JP2002129854A - 通気性の高い高密度防虫防塵遮蔽ネット - Google Patents
通気性の高い高密度防虫防塵遮蔽ネットInfo
- Publication number
- JP2002129854A JP2002129854A JP2000327957A JP2000327957A JP2002129854A JP 2002129854 A JP2002129854 A JP 2002129854A JP 2000327957 A JP2000327957 A JP 2000327957A JP 2000327957 A JP2000327957 A JP 2000327957A JP 2002129854 A JP2002129854 A JP 2002129854A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- net
- thick
- density
- insect
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
- Protection Of Plants (AREA)
Abstract
塵、ブラインド性あるネットの製造方法を提供する。 【解決手段】 モノフイラメント又はマルチフイラメン
トからなる編織物で、タテ糸、ヨコ糸を太い糸(補強繊
維)と細い糸(高密度化繊維)とを一定の割合と組合せ
でレピ−トしたり、チェックに編織することで強度を維
持しながら通気性を損なうことなく、遮光ネット、仕切
ネット、ブラインド用ネット、ロ−ルカ−テン用ネッ
ト、特にサッシの網戸用ネット、など今までにない高密
度のネットを作ることが出来る。
Description
高密度化することで防虫防塵効果を発揮し、室内に飛来
する害虫の進入を阻止することが出来るネット地の製造
方法に関する。
換気口などに取り付け害虫の侵入を防ぐことにあるが、
微少昆虫の侵入を未だ防げてない。それは従来のネット
のメッシュ粗さにあり通気性を維持するためメッシュを
細かくすると通気性が殆どなくなるという問題があっ
た。
室内が見えるという欠点があり、様々なバリアを付ける
為、外気をふんだんに室内に取り入れるネット本来の目
的が損なわれている。
タテ糸、ヨコ糸が同じ太さの糸を使用しているため、単
に高密度化するだけでは、空隙が極端に減少し、微少害
虫が侵入しなくなっても通気性が殆ど無くなりネットの
目的が無くなってしまう。このような問題点を解決する
ことを目的とする
も従来網戸外部から室内が見えるという欠点があり、網
戸用ネットは外部から室内がみえやすくネットの内面と
外面の色を変えたり様々な工夫がなされているが、いま
だに解決がされていない。このような問題点を解決した
ネットを提供する。
解決するために、たて糸.よこ糸 .組織において、太い
糸(補強繊維)と、細い糸(高密度化繊維)とを数本毎
の間隔で組織し編織する構造を採用している。
更に強度が必要なときは50T/M〜1500T/M程度の糸に撚を
加え必要な強度を付与し、次に細い糸を30d〜100d 数本
組織した基布の タテ、ヨコまたはその一方の間隙を0,1
mmから3mmの密度としたネットとして、外部より微少昆
虫の侵入を防ぎ、通気性を保持しながら効果的に防虫防
塵効果を付与されている。
組織による乱反射効果と、更に乱反射物質を添加した樹
脂含芯によりブラインド効果を強調し、外から室内を見
えにくゝすることが出来、魅力的な高密度防虫防塵遮蔽
ネットを提供できるようになる。
防塵遮蔽ネットの製法についての実施形態を以下に説明
する。
編織物でタテ糸.ヨコ糸.組織において、太い補強繊維
と、細い高密度化繊維とをチェック状に数本ごとの間隔
で組織し編織されており、その太い糸は75d−600dと
し、太い糸2.5cmあたり1〜20本の密度範囲で太い糸−
糸の間に細い糸30d〜100d を1〜10本単位ので組織し、
これをレピ−トまたはチェック組織にして、糸間隙を
0,1mmから3mm の密度としネットを編織し、微少昆虫の
外部よりの侵入を防ぐ、防虫防塵効果を付与することが
できることをつきとめた。
糸はウ−リ加工などで編組織による乱反射効果を付与
し、更に無機乱反射物質を添加した樹脂含浸によりブラ
インド効果を強調し、外から室内を見えにくくなること
が判明した。
ットを製造する具体例を説明する
メント糸.を、タテ糸は太い補強繊維とし75dを3本引き
揃えタテ糸とし2.5cmあたり20本とし糸の間隙は約1.2
mmとなる。一方ヨコ糸は太い補強繊維として75dを3本引
き揃え、この糸−糸間に細い高密度化繊維として75dを1
本ずつ4本を組織し、これをサイクルとしてレピ−トし
2.5cmあたりの密度を50本とすることで、ヨコ糸間隔
は0.4mmとなり、この組織で編織した生機をつくった。
この生機を精練−高圧染色することで、十分に収縮さ
せ、仕上セットマシンで所定巾とし200℃でセットし
た。熱可塑性繊維のためタテ、ヨコ糸共屈曲し0.8mmと
0.3mmの間隙を保ち、 更に自己架橋型のポリエステル樹
脂に珪酸塩、を微量添加することで本ネットを作った。
メント糸.を、タテ糸 太い補強繊維とし75d 鎖編みで2.
