JP2002131642A - ズームレンズ及びそれを有した光学機器 - Google Patents

ズームレンズ及びそれを有した光学機器

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JP2002131642A JP2000325609A JP2000325609A JP2002131642A JP 2002131642 A JP2002131642 A JP 2002131642A JP 2000325609 A JP2000325609 A JP 2000325609A JP 2000325609 A JP2000325609 A JP 2000325609A JP 2002131642 A JP2002131642 A JP 2002131642A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体として5つのレンズ群を有し、各レンズ
群の屈折力、変倍に伴う移動上検討を適切に設定し、全
変倍範囲にわたり高い光学性能を有したインナーフォー
カス式のズームレンズ及びそれを用いた光学機器を得る
こと。 【解決手段】 物体側より順に、正の屈折力の第1レン
ズ群、負の屈折力の第2レンズ群、複数または1つのし
ンズ群で構成される全体として正の屈折力の後続群を有
し、広角端から望遠端への変倍に際して、該第1レンズ
群と該第2レンズ群の間隔が大となり、該第2レンズ群
と該後続群の間隔が小となるズームレンズに於いて、該
第2レンズ群を移動させてフォーカシングを行い、 β2t:望遠端における第2レンズ群の倍率 f2:第2レンズ群の焦点距離 ft:望遠端の全系の焦点距離 等を適切に設定したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はズームレンズ及びそ
れを用いた光学機器に関し、特にインナーフォーカスを
採用し、物体距離全般にわたり高い光学性能が容易に得
られる一眼レフカメラやビデオカメラそしてデジタルカ
メラ等の光学機器に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ズームレンズのフォーカシング方
法として、第1レンズ群を移動させる、所謂前玉フォー
カス式や、第2レンズ群以降のレンズ群を移動させる、
所謂インナーフォーカス式やリヤーフォーカス式が知ら
れている。
【0003】一般にインナーフォーカス式やリアーフォ
ーカス式のズームレンズは、前玉フォーカス式のズーム
レンズにくらべて、第1レンズ群の光線有効径が小さく
なるので、レンズ系全体の小型化が容易となる利点を有
している。また、比較的小型軽量のレンズ群を移動させ
るため、特に最近主流となっているオートフォーカスカ
メラにおいては迅速なフォーカシングが容易となる等の
特長も有している。
【0004】本出願人はこのようなインナーフォーカス
式やリアーフォーカス式のズームレンズのひとつとし
て、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と負の
屈折力の第2レンズ群と全体として正の屈折力の後続群
を有し、各レンズ群の空気間隔を変化させることにより
変倍を行う、所謂ポジティブリードタイプのズームレン
ズにおいて、前記第2レンズ群を移動させてフォーカシ
ングを行う方式を用いたズームレンズを、特開平3−2
28008号公報、特開平5−119260号公報、特
開平6−230285号公報にて提案している。この方
式を用いたズームレンズは特に標準域を含む高変倍比を
有し、前記の特長を十分に発揮し、さらには無限遠物体
から近距離物体に至る物体距離全般にわたり、良好なる
光学性能を有している。この他特開平7−113957
号公報にても同様の方式のズームレンズが開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般にズームレンズに
おいてインナーフォーカス方式やリヤーフォーカス方式
を採用するとレンズ系全体が小型化され、又、迅速なるフ
ォーカスが可能となり、さらに近接撮影が容易となる等
の特長が得られる。
【0006】しかしながら反面、フォーカスの際の収差
変動が大きくなり、無限遠物体から近距離物体に至る物
体距離全般にわたりレンズ系全体の小型化を図りつつ高
