JP2002130329A - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機

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JP2002130329A JP2000329481A JP2000329481A JP2002130329A JP 2002130329 A JP2002130329 A JP 2002130329A JP 2000329481 A JP2000329481 A JP 2000329481A JP 2000329481 A JP2000329481 A JP 2000329481A JP 2002130329 A JP2002130329 A JP 2002130329A
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Takashi Morimoto
隆 森本
Hiroshi Kato
博 加藤
Masahiro Ida
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ドラムユニットの回転に加わる抵抗を小さく
し、変速装置におけるトルク伝達効率を高くすることが
できるようにする。 【解決手段】自動変速機ケースと、自動変速機ケース内
において回転自在に配設された、筒状部を備え、筒状部
の端部の近傍に第1の係合部73が形成された第1のド
ラム部材と、自動変速機ケース内において回転自在に配
設された、筒状部を備え、筒状部の端部の近傍に第2の
係合部74が形成された第2のドラム部材とを有する。
第1、第2の係合部73、74はスプライン係合させら
れ、第1、第2の係合部73、74のうちの一方の外周
面は平坦(たん)に加工される。第1、第2の係合部7
3、74がスプライン係合させられ、第1、第2の係合
部73、74のうちの一方の外周面は平坦に加工され
る。第1のドラム部材と第2のドラム部材との連結部分
において、複雑な凹凸面が形成されることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両に使用される自動
変速機は、プラネタリギヤユニットを備えた変速装置を
有する。該変速装置は、クラッチ、ブレーキ等の複数の
摩擦係合要素を備え、各摩擦係合要素を所定の組合せで
係脱させることによって、前記プラネタリギヤユニット
のサンギヤ、リングギヤ、キャリヤ等の歯車要素から選
択的に回転を出力させ、複数の変速段を達成するように
なっている。
【0003】前記各摩擦係合要素は、油圧回路の油圧サ
ーボに対して油圧を給排することによって係脱させられ
る。そして、該油圧サーボは、外周壁及び内周壁を有す
る油圧サーボドラム、該油圧サーボドラム内に摺(しゅ
う)動自在に嵌(は)め込まれた環状のピストン等を備
え、前記油圧サーボドラムとピストンとの間に形成され
るアプライ油室に対して油を給排することによってピス
トンを移動させ、該ピストンと対向させて配設された各
摩擦係合要素を係脱するようにしている。
【0004】また、前記油圧回路には各種のソレノイド
バルブ、切換弁等が配設され、所定のソレノイドバルブ
のソレノイドをオン・オフさせると、所定の切換弁が切
り換えられ、該切換弁に接続された油圧サーボに対して
油圧が給排される。
【0005】なお、クラッチを係脱するための油圧サー
ボには、油圧サーボドラムとしてクラッチドラムが使用
される。
【0006】ところで、前記クラッチを係合させたとき
に、クラッチドラムの回転を他の回転部材に伝達するに
当たり、他の回転部材の径がクラッチドラムの径より小
さい場合、前記他の回転部材と一体に形成された回転ド
ラムを配設し、クラッチドラムと回転ドラムとを互いに
対向するリング状の端面において連結して、ドラムユニ
ットを形成することがある。
【0007】その場合、前記クラッチドラム及び回転ド
ラムの各端面の径が互いに等しくされ、前記クラッチド
ラムの端面に、凸部と凹部とを円周方向において交互に
配列することによって第1の凹凸部が形成され、前記回
転ドラムの端面に、凸部と凹部とを円周方向において交
互に配列することによって第2の凹凸部が形成され、第
1、第2の凹凸部が互いに係合させられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の自動変速機においては、前記クラッチドラムと回転
ドラムとの連結部分に、第1、第2の凹凸部の当接に伴
って、複雑な凹凸面が形成されてしまう。
【0009】したがって、オイルパンに溜められた油
が、前記凹凸面によって攪拌(かくはん)され、攪拌に
よってドラムユニットの回転に加わる抵抗が大きくな
り、変速装置におけるトルク伝達効率が低くなってしま
う。特に、油の温度が上昇することによって油面高さが
