JP2002129984A - ガスタービン設備の白煙防止方法及び装置 - Google Patents

ガスタービン設備の白煙防止方法及び装置

Info

Publication number
JP2002129984A
JP2002129984A JP2000329947A JP2000329947A JP2002129984A JP 2002129984 A JP2002129984 A JP 2002129984A JP 2000329947 A JP2000329947 A JP 2000329947A JP 2000329947 A JP2000329947 A JP 2000329947A JP 2002129984 A JP2002129984 A JP 2002129984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
exhaust gas
white smoke
gas turbine
exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000329947A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshitsugu Mihashi
俊嗣 三橋
Katsuaki Aoki
克彰 青木
Moichi Uji
茂一 宇治
Hitoshi Mochida
斉 持田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2000329947A priority Critical patent/JP2002129984A/ja
Publication of JP2002129984A publication Critical patent/JP2002129984A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水噴射や水蒸気噴射により大量の水分を排ガ
スが含む場合でも、煙突出口での白煙の発生を防止する
ことができるガスタービン設備の白煙防止方法及び装置
を提供する。 【解決手段】 水又は水蒸気を内部に噴射するガスター
ビン装置22と、ガスタービン装置を出た高温の排ガス
を熱回収して水蒸気を発生させる排熱回収装置24と、
排熱回収装置を出た低温の排ガスを大気解放する煙突2
6とを備えたガスタービン設備。ガスタービン装置22
を出た高温排ガスの一部を排熱回収装置24をバイパス
して排熱回収装置を出た低温排ガスに混入させ、これに
より煙突からの排ガス温度を白煙が発生しない領域まで
上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機等を回転駆
動するガスタービン装置に係わり、更に詳しくは、水蒸
気又は水を噴射するガスタービン設備の白煙防止方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンへ水蒸気を注入する二流体
サイクルガスタービンとしては、例えば特公昭54−3
4865号の「二作動流体ヒートエンジン」が知られて
いる。この二流体サイクルガスタービン(以下、発明者
の名前からチエン・サイクルと呼ぶ)は、図5に例示す
るように、絞り弁1、コンプレッサー2、燃焼室3、水
処理装置4、ポンプ5、熱交換器6、タービン7、8、
コンデンサー9、等から構成され、大気中から吸入した
空気をコンプレッサー2で圧縮して燃焼室3に供給し、
この圧縮空気で燃料を燃焼させて高温の燃焼ガスを発生
し、この燃焼ガスによりタービン7、8を駆動してコン
プレッサー4及び負荷を駆動し、更にタービンを出た燃
焼ガスにより熱交換器6で水蒸気を発生させ、コンデン
サー9で水分を回収して大気中に放出するようになって
いる。かかるチエン・サイクルは、燃焼室3に熱交換器
6で発生した水蒸気Sを噴射するためタービンに流入す
る燃焼ガスの流量が増大し、かつ燃焼ガスの比熱が増大
することからタービンの出力と熱効率を高めることがで
きる特徴を有している。
【0003】また、このチエン・サイクルを改善した二
流体サイクルガスタービンとして、本願発明の発明者
は、特公平8−26780号を創案し出願している。
【0004】特公平8−26780号の「部分再生式二
流体ガスタービン」は、図6に模式的に示すように、空
気を圧縮する圧縮機2と、燃料を燃焼させる燃焼器3
と、燃焼ガスにより駆動され圧縮機を駆動するタービン
7とからなるガスタービンと、水蒸気S(飽和蒸気)を
駆動源として圧縮空気を昇圧しかつ両流体を混合する混
合器10と、タービン7の下流に設けられ混合器10に
よる混合ガスをタービン排気で加熱するための過熱器6
と、過熱器6の下流に設けられタービン排気を熱源とし