い光学性能を得るのが大変難しくなるという問題点が生
じてくる。
【0007】特に高変倍のズームレンズでは全変倍範囲
にわたり、又物体距離全般にわたり高い光学性能を得る
のが大変難しくなるという問題点が生じてくる。
【0008】ここで、前記のポジティブリードタイプの
ズームレンズにおいて、光学全系が変倍する際の負の屈
折力の第2レンズ群の倍率について説明する。
【0009】一般に、ポジティブリードタイプのズーム
レンズの第2レンズ群は広角端において負の縮小倍率を
有し、望遠端への変倍にともなって倍率の絶対値が増加
する。そして第2レンズ群はポジティブリードタイプの
ズームレンズでは主変倍群となるので、光学全系が広角
端から望遠端へ変倍する際の増倍は大であり(負の縮小
倍率から−1に近づく方向)、この増倍は特に高変倍比
のズームレンズの場合顕著である。
【0010】つぎに、フォーカスレンズ群の倍率とフォ
ーカス敏感度(フォーカス群の移動量に対する、ピント
の移動量の比率)の関係について述べる。
【0011】フォーカスレンズ群の倍率とフォーカス敏
感度は次式で表わすことができる。
【0012】 ES=(1−βf2)×βr2 ・・・(A) ただし、 ES:フォーカス敏感度 βf:フオーカスレンズ群の倍率 βr:フォーカスレンズ群より像側に配置された全ての
レンズ群の合成倍率 (A)式によれば、フォーカス敏感度はフォーカスレン
ズ群の倍率の絶対値が1のとき0となり、1から離れる
にしたがって大きくなることがわかる。
【0013】ところが、前記したようにポジティブリー
ドタイプのズームレンズの負の屈折力の第2レンズ群
は、光学全系が広角端から望遠端へ変倍する際、負の縮
小倍率から−1に近づく方向に変倍するため、特に高変倍
比のズームレンズの場合などでは、望遠端付近で第2レ
ンズ群のフォーカス敏感度が小となりフォーカス移動量
が著しく増大していた。
【0014】また変倍の途中で第2レンズ群の倍率が−
1になってしまう場合にはフォーカス敏感度が0となり
フォーカス不能となってしまっていた。
【0015】本発明は高変倍比・小型で、しかも良好な
る光学性能を有しつつ近距離物体へのフォーカシングを
可能とするズームレンズ及びそれを用いた光学機器の提
供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のズーム
レンズは物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群、
負の屈折力の第2レンズ群、複数または1つのしンズ群
で構成される全体として正の屈折力の後続群を有し、広
角端から望遠端への変倍に際して、該第1レンズ群と該
第2レンズ群の間隔が大となり、該第2レンズ群と該後
続群の間隔が小となるズームレンズにおいて、該第2レ
ンズ群を移動させてフォーカシングを行うと共に、望遠
端における前記第2レンズ群の倍率をβ2t、前記第2
レンズ群の焦点距離をf2、望遠端における全系の焦点
距離をftとするとき、 −0.8<β2t<−0.6 ・・・(1) −0.09<f2/ft<−0.07 ・・・(2) なる条件を満足することを特徴としている。
【0017】請求項2の発明は請求項1の発明において
第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、 −0.18<f2/f1<−0.14 ・・・(3) なる条件を満足することことを特徴としている。
【0018】請求項3の発明は請求項1又は2の発明に
おいて広角端における第2レンズ群の倍率をβ2w、広
角端における全系の焦点距離をfwとし、 Z2=β2t/β2w Z=ft/fw とおくとき、 0.5<logZ2/logZ<0.75 ・・・(4) なる条件を満足することを特徴としている。
【0019】請求項4の発明は請求項1、2又は3の発
明において前記第2レンズ群は少なくとも1枚の負の屈
折力を有する接合レンズを有し、該接合レンズ中の負レ
ンズの材質のアッベ数をν2dn、該接合レンズ中の正
レンズの材質のアッベ数をν2dpとするとき、 15.0<ν2dn−ν2dp ・・・(5) なる条件を満足することを特徴としている。
【0020】請求項5の発明の光学機器は請求項1から
4のいずれか1項のズームレンズを有していることを特
徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】図面を用いて本実施形態のズーム
レンズについて説明する。
【0022】図1、図8、図15、図22、図29は、それ
ぞれ後述する数値実施例1〜5のズームレンズのレンズ
断面図、図2〜図7は数値実施例1のズームレンズの諸
収差図、図9〜図14は数値実施例2のズームレンズの
諸収差図、図16〜図21は数値実施例3のズームレン
ズの諸収差図、図23〜図28は数値実施例4のズーム
レンズの諸収差図、図30〜図35は数値実施例5のズ
ームレンズの諸収差図である。
【0023】図1において(w)は広角端、(M)は中
間ズーム位置、(T)は望遠端を示している。なお図
8、図15、図22、図29はそれぞれ広角端における
レンズ断面図のみをしめしている。
【0024】各レンズ断面図において、L1は正の屈折
力の第1群(第1レンズ群)、L2は負の屈折力の第2
群(第2レンズ群)、L3は正の屈折力の第3群(第3
レンズ群)、L4は負の屈折力の第4群(第4レンズ
群)、L5は正の屈折力の第5群(第5レンズ群)であ
る。SPは開口絞りであり、第3群L3の前方に配置し
ている。IPは像面である。
【0025】第3群〜第5群は複数又は1つのレンズ群
で構成される全体として正の屈折力の後続群に相当して
いる。
【0026】本実施形態のズームレンズでは、広角端か
ら望遠端への変倍に際して、図1の矢印に示すように各
レンズ群L1〜L5を物体側へ、該第1群と第2群の間
隔が増加し、該第2群と第3群の間隔が減少し、該第3群
と第4群の間隔が増大し、該第4群と第5群の間隔が減
少するように移動させている。即ち第2群と後続群との
間隔は減少している。このとき絞りSPは、第3群L3
と一体的に移動している。
【0027】無限遠物体から近距離物体へのフォーカス
は、第2群L2を物体側へ移動させて行うインナーフォ
ーカス方式を用いている。
【0028】一般に第1レンズ群を光軸上移動させて距
離合せを行う、所謂前玉フォーカス方式が知られている
が、この方式は広角側で至近距離撮影時に周辺画面に光
束を確保するために前玉径が大きくなりがちとなる。こ
のため、このフォーカス方式では、本発明の目的の1つで
ある小型化は難しくなる。
【0029】そこで本実施形態のズームレンズでは、第
1レンズ群以降に配置されたレンズ群、特に第2レンズ
群でフォーカシングを行うことにより、レンズ系全体の
小型化を図っている。
【0030】そして前述の条件式(1)、(2)即ち −0.8<β2t<−0.6 ・・・(1) −0.09<f2/ft<−0.07 ・・・(2) を満足するように第2レンズ群の焦点距離fと結像倍率
β2tを設定することにより無限遠物体から近距離物体
にわたる広い範囲内において良好なる光学性能を得てい
る。
【0031】次に条件式(1)、(2)の技術的内容に
ついて説明する。
【0032】条件式(1)は、望遠端における第2レン
ズ群の結像倍率を規定する条件であり、望遠端における
フォーカス敏感度を十分に確保し、近距離物体へのフォ
ーカシングを少ない移動量で行うための条件である。条
件式(1)をはずれて、上限を超えると近距離物体への
フォーカシングのための移動量が大きくなり過ぎ、又、下
限を超えると望遠端を長焦点化することが困難となる。
【0033】条件式(2)は、第2レンズ群の焦点距離
を規定する条件であり、上限を超えると、条件式(1)を
満足することが困難となるうえ、広角側における負の歪
曲収差の補正が困難となる。又下限を超えると、十分な
変倍比を確保することが困難となり、さらに広角側でレ
トロフォーカスの屈折力配置をとることが困難となるの
で、広角側の像面湾曲や非点収差を補正するのが困難と
なる。
【0034】本発明において、さらに望ましくは条件式
(1)、条件式(2)の数値範囲を以下の範囲とすると
良い。
【0035】 −0.79<β2t<−0.75 ・・・(1a) −0.085<f2/ft<−0.07 ・・・(2a) 本発明の目的とするズームレンズは、以上の諸条件を満
足させることにより達成することができるが、更にレン
ズ系全体の小型化を図りつつ、高変倍化を計る際の変倍
に伴う収差変動を少なくし、全変倍範囲及び物体距離全
般にわたり高い光学性能を得るには目的に応じて次の諸
