JP2002135364A - 携帯電話無線機の受信音声補正システム及び方法 - Google Patents
携帯電話無線機の受信音声補正システム及び方法Info
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- JP2002135364A JP2002135364A JP2000323426A JP2000323426A JP2002135364A JP 2002135364 A JP2002135364 A JP 2002135364A JP 2000323426 A JP2000323426 A JP 2000323426A JP 2000323426 A JP2000323426 A JP 2000323426A JP 2002135364 A JP2002135364 A JP 2002135364A
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Abstract
波数特性の相違、送話音声の大きさの相違に対して通話
時の明瞭性を高めて通話品質を向上する。 【解決手段】 電話帳を有する携帯電話無線機の受信音
声補正システムに、受信信号にその分割された周波数帯
域のレベルに受信信号重み係数を乗算して受信信号を補
正する受信信号補正部51、53と、電話帳の氏名、電
話番号に対応して、通話相手の使用言語、性別、発声の
特徴を受信パラメータとして保持する受信パラメータ保
持部16Bと、使用言語、性別、発声の特徴毎に、分割
された周波数帯域のレベルを補正するための重み係数を
保持する重み係数保持部16Cと、電話番号から通話相
手の発呼者を検索する発呼者検索部11Aと、発呼者の
情報に基づいて使用言語、性別、発声の特徴毎に重み係
数を選択し、選択された重み係数を演算して受信信号重
み係数を演算する重み係数設定部52とを備える。
Description
る。特に、本発明は、通話時に通話相手の音声明瞭性を
高めて通話品質を向上するための携帯電話無線機の受信
音声補正システムに関する。
本願発明者により、使用者の年齢による聴覚の変化に合
わせて、音声の周波数特性及びレベルを補正する移動機
が開示されている。上記補正を行う移動機について、さ
らなる課題について以下に説明を行う。
無線機を所有する外国人も増えてきている。また、W−
CDMA(Wideband Code Divisi
on Multiple Access)、GSM(G
lobal System forMobile Co
mmunications)等の携帯電話無線機も導入
されるにつれて、他言語の人々との通話の機会も多くな
ってきている。
や抑揚等に違いがあり、使用言語により聴覚特性も異な
ることが知れている。例えば、英語は日本語と比較し抑
揚が多く、周波数帯域が広いため、特に2.5kHz異
常の高域成分が聞き取りにくい傾向にあるという第1の
問題がある。逆に、英語のテープの高域成分(2.5k
Hz以上)を減衰させた場合、オリジナルのテープより
単語の聞き取りがしやすくなることが一般に知られてい
る。
て男性の声の場合、一般に音声ホルマントが女性と比較
し低音にあるため、女性と比較して明瞭性の低い、こも
ったような聞こえとなることが多いという第2の問題が
ある。また、通話相手の送話音声の大きさに応じて、通
話時にキー操作により受信音声レベルを調整する必要が
あるが、この調整は煩雑であるという第3の問題があ
る。
上記問題点に鑑みて、使用言語と聴覚の周波数特性の相
違、性別による発声の周波数特性の相違、通話相手に対
する送話音声の大きさの相違に対して通話時に通話相手
の音声の明瞭性を高めて通話品質を向上できる携帯電話
無線機の受信音声補正システム及び方法を提供すること
を目的とする。
決するために、通話相手の氏名、電話番号を有する電話
帳を有する携帯電話無線機の受信音声補正システムにお
いて、受信信号の周波数帯域を分割して分割された周波
数帯域のレベルに受信信号重み係数を乗算して受信信号
を補正する受信信号補正部と、前記電話帳の氏名、電話
番号に対応して、通話相手の使用言語、性別、発声の特
徴を受信パラメータとして保持する受信パラメータ保持
部と、前記受信パラメータ保持部に保持されている使用
言語、性別、発声の特徴毎に、前記受信信号補正部で分
割された周波数帯域のレベルを補正するための重み係数
を保持する重み係数保持部と、受信信号に含まれる電話
番号から通話相手の発呼者を検索する発呼者検索部と、
前記発呼者の検索情報に基づいて前記重み係数保持部か
ら使用言語、性別、発声の特徴毎に重み係数を選択し、
選択された重み係数を演算して受信信号重み係数を演算
して求め、前記受信信号重み係数を受信信号補正部に設
定する重み係数設定部とを備えることを特徴とする携帯
電話無線機の受信音声補正システムを提供する。
特性、の相違、性別による発声の周波数特性の相違、通
話相手に対する送話音声の大きさの相違に対して通話時
