JP2002133529A - 決済システム - Google Patents

決済システム

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JP2002133529A
JP2002133529A JP2000319719A JP2000319719A JP2002133529A JP 2002133529 A JP2002133529 A JP 2002133529A JP 2000319719 A JP2000319719 A JP 2000319719A JP 2000319719 A JP2000319719 A JP 2000319719A JP 2002133529 A JP2002133529 A JP 2002133529A
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JP
Japan
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amount
settlement
card
payment
terminal
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Application number
JP2000319719A
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English (en)
Inventor
Yuji Iida
雄二 飯田
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 販売員がカード決済の決済金額を誤入力した
場合にその誤入力された決済金額でカード決済が処理さ
れるのを未然に防止する。 【解決手段】 POSターミナル1の演算手段により算
出された1商取引の合計金額とカード決済用ターミナル
3の金額入力手段により入力された1商取引の決済金額
とを比較する。そして、1商取引の合計金額と決済金額
とが一致したときカード決済用ターミナル3のカードリ
ーダで読取ったカード情報に基づき当該1商取引の決済
処理を行なう。一致しないときには、決済処理を行なわ
ない。また、合計金額が決済金額より大きいときには決
済金額で決済処理を行ない、差額を不足額とし、合計金
額が決済金額より小さいときには合計金額で決済処理を
行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレジットカード
やデビットカード等の決済用カードを用いた決済システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】商品の売場とPOS(Point Of Sales)
ターミナル等の商品登録用ターミナルが置かれた会計場
所とが分離されていて、販売員が売場で接客を行なう形
式の小売店では、顧客から商品の購入申し出を受けた販
売員は先ず、電卓等を用いて購入商品の代金に応じた請
求金額を計算して顧客に提示しその決済方法を尋ねる。
ここで、顧客が現金決済を申し出た場合には請求金額相
当の現金を顧客から預かり、その現金と購入商品を持っ
て会計場所まで行く。そして購入商品の販売データを商
品登録用ターミナルに登録し、さらにこの商品登録に対
して現金の預かり締め処理を行なう。こうすることによ
り、商品登録用ターミナルからレシートが発行されると
ともに釣銭額が表示されるので、販売員は、このレシー
トと商品、さらに釣銭がある場合にはその釣銭を持って
売場に戻り顧客に手渡して、当該顧客との1商取引を終
えていた。
【0003】一方、顧客がデビットカード決済やクレジ
ットカード決済を申し出た場合には、デビットカード対
応のキャッシュカードまたはクレジットカードを顧客か
ら預かり、そのカードを持って会計場所まで行く。そし
て購入商品の販売データを商品登録用ターミナルに登録
し、さらにこの商品登録に対してカード締め処理を行な
う。こうすることにより、商品登録用ターミナルにおい
て当該カードでの決済を承認するか否かを問合わせるオ
ーソリゼーションが実行され、カードが承認されるとカ
ード決済の取引伝票が発行されるので、販売員はこの伝
票と商品を持って売場に戻り顧客に手渡して、当該顧客
との1商取引を終えていた。なお、クレジットカード決
済の場合には取引伝票として店控え用と顧客控え用の2
部が発行されるので、店控え用の伝票に顧客から署名を
してもらい、その署名された伝票を販売員が預かってい
た。また、デビットカード決済の場合には、顧客自身に
よる暗証コードの入力が必要なので、販売員は暗証コー
ド入力用のピンパッドを携帯しており、顧客に暗証コー
ドの入力を行なわせていた。
【0004】しかしながら、商品の売場と会計場所とが
分離されている小売店では、商品を購入する顧客がクレ
ジットカードやデビットカード等の決済用カードを用い
た決済を申し出た場合に、販売員が顧客から預かった決
済用カードを持って会計場所に行ってしまうため、顧客
は、決済用カードのカード情報が不正に読取られて偽造
カードが作られないか不安であった。
【0005】そこでこのような顧客の不安を解消するた
めに、近年、無線回路を内蔵したハンディタイプのカー
ド決済用ターミナルが開発され、実用に供されている。
このカード決済用ターミナルは、カードの種別にそれぞ
れ対応しており、デビットカード対応の決済用ターミナ
ルの場合、キャッシュカードのカードデータを読取るカ
ードリーダと、決済金額や暗証コードを入力するための
キーボードと、取引伝票を印字発行するプリンタとを備
えていた。そして、カードリーダでキャッシュカードの
カードデータを読取るとともに入力手段を介して決済金
額及び暗証コードが入力されると、無線通信を利用して
オーソリゼーションを実行し、決済が承認されるとプリ
ンタより取引伝票を印字発行するものとなっていた。こ
のようなハンディタイプのカード決済用ターミナルを用
いることにより、販売員は売場にて顧客の目の前で決済
用カードを取扱って決済を行ない、決済が終了するとそ
の場でカードを顧客に返却するので、決済用カードでの
決済を申し出た顧客から信頼が得られていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハンディタイプのカード決済用ターミナルを用いた決済
システムにおいては、カード決済用ターミナルの入力手
段を介して入力された決済金額で決済処理が行なわれて
いたので、販売員が決済金額を誤入力した場合に実際の
請求金額ではなくその誤った金額で決済処理が行なわれ
てしまう不具合があった。
【0007】そこで本発明は、カード決済用ターミナル
に対して販売員がカード決済の決済金額を誤入力した場
合にその誤入力された決済金額でカード決済が処理され
るのを未然に防止できる決済システムを提供しようとす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、1商取引とし
て売上げる客買上商品の販売データを登録する商品登録
手段及びこの商品登録手段により登録された商品販売デ
ータに基づいて1商取引の合計金額を算出する演算手段
を備えた商品登録用ターミナルと、1商取引の決済が可
能な決済用カードのカード情報を読取るカードリーダ及
び前記決済用カードで決済する1商取引の決済金額を入
力する金額入力手段を備えたカード決済用ターミナル
と、前記商品登録用ターミナルと前記カード決済用ター
ミナルとの双方向のデータ通信を司る通信手段とからな
る決済システムに関する発明であり、特に、請求項1記
載の発明は、商品登録用ターミナルの演算手段により算
出された1商取引の合計金額とカード決済用ターミナル
の金額入力手段により入力された1商取引の決済金額と
を比較する比較手段を設け、この比較手段により1商取
引の合計金額と決済金額とが一致したときカード決済用
ターミナルのカードリーダで読取ったカード情報に基づ
き当該1商取引の決済処理を行なうようにしたものであ
る。
【0009】また、請求項2記載の発明は、上記請求項
1記載の発明において、比較手段により1商取引の合計
金額が決済金額より大きいときには決済金額でカード決
済用ターミナルのカードリーダで読取ったカード情報に
基づき当該1商取引の決済処理を行なうとともに合計金
額と決済金額との差額を不足額として表示し、1商取引
の合計金額が決済金額より小さいときには合計金額を決
済金額としてカード決済用ターミナルのカードリーダで
読取ったカード情報に基づき当該1商取引の決済処理を
行なうようにしたものである。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明と同様の比較手段を設け、この比較手段により
