JP2002129323A - スパッタリング装置および成膜方法 - Google Patents

スパッタリング装置および成膜方法

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JP2002129323A
JP2002129323A JP2000321054A JP2000321054A JP2002129323A JP 2002129323 A JP2002129323 A JP 2002129323A JP 2000321054 A JP2000321054 A JP 2000321054A JP 2000321054 A JP2000321054 A JP 2000321054A JP 2002129323 A JP2002129323 A JP 2002129323A
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JP2000321054A
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English (en)
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Masatoshi Tsuneoka
正年 恒岡
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Applied Materials Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な基板面内の膜厚均一性を確保しつつ、
優れたボトムカバレッジを得ることができるスパッタリ
ング装置および成膜方法を提供する。 【解決手段】 スパッタリング装置1は、円形のターゲ
ット3を有するチャンバ4を備え、このチャンバ4内に
はウェハWを支持するペディスタル5が配設されてい
る。チャンバ4には、真空ポンプ8と、アルゴンガスを
供給するガス供給源9とが接続されている。ターゲット
3およびペディスタル5には、直流電源10の陰極およ
び陽極が接続されている。ターゲット3の上方には、チ
ャンバ4内に発生したプラズマをターゲット3の近傍に
閉じ込めるためのマグネトロンユニット11が配置され
ている。このマグネトロンユニット11は、円形のベー
スプレート12を有し、このベースプレート12の下面
には複数の環状マグネット13が並設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイス等
の製造に際して使用されるマグネトロン式のスパッタリ
ング装置、及びスパッタリング装置を用いてウェハ等の
基板に薄膜を形成する成膜方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にマグネトロン式のスパッタリング
装置は、ターゲットを有するチャンバと、チャンバ内に
ターゲットと対向するように配置され、基板を支持する
支持部材と、ターゲットの支持部材側とは反対の側に設
けられたマグネトロンユニットとを備えている。このよ
うなスパッタリング装置により、支持部材に支持された
ウェハに対して成膜処理を行う場合、チャンバ内を減圧
すると共に、チャンバ内にアルゴンガスを供給して、チ
ャンバ内にプラズマを発生させる。すると、プラズマ中
のアルゴンイオンがターゲットに衝突し、そこからスパ
ッタされる粒子(被スパッタ粒子)がウェハ上に堆積
し、ウェハ表面に薄膜が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなマグネト
ロン式スパッタリング装置においては、近年のウェハの
大口径化に伴って、ターゲットも大型化し、これに応じ
てマグネトロンユニットのマグネットの径も、ウェハ面
内の膜厚均一性の確保やパーティクル対策のために大き
くしてきた。一方、ターゲットと支持部材との間の距離
については、装置全体の大型化や成膜レートの低下を抑
止する観点から、ウェハの大口径化に拘わらず、従来と
はほとんど変わっていない。そのようなスパッタリング
装置の構成によって、ウェハ上のコンタクトホール等に
成膜処理を行うと、ボトムカバレッジが低下するという
問題があった。
【0004】本発明の目的は、良好な基板面内の膜厚均
一性を確保しつつ、優れたボトムカバレッジを得ること
ができるスパッタリング装置および成膜方法を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を重ねた結果、ターゲットから飛び出た被スパッタ粒子
のうち、基板に対して斜めに進む被スパッタ粒子同士を
積極的に衝突させることで、基板に斜めに入射する被ス
パッタ粒子が減少し、その結果ボトムカバレッジを改善
できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0006】すなわち、本発明のスパッタリング装置
は、ターゲットを有するチャンバと、チャンバ内にター
ゲットと対向するように配置され、基板を支持する支持
部材と、チャンバ内にプロセスガスを供給するガス供給
手段と、チャンバ内を減圧する減圧手段と、チャンバ内
に供給されたプロセスガスをプラズマ化するプラズマ化
手段と、ターゲットの支持部材側とは反対の側に設けら
れ、プラズマをターゲットの近傍に閉じ込めるマグネト
ロンユニットとを備え、マグネトロンユニットは、ター
ゲットに対向して配置されたベースプレートと、ベース
プレートにおけるターゲットと向き合う側の面に並設さ
れた複数の環状マグネットと、ベースプレートを回転駆
動させる駆動手段とを有することを特徴とするものであ
る。
【0007】このようにベースプレートに複数の環状マ
グネットを並設することにより、1個の環状マグネット
の径が必然的に小さくなる。ここで、ターゲットの単位
面積から飛び出ていく被スパッタ粒子の数は、環状マグ
ネットの径と、ターゲットと支持部材との間に印加する
電力とに関係し、環状マグネットの径が小さくなるに従
って、印加する電力が低くて済む。このため、環状マグ
ネットの径を小さくした場合には、環状マグネットの径
が大きい場合と同じ電力を印加することで、ターゲット
の単位面積から飛び出る被スパッタ粒子の数を多くする
ことができる。このように被スパッタ粒子の数が増加し
た場合には、ターゲットの近傍において、基板に対して
斜めに進むエネルギーの小さい被スパッタ粒子が他の被
スパッタ粒子と衝突する確率が高くなる。そして、その
ような被スパッタ粒子同士の衝突によって、被スパッタ
粒子の一部は、基板から外れた側方に向かって進み、ま
た被スパッタ粒子の他の一部は、基板に対して垂直方向
またはそれに近い方向に進むようになる。このとき、上
記の被スパッタ粒子同士の衝突は、主にターゲット近傍
で起きるため、プロセスガスによる被スパッタ粒子の散
乱とは異なり、複数回起きる可能性は低い。また、チャ
ンバ内の圧力を所望の真空度まで減圧した場合には、プ
ロセスガスによる被スパッタ粒子の散乱の発生を抑制す
ることができる。従って、基板に対して斜めに入射する
被スパッタ粒子が減少する。これにより、基板上のコン
タクトホール等に成膜を行う場合に、優れたボトムカバ
レッジを得ることができる。また、上記のような径の小
さな環状マグネットをベースプレートに複数並設したの
で、良好な基板面内の膜厚均一性をも確保できる。
【0008】好ましくは、環状マグネットは円形リング
状をなしている。これにより、チャンバ内に発生したプ
ラズマをターゲットの近傍に効果的に閉じ込めることが
できる。
【0009】この場合、環状マグネットの外径は70〜
150mmであることが好ましい。これにより、ターゲ
ットと支持部材との間に最適な電力を印加することで、
単位面積当たりの被スパッタ粒子の飛び出し数を多くす
ることができると共に、チャンバ内に発生したプラズマ
をターゲットの近傍に確実に閉じ込めることができる。
【0010】また、複数の環状マグネットで構成される
マグネット群は、ターゲットの中心部に対して外側に片
寄るように配置されている。これにより、ベースプレー
トを回転させると、各環状マグネットにより発生する磁
界がターゲットの表面全体にわたってほぼ均等に形成さ
れるため、プラズマがターゲット近傍においてほぼ均等
に閉じ込められる。従って、基板上に形成される薄膜の
膜厚均一性がより向上する。また、ターゲット中央部の
局所的な消耗を避けることができるため、ターゲットの
使用効率が向上する。
【0011】また、複数の環状マグネットは、ベースプ
レートにおけるターゲットの中心部に対応する位置に配
置された第1マグネットと、ベースプレートにおける第
1マグネットの外側に配置された少なくとも1つの第2
マグネットとからなり、第1マグネットの外径は第2マ
グネットの外径よりも小さくてもよい。これにより、ベ
ースプレートにおけるターゲットの中心部に対応する位
置に環状マグネットを固定した場合であっても、基板上
に形成される薄膜の膜厚均一性がより良好になると共
に、ターゲット中央部の局所的な消耗が回避される。
【0012】さらに、複数の環状マグネットは、ベース
プレートにおけるターゲットの中心部に対応する位置に
配置された第1マグネットと、ベースプレートにおける
第1マグネットの外側に配置された少なくとも1つの第
2マグネットとからなり、第1マグネットとターゲット
との間隔は、第2マグネットとターゲットとの間隔より
も大きくてもよい。この場合にも、ベースプレートにお
