JP2002127464A - 廃インクタンク - Google Patents

廃インクタンク

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JP2002127464A
JP2002127464A JP2000326987A JP2000326987A JP2002127464A JP 2002127464 A JP2002127464 A JP 2002127464A JP 2000326987 A JP2000326987 A JP 2000326987A JP 2000326987 A JP2000326987 A JP 2000326987A JP 2002127464 A JP2002127464 A JP 2002127464A
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ink
waste ink
waste
absorber
ink tank
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Tomohiro Ishizu
知宏 石津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】収容された廃インクが満タンになったことを高
精度に検知できる廃インクタンクを提供する。 【解決手段】廃インクタンク40の蓋60の幅方向中央
部には、3つの電極62,64,66が蓋60長手方向
にほぼ等間隔で差し込まれて固定されている。電極62
は、インク吸収体72,74のうち流入口56の近傍部
分の真上に位置している。電極64は、インク吸収体7
2,74の長手方向中央部の真上に位置している。電極
66は、インク吸収体72,74のうち流入口56から
最も離れた部分の真上に位置している。これらの電極6
2,64,66は、廃インクがインク吸収体72,74
に吸収される順路に沿って設置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置から
排出された廃インクを収容する廃インクタンクに関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワークステーションの出
力装置の一つとして、記録紙などの記録媒体にインクを
吐出して画像を形成するインクジェット方式画像形成装
置が知られている。このインクジェット方式画像形成装
置は、例えば、インクが吐出するノズルが形成された印
字ヘッドと、この印字ヘッドを搭載して所定の主走査方
向に往復動するキャリッジと、この主走査方向に直交す
る方向(副走査方向)に記録紙を搬送する記録媒体搬送
装置とを備えている。
【0003】記録紙に画像を形成する際は、記録媒体搬
送装置で搬送中の記録紙を一時的に停止させ、キャリッ
ジを上記の主走査方向に往復動させながら、画像情報を
担持した画像信号に基づいてノズルからインクを吐出
し、記録紙のうち、ノズルの出口(インク吐出口)に向
き合う画像形成領域に位置する部分に1バンド分の画像
を形成する。
【0004】1バンド分の画像を形成した後、記録紙を
1バンド分の幅だけ搬送して停止させ、再び、キャリッ
ジを上記の主走査方向に往復動させながら、画像信号に
基づいてノズルからインクを吐出し、記録紙のうち画像
形成領域に新たに位置する部分に画像を形成する。この
ような動作を繰り返すことにより記録紙に画像を形成す
る。
【0005】上記したインクジェット方式画像形成装置
などのようにインクを利用した画像形成装置では、連続
して画像を形成する(印字する)とノズルのインク吐出
状態が変化して画像品位が低下するおそれがある。ノズ
ルからのインク吐出状態が変化する理由は、ノズル内に
気泡が発生したり異物などが混入したりするからであ
る。
【0006】また、インクジェット方式画像形成装置が
長期間使用されないときは、ノズル内のインクの濃度が
増加すると共にその粘度も増加する。この理由は、ノズ
ル内のインクの水分がインク吐出口から蒸発するからで
ある。この粘度の増加したインク(増粘インク)はイン
ク吐出口で目詰まりを起こすことがある。そこで、ノズ
ル内の気泡や異物などを除去したり、増粘インクに起因
する目詰まりの発生を防止したり、発生した目詰まりを
解消したりする目的で、ノズルからインクを強制的に吸
引してインク吐出状態を初期の状態に回復させる回復装
置が使用される。
【0007】この回復装置は、印字中のインク吐出状態
を判断して使用されたり、あるいは、印字の所定時間間
隔で使用されたりする。また、長期間使用されなかった
インクジェット方式画像形成装置を使用する直前にも回
復装置が使用される。
【0008】回復装置では、印字ヘッドに形成されたノ
