JP2002131806A - カメラ及びそのカメラユニット - Google Patents

カメラ及びそのカメラユニット

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JP2002131806A
JP2002131806A JP2000324048A JP2000324048A JP2002131806A JP 2002131806 A JP2002131806 A JP 2002131806A JP 2000324048 A JP2000324048 A JP 2000324048A JP 2000324048 A JP2000324048 A JP 2000324048A JP 2002131806 A JP2002131806 A JP 2002131806A
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JP2000324048A
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Yoshito Umeda
義人 梅田
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Canon Finetech Nisca Inc
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Nisca Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型で低消費電力のパンチルトカメラを提供す
る。 【解決手段】撮像装置を、被写体を光学的に結像するレ
ンズと、このレンズからの結像を電気信号に変換する光
学変換素子と、この光学変換素子からのビデオ信号を所
定の形式で外部装置に送出する信号出力部と、を備えた
カメラであって、前記レンズと前記光学変換素子とが可
動な可動ユニットとを備えたことを特徴とするカメラと
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラのパンチルト
構造にかかわり、特に装置全体が可動しなくても内部の
撮像系を可動にすることで、カメラの撮像範囲を上下左
右に変更できる技術に関する。
【従来の技術】電気信号に変換を行なうカメラは、従来
はビジコンと呼ばれる真空管の中に光が入射されると、
電流が変化するデバイスを利用して、電気信号として取
り出し利用していたが、現在では半導体で構成される光
を電荷に変換する、光電変換素子が主流である。この光
電変換素子にはCCD型、MOS型などいくつかの方式
があるが、何れにしても光電変換素子から出力される電
圧を処理し、アナログもしくはデジタルの出力形態に整
形して種々の装置に利用可能としている。
【0002】このように半導体が利用可能になって、コ
ンパクトでかつ耐振動性などの用途にも使用可能となっ
てきている。
【0003】このような用途の一例として、部屋の中や
屋外において、環境状況を監視したり店舗等の中におい
て不正等がないか監視したりする監視用のカメラがあ
る。従来の監視カメラにおいては、広範囲なエリアを撮
像しなければならないこともあって、十分に大きな撮像
レンズを必要とすることから、カメラ全体を上下動可能
に構成していた。
【0004】また、少し小さなエリアをカバーする、た
とえばコンピュータやデジタルテレビ等に接続をして構
成する簡易会議システムがある。これらのシステムに用
いられるカメラは、像の歪み等の画像問題を多少は許さ
れることもあって、安価に構成されたカメラが用いられ
る。この場合、撮像する範囲(向き)は手動で設定される
ことが多いが、電動で動かせるものも雲台と呼ばれる駆
動台上に乗っているものや、特開平10−341370
に開示されたようなケーシングの一部を可動にしてその
内部に駆動を設けたものがある。
【0005】また、家庭のドアに載置して来訪者の様子
をモニタするいわゆるドアホンのような像の歪みが大き
くても良い用途において、たとえば特開平11−231
371に開示された、撮像を行う撮像素子は固定してレ
