JP2002129741A - 筒状構造物の内面補修用吊り足場およびその設置方法 - Google Patents
筒状構造物の内面補修用吊り足場およびその設置方法Info
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- E04G—SCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
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- E04G3/24—Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height specially adapted for particular parts of buildings or for buildings of particular shape, e.g. chimney stacks or pylons
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- Mechanical Engineering (AREA)
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- Structural Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 煙突などの筒状構造物の頂上付近の内側に吊
り足場をきわめて効率的かつ安全に設置できる筒状構造
物の内面補修用吊り足場およびその設置方法を提供す
る。 【解決手段】 煙突Ａの頂上付近の内側に設置される筒
状構造物の内面補修用吊り足場である。上下方向に所定
間隔おきに設置された複数の作業足場１から６と、この
作業足場１から６どうしを連結する連結ワイヤー９とこ
れらの作業足場からを煙突Ａの頂上付近の内側に吊る吊
りワイヤー１１とを備えて構成する。
り足場をきわめて効率的かつ安全に設置できる筒状構造
物の内面補修用吊り足場およびその設置方法を提供す
る。 【解決手段】 煙突Ａの頂上付近の内側に設置される筒
状構造物の内面補修用吊り足場である。上下方向に所定
間隔おきに設置された複数の作業足場１から６と、この
作業足場１から６どうしを連結する連結ワイヤー９とこ
れらの作業足場からを煙突Ａの頂上付近の内側に吊る吊
りワイヤー１１とを備えて構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に煙突の頂上
付近の内側を補修、点検する際に使用される筒状構造物
の内面補修用吊り足場およびその設置方法に関する。
付近の内側を補修、点検する際に使用される筒状構造物
の内面補修用吊り足場およびその設置方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、火力発電所、あるいはゴミ焼却
場や工場などで使用されている煙突は、大気汚染が社会
的に大きな問題になっていることに鑑み、可能なかぎり
広域拡散を図って近辺への粉塵の飛散を防止するため
に、より高くすることが求められている。
場や工場などで使用されている煙突は、大気汚染が社会
的に大きな問題になっていることに鑑み、可能なかぎり
広域拡散を図って近辺への粉塵の飛散を防止するため
に、より高くすることが求められている。
【０００３】また、この種の煙突ついても、補修ないし
点検は人の手によって定期的におこなわれ、その際、煙
突の頂上付近の内側にも補修ないし点検用の吊り足場が
設置される。
点検は人の手によって定期的におこなわれ、その際、煙
突の頂上付近の内側にも補修ないし点検用の吊り足場が
設置される。
【０００４】これまで、この種の吊り足場は一般に、煙
突の壁面に沿って単管を吊って架け渡し、その上に作業
足場板を敷設して組み立てられ、かつ煙突の頂上付近に
吊りワイヤー等によって吊って設置されている。
突の壁面に沿って単管を吊って架け渡し、その上に作業
足場板を敷設して組み立てられ、かつ煙突の頂上付近に
吊りワイヤー等によって吊って設置されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これまでの吊
り足場は設置に際し、単管パイプや長尺足場板などの足
場材を地上から煙突の頂上付近までウィンチなどで一つ
一つ吊り上げ、高所で組み立てるものであるため、吊り
足場が完成するまで相当の時間を要するだけでなく、高
