JP2002131356A - 負荷特性の観測システム - Google Patents

負荷特性の観測システム

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JP2002131356A
JP2002131356A JP2000326367A JP2000326367A JP2002131356A JP 2002131356 A JP2002131356 A JP 2002131356A JP 2000326367 A JP2000326367 A JP 2000326367A JP 2000326367 A JP2000326367 A JP 2000326367A JP 2002131356 A JP2002131356 A JP 2002131356A
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Masanori Hiramatsu
正宣 平松
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンプリングデータの変化で負荷状態変化と
してフィルタ演算と静特性パラメータ等を求め、これら
データから事故データとして有効なものを人手で判定す
るのを不要にして簡単化する。 【解決手段】 統計処理で取得するデータファイル(バ
イナリ)を取り込み(S31)、このデータを保存する
ための瞬時電圧V・電流Iチャンネルのメモリ空間へ割
り当てておき(S32)、これらデータから有効電力P
n、無効電力Qnおよび電圧Vの実効値に変換し、配列
としてメモリに格納する(S33)。これらデータをも
つ事故点データに対するフィルタ演算結果をパスするか
否かをチェックし(S34)、フィルタ演算をパスする
ときに、このデータが有効として測定点毎のファイルに
書込む(S35)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統における
事故などにより系統電圧の変動が生じた時点での負荷特
性を観測するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の観測システムには、負荷特性観
測装置によって電力系統の線路の3相のうち、2相の電
流と2つの線間電圧を測定し、この測定値からコンピュ
ータ処理によって電気的特性の情報を得ている。
【0003】この処理手順を図3に示す。データ取得
は、負荷特性観測装置により2相の電流と2つの線間電
圧のサンプリング処理を行い、このサンプリング値のう
ち線間電圧のベクトルデータの変化が3%以上になると
きをトリガ信号とし、このトリガ点の前1秒から後5秒
のサンプリングデータを1つのファイルとしてパソコン
上に蓄積する(S1)。なお、サンプリングは、電気角
30度(系統周波数が50HZでは1.667ms間隔)
で行う。
【0004】統計処理Aでは、パソコンに蓄積したサン
プリングデータ群のうち、指定されたデータ群から静特
性パラメータを求め、このパラメータをフィルタ演算の
結果とともに1つのCSVファイル形式で出力し、静特
性パラメータの統計平均処理もして同じファイルにして
おく(S2)。
【0005】静特性パラメータNP,NQは、サンプリン
グデータの状態変化前の平均値(有効電力POと無効電
力QO及び電圧VO)と、これらの状態変化後の平均値
(有効電力Pと無効電力Q及び電圧V)から、次式の演
算で求める。なお、式中のK,K0の替わりに、系統の
容量Cを用いることでもよい。
【0006】
【数1】
【0007】フィルタ演算は、電圧実効値の瞬時変化率
Aと、電圧の一定時間後の変化率Bと、状態変化感知後
の有効電力の変化率Cと、状態変化以前の有効電力の変
化率Dおよび状態変化前後の有効電力の変化率と電圧の
変化率の積Eを求める。これら値A〜Eは、以下の演算
式から求める。
【0008】
【数2】
【0009】このFilter_Aは、電圧実効値の瞬
時変化により、負荷特性観測装置で取得したデータを振
り分けるものであり、負荷特性観測装置の感度が良すぎ
るために拾った状態変化時のデータを除去する。つま
り、状態変化(状変)検出時以降の電圧瞬時値変化が状
変以前の平均の電圧より判定基準値未満のデータは事故
データでなく、無効なデータとして除去するための処理
である。
【0010】
【数3】
【0011】このFilter_Bは、電圧の一定時間
後の変化率によって負荷特性観測装置で取得したデータ
を振り分けるものであり、静特性パラメータNp,Nq
における分母ln(V/V0)が小さいとき(V≒
0)、例えば図4に示すような波形では、静特性パラ
メータNp,Nqが大きくなり過ぎることが多く、分母