ンズを移動して撮像範囲を変更するものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしこれらのどの方
法も、比較的大きな駆動力を必要とするために、電動に
構成すると大きなアクチュエータが必要になり、装置全
体の大きさも大きくなってします。また大きなアクチュ
エータでは必要とする電力も大きくなる。そこで、たと
えばこのカメラをコンピュータに直結して映像を取得し
ようとすると、専用に電源線を用意したり、カメラ内あ
るいは外部に専用電源を載置しなければならなくなる。
したがって、コンピュータから電源供給可能なUSBポ
ートなどでの接続を行おうとすると、このポートから供
給可能な電流が上限(500mA)を有するため、極力
消費電力が小さい駆動電力に設計しなければならない。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで撮像装置を、被写
体を光学的に結像するレンズと、このレンズからの結像
を電気信号に変換する光学変換素子と、この光学変換素
子からのビデオ信号を所定の形式で外部装置に送出する
信号出力部と、を備えたカメラであって、前記レンズと
前記光学変換素子とが可動な可動ユニットとを備えたこ
とを特徴とするカメラとした。
【0008】さらに、家屋の中に載置された端末機器と
接続されて出入り口などに設置されるカメラにおいて、
カメラに内蔵されて被写体を撮像する光電変換素子と、
この光電変換素子の撮像面方向を変更する変更手段を備
えたことを特徴とするカメラとした。また、コンピュー
タ、デジタルテレビなどの演算装置をもった機器に内臓
もしくは接続されて使用するカメラにおいて、カメラに
内蔵されて被写体を撮像する光電変換素子と、この光電
変換素子の撮像面方向を変更する変更手段を備えたこと
を特徴とするカメラとした。
【0009】さらに、被写体を光学的に結像するレンズ
と、このレンズからの結像を電気信号に変換する光学変
換素子と、前記レンズと前記光学変換素子とを一体載置
する撮像基板と、この撮像基板をパンチルト駆動するア
クチュエータと、前記撮像基板からのビデオ信号を所定
の形式で外部装置に送出する信号出力部と、前記撮像基
板のパンチルト駆動を指示する信号入力手段と、この信
号出力部と前記信号入力部を載置した処理基板と、を備
えたことを特徴とするカメラユニットとした。
【0010】
【発明の実施の形態】
【従来装置の説明】図7は従来のパンチルトカメラ(左
右上下に向きを変えることが出来るカメラ)を示したも
のである。内部構造は省略してあるが、光を収斂するレ
ンズ702から得る光を、図を略した光電変換素子であ
るCCDで受光しその明度に応じた信号を電気信号とし
て取り出すCCDカメラとも呼ばれるものである。この
CCDカメラ700の光電変換素子(以下CCDと呼ぶ
が、MOS型など光電変換素子にはいくつかのタイプが
ある)から得られる電気信号は、内部的に光に応じた電
荷の量として得られるために、多くの電流を流すことが
出来ず、CCDの出力端子には、通常トランジスタなど
で構成されるインピーダンス変換回路が接続されて後半
の電気処理回路に渡される。
【0011】パンチルトカメラ700から外部にはいろ
いろなインターフェースが考えられているが、標準的に
広く機器接続可能なように、いくつかの規格が利用され
ている。例えば日本ではNTSC(National
TelevisionSystem Comitte
e)方式、欧州ではPAL(Phase Altern
ation Line Method)方式のようなテ
レビジョン等で標準的に利用されている形式や、コンピ
ュータ等デジタル機器に接続し易いデジタルの標準イン
ターフェース、たとえばUSB(Univeral S
erial Bus)、IEEE1394規格などが用
いられている。
【0012】これらの信号に変換する回路を主として、
CCDから得られた画像信号のレベル補正や、光電変換
素子がカラーであれば色のバランス等をとるための回路
がパンチルトカメラのケーシング701に内蔵されてい
る。そして、このケーシング701に可動取り付けられ
て、上下左右にパンチルトカメラを移動可能にして取り
付ける取り付けフレーム703と天井等に取り付ける支