に通話相手の音声の明瞭性を高めて通話品質を向上でき
る。好ましくは、前記受信信号補正部及び前記重み係数
設定部がDSPで構成される。
ことが可能になり、さらに、小型を図ることが可能にな
る。好ましくは、前記受信信号補正部は、前記受信信号
の周波数帯を複数に分割する複数のBPFを有し、複数
の前記BPFは、可聴周波数範囲を心理音響学における
聴覚の臨界帯域に基づいて作られたバルク尺度で分割さ
れた周波数帯域を有する。さらに、好ましくは、前記受
信信号補正部は、前記乗算器には、複数の前記BPFの
後段に乗算器をそれぞれ設け、受信信号を補正するため
の前記受信信号重み係数が乗算係数として設定される。
いて、受信信号の補正を容易に行うことが可能になる。
好ましくは、前記携帯電話無線機に設けられる操作部に
より、前記受信パラメータ保持部には通話相手の使用言
語、性別、発声の特徴が受信パラメータとして設定さ
れ、さらに、好ましくは、前記携帯電話無線機に設けら
れる操作部により、使用言語、性別、発声の特徴毎に、
前記重み係数保持部には前記受信信号補正部で分割され
た周波数帯域のレベルを補正するための重み係数が設定
される。
話相手の設定、追加、変更に対して、受信パラメータの
設定が容易に行われ、さらに、受信パラメータに対し
て、重み係数の設定が容易に行われる。好ましくは、前
記重み係数保持部には、前記使用言語については通話相
手が英語を話す外国人の場合には高周波域の成分を減衰
させ、前記性別については通話相手が男性の場合には女
性よりも高周波域の成分を高め、前記発声の特徴につい
ては発声が大きい場合には全周波数帯域のレベルを減衰
させ、発声が小さい場合には全周波数帯域のレベルを高
めるように重み係数が設定される。
声の明瞭性を高めて通話品質を向上できる。さらに、本
発明は、通話相手の氏名、電話番号を登録する電話帳を
有する携帯電話無線機の受信音声補正方法において、受
信信号の周波数帯域を分割し分割された周波数帯域のレ
ベルに受信信号重み係数を乗算して受信信号を補正する
工程と、前記電話帳の氏名、電話番号に対応して、通話
相手の使用言語、性別、発声の特徴を受信パラメータと
して保持する工程と、前記受信パラメータ保持部に保持
されている使用言語、性別、発声の特徴毎に、分割され
た周波数帯域のレベルを補正するための重み係数を保持
する工程と、受信信号に含まれる電話番号から通話相手
の発呼者を検索する工程と、前記発呼者の検索情報に基
づいて前記使用言語、前記性別、前記発声の特徴毎に重
み係数を選択し、選択された前記重み係数を演算して受
信信号重み係数を演算して求め、前記受信信号重み係数
を受信信号に乗算させる工程とを備えることを特徴とす
る携帯電話無線機の受信音声補正方法を提供する。
言語と聴覚の周波数特性、の相違、性別による発声の周
波数特性の相違、通話相手に対する送話音声の大きさの
相違に対して通話時に通話相手の音声の明瞭性を高めて
通話品質を向上できる。
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係る携帯電
話無線機の概略構成のブロック図を示す図である。本図
に示すように、先ず、携帯電話無線機にはCPU(中央
演算装置)11が設けられ、CPU11は、基地局等の
無線回線接続、通話チャンネルの切り換えなどに関する
携帯電話無線機全体を制御するとともに本発明の通話に
関係する種々の演算処理及び音声補正の処理を行う。
され、無線部12は、受信信号を復調し、送信信号を変
調して、基地局との通信を行う。さらに、CPU11に
は操作部13が接続され、操作部13はキーボード等か
らなり、情報の入力に使用される。さらに、CPU11
には表示部14が接続され、表示部14はLCD(Li
quid Crystal Display)からな
り、メニュー表示、機能表示、電話番号表示等を行う。
SP(ディジタル信号処理部)15が接続され、DSP
15は、無線部12から受信信号を入力し、無線部12
に送信信号を出力し、特に、無線部12からの受信信号
の周波数特性、レベルを通信相手の使用言語、性別、発
声の大きさの特徴に合わせた可聴周波数領域に補正する
処理機能を有する。DSPを用いることにより、処理を
高速にでき、小型化を図ることが可能になる。
モリ16が接続され、メモリ16は、通話相手の名前、
電番号のデータ、さらに、通話相手毎に異なる使用言
語、性別、発声の大きさの特徴により受信信号特性を変
化させるための受信パラメータのデータ、受信パラメー
タに対応して周波数帯域毎に音声の補正を行うための重
み係数等のデータを格納する。
ログ)・A/D(アナログ・ディジタル)コンバータ1
7が接続され、D/A・A/Dコンバータ17はDSP
15から出力される受信信号をディジタルからアナログ
に変換し、入力される送信信号をアナログからディジタ
ルに変換してDSP15に出力する。D/A・A/Dコ
