JP2002133578A - 通行案内システム - Google Patents

通行案内システム

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JP2002133578A
JP2002133578A JP2000321018A JP2000321018A JP2002133578A JP 2002133578 A JP2002133578 A JP 2002133578A JP 2000321018 A JP2000321018 A JP 2000321018A JP 2000321018 A JP2000321018 A JP 2000321018A JP 2002133578 A JP2002133578 A JP 2002133578A
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JP
Japan
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magnet
road surface
traffic
guide system
fluid
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JP2000321018A
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English (en)
Inventor
Kenzo Imazu
健三 今津
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Nippon Signal Co Ltd
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Nippon Signal Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通行案内システムの路面設備の検出精度を向
上する。 【解決手段】 通行案内システムは、通行案内用の磁石
20を路面に備える。磁石20への近接により杖10に
収容されたMR流体16の粘度が変化し、その振動特性
が変化する。この振動特性の変化に応じて、杖10を振
った際の感触、杖10が路面に当たった際の打音もしく
は振動等が変化する。したがって、通行区分に応じて異
なる磁界の強さとなるよう磁石を設置することにより、
通行者は、これらの差異に基づいて通行区分をより精度
よく識別することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通路に沿って通行
者を案内する通行案内システムに関し、特に、路面に案
内用の設備を備えたシステムに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】この
ような通行案内システムとしては、既に、案内用の設備
として突起を有した誘導タイルを路面に敷設した視覚障
害者用の通行案内システムが実施されており、当該誘導
タイルは、歩道、駅等の各所に設置されている。このシ
ステムを利用する通行者は、杖を当接させた際の打音も
しくは感触、あるいはこれを踏んだ際の感触等により該
誘導タイルの有無およびその種別を識別し、通行区分を
識別する。このような路面に設けられた案内設備をさら
に容易にまた精度よく検出することができれば、通行者
は、一層安心して通行することができる。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、本発明
にかかる通行案内システムは、通行案内用の磁石を路面
に備え、前記磁石の磁界により、前記磁石に近接する磁
石検出子に収容されたMR流体の粘度を変化させる。
【0004】MR(Magneto-Rheological)流体は、磁
界の強さに応じてその粘度が変化する。このため、磁石
に対する近接/離間によりMR流体の粘度は変化し、こ
れにより、例えば、磁石検出子が路面に当たる時の打音
が変化したり、その時に磁石検出子の基部側に伝達され
る振動が変化したり、あるいは磁石検出子を振った時の
感触が変化したりする。したがって、通行者は、このよ
うな変化により、より容易にかつより精度良く通行区分
を識別することができる。
【0005】また本発明では、通行者に対して注意を促
す要注意領域に前記磁石を備えるのが好適であり、ま
た、さらに該要注意領域以外の案内領域にも磁石を備
え、該要注意領域に備えられる磁石の磁界が、他の案内
領域に備えられる磁石の磁界より強くなるようにするの
が好適である。ここで要注意領域とは、例えば横断歩道
の手前、駅のプラットフォームの境界線、あるいは曲が
り角等の、通行者に対して注意を促す領域を示す。これ
ら各構成によれば、通行者は要注意領域を他の案内領域
と区別してより容易にかつ精度良く認識することができ
る。
【0006】また、本発明にかかる路面ユニットは上向
きの路面突起を備え、該路面突起に磁石を備えるのが望
ましい。このような構成によれば、さらに路面突起の形
状による識別も可能とするため、より容易かつ精度良く
通行区分の識別を行うことができる。
【0007】また、当該磁石検出子におけるMR流体の
収容部は、磁石検出子の長手方向に異なる位置に複数備
えるのが望ましい。このような構成によれば、各収容部
のMR流体に対する磁石からの距離はそれぞれ異なる。
磁界の強さは磁石からの距離が大きくなるほど弱くなる