1商取引の合計金額と決済金額とが一致したときにはそ
の決済金額でカード決済用ターミナルのカードリーダで
読取ったカード情報に基づき当該1商取引の決済処理を
行ない、一致しないときには決済金額の訂正入力を強制
し、訂正入力された決済金額でカード決済用ターミナル
のカードリーダで読取ったカード情報に基づき当該1商
取引の決済処理を行なうようにしたものである。
【0011】また、請求項4記載の発明は、上記請求項
3記載の発明において、決済用カードが暗証コードの入
力を必要とするカードであるとき、訂正入力する決済金
額がカード決済用ターミナルの金額入力手段により入力
された1商取引の決済金額より高額の場合には暗証コー
ドの入力を強制し、決済金額より低額の場合には暗証コ
ードの入力を省略するようにしたものである。
【0012】また、請求項5記載の発明は、カード決済
用ターミナルのカードリーダにより決済用カードのカー
ド情報が読取られるとともに金額入力手段により1商取
引の決済金額が入力されると、その決済金額でカード情
報に基づき当該1商取引の決済処理を行なう決済処理手
段と、この決済処理手段により決済処理された決済金額
と商品登録用ターミナルの演算手段により算出された1
商取引の合計金額とを比較する比較手段とを設け、この
比較手段により1商取引の合計金額と決済金額とが一致
しなかったときには決済処理手段により処理された決済
処理を無効にするようにしたものである。
【0013】さらに、請求項6記載の発明は、上記請求
項5記載の発明において、比較手段により1商取引の合
計金額と決済金額とが一致せず決済処理を無効にした
後、決済金額の訂正入力を強制し、訂正入力された決済
金額でカード決済用ターミナルのカードリーダにより読
取られたカード情報に基づき当該1商取引の決済処理を
行なうようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をデビットカード決
済に適用した実施の形態について、図面を参照しながら
説明する。はじめに、この出願の請求項1及び2記載の
発明に対応した第1の実施の形態について述べる。
【0015】図1はこの第1の実施の形態の全体構成図
で、この実施の形態の決済システムは、据置き型の商品
登録用ターミナルとして機能するPOSターミナル1
と、デビットカード対応のキャッシュカード2に記録さ
れたカードデータを読取るカードリーダ307(図2を
参照)を備えたハンディタイプのカード決済用ターミナ
ル3とからなる。そして、赤外線を利用した光通信によ
り、POSターミナル1とカード決済用ターミナル3と
が双方向のデータ通信を行なえるように通信手段を構成
している。なお、通信手段は、光通信を利用したものに
限定されるものではなく、例えばブルートゥース(Blue
tooth)等のインタフェース仕様を利用した無線通信
や、USB(Universal Serial Bus)等のシリアルイン
タフェース仕様を利用した有線通信により双方向のデー
タ通信を行なえるように構成したものであってもよい。
【0016】POSターミナル1は、店の売場とは分離
された会計場所に設置されている。カード決済用ターミ
ナル3は、売場担当の店員である販売員が携帯し、売場
にて商品を購入する顧客がデビットカード決済を申し出
た場合に使用されるものである。
【0017】POSターミナル1には、LAN(Local
Area Network)等の通信回線4により当該POSターミ
ナル1の上位機種として機能するストアコントローラ5
が接続されており、このストアコントローラ5を介して
キャッシュカード発行元の各金融機関ホストとオンライ
ンで接続されている。また、ストアコントローラ5には
売場の例えば天井部に設置された無線部6が接続されて
おり、この無線部6を介して売場内のカード決済用ター
ミナル3とストアコントローラ5との間で無線により双
方向のデータ通信を行なえるようになっている。
【0018】図2はPOSターミナル1及びカード決済
用ターミナル3のそれぞれの要部構成を示すブロック図
であり、POSターミナル1及びカード決済用ターミナ
ル3は、いずれも制御部本体としてCPU(Central Pr
ocessing Unit)101,301を搭載している。
【0019】またPOSターミナル1は、商品販売デー
タの登録や1商取引の決済を制御するプログラム等の固
定的データを予め格納したROM(Read Only Memory)
102、商品販売データの登録処理や1商取引の決済処
理等で使用する各種のメモリエリアが形成されるRAM
103、ドロワを開放させるドロワ開放機構(不図示)
への駆動信号の出力等を行なうI/O(Input/Outpu
t)ポート104、通信回線4を介して接続されるスト
アコントローラ5との間の双方向のデータ通信を司る通
信インタフェース105、光通信を利用したカード決済
用ターミナル3との間の双方向のデータ通信を司る光通
信インタフェース106を搭載している。そして、CP
U101と、ROM102,RAM103,I/Oポー
ト104,通信インタフェース105及び光通信インタ
フェース106とを、アドレスバス,データバス等のバ
スライン107で接続している。
【0020】さらにPOSターミナル1は、デビットカ
ード対応のキャッシュカード2に記録されたカードデー
タを読取るカードリーダ108、バーコードを光学的に
読取るためのスキャナ109、置数キー,預/現計キ
ー,デビット計キー等の各種キーが配設されたキーボー
ド110、オペレータ用及び客用の各表示器111、レ
シート印字等を行なうプリンタ112などの各種入出力
機器を備えており、各入出力機器は、それぞれインタフ
ェース回路(不図示)を介してCPU101にバス接続
されている。
【0021】因みに、キーボード110の預/現計キー
は、1商取引の決済を現金決済で処理することを宣言す
る登録締めキーであり、デビット計キーは、デビットカ
ード決済で処理することを宣言する登録締めキーであ
る。
【0022】カード決済用ターミナル3は、前記CPU
301の他、デビットカード決済を制御するプログラム
等の固定的データを格納したROM302、各種データ
を格納するためのメモリエリアが形成されるRAM30
3、無線送信するデータの変調や無線通信により受信し
たデータの復調などを行なう無線回路304、光通信を
利用したPOSターミナル1との間の双方向のデータ通
信を司る光通信インタフェース305を搭載している。
そして、CPU301と、ROM302,RAM30
3,無線回路304及び光通信インタフェース305と
を、アドレスバス,データバス等のバスライン306で
接続している。
【0023】またカード決済用ターミナル3は、前記カ
ードリーダ307の他、決済金額や暗証コード等を入力
するための各種キーが配設されたキーボード308、キ
ー入力された決済金額やメッセージ等を表示可能な表示
器309、取引伝票等を印字するプリンタ310などの
各種入出力機器を備えており、各入出力機器は、それぞ
れインタフェース回路(不図示)を介してCPU301
にバス接続されている。
【0024】かかる構成のカード決済用ターミナル3
は、特に、CPU301がデビットカード決済に対して
図3の流れ図に示す処理を実行するように、ROM30
2のプログラムを構成している。すなわちCPU301
は、ST(ステップ)1としてカードリーダ307にデ
ビットカード対応のキャッシュカード2が装着されるの
を待機する。そして、キャッシュカード2が装着された
ならば、カードリーダ307にデータ読取りコマンドを
送信して当該キャッシュカード2に記録されたカードデ
ータを読取らせ、読取ったカードデータをRAM303
に一時格納する。この場合において、キーボード308
にカードデータの読取りを指令するキーを設け、このキ
ーの入力に応じてカードリーダ307にデータ読取りコ
マンドを送信して当該キャッシュカード2に記録された
カードデータを読取らせるようにしてもよい。
【0025】次にCPU301は、ST2として決済金
額が入力されるのを待機する。そして、金額入力手段を
構成するキーボード308からのキー入力により決済金
額が入力されたならば、その決済金額をRAM303に
一時格納する。このとき、その決済金額を表示器309
に表示させる。次に、ST3として当該キャッシュカー
ド2の暗証コードが入力されるのを待機する。そして、
暗証コード入力手段を構成するキーボード308により
暗証コードが入力されたならば、その暗証コードをRA
M303に一時格納する。このとき、暗証コードの入力
桁数を示すマーク(例えば「*」)を表示器309に表
示させる。
【0026】次に、ST4としてキーボード308に配
設された送信キーが押下されるのを待機する。そして、
送信キーが押下されたならば、ST5としてRAM30