5cmあたり18本の密度としこの太い糸−糸間に細い糸
を4本ずつ入れ組織しこれをレピ−トする。一方ヨコ糸
はタテ糸と同じ配列の組織をチェック状とし生機をつく
った。この生機を精練−高圧染色することで十分に収縮
させ、熱可塑性繊維のためタテ、ヨコ糸共屈曲し0.4mm
の間隙となるが、仕上セットマシンで所定巾とし200℃
でセットしタテ、ヨコの間隙を0.3mmとした。 更に自己
架橋型のポリエステル樹脂に珪酸塩を微量添加すること
で通気性をあまり下げずに ブラインド効果を付与した
本ネットを作った。
例2に基づいて作られたネットを図示してある。
虫効果、通気性の効果とブラインド効果を示発明により
製造されたネットの防虫効果、通気性の効果とブライン
ド効果を示す成績表である。
2は図2、従来市販品と比較を行った。
ある。
ウンカ、が多く飛来する時期と条件を調べ9月初めに周
囲が水田に囲まれた丘にボックスを設置し気温30℃、
湿度60%で晴天5日間連続した日の16時〜22時ま
でツマグロヨコバエ、ウンカ、に対する屋外における網
戸からの侵入試験を行った。又当日の風速を測り通気性
も同時に測定した。尚測定は1日置きに3回測定した。
ボックスの大きさは、タテ、ヨコ、高さが各2mで 8
立米とし、壁面を白く塗装し光線を反射し虫を誘因し易
くし、また虫の数をカウントし易くした。そしてボック
スの側面2m×2mを試験品ネットで覆い相対する面も
同じネットで覆い中央に白色蛍光灯40W×2本を点灯
し6時間経過後の虫の侵入数を測定した。尚当日の風向
きの方向に風がボックスをまっすぐに通り抜けるように
各水準1台ずつ合計5台設置した。
し、ネットなしのボックスと実施例1,実施例2.従来
市販ネット2種類を相対する2面に張り各々比較した。
尚測定器はシバタ製の熱線式の風速計で測定する。
光源からの平均値を光度測定値によりネットなしを100
として各ネットの比較を行った。何れもボックスの外5
mのところから中を見て光量測定と10人の人間による視
感度で調査測定を行い最も良いものAとし、ネットなし
をDとし4段階評価を行った。同図からあきらかなよう
に実施例1が最も良く次に実施例2であり、従来市中品
より高い値が得られた。
虫が、夕暮れより夜間にかけて蛍光灯の光源に誘引され
飛来し、試験ボックスのネットを通過し侵入した数の成
績は図3に図示されている。同図からあきらかなよう
に、ネットの繊維の間隙が狭い高密度のネットの順に効
果が認められた。、実施例1=実施例2>市販品24メッ
シュ>市販品18メッシュの順で高密度のネット程、虫の
侵入率が少なく、実施例1.実施例2は侵入が全くな
く、良い結果となっている。
優れた通気性のある防虫防塵遮蔽ネットを製造すること
が出来、このネットの有用性が高く、魅力的なネット例
えば遮光ネット、仕切ネット、通気性ネット、ブライン
ド用ネット、ロ−ルカ−テン用ネット、特にサッシの網
戸用ネットを製造することが出来る。
造が図示されている
造が図示されている
が、夕暮れより夜間にかけて蛍光灯の光源に誘引され飛
来し、試験ボックスのネットを通過し侵入した数の成績
は表1に示されている。表からあきらかなように、ネッ
トの繊維の間隙が狭い高密度のネットの順に効果が認め
られた。実施例1=実施例2>市販品24メッシュ>市
販品18メッシュの順で高密度のネット程、虫の侵入率
がが少なく、実施例1.実施例2は侵入が全くなく、良
い結果となっている。
Claims (4)
- 【請求項1】 合成繊維ネットの編物、織物でモノフイ
ラメント、またはマルチフイラメントのタテ糸.ヨコ糸.