けるターゲットの中心部に対応する位置に環状マグネッ
トを固定しても、基板上に形成される薄膜の膜厚均一性
がより良好になると共に、ターゲット中央部の局所的な
消耗が回避される。
【0013】また、本発明の成膜方法は、ターゲットを
有するチャンバと、チャンバ内にターゲットと対向する
ように配置され、基板を支持する支持部材と、ターゲッ
トの支持部材側とは反対の側に設けられたマグネトロン
ユニットとを備え、マグネトロンユニットは、ターゲッ
トに対向して配置されたベースプレートと、ベースプレ
ートにおける前記ターゲットと向き合う側の面に並設さ
れた複数の環状マグネットと、ベースプレートを回転駆
動させる駆動部とを有するスパッタリング装置を用い、
支持部材に基板を支持した状態で、チャンバ内を減圧す
ると共に、チャンバ内にプロセスガスを供給し、更に、
ターゲットと支持部材との間に所定の電力を印加して、
プロセスガスをプラズマ化すると共に、マグネトロンユ
ニットを作動させて、プラズマをターゲットの近傍に閉
じ込めることによって、基板上に薄膜を形成することを
特徴とするものである。
【0014】このように複数の環状マグネットを有する
スパッタリング装置を用いることにより、上述したよう
にターゲットの単位面積から飛び出る被スパッタ粒子の
数を多くすることができる。この場合には、ターゲット
の近傍において、基板に対して斜めに進む被スパッタ粒
子同士の衝突が増えるため、基板に斜めに入射する被ス
パッタ粒子が減少する。これにより、基板上のコンタク
トホール等に成膜を行う場合に、良好な基板面内の膜厚
均一性を確保しつつ、優れたボトムカバレッジを得るこ
とができる。
【0015】好ましくは、ターゲットと支持部材との間
に印加する電力をP(kW)、複数の環状マグネットの
外周長さの合計をR(mm)としたときに、P/R=
0.16〜0.65kW/mmを満たすような電力をタ
ーゲットと支持部材との間に印加する。これにより、チ
ャンバ内に発生したプラズマをターゲットの近傍に確実
に閉じ込めつつ、単位面積当たりの被スパッタ粒子の飛
び出し数を多くすることができる。
【0016】また、好ましくは、ターゲットを、セルフ
スパッタリングを起こすことが可能な材料で形成し、チ
ャンバ内を0.0〜1.0mTorrに減圧する。これ
により、プロセスガスによる被スパッタ粒子の散乱の発
生が確実に抑えられるため、基板に斜めに入射する被ス
パッタ粒子がより減少する。また、ターゲットの材料と
して、セルフスパッタリングを起こすことが可能な材料
を用いた場合には、放電開始時のみプロセスガスを流せ
ば、それ以降はプロセスガスを流す必要がなくなる。こ
の場合、セルフスパッタリングを起こすことが可能な材
料は、例えば銅、白金である。
【0017】また、ターゲットを、セルフスパッタリン
グを起こさない材料で形成し、チャンバ内を0.3〜
1.0mTorrに減圧する。これにより、プロセスガ
スによる被スパッタ粒子の散乱の発生が確実に抑えられ
るため、基板に斜めに入射する被スパッタ粒子がより減
少する。この場合、セルフスパッタリングを起こさない
材料は、例えばチタン、アルミニウム、タングステンで
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスパッタリン
グ装置および成膜方法の好適な実施形態について図面を
参照して説明する。
【0019】まず、本発明の第1の実施形態を図1〜図
6により説明する。図1は、本実施形態のマグネトロン
式スパッタリング装置を概略的に示した図である。同図
において、スパッタリング装置1は、ハウジング2と、
このハウジング2の上部開口部を閉じるように配置され
た円形のターゲット3とを有し、これらハウジング2と
ターゲット3によりチャンバ4を形成している。
【0020】チャンバ4内には、成膜処理すべき基板で
ある半導体ウェハWを支持するペディスタル5が配設さ
れ、このペディスタル5はターゲット3の下面に対して
平行に対向配置されている。ペディスタル5にウェハW
が載置された時のターゲット3とペディスタル5との間
の距離Lは、要求されるボトムカバレッジと成膜レート
を考慮して決定されるものであり、例えば50〜300
mm程度となっている。
【0021】ハウジング2には、排気ポート6およびガ
ス導入ポート7が形成されている。排気ポート6にはク
ライオポンプ等の真空ポンプ8が接続され、この真空ポ
ンプ8を作動させることでチャンバ4内を真空減圧す
る。また、ガス導入ポート7にはガス供給源9が接続さ
れ、ガス供給源9からプロセスガスとしてのアルゴンガ
スがガス導入ポート7を通してチャンバ4内に供給され
る。
【0022】ターゲット3およびペディスタル5には、
それぞれ、直流電源10の陰極および陽極が接続されて
