JP2002130486A - 止水栓 - Google Patents

止水栓

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JP2002130486A
JP2002130486A JP2000326970A JP2000326970A JP2002130486A JP 2002130486 A JP2002130486 A JP 2002130486A JP 2000326970 A JP2000326970 A JP 2000326970A JP 2000326970 A JP2000326970 A JP 2000326970A JP 2002130486 A JP2002130486 A JP 2002130486A
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cap
spindle
valve chamber
water
inflow port
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Withdrawn
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JP2000326970A
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English (en)
Inventor
Masato Miyamoto
真人 宮本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 止水コマが弁室の流入口を完全に閉塞した状
態でのみキャップ体を弁室のキャップ孔から取り外すこ
とができる構造を有した止水栓を提供する。 【解決手段】 スピンドル7の外周方向にストッパ9を
突設する。上記止水コマ8とストッパ9との間に移動体
10をスピンドル7に対して回転自在に且つ摺動自在に
して取り付ける。上記移動体10にはキャップ孔方向で
且つ斜め外方に傾斜延出した弾性バネ片11を備える。
スピンドル7の止水コマ8が流入口2を閉塞しない状態
で上記弾性バネ片11の先端に設けた係止部12が係合
する被係止部13をキャップ体5の内周部に設ける。螺
進させたスピンドル7の止水コマ8が流入口2を閉塞し
た状態で上記移動体10の係止部12とキャップ体5の
被係止部13との係止状態を解くようにストッパ9が位
置規制した移動体10の弾性バネ片11を内方に押圧付
勢する支持リブ14を弁室1の内面から突出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水配管に設けた
止水栓、詳しくはストレーナ付きの止水栓の構造に関す
る発明である。
【0002】
【従来の技術】従来から、給水管路等に配設したストレ
ーナ付きの止水栓には種々の構造のものがあるが、これ
らは止水栓に備えて給水に含まれるゴミ等の除去を行う
ストレーナを取り外してメンテナンスできる構造になっ
ている。例えば、図4に示す止水栓A'は給水管路Bの
L型状に屈曲した位置に設けられた止水栓であり、流入
口2と排出口3とキャップ孔4とを備えた弁室1を給水
管路Bに設け、キャップ孔4を被覆するようにキャップ
体5を着脱自在に装着して筒状のストレーナ6を弁室1
の流入口2と排出口3との間に配置し、上記キャップ体
5を貫通すると共に先端を流入口2に挿通したスピンド
ル7をストレーナ6の内部に配置すると共に流入口2に
対して進退自在にし、スピンドル7に設けた止水コマ8
により流入口2を開閉自在にしたものである。なお、ス
トレーナ6及びキャップ体5はそれぞれ弁室1に水密的
に配置されており、また、スピンドル7はキャップ孔4
に水密的に配置されており、それぞれ両者の間にパッキ
ンまたはOリングを介在させている。この止水栓A'で
は、キャップ体5を弁室1のキャップ孔4から取り外す
ことでストレーナ6を弁室1から取り外してメンテナン
スすることができるものである。このキャップ体5をキ
ャップ孔4から取り外すときには、キャップ孔4から水
が流出することのないようにスピンドル7を回転螺進
し、止水コマ8により弁室1の流入口2を完全に閉塞し