ため、当該構成により、粘度が増大し固化するMR流体
の収容部の数を磁界の強さに応じて変化させることがで
きる。より具体的には、通行者に注意を促す領域では路
上に強磁界を形成して複数例えば二つの収容部のMR流
体を固化させ、他方、他の案内領域ではそれより弱い磁
界を形成してそれより少ない例えば一つの収容部のMR
流体のみ固化させるようにする。この場合、前記打音あ
るいは伝達される振動は、粘度変化の生じた収容部の数
に応じて変化するため、通行者は、磁界の強さに応じて
より詳細に通行区分(例えば要注意領域か他の案内領域
か等)を識別することができる。
【0008】また本発明では、前記収容部に収容される
MR流体の体積は前記収容部の容積より小さいのが好適
である。このような構成によれば、粘度の差異に応じた
例えば打音、振動あるいは感触などの変化が大きくな
る。これは、磁石検出子の動きによりMR流体の収容姿
勢が変化し、これにより重心の移動あるいは振動伝播路
の変化等が生じることによるものと考えられる。すなわ
ちこのような構成により、通行者はより精度良く通行区
分を識別することが可能となる。
【0009】また本発明では、磁石検出子用のアタッチ
メントにMR流体の収容部を備えてもよい。これによ
り、MR流体を収容した磁石検出子をより簡素な構成と
して実現することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施の形態
について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明
の実施形態にかかる通行案内システム用の磁石検出子と
しての杖10を示す図である。
【0011】本実施形態では、杖10は、基部12と、
基部12の先端部に接合される例えば樹脂製のアタッチ
メント14と、を含み、このアタッチメント14にMR
流体16(16a,16b)の収容室18(18a,1
8b)を備える。このようなアタッチメント14を含む
構成とすることにより、MR流体16の収容室18を形
成する際、あるいは収容室18にMR流体を収容する際
などに磁石検出子全体を取り扱う必要がなく、この磁石
検出子をより容易に製造することができる。なお、この
例では、図1に示すように、アタッチメント14は基部
12に螺設されるが、これらの接合方法はこの方式には
限定されない。
【0012】MR流体16は、路面に設置された磁石2
0の磁界が強いほどその粘度が増加する。このため、磁
石20への近接/離間による磁界の変化により、MR流
体16の粘度が変化する。この粘度の変化により、例え
ば、磁石検出子(例えば杖10)が路面に当たる時の打
音に差が生じたり、その時に基部12側に伝達される振
動に差が生じたり、あるいは杖10を振った際の感触が
変化したりする。通行者は、杖10の基部12を把持し
ている場合には、この基部12側に伝達される振動を、
杖10を把持する手で感じられる振動の違いとして識別
することができる。すなわち、通行区分に応じて磁界が
変化するよう磁石20を設置することにより、通行者は
このような差異(すなわち打音あるいは振動の差異等)
に基づいて通行区分を識別することができる。
【0013】また、MR流体16(16a,16b)の
収容室18(18a,18b)は、磁石検出子の長手方
向に異なる位置に複数例えば二つ備えるのが望ましい。
路面に設置された磁石20による磁界の強さは、当該磁
石20からMR流体16までの距離が大きいほど弱くな
る。このため、磁石20による磁界の強さを通行区分に
応じて異ならせることにより、これら複数のMR流体1
6(16a,16b)の粘度変化を多段に設定すること
ができる。すなわち、所定の領域(例えば要注意領域)
では複数例えば二つの収容室18(18a,18b)の
MR流体16(16a,16b)が固化するように当該
領域での磁界を設定し、別の領域(例えば他の案内領
域)では磁石20に近い側の収容室18bのMR流体1
6bが固化するように当該領域での磁界を設定する。こ
の場合、要注意領域での磁界の強さは、他の案内領域で
の磁界の強さに比して強くなる。このようにすれば、こ
れら領域でそれぞれ上記打音あるいは振動に差異が生じ
るため、通行者は、これらの差異に基づいて通行区分を
より詳細に識別することができる。
【0014】また、収容室18に収容されるMR流体1
6の体積は収容室18の容積より小さいのが好適であ
る。このような構成とすれば、杖10の動きに伴ってM
R流体16に作用する慣性力により収容室18内におけ
るMR流体16の収容姿勢が変化する。これによりさら
に上記打音あるいは上記伝達される振動が変化するの
で、通行者は、より精度良く通行区分を識別することが
可能となる。
【0015】次に、図2を参照して路面ユニットについ
て説明する。図2は、本実施形態にかかる通行案内シス
テム用の路面ユニットとしての路面タイル30を示す図
である。このうち、図2(a)は路面タイル30の平面
図、図2(b)は図2(a)のA−A断面図である。こ
の路面タイル30は、基体部32から路面上側に向けて
突出する例えば円錐台形状の路面突起34を複数備え、
該路面突起34が例えば円盤状の磁石20を内包する。
路面突起34を備えることにより、通行者は、この路面
突起34の形状により、より精度よく通行区分を識別す
ることができる。なお、この路面タイル30を、視覚障
害者用の点字誘導タイルとして構成することができる。
【0016】次に、路面ユニットとしての上記路面タイ
ル30を歩道に設置した通行案内システム50について