所作業を強いられきわめて危険を伴うものであった。
り足場は設置に際し、単管パイプや長尺足場板などの足
場材を地上から煙突の頂上付近までウィンチなどで一つ
一つ吊り上げ、高所で組み立てるものであるため、吊り
足場が完成するまで相当の時間を要するだけでなく、高
所作業を強いられきわめて危険を伴うものであった。
【０００６】また、吊り足場の床は、水平に架け渡され
た単管パイプの上に既成の長尺足場板を重ねながら敷設
して構成されるため段差が生じ、このため作業の障害と
なることがあるだけでなく、歩行に際して危険な場合が
あった。
た単管パイプの上に既成の長尺足場板を重ねながら敷設
して構成されるため段差が生じ、このため作業の障害と
なることがあるだけでなく、歩行に際して危険な場合が
あった。
【０００７】この発明は以上の課題を解決するためにな
されたもので、筒状構造物の頂上付近の内側に吊り足場
をきわめて効率的かつ安全に設置できるようにした筒状
構造物の内面補修用吊り足場およびその設置方法を提供
することを課題とする。
されたもので、筒状構造物の頂上付近の内側に吊り足場
をきわめて効率的かつ安全に設置できるようにした筒状
構造物の内面補修用吊り足場およびその設置方法を提供
することを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
の手段として、請求項１記載の筒状構造物の内面保守用
吊り足場は、筒状構造物の頂上付近の内側にその上下方
向に所定間隔おきに設置される複数の作業足場とこの作
業足場どうしを連結する連結部材とこれらの作業足場を
前記筒状構造物の頂上付近の内側に吊る吊り部材とを備
えて構成されている。
の手段として、請求項１記載の筒状構造物の内面保守用
吊り足場は、筒状構造物の頂上付近の内側にその上下方
向に所定間隔おきに設置される複数の作業足場とこの作
業足場どうしを連結する連結部材とこれらの作業足場を
前記筒状構造物の頂上付近の内側に吊る吊り部材とを備
えて構成されている。
【０００９】ここで、各作業足場としては、例えば根太
材として鋼管を所定間隔おきに架け渡して床軸組を構成
し、その上に足場板を敷設したものでよい。また、作業
足場間の連結部材と吊り部材としては、ワイヤーまたは
鋼材などを使用することができる。
材として鋼管を所定間隔おきに架け渡して床軸組を構成
し、その上に足場板を敷設したものでよい。また、作業
足場間の連結部材と吊り部材としては、ワイヤーまたは
鋼材などを使用することができる。
【００１０】請求項２記載の筒状構造物の内面保守用吊
り足場は、拡径および縮径自在に構成され、かつ筒状構
造物の頂上付近の内側にその上下方向に所定間隔おきに
設置される複数の作業足場とこの作業足場どうしを連結
する連結部材とこれらの作業足場を筒状構造物の頂上付
近の内側に吊る吊り部材とを備えて構成されている。
り足場は、拡径および縮径自在に構成され、かつ筒状構
造物の頂上付近の内側にその上下方向に所定間隔おきに
設置される複数の作業足場とこの作業足場どうしを連結
する連結部材とこれらの作業足場を筒状構造物の頂上付
近の内側に吊る吊り部材とを備えて構成されている。
【００１１】ここで、各作業足場を拡径および縮径自在
な構造にするには、床軸組を構成する根太材を鋼管など
からその軸方向にスライド可能な二重管構造としたり、
あるいは根太材の中間部に回転自在なピンジョイントを
設け、このピンジョイントで折り畳める構造としたもの
でよい。
な構造にするには、床軸組を構成する根太材を鋼管など
からその軸方向にスライド可能な二重管構造としたり、
あるいは根太材の中間部に回転自在なピンジョイントを
設け、このピンジョイントで折り畳める構造としたもの
でよい。
【００１２】請求項３記載の筒状構造物の内面保守用吊
り足場の設置方法は、請求項１記載の内面補修用吊り足
場の設置方法であって、地上で各作業足場をそれぞれ組
み立て、これらの作業足場どうしを連結部材で互いに連
結し、次にこれらの作業足場を筒状構造物の頂上付近ま
で吊り上げ、かつ吊り部材で筒状構造物の頂上付近に吊
ることを特徴とする。
り足場の設置方法は、請求項１記載の内面補修用吊り足
場の設置方法であって、地上で各作業足場をそれぞれ組
み立て、これらの作業足場どうしを連結部材で互いに連
結し、次にこれらの作業足場を筒状構造物の頂上付近ま
で吊り上げ、かつ吊り部材で筒状構造物の頂上付近に吊
ることを特徴とする。
【００１３】請求項４記載の筒状構造物の内面保守用吊
り足場の設置方法は、請求項２記載の筒状構造物の内面
