JP2002132121A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
画像形成装置及び画像形成方法Info
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- JP2002132121A JP2002132121A JP2000322465A JP2000322465A JP2002132121A JP 2002132121 A JP2002132121 A JP 2002132121A JP 2000322465 A JP2000322465 A JP 2000322465A JP 2000322465 A JP2000322465 A JP 2000322465A JP 2002132121 A JP2002132121 A JP 2002132121A
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- Cleaning In Electrography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高画質化を目的として、トナーを小粒径化す
ると、トナー粒子の熱容量が減少して、トナーが熱の影
響を受けやすくなり、トナーの融着、固着、顆粒化、パ
ッキング等が生じて画質を損ねる。このような高画質化
に伴う問題を解決する。 【解決手段】 画像形成装置内の現像装置、クリーニン
グ装置等のトナー粒子に接触する壁を二重構造として、
該壁を冷却する。
ると、トナー粒子の熱容量が減少して、トナーが熱の影
響を受けやすくなり、トナーの融着、固着、顆粒化、パ
ッキング等が生じて画質を損ねる。このような高画質化
に伴う問題を解決する。 【解決手段】 画像形成装置内の現像装置、クリーニン
グ装置等のトナー粒子に接触する壁を二重構造として、
該壁を冷却する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
り画像を形成する画像形成装置及び画像形成方法に関
し、特に、小粒径トナーを用いて高画質の画像を形成す
る画像形成技術に関する。
り画像を形成する画像形成装置及び画像形成方法に関
し、特に、小粒径トナーを用いて高画質の画像を形成す
る画像形成技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式により画像を形成する画像
形成技術においては、トナーを小粒径化する技術の開発
により、高解像力を有し、階調表現力に富んだ高画質の
画像を形成することが可能になってきている。特に、ト
ナー粒子を重合により形成する造粒重合法により、狭い
粒度分布と狭い帯電量分布を持った小粒径トナーが得ら
れるようになって、高画質の画像が得られるようになっ
た。
形成技術においては、トナーを小粒径化する技術の開発
により、高解像力を有し、階調表現力に富んだ高画質の
画像を形成することが可能になってきている。特に、ト
ナー粒子を重合により形成する造粒重合法により、狭い
粒度分布と狭い帯電量分布を持った小粒径トナーが得ら
れるようになって、高画質の画像が得られるようになっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】小粒径トナーを用いて
画像を形成する場合に種々の問題が発生し、解決しなけ
ればならない。従来このような小粒径トナーに起因する
問題について対策が採られた結果、高画質の画像を形成
することができるようになってきている。
画像を形成する場合に種々の問題が発生し、解決しなけ
ればならない。従来このような小粒径トナーに起因する
問題について対策が採られた結果、高画質の画像を形成
することができるようになってきている。
【0004】しかしながら、高画質の画像を安定して出
力するには、下記に説明するような問題を解決すること
が必要であることが明らかになった。
力するには、下記に説明するような問題を解決すること
が必要であることが明らかになった。
【0005】個々のトナー粒子の熱容量は、トナーの小
粒径化に伴って、粒径の3乗で減少する。よって、小粒
径化に伴う個々のトナー粒子の熱容量の減少は急激であ
り、トナーは熱の影響を受けやすくなる。現像工程やク
リーニング工程では、トナーに対して搬送・撹拌等の処
理が行われ、トナー粒子は前記工程において、摩擦等の
作用を受けるが、この作用で発生する熱により小粒径ト
ナーが変質して望ましくない現象が発生しやすくなる。
具体的には、トナーの機壁への固着、トナー粒子が凝集
する顆粒化現象、トナーの流動性の低下、パッキング、
軸受け部のトルクの上昇等が発生しやすくなる。
粒径化に伴って、粒径の3乗で減少する。よって、小粒
径化に伴う個々のトナー粒子の熱容量の減少は急激であ
り、トナーは熱の影響を受けやすくなる。現像工程やク
リーニング工程では、トナーに対して搬送・撹拌等の処
理が行われ、トナー粒子は前記工程において、摩擦等の
作用を受けるが、この作用で発生する熱により小粒径ト
ナーが変質して望ましくない現象が発生しやすくなる。
具体的には、トナーの機壁への固着、トナー粒子が凝集
する顆粒化現象、トナーの流動性の低下、パッキング、
軸受け部のトルクの上昇等が発生しやすくなる。
【0006】高い環境温度下や、画像形成装置内の定着
装置近傍のような高温部においては、特に、前記の問題
が発生しやすい。
装置近傍のような高温部においては、特に、前記の問題
が発生しやすい。
【0007】本発明は、トナーの小粒径化に伴って生ず
る前記の問題を解決し、高画質の画像を安定して形成す
ることができる画像形成装置及び画像形成方法を提供す
ることを目的とする。
る前記の問題を解決し、高画質の画像を安定して形成す
ることができる画像形成装置及び画像形成方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の本発明の目的は下
記の発明により達成される。
記の発明により達成される。
【0009】1.像形成体、該像形成体上に静電潜像を
形成する潜像形成装置、前記像形成体上の静電潜像を現
像してトナー像を形成する現像装置、前記像形成体上の
トナー像を記録材に転写する転写装置、記録材上のトナ
ー像を定着する定着装置及び転写後の前記像形成体をク
リーニングする像形成体クリーニング装置、を備えた画
像形成装置において、トナーに接触する壁の少なくとも
一部を二重構造の壁で構成するとともに、該二重構造の
壁で形成される間隙に冷媒を通すことを特徴とする画像
形成装置。
形成する潜像形成装置、前記像形成体上の静電潜像を現
像してトナー像を形成する現像装置、前記像形成体上の
トナー像を記録材に転写する転写装置、記録材上のトナ
ー像を定着する定着装置及び転写後の前記像形成体をク
リーニングする像形成体クリーニング装置、を備えた画
像形成装置において、トナーに接触する壁の少なくとも
一部を二重構造の壁で構成するとともに、該二重構造の
壁で形成される間隙に冷媒を通すことを特徴とする画像
形成装置。
【0010】2.前記二重構造の壁が前記現像装置に形
成されたことを特徴とする前記1に記載の画像形成装
置。
成されたことを特徴とする前記1に記載の画像形成装
置。
【0011】3.前記二重構造の壁が前記像形成体クリ
ーニング装置に形成されたことを特徴とする前記1又は
前記2に記載の画像形成装置。
ーニング装置に形成されたことを特徴とする前記1又は
前記2に記載の画像形成装置。
【0012】4.トナーを前記像形成体クリーニング装
置から前記現像装置に搬送するトナーリサイクル装置を
有し、前記二重構造の壁が前記トナーリサイクル装置に
形成されたことを特徴とする前記1〜3のいずれか1項
に記載の画像形成装置。
置から前記現像装置に搬送するトナーリサイクル装置を
有し、前記二重構造の壁が前記トナーリサイクル装置に
形成されたことを特徴とする前記1〜3のいずれか1項
に記載の画像形成装置。
【0013】5.像形成体、該像形成体上に静電潜像を
形成する潜像形成装置、前記像形成体上の静電潜像を現
像してトナー像を形成する現像装置、中間転写体、前記
像形成体上のトナー像を中間転写体に転写する第1転写
装置、前記中間転写体上のトナー像を記録材に転写する
第2転写装置、記録材上のトナー像を定着する定着装
置、転写後の前記像形成体をクリーニングする像形成体
クリーニング装置及び転写後の前記中間転写体をクリー
ニングする中間転写体クリーニング装置、を備えた画像
形成装置において、トナーに接触する壁の少なくとも一