が判定基準値より小さい場合は静特性を得るサンプリン
グ波形としては不適切とし、無効なデータとして除去す
るための処理である。
【0012】
【数4】
【0013】このFilter_Cは、状態変化感知後
の有効電力の投入・脱落の程度により、負荷特性観測装
置で取得したデータを振り分けるものであり、例えば、
図5に示す波形では、上記式中の有効電力の最大値Pm
axと最小値Pminは、同図中に示す部分にあり、こ
の値Filter_Cの値が大きいものは静特性パラメ
ータを得るのに不適切とし、後の統計処理から除外する
ための処理である。図6は、除外されない正常な波形の
例である。なお、図5中のPmax,Pminは、電圧
の瞬時変動を考慮して、時刻1秒〜3秒の各有効電力に
対して、−0.05秒〜+0.05秒の区間平均の中から
求める。
【0014】
【数5】
【0015】このFilter_Dは、状態変化感知
後、状態変化以前の5有効電力の投入・脱落の程度によ
り、負荷特性観測装置で取得したデータを振り分けるも
のであり、例えば、図7に示すように、状態変化感知前
に負荷の変動が生じた場合、事故データではあるが、静
特性パラメータを得るのに不適切とし、無効なデータと
して除外するための処理である。
【0016】
【数6】
【0017】このFilter_Eは、負荷特性観測装
置で取得したデータから状態変化時の不要波形を除去す
るためのものであり、例えば、図8、図9に示すよう
に、状態変化時のNp,Nqが大きな負値をとる場合の
波形を除外するためのものである。図10はそのときの
電圧波形である。
【0018】次に、静特性パラメータの統計処理手順を
図11に示す。静特性パラメータN P,NQと上記のフィ
ルタ演算値A〜Eを取り込み(S10)、これら値につ
いて以下の各判定処理と保存処理を行う。
【0019】判定処理S11は、フィルタ演算結果Aに
ついてそれが基準値を越えているか否かを判定する。こ
の判定結果で、基準値未満のデータのときは振り分け保
存処理S12によってその発生を保存しておく。この保
存には、静特性パラメータNpとNq別にした識別子
「G」と「F」に振り分け、その値をそれぞれ「−20
0」としておく。
【0020】同様に、判定処理S13は、フィルタ演算
結果Bについてそれが基準値を越えているか否かを判定
し、この判定結果で、基準値未満のデータのときは振り
分け保存処理S14によってその発生を保存しておき、
識別子「G」と「F」別に、値を「−100」としてお
く。
【0021】また、判定処理S15,S17は、フィル
タ演算結果C,Dについてそれが基準値を越えているか
否かを判定し、この判定結果で、基準値未満のデータの
ときは振り分け保存処理S16,S18によってその発
生を保存しておく。これら保存での値は「−20」とし
ておく。
【0022】さらに、判定処理S19は、フィルタ演算
結果Eについてそれが基準値を越えているか否かを判定
し、この判定結果で、基準値以上のデータのときは振り
分け保存処理S20によってその発生を保存しておく。
この保存での値は「−5」としておく。
【0023】以上の判定処理S11,S13,S15,
S17,S19をクリアしたデータについては、振り分
け保存処理S21によってその発生を保存しておく。こ
の保存での値は「Nq」、「Np」としておく。
【0024】図3に戻って、上記の統計処理結果を使っ
て、事故データとして有効と判定される場合には(S
3)、当該事故データをCSV形式のファイルに変換
し、エクセル(商品名)等にて波形出力を行う(S
4)。例えば、下記の表1に示すものにする。
【0025】
【表1】
【0026】この表は、同じトリガ点のサンプリングデ
ータについて、負荷特性観測装置の測定点毎に同じ行位
置に、静特性パラメータNp,Nqの他に、各フィルタ
処理部で求めた値Filter_A,C,Eをそれぞれ
の欄に表示し、さらにVSTEPには後述の指数を表示す
る。
【0027】また、「F」と「G」の欄には振り分け保
存処理S12,S14,S16,S18,S20,S2
1のいずれか1つの保存処理でなされた値を表示する。
例えば、あるデータに対して、判定処理S15まではそ
の判定結果が「はい」で、判定処理S15で「いいえ」
になり、振り分け保存処理S16を経て出力処理部5に
移行したとき、表1には「Np」と「Nq」の欄にはそ
の値が表示され、「A」〜「E」等の欄には値Filt
er_A〜E等の演算結果が表示されると共に、「F」
と「G」の欄には振り分け保存処理S16で保存した値
「−20」、もしくはフィルタ処理に対応した記号
「C」が表示される。
【0028】このような表出力により、従来の表1や有
