JP2002133733A - 情報記録媒体への印刷方法 - Google Patents

情報記録媒体への印刷方法

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JP2002133733A JP2000327016A JP2000327016A JP2002133733A JP 2002133733 A JP2002133733 A JP 2002133733A JP 2000327016 A JP2000327016 A JP 2000327016A JP 2000327016 A JP2000327016 A JP 2000327016A JP 2002133733 A JP2002133733 A JP 2002133733A
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報記録媒体における印刷位置を高精度に設
定することができ、また情報記録媒体における印刷濃度
を的確に決定することができる情報記録媒体への印刷方
法を提供すること。 【解決手段】 情報記録媒体の中心位置を設定して印刷
面を印刷する。これにより、情報記録媒体のセンタ穴に
対して同心円内に常に印刷することができるので、情報
記録媒体の印刷面内におけるインクの付着量の偏りは発
生せず、高精度な回転により正確な情報を再生すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体の印
刷面に印刷する方法に関し、特に情報記録媒体の印刷位
置や印刷濃度を最適化する情報記録媒体への印刷方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェット式プリンタは、
例えば紙をオートシートフィーダ(自動連続給紙機構)
あるいは手差しにより供給して、主動(紙送り)ローラ
と従動ローラとの間に挟み込む。そして、紙送りローラ
を回転させて紙を送り出しながら、プリントヘッドの圧
力発生室内のインクを加圧してノズル開口からインク滴
を吐出させることにより、情報を紙上に印刷するように
なっている。
【0003】ところで、最近、個人的に大容量の情報の
記録が可能な情報記録媒体、例えばCD―R等の光ディ
スクが普及してきているが、記録後の光ディスクのラベ
ルも個人的に印刷したいという要望が高まってきてい
る。上記構成のインクジェット式プリンタによれば、光
ディスクをプラスチックやいわゆる極厚紙等で製作した
光ディスク用トレイに位置決め固定して手差しにより供
給することにより、光ディスクのラベルを印刷すること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した情報記録媒体
への印刷方法では、以下の問題がある。すなわち、光デ
ィスク用トレイ内における光ディスクの位置決めは、光
ディスク用トレイに予め設けられているディスク固定用
穴等により、ある程度高い精度を確保することができ
る。
【0005】ところが、光ディスクが位置決め固定され
た光ディスク用トレイはインクジェット式プリンタに手
差しで供給する必要があるため、インクジェット式プリ
ンタ内における光ディスクの位置決めは、例えば光ディ
スク用トレイの縁をインクジェット式プリンタの供給口
の内側面に当接させることにより行っており、高い精度
を確保することは困難である。
【0006】このため、光ディスクの印刷面において印
刷位置ずれが発生し易く、場合よってはインクの付着量
の偏りにより光ディスクの回転むらが発生し、正確な情
報を再生することができないという問題があった。
【0007】また、光ディスクは複数のメーカで製造さ
れているが、各光ディスクの印刷面の仕様は各社各様で
あるため、あるメーカの光ディスクの印刷面で一旦決定
した印刷濃度が、他のメーカの光ディスクの印刷面では
薄すぎたり濃すぎたりするという問題があった。
【0008】本発明は、上記のような種々の課題に鑑み
なされたものであり、その目的は、情報記録媒体におけ
る印刷位置を高精度に設定することができ、また情報記
録媒体における印刷濃度を的確に決定することができる
情報記録媒体への印刷方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明の請求項1に係る情報記録媒体の印刷面に印刷する
方法では、前記情報記録媒体の中心位置を設定して前記
印刷面を印刷することを特徴としている。これにより、
情報記録媒体のセンタ穴に対して同心円内に常に印刷す
ることができるので、情報記録媒体の印刷面内における
インクの付着量の偏りは発生せず、高精度な回転により
正確な情報を再生することができる。