部を二重構造の壁で構成するとともに、該二重構造の壁
で形成される間隙に冷媒を通すことを特徴とする画像形
成装置。
形成する潜像形成装置、前記像形成体上の静電潜像を現
像してトナー像を形成する現像装置、中間転写体、前記
像形成体上のトナー像を中間転写体に転写する第1転写
装置、前記中間転写体上のトナー像を記録材に転写する
第2転写装置、記録材上のトナー像を定着する定着装
置、転写後の前記像形成体をクリーニングする像形成体
クリーニング装置及び転写後の前記中間転写体をクリー
ニングする中間転写体クリーニング装置、を備えた画像
形成装置において、トナーに接触する壁の少なくとも一
部を二重構造の壁で構成するとともに、該二重構造の壁
で形成される間隙に冷媒を通すことを特徴とする画像形
成装置。
【0014】6.前記二重構造の壁が前記中間転写体ク
リーニング装置に形成されたことを特徴とする前記5に
記載の画像形成装置。
リーニング装置に形成されたことを特徴とする前記5に
記載の画像形成装置。
【0015】7.前記間隙に前記冷媒としての空気を導
入する導入口、前記間隙の空気を排気する排気口及び前
記間隙に空気を流通させる通風手段を有することを特徴
とする前記1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装
置。
入する導入口、前記間隙の空気を排気する排気口及び前
記間隙に空気を流通させる通風手段を有することを特徴
とする前記1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装
置。
【0016】8.前記排気口に集塵手段を設けたことを
特徴とする前記1〜7のいずれか1項に記載の画像形成
装置。
特徴とする前記1〜7のいずれか1項に記載の画像形成
装置。
【0017】9.前記間隙に前記冷媒を循環させる循環
手段を有することを特徴とする前記1〜6のいずれか1
項に記載の画像形成装置。
手段を有することを特徴とする前記1〜6のいずれか1
項に記載の画像形成装置。
【0018】10.前記冷媒を冷却する熱交換器を有す
ることを特徴とする前記9に記載の画像形成装置。
ることを特徴とする前記9に記載の画像形成装置。
【0019】11.機内温度を検知する温度センサ及び
該温度センサに基づいて、画像形成動作を停止させる制
御手段を有することを特徴とする前記1〜10のいずれ
か1項に記載の画像形成装置。
該温度センサに基づいて、画像形成動作を停止させる制
御手段を有することを特徴とする前記1〜10のいずれ
か1項に記載の画像形成装置。
【0020】12.前記制御手段は、前記温度センサが
トナーのガラス転移点に基づいて設定された温度を超え
る温度を検知したときに、前記画像形成動作を停止させ
ることを特徴とする前記11に記載の画像形成装置。
トナーのガラス転移点に基づいて設定された温度を超え
る温度を検知したときに、前記画像形成動作を停止させ
ることを特徴とする前記11に記載の画像形成装置。
【0021】13.前記現像装置は、トナーとキャリア
を含有する二成分現像剤を用いて静電潜像を現像するこ
とを特徴とする前記1〜12のいずれか1項に記載の画
像形成装置。
を含有する二成分現像剤を用いて静電潜像を現像するこ
とを特徴とする前記1〜12のいずれか1項に記載の画
像形成装置。
【0022】14.前記現像装置は、トナーを含有し、
キャリアを含有しない一成分現像剤を用いて静電潜像を
現像することを特徴とする前記1〜12のいずれか1項
に記載の画像形成装置。
キャリアを含有しない一成分現像剤を用いて静電潜像を
現像することを特徴とする前記1〜12のいずれか1項
に記載の画像形成装置。
【0023】15.前記現像装置は、個数体積平均粒径
が9μm以下のトナーを用いて静電潜像を現像すること
を特徴とする前記1〜14のいずれか1項に記載の画像
形成装置。
が9μm以下のトナーを用いて静電潜像を現像すること
を特徴とする前記1〜14のいずれか1項に記載の画像
形成装置。
【0024】16.前記温度センサは、前記二重構造の
壁のトナーと接触する壁部の温度を前記機内温度として
検知することを特徴とする前記11又は前記12に記載
の画像形成装置。
壁のトナーと接触する壁部の温度を前記機内温度として
検知することを特徴とする前記11又は前記12に記載
の画像形成装置。
【0025】17.像形成体上に静電潜像を形成する工
程、形成された静電潜像を、トナーを用いて現像してト
ナー像を形成する工程、形成されたトナー像を記録材に
転写する工程、転写されたトナー像を定着する工程及
び、転写後の前記像形成体をクリーニングする像形成体
クリーニング工程、を有する画像形成方法において、搬
送、撹拌又は収納されるトナーに接触する壁の少なくと
も一部を二重構造の壁で構成し、該二重構造の壁の間隙
に冷媒を通しつつ前記諸工程を実行することを特徴とす
る画像形成方法。
程、形成された静電潜像を、トナーを用いて現像してト
ナー像を形成する工程、形成されたトナー像を記録材に
転写する工程、転写されたトナー像を定着する工程及
び、転写後の前記像形成体をクリーニングする像形成体
クリーニング工程、を有する画像形成方法において、搬
送、撹拌又は収納されるトナーに接触する壁の少なくと
も一部を二重構造の壁で構成し、該二重構造の壁の間隙
に冷媒を通しつつ前記諸工程を実行することを特徴とす
る画像形成方法。
【0026】18.像形成体上に静電潜像を形成する工
程、形成された静電潜像を、トナーを用いて現像してト
ナー像を形成する工程、前記像形成体上のトナー像を中
間転写体に転写する工程、該中間転写体上のトナー像を
記録材に転写する工程、記録材上のトナー像を定着する
工程、転写後の前記像形成体をクリーニングする像形成
体クリーニング工程及び、転写後の前記中間転写体をク
リーニングする中間転写体クリーニング工程、を有する
画像形成方法において、搬送、撹拌又は収納されるトナ
ーに接触する壁の少なくとも一部を二重構造の壁で構成
し、該二重構造の壁の間隙に冷媒を通しつつ前記画像形
成方法を実行することを特徴とする画像形成方法。
程、形成された静電潜像を、トナーを用いて現像してト
ナー像を形成する工程、前記像形成体上のトナー像を中
間転写体に転写する工程、該中間転写体上のトナー像を
記録材に転写する工程、記録材上のトナー像を定着する
工程、転写後の前記像形成体をクリーニングする像形成
体クリーニング工程及び、転写後の前記中間転写体をク
リーニングする中間転写体クリーニング工程、を有する
画像形成方法において、搬送、撹拌又は収納されるトナ
ーに接触する壁の少なくとも一部を二重構造の壁で構成
し、該二重構造の壁の間隙に冷媒を通しつつ前記画像形
成方法を実行することを特徴とする画像形成方法。
【0027】19.前記トナーとして、個数平均粒径9
μm以下のトナーを用いることを特徴とする前記17又
は前記18に記載の画像形成方法。
μm以下のトナーを用いることを特徴とする前記17又
は前記18に記載の画像形成方法。
【0028】20.前記諸工程において搬送、撹拌又は
収納される未定着のトナーに接触する壁の温度を検知
し、検知された温度が所定値以上になったときに、停止
されることを特徴とする前記17又は前記18に記載の
画像形成方法。
収納される未定着のトナーに接触する壁の温度を検知
し、検知された温度が所定値以上になったときに、停止
されることを特徴とする前記17又は前記18に記載の
画像形成方法。
【0029】21.前記所定値の温度がトナーのガラス
転移点に基づいて設定された温度であることを特徴とす
る前記20に記載の画像形成方法。
転移点に基づいて設定された温度であることを特徴とす
る前記20に記載の画像形成方法。
【0030】22.前記トナーとして造粒重合トナーを
用いることを特徴とする前記17〜21のいずれか1項
に記載の画像形成方法。
用いることを特徴とする前記17〜21のいずれか1項
に記載の画像形成方法。
【0031】
【発明の実施の形態】(1)実施の形態1 (1)−1、画像形成装置 図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す。
【0032】像形成体としての感光体1の周囲には、帯
電装置2、露光装置3、現像装置4、転写装置5、分離
装置6及び像形成体クリーニングとしての感光体クリー
ニング装置8が配置されている。装置下部には記録紙P
を転写装置5に搬送するレジストローラ10、分離装置
6により感光体1から分離された記録紙Pを搬送する搬
送ベルト11及び定着装置7が配置される。
電装置2、露光装置3、現像装置4、転写装置5、分離