効・無効電力グラフからの事故データとして有効か無効
かを目視判定するのに比べて、目視判定作業を不要にし
ながら、フィルタ演算結果(A〜Eの欄)の値表示から
どのような波形であったかを担当者が容易に推測するこ
とができる。また、何れのフィルタ演算で除外されたか
をF,G欄の数値又は記号から担当者が容易に知ること
ができる。さらに、表のF,G欄をフィルタ処理別に縦
側に合計することで負荷特性観測装置でトリガされた各
データについてどのような頻度でフィルタ処理とパラメ
ータ取得から除外されたかを容易に知ることができる。
【0029】次に、統計処理Aの結果になる静特性パラ
メータと各フィルタの結果および静特性パラメータの平
均値を取り出し(S5)、この静特性パラメータのヒス
トグラム化処理(S6)を行う。これを以下に詳細に説
明する。
【0030】まず、処理S2におけるFilter_B
の演算に際して、Filter_Aの値との比になる以
下の式(10)になる指数Vstepを求める。
【0031】
【数7】
【0032】この式中のV,V0,V’の関係は図12
に示すようになり、指数Vstepは、電圧のステップ
変化の状態を現し、完全にステップ状変化では100
%、電圧が元に戻るときは0%となる。したがって、指
数Vstepがほぼ0になるときは前記(1)、(2)
式の分母がほぼ0になり、静特性パラメータNp,Nq
の妥当性が低下することを示す指数Vstepを得るこ
とができる。
【0033】この指数Vstepを適用しないまま、静
特性パラメータを求めると、例えば、パラメータNpの
分布は図13に示すようになり、フィルタ通過するデー
タは241個になる。このときの静特性パラメータNp
とFilter_Bの相関関係は図14に示し、また図
15に示すようにFilter_Bの値が1.0%を越
える静特性パラメータNpの個数が100個程度まで減
らすと共にピーク付近のみを選別できる。
【0034】これに対して、指数Vstepと静特性パ
ラメータNpとの相関関係は図16に示すようになり、
また図17に示すように、Filter_Bの値が40
%を越える静特性パラメータNpの個数に図15の場合
と同等のものが得られ、静特性パラメータNpの妥当性
を高めることができる。
【0035】次に、静特性パラメータの統計平均も算出
・出力する。このときのファイル出力は、前記の表1に
示すようになる。
【0036】このように、個別事故データの電圧ステッ
プ状変化を表す指数を基に、フィルタを通過した静特性
パラメータNp,Nqの統計平均値を出力することによ
り、その妥当性を高める。また、静特性パラメータN
p,Nqの統計平均を求める場合には、指数Vstep
を効果的に利用することにより、自動統計処理を可能に
する。
【0037】次に、図3の処理S7,S8による統計処
理Bは、統計処理Aで求めた静特性パラメータの統計平
均値を使用し(S7)、指定された事故データ群から動
特性パラメータを求め、フィルタ演算の結果をそのまま
利用して1つのCSVファイル形式で出力し、さらに動
特性パラメータの統計平均も求めて同ファイルに出力す
る(S8)。そして、これら静特性および動特性パラメ
ータ、誤差関数、動特性パラメータの統計平均値を記録
した1つのCSVファイルを出力する(S9)。
【0038】この処理には、以下の有効電力及び無効電
力の予想式における動特性パラメータTp,Tq,A
p,Aqについて、定常誤差εp,εqが最小になる値と
して求める。
【0039】
【数8】
【0040】これら処理S7〜S9では、フィルタ演算
の結果は出力せずに、下記の表3に示すように、静特性
パラメータ及び動特性パラメータとフィルタとして動作
したものを指数として「H」の項に表記する。さらに、
動特性パラメータの統計値を最後に出力する。
【0041】
【表2】
【0042】上記の表中で、Np,Nqは静特性パラメ
ータ。Tp,Tqは動特性パラメータであり、フィルタ
でカットされる場合は値「20」とする。Ap,Aqは
動特性パラメータであり、フィルタでカットされる場合
は値「100」とする。Ip,Iqは誤差関数εp,εq
であり、フィルタでカットされる場合は値「0」とす
る。
【0043】また、動特性パラメータの統計平均TP,
TQ及びAP,AQは、フィルタを通過したデータT
p,Tq及びAp,Aqの統計平均値として求める。
【0044】このような出力により、フィルタでカット
された場合、どのフィルタでカットされたかを判定可能
にする。また、動特性パラメータの統計平均の自動算出
ができる。また、理論予想式の妥当性を誤差関数Ip,
Iqの大きさで判定可能にする。
【0045】なお、動特性パラメータの算出時に、静特
性パラメータNp,Nqが不適当な場合(例えば、負値
