JP2002134835A - トンネル接合面発光レーザ - Google Patents

トンネル接合面発光レーザ

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JP2002134835A JP2000321679A JP2000321679A JP2002134835A JP 2002134835 A JP2002134835 A JP 2002134835A JP 2000321679 A JP2000321679 A JP 2000321679A JP 2000321679 A JP2000321679 A JP 2000321679A JP 2002134835 A JP2002134835 A JP 2002134835A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低抵抗で吸収ロスの少ないトンネル接合を形
成し、低抵抗で、かつ低閾値のトンネル接合面発光レー
ザを提供する。 【解決手段】 図はトンネル接合部112のバンド構造
図を示したものである。トンネル接合を有する面発光レ
ーザにおいて、当該トンネル接合112がp型の導電性
を有する第1の半導体層112aとn型の導電性を有す
る第2の半導体層112bから構成され、第1の半導体
層112aと第2の半導体層112bの吸収端波長20
5、206が前記面発光レーザの発振波長より短く、か
つ前記第1の半導体層112aと第2の半導体層112
bにより形成されるヘテロ接合界面がタイプIIのヘテロ
接合界面を形成しており、前記第1の半導体層112a
の伝導帯の下端エネルギー準位205が、前記第2の半
導体層の伝導帯の下端エネルギー準位206よりも高い
ことを特徴とするトンネル接合面発光レーザ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面発光レーザに関
し、特にトンネル接合によるキャリア反転を用いたトン
ネル接合面発光レーザに関する。
【0002】
【従来の技術】面発光レーザ(Vertical Cavity Surfac
e Emitting Laser:VCSEL)においては、トンネル
接合をVCSEL内の電界強度が0になるいわゆる節に
なる所に形成することによって、p型半導体多層膜ミラ
ー(Distributed Bragg Reflector:DBR)を用いずに
n型DBRのみでVCSELを構成することができ、ま
た量子井戸活性層を多数の腹(電界強度が極大になる場
所)に配置するいわゆるピリオディックゲイン構造を作
製することができる。これは多重活性層領域型VCSE
Lとして、キムらによりエレクトロニクス・レター、3
5巻、13号、1084−1085頁に記載されてい
る。一般にn型DBRはp型DBRに比べて低ロスで且
つ低抵抗になるため、n型DBRのみでVCSELを作
製した場合、低閾値で高温まで発振する高性能な面発光
レーザを作製することができる。またトンネル接合をピ
リオディックゲイン構造に用いた場合では1つの電子が
何度も発光に寄与できるため、高利得でかつ高い量子効
率を有する半導体レーザを作製することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これまでのト
ンネル接合は電気的特性が十分ではないために、VCS
ELの立ち上がり電圧や抵抗値が高いという問題点があ
った。この問題を解決するには、高濃度のドーピングや
バンドギャップの小さい材料系を用いることが有効であ
る。例えばラゲイらは、デルタドーピングという手法を
用いて高濃度のシリコンn型ドーピングを実現し、トン
ネル特性の向上を示した。(エレクトロニクス・レタ
ー、30巻、1号、86−87頁) また、リチャードらは、GaAsの代わりにバンドギャ
ップの小さいInGaAs層を用いることでトンネル特
性の改善を示した。(アプライド・フィジクス・レタ
ー、63巻、26号、3613−3615頁)
【0004】しかし、トンネル接合とVCSELを組み
合わせる場合、トンネル接合を形成する半導体のバンド
ギャップは、VCSELの発振波長のエネルギーよりも
大きくする必要がある。なぜなら、トンネル接合を形成
する半導体のバンドギャップがVCSELの発振波長の
エネルギーよりも小さいと、そこで光が吸収されてロス
となるために、発振しにくくなるからである。このため
トンネル接合を形成する半導体のバンドギャップには制
限があり、これによりトンネル接合VCSELのトンネ
ル特性はまだ十分なものではなかった。
【0005】従って、本発明は、上記した従来の欠点を
改良し、優れたトンネル特性を有するトンネル接合VC
SELを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、以下に記載されたような技術構成を採
