態へ
移行する取り決めやコマンドに依存しなくても、無線接
続処理部が低消費電力状態になり、無線通信のトラフィ
ックを低減することができ、他の装置と無線による他の
サービスを行うための制限を少なくすることができ、ま
た待機状態時の消費電力を少なくすることができるとい
う効果を奏する。
【0206】(第2の実施の形態)本実施の形態におけ
るファクシミリ装置の構成は上記第1の実施の形態と同
じなので説明は省略する。
【0207】図18は、本発明の第2の実施の形態に係
るシステム構成の一例を示すブロック図である。尚、図
2と同じ構成のものについては図2と同じ符号をつけて
いる。
【0208】図18に示すように、本発明の第2の実施
の形態に係るシステムは、ファクシミリ装置201(画
像形成装置)と、パーソナルコンピュータ(PC)に代
表される、複数(本実施の形態では、3つ)の情報処理
端末202a〜202cと、前記通信回線203と、こ
の通信回線203に接続された相手側端末(たとえばフ
ァクシミリ装置やPCなど)204とによって構成され
ている。
【0209】ファクシミリ装置201は、通信回線20
3に接続されていて、相手側端末204とファクシミリ
通信を行うことができる。また、ファクシミリ装置20
1は、無線で各情報処理端末202a〜202cとも接
続することができる。本実施の形態では、無線部分はB
luetoothとしているので、各情報処理端末20
2a〜202cに、それぞれBluetooth通信用
のユニットが内蔵されているか、もしくはBlueto
oth通信用のユニットが各情報処理端末202a〜2
02cに接続されていれば、各情報処理端末202a〜
202cとの間で画像データの送受信や、各種データや
プログラムのやりとりもできる。さらに本実施の形態で
は、画像処理装置としてファクシミリ装置201を採用
しているが、これに限らず、たとえばスキャナ機能およ
びプリンタ機能を備えたマルチファンクション装置であ
ってもよいし、あるいはスキャナやプリンタ機能が付加
されたE−Mail端末など、他の画像処理装置であっ
ても、本発明の本質からはずれるものではない。
【0210】また、本実施の形態におけるファクシミリ
装置201のソフトウエアの階層構造や情報処理端末2
02a〜202cのソフトウエアの階層構造も図3、図
4で説明したソフトウエアの階層構造と同様であるので
説明は省略する。
【0211】さらに、情報処理端末202a〜202c
のそれぞれが電源を立ち上げたときの処理やファクシミ
リ装置201が電源を立ち上げたときの処置も上述の実
施の形態と同様なので説明は省略する。
【0212】尚、以下の説明では、情報処理端末202
a〜202cの電源を立ち上げ時の処理が終了し、情報
処理端末202a〜202cの夫々はParkモードに
なっているものとする。
【0213】図19は、ファクシミリ装置201からス
キャンされた原稿を情報処理端末202aに転送するス
キャンデータ転送処理時の通信フローを示す図である。
原稿のスキャンはユーザが原稿をセットしスキャンキー
を押下することによって行われる。
【0214】ファクシミリ装置201のBluetoo
th制御タスク308は、待機時、コマンドリターンモ
ードになっており、ファクシミリ装置201の状態を監
視するために、状態情報取得コマンドを周期的にイベン
トコントロールタスク307に発行している。
【0215】イベントコントロールタスク307は、フ
ァクシミリ装置201の状態に変化があったか否かをチ
ェックする。ファクシミリ装置201では、もし読取部
107に原稿がセットされ、スキャンキーが押下されれ
ば、スキャンした画像をアップロードする転送先を選択
するための表示を行い、ユーザに転送先の入力を要請す
る。ユーザが転送先を、たとえばPC(a)(情報処理
端末202a)と選択すれば、スキャンする画像が有る
ことを示すフラグとスキャン画像のアップロード先とし
てPC(a)をRAM103に記憶する。イベントコン
トロールタスク307はこのエリアをチェックして、P
C(a)へ転送する画像が有ることを認識し、状態情報
取得コマンドに対して「スキャン原稿有り」のレスポン
スとパラメータを返す。
【0216】「スキャン原稿有り」のレスポンスを受け
ると、Bluetooth制御タスク308は、スキャ
ンした画像データを情報処理端末202aに転送するた
めに、ファクシミリ装置201と情報処理端末202a
との通信を復帰させる。このとき、情報処理端末202
b,202cからのActive復帰要求などのコマン
ドは無視することになる。
【0217】Bluetooth制御タスク308は、
通信を復帰させるために、Bluetooth制御コン
トローラ309にActive復帰要求を送る。Act
ive復帰要求を受信したBluetoothコントロ
ーラ309は、Bluetoothの通信復帰手順に従
い、情報端末処理202aのBluetoothコント
ローラ410と通信を行う。通信が復帰すると、Blu
etoothコントローラ309は、Bluetoot
h制御タスク308にモード変更通知を行う。モード変
更通知を受けたBluetooth制御タスク308
は、その内容から通信が復帰したと判断したときには、
コマンドリターンモードからコマンドスルーモードに移
行する一方、通信が復帰できないと判断したときには、
そのままコマンドリターンモードの状態を維持する。
【0218】同様に、情報処理端末202aのBlue
toothコントローラ410は、Bluetooth
制御タスク409にモード変更通知を行う。モード変更
通知を受信したBluetooth制御タスク409
は、その内容から通信が復帰したと判断したときには、
コマンドリターンモードからコマンドスルーモードに移
行する一方、通信が復帰できないと判断したときには、
そのままコマンドリターンモードの状態を維持し、情報
処理端末202aの前記表示部にその旨のメッセージを
表示する。
【0219】通信が復帰し、各Bluetooth制御
タスク308,409がそれぞれコマンドスルーモード
になると、セントロニクス(IEEE1284などに既
定の標準インタフェイス)などのパラレスインタフェイ
スといった有線で接続されたときと同じコマンドインタ
フェイスで、スキャン画像データ転送処理を行う。な
お、スキャン画像データ転送処理は後述する。
【0220】スキャン画像データ転送処理が終了する
と、ファクシミリマネージャ401は、ファクシミリ装
置201に状態情報取得コマンドを発行する。状態情報
取得コマンドを受信したイベントコントロールタスク3
07は、RAM103に記憶されているフラグなどによ
ってスキャン画像が有るか否か検索を行い、スキャン画
像が有るときには、「スキャン原稿有り」のレスポンス
を返す。
【0221】ファクシミリマネージャ401は、状態情
報取得コマンドに対するレスポンスから、「スキャン原
稿有り」と判断したときには後述するスキャン画像デー
タ転送処理に従い、再度、スキャン画像転送処理を行
う。
【0222】スキャン画像が無い場合、状態情報取得コ
マンドを受信したイベントコントロールタスク307
は、プリンタの状態、スキャナの状態、メモリの状態等
の、ファクシミリ装置201に関する状態をチェックし
「正常状態」のレスポンスを返す。
【0223】ファクシミリマネージャ401は、状態情
報取得コマンドに対するレスポンスから、「エラー状
態」と判断した場合には、そのエラー状態を示すメッセ
ージを、情報処理端末202aの前記表示部に表示し、
エラー状態が解消されるまで受信情報取得コマンドと状
態情報取得コマンドを周期的に、イベントコントールタ
スク307に発行する。一方、ファクシミリマネージャ
401は、ファクシミリ装置201の状態が正常である
と判断すると、再び、消費電力モードであるParkモ
ードに移行するまで、状態情報取得コマンドと受信情報
取得コマンドを周期的に発行する。
【0224】ファクシミリ装置201は、「正常状態」
であると判断すると、再び、消費電力モードであるPa
rkモードに移行する。
【0225】そして、ファクシミリ装置201のBlu
etooth制御タスク308は、Bluetooth
コントローラ309にParkモード移行要求を行う。
Parkモード移行要求を受けたBluetoothコ
ントローラ309は、Bluetoothの仕様に従
い、Bluetoothコントローラ410とPark
モード移行手順を行う。
【0226】この移行手順が終了すると、各Bluet
oothコントローラ309,410は、それぞれ各B
luetooth制御タスク308,409にPark
モードに移行した旨を通知する。
【0227】Parkモードに移行した旨の通知(モー
ド変更通知)を受信すると、各Bluetooth制御
タスク308,409は、それぞれコマンドリターンモ
ードとなる。
【0228】そして、再び、情報処理端末202a〜2
02cにおいてユーザがファクシミリ送信、スキャン指
示、あるいは、プリントなどのサービスを開始するか、
ファクシミリ装置201でスキャン操作、ファクシミリ
受信があるまで、コマンドリターンモードを維持する。
【0229】図20は、図19のスキャン画像データ転
送処理におけるファクシミリ装置201および情報処理
端末202a間のコマンドおよびデータの転送制御の概
略を示す図である。
【0230】ファクシミリ装置201では、スキャンす
る原稿が読取部107にセットされて、スキャンキーが
押下されると、スキャン原稿が有ることを表すフラグを
セットする。そして、操作部108の表示部に、アップ
ロードする転送先を選択するための表示を行い、ユーザ
に転送先の選択を要請する。転送先が選択されると、そ
の転送先は、前記フラグと同様に、RAM103の所定
エリアに記憶される。
【0231】情報処理端末202aからの状態情報取得
コマンドに対して、前記エリアからスキャン原稿が有る
ことがわかった場合には、「スキャン原稿あり」のレス
ポンスを返す。
【0232】次に、情報処理端末202aからスキャン
指示コマンドが送信され、このコマンドを受信したファ
クシミリ装置201は、読取部107が動作可能状態の
ときには、「OK」の返答を返し、動作不可状態のとき
には、「NG」の返答を送信する。スキャン指示コマン
ドに対する返答が「OK」のときには、情報処理端末2
02aは、スキャン設定指示コマンドを送信し、続いて
読み取り主/副走査解像度等の設定パラメータを送信す
る。これを受信したファクシミリ装置201は、パラメ
ータに従った読み取り制御が可能であれば、「OK」の
返答を送信する一方、パラメータに従った読み取り制御
が不可能であれば、「NG」の返答を返信する。
【0233】「OK」の返答を送信した場合には、ファ
クシミリ装置201は、読取部107で原稿を読取り、
画像メモリ(DRAM)104に符号化したデータを蓄
積し、情報処理端末202aから画像データ転送要求コ
マンドが送信されると、所定サイズの画像データを画像
メモリ(DRAM)104から情報処理端末202に
「OK」の返答とともに転送する。この間に、操作部1
08から停止キー(図示せず)による中断、あるいは原
稿ジャムなどの読み取り系エラーが発生した場合には、
ファクシミリ装置201は、「NG」の返答を送信す
る。そして、ファクシミリ装置201は、1ページ分の
原稿読み取り画像データの転送を行い、1ページの転送
終了後、次の読み取り原稿があるか否かを調べ、情報処
理端末202aに通知し、次の原稿がある場合には、情
報処理端末202aからのスキャン設定指示コマンドを
待つ。一方、次の読み取り原稿がない場合には、当該処
理を終了する。
【0234】図21は、図19のファクシミリ装置20
1のBluetooth制御タスク308が実行するス
キャン画像アップロード処理の手順を示すフローチャー
トである。なお、ファクシミリ装置201と情報処理端
末202aの間はParkモードとなっており、Blu
etooth制御タスク308はコマンドリターンモー
ドになっているものとする。
【0235】同図において、ステップS2101では、
Bluetoothコントローラ309からのモード変
更通知によって、情報処理端末202aとの間のPic
onetが解消されたか否かを判断する。もしPico
net(ピコネット)が解消されていれば、イベントコ
ントロールタスク307へのコマンドの送出を停止し、
本スキャン画像アップロード処理を終了する。
【0236】一方、もしPiconetが解消されてい
なければ、ステップS2102に進み、Bluetoo
thコントローラ309からのモード変更通知によっ
て、Active復帰要求があるか否かを判断する。A
ctive復帰要求があれば、ステップS2110に進
み、後述するコマンドスルーモードの処理に移る一方、
Active復帰要求がなければ、ステップS2103
に進む。
【0237】ステップS2103では、状態情報取得コ
マンドをイベントコントロールタスク307へ送出し、
ステップS2104では、レスポンスを受信する。
【0238】レスポンスを受信すると、ステップS21
05でレスポンスに含まれる状態情報をBluetoo
th制御タスク308内部に記憶する。
【0239】ステップS2106では、記憶された状態
情報からスキャン要求があるか否かを判断し、スキャン
要求がない場合には、ステップS2107に進み、情報
取得コマンドを定期的(コマンド送出間隔)に送出する
ためにウェイトした後、ステップS2101へ戻る。一
方、スキャン要求がある場合には、ステップS2108
へ進み、記憶した状態情報レスポンスから転送先のPC
等の情報処理端末(たとえば、情報処理端末202a)
を読出し、ステップS2109では、その選択された転
送先の情報処理端末に対してActive復帰要求を行
うために、当該Active復帰要求をBluetoo
thコントローラ309へ送出する。そして、ステップ
S2110に進み、コマンドリターンモードからコマン
ドスルーモードへ移行する。
【0240】ステップS2110では、コマンドを受信
したか否かを判定し、コマンドを受信した場合には、ス
テップS2116へ進んでイベントコントールタスク3
07へコマンドを送出してステップS2110に戻り、
一方受信していない場合にはステップS2111へ進
む。
【0241】ステップS2111では、画像を受信した
か否かを判定し、画像を受信した場合にはステップS2
117へ進んで、画像をBluetoothコントロー
ラ309へ送出し、受信していな場合にはステップS2
112へ進む。
【0242】ステップS2112では、レスポンスを受
信したか否かを判定し、受信していない場合にはステッ
プS2110に戻る一方、受信した場合にはステップS
2113へ進む。
【0243】ステップS2113の判別の結果、レスポ
ンスを受信すると、ステップS2114でレスポンスに
含まれる状態情報をBluetooth制御タスク30
8内部に記憶する。一方、ステップS2112で受信し
たレスポンスが状態情報取得のレスポンスでないときは
(ステップS2113でNO)、ステップS2115に
進む。そしてステップS2115においてイベントコン
トロールタスク307から受信したレスポンスをBlu
etoothコントローラ309へ送出し、ステップS
2118に進む。
【0244】次に、ステップS2118においてスキャ
ンした画像のアップロードが終了したか否かを判定し、
まだ終了していなければステップS2110に戻り、終
了していればステップS2119に進む。
【0245】ステップS2119ではBluetoot
hコントローラ309へParkモード移行要求を送出
してParkモードに移行し、コマンドリターンモード
に移行して、ステップS2101に戻る。
【0246】図22は、ファクシミリ装置201側から
のスキャン要求に応じて画像のスキャンを行う場合にフ
ァクシミリ装置201のCPU101が実行するスキャ
ン処理の手順を示すフローチャートである。
【0247】同図において、まず、ステップS2201
では、読取部107に原稿があるか否かを検知し、原稿
がなければステップS2201を繰り返し、原稿があれ
ばステップS2202に進む。
【0248】ステップS2202では、操作部108に
あるスキャンキー(図示せず)が押下されたか否かを判
定し、スキャンキーが押下されていなければステップS
2201に戻り、押下されていればステップS2203
に進む。
【0249】ステップS2203では、RAM103に
記憶されている接続先リストから、現在Bluetoo
thで接続されている情報処理端末(接続先)があるか
否かを判断する。もし接続先がなければ、ステップS2
204へ進み、「転送できません」の表示を操作部10
8のLCD表示部(図示せず)に行い、本画像スキャン
処理を終了する。なお、接続先がないことを示す表示
は、LCD(表示部)における表示に限らず、たとえば
エラーランプの点灯であってもよい。
【0250】ステップS2203で、接続先がある場合
には、ステップS2205に進み、接続先が1つだけか
否かを判断する。接続先が複数の場合にはステップS2
207に進み、操作部108のLCDに現在の接続先を
表示し、ユーザにどの情報処理端末にスキャンした画像
を転送するかの選択を促す。
【0251】そして、ステップS2208では、操作部
108における操作によって転送先の情報処理端末が選
択されたか否かを確認し、転送先の情報処理端末が選択
されていなければステップS2207に戻る一方、転送
先の情報処理端末が選択されていれば、ステップS22
09に進み、選択された転送先の情報処理端末を転送先
として登録する。
【0252】そして、ステップS2210では、Blu
etooth制御タスク308からの状態情報取得コマ
ンドを待ち受信するまで繰り返し、状態情報取得コマン
ドを受信すれば、ステップS2211に進み、状態情報
取得コマンドのレスポンスとして、「スキャン要求あ
り」と転送先の情報処理端末の情報をBluetoot
h制御タスク308に返送し、ステップS2112では
上述したFAXスキャンサービスの処理(スキャン画像
データ転送処理)を行って本処理を終了する。
【0253】前記ステップS2205で、接続先が1つ
だけの場合にはステップS2206に進み、接続先の表
示などの処理をせずに、現在の接続先の情報処理端末を
転送先として登録してステップS2210に進み、前述
の処理を行う。
【0254】図23は、本発明の第2の実施の形態に係
る情報処理端末202aのBluetooth制御タス
ク409が実行するスキャン画像アップロード処理を示
すフローチャートである。なお、Bluetooth制
御タスク409は、受信画像が無い状態では、コマンド
リターンモード(ステップS2301〜ステップS23
03)になっている。
【0255】図23において、ステップS2301で
は、ファクシミリマネージャ401から状態情報取得コ
マンドを受信したか否かを判定し、受信した場合にはス
テップS2302へ進む一方、受信していない場合には
ステップS2303へ進む。
【0256】ステップS2302では、Bluetoo
th制御タスク409に記憶してある状態情報をレスポ
ンスにしてファクシミリマネージャ401に送出する。
【0257】ステップS2303では、ファクシミリ装
置201主導によるActiveモードへの移行が実行
され、Activeモード移行通知(モード変更通知)
が受信されたか否かを判定し、受信していない場合には
ステップS2301へ戻り、受信した場合にはステップ
S2304へ進み、コマンドスルーモードに移行する。
【0258】ステップS2304では、ファクシミリ装
置201主導によるParkモードへの移行が実行さ
れ、モード移行通知が受信したか否かを判定し、受信し
ていない場合にはステップS2305へ進み、受信した
場合にはステップS2301へ戻り、コマンドリターン
モードに移行する。
【0259】ステップS2305では、コマンドを受信
したか否かを判定し、受信した場合にはステップS23
06に進んで、Bluetoothコントローラ410
へコマンドを送出しステップS2304に戻り、受信し
ていない場合にはステップS2307へ進む。
【0260】ステップS2307では、画像を受信した
か否かを判断し、受信した場合にはステップS2308
に進み、ファクシミリマネージャ401に画像を送出し
ステップS2304に戻り、受信していない場合にはス
テップS2309へ進む。
【0261】ステップS2309では、レスポンスを受
信したか否かを判定し、受信した場合にはステップS2
310へ進み、受信していない場合にはステップS23
04へ戻る。
【0262】ステップS2310では、レスポンスが状
態情報取得コマンドのレスポンスか否かを判定し、状態
情報取得コマンドのレスポンスである場合にはステップ
S2311へ進み、状態情報取得コマンドのレスポンス
でない場合にはステップS2312へ進む。
【0263】ステップS2311では、レスポンスに含
まれる状態情報をBluetooth制御タスク409
内部に記憶し、ステップS2312に進む。
【0264】ステップS2312では、レスポンスをフ
ァクシミリマネージャ401に送出し、ステップS23
04に戻る。
【0265】図24は、図18の情報処理端末202b
とファクシミリ装置201とのPiconetが解消さ
れた場合の通信フローを示す図である。尚、Parkモ
ードに移行している時は、ファクシミリ装置201は、
マスタ(Master)端末である情報処理端末202a〜2
02cのそれぞれから送信されるビーコンを受信するこ
とによりピコネット同期を維持している。情報処理端末
202a〜202cのうち、情報処理端末202a,2
02cは、Bluetoothで接続してファクシミリ
装置201とのPiconetを確立している。情報処
理端末202bは、例えば、情報処理端末202bが電
源OFFになったり、無線が届く圏外に移動したなどの
要因により、ファクシミリ装置201とのPicone
tが解消される。
【0266】ファクシミリ装置201のBluetoo
th制御タスク308は、待機時、コマンドリターンモ
ードになっており、ファクシミリ装置201の状態を監
視するために状態情報取得コマンドと受信情報取得コマ
ンドを周期的にイベントコントロールタスク307に発
行している。状態情報取得コマンドを受信したイベント
コントロールタスク307は、プリンタの状態、スキャ
ナの状態、メモリの状態等の、ファクシミリ装置201
に関する状態をチェックし、その旨のレスポンスを返信
する。また、Bluetooth制御タスク308が発
行する受信情報取得コマンドに対しては、イベントコン
トロールタスク307は、RAM103に記憶されてい