図3を参照して説明する。図3は、本実施形態にかかる
通行案内システム50における路面タイル30の配置の
一例を示す図である。
【0017】この通行案内システム50では、路面タイ
ル30は、要注意領域としての横断歩道38手前の歩道
40上に設置された要注意領域用タイル30aと、要注
意領域以外の他の案内領域としての歩道40に沿って設
置された案内領域用タイル30bとを備える。ここで、
要注意領域用タイル30aの磁界は、案内領域用タイル
30bの磁界と異なる例えば強くなるように構成する。
路面タイル30における磁界の強さは、例えば磁石自体
の磁界の強さにより調整してもよいし、また各タイル3
0a,30bに含める磁石の数により調整してもよい。
MR流体の粘度は磁界の強さに応じて変化するため、こ
のような構成によれば、これら領域間で、磁石検出子と
MR流体との打音、あるいはその際の振動の伝達の差異
が生じる。このため通行者は、要注意領域をより容易に
かつ精度良く認識することができる。さらに、前述した
ように、この通行案内システムで用いられる磁石検出子
(例えば杖10)としては長手方向の位置の異なる複数
の収容室18を備えるのが好適である。
【0018】なお、本発明は上記実施形態には限定され
ない。例えば、路面ユニットは、例えばシートあるいは
錨等の他の構成を採用してもよいし、磁石を道路あるい
は通路に直接設置してもよい。また、磁石としてシート
状の磁性体を用いてもよい。また、磁石検出子は、上記
の杖以外にも、例えば靴あるいは傘として構成すること
ができる。靴とした場合には、例えば路面と靴底との打
音、あるいは足裏の感触等に基づいて、また傘とした場
合には、例えば路面と傘先端部との打音、あるいは把持
部の感触などに基づいて、それぞれより精度良く通行区
分を識別することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
路面に磁石を設置し、該磁石への近接によって磁石検出
子に収容したMR流体の粘度を変化させることにより、
より精度の高い通行案内が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかる通行案内システム
用の磁石検出子としての杖の構成図(一部断面図)であ
る。
【図2】 本発明の実施形態にかかる通行案内システム
用の路面ユニットとしての路面タイルの概略構成図(一
部断面図)である。
【図3】 本発明の実施形態にかかる通行案内システム
の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 杖(磁石検出子)、14 アタッチメント、16
(16a,16b)MR流体、18(18a,18b)
収容室、20 磁石、30 路面タイル(路面ユニッ
ト)、34 路面突起。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通行案内用の磁石を路面に備え、 前記磁石の磁界により、前記磁石に近接する磁石検出子
    に収容されたMR流体の粘度を変化させることを特徴と
    する通行案内システム。
  2. 【請求項2】 通行者に対して注意を促す要注意領域に
    前記磁石を備えることを特徴とする請求項1に記載の通
    行案内システム。
  3. 【請求項3】 前記要注意領域以外の案内領域に前記磁
    石を備え、 前記要注意領域に備えられる磁石の磁界が、前記案内領
    域に備えられる磁石の磁界より強いことを特徴とする請
    求項2に記載の通行案内システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の通行
    案内システムに用いられる磁石を備えた通行案内システ
    ム用路面ユニット。
  5. 【請求項5】 前記路面ユニットは上向きの路面突起を
    備え、該路面突起が前記磁石を含むことを特徴とする請
    求項4に記載の路面ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至3のいずれかに記載の通行
    案内システムに用いられ、MR流体の収容部を備える通
    行案内システム用磁石検出子。
  7. 【請求項7】 前記収容部を長手方向に異なる位置に複
    数備えることを特徴とする請求項6に記載の通行案内シ
    ステム用磁石検出子。
  8. 【請求項8】 前記収容部に収容されるMR流体の体積
    が前記収容部の容積より小さいことを特徴とする請求項
    6または7に記載の通行案内システム用磁石検出子。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至3のいずれかに記載の通行
    案内システムに用いられる磁石検出子用のアタッチメン
    トであって、MR流体の収容部を備えるアタッチメン
    ト。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100848332B1 (ko) 2006-12-06 2008-07-25 안승범 진동교통신호기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100848332B1 (ko) 2006-12-06 2008-07-25 안승범 진동교통신호기

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