用するものである。即ち、本発明に係る態様としては、
トンネル接合がタイプIIのヘテロ接合界面から成り、更
にトンネル特性を向上させるため不純物やコントロール
された欠陥準位が設けられているトンネル接合面発光レ
ーザである。
【0007】請求項1に記載のように、本発明のトンネ
ル接合面発光レーザは、トンネル接合がタイプIIのヘテ
ロ接合界面からなっており、逆方向電圧の印加により電
子は、n型にドーピングされた第2の半導体層からp型
にドーピングされた第1の半導体層へトンネルする。そ
の際のトンネル電流は、第1の半導体層と第2の半導体
層で形成されるヘテロ接合界面における遷移エネルギー
に大きく(指数関数的に)依存し、この遷移エネルギー
が小さいほどトンネル電流は大きくなる。
【0008】従来のトンネル接合では、上記に説明した
ようにトンネル接合を形成する半導体のバンドギャップ
は、VCSELの発振波長のエネルギーよりも小さくす
ることが出来なかったが、本発明によればトンネル接合
を正確に電界強度が零となる節の部分に作ることができ
るため、この遷移エネルギーに対する制限がなくなる。
これにより請求項7,8に記載の材料系を選択すれば、
ヘテロ接合界面の遷移エネルギーを小さくすることが可
能でトンネル電流を大きくすることが出来る。
【0009】また請求項2、4に記載のように、このヘ
テロ接合界面に電子または正孔を捕獲することのできる
不純物やコントロールされた欠陥準位を形成することに
より電子のトンネルが更に促進される。これにより請求
項3、5、6に示したような不純物や欠陥準位を形成す
れば、ヘテロ接合界面でのトンネル電流を更に大きくす
ることが出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。ただし本発明は以下
の実施形態に限定されるものではない。図1に本発明の
第1の実施形態としてのトンネル接合面発光レーザの断
面構造の一例を示す。本実施形態のトンネル接合面発光
レーザ100は、GaAs、InPなどの半導体の基板
101上に、n型半導体の多層反射膜102、キャビテ
ィ層110、p型の半導体層106、トンネル接合部1
12、n型半導体の多層反射膜107が順次積層形成さ
れた構成である。図1に示すように、n型半導体の多層
反射膜107の最上面と、n型半導体の多層反射膜10
2の一部が露出した面には、電源と接続するための金属
の電極109、108がそれぞれ設けられて電源111
に接続されている。尚、n型半導体の多層反射膜102
に設けられた金属の電極108は、多層反射膜107の
上面側からトンネル接合部112、キャビティ層110
を通って多層反射膜102に達するエッチングを施して
多層反射膜102の一部を露出させ、この露出された多
層反射膜102の面上に形成されたものである。
【0011】また、電源111の正負は、トンネル接合
部112とキャビティ層110の配置関係により決定さ
れ、トンネル接合部112に近い側が正極、キャビティ
層110に近い側が負極となる。図1に示すトンネル接
合面発光レーザ100の場合、トンネル接合部112に
近い側のn型の導電性を有する半導体多層膜107上に
形成された電極109側が正極となる。
【0012】また、図1に示すトンネル接合面発光レー
ザ100では、電流を狭い領域に閉じ込めるための電流
狭窄層105が、キャビティ層110とp型半導体層1
06の間に挿入されている。この電流狭窄層105を挿
入することにより、VCSELの低閾値化、高効率化を
実現することができる。この電流狭窄層105は例えば
AlGaAs層の中心部に配置された通電部105a
と、この通電部105aの外周を取り囲んで形成された
電流狭窄部105bとから構成されており、Al組成の
高いAlGaAs(通常Al組成0.8以上1未満)か
らなる層を形成した後、この層の中心部を残して外周側
から水蒸気酸化等による酸化、もしくはイオン注入して
電流狭窄部105bを形成することによって形成され
る。この電流狭窄層105は、トンネル接合部112と
キャビティ層110との間において、電界強度が節とな
る部分に設けることが好ましい。この理由は、電流の狭
窄においては電子よりも正孔の方が効果的に狭窄される
ため、トンネル接合部112でキャリアの電子−正孔変
換により生成された正孔が、p型の半導体層106を通
して活性層(キャビティ層110)に注入されるまでの
間に電流狭窄層105を挿入すると効果的にでキャリア
の流れを狭窄することができることと、電流狭窄層10
5を電界強度の節の部分に形成することで光学的ロスを
低減することができるからである。
【0013】面発光レーザ内で光を反射して増幅するた
めに、キャビティ層110を含む部分の両側に設けられ
たn型半導体の多層反射膜102、107は、屈折率の