3に一時格納したカードデータ,決済金額及び暗証コー
ドの各データを読出し、これらのデータを光通信インタ
フェース305から光通信を利用してPOSターミナル
1へ順次送信する。そしてデータ送信完了後、ST6と
してPOSターミナル1からの応答受信を待機する。こ
こで、データ送信完了から一定時間内にPOSターミナ
ル1からの応答信号を光通信インタフェース305で受
信し、ST7としてその受信した応答信号がデビットカ
ード決済を承認する正常応答信号であった場合には、S
T8としてその正常応答信号に含まれる決済金額等の内
容を表示器309に表示させる。また、ST9としてそ
の決済金額等を含むデビットカード決済の取引伝票印字
データを作成し、プリンタ310を駆動させて当該取引
伝票を印字発行させる。以上で、1商取引に対するデビ
ットカード決済処理を終了する。
【0027】なお、ST2乃至4の各待機状態におい
て、キーボード308に配設された取消キーが入力され
た場合には、デビットカード決済の取消が宣言されたの
で、その時点でこの処理を終了する。
【0028】また、ST6の応答待機状態において、一
定時間を経過してもPOSターミナル1からの応答が得
られない場合には、データ通信のエラーとしてエラーメ
ッセージを表示器309に表示させる。その後、ST4
に戻り、再度、送信キーが押下されたならばST5に進
み、カードデータ,決済金額及び暗証コードの再送信を
制御する。
【0029】また、ST7においてPOSターミナル1
からの応答信号がエラー応答信号の場合には、デビット
カード決済が承認されなかったので、その旨を示すエラ
ーメッセージを表示器309に表示させて、この処理を
終了する。
【0030】一方、POSターミナル1は、特に、CP
U101が1商取引に対して図4及び図5の流れ図に示
す処理を実行するように、ROM102のプログラムを
構成している。すなわちCPU101は、ST1として
スキャナ109及びキーボード110の商品登録手段に
より1商取引として売上げる客買上商品の販売データが
登録され、続いて、ST2としてその登録終了を宣言す
る締めキーが入力されたことを検知すると、ST3とし
て登録された商品の価格とそれぞれの外税額とを加算し
た買上合計金額を計算する(演算手段)。
【0031】次に、ST4として入力された締めキーが
デビット計キーであるか、他の預/現計キー等であるか
を判断する。ここで、入力締めキーがデビット計キー以
外の場合には、それぞれ該当する決済方法で決済処理を
実行する。
【0032】入力締めキーがデビット計キーの場合に
は、デビットカード決済による登録締めが宣言されたの
で、ST5としてカード決済用ターミナル3からデビッ
トカード決済に必要なカードデータ,決済金額及び暗証
コードの各データが光通信により送られてくるのを待機
する。そして、ST6として光通信インタフェース10
6を介して上記カードデータ,決済金額及び暗証コード
の各データを受信することに成功したならば、ST7と
してカード決済用ターミナル3から受信した決済金額と
ST3の演算処理で算出した買上合計金額とを比較し
て、金額が一致しているか否かを判断する(比較手
段)。
【0033】ここで、決済金額と買上合計金額とが一致
していることを確認した場合には、ST8としてカード
決済用ターミナル3から受信したカードデータで指定さ
れるキャッシュカード発行元の金融機関ホストに対し、
同じくカード決済用ターミナル3から受信した決済金額
のデビットカード決済を承認するか否かをストアコント
ローラ5を介して問合わせるオーソリゼーションを実行
する。その結果、ST9として問合せ先金融機関ホスト
からの応答信号をストアコントローラ5を介して受信
し、ST10としてその応答信号が当該キャッシュカー
ドで指定される口座に当該決済金額以上の残高がありデ
ビットカード決済を承認する応答信号であった場合に
は、ST11としてデビットカード決済の締め処理を実
行する。この処理は、カード決済用ターミナル3から受
信した決済金額をデビットカード決済金額として表示器
111に表示させる処理や、RAM103の取引別メモ
リに当該決済金額をデビットカード決済による売上金額
として累計する処理等を含む。次に、ST12として当
該決済金額を含む正常応答信号を生成し、光通信インタ
フェース106から光通信を利用してカード決済用ター
ミナル3へ送信する。しかる後、ST13としてプリン
タ112を駆動させて当該1商取引の登録内容及び締め
内容を示すレシートを印字発行させたならば、この1商
取引に対する処理を終了する。
【0034】一方、ST7にて決済金額と買上合計金額
とを比較した結果、一致していないことを確認した場合
には、ST14としてRAM103のオプションフラグ
をチェックして、決済金額と買上合計金額とが不一致で
も決済を許可する設定になっているか否かを判断する。
なお、このオプションフラグは任意に設定を変更するこ
とができるものであり、店の方針等により予め決済金額
と買上合計金額とが不一致でも決済を許可するか否かを
設定している。
【0035】ここで、当該オプションフラグが不一致の
場合に決済を許可しない設定になっていた場合には、S
T15として表示器111にデビットカード決済がエラ
ーである旨のメッセージを表示させる。しかる後、ST
16としてエラー応答信号を光通信インタフェース10
6から光通信を利用してカード決済用ターミナル3へ送
信したならば、この1商取引に対する処理を終了する。
【0036】一方、ST14にてオプションフラグが不
一致の場合でも決済を許可する設定になっていた場合に
は、ST17として決済金額と買上合計金額の大小比較
を行なう。そして、買上合計金額の方がカード決済用タ
ーミナル3から受信した決済金額より大きい場合には、
ST18として該当するキャッシュカード発行元の金融
機関ホストに対し、カード決済用ターミナル3から受信
した決済金額のデビットカード決済を承認するか否かを
問合わせるオーソリゼーションを実行する。その結果、
ST19として問合せ先の金融機関ホストからの応答信
号をストアコントローラ5を介して受信し、ST20と
してその応答信号が当該キャッシュカードで指定される
口座に当該決済金額以上の残高がありデビットカード決
済を承認する応答信号であった場合には、ST21とし
てデビットカード決済の締め処理を実行する。この処理
は、カード決済用ターミナル3から受信した決済金額を
デビットカード決済金額として、また買上合計金額から
決済金額を減じた差額を不足額としてそれぞれ表示器1
11に表示させる処理や、RAM103の取引別メモリ
に当該決済金額をデビットカード決済による売上金額と
して累計する処理等を含む。また、ST22としてデビ
ットカード決済金額,不足額及び不足額がある旨のメッ
セージデータを含む正常応答信号を生成し、光通信イン
タフェース106から光通信を利用してカード決済用タ
ーミナル3へ送信する。しかる後、不足額を現金等で決
済させる不足処理(レシート発行も含む)を実行するよ
うにして、1商取引に対する処理を終了する。
【0037】一方、ST17にて買上合計金額の方がカ
ード決済用ターミナル3から受信した決済金額より小さ
い場合には、ST23として該当するキャッシュカード
発行元の金融機関ホストに対し、当該POSターミナル
1で算出した買上合計金額のデビットカード決済を承認
するか否かを問合わせるオーソリゼーションを実行す
る。その結果、ST24として問合せ先の金融機関ホス
トからの応答信号をストアコントローラ5を介して受信
し、ST25としてその応答信号が当該キャッシュカー
ドで指定される口座に当該買上合計金額以上の残高があ
りデビットカード決済を承認する応答信号であった場合
には、ST26としてデビットカード決済の締め処理を
実行する。この処理は、当該POSターミナル1で算出
した買上合計金額をデビットカード決済金額として表示
器111に表示させる処理や、RAM103の取引別メ
モリに当該買上合計金額をデビットカード決済による売
上金額として累計する処理等を含む。次に、ST27と
してデビットカード決済金額(買上合計金額)及び決済
金額に変更がある旨のメッセージデータを含む正常応答
信号を生成し、光通信インタフェース106から光通信
を利用してカード決済用ターミナル3へ送信する。しか
る後、ST28としてプリンタ112を駆動させて当該
1商取引の登録内容及び締め内容を示すレシートを印字
発行させたならば、1商取引に対する処理を終了する。
【0038】なお、ST8,ST18及びST23の各
オーソリゼーション実行に対し、一定時間を経過しても
問合せ先の金融機関ホストからの応答信号を受信できな
いか、デビットカード決済を承認しない応答信号を受信
した場合には、ST14にてオプションフラグが不一致
