JP2002133842A - ディスクプレーヤーのパネル装置及びディスクプレーヤー一体型テレビジョン受像装置 - Google Patents

ディスクプレーヤーのパネル装置及びディスクプレーヤー一体型テレビジョン受像装置

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JP2002133842A
JP2002133842A JP2000323181A JP2000323181A JP2002133842A JP 2002133842 A JP2002133842 A JP 2002133842A JP 2000323181 A JP2000323181 A JP 2000323181A JP 2000323181 A JP2000323181 A JP 2000323181A JP 2002133842 A JP2002133842 A JP 2002133842A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビ受像装置と一体に形成されたディスク
プレーヤーにおいて、ディスクプレーヤーのフロント部
分の見栄えをよくすることにある。 【解決手段】このDVDプレーヤー11のパネル装置1
は、DVDプレーヤー11の表面に設けられ、ディスク
が載置されるディスクトレイ17が出入りするためのパ
ネル装置1であって、フロントキャビネット3とトレイ
パネル5とを備えている。フロントキャビネット3は、
DVDプレーヤー11表面の一部を構成し、ディスクト
レイ17が出入り可能な開口部7が形成されている。ト
レイパネル7はフロントキャビネット3の開口部7に開
閉自在に装着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクプレーヤ
ーのパネル装置、特に、ディスクプレーヤーの表面に設
けられ、ディスクが載置されるディスクトレイが出入り
するためのパネル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD、DVD等の円板状ディスクを再生
するためのディスクプレーヤーとして、ディスクを載置
するためのディスクトレイを備えたものがある。ディス
クトレイは、通常、ローダー等の搬送機構によりディス
クプレーヤーに対し出入り自在となっている。
【0003】この種のディスクプレーヤーには、フロン
トキャビネットにディスクトレイが出入りするための開
口部が設けられている。そして、ディスクトレイの先端
部には、開口部の蓋となるトレイパネルが取り付けられ
ており、トレイパネルは、通常、開口部の開口の形状、
色彩等に対応して形成されている。また、トレイパネル
は、ディスクトレイがディスクプレーヤー内に収納され
たときに、フロントキャビネットと面一になるようディ
スクプレーヤー内部に装着されている。これにより、デ
ィスクプレーヤーのフロント部分は見栄えのよい外観を
呈するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなディスクプ
レーヤーでは、フロント部分の見栄えをよくする観点か
ら、トレイパネルは、ディスクプレーヤー内に収納され
たときにフロントキャビネットの開口部の中央部分に位
置するよう、設計されるのが好ましい。
【0005】しかし、トレイパネルは、フロントキャビ
ネットと別体のディスクトレイに取り付けられるため、
組立時にディスクトレイの配置位置に僅かでもズレが生
じたりすると、ディスクトレイが収納されたときに、ト
レイパネルが開口部の中央部分からずれたり、トレイパ
ネルとディスクトレイと面一にならなかったりして、デ
ィスクプレーヤーのフロント部分の見栄えが悪くなる。
【0006】これにより、トレイパネルが収納状態でキ
ャビネットの開口部の中心位置からずれて位置し、フロ
ント部分の見栄えが悪くなる場合がある。しかしなが
ら、組立後にキャビネットの開口部とトレイパネルとが
互いの中心位置で位置決めされるよう、キャビネットを
製造するのは困難である。
【0007】また、ディスクプレーヤーの上方にテレビ
受像装置が配置されてなるディスクプレーヤー一体型テ
レビ受信装置等の電気機器では、ディスクプレーヤーと
テレビ受像装置とは共通の筺体に収納されているが、こ
のような電気機器を組み立てる場合、キャビネットは、
ブラウン管等の比較的重い部品の重量を受けることによ
り弾性変形し、この結果、キャビネットに収納される各
部品の相対位置にずれが生じる。したがって、前述のよ
うなトレイパネルの位置決めの問題は、このような電気
機器においては一層顕著に発生する。
【0008】一方、ディスクプレーヤー以外にも、情報