【0010】本発明の請求項2に係る情報記録媒体の印
刷面に印刷する方法では、前記情報記録媒体の中心位置
を設定し、所望の印刷濃度を決定して前記印刷面を印刷
することを特徴としている。これにより、情報記録媒体
のセンタ穴に対して同心円内に常に印刷することができ
ると共に、にじみ等の無い印刷ができるので、情報記録
媒体の印刷面内におけるインクの付着量の偏りは発生せ
ず、高精度な回転により正確な情報を再生することがで
きると共に、見栄えのよい情報記録媒体とすることがで
きる。
【0011】請求項3に係る発明では、請求項1または
2に記載の情報記録媒体への印刷方法において、前記情
報記録媒体は、中心部に円形状のセンタ穴が設けられて
いることを特徴としている。これにより、回転可能な情
報記録媒体が含まれるので、本発明は円盤状、矩形状等
の種々の形状の光ディスク、光磁気ディスク等に適用す
ることが可能となる。
【0012】本発明の請求項4に係る情報記録媒体への
印刷方法では、中心部に円形状のセンタ穴が設けられて
いる情報記録媒体の印刷面に印刷する方法において、少
なくとも前記センタ穴の径より大径の円の円周と、その
円の直交する2本の径とが交わる4つの交点を含む位置
確認パターンを印刷し、前記位置確認パターンの各交点
と前記円の中心とを結ぶ線上であって前記円の中心から
等距離の各点と、前記センタ穴の円周との距離を求め、
前記各径毎の2つの前記距離の平均値を求めて前記情報
記録媒体の中心位置における各径方向のずれ量とし、前
記各径方向のずれ量に基づいて前記情報記録媒体の位置
ずれを修正することにより前記情報記録媒体の中心位置
を設定することを特徴としている。
【0013】これにより、情報記録媒体の位置を定量的
に調整することができるので、印刷精度を向上させ、高
精度な回転により正確な情報を再生することができる。
【0014】本発明の請求項5に係る情報記録媒体への
印刷方法では、中心部に円形状のセンタ穴が設けられて
いる情報記録媒体の印刷面に印刷する方法において、少
なくとも前記センタ穴の径より大径の円の円周と、その
円の直交する2本の径とが交わる4つの交点を含む位置
確認パターンを印刷し、前記位置確認パターンの各交点
と前記円の中心とを結ぶ線上であって前記円の中心から
等距離の各点と、前記センタ穴の円周との距離を求め、
前記各径毎の2つの前記距離の平均値を求めて前記情報
記録媒体の中心位置における各径方向のずれ量とし、前
記各径方向のずれ量に基づいて前記情報記録媒体の位置
ずれを修正することにより前記情報記録媒体の中心位置
を設定し、前記センタ穴の径より大径であって所定の配
色が施されたリングを含む濃度確認パターンを印刷し、
前記配色に基づいて前記所望の印刷濃度を決定すること
を特徴としている。
【0015】これにより、情報記録媒体の位置を定量的
に調整することができると共に、濃度を視覚的に検分す
ることができるので、印刷精度を向上させ、高精度な回
転により正確な情報を再生することができると共に、印
刷品質を向上させ、見栄えを高めることができる。
【0016】請求項6に係る発明では、請求項4または
5に記載の情報記録媒体への印刷方法において、前記位
置確認パターンは、前記円と前記各交点を中心とした前
記各径方向の線分を含むことを特徴としている。これに
より、上記位置ずれ量を計算で求める前に円とセンタ穴
とを目視で比較することができるので、大まかな印刷位
置ずれを把握することができ、また円と線分の交線によ
り上記位置ずれ量を求める際の始点を確定できるので、
距離の測定が容易になる。
【0017】請求項7に係る発明では、請求項4または
5に記載の情報記録媒体への印刷方法において、前記位
置確認パターンは、前記各交点を中心とした略十字状の
マークを含むことを特徴としている。この略十字状のマ
ークにより上記位置ずれ量を求める際の始点を確定でき
るので、距離の測定が容易になる。
【0018】請求項8に係る発明では、請求項4〜7の
何れか一項に記載の情報記録媒体への印刷方法におい
て、前記位置確認パターンは、前記各交点のうち少なく
とも1つの交点の近傍に印刷された位置を示すマークを
含むことを特徴としている。このマークにより印刷位置
ずれの方向を常に正確に把握することができるので、位
置ずれの誤修正を防止することができる。
【0019】請求項9に係る発明では、請求項4〜8の
何れか一項に記載の情報記録媒体への印刷方法におい
て、前記円の各径方向は、インクジェット式プリンタの
主走査方向及び副走査方向であることを特徴としてい
る。これにより、インクジェット式プリンタのヘッドの
送り方向及び光ディスク用トレイの送り方向の位置ずれ
を修正することができるので、印刷精度をより向上させ
