JP2002126761A - 2段式脱リン方法及び装置 - Google Patents

2段式脱リン方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理水中のリンを高い除去効率で安定して
除去できる脱リン方法及び装置を提供する。 【解決手段】 被処理水中のリンをMAPとして晶析生
成させることによって除去する方法において、上向流式
の1次処理槽の上部より流出した液に、2次処理槽にお
いてマグネシウム、アルカリ成分、場合によっては被処
理水を添加し、反応、固液分離した後、2次処理槽底部
の固液分離域に蓄積した汚泥スラリーを前記1次処理槽
の下部混合晶析域に返送することを特徴とする2段式脱
リン方法、及びその装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リンを含有する溶
液中のリンを、リン酸マグネシウムアンモニウム(MA
P)の結晶として析出させることにより、回収除去する
方法及び装置に係わり、マグネシウム及びアルカリ成分
を添加することによって、被処理水中のリンを効率的に
低濃度まで低下させる脱リン方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】我が国のリン資源は乏しく、ほぼ全量を
輸入に頼っている。リンの輸入形態の一つにリン鉱石が
あり、リン鉱石として輸入したリンの約25%にあたる
量のリンが、国内の下水処理場に流入している。そうし
た背景より、排水中のリンを再利用可能な状態で回収
し、有効利用することが好ましい。晶析脱リン法は、大
容量の排水を処理し、尚かつ有効利用可能な状態でリン
を回収するのに適している。
【0003】下水、し尿、排水などを嫌気及び好気処理
した場合、脱水処理工程、消化工程からの排水には、リ
ン及びアンモニアを含有しているものが多く、排水中の
リンをMAPとして晶析生成させることにより、リンを
除去する方法が提案されている。この場合、排水中のリ
ン濃度は50〜500mg/リットルの範囲にあること
が多く、また、アンモニアの濃度は150mg/リット
ル〜1500mg/リットルであり、MAPを生成させ
るのに十分存在する場合が多い。
【0004】MAPは液中のマグネシウム、アンモニウ
ム、リン、水酸基が以下のように反応し、生成される。 Mg2++NH4 + +HPO4 2- +OH - +6H2O → MgNH4PO4 ・6H2O(M
AP)+H2O
【0005】被処理水中のリンをMAPとして不溶化さ
せることによって脱リン処理する場合、MAPを生成さ
せる反応槽と、反応槽にリンを含有する被処理水を供給
する手段と、アルカリ成分、マグネシウム、場合によっ
てはアンモニアを、反応槽或いは反応槽周辺の設備に供
給する手段を設けた脱リン処理装置で、リン、アンモニ
ア、マグネシウム、水酸基の各モル濃度を掛け合わせた
濃度([HPO4 2- ][NH4 + ][Mg2+][O
- ];[ ]内の単位はmol/リットル)がMAP
の溶解度積以上となるように操作し、反応槽でMAPを
析出させることにより、濃度を溶解度積付近まで低下さ
せ、脱リン処理をしていた。
【0006】MAPの溶解度積は、被処理水の性状によ
って異なるが、およそ、10-13.8〜10-12.6 の範囲
にある。MAPの溶解度積の1例を記すと、食品廃水を
嫌気消化した被処理水の溶解度積は10-13.3 であっ
た。この場合、液のpHが8.5、残存している処理水
中のアンモニアが300mg/リットル、残存マグネシ
ウム濃度が50mg/リットルとすると、処理水中の溶
解性リン濃度は10.3mg/リットルとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の単一反応槽を使用したMAP晶析による脱リン処
理方法には、下記のような二つの問題があった。 (a)微細なMAP粒子の生成と流出 処理水中の溶解性のリンを更に低減させようとした場
合、pHを高くしたり、添加するマグネシウムを多くす
るとよいが、反応槽内で行おうとすると、注入箇所での
拡散混合状態が悪いことにより、局所的な過飽和度が高
くなり、微細なMAPが自己発核し、それら微細なMA
Pは処理水とともに流出してしまう結果、リンの除去回
収率を低下させていた。また、原水槽にて予めアルカリ
成分、マグネシウムを添加すると、原水槽で、微細なM
APが多量に発生し、所望の粒径のMAPが回収できな
いなどの問題が生じていた。さらに、残存する過飽和度
によって配管の内壁、ポンプの羽根車、ケーシングなど
にスケールが生じたりしていた。
【0008】(b)液の上昇線速度とMAP粒子の流出 上向流式の脱リン装置では、反応槽内の液の上昇線速度
(LV)を、通常30〜80m/hrで操作している。