の場合に決済を許可しない設定になっている場合と同様
に、表示器111にデビットカード決済がエラーである
旨のメッセージを表示させるとともに(ST15)、エ
ラー応答信号を光通信インタフェース106から光通信
を利用してカード決済用ターミナル3へ送信して(ST
16)、1商取引に対する処理を終了するものとなって
いる。
【0039】このようにプログラム制御されたPOSタ
ーミナル1及びカード決済用ターミナル3を使用した本
実施の形態の決済システムにおいては、売場にて顧客か
ら商品の購入申し出を受けた販売員は先ず、電卓等を用
いて購入商品の代金に応じた請求金額を計算して顧客に
提示しその決済方法を尋ねる。ここで、顧客がデビット
カード決済を申し出た場合には、販売員はカード決済用
ターミナル3を取出し、顧客から預かったデビットカー
ド対応のキャッシュカード2を当該カード決済用ターミ
ナル3のカードリーダ307に装着してそのカードデー
タを読取らせる。また、電卓等で算出した請求金額を決
済金額として当該カード決済用ターミナル3のキーボー
ド308から入力する。次いで、カード決済用ターミナ
ル3を顧客に渡し、顧客にキャッシュカード2の暗証コ
ードをキーボード308から入力してもらう。暗証コー
ドの入力を終えたならば、カード決済用ターミナル3を
顧客から受取り、カードリーダ307からキャッシュカ
ード2を外して客に返す。
【0040】ここで販売員は、顧客に売場で待ってもら
うように指示したならば、客購入商品を持って会計場所
まで行く。そして、会計場所に置かれたPOSターミナ
ル1のスキャナ109及びキーボード110を操作して
当該客購入商品の登録を行ない、登録終了後、デビット
計キーを押下して登録締めを宣言する。また、カード決
済用ターミナル3の光通信インタフェース305をPO
Sターミナル1の光通信インタフェース106に対向さ
せた状態で、カード決済用ターミナル3の送信キーを押
下する。
【0041】そうすると、カード決済用ターミナル3か
ら当該顧客から預かったキャッシュカード2のカードデ
ータと、販売員がキー入力した決済金額と、顧客がキー
入力した暗証コードの各データが、光通信によりPOS
ターミナル1に送信される。これにより、POSターミ
ナル1においては、カード決済用ターミナル3から受信
した決済金額と、当該POSターミナル1で算出された
登録商品の買上合計金額とが比較される。その結果、決
済金額と買上合計金額とが一致した場合、つまり販売員
がキー入力した決済金額に間違いがない場合には、その
決済金額で当該キャッシュカード2の発行元金融機関ホ
ストに対してオーソリゼーションが実行される。そし
て、その決済金額に対するデビットカード決済が承認さ
れると、プリンタ112によりレシートが印字発行され
るとともに、決済金額を含む正常応答信号が光通信によ
りカード決済ターミナル3に送信される。これにより、
カード決済ターミナル3においては、プリンタ310に
より取引伝票が印字発行されるので、販売員は売場に戻
り、顧客に商品,レシート及び取引伝票を渡して、当該
顧客との1商取引を終了する。
【0042】これに対し、POSターミナル1におい
て、カード決済用ターミナル3から受信した決済金額
と、当該POSターミナル1で算出された登録商品の買
上合計金額とを比較した結果、決済金額と買上合計金額
とが一致しなかった場合には、不一致でも決済を許可す
る設定になっているか否かが判断される。ここで、不一
致の場合に決済を許可しない設定になっていた場合に
は、POSターミナル1の表示器111にデビットカー
ド決済がエラーである旨のメッセージが表示される。ま
た、エラー応答信号が光通信によりカード決済ターミナ
ル3に送信される。これにより、カード決済ターミナル
3においては、デビットカード決済が承認されなかった
旨を示すエラーメッセージが表示器309に表示され
る。したがって、カード決済用ターミナル3にキー入力
された決済金額が誤っていた場合には、その誤った決済
金額でデビットカード決済処理が実行されることはな
い。
【0043】一方、カード決済用ターミナル3から受信
した決済金額と、POSターミナル1で算出された登録
商品の買上合計金額とが一致しなかった場合でも決済を
許可する設定になっていた場合には、買上合計金額の方
がカード決済用ターミナル3から受信した決済金額より
大きいときと小さいときとで処理が異なる。すなわち、
買上合計金額の方が決済金額より大きいときには、その
決済金額で当該キャッシュカード2の発行元金融機関ホ
ストに対してオーソリゼーションが実行される。そし
て、デビットカード決済が承認されると、買上合計金額
から決済金額を減じた差額が不足額として表示器111
に表示されるとともに、決済金額及び不足額と不足メッ
セージとを含む正常応答信号が光通信によりカード決済
ターミナル3に送信される。これにより、カード決済タ
ーミナル3においては、決済金額及び不足額と不足額が
ある旨を示すメッセージデータが表示器309に表示さ
れるとともに取引伝票が印字発行される。したがって、
売場に戻った販売員は、不足額について顧客から例えば
現金で支払いを受ければよい。
【0044】これに対し、買上合計金額の方が決済金額
より小さいときには、買上合計金額で当該キャッシュカ
ード2の発行元金融機関ホストに対してオーソリゼーシ
ョンが実行される。そして、デビットカード決済が承認
されると、買上合計金額がデビットカード決済金額とし
て表示器111に表示されるとともに、レシートが印字
発行される。また、その買上合計金額と決済金額変更メ
ッセージとを含む正常応答信号が光通信によりカード決
済ターミナル3に送信される。これにより、カード決済
ターミナル3においては、決済金額を買上合計金額に変
更したことを示すメッセージデータが表示器309に表
示されるとともに取引伝票が発行される。したがって、
売場に戻った販売員は、決済金額が買上合計金額に変更
されたことを顧客に通知すればよい。
【0045】このように、販売員がカード決済用ターミ
ナル3に入力する決済金額を実際の買上合計金額よりも
低い額に間違えた場合には、顧客が確認済の上記決済金
額で取り敢えずデビットカード決済処理が実行され、残
りについては不足額として現金などの他の決済方法で決
済することが可能なので、カード決済用ターミナル3に
キー入力された決済金額が誤っていた場合でも最初から
デビットカード決済処理をやり直しする手間がない。逆
に、販売員がカード決済用ターミナル3に入力する決済
金額を実際の買上合計金額よりも高い額に間違えた場合
には、その実際の買上合計金額でデビットカード決済処
理が実行されるので、誤った決済金額がデビットカード
決済が処理されることはなく、やはり最初からデビット
カード決済処理をやり直しする手間を省略できる。
【0046】なお、この第1の実施の形態では、カード
決済用ターミナル3からキャッシュカードのカードデー
タ,キー入力された決済金額及び暗証コードの各データ
をPOSターミナル1に送信し、POSターミナル1に
おいて実際の買上合計金額とキー入力された決済金額と
を比較して、一致する場合に通信回線4を経由しストア
コントローラ5を介してオーソリゼーションを実行した
が、POSターミナル1から演算手段により算出された
買上合計金額のデータをカード決済用ターミナル3に送
信し、カード決済用ターミナル3において買上合計金額
とキー入力された決済金額とを比較して、一致する場合
に無線部6を経由しストアコントローラ5を介してオー
ソリゼーションを実行するようにしてもよい。
【0047】次に、この出願の請求項3及び4記載の発
明に対応した第2の実施の形態について述べる。この第
2の実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる点は、
カード決済用ターミナル3のCPU301がデビットカ
ード決済に対して実行するプログラム処理の一部及びP
OSターミナル1のCPU101が1商取引に対して実
行するプログラム処理の一部であり、決済システムの全
体構成及びPOSターミナル1とカード決済用ターミナ
ル3の要部構成は第1の実施の形態と同一なので、図1
及び図2を用いてその説明を省略する。
【0048】図6はカード決済用ターミナル3のCPU
301がデビットカード決済に対して実行するプログラ
ム処理の要部を示す流れ図であり、図7はPOSターミ
ナル1のCPU101が1商取引に対して実行するプロ
グラム処理の要部を示す流れ図であって、それぞれ第1
の実施の形態と同一ステップ(ST)には同一符号を付
している。
【0049】すなわちカード決済用ターミナル3のCP
U301は、ST1としてカードリーダ307にデビッ
トカード対応のキャッシュカード2が装着され、ST2