持柱704で支持されている。一般的にパンチルトカメ
ラの向きを変える制御を、外部信号から行なうのが便利
であるために、ギヤを内蔵したモータ707、706が
内蔵されて、上記の天井等に固定されている支持柱70
4と取り付けフレーム703の取り付け部703aとに
駆動伝達されるため、パンチルトカメラ700は空中で
上下左右に駆動される。
【0013】画像信号を外部に出力するためのインター
フェースケーブル705に、専用の制御線を持って、も
しくは上記の画像信号出力端子を入出力双方向に構成し
て制御信号をのせ、パンチルトカメラ700に入力する
構成をとっている。したがって、例えばこのインターフ
ェースケーブル705をコンピュータに接続して、この
コンピュータに搭載するアプリケーションソフトを介在
させ、人間のキー入力指示に従って、パンチルトカメラ
の向きを替えるべく駆動を制御するコマンドがこのパン
チルトカメラ700に送られて、その結果所望の方向に
カメラが向いて、希望の撮像範囲が得られることにな
る。
【0014】
【実施例の詳細説明】本発明の詳細について、概念を示
す簡略図である図1と、内蔵されるカメラユニットを示
した図2に基づいて説明する。 (全体説明)このパンチルトカメラ1に内蔵するカメラ
ユニット20は、光を収斂することで被写体を結像する
レンズ6と、レンズ6を内部に位置決め保持して外乱光
の遮光を行う鏡筒5と、このレンズ6からの光を受けて
電気信号に変換する光電変換素子(CCD)44とがあ
る。
【0015】鏡筒5のレンズ6が被写体の像を受光でき
るように、カメラ1のケーシング2には外界を覗くため
の撮影開口2aが形成されている。もちろん、この撮影
開口2aは、防塵、防滴などのために透明部材等で閉じ
られている。そして、取得した画像データはカメラ1か
ら外部装置にケーブル10を介して通信される。
【0016】(撮像基板上の説明)このCCD44から
出力される信号は微弱であるため、この信号をインピー
ダンス変換する事によって流れる電流を大きくし、外部
あるいは内部の要因によって誘起されるノイズ信号との
比(S/N比)を改善するための補償素子(フォロワー
トランジスタ)45が使用される。もちろんこのフォロ
ワートランジスタ45はFET(Field Effe
ct Transisitor)でもよい。
【0017】このフォロワートランジスタ45は撮像基
板4上に載置されており、フォロワートランジスタ45
から出力される画像信号は、可とう性のあるケーブル
(フレキシブルサーキット)7で後段の処理基板3に接続
されている。もちろん必要に応じて、このフレキシブル
サーキット7の表面を銅テープなどで覆うことで耐ノイ
ズ性をさらに向上することができる。
【0018】CCD44には分解能(解像度)に応じた数
だけ2次元に配列されたフォトダイオードあり、このフ
ォトダイオード群が受光可能なように外部に覗く照射窓
44aが形成されている。照射窓44aへ光照射を行う
レンズ6とCCD44の内部に配列されたフォトダイオ
ード群との位置関係はレンズ6(鏡筒5内のレンズ群)の
焦点距離によって決められるため、振動等意図しない外
因によって変化しないよう相対位置を固定される。
【0019】この例においては、後述するように鏡筒5
ごと一緒に駆動されて撮像方向を変更するために、その
質量を余り大きくすると不都合がある。そのために、こ
の鏡筒5には電動のズーム機能は登載されていないが、
焦点距離の保持さえ行われればズーム機能付きかそうで
ないかは、鏡筒5を限定する要因ではない。そして、質
量をより軽くするためにレンズ6や鏡筒5の材料にプラ
スチックを採用することも考えられる。
【0020】質量を軽くすることは、アクチュエータ3
8,39に必要な駆動力を低減できる事につながる。し
たがって、必要とする電力が低減できるため、ホスト機
器からイニシエータ機器に流せる電流が500mAとい
う制限があるUSB規格上で電源供給を受けることを可
能にしている。
【0021】(撮像基板のパンチルト駆動部説明)この撮
像基板4にはこの撮像基板4に固定された弾性部材4
2、43とがあり、それら各々の対辺位置に、積層構成
された圧電素子(ピエゾ素子)40,41が取り付けら