異なる半導体膜を交互に積層した構成であり、多層反射
膜102は、半導体膜102a、102bを交互に積層
し、多層反射膜107は、半導体膜107a、107b
を交互に積層した構成である。これらの多層反射膜10
2、107は、具体的に挙げるならば、例えばGaAs
からなる層とAlAsからなる層を15〜30周期交互
に積層して構成される。尚、図1には4周期積層した場
合が例示されている。本発明においては、これらの多層
反射膜102,107を低ロス、低抵抗のn型半導体に
より構成することによって、面発光レーザの低閾値化、
低抵抗化を実現することができる。
【0014】上記多層反射膜102、107の間に形成
されているキャビティ層110は、トンネル接合部11
2からの電流注入により発光するものである。このキャ
ビティ層110は半導体層を積層した多層膜であり、活
性層103a〜103cと、トンネル接合部112と同
等のトンネル接合部104a、104bとが交互に配置
され、隣り合う活性層とトンネル接合部の間にはGaA
sなどの半導体からなる層110aが挟まれて構成され
ている。本発明のトンネル接合面発光レーザ100にお
いては、活性層103a〜103cが電界強度の腹の部
分に配置されたピリオディックゲイン構造となってお
り、さらにトンネル接合部104a、104bは電界強
度の節の部分に配置されている。このような構造とする
ことで、本発明のトンネル接合面発光レーザ100は、
高利得でかつ高い量子効率を実現することができる。
【0015】上記のように、本発明のトンネル接合面発
光レーザ100では、発明の特徴的な部分であるトンネ
ル接合部が、上記のトンネル接合部104a、104
b、もしくはトンネル接合部112として形成されてい
る。以下ではこのトンネル接合部112、104a、1
04bのさらに詳細な構成を図1および図2を参照して
説明する。ただし、トンネル接合部104a、104b
はトンネル接合部112と同等の構成であるので、説明
の重複を避けるため、以下ではトンネル接合部112に
ついて説明する。図1において、p型の半導体層106
と、n型の半導体層107bとの間に挟まれたトンネル
接合部112は、p型の導電性を有する第1の半導体層
112a上にn型の導電性を有する第2の半導体層11
2bを形成した構造である。図2は、図1に示すトンネ
ル接合部112とその両側の層を含む部分の模式的なバ
ンド構造を示す図であり、縦軸はエネルギーを、横軸は
図1の図示上方への積層方向を示す。図2において、符
号200aは図1に示すトンネル接合部112とその両
側の層の伝導帯を示しており、符号201〜204は、
順に、p型の半導体層106、第1の半導体層112
a、第2の半導体層112b、n型の半導体層107b
それぞれの伝導帯に対応する。また、符号200bは図
1に示すトンネル接合部112とその両側の層の価電子
帯を示している。
【0016】図2に示す第1の半導体層112aと第2
の半導体層112bの吸収端波長208、209は、本
実施形態のトンネル接合面発光レーザ100の発振波長
より短くなるように設計されている。これは、吸収短波
長208、209がトンネル接合面発光レーザ100の
発振波長より長い場合には、第1の半導体層112a、
第2の半導体層112bを光が通過する際に、この半導
体層112a、112bに光が吸収されて損失が大きく
なってしまうためである。また図1に示す第1の半導体
層112aと第2の半導体層112bによって形成され
るヘテロ接合界面120は、図2に示すバンド構造のよ
うにタイプIIのヘテロ接合界面を形成しており、かつ第
2の半導体層112bの伝導帯203の下端エネルギー
準位206が、第1の半導体層112aの伝導帯202
の下端エネルギー準位205よりも低くなっている。
【0017】このようなバンド構造を有するトンネル接
合部112に逆バイアスを印加すると、第1の半導体層
112aの価電子帯202aにある電子が、第2の半導
体層112bの伝導帯203にトンネルして、トンネル
電流が流れる。このトンネル電流の大きさは、第1、第
2の半導体層112a、112bのドーピング濃度とヘ
テロ接合界面120の遷移エネルギー207により決定
され、ドーピング濃度を大きくするほど、遷移エネルギ
ー207を小さくするほどトンネル電流は大きくなる。
【0018】一般的には、ヘテロ接合界面を形成する半
導体膜へのドーピング濃度を大きくすると、拡散劣化に
より面発光レーザの信頼性が低下する可能性があり、ヘ
テロ接合界面の遷移エネルギーを小さくすると、この遷
移エネルギーに対応する波長が長くなり、この波長が面
発光レーザの発振波長よりも長くなるとヘテロ接合界面
で光の吸収が起こり光の損失が大きくなる。そのため
に、ドーピング濃度、遷移エネルギーの設計に対しては
