JP2002130549A - ゴムホースの製造方法及びその製造装置 - Google Patents

ゴムホースの製造方法及びその製造装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円筒ゴムホースの内径の芯棒としてマンドレ
ルを用いないホ−スを製造するための製造方法を提供す
る。 【解決手段】 ゴムホース内管に補強層6を被覆形成す
るゴムホースの製造方法において、ホース成形手段1か
ら押し出し成形された、表面温度が略60℃以上のゴム
ホース内管3Aを前記ホース成形手段1から連続して0
℃以下の冷却室に導入して冷却固化した後に、該ゴムホ
ース内管3Aに前記補強層6を被覆形成することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴムホース内管に
補強層が形成されたゴムホースを製造するための製造方
法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、ゴムホースの製造は、図6に示すよ
うに、ホース成形機11にてゴムホース13Aを押しだ
し成形後にブレーダ5によってホース表面に金属、布等
の補強材を編み込まれてゴムホース13Bとして製品と
なる。その際に、該補強材の材質、編み込み形状などを
種々選択することによって高圧用、中圧用、低圧用と区
別することができる。そして、該ゴムホースの製造方法
においては、編み込む際の機械的圧力で変形が起きない
ようにマンドレル14という芯棒がゴムホース13A内
に挿入されている。すなわち、ゴム材料がマンドレル表
面でホースとなり、ブレーダにより補強材が編み込まれ
て製品となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この製
造方法は補強材の編み込み後にマンドレルをホースから
引き抜く必要がある。また、ゴムホースは連続的に製造
できるが、マンドレルの長さは工場のスペースなどから
制限があり、長尺なゴムホースを形成したい場合は不利
である。また、予め押し出したゴムホ−スの内径にマン
ドレルを挿入する場合は、別の押し込み工程を必要とす
るとともに、マンドレル同士の継ぎ目部分では、マンド
レルが連続していないので、補強材の編み込みが不規則
となる。
【0004】上述の事情に鑑み、本発明は、ゴムホース
の内径の芯棒としてマンドレルを用いないホ−スを製造
するための製造方法及び製造装置を提供することを目的
とする。また、本発明の他の目的は、マンドレルの抜き
取り作業をなくし、補強材編み込み後の工程、すなわち
補強材層の外側へのゴム層の被覆などの工程を連続的に
行うことができ、製造効率及び歩留まりが向上し、品質
が安定化するホ−スを製造するための製造方法及び製造
装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、請求項1記載の方法発明は、ゴムホース内管
に補強層を被覆形成するゴムホースの製造方法におい
て、ホース成形手段から押し出し成形された、表面温度
が略60℃以上のゴムホース内管を前記ホース成形手段
から連続して0℃以下の冷却室に導入して冷却固化した
後に、該ゴムホース内管に前記補強層を被覆形成するこ
とを特徴とする。
【0006】ここにおいて、ホース成形手段から押し出
し成形されたゴムホース内管は、ホース成形手段の押圧
力によって冷却室に直接導入することができる。また、
ホース成形手段と冷却室との間を近接配置しなくても、
前記ホース形成手段と冷却室との間に適宜距離をとって
ホースの外側を回転ローラなどによって搬送してもよ
い。この際には、ホース形成手段と冷却室との間で適宜
冷却される。また、ホース成形手段と冷却室との間に適
宜予備的な冷却手段を配置することもでき冷却室でゴム
ホース内管を効率よく冷却することができる。そして、
冷却固化とは、ホース形成機から押しだし成形後のゴム
ホース内管を冷却してブレーダーの圧力によって変形し
ない硬さを得ることをいう。
【0007】本発明は、ホース成形手段から押し出し成
形されたゴムホース内管を前記ホース成形手段から連続
して冷却室に導入されるが、該冷却室は、段階的に冷熱
量が異なるものを複数連結して、段階的にゴムホースを
冷却しても、また、所定の冷熱量を有する1つの冷却室
であってもよい。
【0008】この冷却室において冷却固化された後に、