いる。ペディスタル5にウェハWが置かれた状態で、チ
ャンバ4内にアルゴンガスを導入して、ターゲット3と
ペディスタル5との間に電圧をかけると、アルゴンガス
がプラズマ化する。
【0023】ターゲット3のペディスタル5側とは反対
の側、即ちターゲット3の上方には、チャンバ4内に発
生したプラズマをターゲット3の近傍に閉じ込めるため
のマグネトロンユニット11が配置されている。このマ
グネトロンユニット11は、図1及び図2に示すよう
に、ターゲット3に対して平行に且つターゲット3と同
軸に配置された円形のベースプレート12を有してい
る。このベースプレート12の下面には、ターゲット3
表面に磁場のトンネルを作るための複数(ここでは4
個)の環状マグネット13が並設されている。また、ベ
ースプレート12の上面には、ベースプレート12を回
転駆動させる駆動モータ14が取り付けられている。
【0024】環状マグネット13は円形リング状をな
し、プラズマをターゲット3近傍に最も効果的に閉じ込
めることができる形状となっている。また、ウェハW上
に形成される薄膜の膜厚がウェハ表面全体にわたって均
一となるようにすべく、複数の環状マグネット13から
なるマグネット群13Gは、ベースプレート12の中心
に対して外側(図示A側)に片寄るように、ベースプレ
ート12に固定されている。つまり、マグネット群13
Gは、ターゲット3の中心に対して外側に片寄るように
配置されている。これにより、駆動モータ14によりベ
ースプレート12を回転させると、各環状マグネット1
3により発生する磁界がターゲット3の表面全体にわた
ってほぼ均等に形成されるようになるため、ターゲット
3近傍におけるプラズマ密度がほぼ均等になり、その結
果ウェハ面内の膜厚均一性が良好になる。また、ターゲ
ット3の中央部の局所的な消耗を避けることができ、タ
ーゲット3の使用効率が向上する。
【0025】以上のように構成したスパッタリング装置
1を用いて成膜を行う場合、まず、図示しない搬送手段
によりチャンバ4内にウェハWを搬入してペディスタル
5上に載置する。そして、真空ポンプ8によりチャンバ
4内を所望の真空度まで減圧すると共に、ガス供給源9
のアルゴンガスをチャンバ4内に導入する。そして、直
流電源10をオンにし、ターゲット3とペディスタル5
との間に所望の電力を印加する。すると、チャンバ4内
にグロー放電が発生し、プラズマ中のアルゴンイオンが
ターゲット3の下面に衝突して、ターゲット原子(被ス
パッタ粒子)をはじき出し、このターゲット原子がウェ
ハW上に堆積して薄膜が形成される。このとき、マグネ
トロンユニット11の作動によってターゲット3近傍に
おけるプラズマ密度が高められ、上記のスパッタリング
作用が促進される。
【0026】このようなスパッタリング法による成膜に
おいて、ターゲット3から飛び出る被スパッタ粒子は、
図3に示すように、ウェハWに対して垂直方向に進む粒
子Rvだけでなく、ウェハWに対して斜め方向に進む粒
子Rsもある。このようなウェハWに斜めに到達する被
スパッタ粒子Rsが多いと、ウェハW上のコンタクトホ
ールHに成膜を行う場合にボトムカバレッジが低下する
原因となる。このような不具合は、ウェハWの径が大き
くなる程、顕著に表れるようになる。従って、良好なボ
トムカバレッジを得るためには、ウェハWに対して斜め
に進む被スパッタ粒子Rsを少なくする必要がある。
【0027】ところで、ターゲット3から飛び出た被ス
パッタ粒子のうち、ウェハWに対して斜めに進む被スパ
ッタ粒子Rsは、ウェハWに対して垂直方向に進む被ス
パッタ粒子Rvよりも他の被スパッタ粒子に衝突しやす
くなる。これは、被スパッタ粒子の衝突断面積の相違に
因るものである。つまり、ウェハWに対して垂直方向に
進む被スパッタ粒子Rvは、エネルギーが高く、進むス
ピードが速いため、衝突断面積が小さいのに対し、ウェ
ハWに対して斜めに進む被スパッタ粒子Rsは、エネル
ギーが低く、進むスピードが遅いため、衝突断面積が大
きくなる。
【0028】そこで、このような物理特性を利用し、以
下のようにしてウェハWに対して斜めに進む被スパッタ
粒子の数を低減する。すなわち、ターゲット3から飛び
出る被スパッタ粒子の数を増大させ、ターゲット3の近
傍においてウェハWに対して斜めに進む被スパッタ粒子
同士を積極的に衝突させるようにする。このような被ス
パッタ粒子同士の衝突によって、図4(a)に示すよう
にウェハWから外れる側方に向かって進む被スパッタ粒
子R1や、図4(b)に示すようにウェハWに対してほ
ぼ垂直方向またはそれに近い方向に進む被スパッタ粒子
2が多くなる。ここで、被スパッタ粒子同士の衝突は
主にターゲット3近傍で起こるため、アルゴンガスによ
る被スパッタ粒子の散乱とは異なり、被スパッタ粒子同