ンバータ17にはマイクロフォン増幅器(MIC AM
P)18が接続され、マイクロフォン増幅器18は送信
信号を増幅し、D/A・A/Dコンバータ17に出力す
る。
バ増幅器(REC AMP)20が接続され、レシーバ
増幅器20はD/A・A/Dコンバータ17からの受信
信号を増幅する。マイクロフォン増幅器18にはマイク
ロフォン19が接続され、マイクロフォン19は送話音
を送信信号に変換する。
続され、スピーカ21は受信信号を受話音に変換する。
図2は図1の主要部の詳細ブロックを示す図であり、図
3は図2の電話帳16A及び受信パラメータ保持部16
Bを説明する図である。本図2に示すように、メモリ1
6には、電話帳16A、受信パラメータ保持部16B、
重み係数保持部16Cが設けられる。
話相手となる氏名、電話番号の情報が保持する。さら
に、受信パラメータ保持部16Bは、電話帳16の通話
相手となる氏名に対応して、通話相手の使用する言語、
例えば、日本語、英語等の情報、さらに、男女の性別の
情報、さらに、発声の特徴、例えば発声のレベルについ
て、大、普通、小等の情報を保持する。
1を経由して入力される。さらに、図2に戻り、CPU
11には発呼者検索部11Aが設けられ、発呼者検索部
11Aは、無線部12から入力された通話相手の電話番
号で、メモリ16の電話帳16Aを検索する。さらに、
DSP15には帯域通過フィルタ又は周波数帯域分割手
段(BPF)51、重み係数設定部52、補正手段53
が設けられる。
受信信号の可聴周波数範囲を心理音響学における聴覚の
臨界帯域幅に基づいてバルク(Bark)尺度を用いて
複数の帯域に分割する帯域通過フィルタである。図4は
図2のBPF51の特性を説明する図である。本図4に
示すように、バルク尺度とは、心理音響学において聴覚
を0から15.5kHzまでの周波数範囲を聴覚の臨界
帯域幅に基づいて作られた尺度であり、0から24バル
クまでの臨界帯域に分割されている。
界帯域のうち、音声信号の周波数範囲である300から
3700Hzまでを3から17バルクまでの15個に分
割した聴覚特性に近いフィルタを擬似的に構成してい
る。さらに、図2に示すように、補正手段53は、上述
したBPF51で分割された各帯域に対して、重み付け
補正を行い、補正された受信信号をD/A・A/Dコン
バータ17に出力する。
の送信信号はDSP15を通過して無線部12に向か
う。図5は図2のBPF51、補正手段53の構成例を
示す図である。本図に示すように、BPF51には複数
のBPF101、102、103、…、115が設けら
れ、BPF101、102、103、…、115は、無
線部12からの出力信号を入力し、図4のバルク3、
4、5、…、17にそれぞれ対応する周波数特性を有す
る。
203、…、215が設けられ、乗算器201、20
2、203、…、215はBPF101、102、10
3、…、115の出力に、受信信号重み係数D101、
D102、D103、…、D115をそれぞれ乗算す
る。乗算器201、202、203、…、215の出力
には加算器216が接続され、加算器216は、乗算器
201、202、203、…、215の出力を加算し、
D/A・A/Dコンバータ17に受信信号として出力す
る。
5の受信信号重み係数D101、D102、D103、
…、D115は重み係数設定部52により設定される。
これにより、可聴周波数帯において、受信信号の補正を
容易に行うことが可能になる。図6は図2の重み係数保
持部16Cを説明する図である。本図に示すように、重
み係数保持部16Cには、BPF101、102、10
3、…、115のそれぞれの出力に関して、通話相手の
使用言語の重み係数Ai(i=101〜115)、性別
の重み係数Bi(i=101〜115)、特徴(発声の
大きさ)の重み係数Ci(i=101〜115)が保持
される。
合を標準として、Ai=1(i=101〜115)、で
ある。性別の重み係数Biは「女性」の場合を標準とし
て、Bi=1(i=101〜115)である。特徴(発
声の大きさ)の重み係数Ciは「普通」の場合を標準と
して、Bi=1(i=101〜115)である。
て、BPF113〜115(バルク15〜17)に対す
る重み係数を0.5倍に低下させ、高域の成分を減衰さ
せる。これは、日本人のユーザに対して、英語の会話に
含まれる2.5kHz以上の高周波成分を取り除き、聞
き取りを容易にし、通話時の明瞭性を高めるためであ
る。
て、BPF111〜115(バルク13〜17)に対す
る重み係数を2倍に増加させ、高周波域の成分を高め
る。これは、性別による音声ホルマントの存在する周波
数に着目して重み係数を設定することで明瞭性を高める
ことを可能にするためである。すなわち、例えば、男性
の発声の場合一般に音声ホルマントが女性と比較し、低
音にあるため、女性と比較し、明瞭性の低い、こもった
ような聞こえとなることが多いためである。
「大」の場合には、一例として、0.5倍(Bi=0.