れたパン方向駆動用アクチュエータ38、チルト方向駆
動用アクチュエータ39が設けられている。
【0022】ピエゾ素子40,41が発生する変位量
は、その長さ等にもよるが通常1mmに満たず、そのま
までは変位駆動を行うアクチュエータとしては変位量が
不足である。そのために、変位増幅を行うためのレバー
46,47が支点48,49を中心にして回動する梃子
手段を備えている。
【0023】図2ではピエゾ素子40,41がレバー4
6,47に基板4に対してレンズ6と裏面方向に取り付
けられているが、ピエゾ素子40,41は印加する電圧
の方向によって長手方向に伸びるか縮むかを制御可能で
あるために、レンズ方向に取り付ける事も可能であっ
て、このように構成することで空間体積的に小さくする
ことができるのでより好ましい。
【0024】また、図示は省略したがこれら2つのピエ
ゾ素子40,41はカメラ1内のフレームに取り付けら
れている。さらに図には省略したが、基板4のレンズ6
とは反対面のおよそ中央部に、自在継ぎ手の間接のよう
な構造で遥動自在に基板支持棒が取り付けられている。
【0025】これによって、アクチュエータ38,39
がレバー46,47で基板4の取り付け辺を変位する
と、その変位方向と反対方向に上述した弾性部材42,
43を変位させる。各アクチュエータ38、39に与え
る電圧に応じて変位量が制御できるため、上記の基板支
持棒の遥動支点を中心にして、基板4をパンチルト動作
させることができる。上記の撮像ユニットでは撮像基板
を支持して変位させているが、鏡筒5と基板4とが一体
なので、鏡筒5を保持して変位駆動しても良い。
【0026】以上のように構成された撮像ユニット21
からフレキシブルサーキット7で接続された処理ユニッ
ト22の処理基板3では、CCD44の画像信号をアナ
ログデジタル(A/D)コンバータにてデジタル信号に
変換を行う。このA/D(アナログデジタル)コンバー
タは後段のプロセス回路と一緒に処理IC32としてワ
ンチップ化されている。
【0027】(アクチュエータのほかの例)上記説明と
図2ではピエゾ素子を使用した例を示した。
【0028】ピエゾ素子40,41は、以下の説明で登
場する電磁モータなどと異なり次回をは発生せずまた、
電気スパーク等に起因する電気ノイズをも発生しないク
リーンなアクチュエータである。既に述べたが、光電変
換素子(CCD)44aから得られる信号は極めて微弱
であるがために、フォロワトランジスタ45を用いた
が、それでも近くの電気ノイズに影響を受ける。
【0029】このようにピエゾ素子40,41のような
クリーンアクチュエータの例として、形状記憶合金や化
学的な制御素子が考えられる。
【0030】形状記憶合金は境界温度を境にして、その
組成が変わることで形状を呼び起こす。たとえば、60
℃より低い状態では縮んでいるがこの温度を超えると伸
びてしまう。しかしまた温度が下がると元の形状に戻
る。この性質を用いて、電熱線をあわせて巻き込んだバ
ネ形状などがアクチュエータとして利用可能である。
【0031】(処理基板上の説明)図6はカメラユニッ
ト20に関する機能構成をブロック化したブロック図で
ある。上述したように、撮像ユニット500に備えられ
たレンズ503で被写体の像はCCD501に結像して
電気信号に変換され、フォロワートランジスタ502を
介して処理ユニット600に送られる。受け取った画像
信号は一旦AMP(アンプ:増幅器)601で適正な電
圧に変更された後にA/Dコンバータ602でデジタル
信号に変換される。
【0032】これらの動作タイミングはCCD501の
動作タイミングに大きく関連しているが、クロックジェ
ネレータ608で発生された基本クロックを基にクロッ
クコントローラ609で適正に発生されて、CCD50
1、A/Dコンバータ602、あるいは画像処理部60
3、USB方式の通信を制御するUSBコントローラ6
04などに送られる。
【0033】(画像処理部の簡単な説明)図では省略し
たメモリ内に、撮像ユニット500で生じる光学的歪や
光電変換の感度ばらつきなどを補正するためのパラメー
タ(基準データ)に基づいて補正処理(シェーディング
補正)される。CCD501がカラー用であれば3原色
