JP2002131813A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002131813A
JP2002131813A JP2000330603A JP2000330603A JP2002131813A JP 2002131813 A JP2002131813 A JP 2002131813A JP 2000330603 A JP2000330603 A JP 2000330603A JP 2000330603 A JP2000330603 A JP 2000330603A JP 2002131813 A JP2002131813 A JP 2002131813A
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JP
Japan
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control member
film
locking
cartridge
lock control
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000330603A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kamisaka
武史 上坂
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】誤ってカートリッジ蓋を開けることでフィルム
が露光したり、再使用して2重露光する等の問題を防止
できるカメラを提供する。 【解決手段】フィルム巻き上げ中及び巻き上げが行われ
た後係止部材が停止中及び巻き戻し中は、制御部材71
が途中位置に移動したときロック制御部材70が第1位
置、第3位置のどちらかに位置して係止部材の途中位置
から待避位置への移動を阻止し、巻き戻し完了して給送
モータが停止した後は、制御部材71が途中位置に移動
したときロック制御部材70が第2位置P12に位置し
て係止部材50の途中位置P5から待避位置P4への移
動を許容する。また、給送モータによる巻き戻中は、制
御部材71が途中位置に移動したときロック制御部材7
0が第1位置に位置して係止部材の途中位置から待避位
置への移動を阻止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィルムカート
リッジの取り出しを規制するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラには、フィルムカートリッジの取
り出しを規制し、誤って、あるいは不用意にフィルムカ
ートリッジを取り出すことがないようにすることが知ら
れている。
【0003】例えば、フィルムの給送中や撮影中はカー
トリッジ蓋の開閉をロックし、フィルム巻き戻し中はそ
のロックを解除し、フィルムカートリッジの取り出しを
可能にするもの、またカートリッジ蓋開閉の機構を電気
的駆動力を用いて、カートリッジ蓋を開けるべき時以外
に、開操作をされても、カートリッジ蓋の開動作に入ら
ないものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フィルムの
給送中や撮影中はカートリッジ蓋の開閉をロックし、フ
ィルム巻き戻し中はそのロックを解除するものでは、撮
影が終了し、フィルム巻き戻しが始まると、カートリッ
ジ蓋開閉のロックが解除されるため、撮影者がフィルム
巻き戻し中に誤ってカートリッジ蓋を開けようとする
と、フィルムが露光したり、フィルムカートリッジのデ
ータディスクが「撮影済み」を設定する前に、フィルム
が取り出され、再使用(2重露光)される問題が起こ
る。
【0005】また、カートリッジ蓋の開閉を電動で行な
うものでは、誤ってカートリッジ蓋を開けることでフィ
ルムが露光したり、再使用して2重露光する等の問題を
防止することができるが、駆動力の切り替え機構や複数
のセンサ、複雑な制御が必要となり、大きさ、コストに
おいて不利である。
【0006】また、ロック部材を2つ(巻上用、巻戻
用)設けたものでも、誤ってカートリッジ蓋を開けるこ
とでフィルムが露光したり、再使用して2重露光する等
の問題を防止することができるが、部品点数が多くな