として決済金額がキー入力され、ST3として暗証コー
ドがキー入力された後、ST4として送信キーが入力さ
れると、ST5としてそのカードデータ,決済金額及び
暗証コードの各データを光通信によりPOSターミナル
1へ送信する。これに応じて、ST6としてPOSター
ミナル1からの応答信号を光通信により受信し、その応
答信号が正常応答信号であった場合には(ST7のYE
S)、ST8として決済金額を表示器309に表示させ
るとともに、ST9としてプリンタ310により取引伝
票を印字発行させる点は、第1の実施の形態と同様であ
る。
【0050】また、POSターミナル1のCPU101
も、ST1として商品登録が行なわれ、続いてST2と
して締めキーが入力されると、ST3として登録商品の
買上合計金額を算出する。ここで、ST4としてデビッ
ト計キーによる登録締めであることを確認すると、ST
5としてカード決済用ターミナル3からデビットカード
決済に必要なカードデータ,決済金額及び暗証コードの
各データを光通信により受信し、ST6としてその各デ
ータの受信成功を確認し、ST7としてカード用決済タ
ーミナル3から受信した決済金額と当該POSターミナ
ル1で算出した買上合計金額とを比較して一致している
ことを確認すると、ST8としてオーソリゼーションを
実行する。そして、このオーソリゼーションの結果、S
T9として金融機関ホストからの応答信号を受信し、S
T10としてその応答信号がデビットカード決済を承認
する応答信号であるとき、ST11としてデビットカー
ド決済の締め処理を実行し、ST12として決済金額を
含む正常応答信号を光通信によりカード決済用ターミナ
ル3へ送信し、ST13としてレシートを印字発行させ
るように制御する点は、第1の実施の形態と同様であ
る。
【0051】また、ST7にてカード用決済ターミナル
3から受信した決済金額と当該POSターミナル1で算
出した買上合計金額とを比較して一致しなかった場合
に、ST14としてオプションフラグをチェックして決
済金額と買上合計金額とが不一致でも決済を許可する設
定になっているか否かを判断し、許可しない設定になっ
ていた場合に、ST15として表示器111にデビット
カード決済がエラーである旨のメッセージを表示させる
とともに、ST16としてエラー応答信号を光通信によ
りカード決済用ターミナル3へ送信する点も、第1の実
施の形態と同様である。
【0052】さて、第2の実施の形態では、POSター
ミナル1のCPU101が、ST14にて決済金額と買
上合計金額とが不一致でも決済を許可する設定になって
いた場合、ST31として表示器111に決済金額の訂
正入力を要求するメッセージを表示させるとともに、S
T32として買上合計金額を含む金額訂正応答信号を生
成し、光通信インタフェース106から光通信を利用し
てカード決済用ターミナル3へ送信する。そしてST5
に戻り、カード決済用ターミナル3からデビットカード
決済に必要なカードデータ,決済金額及び暗証コードの
各データが光通信により再度送られてくるのを待機する
ようにしている点が、第1の実施の形態と異なる。
【0053】また、カード決済用ターミナル3のCPU
301が、ST7においてPOSターミナル1から光通
信により受信した応答信号が正常応答信号でない場合、
ST10としてその応答信号が金額訂正応答信号である
か否かを判断する。そして、金額訂正応答信号であった
場合には、ST11としてその応答信号に含まれる買上
合計金額と金額不一致の旨を示すメッセージデータとを
表示器309に表示させる。この状態で、ST12とし
て訂正金額が入力されるのを待機する。そして、金額入
力手段を構成するキーボード308からのキー入力によ
り訂正金額が入力されたならば、その訂正金額をRAM
303に一時格納する。また、その訂正金額を表示器3
09に表示させる。
【0054】次に、ST14としてRAM303に格納
した訂正金額と前回入力した決済金額とを比較する。こ
こで、訂正金額が前回入力の決済金額より大きい場合に
は、ST15としてキャッシュカード2の暗証コードが
入力されるのを待機する。そして、暗証コード入力手段
を構成するキーボード308により暗証コードが入力さ
れたならば、ST16としてその暗証コードをRAM3
03に一時格納する。ST14にて訂正金額が前回入力
の決済金額より小さい場合には上記ST15及びST1
6の処理は行なわない。
【0055】その後、ST17としてキーボード308
の送信キーが押下されるのを待機する。そして、送信キ
ーが押下されたならば、ST18としてRAM303に
一時格納したカードデータ,訂正金額及び暗証コードを
読出し、光通信インタフェース305から光通信を利用
してPOSターミナル1へ順次送信する。そして送信完
了後、ST6に戻り、POSターミナル1からの応答受
信を待機するようにしている点が第1の実施の形態と異
なる。
【0056】なお、ST10において応答信号が金額訂
正応答信号でもなくエラー応答信号であった場合には、
デビットカード決済が承認されなかったので、その旨を
示すエラーメッセージを表示器309に表示させて、こ
の処理を終了する。
【0057】このように構成した第2の実施の形態にお
いては、販売員が最初に売場にてカード決済用ターミナ
ル3にキー入力した決済金額が実際の買上商品の合計金
額と一致しなかった場合で、かつ、決済金額と買上合計
金額とが不一致でも決済を許可する設定になっている場
合の作用が第1の実施の形態と異なる。すなわち、PO
Sターミナル1での比較処理において、決済金額が買上
合計金額と一致しなかった場合には、決済金額訂正入力
要求メッセージが当該POSターミナル1の表示器11
1に表示されるとともに、カード決済用ターミナル3の
表示器309に実際の買上合計金額と金額不一致の旨を
示すメッセージデータとが表示される。
【0058】そこで販売員は、カード決済用ターミナル
3を持って売場に戻り、表示されている買上合計金額を
訂正金額として当該カード決済用ターミナル3のキーボ
ード308から入力する。このとき、最初にキー入力し
た決済金額よりも大きい金額を訂正金額として入力した
場合,つまり実際の買上合計金額よりも小さい金額を決
済金額として最初に誤入力してしまった場合には、カー
ド決済用ターミナル3を顧客に渡し、顧客にキャッシュ
カード2の暗証コードをキーボード308から入力して
もらう。逆に、最初にキー入力した決済金額よりも小さ
い金額を訂正金額として入力した場合,つまり実際の買
上合計金額よりも大きい金額を決済金額として最初に誤
入力してしまった場合には、暗証番号の入力を省略す
る。
【0059】その後、販売員は再び会計場所まで行き、
カード決済用ターミナル3の光通信インタフェース30
5をPOSターミナル1の光通信インタフェース106
に対向させた状態で、カード決済用ターミナル3の送信
キーを押下する。こうすることにより、カード決済用タ
ーミナル3から当該顧客から預かったキャッシュカード
2のカードデータと、販売員がキー入力した訂正金額
と、顧客がキー入力した暗証コードの各データが、光通
信によりPOSターミナル1に送信され、カード決済用
ターミナル3から受信した訂正金額と、当該POSター
ミナル1で算出された登録商品の買上合計金額とが比較
される。その結果、訂正金額と買上合計金額とが一致し
た場合、つまり販売員がキー入力した訂正金額に間違い
がない場合には、その訂正金額を決済金額として当該キ
ャッシュカード2の発行元金融機関ホストに対してオー
ソリゼーションが実行される。そして、デビットカード
決済が承認されると、プリンタ112によりレシートが
印字発行されるとともに、決済金額を含む正常応答信号
が光通信によりカード決済ターミナル3に送信される。
これにより、カード決済ターミナル3においては、プリ
ンタ310により取引伝票が印字発行されるので、販売
員は売場に戻り、顧客に商品,レシート及び取引伝票を
渡して、当該顧客との1商取引を終了する。
【0060】このように、第2の実施の形態において
は、カード決済用ターミナル3にキー入力した決済金額
に誤りがあった場合に、簡単な操作で正しい金額に訂正
してデビットカード決済処理を継続することができる。
しかも、金額訂正応答信号に買上合計金額を含むように
し、カード決済ターミナル3において金額不一致メッセ
ージとともに買上合計金額も表示させるようにしたの
で、販売員は訂正金額を入力する際に正しい決済金額,
つまりは買上合計金額を正確に入力することができる。
【0061】また、最初に誤入力した決済金額より大き
い金額に訂正する場合には、暗証コードの入力を強制す
るようにしたので、決済金額を高額に訂正することに対
して顧客から事前に承認が得られることになり、顧客と
のトラブルを未然に防止できる。逆に、訂正金額が最初