の色バランスを補うホワイトバランス処理も行われる。
この場合ホワイトバランスとシェーディング補正とを合
成したパラメータで一括処理することも可能である。
【0034】コンピュータなどのホスト機器とUSB方
式で通信(インターフェース)を行うための入出力コネク
タ605には、入出力制御処理をするUSBコントロー
ラ605が接続されている。このUSBコントローラ6
05は画像処理部603の一部にある(図を略した)C
PUによってコマンドの制御が行われUSB方式に従っ
たフォーマットによって画像データを送出処理する。ま
たこのコマンドの中には、ドライブIC607を介して
アクチュエータ700(図2での40,41)を動作さ
せるためのものも用意されている。
【0035】さらに、USB方式では、ホスト機器から
電源を供給できるのでパワーIC606を介して各素子
に供給される。このとき、CCD501が+30V,+
15V,+5V,−8Vと種々の電圧を必要としている
ことと、ピエゾ素子であるアクチュエータ700が10
0V以上の高電圧を必要とする事により、パワーIC6
06はスイッチング(インバータ)方式で構成される。
【0036】また、撮像ユニット21、処理ユニット2
2共に多くのタイミングクロックを必要とするために、
クロックIC33でタイミングクロックの生成を行って
分配する。撮像ユニット21は軽量化しなければならな
いため、これらドライブIC607、パワーIC60
6、クロックIC33、USBコントローラ605、処
理IC32などは、処理基板3上に載置されている。
【0037】(撮像ユニットの変形例)図3は図2撮像
ユニット21に相当する部分の変形例である。撮像基板
51にCCD52、レンズ53が構成されるところは同
じであるが、プレート50上にこの撮像基板が載置され
てプレート50がモータ54,55でパンチルト駆動さ
れる。
【0038】モータ54,55は小型のパルスモータで
あって、そのシャフト54a,55a、にネジが切って
ある。一方、プレート50にはこのシャフト54a,5
5aのネジに契合するメネジが備えられている契合部5
0a、50bを備えている。さらに、契合部50a、5
0bに対向する位置55c、55dにバネ56,57が
掛かっている。撮像基板51が載置されているプレート
面の裏面に略中央に支柱58が遥動自在に取り付けられ
ている。
【0039】これら、モータ54,55、バネ56,5
7、支柱58、がカメラ内の固定フレームに取り付いて
いるので、CCD52で撮影される領域はパンチルト方
向自在に変更される。次に、用途の例を示す。
【0040】(ドアホンに適用する例)図4は、家庭や
個人事務所などの建物の玄関ドアに、訪問者を確認する
ためのドアホンが取り付けられている例である。
【0041】ドアホン100には訪問者が押すためのス
イッチ101と、パンチルトカメラを覗かせるための窓
102が表面に取り付けられている。このドアホン10
2の中には、たとえば図2に示したようなカメラユニッ
ト20が内蔵されていて、訪問者が撮影可能になってい
る。ドアホン100で撮影された訪問者の画像データ
は、通信ケーブル201を通じて画像処理を行うための
コンピュータ200に転送される。
【0042】このケースでは、数10m程度の比較的長
い距離を伝送しなければならないのでNTSC信号を同
軸ケーブルで伝送する方式が簡易的である。ドアホン1
00に内臓するカメラユニットのパンチルト制御につい
ては、上記の同軸ケーブルに併設される、RS422な
どの比較的長い距離に使用可能なシリアル方式でコマン
ド制御される。また、このドアホン100とコンピュー
タ200との通信に、無線であるたとえばスペクトル拡
散方式が利用可能である。このスペクトル拡散方式で
は、近年高速で数10m以上の距離を伝送可能な方式が
開発されている。
【0043】このようにしてコンピュータ200に取り
込まれた訪問者の画像をディスプレー202上で見るこ
ともできるが、屋家の中に人が不在で留守をしていれ
ば、コンピュータ200に転送プログラムを稼動させて
おいて、スイッチ101の信号をトリガにしてISDN
等に接続されるルータ204をケーブル203を通じて