り、大きさ、コストにおいて不利である。
【0007】この発明は、かかる実情に鑑みてなされた
もので、部品点数が少なく、コンパクトな構造で、低コ
ストで誤ってカートリッジ蓋を開けることでフィルムが
露光したり、再使用して2重露光する等の問題を防止で
きるカメラを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0009】請求項1に記載の発明は、『フィルムカー
トリッジの取り出しを可能とするようにカートリッジ室
を開放する開位置と前記カートリッジ室を閉鎖する閉位
置との間を移動可能に設けられたカートリッジ蓋と、前
記カートリッジ蓋を閉位置に係止する係止位置と、係止
を解除する待避位置と、前記係止位置と待避位置との間
の係止が解除されない途中位置とを有し、係止位置と待
避位置との間を途中位置を介して移動可能に設けられた
係止部材を備えたカメラにおいて、フィルム給送モータ
の駆動力が伝達される被駆動部材に連結されたロック制
御部材と、前記係止部材が係止位置から途中位置への移
動に連動して移動される、前記ロック制御部材の停止位
置を制御する制御部材とを備え、前記フィルム給送モー
タによるフィルム巻き上げ中及びフィルム巻き上げが行
われた後係止部材が停止中及びフィルム巻き戻し中は、
前記制御部材が途中位置に移動したとき前記ロック制御
部材が第1位置、第3位置のどちらかに位置して前記係
止部材の途中位置から待避位置への移動を阻止し、フィ
ルム巻き戻しが完了してフィルム給送モータが停止した
後は、前記制御部材が途中位置に移動したとき前記ロッ
ク制御部材が第2位置に位置して前記係止部材の途中位
置から待避位置への移動を許容することを特徴とするカ
メラ。』である。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、フィルム
給送モータによるフィルム巻き上げが行われた後フィル
ム巻き戻しが完了するまでは、カートリッジ蓋にロック
がかかり、フィルム巻き戻しが完了してフィルム給送モ
ータが停止した後で、フィルムカートリッジの取り出し
が可能な状態において、カートリッジ蓋のロックが解除
されることから、不慮の露光や再使用して2重露光する
こともない。
【0011】フィルム給送モータの回転させて巻戻動作
を行なっているときは、その動力を利用してロックがか
かることから、特別の駆動源が不用であり、カメラの小
型化を妨げないと共に、コスト増加が少ない。
【0012】請求項2に記載の発明は、『フィルムカー
トリッジの取り出しを可能とするようにカートリッジ室
を開放する開位置と前記カートリッジ室を閉鎖する閉位
置との間を移動可能に設けられたカートリッジ蓋と、前
記カートリッジ蓋を閉位置に係止する係止位置と、係止
を解除する待避位置と、前記係止位置と待避位置との間
の係止が解除されない途中位置とを有し、係止位置と待
避位置との間を途中位置を介して移動可能に設けられた
係止部材を備えたカメラにおいて、フィルム給送モータ
の駆動力が伝達される被駆動部材に連結されたロック制
御部材と、前記係止部材が係止位置から途中位置への移
動に連動して移動される、前記ロック制御部材の停止位
置を制御する制御部材とを備え、前記フィルム給送モー
タによるフィルム巻き戻中は、前記制御部材が途中位置
に移動したとき前記ロック制御部材が第1位置に位置し
て前記係止部材の途中位置から待避位置への移動を阻止
し、フィルム巻き戻しが完了してフィルム給送モータが
停止した後は、前記制御部材が途中位置に移動したとき
前記ロック制御部材が第2位置に位置して前記係止部材
の途中位置から待避位置への移動を許容することを特徴
とするカメラ。』である。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、フィルム
給送モータによるフィルム巻き戻中は、カートリッジ蓋
にロックがかかり、フィルム巻き戻しが完了してフィル
ム給送モータが停止した後で、フィルムカートリッジの
取り出しが可能な状態において、カートリッジ蓋のロッ
クが解除されることから、不慮の露光や再使用して2重
露光することもない。
【0014】フィルム給送モータの回転させて巻戻動作
を行なっているときは、その動力を利用してロックがか