制限があるが、本発明においては、図2に示すようにヘ
テロ接合界面120をタイプIIのヘテロ接合界面とする
ことで、ヘテロ接合界面120がトンネル接合面発光レ
ーザ100における電界強度の節の位置になるように正
確に配置することができる。そのためヘテロ接合界面1
20における電界強度が0になるので、遷移エネルギー
207を小さくすることによって、遷移エネルギー20
7に対応する波長を面発光レーザ100の発振波長より
も長くなる場合であっても、ヘテロ接合界面120にお
いて光の吸収が起こらない。つまり、本発明のトンネル
接合面発光レーザ100においては遷移エネルギー20
7に対する制限がなく、従来よりも遷移エネルギー20
7を小さくすることができるので、トンネル電流を大き
くすることが出来る。
【0019】図1に示すトンネル接合部112を構成す
る具体的な材料としては、特に限定されるものではない
が、トンネル接合面発光レーザ100の基板101に、
GaAs基板を用いる場合には、p型の導電性を有する
第1の半導体層112aを形成する材料は、GaAsS
b、GaPSbなどから選ばれる材料が好ましく、n型
の導電性を有する第2の半導体層112bを形成する材
料は、InGaAs、GaInNAs、GaNAs、G
aNAsSbなどから選ばれる材料が好ましい。また、
基板101にInP基板を用いる場合には、p型の導電
性を有する第1の半導体層112aを形成する材料はG
aAsSb、GaPSbなどから選ばれる材料が好まし
く、n型の導電性を有する第2の半導体層112bを形
成する材料はInGaAs、GaInNAs、InNA
s、InNAsP,InAsPなどから選ばれる材料が
好ましい。上記の材料が選ばれる理由は、基板を構成す
るGaAs、InPとの格子整合度が良いことと、上記
の材料を用いて、かつ組成を適切に選択することで、タ
イプIIのヘテロ接合界面を形成することができることに
よる。
【0020】以下に、上記に示した材料を用いたトンネ
ル接合部112を含む部分の構成の一例を示す。ただ
し、以下の構成例は本発明を限定するものではない。p
型の導電性を有する第1の半導体層112aとして、p
型ドーピングとしてBeを2×1019原子/cm3ドー
ピングしたSb組成0.15のGaAsSb層を層厚5
nmにて成膜したものを用いる。また、n型の導電性を
有する第2の半導体層112bとして、n型ドーピング
としてSiを2×1019原子/cm3ドーピングしたI
n組成0.20のInGaAsを層厚10nmにて成膜
したものを用いる。上記のInGaAs、GaAsSb
を用いる場合はGaAs基板に対して圧縮性の歪みを有
するため、各層の膜厚はこの歪みにより結晶性が劣化し
始める臨界膜厚を越えないように設定する。また、トン
ネル接合部112の下側に配置されるp型の半導体層1
06には、GaAsからなる層を7nmの膜厚で成膜
後、Beを2×1019原子/cm3ドーピングしたもの
を用いる。一方、トンネル接合部112の上側に配置さ
れるn型半導体層107bには、GaAsからなる層を
10nmの膜厚で成膜後、Siを5×1018原子/cm
3ドーピングしたものを用いる。この構成のトンネル接
合部112のヘテロ接合界面120における実効的な遷
移エネルギー207は、約0.925eVであり波長換
算で1340nmである。また、タイプIIのヘテロ接合
界面120を形成する半導体層112a、112bを、
上記構成のp型の半導体層106、n型半導体層107
bのようにバンドギャップの大きな層で挟み込むと、量
子効果により電子の波動関数が広がり、波動関数の重な
りが大きくなるため、より大きなトンネル確率が得られ
る効果がある。
【0021】上記においては、トンネル接合部112に
ついてのみ説明したが、先述のようにトンネル接合部1
04aまたは104bは、トンネル接合部112と同等
の構成を有するので、これらについても上記のトンネル
接合部112と同様の効果が得られることはもちろんで
ある。
【0022】(実施例1)本発明の実施例1として、図
3に示す構成のトンネル接合面発光レーザ300を作製
した。図3に示すように、トンネル接合面発光レーザ3
00はGaAs基板301上に、多層反射膜302と、
キャビティ層310と、トンネル接合部312と、多層
反射膜307とを順次積層した構成とした。また、電源
311に接続するために、多層反射膜307の最上面に
電極309を形成し、多層反射膜307側からエッチン
グして露出させた多層反射膜302の露出面に電極30
8を形成した。キャビティ層310は、Sb組成0.3
3のGaAsSbからなる7nm厚のダブル量子井戸構
造の活性層303a〜303cと、GaAs層310a
を交互に積層した構成とした。多層反射膜302は、G
aAs層302bとAlAs層302aを交互に25.