補修用吊り足場の設置方法であって、地上で各作業足場
をそれぞれ組み立て、かつ作業足場どうしを連結部材で
互いに連結し、次にこれらの作業足場を縮径した状態で
筒状構造物の頂上付近まで引き上げ、吊り部材で筒状構
造物の頂上付近に吊り、次に各作業足場を上下方向に順
に所定の位置まで伸長させ、次に前記作業足場をそれぞ
れ拡径することを特徴とする。
り足場の設置方法は、請求項２記載の筒状構造物の内面
補修用吊り足場の設置方法であって、地上で各作業足場
をそれぞれ組み立て、かつ作業足場どうしを連結部材で
互いに連結し、次にこれらの作業足場を縮径した状態で
筒状構造物の頂上付近まで引き上げ、吊り部材で筒状構
造物の頂上付近に吊り、次に各作業足場を上下方向に順
に所定の位置まで伸長させ、次に前記作業足場をそれぞ
れ拡径することを特徴とする。
【００１４】この場合、各作業足場を筒状構造物の上下
方向に伸長させる方法としては、最下層の作業足場から
各作業足場を下降させるか、あるいは最上層の作業足場
から各作業足場を上昇させるかのいずれでもよい。
方向に伸長させる方法としては、最下層の作業足場から
各作業足場を下降させるか、あるいは最上層の作業足場
から各作業足場を上昇させるかのいずれでもよい。
【００１５】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態１．図１〜図３
は、この発明に係る筒状構造物の内面補修用吊り足場の
一例を示し、図において、最上層から最下層の各作業足
場１〜６はいずれも、床軸組７の上に複数の足場板８を
敷設して構成されている。
は、この発明に係る筒状構造物の内面補修用吊り足場の
一例を示し、図において、最上層から最下層の各作業足
場１〜６はいずれも、床軸組７の上に複数の足場板８を
敷設して構成されている。
【００１６】また、各作業足場１〜５は、筒状構造物Ａ
（以下「煙突Ａ」という）の上下方向に所定間隔おきに
設置され、上下足場どうしは複数の連結ワイヤー９で互
いに連結され、かつ最下層の作業足場６とそのすぐ上側
の作業足場５とは鋼管などからなる複数の支柱１０によ
って互いに連結されている。そして、作業足場１〜６の
全体が煙突Ａの頂上付近の内側に複数の吊りワイヤー１
１で水平に吊って設置されている。
（以下「煙突Ａ」という）の上下方向に所定間隔おきに
設置され、上下足場どうしは複数の連結ワイヤー９で互
いに連結され、かつ最下層の作業足場６とそのすぐ上側
の作業足場５とは鋼管などからなる複数の支柱１０によ
って互いに連結されている。そして、作業足場１〜６の
全体が煙突Ａの頂上付近の内側に複数の吊りワイヤー１
１で水平に吊って設置されている。
【００１７】なお、図示する煙突Ａは図１（ａ）に図示
するように４本の煙突からなる集合煙突であり、４本の
煙突はそれぞれ円筒形をなしているが、頂上付近だけが
煙突としての機能上、扇形断面形をなし、かつ互いに寄
り添うように中央に傾いて構築されている。そして、各
煙突Ａの頂上付近の内側に本願発明の内面補修用吊り足
場がそれぞれ設置されている。
するように４本の煙突からなる集合煙突であり、４本の
煙突はそれぞれ円筒形をなしているが、頂上付近だけが
煙突としての機能上、扇形断面形をなし、かつ互いに寄
り添うように中央に傾いて構築されている。そして、各
煙突Ａの頂上付近の内側に本願発明の内面補修用吊り足
場がそれぞれ設置されている。
【００１８】作業足場１〜６のうち最下層の作業足場６
は、図１（ｃ）に図示するように落下防止の安全ネット
を兼ねるように煙突Ａの内側に全面にわたって水平に設
置されている。
は、図１（ｃ）に図示するように落下防止の安全ネット
を兼ねるように煙突Ａの内側に全面にわたって水平に設
置されている。
【００１９】また、最下層の作業床６を除く各層の作業
足場１〜５は、図１（ｄ）に図示するように中央に開口
部１２を有し、かつ煙突Ａの壁面に沿って水平に連続す
る渡り廊下のように設置されている。
足場１〜５は、図１（ｄ）に図示するように中央に開口
部１２を有し、かつ煙突Ａの壁面に沿って水平に連続す
る渡り廊下のように設置されている。
【００２０】また、最上層の作業足場１は、図１（ｂ）
に図示するように煙突Ａの頂上付近の断面形状に合わせ
て扇形平面形に構成されている。各作業足場１〜６の上
側には、開口部１２の周囲に沿って手すり１３がそれぞ
れ取り付けられ、また作業足場１〜６の各足場間には相
互に行き来できるように昇降タラップ１４がそれぞれ設
置されている。
に図示するように煙突Ａの頂上付近の断面形状に合わせ