起動することも可能である。この方法により、電話サー
ビス会社のパケット通信等を利用して家主の携帯する携
帯電話300に画像は転送される。家主は、携帯した電
話300上のディスプレイ303上に表示される訪問者
を見ながらマイクロフォン301で会話をする。
【0044】携帯電話300にはカメラ302が備え付
けられていると、ドアホン100の窓102脇あたりに
小型ディスプレイを設けて、相互に顔を確認しながら会
話をすることが可能になる。この時に、カメラ302は
パンチルトカメラであるから、携帯電話300から制御
を行って訪問者が良く見える方向にカメラの向きを変更
することも可能である。特に、背が小さな子供などが訪
問者の時には有効である。
【0045】(テレビ会議などのコンピュータに適用す
る例)図5では、テレビ会議システムへの利用形態を示
した。接続機器やプロバイダーなどは省略しているが、
インターネット等の通信網を経由して相互に接続された
コンピュータシステムである。
【0046】コンピュータ400,410にはパンチル
トカメラ401,411が備えられている。たとえば図
2に示したようなカメラユニット20が内蔵されてい
て、キーボードや通信で受け取ったコマンドに従って、
パンチルト動作できる。この場合には、コンピュータ4
00,410内部でデータ授受されるので、処理基板上
からの出力は専用のバス形式で十分である。
【0047】Aさんのコンピュータ400とBさんのコ
ンピュータ410とが接続されると、たとえばネットミ
ーティング(マイクロソフト社)などの会議用ソフトウエ
アを利用して、カメラ401で撮影されたAさんの顔
が、ディスプレイ412に表示され、カメラ411撮影
されたBさんの顔が、ディスプレイ402に表示され
る。この時に、Aさんの家族が会話に参加してきた時
に、BさんはリモートコントロールでAさんのカメラ4
01をパンチルト動作させて、傍に来たAさんの家族を
自分のディスプレイ412に表示することができる。
【0048】また、昨今の家電がディジタル化している
流れの中で、デジタルテレビジョンに本発明のパンチル
トカメラを適用することもできる。デジタルテレビ45
0、460にパンチルトカメラ451,461を登載す
ることで、上記の家族を囲んだテレビ電話スタイルは、
身近に導入される。デジタルテレビのリモコン操作で、
お互いにパンチルトカメラの向きを自在に変更すること
ができるから、より楽しい団欒が築かれる。
【0049】尚、以上の説明においてすべて光電変換素
子の方向を変更する事例を示したが、撮像領域を変更す
るために、レンズ前方へミラーを載置して、このミラー
の角度を変更することでも可能なことはいうまでもな
く、更にこのミラーを電気信号に基づいて制御可変する
ことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願パンチルトカメラの概念を示す簡略図であ
る。
【図2】本願パンチルトカメラに内蔵されるカメラユニ
ットの斜視図である。
【図3】本願パンチルトカメラ撮像部分の変形例の図で
ある。
【図4】ドアに取り付けて使用する例の図である。
【図5】テレビ会議システムの概念図である。
【図6】本願パンチルトカメラのブロック図である。
【図7】従来パンチルトカメラの例を示す図である
【符号の説明】
1 パンチルトカメラ全体 2 パンチルトカメラのケーシング 3 処理基板 4 撮像基板 6 レンズ 7 フレキシブルサーキット 20 カメラユニット 21 撮像ユニット 22 処理ユニット 30 入出力用のUSBコネクタ 32 処理IC 33 クロックIC 38,39 アクチュエータ 44 CCD(光電変換素子) 45 フォロワートランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/232 H04N 5/232 B 5/238 5/238 Z

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を光学的に結像するレンズと、この
    レンズからの結像を電気信号に変換する光学変換素子
    と、この光学変換素子からのビデオ信号を所定の形式で
    外部装置に送出する信号出力部と、を備えたカメラであ