装置6及び像形成体クリーニングとしての感光体クリー
ニング装置8が配置されている。装置下部には記録紙P
を転写装置5に搬送するレジストローラ10、分離装置
6により感光体1から分離された記録紙Pを搬送する搬
送ベルト11及び定着装置7が配置される。
【0033】像形成体としては、金属ドラム基体上に有
機光導電層を形成した負帯電性のOPC感光体が望まし
いが、これに限られず周知の任意の感光体を用いること
ができる。帯電装置2としては、制御電極と放電電極を
有するスコロトロン帯電器或いはローラ帯電器やブラシ
帯電器等の接触帯電器が用いられる。露光装置3として
は、レーザダイオードと走査光学系からなる走査露光装
置や発光ダイオードアレイからなる走査露光装置等の周
知の露光装置が用いられ、感光体1を主走査方向及び副
走査方向に走査して像露光を行う。
機光導電層を形成した負帯電性のOPC感光体が望まし
いが、これに限られず周知の任意の感光体を用いること
ができる。帯電装置2としては、制御電極と放電電極を
有するスコロトロン帯電器或いはローラ帯電器やブラシ
帯電器等の接触帯電器が用いられる。露光装置3として
は、レーザダイオードと走査光学系からなる走査露光装
置や発光ダイオードアレイからなる走査露光装置等の周
知の露光装置が用いられ、感光体1を主走査方向及び副
走査方向に走査して像露光を行う。
【0034】現像装置4としては、二成分現像剤を用
い、現像剤担持体に感光体1上の静電潜像と同極性の現
像バイアスを印加して感光体1上の露光部分に負帯電ト
ナーを付着させる反転現像を行う現像装置が望ましい
が、これに限られない。現像剤としては、二成分現像
剤、一成分現像剤のいずれでも用いることができる。ま
た、現像剤を構成するトナーとしては非磁性トナー又は
磁性トナーのいずれも用いることができる。更に、現像
剤担持体に感光体1上の静電潜像と反対極性の現像バイ
アスを印加して正規現像を行う現像装置を用いることが
可能であるし、また、接触現像方式、非接触現像方式い
ずれの現像方式でも用いることができる。
い、現像剤担持体に感光体1上の静電潜像と同極性の現
像バイアスを印加して感光体1上の露光部分に負帯電ト
ナーを付着させる反転現像を行う現像装置が望ましい
が、これに限られない。現像剤としては、二成分現像
剤、一成分現像剤のいずれでも用いることができる。ま
た、現像剤を構成するトナーとしては非磁性トナー又は
磁性トナーのいずれも用いることができる。更に、現像
剤担持体に感光体1上の静電潜像と反対極性の現像バイ
アスを印加して正規現像を行う現像装置を用いることが
可能であるし、また、接触現像方式、非接触現像方式い
ずれの現像方式でも用いることができる。
【0035】現像装置4には、現像剤を撹拌し、搬送す
る撹拌・搬送スクリュー41、撹拌・搬送スクリューに
より搬送された現像剤を搬送する搬送部材42、搬送部
材42により搬送された現像剤を感光体1に供給する現
像スリ−ブ43、現像スリーブ上の現像剤量を規制する
規制部材44及び現像スリーブ43から現像剤を剥ぎ取
る剥ぎ取り部材45が設けられる。
る撹拌・搬送スクリュー41、撹拌・搬送スクリューに
より搬送された現像剤を搬送する搬送部材42、搬送部
材42により搬送された現像剤を感光体1に供給する現
像スリ−ブ43、現像スリーブ上の現像剤量を規制する
規制部材44及び現像スリーブ43から現像剤を剥ぎ取
る剥ぎ取り部材45が設けられる。
【0036】転写装置5としては、放電電極を有し、記
録紙Pを正帯電するコロトロン帯電器が望ましいが、ロ
ーラ転写装置等の周知の任意のものが用いられる。分離
装置6としては、放電電極を有し、記録紙Pを除電する
コロトロン帯電器等の周知の任意の分離装置が用いられ
る。
録紙Pを正帯電するコロトロン帯電器が望ましいが、ロ
ーラ転写装置等の周知の任意のものが用いられる。分離
装置6としては、放電電極を有し、記録紙Pを除電する
コロトロン帯電器等の周知の任意の分離装置が用いられ
る。
【0037】画像形成時には、感光体1が矢印Aのよう
に回転し、感光体1の回転に従って、帯電装置2による
帯電、露光装置3による像露光により静電潜像が感光体
1上に形成される。このように帯電装置2と露光装置3
とは潜像形成装置を構成する。感光体1上の静電潜像は
現像装置4により現像されてトナー像が形成される。形
成されたトナー像は転写装置5により記録紙Pに転写さ
れた後に定着装置7により記録紙Pに定着される。転写
装置5により画像が転写される転写位置を通過した感光
体1は感光体クリーニング装置8によりクリーニングさ
れて、残留トナーが除去される。
に回転し、感光体1の回転に従って、帯電装置2による
帯電、露光装置3による像露光により静電潜像が感光体
1上に形成される。このように帯電装置2と露光装置3
とは潜像形成装置を構成する。感光体1上の静電潜像は
現像装置4により現像されてトナー像が形成される。形
成されたトナー像は転写装置5により記録紙Pに転写さ
れた後に定着装置7により記録紙Pに定着される。転写
装置5により画像が転写される転写位置を通過した感光
体1は感光体クリーニング装置8によりクリーニングさ
れて、残留トナーが除去される。
【0038】感光体クリーニング装置8には、クリーニ
ングブレード81、搬送スクリュー82及びクリーニン
グブレード81により掻き取られ落下したトナーを搬送
スクリュー82に導くトナーガイドローラ83が設けら
れる。
ングブレード81、搬送スクリュー82及びクリーニン
グブレード81により掻き取られ落下したトナーを搬送
スクリュー82に導くトナーガイドローラ83が設けら
れる。
【0039】(1)−2、トナー 本実施の形態において用いられるトナー、即ち、現像装
置4に収容され、静電潜像を現像するトナーとしては、
個数平均粒径が9μm以下好ましくは8μm以下の小粒
径トナーが用いられる。
置4に収容され、静電潜像を現像するトナーとしては、
個数平均粒径が9μm以下好ましくは8μm以下の小粒
径トナーが用いられる。
【0040】このような小粒径トナーにより高解像力を
有する高画質の画像を形成することができる。
有する高画質の画像を形成することができる。
【0041】なお、小粒径トナーとしては、個数平均粒
径が3μm以上のものが好ましい。個数平均粒径が3μ
mよりも小さいトナーを用いた場合、かぶり等による画
質の低下が起きやすくなる。
径が3μm以上のものが好ましい。個数平均粒径が3μ
mよりも小さいトナーを用いた場合、かぶり等による画
質の低下が起きやすくなる。
【0042】個数平均粒径は、個数基準の平均粒径であ
って、湿式分散機を備えた「コールターカウンターTA
−11」又は「コールターマルチサイザー」(いずれも
コールター社製)により測定した値である。
って、湿式分散機を備えた「コールターカウンターTA
−11」又は「コールターマルチサイザー」(いずれも
コールター社製)により測定した値である。
【0043】本実施の形態に用いるトナーには、懸濁重
合や乳化重合により形成された粒子によってトナー粒子
が形成される造粒重合トナーが特に望ましい。造粒重合
トナーとしては、重合により形成された粒子の1個1個
によりトナー粒子が形成されたトナーと、重合により形
成された粒子を複数個凝集結合することによりトナー粒
子を形成したトナーが含まれる。
合や乳化重合により形成された粒子によってトナー粒子
が形成される造粒重合トナーが特に望ましい。造粒重合
トナーとしては、重合により形成された粒子の1個1個
によりトナー粒子が形成されたトナーと、重合により形
成された粒子を複数個凝集結合することによりトナー粒
子を形成したトナーが含まれる。
【0044】このような小粒径トナーにより、解像力が
優れ、中間調が良好に表現され、高いコントラストを持
った高画質の画像を形成することが可能になる。特に、
カラー画像においては色の表現が優れたカラー画像を形
成することが可能になる。特に、造粒重合トナーは粒度
が揃う、即ち、狭い粒度分布と狭い帯電量分布を持つと
いう特徴を有しており、造粒重合トナーにより更に高画
質の画像が得られるとともに、画質の制御が容易にな
る。
優れ、中間調が良好に表現され、高いコントラストを持
った高画質の画像を形成することが可能になる。特に、
カラー画像においては色の表現が優れたカラー画像を形
成することが可能になる。特に、造粒重合トナーは粒度
が揃う、即ち、狭い粒度分布と狭い帯電量分布を持つと
いう特徴を有しており、造粒重合トナーにより更に高画
質の画像が得られるとともに、画質の制御が容易にな
る。
【0045】(1)−3、トナー冷却装置 現像装置4の外枠を形成する枠は図示のように、内壁4