る画像管理レコードに受信した画像があるか検索を行
い、そのレスポンスを返信する。
【0267】同様に、情報処理端末202b(図24の
情報端末(b))のファクシミリマネージャ401は待
機時、コマンドリターンモードになっており、状態情報
取得コマンドと受信情報取得コマンドを周期的にBlu
etooth制御タスク409に発行している。状態情
報取得コマンドを受信したBluetooth制御タス
ク409は、記憶しているファクシミリ装置201に関
する状態をレスポンスとして返信する。受信情報取得コ
マンドに対しては、記憶されている画像管理レコードに
受信した画像が有るか検索を行い、そのレスポンスを返
信する。
【0268】さて、情報処理端末202bが電源OFF
になったり、無線が届く圏外に移動したなどの要因によ
り、ビーコンの受信ができず、Parkモードが維持で
きなくなった場合には、ファクシミリ装置201のBl
uetoothコントローラ309は、Piconet
解消のモード変更通知をBluetooth制御タスク
308に送出する。
【0269】Bluetooth制御タスク308は、
これを受信して、情報処理端末202bをRAM103
の接続先リストから削除する。このとき、他の接続先情
報処理端末(本実施の形態では、情報処理端末202a
または202c)があれば、引き続き状態情報取得コマ
ンドと受信情報取得コマンドを周期的にイベントコント
ロールタスク307に発行する。一方、情報処理端末2
02bが接続先から削除されたことで接続先がなくなっ
た場合には、Bluetooth制御タスク308は、
状態情報取得コマンドと受信情報取得コマンドの送出を
停止する。
【0270】また、情報処理端末側のBluetoot
hコントローラ410でも、Bluetooth制御タ
スク409にPiconet解消のモード変更通知を送
出し、それ以降は、状態情報取得コマンドと受信情報取
得コマンドの送出を停止する。ただし、Piconet
の解消が情報処理端末の電源OFFによる場合には、こ
の処理を行わない(行うことができない)。
【0271】本発明は上記実施の形態に限定されるもの
ではなく、上記コマンドリターンモード時の無線状態を
Parkモードでは無く、無線リンク(Picone
t)を開放したスタンバイ(Standby)状態(S
tandbyモード)やBluetoothにおけるS
niffモードやHoldモード等の他のモードであっ
ても良い。
【0272】(第3の実施の形態)上述の各実施の形態
は、ファクシミリ装置と情報処理端末との間でコマンド
をやりとりしないときはParkモードになる例であっ
たが、ここではファクシミリ装置と情報処理端末との間
でコマンドをやりとりしないときはStandbyモー
ドになる例を説明する。ここでいうStandbyモー
ドではマスタ(Master)とスレーブ(Slave)の間でク
ロックの同期を維持しないので、もはやPiconet
を維持することは不可能となる。以下、本発明の第3の
実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0273】本発明の第3の実施の形態に係る画像処理
システムを構成する画像処理装置、画像処理システムの
構成、制御ソフトウエアの階層構成は、上記第1及び第
2の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
【0274】図25は、本発明の第3の実施の形態に係
る画像処理システムを起動させた後の通信フローを示す
図である。図25には、前記図18の複数の情報処理端
末202a〜202cのうちいずれかの情報処理端末
(例えば、情報処理端末202a)の電源を立ち上げた
ときに、情報処理端末202aとファクシミリ装置20
1とで共働してなされる初期化処理および待機状態に移
行するまでの処理が示されている。図5と違うところの
みを説明する。
【0275】情報処理端末202aの電源が立ち上が
り、ファクシミリ装置201と接続する処理を行うまで
は図5と同じである。接続された後、受信画像が無く、
ファクシミリ装置201が正常状態である場合には、フ
ァクシミリ装置201はStandbyモードに移行す
る。すなわち、まず、ファクシミリ装置201のBlu
etooth制御タスク308がBluetoothコ
ントローラ309にStandbyモード移行要求を行
う。Standbyモード移行要求を受けたBluet
oothコントローラ309は、Detachメッセー
ジを情報処理端末202aのBluetoothコント
ローラ410に送出して、Standbyモードに移行
し、Bluetooth制御タスク308にStand
byモードに移行したことを通知(モード変更通知)す
る。
【0276】また、Detachメッセージを受けたB
luetoothコントローラ410もStandby
モードに移行し、Bluetooth制御タスク409
にStandbyモードに移行したことを通知する。
【0277】Standbyモードに移行した旨の通知
(モード変更通知)を受けると、各Bluetooth
制御タスク308、409は、それぞれコマンドリター
ンモードになる。
【0278】図26は、本発明の第3の実施の形態にお
けるスキャンデータ転送処理時の通信フローを示す図で
ある。
【0279】ファクシミリ装置201のBluetoo
th制御タスク308は、待機時、コマンドリターンモ
ードになっており、ファクシミリ装置201の状態を監
視するために、状態情報取得コマンドを周期的にイベン
トコントロールタスク307に発行している。
【0280】イベントコントロールタスク307は、フ
ァクシミリ装置201の状態に変化があったか否かをチ
ェックする。ファクシミリ装置201では、もし読取部
107に原稿がセットされ、スキャンキーが押下されれ
ば、スキャンした画像をアップロードする転送先を選択
するための表示を行い、ユーザに転送先の入力を要請す
る。ユーザが転送先を、たとえばPC(a)(情報処理
端末202a)と選択すれば、スキャンする画像が有る
ことを示すフラグとスキャン画像のアップロード先とし
てPC(a)をRAM103に記憶する。イベントコン
トロールタスク307はこのエリアをチェックして、P
C(a)へ転送する画像が有ることを認識し、状態情報
取得コマンドに対して「スキャン原稿有り」のレスポン
スをパラメータとして返す。
【0281】「スキャン原稿有り」のレスポンスを受け
ると、Bluetooth制御タスク308は、スキャ
ンした画像データを情報処理端末202aに転送するた
めに、ファクシミリ装置201と情報処理端末202a
との通信を復帰させる。このとき、情報処理端末202
b,202cからのInquiry送出要求コマンド等
のコマンドは無視することになる。
【0282】Bluetooth制御タスク308は、
通信を復帰させるために、Bluetooth制御コン
トローラ309にInquiry送出要求を送る。In
quiry送出要求を受信したBluetoothコン
トローラ309は、Bluetoothの接続手順に従
いInquiry手順を行い、その結果をBlueto
oth制御タスク308に通知する。Bluetoot
h制御タスク308は"Inquiry Result"を受信すると、
その内容から情報処理端末202aと接続可能か否かを
判断して、接続可能のときには、情報処理端末202a
のアドレスを指定してBluetoothコントローラ
309に対して接続要求を行う。
【0283】Bluetoothコントローラ309は
接続要求を受けると、情報処理端末202aのBlue
toothコントローラ410に対してBluetoo
thの規格に基づき"Serial Port Profile"を使用する
コネクションの確立を行う。そして、コネクションが確
立したときには、Bluetoothコントローラ30
9はその結果をBluetooth制御タスク308に
通知する。
【0284】Bluetooth制御タスク308は接
続結果からコネクションが確立できたことを検知すると
コマンドスルーモードに移行する。
【0285】情報処理端末202aのBluetoot
hコントローラ410も接続結果をBluetooth
制御タスク409に通知する。Bluetooth制御
タスク409は接続結果からコネクションが確立したこ
とを確認すると、コマンドスルーモードに移行する。
【0286】通信が復帰し、各Bluetooth制御
タスク308、409がそれぞれコマンドスルーモード
になると、上述したようにスキャンデータ転送処理を行
う。
【0287】スキャンデータ転送処理が終了し、ファク
シミリ装置201が「正常状態」であると判断される
と、ファクシミリ装置201は、図25で説明したよう
にStandbyモードに移行し、情報処理端末202
aもStandbyモードに移行する。Standby
モードに移行した旨の通知を受信すると、各Bluet
ooth制御タスク308、409は、それぞれコマン
ドリターンモードとなる。
【0288】スキャン画像データ転送処理におけるファ
クシミリ装置201および情報処理端末202a間のコ
マンドおよびデータの転送制御は、上述した転送制御の
処理と同様であるので、その説明を省略する。
【0289】また、ファクシミリ装置201の電源ON
後の処理も上記実施の形態と同様であるので説明を省略
する。
【0290】図27は、本発明の第3の実施の形態に係
る情報処理端末202aのBluetooth制御タス
ク409が実行する電源ON後処理を示すフローチャー
トである。
【0291】図9のステップS811におけるPark
モードへの移行通知ではなく、図27のステップS27
11におけるStandbyモードへの移行通知であ
り、Detachメッセージを受信したか否かを判定す
る以外は、前記図9と同じである。
【0292】図28は、本発明の第3の実施の形態に係
るファクシミリ装置201側Bluetooth制御タ
スク308が実行するスキャン画像アップロード処理を
示すフローチャートである。なお、ファクシミリ装置2
01と情報処理端末202aの間はStandbyモー
ドとなっており、Bluetooth制御タスク308
はコマンドリターンモードになっているものとする。
【0293】ステップS2801において、Bluet
oothコントローラ309からInquiryを受信
した旨の通知があるか否かを判断する。Bluetoo
thコントローラ309がInquiryを受信してい
れば、ステップS2807に進み、前述したようにBl
uetoothの規格に基づいてInquiryを送出
してきた相手とコネクション確立の接続手順を行う。そ
して、ステップS2808では、Inquiryを送出
してきた相手が接続先リストにあるか否かを判定し、接
続先リストになければステップS2809に進み、In
quiryを送出してきた相手を接続先リストに追加し
て、後述するステップS2813以降のコマンドスルー
モードの処理に移る。ステップS2808で既に接続先
リストにある場合はステップS2809をスキップして
後述するコマンドスルーモードの処理に移る。
【0294】一方、ステップS2801において、Bl
uetoothコントローラ309からInquiry
を受信した旨の通知がなければステップS2802に進
む。ステップS2802では、状態情報取得コマンドを
イベントコントロールタスク307へ送出し、ステップ
S2803では、レスポンスを受信するまで繰り返す。
【0295】ステップS2804でレスポンスを受信す
ると、ステップS2804でレスポンスに含まれる状態
情報をBluetooth制御タスク308内部に記憶
しておく。
【0296】ステップS2805では、記憶された状態
情報からスキャン要求があるか否かを判断し、スキャン
要求がない場合には、ステップS2806に進み、情報
取得コマンドを定期的に送出するためにウェイトした
後、ステップS2801へ戻る。
【0297】一方、ステップS2806でスキャン要求
がある場合には、ステップS2810へ進み、記憶した
レスポンスに含まれていた状態情報から転送先の情報処
理端末(たとえば、情報処理端末202a)を読出し、
ステップS2811では、その転送先の情報処理端末に
対してInquiryを送出するために、Inquir
y送出要求をBluetoothコントローラ309へ
送出する。そして、ステップS2812においてコネク
ションが確立したか否かを判定する。コネクションが確
立すればステップS2813に進み、コマンドリターン
モードからコマンドスルーモードへ移行する。
【0298】ステップS2812でコネクションが確立
した通知を受信せず、接続失敗の旨の通知を受信した場
合はステップS2822に進み、接続失敗を通知して、
ステップS2823で接続しようとした転送先の情報処
理端末を接続先リストから削除し、ステップS2801
に戻る。
【0299】コマンドスルーモードでの処理ステップS
2813〜ステップS2818の処理は、前記図21の
ステップS2110〜ステップS2115の処理と同じ
である。
【0300】ステップS2821において、ステップS
2118と同様にスキャンした画像のアップロードが終
了したか否かを判定し、まだ終了していなければステッ
プS2813に戻り、終了していればステップS282
4に進む。
【0301】ステップS2824ではBluetoot
hコントローラ309へStandbyモード移行要求
を送出してStandbyモードに移行し、コマンドリ
ターンモードに移行(モード変更)して、ステップS2
801に戻る。
【0302】ファクシミリ装置201側からのスキャン
要求に応じて画像のスキャンを行う場合にファクシミリ
装置201のCPU101が実行するスキャン処理は、
前記図22と同じであるので説明を省略する。
【0303】図29は、本発明の第3の実施の形態に係
る情報処理端末202a側Bluetooth制御タス
ク409が実行するスキャン画像アップロード処理を示
すフローチャートである。なお、Bluetooth制
御タスク409は、スキャン画像がない状態では、コマ
ンドリターンモードになっている。
【0304】図29において、ステップS2901で
は、ファクシミリマネージャ401から状態情報取得コ
マンドを受信したか否かを判定し、受信した場合にはス
テップS2902へ進む一方、受信していない場合には
ステップS2903へ進む。
【0305】ステップS2902では、Bluetoo
th制御タスク409に記憶している状態情報をレスポ
ンスにしてファクシミリマネージャ401に送出し、ス
テップS2903へ進む。
【0306】ステップS2903では、Bluetoo
thコントローラ410がInquiryを受信したか
否かを判定し、受信していない場合にはステップS29
01へ戻り、受信した場合にはステップS2904へ進
み、Bluetoothの規格に基づいてコネクション
確立の接続手順を行い、ステップS2905に進みコマ
ンドスルーモードに移行する。
【0307】ステップS2905では、Bluetoo
thコントローラ410がファクシミリ装置201から
Standbyモードへの移行を指示するDetach
メッセージを受信したか否かを判定し、受信していない
場合にはステップS2906へ進み、受信した場合には
ステップS2901へ戻り、コマンドリターンモードに
移行する。
【0308】続くステップS2906〜S2913の処
理は、前記図23のステップS2305〜S2312の
処理と同様である。
【0309】以上説明したように本発明の第2及び第3
の実施の形態によれば、複数の情報処理装置が画像処理
装置に無線で接続されている状態でスキャン画像を情報
処理装置に転送する場合に、どの情報処理装置にスキャ
ン画像を転送するかを選択することが可能となる。
【0310】また、画像処理装置に無線で接続されてい
る情報処理装置が1つになった場合に、これを検知し
て、自動的にこの情報処理装置にスキャン画像を転送す
るので、無駄な操作をせずに、即座にスキャン画像を転
送することが可能となる。
【0311】さらに、画像処理装置に無線で接続されて
いる情報処理装置がなくなった場合に、これを検知し
て、画像をスキャンする前に転送する情報処理装置がな
いことを表示するので、ユーザの無駄なスキャンをなく
すことができる。
【0312】また、画像のスキャンの指示と転送する情
報処理装置の選択がなされた後で、その情報処理装置と
のBluetoothのPiconetでの接続モード
を消費電力モードやPiconetを解消した状態から
通信可能状態に復帰させるので、情報処理装置との接続
が消費電力モードやPiconetを解消した状態であ
ってもスキャン画像の指定先情報処理装置への転送を滞
りなく行うことが可能となる。また、情報処理装置との
接続を消費電力モードやPiconetを解消した状態
にできるため、無線のトラフィックを抑え、低消費電力
にすることも可能となる。
【0313】さらに、複数の情報処理装置との間のPi
conetにおいて、少なくとも1つの情報処理装置と
の間でParkモードを維持していれば、画像処理装置
内の擬似的な情報処理装置側とのコマンドのやりとりを
続けるが、全ての情報処理装置との間のPiconet
が解消された場合には、前記画像処理装置内の擬似的な
情報処理装置側とのコマンドのやりとりを停止するの
で、無駄な処理を防止すると共に、画像処理装置の負荷
を軽減させることが可能となる。
【0314】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態では、上記実施の形態で説明したファクシミリ装
置201をさらに使いやすくするために、ファクシミリ
装置201において各種状態を表示するようにする。
尚、上記各実施の形態と同様な処理の説明は省略し、異
なる処理を以下に説明する。
【0315】図32は、本発明の第4の実施の形態に係
るファクシミリ装置201の操作部108を示す図であ
る。
【0316】操作部108は、各種キー、LED、LC
D(表示器)等で構成され、オペレータによる各種入力
操作や、画像処理装置の動作状況の表示等を行うもので
ある。
【0317】つまり、操作部108は、時刻やダイヤル
番号、Bluetoothピコネットにおけるファクシ
ミリ装置201の各モード(Standbyモード、P
arkモード、Activeモード等)を表示するLC
D3201と、ダイヤル番号の入力等を行うテンキー3
202と、送信の開始やコピーの開始、さらには強制プ
リントアウトを行うためのスタートキー3203と、通
信の強制終了等のためのストップキー3204と、各種
登録のための登録キー3205と、登録モードではデー
タ登録にも使用するワンタッチキー3206と、画像メ
モリに画像があるときに点灯するメモリランプ3207
とを有する。
【0318】尚、上記LCD3201は、例えば、ファ
クシミリ装置201がコマンドスルーモードになったと
きは、Bluetoothの通信としてはActive
モードになるため、Activeモードであることを表
示し、コマンドスルーモードからコマンドリターンモー
ドに変わったときは、Activeモードの表示からP
arkモードの表示に切り替わる。
【0319】上記実施の形態では、ファクシミリ装置2
01がStandby状態(読取部に原稿がなく、送受
信中でもなく、スキャン中でもなく、プリント中でもな
く、ダイヤルや登録情報の入力中でもない状態)では、
スタートキー3203は、強制プリントアウトキーとし
て動作する。スタンバイ状態(Standbyモード)
において、メモリランプ3207が点灯している状態、
すなわち画像メモリに画像が格納されている状態でスタ
ートキー3203が入力されると、画像メモリ内の画像
をプリントアウトすることができる。
【0320】図33は、図32のファクシミリ装置20
1の電源をON後の処理を示すフローチャートである。
【0321】図33において、ファクシミリ装置201
の電源をONにすると、ステップS3301において、
Bluetooth制御タスク308の初期化処理を行
う。ここで、動作モードをコマンドスルーモードにす
る。
【0322】そして、Bluetooth制御タスク3
08が管理する、受信画像の有り/無しを記憶する変数
を、画像無しにする。さらに、電源ON時、ファクシミ
リ装置201はまだBluetoothのPicone
tの参加していないので、ファクシミリ装置のBlue
tooth制御部115はStandbyモードであ
る。したがって、操作部108のLCD3201にSt
andbyモードであることを表示する。
【0323】以上の処理を行い、情報処理端末202の
立ち上がりを待つ待機状態として終了する。
【0324】図34は、本発明の第4の実施の形態にお
いて、ファクシミリ装置201側Bluetooth制
御タスク308の受信画像アップロード処理を示すフロ
ーチャートである。以下、図10と異なる処理について
のみ説明する。
【0325】図10において説明したように、ステップ
S901からステップS906までの処理を行い、ステ
ップS906でActive復帰要求をBluetoo
thコントローラ309へ送出すると、ステップS34
01では、Active復帰要求に対するモード変更通
知をBluetoothコントローラ309が受信した
か否かをチェックする。もし、モード変更通知を受信す
れば、ステップS3402で、Activeモードであ
ることをLCD3201に表示し、ステップS907に
進む。逆に、モード変更通知を受信しなければ、何らか
の理由によってActiveモードへの移行ができなか
ったことになるので、画像メモリに画像を格納したま
ま、次の処理に移る。したがって、ステップS3403
では、メモリランプ3207を点灯させ、ステップS9
01に戻る。
【0326】以降、ステップS907からステップS9
15までの処理を図10と同様に行い、ステップS91
5で、Bluetooth制御タスク308が記憶して
いる受信情報が「画像無し」か否かを判定し、「画像無
し」の場合は、ステップS93404で、Parakモ
ードをLCD3201に表示し、メモリランプ3207
を消灯した後に、ステップS916へ進み、コマンドリ
ターンモードヘ移行する。ステップS915で画像が有
り、Parkモード移行通知(モード変更通知)がなけ
れば、ステップS907へ戻り、コマンドスルーモード
を継続し、ステップS915で画像が有り、Parkモ
ード移行通知があれば、ステップS901に戻る。
【0327】本発明の第4の実施の形態によれば、ファ
クシミリ装置201の無線部のモードを表示するので、
無線チャネルを使用できない理由等をユーザが容易に把
握することができるという効果を奏する。