条件のうち少なくとも1つを満足させるのが良い。
【0036】(ア−1)第1レンズ群の焦点距離をf1
とするとき、 −0.18<f2/f1<−0.14 ・・・(3) なる条件を満足することである。
【0037】条件式(3)は、望遠端における第2レン
ズ群の焦点距離と、第1レンズ群の焦点距離の比を規定
する条件であり、条件を満足すれば、条件式(1)を満足
することがより容易となって良い。
【0038】更に望ましくは条件式(3)の数値範囲を
以下の範囲とするのが良い。
【0039】 −0.17<f2/f1<−0.15 ・・・(3a) (ア−2)広角端における第2レンズ群の倍率をβ2
w、広角端における全系の焦点距離をfwとし、 Z2=β2t/β2w Z=ft/fw とおくとき、 0.5<logZ2/logZ<0.75 ・・・(4) なる条件を満足することである。
【0040】条件式(4)は、光学系全体における第2
レンズ群の変倍分担を規定した条件であり、上限を超え
ると、第2レンズ群の変倍分担が大となりすぎるため、
ズーミングにおける第2レンズ群の収差変動を補正する
ことが困難になるうえ、条件式(1)を満足することが
困難となる。逆に下限を超えると第2レンズ群以外のレ
ンズ群の変倍分担が大となりすぎるため、ズーミングに
おける第2レンズ群以外のレンズ群の収差変動を補正す
ることが困難となったり、高変倍を維持することが困難
となる。
【0041】好ましくは条件式(4)の数値範囲を以下
の範囲とするのが良い。
【0042】 0.55<logZ2/logZ<0.7 ・・・(4a) (ア−3) 前記第2レンズ群は少なくとも1枚の負の
屈折力を有する接合レンズを有し、該接合レンズ中の負
レンズの材質のアッベ数をν2dn、該接合レンズ中の
正レンズの材質のアッベ数をν2dpとするとき、 15.0<ν2dn−ν2dp ・・・(5) なる条件を満足することである。
【0043】フォーカスレンズ群である第2レンズ群に
接合レンズを配置することで、特に望遠端においてフォ
ーカシングにともなう軸上色収差の変動を補正すること
が容易となる。又条件式(5)を満足することで、上記
効果を得ることがさらに容易となる。
【0044】さらに望ましくは条件式(5)の数値範囲
を以下の範囲にするのが良い。
【0045】 18.0<ν2dn−ν2dp ・・・(5a) (ア−4)フォーカスの際の収差変動を少なくする為に
は、物体側より順に、前記第2群は物体側に凸面を向け
たメニスカス状の負レンズ、両レンズ面が凹面の負レン
ズ、正レンズ、負レンズと正レンズとの接合レンズより成
っていることである。
【0046】(ア−5)フォーカスの際の収差変動を少
なくする為には、物体側より順に、前記第2群は物体側
に凸面を向けたメニスカス状の負レンズ、正レンズと負
レンズとの接合レンズ、物体側に凸面を向けた正レンズ、
物体側に凹面を向けた負レンズより成っていることであ
る。
【0047】(ア−6)フォーカスの際の収差変動を少
なくする為には、物体側より順に、前記第2群は物体側
に凸面を向けたメニスカス状の負レンズ、負レンズと正
レンズとの接合レンズ、正レンズ、物体側に凹面を向け
た負レンズより構成することである。
【0048】(ア−7)第3群は2つの正レンズと1つ
の負レンズより構成することである。
【0049】(ア−8)第4群は正レンズと負レンズと
の接合レンズより構成することである。
【0050】(ア−9)第5群は2又は3つの正レンズ
と1つの負レンズより構成することである。
【0051】(ア−10)第1群は物体側に凸面を向けた
メニスカス状の負レンズ、正レンズ、物体側に凸面を向
けたメニスカス状の正レンズより構成することである。
【0052】次に本発明のズームレンズを用いたビデオ
カメラの実施形態を図36を用いて説明する。(本発明
のズームレンズは一眼レフカメラ用の交換レンズですの
で、カメラの実施形態は一眼レフカメラに変更してくだ
さい。) 図36において、10はビデオカメラ本体、11は前述し
た本発明のズームレンズ、12はズームレンズ11によ
って被写体像を受光するCCD等の撮像素子、13は撮
像素子12が受光した被写体像を記録する記録手段、1
4は不図示の表示素子に表示された被写体像を観察する
為のファインダーである。
【0053】上記表示素子は液晶パネル等によって構成
され、撮像素子12上に形成された被写体像が表示され