0aと外壁40bからなる二重構造を有する。図2に示
すように、内壁40aと外壁40bとの間の間隙が通風
路100として形成される。通風路100の端部には、
装置の外に開口した外気導入口101、感光体1に対向
する吸気口102及び装置の外に開口した排気部103
が設けられる。排気部103には排気口と通風手段とし
ての排気ファン104と集塵手段としての集塵フィルタ
105が設けられる。排気ファン104は通風路100
内に空気を流通させる通風手段である。なお、図におけ
る波型矢印が冷媒としての空気の流れを示す。
0aと外壁40bからなる二重構造を有する。図2に示
すように、内壁40aと外壁40bとの間の間隙が通風
路100として形成される。通風路100の端部には、
装置の外に開口した外気導入口101、感光体1に対向
する吸気口102及び装置の外に開口した排気部103
が設けられる。排気部103には排気口と通風手段とし
ての排気ファン104と集塵手段としての集塵フィルタ
105が設けられる。排気ファン104は通風路100
内に空気を流通させる通風手段である。なお、図におけ
る波型矢印が冷媒としての空気の流れを示す。
【0046】また、感光体クリーニング装置8の壁は図
3に示すように内壁80aと外壁80bからなる二重構
造を有する。図3に詳細を示すように、内壁80aと外
壁80bとの間の間隙が通風路110として形成され
る。通風路110の端部には、装置の外に開口した外気
導入口111及び感光体1に対向する吸気口112が設
けられる。感光体クリーニング装置8の通風路110は
図2、3ので示すように連通しており、通風路110
内の空気は排気部103から装置外に排気される。感光
体1に対向する吸気口102、112を設けることによ
り、トナーの冷却と、装置内の冷却と、装置内の浮遊ト
ナーの除去とが同時に行われる。
3に示すように内壁80aと外壁80bからなる二重構
造を有する。図3に詳細を示すように、内壁80aと外
壁80bとの間の間隙が通風路110として形成され
る。通風路110の端部には、装置の外に開口した外気
導入口111及び感光体1に対向する吸気口112が設
けられる。感光体クリーニング装置8の通風路110は
図2、3ので示すように連通しており、通風路110
内の空気は排気部103から装置外に排気される。感光
体1に対向する吸気口102、112を設けることによ
り、トナーの冷却と、装置内の冷却と、装置内の浮遊ト
ナーの除去とが同時に行われる。
【0047】画像形成動作の開始と同時に、図示しない
モータにより排気ファン104が作動して、通風路10
0、110に空気を通して、現像装置4内のトナー及び
クリーニング装置内のトナーを冷却し、トナーの過熱を
防止する。なお、画像形成動作の停止時には、画像形成
動作の停止と同時に、排気ファン104を停止させる
が、画像形成動作の停止から所定時間後に排気ファン1
04を停止させるようにしてもよい。
モータにより排気ファン104が作動して、通風路10
0、110に空気を通して、現像装置4内のトナー及び
クリーニング装置内のトナーを冷却し、トナーの過熱を
防止する。なお、画像形成動作の停止時には、画像形成
動作の停止と同時に、排気ファン104を停止させる
が、画像形成動作の停止から所定時間後に排気ファン1
04を停止させるようにしてもよい。
【0048】現像装置4の撹拌・搬送スクリュー41、
搬送部材42は回転により現像剤を搬送するが、該回転
により摩擦熱が発生し、現像剤中のトナーの温度を上昇
させる。また、規制部材44と剥ぎ取り部材45も同様
に、摩擦熱により現像剤中のトナーの温度を上昇させ
る。更に、感光体クリーニング装置8の搬送スクリュー
82の回転により摩擦熱が発生し、感光体クリーニング
装置8内のトナーの温度を上昇させる。特に、感光体ク
リーニング装置8は図示のように、熱源である定着装置
7の近傍に配置されているので、感光体クリーニング装
置8内のトナーの温度が高くなる傾向がある。
搬送部材42は回転により現像剤を搬送するが、該回転
により摩擦熱が発生し、現像剤中のトナーの温度を上昇
させる。また、規制部材44と剥ぎ取り部材45も同様
に、摩擦熱により現像剤中のトナーの温度を上昇させ
る。更に、感光体クリーニング装置8の搬送スクリュー
82の回転により摩擦熱が発生し、感光体クリーニング
装置8内のトナーの温度を上昇させる。特に、感光体ク
リーニング装置8は図示のように、熱源である定着装置
7の近傍に配置されているので、感光体クリーニング装
置8内のトナーの温度が高くなる傾向がある。
【0049】このような種々の要因により、トナーの温
度がガラス転移点以上になった場合に、トナーが現像装
置4や感光体クリーニング装置8の壁に固着したり、ト
ナー粒子が凝集して顆粒化し或いはパッキングして流動
性が低下したり、現像装置4の現像スリーブ43、撹拌
・搬送スクリュー41、搬送部材42や感光体クリーニ
ング装置8の搬送スクリュー82のトルク負荷を増大さ
せたりする、等の不都合を生ずる。
度がガラス転移点以上になった場合に、トナーが現像装
置4や感光体クリーニング装置8の壁に固着したり、ト
ナー粒子が凝集して顆粒化し或いはパッキングして流動
性が低下したり、現像装置4の現像スリーブ43、撹拌
・搬送スクリュー41、搬送部材42や感光体クリーニ
ング装置8の搬送スクリュー82のトルク負荷を増大さ
せたりする、等の不都合を生ずる。
【0050】前記したトナーの冷却によりこのような不
都合は解消される。 (2)実施の形態2 図4は本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の感光
体クリーニング装置8を示す。本実施の形態において
は、定着装置7の近傍に配置されて比較的高温になる感
光体クリーニング装置8に冷却装置を設けている。な
お、現像装置4にも同様な冷却装置を設けてもよい。
都合は解消される。 (2)実施の形態2 図4は本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の感光
体クリーニング装置8を示す。本実施の形態において
は、定着装置7の近傍に配置されて比較的高温になる感
光体クリーニング装置8に冷却装置を設けている。な
お、現像装置4にも同様な冷却装置を設けてもよい。
【0051】内壁80aと外壁80bの間隙は冷媒通路
120であり、循環手段としてのポンプ121により気
体又は液体の冷媒を冷媒通路120内に循環させる。冷
媒はラヂエータ等の熱交換器122により冷却されて、
感光体クリーニング装置8内のトナーを冷却し、その過
熱を防止する。図4において、波型の矢印は冷媒の流れ
を示す。
120であり、循環手段としてのポンプ121により気
体又は液体の冷媒を冷媒通路120内に循環させる。冷
媒はラヂエータ等の熱交換器122により冷却されて、
感光体クリーニング装置8内のトナーを冷却し、その過
熱を防止する。図4において、波型の矢印は冷媒の流れ
を示す。
【0052】(3)実施の形態3 図5は本発明の実施の形態3に係る画像形成装置のトナ
ーリサイクル装置を示す。感光体クリーニング装置8に
おいて回収されたトナーは搬送スクリュー82により画
像形成装置の側部に搬送され、輸送管11内のバネスク
リュー12により搬送されて現像装置4に供給される。
搬送スクリュー82とバネスクリュー12の駆動部に
は、輸送管11を覆う外壁130が形成される。輸送管
11と外壁130との間の間隙を、図2における排気部
103に連通した通風路131を形成する。通風路13
1を設けることにより、搬送スクリュー82の駆動部及
びバネスクリュー12の駆動部は空冷されて該駆動部に
おいて生ずる摩擦熱に起因する温度上昇が抑制されて、
トナーの過熱が防止される。また、輸送管11の全体を
二重構造とし空冷することにより、より効果的にトナー
の過熱を防止することができる。
ーリサイクル装置を示す。感光体クリーニング装置8に
おいて回収されたトナーは搬送スクリュー82により画
像形成装置の側部に搬送され、輸送管11内のバネスク
リュー12により搬送されて現像装置4に供給される。
搬送スクリュー82とバネスクリュー12の駆動部に
は、輸送管11を覆う外壁130が形成される。輸送管
11と外壁130との間の間隙を、図2における排気部
103に連通した通風路131を形成する。通風路13
1を設けることにより、搬送スクリュー82の駆動部及
びバネスクリュー12の駆動部は空冷されて該駆動部に
おいて生ずる摩擦熱に起因する温度上昇が抑制されて、