かることから、特別の駆動源が不用であり、カメラの小
型化を妨げないと共に、コスト増加が少ない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明のカメラの一実施
の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1乃至図3はこの発明が適用されるカメ
ラを示し、図1はカメラの断面図、図2はカメラのフィ
ルム給送機構を示す断面図、図3はカメラのフィルム給
送機構を示す平面図である。
【0017】カメラ1の中央には、撮影レンズ2を有す
る撮影レンズユニット3が光軸方向に移動可能に設けら
れている。撮影レンズユニット3を挟み、一方にカート
リッジ室4が配置され、他方にリール室5が配置されて
いる。カートリッジ室4にはフィルムカートリッジ6が
装填され、このフィルムカートリッジ6から写真フィル
ムFが画枠トンネル7を介してリール室5に配置された
リール8に巻き取られる。リール室5には、ガイド板9
が設けられ、このガイド板9の先端部に設けたガイドロ
ーラ10が写真フィルムFをリール8に巻付けるように
ガイドする。
【0018】カメラ1の底面側にはギア列11が配置さ
れ、上面側にはギア列12が配置され、ギア列11とギ
ア列12は連結軸13により連動する。リール8の内部
にはフィルム給送モータM1が配置され、このフィルム
給送モータM1の出力軸14の駆動ギア15によりギア
列11を駆動する。ギア列11には、クラッチ手段であ
る一方向クラッチ16及び遊星ギア17a,17b、太
陽ギア17eが配置されている。遊星ギア17a,17
bは、支持レバー17cに回動可能に支持され、この支
持レバー17cは、太陽ギア17eの支持軸17dに回
動可能に支持されている。
【0019】ギア列12は、スプールドライバー駆動ギ
ア18を駆動し、このスプールドライバー駆動ギア18
の内側にはスプールドライバーホルダー19が配置され
ている。スプールドライバーホルダー19には、スプー
ルドライバー20が設けられている。フィルムカートリ
ッジ6には、スプール軸21が回動可能に設けられ、ス
プール軸21の一端には係合凹部21aが形成され、他
端には支持凹部21bが形成されている。
【0020】カートリッジ室4にフィルムカートリッジ
6を装填することで、スプールドライバー20がスプー
ル軸21の係合凹部21aに係合する。スプールドライ
バー20はスプリング22により係合凹部21aに円滑
に係合できるように付勢されている。
【0021】カメラ1の底面側にはカートリッジ蓋23
が設けられ、このカートリッジ蓋23を閉じることで支
持ボス24が支持凹部21bに挿入し、写真フィルムF
を巻付けたスプール軸21が回動可能になっている。
【0022】カートリッジ室4にフィルムカートリッジ
6を装填し、フィルム給送モータM1をフィルム押し出
し方向へ回転すると、出力軸14の駆動ギア15により
ギア列11がフィルム押し出し方向へ駆動し、ギア列1
1の回動により自動的に遊星ギア17aがリール8の駆
動ギア30と噛み合い、遊星ギア17bが一方向クラッ
チ16と噛み合い、リール8をフィルム巻き上げ方向へ
回転する。
【0023】一方、一方向クラッチ16、連結軸13を
介してギア列12が連動して回動し、スプールドライバ
ー駆動ギア18、スプールドライバーホルダー19、ス
プールドライバー20を介してスプール軸21をフィル
ム押し出し方向へ回動して写真フィルムFをフィルムカ
ートリッジ6から押し出す。この写真フィルムFは画枠
トンネル7を通り、リール室入口5aからリール室5内
に入り、写真フィルムFの先端がリール室5の壁面に沿
って搬送され、ガイド板9、ガイドローラ10を介して
リール8に巻付けられ、リール8の回転により写真フィ
ルムFが撮影開始駒まで巻き取られる。
【0024】撮影時には、フィルム給送モータM1をフ
ィルム押し出し方向と同じ方向へ回転すると、出力軸1
4の駆動ギア15によりギア列11がフィルム巻き上げ
方向へ駆動し、ギア列11の回動により自動的に遊星ギ
ア17aがリール8の駆動ギア30と噛み合い、リール
8をフィルム巻き上げ方向へ回転する。
【0025】このリール8による写真フィルムFを巻き
上げる速度がスプールドライバーによって写真フィルム