に誤入力した決済金額より小さい金額に訂正する場合に
は、暗証コードの入力を省略するようにしたので、暗証
コードの入力を再度顧客に依頼する必要がなく、顧客に
悪印象を持たれることもない。
【0062】なお、この第2の実施の形態でも、POS
ターミナル1から演算手段により算出された買上合計金
額のデータをカード決済用ターミナル3に送信し、カー
ド決済用ターミナル3において買上合計金額とキー入力
された決済金額とを比較して、一致する場合に無線部6
を経由しストアコントローラ5を介してオーソリゼーシ
ョンを実行するようにしてもよいものである。
【0063】次に、この出願の請求項5及び6記載の発
明に対応した第3の実施の形態について述べる。なお、
この第3の実施の形態も、決済システムの全体構成及び
POSターミナル1とカード決済用ターミナル3の要部
構成は第1の実施の形態と同一なので、図1及び図2を
用いてその説明を省略する。
【0064】図8はカード決済用ターミナル3のCPU
301がデビットカード決済に対して実行するプログラ
ム処理の要部を示す流れ図であり、図9はPOSターミ
ナル1のCPU101が1商取引に対して実行するプロ
グラム処理の要部を示す流れ図である。
【0065】すなわちカード決済用ターミナル3のCP
U301は、ST1としてカードリーダ307にデビッ
トカード対応のキャッシュカード2が装着されるのを待
機する。そして、キャッシュカード2が装着されたなら
ば、当該キャッシュカード2に記録されたカードデータ
を読取らせ、読取ったカードデータをRAM303に格
納し、次に、ST2として決済金額が入力されるのを待
機する。そして、キーボード308からのキー入力によ
り決済金額が入力されたならば、その決済金額をRAM
303に格納し、次に、ST3として当該キャッシュカ
ード2の暗証コードが入力されるのを待機する。そし
て、キーボード308により暗証コードが入力されたな
らば、その暗証コードをRAM303に格納する。
【0066】しかる後、ST4としてカードリーダ30
7で読取ったカードデータで指定されるキャッシュカー
ド発行元の金融機関ホストに対し、キー入力された決済
金額のデビットカード決済を承認するか否かを問合わせ
るオーソリゼーションを、無線通信により無線部6を経
由しストアコントローラ5を介して実行する。その結
果、ST5として問合せ先の金融機関ホストからの応答
信号をストアコントローラ5から無線部6を経由して受
信し、ST6としてその応答信号が、当該キャッシュカ
ードで指定される口座に当該決済金額以上の残高があり
デビットカード決済を承認する応答信号であった場合に
は、ST7としてプリンタ310を駆動させて取引伝票
を印字発行させる。
【0067】次に、ST8としてキーボード308に配
設された送信キーが押下されるのを待機する。そして、
送信キーが押下されたならば、ST9としてRAM30
3に一時格納したカードデータ及び決済金額を読出し、
光通信インタフェース305から光通信を利用してPO
Sターミナル1へ順次送信する。そして送信後、ST1
0としてPOSターミナル1からの応答受信を待機す
る。ここで、データ送信終了から一定時間内にPOSタ
ーミナル1からの応答信号を光通信インタフェース30
5で受信し、ST11としてその受信した応答信号がデ
ビットカード決済を承認する正常応答信号であった場合
には、ST12としてその正常応答信号に含まれる決済
金額等の内容を表示器309に表示させる。以上で、1
商取引に対するデビットカード決済処理を終了する。
【0068】これに対し、ST10にて一定時間を経過
してもPOSターミナル1からの応答が得られない場
合、及びST11にてPOSターミナル1からの応答信
号が正常応答信号以外の場合には、ST13としてカー
ドリーダ307で読取ったカードデータで指定されるキ
ャッシュカード発行元の金融機関ホストに対し、キー入
力された決済金額のデビットカード決済の取消を要求す
る取消オーソリゼーションを無線通信により実行する。
その結果、ST14として問合せ先の金融機関ホストか
らの応答信号をストアコントローラ5から無線部6を経
由して受信し、ST15としてその応答信号がデビット
カード決済の取消を承認する応答信号であった場合に
は、ST16としてプリンタ310を駆動させて取消伝
票を印字発行させる。
【0069】次に、ST17として前記POSターミナ
ル1からの応答信号が前記第2の実施の形態で用いた金
額訂正応答信号か否かを判断する。ここで、応答信号が
金額訂正応答信号以外の場合には、この処理を終了す
る。
【0070】応答信号が金額訂正応答信号の場合には、
ST18としてその応答信号に含まれる買上合計金額と
金額不一致の旨を示すメッセージデータとを表示器30
9に表示させる。この状態で、ST19として訂正金額
が入力されるのを待機する。そして、キーボード308
からのキー入力により訂正金額が入力されたならば、そ
の訂正金額をRAM303に一時格納する。また、その
訂正金額を表示器309に表示させる。
【0071】次に、ST20としてRAM303に格納
した訂正金額と前回入力した決済金額とを比較する。こ
こで、訂正金額が前回入力の決済金額より大きい場合に
は、ST21としてキャッシュカード2の暗証コードが
入力されるのを待機する。そして、キーボード308に
より暗証コードが入力されたならば、ST22としてそ
の暗証コードをRAM303に一時格納する。ST20
にて訂正金額が前回入力の決済金額より小さい場合に
は、上記ST21及びST22の処理は行なわない。
【0072】その後、ST4に戻り、当該キャッシュカ
ード発行元の金融機関ホストに対し、キー入力された訂
正金額を決済金額としてデビットカード決済を承認する
か否かを問合わせるオーソリゼーションを無線通信によ
り再度実行するものとなっている。
【0073】一方、POSターミナル1のCPU101
は、ST1としてスキャナ109及びキーボード110
の商品登録手段により1商取引として売上げる客買上商
品の販売データが登録され、続いて、ST2としてその
登録終了を宣言する締めキーが入力されたことを検知す
ると、ST3として演算手段により登録された商品の外
税額などを含む買上合計金額を計算する。
【0074】次に、ST4として入力された締めキーが
デビット計キーであるか、他の預/現計キー等であるか
を判断する。ここで、入力締めキーがデビット計キーの
場合には、デビットカード決済による登録締めが宣言さ
れたので、ST5としてカード決済用ターミナル3から
デビットカード決済処理済のカードデータ及びその決済
金額のデータが光通信により送られてくるのを待機す
る。そして、ST6として光通信インタフェース106
を介して上記カードデータ及び決済金額のデータを受信
することに成功したならば、ST7としてカード決済用
ターミナル3から受信した決済金額とST3の演算処理
で算出した買上合計金額とを比較して一致するか否かを
判断する(比較手段)。
【0075】ここで、決済金額と買上合計金額とが一致
していることを確認した場合には、ST8としてデビッ
トカード決済の締め処理を実行する。この処理は、カー
ド決済用ターミナル3から受信した決済金額をデビット
カード決済金額として表示器111に表示させる処理
や、RAM103の取引別メモリに当該決済金額をデビ
ットカード決済による売上金額として累計する処理等を
含む。次に、ST9として当該決済金額を含む正常応答
信号を生成し、光通信インタフェース106から光通信
を利用してカード決済用ターミナル3へ送信する。しか
る後、ST10としてプリンタ112を駆動させて当該
1商取引の登録内容及び締め内容を示すレシートを印字
発行させたならば、この1商取引に対する処理を終了す
る。
【0076】一方、ST7にて決済金額と買上合計金額
とを比較した結果、一致しないことを確認した場合に
は、ST11としてRAM103のオプションフラグを
チェックして、決済金額と買上合計金額とが不一致でも
決済を許可する設定になっているか否かを判断する。こ
こで、当該オプションフラグが不一致の場合に決済を許
可しない設定になっている場合には、ST12として買
上合計金額を含む金額訂正応答信号を生成し、光通信イ
ンタフェース106から光通信を利用してカード決済用
ターミナル3へ送信する。そしてST5に戻り、カード
決済用ターミナル3からデビットカード決済処理済のカ
ードデータ及び決済金額(訂正金額)のデータが光通信
により再度送られてくるのを待機するものとなってい
る。
【0077】これに対し、ST11にて決済金額と買上
合計金額とが不一致でも決済を許可する設定になってい
る場合には、ST13としてデビットカード決済の締め
処理を実行する。この締め処理は、カード決済用ターミ
ナル3から受信した決済金額をデビットカード決済金額