5周期積層した構成とし、多層反射膜307は、グレー
デッド層を有するGaAs層307bとAlAs層30
7aを交互に20周期積層した構成とした。また、上記
のキャビティ層310と、多層反射膜302、307の
層厚はトンネル接合面発光レーザ300の発振波長が1
230nmとなるように設定した。トンネル接合部31
2は、第1の半導体層312aとして、Beを2×10
19原子/cm3ドーピングして、p型の半導体層とした
Sb組成0.15のGaAsSb層を5nm形成し、そ
の上に第2の半導体層312bとして、Siを2×10
19原子/cm3ドーピングして、n型半導体層としたI
n組成0.20のInGaAs層を10nm形成した。
このトンネル接合部312における実効的な遷移エネル
ギーは、約0.925eVであり、波長換算で1340
nmであった。尚、上記の各層の成長方法には、ガスソ
ース分子線エピタキシー法を用いた。
【0023】上記の構成のトンネル接合面発光レーザ3
00に電源311を接続して特性評価を行ったところ、
発振波長1231nm、閾値電流密度1.5kA/cm
2の低閾値で室温パルス発振した。トンネル接合部31
2のヘテロ接合界面における実効的な遷移エネルギー
は、先に記載のように波長換算で約1340nmと発振
波長1231nmより長波であるにも関わらず、吸収ロ
スが抑えられ、低閾値化が実現されていた。また素子抵
抗は約50オームと低抵抗であった。これは、トンネル
接合部にタイプIIのヘテロ接合界面を形成せずに、In
GaAsのみでトンネル接合部を形成した従来のトンネ
ル接合面発光レーザと比較して約1/3であり、大幅な
低抵抗化を実現していることが確認できた。
【0024】本実施例では、n型の導電性を有する第1
の半導体層312bとしてInGaAs層を材料系に選
んだが、GaNAs層やIn組成の小さいGaInNA
s層であってもよく、これらの半導体層はGaAsに対
して引張性の歪みを有することから、積層構造の歪み安
定化に寄与するので、これらの半導体層を用いるなら
ば、構造的により優れたトンネル接合面発光レーザを作
製することができる。
【0025】本発明によれば、請求項2に記載のように
図1に示すトンネル接合部112のヘテロ接合界面12
0に電子または正孔を捕獲することのできる不純物がド
ーピングされた構成とすることもできる。上記の構成を
本発明の第2の実施形態とし、図4(a)に本実施形態
のトンネル接合面発光レーザにおけるトンネル接合部1
12Aを含む部分の部分断面図を示し、図4(b)に
は、図4(a)に示す部分のバンド構造を模式的に示
す。尚、図4において図1と同一の構成要素を示すもの
には図1と同一の符号を付してその説明を省略する。本
実施形態のトンネル接合面発光レーザは、図1に示す第
1の実施形態のトンネル接合部112、104a、10
4bを、図4(a)に示すp型の導電性を有する第1の
半導体層112cとn型の導電性を有する第2の半導体
層112dとを順次積層し、前記第1、第2の半導体層
112c、112dのヘテロ接合界面120aに酸素な
どからなる不純物をドーピングしたトンネル接合部11
2Aに置き換えたものであり、その他の構成は前記第1
の実施形態と同様である。図4(b)において、縦軸は
エネルギーを、横軸は図1の図示上方への積層方向を示
しており、積層順に図示左側からp型の半導体層10
6、第1の半導体層112c、第2の半導体層112
d、n型半導体層107の伝導帯400aおよび価電子
帯400bが示されている。
【0026】図4(a)に示すトンネル接合部112A
のヘテロ接合界面120aには、不純物がドーピングさ
れているため、図4(b)におけるヘテロ接合界面12
0aに相当する位置に不純物準位405が形成される。
この不純物準位405により、電子または正孔が捕獲さ
れるために遷移エネルギー407よりも小さいエネルギ
ーでヘテロ接合界面120aにトンネル電流が流れるの
で、より大きなトンネル電流を得ることができる。この
ヘテロ接合界面120aにドーピングされる不純物を具
体的に挙げるならば、特に限定されるものではないが、
GaAs基板を用いてVCSELを構成する場合は酸
素、クロムが好ましく、InP基板を用いる場合には鉄
が好ましい。これは、上記の材料を不純物として用いる
ならば、ヘテロ接合界面120aに深い不純物準位を形