トナーの過熱が防止される。また、輸送管11の全体を
二重構造とし空冷することにより、より効果的にトナー
の過熱を防止することができる。
【0053】(4)実施の形態4 図6は本発明の実施の形態4に係る画像形成装置の感光
体クリーニング装置を示す。本実施の形態は環境温度が
異常に高い等のように、異常な環境に対してトナーの過
熱を防止したものである。
体クリーニング装置を示す。本実施の形態は環境温度が
異常に高い等のように、異常な環境に対してトナーの過
熱を防止したものである。
【0054】本実施の形態においては、感光体クリーニ
ング装置8にのみ二重構造の内壁80a、外壁80bが
設けられ、これらの壁80a、80bにより形成された
通風路110に空気を通すことにより、感光体クリーニ
ング装置8内のトナーの過熱が防止される。感光体クリ
ーニング装置8内には、温度センサ141が設けられ
る。温度センサ141は、トナーの温度を正確、且つ、
速い応答性で検知するために、内壁80aのトナーTに
接触する壁部の温度を検知するように感光体クリーニン
グ装置8内に設けられる。
ング装置8にのみ二重構造の内壁80a、外壁80bが
設けられ、これらの壁80a、80bにより形成された
通風路110に空気を通すことにより、感光体クリーニ
ング装置8内のトナーの過熱が防止される。感光体クリ
ーニング装置8内には、温度センサ141が設けられ
る。温度センサ141は、トナーの温度を正確、且つ、
速い応答性で検知するために、内壁80aのトナーTに
接触する壁部の温度を検知するように感光体クリーニン
グ装置8内に設けられる。
【0055】制御手段(図示せず)は、温度センサ14
1の出力に基づいて、感光体クリーニング装置8内のト
ナーTの温度が所定温度以上になったときに、画像形成
動作を停止させる制御を行う。そして、図示しない表示
部に例えば、「冷却中のため停止します。」等の表示を
行う。所定温度としては、トナーのガラス転移点よりも
数度低い温度が用いられる。
1の出力に基づいて、感光体クリーニング装置8内のト
ナーTの温度が所定温度以上になったときに、画像形成
動作を停止させる制御を行う。そして、図示しない表示
部に例えば、「冷却中のため停止します。」等の表示を
行う。所定温度としては、トナーのガラス転移点よりも
数度低い温度が用いられる。
【0056】(5)実施の形態5 図7は本発明の実施の形態5に係るカラー画像形成装置
を示す。
を示す。
【0057】図7に示す画像形成装置は、イエロートナ
ー像を形成するイエロー画像形成部9Y、マゼンタトナ
ー像を形成するマゼンタ画像形成部9M、シアントナー
像を形成するシアン画像形成部9C及び黒トナー像を形
成する黒画像形成部9Kにより、中間転写体20上にフ
ルカラートナー像を形成し、中間転写体20から記録紙
Pにフルカラートナー像を転写して記録紙P上にフルカ
ラートナー像を形成するものである。
ー像を形成するイエロー画像形成部9Y、マゼンタトナ
ー像を形成するマゼンタ画像形成部9M、シアントナー
像を形成するシアン画像形成部9C及び黒トナー像を形
成する黒画像形成部9Kにより、中間転写体20上にフ
ルカラートナー像を形成し、中間転写体20から記録紙
Pにフルカラートナー像を転写して記録紙P上にフルカ
ラートナー像を形成するものである。
【0058】イエロー画像形成部9Yはドラム状の感光
体1Y、スコロトロン帯電器からなり、感光体1Yに一
様な帯電電位を付与する帯電装置2Y、レーザ光源から
の光ビームで感光体1Yをドット露光する露光装置3
Y、感光体1Y上に帯電と露光とにより形成された静電
潜像を現像してイエロートナー像を形成する現像装置4
Y、感光体1Y上のトナー像を中間転写体20に転写す
るスコトロン帯電器からなる転写装置5Y及び感光体1
Yをクリーニングする感光体クリーニング装置8Yを有
する。
体1Y、スコロトロン帯電器からなり、感光体1Yに一
様な帯電電位を付与する帯電装置2Y、レーザ光源から
の光ビームで感光体1Yをドット露光する露光装置3
Y、感光体1Y上に帯電と露光とにより形成された静電
潜像を現像してイエロートナー像を形成する現像装置4
Y、感光体1Y上のトナー像を中間転写体20に転写す
るスコトロン帯電器からなる転写装置5Y及び感光体1
Yをクリーニングする感光体クリーニング装置8Yを有
する。
【0059】マゼンタ画像形成部9Mはイエロー画像形
成部9Yにおける前記したと同様な機能を有する感光体
1M、帯電装置2M、露光装置3M、現像装置4M、転
写装置5M及び感光体クリーニング装置8Mを有し、シ
アン画像形成部9Cはイエロー画像形成部9Yにおける
前記したと同様な機能を有する感光体1C、帯電装置2
C、露光装置3C、現像装置4C、転写装置5C及び感
光体クリーニング装置8Cを有し、黒画像形成部9Kは
イエロー画像形成部9Yにおける前記したと同様な機能
を有する感光体1K、帯電装置2K、露光装置3K、現
像装置4K、転写装置5K及び感光体クリーニング装置
8Kを有する。帯電装置2Yと露光装置3Y、帯電装置
2Mと露光装置3M、帯電装置2Cと露光装置3C及び
帯電装置2Kと露光装置3Kは静電潜像を形成する潜像
形成装置を構成する。
成部9Yにおける前記したと同様な機能を有する感光体
1M、帯電装置2M、露光装置3M、現像装置4M、転
写装置5M及び感光体クリーニング装置8Mを有し、シ
アン画像形成部9Cはイエロー画像形成部9Yにおける
前記したと同様な機能を有する感光体1C、帯電装置2
C、露光装置3C、現像装置4C、転写装置5C及び感
光体クリーニング装置8Cを有し、黒画像形成部9Kは
イエロー画像形成部9Yにおける前記したと同様な機能
を有する感光体1K、帯電装置2K、露光装置3K、現
像装置4K、転写装置5K及び感光体クリーニング装置
8Kを有する。帯電装置2Yと露光装置3Y、帯電装置
2Mと露光装置3M、帯電装置2Cと露光装置3C及び
帯電装置2Kと露光装置3Kは静電潜像を形成する潜像
形成装置を構成する。
【0060】中間転写体20は駆動ローラ21A、従動
ローラ21B及び従動ローラ21Cに張架され、矢印で
示す方向に回動する。中間転写体20の周辺には、イエ
ロー画像形成部9Y、マゼンタ画像形成部9M、シアン
画像形成部9C、黒画像形成部9K、中間転写体20上
のトナー像を記録紙Pに転写するコロトロン帯電器から
なる転写装置23、中間転写体20から記録紙Pを分離
するコロトロン帯電器からなる分離装置24及び中間転
写体20をクリーニングする中間転写体クリーニング装
置22が配置される。
ローラ21B及び従動ローラ21Cに張架され、矢印で
示す方向に回動する。中間転写体20の周辺には、イエ
ロー画像形成部9Y、マゼンタ画像形成部9M、シアン
画像形成部9C、黒画像形成部9K、中間転写体20上
のトナー像を記録紙Pに転写するコロトロン帯電器から
なる転写装置23、中間転写体20から記録紙Pを分離
するコロトロン帯電器からなる分離装置24及び中間転
写体20をクリーニングする中間転写体クリーニング装
置22が配置される。
【0061】記録紙Pは給紙カセット30に収納されて
おり、給紙ローラ31により給紙カセット30から搬出
され、レジストローラ32により、中間転写体20にお
けるトナー像の形成と同期して転写装置23の位置に給
紙される。7は加熱源であるベルトと押圧ローラを有す
る定着装置であり、記録紙Pを搬送しつつ、トナー像を
記録紙Pに定着する。定着装置7を通過した記録紙Pは
搬送ローラ33、34、35を経て排紙皿36に排紙さ
れる。
おり、給紙ローラ31により給紙カセット30から搬出
され、レジストローラ32により、中間転写体20にお
けるトナー像の形成と同期して転写装置23の位置に給
紙される。7は加熱源であるベルトと押圧ローラを有す
る定着装置であり、記録紙Pを搬送しつつ、トナー像を
記録紙Pに定着する。定着装置7を通過した記録紙Pは
搬送ローラ33、34、35を経て排紙皿36に排紙さ
れる。
【0062】10Y、10M、10C、10Kはそれぞ
れイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、黒
トナーを収容するトナー容器であり、これらトナー容器
から各色のトナーが対応する現像装置4Y、4M、4
C、4Kに補給される。
れイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、黒
トナーを収容するトナー容器であり、これらトナー容器
から各色のトナーが対応する現像装置4Y、4M、4
C、4Kに補給される。
【0063】感光体1Yの矢印で示す回転に従って、帯