て扇形平面形に構成されている。各作業足場１〜６の上
側には、開口部１２の周囲に沿って手すり１３がそれぞ
れ取り付けられ、また作業足場１〜６の各足場間には相
互に行き来できるように昇降タラップ１４がそれぞれ設
置されている。
【００２１】また、各作業足場１〜６の床軸組７は、円
形鋼管（鋼管パイプ）または角形鋼管などからなる複数
の根太材１５で構成されている。その際、根太材１５ど
うしは、例えば図１（ｅ），（ｆ）に図示するように一
方の根太材１５の端部に形成された継手１５ａを他方の
根太材１５の端部または側部に形成された継手１５ｂに
差し込む方式の差込み方式とすることにより、段差が生
じないように同一平面内で互いに連結されている。
形鋼管（鋼管パイプ）または角形鋼管などからなる複数
の根太材１５で構成されている。その際、根太材１５ど
うしは、例えば図１（ｅ），（ｆ）に図示するように一
方の根太材１５の端部に形成された継手１５ａを他方の
根太材１５の端部または側部に形成された継手１５ｂに
差し込む方式の差込み方式とすることにより、段差が生
じないように同一平面内で互いに連結されている。
【００２２】また、根太材１５は外管と内管とからなる
二重管方式（鞘管方式）とすることにより伸縮自在に形
成され、また煙突Ａの半径方向（中央から壁面側に向か
って）に沿って設置された根太材１５の一端側には、煙
突Ａの壁面を上下方向および周方向に自由に滑走可能な
ガイドローラ１６がそれぞれ取り付けられている。
二重管方式（鞘管方式）とすることにより伸縮自在に形
成され、また煙突Ａの半径方向（中央から壁面側に向か
って）に沿って設置された根太材１５の一端側には、煙
突Ａの壁面を上下方向および周方向に自由に滑走可能な
ガイドローラ１６がそれぞれ取り付けられている。
【００２３】足場板８には既成の足場板が使用され、か
つ各層の床軸組７の上に床軸組７の広さに応じて複数、
段差が生じないように面一に敷設されている。このよう
に床軸組７の根太材１５が伸縮自在に形成されているこ
とで、作業足場１〜６の各作業足場はいずれも、煙突Ａ
の平面形状に合わせて拡径および縮径できるようになっ
ている。
つ各層の床軸組７の上に床軸組７の広さに応じて複数、
段差が生じないように面一に敷設されている。このよう
に床軸組７の根太材１５が伸縮自在に形成されているこ
とで、作業足場１〜６の各作業足場はいずれも、煙突Ａ
の平面形状に合わせて拡径および縮径できるようになっ
ている。
【００２４】発明の実施の形態２．次に、この発明に係
る筒状構造物の内面補修用吊り足場の設置方法を、煙突
Ａの頂上付近の内側に設置する場合について説明する。
る筒状構造物の内面補修用吊り足場の設置方法を、煙突
Ａの頂上付近の内側に設置する場合について説明する。
【００２５】最初に、各煙突Ａの側部にそれぞれ設け
られたマンホール（図省略）から各煙突Ａ内に、作業足
場を構成するための根太材１５や足場板８などの足場材
を搬入する。そして、地上で各作業足場１〜６をそれぞ
れ組み立てる。その際、地上で最下層の作業足場６を最
初に組み立て、その上に支柱１０を建て付け、その上に
作業足場５をくみたてる。さらに、この作業足場５の上
で作業足場４、３、２、１の順で各作業足場を組み立て
る。また、最上層の作業足場１を除く作業足場２〜６の
根太材１５を、その先端のガイドローラ１６が煙突Ａの
壁面に当たるまでスライドさせて伸ばし、かつ動かない
ように固定する。そして、各床軸組７の上に足場板８を
敷設して各層の作業足場１〜６をそれぞれ完成させる。
られたマンホール（図省略）から各煙突Ａ内に、作業足
場を構成するための根太材１５や足場板８などの足場材
を搬入する。そして、地上で各作業足場１〜６をそれぞ
れ組み立てる。その際、地上で最下層の作業足場６を最
初に組み立て、その上に支柱１０を建て付け、その上に
作業足場５をくみたてる。さらに、この作業足場５の上
で作業足場４、３、２、１の順で各作業足場を組み立て
る。また、最上層の作業足場１を除く作業足場２〜６の
根太材１５を、その先端のガイドローラ１６が煙突Ａの
壁面に当たるまでスライドさせて伸ばし、かつ動かない
ように固定する。そして、各床軸組７の上に足場板８を
敷設して各層の作業足場１〜６をそれぞれ完成させる。
【００２６】次に、各作業足場どうしを吊りワイヤー
９で互いに連結するとともに、煙突Ａの頂上付近に設置
したウィンチ（図省略）で作業足場を上下方向に伸ばし
た状態で煙突Ａの頂上付近まで同時に吊り上げる。その