Fを押し出す速度よりも速いため、ギア列12はフィル
ム給送モータM1によって駆動される速度よりも速く回
転するが、この速度差は、一方向クラッチ16により伝
達されなくなり、リール8の回転により写真フィルムF
が撮影終了駒まで巻き取られる。
【0026】撮影が終了すると、フィルム給送モータM
1が逆転してフィルム巻き戻し方向へ回転すると、出力
軸14の駆動ギア15によりギア列11がフィルム巻き
戻し方向へ駆動し、ギア列11の回動により自動的に遊
星ギア17bが一方向クラッチ16から離間して空転
し、遊星ギア17aがリール8の駆動ギア30との噛み
合いが解除され、中間ギア31と噛み合い、連結軸13
を介してギア列12が連動して逆転し、スプールドライ
バー駆動ギア18、スプールドライバーホルダー19、
スプールドライバー20を介してスプール軸21をフィ
ルム巻き戻し方向へ回動して写真フィルムFをフィルム
カートリッジ6のスプール軸21に巻き戻す。
【0027】図4はカメラのカートリッジ室を底面側か
ら示す斜視図、図5はフィルムカートリッジの斜視図で
ある。
【0028】このカメラ1は、装填されたフィルムカー
トリッジ6の写真フィルムFが未露光か、それ以外の使
用状態かを識別する。カメラ1には、カートリッジ室4
が形成されており、その底面が開口40になっている。
この開口40は、カートリッジ蓋23によって開開され
る。
【0029】また、蓋開閉レバー41を矢印方向にスラ
イド繰作すれば、カートリッジ蓋23が開いてフィルム
カートリッジ6の装填と取り出しとを行うことができ
る。
【0030】フィルムカートリッジ6は、データディス
ク42側を上に向けた姿勢でカートリッジ室4内に装填
される。フィルムカートリッジ6のスプール軸21の係
合凹部21aに対峙する位置にはスプールドライバー2
0が、蓋部材43の係合穴44に対峙する位置には開閉
用駆動軸45がカートリッジ室4の上面内壁に突出して
設けられており、装填されたフィルムカートリッジ6の
対応する係合穴44に挿入される。
【0031】さらに、識別用開口46に対峙する位置に
は、反射型のフォトセンサS10が配置されている。こ
のフォトセンサS10は、投光部から検出光を投光し
て、識別用開口46を通してデータディスク42で反射
された反射光を受光部で受光する。そして、反射光の光
強度に応じた光電信号を出力する。この光電信号は、使
用状態の識別及びコードパターンの情報の読み取りに用
いられる。
【0032】図6乃至図10はカートリッジ蓋開閉機構
を示し、図6はカートリッジ蓋開閉機構を示す正面図、
図7はロック制御部材の配置部を示す平面図、図8は図
7のVIII-VIII線に沿う断面図、図9はカートリッジ蓋
開閉機構の作動を示す図、図10乃至図13はロック制
御部材及び制御部材の作動を示す図である。
【0033】このカメラ1には、カートリッジ蓋23、
係止部材50及びストッパ部材51が備えられ、係止部
材50とストッパ部材51はバネ49により連結されて
いる。蓋開閉レバー41は係止部材50と連結し、この
蓋開閉レバー41を操作して、カートリッジ蓋23の開
閉を行う。
【0034】カートリッジ蓋23は、内側に係止爪23
aを有し、フィルムカートリッジ6の取り出しを可能と
するようにカートリッジ室4を開放する開位置P1とカ
ートリッジ室4を閉鎖する閉位置P2との間を移動可能
に設けられている。
【0035】係止部材50は、支持軸52に回動可能に
支持され、ストッパ部材51は、支持軸53に回動可能
に支持されている。係止部材50は、カートリッジ蓋2
3を閉位置P2に係止する係止位置P3と、係止を解除
する待避位置P4と、係止位置P3と待避位置P4との
間の係止が解除されない途中位置P5とを有し、係止位
置P3と待避位置P4との間を途中位置P5を介して移
動可能に設けられている。
【0036】係止部材50は、係止爪50aを有し、係
止部材50が係止位置P3に位置すると、係止爪50a
が係止爪23aに係合し、カートリッジ蓋23を閉位置
P2に係止し、また係止部材50が途中位置P5に移動
しても係止爪50aが係止爪23aに係合しており、カ
ートリッジ蓋23を閉位置P2に係止する。
【0037】係止部材50が待避位置P4に移動する
と、係止爪50aが係止爪23aの係止を解除し、スト
