JP2002127579A - 多孔性印判の製造方法 - Google Patents

多孔性印判の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 連続気泡を有する多孔質印材に液体を含浸し
た後でも気泡を完全に閉塞して印面を形成できるように
した。 【解決手段】 連続気泡を有する熱可塑性の多孔質印材
1の表面に液体を含浸させると共に、多孔質印材1の表
面にフィルム9を密着させ、フィルム9側から所要部分
を加熱し、多孔質印材1の表面の加熱した部分を溶融固
化させて液体が滲み出し不能な非多孔質保護被膜に形成
し、多孔質印材1の残部表面を液体滲み出し部に形成す
ることを特徴とする多孔性印判の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続気泡を有する熱可
塑性の多孔質印材の表面を液体が滲み出し不能な非多孔
質保護被膜と液体滲み出し部に形成した多孔性印判の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の熱可塑性樹脂を原料とする多孔性
印判は、連続気泡を有する多孔質シートや多孔質パイプ
等を印材とし、加熱した金型を直接押し当てたり、サー
マルヘッドで直接加熱したり、炭酸ガスレーザやYAG
レーザといった各種レーザ光を用いて加熱したり、発熱
材を介在させ赤外線キセノンフラッシュランプなどによ
って加熱したりして、インキ滲み出し不能な非多孔質保
護被膜とインキ滲み出し可能な多孔質残部とからなる印
面に形成した後、多孔質印材の表面又は裏面からインキ
を含浸し、ホルダーなどに組み付けて印判を製造してい
た。このような印判は、印面を形成した後でインキを含
浸するものであったが、これは印材にインキが含浸して
いると熱によって印材の気泡を閉塞できないためであっ
た。
【0003】前記課題を解決せんとし、インキを含浸し
た後に印面を加工できるようにした発明として特開平1
0−278214号、特開平10−337943号、特
開2000−6509号が公知となっている。特開平1
0−278214号は、発泡性合成ゴムに予め印刷用イ
ンクを含浸させた状態にして、その表面にレーザー光線
を照射することにより、レーザー光線の照射にて溶融し
た部分がインクにて冷却され、溶融が表面のみに留まっ
て印材の深部に至らず、よって、レーザー光線に照射さ
れた表面部分だけの細孔が潰されて閉塞面となる発明で
ある。しかし、実際は発泡性合成ゴムの表面に存在して
いるインクにレーザー光線のエネルギーが吸収されてし
まって、完全には気泡を閉塞できず、また、解像度も低
い印判しか得ることができなかった。特開平10−33
7943号は、平均気泡径が2〜10μm微細連続気孔
を有し、軟化温度が50℃〜150℃の熱可塑性樹脂の
発泡体を印材とし、印面加工する温度では揮発してしま
う揮発性溶剤を主成分としたインキを印面に含浸してお
くと、印面を加工するための加熱印加によって、印材の
表面層のインキが蒸発し、表面層にインキがしみ出てく
るまでに時間がかかり、その間に印材の表面が軟化ない
しは溶融して気孔が閉塞される発明であり、特開200
0−6509号は、印材全体にインキを含浸させた印材
表面に揮発性溶剤を含浸させると、浸透力の大きな揮発
性溶剤がインキを押し上げて、印材表面層に揮発性溶剤
が含浸された印材層ができ、この状態で印材表面がサー
マルヘッドで加熱されると、溶剤が揮発するとともに印
材が軟化し、インキがしみ出る前に印材の微細気孔が閉
塞される発明である。しかし、これらの発明は多孔質印
材の気泡の大きさや気泡の連続度合(連泡性ともい
う)、多孔質印材の材質などによって、印材表面に新た
な溶剤又はインキが浸透してくるスピードが異なるの
で、まだもって完全には気泡を閉塞できなかった。特
に、連続気泡の平均気泡径が20μm以上になるとイン
キの浸透が早くなって気孔閉塞ができ難くなると共に捺
印品位が悪くなる欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を鑑み、連続気泡を有する多孔質印材に液体を含浸し
た後でも気泡を完全に閉塞して印面を形成できるように
した多孔性印判の製造方法を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】連続気泡を有する熱可塑
性の多孔質印材の表面に液体を含浸させると共に、前記
多孔質印材の表面にフィルムを密着させ、前記フィルム
側から所要部分を加熱し、前記多孔質印材の表面の加熱
した部分を溶融固化させて液体が滲み出し不能な非多孔
質保護被膜に形成し、前記多孔質印材の残部表面を液体