電装置2Yによる帯電と、露光装置3Yによる露光によ
り感光体1Y上に静電潜像が形成される。形成された静
電潜像は現像装置4により現像されてイエロートナー像
が感光体1Y上に形成される。同様の工程により、感光
体1M上にマゼンタトナー像が、感光体1C上にシアン
トナー像が、感光体1K上に黒トナー像がそれぞれ形成
される。これらのカラートナー像が中間転写体20上で
重なりフルカラートナー像が形成されるように、タイミ
ング制御される。
電装置2Yによる帯電と、露光装置3Yによる露光によ
り感光体1Y上に静電潜像が形成される。形成された静
電潜像は現像装置4により現像されてイエロートナー像
が感光体1Y上に形成される。同様の工程により、感光
体1M上にマゼンタトナー像が、感光体1C上にシアン
トナー像が、感光体1K上に黒トナー像がそれぞれ形成
される。これらのカラートナー像が中間転写体20上で
重なりフルカラートナー像が形成されるように、タイミ
ング制御される。
【0064】中間転写体20上のフルカラートナー像は
転写装置23により記録紙Pに転写される。フルカラー
トナー像が定着装置7により記録紙Pに定着された後
に、記録紙Pは排紙皿36に排紙される。
転写装置23により記録紙Pに転写される。フルカラー
トナー像が定着装置7により記録紙Pに定着された後
に、記録紙Pは排紙皿36に排紙される。
【0065】感光体1Y、1M、1C、1Kは転写後に
それぞれ感光体クリーニング装置8Y、8M、8C、8
Kによりクリーニングされて次の画像形成が可能な状態
になる。中間転写体20はフルカラートナー像の転写後
に中間転写体クリーニング装置22によりクリーニング
されて次の画像形成が可能な状態になる。現像により消
費されたトナーはトナー容器10Y、10M、10C、
10Kから、対応する現像装置4Y、4M、4C、4K
にそれぞれ補給される。
それぞれ感光体クリーニング装置8Y、8M、8C、8
Kによりクリーニングされて次の画像形成が可能な状態
になる。中間転写体20はフルカラートナー像の転写後
に中間転写体クリーニング装置22によりクリーニング
されて次の画像形成が可能な状態になる。現像により消
費されたトナーはトナー容器10Y、10M、10C、
10Kから、対応する現像装置4Y、4M、4C、4K
にそれぞれ補給される。
【0066】冷却装置の図である図8に示すように、現
像装置4Y、4M、4C、4Kはそれぞれ内壁40aと
外壁40bによりその枠が形成されており、通風路10
0を有する。感光体クリーニング装置8Y、8M、8
C、8Kはそれぞれ内壁80aと外壁80bによりその
枠が形成され、通風路110を有する。また、中間転写
体クリーニング装置22は内壁220aと外壁220b
によりその枠が形成され、この二重壁により通風路30
0が形成される。通風路100と、110と、300と
は排気ファン104に連通され、通風手段としての排気
ファン104により通風路100、110、300内に
空気が流通し、現像装置4Y、4M、4C、4K、感光
体クリーニング装置8Y、8M、8C、8K及び中間転
写体クリーニング装置22が冷却される。
像装置4Y、4M、4C、4Kはそれぞれ内壁40aと
外壁40bによりその枠が形成されており、通風路10
0を有する。感光体クリーニング装置8Y、8M、8
C、8Kはそれぞれ内壁80aと外壁80bによりその
枠が形成され、通風路110を有する。また、中間転写
体クリーニング装置22は内壁220aと外壁220b
によりその枠が形成され、この二重壁により通風路30
0が形成される。通風路100と、110と、300と
は排気ファン104に連通され、通風手段としての排気
ファン104により通風路100、110、300内に
空気が流通し、現像装置4Y、4M、4C、4K、感光
体クリーニング装置8Y、8M、8C、8K及び中間転
写体クリーニング装置22が冷却される。
【0067】
【実施例】(1)実施例1 トナーの粒径を種々変えて、図6に示す感光体クリーニ
ング装置8におけるトナーの固着現象が発生する温度を
調べた。表1は画像形成工程の中で、図6の温度センサ
141を用いて測定した温度であり、トナーが感光体ク
リーニング装置8の内壁80aに固着する現象が発生し
始める温度を示す。なお、使用したトナーとしてはスチ
レン/アクリルブレンド樹脂を結着樹脂とし、ガラス転
移点56℃のものを使用した。
ング装置8におけるトナーの固着現象が発生する温度を
調べた。表1は画像形成工程の中で、図6の温度センサ
141を用いて測定した温度であり、トナーが感光体ク
リーニング装置8の内壁80aに固着する現象が発生し
始める温度を示す。なお、使用したトナーとしてはスチ
レン/アクリルブレンド樹脂を結着樹脂とし、ガラス転
移点56℃のものを使用した。
【0068】
【表1】
【0069】表1から明らかなように、個数平均粒径9
μm以上ではほぼトナーのガラス転移点以上の温度でト
ナーの固着が発生したが、個数平均粒径9μmよりも小
さい粒径では、ガラス転移点よりも低い温度で固着が発
生した。この結果は、9μm以上では、トナーの処方上
の設計値に従った制御を行うことにより、固着現象の発
生を防ぐことができるが、個数平均粒径9μmよりも小
さい粒径では、温度センサ141が検知した温度以外の
要因がトナーの固着現象を起こさせることを物語ってい
る。このようなトナー固着を起こさせる要因としては、
トナーの搬送や撹拌の過程でトナーに対して又はトナー
同士で起こす摩擦による局部的なトナーの温度上昇が考
えられる。このような局部的な温度上昇現象は温度セン
サにより検知し難く、制御が困難な現象である。
μm以上ではほぼトナーのガラス転移点以上の温度でト
ナーの固着が発生したが、個数平均粒径9μmよりも小
さい粒径では、ガラス転移点よりも低い温度で固着が発
生した。この結果は、9μm以上では、トナーの処方上
の設計値に従った制御を行うことにより、固着現象の発
生を防ぐことができるが、個数平均粒径9μmよりも小
さい粒径では、温度センサ141が検知した温度以外の
要因がトナーの固着現象を起こさせることを物語ってい
る。このようなトナー固着を起こさせる要因としては、
トナーの搬送や撹拌の過程でトナーに対して又はトナー
同士で起こす摩擦による局部的なトナーの温度上昇が考
えられる。このような局部的な温度上昇現象は温度セン
サにより検知し難く、制御が困難な現象である。
【0070】(2)実施例2 図6に示すクリーニング装置を有する画像形成装置によ
り画像形成を行った。
り画像形成を行った。
【0071】トナーとして個数平均粒径6.5μm、ガ
ラス転移点56℃のトナーを用いた。
ラス転移点56℃のトナーを用いた。
【0072】このトナーの融着発生温度は50℃であっ
た。画像形成工程を停止する閾値温度を47℃、画像形
成開始温度を40℃にそれぞれ設定して画像形成実験を
行った。
た。画像形成工程を停止する閾値温度を47℃、画像形
成開始温度を40℃にそれぞれ設定して画像形成実験を
行った。
【0073】即ち、次のような画像形成工程により連続
画像形成を行った。 通風路110に冷却風を通すことなく画像形成 温度センサ141により内壁80aの温度が47℃に
達したことが検知された時点で画像形成を停止 画像形成の停止と同時に通風路110に冷却風を通し
て感光体クリーニング装置8を冷却 温度センサ141により内壁80aの温度が40℃に
低下したことが検知された時点で、冷却を停止するとと
もに画像形成を再開し、に戻る。
画像形成を行った。 通風路110に冷却風を通すことなく画像形成 温度センサ141により内壁80aの温度が47℃に
達したことが検知された時点で画像形成を停止 画像形成の停止と同時に通風路110に冷却風を通し
て感光体クリーニング装置8を冷却 温度センサ141により内壁80aの温度が40℃に
低下したことが検知された時点で、冷却を停止するとと
もに画像形成を再開し、に戻る。
【0074】〜の工程を30回繰り返したが、融着
現象やその他のトナーの過熱による現象の発生はなく、
良好な画像形成が行われた。
現象やその他のトナーの過熱による現象の発生はなく、
良好な画像形成が行われた。
【0075】前記のように、トナーに接触する壁の温度
をトナーのガラス転移点に基づいて設定された閾値温度
以上になった時に画像形成を停止する制御を行うことに
より、良好な画像形成が行われる。前記閾値温度として
は、トナーのガラス転移点に基づいて設定されるが、具
体的にはトナーのガラス転移点よりも数度低い温度が選
択される。
をトナーのガラス転移点に基づいて設定された閾値温度