ておく必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造の止水弁A'では、止水コマ8の位置に関わ
らず、例えば、止水コマ8が弁室1の流入口2を完全に
閉塞していなくても、キャップ体5をキャップ孔4から
取り外すことができるものであり、そのために、誤っ
て、弁室1の流入口2を完全に閉塞していない状態でキ
ャップ体5をキャップ孔4から取り外してキャップ孔4
から水を流出させてしまう恐れがあるものであった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、止水コマが弁室の流入口を完全に閉塞した状態で
のみキャップ体を弁室のキャップ孔から取り外すことが
できる構造を有した止水栓を提供することを課題とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る止水栓は、弁室1に流入口2と排出口3
とキャップ孔4とを備えると共に上記流入口2とキャッ
プ孔4とを対向配置し、キャップ孔4を閉塞するように
キャップ体5を着脱自在に装着し、開口したキャップ孔
4から取出し可能にしたストレーナ6を弁室1の流入口
2と排出口3との間に配置し、上記キャップ体5を貫通
すると共に先端を流入口2に挿通したスピンドル7を弁
室1に螺合して流入口2に対して進退自在にし、スピン
ドル7に設けた止水コマ8により流入口2を開閉自在に
した止水栓において、スピンドル7の外周方向にストッ
パ9を突設し、上記止水コマ8とストッパ9との間に移
動体10をスピンドル7に対して回転自在に且つ摺動自
在にして取り付け、上記移動体10にはキャップ孔方向
で且つ斜め外方に傾斜延出した弾性バネ片11を備え、
スピンドル7の止水コマ8が流入口2を閉塞しない状態
で上記弾性バネ片11の先端に設けた係止部12が係合
する被係止部13をキャップ体5の内周部に設け、螺進
させたスピンドル7の止水コマ8が流入口2を閉塞した
状態で上記移動体10の係止部12とキャップ体5の被
係止部13との係止状態を解くようにストッパ9が位置
規制した移動体10の弾性バネ片11を内方に押圧付勢
する支持リブ14を弁室1の内面から突出したことを特
徴とする。これにより、スピンドル7の止水コマ8が流
入口2を閉塞しない状態では、移動体10の弾性バネ片
11の先端に設けた係止部12がキャップ体5の内周部
に設けた被係止部13と係合してキャップ体5をキャッ
プ孔4から取り外すことができないものであって、ま
た、スピンドル7を螺進させて止水コマ8が流入口2を
閉塞した状態では、移動体10がストッパ9により位置
規制されると共に移動体10の弾性バネ片11が支持リ
ブ14により内方に押圧付勢されることから、移動体1
0の弾性バネ片11の係止部12がキャップ体5の被係
止部13から外れてキャップ体5をキャップ孔4から取
り外すことができるようになるものであって、つまり、
上記の止水栓の構造は、止水コマ8が流入口2を閉塞し
た状態でのみ、上記係止部12と被係止部13との係合
状態が解かれてキャップ体5を弁室1のキャップ孔4か
ら取り外すことができる構造になっているために、スト
レーナ6を弁室1から取り外してメンテナンスをする際
にも、誤って、弁室1の流入口2を完全に閉塞していな
い状態でキャップ体5をキャップ孔4から取り外してキ
ャップ孔4から水を流出させてしまうことを無くすこと
ができるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0007】図1乃至図3に本発明の実施の形態の例を
示すものであるが、図1には止水栓が給水管路を閉鎖し
ていない状態の側面断面図を示し、図2には止水栓の分
解斜視図を示し、図3には止水栓が給水管路を閉鎖した
状態の側面断面図を示すものである。本例も従来例(図
4)と同様にL字状に屈曲した給水管路B中のL字屈曲
部分に弁室1を設けた止水栓Aを示すものである。この
給水管路Bは、例えば、トイレに設置されたロータンク
に給水する給水管路Bであって、上記給水管路Bには給
水管路Bを流れる給水の中のゴミ等を取り除くためのス
トレーナ6を備えた止水栓Aを配置しているものであ
る。