ズルの出口をゴム製などのキャップで覆い(キャッピン
グし)、外部から負圧を発生させてノズルからインクを
吸い出すことによりノズル内をクリーニングする。これ
によりノズルからインクが吸引されてインク吐出状態が
初期の正常な吐出状態に回復する。クリーニングの際に
回復装置が吸引したインク(廃インク)は、インクジェ
ット方式画像形成装置に取り付けられた廃インクタンク
に収容される。
【0009】また、ノズルから記録媒体以外の部分にイ
ンクを吐出(予備吐出)してインク吐出状態を初期の状
態に回復させることもある。この場合、予備吐出された
インクも廃インクとなって廃インクタンクに収容され
る。
【0010】廃インクタンクには、廃インクを最大限度
まで収容できる最大収容量がある。この最大収容量まで
廃インクが収容されると、廃インクタンクは廃インクで
満杯となって廃インクタンクは交換される。ところが、
この最大収容量を超えて廃インクタンクに廃インクを収
容しようとした場合、廃インクタンクから廃インクが溢
れ出て画像形成装置の内部(機内)を汚す。
【0011】このような機内の汚れを防止するために、
廃インクタンクには、所定量の廃インクが収容されたこ
とを検知する検知センサが設置されている。この所定量
は、廃インクタンクから廃インクが溢れ出ることを確実
に防止するために、廃インクタンクの最大収容量よりも
少な目の量に設定されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像形成装
置の小型化を図るためには廃インクタンクも小型化を図
る必要がある。また、廃インクタンクを交換する頻度は
少ない方が画像形成装置の使い勝手は良い。従って、廃
インクタンクに最大収容量の廃インクが収容された時点
で、上記の検知センサが廃インクを検知することが望ま
しい。
【0013】しかし、上述したように、検知センサは、
廃インクタンクの最大収容量よりも少な目の廃インク量
を検知するように設定されている。この理由は、廃イン
クタンクに収容されている廃インクを精度良く検知でき
ないからである。従って、廃インクタンクに収容された
廃インクが満タンになったことを高精度に検知できな
い。
【0014】本発明は、上記事情に鑑み、収容された廃
インクが満タンになったことを高精度に検知できる廃イ
ンクタンクを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の廃インクタンクは、記録媒体にインクを吐出
して画像を形成する画像形成装置における、該画像形成
装置から排出された廃インクを収容する廃インクタンク
において、(1)前記廃インクを吸収して膨張するイン
ク吸収体と、(2)該インク吸収体が膨張したことを検
知する検知手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0016】ここで、前記検知手段は、(3)互いに離
れた位置に設置された、膨張した前記インク吸収体に接
触する複数の電極を有し、(4)これら複数の電極が前
記廃インクに接触することにより互いに電気的に接続さ
れたときに所定の信号を発生するものであってもよい。
【0017】また、前記複数の電極は、(5)前記イン
ク吸収体に廃インクが吸収される順路に沿って設置され
たものであってもよい。
【0018】さらに、前記検知手段は、(6)膨張した
前記インク吸収体に接触したときにオンされるスイッチ
を有し、(7)このスイッチがオンされたときに所定の
信号を発生するものであってもよい。
【0019】さらにまた、前記スイッチは、(8)前記
インク吸収体に廃インクが吸収される順路に沿って設置
された複数のものであってもよい。
【0020】さらにまた、前記インク吸収体は、(9)
単位体積当たりに前記廃インクを多量に吸収する高吸収
性樹脂を含有したものであってもよい。
【0021】さらにまた、上記の廃インクタンクは、
(10)前記インク吸収体に吸収されている廃インクを
乾燥させる乾燥手段を備えてもよい。
【0022】さらにまた、前記乾燥手段は、(11)前
記インク吸収体に空気を接触させるものであってもよ
い。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の廃
インクタンクの実施形態について説明する。図1を参照
して、本発明の廃インクタンクが組み込まれているイン
クジェット方式画像形成装置(本発明にいう画像形成装
置の一例である)を説明する。
【0024】図1は、本発明の廃インクタンクが組み込
まれたインクジェット方式画像形成装置の概略を示す斜
視図である。
【0025】ここでは、インクジェット方式画像形成装
置の一例として、記録紙12にインクを吐出して画像を