LV30m/hrで操作した場合、MAP粒子の粒径が
100μm以下のMAPや、LV80m/hrで操作し
た場合、MAP粒子の粒径が300μm以下のMAPは
処理水と共に流出してしまう。微細なMAP粒子を余剰
粒子として排出させないためには、所望の粒径まで成長
させる必要がある。MAPの成長速度は過飽和度に依存
し、過飽和度が低い状態では、成長速度は遅い。反応槽
上部ではこのような過飽和度が低い状態にあり、このよ
うな状態に微細なMAPを浮遊させておいても、粒子の
成長は遅い。
【0009】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、上記の従来の技術の問題を解決
し、被処理水中のリンを高い除去効率で安定して除去す
ることができる2段式脱リン方法及び装置を提供するこ
とを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の手段を
用いることによって、上記の課題を解決することができ
た。 (1)被処理水中のリンをリン酸マグネシウムアンモニ
ウムとして晶析生成させることによって除去する方法に
おいて、被処理水を導入する手段を備えた上向流式の1
次処理槽の槽上部より流出した液に、2次処理槽におい
てマグネシウム、アルカリ成分、場合によっては被処理
水を添加し、反応、固液分離した後、2次処理槽底部の
固液分離域に蓄積した汚泥スラリーを前記1次処理槽の
下部混合晶析域に返送することを特徴とする2段式脱リ
ン方法。 (2)1次処理槽において、マグネシウム濃度、pHが
1次処理槽流出液よりも高くなった2次処理槽の汚泥ス
ラリーを、被処理水と混合させることにより、リン酸マ
グネシウムアンモニウムを生成させることを特徴とする
前記(1)記載の2段式脱リン方法。
【0011】(3)被処理水中のリンをリン酸マグネシ
ウムアンモニウム固体として生成除去する脱リン装置に
おいて、下部にリン含有被処理水供給管と、攪拌用気体
吹き込み管と、結晶化したリン酸マグネシウムアンモニ
ウム固体を含む廃水の抜き出し管とを設けた1次処理槽
と、該1次処理槽の上部から2次処理槽供給管を経て1
次処理水と、またマグネシウム供給管及びアルカリ供給
管を経てマグネシウム、アルカリ成分、場合によっては
被処理水が供給されて攪拌混合し、反応する内筒と、処
理水の流出管を備えた外筒から構成された2次処理槽、
及び前記2次処理槽で固液分離されて底部に蓄積した汚
泥スラリーを前記1次処理槽の下部混合晶析域に返送す
る汚泥スラリー返送管を具備することを特徴とする2段
式脱リン装置。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照して詳細に説明する。図1は発明を実施する処理系の
一形態を示し、1次処理槽1、2次処理槽10からな
り、被処理水供給管2は、1次処理槽1の下方部と、2
次処理槽供給管3は1次処理槽1の上方部と接続するよ
うに構成されている。なお、1次処理槽1の下方部には
散気管4が設けられ、1次処理槽1内に空気を散気する
ように構成されている。また、1次処理槽1の下方部に
はMAP抜き出し管5も設置されている。2次処理槽1
0内には内筒11を配置し、2次処理槽供給管3、マグ
ネシウム供給管6、アルカリ供給管7、被処理水供給管
2aは内筒11の内側に配設し、また、処理水の流出管
8は内筒11の外側に配設されている。2次処理槽10
の底部には汚泥スラリーが蓄積し、2次処理槽10の底
部と1次処理槽1の底部を汚泥スラリー供給管9で接続
している。
【0013】被処理水は1次反応槽1底部より上向流で
連続通水させられる。また、2次処理槽10で1次処理
槽流出液よりもマグネシウムイオン濃度、pHが高くな
った汚泥スラリーが1次処理槽1底部より上向流で連続
供給される。1次処理槽1内で被処理水と汚泥スラリー
が混合反応すると、MAPが生成し、脱リンが行われ
る。1次処理槽1内に存在しているMAP粒子が流動化
していると、MAP粒子表面でのMAPの析出が効率的
に行われる。被処理水と汚泥スラリーの合わせた流量
が、MAP粒子の粒径が1mmの時、30m/hr以上
で、MAP粒子の粒径が2mmの時、60m/hr以上
で流動化し始める。更に混合をよくするために、散気管
4から空気を注入することが多い。
【0014】1次処理槽1上部では、各イオン濃度はM
APの平衡濃度付近まで低下し、1次処理流出液中の溶
解性のリン濃度は、約5〜15mg/リットルとなって
いる。また、1次処理流出液中には、液或いは空気の上
昇によって微細なMAP粒子を含有していることが多
い。本発明者等が測定したところLVが50〜100m
/hr、空気なしの場合、粒径約100μmのMAP粒
子を含有していた。