上昇すると、顕著となる。
【0010】本発明は、前記従来の自動変速機の問題点
を解決して、ドラムユニットの回転に加わる抵抗を小さ
くし、変速装置におけるトルク伝達効率を高くすること
ができる自動変速機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の自
動変速機においては、自動変速機ケースと、該自動変速
機ケース内において回転自在に配設された、筒状部を備
え、該筒状部の端部の近傍に第1の係合部が形成された
第1のドラム部材と、前記自動変速機ケース内において
回転自在に配設された、筒状部を備え、該筒状部の端部
の近傍に第2の係合部が形成された第2のドラム部材と
を有する。
【0012】そして、前記第1、第2の係合部はスプラ
イン係合させられ、第1、第2の係合部のうちの一方の
外周面は平坦(たん)に加工される。
【0013】本発明の他の自動変速機においては、さら
に、前記第1のドラム部材は自動変速機ケースにおける
前方に、前記第2のドラム部材は自動変速機ケースにお
ける後方に配設される。
【0014】本発明の更に他の自動変速機においては、
さらに、前記第1のドラム部材及び第2のドラム部材は
前記自動変速機ケースの内周面に沿って配設される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の実施の形態における自動変
速機の要部断面図、図2は本発明の実施の形態における
自動変速機の概念図、図3は本発明の実施の形態におけ
る自動変速機の作動表を示す図である。
【0017】図において、11は自動変速機、12は図
示されないエンジンを駆動することによって発生させら
れた矢印A方向の回転を変速装置13に伝達するトルク
コンバータである。
【0018】そして、該トルクコンバータ12は、エン
ジンの回転が出力される出力軸14と連結されたポンプ
インペラ15、変速装置13に回転を入力するための入
力軸16と連結されたタービンランナ17、ワンウェイ
クラッチ18上に取り付けられたステータ19、所定の
条件が成立したときにロックして出力軸14と入力軸1
6との間を連結するロックアップクラッチ20、図示さ
れないダンパ装置等から成る。
【0019】前記変速装置13は、摩擦係合要素とし
て、第1クラッチC1、第2クラッチC2、第3クラッ
チC3、第1ブレーキB1及び第2ブレーキB2を有す
る。また、前記変速装置13は、第1、第2のプラネタ
リギヤユニット25、26を有し、第1のプラネタリギ
ヤユニット25は、歯車要素として、サンギヤS1、該
サンギヤS1と同心状に配設されたリングギヤR1、前
記サンギヤS1及びリングギヤR1と噛(し)合させら
れるピニオンP1、並びに該ピニオンP1を回転自在に
支持するキャリヤCR1を備える。また、第2のプラネ
タリギヤユニット26は、歯車要素として、サンギヤS
2、S3、該サンギヤS2、S3と同心状に配設された
リングギヤR2、前記サンギヤS2及びリングギヤR2
と噛合させられるピニオンP2、前記サンギヤS3及び
ピニオンP2と噛合させられるピニオンP3、並びにピ
ニオンP2、P3を回転自在に支持するキャリヤCR2
を備える。
【0020】そして、前記サンギヤS1と自動変速機ケ
ース30とが連結され、リングギヤR1と入力軸16と
が連結され、キャリヤCR1とサンギヤS3とが第1ク
ラッチC1を介して連結され、さらに、キャリヤCR1
とサンギヤS2とが第3クラッチC3を介して連結され
る。
【0021】また、リングギヤR2と出力軸27とが連
結され、キャリヤCR2と自動変速機ケース30とが、
互いに並列に配設されたワンウェイクラッチF1及び第
2ブレーキB2を介して連結され、キャリヤCR2と入
力軸16とが第2クラッチC2を介して連結される。
【0022】前記ワンウェイクラッチF1は、1−2変
速時において、第1ブレーキB1が係合させられるのに
伴ってフリーになる。
【0023】前記構成の自動変速機11において、前記
入力軸16とサンギヤS2とが、第1のプラネタリギヤ
ユニット25及び第3クラッチC3を介して連結され、
サンギヤS2と自動変速機ケース30とが第1ブレーキ
B1を介して連結される。したがって、第3クラッチC
3を係合させることによって、第1のプラネタリギヤユ
ニット25において減速された回転がサンギヤS2に入
力され、第1ブレーキB1を係合させることによって、
サンギヤS2が停止させられる。また、第1クラッチC
1を係合させることによって、第1のプラネタリギヤユ
ニット25において減速させられた回転がサンギヤS3
に入力される。そして、入力軸16とキャリヤCR2と
が第2クラッチC2を介して連結されるので、第2クラ
ッチC2を係合させることによって、入力軸16から減
速させられない回転がキャリヤCR2に入力される。ま