【0008】上述したように、止水栓Aの弁室1は給水
管路B中のL字屈曲部分に設けられているものであり、
流入口2と排出口3とキャップ孔4とを有するような有
底円筒状に形成されている。ここで、弁室1の流入口2
と排出口3とは直交する位置に配置され、流入口2とキ
ャップ孔4とは対向配置されている。流入口2は弁室1
の円板底板状のシール壁1aを円形に貫通して形成さ
れ、排出口3は弁室1の側壁1bを貫通して形成され、
キャップ孔4は弁室1の側壁1bの前端がそのまま円状
に開口して形成されている。このキャップ孔4が位置す
る側壁1bの前端部分の内壁にはOリング21が配置さ
れるOリング設置溝15aが凹設され、Oリング設置溝
15aのシール壁1a方向に隣接した位置の側壁1bの
内壁にはキャップ5を螺合するためのねじ切り16aが
施されている。なお、弁室1の流入口2近傍には、上記
流入口2を塞がないように設計されたナット状のスピン
ドル螺合部30が設けられている。ここで、このスピン
ドル螺合部30は、弁室1から突設したものでも弁室1
の手前位置の給水管路Bから突設したものでもよい。
【0009】上記弁室1内には、給水管路B内を流れる
水に含まれるゴミ等を除去するための円筒状に形成され
たフィルタであるストレーナ6が配置される。このスト
レーナ6は、筒底面を形成する両端部分に厚肉リング状
の設置リング22を配置すると共に上記設置リング22
の内周径と同径のフィルタ23を上記設置リング22の
間にストレーナ6の筒側面を形成するように配置して構
成されるものである。そして、このストレーナ6は開口
したキャップ孔4から弁室1内に挿入されて配置され
る。詳述すると、ストレーナ6の筒軸線方向をキャップ
孔4及び流入口2の対向方向に合わせて弁室1のシール
壁1aに突き合わすように挿入され、弁室1の側壁1b
に設置リング22の外周面を沿わせるようにして弁室1
の流入口2と排出口3との間に上記フィルタ23が位置
するように配置される。ここで、流入口近傍に位置した
設置リング22の外周面にはOリング25を配置するO
リング設置溝24を凹設してある。このOリング25は
ストレーナ6と弁室1の側壁1bとを水密接触構造にす
るものである。
【0010】弁室1のキャップ孔4にはキャップ孔4を
閉塞するようにキャップ孔4から弁室1内方に向ってキ
ャップ体5を挿入して取り付けるものである。このキャ
ップ体5は、スピンドル7を挿通するスピンドル挿通孔
19を中央部に貫通した厚肉円筒状に形成されたもので
あり、このキャップ体5の筒側面の外周部分において
は、挿入方向の後端近傍にキャップ体5のキャップ孔4
への挿入深さを規制するフランジ部17が外周方向に突
設され、上記フランジ部17の挿入方向側に隣接した位
置にはキャップ孔4近傍のOリング設置溝15aに対向
してOリング21を配置するOリング設置溝15bが凹
設され、上記Oリング設置溝15bの挿入方向側の隣接
位置にはねじ切り16bが施され、上記ねじ切り16b
の挿入方向側の隣接位置、つまり、キャップ体5の挿入
方向の先端近傍にはストレーナ設置段部18が凹設され
ている。ここで、ストレーナ設置段部18にはOリング
設置溝20が凹設されており、また、キャップ体5の内
径面、つまり、スピンドル挿通孔19の内周面における
キャップ体5の挿入方向の先端近傍には、後述する移動
体10の係止部12が係合する溝状の被係止部13が凹
設されている。この被係止部13はキャップ体5の内周
面に亘って凹設されていてもよいものである。また、こ
のキャップ体5の挿入方向の後端の筒底面、つまり、キ
ャップ体5の外方露出面、にはキャップ体5を回動させ
るためにドライバー等の工具を差込む回動操作溝33が
凹設されている。
【0011】上述した構成を有するキャップ体5をキャ
ップ孔4に装着する際には、キャップ体5のねじ切り1
6bと弁室1の側壁1bのねじ切り16aとを螺合させ
て行う。ここで、キャップ体5のOリング設置溝15b
と弁室1の側壁1bのOリング設置溝15aとの間には
Oリング21を配置し、キャップ体5とキャップ孔4と
を水密的に装着する。そして、キャップ体5をキャップ
孔4に装着する前に上述したように弁室1内にストレー
ナ6を配置しておくと、キャップ孔4に装着したキャッ