【0015】1次処理槽1の流出液は、2次処理槽10
内の内筒11に供給され、更に内筒11に、マグネシウ
ム化合物、或いはマグネシウムイオン、さらにアルカ
リ、場合によっては被処理水が供給される。マグネシウ
ムイオン濃度が150〜200mg/リットル、pHが
9.0〜9.3になるように添加すると、過飽和状態が
達成され、MAPが析出し、溶解性のリン濃度は1〜3
mg/リットルまで低下する。このとき、1次処理槽1
より流出した微細なMAPは熟成され、成長する。マグ
ネシウムイオン濃度が200mg/リットル以上では、
溶解性のリン濃度は少しずつ低下していくが、この減少
率は低く効率が悪い。また、2次処理槽10の断面積を
1次処理槽1の断面積よりも大きく設計しておくことに
より、微細なMAP粒子をより多く沈降させることが可
能になり、処理水と共に流出するのを防ぐことができ
る。およそ、LV=10m/hr以下とすることによ
り、30μm以上のMAPの粒子の流出を防ぐことがで
きる。
【0016】添加するマグネシウム源、アルカリ源に水
酸化マグネシウムを用いると単価が安く、共沈効果も期
待できる。2次処理槽10底部には、汚泥スラリーが堆
積する。汚泥スラリーはマグネシウムイオン濃度、pH
が1次処理槽流出液よりも高くなっており、1次処理槽
1底部に導入することにより、MAP生成のマグネシウ
ム源、アルカリ源とする。汚泥スラリーの供給量は、被
処理水の溶解性リン濃度に対して、マグネシウムイオン
量がモル比で1.2倍程度、重量比で1:1になるよう
にするとよい。被処理水の溶解性リン濃度が100mg
/リットル、汚泥スラリーのマグネシウムイオン濃度が
150mg/リットルであれば、被処理水量に対し、約
66%の返送量でよい。
【0017】1次処理槽1で所定のpHにならなけれ
ば、苛性ソーダなどの供給管7を設け、pH調整しても
よい。1次処理槽1において、汚泥スラリーの供給管9
の接続位置は、被処理水と汚泥スラリーの混合をよくす
るため、被処理水の供給管2の接続位置近傍がよい。1
次処理槽1内では、被処理水と汚泥スラリーが混合され
ることにより、各イオン濃度は希釈され、高過飽和度に
なることなく、MAPの生成が行われる。その結果、微
細なMAPの発生を防ぐことができる。1次処理槽1内
で増加したMAPは定期的、或いは増加の度に、1次処
理槽1底部よりMAP抜き出し管5から排出する。2次
処理槽10上部より、処理水を処理水流出管8から流出
させる。
【0018】
【実施例】以下において、本発明を実施例により更に具
体的に説明するが、本発明は、この実施例により限定さ
れるものではない。
【0019】実施例1 メタン発酵の処理水を用いて、図1に示す処理系で脱リ
ン処理を行った。メタン発酵処理水に下記の一覧表示に
より示す所定の濃度になるようにリン、アンモニウムを
添加した液を被処理水とし、内径150mmφ×高さ3
600mmのカラムを1次処理槽として、1次処理槽の
底部より上向流で通水させた。1次処理槽を流出した被
処理水は、内径300mmφ×高さ2.1mの2次処理
槽内の内筒(内径200mmφ×高さ1.5m)内に供
給した。マグネシウム源、アルカリ源には水酸化マグネ
シウムのみを用いた。装置仕様、実験条件を第1表に示
す。
【0020】
【表1】
【0021】定常状態に達した後の処理結果を第2表に
示す。原水の溶解性PO4 −P濃度78.6mg/リッ
トルに対し、処理水のPO4−Pは2.3mg/リット
ルであり、溶解性PO4 −Pの除去率は97%であっ
た。また、被処理水のT−P80.8mg/リットルに
対し、処理水のT−Pは19.0mg/リットルであ
り、T−P除去率は76%であった。
【0022】
【表2】
【0023】比較例1 メタン発酵の処理水を用いて、図2に示す処理系で比較
実験を行った。なお、第1図で示した部分と同一部分は
同一符号を用いて示す。また、12は処理水の返送管で
ある。水酸化マグネシウムの供給位置を処理槽1底部の
被処理水供給管2近傍の位置とした。装置仕様、実験条
件を第3表に示す。
【0024】
【表3】
【0025】定常状態に達した後の処理結果を第4表に
示す。原水の溶解性PO4 −P濃度103mg/リット
ルに対し、処理水のPO4 −Pは3.2mg/リットル
であり、溶解性PO4 −Pの除去率は97%であった。
また、被処理水のT−P115mg/リットルに対し、
処理水のT−Pは58.4mg/リットルであり、T−
P除去率は49%であった。
【0026】
【表4】
【0027】実施例に比べ、処理水中の溶解性PO4
P濃度は2〜4mg/リットルであり、変化はみられな
いものの、T−Pの除去性に大きな違いがみられた。比
較例の場合は、処理槽に直接、水酸化マグネシウムを添
加することによって、局所的な高過飽和度が生成され、