5;i=101〜115)に低下させる。発声の特徴
(発声の大きさ)が「小」の場合には、一例として、2
倍(Bi=2;i=101〜115)に増加させる。こ
のように、通話時に個人の発声の特徴(発声の大小)に
合わせ、全周波数帯域のレベルを調整することで通話時
の受話音声レベルをある一定の幅に調整することができ
るため、通話時の音量調整等の操作を行う必要を無くす
ためである。
数は操作部13からCPU11を経由して入力され、又
は変更される。次に、図2に戻り、DSP15の重み係
数設定部52には、重み係数選択部52A、重み係数演
算部52Bが設けられる。重み係数選択部52Aは、C
PU11の発呼者検索部11Aから発呼者の検索情報を
入力し、メモリ16の受信パラメータ保持部16Bに基
づいて、受信パラメータ、つまり使用言語、性別、特徴
について、重み係数保持部16Cから重み係数を選択す
る。
52Aにより選択された受信パラメータに対してメモリ
16の重み係数保持部16Cから重み係数を読み出し、
受信信号重み係数D101、D102、D103、…、
D115を、以下のように、演算する。 Di=Ai×Bi×Ci(i=101〜115)
2Bにより演算された受信信号重み係数D101、D1
02、D103、…、D115をDSP15の補正手段
53の乗算器201、202、203、…、215にそ
れぞれ設定する。図7は電話帳16A、受信パラメータ
保持部16Bへの入力動作を説明するフローチャートで
ある。本図に示すように、ステップS201において、
CPU11は携帯電話無線機が待ち受け状態にあること
を確認する。
は、操作部13により電話帳入力キーの押下を監視す
る。ステップS203において、CPU11は、電話帳
16Aの機能が起動したことを確認する。ステップS2
04において、CPU11は、操作部13より通話相手
の名前が入力されることを確認する。
は、操作部13より通話相手の電話番号が入力されるこ
とを確認する。ステップS206において、CPU11
は、操作部13より通話相手の使用言語が入力されるこ
とを確認する。ステップS207において、CPU11
は、操作部13より通話相手の性別が入力されることを
確認する。
は、操作部13より通話相手の発声特徴、発声のレベル
の大、普通、小の情報が入力されることを確認する。ス
テップS209において、CPU11は、入力された通
話相手の名前、電話番号をメモリ16の電話帳16Aに
保持させ、入力された通話相手の使用言語、性別、発声
の特徴を受信パラメータとして受信パラメータ保持部1
6Bに保持させる。
は、待ち受け状態に移行することを確認し、動作を終了
する。図8は重み係数保持部16Cへの入力動作を説明
するフローチャートである。本図に示すように、ステッ
プS211において、CPU11は、携帯電話無線機が
待ち受け状態にあることを確認する。
は、操作部13の入力キーが押下されたか否かを確認す
る。ステップS213において、CPU11は定数入力
機能が起動したことを確認する。ステップS214にお
いて、CPU11は、操作部13により重み係数保持部
16Cへの重み係数の入力、又重み係数の変更を確認す
る。
は、重み係数保持部16Cに重み係数を保持させる。ス
テップS216において、携帯電話無線機が待ち受け状
態に移行したかを判断する。図9は重み係数設定部52
の動作を説明するフローチャートである。本図に示すよ
うに、ステップS221において、CPU11は、携帯
電話無線機が待ち受け状態にあることを確認する。
は、着呼を確認する。ステップS223において、CP
U11は、発呼者検索部11Aにより、電話帳16Aに
発呼者の電話番号が登録されているか否かを判断する。
ステップS224において、上記登録がある場合には、
重み係数設定部52の重み係数選択部52Aは、メモリ
16の受信パラメータ保持部16Bを参照し、重み係数
保持部16Cから発呼者の言語パラメータAの重み係数
を選択する。重み係数演算部52Bは、重み係数選択部
52Aにより選択された重み係数Ai(i=101〜1
15)を入力する。