士の衝突散乱が複数回起きる可能性は低い。これによっ
て、ウェハWに斜めに入射する被スパッタ粒子が少なく
なり、結果としてボトムカバレッジを改善することが可
能となる。
【0029】次に、このような被スパッタ粒子同士の衝
突が十分に起きるようにするための条件について詳述す
る。
【0030】まず第1に、マグネトロンユニット11で
使用する環状マグネット13の径を小さくする。この理
由は、以下の通りである。すなわち、直流電源10によ
りターゲット3とペディスタル5との間に投入する電力
を高くすると、ターゲット3の単位面積から飛び出る被
スパッタ粒子の数は増加する。しかし、マグネット1個
当たりに投入できるパワー(エネルギー)には限界があ
るため、ターゲット3とペディスタル5との間に必要以
上の大電力を印加することはできない。一方、単位面積
当たりの被スパッタ粒子の飛び出し数は、環状マグネッ
トの外径と、ターゲット3とペディスタル5との間に投
入する電力とに関係しており、環状マグネットの径を小
さくするほど、投入する電力も低くて済む。従って、直
流電源10により投入する電力が一定であれば、環状マ
グネットの径が小さいほど、単位面積当たりの被スパッ
タ粒子の飛び出し数が多くなる。
【0031】そこで、本実施形態では、まず環状マグネ
ットを小型にすることにより、ターゲット3から飛び出
る被スパッタ粒子の数を増やすようにする。具体的に
は、環状マグネット13の外径(直径)rを、好ましく
は70〜150mmとする。このように環状マグネット
13の外径を150mm以下と小型にすることにより、
ターゲット3とペディスタル5との間に所定の電力を印
加すると、ターゲット3から飛び出る被スパッタ粒子が
多くなる。また、環状マグネット13の外径を70mm
以上とすることで、マグネットの材質にかかわらず、チ
ャンバ4内に発生したプラズマをターゲット3近傍に確
実に維持することができる。
【0032】なお、このような環状マグネット13はベ
ースプレート12の下面に複数配置されているが、これ
は、環状マグネット13を小型化しても、ウェハW面内
の膜厚均一性を十分に確保できるようにするためであ
る。
【0033】第2に、直流電源10によりターゲット3
とペディスタル5との間に印加する電力を次のように設
定する。すなわち、投入電力をP(kW)、複数の環状
マグネット13の外周長さの合計をR(mm)としたと
きに、 P/R=0.16〜0.65kW/mm を満足するような電力を投入するのが好ましい。つま
り、直径10mmの環状マグネット13では、マグネッ
ト1個当たり約5kW〜20kWの電力を投入し、直径
15mmの環状マグネット13では、マグネット1個当
たり約7.5kW〜30kWの電力を投入する。なお、
環状マグネット13の幅(=外径−内径)dが変わるこ
とによりプラズマの幅が変化しても、垂直磁場が0の所
を最大としてプラズマの強度が弱くなっていくため、そ
の平均的な位置はほとんど変化しない。このようにプラ
ズマの平均位置はほぼ一定であるため、プラズマが広が
った場合であっても、平均位置の内側と外側の両方にプ
ラズマが広がることになる。このため、外側に広がった
部分では効果が低下するが、内側に広がった部分では効
果が増す。従って、全体としては環状マグネット13の
幅による依存性が小さい。これにより、チャンバ4内に
発生したプラズマをターゲットの近傍に確実に閉じ込め
つつ、単位面積当たりの被スパッタ粒子の飛び出し数を
多くすることができる。
【0034】第3に、チャンバ4内の圧力つまりガス圧
力を十分に低くする。上記のようなターゲット3近傍で
の被スパッタ粒子同士の衝突が多くなっても、その後で
被スパッタ粒子とアルゴン粒子とが衝突する、いわゆる
2次散乱、3次散乱が生じると、ウェハWに対して斜め
に進む被スパッタ粒子を少なくすることが困難になる。
そこで、真空ポンプ8によりチャンバ4内を減圧するこ
とにより、アルゴンガスによる被スパッタ粒子の散乱を
低減する。
【0035】このとき、チャンバ4内の圧力は、ターゲ
ット3の材料に応じて最適な真空度を設定する。具体的
には、チタン、アルミニウム、タングステン等といった
セルフスパッタリングを起こさない材料でターゲット3
を形成した場合には、チャンバ4内を好ましくは0.3
〜1.0mTorrに減圧する。一方、Cu(銅)、P
t(白金)等といったセルフスパッタリングを起こすこ
とが可能な材料でターゲット3を形成した場合には、放
電開始時のみアルゴンガスを流せば、それ以降はアルゴ
ンガスを流す必要がないという観点から、チャンバ4内
を好ましくは0.0〜1.0mTorrに減圧する。こ
のようにチャンバ4内の圧力を設定することにより、ア
ルゴンガスによる被スパッタ粒子の散乱が低減される。
なお、セルフスパッタリングを起こしやすい材料として