記録媒体の再生装置として、ビデオデッキ、メモリカー
ド読み取り装置等がある。これらの装置では、ディスク
プレーヤーと同様に、フロント部分にビデオカセットや
メモリカードを出し入れするための開口部が設けられて
いるが、開口部の蓋となるパネルは開口部に装着されて
いる。このようなパネル装置として、実開昭63-91681号
公報、実開平5-55399号公報、実登3048758号等に示され
るような技術が既に提案されている。
【0009】しかし、これらの再生装置では、ビデオカ
セットやメモリカードは直接ビデオデッキ、マイコン制
御装置内に収納されるため、前述のディスクプレーヤー
のようにディスクトレイを別途設ける必要がない。した
がって、ここでも、前述のようなトレイパネルの位置決
めの問題は生じない。
【0010】本発明の目的は、ディスクトレイを有する
ディスクプレーヤーにおいて、ディスクプレーヤーのフ
ロント部分の見栄えをよくすることにある。また、本発
明の別の目的は、テレビ受像装置と一体に形成されたデ
ィスクプレーヤーにおいて、ディスクプレーヤーのフロ
ント部分の見栄えをよくすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のディス
クプレーヤーのパネル装置は、ディスクプレーヤーの表
面に設けられ、ディスクが載置されるディスクトレイが
出入りするためのパネル装置であって、外枠体と蓋部と
を備えている。外枠体は、ディスクプレーヤー表面の一
部を構成し、ディスクトレイが出入り可能な開口部が形
成されている。蓋部は外枠体の開口部に開閉自在に装着
されている。
【0012】このパネル装置では、ディスクトレイは、
外枠体の開口部を通ってディスクプレーヤーに対し出入
りする。このとき、蓋部は、ディスクトレイの出入りを
妨げないよう開閉する。すなわち、蓋部は、ディスクト
レイがディスクプレーヤーの外方に引き出された状態で
は開いており、ディスクトレイがディスクプレーヤー内
に収納された状態では閉じている。
【0013】ここでは、蓋部は、ディスクトレイではな
く外枠体に装着されているため、組み立て時に外枠体の
開口部に対し位置がずれることがなく、ディスクプレー
ヤーのフロント部分の見栄えをよくすることができる。
【0014】請求項2に記載のディスクプレーヤーのパ
ネル装置は、請求項1のパネル装置において、蓋部は、
ディスクトレイに押圧されることで外枠体に対して開か
れた開姿勢をとる。
【0015】ビデオデッキ等の再生装置では、ビデオカ
セットを取り出す際、蓋部は、通常、開口部近傍に設け
られた開閉機構等が作動することにより開くようになっ
ている。
【0016】これに対し、このパネル装置では、蓋部
は、ディスクトレイに押圧されることで開くので、開閉
機構等の蓋部を開閉させるための手段を設ける必要がな
く、これにより、部品点数の低減、省スペース化等を図
ることができる。
【0017】請求項3に記載のディスクプレーヤーのパ
ネル装置は、請求項1のパネル装置において、蓋部は下
端部が前記開口部に装着されている、ディスクトレイ
は、通常、上面にディスクが載置される。このため、例
えば、蓋部の上端部が外枠体に装着されていると、蓋部
の開閉動作に伴い下端部がディスクトレイ上のディスク
に接触するため、ディスクの位置がずれる、ディスクに
傷が付く等の問題が生じる場合がある。
【0018】そこで、このパネル装置では、ディスクト
レイの下端部を外枠体に装着することとし、これによ
り、上記問題が生じるのを防止している。請求項4に記
載のディスクプレーヤーのパネル装置は、請求項1から
3のいずれかのパネル装置において、蓋部は、自由状態
では、外枠体に対し閉じられた閉姿勢をとるような形状
に形成されている。
【0019】このパネル装置では、蓋部は、ディスクト
レイによる押圧力から解放されると、自動的に閉じる。
ここで、蓋部が開姿勢をとるような形状は、例えば、蓋
部の一部に突出部が形成されていたり、蓋部の一部の肉
厚が異なっていたりすることにより形成される。蓋部を
このような形状に形成することにより、蓋部の重心位置
を適宜移動させることができ、これにより、蓋部が自由
状態で閉姿勢をとるようにすることができる。
【0020】また、ビデオデッキ等の再生装置では、実
登3048758号公報等に示されるように、開口部に設けら
れた蓋部は、スプリング等の付勢部材に付勢されること
により閉じるようになっている。
【0021】これに対し、この装置では、蓋部は単独で
閉じるようになっているため、部品点数を減らし、製造
コストを削減することができる。請求項5に記載のディ
スクプレーヤー一体型テレビジョン受像装置は、ディス
クプレーヤーとテレビジョン受像装置と筺体とを備えて