部52Aは、受信パラメータ保持部16Bを参照し、重
み係数保持部16Cから発呼者の性別パラメータBの重
み係数を選択する。重み係数演算部52Bは、重み係数
保持部16Cにより選択された重み係数を選択する。重
み係数演算部52Bは、重み係数選択部52Aにより選
択された重み係数Bi(i=101〜115)を入力す
る。
部52Aは、受信パラメータ保持部16Bを参照し、重
み係数保持部16Cから発呼者の発声特徴パラメータC
の重み係数を選択する。重み係数演算部52Bは、重み
係数保持部16Cにより選択された重み係数を選択す
る。重み係数演算部52Bは、重み係数選択部52Aに
より選択された重み係数Ci(i=101〜115)を
入力する。
設定し、重み係数演算部52Bは、入力された重み係数
Ai、Bi、Ciを用いて、以下のように、受信信号重
み係数Diの演算を行う。ステップS228において、
受信信号重み係数Di =Ai×Bi×Ci を演算する。
て、i≠115ならば、 i=i+1 として、ステップS228に進む。
らば、重み係数演算部52Bは、受信信号重み係数Di
(i=101〜115)を補正手段53の乗算器20
1、202、203、…、215に設定する。以上の説
明は、携帯電話無線機について行ったが、さらに、本発
明は、PHS(パーソナルハンディホンシステム)、デ
ィジタル家庭用電話機等の通信機器にそのまま用いるこ
とが可能である。
ステレオなどのオーディオ・ビデオ機器に利用すること
で、他言語の放送を補正することができ、会話の明瞭性
を高めることが可能になる。
電話帳の氏名、電話番号に対応して、通話相手の使用言
語、性別、発声の特徴を受信パラメータとして保持し、
パラメータ保持部に保持されている使用言語、性別、発
声の特徴毎に、分割された周波数帯域のレベルを補正す
るための重み係数を保持し、受信信号に含まれる電話番
号から通話相手の発呼者を検索し、発呼者の検索情報に
基づいて使用言語、性別、発声の特徴毎に重み係数を選
択し、選択された重み係数を演算して受信信号重み係数
を演算して求め、受信信号重み係数を受信信号に乗算さ
せるようにしたので、使用言語と聴覚の周波数特性、の
相違、性別による発声の周波数特性の相違、通話相手に
対する送話音声の大きさの相違に対して通話時の明瞭性
を高めて通話品質を向上できる。
ことが一般に知られている。具体的には、英語は日本語
と比較し、周波数帯域が広いため(特に、2.5kHz
以上の高周波成分が多い)、日本人は欧米人と比較し、
2.5kHz以上の高周波成分が聞き取りにくい傾向に
ある。日本人の場合、この聴覚特性により英語テープの
高周波成分(2.5kHz以上)を減衰させた場合、オ
リジナルのテープより英語の聞き取りが容易になる事実
が一般に知られている。
相手の使用言語が英語の場合、DSP内にあるBPFに
て分割された受信用音声信号の高周波域を減衰させるこ
とにより、明瞭性を高めることが可能となる。他言語に
おいても、日本語との周波数特性相違を考慮したパラメ
ータを設定することで明瞭性を高めることが可能とな
る。
る音声ホルマントの存在する周波数に着目しパラメータ
を設定することで明瞭性を高めることが可能になる。例
えば、男性の発声の場合一般に音声ホルマントが女性と
比較して低音にあるため、女性と比較して低い、こもっ
たような聞こえとなることが多い。この周波数特性の相
違を補正するようなパラメータを構成することで、通話
時の明瞭性を高めることが可能になる。
話時に各個人の発声の特徴(発声の大、小)に合わせ、
全周波数帯域のレベルを調整することで、通話時の受話
音声レベルをある一定の幅に調整することができるた
め、通話時の音量調整等の操作を行う必要が無くなる。
ック図を示す図である。
16Bを説明する図である。
す図である。
る。
の入力動作を説明するフローチャートである。
フローチャートである。
ャートである。
Claims (8)
- 【請求項1】 通話相手の氏名、電話番号を登録する電
話帳を有する携帯電話無線機の受信音声補正システムに