や大きな値)には、統計処理Aで求めた統計平均値を代
用するのが好ましい。これにより、動特性パラメータの
分布を良好にする。つまり、動特性パラメータAp,A
qが負値や大きすぎる値を取りにくくなるし、統計平均
Tp,Tqが不定(Ip,Iqの最小となるものが求ま
らない)となるケースを減らすことができる。
【0046】
【発明が解決しようとする課題】従来の負荷特性観測シ
ステムには、以下の問題がある。
【0047】(1)フィルタ処理は、特性パラメータN
p,Nqと動特性パラメータTp,Tq,Ap,Aqを
統計的に求めるために不要データを除去するものであ
り、個別のデータに対して有効な波形かどうかの判断は
図3の処理手順の出力である表1の形式の出力ファイル
から人が判断する必要がある。
【0048】(2)変換後のテキストファイルは、ファ
イル名に月日時分を用いているが、測定装置、測定点、
年、秒はファイル名に表わされず、ファイルを開いて該
当箇所を見る必要がある。
【0049】(3)1つの測定器で同時刻に取得したデ
ータであっても、測定点によりフィルタ演算で除外され
る波形と残される波形とに分かれることがある。このた
め、単に波形選別を自動化するだけでは、測定点毎にフ
ィルタをかけることになるため、フィルタ演算で除外さ
れた測定点のデータが歯抜けになり、結果として系統の
振る舞いが分かりにくくなる。
【0050】本発明の目的は、上記の課題を解決した負
荷特性の観測システムを提供することにある。
【0051】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、事故データとして有効か否かの判定にフ
ィルタ演算結果を基に自動的に行うことにより、従来の
からの人手による判定を不要にし、さらに1つの測定点
のフィルタ演算結果のみを用いて判定すること、観測波
形データのファイル名は事象の発生した場所、年月日、
時分秒を付加して保存・表示することとしたもので、以
下の構成を特徴とする。
【0052】負荷特性観測装置によって電力系統の線路
の電圧及び電流をサンプリングし、このサンプリングデ
ータの変化から負荷に状態変化があったと判定した時点
の前後のデータを取得し、このデータから系統負荷の静
特性パラメータを求めるとともにフィルタ演算を行う統
計処理を行い、この処理結果を使って事故データとして
有効と判定される場合には当該事故データを観測波形デ
ータに変換する負荷特性の観測システムであって、前記
事故データとして有効か否かの判定は、前記フィルタ演
算をしたその結果を基に行う自動判定処理手段を備えた
ことを特徴とする。
【0053】また、前記自動判定処理手段は、負荷特性
観測装置の1つの測定点のフィルタ演算結果のみを用い
て判定することを特徴とする。
【0054】また、前記自動判定処理手段は、観測波形
データのファイル名は事象の発生した場所、年月日、時
分秒を付加して保存・表示することを特徴とする。
【0055】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
負荷特性の観測システムの処理手順であり、図3におけ
るステップS2とS3およびS4におけるファイル変換
プログラムの処理手順である。
【0056】前記のように、図3のステップS3では、
ステップS4での波形観測のために、ステップS2で得
る個別のデータに対して有効な波形かどうかの判断は出
力ファイルから人が判断し、有効な場合に変換プログラ
ムで波形観測可能なテキストデータへ変換している。
【0057】本実施形態は、波形観測のための有効なデ
ータをフィルタ演算結果を利用することで自動化する。
【0058】図1において、統計処理Aで取得するデー
タファイル(バイナリ)を取り込み(S31)、このデ
ータを保存するための瞬時電圧V・電流Iチャンネルの
メモリ空間へ割り当てておき(S32)、これらデータ
から有効電力Pn、無効電力Qnおよび電圧Vの実効値
に変換し、配列としてメモリに格納する(S33)。こ
れら実効値をもつ事故点データに対する前記のフィルタ
演算結果をパスするか否かをチェックし(S34)、フ
ィルタ演算をパスするときに、このデータが有効として
測定点毎のファイルに書込む(S35)。これら処理を
各測定点データについて繰り返す(S36)。
【0059】したがって、本実施形態によれば、事故デ
ータとして有効か否かを判断していたのを、フィルタ演
算結果を基に自動判定処理することができる。
【0060】これに加えて、本実施形態は、フィルタ演
算適用を測定装置の測定点のうちの任意の1つのデータ
に対してのみ行い、他の測定点はフィルタ演算を行わ
ず、テキストデータ変換を追従させる。これにより、フ