形成するプロッタ10を挙げる。
【0026】プロッタ10は、矢印A方向に搬送される
記録紙12が載置されるプラテン14を備えている。こ
のプラテン14の上方には、プラテン14に対して平行
に2本の走査レール(ガイドレール)16が掛け渡され
ている。この走査レール16には、モータ(図示せず)
とベルト18によって矢印B,C方向(矢印A方向に直
交する方向)に往復動する(走査する)キャリッジ20
がスライド軸受(図示せず)を介して取り付けられてい
る。
【0027】キャリッジ20には、インクを吐出するイ
ンク吐出口(ノズルの出口であり、図示せず)を有する
4つの印字ヘッド22K(ブラック),22C(シア
ン),22M(マゼンタ),22Y(イエロー)が搭載
されている。インク吐出口の前方は、画像が形成される
画像形成領域23である。記録紙12のうち画像形成領
域23に位置する部分にノズルのインク吐出口からイン
クが吐出され、これにより、この部分に画像が形成され
る。
【0028】キャリッジ20の移動可能な範囲の片側
の、画像形成領域23から離れた位置には、ノズルから
インクを強制的に吸引し、印字ヘッド22に形成された
インク供給経路やノズルなどをクリーニングして印字ヘ
ッド22のインク吐出状態を初期の吐出状態にする回復
装置30が配置されている。回復装置30の下方には、
この回復装置30に吸引されたインク(廃インク)を収
容する廃インクタンク40が設置されている。
【0029】ロール紙などの記録紙12に画像を形成す
るに当っては、プラテン14に記録紙12を載置し、プ
ラテン14に形成された開口部(図示せず)から外周面
の一部を露出した搬送ローラ24と、記録紙12の両端
部を上方から押えるピンチローラ26とによって記録紙
12を挟持しながら、搬送モータ(図示せず)によって
搬送ローラ24を回転させて記録紙12を搬送する。記
録紙12の上方でキャリッジ20を矢印B,C方向に往
復動させ、ヘッド制御部(図示せず)から各印字ヘッド
22K,22C,22M,22Yに送信された画像情報
を担持する画像信号に基づいてノズルからインクを吐出
して、記録紙12のうち、画像形成領域23に位置する
部分に画像を形成する。
【0030】画像形成動作中、ノズルなどをクリーニン
グするために、ノズルからインクを吸引することが必要
な状態になると、キャリッジ20を回復装置30の上方
に移動させる。画像を形成し終ると、キャリッジ20に
搭載されたカッタ(図示せず)を所定位置まで飛び出さ
せて記録紙12を所定サイズに裁断する。
【0031】回復装置30は、4つの印字ヘッド22
K,22C,22M,22Yの各ノズルの出口それぞれ
を着脱自在に覆うゴム製の4つのキャップ32K,32
C,32M,32Yを備えている。各キャップ32K,
32C,32M,32Yにはチューブ(図示せず)の一
端が接続されており、このチューブの他端は吸引ポンプ
(図示せず)に接続されている。4つのキャップ32
K,32C,32M,32Yはキャップ台32に固定さ
れている。 [第1実施形態]図2から図6までを参照して、本発明
の廃インクタンクの第1実施形態を説明する。
【0032】図2は、本発明の廃インクタンクの第1実
施形態を示す斜視図である。図3は、蓋を閉めた図2の
廃インクタンクを示す側面図である。図4は、インク吸
収体が廃インクを3分の1ほど吸収した図2の廃インク
タンクを模式的に示す側面図である。図5は、インク吸
収体が廃インクを3分の2ほど吸収した図2の廃インク
タンクを模式的に示す側面図である。図6は、その最大
収容量までインク吸収体が廃インクを吸収した図2の廃
インクタンクを模式的に示す側面図である。
【0033】廃インクタンク40は、図2に示すよう
に、側壁52と底壁54(図3参照)を有して上部が開
放されている横長の容器50と、この容器50の蓋60
とを備えている。容器50の長手方向一端側に位置する
側壁52の下部には、廃インクを流し込むための流入口
56が形成されている。回復装置30(図1参照)で吸
引されたインクや予備吐出で吐出されたインクは廃イン
クとなって流入口56から容器50の内部に流れ込む。
【0034】容器50の内部には、廃インクを吸収する
シート状のインク吸収体72,74が2層に重ねられて
収容されている。インク吸収体72,74は、単位体積
当たりに廃インクを多量に吸収する高吸収性樹脂を含有
したものである。インク吸収体72,74が廃インクを
吸収した場合、図5や図6に示すように、これらは膨張
する。
【0035】蓋60の幅方向中央部には、3つの電極6
2,64,66が蓋60の長手方向にほぼ等間隔で差し
込まれて固定されている。図3に示すように、電極62
は、インク吸収体72,74のうち流入口56の近傍部
分の真上に位置している。電極64は、インク吸収体7