は、上記のCu、Ptの他に、Zn、Pd、Ag、I
n、Sn、Cd、Au、Pb等が挙げられる。
【0036】以上の条件を満たすようにマグネトロンユ
ニット11を構成すると共に成膜処理を行うことによ
り、チャンバ4内に発生したプラズマがターゲット3近
傍に十分に閉じ込められつつ、ターゲット3から飛び出
る被スパッタ粒子が増加して、被スパッタ粒子同士の衝
突が促進される。これにより、ウェハWに到達する被ス
パッタ粒子の指向性が向上し、コンタクトホールHにお
いて良好なボトムカバレッジを得ることができる。
【0037】図5は、環状マグネットの径の大小によっ
て、ウェハWに到達する被スパッタ粒子の個数がどの程
度変わるかについてシミュレーションした結果の一例を
示した図である。このシミュレーションは、比較的単純
なモデルに基づいて実行したものであり、具体的には、
平均的な値を求めるために、本現象が無限大の大きさを
持つターゲット全面で発生した場合を仮定して計算した
ものである。
【0038】同図において、横軸は、ウェハWに対して
垂直方向を基準(0度)とした時の被スパッタ粒子の進
行角度を示し、縦軸は、被スパッタ粒子の相対的な個数
を示している。この時に使用したウェハWは、12イン
チ(直径300mm)のウェハであり、ターゲット3と
ペディスタル5との間の距離Lは300mmである。ま
た、図中Xは、外径が100mm程度と考えられる環状
マグネット(以下、小さな環状マグネットという)のシ
ミュレーション結果を示し、図中Yは、外径が300m
mと考えられる環状マグネットのシミュレーション結果
を示したものである。
【0039】図5から分かるように、環状マグネットの
径を小さくした場合には、±75度以内の範囲の角度で
進む被スパッタ粒子の数は減少し、±75度以上の角度
で進む被スパッタ粒子の数が増加している。これは、環
状マグネットの径を小さくすると、被スパッタ粒子同士
の衝突確率が高くなるので、ハウジング2の側壁に向か
って進む被スパッタ粒子が多くなったものと考えられ
る。
【0040】図6は、図5において、被スパッタ粒子の
相対的個数の最大頻度、つまり被スパッタ粒子がウェハ
Wに対して垂直方向に向かう数が同じになるようにした
ものである。
【0041】同図において、ワーストケースを想定する
と、±45度以内の範囲の角度で進む被スパッタ粒子が
ウェハWに到達する。ここで、環状マグネットの径を小
さくした場合には、特に±(20〜45度)の範囲にお
いて、被スパッタ粒子の数が大きく減少しているのが分
かる。つまり、ウェハWに到達する被スパッタ粒子のう
ち、ボトムカバレッジ悪化の原因となるウェハWに斜め
に入射する被スパッタ粒子の数が少なくなる。
【0042】以上のように本実施形態によれば、スパッ
タリングで要求されるウェハ面内の膜厚均一性、ボトム
カバレッジ、ターゲット3のフルエロージョン等の要求
を満たすことができる。
【0043】本発明の第2の実施形態を図7及び図8に
より説明する。本実施形態では、マグネトロンユニット
の構成が第1の実施形態と異なる。図中、第1の実施形
態とは同一または同等の部材には同じ符号を付し、その
説明を省略する。
【0044】図7及び図8において、本実施形態のスパ
ッタリング装置21はマグネトロンユニット22を有
し、このマグネトロンユニット22のベースプレート1
2の下面には、サイズの異なる2種類の環状マグネット
23a,23bが並設されている。ベースプレート12
の中心部には環状マグネット23aが固定され、この環
状マグネット23aの周りには複数(ここでは4個)の
環状マグネット23bが固定されている。環状マグネッ
ト23aの外径raは、環状マグネット23bの外径rb
よりも小さくなっている。
【0045】また、ベースプレート12の中心部に固定
された環状マグネット23aの厚さは、他の環状マグネ
ット23bよりも薄くなっており、これにより、ターゲ
ット3と環状マグネット23aとの間の距離kaが、タ
ーゲット3と環状マグネット23bとの間の距離kb
りも長くなっている。
【0046】また、ウェハW上に形成される薄膜の膜厚
をウェハ表面全体にわたって均一にするには、複数の環
状マグネット23a,23bからなるマグネット群23
Gは、ベースプレート12の中心に対してわずかに外側
(図示A側)に片寄るように、ベースプレート12に固
定するのが好ましい。この場合には、マグネット群23
Gは、ターゲット3の中心に対してわずかに外側に片寄
るように配置されることになる。
【0047】このようにマグネトロンユニット22を構
成したので、ウェハW上に形成される薄膜の膜厚均一性
が向上すると共に、ターゲット3中央部の局所的な消耗
を避けることができるため、ターゲット3の使用効率が