ッパ部材51がバネ49により回転し、ストッパ爪51
aが係止爪23aを開方向へ押動し、カートリッジ蓋2
3を開ける。
【0038】係止部材50の先端部には作動ピン54が
設けられ、この作動ピン54はライトロックドアレバー
60の凹部60aにスライド可能に係合している。係止
部材50を移動すると、凹部60aにスライド可能に係
合している作動ピン54を介してライトロックドアレバ
ー60が連動して移動し、図9(a)が係止位置P3、
図9(b)が途中位置P5、図9(c)が待避位置P4
である。
【0039】ライトロックドアレバー60は、バネ62
によって規制部材61と連結され、ライトロックドアレ
バー60は蓋開閉レバー41のスライド繰作によって移
動する。
【0040】ライトロックドアレバー60のスライド孔
60bが支持ピン63によってガイドされ、規制部材6
1のスライド孔61aが支持ピン64によってガイドさ
れる。規制部材61のカム孔61bには、ライトロック
ドアドライバー65のカムピン65aが係合され、規制
部材61の移動によりライトロックドアドライバー65
が回転して位置を変えることができる。
【0041】ライトロックドアドライバー65は、開閉
用駆動軸45に連動して回動し、開閉用駆動軸45がフ
ィルムカートリッジ6の蓋部材43を開いて写真フィル
ムFが収納されていない時には、ライトロックドアドラ
イバー65は、図9(a)の係止位置P3、図9(b)
の途中位置P5に位置し、開閉用駆動軸45がフィルム
カートリッジ6の蓋部材43を閉じて収納されている時
には、図9(c)の待避位置P4に位置する。
【0042】ライトロックドアレバー60の移動は、ロ
ック制御部材70及び制御部材71によって制御され
る。ロック制御部材70及び制御部材71は、図7及び
図8に示すように、取付ボス72に配置される。
【0043】制御部材71にロック制御部材70を重
ね、カラー部材73を介して取付ボルト74により取付
ボス72に回動可能に支持されている。カラー部材73
にはロック制御部材歯車75が設けられ、このロック制
御部材歯車75は、給送連結ギア78に噛み合う。給送
連結ギア78は、フィルム給送モータM1により駆動す
るギア列11により回動する。
【0044】ロック制御部材歯車75とカラー部材73
のツバ部73aとの間には、皿バネ76が介在され、こ
の皿バネ76によりロック制御部材歯車75はロック制
御部材70に押圧され、ロック制御部材歯車75の回動
によりロック制御部材70が連れ回る。このように、ロ
ック制御部材70は、フィルム給送モータM1の駆動力
が伝達される被駆動部材であるギア列11に連結されて
いる。
【0045】制御部材71は、作動レバー部71a、ボ
ス状ストッパー部71b及びバネ取付部71cを有して
いる。制御部材71は、図9に示すように、バネ取付部
71cに取り付けたストッパーバネ77により付勢され
る。
【0046】係止部材50を係止位置P3にある状態で
は、作動レバー部71aがライトロックドアレバー60
の係合部60cに当接して制御部材71は、図9(a)
の状態にある。
【0047】制御部材71の作動レバー部71aが、ラ
イトロックドアレバー60の移動により押されてストッ
パーバネ77に抗して回動し、図9(b)及び図9
(c)の作動レバー部71aが、ライトロックドアレバ
ー60の係合部60cから外れた状態で、係止部材50
が移動可能になるが、ロック制御部材70が図9(b)
の位置では、ロック制御部材70がライトロックドアレ
バー60の待避位置P4への移動を規制し、ライトロッ
クドアレバー60が途中位置P5に保持される。ロック
制御部材70が図9(c)の位置では、ロック制御部材
70がライトロックドアレバー60の待避置P4への移
動を許容し、ライトロックドアレバー60が待避位置P
4に移動可能である。
【0048】ロック制御部材70は、第1のレバー状ス
トッパー部70a、第2のレバー状ストッパー部70b
及び切欠き係合部70c,70dを有し、図10に示す
ように、ロック制御部材歯車75の回動によりロック制
御部材70が連れ回るが、制御部材71により制御され
る。
【0049】このロック制御部材70及び制御部材71
の作動を、図10乃至図13に基づいて説明する。
【0050】図10は巻き戻し中を示し、図10(a)