【0328】また、何らかの要因によって、情報処理端
末202へ転送すべき画像が、ファクシミリ装置201
内に格納されている場合には、この状態をわかりやすく
表示することができるという効果を奏する。
【0329】さらに、何らかの要因によって、情報処理
端末202へ転送すべき画像が、ファクシミリ装置20
1内に格納されていることが表示によってわかった場合
には、この画像を強制的にプリントアウトすることがで
きるという効果を奏する。
【0330】(第5の実施の形態)以下、第5の実施の
形態を説明する。
【0331】ファクシミリ装置201と情報処理端末2
02の構成やソフトウエア構成は本発明の第1の実施の
形態と同様である。
【0332】図35は、本発明の第5の実施の形態に係
る情報処理端末202の電源を立ち上げた時の、情報処
理端末202およびファクシミリ装置201間の通信フ
ローを示す図である。図35には、各装置201,20
2が初期化処理から待機状態(Parkモード)に移行
するまでの、各装置201,202の各動作状態の遷移
が示されている。このとき、ファクシミリ装置201の
電源は既に立ち上げられているものとする。
【0333】情報処理端末202の電源が立ち上がる
と、Bluetooth対応のファクシミリマネージャ
401が起動し、ファクシミリ装置201と接続するた
めの処理を行う。
【0334】すなわち、接続先のファクシミリ装置20
1が通信できる状態にあることを確認するために、Bl
uetooth制御タスク409は、Inquiry送
出要求をBluetoothコントローラ410に送信
する。このとき、Inquiryコマンド内の"Class o
f Device"情報を「シリアル通信端末」として送信す
る。
【0335】Inquiry送出要求を受けると、Bl
uetoothコントローラ410は、Bluetoo
thの接続手順に従いInquiry手順を行い、その
結果("Inquiry Result")をBluetooth制御タ
スク409に通知する。Bluetooth制御タスク
409は、"Inquiry Result"を受信すると、その内容か
らファクシミリ装置201と「接続可能」か否かを判断
し、接続可能なときには、ファクシミリ装置201のア
ドレスを指定してBluetoothコントローラ41
0に対して接続要求を行う一方、"Inquiry Result"の内
容から、「接続失敗」である、あるいは、接続先のファ
クシミリ装置が見つからないときには、その旨のメッセ
ージを情報処理端末202の表示部(図示せず)に表示
する。
【0336】Bluetoothコントローラ410
は、接続要求を受けると、ファクシミリ装置201のB
luetoothコントローラ309に対して、Blu
etoothの規格に基づき"Serial Port Profileを使
用するコネクションの確立を行う。そして、コネクショ
ンが確立したときには、Bluetoothコントロー
ラ410は、その結果をBluetooth制御タスク
409に通知する。
【0337】Bluetooth制御タスク409は、
接続結果から、ファクシミリ装置201とのコネクショ
ンが確立できたことを検知すると、"Ready"信号を
ファクシミリマネージャ401に送信し、ファクシミリ
マネージャ401からのコマンドをBluetooth
コントローラ410にそのまま渡し、コマンドスルーモ
ードに状態を移行する。
【0338】また、Bluetooth制御タスク40
9は、接続結果から、コネクションの確立に失敗した旨
のメッセージを受け取ると、それを情報処理端末202
の前記表示部に表示する。
【0339】ファクシミリ装置201のBluetoo
thコントローラ309は、情報処理端末202とのコ
ネクション確立手順の結果をBluetooth制御タ
スク308に通知する。Bluetooth制御タスク
308は、コネクション確立手順の結果からコネクショ
ンが確立されたことを確認すると、情報処理端末202
からのコマンドをそのままイベントコントロールタスク
307に渡すために、コマンドスルーモードに入り、情
報処理端末202からのコマンドを待つ。一方、コネク
ションに失敗したときには、Bluetooth制御タ
スク308は、コネクションが確立するまで待ち状態と
なる。
【0340】ファクシミリマネージャ401は、Blu
etooth制御タスク409から"Ready"信号を
受信すると、情報処理端末202が有する日付情報やフ
ァクシミリマネージャ401に登録されている名称等の
データをファクシミリ装置201に転送するためのコマ
ンドをBluetooth制御タスク409に送信す
る。
【0341】Bluetooth制御タスク409は、
受信したコマンドをそのままBluetoothコント
ローラ410に転送し、Bluetoothコントロー
ラ410は、"Serial Port Profile"
を使い、ファクシミリ装置201に転送する。
【0342】ファクシミリ装置201のBluetoo
thコントローラ309は、情報処理端末202から送
信されてきたコマンドをBluetooth制御タスク
308に送信し、Bluetooth制御タスク308
は、そのコマンドをそのままイベントコントロールタス
ク307に渡す。
【0343】イベントコントロールタスク307は、受
信したコマンドを解析し、その結果をBluetoot
h制御タスク308に送信する。
【0344】このようにして、初期化処理が終了する
と、Bluetooth制御タスク409は、ファクシ
ミリ装置201の状態を取得するための状態情報取得コ
マンドをファクシミリ装置201に送信する。この状態
情報取得コマンドを受信すると、イベントコントロール
タスク307は、受信した画像があるか否か、プリンタ
の状態、スキャナの状態、メモリの状態等の、ファクシ
ミリ装置201に関する状態をチェックし、そのチェッ
ク結果に応じた情報をレスポンスとして情報処理端末2
02側へ返す。Bluetooth制御タスク409
は、状態情報取得コマンドに対するレスポンスを受ける
と、この状態情報を、たとえばRAM(図示せず)に記
憶する。
【0345】状態情報を記憶すると、Bluetoot
h制御タスク409は、低消費電力モードの一つである
Parkモードに移行するために、Bluetooth
コントローラ410にParkモード移行要求を行う。
Parkモード移行要求を受けたBluetoothコ
ントローラ410は、Bluetoothの規格に従
い、Bluetoothコントローラ309とともに、
Parkモード移行手順を行う。移行手順が終了する
と、各Bluetoothコントローラ309,410
は、それぞれ各Bluetooth制御タスク308,
409にParkモードに移行した旨を通知(モード変
更通知)する。Parkモードに移行した通知を受信す
ると、各Bluetooth制御タスク308,409
は、それぞれコマンドリターンモードとなる。
【0346】なお、本実施の形態では、低消費電力モー
ドとしてParkモードを選択しているが、これに限ら
ず、他の低消費電力モード、すなわちSniffモード
またはHoldモードやPiconetを解消してしま
うモードのいずれかを選択するようにしてもよい。
【0347】コマンドリターンモードになると、情報処
理端末202のBluetooth制御タスク409
は、RS40132Cなどのシリアルインタフェイス
や、セントロニクス(IEEE1284などに既定の標
準インタフェイス)などのパラレルインタフェイスとい
った有線で接続されたときのファクシミリ装置201の
イベントコントロールタスク307と同様の処理を行
う。すなわち、Bluetooth制御タスク409
は、ファクシミリマネージャ401から周期的に発行さ
れる状態取得コマンドに対し、情報処理端末202の前
記RAMに記憶している状態情報に基づいてレスポンス
を返す。
【0348】ファクシミリ装置201のBluetoo
th制御タスク308は、上述した有線で接続されたと
きの情報処理端末202のファクシミリマネージャ40
1と同様の動作を行う。ファクシミリ装置201のBl
uetooth制御タスク308は、ファクシミリ装置
201の状態変化や、他のファクシミリ装置から通信回
線203を通じて画像を受信したか否かを常に監視する
ために、イベントコントロールタスク307に対して状
態情報取得コマンドを周期的に発行する。
【0349】図36は、本発明の第5の実施の形態に係
るファクシミリ装置201が画像を受信することにより
その動作状態が変化し、この動作状態の変化を情報処理
端末202のBluetooth制御タスク409に通
知する際の、ファクシミリ装置201および情報処理端
末202間の通信フローを示す図である。
【0350】図36において、ファクシミリ装置201
のBluetooth制御タスク308は、待機時、コ
マンドリターンモードになっており、ファクシミリ装置
201の状態を監視するために、状態取得コマンドを周
期的にイベントコントロールタスク307に発行してい
る。イベントコントロールタスク307は、RAM10
3に記憶されている画像管理レコードに対して受信した
画像が有るか否かを検索するとともに、ファクシミリ装
置201の使用状況および異常の検知を行い、受信画像
の「画像有り/無し」、「受信可/否」、「送信可/
否」、「スキャン可/否」等の状態情報を、状態情報取
得コマンドに対するレスポンスとしてBluetoot
h制御タスク308に返信する。Bluetooth制
御タスク308は、受信したレスポンスから、ファクシ
ミリ装置201の状態に変化があったか否かを判断す
る。変化が無い場合には、Bluetooth制御タス
ク308は、状態情報取得コマンドを周期的に発行し、
ファクシミリ装置201の監視を続ける。一方、変化が
あった場合、たとえば画像を受信することにより受信画
像が「画像無し」から「画像有り」に変化した場合に
は、Bluetooth制御タスク308は、情報処理
端末202に状態情報を通知するために、ファクシミリ
装置201と情報処理端末202との通信を復帰させ
る。
【0351】Bluetooth制御タスク308は、
通信を復帰させるために、Bluetoothコントロ
ーラ309にActive復帰要求を送信する。Act
ive復帰要求を受信したBluetoothコントロ
ーラ309は、Bluetoothの通信復帰手順に従
って、情報処理端末202のBluetoothコント
ローラ410と通信を行う。通信が復帰すると、Blu
etoothコントローラ309は、Bluetoot
h制御タスク308にモード変更通知を行う。モード変
更通知を受けたBluetooth制御タスク308
は、その内容から通信が復帰したと判断したときには、
コマンドリターンモードからコマンドスルーモードに移
行する一方、通信が復帰できないと判断したときには、
そのままコマンドリターンモードの状態を維持する。
【0352】同様に、情報処理端末202のBluet
oothコントローラ410は、Bluetooth制
御タスク409にモード変更通知を行う。モード変更通
知を受けたBluetooth制御タスク409は、そ
の内容から通信が復帰したと判断したときには、コマン
ドリターンモードからコマンドスルーモードに移行する
一方、通信が復帰できないと判断したときには、そのま
まコマンドリターンモードの状態を維持する。コマンド
スルーモードに移行したBluetooth制御タスク
409は、ファクシミリマネージャ401から状態情報
取得コマンドを受信すると、その状態情報取得コマンド
をBluetoothコントローラ410に渡してファ
クシミリ装置201へ送出する。状態情報取得コマンド
を受信したファクシミリ装置201のイベントコントロ
ールタスク307は、RAM103に記憶されている画
像管理レコードに対して受信した画像があるか否かを検
索するとともに、ファクシミリ装置201の使用状況お
よび異常の検知を行い、受信画像の「画像有り/無
し」、「受信可/否」、「送信可/否」、「スキャン可
/否」等の状態情報を、状態情報取得コマンドに対する
レスポンスとしてBluetooth制御タスク409
に返信する。状態情報取得コマンドのレスポンスを受信
したBluetooth制御タスク409は、その受信
した状態情報を一時的な領域(たとえば前記RAMのワ
ークエリア)に記憶しておく。状態情報を受信したBl
uetooth制御タスク409は、低消費電力モード
であるParkモードに移行するために、Blueto
othコントローラ410に対してParkモード移行
要求を行い、Parkモード移行要求を受けたBlue
toothコントローラ410は、Bluetooth
コントローラ309とParkモード移行手順を行う。
各Bluetoothコントローラ309,410は、
それぞれ各Bluetooth制御タスク308,40
9にParkモードに移行した旨(モード変更通知)を
通知する。Parkモードに移行した旨の通知を受ける
と、Bluetooth制御タスク308は、コマンド
リターンモードに移行し、再び受信情報取得コマンドを
周期的にイベントコントロールタスク307に送出し、
ファクシミリ装置201の状態を監視する。
【0353】また、Parkモードに移行した旨の通知
を受けたBluetoothコントローラ410は、前
記一時的な領域に記憶していた状態情報を正規の領域に
書き込み、ファクシミリ装置201の状態情報を更新す
る。
【0354】図示例では、画像を受信したという状態変
化であり、この時点でBluetooth制御タスク4
09が記憶している状態情報の受信画像の部分が「画像
無し」から「画像有り」に更新される。この以後のファ
クシミリマネージャ401からの状態情報取得コマンド
に対するレスポンスの受信画像の部分は「画像有り」と
なる。
【0355】図37は、本発明の第5の実施の形態に係
る情報処理端末202のBluetooth制御タスク
409の状態情報のうち、受信画像が「画像無し」から
「画像有り」に変化したときに、その受信画像データを
情報処理端末202に転送する受信画像転送処理時の、
ファクシミリ装置201および情報処理端末202間の
通信フローを示す図である。
【0356】図36を用いて説明したようにして、ファ
クシミリ装置201が画像を受信し、受信画像が有るこ
とが情報処理端末202のBluetooth制御タス
ク409に通知され、「画像有り」と記憶された後に、
情報処理端末202のBluetooth制御タスク4
09がファクシミリマネージャ401から状態情報取得
コマンドを受信すると、Bluetooth制御タスク
409は、ファクシミリマネージャ401に対して、記
憶している状態情報をレスポンスとして返信する。ファ
クシミリマネージャ401は、Bluetooth制御
タスク409から受信の「画像有り」の情報を受信した
ときに、受信画像をアップロードする設定になっていれ
ば、受信画像データのアップロード(転送)処理を開始
するために、Bluetooth制御タスク409に受
信アップロードコマンドを送出する。
【0357】Bluetooth制御タスク409は、
受信アップロードコマンドを受信すると、記憶している
ファクシミリ装置201の状態情報から、受信アップロ
ードが可能か否かを判断する。状態情報の受信画像の部
分が「画像無し」の場合には、Bluetooth制御
タスク409は、受信アップロードが不可能であると判
断し、ファクシミリ装置201にコマンドを送信するこ
となく、そのままファクシミリマネージャ401へレス
ポンス「NG」を返信する。一方、状態情報の受信画像
の部分が「画像有り」の場合には、Bluetooth
制御タスク409は、受信アップロード可能と判断し、
ファクシミリ装置201との通信ができるように、低消
費電力モードであるParkモードから、通信可能なA
ctiveモードへの復帰を、Bluetoothコン
トローラ410に対して要求する。
【0358】Activeモードへの復帰要求を受けた
Bluetoothコントローラ410は、Bluet
oothコントローラ309との間で、Bluetoo
thの通信復帰手順を実行する。通信が復帰すると、B
luetoothコントローラ309は、Blueto
oth制御タスク308へモード変更通知を行い、モー
ド変更通知を受けたBluetooth制御タスク30
8は、コマンドスルーモードに移行する。また、Blu
etoothコントローラ410も、Bluetoot
h制御タスク409へモード変更通知を行い、モード変
更通知を受けたBluetooth制御タスク409
は、コマンドスルーモードに移行し、先にファクシミリ
マネージャ401から受信していた受信アップロードコ
マンドをファクシミリ装置201に送出する。
【0359】受信アップロードコマンドを受信したイベ
ントコントロールタスク307は、受信画像が有るので
レスポンス「OK」を情報処理端末202へ返信する。
【0360】このようにして、各Bluetooth制
御タスク308,409がそれぞれコマンドスルーモー
ドになると、RS40132Cなどのシリアルインタフ
ェイスや、セントロニクス(IEEE1284などに既
定の標準インタフェイス)などのパラレルインタフェイ
スといった有線で接続されたときと同じコマンドインタ
フェイスでBluetoothの規格に基づく"Serial
Port Profile"を使用し受信画像データ転送処理を行
う。なお、受信画像データ転送処理におけるファクシミ
リ装置201と情報処理装置202間のコマンド及びデ
ータの転送制御は上述した図7と同様である。
【0361】受信画像データ転送処理が終了すると、B
luetooth制御タスク409は、ファクシミリ装
置201の動作状態と同期をとるために、状態情報取得
コマンドをファクシミリ装置201に送出する。状態情
報取得コマンドを受信したイベントコントロールタスク
307は、受信画像の「画像有り/無し」、「受信可/
否」、「送信可/否」、「スキャン可/否」等の状態情
報を調べ、レスポンスとして情報処理端末202へ送出
する。
【0362】Bluetooth制御タスク409は、
受信した状態情報を記憶する。状態情報を受信したBl
uetooth制御タスク409は、一連の処理が終了
したと判断し、定常状態に戻るために、低消費電力モー
ドであるParkモードへの移行をBluetooth
コントローラ410へ要求する。Parkモード移行要
求を受けたBluetoothコントローラ410は、
Bluetoothの仕様に従い、Bluetooth
コントローラ309とParkモード移行手順を行う。
【0363】移行手順が終了すると、各Bluetoo
thコントローラ309,410は、それぞれ各Blu
etooth制御タスク308,409にParkモー
ドに移行した旨を通知(モード変更通知)する。
【0364】Parkモードに移行した旨の通知を受け
ると、各Bluetooth制御タスク308,409
は、それぞれコマンドリターンモードとなる。
【0365】図38は、情報処理端末202に記憶され
ている画像データをファクシミリ装置201に転送後、
本発明の第5の実施の形態に係るファクシミリ装置20
1が指定された宛先にファクシミリ送信するときのファ
クシミリ装置201および情報処理端末202間の通信
フローを示す図である。
【0366】図示例では、ファクシミリ装置201は
「送信可」の状態であり、図36を用いて説明した処理
によって情報処理端末202のBluetooth制御
タスク409が記憶している状態情報の「送信可/否」
部分は「送信可」になっている。ここで、ファクシミリ
マネージャ401に対して送信指示操作がなされると、
ファクシミリマネージャ401は、Bluetooth
制御タスク409に対して送信指示コマンドを送出す
る。
【0367】Bluetooth制御タスク409は、
動作指示要求である送信指示コマンドを受信すると、実
行可能か否かを記憶している状態情報から判断する。状
態情報の「送信可/否」部分が「送信否」のときには、
Bluetooth制御タスク409は、ファクシミリ
装置201にコマンドを送信せずに、直接ファクシミリ
マネージャ401にレスポンス「NG」を送出し、ファ
クシミリマネージャ401は、レスポンス「NG」を受
信すると、「送信否」の旨を表示する。状態情報の「送
信可/否」部分が「送信可」のときには、Blueto
oth制御タスク409は、ファクシミリ装置201と
通信するために、Bluetoothコントローラ41
0にActive復帰要求を送出する。
【0368】Active復帰要求を受けたBluet
oothコントローラ410は、Bluetoothの
通信復帰手順に従い、ファクシミリ装置201のBlu
etoothコントローラ309と通信を行う。通信が
復帰すると、Bluetoothコントローラ410
は、Bluetooth制御タスク409にモード変更
通知を送出する。モード変更通知を受けたBlueto
oth制御タスク409は、その内容から通信が復帰し
たと判断したときには、送信指示コマンドをファクシミ
リ装置201に送出し、その後、コマンドリターンモー
ドからコマンドスルーモードに移行する。
【0369】モード変更通知の内容から通信が復帰でき
ないと判断したとき、あるいは所定の時間以上Blue
toothコントローラ410から応答がないときに
は、Bluetooth制御タスク409は、そのまま
コマンドリターンモードの状態を維持し、ファクシミリ
マネージャ401に「NG」の返答を送信する。ファク
シミリマネージャ401は、「NG」の返答を受信する
と、「送信サービスができません」と旨のメッセージを
表示部に表示する。
【0370】同様に、ファクシミリ装置201のBlu
etoothコントローラ309は、Bluetoot
h制御タスク308にモード変更通知を送出する。モー
ド変更通知を受けたBluetooth制御タスク30
8は、その内容から通信が復帰したと判断したときに
は、コマンドリターンモードからコマンドスルーモード
に移行し、情報処理端末202からのコマンド待ち状態
となる。一方、通信が復帰できないと判断したときに
は、Bluetooth制御タスク308は、そのまま
コマンドリターンモードの状態を維持する。
【0371】送信指示コマンドを受信したイベントコン
トロール307は、現在、ファクシミリ装置201が通
信中でなく、送信予約が一杯でないことを確認したとき
には、「OK」のレスポンスを情報処理端末202に送
出する一方、これらの条件が満たされていないときに
は、「NG」のレスポンスを送出する。
【0372】ファクシミリ装置201から「OK」のレ
スポンスを受信すると、ファクシミリマネージャ401
は、RS40132Cなどのシリアルインタフェイス