成することができるため、効果的に電子または正孔を捕
獲してトンネル電流を大きくすることができるからであ
る。
【0027】(実施例2)第1の半導体層として、Be
を2×1019原子/cm3ドーピングしてp型の半導体
層としたSb組成0.15のGaAsSb層を5nm形
成した後、酸素を導入して前記第1の半導体層表面に5
×1013原子/cm3の酸素不純物を形成し、その後第
2の半導体層として、Siを2×1019原子/cm3
ーピングしてn型半導体層としたIn組成0.20のI
nGaAs層を10nm形成して、トンネル接合部を形
成した以外は、前記実施例1と同様の構成のトンネル接
合面発光レーザを作製した。前記実施例1と同様の特性
評価を行ったところ閾値電流密度は1.5kA/cm2
と変わらなかったが、素子抵抗は約35オームと低抵抗
化した。これにより、トンネル接合部のヘテロ接合界面
に不純物をドーピングすることにより、素子抵抗を低下
させてトンネル電流を増強できることが確認された。
【0028】前記第2の実施形態においては、トンネル
接合部112Aのヘテロ接合界面120aに不純物をド
ーピングした構成としたが、図5(a)に示すように、
トンネル接合部112Bとして、p型の導電性を有する
第1の半導体層112eとn型の導電性を有する第2の
半導体層112fの間に、中間層112gを設けた構成
も適用可能である。この構成を本発明の第3の実施形態
とし、以下に、図5を参照して詳細に説明する。図5
(a)は、本実施形態のトンネル接合面発光レーザにお
けるトンネル接合部112Bを含む部分の部分断面図で
あり、図5(b)は、図5(a)に示す部分の模式的な
バンド構造図である。本実施形態のトンネル接合面発光
レーザは、図1に示す第1の実施形態のトンネル接合面
発光レーザにおけるトンネル接合部112、104a、
104bを、図5(a)に示すトンネル接合部112B
と置き換えたものであり、その他の構成は図1に示す前
記第1の実施形態と同様である。図5(a)に示すよう
に、本実施形態のトンネル接合部112Bは、第1の半
導体層112eと、電子または正孔を捕獲することので
きる不純物がドーピングされた中間層112gと、第2
の半導体層112fとが順次積層形成された構成であ
る。図5(b)において、縦軸はエネルギーを、横軸は
図1の図示上方への積層方向を示しており、積層順に図
示左側からp型の半導体層106、第1の半導体層11
2e、中間層112g、第2の半導体層112f、n型
半導体層107の伝導帯500aおよび価電子帯500
bが示されている。
【0029】図5(a)に示す中間層112gは、酸素
などの不純物がドーピングされた数nm〜数十nmの層
厚の半導体層もしくは、欠陥準位を有する半導体層から
構成され、図5(b)に示すように、第1の半導体層1
12eと、第2の半導体層112fの間の領域に、不純
物準位あるいは欠陥準位505を形成する。この不純物
準位あるいは欠陥準位505により電子または正孔が捕
獲されるために遷移エネルギー507よりも小さいエネ
ルギーでトンネル電流が流れることは、先に記載の第2
の実施形態と同様である。本実施形態においては、電子
または正孔を捕獲することのできる不純物もしくは欠陥
準位505がヘテロ接合界面の部分だけにではなく、中
間層112gとして導入されている点が前記第2の実施
形態と異なる。この場合、中間層505は数nmから数
十nm程度の層厚があるため、より効果的に電子または
正孔を捕獲することが可能であるので、よりトンネル電
流の増強に効果がある。また、結晶中の不完全構造を利
用した欠陥準位をこの電子または正孔を捕獲する構造と
して用いることができるのは、この中間層112gは数
nm〜数十nmの膜厚を有するためである。また、中間
層406を構成する母体材料も設計することができるた
め、高性能化のための構造設計の自由度が大きくなる。
【0030】この中間層112gを構成する材料を具体
的に挙げるならば、特に限定されるものではないが、不
純物をドーピングした中間層112gを形成する場合
は、酸素またはクロムをドーピングしたGaAs、In
GaAs、AlGaAs、AlAsなどが好ましく、欠
陥準位を有する中間層112gを形成する場合は、砒素
または窒素のプレシピテートを含んだGaAs、InG
aAs、AlAsなどが好ましい。
【0031】(実施例3)第1の半導体層として、Be