該ゴムホース内管の外周面側に前記補強層を形成する。
よって、本発明においては、ゴムホース内管が冷却固化
しているので、マンドレルを必要とせずに補強層の編み
込み作業を行うことができる。
【0009】そして、その編み込み作業は編み込み作業
上必要とされる冷却固化状態を保つ条件においては、冷
却室内であっても、また、冷却室を退出した下流側であ
ってもよい。
【0010】本発明は、ホース成形手段から押し出し成
形されたゴムホース内管を前記ホース成形手段から連続
して冷却固化した後に、該ゴムホース内管の外周面側に
補強層を形成するので、マンドレルを用いないためマン
ドレルの抜き取り作業を行う必要はなく、直接に補強材
編み込み工程に移行でき、工程は簡単となり、コストが
低減され、産業の発展に寄与して多大なものがある。ま
た、本発明によると、補強材編み込み工程後の工程、す
なわち補強材層の外側へのゴム層の被覆などの工程を連
続的に行うことができ、製造効率及び歩留まりが向上
し、品質が安定化するホ−スを製造するための製造方法
を提供することができる。
【0011】また、前記冷却室は、冷熱量を異ならせた
複数の区画からなり、トンネル形状に形成され、該トン
ネル形状内を前記ゴムホース内管が移動しながら、前記
冷却室の出口側においてゴムホース内管の表面温度が0
℃以下になるように制御することが望ましい。
【0012】かかる技術手段によると、前記冷却室は、
冷熱量を異ならせた複数の区画から構成されているの
で、前記ゴムホース内管を段階的に冷却することがで
き、ゴムホース内管の肉厚部分を十分に延設中心方向に
冷却することができる。そして、前記ゴムホース内管が
移動しながら、前記冷却室の出口側においてゴムホース
内管の表面温度が0℃以下になるように制御するので、
ゴムホースは表面温度ムラがなく冷却固化された、0℃
より低い温度でブレーダによって、網角度が一定均一に
編組がなされる。
【0013】また、請求項3記載の発明は、請求項1に
かかる方法発明を実施するための一装置発明であって、
ホース成形手段により押しだし成形されたゴムホース内
管に補強層形成手段により補強層を被覆形成するゴムホ
ースの製造装置において、押し出し成形された前記ゴム
ホース内管が前記補強層形成手段側に連続移動させると
ともに、移動する経路上にトンネル状の冷却室を配置
し、前記ゴムホース内管が、前記冷却室内を移動しなが
ら、前記冷却室から連続して前記補強層形成手段に導入
され、前記補強層が被覆形成されることを特徴とする。
【0014】本装置発明は、押し出し成形された前記ゴ
ムホース内管が前記補強層形成手段側に連続移動させな
がら、前記補強層が被覆形成されるので、押し出し成形
後にゴムホース内管を巻き取った巻き取りドラム等を補
強層被覆形成ラインにセットして補強層を被覆形成する
必要がなく、また、マンドレルの抜き取り作業を行う必
要はなく、直接に補強材編み込み工程に移行でき、工程
は簡単となり、コストが低減され、産業の発展に寄与し
て多大なものがある。また、本発明によると、補強材編
み込み工程後の工程、すなわち補強材層の外側へのゴム
層の被覆などの工程を連続的に行うことができ、製造効
率及び歩留まりが向上し、品質が安定化するホ−スを製
造するための製造装置を提供することができる。
【0015】また、前記冷却室内の冷熱付与量を、前記
冷却室の出口側においてゴムホース内管の表面温度が0
℃以下になるように制御することが望ましい。かかる技
術手段によると、前記ゴムホース内管が移動しながら、
前記冷却室の出口側においてゴムホース内管の表面温度
が0℃以下になるように制御するので、ゴムホースは表
面温度ムラがなく冷却固化された、0℃より低い温度で
ブレーダによって、網角度が一定均一に編組がなされ
る。
【0016】また、前記冷却室内の冷却空間を前記ゴム
ホース内管移動経路上に沿って複数の区画に構成し、少
なくとも一の区画が他の区画の冷熱量と異ならせるよう
に構成することも本装置発明の有効な手段である。
【0017】かかる技術手段によると、前記冷却室は、
冷熱量を異ならせた複数の区画から構成されるので、前
記ゴムホース内管を段階的に冷却することができ、ゴム
ホース内管の肉厚部分を十分に延設中心方向に冷却する
ことができる。
【0018】そして、前記複数の区画が前記ゴムホース
内管の両側より冷却媒体を噴射する両側冷却区画と、前
記ゴムホース内管の片側より冷却媒体を噴射する片側冷