て水を蒸発させる排熱ボイラ12と、圧縮機2による圧
縮空気の一部を燃焼器3へその残部を混合器10に導く
ための空気ライン13と、排熱ボイラ12による水蒸気
Sの一部を混合器に送る主蒸気ライン14と、混合器1
0による混合ガスを過熱器6を介して燃焼器3に導くた
めの混合ガスライン15と、を備えたものである。
【0005】この部分再生式二流体ガスタービンでは、
ガスタービンの排熱を回収して生成された水蒸気Sで圧
縮空気の一部を吸引・混合し、更に過熱器6でガスター
ビンの排熱回収を行った後、燃焼器内に噴射するので、
ガスタービンの排熱回収で温度を高められた空気の分、
チエン・サイクルより多くのエネルギー回収ができ、サ
イクル効率を向上させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した水蒸気噴射型
や水噴射型のガスタービン装置の排ガスは、噴射型でな
い従来のガスタービン装置に比較して、大量の水分を含
んでいる。このため、煙突出口で排ガス中の水分が大気
中で凝縮して可視化し白煙を発生することがある。かか
る白煙は、ほとんどが凝縮した水分であり、有害物質を
含まないにもかかわらず、特に都市部では美観上の理由
で問題点となる。また、例えば特に高層ビルの屋上に煙
突出口を設けた場合、赤色の夜間照明等を反射して火災
と見間違うような場合もある。
【0007】本発明はかかる問題点を解決するために創
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、水噴
射や水蒸気噴射により大量の水分を排ガスが含む場合で
も、煙突出口での白煙の発生を防止することができるガ
スタービン設備の白煙防止方法及び装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、水又は
水蒸気を内部に噴射するガスタービン装置(22)と、
該ガスタービン装置を出た高温の排ガスを熱回収して水
蒸気を発生させる排熱回収装置(24)と、該排熱回収
装置を出た低温の排ガスを大気解放する煙突(26)と
を備えたガスタービン設備の白煙防止方法であって、ガ
スタービン装置(22)を出た高温排ガスの一部を排熱
回収装置(24)をバイパスして排熱回収装置を出た低
温排ガスに混入させ、これにより煙突からの排ガス温度
を白煙が発生しない領域まで上昇させる、ことを特徴と
するガスタービン設備の白煙防止方法が提供される。
【0009】また、本発明によれば、水又は水蒸気を内
部に噴射するガスタービン装置(22)と、該ガスター
ビン装置を出た高温の排ガスを熱回収して水蒸気を発生
させる排熱回収装置(24)と、該排熱回収装置を出た
低温の排ガスを大気解放する煙突(26)とを備えたガ
スタービン設備の白煙防止装置であって、ガスタービン
装置(22)を出た高温排ガスの一部を排熱回収装置
(24)をバイパスして排熱回収装置を出た低温排ガス
に混入させるバイパス装置(28)と、バイパスする高
温排ガスの流量を排ガスが白煙を発生しないように制御
する白煙制御装置(30)と、を備えたことを特徴とす
るガスタービン設備の白煙防止装置が提供される。
【0010】上記本発明の方法及び装置によれば、バイ
パス装置(28)によりガスタービン装置(22)を出
た高温排ガスの一部を排熱回収装置(24)をバイパス
して排熱回収装置を出た低温排ガスに混入させることが
できる。また、白煙制御装置(30)によりバイパスす
る高温排ガスの流量を排ガスが白煙を発生しないように
制御できる。従って、ガスタービン装置(22)を出た
高温排ガスの一部を排熱回収装置(24)をバイパスし
て排熱回収装置を出た低温排ガスに混入させ、これによ
り煙突からの排ガス温度を白煙が発生しない領域まで上
昇させ煙突からの白煙発生を防止することができる。
【0011】本発明の好ましい実施形態によれば、白煙
制御装置(30)により、湿り空気線図において白煙が
発生するか否かを判定する関数f(t)を設定し(領域
設定ステップ(A))、ガスタービン装置(22)の運
転条件から煙突を出る排ガス中の絶対湿度xを算出し
(絶対湿度算出ステップ(B))、前記絶対湿度xと逐
次計測される気温と相対湿度から白煙が発生しない最低
温度tmを設定し(最低温度設定ステップ(C))、煙
突を出る排ガス温度tsを検出し、該排ガス温度tsと
前記最低温度tmとを比較し(温度比較ステップ
(D))、煙突(26)を出る排ガス温度tsが前記最
低温度tmを上回るように高温排ガスのバイパス量を制
御する(バイパス量調節ステップ(E))。
【0012】この方法及び装置により、煙突からの排気
ガスの白煙化を目視で観察できない場合(例えば夜間)
でも、白煙を確実に防止することができる。また、高温
排ガスのバイパス量を必要最小限度に抑え、エネルギー
ロスを最小に抑える制御ロジックをバイパス量調節ステ