以上になった時に画像形成を停止する制御を行うことに
より、良好な画像形成が行われる。前記閾値温度として
は、トナーのガラス転移点に基づいて設定されるが、具
体的にはトナーのガラス転移点よりも数度低い温度が選
択される。
【0076】この実施例2の結果から、冷却装置を用い
た画像形成装置において生ずる可能性がある画像形成装
置内の過熱を、図6に示すような温度検知に基づいた画
像形成の停止制御により確実に防止することができるこ
とが分かる。
た画像形成装置において生ずる可能性がある画像形成装
置内の過熱を、図6に示すような温度検知に基づいた画
像形成の停止制御により確実に防止することができるこ
とが分かる。
【0077】(3)実施例3 図9は個数平均粒径6.5μmのトナーを用いて画像形
成を行った実施例における感光体クリーニング装置8内
のトナーの温度を示す。図示のように感光体クリーニン
グ装置8の枠80を二重構造としない従来のクリーニン
グ装置を用いた画像形成では、画像形成開始後60分で
表1に示すトナー固着温度50℃を超えたが、クリーニ
ング80の枠80の二重構造とし、冷却風により冷却し
た本発明の実施例においては、画像形成開始後、約90
分経過した時点で40℃の飽和点に達して上昇せず、ト
ナーの固着が十分に防止された。
成を行った実施例における感光体クリーニング装置8内
のトナーの温度を示す。図示のように感光体クリーニン
グ装置8の枠80を二重構造としない従来のクリーニン
グ装置を用いた画像形成では、画像形成開始後60分で
表1に示すトナー固着温度50℃を超えたが、クリーニ
ング80の枠80の二重構造とし、冷却風により冷却し
た本発明の実施例においては、画像形成開始後、約90
分経過した時点で40℃の飽和点に達して上昇せず、ト
ナーの固着が十分に防止された。
【0078】
【発明の効果】請求項1、2、3、4、5、6、13、
14、17、18又は22の発明により、高画質の画像
を形成する場合に生ずるトナーの融着、固着、顆粒化、
パッキング等が防止され、これらの現象により転写抜け
や現像不良が防止されて、高画質の画像を安定して形成
することができる。
14、17、18又は22の発明により、高画質の画像
を形成する場合に生ずるトナーの融着、固着、顆粒化、
パッキング等が防止され、これらの現象により転写抜け
や現像不良が防止されて、高画質の画像を安定して形成
することができる。
【0079】請求項7又は8の発明により、低コストで
トナーの小粒径化に伴う問題を解決することができる。
トナーの小粒径化に伴う問題を解決することができる。
【0080】請求項9又は10の発明により、トナーの
加熱を確実に防止することが可能になり、高画質の画像
を安定して形成することが可能になる。
加熱を確実に防止することが可能になり、高画質の画像
を安定して形成することが可能になる。
【0081】請求項11、12、20、21の発明によ
り、トナーの加熱が確実に防止されて、信頼性の高い画
像形成装置が実現される。
り、トナーの加熱が確実に防止されて、信頼性の高い画
像形成装置が実現される。
【0082】請求項15又は19の発明により、小粒径
化した際に生ずるトナーの融着、固着、顆粒化、パッキ
ング等が防止され、これらの現象により転写抜けや現像
不良が防止されて、高画質の画像を安定して形成するこ
とができる画像形成装置が実現される。
化した際に生ずるトナーの融着、固着、顆粒化、パッキ
ング等が防止され、これらの現象により転写抜けや現像
不良が防止されて、高画質の画像を安定して形成するこ
とができる画像形成装置が実現される。
【0083】請求項16、20又は21の発明により、
トナーの温度が高い感度で検知されるので、トナーの過
熱が確実に防止される。
トナーの温度が高い感度で検知されるので、トナーの過
熱が確実に防止される。
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す
図である。
図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の現
像装置を示す図である。
像装置を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の感
光体クリーニング装置を示す図である。
光体クリーニング装置を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の感
光体クリーニング装置を示す図である。
光体クリーニング装置を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置のト
ナーリサイクル装置を示す図である。
ナーリサイクル装置を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態4に係る画像形成装置の感
光体クリーニング装置を示す図である。
光体クリーニング装置を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態5に係る画像形成装置を示
す図である。
す図である。
【図8】本発明の実施の形態5に係る画像形成装置の冷
却装置を示す図である。
却装置を示す図である。
【図9】本発明の実施例におけるクリーニング装置内の
温度を示すグラフである。
温度を示すグラフである。
1、1Y、1M、1C、1K 感光体 2、2Y、2M、2C、2K 帯電装置 3、3Y、3M、3C、3K 露光装置 4、4Y、4M、4C、4K 現像装置 5、5Y、5M、5C、5K 転写装置 7 定着装置 8、8Y、8M、8C、8K 感光体クリーニング装置 20 中間転写体 22 中間転写体クリーニング装置 100、110 通風路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/16 G03G 9/08 384 21/10 15/08 507D 21/00 500 21/00 326 (72)発明者 山口 徹 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H005 AB06 DA07 EA03 EA05 FA01 FA05 2H027 DA11 DA13 EK03 JA03 JA11 JB01 JB13 JB20 JB21 JB29 JC01 JC03 JC06 JC07 2H032 AA15 BA07 BA23 BA30 CA11 2H034 CA02 CB01 FA09 2H077 AA37 AC16 BA08 DA24 DB21 DB25 EA03 EA11 GA02 GA13
Claims (22)
- 【請求項1】 像形成体、 該像形成体上に静電潜像を形成する潜像形成装置、 前記像形成体上の静電潜像を現像してトナー像を形成す
る現像装置、 前記像形成体上のトナー像を記録材に転写する転写装
置、 記録材上のトナー像を定着する定着装置及び転写後の前
記像形成体をクリーニングする像形成体クリーニング装
置、 を備えた画像形成装置において、 トナーに接触する壁の少なくとも一部を二重構造の壁で
構成するとともに、該二重構造の壁で形成される間隙に
冷媒を通すことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記二重構造の壁が前記現像装置に形成
されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
置。 - 【請求項3】 前記二重構造の壁が前記像形成体クリー
ニング装置に形成されたことを特徴とする請求項1又は
請求項2に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 トナーを前記像形成体クリーニング装置
から前記現像装置に搬送するトナーリサイクル装置を有
し、前記二重構造の壁が前記トナーリサイクル装置に形
成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
に記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 像形成体、 該像形成体上に静電潜像を形成する潜像形成装置、 前記像形成体上の静電潜像を現像してトナー像を形成す
る現像装置、 中間転写体、 前記像形成体上のトナー像を中間転写体に転写する第1
転写装置、 前記中間転写体上のトナー像を記録材に転写する第2転
写装置、 記録材上のトナー像を定着する定着装置、 転写後の前記像形成体をクリーニングする像形成体クリ