いる。ディスクプレーヤーは請求項1から4のいずれか
に記載のパネル装置を備えている。テレビジョン受像装
置はディスクプレーヤーの上方に配置される。筺体は、
パネル装置の一部を構成し、ディスクプレーヤーとテレ
ビジョン受像装置とが収納される。
【0022】この装置では、ディスクプレーヤーの上方
に、比較的重い部品で構成されるテレビジョン受像装置
が配置されている。このため、この装置を組み立てる場
合は、筺体に歪みが生じやすくなる。この結果、ディス
クプレーヤー部分におけるディスクトレイの開口部に対
する位置決めはさらに困難となる。
【0023】しかし、この装置では、蓋部は外枠体に装
着されているため、ディスクトレイの外枠体に対する位
置決めを厳密に行わなくとも、ディスクプレーヤーのフ
ロント部分の見栄えをよくすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施形態が採用
されたDVDプレーヤー付きテレビコンボ(以下、DV
Dコンボ)10を示す。このDVDコンボ10は、DV
Dプレーヤー部(以下、プレーヤー部)11とテレビジ
ョン受像装置部(以下、テレビ部)13と筺体15とを
備えている。
【0025】本実施形態のプレーヤー部11は、ディス
ク(図示せず)を載置するためのディスクトレイ17を
備えたタイプのものである。プレーヤー部11のフロン
ト部分には、このディスクトレイ17がプレーヤー部1
1内に出入りするためのパネル装置1が設けられてい
る。ディスクトレイ17は、先端部にトレイパネル5
(後述)をプレーヤー部11内部から押圧するための押
圧部17aを有している。また、パネル装置1の近傍に
は、プレーヤー部11に再生、ディスクの取り出し等の
動作を行わせる指示をするための操作部19が設けられ
ている。操作部19には、ディスクトレイ17をDVD
コンボ10から引き出しまたはDVDコンボ10内に収
納させるためのイジェクトボタン(図示せず)が設けら
れている。
【0026】パネル装置1は、図2に示すように、フロ
ントキャビネット3とトレイパネル5とを備えている。
フロントキャビネット3は、プレーヤー部11のフロン
ト部分となる樹脂製カバー部材であり、筐体15の一部
を構成するものである。フロントキャビネット3には、
ディスクトレイ17がでプレーヤー部11に対し出入り
可能に、ディスクトレイ17の配置位置に対応して開口
部7が形成されている。開口部7の下方近傍のフロント
キャビネット3には、トレイパネル5の突出部5b(後
述)の水平方向の移動を規制するための保持部3aが形
成されている。
【0027】トレイパネル5の下端部には水平方向両端
に突出部5aが形成されており、両突出部5aはフロン
トキャビネット3の開口部7下端部に形成された支持部
3aに支持されている。これにより、トレイパネル5は
開口部7に対し開閉自在となっている。ここでは、トレ
イパネル5は、プレーヤー部11の外方に倒れた状態で
ある開姿勢(図3参照)と、フロントキャビネット3と
面一になった状態である閉姿勢(図4参照)との間で回
動自在となっている。また、トレイパネル5下端部の水
平方向中央部分には、トレイパネル5をフロントキャビ
ネット3に対し位置決めさせるための突出部5bが形成
されている。
【0028】トレイパネル5は、下端部の水平方向両端
から斜め下方に延びて形成された錘部5cをさらに有し
ている。錘部5cはディスクトレイ17の進路を妨げな
いよう形成されている。錘部5cの内部には、金属等の
比較的比重の大きい材質からなる部材が配置されてい
る。ここでは、トレイパネル5は、開姿勢時におけるト
レイパネル5の重心Gがフロントキャビネット3よりプ
レーヤー部11側に位置するよう形成されている。この
ため、ディスクトレイ17が収納される等してトレイパ
ネル5に対するディスクトレイ17の押圧力が解除され
ると、2つの突出部5aを軸として旋回し、自力で閉姿
勢をとることとなる。
【0029】テレビ部13は、プレーヤー部11の上方
に配置されており、DVDコンボ10内でプレーヤー部
11に接続されている。筺体15は、プレーヤー部11
とテレビ部13とが収納される樹脂製カバー部材であ
り、プレーヤー部11が収納される部分と、テレビ部1
3が収納される部分とが一体に形成されている。
【0030】このように構成されたDVDコンボ10で
は、DVDをプレーヤー部11内に収納する場合、操作
部19のイジェクトボタンを押すことによりディスクト
レイ17をプレーヤー部11の外方に引き出す。このと
き、トレイパネル5は、ディスクトレイ17の押圧部1
7aに押圧されて外方に倒れるよう旋回して開姿勢とな
る。