プ体5によって上記ストレーナ6が弁室1内に固定配置
される。つまり、ストレーナ6のキャップ孔側の設置リ
ング22をキャップ体5のストレーナ設置段部18と弁
室1の側壁1bとの間に位置させてキャップ体5にキャ
ップ孔4から挿入するとストレーナ6のシール壁側の設
置リング22がシール壁1aに当接し、ストレーナ6は
キャップ体5とシール壁1aとで挟持されるのである。
ここで、ストレーナ設置段部18のOリング設置溝20
にはOリング26が配置され、上記Oリング26はスト
レーナ6とキャップ体5とを水密接触構造にしている。
【0012】キャップ体5の中央部のスピンドル挿入孔
19には外方から弁室1内方に向ってスピンドル7が挿
入配置される。このスピンドル7はスピンドル挿入孔1
9を閉塞すると共に弁室1の流入口2を開閉自在にする
止水コマ8を装着した可動軸である。スピンドル7の弁
室1への挿入方向の先端部分は弁室1の流入口2の径よ
りも細い軸径に形成されて弁室1の流入口2に挿通さ
れ、その軸周面にはねじ切り27が施されてスピンドル
螺合部30に螺合されている。このスピンドル螺合部3
0に対して螺進するスピンドル7には、上述したよう
に、弁室1の流入口2を開閉自在させる厚肉円盤状の止
水コマ8が装着されており、この止水コマ8よりも挿入
方向の後方で間隔を隔てた位置に軸周面から突設したス
トッパ9が設けられている。そして、スピンドル7の挿
入方向の後端部分にはキャップ体5のスピンドル挿通孔
19を閉塞する閉塞部28が設けられている。ここで、
この閉塞部28はスピンドル挿通孔19を閉塞するため
スピンドル挿通孔19の内径と同様径の外径を有してお
り、スピンドル挿通孔19との接触面にはOリング31
が配置されるOリング設置溝29が凹設されている。こ
のOリング31はスピンドル7とキャップ体5とを水密
接触構造的にしている。また、閉塞部28の後端面、つ
まり、スピンドル7の挿入方向の後端面でスピンドル7
の外方露出面には、スピンドル7を回動させるためにド
ライバー等の工具を差し込む回動操作溝32が凹設され
ている。
【0013】上記スピンドル7のストッパ9と止水コマ
8の間には移動体10がスピンドル7に対して回転自在
に且つ摺動自在にして取り付けられている。この移動体
10は、図2に示すように、スピンドル7を挿通させる
円盤状の基板34と、上記基板34の外周縁部からスピ
ンドル7の挿入方向の後方、つまり、キャップ孔4の方
向で且つ斜め外方に傾斜延出した一対の弾性バネ片11
とを一体に形成して構成したものである。この弾性バネ
片11の先端にはスピンドル7から離れる方向に屈曲し
た係止部12が形成されている。この係止部12は、後
述するが、基本的にキャップ体5の被係止部13に係合
されるものである。
【0014】弁室1のシール壁1aからは一対の支持リ
ブ14をその先端をキャップ孔4の方向に向けてシール
壁1aの面に対して略垂直に突出しているものである。
ここで、上述したように弁室1には円筒状のストレーナ
6がシール壁1aに突き合わすように配置されると共に
スピンドル7が上記ストレーナ6の筒内部に流入口2を
挿通して配置されるものであるが、上記支持リブ14
は、スピンドル7と略平行に、且つ、止水コマ8に接触
しないようにストレーナ6の筒内部に位置させるもので
ある。この支持リブ14の先端にはスピンドル7に取り
付けた移動体10の弾性バネ片11を係合支持するバネ
支持凹所35を形成している。なお、このバネ支持凹所
35で係合支持された弾性バネ片11はその弾性バネ片
11の任意の位置で係合支持されるものであって、つま
り、弾性バネ片11は支持リブ14のバネ支持凹所35
に対して摺接しながら係合支持されているのである。
【0015】上述した移動体10は、止水栓Aが給水管
路Bを閉鎖していない状態では、つまり、止水コマ8が
弁室1の流入口2を閉塞していない状態では、図1に示
すように、弾性バネ片11を支持リブ14のバネ支持凹
所35に係合させると共に係止部12をキャップ体5の
被係止部13に係合させているものである。そして、止
水栓Aが止水栓Bが給水管路を閉鎖した状態では、つま
り、止水コマ8が弁室1の流入口2を閉塞した状態で