の制御部材71が閉位置では、フィルム給送モータM1
の駆動力が伝達される給送連結ギア78に噛み合ってい
るロック制御部材歯車75の回動によりロック制御部材
70が連れ回り、このロック制御部材70の矢印A方向
の回転により切欠き係合部70cがボス状ストッパー部
71bに係合して押動するが、制御部材71の回動が規
制されているため、皿バネ76により付勢されたロック
制御部材歯車75が滑りながら回転する。
【0051】この図10(a)の制御部材71が閉位置
で、ロック制御部材70が第2位置P12に位置にあ
る。ライトロックドアレバー60が係止位置P3から途
中位置P5に移動すると、制御部材71が回動して図1
0(b)になる。この制御部材71に連動してロック制
御部材70が矢印A方向に回転し、ロック制御部材70
が第1位置P11に移動する。
【0052】この図10(b)の制御部材71が開位置
では、蓋開閉レバー41を操作しても、レバー部60d
がロック制御部材70の第1のレバー状ストッパー部7
0aに当接し、ライトロックドアレバー60の待避位置
P4への移動が規制され、途中位置P5に保持される。
このように、巻き戻し中では、ライトロックドアレバー
60が途中位置P5に移動するが、待避位置P4への移
動が規制されることから、ライトロックドアレバー60
に連動する係止部材50が待避位置P4へ移動すること
がなく、カートリッジ室4は閉鎖したままである。
【0053】また、ライトロックドアレバー60の移動
をやめるとバネ49、ストッパバネ77によって、ライ
トロックドアレバー60が係止位置P3になり、ロック
制御部材70及び制御部材71が図10(a)の状態と
なる。
【0054】図11は巻き戻し停止を示し、図11
(a)の制御部材71が閉位置で、ロック制御部材70
が第2位置P12の位置にある。ライトロックドアレバ
ー60が係止位置P3から途中位置P5へ移動し、制御
部材71が図11(b)の開位置になっても、ロック制
御部材70が回動しないで第2位置P12の位置にあ
る。
【0055】このように、制御部材71が図11(b)
の開位置になっても、ロック制御部材70が回動しない
で図11(a)の状態にあるため、ライトロックドアレ
バー60のレバー部60dが制御部材70の第1のレバ
ー状ストッパー部70aに当接することなく、ライトロ
ックドアレバー60を待避位置P4へ移動することがで
きる。
【0056】このように、巻き戻し停止では、ライトロ
ックドアレバー60が途中位置P5に移動し、さらに待
避位置P4へ移動することができ、ライトロックドアレ
バー60に連動する係止部材50が待避位置P4へ移動
し、カートリッジ室4を開くことができる。
【0057】図12は巻上中を示し、図12(a)の制
御部材71が閉位置で、フィルム給送モータM1の駆動
力が伝達される給送連結ギア78に噛み合っているロッ
ク制御部材歯車75の回動によりロック制御部材70が
連れ回り、このロック制御部材70の矢印B方向の回転
により切欠き係合部70dがボス状ストッパー部71b
に係合して押動するが、制御部材71の回動が規制され
ているため、皿バネ76により付勢されたロック制御部
材歯車75が滑りながら回転する。
【0058】この図12(a)の制御部材71が閉位置
では、ロック制御部材70が第4位置P14にあり、ラ
イトロックドアレバー60が係止位置P3から途中位置
P5に移動すると、制御部材71が回動して図12
(b)になる。この制御部材71に連動してロック制御
部材70がボス状ストッパー部71bに押動されて回転
し、ロック制御部材70が第3位置P13に移動する。
【0059】この図12(b)の制御部材71が開位置
では、ロック制御部材70が制御部材71により矢印B
方向の回転が規制されているため、皿バネ76により付
勢されたロック制御部材歯車75が滑りながら回転す
る。
【0060】この制御部材71が開位置では、ライトロ
ックドアレバー60を操作しても、レバー部60dが制
御部材70の第2のレバー状ストッパー部70bに当接
し、ライトロックドアレバー60の待避位置P4への移
動が規制され、途中位置P5に保持される。
【0061】このように、巻上中では、ライトロックド
アレバー60が途中位置P5に移動するが、待避位置P