や、セントロニクス(IEEE1284などに既定の標
準インタフェイス)などのパラレルインタフェイスとい
った有線で接続されたときと同じコマンドインタフェイ
スで送信画像データ転送処理を行う。なお、送信画像デ
ータ転送処理についても上述した図14と同様なので説
明は省略する。
【0373】情報処理端末202のBluetooth
制御タスク409は、送信が終了したと判断すると、状
態情報取得コマンドをファクシミリ装置201に送出
し、そのレスポンスに含まれる状態情報を記憶すること
によって、動作指示後のファクシミリ装置201の状態
変化に、記憶している状態情報を追従させる。このレス
ポンスを受信すると、Bluetooth制御タスク4
09は、ファクシミリ装置201との通信を、再び低消
費電力モードであるParkモードに移行させるため、
Bluetoothコントローラ410にParkモー
ド移行要求を行う。Parkモード移行要求を受けたB
luetoothコントローラ410は、Blueto
othの仕様に従い、ファクシミリ装置201のBlu
etoothコントローラ309とParkモード移行
手順を行う。Parkモード移行手順が終了すると、各
Bluetoothコントローラ309,410は、そ
れぞれ各Bluetooth制御タスク308,409
にParkモードに移行した旨を通知する。Parkモ
ードに移行した旨の通知(モード変更通知)を受信する
と、各Bluetooth制御タスク308,409
は、それぞれコマンドリターンモードに移行する。
【0374】再び、情報処理端末202でユーザがファ
クシミリ送信、スキャン、あるいは、プリントなどのサ
ービスを開始するか、ファクシミリ装置201の状態に
変化があるまで、コマンドリターンモードは維持され
る。
【0375】図39は、本発明の第5の実施の形態に係
るファクシミリ装置201のBluetooth制御タ
スク308が実行する電源ON後処理を示すフローチャ
ートである。
【0376】ファクシミリ装置201の電源をONにす
ると、図39の処理が起動され、Bluetooth制
御タスク308の初期化処理を行う(ステップS390
1)。この初期化処理には、動作モードをコマンドスル
ーモードに移行させる処理も含まれている。ファクシミ
リ装置201は、この初期化処理を終了し、動作モード
がコマンドスルーモードの状態で、情報処理端末202
の立ち上がりを待つ待機状態となり本処理を終了する。
【0377】図40は、本発明の第5の実施の形態に係
る情報処理端末202のBluetooth制御タスク
409が実行する電源ON後処理を示すフローチャート
である。
【0378】情報処理端末202の電源をONにすると
ファクシミリマネージャ401が起動され、ステップS
4001で、Bluetooth制御タスク409は、
Bluetoothコントローラ410にInquir
yを送出する。
【0379】ステップS4002では、送出したInq
uiryにファクシミリ装置201(FAX)が応答し
たか否かを判断し、正常に応答した場合にはステップS
4004へ進み、正常に応答しなかった場合には、ステ
ップS4003に進む。
【0380】ステップS4003では、接続できるファ
クシミリ装置(FAX)がない旨を情報処理端末202
の表示装置に通知した後に、本処理を終了する。
【0381】ステップS4004では、Bluetoo
thコントローラ410に接続要求を送出して、ステッ
プS4005に進む。
【0382】ステップS4005では、接続要求に対す
る応答を待ち、「接続完了」の通知が無いときはステッ
プS4006に進み、Bluetoothコントローラ
410からファクシミリ装置201との接続に失敗した
旨である「接続失敗」が通知され、情報処理端末202
の表示装置に「接続失敗」を表示した後に、本処理を終
了を終了し、「接続完了」が通知されたときにはステッ
プS4007へ進む。
【0383】ステップS4007では、ファクシミリ装
置201との接続が完了し、確立できたことを知らせ
る"Ready"信号をファクシミリマネージャ401に
送信してステップS4008へ進み、ステップS400
8では、コマンドスルーモードへ移行する。ここで、コ
マンドスルーモードとは、Bluetooth制御タス
ク409が、ファクシミリマネージャ401からコマン
ドを受信したときには、これをBluetoothコン
トローラ410へ送出し、Bluetoothコントロ
ーラ410からレスポンスを受信したときには、これを
ファクシミリマネージャ401に送出する動作モードを
いう。
【0384】次いで、ステップS4009において、フ
ァクシミリマネージャ401は、上記"Ready"信号
を受信すると、"Serial Port Profile"を使用して、フ
ァクシミリマネージャ401とファクシミリ装置201
のイベントコントロールタスク307との間の初期化処
理を行い、初期化処理を終了すると、ステップS401
0に進む。
【0385】ステップS4010では、Bluetoo
th制御タスク409が状態情報取得コマンドを送出
し、ステップS4011では、そのレスポンスを受信
し、その中に含まれる状態情報を記憶する。ステップS
4012では、ファクシミリ装置201との通信を低消
費電力モードであるParkモードに移行させるよう
に、Bluetoothコントローラ410へPark
モード移行要求を行う。ステップS4013では、Pa
rkモードへの移行通知を受信したか否かを判定し、P
arkモード移行通知を受信していない場合には、ステ
ップS4012へ戻り、Parkモード移行要求を再度
行う。このとき、数回のリトライの後、エラー表示を行
って処理を終了してもよい。
【0386】Parkモードへの移行通知(モード変更
通知)を受信した場合には、ステップS4014へ進ん
でコマンドリターンモードに移行し、本電源ON後処理
を通知する。
【0387】なお、Bluetooth制御タスク40
9のコマンドリターンモードについては、後述する図4
2を用いて説明する。
【0388】図41は、本発明の第5の実施の形態に係
るファクシミリ装置201側Bluetooth制御タ
スク308が実行する処理を示すフローチャートであ
る。本フローチャートによれば、図36の「状態変化の
通知」、図37の「受信画像データ転送(アップロー
ド)」、図38の「送信サービス」の処理を全て説明で
きる。
【0389】図41において、スタンバイ状態(Sta
ndbyモード)においてBluetooth制御タス
ク308はコマンドリターンモードになっており、ファ
クシミリ装置201と情報処理端末202との間は低消
費電力モードのParkモードになっている。コマンド
リターンモードでは、ステップS4106でのウェイト
間隔ごとに、ステップS4101でイベントコントロー
ルタスク307へ状態情報取得コマンドを送出し、ステ
ップS4102でこのレスポンスを待ち、レスポンスを
受信すると、ステップS4103で状態情報を記憶す
る。
【0390】まず、「状態変化の通知」の処理について
説明する。
【0391】ファクシミリ装置201の状態が変化した
か否かを知るため、前記記憶した状態情報がそれまで記
憶していた状態情報から変化したか否かを判断し(ステ
ップS4104)、変化があった場合には、情報処理端
末202に状態情報を通知するために、ステップS41
06へ進む。ステップS4106では、情報処理端末2
02との通信ができるよう、Activeモードへの復
帰要求をBluetoothコントローラ309に行
う。
【0392】情報処理端末202との通信が可能になる
と、コマンドスルーモードに移行し、ステップS410
8、ステップS4110、及びステップS4114の各
チェックを繰り返す。コマンドスルーモードでは、その
名の通り、ステップS4108でBluetoothコ
ントローラ310から受信したコマンドやデータをイベ
ントコントロールタスク307へ送出し(ステップS4
109)、イベントコントロールタスク307から受信
したレスポンスやデータをBluetoothコントロ
ーラ310へ送出している(ステップS4113)。
【0393】ファクシミリ装置201からActive
復帰要求があるのは、「状態変化の通知」の処理の場合
のみであり、情報処理端末202は、これに対して状態
情報取得コマンドを送出する。ファクシミリ装置201
がこのコマンドのレスポンスを返すとき、ステップS4
111でこれを検出し、レスポンスに含まれる状態情報
を記憶した(ステップS4112)後、情報処理端末2
02に送出する。このコマンドのレスポンスを情報処理
端末202が受信すると、情報処理端末202は、通信
モードをParkモードに移行するよう要求する。Pa
rkモードへの移行が終了すると、モード変更通知がB
luetooth制御タスク308へ通知されるので、
ステップS4114でこれを検出し、コマンドリターン
モードに戻りスタンバイ状態となる。
【0394】以上がファクシミリ装置201の「状態変
化の通知」の処理であり、ファクシミリ装置201に状
態の変化があると、ファクシミリ装置201のBlue
tooth制御タスク308と情報処理端末202のB
luetooth制御タスク409の両方に状態の変化
が通知される。
【0395】次に、「受信画像アップロード」および
「送信指示コマンド」、すなわち「動作指示要求コマン
ド」が情報処理端末201から送出される場合について
説明する。
【0396】「動作指示要求コマンド」の送出の前に、
情報処理端末201はActive復帰要求を行う。フ
ァクシミリ装置201は、Active復帰要求を受け
ると、Bluetoothコントローラ309,410
間でActive復帰手順が実行される。Active
モードに復帰すると、Bluetoothコントローラ
309は、Bluetooth制御タスク308にモー
ド変更通知を送出する。ファクシミリ装置201のBl
uetooth制御タスク308は、スタンバイ状態、
つまりコマンドリターンモードにおいてモード変更通知
を受信すると、ステップS4105でこれを検出し、ス
テップS4107へ進んで、コマンドスルーモードに移
行する。
【0397】コマンドスルーモードに移行した後は、情
報処理端末202から送出されるコマンドおよびデータ
を、ステップS4108でBluetoothコントロ
ーラ309から受信して、ステップS4109でイベン
トコントロールタスク307へ送出し、それに対するレ
スポンスおよびデータを、ステップS4110でイベン
トコントロールタスク307から受信し、ステップS4
113でBluetoothコントローラ309へ送出
する。これにより、情報処理端末202のファクシミリ
マネージャ401とファクシミリ装置201のイベント
コントロールタスク307との間で、要求された処理動
作の一連のコマンドおよびデータのやりとりが可能にな
る。
【0398】この処理が終了すると、状態情報を更新す
るために、情報処理端末202のBluetooth制
御タスク409から状態情報取得コマンドが送出され
る。これに対するレスポンスをイベントコントロールタ
スク307がBluetooth制御タスク308に送
出すると、ステップS4111でこれを検出し、ステッ
プS4112で記憶する。この処理により、Bluet
ooth制御タスク308は要求された処理動作後に最
新の状態情報を記憶することができる。
【0399】情報処理端末202のBluetooth
制御タスク409は、状態情報取得コマンドに対するレ
スポンスを受信すると、Bluetoothコントロー
ラ410へParkモード移行要求を行い、Bluet
oothコントローラ309,410間でParkモー
ド移行処理が行われる。Parkモードへの移行が完了
すると、Bluetoothコントローラ309からB
luetooth制御タスク308へモード変更通知が
送出される。Bluetooth制御タスク308はこ
れをステップS4114で検出してコマンドリターンモ
ードに戻り、スタンバイ状態になる。
【0400】図42は、本発明の第5の実施の形態に係
る情報処理端末202側Bluetooth制御タスク
409が実行する処理を示すフローチャートである。本
フローチャートによれば、図36の「状態変化の通
知」、図37の「受信画像アップロード」、図38の
「送信サービス」の処理を全て説明できる。
【0401】図42において、スタンバイ状態(Sta
ndbyモード)においてBluetooth制御タス
ク409はコマンドリターンモードになっており、ファ
クシミリ装置201と情報処理端末202との間は低消
費電力モードのParkモードになっている。スタンバ
イ状態においてファクシミリマネージャ401から送出
されるコマンドは、ファクシミリ装置201の状態情報
を取得するための「状態情報取得コマンド」と、ファク
シミリ装置201に処理動作を指示する「受信アップロ
ードコマンド」や「送信指示コマンド」等の「動作指示
コマンド」の2つである。
【0402】ステップS4204で「状態情報取得コマ
ンド」を受信すると、Bluetooth制御タスク4
09は記憶している状態情報でレスポンスを作成し、ス
テップS4205でファクシミリマネージャ401に送
出する。
【0403】ここで用いる状態情報は、ファクシミリ装
置201との接続が復帰した際にファクシミリ装置20
1から通知されて記憶しておいたものである。ファクシ
ミリ装置201に状態変化があると、これを通知するた
めにファクシミリ装置201側からActive復帰要
求が行われる。"Active"状態(Activeモー
ド)に復帰すると、モード変更(Active復帰)通
知がBluetoothコントローラ410からBlu
etooth制御タスク409に送出される。
【0404】Bluetooth制御タスク409は、
ファクシミリ装置201側からActive復帰要求を
受信すると、ファクシミリ装置201の状態が変化した
か否かを調べるため、ステップS4206でモード変更
通知を検出すると、ステップS4207で状態状態取得
コマンドをBluetoothコントローラ410へ送
出する。ステップS4208ではファクシミリ装置20
1からのレスポンスを待ち、レスポンスを受けると、ス
テップS4209で状態情報を記憶する。状態情報の更
新が終了すると、ステップS4210でParkモード
移行要求を行い、ステップS4201に戻りスタンバイ
状態へ移行する。
【0405】次に、ファクシミリマネージャ401から
「受信アップロードコマンド」や「送信指示コマンド」
等の「動作指示コマンド」が送出された場合について説
明する。
【0406】ステップS4201で「動作指示コマン
ド」を受信すると、Bluetooth制御タスク40
9は、ステップS4202で、記憶しているファクシミ
リ装置201の状態情報から、指示された動作が実行可
能か否かを判断する。実行不可能と判断した場合には、
ファクシミリ装置201に「動作指示コマンド」を送出
することなく、ステップS4203でファクシミリマネ
ージャ401へ「NG」レスポンスを送出する。一方、
実行可能と判断した場合には、ステップS4211でA
ctive復帰要求をBluetoothコントローラ
410に送出し、"Active"状態(Activeモ
ード)に復帰すると、コマンドスルーモードへ移行し、
ステップS4212でBluetoothコントローラ
410に動作指示コマンドを送出する。
【0407】コマンドスルーモードでは、ステップS4
213でファクシミリマネージャ401から受信した指
示動作の一連のコマンドおよびデータを、ステップS4
214でBluetoothコントローラ410へ送出
し、ステップS4215でBluetoothコントロ
ーラ410から受信したレスポンスおよびデータを、ス
テップS4216でファクシミリマネージャ401へ送
出する。
【0408】ここで、指示動作の一連のコマンド、レス
ポンス及びデータのやりとりが終了すると、指示動作終
了を、ステップS4217で検出し、ステップS420
7へ進む。
【0409】ステップS4207では状態情報取得コマ
ンドをBluetoothコントローラ410へ送出
し、ステップS4208ではレスポンスを受信し、ステ
ップS4209では状態情報を記憶し、ステップS42
10ではBluetoothコントローラ410へPa
rkモード移行要求を行い、ステップS4201に戻り
コマンドリターンモードに移行し、スタンバイ状態に戻
る。
【0410】上記第5の実施の形態にでは、電源ON後
には図39および図40を用いて説明した処理により、
ファクシミリ装置201の状態情報が各Bluetoo
th制御タスク308,409に記憶され、ファクシミ
リ装置201が状態変化したとき、たとえば画像を受信
したときやスキャンボタンが押下されたとき等は、図4
1および図42を用いて説明した処理により、各Blu
etooth制御タスク308,409に記憶されてい
る状態情報が変化した状態に更新され、ファクシミリマ
ネージャ401から「状態情報取得コマンド」がBlu
etooth制御タスク409に送出されたときには、
図42を用いて説明した処理により、ファクシミリ装置
201にコマンドを送出することなく、記憶している状
態情報でレスポンスを返し、ファクシミリマネージャ4
0から「受信画像アップロードコマンド」や「送信指示
コマンド」等の「動作指示コマンド」がBluetoo
th制御タスク409に送出されたときには、図41及
び図42を用いて説明した処理により、動作が実行不可
能の場合にはファクシミリ装置201にコマンドを送出
することなく「NG」レスポンスをファクシミリマネー
ジャ401に送出し、動作可能の場合にはファクシミリ
装置201に動作指示コマンドを送出するようにしてい
るので、無線チャネルを占有せず、かつ電力消費を低減
させることができる。
【0411】以上のように本実施の形態においても無線
チャネルを占有せず、画像処理装置の状態をポーリング
するコマンドおよびそのレスポンスの送受による電力消
費を低減させることが可能となる。
【0412】(第6の実施の形態) <装置全体の構成>図43は、本発明の第6の実施の形
態に係るファクシミリ装置FS1を示すブロック図であ
る。
【0413】図44は、ファクシミリ装置FS1を示す
斜視図である。
【0414】ファクシミリ装置FS1は、画像形成装置
(通信装置)の一例である。
【0415】ファクシミリ装置FS1は、コードレスハ
ンドスキャナ430と、本体部Bとによって構成され、
ITU−T勧告G3規格を満足する機能を有し、カラー
読取りとカラー記録とが可能であり、カラーコピー機能
やカラー画像の送受信機能を有する。コードレスハンド
スキャナ430は、脱着可能なスキャナである。
【0416】コードレスハンドスキャナ430は、本体
部Bから完全に分離してカラー読取りが可能なコードレ
スハンドスキャナである。
【0417】ファクシミリ装置FS1において、図44
に示すように、用紙ガイド4401は、記録紙の幅に合
わせてセットするガイド機構を有する。用紙入り口44
02から記録紙が差し込まれ、原稿ガイド4403は、
原稿の幅に合わせてセットされ、原稿ガイド4403に
は、位置センサが付加され、原稿のセット位置に応じ
て、原稿サイズを検知する。
【0418】原稿入り口4404から原稿が差し込ま
れ、搬送されて装置内に滞留した原稿・記録紙を取り出
すときや、プリンタ部のカートリッジを交換するとき
に、上カバー4405を上方に開けることができる。上
カバー4405には、図43の本体操作パネル4324
とハンドセット4318台とが含まれる。
【0419】ハンドセット4318は、通話時に使用さ
れる。コードレスハンドスキャナ430における密着型
カラーイメージセンサCIS(Contact Image Sensor)
4303は、例えば、線順次でRGB各色(3原色)を
出力する読取り幅B4、主走査方向読取り解像度8pe
l/mmの密着型カラーイメージセンサであり、上カバ
ー4405を開けると、本体部Bから取り出すことがで
きる。
【0420】原稿排出口4409は、本体部Bでシート
読みされた原稿を排出する。用紙排出口4410は、カ
ラープリンタ4325で印刷された記録紙を排出する。
【0421】図45は、図44の本体操作パネル432
4を示す平面図である。
【0422】本体操作パネル4324において、機能ボ
タン4501は、設定や登録を始めるときに用いるボタ
ンであり、録音ボタン4502は、音声メモを録音する
ときに用いるボタンであり、再生ボタン4503は、留
守録、音声メモを聞くときに用いるボタンである。消去
ボタン4504は、留守録や音声メモ、ファックスをメ
モリから消すときに用いるボタンであり、電話帳/セッ
トボタン4505は、電話帳でダイヤルする場合、設定
を確定するときに用いるボタンである。
【0423】左/右ボタン4506は、機能項目を選択
する場合、文字を入力するときに用いるボタンであり、
上/下ボタン4507は、電話帳を検索する場合、機能
項目を表示するときや、音量を調整するときに用いるボ
タンであり、スピーカホンボタン4509は、受話器を
取らずに話すときに用いるボタンであり、マイク451
0は、受話器を取らずに話すときに用いるマイクであ
る。
【0424】ストップボタン4511は、ファックス送
受信、コピー、再生、設定等の処理動作を停止するとき
や、操作を途中で止めるときに用いるボタンであり、コ
ピーボタン4512は、コピーを実行するときに用いる
ボタンであり、画質ボタン4513は、小さい文字や写
真を送信するときに用いるボタンである。受信/プリン
トボタン4514は、ファックスを受信したり、プリン
トするときに用いるボタンであり、送信ボタン4515
は、ファックスを送信するときに用いるボタンであり、
カラー/白黒ボタン4516は、コピーやファックスの
カラーモードを切り替えるときに用いるボタンである。
【0425】カラーランプ4517は、カラーモードを
選んだときに点灯するランプである。ディスプレイ45
18は、ファクシミリ装置FS1の現在の状態や、登録
メニュー等が表示され、通常は日付、時刻、留守録の件
数が表示される。
【0426】図46は、図44のファクシミリ装置FS
1の本体部Bから取り出したコードレスハンドスキャナ
430の上面図である。
【0427】なお、図46に示すコードレスハンドスキ
ャナ430の面は、取り出して使用するときには上面で
あり、本体部B装着時には下面である。
【0428】コードレスハンドスキャナ430は、スキ
ャナ操作パネル4307を有する。スキャナ操作パネル
4307において、「LCD」4601は、ハンドスキ
ャナ430の様々な情報を表示するものである。なお、