は、図3に示すように、止水コマ8が弁室1の流入口2
を閉塞するようにスピンドル7が挿入方向に螺進するの
に伴ってストッパ9も挿入方向に移動し、一方、支持リ
ブ14に係合された移動体10はスピンドル7に対して
回転自在に且つ摺動自在にスピンドル7に装着されてい
るために上記スピンドル7及びストッパの挿入方向への
移動量に比べて移動せず、ストッパ9が移動体10の基
板34に当接し、上記ストッパ9は移動体10にスピン
ドル7の挿入方向に付勢をして移動体10を位置規制さ
せるものである。このストッパ9により位置規制された
移動体10の弾性バネ片11は、支持リブ14のバネ支
持凹所35との係合支持される位置を弾性バネ片11の
先端の近傍位置に変化させながらも支持リブ14と係合
し続けるものであり、そして結果的に上述した状態の弾
性バネ片11は支持リブ14によってスピンドル方向の
内方に押圧付勢されるものであり、更に移動体10は係
止部12と被係止部13との係合状態を維持しようとす
るために、弾性バネ片11はスピンドル方向の内方に突
出する弓状に弾性変形するものである。そして、弾性変
形した弾性バネ片11はその弾性力を弾性バネ片11の
先端の係止部12に作用させて上記係止部12をキャッ
プ体5の被係止部13から外し、被係止部13と係止部
12との係合状態を解除するものである。
【0016】本例の止水栓は、上述したように、キャッ
プ体5は弁室1のキャップ孔4に螺合しており、また、
スピンドル7は弁室1(または給水管路)のスピンドル
螺合部30に螺合しており、すなわち本止水栓は、キャ
ップ体5及びスピンドル7を弁室1に対してそれぞれ独
立して装着した構造になっている。図1に示す状態のよ
うに、スピンドル7に取り付けた移動体10が弾性バネ
片11を支持リブ14に係合させると共に係止部12を
キャップ体5の被係止部13に係合させた状態では、移
動体10がキャップ体5を弁室1と一体に連結させてい
るものであって、キャップ体5は弁室1から、つまり、
弁室1のキャップ孔4から取り外すことができないもの
である。一方、図3に示す状態のように、スピンドル7
に取り付けた移動体10が弾性バネ片11を支持リブ1
4に係合させるも、移動体10の係止部12とキャップ
体5の被係止部13との係合状態を解除した状態では、
キャップ体5と弁室1とは連結していないものであっ
て、キャップ体5は弁室1から、つまり、弁室1のキャ
ップ孔4から取り外すことができるものである。このと
き、弁室2に配置されたストレーナ6をキャップ孔4か
ら外方に取り外すことができるものである。
【0017】このように、止水栓Aは、止水コマ8が流
入口2を閉塞した状態でのみ、上記係止部12と被係止
部13との係合状態が解かれてキャップ体5を弁室1の
キャップ孔4から取り外すことができる構造になってい
るために、ストレーナ6を弁室1から取り外してメンテ
ナンスをする際にも、誤って、弁室1の流入口2を完全
に閉塞していない状態でキャップ体5をキャップ孔4か
ら取り外してキャップ孔4から水を流出させてしまうこ
とを無くすことができるものである。なお、スピンドル
7のみ弁室1から取り外すことも、本止水栓がスピンド
ル7を挿入方向と反対方向に螺進させると止水コマ8が
移動体10の基板34に当接する構造になっていること
から、できないものである。
【0018】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の止
水栓にあっては、弁室に流入口と排出口とキャップ孔と
を備えると共に上記流入口とキャップ孔とを対向配置
し、キャップ孔を閉塞するようにキャップ体を着脱自在
に装着し、開口したキャップ孔から取出し可能にしたス
トレーナを弁室の流入口と排出口との間に配置し、上記
キャップ体を貫通すると共に先端を流入口に挿通したス
ピンドルを弁室に螺合して流入口に対して進退自在に
し、スピンドルに設けた止水コマにより流入口を開閉自
在にした止水栓において、スピンドルの外周方向にスト
ッパを突設し、上記止水コマとストッパとの間に移動体
をスピンドルに対して回転自在に且つ摺動自在にして取
り付け、上記移動体にはキャップ孔方向で且つ斜め外方
に傾斜延出した弾性バネ片を備え、スピンドルの止水コ