滲み出し部に形成することを特徴とする多孔性印判の製
造方法。特に、前記液体が多孔質印材の表面が溶融する
前に蒸発する溶剤又は当該溶剤を主溶剤とするインキで
ある多孔性印判の製造方法。更に、前記フィルムが、フ
ィルムの片面に粘着剤が塗布してある粘着性フィルムで
ある多孔性印判の製造方法。
【0006】
【作用】本発明の多孔性印判は、連続気泡を有する熱可
塑性の多孔質印材を用い、多孔質印材の印面を加工する
前に液体を含浸させると同時に、フィルムを多孔質印材
表面に密着させ、フィルム側から所要部分を加熱して多
孔質印材を溶融固化させ、液体が滲み出し不能な非多孔
質保護被膜を所要部分に形成することを特徴とする多孔
性印判の製造方法である。また、液体としては、多孔質
印材の表面が溶融する前に蒸発する溶剤又は当該溶剤を
主溶剤とするインキを用いる。多孔質印材の表面が溶融
する前に蒸発してしまう溶剤を含む液体を多孔質印材に
含浸し、印面の所要部分を加熱すると、加熱した部分の
溶剤は気化するが、密着しているフィルムによって多孔
質印材から抜け出すことができずに加熱した部分周辺の
液体を押し広げる。よって、加熱部分の多孔質印材の表
面には、気泡に液体が充填されていない状態が生まれ
る。続いて即座に多孔質印材が溶融して気泡が完全に閉
塞される。その後、加熱が終了すると瞬時に気化した液
体が液化して多孔質印材の溶融部分を冷却するので、多
孔質印材の過剰な溶融を抑制でき、解像度の高い印面を
得ることができる。印面加工の為の加熱手段は、加熱し
た金型、コンピュータで制御されたサーマルヘッド、キ
セノンフラッシュランプからの赤外線照射、コンピュー
タで制御されたレーザ光など、従来公知の方法によって
実現される。
【0007】次に、本発明で用いられる構成要素につい
て説明する。本発明で使用することのできる連続気泡を
有する熱可塑性の多孔質印材は、原材料としてポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリブチレン、ポリウレタン、
ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン系熱可塑
性エラストマー、ポリプロピレン系熱可塑性エラストマ
ー、ポリブチレン系熱可塑性エラストマー、ポリウレタ
ン系熱可塑性エラストマー、ポリスチレン系熱可塑性エ
ラストマー、ポリジエン系熱可塑性エラストマー、ポリ
塩化物系熱可塑性エラストマーなどの熱可塑性樹脂を用
いることができる。これを公知の溶出法、発泡法、燒結
法などの方法によって連続気泡化することができ、シー
ト状又はロール状のものが主に用いられる。前記熱可塑
性樹脂は、融点が50℃〜150℃のものが好ましく用
いられ、また、多孔質印材の気泡径は特に限定されない
が、2〜100μmの範囲のものが好ましく用いられ
る。前記熱可塑性樹脂にカーボンブラック・有機顔料・
パール顔料などの着色剤兼発熱剤を混合した有色の多孔
質印材を用いても良好な結果を得ることができる。本発
明に用いられるフィルムとしては、耐熱性・平滑性の見
地から、セロハン・アセテート・ポリ塩化ビニル・ポリ
エチレン・ポリプロピレン・ポリエステル・ポリエチレ
ンテレフタレート・ポリ四ふっ化エチレン、ポリイミド
などのプラスチックフィルムが主に用いられる。また、
当該フィルムは前記多孔質印材の融点より高い融点を持
つことが好ましい。フィルムの融点が低いと多孔質印材
より先にフィルムが溶融してしまうからである。当該フ
ィルムは、有色又は無色、透明又は不透明の別を問わな
いが、印面加工の為の各種加熱手段の熱を阻害しないこ
とと、加工状態の確認が容易であることから、透明フィ
ルムが通常使用される。また、フィルムの片面に天然ゴ
ム・スチレン−ブタジエンゴム・イソブチレンゴム・イ
ソプレンゴム・スチレン−イソプレンブロック共重合体
・スチレン−ブタジエンブロック共重合体等のゴム系粘
着剤や、アクリル系粘着剤や、シリコーン系粘着剤など
の粘着剤が塗布してある粘着性フィルムは、多孔質印材
に密着させることが容易なので特に好ましく用いられ
る。また、前記プラスチックフィルムに前記粘着剤が塗
布してある市販の粘着テープも前記粘着性フィルムと同
様に好ましく用いることができる。次に、本発明で使用
する液体について説明する。本発明で使用する液体は、
前記多孔質印材の表面を加熱する温度で蒸発する溶剤又
は当該溶剤を主溶剤とするインキである。具体的には、
使用する熱可塑性樹脂によって様々な溶剤を選択するこ
とができるが、水(H2O)や、メタノール、エタノー
ル、ノルマルプロパノール、イソプロパノ−ル、ノルマ
ルブタノール、イソブタノール、キシレン、シクロヘキ