ハンドスキャナ430の様々な情報として、メモリ残
量、読取り幅、Bluetoothリンク状態、読取り
速度、画像カラー情報等が挙げられる。
【0429】スタート/決定ボタン4602は、読取り
を開始、または停止(確定終了)するときに使用するボ
タンであり、また、機能メニューで選択し、決定時に使
用する。
【0430】ストップ/キャンセルボタン4603は、
読取りを中止、また、機能メニューでの選択をキャンセ
ルするときに使用するボタンである。機能ボタン460
4は、待ち受け状態から、画像の消去やFAX送信、コ
ピー等を実行する機能メニューへ移行するときに使用す
るボタンである。上下左右カーソルボタン4605は、
機能メニュー中の選択操作時に使用するボタンである。
【0431】図47は、図46のファクシミリ装置FS
1の本体部Bから取り出したコードレスハンドスキャナ
430を示す下面図である。
【0432】なお、図47に示すコードレスハンドスキ
ャナ430の面は、使用時には下面となり、本体部B装
着時には上面となる。
【0433】コードレスハンドスキャナ430におい
て、図47に示す面が原稿上を滑ってゆくと、ローラ4
701が回転し、図43のロータリエンコーダ4306
が、回転情報を検出する機構になっている。コンタクト
センサガラス面4702が原稿に密着し、ガラス面47
02の裏に配置されているイメージセンサによって、画
像情報を光学的に読取る。
【0434】次に、図43を用いてファクシミリ装置F
S1におけるコードレスハンドスキャナ430について
説明する。
【0435】コードレスハンドスキャナ430は、本体
部Bとともに、ファクシミリ装置FS1を構成する。
【0436】コードレスハンドスキャナ430は、図4
3に示すように、ミドルウェアによってデジタル画像デ
ータをJPEG圧縮/伸長する機能を有する第1CPU
4300と、第1CPU4300の各種プログラムや固
定データを格納している第1ROM4301と、第1C
PU4300の各種プログラムのワークメモリや、コー
ドレスハンドスキャナ430における画像データ等の蓄
積メモリとして使用される第1RAM4302と、ライ
ン単位にイメージデータを読取る密着型カラーイメージ
センサCIS(Contact Image Sensor)4303とを有
する。
【0437】密着型カラーイメージセンサCIS430
3は、赤(R)、緑(G)、青(B)のLEDアレイを
内蔵し、読取りタイミング信号が入力されると、読取り
タイミング信号に同期してビデオ信号が出力される。
【0438】スキャナ画像処理部4304は、CIS4
303へ読取りタイミング信号を出力したり、CIS4
303が出力するビデオ信号をA/D変換した上で、シ
ェーディング補正、輝度/濃度のガンマ変換を行い、デ
ジタル多値/2値データに変換したり、画像の拡大縮小
や解像度変換を行うスキャナの画像処理部である。デジ
タルデータに変換された画像データは、第1RAM43
02に格納され、その後、必要に応じて、無線回線を介
して、本体部Bに送信される。
【0439】本体I/Fコネクタ4305は、本体部B
と接続するコネクタによって構成され、バッテリ430
8の充電は、このコネクタを通じて行われる。
【0440】検出出力部は、コードレスハンドスキャナ
430の読取りローラの回転状態を監視するロータリエ
ンコーダ4306の検出出力部であり、読取り時に、第
1CPU4300は、上記検出出力からコードレスハン
ドスキャナ430の移動距離データ(ロータリエンコー
ダ4306の回転数情報)を算出し、画像処理部430
4によって画像読取りを実行する。
【0441】スキャナ操作パネル4307は、図46で
上述したようにコードレスハンドスキャナ430の状態
や各種データを表示する液晶表示部(LCD4307)
や、読取りモードの選択や、メモリの画像の消去等の各
種設定を行うためのキー入力部等によって構成されてい
る。
【0442】バッテリ4308は、コードレスハンドス
キャナ430が本体部Bから取り出されて単独で使用さ
れるときに、コードレスハンドスキャナ430の全シス
テムを駆動する蓄電池であり、コードレスハンドスキャ
ナ430が本体部Bに装着された状態では、絶えず本体
部Bから電力の供給を受けて充電されている。
【0443】無線インタフェイス(無線I/F)部は、
Bluetoothベースバンド処理部4309と、
2.4GHz帯の高周波部4310とによって構成さ
れ、コードレスハンドスキャナ430と本体部Bとの無
線インタフェイス部であり、本体部B(Bluetoo
thベースバンド処理部4321及び2.4GHz帯の
高周波部4322)とコードレスハンドスキャナ430
との間でBluetooth規格に基づく無線通信を実
行してパケットの送受信を行うものであり、また、動作
モードの指定や状態情報のやりとりを行うコマンド/レ
スポンスインタフェイスと、画像データを双方向でやり
とりする画像データインタフェイスとによって構成さ
れ、本体部Bがマスタ(Master)になり、コードレスハ
ンドスキャナ430がスレーブ(Slave)になる。
【0444】Bluetoothベースバンド処理部4
309,4321は、Bluetoothの周波数ホッ
ピング処理やフレームの組立・分解処理を行うBlue
toothベースバンドの処理部である。また、2.4
GHz帯の高周波部4310,4322は、電波を送受
信する送受信部である。
【0445】次に、本発明の第6の実施の形態に係るフ
ァクシミリ装置FS1の本体部Bについて説明する。
【0446】本体部Bは、その制御部である第2CPU
4311と、第2CPU4311の各種プログラムや固
定データを格納する第2ROM4312と、システムに
必要な登録データ(各種ソフトスイッチ、通信宛先デー
タ、装置の電話番号や略称等のID情報)を登録記録す
るSRAM4313とを有する。SRAM4313は、
主電源断によって該データが失われないように、一次電
池4326でバックアップされている。
【0447】プリンタ画像処理部4314は、多値画像
データを2値画像に変換する2値化処理や画像の拡大縮
小等、本体部B側で必要となる画像処理を行うととも
に、画像データの解像度を、カラープリンタ4325の
解像度360dpiに変換する解像度変換を行い、印刷
データをカラープリンタ4325に転送する。第2RA
M4315は、第2CPU4311の各種プログラムの
ワークメモリや本体部B側における音声データや画像デ
ータ等を蓄積する蓄積メモリとして使用される。第2R
AM4315は、ここでは、フラッシュメモリ等の不揮
発性メモリを想定している。
【0448】モデム4316は、公知の例えばG3モー
ド等でファクシミリ通信を行うためのモデムであり、本
実施の形態では、V.29、V.21、V.27ter
の他に、DTMF信号認識機能と、第2RAM4315
への音声録音と第2RAM4315からの音声再生との
ための音声コーデック機能とを具備している。
【0449】ファクシミリ通信時には、最大9600b
psの伝送速度で、ITU−T勧告G3規格に則り、モ
ノクロ画像とカラー画像とを通信する。カラー画像通信
におけるG3規格(以下「ITU−Tカラーモード」と
いう)の他に、本装置同士が持つ「独自モード」でカラ
ー画像通信することが可能である。
【0450】ここでの「独自モード」とは、たとえば、
後述のようなBFT(Binary FileTransfer)を用いる
カラー画像通信である。G3規格でのカラー画像通信で
は、画像規格として伝送路上で、主副200dpiの解
像度と、Lab色空間でのJPEG符号化とが求められ
る。また、独自モードでのカラー画像通信では、画像に
ついて、主副90dpiの解像度と、RGB色空間での
DPCM符号化との機能を有している。
【0451】本体操作パネル4324は、ダイヤル操作
や各種の動作指示を行ったり、各種設定を行ったりする
キー入力部と、装置の状態や各種データを表示する液晶
表示部(ディスプレイ4518)と、LEDとによって
構成されている。スピーカ4319は、各種アラーム音
や呼び出し音、回線上の音声信号を出力させる。NCU
4320は、アナログ電話回線と装置とのインタフェイ
スを司る。ハンドセット4318は、本装置を使用して
通話を行うための音声入出力部を有する。アナログ信号
用接続スイッチ(クロスポイントスイッチ)4317
は、第2CPU4311からの設定によって、ハンドセ
ット4318、スピーカ4319、NCU4320、モ
デム4316の間のアナログ信号の接続を自在に切り替
える公知の回路である。
【0452】カラープリンタ4325は、ファクシミリ
装置FS1のプリンタ部であり、例えば、インク吐出方
式の公知のカラープリンタであり、インクタンクとイン
ク吐出部とが一体になっているカートリッジを記録紙の
主走査方向に移動させながら、360dpiの記録解像
度で記録紙に2値データを記録するものである。
【0453】上記カートリッジには、CMYK各色のイ
ンクタンクとインク吐出部とを組み合わせたカラーカー
トリッジと、モノクロインクのみのインクタンクとイン
ク吐出部とを組み合わせたモノクロカートリッジとがあ
り、カラーカートリッジとモノクロカートリッジとのい
ずれが装着されているかを、各カートリッジの電気的接
点の構成の差異により、第2CPU4311が判別でき
るようになっている。
【0454】モノクロ記録時の記録幅は、最大B4まで
であり、カラーカートリッジ装着時のカラー記録時に
は、最大記録幅はA4になる。
【0455】一次電池4326は、SRAM4313の
登録データや時計用ICであるRTC4327の動作を
バッテリバックアップする一次電池である。RTC43
27は、1秒単位で計時可能であり、主電源断のときで
も動作可能な時計用ICであり、スキャナインタフェイ
ス(I/F)コネクタ4323は、本体部Bからコード
レスハンドスキャナ430への電源供給路になるととも
に、ハンドスキャナ430の装着/未装着を検出するス
キャナのインタフェイスコネクタである。
【0456】本体部B側の無線インタフェイス(無線I
/F)部は、Bluetoothベースバンド処理部4
321と、2.4GHz帯の高周波部4322とによっ
て構成され、コードレスハンドスキャナ430と本体部
Bとの無線インタフェイス部であり、本体部Bとコード
レスハンドスキャナ430との間でBluetooth
規格に基づく無線通信を実行してパケットの送受信を行
うものである。また、動作モードの指定や状態情報のや
りとりを行うコマンド/レスポンスインタフェイス等に
より構成される。
【0457】Bluetoothベースバンド処理部4
321は、Bluetoothの周波数ホッピング処理
やフレームの組立・分解処理を行うBluetooth
ベースバンドの処理部である。また、2.4GHz帯の
高周波部4322は、電波を送受信する送受信部であ
る。
【0458】<コードレスハンドスキャナ430の初期
化動作>次に、本実施の形態におけるコードレスハンド
スキャナ430の初期化動作について説明する。
【0459】図48は、コードレスハンドスキャナ43
0の電源がON後の初期化動作を示すフローチャートで
ある。
【0460】まず、図43に示す第1RAM4302内
のワークエリアを初期化し(ステップS4801)、次
に、周辺のハードウェアを初期化する(ステップS48
02)。その後、OSが制御する各タスクを初期化し
(ステップS4803)、さらに、第1RAM4302
内の画像メモリを初期化し(ステップS4804)、続
いて、Bluetooth制御タスクを初期化し(ステ
ップS4805)、Bluetoothのリンク確立待
ちの状態になる(ステップS4806)。
【0461】リンク確立待ちの状態で、本体部BからB
luetooth規格に基づくコマンドであるInqu
iryを受信すると、コマンド内の本体部BのID番号
(Bluetoothデバイスアドレス)と、予め記憶
してある接続可能な本体部BのID番号(Blueto
othデバイスアドレス)とを比較する(ステップS4
807)。この比較結果が一致すると、コードレスハン
ドスキャナ430のInquiryアクセスコードを入
れた"Inquiry Response"を本体部Bに送信する(ステッ
プS4808)。
【0462】次に、本体部Bから、コードレスハンドス
キャナ430のデバイス・アクセスコードが入った"P
aging"メッセージ(無線接続要求信号)を受信す
ると(ステップS4809)、無線接続応答信号を、本
体部Bに送信し(ステップS4810)、無線リンク
(Piconet)が確立する。なお、本実施の形態で
使用するリンクタイプは、非同期コネクションレス型リ
ンク(ACL)である。無線リンク(Piconet)
が確立してから一定時間の間に本体部Bから有効なコマ
ンドが受信されなければ、Bluetoothベースバ
ンド処理部4309、2.4GHz高周波部4310は
Parkモードに移行し(ステップS4811)、本処
理を終了する。
【0463】なお、Parkモードは、Bluetoo
thのコネクション(リンク)を確立したままの状態で
ある低消費電力待機状態である。
【0464】図49は、図48のコードレスハンドスキ
ャナ430のParkモード移行処理を示すフローチャ
ートである。
【0465】図48で説明したようにハンドスキャナ4
30と本体部Bの間で無線リンク(Piconet)が
確立した後、ハンドスキャナ430は本体部Bから有効
なコマンドを一定時間(本実施の形態では30秒)待機
して受信しなければ(ステップS4901〜S490
2)、Parkモードに移行するために本体部Bへ、"
Park_req"メッセージを送信する(ステップS
4903)。本体部Bから移行不許可を示す"Not_
accepted"メッセージを受信したら(ステップ
S4904)、コマンド待機状態へ戻る(ステップS4
901)。また、移行許可を示す"Park"メッセージ
を、本体部Bから受信したら(ステップS4905)、
Parkモードヘ移行し(ステップS4906)、本処
理を終了する。
【0466】<本体部Bの初期化動作>次に、本発明の
第6の実施の形態に係る本体部Bの初期化動作について
説明する。
【0467】図50は、本発明の第6の実施の形態に係
る本体部Bの初期化処理を示すフローチャートである。
【0468】本体部Bの電源を立ち上げると、以下の手
順で電源立ち上げ後の処理を行う。
【0469】主電源をONにすると(ステップS500
1)、第2RAM4315のワークエリアを初期化し
(ステップS5002)、周辺のハードウェアを初期化
する(ステップS5003)。これによって、本体操作
パネル4324の表示が初期化される。
【0470】次に、SRAM4313内のバックアップ
データや、第2RAM4315内の画像メモリ、音声メ
モリのチェックを行う(ステップS5004)。続い
て、Bluetooth制御タスクを初期化し(ステッ
プS5005)、コードレスハンドスキャナ430との
間でBluetoothのリンクを確立するために、本
体部BのInquiryアクセスコードを入れたコマン
ドであるInquiryを送信する(ステップS500
6)。
【0471】ここで、コードレスハンドスキャナ430
が、Bluetoothのリンク確立待ちの状態であれ
ば、コードレスハンドスキャナ430のInquiry
アクセスコードの入った"Inquiry Response"が送信され
る。所定時間内に"Inquiry Response"が受信されると
(ステップS5007〜ステップS5008)、本体部
Bは、予め記憶している接続可能なハンドスキャナのI
nquiryアクセスコードと、受信したID番号とを
比較し(ステップS5009)、比較結果が一致してい
る接続可能な相手端末であると、Pagingモードに
移行する。
【0472】次いで、コードレスハンドスキャナ430
のデバイス・アクセスコードを指定し、Bluetoo
th接続仕様に基づいて、ス"Serial Port Profile"を
使用する無線接続要求を行う(ステップS5010)。
【0473】コードレスハンドスキャナ430から無線
接続要求に対する応答信号を受信すると(ステップS5
011)、本体部Bとハンドスキャナ430間でBlu
etoothのリンク(Piconet)が確立された
ので、図53に示す後述のスキャナインタフェイス初期
化手順を実行する(ステップS5012)。スキャナイ
ンタフェイス初期化手順を実行した後に、Blueto
othのコネクション(リンク)を確立したままで、ス
レーブ(Slave)であるコードレスハンドスキャナ43
0を低消費電力の待機状態(Parkモード)にさせる
ために、"Park"メッセージを送信し、初期化処理を
終了する(ステップS5013)。
【0474】なお、ステップS5011において、所定
時間経過しても、コードレスハンドスキャナ430から
接続要求への応答を受信しない場合には、無線リンク
(Piconet)を確立できないことを、表示部に表
示する。
【0475】また、Inquiryコマンドを送信した
後に、所定時間経過しても"InquiryResponse"を受信で
きない場合(ステップS5008でNO)と、接続不能
な相手から"Inquiry Response"を受信した場合(ステッ
プS5009でNO)との場合には、ステップS500
6に戻りInquiryコマンドを再送信する。
【0476】<本体部B部とコードレスハンドスキャナ
430部との間におけるI/Fの動作>まず、コードレ
スハンドスキャナ430と本体部Bとの間でやりとりさ
れるパケットの構造を説明する。
【0477】図51は、本発明の第6の実施の形態に係
るコードレスハンドスキャナ430と本体部Bとの間で
やりとりされるパケットの構造を示す図である。
【0478】Bluetoothの規格によって、1つ
のパケットは、アクセスコード部、ヘッダ部、ペイロー
ド部に分かれるが、アクセスコード部とヘッダ部とは、
Bluetooth通信に使用され、ペイロード部は、
本体部B部とコードレスハンドスキャナ430(HS)
部との間のインタフェイスコマンド/レスポンスに使用
される。ペイロード部は、さらに、"MAIL_ID"
部、MAIL部、"DATA_SlZE"部、DATA部
によって構成されている。
【0479】"DATA_SlZE"部は、後で説明する
インタフェイスコマンド/レスポンスのMAIL名やバ
ージョン情報等、インタフェイスコマンド/レスポンス
の整合性を管理するために使用される。MAIL部は、
本体部B部とハンドスキャナ部との間で、所定のインタ
フェイスコマンド/レスポンスに必要とされる情報(画
像番号や色彩、コマンド/レスポンスの有効待ち時間
等)や、コマンド/レスポンスの詳細な指示(何を、ど
うする等の指示)が格納される。
【0480】"DATA_SlZE"部は、後で説明する
DATA部の大きさを管理するために使用される。たと
えば、DATA部が「データなし」のときには、"DA
TA_SlZE"部に、"NULL"(ゼロ)が格納され
る。DATA部には、MAIL部には含まれないデータ
(たとえば画像データ)を格納するために使用される。
【0481】図52は、図51のパケットの第1のパケ
ット例を示す図であり、本体部Bの操作パネル4324
によってコードレスハンドスキャナ430のメモリ画像
を消去した際に画像データを含まないインタフェイス
(DATA部が「データなし」のパケット)を生じる場
合である。
【0482】図52において、"Version"は、イ
ンタフェイスコマンド/レスポンスの管理バージョ
ン、"Pix_clear"は、画像消去用の"MAIL
_ID"であり、"Total_Size"は、ペイロー
ド部の合計サイズであり、"Command"は、要求コ
マンド(要求コマンドとレスポンスが対)であることを
示す。"Mail_Size"は、MAIL部に含まれる
情報サイズであり、NO1、NO2、NO3は、本体部
B側操作から指定された消去すべき画像の管理番号であ
り、"NULL"は、ゼロである。図52に示すパケット
例では、画像データ等を含まないので、DATA部がゼ
ロである。
【0483】図53は、図51のパケットの第2のパケ
ット例を示す図であり、コードレスハンドスキャナ43
0部から読取った画像ラインデータを本体部B側に転送
する際に画像データを含むインタフェイス(DATA部
が「データあり」のパケット)を生じる場合である。
【0484】"Version"は、インタフェイスコマ
ンド/レスポンスの管理バージョンであり、"Line
_up"は、画像データアップロード用の"MAIL_I
D"であり、"Total_Size"は、ペイロード部
の合計サイズであり、"Responseは、要求コマ
ンドを受けて発行されるレスポンスであることを示す。
また、"Re_command"は、コードレスハンドス
キャナ430部で何らかの操作指示やエラーがあった際
に本体部B側に指示する命令であり、たとえば、STO
P(停止)、CANCEL(中止)、REPLAY(や
り直し)、PAUSE(中断)、NULL(特になし)
…等の命令である。
【0485】"Mail_Size"は、MAIL部に含
まれる情報サイズを示し、画像番号・画像サイズ・解像
度・色・圧縮方式等は、転送される画像の情報を示
し、"1_Line_siz"eは、読取り画像1ライン
分のデータサイズ、"1_line_data"は読取り
画像1ライン分のデータを示す。
【0486】図54は、図50のステップS5012お
けるスキャナI/F初期化処理を示すチャートであり、
コードレスハンドスキャナ430(ハンドスキャナ部)
の処理、本体部Bの処理の関係を示す図である。
【0487】(54-1)と(54-2)とは、本体部B
部からハンドスキャナ部へインタフェイスコマンド/レ
スポンスのやりとりができることを確認する。たとえ
ば、インタフェイスコマンド/レスポンスのバージョン
情報等をやりとりすることによって、お互いの整合性を
管理する。
【0488】図55は、図54のチャートにおける処理
を示すフローチャートである。
【0489】ステップS5501では、本体部Bから、
接続要求コマンド(54-1)がコードレスハンドスキ
ャナ430に送信され、本体部Bは、接続確認レスポン
ス(54-2)をコードレスハンドスキャナ430から
受信すると(ステップS5502)、コードレスハンド
スキャナ430が正常に接続されたことを確認する。こ
こで、スキャナI/Fコネクタ4323から入力される
信号のレベルによって、コードレスハンドスキャナ43
0が本体部Bに装着されているか否かを判断し(ステッ
プS5503)、コードレスハンドスキャナ430が本
体部Bに装着されていれば、プリスキャン要求コマンド
(54-3)をコードレスハンドスキャナ430に送信