マが流入口を閉塞しない状態で上記弾性バネ片の先端に
設けた係止部が係合する被係止部をキャップ体の内周部
に設け、螺進させたスピンドルの止水コマが流入口を閉
塞した状態で上記移動体の係止部とキャップ体の被係止
部との係止状態を解くようにストッパが位置規制した移
動体の弾性バネ片を内方に押圧付勢する支持リブを弁室
の内面から突出したので、スピンドルの止水コマが流入
口を閉塞しない状態では、移動体の弾性バネ片の先端に
設けた係止部がキャップ体の内周部に設けた被係止部と
係合してキャップ体をキャップ孔から取り外すことがで
きないものであって、また、スピンドルを螺進させて止
水コマが流入口を閉塞した状態では、移動体がストッパ
により位置規制されると共に移動体の弾性バネ片が支持
リブにより内方に押圧付勢されることから、移動体の弾
性バネ片の係止部がキャップ体の被係止部から外れてキ
ャップ体をキャップ孔から取り外すことができるように
なるものであって、つまり、上記の止水栓の構造は、止
水コマが流入口を閉塞した状態でのみ、上記係止部と被
係止部との係合状態が解かれてキャップ体を弁室のキャ
ップ孔から取り外すことができる構造になっているため
に、ストレーナを弁室から取り外してメンテナンスをす
る際にも、誤って、弁室の流入口2を完全に閉塞してい
ない状態でキャップ体をキャップ孔から取り外してキャ
ップ孔から水を流出させてしまうことを無くすことがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例を示す側面断面図であ
り、止水栓が給水管路を閉鎖していない状態を示すもの
である。
【図2】同上の分解斜視図である。
【図3】同上の止水栓が給水管路を閉鎖した状態の側面
断面図を示すものである。
【図4】従来の止水栓を示すものであり、(a)は側面
断面図であり、(b)は正面図である。
【符号の説明】
1 弁室 2 流入口 3 排出口 4 キャップ孔 5 キャップ体 6 ストレーナ 7 スピンドル 8 止水コマ 9 ストッパ 10 移動体 11 弾性バネ片 12 係止部 13 被係止部 14 支持リブ A 止水栓 B 給水管路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁室に流入口と排出口とキャップ孔とを
    備えると共に上記流入口とキャップ孔とを対向配置し、
    キャップ孔を閉塞するようにキャップ体を着脱自在に装
    着し、開口したキャップ孔から取出し可能にしたストレ
    ーナを弁室の流入口と排出口との間に配置し、上記キャ
    ップ体を貫通すると共に先端を流入口に挿通したスピン
    ドルを弁室に螺合して流入口に対して進退自在にし、ス
    ピンドルに設けた止水コマにより流入口を開閉自在にし
    た止水栓において、スピンドルの外周方向にストッパを
    突設し、上記止水コマとストッパとの間に移動体をスピ
    ンドルに対して回転自在に且つ摺動自在にして取り付
    け、上記移動体にはキャップ孔方向で且つ斜め外方に傾
    斜延出した弾性バネ片を備え、スピンドルの止水コマが
    流入口を閉塞しない状態で上記弾性バネ片の先端に設け
    た係止部が係合する被係止部をキャップ体の内周部に設
    け、螺進させたスピンドルの止水コマが流入口を閉塞し
    た状態で上記移動体の係止部とキャップ体の被係止部と
    の係止状態を解くようにストッパが位置規制した移動体
    の弾性バネ片を内方に押圧付勢する支持リブを弁室の内
    面から突出したことを特徴とする止水栓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100508117B1 (ko) * 2002-12-30 2005-08-18 손열삼 글로우브 밸브
JP2013072239A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Toto Ltd 調圧機能付き止水栓装置、及び、それを備えた水栓装置及び湯水混合水栓装置

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