おいて、 受信信号の周波数帯域を分割し分割された周波数帯域の
レベルに受信信号重み係数を乗算して受信信号を補正す
る受信信号補正部と、 前記電話帳の氏名、電話番号に対応して、通話相手の使
用言語、性別、発声の特徴を受信パラメータとして保持
する受信パラメータ保持部と、 前記受信パラメータ保持部に保持されている使用言語、
性別、発声の特徴毎に、前記受信信号補正部で分割され
た周波数帯域のレベルを補正するための重み係数を保持
する重み係数保持部と、 受信信号に含まれる電話番号から通話相手の発呼者を検
索する発呼者検索部と、 前記発呼者の検索情報に基づいて前記重み係数保持部か
ら使用言語、性別、発声の特徴毎に重み係数を選択し、
選択された重み係数を演算して受信信号重み係数を演算
して求め、前記受信信号重み係数を受信信号補正部に設
定する重み係数設定部とを備えることを特徴とする携帯
電話無線機の受信音声補正システム。 - 【請求項2】 前記受信信号補正部及び前記重み係数設
定部がDSPで構成されることを特徴とする、請求項1
に記載の携帯電話無線機の受信音声補正システム。 - 【請求項3】 前記受信信号補正部は、前記受信信号の
周波数帯を複数に分割する複数のBPFを有し、複数の
前記BPFは、可聴周波数範囲を心理音響学における聴
覚の臨界帯域に基づいて作られたバルク尺度で分割され
た周波数帯域を有することを特徴とする、請求項1に記
載の携帯電話無線機の受信音声補正システム。 - 【請求項4】 前記受信信号補正部は、複数の前記BP
Fの後段に乗算器をそれぞれ設け、前記乗算器には受信
信号を補正するための前記受信信号重み係数が乗算係数
として設定されることを特徴とする、請求項3に記載
の、携帯電話無線機の受信音声補正システム。 - 【請求項5】 前記携帯電話無線機に設けられる操作部
により、前記受信パラメータ保持部には通話相手の使用
言語、性別、発声の特徴が受信パラメータとして設定さ
れることを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話無線
機の受信音声補正システム。 - 【請求項6】 前記携帯電話無線機に設けられる操作部
により、前記重み係数保持部には、使用言語、性別、発
声の特徴毎に、前記受信信号補正部で分割された周波数
帯域のレベルを補正するための重み係数が設定されるこ
とを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話無線機の受
信音声補正システム。 - 【請求項7】 前記重み係数保持部には、前記使用言語
については通話相手が英語を話す外国人の場合には高周
波域の成分を減衰させ、前記性別については通話相手が
男性の場合には女性よりも高周波域の成分を高め、前記
発声の特徴については発声が大きい場合には全周波数帯
域のレベルを減衰させ、発声が小さい場合には全周波数
帯域のレベルを高めるように重み係数が設定されること
を特徴とする、請求項1に記載の携帯電話無線機の受信
音声補正システム。 - 【請求項8】 通話相手の氏名、電話番号を有する電話
帳を有する携帯電話無線機の受信音声補正方法におい
て、 受信信号の周波数帯域を分割し分割された周波数帯域の
レベルに受信信号重み係数を乗算して受信信号を補正す
る工程と、 前記電話帳の氏名、電話番号に対応して、通話相手の使
用言語、性別、発声の特徴を受信パラメータとして保持
する工程と、 前記受信パラメータ保持部に保持されている使用言語、
性別、発声の特徴毎に、分割された周波数帯域のレベル
を補正するための重み係数を保持する工程と、 受信信号に含まれる電話番号から通話相手の発呼者を検
索する工程と、 前記発呼者の検索情報に基づいて前記使用言語、前記性
別、前記発声の特徴毎に重み係数を選択し、選択された
前記重み係数を演算して受信信号重み係数を演算して求
め、前記受信信号重み係数を受信信号に乗算させる工程
とを備えることを特徴とする携帯電話無線機の受信音声
補正方法。
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