する(ステップS5504)。
【0490】コードレスハンドスキャナ430は、プリ
スキャン要求コマンドを受信すると、続くステップS5
502では、プリスキャン処理を実行する。具体的に
は、光源の点灯時間を決定するために調光を行い、決定
した光源の点灯時間とシェーディングデータとを、第1
RAM4302に記憶する(ステップS5505)。プ
リスキャン処理の実行結果は、プリスキャン確認レスポ
ンス(54-4)として本体部Bに返される(ステップ
S5506)。このレスポンスは、コマンドに対し、正
常にプリスキャン処理が行うことができると「OK」、
失敗すると「NG」を、MAIL部に記す。
【0491】本体部Bが、「OK」のプリスキャン確認
レスポンス(54-4)を受信すると(ステップS55
07でYES)、スキャナI/F初期化処理を終了す
る。「NG」の場合には、再実行し、3回連続「NG」
であるときは、エラー処理を行うものとする(ステップ
S5508)。
【0492】上記処理が実行されると、コードレスハン
ドスキャナ430内部と、本体部B内部と、コードレス
ハンドスキャナ430と本体部Bとの間のスキャナイン
タフェイス(スキャナI/F)とが初期化されるので、
ユーザの指示によって、各種処理が可能な状態になる。
【0493】また、ステップS5503において、コー
ドレスハンドスキャナ430が本体部Bに装着されてい
ないときは、ステップS5509において、本体部Bか
らプリスキャン確認コマンドが、コードレスハンドスキ
ャナ430に送信される。コードレスハンドスキャナ4
30がプリスキャン確認コマンドを受信すると、第1R
AM4302の内容を確認し、正常なプリスキャン処理
を実行済みで、そのデータがコードレスハンドスキャナ
430に正しく保持されていれば、「OK」を記したM
AIL部をもつプリスキャン確認レスポンス(54-
4)を本体部Bに返し、一方、プリスキャン処理が未実
施または、データが正しく保持できていない場合には、
「NG」を記したMAIL部をもつプリスキャン確認レ
スポンス(54-4)を本体部Bに返す(ステップS5
510)。
【0494】そして、本体部Bは、このプリスキャン確
認レスポンスを受信し(ステップS5510でYE
S)、「OK」を受信したら、そのまま終了し(ステッ
プS5511)、「NG」を受信した場合には、プリス
キャン処理を行うために、コードレスハンドスキャナ4
30を本体部Bへ装着することをユーザへ促すために、
以下のスキャナ未装着警告処理を行う(ステップS55
12)。
【0495】次に、具体的な処理を図56を用いて説明
する。
【0496】図56は、図55のスキャナ未装着警告処
理を示すフローチャートである。
【0497】まず、ステップS5601において、コー
ドレスハンドスキャナ430を本体部Bへ装着するよう
にユーザへ促す警告表示を本体操作パネル4324に行
うと共に、クロスポイントスイッチ4317を設定しス
ピーカ4319から警報音を鳴動させる。その後に、ス
キャナI/Fコネクタ4323に入力される信号のレベ
ルを監視し、コードレスハンドスキャナ430が本体部
Bに装着されると(ステップS5602でYES)、警
報音の鳴動と警告表示とを中止し(ステップS560
3)、本処理を終了する。
【0498】図55に戻り、ステップS5512におい
て、スキャナ未装着警告動作が終了すると、上記ステッ
プS5504のプリスキャン要求コマンド(54-3)
をコードレスハンドスキャナ430に送信し、以降の処
理を行う。
【0499】なお、図49の処理で説明したように、ハ
ンドスキャナ部は、有効なコマンドを30秒受信しなけ
れば、Parkモード(Bluetoothのコネクシ
ョンを確立したままである低消費電力待機状態)に移行
する。
【0500】<シートコピー時の動作>図57は、本発
明の第6の実施の形態に係るシートコピー処理のインタ
フェイスチャートであり、コードレスハンドスキャナ4
30が実行する処理及び本体部Bが実行する処理等の関
係を示す図である。
【0501】図58は、本発明の第6の実施の形態に係
るシートコピー処理を示すフローチャートである。
【0502】本体操作パネル4324からコピー処理起
動指示があると(ステップS5801)、原稿入り口4
404に存在する図示しないセンサが、原稿の有無を検
知し(ステップS5802)、原稿が存在するときは、
シートコピーモードとみなし、スキャナI/Fコネクタ
4323から入力された信号のレベルに基づいて、コー
ドレスハンドスキャナ430が、本体部Bに装着されて
いるか否かを判断し(ステップS5803)、コードレ
スハンドスキャナ430が本体部Bに装着されていれ
ば、無線リンク(Piconet)を確立するために、
コードレスハンドスキャナ430を、Parkモード
(低消費電力待機状態)からActiveモードヘ移行
させるために、Active復帰手順を実行する(ステ
ップS5804)。
【0503】図59は、図58のステップS5804に
おけるコードレスハンドスキャナ430を、Parkモ
ード(低消費電力待機状態)からActiveモードへ
移行する処理を示すフローチャートである。
【0504】ステップS5901では、Activeモ
ード移行要求である"UnPark_req"コマンド
を、本体部Bからコードレスハンドスキャナ430へ送
信する。Activeモード移行完了通知であるAcc
eptedレスポンスを、コードレスハンドスキャナ4
30から所定時間待ち、"Accepted"レスポンス
を受信すると(ステップS5902でYES)、コード
レスハンドスキャナ430がActiveモードヘ移行
したことを、確認し(ステップS5904)、終了す
る。なお、所定時間待っても、"Accepted"レス
ポンスを受信できないときは(ステップS5902〜S
5903)、ステップS5901に戻り、"UnPar
k_req"コマンドを再送信する。
【0505】図58に戻り、ステップS5804におけ
るActiveモード移行の処理(Active復帰手
順)が完了すると、接続要求コマンド(57-1)をコ
ードレスハンドスキャナ430に送信し(ステップS5
805)、コードレスハンドスキャナ430からの接続
確認レスポンス(57-2)を受信すると(ステップS
5806でYES)、ライン読取(コピー)準備要求コ
マンド(57-3)を本体部Bからコードレスハンドス
キャナ430に送信する(ステップS5807)。
【0506】続くステップS5808では、MAIL部
に、「OK/NG」を記したライン読取準備確認レスポ
ンス(57-4)を、コードレスハンドスキャナ430
から受信すると(ステップS5808でYES)、カラ
ープリンタ4325の準備を行う(ステップS580
9)。
【0507】カラープリンタ4325の準備が終了する
と、ステップS5810において、読取開始コマンド
(57-5)を、コードレスハンドスキャナ430に送
る。そして、原稿の搬送が開始され、コードレスハンド
スキャナ430から画像データが、本体部Bへ転送さ
れ、必要な画像処理が施された記録データを、順次カラ
ープリンタ4325が記録する(ステップS581
1)。画像データは、DATA部に格納され、1インタ
フェイスコマンド/レスポンスごとの画像データサイズ
が、"DATA_SIZE"に格納される。また、動作の
指示は、毎回ごとにMAIL部に格納されるので、たと
えば本体部B側でストップキーが押下されると、その指
示がMAIL部に格納され、ハンドスキャナ側に送られ
る。
【0508】全ての原稿の搬送が終了すると、ステップ
S5812において、ライン読取終了要求コマンド(5
7-6)をコードレスハンドスキャナ430に送信す
る。ただし、最後の記録データが送られるインタフェイ
スコマンド/レスポンスのMAIL部に、上記ライン読
取終了コマンドを格納するようにしてもよい。
【0509】ステップS5813では、ライン読取終了
確認レスポンス(57-7)を、コードレスハンドスキ
ャナ430から受信すると、シートコピー処理を終了す
る。
【0510】なお、ステップS5803では、コードレ
スハンドスキャナ430が本体部Bに装着されていない
ときは、コードレスハンドスキャナ430を本体部Bへ
装着することをユーザへ促す(ステップS5814)こ
とになるが、この処理については、図56の説明で記載
した通りである。
【0511】また、ステップS5802では、原稿がな
いときは、ハンドスキャナメモリコピー処理であるが、
この処理については、後で詳しく説明する。
【0512】<シート送信時の動作>図60は、本発明
の第6の実施の形態に係る本体部Bの操作によってシー
ト原稿をファクシミリ送信するシート送信処理を示すフ
ローチャートである。
【0513】本処理におけるインタフェイスチャート
は、シートコピー処理の説明で使用した図57と同一で
ある。
【0514】本体操作パネル4324のキーを用い、S
RAM4313に記憶された電話帳の中から相手先を選
択し、FAX送信処理の起動指示があるときは(ステッ
プS6001でYES)、原稿入り口4404に設けら
れている図示しないセンサが、原稿が有るか否かを検知
し(ステップS6002)、原稿が有るときは、シート
送信モードとみなす。スキャナI/Fコネクタ4323
から入力された信号のレベルに基づいて、コードレスハ
ンドスキャナ430が本体部Bに装着されているか否か
を判断し(ステップS6003)、コードレスハンドス
キャナ430が本体部Bに装着されていれば、無線リン
ク(Piconet)を確立するために、Parkモー
ド(低消費電力待機状態)のコードレスハンドスキャナ
430を、Activeモードヘ移行させるために、A
ctiveモード移行手順を行う(ステップS600
4)。具体的な手順は、シートコピーの項で、図59を
用いて行った説明と同じである。
【0515】Activeモード移行手順が完了する
と、接続要求コマンド(57-1)をコードレスハンド
スキャナ430に送信する(ステップS6005)。コ
ードレスハンドスキャナ430から接続確認レスポンス
(57-2)を受信すると(ステップS6006)、ラ
イン読取準備要求コマンド(57-3)を本体部Bから
コードレスハンドスキャナ430に送信する(ステップ
S6007)。
【0516】ステップS6008では、MAIL部に
「OK/NG」を記したライン読取準備確認レスポンス
(57-4)をコードレスハンドスキャナ430から受
信すると(ステップS6008)、通信回線へ接続する
ために発信操作を行う(ステップS6009)。通信回
線に接続され、FAX送信先の相手端末から応答がある
と、ステップS6010において、読取開始コマンド
(57-5)を、コードレスハンドスキャナ430に送
信する。そして、原稿の搬送が開始され、画像データ
が、コードレスハンドスキャナ430から本体部Bへ転
送され、転送された画像データを、ファクシミリ装置F
S1のモデム4316で変調した上で通信回線に送信す
る(ステップS6011)。画像データの転送方法は、
図58のシートコピー処理の項で述べた通りである。
【0517】全ての原稿の搬送が終了すると、ステップ
S6012では、ライン読取終了要求コマンド(57-
6)をコードレスハンドスキャナ430に送信する。た
だし、最後の記録データが送信されるインタフェイスコ
マンド/レスポンスのMAIL部に、上記ライン読取終
了コマンドを格納するようにしてもよい。
【0518】ステップS6013では、ライン読取終了
確認レスポンス(57-7)を、コードレスハンドスキ
ャナ430から受信すると(ステップS6013でYE
S)、通信回線を切断し(ステップS6015)、シー
ト原稿のファクシミリ送信処理を終了する。
【0519】なお、ステップS6003では、コードレ
スハンドスキャナ430が本体部Bに装着されていなけ
れば、コードレスハンドスキャナ430を本体部Bへ装
着することをユーザへ促す(ステップS6015)こと
になるが、この処理については、図56の処理と同様で
ある。
【0520】また、ステップS6002において、原稿
が無いときは、ハンドスキャナメモリ送信処理になる
が、この処理については、後で詳しく説明する。
【0521】<本体部B操作によるハンドスキャナコピ
ー時の動作>図61は、本発明の第6の実施の形態に係
るハンドスキャナで読取った画像を本体部Bの操作によ
ってコピーするときのインタフェイスチャートを示す図
であり、コードレスハンドスキャナ430が実行する処
理、本体部Bが実行する処理等の関係を示している。
【0522】図62は、図61のハンドコピー処理を示
すフローチャートである。
【0523】ハンドスキャナ操作パネル4307におい
て、読取り開始指示があると(ステップS6201でY
ES)、コードレスハンドスキャナ430の移動に従っ
て読取った画像データを、JPEG形式に圧縮変換し、
メモリに格納する(ステップS6202)。この処理
は、ハンドスキャナ操作パネル4307において、読取
り停止指示がなされるまで継続される。
【0524】次に、本体操作パネル4324からコピー
指示があると(ステップS6203でYES)、原稿入
り口4404に存在している図示しないセンサが原稿が
有るか否かを検知し(ステップS6204)、原稿が有
るときは、既に図58で説明したシートコピーモードと
みなされる。原稿が無いときは、コードレスハンドスキ
ャナ430に格納された画像データを印刷するものとみ
なし、画像データを本体部Bへ転送するための無線リン
ク(Piconet)を確立するために、図59を用い
て説明したように、Parkモードのコードレスハンド
スキャナ430をActiveモードヘ移行させるため
に、Activeモード移行手順を実行する(ステップ
S6205)。
【0525】Activeモード移行手順が完了する
と、接続要求コマンド(61-1)をコードレスハンド
スキャナ430に送信する(ステップS6206)。コ
ードレスハンドスキャナ430からの接続確認レスポン
ス(61-2)を受信すると(ステップS6207でY
ES)、コードレスハンドスキャナ430内の画像情報
(モノクロ/カラー等)を受け取るために、ハンドスキ
ャナ(HS)状態要求コマンド(61-3)を、コード
レスハンドスキャナ430に送信する(ステップS62
08)。
【0526】ハンドスキャナ状態確認レスポンス(61
-4)を受信すると(ステップS6209でYES)、
画像転送準備要求コマンド(61-5)を本体部Bから
コードレスハンドスキャナ430に送信する(ステップ
S6210)。MAIL部に、「OK/NG」を記した
画像転送準備確認レスポンス(61-6)を、コードレ
スハンドスキャナ430から受信すると(ステップS6
211でYES)、カラープリンタ4325の準備を行
う(ステップS6212)。
【0527】カラープリンタ4325の準備が終了する
と、画像転送開始要求コマンド(61-7)をコードレ
スハンドスキャナ430に送信する(ステップS621
3)。コードレスハンドスキャナ430のメモリに記憶
されていた画像データは、インタフェイスコマンドのD
ATA部に格納される。さらに、コマンドデータを、B
luetoothベースバンド処理部4309へ転送
し、2.4GHz高周波部4310を経由し、本体部B
に転送する(ステップS6214)。画像データを受信
した本体部Bでは、受信した画像データを360dpi
のプリントデータに変換し、カラー印刷処理を実行する
(ステップS6215)。
【0528】コードレスハンドスキャナ430から、画
像転送終了確認コマンドを受信し、全てのデータの印刷
処理が終了すると(ステップS6216でYES)、ハ
ンドコピー処理を終了する。
【0529】本処理を終了してから一定時間が経過する
と、コードレスハンドスキャナ430は本体部Bへ"P
ark_req"メッセージを送信し、Parkモード
に移行するように構成されている。
【0530】<本体部B操作によるハンドスキャン・フ
ァクシミリ送信時の動作>図63は、本発明の第6の実
施の形態に係るハンドスキャナで読取った画像を、本体
部Bの操作によってハンドファクシミリ送信(ハンドF
AX送信)する処理を示すフローチャートである。
【0531】本処理におけるインタフェイスチャート
は、図61と同様である。
【0532】ハンドスキャナ操作パネル4307におい
て、読取り開始指示があると(ステップS6301でY
ES)、コードレスハンドスキャナ430の移動に従っ
て読取った画像データを、JPEG形式に圧縮変換し、
メモリに格納する(ステップS6302)。この処理
は、ハンドスキャナ操作パネル4307において、読取
り停止指示がなされるまで継続される。
【0533】次に、本体操作パネル4324上の電話帳
ボタンを使って、ファクシミリ(FAX)送信操作があ
ると(ステップS6303でYES)、原稿入り口44
04に存在する図示しないセンサによって原稿が有るか
否かを検知し(ステップS6304)、原稿が有るとき
は、既に図60で説明したシート送信モードとみなされ
る。原稿が無いときは、コードレスハンドスキャナ43
0に格納された画像データをファクシミリ送信するもの
とみなし、画像データを本体部Bへ転送するための無線
リンク(Piconet)を確立するために、図59を
用いて説明したように、Parkモードのコードレスハ
ンドスキャナ430をActiveモードヘ移行させる
ために、Activeモード移行手順を行う(ステップ
S6305)。
【0534】Activeモード移行手順が完了する
と、接続要求コマンド(61-1)をコードレスハンド
スキャナ430に送信する(ステップS6306)。コ
ードレスハンドスキャナ430からの接続確認レスポン
ス(61-2)を受信すると(ステップS6307でY
ES)、コードレスハンドスキャナ430内の画像情報
(モノクロ/カラー等)を受け取るために、ハンドスキ
ャナ(HS)状態要求コマンド(61-3)を、コード
レスハンドスキャナ430に送信する(ステップS63
08)。
【0535】ハンドスキャナ状態確認レスポンス(61
-4)を受信すると(ステップS6309でYES)、
画像転送準備要求コマンド(61-5)を本体部Bから
コードレスハンドスキャナ430に送信する(ステップ
S6310)。MAIL部に「OK/NG」を記した画
像転送準備確認レスポンス(61-6)を、コードレス
ハンドスキャナ430から受信すると(ステップS63
11でYES)、画像転送開始要求コマンド(61-
7)を送信する(ステップS6312)。
【0536】画像転送開始要求コマンドを受信したハン
ドスキャナは、メモリに格納した画像データを、本体部
Bへ転送する処理を開始する(ステップS6313)。
画像データは、インタフェイスコマンド/ステータスの
DATA部に格納される。具体的には、メモリに格納し
たJPEG圧縮画像データを、Bluetoothベー
スバンド処理部へ転送し、2.4GHz高周波部を経由
し、本体部Bに送信する。
【0537】画像データを受信した本体部Bでは、受信
した画像データをメモリに格納する。ハンドスキャナか
ら画像転送終了確認レスポンス(61-9)を受信する
と(ステップS6314)、電話帳ボタンで設定された
相手先への発信処理を行う(ステップS6315)。送
信相手から応答を受信すると、メモリに格納されている
画像データを、ファクシミリ装置FS1のモデム431
6で変調し、通信回線に送信する(ステップS631
6)。全ての画像データを送信すると、通信回線を開放
して本処理を終了する。
【0538】本処理を終了してから一定時間が経過する
と、コードレスハンドスキャナ430は、本体部Bへ"
Park_req"メッセージを送信し、Parkモー
ドに移行するように構成されている。
【0539】<ハンドスキャナ430操作によるハンド
スキャン・コピー時の動作>図64は、図61の処理を
ハンドスキャナ430の操作によってコピーするときの
インタフェイスチャートであり、コードレスハンドスキ
ャナ430が実行する処理及び本体部Bが実行する処理
等の関係を示す図である。
【0540】図65は、図64のハンドコピー処理を示
すフローチャートである。
【0541】図66は、図65のハンドコピーオペレー
ションに対応するコードレスハンドスキャナ430のデ
ィスプレイを示す図である。
【0542】コードレスハンドスキャナ430のスキャ
ナ操作パネル4307において、読取り開始指示がある
と(ステップS6501でYES)、コードレスハンド
スキャナ430の移動に従って読取った画像データを、
JPEG形式に圧縮変換し、メモリに格納する(ステッ
プS6502)。この処理は、コードレスハンドスキャ
ナ430のスキャナ操作パネル4307において、読取
り停止指示がなされるまで継続される(ステップS65
03)。
【0543】次に、コードレスハンドスキャナ430の
スキャナ操作パネル4307からコピー処理の起動指示
があると(ステップS6504)、格納されている画像
データを本体部Bへ転送するための無線リンク(Pic
onet)を確立するために、Activeモード移行
を要求するアクセス要求メッセージを、本体部Bに送信
する(ステップS6505)。Activeモード移行
通知応答コマンド("UnPark"メッセージ)を受信
すると、無線リンク(Piconet)が確立したこと
が確認される(ステップS6506)。
【0544】続いて、接続要求コマンド(64-1)を
本体部Bからコードレスハンドスキャナ430に送信す
る(ステップS6507)。コードレスハンドスキャナ
430は接続確認レスポンス(64-2)を本体部Bに
送信し、本体部Bはこのコマンドと接続確認レスポンス
を受信すると(ステップS6508でYES)、ハンド
スキャナ430内の画像情報(モノクロ/カラー等)を
受け取るためのハンドスキャナ状態要求コマンド(64
-3)をコードレスハンドスキャナ430に送信する
(ステップS6509)。ハンドスキャナ(HS)状態
確認レスポンス(64-4)を受信すると(ステップS
6510でYES)、本体部Bより画像転送準備要求コ
マンド(64-5)をコードレスハンドスキャナ430
に送信する(ステップS6511)。
【0545】MAIL部に「OK/NG」を記した画像
転送準備確認レスポンス(64-6)をコードレスハン
ドスキャナ430から受信すると(ステップS651
2)、カラープリンタ4325の準備を行い(ステップ
S6513)、ハンドスキャナ430は、メモリに格納
した画像データを本体部Bへ転送を開始する(ステップ
S6514)。画像データは、インタフェイスコマンド
/ステータスのDATA部に格納される。具体的には、
メモリに格納したJPEG圧縮画像データを、Blue
toothベースバンド処理部4309へ転送し、2.