向上する。
【0048】なお、ベースプレート12の中心部に固定
する環状マグネットの外径を、他の環状マグネットの外
径よりも小さくする構成を採用した場合には、その環状
マグネットの外径の差によっては、ターゲット3と環状
マグネットとの間隔は全て同じであってもよい。また、
ターゲット3とベースプレート12の中心部に固定する
環状マグネットとの間隔を、ターゲット3と他の環状マ
グネットとの間隔よりも長くする構成を採用した場合に
は、そのターゲット3と環状マグネットとの間隔の差に
よっては、環状マグネットの径を全て同じにしてもよ
い。
【0049】以上、本発明の好適な実施形態について詳
細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではない。例えば、上記実施形態では、環状マグネッ
トとして円形リング状のマグネットを使用したが、だ円
リング状のマグネットを使用してもよい。また、上記実
施形態のスパッタリング装置では、ウェハWを支持する
支持部材の上方にターゲットが配置されているが、本発
明のスパッタリング装置は、支持部材の下方にターゲッ
トを配置したものにも適用可能なことは言うまでもな
い。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、マグネトロンユニット
のベースプレートに複数の環状マグネットを並設したの
で、基板に斜めに入射する被スパッタ粒子を低減するこ
とができ、これにより、良好な基板面内の膜厚均一性を
確保しつつ、優れたボトムカバレッジを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるスパッタリング
装置の概略を示す構成図である。
【図2】図1に示すスパッタリング装置のマグネトロン
ユニットの裏面図である。
【図3】図1に示すターゲットから飛び出た被スパッタ
粒子がウェハに向かう状態を示す図である。
【図4】ウェハ上に斜めに入射する被スパッタ粒子が減
少する原理を示す図である。
【図5】図2に示す環状マグネットの径の大小によっ
て、ウェハに到達する被スパッタ粒子の相対的な個数が
どう変化するかをシミュレーションした結果の一例を示
した図である。
【図6】図5に示すシミュレーション結果を、被スパッ
タ粒子の相対的個数の最大頻度が同じになるように示し
た図である。
【図7】本発明の第2の実施形態によるスパッタリング
装置の概略を示す構成図である。
【図8】図7に示すスパッタリング装置のマグネトロン
ユニットの裏面図である。
【符号の説明】
1…スパッタリング装置、3…ターゲット、4…チャン
バ、5…ペディスタル(支持部材)、8…真空ポンプ
(減圧手段)、9…ガス供給源(ガス供給手段)、10
…直流電源(プラズマ化手段)、11…マグネトロンユ
ニット、12…ベースプレート、13…環状マグネッ
ト、14…駆動モータ(駆動手段)、21…スパッタリ
ング装置、22…マグネトロンユニット、23a…環状
マグネット(第1マグネット)、23b…環状マグネッ
ト(第2マグネット)、W…ウェハ(基板)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 恒岡 正年 千葉県成田市新泉14−3野毛平工業団地内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 Fターム(参考) 4K029 CA05 DC03 DC42 DC43 DC46 4M104 BB02 BB04 BB06 BB07 BB08 BB09 BB14 BB18 DD39 DD40 DD41 5F103 AA08 BB14 BB22 DD28 RR04 RR05 RR10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターゲットを有するチャンバと、 前記チャンバ内に前記ターゲットと対向するように配置
    され、基板を支持する支持部材と、 前記チャンバ内にプロセスガスを供給するガス供給手段
    と、 前記チャンバ内を減圧する減圧手段と、 前記チャンバ内に供給されたプロセスガスをプラズマ化
    するプラズマ化手段と、 前記ターゲットの前記支持部材側とは反対の側に設けら
    れ、プラズマを前記ターゲットの近傍に閉じ込めるマグ
    ネトロンユニットとを備え、 前記マグネトロンユニットは、前記ターゲットに対向し
    て配置されたベースプレートと、前記ベースプレートに
    おける前記ターゲットと向き合う側の面に並設された複
    数の環状マグネットと、前記ベースプレートを回転駆動
    させる駆動手段とを有するスパッタリング装置。
  2. 【請求項2】 前記環状マグネットは円形リング状をな