際、根太材１５の先端にガイドローラ１６が取り付けら
れていることで、作業足場１〜６は、煙突Ａの壁面にガ
イドされて煙突Ａの頂上付近までスムーズに吊り上げる
ことができる。
９で互いに連結するとともに、煙突Ａの頂上付近に設置
したウィンチ（図省略）で作業足場を上下方向に伸ばし
た状態で煙突Ａの頂上付近まで同時に吊り上げる。その
際、根太材１５の先端にガイドローラ１６が取り付けら
れていることで、作業足場１〜６は、煙突Ａの壁面にガ
イドされて煙突Ａの頂上付近までスムーズに吊り上げる
ことができる。
【００２７】次に、最上層の作業足場１の根太材１５
を煙突Ａの壁面に当たるまでスライドさせて伸ばし、か
つ作業足場１〜５とともに動かないように固定すること
で、最上層の作業足場１の床軸組７を煙突Ａの形状に沿
った形状に構成する。そして、床軸組７に足場板８を敷
設する。
を煙突Ａの壁面に当たるまでスライドさせて伸ばし、か
つ作業足場１〜５とともに動かないように固定すること
で、最上層の作業足場１の床軸組７を煙突Ａの形状に沿
った形状に構成する。そして、床軸組７に足場板８を敷
設する。
【００２８】次に、各作業足場１、２、３、４、５お
よび６に手すり１３をそれぞれ取り付け、さらに各作業
足場間に昇降タラップ１４をそれぞれ架け渡して各作業
足場を完成させる。
よび６に手すり１３をそれぞれ取り付け、さらに各作業
足場間に昇降タラップ１４をそれぞれ架け渡して各作業
足場を完成させる。
【００２９】発明の実施の形態３．図４と図５は、この
発明に係る筒状構造物の内面保守用吊り足場の設置方法
の他の一例を示し、以下順を追って説明する。なお、図
示する吊り足場は図１〜図３で説明するものとほぼ同じ
構成のものである。
発明に係る筒状構造物の内面保守用吊り足場の設置方法
の他の一例を示し、以下順を追って説明する。なお、図
示する吊り足場は図１〜図３で説明するものとほぼ同じ
構成のものである。
【００３０】最初に、各煙突Ａの側部に設けられたマ
ンホールから煙突Ａ内に作業足場１〜６をそれぞれ構成
する根太材１５や足場板８などの足場材を搬入する。そ
して、地上で各作業足場１、２、３、４、５および６を
それぞれ組み立てる。その際、作業足場６を最初に組み
立て、この作業足場６の上で作業足場５、４、３、２、
１の順で各作業足場を組み立てる。また、各作業足場は
地上から煙突Ａの頂上付近まで煙突Ａの壁面にぶつから
ないでスムーズに吊り上げられるように、床軸組７を構
成する根太材１５は全て短く縮めておくものとする。ま
た、１、２、３、４、５および６どうしを連結ワイヤー
９で互いに連結する。
ンホールから煙突Ａ内に作業足場１〜６をそれぞれ構成
する根太材１５や足場板８などの足場材を搬入する。そ
して、地上で各作業足場１、２、３、４、５および６を
それぞれ組み立てる。その際、作業足場６を最初に組み
立て、この作業足場６の上で作業足場５、４、３、２、
１の順で各作業足場を組み立てる。また、各作業足場は
地上から煙突Ａの頂上付近まで煙突Ａの壁面にぶつから
ないでスムーズに吊り上げられるように、床軸組７を構
成する根太材１５は全て短く縮めておくものとする。ま
た、１、２、３、４、５および６どうしを連結ワイヤー
９で互いに連結する。
【００３１】次に、作業足場１、２、３、４、５およ
び６を折り畳んだ状態（上下に重ねた状態）で、煙突Ａ
の頂上付近に設置したウインチ（図省略）により煙突Ａ
の最上端まで一緒に吊り上げる。そして、作業足場の全
体を煙突Ａの頂上付近の内側に吊りワイヤー１１によっ
て水平に吊る。
び６を折り畳んだ状態（上下に重ねた状態）で、煙突Ａ
の頂上付近に設置したウインチ（図省略）により煙突Ａ
の最上端まで一緒に吊り上げる。そして、作業足場の全
体を煙突Ａの頂上付近の内側に吊りワイヤー１１によっ
て水平に吊る。
【００３２】次に、連結ワイヤー９と吊りワイヤー１
１を徐々に弛めて各作業足場１、２、３、４、５、６を
煙突Ａの頂上付近の設置位置まで徐々に降ろす。
１を徐々に弛めて各作業足場１、２、３、４、５、６を
煙突Ａの頂上付近の設置位置まで徐々に降ろす。
【００３３】次に、各作業足場の床軸組７を構成する
根太材１５を煙突Ａの壁面に当たるまでスライドさせて
伸ばし、かつ動かないように固定して各作業足場の床軸
組７を煙突Ａの形状に沿った形状に構成する。
根太材１５を煙突Ａの壁面に当たるまでスライドさせて
伸ばし、かつ動かないように固定して各作業足場の床軸
組７を煙突Ａの形状に沿った形状に構成する。
【００３４】次に、各層の床軸組７の足場板８を敷設