2,74の長手方向中央部の真上に位置している。電極
66は、インク吸収体72,74のうち流入口56から
最も離れた部分の真上に位置している。従って、これら
の電極62,64,66は、廃インクがインク吸収体7
2,74に吸収される順路に沿って設置されていること
となる。なお、インク吸収体72,74のうち電極66
に近い部分は、廃インクの吸収が最も遅い部分(最後に
なる部分)である。また、3つの電極62,64,66
は、電線68で接続されている。
【0036】廃インクが流入口56から流れ込み始める
と、図4の斜線で示すように、インク吸収体72,74
では、流入口56の近傍部分から廃インクを吸収し始め
る。このため、この近傍部分が膨張し始める。インク吸
収体72,74が更に廃インクを吸収すると、図5の斜
線で示すように、インク吸収体72,74の近傍部分は
完全に膨張して電極62がこの近傍部分に接触する。イ
ンク吸収体72,74が更に廃インクを吸収すると、図
6の斜線で示すように、インク吸収体72,74の全て
の部分は完全に膨張して電極64,66もインク吸収体
72,74に接触する。
【0037】上記のように、廃インクを吸収して膨張し
ているインク吸収体72,74に3つの電極62,6
4,66が接触することにより、これら3つの電極6
2,64,66が廃インクを介して互いに電気的に接続
される。これにより、満タン信号(本発明にいう所定の
信号の一例である)が発生する。この結果、廃インクタ
ンク40が廃インクで満タンになったことが高精度に検
知される。 [第2実施形態]図7から図10までを参照して、本発
明の廃インクタンクの第2実施形態を説明する。
【0038】図7は、本発明の廃インクタンクの第2実
施形態を示す側面図である。図8は、インク吸収体が廃
インクを2分の1ほど吸収した図7の廃インクタンクを
模式的に示す側面図である。図9は、インク吸収体が廃
インクを満タン近くまで吸収した図7の廃インクタンク
を模式的に示す側面図である。図10は、その最大収容
量までインク吸収体が廃インクを吸収した図7の廃イン
クタンクを模式的に示す側面図である。これらの図で
は、図2に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符
号が付されている。
【0039】第2実施形態の廃インクタンク80は、第
1実施形態の廃インクタンク40の蓋60と3つの電極
62,64,66に代えて、蓋90と3つのスイッチ9
2,94,96を用いる点に特徴がある。また、インク
吸収体72の上面には、3つのスイッチ92,94,9
6それぞれを押す(オンにする)ためのシート82,8
4,86が固定されている。
【0040】廃インクが流入口56から流れ込み始め
て、図8の斜線で示すようにインク吸収体72,74が
廃インクを2分の1ほど吸収すると、インク吸収体7
2,74のうち流入口56の近傍部分が膨張してシート
82がスイッチ92を押してスイッチ92がオンにな
る。この場合、インク吸収体72,74の長手方向中央
部分は完全には膨張しきっていないので、シート84は
スイッチ94を押しておらずスイッチ94はオフのまま
である。なお、スイッチ96は当然にオフのままであ
る。
【0041】このように、インク吸収体72,74が廃
インクを2分の1ほど吸収した段階では、スイッチ92
だけがオンになり、スイッチ94,96はオフのままで
ある。これらスイッチ92,94,96のオン・オフ状
態は、プロッタ10(図1参照)の表示部(図示せず)
に表示される。このため、インク吸収体72,74が廃
インクを2分の1ほど吸収しており、まだ余裕があるこ
とをユーザが知ることができる。
【0042】インク吸収体72,74が更に廃インクを
吸収して、図9の斜線で示すように満タン近くにまでな
ると、インク吸収体72,74の近傍部分と長手方向中
央部分は完全に膨張し、シート84がスイッチ94を押
してスイッチ94がオンになる。この場合、インク吸収
体72,74のうちスイッチ96の近傍部分は膨張して
いないので、シート86はスイッチ96を押しておらず
スイッチ96はオフのままである。なお、スイッチ92
はオンのままである。
【0043】このように、インク吸収体72,74が廃
インクを満タン近くまで吸収した段階では、スイッチ9
2,94がオンになり、スイッチ96はオフのままであ
る。これらスイッチ92,94,96のオン・オフ状態
は、プロッタ10(図1参照)の表示部(図示せず)に
表示される。このため、インク吸収体72,74が廃イ
ンクを満タン近くまで吸収しており、廃インクタンクの
交換準備をすべきことをユーザが知ることができる。
【0044】インク吸収体72,74が更に廃インクを