ップ(E)に持つものとする。
【0013】また、煙突が大気解放する外気の温度と湿
度を示す外気点Aと、ガスタービンの排ガスの温度と湿
度を示す排ガス点Bとを湿り空気線図上において直線で
結び、該直線が湿り蒸気の飽和線と接する直線を前記関
数f(t)と設定する。この方法により、比較的簡単に
関数f(t)を設定することができる。
【0014】前記バイパス装置(28)は、排熱回収装
置(24)の上流側及び/又は下流側に設けられたダン
パー(28a,28b)と、その間を直接接続するバイ
パスライン(28c)とからなる。この構成により、ダ
ンパー(28a,28b)の調整により、バイパスライ
ン(28c)を流れる高温排ガスの量を任意に調節し、
低温排ガスと混入することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。なお、各図において共通す
る部分には同一の符号を使用する。
【0016】図1は、本発明の白煙防止装置を備えたガ
スタービン設備の全体構成図である。図1において、ガ
スタービン設備は、ガスタービン装置22、排熱回収装
置24及び煙突26を備える。ガスタービン装置22
は、水又は水蒸気を内部に噴射する水噴射型又は水蒸気
噴射型のガスタービン装置である。このガスタービン装
置22は、図示しないコンプレッサ、燃焼器、及びター
ビン(ガスタービン)を有し、発電機やポンプ等を駆動
するようになっている。水又は水蒸気は、燃焼器又は需
要先へ供給する。
【0017】排熱回収装置24は、この例ではボイラ2
4aとエコノマイザ24bとからなり、給水ポンプ23
で供給した給水をエコノマイザ24bで予熱し、ボイラ
24aで蒸発させるようになっている。この構成によ
り、ガスタービン装置22を出た高温排ガスの熱エネル
ギーを熱回収して水蒸気を発生させる。なお、この例で
は、発生した水蒸気を直接ガスタービン装置22(例え
ば燃焼器)に供給しているが、本発明はこの例に限定さ
れず、ガスタービンの燃焼器に水噴射するものと図6に
示したように、圧縮空気と水蒸気を混合し過熱器で再加
熱した後に供給してもよい。
【0018】煙突26(スタック)は、排熱回収装置2
4を出た低温の排ガスを大気解放する。またこの煙突の
排ガス出口には、煙突を出る排ガス温度tsを検出する
温度検出器31が設けられている。この温度検出器31
の出力信号は、後述する白煙制御装置30に入力され
る。なお、煙突26は、独立に設置しても、ビルの内部
に設置し屋上から大気解放するようにしてもよい。
【0019】本発明の白煙防止装置20は、更に、バイ
パス装置28と白煙制御装置30を備える。バイパス装
置28は、この例では、排熱回収装置24の上流側と下
流側にそれぞれ設けられたダンパー28a,28bと、
その間を直接接続するバイパスライン28cとからな
る。ダンパー28a,28bの少なくとも一方は、白煙
制御装置30によりその開閉量を遠隔制御できるように
なっている。この構成により、ガスタービン装置22を
出た高温排ガスの一部を排熱回収装置24をバイパスし
て排熱回収装置24を出た低温排ガスに混入させること
ができる。なお、ダンパー28a,28bは片側のみで
もよい。
【0020】白煙制御装置30には、ガスタービン装置
22の運転条件、温度検出器31の出力信号が入力さ
れ、バイパスライン28cを介してバイパスする高温排
ガスの流量を排ガスが白煙を発生しないように制御する
ようになっている。
【0021】図2は、湿り空気線図の説明図である。こ
の図において、横軸は温度、縦軸は絶対湿度x、図中の
斜めの曲線は相対湿度ψを示している。また、相対湿度
ψが100%の線を特に飽和線と呼ぶ。飽和線の左側の
領域は水分が完全に液化している状態である。また、飽
和線上においても水分が完全に凝縮(液化)しており、
この線上にある水蒸気(相対湿度:100%)は大気中
で白煙化する。飽和線の右側は、水蒸気とその他の気体
(空気、排ガス等)が混在している状態にある。この状
態のガスは相対湿度ψが高いほど水分が凝縮して白煙化
する条件に近い。すなわち、相対湿度ψが高い(例えば
80%)のガスは、大気解放と共に外気で冷却されて図
中で左に向かい、部分的に飽和線に達すると凝縮して白
煙化する。これに対して、相対湿度ψが低い(例えば2
0%)のガスは、外気で冷却されと同時に拡散されるた
め、図中で左下に向かい、飽和線に達しないため白煙が
発生しない。
【0022】上述した湿り空気線図において、煙突が大
気解放する外気の温度と湿度を示す湿り空気線図上の点
を外気点Aとし、ガスタービンの排ガスの温度と湿度を
示す湿り空気線図上の点を排ガス点Bとする。次に外気
点Aと排ガス点Bを湿り空気線図上において直線gで結
び、かつこの直線gが湿り蒸気の飽和線と接しないよう