た、リングギヤR2から回転が出力軸27に出力され
る。
【0024】次に、前記構成の自動変速機11の動作に
ついて説明する。
【0025】図3において、Pはパーキングレンジ、R
EVは後進レンジ、Nはニュートラルレンジ、1STは
前進レンジの1速、2NDは前進レンジの2速、3RD
は前進レンジの3速、4THは前進レンジの4速、5T
Hは前進レンジの5速、6THは前進レンジの6速を表
す。なお、前記各レンジは、運転者がシフトレバー等の
選速手段を操作することによって選択される。
【0026】また、○は第1クラッチC1、第2クラッ
チC2、第3クラッチC3、第1ブレーキB1及び第2
ブレーキB2について係合させられた状態を、ワンウェ
イクラッチF1についてロックされた状態を示す。そし
て、△はエンジンブレーキ時において第2ブレーキB2
が係合させられた状態を示す。
【0027】前進レンジの1速において、第1クラッチ
C1が係合させられると、入力軸16から第1のプラネ
タリギヤユニット25に入力され、該第1のプラネタリ
ギヤユニット25において減速させられた回転が、第1
クラッチC1を介してサンギヤS3に入力される。これ
に伴って、ワンウェイクラッチF1がロックさせられ、
キャリヤCR2の回転が阻止され、その結果、リングギ
ヤR2から最大の減速比で減速させられた回転が出力軸
27に出力される。
【0028】また、前進レンジの2速において、第1ク
ラッチC1及び第1ブレーキB1を係合させると、入力
軸16から第1のプラネタリギヤユニット25に入力さ
れ、該第1のプラネタリギヤユニット25において減速
させられた回転が、第1クラッチC1を介してサンギヤ
S3に入力される。このとき、第1ブレーキB1の係合
に伴って、サンギヤS2が固定されるので、リングギヤ
R2から1速の減速比より小さい減速比で減速させられ
た回転が出力軸27に出力される。
【0029】また、前進レンジの3速において、第1ク
ラッチC1及び第3クラッチC3を係合させると、入力
軸16から第1のプラネタリギヤユニット25に入力さ
れ、該第1のプラネタリギヤユニット25において減速
させられた回転が、第1クラッチC1を介してサンギヤ
S3に入力されるとともに、第3クラッチC3を介して
サンギヤS2に入力され、第2のプラネタリギヤユニッ
ト26が直結状態になる。したがって、各サンギヤS
2、S3に入力される回転がそのままリングギヤR2に
伝達され、リングギヤR2から2速の減速比より小さい
減速比で減速させられた回転が出力軸27に出力され
る。
【0030】また、前進レンジの4速において、第1ク
ラッチC1及び第2クラッチC2を係合させると、入力
軸16から第1のプラネタリギヤユニット25に入力さ
れ、該第1のプラネタリギヤユニット25において減速
させられた回転が、第1クラッチC1を介してサンギヤ
S3に入力されるとともに、入力軸16から減速させら
れない回転が第2クラッチC2を介してキャリヤCR2
に入力される。したがって、サンギヤS3に入力された
回転、及びキャリヤCR2に入力された回転の中間の、
リングギヤR2から3速の減速比より小さい減速比で減
速させられた回転が出力軸27に出力される。
【0031】また、前進レンジの5速において、第2ク
ラッチC2及び第3クラッチC3を係合させると、入力
軸16から第1のプラネタリギヤユニット25に入力さ
れ、該第1のプラネタリギヤユニット25において減速
させられた回転が、第3クラッチC3を介してサンギヤ
S2に入力されるとともに、入力軸16から減速させら
れない回転が第2クラッチC2を介してキャリヤCR2
に入力される。その結果、リングギヤR2から入力軸1
6の回転に対してわずかに増速させられた回転が出力軸
27に出力される。
【0032】また、前進レンジの6速において、第2ク
ラッチC2及び第1ブレーキB1を係合させると、入力
軸16から減速させられない回転が第2クラッチC2を
介してキャリヤCR2に入力される。このとき、第1ブ
レーキB1の係合に伴って、サンギヤS2が固定される
ので、リングギヤR2から入力軸16の回転に対して更
に増速させられた回転が出力軸27に出力される。
【0033】また、後進レンジにおいて、第3クラッチ
C3及び第2ブレーキB2を係合させると、入力軸16
から第1のプラネタリギヤユニット25に入力され、該
第1のプラネタリギヤユニット25において減速させら
れた回転が、第3クラッチC3を介してサンギヤS2に
入力される。このとき、第2ブレーキB2の係合に伴っ
て、キャリヤCR2が固定されるので、リングギヤR2
から入力軸16の回転に対して逆転させられた回転が出
力軸27に出力される。
【0034】ところで、前記第3クラッチC3は、外側
薄板及び内側薄板を交互に配設することによって形成さ
れた摩擦部材、並びに第3クラッチC3の係合に伴っ
て、前記外側薄板と内側薄板とを互いに押し付けるため