ーニング装置及び転写後の前記中間転写体をクリーニン
グする中間転写体クリーニング装置、を備えた画像形成
装置において、 トナーに接触する壁の少なくとも一部を二重構造の壁で
構成するとともに、該二重構造の壁で形成される間隙に
冷媒を通すことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項6】 前記二重構造の壁が前記中間転写体クリ
ーニング装置に形成されたことを特徴とする請求項5に
記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 前記間隙に前記冷媒としての空気を導入
する導入口、前記間隙の空気を排気する排気口及び前記
間隙に空気を流通させる通風手段を有することを特徴と
する請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装
置。 - 【請求項8】 前記排気口に集塵手段を設けたことを特
徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成
装置。 - 【請求項9】 前記間隙に前記冷媒を循環させる循環手
段を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1
項に記載の画像形成装置。 - 【請求項10】 前記冷媒を冷却する熱交換器を有する
ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。 - 【請求項11】 機内温度を検知する温度センサ及び該
温度センサに基づいて、画像形成動作を停止させる制御
手段を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれ
か1項に記載の画像形成装置。 - 【請求項12】 前記制御手段は、前記温度センサがト
ナーのガラス転移点に基づいて設定された温度を超える
温度を検知したときに、前記画像形成動作を停止させる
ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。 - 【請求項13】 前記現像装置は、トナーとキャリアを
含有する二成分現像剤を用いて静電潜像を現像すること
を特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画
像形成装置。 - 【請求項14】 前記現像装置は、トナーを含有し、キ
ャリアを含有しない一成分現像剤を用いて静電潜像を現
像することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項
に記載の画像形成装置。 - 【請求項15】 前記現像装置は、個数体積平均粒径が
9μm以下のトナーを用いて静電潜像を現像することを
特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の画像
形成装置。 - 【請求項16】 前記温度センサは、前記二重構造の壁
のトナーと接触する壁部の温度を前記機内温度として検
知することを特徴とする請求項11又は請求項12に記
載の画像形成装置。 - 【請求項17】 像形成体上に静電潜像を形成する工
程、 形成された静電潜像を、トナーを用いて現像してトナー
像を形成する工程、 形成されたトナー像を記録材に転写する工程、 転写されたトナー像を定着する工程及び、 転写後の前記像形成体をクリーニングする像形成体クリ
ーニング工程、 を有する画像形成方法において、 搬送、撹拌又は収納されるトナーに接触する壁の少なく
とも一部を二重構造の壁で構成し、該二重構造の壁の間
隙に冷媒を通しつつ前記諸工程を実行することを特徴と
する画像形成方法。 - 【請求項18】 像形成体上に静電潜像を形成する工
程、 形成された静電潜像を、トナーを用いて現像してトナー
像を形成する工程、 前記像形成体上のトナー像を中間転写体に転写する工
程、 該中間転写体上のトナー像を記録材に転写する工程、 記録材上のトナー像を定着する工程、 転写後の前記像形成体をクリーニングする像形成体クリ
ーニング工程及び、 転写後の前記中間転写体をクリーニングする中間転写体
クリーニング工程、 を有する画像形成方法において、 搬送、撹拌又は収納されるトナーに接触する壁の少なく
とも一部を二重構造の壁で構成し、該二重構造の壁の間
隙に冷媒を通しつつ前記画像形成方法を実行することを
特徴とする画像形成方法。 - 【請求項19】 前記トナーとして、個数平均粒径9μ
m以下のトナーを用いることを特徴とする請求項17又
は請求項18に記載の画像形成方法。 - 【請求項20】 前記諸工程において搬送、撹拌又は収
納される未定着のトナーに接触する壁の温度を検知し、
検知された温度が所定値以上になったときに、停止され
ることを特徴とする請求項17又は請求項18に記載の
画像形成方法。 - 【請求項21】 前記所定値の温度がトナーのガラス転
移点に基づいて設定された温度であることを特徴とする
請求項20に記載の画像形成方法。 - 【請求項22】 前記トナーとして造粒重合トナーを用
いることを特徴とする請求項17〜21のいずれか1項
に記載の画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000322465A JP2002132121A (ja) | 2000-10-23 | 2000-10-23 | 画像形成装置及び画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000322465A JP2002132121A (ja) | 2000-10-23 | 2000-10-23 | 画像形成装置及び画像形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002132121A true JP2002132121A (ja) | 2002-05-09 |
Family
ID=18800341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000322465A Pending JP2002132121A (ja) | 2000-10-23 | 2000-10-23 | 画像形成装置及び画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002132121A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006023413A (ja) * | 2004-07-07 | 2006-01-26 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
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JP2016033596A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
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JP2016142823A (ja) * | 2015-01-30 | 2016-08-08 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置及び構造体 |
-
2000
- 2000-10-23 JP JP2000322465A patent/JP2002132121A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
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US7403731B2 (en) | 2004-11-12 | 2008-07-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus featuring an airflow path along an axial direction of an image bearing member |
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CN105843009A (zh) * | 2015-01-30 | 2016-08-10 | 富士施乐株式会社 | 图像形成设备和结构构件 |
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