ることができる。
【0020】請求項10に係る発明では、請求項5に記
載の情報記録媒体への印刷方法において、前記濃度確認
パターンのリング内は、所定濃度のインクが虹色に配色
されていることを特徴としている。これにより、複数色
の色合いを見ることができるので、綺麗な印刷状態とす
ることができる。
【0021】請求項11に係る発明では、請求項5に記
載の情報記録媒体への印刷方法において、前記濃度確認
パターンのリング内は、少なくとも2種類の濃度のイン
クが配色されていることを特徴としている。これによ
り、その情報記録媒体に最も適した濃度を決定すること
ができるので、見栄えのよい印刷状態とすることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明の実施の形態に係る情報記
録媒体への印刷方法が適用されるインクジェット式プリ
ンタの構成例を示す斜視図である。このインクジェット
式プリンタは、本体101内にインクジェット式プリン
トヘッド100、図示しないヘッド駆動機構やオートシ
ートフィーダ(自動連続給紙機構)が配設され、本体1
01の前面に排紙口102が設けられ、本体101の後
面に手差し用の給紙口103が設けられ、さらに給紙口
103の上部には、オートシートフィーダ用のトレイ1
04が配設されている。
【0024】インクジェット式プリントヘッド100
は、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの計
4色のインクカートリッジ105を備えており、フルカ
ラー印刷が可能なように構成されている。そして、イン
クジェット式プリントヘッド100のインク吐出タイミ
ング及びヘッド駆動機構の走査が、本体101に内蔵さ
れている専用コントローラボード等により制御され、高
精度なインクドット制御、ハーフトーン処理等が実行さ
れるようになっている。
【0025】また、トレイ104に給紙される記録用紙
は、オートシートフィーダにより自動的に送り出され、
図示しない主動(紙送り)ローラと図示しない従動ロー
ラに挟持されてさらに送り出され、排紙口102から排
出されるようになっている。給紙口103に手差しで給
紙される記録用紙は、同様に紙送りローラと従動ローラ
に挟持されて送り出され、排紙口102から排出される
ようになっている。
【0026】トレイ104から給紙される記録用紙とし
ては、普通紙、専用紙、推奨OHPシート、光沢紙、光
沢フィルム、ラベルシート、官製葉書等が利用できる。
手差しで給紙される記録用紙としては、上記各用紙の他
に厚紙、すなわち折り曲げが困難なものが利用できる。
更に、図1に示すように、光ディスクDが位置決め固定
されたプラスチックや極厚紙等で成る光ディスク用トレ
イTも利用できる。
【0027】図2は、本発明の実施の形態に係る情報記
録媒体への印刷方法を説明するためのフローチャートで
あり、図3から図7を参照して説明する。ここで、この
印刷方法は例えばコンピュータプログラムにより実現さ
れるものであり、インクジェット式プリンタが接続され
たコンピュータで使用されている既存のOS(オペレー
ティングシステム)上でユーザの操作により実行される
ようになっている。このため、図2のフローチャートで
は、プログラム側の動作とユーザ側の動作を分けて示し
ており、また本プログラムは既に起動され、インクジェ
ット式プリンタの設定も完了しているものとする。
【0028】先ず、プログラム側は、光ディスクの印刷
面に印刷する情報を描くための編集画面をコンピュータ
のディスプレイ上に表示する(ステップS1)。この編
集画面には、例えば図3に示すように、略中央部に光デ
ィスクの印刷面dpがスケールscと共に表示され、そ
の左側に印刷情報を描くための複数のツールtlが表示
され、それらの上側にはメニューバーmbが表示されて
いる。
【0029】そして、ユーザ側は、図3のメニューバー
mbの中の「ファイル」を選択しクリックしてプルダウ
ンメニューを表示させ、プルダウンメニューの中の「印
刷」を選択してクリックする(ステップS2)。する
と、プログラム側は、印刷条件を設定するための印刷画
面をコンピュータのディスプレイ上に表示する(ステッ
プS3)。この印刷画面には、例えば図4に示すよう
に、「プリンタ機種名」、「印刷部数」、「印刷カラー
補正」、「印刷確認パターン」等が表示されている。
【0030】ここで、ユーザ側は、印刷位置確認を行う
か、印刷濃度確認を行うかを選択し、印刷位置確認を行
う場合は図4の「印刷確認パターン」の中の「印刷位置
確認パターンの印字」をチェックして「OK」ボタンを
クリックする(ステップS4)。すると、プログラム側