にする。このように直線gを設定することにより、この
直線gより飽和線側(左側)では排ガスが白煙化し、飽
和線の反対側(右側)では白煙化しないようにできる。
なお、実際の状態では、天気や風速等により必ずしもこ
の通りには冷却及び拡散されないので、実際の白煙化状
況に基づき直線gを補正するのがよい。
【0023】図3は、本発明の白煙防止方法の原理説明
図である。この図は、上述した湿り空気線図を更に模式
的に示している。この図において、直線gは、白煙が発
生する領域と発生しない領域を区分する線であり、直線
gより飽和線側(左側)では排ガスが白煙化し、飽和線
の反対側(右側)では白煙化しない領域を示している。
本発明の方法によれば、ガスタービン装置22を出た高
温排ガスの一部を排熱回収装置24をバイパスして排熱
回収装置を出た低温排ガスに混入させ、これにより煙突
からの排ガス温度を上昇させる。すなわち、煙突からの
排ガスの温度と全体湿度が図中のC点にある場合、その
まま大気解放すると白煙が発生するが、高温排ガスを混
合して予め図中のD点まで加熱して大気解放すれば、白
煙の発生を防止することができる。
【0024】図4は、本発明の白煙防止方法の制御フロ
ー図である。この図に示すように、白煙制御装置30に
よる制御は、ステップ(A)からステップ(E)の5ス
テップからなる。
【0025】領域設定ステップ(A)では、湿り空気線
図において白煙が発生するか否かを判定する関数f
(t)を設定する。この関数f(t)は、湿り空気線図
上では温度と絶対湿度との関係であり、x=f(t)と
表すことができる。なお、図2、図3の例では関数f
(t)は直線gに相当する。
【0026】絶対湿度算出ステップ(B)では、ガスタ
ービン装置22の運転条件から煙突を出る排ガス中の絶
対湿度xを算出する。排ガスの全流量は供給空気流量と
燃料流量、気温、相対湿度、その他ガスタービン運転条
件から計算でき、全体水分量は、供給した水又は水蒸気
量と、燃料の燃焼による発生量とから計算できる。従っ
て、排ガス中の絶対湿度xは、ガスタービン装置22の
運転条件から正確に算出可能である。
【0027】最低温度設定ステップ(C)では、ステッ
プ(B)で求めた絶対湿度xとステップ(A)で設定し
た関数f(t)又は直線gから白煙が発生しない最低温
度tmを設定する。温度比較ステップ(D)では、煙突
を出る排ガス温度tsを温度検出器31により検出し、
この排ガス温度tsと白煙が発生しない最低温度tmと
を比較する。バイパス量調節ステップ(E)では、煙突
26を出る排ガス温度tsが前記最低温度tmを上回る
ように高温排ガスのバイパス量を調節する。なお、この
場合に、排ガス温度tsが最低温度tmよりも高すぎる
とその分がエネルギーロスとなるので、高温排ガスのバ
イパス量を必要最小限度に抑えるのでよい。
【0028】上述した本発明の方法及び装置によれば、
バイパス装置28によりガスタービン装置22を出た高
温排ガスの一部を排熱回収装置24をバイパスして排熱
回収装置を出た低温排ガスに混入させることができる。
また、白煙制御装置30によりバイパスする高温排ガス
の流量を排ガスが白煙を発生しないように制御できる。
従って、ガスタービン装置22を出た高温排ガスの一部
を排熱回収装置24をバイパスして排熱回収装置を出た
低温排ガスに混入させ、これにより煙突からの排ガス温
度を上昇させ煙突からの白煙発生を防止することができ
る。
【0029】また、本発明の方法及び装置により、煙突
からの排気ガスの白煙化を目視で観察できない場合(例
えば夜間)でも、白煙を確実に防止することができる。
更に、高温排ガスのバイパス量を必要最小限度に抑え、
エネルギーロスを最小に抑えることができる。
【0030】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。
【0031】
【発明の効果】上述したように、本発明のガスタービン
設備の白煙防止方法及び装置は、水噴射や水蒸気噴射に
より大量の水分を排ガスが含む場合でも、煙突出口での
白煙の発生を防止することができる等の優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の白煙防止装置を備えたガスタービン設
備の全体構成図である。
【図2】湿り空気線図の説明図である。
【図3】本発明の白煙防止方法の原理説明図である。
【図4】本発明の白煙防止方法の制御フロー図である。
【図5】従来の二流体サイクルガスタービンの全体構成
図である。
【図6】先行出願の部分再生式二流体サイクルガスター
ビンの全体構成図である。
【符号の説明】
1 絞り弁、2 圧縮機(コンプレッサー)、3 燃焼
器(燃焼室)、4 水処理装置、5 ポンプ、6 過熱
器、7,8 タービン、9 コンデンサー、10 混合
器、12 排熱ボイラ、13 空気ライン、14 主蒸