【0031】そして、ディスクトレイ17にディスクを
載置し、再度イジェクトボタンを押すと、ディスクトレ
イ17はプレーヤー部11内に収納される。このとき、
ディスクトレイ17がトレイパネル5上を通過すると、
トレイパネル5は、重心Gがプレーヤー部11側に位置
しているため、プレーヤー部11側に旋回して閉姿勢と
なる。
【0032】このパネル装置1では、トレイパネル5は
フロントキャビネット3に直接位置決めされて装着され
ているため、組立時の筺体15の歪み等の影響を受ける
ことがない。このため、トレイパネル5のフロントキャ
ビネット3に対する相対位置が安定し、従来のようにデ
ィスクトレイの先端部にトレイパネルを取り付けた場合
に比べ、プレーヤー部11のフロント部分の見栄えがよ
くなる。
【0033】[他の実施形態] (a)トレイパネル5に形成される錘部5cの位置、錘
部5cの形状等は、自由状態でトレイパネル5が閉姿勢
をとりうる形状であり、かつ、ディスクトレイ17の出
入りを妨げないような形状であれば、特に限定されるも
のではない。また、錘部5cは、内部に別部材を配置す
る以外にも、厚肉に形成すること等により重心Gを移動
させるようにしてもよい。
【0034】(b)パネル装置1は、DVDコンボ10
以外の電気機器またはディスクプレーヤ単体にも適用で
きる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、ディスクプレーヤーの
フロント部分に配置されるトレイパネルは外枠体に直接
装着されているため、トレイパネルのフロントキャビネ
ットに対する相対位置が安定し、ディスクプレーヤーの
フロント部分の見栄えがよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が採用されたDVDコンボ
を示す縦断面図。
【図2】本発明の一実施形態が採用されたパネル装置の
トレイパネル及びトレイパネル付近を示す立面図。
【図3】前記トレイパネルが開姿勢である場合のパネル
装置の縦断面図。
【図4】前記トレイパネルが閉姿勢である場合のパネル
装置の縦断面図。
【符号の説明】
1 パネル装置 3 フロントキャビネット 5 トレイパネル 7 開口部 10 DVDコンボ 11 プレーヤー部 13 テレビ部 15 筺体 17 ディスクトレイ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクプレーヤーの表面に設けられ、デ
    ィスクが載置されるディスクトレイが出入りするための
    パネル装置であって、 前記ディスクプレーヤー表面の一部を構成し、前記ディ
    スクトレイが出入り可能な開口部が形成された外枠体
    と、 前記外枠体の開口部に開閉自在に装着された蓋部と、を
    備えたディスクプレーヤーのパネル装置。
  2. 【請求項2】前記蓋部は、前記ディスクトレイに押圧さ
    れることで前記外枠体に対して開かれた開姿勢をとる、
    請求項1に記載のディスクプレーヤーのパネル装置。
  3. 【請求項3】前記蓋部は、下端部が前記開口部に装着さ
    れている、請求項1または2に記載のディスクプレーヤ
    ーのパネル装置。
  4. 【請求項4】前記蓋部は、自由状態では、前記外枠体に
    対し閉じられた閉姿勢をとるような形状に形成されてい
    る、請求項1から3のいずれかに記載のディスクプレー
    ヤーのパネル装置。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかに記載のパネル
    装置を備えたディスクプレーヤーと、 前記ディスクプレーヤーの上方に配置されるテレビジョ
    ン受像装置と、 一部に前記パネル装置を含み、前記ディスクプレーヤー
    と前記テレビジョン受像装置とが収納される筺体と、を
    備えたディスクプレーヤー一体型テレビジョン受像装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005346901A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Bose Corp メディアプレーヤー外装

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KR100464422B1 (ko) * 2002-07-03 2005-01-03 삼성전자주식회사 도어잠금수단을 갖는 디스크 드라이브의 프런트 패널조립체 및 이를 구비한 디스크 드라이브
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