却区画との組み合わせで構成されることにより、より一
層の冷却効果を奏することができる。尚、冷却媒体は、
冷却気体のみでなく、アルコールなどの液体であっても
よい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図1〜図5を参照して本発明
の実施の形態につき詳細に説明する。但し、この実施の
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、こ
の発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説
明例にすぎない。
【0020】図1は本発明の一実施の形態に係るゴムホ
−スの製造装置の概略側面図、図2は図1のA−A断面
図である。図1及び図2において、ホース成形機1は、
生ゴムもしくは合成ゴムなどの原材料ゴムを素練りし
て、さらに軟化剤、充填剤、加流剤、加流促進剤、酸化
防止剤等を混練して、芯型2の周囲の空隙に押しだし円
筒のゴムホース3Aを成形する成形機である。
【0021】該成形機1の下流側には冷却室4Aが配設
され、該冷却室4Aは図2の断面図に示すように、トン
ネル状に形成され、入口4Aa及び出口4Abを除い
て、断熱材にて囲まれ、−45℃程度の極低温の冷却気
体をゴムホース3Aに噴出する機能を有している。
【0022】よって、冷却室4A内は、冷却室内より温
度が高いF空間から、温度の低い冷却室入口4Aa内
に、そして冷却室入口4AaからF空間へと空気が対流
するので、冷却室4Aの奥側より温度は高いが、奥側に
いくに連れて温度は低下する。また、冷却室4Aの出口
側は、冷却室内より温度が高いR空間から、温度の低い
冷却室出口4Ab内に、そして冷却室出口4AbからR
空間へと空気が対流するので、冷却室4Aの奥側から出
口4Ab側にいくに連れて温度は上がる。この出口側の
空気の対流現象で、ある程度の湿気による結露は排除さ
れる。
【0023】冷却室4A内では、入口の内側及び出口内
側を除いて、略−44℃程度に設定され、押し出した際
に表面温度70℃で、外径φ10mm、肉厚t3mmの
ゴムホース3Aを1.50〜2.9m/minで搬送し
た際にはゴムホース3Aを冷却中は略−36℃程度に設
定される。そして、冷却室4Aを出るとゴムホ−ス3A
は略−30℃〜−25℃程度に上昇して排出されるよう
に構成される。また、R空間は前記した空気の対流現象
によってゴムホース3A表面の湿気は排除されるが、そ
れは程度問題であり、R空間は常温(約20℃)で、ゴ
ムホース表面に結露が生じない湿度が低い状態に設定し
た。
【0024】図2は冷却室4Aの断面図であるが、ゴム
ホース3Aを冷却した冷却気体は冷却器9に送られ、該
冷却器9によって冷却された冷却気体はファン8によっ
てゴムホース3Aに噴射される。
【0025】冷却室4Aの下流側には、前記ゴムホ−ス
3Aの外周にワイヤーおよび/または有機繊維をスパイ
ラル状に巻回および/または編組を行なうためのブレー
ダ5が配設されている。
【0026】次に、このように構成されたゴムホース製
造装置の動作を説明する。図1において、ホース成形機
1から押し出されたゴムホース3Aは、表面温度70℃
で冷却室4Aに押し出し搬送される。
【0027】冷却室4A内ではゴムホース3Aは1.5
0〜2.9m/minで搬送され、冷却室4A内の温度
はゴムホース3Aを搬入前は−44℃であり、ゴムホー
ス3Aを搬送稼働中は−36℃〜−34℃である。
【0028】冷却室4Aの出口側ではゴムホース3Aの
表面温度は−30℃〜−25℃に低下して排出され、ブ
レーダ5の出口側では図5に示す補強用の織物層6の表
面温度は0℃±2℃である。よって、ゴムホース3Aは
表面温度ムラがなく冷却固化された、0℃より低い温度
でブレーダ5によって、網角度が一定均一に編組がなさ
れ、真円に近いホースが完成される。
【0029】次に図3及び図4を用いて第2実施の形態
を説明する。図3は本発明の他の実施の形態に係るゴム
ホ−スの製造装置の概略側面図、図4は図3のB−B断
面図である。本実施の形態と図1における第1実施の形
態との相違点は、第1実施の形態における冷却室の冷熱
量を部分的に調整できないのに対して、本実施の形態は
冷却室が冷熱量を異ならせた複数の区画から構成され
れ、それらの区画はそれぞれ異なった冷熱量に調整可能