の油圧サーボを備える。該油圧サーボは、自動変速機ケ
ース30内の前方(図1における左方)において回転自
在に配設された油圧サーボドラムとしてのクラッチドラ
ム36、該クラッチドラム36内に摺動自在に嵌め込ま
れた図示されない環状のピストン、該ピストン内におい
て前記クラッチドラム36に係止させられた図示されな
いキャンセルプレート、及び前記ピストンとキャンセル
プレートとの間に配設され、キャンセルプレートをクラ
ッチドラム36に向けて付勢する図示されないスプリン
グを備え、前記クラッチドラム36とピストンとの間に
図示されないアプライ油室が形成される。
【0035】したがって、図示されない所定のソレノイ
ドバルブのソレノイドをオン・オフさせ、所定の図示さ
れない切換弁を切り換えると、前記アプライ油室に対し
て油が給排され、ピストンを軸方向に移動させ、該ピス
トンと対向させて配設された第3クラッチC3を係脱す
ることができる。
【0036】また、前記クラッチドラム36は、自動変
速機ケース30の内周面に沿って軸方向に延びる筒状部
としての外周壁42、該外周壁42より径方向内方にお
いて軸方向に延びる内周壁43、及び前記外周壁42と
内周壁43とを連結し、ほぼ径方向に延びる底壁44を
備える。該底壁44は、内周壁43の前端(図1におけ
る左端)から径方向に延びる垂直壁部57、該垂直壁部
57の外周縁部から斜め後方(図1における右方)に向
けて延びる第1の傾斜部としての傾斜壁部58、該傾斜
壁部58の外周縁部から径方向外方に向けて延びる垂直
壁部59、該垂直壁部59の外周縁部から後方に向けて
延びる水平壁部61、及び該水平壁部61の後端(図1
における右端)から斜め後方に向けて延びる第2の傾斜
部としての傾斜壁部62から成る。
【0037】なお、前記クラッチドラム36と自動変速
機ケース30との間に第1ブレーキB1が配設され、前
進レンジの2速及び6速において第1ブレーキB1を係
合させることによって、前記クラッチドラム36は自動
変速機ケース30に対して固定される。そのために、底
壁44の径方向における所定の位置、本実施の形態にお
いては、前記傾斜壁部62の内周縁部の近傍に、クラッ
チドラム36と一体に、かつ、前記傾斜壁部62の内周
縁部の近傍から前方に向けて突出させて、ハブ部として
の環状のブレーキハブ63が形成される。
【0038】ところで、前記第3クラッチC3は前進レ
ンジの3速及び5速、並びに後進レンジにおいて係合さ
せられ、このとき、入力軸16から第1のプラネタリギ
ヤユニット25に入力され、該第1のプラネタリギヤユ
ニット25において減速させられた回転は、第3クラッ
チC3を介してサンギヤS2に入力される。この場合、
前記クラッチドラム36の回転がサンギヤS2に伝達さ
れることになる。なお、前記サンギヤS2はクラッチド
ラム36に対して他の回転部材を構成する。
【0039】ところで、前記サンギヤS2の径は、クラ
ッチドラム36の径より小さい。そこで、サンギヤS2
と一体に形成された回転ドラム65が、前記自動変速機
ケース30内の後方において回転自在に配設され、クラ
ッチドラム36と回転ドラム65とが互いに対向するリ
ング状の端部において連結され、ドラムユニット66が
形成される。なお、この場合、クラッチドラム36によ
って第1のドラム部材が、回転ドラム65によって第2
のドラム部材が構成される。
【0040】前記回転ドラム65は、自動変速機ケース
30の内周面に沿って軸方向に延びる筒状部としての外
周壁68、該外周壁68より径方向内方において軸方向
に延びるスリーブ部69、及び前記外周壁68の後端と
スリーブ部69の前端とを連結するフランジ部71を備
え、前記スリーブ部69の後端部にサンギヤS2が一体
に形成され、前記フランジ部71の内周縁とスリーブ部
69の外周縁とが溶接によって固定される。
【0041】そして、前記クラッチドラム36における
外周壁42の後端の近傍に第1の係合部73が、回転ド
ラム65における外周壁68の前端の近傍に第2の係合
部74が形成され、前記第1の係合部73の内周面にス
プラインSp1が、前記第2の係合部74の外周面にス
プラインSp2が形成され、スプラインSp1、Sp2
を噛合させることによって、第1、第2の係合部73、
74がスプライン係合させられる。
【0042】なお、前記スプラインSp1、Sp2にお
いては、円周方向に山及び谷から成る図示されない複数
のスプライン歯が形成され、スプラインSp1の山径を
D1とし、谷径をD2とし、スプラインSp2の山径を
D3とし、谷径をD4としたとき、 D2>D3>D1>D4 にされる。
【0043】そして、前記クラッチドラム36及び回転
ドラム65のうちの少なくともクラッチドラム36は、
アルミニウムダイキャスト、フローフォーミング等の成
形方法によって成形され、前記第1の係合部73の外周