る。15は、前記ファインダーと同等の機能を有する液
晶表示パネルである。
【0054】このように本発明のズームレンズをビデオ
カメラ等の光学機器に適用することにより、小型で高い
光学性能を有する光学機器を実現している。
【0055】次に数値実施例1〜5のズームレンズの数
値データを示す。各数値実施例においてRiは物体側よ
り順に第i番目の面の曲率半径、Diは物体側より第i
番目の光学部材厚又は空気間隔、Niとνiは各々物体
側より順に第i番目の光学部材の材質の屈折率とアッベ
数である。又、前述の各条件式と数値実施例における諸
数値との関係を表−1に示す。
【0056】非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直
方向にH軸、光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、
A,B,C,D,Eを各々非球面係数としたとき、
【0057】
【数1】
【0058】なる式で表している。[e−x]は「10
-x」を意味している。
【0059】
【外1】
【0060】
【外2】
【0061】
【外3】
【0062】
【外4】
【0063】
【外5】
【0064】
【表1】
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、高変倍比・小型で、し
かも良好なる光学性能を有しつつ近距離物体へのフォー
カシングを可能とするズームレンズ及びそれを用いた光
学機器を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】数値実施例1のズームレンズのレンズ断面図で
ある。
【図2】数値実施例1のズームレンズの無限遠物体にフ
ォーカスした際の広角端における収差図である。
【図3】数値実施例1のズームレンズの無限遠物体にフ
ォーカスした際の中間ズーム位置における収差図であ
る。
【図4】数値実施例1のズームレンズの無限遠物体にフ
ォーカスした際の望遠端における収差図である。
【図5】数値実施例1のズームレンズの近距離物体にフ
ォーカスした際の広角端における収差図である。
【図6】数値実施例1のズームレンズの近距離物体にフ
ォーカスした際の中間ズーム位置における収差図であ
る。
【図7】数値実施例1のズームレンズの近距離物体にフ
ォーカスした際の望遠端における収差図である。
【図8】数値実施例2のズームレンズのレンズ断面図で
ある。
【図9】数値実施例2のズームレンズの無限遠物体にフ
ォーカスした際の広角端における収差図である。
【図10】数値実施例2のズームレンズの無限遠物体に
フォーカスした際の中間ズーム位置における収差図であ
る。
【図11】数値実施例2のズームレンズの無限遠物体に
フォーカスした際の望遠端における収差図である。
【図12】数値実施例2のズームレンズの近距離物体に
フォーカスした際の広角端における収差図である。
【図13】数値実施例2のズームレンズの近距離物体に
フォーカスした際の中間ズーム位置における収差図であ
る。
【図14】数値実施例2のズームレンズの近距離物体に
フォーカスした際の望遠端における収差図である。
【図15】数値実施例3のズームレンズのレンズ断面図
である。
【図16】数値実施例3のズームレンズの無限遠物体に
フォーカスした際の広角端における収差図である。
【図17】数値実施例3のズームレンズの無限遠物体に
フォーカスした際の中間ズーム位置における収差図であ
る。
【図18】数値実施例3のズームレンズの無限遠物体に
フォーカスした際の望遠端における収差図である。
【図19】数値実施例3のズームレンズの近距離物体に
フォーカスした際の広角端における収差図である。
【図20】数値実施例3のズームレンズの近距離物体に
フォーカスした際の中間ズーム位置における収差図であ
る。
【図21】数値実施例3のズームレンズの近距離物体に
フォーカスした際の望遠端における収差図である。
【図22】数値実施例4のズームレンズのレンズ断面図
である。
【図23】数値実施例4のズームレンズの無限遠物体に
フォーカスした際の広角端における収差図である。
【図24】数値実施例4のズームレンズの無限遠物体に
フォーカスした際の中間ズーム位置における収差図であ
る。
【図25】数値実施例4のズームレンズの無限遠物体に