として、また買上合計金額と決済金額との差額を不足額
(買上合計金額>決済金額の場合)または超過額(買上
合計金額<決済金額の場合)としてそれぞれ表示器11
1に表示させる処理や、RAM103の取引別メモリに
デビットカード決済金額(買上合計金額>決済金額の場
合)または買上合計金額(買上合計金額<決済金額の場
合)をデビットカード決済による売上金額として累計す
る処理等を含む。また、ST14として当該買上合計金
額と不足額または超過額とを含む正常応答信号を生成
し、光通信インタフェース106から光通信を利用して
カード決済用ターミナル3へ送信する。
【0078】しかる後、決済金額が買上合計金額より小
さく不足額を生じている場合には(ST15のYE
S)、その不足額を現金等で決済する不足処理を実行す
るようにして、この1商取引に対する処理を終了する。
逆に、決済金額が買上合計金額より大きく超過額を生じ
ている場合には(ST15のNO)、ST16としてレ
シートを印字発行して、この1商取引に対する処理を終
了するものとなっている。
【0079】このような構成の第3の実施の形態におい
ては、販売員が売場にて顧客からデビットカード決済の
申し出を受けた場合、顧客から預かったデビットカード
対応のキャッシュカード2をカード決済用ターミナル3
のカードリーダ307に装着してそのカードデータを読
取らせる。また、電卓等で算出した請求金額を決済金額
として当該カード決済用ターミナル3のキーボード30
8から入力する。次いで、カード決済用ターミナル3を
顧客に渡し、顧客にキャッシュカード2の暗証コードを
キーボード308から入力してもらう。そうすると、当
該カード決済用ターミナル3から無線通信によりキー入
力された決済金額で当該キャッシュカード2の発行元金
融機関ホストに対してオーソリゼーションが実行され
る。そして、デビットカード決済が承認されると、取引
伝票が印字発行される。
【0080】そこで販売員は、デビットカード決済が承
認されたことを確認すると、キャッシュカード2をカー
ドリーダ307から取り外して顧客に返した後、客購入
商品を持って会計場所まで行く。そして、会計場所に置
かれたPOSターミナル1のスキャナ109及びキーボ
ード110を操作して客購入商品の登録を行ない、登録
終了後、デビット計キーを押下して登録締めを宣言す
る。また、カード決済用ターミナル3の光通信インタフ
ェース305をPOSターミナル1の光通信インタフェ
ース106に対向させた状態で、カード決済用ターミナ
ル3の送信キーを押下する。
【0081】そうすると、カード決済用ターミナル3か
らデビットカード決済処理済のカードデータと決済金額
とが光通信によりPOSターミナル1に送信される。こ
れにより、POSターミナル1においては、カード決済
用ターミナル3から受信した決済金額と当該POSター
ミナル1で算出された登録商品の買上合計金額とが比較
される。その結果、決済金額と買上合計金額とが一致し
た場合、つまり販売員がキー入力した決済金額に間違い
がない場合には、レシートが印字発行される。そこで販
売員は売場に戻り、顧客に商品,レシート及び取引伝票
を渡して、当該顧客との1商取引を終了する。
【0082】これに対し、POSターミナル1におい
て、カード決済用ターミナル3から受信した決済金額と
当該POSターミナル1で算出された登録商品の買上合
計金額とを比較した結果、決済金額と買上合計金額とが
一致しなかった場合には、不一致でも決済を許可する設
定になっているか否かが判断される。ここで、不一致の
場合に決済を許可しない設定になっていた場合には、P
OSターミナル1からカード決済用ターミナル3に金額
訂正応答信号が光通信により送信される。これにより、
カード決済用ターミナル1においては、無線通信により
取消オーソリゼーションが実行されて、先にキー入力さ
れた決済金額で当該キャッシュカード2の発行元金融機
関ホストにおいて実行されたデビットカード決済処理が
取消される。また、取消伝票が印字発行される。さら
に、カード決済用ターミナル3の表示器309に実際の
買上合計金額と金額不一致の旨を示すメッセージデータ
とが表示される。
【0083】そこで販売員は、カード決済用ターミナル
3を持って売場に戻り、表示されている買上合計金額を
訂正金額として当該カード決済用ターミナル3のキーボ
ード308から入力する。このとき、最初にキー入力し
た決済金額よりも大きい金額を訂正金額として入力した
場合には、カード決済用ターミナル3を顧客に渡し、顧
客にキャッシュカード2の暗証コードをキーボード30
8から入力してもらう。そして暗証コードが入力される
と、訂正入力された決済金額でオーソリゼーションが実
行される。最初にキー入力した決済金額よりも小さい金
額を訂正金額として入力した場合には、暗証番号の入力
を待つことなく訂正入力された決済金額でオーソリゼー
ションが実行される。そして、デビットカード決済が承
認されると、取引伝票が印字発行される。
【0084】そこで販売員は、デビットカード決済が承
認されたことを確認すると、再度会計場所まで行く。そ
して、カード決済用ターミナル3の光通信インタフェー
ス305をPOSターミナル1の光通信インタフェース
106に対向させた状態で、カード決済用ターミナル3
の送信キーを押下する。
【0085】そうすると、カード決済用ターミナル3か
らデビットカード決済処理済のカードデータと決済金額
(訂正金額)とが光通信によりPOSターミナル1に送
信される。これにより、POSターミナル1において
は、カード決済用ターミナル3から受信した決済金額と
当該POSターミナル1で算出された登録商品の買上合
計金額とが比較され、一致した場合には、レシートが印
字発行される。そこで販売員は売場に戻り、顧客に商
品,レシート及び取引伝票を渡して、当該顧客との1商
取引を終了する。
【0086】一方、決済金額と買上合計金額とが不一致
でも決済を許可する設定になっていた場合には、決済金
額と買上合計金額との大小関係によりその処理が異な
る。すなわち、決済金額が買上合計金額より大きい場
合、つまりデビットカード決済として既に処理された決
済金額が実際の顧客買上商品の合計金額よりも多かった
場合には、その差額が超過額として表示される。したが
って、売場に戻った販売員は、その超過額を現金等で客
に返すことになる。
【0087】逆に、決済金額が買上合計金額より小さい
場合、つまりデビットカード決済として既に処理された
決済金額が実際の顧客買上商品の合計金額よりも少なか
った場合には、その差額が不足額として表示される。し
たがって、売場に戻った販売員は、不足額について顧客
から例えば現金で支払いを受けることになる。
【0088】このように、第3の実施の形態において
は、カード決済用ターミナルに対して販売員がデビット
カード決済の決済金額を誤入力した場合にその誤入力さ
れた決済金額でデビットカード決済処理が実行されてし
まうものの、決済金額と買上合計金額とが不一致のとき
決済を許可しない設定になっていた場合には、誤入力さ
れた決済金額でのデビットカード決済処理が取消され、
新たに訂正入力された決済金額でデビットカード決済処
理が再度実行されるので、誤入力された決済金額でのデ
ビットカード決済が成立するのを未然に防止できる。
【0089】また、決済金額と買上合計金額とが不一致
のときでも決済を許可する設定になっていた場合には、
実際の請求金額と決済金額との差額を不足額または超過
額として確実に補償することができるので、デビットカ
ード決済処理をやり直しする手間がなくなる。
【0090】なお、この第3の実施の形態では、カード
決済用ターミナル3にて実行されたデビットカード決済
処理済のカードデータ及び決済金額をPOSターミナル
1に送信し、POSターミナル1において実際の買上合
計金額と決済金額とを比較して一致するか否かを判断し
たが、POSターミナル1から演算手段により算出され
た買上合計金額のデータをカード決済用ターミナル3に
送信し、カード決済用ターミナル3において買上合計金
額とデビットカード決済処理済の決済金額とを比較して
一致するか否かを判断し、一致しない場合に取消オーソ
ゼーションを実行するようにしてもよいものである。
【0091】なお、本発明はデビットカード決済のシス
テムに限定されるものではなく、例えばクレジットカー
ド決済のシステムに対しても同様に適用できるものであ
る。
【0092】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、カード決済用ターミナルに対して販売員が
カード決済の決済金額を誤入力した場合にその誤入力さ
れた決済金額でカード決済が処理されるのを未然に防止
できる決済システムを提供できる。また、請求項2記載