ィルタ演算を1つの測定点に限ることができ、観測する
同時刻の系統の多数のデータを欠くことなく波形観測可
能なテキストファイルを得ることができる。
【0061】また、テキスト変化後のファイル名には測
定点番号と測定年月日時分秒を付ける。図2は、テキス
ト変化後のファイル例の画面を示し、測定点番号md_
xxと測定年月日2000yyyyと時分秒zzzzz
zを一括表示する。これにより、事象の発生した場所・
年・月・日・時・分・秒までがファイル名から容易に知
ることができ、データの整理を簡単にする。
【0062】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、事故デ
ータとして有効か否かの判定にフィルタ演算結果を基に
自動的に行うことにより、従来のからの人手による判定
を不要にする。
【0063】また、1つの測定点のフィルタ演算結果の
みを用いて判定することにより、フィルタ演算で除外さ
れた測定点のデータが歯抜けになることはない。
【0064】また、観測波形データのファイル名は事象
の発生した場所、年月日、時分秒を付加して保存・表示
することにより、事故データの波形観測の選択が容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す変換プログラム処理手
順図。
【図2】実施形態におけるテキスト変換後のファイル
例。
【図3】従来の負荷特性処理手順図。
【図4】フィルタ演算Bで除去するV0≒Vの波形例。
【図5】フィルタ演算Cでカットされる波形例。
【図6】フィルタ演算Cでカットされない正常な波形
例。
【図7】フィルタ演算Dで状態感知以前に負荷の変動が
発生した波形例。
【図8】フィルタ演算EでカットされるNqが大きな負
値をとる例。
【図9】フィルタ演算EでカットされるNpが大きな負
値をとる例。
【図10】図8及び図9での電圧波形の例。
【図11】統計処理手順図。
【図12】指数VstepとFilter_AとFil
ter_Bの関係を示す図。
【図13】従来方式での静特性パラメータNpの分布
例。
【図14】従来方式での静特性パラメータNpとFil
ter_Bの相関関係例。
【図15】従来方式でのフィルタBを施したNpの分布
例。
【図16】静特性パラメータNpと指数Vstepの相
関関係例。
【図17】指数Vstepを施したNpの分布例。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷特性観測装置によって電力系統の線
    路の電圧及び電流をサンプリングし、このサンプリング
    データの変化から負荷に状態変化があったと判定した時
    点の前後のデータを取得し、このデータから系統負荷の
    静特性パラメータを求めるとともにフィルタ演算を行う
    統計処理を行い、この処理結果を使って事故データとし
    て有効と判定される場合には当該事故データを観測波形
    データに変換する負荷特性の観測システムであって、 前記事故データとして有効か否かの判定は、前記フィル
    タ演算をしたその結果を基に行う自動判定処理手段を備
    えたことを特徴とする負荷特性の観測システム。
  2. 【請求項2】 前記自動判定処理手段は、負荷特性観測
    装置の1つの測定点のフィルタ演算結果のみを用いて判
    定することを特徴とする請求項1に記載の負荷特性の観
    測システム。
  3. 【請求項3】 前記自動判定処理手段は、観測波形デー
    タのファイル名は事象の発生した場所、年月日、時分秒
    を付加して保存・表示することを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の負荷特性の観測システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101735159B1 (ko) * 2014-09-03 2017-05-12 한국전력공사 전력계통의 온라인 부하모델 산정 장치 및 그 방법
RU2809920C1 (ru) * 2023-02-13 2023-12-19 Акционерное общество "Системный оператор Единой энергетической системы" Способ определения статических характеристик нагрузки по напряжению по измерениям пассивного эксперимента

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