は、印刷位置確認が選択されたと判断し(ステップS
5)、印刷位置確認パターンを印字する(ステップS
6)。
【0031】この印刷位置確認パターンは、光ディスク
用トレイに位置決め固定された光ディスクそのものに印
字してもよいが、予め光ディスクの大きさにカットされ
た紙等で成る印刷位置確認用シートを光ディスク用トレ
イに位置決め固定して印刷位置確認用シートに印字する
ようにすれば、コスト低減を図ることができる。
【0032】そして、例えば図5に示すような印刷位置
確認パターンPPを印刷位置確認用シートPSに印字す
る。この印刷位置確認パターンPPは、印刷位置確認用
シートPSに設けられているセンタ穴CHの径より大径
の円CCと、その円CCの直交する2本の径、例えばイ
ンクジェット式プリンタの主走査方向及び副走査方向の
径と円CCの円周とが交わる4つの交点Pa、Pb、P
c、Pdを中心とした各径方向の同一長の線分La、L
b、Lc、Ldとを含んでいる。
【0033】さらに、この印刷位置確認パターンPP
は、円CCの内周側に位置する各線分La、Lb、L
c、Ldの一端を中心として各線分La、Lb、Lc、
Ldと直交する線分la、lb、lc、ldと、各交点
Pa、Pb、Pc、Pdのうち少なくとも1つの交点の
近傍に印刷された位置を示すマークM、この例では交点
Pdの近傍に印刷されたインクジェット式プリンタの正
面側から見たときの位置を示す「右」とを含んでいる。
【0034】その後、ユーザ側は、図5の印刷位置確認
パターンPPが印字された印刷位置確認用シートPSを
取り出して、主走査方向及び副走査方向のずれ量を計算
する(ステップS7)。この計算方法としては、各線分
La、Lb、Lc、Ldと各線分la、lb、lc、l
dとの交点とセンタ穴CHの円周との距離a、b、c、
dを測定し、主走査方向の距離c、dの平均値(c+
d)/2及び副走査方向の距離a、bの平均値(a+
b)/2を計算する。このようにして求めた各平均値
(c+d)/2及び(a+b)/2を光ディスクの中心
位置における主走査方向及び副走査方向のずれ量とす
る。
【0035】そして、ユーザ側は、主走査方向及び副走
査方向のずれ量(c+d)/2及び(a+b)/2が許
容範囲内であると判断したときは、インクジェット式プ
リンタは現状のままで使用する(ステップS8、S
9)。一方、主走査方向及び副走査方向のずれ量(c+
d)/2及び(a+b)/2が許容範囲外であると判断
したときは、図3のメニューバーmbの中の「ファイ
ル」を選択しクリックしてプルダウンメニューを表示さ
せ、プルダウンメニューの中の「印刷位置微調整」を選
択してクリックする。
【0036】すると、プログラム側は、印刷位置微調整
を設定するための印刷位置微調整画面をコンピュータの
ディスプレイ上に表示する。この印刷位置微調整画面に
は、例えば図6に示すように、略中央部に光ディスクd
及び光ディスク用トレイtが印刷位置微調整バーpbと
共に表示されている。そして、ユーザ側は、図6の印刷
位置微調整バーpbを操作し上記主走査方向及び副走査
方向のずれ量を設定して「OK」ボタンをクリックする
(ステップS10)。これにより、プログラム側は、印
刷位置ずれの修正を完了する(ステップS11)。
【0037】一方、ユーザ側は、印刷濃度確認を行う場
合は図4の「印刷カラー補正」の中の「補正なし」をチ
ェックし、さらに「印刷確認パターン」の中の「濃度確
認パターンの印字」をチェックして「OK」ボタンをク
リックする(ステップS14)。すると、プログラム側
は、印刷濃度確認が選択されたと判断し(ステップS
5)、印刷濃度確認パターンを印字する(ステップS1
6)。
【0038】ここで、光ディスクの印刷面の仕様が各メ
ーカ毎に異なるため、実際の印刷状態を判別するには印
刷濃度確認パターンは光ディスク用トレイに位置決め固
定された印刷対象の光ディスクそのものに印字すること
が望ましい。そして、例えば図7に示すような印刷濃度
確認パターンCPを印刷対象の光ディスクDに印字す
る。この印刷濃度確認パターンCPは、光ディスクDの
センタ穴Cの径より大径であって所定濃度のインクが虹
色に配色されたリングRを含んでいる。
【0039】その後、ユーザ側は、図7の印刷濃度確認
パターンCPが印字された印刷対象の光ディスクDを取
り出して、印刷濃度確認パターンCPのにじみの有無を
判定する(ステップS17)。そして、ユーザ側は、印
刷濃度確認パターンCPににじみが無いと判断したとき
は、インクジェット式プリンタは現状のままで使用する
(ステップS18、S19)。
【0040】一方、印刷濃度確認パターンCPににじみ
が有ると判断したときは、図4の「印刷カラー補正」の