サン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサンな
どが主に使用される。インキを用いる場合は、前記溶剤
を主溶剤としたインキであれば、水性・油性、顔料・染
料の別を問わない。すなわち当該インキは、印面を加工
するための熱でインキ中の溶剤が気化すれば良く、加工
熱で気化する程度の配合量・粘度であればチキソトロピ
ック性を備えていようがいまいが、ニュートン流体であ
ろうがなかろうが関係無く用いることができる。本発明
で使用する溶剤は、通常前記多孔質印材の融点より低い
沸点を持つ溶剤を用いるが、場合によっては前記多孔質
印材の融点より高い沸点を持つ溶剤を用いても問題なく
加工できることもある。印面を加熱しても表面の熱可塑
性樹脂は前記溶剤によって冷却されているので、実際は
熱可塑性樹脂の融点温度では溶解が開始せず、溶剤が熱
可塑性樹脂に先んじて気化することがあるためである。
すなわち、熱可塑性樹脂が溶融するより先に気化する溶
剤を用いれば良く、どのような溶剤を用いても構わな
い。
【0008】
【実施例】本発明の実施例1を図1を用いて説明する。
図1は、加熱手段を用いる直前の状態の本発明多孔性印
判断面図である。1は融点80℃のポリエチレンを公知
の溶出法を用いて連続気泡化した多孔質印材、2は多孔
質印材1より気孔径・気孔率が共に大きく毛細管現象に
より多孔質印材1へインキを移行することができるイン
キ吸蔵体、3は多孔質印材1を保持する為の保持枠、4
はインキ吸蔵体2を保持すると共に保持枠3も保持する
本体、5は本体4を保持するホルダー、6はホルダーを
覆うキャップ、7は溶剤又はインキを滴下する充填口で
ある。次に、本発明多孔性印判の製造方法について説明
する。まず、片面にシリコーン系粘着剤が塗布してある
融点(軟化点)150℃のポリプロピレン製透明フィル
ム9を用いて、フィルムの粘着面と多孔質印材1を貼り
付ける(図2)。次に、充填口7からエタノール(沸点
78℃)を主成分とした印判用のインキを滴下し、イン
キ吸蔵体にインキを含浸させる。インキ吸蔵体内のイン
キは毛細管の働きによって、多孔質印材1に浸透してい
き、多孔質印材はインキで充填される(図3)。次に、
炭酸ガスレーザを用いて、フィルム側からレーザ光を照
射する。そうすると、表面の加熱した部分のエタノール
は気化するが、密着しているフィルムによって多孔質印
材から抜け出すことができず、表面の加熱した部分周辺
のエタノールを押し広げ、気泡にエタノールが満たされ
ない部分が生まれる(図4)。それとほとんど同時に、
レーザ光の熱によって、多孔質印材が溶融して気泡が完
全に閉塞される(図5)。次に、レーザ光の照射が終了
すると、瞬時に気化していたエタノールが液化して多孔
質印材の溶融部分を冷却し、多孔質印材の過剰な溶融を
抑制する。このようにして、印影とすべき部分以外にレ
ーザ光を照射して溶融固化させ、インキが滲み出し不能
な非多孔質保護被膜を形成する。レーザ光を照射しなか
った部分は、引き続きインキが滲み出すことが可能な多
孔質面を保っている。次に、前記フィルムを剥がすと、
直ぐに押印可能な多孔性印判となる。
【0009】次に、実施例2について、実施例1との差
異のみを説明する。融点80℃のポリエチレンを公知の
溶出法を用いて連続気泡化した多孔質印材の印面に表面
から約1mm程度の層ができるように水を浸透させる。
次に、片面に天然ゴム系粘着剤が塗布してある融点(軟
化点)150℃のポリプロピレン製透明フィルム9を印
面に貼付し、図1のようにそれぞれの部材を組み付け
る。多孔質印材の表面は水性インキで濡れているので容
易に密着するが、丁寧に残存する空気を抜いたほうが、
仕上がりが良くなるので好ましい。次に、サーマルヘッ
ドを用いて、フィルム側から加熱すると、図4のよう
に、表面の加熱した部分の水は気化するが、密着してい
るフィルムによって多孔質印材から抜け出すことができ
ず、表面の加熱した部分周辺の水を押し広げ、気泡に水
が満たされない部分が生まれる。それとほとんど同時
に、サーマルヘッドの熱によって、図5のように多孔質
印材が溶融して気泡が完全に閉塞される。次に、サーマ
ルヘッドによる加熱が終了すると、瞬時に気化していた
水が液化して多孔質印材の溶融部分を冷却し、多孔質印
材の過剰な溶融を抑制する。このようにして、印影とす
べき部分以外を溶融固化させ、水が滲み出し不能な非多
孔質保護被膜を形成する。溶融固化しなかった部分は、
引き続き水が滲み出すことが可能な多孔質面を保ってい
る。次に、前記フィルムを剥がし、印面を紙や布に数回
押し当てて余分な水を除去した後、充填口7より印判用
インキを注入すると、インキ吸蔵体に水性インキが含浸