の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加え
て、カード決済用ターミナルに対して販売員がカード決
済の決済金額を誤入力した際の対応を簡略化できる効果
を奏する。
【0093】また、請求項3記載の発明によれば、カー
ド決済用ターミナルに対して販売員がカード決済の決済
金額を誤入力した場合にその誤入力された決済金額でカ
ード決済が処理されるのを未然に防止でき、かつ容易に
決済金額を訂正することができる決済システムを提供で
きる。
【0094】また、請求項4記載の発明によれば、上記
請求項3記載の発明の効果に加えて、決済金額を高額に
訂正する場合には暗証コードの入力を強制したので、顧
客からの信頼性が得られ、逆に低額に訂正する場合には
暗証コードの入力を省略したので顧客の負担増を防止で
きる効果を奏する。
【0095】また、請求項5記載の発明によれば、カー
ド決済用ターミナルに対して販売員がカード決済の決済
金額を誤入力した場合にその誤入力された決済金額でカ
ード決済が処理されてもこの決済が成立するのを未然に
防止できる決済システムを提供できる。また、請求項6
記載の発明によれば、上記請求項5記載の発明の効果に
加えて、カード決済の決済金額を誤入力した場合にその
訂正を容易に行なうことができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態である決済システムの全
体構成図。
【図2】 同実施の形態の要部構成を示すブロック図。
【図3】 第1の実施の形態においてカード決済用ター
ミナルのCPUが実行する主要な処理手順を示す流れ
図。
【図4】 第1の実施の形態においてPOSターミナル
のCPUが実行する主要な処理手順の前半部を示す流れ
図。
【図5】 第1の実施の形態においてPOSターミナル
のCPUが実行する主要な処理手順の後半部を示す流れ
図。
【図6】 第2の実施の形態においてカード決済用ター
ミナルのCPUが実行する主要な処理手順を示す流れ
図。
【図7】 第2の実施の形態においてPOSターミナル
のCPUが実行する主要な処理手順を示す流れ図。
【図8】 第3の実施の形態においてカード決済用ター
ミナルのCPUが実行する主要な処理手順を示す流れ
図。
【図9】 第3の実施の形態においてPOSターミナル
のCPUが実行する主要な処理手順を示す流れ図。
【符号の説明】
1…POSターミナル(商品登録用ターミナル) 2…キャッシュカード(決済用カード) 3…カード決済用ターミナル 5…ストアコントローラ 6…無線部 101,301…CPU 106,305…光通信インタフェース 109…スキャナ 110,308…キーボード 304…無線回路 307…カードリーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 418 G06F 17/60 418 432 432Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1商取引として売上げる客買上商品の販
    売データを登録する商品登録手段及びこの商品登録手段
    により登録された商品販売データに基づいて1商取引の
    合計金額を算出する演算手段を備えた商品登録用ターミ
    ナルと、1商取引の決済が可能な決済用カードのカード
    情報を読取るカードリーダ及び前記決済用カードで決済
    する1商取引の決済金額を入力する金額入力手段を備え
    たカード決済用ターミナルと、前記商品登録用ターミナ
    ルと前記カード決済用ターミナルとの双方向のデータ通
    信を司る通信手段とからなる決済システムにおいて、 前記商品登録用ターミナルの演算手段により算出された
    1商取引の合計金額と前記カード決済用ターミナルの金
    額入力手段により入力された1商取引の決済金額とを比
    較する比較手段を設け、この比較手段により前記1商取
    引の合計金額と前記決済金額とが一致したとき前記カー
    ド決済用ターミナルのカードリーダで読取ったカード情
    報に基づき当該1商取引の決済処理を行なうことを特徴
    とする決済システム。
  2. 【請求項2】 比較手段により1商取引の合計金額が決
    済金額より大きいときには前記決済金額でカード決済用
    ターミナルのカードリーダで読取ったカード情報に基づ
    き当該1商取引の決済処理を行なうとともに前記合計金
    額と前記決済金額との差額を不足額として表示し、前記
    比較手段により1商取引の合計金額が決済金額より小さ
    いときには前記合計金額を決済金額として前記カード決
    済用ターミナルのカードリーダで読取ったカード情報に
    基づき当該1商取引の決済処理を行なうことを特徴とす
    る請求項1記載の決済システム。
  3. 【請求項3】 1商取引として売上げる客買上商品の販
    売データを登録する商品登録手段及びこの商品登録手段
    により登録された商品販売データに基づいて1商取引の
    合計金額を算出する演算手段を備えた商品登録用ターミ
    ナルと、1商取引の決済が可能な決済用カードのカード
    情報を読取るカードリーダ及び前記決済用カードで決済
    する1商取引の決済金額を入力する金額入力手段を備え
    たカード決済用ターミナルと、前記商品登録用ターミナ
    ルと前記カード決済用ターミナルとの双方向のデータ通
    信を司る通信手段とからなる決済システムにおいて、 前記商品登録用ターミナルの演算手段により算出された
    1商取引の合計金額と前記カード決済用ターミナルの金
    額入力手段により入力された1商取引の決済金額とを比
    較する比較手段を設け、この比較手段により前記1商取
    引の合計金額と前記決済金額とが一致したときにはその
    決済金額で前記カード決済用ターミナルのカードリーダ
    で読取ったカード情報に基づき当該1商取引の決済処理
    を行ない、一致しないときには決済金額の訂正入力を強
    制し、訂正入力された決済金額で前記カード決済用ター
    ミナルのカードリーダで読取ったカード情報に基づき当
    該1商取引の決済処理を行なうことを特徴とする決済シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 決済用カードが暗証コードの入力を必要
    とするカードであるとき、訂正入力する決済金額が前記
    カード決済用ターミナルの金額入力手段により入力され
    た1商取引の決済金額より高額の場合には前記暗証コー
    ドの入力を強制し、前記決済金額より低額の場合には前
    記暗証コードの入力を省略することを特徴とする請求項
    3記載の決済システム。
  5. 【請求項5】 1商取引として売上げる客買上商品の販
    売データを登録する商品登録手段及びこの商品登録手段
    により登録された商品販売データに基づいて1商取引の
    合計金額を算出する演算手段を備えた商品登録用ターミ
    ナルと、1商取引の決済が可能な決済用カードのカード
    情報を読取るカードリーダ及び前記決済用カードで決済
    する1商取引の決済金額を入力する金額入力手段を備え
    たカード決済用ターミナルと、前記商品登録用ターミナ
    ルと前記カード決済用ターミナルとの双方向のデータ通
    信を司る通信手段とからなる決済システムにおいて、 前記カード決済用ターミナルのカードリーダにより前記
    決済用カードのカード情報が読取られるとともに前記金
    額入力手段により1商取引の決済金額が入力されると、
    その決済金額で前記カード情報に基づき当該1商取引の
    決済処理を行なう決済処理手段と、この決済処理手段に
    より決済処理された決済金額と前記商品登録用ターミナ
    ルの演算手段により算出された1商取引の合計金額とを
    比較する比較手段とを設け、この比較手段により前記1
    商取引の合計金額と前記決済金額とが一致しなかったと
    きには前記決済処理手段により処理された決済処理を無
    効にすることを特徴とする決済システム。
  6. 【請求項6】 比較手段により1商取引の合計金額と決
    済金額とが一致せず決済処理を無効にした後、前記決済
    金額の訂正入力を強制し、訂正入力された決済金額でカ
    ード決済用ターミナルのカードリーダにより読取られた
    カード情報に基づき当該1商取引の決済処理を行なうこ
    とを特徴とする請求項5記載の決済システム。
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