する。また、各作業足場１、２、３、４、５および６に
手すり１３をそれぞれ取り付け、さらに各作業足場間に
昇降タラップ１４をそれぞれ架け渡して各作業足場を完
成させる。
する。また、各作業足場１、２、３、４、５および６に
手すり１３をそれぞれ取り付け、さらに各作業足場間に
昇降タラップ１４をそれぞれ架け渡して各作業足場を完
成させる。
【００３５】発明の実施の形態４．図６（ａ）〜（ｅ）
は、同じくこの発明に係る筒状構造物の内面保守用吊り
足場の設置方法の他の一例を示し、以下順を追って説明
する。なお、図示する吊り足場は図１〜図３で説明する
ものとほぼ同じ構成のものである。
は、同じくこの発明に係る筒状構造物の内面保守用吊り
足場の設置方法の他の一例を示し、以下順を追って説明
する。なお、図示する吊り足場は図１〜図３で説明する
ものとほぼ同じ構成のものである。
【００３６】最初に、先の例で説明した通りに、地上
で各作業足場１、２、３、４、５および６をそれぞれ組
み立てる。また、先の例で説明したように、各作業足場
は地上から煙突Ａの頂上付近まで煙突Ａの壁面にぶつか
らないでスムーズに引き上げられるように、床軸組７の
根太材１５は全て短く縮めておくものとし、作業足場
１、２、３、４、５および６どうしを連結ワイヤー９で
互いに連結する。
で各作業足場１、２、３、４、５および６をそれぞれ組
み立てる。また、先の例で説明したように、各作業足場
は地上から煙突Ａの頂上付近まで煙突Ａの壁面にぶつか
らないでスムーズに引き上げられるように、床軸組７の
根太材１５は全て短く縮めておくものとし、作業足場
１、２、３、４、５および６どうしを連結ワイヤー９で
互いに連結する。
【００３７】次に、煙突Ａの頂上付近に設置したウイ
ンチ（図省略）を使用し、各作業足場を折り畳んだ状態
（上下に重ねた状態で）で、最下層の作業足場６が設置
される位置まで一緒に引き上げる。そして、作業足場６
のみを固定ワイヤー１７でその位置に水平に固定する。
ンチ（図省略）を使用し、各作業足場を折り畳んだ状態
（上下に重ねた状態で）で、最下層の作業足場６が設置
される位置まで一緒に引き上げる。そして、作業足場６
のみを固定ワイヤー１７でその位置に水平に固定する。
【００３８】次に、吊りワイヤー１１を最上層の作業
足場１につなぎ代え、吊りワイヤー１１を徐々に巻き上
げて各作業足場１、２、３、４、５を作業足場６の設置
位置からそれぞれの設置位置まで順に引き上げる。
足場１につなぎ代え、吊りワイヤー１１を徐々に巻き上
げて各作業足場１、２、３、４、５を作業足場６の設置
位置からそれぞれの設置位置まで順に引き上げる。
【００３９】次に、各作業足場の床軸組７を構成する
根太材１５を煙突Ａの壁面に当たるまでスライドさせて
伸ばし、かつ動かないように固定して各作業足場の床軸
組７を煙突Ａの形状に沿った形状に構成する。
根太材１５を煙突Ａの壁面に当たるまでスライドさせて
伸ばし、かつ動かないように固定して各作業足場の床軸
組７を煙突Ａの形状に沿った形状に構成する。
【００４０】そして、各層の床軸組７の足場板８を敷
設する。また、各作業足場１、２、３、４、５および６
に手すり１３をそれぞれ取り付け、さらに各作業足場間
に昇降タラップ１４をそれぞれ架け渡して各作業足場を
完成させる。
設する。また、各作業足場１、２、３、４、５および６
に手すり１３をそれぞれ取り付け、さらに各作業足場間
に昇降タラップ１４をそれぞれ架け渡して各作業足場を
完成させる。
【００４１】
【発明の効果】この発明は以上説明した通りであり、最
初に地上で各作業足場を組み立て、その後筒状構造物の
頂上付近まで吊り上げて設置するので、各作業足場の組
み立ては全て地上で行なうことができ、作業足場の組み
立てと設置をきわめて効率的かつ安全に行なうことがで
きる。
初に地上で各作業足場を組み立て、その後筒状構造物の
頂上付近まで吊り上げて設置するので、各作業足場の組
み立ては全て地上で行なうことができ、作業足場の組み
立てと設置をきわめて効率的かつ安全に行なうことがで
きる。
【図１】（ａ）は煙突の平面図、（ｂ）は最上層の作業
足場の平面図、（ｃ）は最下層の作業足場の平面図、
（ｄ）は最上層と最下層の作業足場を除く各層の作業足
場の平面図、（ｅ），（ｆ）は各作業足場の床軸組を構
成する根太材の継手部を示す平面図である。
足場の平面図、（ｃ）は最下層の作業足場の平面図、
（ｄ）は最上層と最下層の作業足場を除く各層の作業足
場の平面図、（ｅ），（ｆ）は各作業足場の床軸組を構
成する根太材の継手部を示す平面図である。