に構成したものである。
【0030】よって、その相違点である冷却室4Bを説
明し、それ以外は、第1実施の形態と同じ構成であり説
明を省略する。図3に示すように、冷却室4Bは第1冷
却室40、第2冷却室41、第3冷却室42と3個の区
画から構成されている。第1冷却室40は、トンネル状
に形成され、入口4Ba及び出口4Bbを除いて、断熱
材にて囲まれ、図4(a)の断面図に示すようにゴムホ
ース3Aの表面を上下方向から冷却気体を噴射して冷却
する。ゴムホース3Aを冷却した冷却気体は破線で示す
矢印のように冷却器9に送られ、該冷却器9によって冷
却された冷却気体はファン8によってゴムホース3Aに
噴射される。このように、ゴムホース3Aの表面を上下
方向から冷却気体を噴射して冷却するので、良好に容易
に冷却することができる。そして、特に、第1冷却室4
0は入口側に配置しているので、上下方向からの噴射に
より急激にゴムホース3Aを冷却することができる。
尚、図4(b)に示すように、冷却気体噴射通路4B
a,4Bbをそれぞれ区画して設けることにより、冷却
能力が向上して望ましい。
【0031】第2冷却室41及び第3冷却室42は、図
2に示すような一方側からゴムホース3Aを冷却する冷
却室である。これらの複数の冷却室は、それぞれ冷熱量
が調整可能に構成されているので、複数の冷却室の冷熱
量を調整することによって所望の温度勾配で−45℃程
度の極低温の冷却気体をゴムホース3Aに噴出する機能
を有している。また、第1冷却室のごとき上下方向から
の冷却気体の噴射機能は、適宜第2冷却室または第3冷
却室の位置に配置してもよく、全ての冷却室を上下方向
からの冷却気体の噴射機能を備えてもよい。
【0032】また、本実施の形態においては、冷却気体
で説明しているが、必ずしもこれに限定されるものでは
なく、アルコール等の液体を噴射してもよい。また、補
強層の編み込み動作は冷却室の外で行っているが、ゴム
ホース表面の冷却固化条件を保つ冷却室内であってもよ
い。
【0033】
【実施例】合成ゴムのアクリルゴム(ACM)を用い、
ホース成形機1から押し出し外径φ10mm、肉厚t3
mmのゴムホース内管を成形した。 冷却室前のゴムホース内管の表面温度70℃、 ホース冷却通路内温度:ゴムホース内管挿入前−44
℃、ゴムホース内管冷却中1.65〜1.7m/mi
nで搬送中は−36℃、2.75〜2.85m/mi
nで搬送中は−34℃、 冷却室出口でのゴムホース内管の表面温度−30℃〜−
25℃ 補強用の織物層の糸テンション:300g/糸1本、 冷却室とブレーダ間の空間の温度25℃、湿度30%に
設定した。
【0034】この条件でゴムホース内管をホース成形機
から押しだし形成し、連続して冷却室に導入したとこ
ろ、冷却室内のゴムホース内管の搬送速度1.65〜
1.7m/min、または、2.75〜2.85m/
minにおいても、ブレーダ出口のゴムホース内管表面
温度は0℃±2℃であり、そのときに真円に近いゴムホ
ース内管が形成されることが確認された。そして、ブリ
ーダ入口側でのゴムホース内管表面における結露は見い
だされなかった。
【0035】よって、ホース成形機から押し出された外
径φ10mm、肉厚t3mmのゴムホース内管を−44
℃近辺の冷却通路内にて搬送してゴムホース内管の表面
温度−30℃〜−25℃程度まで低下させた後に、所定
距離離れたブリーダにてゴムホース内管の外周に補強用
の織物層を形成して、その織物層の表面温度がブレーダ
出口において0℃±2℃に制御することによって真円に
近いゴムホース内管が形成される。また、冷却室出口か
らブレーダまでの間は所定距離有するとともに、その区
域内の雰囲気が所定湿度を有する気体で包囲されている
ことによってゴムホース内管外周面に結露が生じないこ
とも理解される。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したごとく、本発明は、ホース
成形手段から押し出し成形されたゴムホース内管を前記
ホース成形手段から連続して導入して冷却固化した後
に、該ゴムホース内管の外周面側に補強層を形成するの
で、マンドレルを用いないためマンドレルの抜き取り作
業を行う必要はなく、直接に補強材編み込み工程に移行
でき、工程は簡単となり、コストが低減され、産業の発
展に寄与して多大なものがある。
【0037】また、本発明によると、補強材編み込み工