される。このインキ吸蔵体中の水性インキは、毛細管力
によって多孔質印材に移行し、多孔質印材に充填され、
多孔性印判を得ることができる。
【0010】次に、実施例3について、実施例1との差
異のみを説明する。まず、前記それぞれの部材を組み付
けて、図1のような状態にする。次に、充填口7からグ
リコールエーテル(沸点200℃)を主溶剤とする油性
顔料インキを注入し、インキ吸蔵体に油性顔料インキを
含浸させる。インキ吸蔵体中の油性顔料インキは、毛細
管力によって多孔質印材に移行し、多孔質印材に充填さ
れる。次に、別に用意したエタノール(沸点78℃)を
含浸させたパッドに多孔質印材を付着させる。そうする
と、多孔質印材の表面に約1mm程度のエタノールの層
ができる。その後、融点150℃のポリプロピレン製透
明フィルムを多孔質印材1に貼り付ける。多孔質印材の
表面はエタノールで濡れているので、容易に密着する
が、丁寧に残存する空気を抜いたほうが、仕上がりが良
くなるので好ましい。次に、ネガフィルムをフィルムに
重ね、フィルム側からキセノンランプによる赤外線を照
射すると、図4のように表面の加熱した部分のエタノー
ルは気化するが、密着しているフィルムによって多孔質
印材から抜け出すことができず、表面の加熱した部分周
辺のエタノールを押し広げ、気泡にエタノールが満たさ
れない部分が生まれる。それとほとんど同時に、赤外線
の熱によって、図5のように多孔質印材が溶融して気泡
が完全に閉塞される。キセノンランプによるフラッシュ
は赤外線を一瞬照射するだけなので、気化していたエタ
ノールは瞬時に液化して多孔質印材の溶融部分を冷却
し、多孔質印材の過剰な溶融を抑制する。このようにし
て、印影とすべき部分以外を溶融固化させ、インキが滲
み出し不能な非多孔質保護被膜を形成する。溶融固化し
なかった部分は、引き続きインキが滲み出すことが可能
な多孔質面を保っている。次に、前記フィルムを剥が
し、紙に数回押し当て余分なエタノールを除去すると、
油性顔料インキが滲み出すことが可能な多孔性印判とな
る。
【0011】
【発明の効果】以上本発明は、連続気泡を有する多孔質
印材に液体を含浸させ、かつ、フィルムを貼付した状態
で印面を加熱加工することにより、多孔質印材に液体を
含浸したままでも気泡を完全に閉塞して印面を形成する
ことができる。また、加熱が終了すると瞬時に気化した
液体が液化して多孔質印材の溶融部分を冷却するので、
多孔質印材の過剰な溶融を抑制でき、解像度の高い印面
を得ることができる。また本発明は、あらかじめインキ
を含浸した多孔質印材に印面を加工することができるの
で、印面加工後すぐに押印できる印判を得ることができ
るとともに、レーザ加工機、サーマルヘッド熱転写プリ
ンター、赤外線フラッシュランプなど各種の多孔質印材
加工手段を用いることができ、多種多様な顧客要求に応
じることができる。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図
【図2】液体を充填する前の多孔質印材
【図3】液体を充填した状態の多孔質印材
【図4】所要部分を加熱した状態の多孔質印材
【図5】所要部分が溶融して非多孔質保護被膜を形成し
た状態の多孔質印材
【符号の説明】
1 多孔質印材 2 インキ吸蔵体 3 保持枠 4 本体 5 ホルダー 6 キャップ 7 充填口 9 フィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続気泡を有する熱可塑性の多孔質印材
    の表面に液体を含浸させると共に、前記多孔質印材の表
    面にフィルムを密着させ、前記フィルム側から所要部分
    を加熱し、前記多孔質印材の表面の加熱した部分を溶融
    固化させて液体が滲み出し不能な非多孔質保護被膜に形
    成し、前記多孔質印材の残部表面を液体滲み出し部に形
    成することを特徴とする多孔性印判の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記液体が多孔質印材の表面が溶融する
    前に蒸発する溶剤又は当該溶剤を主溶剤とするインキで
    ある請求項1に記載の多孔性印判の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記フィルムが、フィルムの片面に粘着
    剤が塗布してある粘着性フィルムであることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の多孔性印判の製造方
    法。
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