組織において、太い糸(補強繊維)、細い糸(高密度化
繊維)とを数本ごとのレピ−ト間隔で編織し、少なくと
もいずれか一方、又は双方に組織し編織されており、そ
の太い糸は75d〜 600dとし、更に強度が必要なときは数
本引揃えたり、合撚を行うか撚を加え必要な強度を付与
する。太い糸の密度は2,5cmあたり2本〜30本の範囲で
太い糸−糸の間に 細い糸を2〜10本単位のレピ−トで
組織し、糸間隙を 0,1mmから3mm の密度としたネットを
編織し、微少昆虫の外部よりの侵入を防ぎ、防虫防塵効
果を付与することを特徴とするネット。 - 【請求項2】 太い糸と細い糸を、光沢糸、艶消糸など
を、数本ごとにレピ−ト配列又はチェック配列に組み合
わせ、通気性を保持しながら、外から室内を見えにく
い、ブラインド効果を発現させることを特徴とする高密
度防虫防塵遮蔽ネット。 - 【請求項3】 太い糸と細い糸とを数本ごとにレピ−ト
配列、又はチェック配列に組み合わせ、太い糸、細い糸
を さらにウ−リ加工などや編織による組織で反射、ま
たは乱反射効果による ブラインド効果を発現し、室内
を見えにくゝすることを特徴とする高密度防虫防塵遮蔽
ネット。 - 【請求項4】 太い糸と細い糸とを数本ごとにレピ−ト
配列、又はチェック配列に組み合わせ、ブラインド効果
を演出し、更に外部から室内を見えにくゝするため無
機、有機物質の反射剤、さらには乱反射剤を塗布するこ
とで、ブラインド効果をアップし、さらに害虫が光線の
反射により入りにくゝすることを特徴とする高密度防虫
防塵遮蔽ネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000327957A JP2002129854A (ja) | 2000-10-27 | 2000-10-27 | 通気性の高い高密度防虫防塵遮蔽ネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000327957A JP2002129854A (ja) | 2000-10-27 | 2000-10-27 | 通気性の高い高密度防虫防塵遮蔽ネット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002129854A true JP2002129854A (ja) | 2002-05-09 |
Family
ID=18804882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000327957A Pending JP2002129854A (ja) | 2000-10-27 | 2000-10-27 | 通気性の高い高密度防虫防塵遮蔽ネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002129854A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005171565A (ja) * | 2003-12-09 | 2005-06-30 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | 防虫設計支援システム |
JP2007253575A (ja) * | 2006-03-25 | 2007-10-04 | Washi Kukan:Kk | 布化粧紙 |
JP2010168686A (ja) * | 2009-01-23 | 2010-08-05 | Scenion Kk | 網戸用ネット及び網戸 |
-
2000
- 2000-10-27 JP JP2000327957A patent/JP2002129854A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005171565A (ja) * | 2003-12-09 | 2005-06-30 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | 防虫設計支援システム |
JP2007253575A (ja) * | 2006-03-25 | 2007-10-04 | Washi Kukan:Kk | 布化粧紙 |
JP2010168686A (ja) * | 2009-01-23 | 2010-08-05 | Scenion Kk | 網戸用ネット及び網戸 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1799442B1 (en) | One-way viewable screen | |
CA2461551C (en) | Flat multifilament yarn woven fabric | |
WO2011015621A1 (de) | Anordnung zur erzeugung von lichteffekten | |
KR101669016B1 (ko) | 블라인드용 커튼지 제조방법 및 커튼지 직물구조 | |
JP3129916U (ja) | 網戸用ネット | |
KR20080002180U (ko) | 방충망용 네트 | |
JPH05214713A (ja) | 透明なプラスチック製窓ガラスおよび該窓ガラスからなる防音壁 | |
US5360668A (en) | Unitary fiber white blackout fabric | |
KR100932651B1 (ko) | 바 삽입형 블라인드지와 그것의 제직방법 | |
JP2002129854A (ja) | 通気性の高い高密度防虫防塵遮蔽ネット | |
TW200914661A (en) | Ballistic fabric | |
JP3085103U (ja) | 高通風性防虫防塵遮蔽ネット | |
JPH06509405A (ja) | 昆虫網 | |
US7172802B2 (en) | Casement fabrics | |
KR101007748B1 (ko) | 양면 망사부와 차광부를 가지는 블라인드지 및 블라인드지 제직방법 | |
JP4378379B2 (ja) | 防虫網 | |
JP2006183382A (ja) | 網戸用ネット及び網戸 | |
JP3119376U (ja) | 防虫網 | |
JP2022166677A (ja) | 装飾性遮光織物およびそれを用いたカーテン | |
KR100886751B1 (ko) | 커튼용 이중 직물지 | |
JP2001061357A (ja) | 遮光シート及び使用方法 | |
JP3006172U (ja) | 防虫網 | |
JP2000282344A (ja) | 紫外線遮蔽性の布帛 | |
JP3240520U (ja) | 遮光布 | |
CN213704830U (zh) | 一种全遮光型窗帘面料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071001 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20070925 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090213 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090224 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090707 |