4への移動が規制されることから、ライトロックドアレ
バー60に連動する係止部材50が待避位置P4へ移動
することがなく、カートリッジ室4は閉鎖したままであ
る。
【0062】また、ライトロックドアレバー60の移動
をやめるとバネ49、ストッパーバネ77によって、ラ
イトロックドアレバー60が係止位置P3になり、ロッ
ク制御部材70及び制御部材71が図12(a)の状態
となる。
【0063】図13は巻上停止を示し、図13(a)の
制御部材71が閉位置でロック制御部材70が第4位置
P14にあり、ライトロックドアレバー60が係止位置
P3から途中位置P5へ移動し、制御部材71が図13
(b)の開位置になると、ロック制御部材70が連動し
て回動し、ロック制御部材70が第3位置P13に移動
する。
【0064】この制御部材71が図13(b)の開位置
になると、ロック制御部材70も連動して回動し、ロッ
ク制御部材70が第3位置P13に移動するため、ライ
トロックドアレバー60のレバー部60dがロック制御
部材70の第2のレバー状ストッパー部70bに当接す
るようになり、ライトロックドアレバー60の待避位置
P4への移動が規制され、途中位置P5に保持される。
【0065】また、ライトロックドアレバー60の移動
をやめるとバネ49、ストッパーバネ77によって、ラ
イトロックドアレバー60が係止位置P3になり、制御
部材71は、図13(a)の状態となるが、ロック制御
部材70は図12(b)の状態を保持され、その後の操
作においても途中位置P5から待避位置P4の移動は規
制する。
【0066】このように、巻上停止では、ライトロック
ドアレバー60が途中位置P5に移動するが、待避位置
P4への移動が規制されることから、ライトロックドア
レバー60に連動する係止部材50が待避位置P4へ移
動することがなく、カートリッジ室4は閉鎖したままで
ある。
【0067】このように、フィルム給送モータM1によ
るフィルム巻き上げが行われた後フィルム巻き戻しが完
了するまでは、制御部材71が途中位置に移動したとき
ロック制御部材70が第1位置P11に位置して係止部
材50の途中位置P5から待避位置P4への移動を阻止
する。
【0068】また、フィルム巻き戻しが完了してフィル
ム給送モータM1が停止した後は、制御部材71が途中
位置に移動したときロック制御部材70が第2位置P1
2に位置して係止部材50の途中位置P5から待避位置
P4への移動を許容する。
【0069】フィルム給送モータM1によるフィルム巻
き上げが行われた後フィルム巻き戻しが完了するまで
は、カートリッジ蓋23にロックがかかり、フィルム巻
き戻しが完了してフィルム給送モータM1が停止した後
で、フィルムカートリッジ6の取り出しが可能な状態に
おいて、カートリッジ蓋23のロックが解除されること
から、不慮の露光や再使用して2重露光することもな
い。
【0070】フィルム給送モータM1を回転させて巻戻
動作を行なっているときは、その動力を利用してロック
がかかることから、特別の駆動源が不用であり、カメラ
の小型化を妨げないと共に、コスト増加が少ない。
【0071】
【発明の効果】前記したように、請求項1に記載の発明
では、フィルム給送モータによるフィルム巻き上げが行
われた後フィルム巻き戻しが完了するまでは、カートリ
ッジ蓋にロックがかかり、フィルム巻き戻しが完了して
フィルム給送モータが停止した後で、フィルムカートリ
ッジの取り出しが可能な状態において、カートリッジ蓋
のロックが解除されることから、不慮の露光や再使用し
て2重露光することもない。フィルム給送モータの回転
させて巻戻動作を行なっているときは、その動力を利用
してロックがかかることから、特別の駆動源が不用であ
り、カメラの小型化を妨げないと共に、コスト増加が少
ない。
【0072】請求項2に記載の発明では、フィルム給送
モータによるフィルム巻き戻中は、カートリッジ蓋にロ
ックがかかり、フィルム巻き戻しが完了してフィルム給
送モータが停止した後で、フィルムカートリッジの取り
出しが可能な状態において、カートリッジ蓋のロックが
解除されることから、不慮の露光や再使用して2重露光
することもない。
【0073】フィルム給送モータの回転させて巻戻動作
を行なっているときは、その動力を利用してロックがか
かることから、特別の駆動源が不用であり、カメラの小