を2×1019原子/cm3ドーピングしてp型の半導体
層としたSb組成0.15のGaAsSb層を5nm形
成した後、中間層として、基板温度200℃の低温でI
n組成0.20のInGaAsを5nm形成し、その後
第2の半導体層として、Siを2×1019原子/cm3
ドーピングしてn型半導体層としたIn組成0.20の
InGaAs層を10nm形成して、トンネル接合部を
形成した以外は、前記実施例1と同様の構成のトンネル
接合面発光レーザを作製した。尚、中間層のみ低温成長
としたのは、低温成長によりAsのプレシピテートを中
間層に導入して、欠陥準位を形成するためである。前記
実施例1と同様の特性評価を行ったところ閾値電流密度
は1.7kA/cm2と少し劣化したが、素子抵抗は約
30オームと低抵抗化した。これによりトンネル接合部
へ、不純物がドーピングされた中間層、あるいは欠陥準
位を有する中間層を挿入することにより、素子抵抗を低
下させてトンネル電流を増強できることが確認された。
【0032】上記の第3の実施形態および実施例3にお
いては、GaAs基板を用いたのトンネル接合面発光レ
ーザを例に説明を行ってきたが、基板がInPの場合も
材料の選択を適切に行うことで上記効果を得ることがで
きる。具体的に例を挙げるならば、前記p型半導体から
なる第1の半導体層としてGaAsSb、GaPSbな
どから選ばれる半導体と、n型半導体からなる第2の半
導体層としてInGaAs、GaInNAs、InNA
s、InNAsP,InAsPなどから選ばれる半導体
とを組み合わせることで実現することができる。その中
でも、p型の導電性を有する第1の半導体層としてGa
AsSbが、n型の導電性を有する第2の半導体層とし
てInGaAsがより好ましい。これは、これらの材料
が容易にInPと格子整合可能であり、かつこれらの材
料を用いた場合に形成されるタイプIIのヘテロ接合界面
が本発明の理想的なバンド構造を形成するからである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トンネル接合面発光レーザのトンネル接合部を構成する
p型の導電性を有する第1の半導体層と、n型の導電性
を有する第2の半導体層の吸収端波長を面発光レーザの
発振波長より短くし、前記第1、第2の半導体層により
形成されるヘテロ接合界面をタイプIIヘテロ接合界面と
することにより、ヘテロ接合界面を電界強度の節の部分
に配置することができるので、ヘテロ接合界面での光の
吸収による損失を抑えることができる。そのためヘテロ
接合界面の遷移エネルギーを小さくすることができるの
で、トンネル接合部のトンネル電流を大きくすることが
できる。これにより、トンネル接合面発光レーザの低抵
抗化、低閾値化を実現することができる。
【0034】また、上記のようにヘテロ接合界面の遷移
エネルギーを小さくすることにより、トンネル電流を大
きくすることができるので、トンネル接合部を構成する
前記第1、第2の半導体層のドーピング濃度を下げるこ
とができ、より信頼性の高い(拡散劣化の少ない)トン
ネル接合面発光レーザを提供することができる。
【0035】また、本発明によれば、トンネル接合部の
ヘテロ結合界面に電子または正孔を捕獲することのでき
る不純物をドーピングすることで、電子をトンネルしや
すくすることができるため、より抵抗値の小さいトンネ
ル接合面発光レーザを提供することができる。
【0036】また、本発明によれば、トンネル接合部を
構成する前記第1、第2の半導体層の間に、電子または
正孔を捕獲することのできる不純物をドーピングした中
間層を挿入する、あるいは、欠陥準位を有する中間層を
挿入することにより、より大きなトンネル電流を得るこ
とができるので、より抵抗値の小さいトンネル接合面発
光レーザを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係るトンネル接合面発光レ
ーザの一実施の形態を示す断面構造図である。
【図2】 図2は、本発明の第1の実施形態のトンネル
接合部のバンド構造を模式的に示す図である。
【図3】 図3は、本発明の実施例1のトンネル接合面
発光レーザの断面構造を示す図である。
【図4】 図4(a)は、本発明の第2の実施形態のト
ンネル接合部の部分断面構造図であり、図4(b)はそ
のバンド構造を模式的に示す図である。