微細なMAP(もやもやしたフロック状のもの)の生成
が多く、処理水と共に流出したため処理水T−P濃度が
高くなった。
【0028】このような問題は、本発明のように、溶解
性のリン濃度が低下した1次処理水にマグネシウム、ア
ルカリ、場合によっては被処理水を添加することによっ
て解決できた。すなわち、1次処理水中のマグネシウム
を高濃度状態にし、pHを高くしても、微細なMAP粒
子を発生させることなく、溶解性のPO4 −P濃度は更
に低下し、しかも、1次処理から流出した微細なMAP
の成長を助長する。このとき、微細なMAPは汚泥スラ
リーとして、2次処理槽底部に堆積する。また、マグネ
シウム濃度、PHが高濃度になった汚泥スラリーを1次
処理槽における反応源にすることによって、効率的な脱
リン処理が行われる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、さらに2段目の処理槽
を設け、そこでマグネシウム、アルカリ、場合によって
は被処理水を添加することにより、過飽和状態をもう一
度作り、微細なMAP粒子の肥大化を促進させることに
より、処理水とともに微細なMAP粒子が流出すること
を防ぐことができる。さらに、その際マグネシウムを残
存させ、1次処理槽でのMAP粒子の生成における反応
源となる。また、本発明においては、2次処理槽で生成
したMAP核を1次処理槽に導入することにより、1次
処理槽内での核として粒径制御も可能としている。この
ため、本発明によれば、高濃度にリンを含有する被処理
水から、高い処理効率で安定してリンをMAPとして除
去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脱リン装置の一実施例を示す概略構成
図である。
【図2】従来の一槽式の脱リン装置の一例を示す概略構
成図である。
【符号の説明】
1 1次処理槽 2、2a 被処理水供給管 3 2次処理槽供給管 4 散気管 5 MAP抜き出し管 6 マグネシウム源供給管 7 アルカリ供給管 8 処理水流出管 9 汚泥スラリー返送管 10 2次処理槽 11 内筒 12 処理水返送管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 昭 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 本間 康弘 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内 Fターム(参考) 4D038 AA08 AB43 AB81 BB13 BB18 4D059 AA19 BE31 BF14 CA24 CA28 CB01 DA08 EA05 EB05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理水中のリンをリン酸マグネシウム
    アンモニウムとして晶析生成させることによって除去す
    る方法において、被処理水を導入する手段を備えた上向
    流式の1次処理槽の槽上部より流出した液に、2次処理
    槽においてマグネシウム、アルカリ成分、場合によって
    は被処理水を添加し、反応、固液分離した後、2次処理
    槽底部の固液分離域に蓄積した汚泥スラリーを前記1次
    処理槽の下部混合晶析域に返送することを特徴とする2
    段式脱リン方法。
  2. 【請求項2】 1次処理槽において、マグネシウム濃
    度、pHが1次処理槽流出液よりも高くなった2次処理
    槽の汚泥スラリーを、被処理水と混合させることによ
    り、リン酸マグネシウムアンモニウムを生成させること
    を特徴とする請求項1記載の2段式脱リン方法。
  3. 【請求項3】 被処理水中のリンをリン酸マグネシウム
    アンモニウム固体として生成除去する脱リン装置におい
    て、下部にリン含有被処理水供給管と、攪拌用気体吹き
    込み管と、結晶化したリン酸マグネシウムアンモニウム
    固体を含む廃水の抜き出し管とを設けた1次処理槽と、
    該1次処理槽の上部から2次処理槽供給管を経て1次処
    理水と、またマグネシウム供給管及びアルカリ供給管を
    経てマグネシウム、アルカリ成分、場合によっては被処
    理水が供給されて攪拌混合し、反応する内筒と、処理水
    の流出管を備えた外筒から構成された2次処理槽、及び
    前記2次処理槽で固液分離されて底部に蓄積した汚泥ス
    ラリーを前記1次処理槽の下部混合晶析域に返送する汚
    泥スラリー返送管を具備することを特徴とする2段式脱
    リン装置。
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