気ライン、15 混合ガスライン、20 白煙防止装
置、22 ガスタービン装置、23 給水ポンプ、24
排熱回収装置、24a ボイラ、24b エコノマイ
ザ、26 煙突、28 バイパス装置、28a,28b
ダンパー、28c バイパスライン、30 白煙制御
装置、31 温度検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇治 茂一 東京都江東区豊洲2丁目1番1号 石川島 播磨重工業株式会社東京第一工場内 (72)発明者 持田 斉 東京都江東区豊洲2丁目1番1号 石川島 播磨重工業株式会社東京第一工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水又は水蒸気を内部に噴射するガスター
    ビン装置(22)と、該ガスタービン装置を出た高温の
    排ガスを熱回収して水蒸気を発生させる排熱回収装置
    (24)と、該排熱回収装置を出た低温の排ガスを大気
    解放する煙突(26)とを備えたガスタービン設備の白
    煙防止方法であって、 ガスタービン装置(22)を出た高温排ガスの一部を排
    熱回収装置(24)をバイパスして排熱回収装置を出た
    低温排ガスに混入させ、これにより煙突からの排ガス温
    度を白煙が発生しない領域まで上昇させる、ことを特徴
    とするガスタービン設備の白煙防止方法。
  2. 【請求項2】 湿り空気線図において白煙が発生するか
    否かを判定する関数f(t)を設定する領域設定ステッ
    プ(A)と、ガスタービン装置(22)の運転条件から
    煙突を出る排ガス中の絶対湿度xを算出する絶対湿度算
    出ステップ(B)と、前記絶対湿度xと逐次計測される
    気温と相対湿度から白煙が発生しない最低温度tmを算
    出する最低温度設定ステップ(C)と、煙突を出る排ガ
    ス温度tsを検出し、該排ガス温度tsと前記最低温度
    tmとを比較する温度比較ステップ(D)と、煙突(2
    6)を出る排ガス温度tsが前記最低温度tmを上回る
    ように高温排ガスのバイパス量を調節するバイパス量調
    節ステップ(E)と、からなることを特徴とする請求項
    1に記載のガスタービン設備の白煙防止方法。
  3. 【請求項3】 煙突が大気解放する外気の温度と湿度を
    示す外気点Aと、ガスタービンの排ガスの温度と湿度を
    示す排ガス点Bとを湿り空気線図上において直線で結
    び、該直線が湿り蒸気の飽和線と接する直線を前記関数
    f(t)と設定する、ことを特徴とする請求項1に記載
    のガスタービン設備の白煙防止方法。
  4. 【請求項4】 水又は水蒸気を内部に噴射するガスター
    ビン装置(22)と、該ガスタービン装置を出た高温の
    排ガスを熱回収して水蒸気を発生させる排熱回収装置
    (24)と、該排熱回収装置を出た低温の排ガスを大気
    解放する煙突(26)とを備えたガスタービン設備の白
    煙防止装置であって、 ガスタービン装置(22)を出た高温排ガスの一部を排
    熱回収装置(24)をバイパスして排熱回収装置を出た
    低温排ガスに混入させるバイパス装置(28)と、バイ
    パスする高温排ガスの流量を排ガスが白煙を発生しない
    ように制御する白煙制御装置(30)と、を備えたこと
    を特徴とするガスタービン設備の白煙防止装置。
  5. 【請求項5】 前記白煙制御装置(30)は、湿り空気
    線図において白煙が発生するか否かを判定する関数f
    (t)を設定し、ガスタービン装置(22)の運転条件
    から煙突を出る排ガス中の絶対湿度xを算出し、前記絶
    対湿度xと関数f(t)から白煙が発生しない最低温度
    tmを設定し、煙突を出る排ガス温度tsを検出し、該
    排ガス温度tsと前記最低温度tmとを比較し、煙突
    (26)を出る排ガス温度tsが前記最低温度tmを上
    回るように高温排ガスのバイパス量を制御する、ことを
    特徴とする請求項4に記載のガスタービン設備の白煙防
    止装置。
  6. 【請求項6】 前記バイパス装置(28)は、排熱回収
    装置(24)の上流側及び/又は下流側に設けられたダ
    ンパー(28a,28b)と、その間を直接接続するバ
    イパスライン(28c)とからなる、ことを特徴とする
    請求項4に記載のガスタービン設備の白煙防止装置。