吸収して、図10の斜線で示すように満タンになると、
インク吸収体72,74の全ての部分は完全に膨張し、
シート86がスイッチ96を押してスイッチ96もオン
になる。なお、スイッチ92,94はオンのままであ
る。
【0045】このように、インク吸収体72,74が廃
インクで満タンになると、3つのスイッチ92,94,
96が全てオンになり、満タンが高精度に検知される。
これらスイッチ92,94,96のオン・オフ状態は、
プロッタ10(図1参照)の表示部(図示せず)に表示
される。このため、インク吸収体72,74が廃インク
で満タンになり、廃インクタンクを交換すべきことをユ
ーザが知ることができる。なお、インク吸収体72,7
4が廃インクで満タンになった場合、プロッタ10(図
1参照)では印字動作を停止する。 [第3実施形態]図11から図13までを参照して、本
発明の廃インクタンクの第3実施形態を説明する。
【0046】図11は、本発明の廃インクタンクの第3
実施形態を示す側面図である。図12は、インク吸収体
が廃インクを2分の1ほど吸収した図11の廃インクタ
ンクを模式的に示す側面図である。図13は、廃インク
を吸収したインク吸収体が空気の流れによって乾燥して
収縮した状態を模式的に示す側面図である。これらの図
では、図2に示す構成要素と同一の構成要素には同一の
符号が付されている。第3実施形態の廃インクタンク1
00は、第1実施形態の廃インクタンク40の側壁52
に代えて、空気を内部に導入する空気導入口102aが
形成された側壁102と、空気を排出する空気排出口1
04aが形成された側壁104を備えた点に特徴があ
る。
【0047】廃インクが流入口56から流れ込むと、図
12の斜線で示すように、インク吸収体72,74が廃
インクを吸収して膨張し始める。この廃インクの吸収と
同時に、空気導入口102aから空気が導入され、導入
された空気はインク吸収体72の上を通過しながら空気
排出口104aから排出される。この空気によって、イ
ンク吸収体72,74に吸収されている廃インクの水分
が蒸発してインク吸収体72,74が乾燥する。従っ
て、インク吸収体72,74には、空気を導入しないと
きよりも多量の廃インクが吸収される。ここでは、空気
導入口102aと空気排出口104aを形成しておき空
気を導入して排出することが、本発明にいう乾燥手段の
一例である。
【0048】なお、上記のようにインク吸収体72,7
4が乾燥しても、インク吸収体72,74は多量の廃イ
ンクを吸収して完全に膨張する。この場合は、上述した
ように、インク吸収体72,74に3つの電極62,6
4,66が接触するので、これら3つの電極62,6
4,66が廃インクを介して互いに電気的に接続され
る。これにより、満タン信号(本発明にいう所定の信号
の一例である)が発生する。この結果、廃インクタンク
40が廃インクで満タンになったことが高精度に検知さ
れる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の廃インクタ
ンクによれば、廃インクを吸収して膨張したインク吸収
体を検知手段が検知するので、検知手段がインク吸収体
を検知していないときは、インク吸収体が廃インクを吸
収していないこととなる。従って、インク吸収体のうち
最後に廃インクを吸収する部分の近傍に検知手段を配置
しておくことにより、廃インクタンクが廃インクで満タ
ンになったことを高精度に検知できる。
【0050】ここで、前記検知手段は、互いに離れた位
置に設置された、膨張した前記インク吸収体に接触する
複数の電極を有し、これら複数の電極が前記廃インクに
接触することにより互いに電気的に接続されたときに所
定の信号を発生するものである場合は、廃インクの量を
電気的に検知するので、廃インクタンクが廃インクで満
タンになったことをいっそう高精度に検知できる。
【0051】また、前記複数の電極は、前記インク吸収
体に廃インクが吸収される順路に沿って設置されたもの
である場合は、廃インクがインク吸収体に吸収されるに
伴って順次に(段階的に)廃インクの量を検知できる。
【0052】さらに、前記検知手段は、膨張した前記イ
ンク吸収体に接触したときにオンされるスイッチを有
し、このスイッチがオンされたときに所定の信号を発生
するものである場合は、スイッチのオンに基づいて廃イ
ンクの量を検知するので、廃インクタンクが廃インクで
満タンになったことをいっそう高精度に検知できる。
【0053】さらにまた、前記スイッチは、前記インク
吸収体に廃インクが吸収される順路に沿って設置された
複数のものである場合は、廃インクがインク吸収体に吸
収されるに伴って順次に(段階的に)廃インクの量を検
知できる。
【0054】さらにまた、前記インク吸収体は、単位体
積当たりに前記廃インクを多量に吸収する高吸収性樹脂