型化を妨げないと共に、コスト増加が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラの断面図である。
【図2】カメラのフィルム給送機構を示す断面図であ
る。
【図3】カメラのフィルム給送機構を示す平面図であ
る。
【図4】カメラのカートリッジ室を底面側から示す斜視
図である。
【図5】フィルムカートリッジの斜視図である。
【図6】カートリッジ蓋開閉機構を示す正面図である。
【図7】ロック制御部材の配置部を示す平面図である。
【図8】図7のVIII-VIII線に沿う断面図である。
【図9】カートリッジ蓋開閉機構の作動を示す図であ
る。
【図10】ロック制御部材及び制御部材の巻き戻し中状
態での作動を示す図である。
【図11】ロック制御部材及び制御部材の巻き戻し停止
状態での作動を示す図である。
【図12】ロック制御部材及び制御部材の巻上中状態で
の作動を示す図である。
【図13】ロック制御部材及び制御部材の巻上停止状態
での作動を示す図である。
【符号の説明】
1 カメラ 4 カートリッジ室 6 フィルムカートリッジ 23 カートリッジ蓋 50 係止部材 70 ロック制御部材 71 制御部材 M1 フィルム給送モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムカートリッジの取り出しを可能と
    するようにカートリッジ室を開放する開位置と前記カー
    トリッジ室を閉鎖する閉位置との間を移動可能に設けら
    れたカートリッジ蓋と、 前記カートリッジ蓋を閉位置に係止する係止位置と、係
    止を解除する待避位置と、前記係止位置と待避位置との
    間の係止が解除されない途中位置とを有し、係止位置と
    待避位置との間を途中位置を介して移動可能に設けられ
    た係止部材を備えたカメラにおいて、 フィルム給送モータの駆動力が伝達される被駆動部材に
    連結されたロック制御部材と、 前記係止部材が係止位置から途中位置への移動に連動し
    て移動される、前記ロック制御部材の停止位置を制御す
    る制御部材とを備え、 前記フィルム給送モータによるフィルム巻き上げ中及び
    フィルム巻き上げが行われた後係止部材が停止中及びフ
    ィルム巻き戻し中は、前記制御部材が途中位置に移動し
    たとき前記ロック制御部材が第1位置、第3位置のどち
    らかに位置して前記係止部材の途中位置から待避位置へ
    の移動を阻止し、 フィルム巻き戻しが完了してフィルム給送モータが停止
    した後は、前記制御部材が途中位置に移動したとき前記
    ロック制御部材が第2位置に位置して前記係止部材の途
    中位置から待避位置への移動を許容することを特徴とす
    るカメラ。
  2. 【請求項2】フィルムカートリッジの取り出しを可能と
    するようにカートリッジ室を開放する開位置と前記カー
    トリッジ室を閉鎖する閉位置との間を移動可能に設けら
    れたカートリッジ蓋と、 前記カートリッジ蓋を閉位置に係止する係止位置と、係
    止を解除する待避位置と、前記係止位置と待避位置との
    間の係止が解除されない途中位置とを有し、係止位置と
    待避位置との間を途中位置を介して移動可能に設けられ
    た係止部材を備えたカメラにおいて、 フィルム給送モータの駆動力が伝達される被駆動部材に
    連結されたロック制御部材と、 前記係止部材が係止位置から途中位置への移動に連動し
    て移動される、前記ロック制御部材の停止位置を制御す
    る制御部材とを備え、 前記フィルム給送モータによるフィルム巻き戻中は、前
    記制御部材が途中位置に移動したとき前記ロック制御部
    材が第1位置に位置して前記係止部材の途中位置から待
    避位置への移動を阻止し、 フィルム巻き戻しが完了してフィルム給送モータが停止
    した後は、前記制御部材が途中位置に移動したとき前記
    ロック制御部材が第2位置に位置して前記係止部材の途
    中位置から待避位置への移動を許容することを特徴とす
    るカメラ。
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