面は平坦にされる。
【0044】この場合、第1の係合部73の外周面が平
坦にされるので、前記クラッチドラム36と回転ドラム
65との連結部分において、複雑な凹凸面が形成される
ことがない。
【0045】したがって、前記ドラムユニット66が自
動変速機ケース30の下部に配設された図示されないオ
イルパンに溜められた油を攪拌するのを抑制することが
できる。その結果、ドラムユニット66の回転に加わる
抵抗が小さくなり、変速装置13におけるトルク伝達効
率を高くすることができる。また、油を攪拌することに
よって泡が発生するのを抑制することもできるので、自
動変速機ケース30に形成され、自動変速機ケース30
の内圧の上昇を防止するための図示されないエアブリー
ザからの油の吹出しも防止することができる。
【0046】本実施の形態においては、第1の係合部7
3の外周面が平坦にされるが、第1の係合部の外周面、
及び第2の係合部の内周面にスプラインを形成し、第2
の係合部の外周面を平坦にすることもできる。
【0047】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、自動変速機においては、自動変速機ケースと、該
自動変速機ケース内において回転自在に配設された、筒
状部を備え、該筒状部の端部の近傍に第1の係合部が形
成された第1のドラム部材と、前記自動変速機ケース内
において回転自在に配設された、筒状部を備え、該筒状
部の端部の近傍に第2の係合部が形成された第2のドラ
ム部材とを有する。
【0049】そして、前記第1、第2の係合部はスプラ
イン係合させられ、第1、第2の係合部のうちの一方の
外周面は平坦に加工される。
【0050】この場合、前記第1、第2の係合部がスプ
ライン係合させられ、第1、第2の係合部のうちの一方
の外周面は平坦に加工されるので、第1のドラム部材と
第2のドラム部材との連結部分において、複雑な凹凸面
が形成されることがない。
【0051】したがって、ドラムユニットと自動変速機
ケースとの間の環状の空間を流れる油が攪拌されるのを
抑制することができる。その結果、ドラムユニットの回
転に加わる抵抗が小さくなり、変速装置におけるトルク
伝達効率を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における自動変速機の要部
断面図である。
【図2】本発明の実施の形態における自動変速機の概念
図である。
【図3】本発明の実施の形態における自動変速機の作動
表を示す図である。
【符号の説明】
30 自動変速機ケース 36 クラッチドラム 42、68 外周壁 65 回転ドラム 73、74 第1、第2の係合部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月2日(2000.11.
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 糟谷 悟 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 森本 隆 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 加藤 博 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 井田 将宏 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 Fターム(参考) 3J057 AA04 BB02 CA01 EE01 GA29 HH01 JJ04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機ケースと、該自動変速機ケー
    ス内において回転自在に配設された、筒状部を備え、該
    筒状部の端部の近傍に第1の係合部が形成された第1の
    ドラム部材と、前記自動変速機ケース内において回転自
    在に配設された、筒状部を備え、該筒状部の端部の近傍
    に第2の係合部が形成された第2のドラム部材とを有す
    るとともに、前記第1、第2の係合部はスプライン係合
    させられ、第1、第2の係合部のうちの一方の外周面は
    平坦に加工されることを特徴とする自動変速機。
  2. 【請求項2】 前記第1のドラム部材は自動変速機ケー
    スにおける前方に、前記第2のドラム部材は自動変速機
    ケースにおける後方に配設される請求項1に記載の自動
    変速機。
  3. 【請求項3】 前記第1のドラム部材及び第2のドラム
    部材は前記自動変速機ケースの内周面に沿って配設され
    る請求項1に記載の自動変速機。
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