    している請求項1記載のスパッタリング装置。
  3. 【請求項3】 前記環状マグネットの外径は70〜15
    0mmである請求項2記載のスパッタリング装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の環状マグネットで構成される
    マグネット群は、前記ターゲットの中心部に対して外側
    に片寄るように配置されている請求項1〜3のいずれか
    一項記載のスパッタリング装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の環状マグネットは、前記ベー
    スプレートにおける前記ターゲットの中心部に対応する
    位置に配置された第1マグネットと、前記ベースプレー
    トにおける前記第1マグネットの外側に配置された少な
    くとも1つの第2マグネットとからなり、前記第1マグ
    ネットの外径は前記第2マグネットの外径よりも小さい
    請求項1〜4のいずれか一項記載のスパッタリング装
    置。
  6. 【請求項6】 前記複数の環状マグネットは、前記ベー
    スプレートにおける前記ターゲットの中心部に対応する
    位置に配置された第1マグネットと、前記ベースプレー
    トにおける前記第1マグネットの外側に配置された少な
    くとも1つの第2マグネットとからなり、前記第1マグ
    ネットと前記ターゲットとの間隔は、前記第2マグネッ
    トと前記ターゲットとの間隔よりも大きい請求項1〜4
    のいずれか一項記載のスパッタリング装置。
  7. 【請求項7】 ターゲットを有するチャンバと、前記チ
    ャンバ内に前記ターゲットと対向するように配置され、
    基板を支持する支持部材と、前記ターゲットの前記支持
    部材側とは反対の側に設けられたマグネトロンユニット
    とを備え、前記マグネトロンユニットは、前記ターゲッ
    トに対向して配置されたベースプレートと、前記ベース
    プレートにおける前記ターゲットと向き合う側の面に並
    設された複数の環状マグネットと、前記ベースプレート
    を回転駆動させる駆動部とを有するスパッタリング装置
    を用い、 前記支持部材に前記基板を支持した状態で、前記チャン
    バ内を減圧すると共に、前記チャンバ内にプロセスガス
    を供給し、更に、前記ターゲットと前記支持部材との間
    に所定の電力を印加して、前記プロセスガスをプラズマ
    化すると共に、前記マグネトロンユニットを作動させ
    て、プラズマを前記ターゲットの近傍に閉じ込めること
    によって、前記基板上に薄膜を形成する成膜方法。
  8. 【請求項8】 前記ターゲットと前記支持部材との間に
    印加する電力をP(kW)、前記複数の環状マグネット
    の外周長さの合計をR(mm)としたときに、 P/R=0.16〜0.65kW/mm を満たすような電力を前記ターゲットと前記支持部材と
    の間に印加する請求項7記載の成膜方法。
  9. 【請求項9】 前記ターゲットを、セルフスパッタリン
    グを起こすことが可能な材料で形成し、 前記チャンバ内を0.0〜1.0mTorrに減圧する
    請求項7または8記載の成膜方法。
  10. 【請求項10】 前記セルフスパッタリングを起こすこ
    とが可能な材料として、銅または白金を用いる請求項9
    記載の成膜方法。
  11. 【請求項11】 前記ターゲットを、セルフスパッタリ
    ングを起こさない材料で形成し、 前記チャンバ内を0.3〜1.0mTorrに減圧する
    請求項7または8記載の成膜方法。
  12. 【請求項12】 前記セルフスパッタリングを起こさな
    い材料として、チタン、アルミニウム、タングステンの
    いずれかを用いる請求項11記載の成膜方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111549325A (zh) * 2020-06-12 2020-08-18 北京北方华创微电子装备有限公司 一种磁控溅射设备
CN116607118A (zh) * 2023-07-19 2023-08-18 上海陛通半导体能源科技股份有限公司 一种磁控溅射设备及工艺流程

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CN116607118B (zh) * 2023-07-19 2023-10-10 上海陛通半导体能源科技股份有限公司 一种磁控溅射设备及工艺流程

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