【図２】（ａ）〜（ｃ）は作業足場の組み立ておよび設
置方法を示す側面図である。
置方法を示す側面図である。
【図３】（ａ），（ｂ）は作業足場の組み立ておよび設
置方法を示す側面図である。
置方法を示す側面図である。
【図４】（ａ）〜（ｄ）は各作業足場の組み立ておよび
設置方法を示す側面図である。
設置方法を示す側面図である。
【図５】（ａ）〜（ｃ）は作業足場の組み立ておよび設
置方法を示す側面図である。
置方法を示す側面図である。
【図６】（ａ）〜（ｅ）は作業足場の組み立ておよび設
置方法を示す側面図である。
置方法を示す側面図である。
１〜６ 作業足場 ７ 床軸組 ８ 足場板 ９ 連結ワイヤー １０ 支柱 １１ 吊りワイヤー １２ 開口部 １３ 手すり １４ 昇降タラップ １５ 根太材 15ａ 継手 15ｂ 継手 １６ ガイドローラ １７ 固定ワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 信二 兵庫県尼崎市扶桑町１番21号 住友金属建 材株式会社内 (72)発明者 菊地 保実 兵庫県尼崎市扶桑町１番21号 住友金属建 材株式会社内 (72)発明者 稲森 純二 兵庫県尼崎市扶桑町１番21号 住友金属建 材株式会社内 (72)発明者 石瀬 純一 兵庫県尼崎市扶桑町１番21号 住友金属建 材株式会社内 (72)発明者 竹内 良仁 広島県広島市南区東雲本町２丁目12−18− 504 (72)発明者 西角 和郎 広島県廿日市市佐方557−７
Claims (4)
- 【請求項１】 筒状構造物の頂上付近の内側に設置され
る内面補修用吊り足場であって、前記筒状構造物の上下
方向に所定間隔おきに設置される複数の作業足場とこの
作業足場どうしを連結する連結部材とこれらの作業足場
を前記筒状構造物の頂上付近の内側に吊る吊り部材とを
備えてなることを特徴とする筒状構造物の内面補修用吊
り足場。 - 【請求項２】 筒状構造物の頂上付近の内側に設置され
る内面補修用吊り足場であって、拡径および縮径自在に
構成され、かつ前記筒状構造物の上下方向に所定間隔お
きに設置される複数の作業足場とこの作業足場どうしを
連結する連結部材とこれらの作業足場を前記筒状構造物
の頂上付近の内側に吊る吊り部材とを備えてなることを
特徴とする筒状構造物の内面補修用吊り足場。 - 【請求項３】 請求項１記載の内面補修用吊り足場の設
置方法であって、地上で各作業足場をそれぞれ組み立
て、これらの作業足場どうしを連結部材で互いに連結
し、次にこれらの作業足場を前記筒状構造物の頂上付近
まで吊り上げ、かつ吊り部材で前記筒状構造物の頂上付
近に吊ることを特徴とする筒状構造物の内面補修用吊り
足場の設置方法。 - 【請求項４】 請求項２記載の筒状構造物の内面補修用
吊り足場の設置方法であって、地上で各作業足場をそれ
ぞれ組み立て、これらの作業足場どうしを連結部材で互
いに連結し、次にこれらの作業足場を縮径した状態で筒
状構造物の頂上付近まで吊りあげ、かつ吊り部材で前記
筒状構造物の頂上付近に吊り、次に各作業足場をそれぞ
れの設置位置まで移動させ、次に前記作業足場をそれぞ
れ拡径することを特徴とする筒状構造物の内面補修用吊
り足場の設置方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000318857A JP2002129741A (ja) | 2000-10-19 | 2000-10-19 | 筒状構造物の内面補修用吊り足場およびその設置方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000318857A JP2002129741A (ja) | 2000-10-19 | 2000-10-19 | 筒状構造物の内面補修用吊り足場およびその設置方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002129741A true JP2002129741A (ja) | 2002-05-09 |
Family
ID=18797418
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000318857A Pending JP2002129741A (ja) | 2000-10-19 | 2000-10-19 | 筒状構造物の内面補修用吊り足場およびその設置方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002129741A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006307505A (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Gifu Kogyo Co Ltd | 足場 |