中の「薄くする」をチェックして「OK」ボタンをクリ
ックする(ステップS20)。これにより、プログラム
側は、印刷濃度の変更を完了する(ステップS21)。
【0041】以上、本発明を種々の実施形態に関して述
べたが、本発明は以上の実施形態に限られるものではな
く、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、他の
実施形態についても適用されるのは勿論である。
【0042】上述した実施の形態では、位置確認パター
ンPPは、円CCと、線分La、Lb、Lc、Ldと、
線分la、lb、lc、ldと、マークMを含む例を示
したが、少なくともセンタ穴CHの径より大径の円CC
の円周と、その円CCの直交する2本の径とが交わる4
つの交点Pa、Pb、Pc、Pdを含めばよく、例えば
図8(A)に示すように、各交点Pa、Pb、Pc、P
dを中心とした略十字状のマークCa、Cb、Cc、C
dと、マークMを含むようにしてもよい。また、位置確
認パターンPPの印刷回数毎に印刷色を変化させるよう
にすれば、1枚の印刷位置確認用シートPSを複数回使
い回すことができ、コスト削減を図ることができる。
【0043】また、印刷位置のずれ量を計算するとき
は、各線分La、Lb、Lc、Ldと各線分la、l
b、lc、ldとの交点とセンタ穴CHの円周との距離
a、b、c、dを測定するようにしたが、各交点Pa、
Pb、Pc、Pdと円CCの中心とを結ぶ線上であって
円CCの中心から等距離の任意の各点と、センタ穴CH
の円周との距離を測定するようにすればよい。さらに、
印刷位置のずれ量の計算値を用いて印刷位置を自動調整
することも可能である。
【0044】また、濃度確認パターンCPは、所定濃度
のインクが虹色に配色されたリングRとしたが、これに
限定されるものではなく、例えば図8(B)に示すよう
な2種類の濃度のインクが配色されたリングRR、ある
いは3種類以上の濃度のインクが配色されたリングとす
れば、より的確な濃度判定を行うことができる。
【0045】また、情報記録媒体としては円盤状の光デ
ィスクについて説明したが、これに限定されるものでは
なく、矩形状等の異形の光ディスクや光磁気ディスク等
にも本発明は適用可能である。さらに、インクジェット
式プリンタのみならず、種々のプリンタに対して本発明
は適用可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るによ
れば、情報記録媒体のセンタ穴に対して同心円内に常に
印刷することができると共に、にじみ等の無い印刷がで
きる。このため、情報記録媒体の印刷面内におけるイン
クの付着量の偏りは発生せず、高精度な回転により正確
な情報を再生することができると共に、見栄えのよい情
報記録媒体とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る情報記録媒体への印
刷方法が適用されるインクジェット式プリンタの構成例
を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る情報記録媒体への印
刷方法を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態に係る情報記録媒体への印
刷方法で用いる第1の表示画面例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る情報記録媒体への印
刷方法で用いる第2の表示画面例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る情報記録媒体への印
刷方法で用いる印刷位置確認パターンを説明するための
図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る情報記録媒体への印
刷方法で用いる第3の表示画面例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る情報記録媒体への印
刷方法で用いる印刷濃度確認パターンを説明するための
図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る情報記録媒体への印
刷方法で用いる別の印刷位置確認パターン及び印刷濃度
確認パターンを説明するための図である。
【符号の説明】
100 インクジェット式プリントヘッド 101 本体 102 排紙口 103 給紙口 104 トレイ 105 インクカートリッジ