【図5】 図5(a)は、本発明の第3の実施形態のト
ンネル接合部の部分断面構造図であり、図5(b)は、
そのバンド構造を模式的に示す図である。
【符号の説明】
101 基板 102、107 多層反射膜 103a〜103c 活性層 104a、104b、112 トンネル接合部 105 電流狭窄層 106 p型の半導体層 108、109 電極 110 キャビティ層 111 電源 112A、112B トンネル接合部 112a 第1の半導体層 112b 第2の半導体層 112g 中間層 120、120a ヘテロ接合界面 200a、400a、500a 伝導帯 200b、400b、500b 価電子帯 205、206 下端エネルギー準位 207、407、507 遷移エネルギー 208、209 吸収端波長 405、505 不純物準位(欠陥準位)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル接合を有する面発光レーザにお
    いて、当該トンネル接合が少なくとも、p型の導電性を
    有する第1の半導体層とn型の導電性を有する第2の半
    導体層から構成され、 当該第1の半導体層と第2の半導体層の吸収端波長が前
    記面発光レーザの発振波長より短く、かつ前記第1の半
    導体層と第2の半導体層により形成されるヘテロ接合界
    面がタイプIIのヘテロ接合界面を有し、 前記第1の半導体層の伝導帯の下端エネルギー準位が、
    前記第2の半導体層の伝導帯の下端エネルギー準位より
    も高いことを特徴とするトンネル接合面発光レーザ。
  2. 【請求項2】 前記ヘテロ接合界面に電子または正孔を
    捕獲することのできる不純物がドーピングされているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のトンネル接合面発光レ
    ーザ。
  3. 【請求項3】 前記不純物が酸素、クロム、鉄からなる
    群から選ばれる1種又は2種以上の元素からなることを
    特徴とする請求項2に記載のトンネル接合面発光レー
    ザ。
  4. 【請求項4】 前記ヘテロ接合界面を形成する前記第1
    の半導体層と第2の半導体層の間に、電子または正孔を
    捕獲することのできる不純物をドーピングした中間層ま
    たは欠陥準位のある中間層が挿入されていることを特徴
    とする請求項1に記載のトンネル接合面発光レーザ。
  5. 【請求項5】 前記不純物をドーピングした中間層が酸
    素またはクロムをドーピングしたGaAs、InGaA
    s、AlGaAs、AlAsからなる群から選ばれる1
    種又は2種以上の半導体からなることを特徴とする請求
    項4に記載のトンネル接合面発光レーザ。
  6. 【請求項6】 前記欠陥準位のある中間層が砒素または
    窒素のプレシピテートを含んだGaAs、InGaA
    s、AlAsからなる群から選ばれる1種又は2種以上
    の半導体であることを特徴とする請求項4に記載のトン
    ネル接合面発光レーザ。
  7. 【請求項7】 前記トンネル接合がGaAs基板上に形
    成され且つ、前記n型の導電性を有する第2の半導体層
    を形成する物質が、InGaAs、GaInNAs、G
    aNAs、GaNAsSbからなる群から選ばれる半導
    体であり、前記p型の導電性を有する第1の半導体層を
    形成する物質が、GaAsSb、GaPSbからなる群
    から選ばれる半導体である事を特徴とする請求項1〜6
    に記載のトンネル接合面発光レーザ。
  8. 【請求項8】 前記トンネル接合がInP基板上に形成
    され且つ、前記n型の導電性を有する第2の半導体層を
    形成する物質が、InGaAs、GaInNAs、In
    NAs、InNAsP,InAsPからなる群から選ば
    れる少なくとも1種の半導体であり、前記p型の導電性
    を有する第1の半導体層を形成する物質が、GaAsS
    b、GaPSbからなる群から選ばれる半導体である事
    を特徴とする請求項1〜6に記載のトンネル接合面発光
    レーザ。
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