| US7941986B2 (en) | 2004-03-31 | 2011-05-17 | Safway Services, Llc | Articulating work platform support system, work platform system, and methods of use thereof |
| WO2014060388A1 (de) * | 2012-10-16 | 2014-04-24 | Max Bögl Wind AG | Versorgungsgerüst für einen turm, turm mit einem versorgungsgerüst sowie verfahren zum errichten eines versorgungsgerüsts im inneren eines turms |
| US10337194B2 (en) | 2011-06-29 | 2019-07-02 | Safeway Services, Llc | Work platform system configured for use structure with internal cavity, and related methods of assembly and use |
-
2000
- 2000-10-19 JP JP2000318857A patent/JP2002129741A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7941986B2 (en) | 2004-03-31 | 2011-05-17 | Safway Services, Llc | Articulating work platform support system, work platform system, and methods of use thereof |
| US9783939B2 (en) | 2004-03-31 | 2017-10-10 | Safway Services, Llc | Articulating work platform support system, work platform system, and methods of use thereof |
| US10563365B2 (en) | 2004-03-31 | 2020-02-18 | Brandsafway Services Llc | Articulating work platform support system, work platform system, and methods of use thereof |
| JP2006307505A (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Gifu Kogyo Co Ltd | 足場 |
| US10337194B2 (en) | 2011-06-29 | 2019-07-02 | Safeway Services, Llc | Work platform system configured for use structure with internal cavity, and related methods of assembly and use |
| WO2014060388A1 (de) * | 2012-10-16 | 2014-04-24 | Max Bögl Wind AG | Versorgungsgerüst für einen turm, turm mit einem versorgungsgerüst sowie verfahren zum errichten eines versorgungsgerüsts im inneren eines turms |
| CN104662290A (zh) * | 2012-10-16 | 2015-05-27 | 马克斯·博格风能股份公司 | 用于塔的供应架、具有供应架的塔以及用于在塔的内部建造供应架的方法 |
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