    って、前記レンズと前記光学変換素子とが可動な可動ユ
    ニットとを備えたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】前記信号出力部は前記カメラに固定された
    固定ユニットにあることを特徴とする請求項1のカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】前記可動ユニットと前記固定ユニットとは
    可とう性を持って電気接続を行う可とう性ケーブルで接
    続されたことを特徴とする、請求項2のカメラ。
  4. 【請求項4】前記可とう性ケーブルは、銅、アルミなど
    の導電性材料でノイズ対策が施された、請求項3のカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】前記可動ユニットは、前記ビデオ信号の耐
    ノイズ性を高める補償素子を備えたことを特徴とする、
    請求項1のカメラ。
  6. 【請求項6】前記可動ユニットは、前記光電変換素子を
    載置する撮像基板を備え、前記補償素子も該撮像基板上
    に載置されている、請求項5のカメラ。
  7. 【請求項7】前記基板がアクチュエータ手段で可動す
    る、請求項6のカメラ。
  8. 【請求項8】前記アクチュエータは、形状記憶合金、圧
    電素子などの、低ノイズ手段である、請求項7のカメ
    ラ。
  9. 【請求項9】前記固定ユニットには、前記可動ユニット
    上の前記光電変換素子を動作させる駆動クロックを生成
    するクロック生成部を有する、請求項1のカメラ。
  10. 【請求項10】前記固定ユニットには、前記光電変換素
    子の電源電圧を生成する電源供給部を備えた、請求項1
    のカメラ。
  11. 【請求項11】 前記カメラは、コンピュータ等の外部
    装置に接続して使用され、外部装置からこのカメラの電
    源を供給され、前記電源供給部は外部装置からの電源を
    基に各電源電圧を生成する、請求項10のカメラ。
  12. 【請求項12】 前記外部装置との接続に用いる前記出
    力部の前記所定の形式は、USB,RS422,IEE
    E1394などのシリアル形式もしくは、NTSC,P
    ALなどのビデオ形式である、請求項1のカメラ。
  13. 【請求項13】前記レンズがモールド材を用いたことを
    特徴とする、請求項1のカメラ。
  14. 【請求項14】前記可動ユニットは直交する2軸の遥動
    動作を行うことを特徴とする、請求項1のカメラ。
  15. 【請求項15】前記変更手段は、前記光電変換素子を載
    置した撮像基板の傾斜を変更する、請求項14のカメ
    ラ。
  16. 【請求項16】家屋の中に載置された端末機器と接続さ
    れて出入り口などに設置されるカメラにおいて、カメラ
    に内蔵されて被写体を撮像する光電変換素子と、この光
    電変換素子の撮像面方向を変更する変更手段を備えたこ
    とを特徴とするカメラ。
  17. 【請求項17】コンピュータ、デジタルテレビなどの演
    算装置をもった機器に内臓もしくは接続されて使用する
    カメラにおいて、カメラに内蔵されて被写体を撮像する
    光電変換素子と、この光電変換素子の撮像面方向を変更
    する変更手段を備えたことを特徴とするカメラ。
  18. 【請求項18】被写体を光学的に結像するレンズと、こ
    のレンズからの結像を電気信号に変換する光学変換素子
    と、前記レンズと前記光学変換素子とを一体載置する撮
    像基板と、この撮像基板をパンチルト駆動するアクチュ
    エータと、前記撮像基板からのビデオ信号を所定の形式
    で外部装置に送出する信号出力部と、前記撮像基板のパ
    ンチルト駆動を指示する信号入力手段と、この信号出力
    部と前記信号入力部を載置した処理基板と、を備えたこ
    とを特徴とするカメラユニット。
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