4GHz高周波部4310を経由し、本体部Bに転送す
る。画像データを受信した本体部Bは、受信した画像デ
ータを360dpiのプリントデータに変換し、カラー
印刷処理を実行する(ステップS6515)。画像デー
タの転送が終わると、コードレスハンドスキャナ430
から転送終了要求コマンド(64-8)を送信する(ス
テップS6516)。これを受信し(ステップS651
7でYES)、全てのデータの印刷が終了すると、本処
理を終了する。
【0546】本処理を終了してから一定時間が経過する
と、コードレスハンドスキャナ430は、本体部Bへ"
Park_req"メッセージを送信し、Parkモー
ドに移行する。図66に、ここまでの一連のオペレーシ
ョンに対応するディスプレイの例を示す。
【0547】以上の処理では、コードレスハンドスキャ
ナ430で画像を読取った後で、コピー指示操作が行う
としたが、画像読取りに先立って、コピー指示操作を行
うようにしてもよい。特に、この場合には、画像読取り
をしながら、読取った画像データを本体部Bに転送し、
印刷することも可能である。具体的には、ハンドスキャ
ナ430でコピー指示操作を行うと、Activeモー
ド移行を要求するアクセス要求メッセージを本体部Bに
対して送信する。Activeモード移行通知応答コマ
ンド("UnPark"メッセージ)を受信すると、Ac
tiveモードに移行したことを確認することができ
る。続いて、画像データ送信要求コマンドが、本体部B
から送信される。
【0548】ハンドスキャナ430は、画像データ送信
許可コマンドを本体部Bから受信すると、画像読取り開
始を許可する表示(「読み取りを開始してください。」
等の表示)を行う。読取り許可表示によって、読取りが
開始されると、読取られた画像データが、JPEG圧縮
され、メモリに格納される。
【0549】メモリに格納された画像データが一定量以
上になると、画像データをBluetoothベースバ
ンド処理部4309へ転送し、2.4GHz高周波部4
310を経由し、本体部Bに送信する。画像データを受
信した本体部Bでは、受信した画像データの解像度を変
換し、印刷を開始することができる。
【0550】コードレスハンドスキャナ430での読取
りが終了し、読取り終了指示がされると、コードレスハ
ンドスキャナ430は、本体部Bに画像データ送信終了
通知コマンドを送信する。本体部Bでは、画像データ送
信終了通知コマンドを受信するまでに受け取った画像デ
ータを、カラープリンタ4325に転送して印刷処理を
実行する。全データの印刷処理が終了すると、ハンドス
キャナ430に印刷終了通知コマンドを送信する。印刷
終了通知コマンドを受信したハンドスキャナ430は、
表示部に「コピーが終わりました。」を表示し、ハンド
スキャナ430におけるハンドコピー処理を終了する。
【0551】ハンドコピー処理を終了してから一定時間
が経過すると、コードレスハンドスキャナ430は、本
体部Bへ"Park_req"メッセージを送信し、Pa
rkモードに移行するように構成されている。
【0552】なお、送信が終了した画像データを格納し
ていたコードレスハンドスキャナ430内のメモリ43
02の領域には、新たに読取った画像データを格納する
ことができる。このように、画像データの読取りと送信
とを同時に行うことによって、メモリ量を削減すること
ができるとともに、コピー時間を短縮することができ
る。
【0553】<コードレスハンドスキャナ430操作に
よるハンドスキャン・ファクシミリ送信時の動作>図6
7は、図63の処理をコードレスハンドスキャナ430
の操作によって、ハンドFAX送信する処理を示すフロ
ーチャートである。
【0554】本処理時のインタフェイスチャートは、図
64と同様である。
【0555】図68、図69は本処理におけるオペレー
ションに対応するディスプレイ表示を示す図である。
【0556】コードレスハンドスキャナ430のスキャ
ナ操作パネル4307において、読取り開始指示がある
と(ステップS6701)、スキャナの移動に従って読
取った画像データを、JPEG形式に圧縮変換し、メモ
リに格納する(ステップS6702)。この処理は、コ
ードレスハンドスキャナ430のスキャナ操作パネル4
307において、読取り停止指示があるまで継続される
(ステップS6703)。
【0557】この後に、コードレスハンドスキャナ43
0の操作だけでFAX送信を行うためには、相手先の電
話(FAX)番号を本体部B側に通知指定する必要があ
る。電話番号データは、インタフェイスコマンド/ステ
ータスのDATA部に格納することにより、本体部B側
に送ることもできるが、コードレスハンドスキャナ43
0でその番号自体を指定するオペレーションが必要とな
る。
【0558】次に、コードレスハンドスキャナ430の
スキャナ操作パネル4307を用いて、送信先FAX番
号を指定する操作について、図68を使用して説明す
る。
【0559】まず、機能メニューからFAX送信が選択
され、送信すべき画像をユーザが任意に指定する。その
後に、図69に示すように、送信先である相手先のFA
X番号を指定する。ここでは、一例としてカーソルキー
を使用して直接FAX番号を入力する。画像選択と相手
先FAX番号とを決定すると、ハンドスキャナ430か
らFAXを送信する準備が整う。
【0560】次に、上述のようにコードレスハンドスキ
ャナ430のスキャナ操作パネル4307を使用して送
信画像と相手先FAX番号が決定され、ファクシミリ送
信の起動指示が行われると(ステップS6704)、A
ctiveモード移行を要求するアクセス要求メッセー
ジを本体部Bに対して送信する(ステップS670
5)。Activeモード移行通知応答コマンド("U
nPark"メッセージ)を受信すると、無線リンク
(Piconet)が確立したことが確認される(ステ
ップS6706)。Activeモード移行手順が完了
すると、接続要求コマンド(64-1)が、コードレス
ハンドスキャナ430に送られる(ステップS670
7)。コードレスハンドスキャナ430はファクシミリ
送信の指示と相手先FAX番号を含む送信指示コマンド
と共に接続確認レスポンスを本体部Bに送信する。本体
部Bはコードレスハンドスキャナ430からの送信指示
コマンドと接続確認レスポンス(64-2)を受信する
と(ステップS6708でYES)、コードレスハンド
スキャナ430内の画像情報(モノクロ/カラー等)を
受け取るためのハンドスキャナ(HS)状態要求コマン
ド(64-3)をコードレスハンドスキャナ430に送
る(ステップS6709)。
【0561】コードレスハンドスキャナ430は上記ハ
ンドスキャナ状態要求コマンド(64-3)を受信する
とハンドスキャナ(HS)状態確認レスポンス(64-
4)を送信する。本体部Bは上記ハンドスキャナ状態確
認レスポンス(64-4)を受信すると(ステップS6
710)、本体部Bから画像転送準備要求コマンド(6
4-5)が、コードレスハンドスキャナ430に送られ
る(ステップS6711)。
【0562】MAIL部に「OK/NG」を記した画像
転送準備確認レスポンス(64-6)を、コードレスハ
ンドスキャナ430から受信すると(ステップS671
2)、画像転送開始要求コマンド(64-7)を送信す
る(ステップS6713)。
【0563】画像転送開始要求コマンドを受信したハン
ドスキャナ430は、メモリに格納した画像データを本
体部Bへ送信する画像転送を開始する(ステップS67
14)。画像データは、インタフェイスコマンド/ステ
ータスのDATA部に格納される。具体的には、メモリ
に格納したJPEG圧縮画像データを、Bluetoo
thベースバンド処理部4309へ転送し、2.4GH
z高周波部4310を経由し、本体部Bに転送する。
【0564】画像データを受信した本体部Bでは、受信
した画像データをメモリに格納する。ハンドスキャナ4
30から画像転送終了確認レスポンス(64-9)を受
信すると(ステップS6715でYES)、コードレス
ハンドスキャナ430から受信し、先に受信した相手先
のFAX番号へ発信する発信処理を行う(ステップS6
716)。送信相手から応答を受信すると、メモリに格
納された画像データをファクシミリモデム(ファクシミ
リ装置FS1のモデム4316)で変調し、通信回線に
送信する(ステップS6717)。全ての画像データを
送信すると、通信回線を開放し、本処理を終了する。
【0565】本処理を終了してから一定時間が経過する
と、コードレスハンドスキャナ430は、本体部Bへ"
Park_req"メッセージを送信し、Parkモー
ドに移行する。
【0566】以上の処理は、コードレスハンドスキャナ
430での画像データ読取りが終了してから、コードレ
スハンドスキャナ430のスキャナ操作パネル4307
での送信指示によって、画像データ送信を開始するもの
である。しかし、コードレスハンドスキャナ430での
読取り開始前に、コードレスハンドスキャナ430のス
キャナ操作パネル4307で送信指示を行うようにして
もよい。特に、この場合には、画像読取りをしながら、
読取った画像データを相手端末に送信することも可能に
なる。
【0567】具体的には、コードレスハンドスキャナ4
30でファクシミリ送信指示操作がされると、Acti
veモード移行を要求するアクセス要求メッセージを、
本体部Bに送信する。Activeモード移行通知応答
コマンド("UnPark"メッセージ)を受信すると、
Activeモードに移行したことが確認される。コー
ドレスハンドスキャナ430はActiveモードへの
移行を確認するとファクシミリの送信を指示と相手先F
AX番号を含む送信指示コマンドを本体部Bに送信す
る。本体部Bは送信指示コマンドに対するレスポンスと
返すと共に、画像データ送信要求コマンドをコードレス
ハンドスキャナ430へ送信する。コードレスハンドス
キャナ430は、画像データ送信許可コマンドを本体部
Bから受信すると、画像読取り開始を許可する表示
(「読み取りを開始してください。」等の表示)を行
う。読取り許可表示によって読取りが開始されると、読
取られた画像データは、JPEG圧縮され、メモリに格
納される。
【0568】メモリに格納された画像データが一定量以
上になると、画像データをBluetoothベースバ
ンド処理部4309へ転送し、2.4GHz高周波部4
310を経由し、本体部Bに送信する。
【0569】一定量以上の画像データを受信した本体部
Bは、画像データをメモリに格納し、先に受信した送信
先FAX番号に発信を行う。送信先からの応答がある
と、メモリに格納した画像データをファクシミリモデム
で変調し、通信回線に送信する。
【0570】コードレスハンドスキャナ430での読取
りが終了し、読取り終了指示がされると、コードレスハ
ンドスキャナ430は、画像データ送信終了通知コマン
ドを、本体部Bに送信する。本体部Bでは、画像データ
送信終了通知コマンドを受信するまでに受け取った画像
データを、通信回線に送信し、全データの送信が終了す
ると、コードレスハンドスキャナ430に送信終了通知
コマンドを送信する。送信終了通知コマンドを受信した
コードレスハンドスキャナ430は、表示部に「通信が
終わりました。」と表示し、ファクシミリ送信処理を終
了する。
【0571】本処理を終了してから一定時間が経過する
と、コードレスハンドスキャナ430は、"Park_
req"メッセージを本体部Bへ送信し、Parkモー
ドに移行する。
【0572】なお、コードレスハンドスキャナ430か
ら本体部Bへ送信が終了した画像データを格納していた
メモリ領域には、新たに読取った画像データを格納する
ことができる。このように、画像データの読取りと通信
回線送信とを同時に行うことによって、メモリ量を削減
できるとともに、コピー時間の短縮を図ることができ
る。
【0573】<本体部B操作によるハンドスキャナ画像
の消去動作>図70は、本発明の第6の実施の形態に係
るコードレスハンドスキャナ430内のメモリ画像を、
本体部Bの操作によって消去する画像消去処理を示すフ
ローチャートである。
【0574】図71は、図70の画像消去処理における
コードレスハンドスキャナ430が実行する処理及び本
体部Bが実行する処理等の関係を示すインタフェイスチ
ャートである。
【0575】図72は、図70の画像消去処理オペレー
ションに対応するコードレスハンドスキャナ430のデ
ィスプレイの表示を示す図である。
【0576】本体部B側の操作による画像消去処理の起
動指示指示があると(ステップS7001)、ハンドス
キャナ430内の画像データを消去するための無線リン
ク(Piconet)を確立するために、図59を用い
て説明したように、Parkモードのコードレスハンド
スキャナ430をActiveモードヘ移行させるため
に、Activeモード移行手順を実行する(ステップ
S7002)。
【0577】Activeモード移行手順が完了する
と、接続要求コマンド(71-1)をコードレスハンド
スキャナ430に送信する(ステップS7003)。コ
ードレスハンドスキャナ430からの接続確認レスポン
ス(71-2)を受信すると(ステップS7004でY
ES)、コードレスハンドスキャナ430の状態を確認
するためのハンドスキャナ(HS)状態要求コマンド
(71-3)を、コードレスハンドスキャナ430に送
信する(ステップS7005)。
【0578】ハンドスキャナ(HS)状態確認レスポン
ス(71-4)を受信すると(ステップS7006でY
ES)、本体部Bからコードレスハンドスキャナ430
に、画像消去の指示と消去する画像を特定する情報を示
す画像消去要求コマンド(71-5)を送信する(ステ
ップS7007)。MAIL部に「OK/NG」を記し
た画像消去確認レスポンス(71-6)をコードレスハ
ンドスキャナ430から受信すると(ステップS700
8でYES)、消去した結果を確認するためのハンドス
キャナ(HS)状態要求コマンド(71-3)を、コー
ドレスハンドスキャナ430に送る(ステップS700
9)。
【0579】指定された画像の消去が終了したことを示
す情報を含むハンドスキャナ(HS)状態確認レスポン
ス(71-4)を受信すると(ステップS7010でY
ES)、画像消去処理を終了する。
【0580】本処理を終了してから一定時間が経過する
と、コードレスハンドスキャナ430は、"Park_
req"メッセージを本体部Bへ送信し、Parkモー
ドに移行するように構成されている。
【0581】<ハンドスキャナ430におけるバッテリ
電圧低下時の動作>図73は、本発明の第6の実施の形
態に係るコードレスハンドスキャナ430のバッテリ電
圧検出処理を示すフローチャートである。
【0582】上記のように、コードレスハンドスキャナ
430は、本体部Bによって充電されるバッテリ430
8で駆動される。したがって、バッテリ4308の電圧
が低下した場合には、コードレスハンドスキャナ430
を本体部Bに装着し充電する必要がある。この電圧低下
を検出するために、コードレスハンドスキャナ430
は、5msec毎に起動されるタスクによって、図示し
ないバッテリ電圧検出回路がバッテリ4308の電圧を
読出し(ステップS7301)、予め設定した警告開始
電圧(この実施の形態では1.9V)以上であれば、正
常とみなし(ステップS7302でYES)、警告フラ
グをクリアし、スキャナ操作部4307上のLCD46
01の警告表示をクリアし(ステップS7303)、本
処理を終了する。
【0583】ステップS7302において、バッテリ4
308の電圧が警告開始電圧未満であれば、バッテリ警
告フラグをセットし(ステップS7304)、コードレ
スハンドスキャナ430が動作中(ステップS730
5)であるときは、そのまま一旦本処理を終了する。ス
テップS7305において、コードレハンドスキャナ4
30が動作中でないときは、スキャナ操作部4307上
のLCD4601に警告表示を行う(ステップS730
6)。この際、表示を点滅させたり、反転表示をさせる
等して強調する。そして、本体部Bとの無線インタフェ
イスが"Active"状態(Activeモード)でな
ければ(ステップS7307)、Activeモードに
移行するために、アクセス要求メッセージを送信し(ス
テップS7308)、所定時間内に本体部Bからの"U
npark"メッセージを受信すると(ステップS73
09でYES)、応答パケットのペイロード部に充電要
求メッセージを入力し、送信する(ステップS731
1)。充電要求メッセージを受信した本体部Bは、図5
6で説明したスキャナ未装着警告処理を行う(ステップ
S7312)。この処理によって、本体部Bのスピーカ
4319からも警報が鳴動するので、ユーザへの報知効
果を増大する。
【0584】なお、所定時間内に、本体部Bからの"U
npark"メッセージを受信できないときは(ステッ
プS7310でYES)、ステップS7308へ戻り、
再度アクセス要求メッセージを送信する。また、ステッ
プS7307において本体部Bとの無線インタフェイス
が"Active"状態であるときは、ただちに充電要求
メッセージを送信する(ステップS7311)。
【0585】コードレスハンドスキャナ430が、充電
のために本体部Bに装着された場合、スキャナ操作部4
307上のLCD4601に表示された警告をクリアし
ても差し支えない。
【0586】また、図56において、コードレスハンド
スキャナ430が、充電のために本体部Bに装着された
ことを検出すると(ステップS5602でYES)、警
告表示と警報鳴動とを中止するとしたが、上記警告表示
と警報鳴動とを中止する代わりに、充電中を報知するよ
うにしてもよい。この場合、コードレスハンドスキャナ
430から、充電要求メッセージを送信した(ステップ
S7312)後に、バッテリ電圧が警告電圧を超えた時
点で(ステップS7302)、充電中の報知を中止する
ようにしてもよい。
【0587】なお、本発明の第6の実施の形態に係るフ
ァクシミリ装置FS1は受信処理も行うが、この処理に
ついては公知の手法によるので、その説明を省略する。
【0588】(第7の実施の形態)本発明の第6の実施
の形態では、初期時にInquiryコマンドをやりと
りすることによって、本体部Bとハンドスキャナ430
との無線接続を行う。即ち、Inquiryコマンドを
やりとりすることによって、Bluetoothデバイ
ス間で、ID番号のやりとりを行うことができる。しか
し、通常のファクシミリ装置は、本体部Bはコードレス
ハンドスキャナ430とセットで製造・販売されるもの
である。
【0589】したがって、本発明の第7の実施の形態
は、コードレスハンドスキャナ430のID番号を、本
体部Bの不揮発性メモリに予め記憶し、逆に、本体部B
のID番号を、コードレスハンドスキャナ430の不揮
発性メモリに予め記憶する実施の形態であり、これによ
って、Inquiryコマンドでのやりとりを省略する
ことが可能である。
【0590】この場合、本体部Bは、コードレスハンド
スキャナ430のID番号を指定し、Bluetoot
h接続仕様に基づいて、Serial Port Pr
ofileを使用する無線接続要求を行う。コードレス
ハンドスキャナ430は、自分のID番号が入っている
ことを確認すると、無線接続応答信号を送出し、無線リ
ンク(Piconet)が確立する。
【0591】なお、初期設定動作時のホッピングシーケ
ンスを、不揮発性メモリに予め記憶しておくことによっ
て、高速な無線リンク(Piconet)の確立を行う
ことができる。
【0592】その後は、第6の実施の形態における処理
と同様の処理によって動作する。
【0593】(第8の実施の形態)本発明の第6の実施
の形態では、処理を開始するときには、Activeモ
ードに移行し、処理が終了すると、Parkモードに移
行するものである。
【0594】ところで、Parkモードにおいても、定
期的な電波の送受信があるので、電力を消費する。
【0595】そこで、本発明の第8の実施の形態は、無
線によるデータ通信を、長時間に亘って行うことがない
場合には、電波の送出を完全に停止する実施の形態であ
り、これによって、消費電力を削減することが可能にな
る。
【0596】図74は、本発明の第8の実施の形態にお
けるIdleモード移行処理を示すフローチャートであ
る。
【0597】図74に示すように、コピーやFAX送信
処理が終了した後(ステップS7401)、第1CPU
4300または第2CPU4311に内蔵されたタイマ
が起動され(ステップS7402)、例えば5分以上経
過しても、無線データ通信を必要とする操作を行わない
ときは(ステップS7403〜S7404)、Deta
chメッセージを送信し(ステップS7405)、Pi
conetを開放して電波送出を停止し、アイドルモー
ド(Idleモード)に移行するし、本処理を終了す
る。この場合、コピーやFAX送信等の操作を検出した
ときに、図48のステップS4805以降または図50
のステップS5005以降に示したように改めてPic
onetの確立を行う。
【0598】尚、図74においては、処理終了後直接ア
イドルモードに移行させたが、本発明の第1の実施の形
態で説明したように、一旦Parkモードへ移行し、さ
らに所定時間後にアイドルモードに移行させてもよい。
【0599】また、夜間等のように予め設定された時間
帯である間は、電波の送出を停止し、朝になると、Pi
conetの再確立を行うようにすれば、消費電力を削
減することができる。
【0600】また、上記実施の形態では、低消費電力待
機状態としてParkモードを説明したが、Bluet
ooth規格におけるHoldモードまたはSniff
モードでも同様に消費電力削減が可能である。
【0601】(第9の実施の形態)上記実施の形態で
は、コードレスハンドスキャナ430で読取った画像を
通信回線に送信する場合、FAX送信のみを想定してい
る。
【0602】本発明の第9の実施の形態は、コードレス
ハンドスキャナ430で読取った画像を通信回線に送信
する場合、ハンドスキャナ430で読取った画像を、電
子メール形式に変換し、電子メールとして送信する実施
の形態であり、この場合も、Bluetoothの制御
タイミング等の処理については、上記各実施の形態にお
ける処理と全く同様である。
【0603】以上のように上記第6から第9の実施の形
態によれば、無線データ送受信処理が終了してから、電
波の送出タイミングを変化させるので、処理が終了して
から一定の時間が経過すると、画像通信装置と携帯型ス