を含有したものである場合は、インク吸収体が多量の廃
インクを吸収できるので、体積の小さなインク吸収体で
も多量の廃インクを吸収できる。
【0055】さらにまた、前記インク吸収体に吸収され
ている廃インクを乾燥させる乾燥手段を廃インクタンク
が備えた場合は、廃インクを吸収しているインク吸収体
が乾燥するのでインク吸収体がいっそう多量の廃インク
を吸収できることとなる。
【0056】さらにまた、前記乾燥手段は、前記インク
吸収体に空気を接触させるものである場合は、安価な乾
燥手段が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の廃インクタンクが組み込まれたプロッ
タを示す斜視図である。
【図2】本発明の廃インクタンクの第1実施形態を示す
斜視図である。
【図3】蓋を閉めた図2の廃インクタンクを示す側面図
である。
【図4】インク吸収体が廃インクを3分の1ほど吸収し
た図2の廃インクタンクを模式的に示す側面図である。
【図5】インク吸収体が廃インクを3分の2ほど吸収し
た図2の廃インクタンクを模式的に示す側面図である。
【図6】その最大収容量までインク吸収体が廃インクを
吸収した図2の廃インクタンクを模式的に示す側面図で
ある。
【図7】本発明の廃インクタンクの第2実施形態を示す
側面図である。
【図8】インク吸収体が廃インクを2分の1ほど吸収し
た図7の廃インクタンクを模式的に示す側面図である。
【図9】インク吸収体が廃インクを満タン近くまで吸収
した図7の廃インクタンクを模式的に示す側面図であ
る。
【図10】その最大収容量までインク吸収体が廃インク
を吸収した図7の廃インクタンクを模式的に示す側面図
である。
【図11】本発明の廃インクタンクの第3実施形態を示
す側面図である。
【図12】インク吸収体が廃インクを2分の1ほど吸収
した図11の廃インクタンクを模式的に示す側面図であ
る。
【図13】廃インクを吸収したインク吸収体が空気の流
れによって乾燥して収縮した状態を模式的に示す側面図
である。
【符号の説明】
10 プロッタ 40,80,100 廃インクタンク 72,74 インク吸収体 62,64,66 電極 82,84,86 シート 92,94,96 スイッチ 102a 空気導入口 104a 空気排出口

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体にインクを吐出して画像を形成
    する画像形成装置における、該画像形成装置から排出さ
    れた廃インクを収容する廃インクタンクにおいて、 前記廃インクを吸収して膨張するインク吸収体と、 該インク吸収体が膨張したことを検知する検知手段とを
    備えたことを特徴とする廃インクタンク。
  2. 【請求項2】 前記検知手段は、 互いに離れた位置に設置された、膨張した前記インク吸
    収体に接触する複数の電極を有し、 これら複数の電極が前記廃インクに接触することにより
    互いに電気的に接続されたときに所定の信号を発生する
    ものであることを特徴とする請求項1に記載の廃インク
    タンク。
  3. 【請求項3】 前記複数の電極は、 前記インク吸収体に廃インクが吸収される順路に沿って
    設置されたものであることを特徴とする請求項2に記載
    の廃インクタンク。
  4. 【請求項4】 前記検知手段は、 膨張した前記インク吸収体に接触したときにオンされる
    スイッチを有し、 このスイッチがオンされたときに所定の信号を発生する
    ものであることを特徴とする請求項1に記載の廃インク
    タンク。
  5. 【請求項5】 前記スイッチは、 前記インク吸収体に廃インクが吸収される順路に沿って
    設置された複数のものであることを特徴とする請求項4
    に記載の廃インクタンク。
  6. 【請求項6】 前記インク吸収体は、 単位体積当たりに前記廃インクを多量に吸収する高吸収
    性樹脂を含有したものであることを特徴とする請求項1
    から5までのうちのいずれか一項に記載の廃インクタン
    ク。
  7. 【請求項7】 前記インク吸収体に吸収されている廃イ
    ンクを乾燥させる乾燥手段を備えたことを特徴とする請
    求項1から6までのうちのいずれか一項に記載の廃イン
    クタンク。
  8. 【請求項8】 前記乾燥手段は、 前記インク吸収体に空気を接触させるものであることを
    特徴とする請求項7に記載の廃インクタンク。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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