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA05 EA24 EB13 EB27 EB36 EB41 EC07 EC12 EC34 EC35 EC75 EC77 FB01 2C087 AC07 BA07 BD36 CA02 CB10 DA16 2C187 AC08 CD06 5D029 PA02 PA04 5D121 AA04 JJ04 JJ05 JJ09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体の印刷面に印刷する方法に
    おいて、 前記情報記録媒体の中心位置を設定して前記印刷面を印
    刷することを特徴とする情報記録媒体への印刷方法。
  2. 【請求項2】 情報記録媒体の印刷面に印刷する方法に
    おいて、 前記情報記録媒体の中心位置を設定し、 所望の印刷濃度を決定して前記印刷面を印刷することを
    特徴とする情報記録媒体への印刷方法。
  3. 【請求項3】 前記情報記録媒体は、中心部に円形状の
    センタ穴が設けられていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の情報記録媒体への印刷方法。
  4. 【請求項4】 中心部に円形状のセンタ穴が設けられて
    いる情報記録媒体の印刷面に印刷する方法において、 少なくとも前記センタ穴の径より大径の円の円周と、そ
    の円の直交する2本の径とが交わる4つの交点を含む位
    置確認パターンを印刷し、 前記位置確認パターンの各交点と前記円の中心とを結ぶ
    線上であって前記円の中心から等距離の各点と、前記セ
    ンタ穴の円周との距離を求め、 前記各径毎の2つの前記距離の平均値を求めて前記情報
    記録媒体の中心位置における各径方向のずれ量とし、 前記各径方向のずれ量に基づいて前記情報記録媒体の位
    置ずれを修正することにより前記情報記録媒体の中心位
    置を設定することを特徴とする情報記録媒体への印刷方
    法。
  5. 【請求項5】 中心部に円形状のセンタ穴が設けられて
    いる情報記録媒体の印刷面に印刷する方法において、 少なくとも前記センタ穴の径より大径の円の円周と、そ
    の円の直交する2本の径とが交わる4つの交点を含む位
    置確認パターンを印刷し、 前記位置確認パターンの各交点と前記円の中心とを結ぶ
    線上であって前記円の中心から等距離の各点と、前記セ
    ンタ穴の円周との距離を求め、 前記各径毎の2つの前記距離の平均値を求めて前記情報
    記録媒体の中心位置における各径方向のずれ量とし、 前記各径方向のずれ量に基づいて前記情報記録媒体の位
    置ずれを修正することにより前記情報記録媒体の中心位
    置を設定し、 前記センタ穴の径より大径であって所定の配色が施され
    たリングを含む濃度確認パターンを印刷し、 前記配色に基づいて前記所望の印刷濃度を決定すること
    を特徴とする情報記録媒体への印刷方法。
  6. 【請求項6】 前記位置確認パターンは、前記円と前記
    各交点を中心とした前記各径方向の線分を含むことを特
    徴とする請求項4または5に記載の情報記録媒体への印
    刷方法。
  7. 【請求項7】 前記位置確認パターンは、前記各交点を
    中心とした略十字状のマークを含むことを特徴とする請
    求項4または5に記載の情報記録媒体への印刷方法。
  8. 【請求項8】 前記位置確認パターンは、前記各交点の
    うち少なくとも1つの交点の近傍に印刷された位置を示
    すマークを含むことを特徴とする請求項4〜7の何れか
    一項に記載の情報記録媒体への印刷方法。
  9. 【請求項9】 前記円の各径方向は、インクジェット式
    プリンタの主走査方向及び副走査方向であることを特徴
    とする請求項4〜8の何れか一項に記載の情報記録媒体
    への印刷方法。
  10. 【請求項10】 前記濃度確認パターンのリング内は、
    所定濃度のインクが虹色に配色されていることを特徴と
    する請求項5に記載の情報記録媒体への印刷方法。
  11. 【請求項11】 前記濃度確認パターンのリング内は、
    少なくとも2種類の濃度のインクが配色されていること
    を特徴とする請求項5に記載の情報記録媒体への印刷方
    法。
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JP2009112052A (ja) * 2009-02-12 2009-05-21 Seiko Epson Corp ユーザインタフェース装置、その表示方法及びそのプログラム

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