程後の工程、すなわち補強材層の外側へのゴム層の被覆
などの工程を連続的に行うことができ、製造効率及び歩
留まりが向上し、品質が安定化するホ−スを製造するた
めの製造方法及び製造装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るゴムホ−スの製
造装置の概略側面図である。
【図2】 図1のA−A断面図である。
【図3】 本発明の他の実施の形態に係るゴムホ−スの
製造装置の概略側面図である。
【図4】 図3のB−B断面図である。
【図5】 ゴムホ−スの斜視図である。
【図6】 従来のゴムホ−ス製造装置の概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ホース成形機(ホース成形手段) 2 芯型 3 ゴムホース(ゴムホース内管3A,3B) 4 冷却室 5 ブレーダ 6 織物層(補強層) 8 ファン 9 冷却器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 105:06 B29L 9:00 B29L 9:00 23:00 23:00 B29C 67/14 V (72)発明者 津幡 行一 東京都江東区牡丹2丁目13番1号 株式会 社前川製作所内 Fターム(参考) 3H111 AA02 BA11 CB03 CB14 CC13 EA04 EA12 EA17 EA18 4F205 AA45 AD16 AG08 HA13 HA27 HA33 HA47 HB02 HC07 HE16 HG04 HK08 HL09 HT14 HT22 4F207 AA45 AG03 AG08 AR06 KA01 KA17 KK52 KK55 KL63 KL88 KW41

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムホース内管に補強層を被覆形成する
    ゴムホースの製造方法において、 ホース成形手段から押し出し成形された、表面温度が略
    60℃以上のゴムホース内管を前記ホース成形手段から
    連続して0℃以下の冷却室に導入して冷却固化した後
    に、該ゴムホース内管に前記補強層を被覆形成すること
    を特徴とするゴムホースの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記冷却室は、冷熱量を異ならせた複数
    の区画からなり、トンネル形状に形成され、該トンネル
    形状内を前記ゴムホース内管が移動しながら、前記冷却
    室の出口側においてゴムホース内管の表面温度が0℃以
    下になるように制御することを特徴とする請求項1記載
    のゴムホースの製造方法。
  3. 【請求項3】 ホース成形手段により押しだし成形され
    たゴムホース内管に補強層形成手段により補強層を被覆
    形成するゴムホースの製造装置において、 押し出し成形された前記ゴムホース内管が前記補強層形
    成手段側に連続移動させるとともに、移動する経路上に
    トンネル状の冷却室を配置し、 前記ゴムホース内管が、前記冷却室内を移動しながら、
    前記冷却室から連続して前記補強層形成手段に導入さ
    れ、前記補強層が被覆形成されることを特徴とするゴム
    ホースの製造装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却室内の冷熱付与量を、前記冷却
    室の出口側においてゴムホース内管の表面温度が0℃以
    下になるように制御することを特徴とする請求項3記載
    のゴムホースの製造装置。
  5. 【請求項5】 前記冷却室内の冷却空間を前記ゴムホー
    ス内管移動経路上に沿って複数の区画に構成し、少なく
    とも一の区画が他の区画の冷熱量と異ならせたことを特
    徴とする請求項3記載のゴムホースの製造装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の区画が前記ゴムホース内管の
    両側より冷却媒体を噴射する両側冷却区画と、前記ゴム
    ホース内管の片側より冷却媒体を噴射する片側冷却区画
    との組み合わせで構成されることを特徴とする請求項5
    記載のゴムホースの製造装置。
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