キャナ間のPiconet等の内での通信を抑制または
停止し、電波の送信を抑制または全く出さないことにな
り、したがって、消費電力を削減することが、また、周
波数資源を有効利用することができ、他の端末が通信す
るときに干渉を発生する可能性が低くなるという効果を
奏する。
【0604】また、時刻によって電波の送出・停止を切
り替えるので、無線通信を利用する可能性が高いときに
は、速やかな無線接続を実現することができ、一方、無
線通信を利用する可能性が低いときには、できるだけ消
費電力を削減することができるという効果を奏する。
【0605】また、コピー処理または送信処理の選択等
の携帯型スキャナの所定処理に応じて、無線のモードを
変更できるようにしたので、例えば、携帯型スキャナに
おけるハンドコピーを必要とするときには、携帯型スキ
ャナが画像通信装置と離れた場所に存在していても、携
帯型スキャナのみを操作すれば、ハンドコピーを行うこ
とができるという効果を奏し、また、携帯型スキャナで
読取った画像をファクシミリ送信する必要が生じたとき
に、携帯型スキャナが画像通信装置と離れた場所に存在
していても、携帯型スキャナのみを操作すれば、ファク
シミリ送信を実行することができるという効果を奏す
る。
【0606】尚、上述した各実施の形態の機能を実現す
るソフトウエアのプログラムコードを記憶媒体をシステ
ムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコン
ピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納さ
れたプログラムコードを読み出して実行することによっ
ても本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0607】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することに
なり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発
明を構成することになる。
【0608】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、たとえば、フロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ
カード、ROMなどを用いることができる。また、通信
ネットワークを介してサーバコンピュータからプログラ
ムコードが供給されるようにしてもよい。
【0609】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、上述した各実施の形態の
機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの
指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなど
が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっ
て上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0610】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって上述した各実施の形態の機能が実現され
る場合も含まれることは言うまでもない。
【0611】
【発明の効果】本発明によれば、装置間の装置状態をポ
ーリングするコマンドと、そのレスポンスとを送受信す
る装置においても、電力消費を排除することができる。
また、無線チャネルの占有を排除することができるとい
う効果を奏する。
【0612】また、無駄な低消費電力モードの解除を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るファクシミリ
装置201を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るシステム構成
を示す図である。
【図3】図1のファクシミリ装置201におけるソフト
ウエア階層を示す図である。
【図4】図2の情報処理端末202におけるソフトウエ
ア階層を示す図である。
【図5】図3のファクシミリ装置201と情報処理端末
202の立ち上げ時の処理を示す図である。
【図6】図5のファクシミリ装置201から情報処理端
末202へ受信画像データ転送処理時の通信動作を示す
図である。
【図7】図6の受信画像データ転送処理において、情報
処理端末202とファクシミリ装置201との間で、コ
マンドとデータとを転送制御する概略動作を示す図であ
る。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係るファクシミリ
装置201の電源をONにした後のフローチャートであ
る。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理端末
202側Bluetooth制御タスク409が実行す
る電源ON後処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係るファクシミ
リ装置201側Bluetooth制御タスク308の
受信画像アップロード処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理端
末202側Bluetooth制御タスク409の受信
画像アップロード処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係る送信画像デ
ータ転送処理時の動作手順を示すシーケンス図である。
【図13】図12の送信画像転送後のリダイヤル処理時
の動作手順を示したシーケンス図である。
【図14】図12、図13、及び図30の送信画像デー
タ転送処理を示す図である。
【図15】図12の送信画像の転送処理時の動作手順の
他の実施の形態を示すシーケンス図である。
【図16】本発明の第1の実施の形態に係る転送元であ
る情報処理端末202の転送時処理を示したフローチャ
ートである。
【図17】本発明の第1の実施の形態に係る転送先であ
るファクシミリ装置201の転送時処理を示したフロー
チャートである。
【図18】本発明の第2の実施の形態に係るシステム構
成の一例を示すブロック図である。
【図19】図18のファクシミリ装置201から情報処
理端末202aにスキャンされた原稿を転送するスキャ
ン画像データ転送処理時の通信フローを示す図である。
【図20】図19のスキャン画像データ転送処理におけ
るファクシミリ装置201および情報処理端末202a
間のコマンドおよびデータの転送制御の概略を示す図で
ある。
【図21】図19のファクシミリ装置201のBlue
tooth制御タスク308が実行するスキャン画像ア
ップロード処理を示すフローチャートである。
【図22】本発明の第2の実施の形態に係るファクシミ
リ装置201側からのスキャン要求に応じて画像のスキ
ャンを行う場合にファクシミリ装置201のCPU10
1が実行するスキャン処理の手順を示すフローチャート
である。
【図23】本発明の第2の実施の形態に係る情報処理端
末202aのBluetooth制御タスク409が実
行するスキャン画像アップロード処理を示すフローチャ
ートである。
【図24】図18の情報処理端末202bとファクシミ
リ装置201とのPiconetが解消された場合の通
信フローを示す図である。
【図25】本発明の第3の実施の形態に係る画像処理シ
ステムを起動させた後の通信フローを示す図である。
【図26】本発明の第3の実施の形態に係るスキャンデ
ータ転送処理時の通信フローを示す図である。
【図27】本発明の第3の実施の形態に係る情報処理端
末202a側Bluetooth制御タスク409が実
行する電源ON時処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図28】本発明の第3の実施の形態に係るファクシミ
リ装置201側Bluetooth制御タスク308が
実行するスキャン画像アップロード処理を示すフローチ
ャートである。
【図29】本発明の第3の実施の形態に係る情報処理端
末202a側Bluetooth制御タスク409が実
行するスキャン画像アップロード処理を示すフローチャ
ートである。
【図30】図13の処理の変形例を示す図であり、送信
画像データ転送処理終了後に情報処理端末202からフ
ァクシミリ装置201に対してParkモードへの移行
の要求を行う場合を示す。
【図31】図17の処理の変形例を示すフローチャート
であり、情報処理端末202からファクシミリ装置20
1に送信画像を転送する際の処理を示す。
【図32】本発明の第4の実施の形態に係るファクシミ
リ装置201の操作部108を示す図である。
【図33】図32のファクシミリ装置201の電源をO
Nにした後の処理を示すフローチャートである。
【図34】本発明の第4の実施の形態に係るファクシミ
リ装置201側Bluetooth制御タスク308の
受信画像アップロード処理を示すフローチャートであ
る。
【図35】本発明の第5の実施の形態に係る情報処理端
末202の電源を立ち上げた時の情報処理端末202お
よびファクシミリ装置201間の通信フローを示す図で
ある。
【図36】本発明の第5の実施の形態に係るファクシミ
リ装置201の動作状態が変化した際のファクシミリ装
置201および情報処理端末202間の通信フローを示
す図である。
【図37】本発明の第5の実施の形態に係る情報処理端
末202の状態情報が変化したときのファクシミリ装置
201および情報処理端末202間の通信フローを示す
図である。
【図38】本発明の第5の実施の形態に係るファクシミ
リ装置201が指定された宛先にファクシミリ送信する
ときのファクシミリ装置201および情報処理端末20
2間の通信フローを示す図である。
【図39】本発明の第5の実施の形態に係るファクシミ
リ装置201のBluetooth制御タスク308が
実行する電源ON後処理の手順を示すフローチャートで
ある。
【図40】本発明の第5の実施の形態に係る情報処理端
末202のBluetooth制御タスク409が実行
する電源ON後処理を示すフローチャートである。
【図41】本発明の第5の実施の形態に係るファクシミ
リ装置201側Bluetooth制御タスク308が
実行する処理を示すフローチャートである。
【図42】本発明の実施の形態における情報処理端末2
02側Bluetooth制御タスク409が実行する
処理を示すフローチャートである。
【図43】本発明の第6の実施の形態に係るファクシミ
リ装置FS1を示すブロック図である。
【図44】本発明の第6の実施の形態に係るファクシミ
リ装置FS1を示す斜視図である。
【図45】図44のファクシミリ装置FS1の本体操作
パネル4324を示す平面図である。
【図46】図44のファクシミリ装置FS1のコードレ
スハンドスキャナ430の上面図である。
【図47】図46のコードレスハンドスキャナ430の
下面図である。
【図48】本発明の第6の実施の形態に係るコードレス
ハンドスキャナ430の電源ON後の初期化処理を示す
フローチャートである。
【図49】図48のコードレスハンドスキャナ430の
Parkモード移行処理を示すフローチャートである。
【図50】本発明の第6の実施の形態に係る本体部Bの
初期化処理を示すフローチャートである。
【図51】本発明の第6の実施の形態に係るコードレス
ハンドスキャナ430と本体部Bとの間でやりとりされ
るパケットの構造を示す図である。
【図52】図51のパケットの第1のパケット例を示す
図である。
【図53】図51のパケットの第2のパケット例を示す
図である。
【図54】図50のステップS5012におけるスキャ
ナI/F初期化処理を示すチャートである。
【図55】図54のチャートにおける処理を示すフロー
チャートである。
【図56】図55のスキャナ未装着警告処理を示すフロ
ーチャートである。
【図57】本発明の第6の実施の形態に係るシートコピ
ー処理のインタフェイスチャートである。
【図58】本発明の第6の実施の形態に係るシートコピ
ー時の動作を示すフローチャートである。
【図59】図58のステップS5804におけるコード
レスハンドスキャナ430をParkモードからAct
iveモードへ移行する処理を示すフローチャートであ
る。
【図60】本発明の第6の実施の形態に係る本体部Bの
操作によってシート原稿をファクシミリ送信するシート
送信処理を示すフローチャートである。
【図61】本発明の第6の実施の形態に係るコードレス
ハンドスキャナ430で読取った画像を本体部Bの操作
によってコピーするときのインタフェイスチャート図で
ある。
【図62】図61のハンドコピー処理を示すフローチャ
ートである。
【図63】本発明の第6の実施の形態に係るコードレス
ハンドスキャナ430で読取った画像を本体部Bの操作
によってハンドファクシミリ送信する処理を示すフロー
チャートである。
【図64】図61の処理をコードレスハンドスキャナ4
30の操作によってコピーするときのインタフェイスチ
ャートである。
【図65】図64のハンドコピー処理を示すフローチャ
ートである。
【図66】図65のハンドコピーオペレーションに対応
するコードレスハンドスキャナ430のディスプレイ表
示を示す図である。
【図67】図63の処理をコードレスハンドスキャナ4
30の操作によってハンドファクシミリ送信する処理を
示すフローチャートである。
【図68】図63のハンドファクシミリ送信オペレーシ
ョンに対応するディスプレイ表示を示す図である。
【図69】図63のハンドファクシミリ送信オペレーシ
ョンに対応するディスプレイ表示を示す図である。
【図70】本発明の第6の実施の形態におけるコードレ
スハンドスキャナ430内のメモリ画像を本体部Bの操
作によって消去する画像消去処理を示すフローチャート
である。
【図71】図70の画像消去処理におけるコードレスハ
ンドスキャナ430が実行する処理及び本体部Bが実行
する処理等の関係を示すインタフェイスチャートであ
る。
【図72】図70の画像消去オペレーションに対応する
コードレスハンドスキャナ430のディスプレイ表示を
示す図である。
【図73】本発明の第6の実施の形態に係るコードレス
ハンドスキャナ430のバッテリ電圧検出処理を示すフ
ローチャートである。
【図74】本発明の第7の実施の形態に係るIdleモ
ード移行処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 画像メモリ 105 データ変換部 106 読取制御部 107 読取部 108 操作部 109 通信制御部 110 留守録制御部 111 解像度変換処理部 112 符号復号化処理部 113 記録制御部 114 カラープリンタ 115 Bluetooth制御部 116 Bluetoothベースバンド処理部 117 2.4GHz高周波部 118 拡張スロット
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 H04B 7/26 X (72)発明者 中村 直巳 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中尾 宗樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 平井 佳行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 三国 誠 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 泉 通博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B011 EA10 EB08 LL14 5B021 AA05 MM02 5C062 AA02 AA37 AB27 AB42 AB49 AC22 AC29 AC38 AE14 BA00 BB03 5K067 AA11 AA43 BB21 DD11 DD23 DD24 DD27 EE02 EE12 HH23 5K101 KK01 LL11 PP01 PP03 QQ04 UU08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置において、 複数のモードを有し、通信装置と無線接続するための無
    線接続手段と、 前記通信装置に対して所定の要求を送信する送信手段
    と、 前記送信手段からの要求に対する応答を記憶する記憶手
    段と、 前記送信手段からの要求を前記通信装置に送信し、その
    応答を前記送信手段に通知する第1の通知処理と、前記
    送信手段からの要求を前記通信装置に通知することな
    く、前記記憶手段に記憶されている情報を前記要求に対
    する応答として前記送信手段に通知する第2の通知処理
    とを実行する通知手段と、 前記通知手段が前記第2の通知処理を実行している際に
    前記通信装置に所定の動作を要求する場合は、前記記憶
    手段に記憶されている情報に応じて前記無線接続手段の
    モードを変更するように制御する制御手段とを有するこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている情報に
    基づいて前記所定の動作が可能か否かを判別し、可能で
    あると判別された場合に前記無線接続手段のモードを変
    更するように制御することを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記通知手段は、前記通信装置とデータ通信できるモー
    ドのときに前記第1の通知処理を実行し、前記無線接続
    手段が前記通信装置とのデータ通信ができないモードの
    ときに前記第2の通知処理を実行することを特徴とする
    情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記無線接続手段が有する複数のモードは、それぞれ消
    費電力が異なるモードであることを特徴とする情報処理
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記通知手段は、前記無線接続手段が低消費電力モード
    の場合に、前記第2の通知処理を実行することを特徴と
    する情報処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記低消費電力モードは、前記通信装置とデータ通信が
    できないモードであり、該低消費電力モードにおいて前
    記通信装置とデータ通信を行う場合には、前記通信装置
    との初期接続手順が不要であることを特徴とする情報処
    理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記無線接続手段が有するモードは、前記通信装置との
    接続を切断状態にするモードも含むことを特徴とする情
    報処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、 前記無線接続手段は、Bluetooth規格に準拠し
    た通信を行うことを特徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】 複数のモードを有し、通信装置と無線接
    続するための無線接続手段を有する情報処理装置の制御
    方法において、 前記通信装置に対して所定の要求を送信する送信タスク
    と、 前記送信タスクからの要求に対する応答を記憶する記憶
    タスクと、 前記送信タスクからの要求を前記通信装置に送信し、そ
    の応答を前記送信タスクに通知する第1の通知処理と、
    前記送信タスクからの要求を前記通信装置に通知するこ
    となく、前記記憶タスクにおいて記憶された情報を前記
    要求に対する応答として前記送信タスクに通知する第2
    の通知処理とを実行する通知タスクと、 前記通知タスクが前記第2の通知処理を実行している際
    に前記通信装置に所定の動作を要求する場合は、前記記
    憶タスクにおいて記憶された情報に応じて前記無線接続
    手段のモードを変更するように制御する制御タスクとを
    有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 複数のモードを有し、通信装置と無線
    接続するための無線接続手段を有する情報処理装置を制
    御するためのプログラムを記憶する記憶媒体において、 前記通信装置に対して所定の要求を送信する送信タスク
    と、 前記送信タスクからの要求に対する応答を記憶する記憶
    タスクと、 前記送信タスクからの要求を前記通信装置に送信し、そ
    の応答を前記送信タスクに通知する第1の通知処理と、
    前記送信タスクからの要求を前記通信装置に通知するこ
    となく、前記記憶タスクにおいて記憶された情報を前記
    要求に対する応答として前記送信タスクに通知する第2
    の通知処理とを実行する通知タスクと、 前記通知タスクが前記第2の通知処理を実行している際
    に前記通信装置に所定の動作を要求する場合は、前記記
    憶タスクにおいて記憶された情報に応じて前記無線接続
    手段のモードを変更するように制御する制御タスクとを
    実行するプログラムを記憶する記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7724712B2 (en) 2004-04-14 2010-05-25 Canon Kabushiki Kaisha Communication control method and wireless communication apparatus
CN103294163A (zh) * 2012-01-26 2013-09-11 株式会社理光 信息处理装置、信息处理系统和节能控制方法
CN103905607A (zh) * 2012-12-24 2014-07-02 联想(北京)有限公司 信息处理方法及电子设备

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