JP2000329947A 2000-10-30 2000-10-30 ガスタービン設備の白煙防止方法及び装置 Pending JP2002129984A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000329947A JP2002129984A (ja) 2000-10-30 2000-10-30 ガスタービン設備の白煙防止方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000329947A JP2002129984A (ja) 2000-10-30 2000-10-30 ガスタービン設備の白煙防止方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002129984A true JP2002129984A (ja) 2002-05-09

Family

ID=18806545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000329947A Pending JP2002129984A (ja) 2000-10-30 2000-10-30 ガスタービン設備の白煙防止方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002129984A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016183571A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 三菱日立パワーシステムズ株式会社 高湿分空気利用ガスタービンシステム及びその排ガス処理システム
KR102435812B1 (ko) * 2021-11-22 2022-08-25 비에이치아이 주식회사 스택 출구 백연저감 시스템
KR102457099B1 (ko) * 2021-11-22 2022-10-20 비에이치아이 주식회사 스택 출구 백연저감 시스템

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06229529A (ja) * 1993-02-02 1994-08-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 排ガスボイラ
JPH1096505A (ja) * 1996-09-24 1998-04-14 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 加圧流動床ボイラ
JPH1150811A (ja) * 1997-08-01 1999-02-23 Osaka Gas Co Ltd 2流体ガスタービンシステム
JPH1181918A (ja) * 1997-09-10 1999-03-26 Tokyo Gas Co Ltd ガスタービン装置における排気の白煙防止方法及びガスタービン装置の排気システム
JPH1181917A (ja) * 1997-09-10 1999-03-26 Tokyo Gas Co Ltd 二流体サイクルガスタービンシステムにおける排気の白煙防止方法
JPH1181919A (ja) * 1997-09-10 1999-03-26 Tokyo Gas Co Ltd 二流体サイクルガスタービン装置における排気の白煙防止方法
JP2000009308A (ja) * 1998-06-19 2000-01-14 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 水噴射式ガスタービンの排ガス白煙化防止装置
JP2000205044A (ja) * 1999-01-19 2000-07-25 Shigeaki Kimura コ―ジェネレ―ション装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06229529A (ja) * 1993-02-02 1994-08-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 排ガスボイラ
JPH1096505A (ja) * 1996-09-24 1998-04-14 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 加圧流動床ボイラ
JPH1150811A (ja) * 1997-08-01 1999-02-23 Osaka Gas Co Ltd 2流体ガスタービンシステム
JPH1181918A (ja) * 1997-09-10 1999-03-26 Tokyo Gas Co Ltd ガスタービン装置における排気の白煙防止方法及びガスタービン装置の排気システム
JPH1181917A (ja) * 1997-09-10 1999-03-26 Tokyo Gas Co Ltd 二流体サイクルガスタービンシステムにおける排気の白煙防止方法