フォーカスした際の望遠端における収差図である。
【図26】数値実施例4のズームレンズの近距離物体に
フォーカスした際の広角端における収差図である。
【図27】数値実施例4のズームレンズの近距離物体に
フォーカスした際の中間ズーム位置における収差図であ
る。
【図28】数値実施例4のズームレンズの近距離物体に
フォーカスした際の望遠端における収差図である。
【図29】数値実施例5のズームレンズのレンズ断面図
である。
【図30】数値実施例5のズームレンズの無限遠物体に
フォーカスした際の広角端における収差図である。
【図31】数値実施例5のズームレンズの無限遠物体に
フォーカスした際の中間ズーム位置における収差図であ
る。
【図32】数値実施例5のズームレンズの無限遠物体に
フォーカスした際の望遠端における収差図である。
【図33】数値実施例5のズームレンズの近距離物体に
フォーカスした際の広角端における収差図である。
【図34】数値実施例5のズームレンズの近距離物体に
フォーカスした際の中間ズーム位置における収差図であ
る。
【図35】数値実施例5のズームレンズの近距離物体に
フォーカスした際の望遠端における収差図である。
【図36】本発明の光学機器の実施形態の要部概略図で
ある。
【符号の説明】
L1 第1群 L2 第2群 L3 第3群 L4 第4群 L5 第5群 SP 絞り IP 像面 d d線 g g線 ΔS サジタル像面 ΔM メリディオナル像面 10 ビデオカメラ本体 11 ズームレンズ 12 撮像素子 13 記録手段 14 ファインダー 15 液晶表示パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H087 KA02 KA03 MA13 PA10 PA11 PA16 PB17 PB18 PB19 QA02 QA07 QA17 QA21 QA25 QA37 QA41 QA45 RA05 RA12 RA13 RA32 SA43 SA47 SA49 SA53 SA55 SB04 SB11 SB24 SB33 SB44 SB45

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ
    群、負の屈折力の第2レンズ群、複数または1つのしン
    ズ群で構成される全体として正の屈折力の後続群を有
    し、広角端から望遠端への変倍に際して、該第1レンズ
    群と該第2レンズ群の間隔が大となり、該第2レンズ群
    と該後続群の間隔が小となるズームレンズにおいて、該
    第2レンズ群を移動させてフォーカシングを行うと共
    に、望遠端における前記第2レンズ群の倍率をβ2t、
    前記第2レンズ群の焦点距離をf2、望遠端における全
    系の焦点距離をftとするとき、 −0.8<β2t<−0.6 −0.09<f2/ft<−0.07 なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 【請求項2】 第1レンズ群の焦点距離をf1とすると
    き、 −0.18<f2/f1<−0.14 なる条件を満足することを特徴とする請求項1のズーム
    レンズ。
  3. 【請求項3】 広角端における第2レンズ群の倍率をβ
    2w、広角端における全系の焦点距離をfwとし、 Z2=β2t/β2w Z=ft/fw とおくとき、 0.5<logZ2/logZ<0.75 なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2の
    ズームレンズ。
  4. 【請求項4】 前記第2レンズ群は少なくとも1枚の負
    の屈折力を有する接合レンズを有し、該接合レンズ中の
    負レンズの材質のアッベ数をν2dn、該接合レンズ中
    の正レンズの材質のアッベ数をν2dpとするとき、 15.0<ν2dn−ν2dp なる条件を満足することを特徴とする請求項1、2又は
    3のズームレンズ。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれか1項のズームレ
    ンズを有していることを特徴とする光学機器。
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