JPH1181919A (ja) * 1997-09-10 1999-03-26 Tokyo Gas Co Ltd 二流体サイクルガスタービン装置における排気の白煙防止方法
JP2000009308A (ja) * 1998-06-19 2000-01-14 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 水噴射式ガスタービンの排ガス白煙化防止装置
JP2000205044A (ja) * 1999-01-19 2000-07-25 Shigeaki Kimura コ―ジェネレ―ション装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016183571A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 三菱日立パワーシステムズ株式会社 高湿分空気利用ガスタービンシステム及びその排ガス処理システム
KR102435812B1 (ko) * 2021-11-22 2022-08-25 비에이치아이 주식회사 스택 출구 백연저감 시스템
KR102457099B1 (ko) * 2021-11-22 2022-10-20 비에이치아이 주식회사 스택 출구 백연저감 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6598399B2 (en) Integrated power plant and method of operating such an integrated power plant
US5887418A (en) Method for operating a gas-turbine and steam-turbine plant and plant working according to the method
US8739510B2 (en) Heat exchanger for a combined cycle power plant
NO322002B1 (no) Fremgangsmåte og anordning for starting av utslippsfrie gassturbin-kraftstasjoner
US20130047576A1 (en) Method for operating a gas turbine power plant with flue gas recirculation
KR20120102746A (ko) Co₂ 포획을 위한 발전소 및 그와 같은 발전소의 작동 방법
JP4898294B2 (ja) コンバインドサイクルプラントの吸気加熱システム
EP2625405B1 (en) Combined cycle power plant with co2 capture and method to operate it
JPH0579814B2 (ja)
CN1086292A (zh) 一种燃气及蒸汽涡轮机设备及其工作方法
CN106123002A (zh) 一种采用凝结水换热的烟气mggh系统和方法
JP2002129984A (ja) ガスタービン設備の白煙防止方法及び装置
JP4202583B2 (ja) コンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御方法および装置
JP3518252B2 (ja) クローズド蒸気冷却ガスタービンコンバインドプラント及びガスタービンコンバインドプラント
JP4399686B2 (ja) 圧損低減型部分再生式二流体ガスタービン
CN106703919B (zh) 一种燃气锅炉房余压余热综合利用系统
JP3065794B2 (ja) 給水加熱装置
JP4209060B2 (ja) 蒸気冷却急速起動システム
JP2000009308A (ja) 水噴射式ガスタービンの排ガス白煙化防止装置
JPH09192430A (ja) ごみ焼却炉の排ガス集塵設備およびその運転方法
JP2003041945A (ja) ガスタービンコージェネレーションシステム
SU1746111A1 (ru) Способ работы котельной установки и котельна установка утилизационного типа
JPH0688502A (ja) 発電プラント
SU1142649A1 (ru) Парогазова установка
JP2803592B2 (ja) コンバインドプラント

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100415

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100902